JP2002334761A - Icソケット用コンタクトピン及びicソケット - Google Patents

Icソケット用コンタクトピン及びicソケット

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JP2002334761A JP2001138901A JP2001138901A JP2002334761A JP 2002334761 A JP2002334761 A JP 2002334761A JP 2001138901 A JP2001138901 A JP 2001138901A JP 2001138901 A JP2001138901 A JP 2001138901A JP 2002334761 A JP2002334761 A JP 2002334761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールタイプパッケージの電気的特性試験に
おけるボール端子との電気的接触を確実に行なう。 【解決手段】 コンタクトピン本体1の一端側の内部に
導電性材料からなる台座が固定されており、その台座に
ボール端子接触用コンタクト5が固定されている。ボー
ル端子接触用コンタクト5は、内径がそれぞれ異なる複
数のバネ体が内径の小さいものから順に内部に配置され
て構成されている。それらのバネ体は巻き方向が異なる
ものが交互に配置されている。本体1の他端側に電極接
触用コンタクト7が摺動可能に配置されている。ボール
端子接触用コンタクト5にボールタイプパッケージのボ
ール端子が接触されると、ボール端子接触用コンタクト
5の中央側に配置されたバネ体が収縮し、複数のバネ体
がボール端子の表面に接触し、ボール端子との電気的接
触を確実に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BGA(ボールグ
リットアレイ)やCSP(チップサイズパッケージ)な
ど、一平面に複数個のボール端子が配列された半導体装
置と、半導体装置の電気的特性試験を行なうための試験
装置との電気的な接続を行なうためのICソケット及び
それに用いるICソケット用コンタクトピンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】BGAやCSPなど、一平面に複数個の
ボール端子が配列された半導体装置(以下、このような
半導体装置をボールタイプパッケージという)の電気的
特性試験を行なう際、ボール端子と試験装置の電極との
電気的な接続を行なうためのICソケットが使用され
る。ICソケットにはボール端子に対応する位置にコン
タクトピンが配列されており、それらのコンタクトピン
によってボール端子と試験装置の電極が電気的に接続さ
れる。
【0003】図7は、ボールタイプパッケージの一例を
示す側面図である。ボールタイプパッケージ109の実
装面109aに半田ボール(ボール端子)111がマト
リックス状に配列されている。
【0004】図8は、従来のICソケットのコンタクト
ピンの一例を示す構成図であり、(A)は全体を示す側
面図、(B)はボール端子と接触する部分をボール端子
と接触した状態で拡大して示す断面図である。コンタク
トピン101は、コンタクトピン本体103と、本体1
03の一端に設けられたボール端子接触用コンタクト1
05と、本体103の他端に設けられた電極接触用コン
タクト107により構成される。ボール端子接触用コン
タクト105には、ボールタイプパッケージ109の半
田ボール(ボール端子)111と接触する部分にテーパ
ー状の半田ボール接触部105aが形成されている。ボ
ール端子接触用コンタクト105と電極接触用コンタク
ト107は本体103内で電気的に接続されている。
【0005】パッケージ109の電気的特性試験の際に
は、電極接触用コンタクト107と試験装置の電極が電
気的に接続され、半田ボール111がボール端子接触用
コンタクト105の半田ボール接触部105a内に収容
されて半田ボール111とボール端子接触用コンタクト
105が電気的に接続される。ここで、ボール端子接触
用コンタクト105と半田ボール111の接触面113
は円状の線接触になる((B)参照)。これにより、半
田ボール111は、ボール端子接触用コンタクト10
5、本体103及び電極接触用コンタクト107を介し
て、試験装置の電極と電気的に接続される。
【0006】図9は、従来のICソケットのコンタクト
ピンの他の例を示す構成図であり、(A)は全体を示す
側面図、(B)はボール端子と接触する部分をボール端
子と接触した状態で拡大して示す断面図である。コンタ
クトピン115は、コンタクトピン本体103と、本体
103の一端に設けられたボール端子接触用コンタクト
117と、本体103の他端に設けられた電極接触用コ
ンタクト107により構成される。ボール端子接触用コ
ンタクト117には、パッケージ109の半田ボール1
11と接触する部分に半球状の半田ボール接触部117
aが形成されている。ボール端子接触用コンタクト11
7と電極接触用コンタクト107は本体103内で電気
的に接続されている。
【0007】パッケージ109の電気的特性試験の際に
は、電極接触用コンタクト107と試験装置の電極が電
気的に接続され、半田ボール111がボール端子接触用
コンタクト117の半田ボール接触部117a内に収容
されて半田ボール111とボール端子接触用コンタクト
117が電気的に接続される((B)参照)。これによ
り、半田ボール111は、ボール端子接触用コンタクト
117、本体103及び電極接触用コンタクト107を
介して、試験装置の電極と電気的に接続される。
【0008】図10は、従来のICソケットのコンタク
トピンのさらに他の例を示す構成図であり、(A)は全
体を示す側面図、(B)はボール端子と接触する部分を
拡大して示す斜視図である。コンタクトピン121は、
パッケージ109の電気的特性試験に際して半田ボール
111と接触するバネ体(ボール端子接触用コンタク
ト)123と、バネ体123の一方端に接続されたコン
タクトピン本体125により構成される。コンタクト1
23は、バネ性を有した導体線で形成され、本体125
に接続された一方端から螺旋を描いて広がった形状であ
り、広がりの程度は半田ボール111の表面に接しなが
らボールを覆うように設計されている(特開平8−28
8036号公報参照)。
【0009】パッケージ109の電気的特性試験の際に
は、本体125のバネ体123とは反対側端と試験装置
の電極が電気的に接続され、半田ボール111がバネ体
123内に収容されて半田ボール111とバネ体123
が電気的に接続される((B)参照)。これにより、半
田ボール111は、バネ体123及び本体125を介し
て、試験装置の電極と電気的に接続される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した従来技術
では、ボール端子接触用コンタクト117と半田ボール
111が接触している接触面113はある円状の線接触
となるので、接触面積が小さく、接触抵抗が非常に高く
なるという問題があった。
【0011】図9に示した従来技術では、(B)に示す
ように半田ボール接触部117aの半径と半田ボール1
11の半径が等しいとき接触面積は大きいが、例えば図
11に示すように半田ボール111の半径が半田ボール
接触部117aの半径よりも大きい場合にはボール端子
接触用コンタクト117と半田ボール111の接触面は
ある円状の線接触になるので接触面積が小さくなる。こ
のように、半田ボール111自体の変形や寸法公差(半
田ボール111の大きさ)や位置度(半田ボール111
の取付け位置)のバラツキを吸収することができず、図
8の従来技術と同様に接触抵抗が非常に高くなるという
問題があった。
【0012】図10に示した従来技術では、ボールとバ
ネ体123はある円状の線接触になるので、図8及び図
9の従来技術と同様に、半田ボール自体の変形や寸法公
差のバラツキを吸収できないという問題があった。さら
に、1本の渦巻き状のバネ体123では耐久性がないと
いう問題もあった。
【0013】このように、従来技術では、半田ボール自
体の変形や、寸法公差や位置度のバラツキにより、半田
ボール全面にコンタクトピンを接触させることは非常に
困難であり、コンタクト不良の発生や接触抵抗の問題な
どの不具合を発生させるという問題があった。このよう
な不具合は、例えば大電流を流して試験する場合、ボー
ル端子接触用コンタクトと半田ボールの接触抵抗値のバ
ラツキに起因して、安定した試験が行なえないという不
具合を招く虞れがあった。
【0014】また、電気的特性試験では、多くは高速で
動作するハンドリングマシンを使用しているが、ICソ
ケットへ収納する際、パッケージに配置された全ての半
田ボールの中心をコンタクトピンの中心に合わせて接触
させることは現状設備の搬送精度では非常に困難であ
る。例えば図8の従来技術では、図12に示すように、
ボール端子接触用コンタクト105の中心位置と半田ボ
ール111の中心位置に若干のズレが生じただけで1点
接触となり((A)参照)、コンタクト不良の発生や接
触抵抗の問題などの不具合を発生させるという問題があ
った。また、(B)に示すように、(A)のような状態
で接触した半田ボール111の表面に三日月状の傷11
9が残るという問題もあった。
【0015】そこで本発明は、ボールタイプパッケージ
のボール端子との電気的接触を確実に行なうことがで
き、接触抵抗値のバラツキによる不安定要素を無くし、
安定した電気的特性試験を行なうことができるICソケ
ット用コンタクトピン及びICソケットを提供すること
を目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるICソケ
ット用コンタクトピンは、導電性を有し、内径がそれぞ
れ異なる複数のバネ体を備え、それらのバネ体が内径の
小さいものから順に内部に配置されてなるボール端子接
触用コンタクトを備えたものである。
【0017】本発明にかかるICソケットは、本発明の
ICソケット用コンタクトピンを1又は複数備えたもの
である。
【0018】複数のバネ体により構成されるボール端子
接触用コンタクトにより、ボール端子表面に複数のバネ
体が接触するので、ボール端子との接触抵抗が安定す
る。ボール端子自体の変形や、寸法公差や位置度のバラ
ツキ、ハンドリングマシンでの搬送ズレが発生しても、
電気的特性試験において、上記のボール端子接触用コン
タクトにより、ボール端子表面に複数のバネ体を接触さ
せることが可能となり、コンタクト不良の発生を防止で
きる。さらに、大電流を流して試験する場合には、接触
抵抗値のバラツキによる不安定要素を無くすことがで
き、安定した試験を行なうことができる。さらに、電気
的特性試験においてバネ体の伸縮が繰り返されるが、複
数のバネ体を使用することにより耐久性を向上させるこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のICソケット用コンタク
トピンにおいて、上記ボール端子接触用コンタクトを構
成する上記複数のバネ体は、巻き方向が異なるものが交
互に配置されていることが好ましい。その結果、ボール
端子と接触して伸縮した際に隣接するバネ体同士が絡み
合うのを防止することができる。
【0020】本発明のICソケットにおいて、上記ボー
ル端子接触用コンタクトと、筒状の絶縁性部材と、上記
絶縁性部材の一端側の内部に支持され、その一方の端面
に上記ボール端子接触用コンタクトが接触する導電性部
材と、上記絶縁性部材の他端側に摺動可能に配置された
電極接触用コンタクトと、上記絶縁性部材の内部で、上
記導電性部材の他方の端面と上記電極接触用コンタクト
との間に圧縮状態で挿入された導通用バネ体とを備えて
いることが好ましい。その結果、上記絶縁性部材の一端
側に上記導電性部材を配置することにより、上記絶縁性
部材内に汚れが入り込むのを防止することができ、ボー
ル端子接触用コンタクトと電極接触用コンタクトの電気
的接続の安定化を図ることができる。
【0021】
【実施例】図1は、ICソケット用コンタクトピンの一
実施例を示す図であり、(A)は側面図、(B)はその
ボール端子接触用コンタクト部分を拡大して示す斜視
図、(C)は上面図である。図2は、その実施例のボー
ル端子接触用コンタクトを示す分解斜視図である。図3
は、その実施例を一部斜視図で示す断面図である。図1
から図3を用いてICソケット用コンタクトピンの一実
施例を説明する。
【0022】絶縁性材料からなる筒状のコンタクトピン
本体(絶縁性部材)1の一端側の内部に本体1の一端側
の開口を封止するように、導電性材料からなる台座(導
電性部材)3が支持されている。台座3の一方の端面
(本体1の外部側の端面)にボール端子接触用コンタク
ト5が電気的に接続されて固定されている。ボール端子
接触用コンタクト5は、内径がそれぞれ異なる複数のバ
ネ体が内径の小さいものから順に内部に配置されて構成
されている。それらのバネ体は、巻き方向が異なるもの
が交互に配置されている(図2参照)。ボール端子接続
用コンタクト5を構成するバネ体は導電性材料、例えば
下地としてニッケルメッキ、表面に金メッキ又はロジウ
ムメッキを施したSWP(ピアノ線)により形成され
る。ピアノ線は一般的にバネ体の材料としてよく用いら
れる。表面のメッキ材料には接触抵抗が低い金や、金よ
りも若干接触抵抗は高くなるが半田の転写が起こりにく
いロジウムなどを用いることが好ましい。表面のメッキ
を剥がれにくくするために下地メッキを施すことが好ま
しい。
【0023】本体1の他端側の内部に、導電性部材から
なる電極接触用コンタクト7が摺動可能に配置されてい
る。半導体装置の電気的特性試験の際、電極接触用コン
タクト7の本体1外の端部は、半導体装置の電気的特性
試験を行なうための試験装置の電極と接触される。本体
1の内部には、台座3の他方の端面(本体1の内部側の
端面)と電極接触用コンタクト7を電気的に接続するた
めの導通用バネ体9が圧縮状態で挿入されている。導通
用バネ体9は電極接触用コンタクト7を導電性材料3と
は反対側(試験装置の電極側)に付勢する役割も果た
す。
【0024】図4は、ICソケットの一実施例を示す斜
視図である。ICソケット11には、ボールタイプパッ
ケージのボール端子の配置に対応してボール端子接触用
コンタクト5が位置するように、図1から図3に示した
ICソケット用コンタクトピンが配置されている。
【0025】ICソケット11を用いてボールタイプパ
ッケージの電気的特性試験を行なう際、ボールタイプパ
ッケージをそのボール端子がボール端子接触用コンタク
ト5に接触するようにICソケット11内に配置する。
ボールタイプパッケージを収容したICソケット11を
コンタクトピンの電極接触用コンタクト7が試験装置の
電極に接触するように試験装置に配置する。
【0026】半田ボール111の直径より大きい直径を
もつボール端子接触用コンタクト5を用いた場合、図5
に示すように、ボール端子接触用コンタクト5の中央側
に配置されたバネ体が収縮し、複数のバネ体が半田ボー
ル111の表面に接触する。このとき、ボール端子接触
用コンタクト5では複数のバネ体が巻き方向を交互に代
えて配置されているので、半田ボール111と接触して
伸縮した際にバネ体同士の絡みを防止することができ
る。
【0027】複数のバネ体がボール端子111の表面に
接触するので、半田ボール111自体の変形や寸法公差
のバラツキを吸収することができ、コンタクト不良の発
生や接触抵抗の問題などの不具合を防止できる。特に大
電流を流して試験を行なう場合、ボール端子接触用コン
タクト5と半田ボール111の接触抵抗値のバラツキを
低減でき、安定した試験を行なうことができる。
【0028】さらに、半田ボール111自体の位置度
(ボール端子の取付け位置)やハンドリングマシンでの
ズレに関しては、ボール端子接触用コンタクト5が複数
のバネ体で構成されているので、図6のように、半田ボ
ール111の位置に合わせてフレキシブルに首を振った
形で接触させることができ、ボール端子接触用コンタク
ト5と半田ボール111の安定した電気的接触を実現で
きる。
【0029】このように、本発明のICソケット用コン
タクトピン及びICソケットによれば、ボールタイプパ
ッケージのボール端子との電気的接触を確実に行なうこ
とができ、接触抵抗値のバラツキによる不安定要素を無
くし、ボールタイプパッケージの安定した電気的特性試
験を行なうことができる。また、ボール端子接触用コン
タクト5として複数のバネ体を使用することにより、伸
縮を繰り返す電気的特性試験では非常に耐久性に優れて
いる。
【0030】また、電気的特性試験では、大量の試験を
行なうことで、半田ボールの半田材がボール端子接触用
コンタクト側に転写し、半田材、例えばPb/Sn(鉛
とすずの合金)が付着し、さらに酸素や不純物等の付着
によりボール端子接触用コンタクトに付着した半田材の
酸化が進み絶縁物に変わるケースも少なくない。従来技
術では、そのような絶縁物により導通が取れなくなるコ
ンタクト不良が発生することが懸念されるが、本発明の
ICソケット用コンタクトピンのボール端子接触用コン
タクトでは、複数のバネ体が伸縮しながらボール端子と
接触するので、ボール端子からの半田材の転写を複数の
バネ体の表面に受けながらそれらのバネ体の伸縮動作に
よって隣り合うバネ体がこすれ合うことにより、互いに
転写された半田を除去する効果も得られる。
【0031】さらに、上記のICソケット用コンタクト
ピンの実施例では、本体1のボール端子接触用コンタク
ト5側の内部に台座3が配置されているので、本体1内
へ汚れが入り込むのを防止することができ、ボール端子
接触用コンタクト5と電極接触用コンタクト7の電気的
接続の安定化を図ることができる。
【0032】本発明は、上記の実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内
で種々の変更が可能である。例えば上記のICソケット
用コンタクトピンの実施例では、ボール端子接触用コン
タクト5は台座3及び導通用バネ体9を介して電極接触
用コンタクトと電気的に接続されているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、ボール端子接触用コンタ
クトと電極接触用コンタクトが直接電気的に接続されて
いる構成であってもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明のICソケット用コンタクトピン
では、導電性を有し、内径がそれぞれ異なる複数のバネ
体を備え、それらのバネ体が内径の小さいものから順に
内部に配置されてなるボール端子接触用コンタクトを備
えているようにしたので、ボールタイプパッケージのボ
ール端子との電気的接触を確実に行なうことができ、接
触抵抗値のバラツキによる不安定要素を無くし、特に大
電流を用いる電気的特性試験において安定した試験を行
なうことができる。さらに、ボール端子接触用コンタク
トとして複数のバネ体を使用しているので、多数のボー
ルタイプパッケージの電気的特性試験を行なう際にも耐
久性に優れている。さらに、隣接するバネ体がこすれ合
うことにより、バネ体表面に転写した半田材などを除去
する効果も得られる。
【0034】本発明のICソケットでは、本発明のIC
ソケット用コンタクトピンを備えているようにしたの
で、ボールタイプパッケージのボール端子との電気的接
触を確実に行なうことができ、接触抵抗値のバラツキに
よる不安定要素を無くし、安定した電気的特性試験を行
なうことができる。
【0035】本発明のICソケット用コンタクトピンに
おいて、上記ボール端子接触用コンタクトを構成する上
記複数のバネ体は、巻き方向が異なるものが交互に配置
されているようにすれば、ボール端子と接触して伸縮し
た際に隣接するバネ体同士が絡み合うのを防止すること
ができる。
【0036】本発明のICソケットにおいて、上記ボー
ル端子接触用コンタクトと、筒状の絶縁性部材と、上記
絶縁性部材の一端側の内部に支持され、その一方の端面
に上記ボール端子接触用コンタクトが接触する導電性部
材と、上記絶縁性部材の他端側に摺動可能に配置された
電極接触用コンタクトと、上記絶縁性部材の内部で、上
記導電性部材の他方の端面と上記電極接触用コンタクト
との間に圧縮状態で挿入された導通用バネ体とを備えて
いるようにすれば、上記絶縁性部材内に汚れが入り込む
のを防止することができ、ボール端子接触用コンタクト
と電極接触用コンタクトの電気的接続の安定化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICソケット用コンタクトピンの一実施例を示
す図であり、(A)は側面図、(B)はそのボール端子
接触用コンタクト部分を拡大して示す斜視図、(C)は
上面図である。
【図2】同実施例のボール端子接触用コンタクトを示す
分解斜視図である。
【図3】同実施例を一部斜視図で示す断面図である。
【図4】ICソケットの一実施例を示す斜視図である。
【図5】同実施例のボール端子接触用コンタクトと半田
ボールの接触状態の一例を示す断面図である。
【図6】同実施例のボール端子接触用コンタクトと半田
ボールの接触状態の一例を示す側面図である。
【図7】ボールタイプパッケージの一例を示す側面図で
ある。
【図8】従来のICソケットのコンタクトピンの一例を
示す構成図であり、(A)は全体を示す側面図、(B)
はボール端子と接触する部分をボール端子と接触した状
態で拡大して示す断面図である。
【図9】従来のICソケットのコンタクトピンの他の例
を示す構成図であり、(A)は全体を示す側面図、
(B)はボール端子と接触する部分をボール端子と接触
した状態で拡大して示す断面図である。
【図10】従来のICソケットのコンタクトピンのさら
に他の例を示す構成図であり、(A)は全体を示す側面
図、(B)はボール端子と接触する部分を拡大して示す
斜視図である。
【図11】図9の実施例のボール端子接触用コンタクト
と半田ボールの接触状態の一例を示す断面図である。
【図12】(A)は図8の実施例のボール端子接触用コ
ンタクトと半田ボールの接触状態の一例を示す斜視図で
あり、(B)は接触後の半田ボール表面を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 コンタクトピン本体 3 台座 5 ボール端子接触用コンタクト 7 電極接触用コンタクト 9 導通用バネ体 11 ICソケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G003 AA07 AG01 AG12 AH00 AH05 2G011 AA02 AA04 AB01 AB04 AB07 AB08 AC14 AE03 AF02 5E024 CB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有し、内径がそれぞれ異なる複
    数のバネ体を備え、それらのバネ体が内径の小さいもの
    から順に内部に配置されてなるボール端子接触用コンタ
    クトを備えたことを特徴とするICソケット用コンタク
    トピン。
  2. 【請求項2】 前記ボール端子接触用コンタクトを構成
    する前記複数のバネ体は、巻き方向が異なるものが交互
    に配置されている請求項1に記載のICソケット用コン
    タクトピン。
  3. 【請求項3】 前記ボール端子接触用コンタクトと、筒
    状の絶縁性部材と、前記絶縁性部材の一端側の内部に支
    持され、その一方の端面に前記ボール端子接触用コンタ
    クトが接触する導電性部材と、前記絶縁性部材の他端側
    に摺動可能に配置された電極接触用コンタクトと、前記
    絶縁性部材の内部で、前記導電性部材の他方の端面と前
    記電極接触用コンタクトとの間に圧縮状態で挿入された
    導通用バネ体とを備えている請求項1又は2に記載のI
    Cソケット用コンタクトピン。
  4. 【請求項4】 請求項1から3に記載のICソケット用
    コンタクトピンを1又は複数備えたことを特徴とするI
    Cソケット。
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