JP2002334393A - 車線選択装置 - Google Patents

車線選択装置

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JP2002334393A
JP2002334393A JP2001140837A JP2001140837A JP2002334393A JP 2002334393 A JP2002334393 A JP 2002334393A JP 2001140837 A JP2001140837 A JP 2001140837A JP 2001140837 A JP2001140837 A JP 2001140837A JP 2002334393 A JP2002334393 A JP 2002334393A
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Japan
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lane
traffic
congestion
vehicle
traveling
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English (en)
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Yasuhisa Kishi
泰久 貴志
Masaaki Taniguchi
正明 谷口
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偶発的な要因により発生する渋滞にも対処で
きるようにすること。 【解決手段】 自車両の近くの交通状態を各車線毎に検
出するCCDカメラ8と、少なくとも前記CCDカメラ
8で検出される交通状態よりも遠くの交通状態を示す情
報を取得する受信機9と、CCDカメラ8の検出結果及
び受信機9の取得情報に基づいて自車両が走行すべき車
線を選択するコントローラ10と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近距離の交通状態
と遠距離の交通状態とに応じて、自車両の走行すべき車
線を選択する車線選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自車両の走行すべき車線を選択す
る装置としては、例えば特開平7−249191号公報
に記載されている「走行情報提供装置」が知られてい
る。この従来の技術では、予め渋滞が発生しそうな場所
や時間等を渋滞情報として記録しておき、自車両の周囲
に渋滞を検出したときに、前記記録しておいた渋滞情報
を運転者に知らせ、自車両を効率的に走行させるように
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、予め記録しておいた渋滞情報どお
りに渋滞が発生したときには、適切な渋滞情報を運転者
に知らせることができるが、例えば、低速走行車両によ
って渋滞が発生したときなど、偶発的な要因により渋滞
が発生したときには、運転者に適切な渋滞情報を知らせ
ることはできなかった。
【0004】なお、上記のような課題は、走行情報提供
装置のように運転者に渋滞情報を知らせて車線変更を行
わせるものだけでなく、渋滞情報に基づく制御により自
車両の車線変更を行うものでも同様に存在するものであ
る。本発明は上記従来の技術の未解決の課題を解決する
ことを目的とするものであって、偶発的な要因により発
生する渋滞にも対処できる車線選択装置を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明である車線選択装置は、自車両
の近くの交通状態を各車線毎に検出する近距離交通状態
検出手段と、少なくとも前記近距離交通状態検出手段で
検出される交通状態よりも遠くの交通状態を示す情報を
取得する遠距離交通状態情報取得手段と、前記近距離交
通状態検出手段の検出結果及び前記遠距離交通状態情報
取得手段の取得情報に基づいて自車両が走行すべき車線
を選択する走行車線選択手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
車線選択装置で、前記走行車線選択手段は、前記遠距離
交通状態情報取得手段の取得情報に基づいて前記遠くで
交通渋滞が発生していないと判断したときには、前記近
距離交通状態検出手段で検出された自車両直前の先行車
両の速度に基づいて自車両が走行すべき車線を選択する
ことを特徴とする。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に記載の車線選択装置で、前記走行車線選択手段
は、前記近距離交通状態検出手段で検出されるか、又
は、前記遠距離交通状態情報取得手段で取得された、各
車線を走行する複数の先行車両の平均速度の状態及び当
該先行車両の台数の状態の少なくとも何れか一方に基づ
いて、自車両が走行すべき車線を選択することを特徴と
する。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項2又は請求
項3に記載の車線選択装置で、前記走行車線選択手段
は、各車線の所定の区間を走行している複数の先行車両
の平均速度が所定の速度以下であるときには、前記所定
の区間で交通渋滞が発生していると判断することを特徴
とする。請求項5に係る発明は、請求項2〜4のいずれ
かに記載の車線選択装置で、前記走行車線選択手段は、
各車線の所定の区間を走行している先行車両の台数が所
定の台数以上であるときには、前記所定の区間で交通渋
滞が発生していると判断することを特徴とする。
【0009】請求項6に係る発明は、請求項3〜5のい
ずれかに記載の車線選択装置で、前記走行車線選択手段
は、各車線の所定の区間を走行している複数の先行車両
の平均速度が所定の速度よりも大きく、且つ、当該先行
車両の台数が所定の台数よりも小さいときには、前記所
定の区間で交通渋滞が発生していないと判断することを
特徴とする。
【0010】請求項7に係る発明は、請求項3〜6のい
ずれかに記載の車線選択装置で、前記走行車線選択手段
は、前記所定の速度及び前記所定の台数を道路の状態に
応じて設定することを特徴とする。請求項8に係る発明
は、請求項3〜7のいずれかに記載の車線選択装置で、
前記走行車線選択手段は、各車線の所定の区間を走行す
る複数の先行車両の平均速度が小さくなりつつあり、且
つ、当該先行車両の台数が大きくなりつつあるときに
は、前記所定の区間で交通渋滞が発生すると判断するこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】請求項1に係る発明である車線選択装置
にあっては、自車両に搭載したセンサ等で検出できる程
度に自車両の近くの、他の車両の位置及び速度等や道路
の車線幅及び合流箇所の有無、急カーブの有無、勾配の
有無等といった交通状態を各車線毎に検出するととも
に、前記センサ等では検出できない程度に遠くの交通状
態を示す情報を、道路に沿って設けられている情報提供
装置等から取得し、それらに基づいて自車両が走行すべ
き車線を選択するようにしたため、低速走行車両等の偶
発的な要因により局所的な渋滞が発生したときには、少
しでも空いている車線を走行すべき車線として選択する
ことができる。
【0012】請求項2に係る発明である車線選択装置に
あっては、前記遠くで交通渋滞が発生していないと判断
したときには、自車両直前の先行車両の速度に基づいて
自車両が走行すべき車線を選択するようになっているた
め、渋滞はしていなくても、自車線に低速走行車両が存
在するときには、空いている他の車線を走行すべき車線
として選択することができる。
【0013】請求項3に係る発明である車線選択装置に
あっては、各車線を走行する複数の先行車両の平均速度
の大きさ、変化の傾向、単位時間当たりの変化量等の状
態、及び、当該先行車両の台数、その変化の傾向、単位
時間当たりの変化量等の状態の少なくとも何れか一方に
基づいて、自車両が走行すべき車線を選択するようにな
っているため、各車線上に渋滞が発生しているか判断し
たり、これから発生する渋滞を判断したりして、例え
ば、自車線上に渋滞が発生していると判断されるときに
は、空いている他の車線を走行すべき車線として選択す
ることができる。
【0014】請求項4に係る発明である車線選択装置に
あっては、各車線の所定の区間を走行している複数の先
行車両の平均速度が所定の速度以下であるときには、前
記所定の区間で交通渋滞が発生していると判断するた
め、先行車両の平均速度を取得するだけで交通渋滞の発
生を容易に推定することができる。請求項5に係る発明
である車線選択装置にあっては、各車線の所定の区間を
走行している先行車両の台数が所定の台数以上であると
きには、前記所定の区間で交通渋滞が発生していると判
断するため、先行車両の台数の情報を取得するだけで交
通渋滞が発生しているか容易に推定することができる。
【0015】請求項6に係る発明である車線選択装置に
あっては、各車線の所定の区間を走行している複数の先
行車両の平均速度が所定の速度よりも大きく、且つ、当
該先行車両の台数が所定の台数よりも小さいときには、
前記所定の区間で交通渋滞が発生していないと判断する
ため、先行車両の平均速度及び台数の情報を取得するだ
けで交通渋滞が発生しているか容易に推定することがで
きる。
【0016】請求項7に係る発明である車線選択装置に
あっては、前記所定の速度及び前記所定の台数を道路の
状態に応じて設定するため、道路の状態で平均速度や密
度が変化したときに、交通渋滞が発生していると誤判断
することを防ぐことができる。それゆえ、例えば、勾配
が大きい道路では前記所定の速度及び前記所定の台数を
小さくすれば、その勾配が大きいことにより、車両の平
均速度が小さくなり、台数が大きくなったとしても、誤
って交通渋滞が発生していると判断してしまうことを防
ぐことができる。また、曲率半径が小さい道路では前記
所定の速度及び前記所定の台数を小さくすれば、その曲
率半径が小さいことにより、車両の平均速度が小さくな
り、台数が大きくなったとしても、誤って交通渋滞が発
生していると判断してしまうことを防ぐことができる。
【0017】請求項8に係る発明である車線選択装置に
あっては、各車線の所定の区間を走行する複数の先行車
両の平均速度が小さくなりつつあり、且つ、当該先行車
両の台数が大きくなりつつあるときには、前記所定の区
間で交通渋滞が発生すると判断するため、先行車両の平
均速度及び台数の変化の傾向を取得するだけで交通渋滞
が発生することを容易に予測することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車線選択装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発
明に係る車線選択装置を、運転者に渋滞を知らせて車線
変更を行わせる装置に適用した例を示す概略構成図であ
る。図中、1FL、1FRは前輪、1RL、1RRは後
輪であって、後輪1RL、1RRは、エンジン2の駆動
力が自動変速機3、プロペラシャフト4、最終減速装置
5及び車軸6を介して伝達されて回転駆動される。プロ
ペラシャフト4には、当該プロペラシャフト4の回転速
度に基づいて自車速Vcarを検出する車速センサ7が取
り付けられている。
【0019】車両の前方側には、自車両前方の道路状況
(車線数等)、自車両直前の先行車両の情報(存在車
線、車種、速度等)、自車両の情報(存在車線等)を撮
影するCCDカメラ8が取り付けられている。また、車
両の上方側には、CCDカメラ8では検出できない遠距
離の交通データ(交通量、平均速度、密度等)や道路デ
ータ(車線数、車線幅、勾配、曲率、IC(interchang
e)情報、JCT(junction)情報、SA(service are
a)情報、接続車線情報等)を、道路に沿って設けられ
ている情報提供装置から受信する受信機9が取り付けら
れている。なお、IC情報及びJCT情報、SA情報
は、それぞれインターチェンジ又はジャンクション、サ
ービスエリアが前記遠距離にあるか否かを示す情報であ
り、接続車線情報は、それらのインターチェンジ又はジ
ャンクション、サービスエリアに接続する車線を示す情
報である。また、前記情報提供装置は、図2に示すよう
に、各車線を所定の間隔で分割してなる区間毎の前記交
通データ等を送信するようになっており、例えば車両の
多い都市部では300mに設置され、車両の少ない地方
では1kmに設置されているものとする。
【0020】そして、それら車速センサ7及びCCDカ
メラ8、受信機9等からの出力信号はコントローラ10
に入力されて、例えば、インストゥルメントパネル11
を制御して、自車両前方の交通状況及び推奨車線情報を
運転者に対して報知するために利用される。コントロー
ラ10は、前述のような制御を行うためにマイクロコン
ピュータ12とその周辺機器とを備えている。マイクロ
コンピュータ12は、図3に示すように、種々の制御プ
ログラムに基づいてインストゥルメントパネル11を制
御するCPU13と、そのCPU13で実行される制御
プログラム等を所定領域に格納しているROM14と、
CPU13での演算結果等を格納するためのRAM15
と、車速センサ7及びCCDカメラ8、受信機9等から
の出力信号が入力されたときや、逆にインストゥルメン
トパネル11に制御信号を送信するとき等にデータの入
出力を媒介するI/F16と、で構成されており、これ
らはデータを転送するための信号線であるバス17で相
互に且つデータ授受可能に接続されている。
【0021】ROM14には、図4に示すように、前記
複数の区間のそれぞれで渋滞が発生しているか否かを判
断するときに利用される平均速度の渋滞判別値A及び密
度の渋滞判別値Bと、図5(a)、(b)に示すよう
に、それらの渋滞判別値A、Bに乗算されて当該渋滞判
別値を道路の勾配及び曲率半径に基づいて補正する補正
係数α、βと、それらの判定等を実行する制御プログラ
ムと、が格納されている。
【0022】渋滞の発生は、図4に示すように、受信機
9で受信した対象区間での平均速度が平均速度の渋滞判
別値Aよりも小さいとき、又は、受信機9で受信した対
象区間での密度が密度の渋滞判別値Bよりも大きいとき
に、その区間で渋滞が発生していると判断するようにな
っている。また、渋滞判別値A、Bの補正値αは、図5
(a)に示すように、道路の勾配が小さいところでは一
定値「1」をとるが、道路の勾配が所定の大きさを越え
ると、勾配が大きくなるに従って補正係数αは逆に小さ
くなり、平均速度の渋滞判別値A及び密度の渋滞判別値
Bが小さくなるように補正される。そのため、急な坂
で、勾配が大きいことにより、平均速度が小さくなり、
密度が小さくなったとしても、誤って渋滞が発生してい
ると判定してしまうことがない。
【0023】さらに、渋滞判別値A、Bの補正値βは、
図5(b)に示すように、道路の曲率半径が大きいとこ
ろでは一定値「1」をとるが、道路の曲率半径が所定の
大きさを下回ると、曲率半径が小さくなるのに従って補
正係数βは逆に小さくなり、平均速度の渋滞判別値A及
び密度の渋滞判別値Bが大きくなるように補正される。
そのため、曲率半径が小さいことにより、平均速度が小
さくなり、密度が小さくなったとしても、誤って渋滞が
発生していると判定してしまうことがない。
【0024】そして、制御プログラムに従って、受信機
9で受信した遠距離での交通データや道路データ及び、
ROM14に格納されている渋滞判別値A、Bや補正係
数α、βに基づいて遠距離での交通状況を推測し、その
推測結果に基づいて渋滞していない車線を選択する非渋
滞車線選択処理をCPU13で実行するようになってい
る。
【0025】この非渋滞車線選択処理は所定の制御周期
ΔT(例えば、10msec. )毎に実行され、図6のフロ
ーチャートに示すように、まずステップS100では、
CCDカメラ8で撮影した画像から自車両が走行してい
る道路の車線の数を検出し、ステップS101に移行す
るようになっている。前記ステップS101では、前記
ステップS100で検出した車線の数に基づいて、自車
両が走行している道路は単車線からなるものであるか否
かを判定し、単車線からなる道路であるときには(Ye
s)そのままこの非渋滞車線選択処理を終了するように
なっているが、そうでないときには(No)ステップS
102に移行するようになっている。
【0026】前記ステップS102では、受信機9で、
IC情報及びJCT情報、SA情報を受信し、ステップ
S103に移行するようになっている。前記ステップS
103では、前記ステップS102で受信した情報に基
づいて、自車両前方にIC又はJCT、SAがあるか否
かを判定し、それらが1つでもあるときには(Yes)
ステップS104に移行し、そうでないときには(N
o)ステップS121に移行するようになっている。
【0027】前記ステップS104では、CCDカメラ
8で撮影した画像から白線情報を検出して自車両が走行
している自車線を検出し、ステップS105に移行する
ようになっている。前記ステップS105では、受信機
9で、IC又はJCT、SAに接続する車線である接続
車線の情報を受信し、ステップS106に移行するよう
になっている。
【0028】前記ステップS106では、前記ステップ
S104で検出した自車線が前記ステップS105で情
報を受信した接続車線であるか否かを判定し、接続車線
であるときには(Yes)ステップS107に移行し、
そうでないときにはステップS112に移行するように
なっている。前記ステップS107では、ROM14か
ら平均速度及び密度の渋滞判別値A、Bを読み込み、ス
テップS108に移行するようになっている。
【0029】前記ステップS108では、自車線に隣接
する車線の各区間における平均速度及び密度を受信機9
で受信し、ステップS109に移行するようになってい
る。前記ステップS109では、前記ステップS107
で読み込んだ渋滞判別値A、B及び、前記ステップS1
08で受信した平均速度及び密度に基づいて、図4に示
すように、各区間毎に、平均速度が渋滞判別値Aよりも
小さいときや、密度が渋滞判別値Bよりも大きいときに
は、その区間には渋滞が発生していると判断し、ステッ
プS110に移行するようになっている。
【0030】前記ステップS110では、前記ステップ
S109での判断の結果に基づいて左右の隣接車線で渋
滞が発生していると判断されているか否か判定し、渋滞
が発生していると判断されているときには(Yes)そ
のままこの非渋滞車線選択処理を終了するようになって
いるが、そうでないときには(No)ステップS111
に移行するようになっている。
【0031】前記ステップS111では、前記ステップ
S109で渋滞が発生していないと判断された隣接車線
を選択し、その選択結果をRAM15に格納してから、
この非渋滞車線選択処理を終了するようになっている。
一方、前記ステップS112では、今回の非渋滞車線選
択処理において渋滞が発生しているか否か判断していな
い車線を選択し、ステップS113に移行するようにな
っている。
【0032】前記ステップS113では、前記ステップ
S112で選択された車線で、今回の非渋滞車線選択処
理において渋滞が発生しているか否か判断していない区
間を選択し、ステップS114に移行するようになって
いる。前記ステップS114では、ROM14から渋滞
判別値A、Bを読み込み、ステップS115に移行する
ようになっている。
【0033】前記ステップS115では、前記ステップ
S112及びS113で選択した対象車線の対象区間に
おける平均速度及び密度を受信機9で受信し、ステップ
S116に移行するようになっている。前記ステップS
116では、前記ステップS114で読み込んだ渋滞判
別値A、B及び、前記ステップS115で受信した平均
速度及び密度に基づいて、図4に示すように、対象車線
の対象区間において、平均速度が渋滞判別値Aよりも小
さいときや、密度が渋滞判別値Bよりも大きいときに
は、その区間には渋滞が発生していると判断し、ステッ
プS117に移行するようになっている。
【0034】前記ステップS117では、対象車線の対
象区間での平均速度及び密度の変化の傾向や変化量に基
づいて渋滞が発生するか否か判断する後述する渋滞発生
予測処理を実行してから、ステップS118に移行する
ようになっている。前記ステップS118では、対象車
線の対象区間において前記ステップS116で渋滞が発
生していると判断した旨や、前記ステップS117で渋
滞が発生すると判断した旨等をRAM15に格納してか
ら、ステップS119に移行するようになっている。
【0035】前記ステップS119では、前記ステップ
S112で選択された車線のうちに、今回の非渋滞車線
選択処理において渋滞発生の判断をしていない区間があ
るか否かを判定し、判断していない区間があるときには
(Yes)再び前記ステップS113に移行するように
なっているが、そうでないときには(No)ステップS
120に移行するようになっている。
【0036】前記ステップS120では、今回の非渋滞
車線選択処理において渋滞発生の判断をしていない車線
があるか否かを判定し、判断していない車線があるとき
には(Yes)再びステップS112に移行するように
なっているが、そうでないときには(No)ステップS
137に移行するようになっている。一方、前記ステッ
プS121では、今回の非渋滞車線選択処理において渋
滞発生の判断をしていない車線を選択し、ステップS1
22に移行するようになっている。
【0037】前記ステップS122では、前記ステップ
S121で選択した車線のうちに、今回の非渋滞車線選
択処理において渋滞発生の判断をしていない区間を選択
し、ステップS123に移行するようになっている。前
記ステップS123では、受信機9で、前記ステップS
121及びS122で選択した対象車線の対象区間にお
ける勾配及び曲率半径を受信し、ステップS124に移
行するようになっている。
【0038】前記ステップS124では、前記ステップ
S123で受信した勾配及び曲率半径の情報に基づい
て、その対象区間に坂又はカーブがあるか否かを判定
し、坂又はカーブがあるときには(Yes)ステップS
125に移行し、そうでないときには(No)ステップ
S130に移行するようになっている。前記ステップS
125では、図5(a)、(b)に示すように、前記ス
テップS123で受信した勾配や曲率半径に対応する渋
滞判別値の補正値α、βをROM14から読み込み、ス
テップS126に移行するようになっている。
【0039】前記ステップS126では、ROM14か
ら渋滞判別値A、Bを読み込み、ステップS127に移
行するようになっている。前記ステップS127では、
前記ステップS125で読み込んだ渋滞判別値の補正値
α、βを、それぞれ前記ステップS126で読み込んだ
渋滞判別値A、Bに乗算し(A×α×β→A、B×α×
β→B)、ステップS128に移行するようになってく
る。
【0040】前記ステップS128では、対象車線の対
象区間における平均速度及び密度を受信機9で受信し、
ステップS129に移行するようになっている。前記ス
テップS129では、前記ステップS127で補正した
渋滞判別値A、B及び、前記ステップS128で受信し
た平均速度及び密度に基づいて、図4に示すように、対
象車線の対象区間において、平均速度が補正後の渋滞判
別値Aよりも小さいときや、密度が補正後の渋滞判別値
Bよりも大きいときには、その区間には渋滞が発生して
いると判断し、ステップS133に移行するようになっ
ている。
【0041】一方、前記ステップS130では、ROM
14から渋滞判別値A、Bを読み込み、ステップS13
1に移行するようになっている。前記ステップS131
では、対象車線の対象区間における平均速度及び密度を
受信機9で受信し、ステップS132に移行するように
なっている。前記ステップS132では、前記ステップ
S130で読み込んだ渋滞判別値A、B及び、前記ステ
ップS131で受信した平均速度及び密度に基づいて、
図4に示すように、対象車線の対象区間において、平均
速度が渋滞判別値Aよりも小さいときや、密度が渋滞判
別値Bよりも大きいときには、その区間には渋滞が発生
していると判断し、前記ステップS133に移行するよ
うになっている。
【0042】前記ステップS133では、対象車線の対
象区間において平均速度及び密度の変化の傾向や変化量
に基づいて渋滞が発生するか否か断する後述する渋滞発
生予測処理を実行してから、ステップS135に移行す
るようになっている。前記ステップS134では、対象
車線の対象区間において前記ステップS129又は13
2で渋滞が発生していると判断した旨や、前記ステップ
S133で渋滞が発生すると判断した旨等をRAM15
に格納してから、ステップS135に移行するようにな
っている。
【0043】前記ステップS135では、前記ステップ
S122で選択された車線のうちに、今回の非渋滞車線
選択処理において渋滞発生の判断をしていない区間があ
るか否かを判定し、判断していない区間があるときには
(Yes)再び前記ステップS123に移行するように
なっているが、そうでないときには(No)ステップS
136に移行するようになっている。
【0044】前記ステップS136では、今回の非渋滞
車線選択処理において渋滞発生の判断をしていない車線
があるか否かを判定し、判断していない車線があるとき
には(Yes)再びステップS122に移行するように
なっているが、そうでないときには(No)前記ステッ
プS137に移行するようになっている。前記ステップ
S137では、前記ステップS118又はS136でR
AM15に格納された情報に基づいて渋滞が発生しない
車線を選択し、その選択結果をRAM15に格納してか
ら、この非渋滞車線選択処理を終了するようになってい
る。
【0045】次に、上記非渋滞車線選択処理のステップ
S117及びS133で実行される渋滞発生予測処理
を、図7のフローチャートを参照しながら詳細に説明す
る。まず、ステップS200では、対象車線の対象区間
には渋滞が発生していると判断されているか否かを判定
し、渋滞が発生していると判断されているときには(Y
es)そのままこの渋滞予測処理を終了するようになっ
ているが、そうでないときには(No)ステップS20
1に移行するようになっている。
【0046】前記ステップS201では、表1に示すよ
うに、この渋滞発生予測処理が過去に実行されたときに
演算された、同じ対象車線の同じ対象区間における、N
回前(例えば、5回前)から1回前までの各回毎の、平
均速度及び密度の変化の傾向及び変化量をRAM15か
ら読み出し、ステップS202に移行するようになって
いる。なお、平均速度及び密度の変化量は、図8に示す
ように、縦軸で平均速度を表すとともに横軸で密度を表
す2次元グラフに、平均速度1km/h及び密度10台/km
を単位長さとして、各回の平均速度及び密度を示す印を
プロットしたときの、前記プロットした印間の間隔で表
す。
【0047】
【表1】
【0048】前記ステップS202では、前記ステップ
S201で読み出した各回毎の平均速度及び密度の変化
の傾向に基づいて、平均速度が低下するとともに密度が
増加する傾向がN回前から1回前まで続いているかどう
かを判定し、その傾向が続いているときには(Yes)
ステップS203に移行し、そうでないときには(N
o)そのままこの渋滞発生予測処理を終了するようにな
っている。
【0049】前記ステップS203では、受信機9で最
新の平均速度及び密度の情報を受信するとともに、前回
実行されたときに受信した平均速度及び密度の情報をR
AM15から読み出し、それらの情報に基づいて、表2
に示すように、最新の平均速度及び密度の変化の傾向及
び変化量を演算し、ステップS204に移行するように
なっている。
【0050】
【表2】
【0051】前記ステップS204では、前記ステップ
S203で演算した最新の平均速度及び密度の変化の傾
向が、平均速度が低下するとともに密度が増加する傾向
であるかどうかを判定し、その傾向であるときには(Y
es)ステップS205に移行し、そうでないときには
(No)そのままこの渋滞発生予測処理を終了するよう
になっている。
【0052】前記ステップS205では、前記ステップ
S201で読み込んだ平均速度及び密度の変化量と前記
ステップS203で演算した最新の平均速度及び密度の
変化量とに基づいて、それらの平均速度及び密度の変化
量の平均値を演算し、ステップS206に移行するよう
になっている。前記ステップS206では、前記ステッ
プS205で演算した変化量の平均値のP倍(例えば、
2倍)が、前記ステップS203で演算した最新の平均
速度及び密度の変化量よりも大きいかどうか判別し、大
きいときには(Yes)そのままこの渋滞発生予測処理
を終了するようになっているが、そうでないときには
(No)ステップS207に移行するようになってい
る。
【0053】前記ステップS207では、対象車線の対
象区間で渋滞が発生すると判断した旨等をRAM15に
格納してから、この渋滞予測処理を終了するようになっ
ている。また、CPU13は制御プログラムに従って、
遠距離において渋滞が発生していないと非渋滞車線選択
処理で判断された車線のうちから、CCDカメラ8で撮
影した各車線における自車両前方の道路状況や自車両直
前の先行車両情報、自車両情報及び、車速センサ7で検
出した自車速度Vcarに基づいて近距離での交通状況を
推測し、その推測結果に基づいて空いている車線を選択
する空車線選択処理を実行するようになっている。
【0054】空車線選択処理は、遠距離において渋滞が
発生していないと判断される車線を走行しているときに
実行される処理であって、図9のフローチャートに示す
ように、まずステップS300では、CCDカメラ8で
撮影した画像に基づいて自車両が走行している自車線か
ら先行車両を検出し、ステップS301に移行するよう
になっている。
【0055】前記ステップS301では、前記ステップ
S300の検出結果に基づいて自車線を走行している先
行車両があるかどうかを判定し、先行車両があるときに
は(Yes)ステップS302に移行し、そうでないと
きには(No)そのままこの空車線選択処理を終了する
ようになっている。前記ステップS302では、CCD
カメラ8で撮影した画像に基づいて、自車線を走行して
いる先行車両の相対速度を検出し、ステップS303に
移行するようになっている。
【0056】前記ステップS303では、前記ステップ
S302で検出した相対速度に基づいて、自車線を走行
している先行車両が自車両よりも所定速度(例えば、2
0km/h)以上遅いかどうか判定し、遅いときには(Ye
s)ステップS304に移行し、そうでないときには
(No)そのままこの空車線選択処理を終了するように
なっている。
【0057】前記ステップS304では、CCDカメラ
8で撮影した画像に基づいて、自車線とは別の車線であ
る他車線から先行車両を検出し、ステップS305に移
行するようになっている。前記ステップS305では、
前記ステップS304の検出結果に基づいて他車線を走
行している先行車両があるかどうかを判定し、先行車両
があるときには(Yes)ステップS306に移行し、
そうでないときには(No)ステップS310に移行す
るようになっている。
【0058】前記ステップS306では、CCDカメラ
8で撮影した画像に基づいて他車線を走行している先行
車両の相対速度を検出し、ステップS307に移行する
ようになっている。前記ステップS307では、前記ス
テップS306で検出した相対速度に基づいて、他車線
の先行車両が自車線の先行車両よりも速いかどうか判定
し、速いときには(Yes)ステップS308に移行
し、そうでないときには(No)車線変更の必要がない
ため、そのままこの空車線選択処理を終了するようにな
っている。
【0059】前記ステップS308では、前記ステップ
S306で検出した相対速度に基づいて、他車線の先行
車両が自車線の先行車両よりもよりも所定速度(例え
ば、10km/h)以上速いかどうか判定し、速いときには
(Yes)ステップS309に移行し、そうでないとき
には(No)そのままこの空車線選択処理を終了するよ
うになっている。
【0060】前記ステップS309では、非渋滞車線選
択処理で選択された車線のうちから、前記ステップS3
06で検出した相対速度が最も小さい他車両が走行して
いる他車線を選択し、その選択結果をRAM15に格納
してから、この空車線選択処理を終了するようになって
いる。一方、前記ステップS310では、非渋滞車線選
択処理で選択された車線のうちから、前記ステップS3
04で検出した先行車両が走行していない他車線を選択
して、その選択結果をRAM15に格納してから、この
空車線選択処理を終了する。
【0061】そして、上記非渋滞車線選択処理や空き車
線選択処理によってRAM15に格納された車線の選択
結果に従って、CPU13では、運転者に対して報知す
るように動作する制御信号を作成し、I/F16を介し
てインストゥルメントパネル11に送信するようになっ
ている。次に、本実施の形態の車線選択装置を搭載した
車両で高速道路を走行する場合を例として、本実施の形
態の具体的な動作を詳細に説明する。
【0062】運転者が、コントローラ10に電源を投入
してから所定の制御周期ΔTが経過したとする。する
と、非渋滞車線選択処理が実行され、図6のフローチャ
ートに示すように、まずステップS100で、CCDカ
メラ8で撮影した画像から自車両が走行している道路の
車線の数が検出され、高速道路は複数の車線からなって
いるので、ステップS101の判定が「Yes」とな
り、ステップS102で、IC情報及びJCT情報、S
A情報が受信機9で受信される。
【0063】自車両前方にICがあるとすると、ステッ
プS103の判定が「Yes」となり、ステップS10
4で、CCDカメラ8で撮影した画像から白線情報が検
出されて自車両が走行している自車線が検出され、ステ
ップS105で、IC又はJCT、SAに接続する車線
を示す接続車線の情報が受信機9で受信される。自車両
が走行している自車線が接続車線であるとすると、ステ
ップS106の判定が「Yes」となり、ステップS1
07で、ROM14から平均速度及び密度の渋滞判別値
A、Bが読み込まれ、ステップS108で、自車線に隣
接する車線の各区間における平均速度及び密度が受信機
9で受信され、ステップS109で、前記ステップS1
07で読み込んだ渋滞判別値A、B及び、前記ステップ
S108で受信した平均速度及び密度に基づいて、図4
に示すように、前記各区間毎に、平均速度が渋滞判別値
Aよりも小さいか、密度が渋滞判別値Bよりも大きいか
判定されて、その区間に渋滞が発生しているか否か判断
される。
【0064】このように、各車線の所定の区間を走行し
ている複数の先行車両の平均速度が所定の速度以下であ
るときや、各車線の所定の区間を走行している先行車両
の密度が所定値以上であるときには、前記所定の区間で
交通渋滞が発生していると判断するようになっており、
逆に、各車線の所定の区間を走行している複数の先行車
両の平均速度が所定の速度よりも大きく、且つ、当該先
行車両の密度が所定値よりも小さいときには、前記所定
の区間で交通渋滞が発生していないと判断するようにな
っているため、先行車両の平均速度や密度の情報を取得
するだけで交通渋滞の発生を容易に判断することができ
る。
【0065】ここで、自車線の右隣の車線が空いてお
り、その接続車線の平均速度が渋滞判別値A以上で且つ
密度が渋滞判別値B以下であったとする。すると、ステ
ップS111で、右隣の隣接車線が選択されて、その選
択結果がRAM15に格納された後、この非渋滞車線選
択処理が終了される。そして、RAM15に格納された
選択結果に基づく制御信号がI/F16を介してインス
トゥルメントパネル11に送信され、受信した前記制御
信号に従って当該インストゥルメントパネル11が動作
し、前記選択結果が運転者に対して報知される。
【0066】インストゥルメントパネル11の表示を見
た運転者が、その報知に従って、自車両を右隣の車線に
車線変更させた後、再び所定の制御周期ΔTが経過した
とする。すると、自車両が走行している自車線が接続車
線ではなくなったので、前記ステップS100〜S10
5を経た後の、前記ステップS106の判定が「No」
となり、ステップS112で、今回の非渋滞車線選択処
理において渋滞発生の判断をしていない車線が選択さ
れ、ステップS113で、前記ステップS112で選択
された車線のうちから、今回の非渋滞車線選択処理にお
いて渋滞が発生しているか判断されていない区間が選択
され、ステップS114で、ROM14から渋滞判別値
A、Bが読み込まれ、ステップS115で、自車線に隣
接する車線の各区間における平均速度及び密度が受信機
9で受信され、ステップS116で、前記ステップS1
14で読み込んだ渋滞判別値A、B及び、前記ステップ
S115で受信した平均速度及び密度に基づいて、図4
に示すように、前記各区間毎に、平均速度が渋滞判別値
Aよりも小さいか、密度が渋滞判別値Bよりも大きいか
判定されて、その区間に渋滞が発生しているか判断さ
れ、ステップS117で、対象車線の対象区間で渋滞が
発生するか判断する渋滞発生予測処理が実行される。
【0067】渋滞発生予測処理が実行されると、図7の
フローチャートに示すように、まず、ステップS200
で、対象車線の対象区間に渋滞が発生していると判断さ
れているか判定されるが、今回の対象車線の対象区間で
は渋滞が発生していないと判断されているとすると、前
記ステップS200の判定が「No」となり、ステップ
S201で、この渋滞発生予測処理が過去に実行された
ときに演算された、同じ対象車線の同じ対象区間におけ
る、5回前から1回前までの各回毎の、平均速度及び密
度の変化の傾向及び変化量がRAM15から読み出され
るが、今回の対象車線の対象区間においては、平均速度
が低下するとともに密度が増加する傾向が現れていない
ので、ステップS202の判定が「No」となり、その
ままこの渋滞発生予測処理が終了される。
【0068】渋滞発生予測処理が終了すると、非渋滞車
線選択処理に戻ってステップS118で、今回の対象車
線の対象区間において渋滞が発生していないと判断した
旨がRAM15に格納される。前記ステップS112で
選択された車線では、今回の非渋滞車線選択処理におい
て渋滞が発生しているか否かを1つの区間でしか判断し
ていないため、ステップS119の判定が「Yes」と
なり、再び前記ステップS113に移行して、同じ車線
の他の区間で、上記フローが繰り返し実行される。
【0069】上記フローが繰り返し実行されて、同じ車
線の全ての区間において渋滞が発生しているか判断され
ると、ステップS119の判定が「No」となり、ま
た、今回の非渋滞車線選択処理において渋滞が発生して
いるか否かを1つの車線でしか判断していないため、ス
テップS120の判定が「Yes」となり、再び前記ス
テップS112に移行して、他の車線で、上記フローが
繰り返し実行される。
【0070】上記フローが繰り返し実行されて、ステッ
プS136の判定が「Yes」となり、ステップS13
7で、RAM15に格納されている情報に基づいて渋滞
が発生しない車線が選択され、その選択結果がRAM1
5に格納された後、この非渋滞車線選択処理が終了され
る。そして、RAM15に格納された選択結果に基づく
制御信号がI/F16を介してインストゥルメントパネ
ル11に送信され、受信した制御信号に従って当該イン
ストゥルメントパネル11が動作して、前記選択結果が
運転者に対して報知される。
【0071】このように、各車線を走行する複数の先行
車両の平均速度の大きさ及び変化の傾向等の状態や、当
該先行車両の密度の大きさ及び変化の傾向等の状態に基
づいて、自車両が走行すべき車線を選択するようになっ
ているため、各車線上に渋滞が発生しているか判断した
り、これから渋滞が発生するか判断したりして、自車線
上に渋滞が発生している又は発生すると判断したときに
は、渋滞が発生していない他の車線を選択して、運転者
に報知することができる。
【0072】インストゥルメントパネル11の表示を見
た運転者が、自車両を渋滞が発生していない車線に車線
変更させたが、その変更した先の車線で先行車両が自車
両よりも20km/h以上遅い速度で走行していたとする。
すると、空車線選択処理が実行されて、図9のフローチ
ャートに示すように、まずステップS300で、CCD
カメラ8で撮影した画像に基づいて自車線を走行してい
る先行車両が検出され、自車線を走行している先行車両
があるとすると、ステップS301の判定が「Yes」
となり、ステップS302で、CCDカメラ8で撮影し
た画像に基づいて自車線を走行している先行車両の相対
速度が検出され、ステップS303の判定が「Yes」
となり、ステップS304で、CCDカメラ8で撮影し
た画像に基づいて、自車線とは別の車線である他車線を
走行している先行車両が検出される。
【0073】他車線には先行車両がいないとすると、ス
テップS305の判定が「No」となり、ステップS3
10で、非渋滞車線選択処理で選択された車線のうちか
ら、前記ステップS304で検出した先行車両が走行し
ていない他車線が選択され、その選択結果がRAM15
に格納された後、この空車線選択処理が終了される。そ
して、RAM15に格納された選択結果に基づく制御信
号がI/F16を介してインストゥルメントパネル11
に送信され、受信した制御信号に従って当該インストゥ
ルメントパネル11が動作し、前記選択結果が運転者に
対して報知される。
【0074】このように、CCDカメラ8で検出した自
車両の近くの、他の車両の位置及び速度等といった交通
状態を各車線毎に検出するとともに、CCDカメラ8で
は検出できない程度に遠くの交通状態を示す情報を、道
路に沿って設けられている情報提供装置から受信機9で
受信し、それらに基づいて自車両が走行すべき車線を選
択するようになっているため、低速走行車両等の偶発的
な要因により局所的な渋滞が発生したときにも、少しで
も空いている車線を走行すべき車線として選択して、運
転者に報知することができる。
【0075】特に、遠距離では交通渋滞が発生していな
いと判断したときには、自車両直前の先行車両の速度に
基づいて自車両が走行すべき車線を選択するようになっ
ているため、渋滞はしていなくても、自車線に低速走行
車両が存在するときには、空いている他の車線を走行す
べき車線として選択して、運転者に報知することができ
る。
【0076】インストゥルメントパネル11の表示を見
た運転者が、自車両を空いている車線に車線変更させ、
自車両がICを通り過ぎた後、再び制御周期ΔTが経過
したとする。すると、再び非渋滞車線選択処理が実行さ
れて、ステップS100〜S102を経た後、ステップ
S103の判定が「No」となり、ステップS121
で、今回の非渋滞車線選択処理において渋滞が発生して
いるか否か判断されていない車線が選択され、ステップ
S122で、前記ステップS121で選択された車線の
うちから、今回の非渋滞車線選択処理において渋滞が発
生しているか否か判断されていない区間が選択され、ス
テップS123で、前記ステップS121及びS122
で選択された対象車線の対象区間の勾配及び曲率半径が
受信機9で受信される。
【0077】対象車線の対象区間に上り坂があるとする
と、ステップS124の判定が「Yes」となり、ステ
ップS125で、図5(a)、(b)に示すように、前
記ステップS123で受信した勾配や曲率半径に対応す
る渋滞判別値の補正値α、βがROM14から読み込ま
れ、ステップS126で、ROM14から渋滞判別値
A、Bが読み込まれ、ステップS127で、前記ステッ
プS125で読み込んだ渋滞判別値の補正値α、βが、
それぞれ前記ステップS126で読み込んだ渋滞判別値
A、Bに乗算され(A×α×β→A、B×α×β→
B)、ステップS128で、対象車線の対象区間におけ
る平均速度及び密度が受信機9で受信され、ステップS
129で、前記ステップS127で補正した渋滞判別値
A、B及び、前記ステップS128で受信した平均速度
及び密度に基づいて、図4に示すように、前記各区間毎
に、平均速度が渋滞判別値Aよりも小さいか、密度が渋
滞判別値Bよりも大きいか判定されて、その区間に渋滞
が発生しているか否か判断され、ステップS133で渋
滞発生予測処理が実行される。
【0078】このように、渋滞判別値A、Bを道路の勾
配及び曲率半径に応じて設定するため、道路の勾配が大
きいことにより、車両の平均速度が小さくなり、密度が
小さくなったとしても、誤って交通渋滞が発生している
と判断してしまうことを防ぐことができる。また、渋滞
発生予測処理が実行されると、図7のフローチャートに
示すように、まず、ステップS200で、対象車線の対
象区間に渋滞が発生していると判断されているか判定さ
れるが、今回の対象車線の対象区間では渋滞が発生して
いないと判断されているため、前記ステップS200の
判定が「No」となり、ステップS201で、この渋滞
発生予測処理が過去に実行されたときに演算された、同
じ対象車線の同じ対象区間における、5回前から1回前
までの各回毎の、平均速度及び密度の変化の傾向及び変
化量がRAM15から読み出される。
【0079】今回の対象車線の対象区間においては、平
均速度が低下するとともに密度が増加する傾向が続いて
いるとすると、ステップS202の判定が「Yes」と
なり、ステップS203で、受信機9で最新の平均速度
及び密度の情報が受信されるとともに、前回実行された
ときに受信した平均速度及び密度の情報がRAM15か
ら読み出され、それらの情報に基づいて、最新の平均速
度及び密度の変化の傾向及び変化量が演算される。
【0080】今回の対象車線の対象区間においては、平
均速度が低下するとともに密度が増加する傾向が現在も
続いているとすると、ステップS204の判定が「Ye
s」となり、ステップS205で、前記ステップS20
1で読み込んだ平均速度及び密度の変化量と前記ステッ
プS203で演算した最新の平均速度及び密度の変化量
とに基づいて、それらの平均速度及び密度の変化量の平
均値が演算される。
【0081】ここで、前記ステップS205で演算した
変化量の平均値の2倍が、前記ステップS203で演算
した最新の平均速度及び密度の変化量よりも小さかった
とする。すると、ステップS206の判定が「No」と
なり、ステップS207で、対象車線の対象区間で渋滞
が発生すると判断した旨等がRAM15に格納された
後、この渋滞予測処理が終了される。
【0082】そして、渋滞発生予測処理が終了すると、
ステップS134で、今回の対象車線の対象区間におい
て前記ステップS133で渋滞が発生すると判断した旨
等がRAM15に格納される。前記ステップS121で
選択された車線で、今回の非渋滞車線選択処理において
渋滞が発生しているか否かを1つの区間でしか判断して
いないため、ステップS135の判定が「Yes」とな
り、再び前記ステップS112に移行して、同じ車線の
他の区間において、上記フローが繰り返し実行される。
【0083】上記フローが繰り返し実行されて、同じ車
線の全ての区間で渋滞が発生しているか判断されると、
ステップS135の判定が「No」となり、また、今回
の非渋滞車線選択処理において渋滞が発生しているか否
かを1つの車線でしか判断していないため、ステップS
136の判定が「Yes」となり、再び前記ステップS
121に移行して、他の車線において、上記フローが繰
り返し実行される。
【0084】上記フローが繰り返し実行されて、前記ス
テップS137では、RAM15に格納されている情報
に基づいて渋滞が発生しない車線が選択され、その選択
結果がRAM15に格納された後、この非渋滞車線選択
処理が終了される。そして、RAM15に格納された選
択結果に基づく制御信号がI/F16を介してインスト
ゥルメントパネル11に送信され、当該インストゥルメ
ントパネル11が受信した制御信号に従って動作し、前
記選択結果が運転者に対して報知される。
【0085】なお、本実施の形態にあっては、CCDカ
メラ8が近距離交通状態検出手段に対応し、受信機9が
遠距離交通状態情報取得手段に対応し、コントローラ1
0が走行車線選択手段に対応する。また、上記実施の形
態は本発明の車線選択装置の一例を示したものであり、
装置の適用対象や構成等を限定するものではない。
【0086】例えば、上記実施の形態においては、本発
明の車線選択装置を運転者に渋滞情報を知らせて車線変
更を行わせる装置に適用した例を示したが、これに限定
されるものではなく、例えば、渋滞情報に基づく制御に
より自車両の車線変更を行う装置に用いてもよい。さら
に、上記実施の形態においては、コントローラ10でソ
フトウェアによる演算処理を行う場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、関数発生器、比較
器、演算器等を組み合わせて構成した電子回路でなるハ
ードウェアを適用して構成するようにしてもよい。
【0087】また、上記実施の形態においては、回転駆
動源としてエンジン2を適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、電動モータを適用
することもでき、さらには、エンジンと電動モータとを
使用するハイブリッド仕様車にも本発明を適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車線選択装置の実施の形態を示す概略
構成図である。
【図2】図1のCCDカメラ及び受信機の検出範囲を説
明するための説明図である。
【図3】図1のコントローラの内部構造を示すブロック
図である。
【図4】図1のコントローラで実行される渋滞の判断方
法を説明するための説明図である。
【図5】図6の非渋滞車線選択処理で用いられる制御マ
ップである。
【図6】図1のコントローラで実行される非渋滞車線選
択処理のフローチャートである。
【図7】図6の非渋滞車線選択処理で実行される渋滞発
生予測処理のフローチャートである。
【図8】図7の渋滞発生予測処理で用いられる平均速度
及び密度の変化量を説明するための説明図である。
【図9】図1のコントローラで実行される空車線選択処
理のフローチャートである。
【符号の簡単な説明】
1FL〜1RRは車輪 2はエンジン 3は自動変速機 4はプロペラシャフト 5は最終減速装置 6は車軸 7は車速センサ 8はCCDカメラ 9は受信機 10はコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 626 B60R 21/00 626E 628 628B 628E 628F F02D 29/02 301 F02D 29/02 301C Fターム(参考) 3D044 AA01 AA11 AA21 AA25 AB01 AC55 AC56 AC59 AE03 AE21 3G093 AA01 BA04 BA07 BA27 CB12 DB18 FA04 5H180 AA01 BB04 CC04 CC24 DD03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両の近くの交通状態を各車線毎に検
    出する近距離交通状態検出手段と、少なくとも前記近距
    離交通状態検出手段で検出される交通状態よりも遠くの
    交通状態を示す情報を取得する遠距離交通状態情報取得
    手段と、前記近距離交通状態検出手段の検出結果及び前
    記遠距離交通状態情報取得手段の取得情報に基づいて自
    車両が走行すべき車線を選択する走行車線選択手段と、
    を備えたことを特徴とする車線選択装置。
  2. 【請求項2】 前記走行車線選択手段は、前記遠距離交
    通状態情報取得手段の取得情報に基づいて前記遠くで交
    通渋滞が発生していないと判断したときには、前記近距
    離交通状態検出手段で検出された自車両直前の先行車両
    の速度に基づいて自車両が走行すべき車線を選択するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車線選択装置。
  3. 【請求項3】 前記走行車線選択手段は、前記近距離交
    通状態検出手段で検出されるか、又は、前記遠距離交通
    状態情報取得手段で取得された、各車線を走行する複数
    の先行車両の平均速度の状態及び当該先行車両の台数の
    状態の少なくとも何れか一方に基づいて、自車両が走行
    すべき車線を選択することを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の車線選択装置。
  4. 【請求項4】 前記走行車線選択手段は、各車線の所定
    の区間を走行している複数の先行車両の平均速度が所定
    の速度以下であるときには、前記所定の区間で交通渋滞
    が発生していると判断することを特徴とする請求項2又
    は請求項3に記載の車線選択装置。
  5. 【請求項5】 前記走行車線選択手段は、各車線の所定
    の区間を走行している先行車両の台数が所定の台数以上
    であるときには、前記所定の区間で交通渋滞が発生して
    いると判断することを特徴とする請求項2乃至請求項4
    のいずれかに記載の車線選択装置。
  6. 【請求項6】 前記走行車線選択手段は、各車線の所定
    の区間を走行している複数の先行車両の平均速度が所定
    の速度よりも大きく、且つ、当該先行車両の台数が所定
    の台数よりも小さいときには、前記所定の区間で交通渋
    滞が発生していないと判断することを特徴とする請求項
    3乃至請求項5のいずれかに記載の車線選択装置。
  7. 【請求項7】 前記走行車線選択手段は、前記所定の速
    度及び前記所定の台数を道路の状態に応じて設定するこ
    とを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の車線選択
    装置。
  8. 【請求項8】 前記走行車線選択手段は、各車線の所定
    の区間を走行する複数の先行車両の平均速度が小さくな
    りつつあり、且つ、当該先行車両の台数が大きくなりつ
    つあるときには、前記所定の区間で交通渋滞が発生する
    と判断することを特徴とする請求項3乃至請求項7のい
    ずれかに記載の車線選択装置。
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