JP2002333494A - 原子炉制御棒の誤動作防止装置 - Google Patents

原子炉制御棒の誤動作防止装置

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JP2002333494A
JP2002333494A JP2001137819A JP2001137819A JP2002333494A JP 2002333494 A JP2002333494 A JP 2002333494A JP 2001137819 A JP2001137819 A JP 2001137819A JP 2001137819 A JP2001137819 A JP 2001137819A JP 2002333494 A JP2002333494 A JP 2002333494A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力最終端である電源供給装置の故障が生じ
た際にシステム的に電源を遮断して制御棒の移動を停止
させる原子炉制御棒の誤動作防止装置を提供する。 【解決手段】 原子炉内の制御棒を上下に駆動する制御
棒駆動装置と、制御棒駆動電源供給装置と、制御棒駆動
電源供給装置に電源を供給する電源装置と、制御棒位置
検出装置と、制御棒位置制御装置を備えた制御棒の駆動
制御装置において、制御棒駆動電源供給装置と電源装置
間に電源遮断器を設置し、制御棒駆動信号の出力状態と
制御棒の移動・停止状態又は位置の整合性を監視してこ
れらが非整合のとき電源遮断信号を電源遮断器に出力し
て制御棒駆動電源供給装置への電力供給を遮断する制御
棒駆動電源監視装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所にお
ける電動駆動式制御棒の操作時に機能する原子炉制御棒
の誤動作防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力発電は、原子炉内のウラ
ンに代表される原子燃料に中性子を当てて核分裂を起こ
させ、その時生じる核分裂エネルギーを電力に変換する
ことにより行われている。
【0003】原子炉の出力の調整は、図7に示すよう
に、原子炉圧力容器1内に装荷された燃料棒を多数配置
してなる燃料集合体の間に、中性子吸収材により構成さ
れる十字型の制御棒2を配置し、この制御棒2を炉心に
挿入したり引抜いたりして、原子燃料に当てる中性子の
量を調整することによって行っている。
【0004】制御棒2の駆動は、ネジ穴の空いたボール
ナット3上に、中空ピストン4と一体化した制御棒2を
載せ、制御棒駆動モータ5によってネジ山の刻まれたボ
ールネジ6を回転させて、ボールナット3を上下方向に
駆動することによって行われる。
【0005】制御棒駆動モータ5の電源供給源としてコ
ンタクタやサイリスタスイッチ等からなる制御棒駆動電
源供給装置7が設置されており、この制御棒駆動電源供
給装置7内の接点をON−OFFすることによりモータ
が正・逆に駆動され、あるいは停止される。
【0006】制御棒2の位置は、制御棒位置検出器8に
より検知される。制御棒位置検出器8は、ボールネジ6
の回転数を検出しそれを制御棒の位置に換算して、制御
棒位置信号9として制御棒の位置の位置制御を行う制御
棒位置制御装置10に出力する。
【0007】制御棒2が駆動状態から停止状態に移った
ときに制御棒2を固定するため、保持用ブレーキ11が
設置されている。保持用ブレーキ11は、制御棒駆動モ
ータ5の停止時にかけられ、駆動する際には解除され
る。
【0008】制御棒位置制御装置10は、約200本あ
る制御棒の統括制御を行う制御棒統括制御装置12から
目標位置を含む制御棒駆動信号13が入力されると、ブ
レーキ解除信号14を出力して保持用ブレーキ11をは
ずし、制御棒駆動電源供給装置7に制御棒駆動信号16
を出力して制御棒駆動モータ5を駆動させる。
【0009】さらに、制御棒位置制御装置10は、制御
棒位置検出器8からの制御棒位置信号9を監視してお
り、制御棒2が目標位置に達したところで制御棒駆動信
号16およびブレーキ解除信号14の出力を止めて制御
棒駆動モータ5を停止させて保持用ブレーキ11をかけ
る。
【0010】非常時には、スクラム(緊急停止)弁17
が開き、水圧制御ユニット(HCU)18のアキュムレ
ータ内に蓄えられた高圧水がスクラム配管19を通って
中空ピストン4内に流入され、それによって、制御棒2
が原子炉圧力容器1側へ急速に挿入される。
【0011】原子炉出力は、このような原子炉制御棒の
位置制御によって調整されているが、何らかの原因によ
り制御棒が誤動作した場合には、原子炉への予期せぬ反
応度が投入されて原子炉の運転に支障をきたす恐れがあ
る。
【0012】制御棒の誤動作を防止するため、制御棒の
制御装置には冗長化構成が図られており、誤信号出力に
おいても制御棒の誤動作が起きないようにされている。
【0013】このように、従来の制御棒の制御装置につ
いては冗長化構成が図られているが、出力最終端である
制御棒駆動電源供給装置においては冗長化構成が採られ
ず、非常時には機器本体に保持用ブレーキによる電気
的、機械的な負荷エネルギーをかけて制御棒を停止させ
る対策がとられているだけであり、システム面でも制御
棒電源供給装置の故障に対応する必要性がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のとおり、従来の
制御棒の制御装置は冗長化構成が採られて誤信号出力に
おいても制御棒が誤動作することのないように構成され
ているが、出力最終端である制御棒駆動電源供給装置に
ついては、非常時に保持用ブレーキで制御棒の移動を止
める対策がとられているだけであり、システム面でも対
応することが望まれている。
【0015】したがって本発明の目的は、出力最終端で
ある制御棒駆動電源供給装置の故障が生じた際に、シス
テム的に電源を遮断して制御棒の移動を停止させる原子
炉制御棒の誤動作防止装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係わる原子炉制御棒の誤動作防止装置
は、原子炉制御棒を上下に駆動する制御棒駆動装置と、
前記制御棒駆動装置に駆動電源を供給する制御棒駆動電
源供給装置と、前記制御棒駆動電源供給装置に電源を供
給する電源装置と、前記制御棒の位置を検出して制御棒
位置信号を出力する制御棒位置検出装置と、前記制御棒
位置信号を予め設定された設定位置と比較して、前記設
定位置に前記制御棒を位置させるべく制御棒駆動信号を
前記制御棒駆動電源供給装置に出力する制御棒位置制御
装置と、前記制御棒駆動電源供給装置と前記電源装置間
に介挿され、前記制御棒駆動信号を前記制御棒駆動電源
供給装置とは独立的に受けて前記制御棒駆動信号がOF
F状態で電源を遮断する電源遮断器とを具備することを
特徴とする。
【0017】この原子炉制御棒の誤動作防止装置では、
前記電源遮断器は、制御棒駆動電源供給装置と電源装置
間に介挿されており、制御棒位置制御装置が出力する制
御棒駆動信号がONのときは遮断回路を閉じて制御棒駆
動電源供給装置への電源供給を行い、制御棒駆動信号が
OFFのときは遮断回路を開いて制御棒駆動電源供給装
置への電源供給を遮断する。
【0018】これにより、制御棒駆動電源供給装置がO
N状態のままとなる故障が発生しても、制御棒を停止さ
せることができ、原子炉への予期せぬ反応度投入操作を
防止することができる。
【0019】請求項2に係わる原子炉制御棒の誤動作防
止装置は、原子炉制御棒を上下に駆動する制御棒駆動装
置と、前記制御棒駆動装置に駆動電源を供給する制御棒
駆動電源供給装置と、前記制御棒駆動電源供給装置に電
源を供給する電源装置と、前記制御棒の位置を検出して
制御棒位置信号を出力する制御棒位置検出装置と、前記
制御棒位置信号を予め設定された設定位置と比較して、
前記設定位置に前記制御棒を位置させるべく制御棒駆動
信号を前記制御棒駆動電源供給装置に出力する制御棒位
置制御装置と、前記制御棒駆動信号の出力状態と制御棒
の移動・停止状態又は位置の整合性を監視し非整合の場
合に電源遮断信号を出力する制御棒駆動電源監視装置
と、前記制御棒駆動電源供給装置と前記電源装置間に介
挿され、前記電源遮断信号を受けて電源を遮断する電源
遮断器とを具備することを特徴とする。
【0020】この原子炉制御棒の誤動作防止装置では、
制御棒位置制御回路からの制御棒駆動指令が出力されて
いない時に、制御棒位置検出装置からの制御棒位置信号
に変化があるような異常状態を検知した場合は、電源供
給装置の誤動作がその一要因であると考えられるため、
電源遮断器をOFF状態にする。
【0021】これにより、制御棒駆動電源供給装置がO
N状態のままとなる故障が発生しても、制御棒を停止さ
せることができ、原子炉への予期せぬ反応度投入操作を
防止することができる。
【0022】請求項3の原子炉制御棒の誤動作防止装置
は、請求項2の原子炉制御棒の誤動作防止装置におい
て、前記制御棒駆動電源監視装置が、前記制御棒駆動装
置の動作予定時間と前記制御棒駆動装置の駆動動作の実
時間とを比較して前記実時間が前記予定時間を越えたと
き電源遮断信号を出力するタイマ電源監視装置を具備す
ることを特徴とする。
【0023】これにより、制御棒駆動電源供給装置がO
N状態のままとなる故障が発生しても、制御棒を停止さ
せることができ、原子炉への予期せぬ反応度投入操作を
防止することができる。
【0024】請求項4の原子炉制御棒の誤動作防止装置
は、請求項2の原子炉制御棒の誤動作防止装置におい
て、前記制御棒駆動電源供給装置はコンタクタを具備
し、前記制御棒駆動電源監視装置は、前記コンタクタの
予備接点のON−OFF状態と前記制御棒駆動信号の有
無とを比較して前記コンタクタの予備接点がON状態で
前記制御棒駆動信号が無いとき前記電源遮断器に電源遮
断信号を出力するコンタクタ電源監視装置を具備するこ
とを特徴とする。
【0025】このように、コンタクタの状態を監視し上
述の条件下で電源遮断器を遮断することによって、制御
棒駆動電源供給装置がON状態のままとなる故障を発生
しても、制御棒を止めることができ、原子炉への予期せ
ぬ反応度投入操作を防止することができる。
【0026】請求項5の原子炉制御棒の誤動作防止装置
は、請求項2の原子炉制御棒の誤動作防止装置におい
て、前記電源供給装置はサイリスタスイッチを具備し、
前記制御棒駆動電源監視装置は、前記サイリスタスイッ
チの電源出力部の電圧又は電流による前記電源供給装置
のON−OFF状態と前記制御棒駆動信号の有無とを比
較して前記サイリスタスイッチがON状態で前記制御棒
駆動信号が無いとき前記電源遮断器に電源遮断信号を出
力するサイリスタスイッチ電源監視装置を具備すること
を特徴とする。
【0027】制御棒駆動電源供給装置がインバータのよ
うな電源制御回路の場合には、電源出力部の電圧又は電
流を入力することによって電源装置のON−OFF状態
を確認し、電源装置出力状態と制御棒位置制御回路から
の制御棒駆動指令の有無とが一致していないことを検出
した場合には、制御棒駆動電源供給装置がON状態のま
まとなる故障とみなして、電源遮断器を遮断し、制御棒
を停止する。
【0028】このように、サイリスタスイッチの状態を
監視し、上述の条件下で電源遮断器を遮断することによ
って、制御棒駆動電源供給装置がON状態のままとなる
故障が発生しても、制御棒を停止させることができ、原
子炉への予期せぬ反応度投入操作を防止することができ
る。
【0029】請求項6の原子炉制御棒の誤動作防止装置
は、請求項4又は5の原子炉制御棒の誤動作防止装置に
おいて、前記制御棒駆動電源供給装置のON−OFF状
態と前記制御棒駆動信号の有無とを比較して前記制御棒
駆動電源供給装置がON状態で前記制御棒駆動信号が無
いとき前記制御棒駆動電源供給装置および前記電源遮断
器への前記制御棒駆動信号の出力を阻止する制御棒駆動
信号阻止手段とを具備することを特徴とする。
【0030】これにより、制御棒駆動電源供給装置が故
障しても、誤って制御棒駆動用モータを駆動することを
防止できる。
【0031】請求項7の原子炉制御棒の誤動作防止装置
は、請求項6の原子炉制御棒の誤動作防止装置におい
て、前記制御棒駆動信号阻止手段による前記制御棒駆動
信号の出力の阻止がある場合に故障警報を出力する警報
出力手段を具備することを特徴とする。
【0032】これにより、制御棒駆動電源供給装置がO
N状態のままとなる故障が発生した場合に直ちに運転員
に状況を通知することができるから、制御棒誤動作を回
避し原子炉への予期せぬ反応度投入操作を防止すること
ができる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0034】なお、以下の実施の形態においては、発明
の要部とは関係のない図7における原子炉圧力容器1、
制御棒2の記載を省略し、共通部分には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。
【0035】(第1の実施の形態)図1は、本発明の原
子炉制御棒の誤動作防止装置の第1の実施の形態の構成
図である。
【0036】同図において、制御棒駆動装置を構成する
ボールナット3、中空ピストン4、制御棒駆動モータ
5、ボールネジ6、制御棒駆動電源供給装置7、制御棒
位置検出器8、保持用ブレーキ11、制御棒統括制御装
置12及び制御棒位置制御装置10の構成及び動作、並
びに、非常時のスクラム(緊急停止)弁17、水圧制御
ユニット(HCU)18等の構成及び動作は、図7で説
明した従来の原子炉における原子炉における制御棒の駆
動制御装置と同様である(以下の各実施の形態において
も同様である。)。
【0037】この実施例では、コンタクタやサイリスタ
スイッチ等からなる制御棒駆動電源供給装置7と電源装
置20との間に、電源遮断器21が介挿されている。
【0038】電源遮断器21としては、制御棒駆動電源
供給装置7と同様に、コンタクタやサイリスタスイッチ
等が用いられる。
【0039】制御棒駆動電源供給層値7及び電源遮断器
21にはそれぞれ制御棒駆動信号16が別個に送られ
る。つまり、電源遮断器21は、制御棒位置制御装置1
0から出力された制御棒駆動信号16を受けて、制御棒
駆動電源供給装置7とは別個に受けて、次のように、制
御棒駆動電源供給装置7のON−OFFと同時に作動す
る。
【0040】すなわち、電源遮断器21は、制御棒位置
制御装置10が出力する制御棒駆動信号16がON状態
(挿入又は引抜)のときは、遮断回路を閉じて制御棒駆
動電源供給装置7へ電源を供給し、制御棒駆動信号16
がOFF状態(停止)のときは、遮断回路を開いて制御
棒駆動電源供給装置7への電源供給を遮断する。
【0041】これにより、制御棒位置制御装置10から
の制御棒駆動信号16が出力されているときに、制御棒
駆動電源供給装置7がON状態のままとなる故障が発生
しても電源遮断器21により制御棒を停止することで、
原子炉への予期せぬ反応度投入操作を防止することがで
きる。
【0042】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態の構成図である。
【0043】この実施の形態では、制御棒位置信号9と
制御棒駆動信号16の整合を監視する制御棒駆動電源監
視装置22が設置されている。
【0044】この制御棒駆動電源監視装置22は、制御
棒位置検出器8から出力される制御棒位置信号9と制御
棒駆動信号16とを比較して制御棒2の誤動作を検出す
ると、電源遮断器21に制御棒停止信号26を出力す
る。この制御棒停止信号26により、電源遮断器21は
遮断され制御棒2が停止する。
【0045】図3は、制御棒駆動電源監視装置22の構
成図である。制御棒駆動電源監視装置22には、制御棒
位置検出器8からの制御棒位置信号9と制御棒位置制御
装置10からの制御棒駆動信号16とが入力される。
【0046】制御棒位置信号9は、制御棒駆動電源監視
装置22内の制御棒駆動距離算出回路27に入力され、
制御棒駆動距離算出回路27は、この制御棒位置信号9
と、所定の時間(t秒) 前に入力された過去の制御棒位
置信号9との差分を取ることにより、所定の時間(t
秒)内に進んだ制御棒駆動距離を算出して、その結果で
ある制御棒駆動距離信号28を制御棒位置異常判定回路
29に出力する。
【0047】制御棒位置異常判定回路29は、制御棒駆
動距離信号28中の制御棒駆動距離が予めモータ特性等
によって設定された閾値Xよりも大きい場合には、制御
棒が動作状態にあることを示す制御棒動作状態信号30
を出力する。
【0048】制御棒動作状態信号30が出力されている
ときに、制御棒位置制御装置10からの制御棒駆動信号
16が出力されていないときは、制御棒駆動電源供給装
置7が誤動作して何らかの故障で制御棒駆動装置のモー
タに電源を供給している可能性がある。よって本実施の
形態では、制御棒駆動電源監視装置22は、制御棒動作
状態信号30が出力されており、かつ、制御棒駆動信号
16が出力されていないときに、制御棒停止信号26を
電源遮断器21に出力して電源遮断器21を遮断する。
【0049】これにより、制御棒駆動電源供給装置7に
故障が発生しても電源遮断器21により制御棒2を停止
することで、原子炉への予期せぬ反応度投入操作を防止
することができる。
【0050】(第3の実施の形態)図4は、本発明の第
3の実施の形態の構成図である。
【0051】本実施の形態では、第2の実施の形態と同
様に、制御棒駆動電源監視装置22が設置され、この制
御棒駆動電源監視装置22は誤動作を検出したとき制御
棒停止信号26を電源遮断器21に出力する。
【0052】すなわち、本実施の形態では、制御棒駆動
電源供給装置7から制御棒駆動電源監視装置22に制御
棒駆動電源供給装置7が駆動電源を供給している状態か
(ON状態)、供給を停止している状態か(OFF状
態)を示す駆動電源供給装置状態信号31が出力され、
駆動電源供給装置状態信号31がON状態であって制御
棒位置制御装置10からの制御棒駆動信号16がOFF
状態にあるときは、制御棒駆動電源供給装置7に誤動作
故障が生じているものと判断して、制御棒駆動電源監視
装置22は、電源遮断器21に制御棒駆動停止信号26
を出力して電源遮断器21を遮断する。
【0053】以下、本実施の形態において制御棒駆動電
源供給装置7にコンタクタを用いた場合の具体例につい
て説明する。
【0054】図5(a)は、この例における制御棒駆動
電源監視装置22のシーケンス図であり、図5(b)は
その内部の故障検出回路32のシーケンス図、図5
(c)は制御棒駆動電源供給装置7および電源遮断器2
1の接点の構成図である。
【0055】この例のように、制御棒駆動電源供給装置
7にコンタクタを用いた場合には、コンタクタのON−
OFF状態の監視によって制御棒駆動用モータに電源が
供給されているかどうかを確認することができる。この
場合、コンタクタの予備接点を駆動電源供給装置状態信
号31の発生源とすることができる。
【0056】図5(a)および(c)では、制御棒駆動
電源供給装置7の制御棒引抜用接点をX1 、制御棒挿入
用接点をX2 、また電源遮断器21の接点をZ1 として
表している。X1 又はX2 のON状態の信号が制御棒駆
動電源供給装置状態信号31として制御棒駆動電源監視
装置22に入力されている。
【0057】図5(a)および(b)は、故障が検出さ
れた場合を示したもので、制御棒駆動電源監視装置22
およびその内部要素である故障検出回路32の左側に
は、入力信号群が示され、右側には出力信号群が示され
ている。
【0058】図5(a)に示すように、制御棒駆動電源
監視装置22内には故障検出回路32が設けられてお
り、この故障検出回路32は、図5(b)に示すよう
に、制御棒位置制御装置10からの制御棒駆動信号16
(同図中の制御棒引抜信号、制御棒挿入信号、制御棒引
抜または挿入信号)が入力されていない状態で、制御棒
駆動電源供給装置状態信号31(同図中の接点ON状
態)が入力されたとき、制御棒駆動電源供給装置7が誤
動作しているものと判断して故障検出信号33を出力す
る。
【0059】なお、制御棒駆動電源供給装置7にコンタ
クタを用いる場合には、図5(b)に示すように、コン
タクタの接点が離れるまでの遅れ時間を見込んで故障検
出回路内にタイマを設定し、接点が離れるまでの遅れ時
間(t1)中に故障検出があっても故障検出信号33を
出力しないように構成して誤検出を防止することが望ま
しい。
【0060】図5(a)に示すように、制御棒駆動電源
監視装置22内で故障検出回路32が再び故障検出信号
33を出力すると、故障検出信号33はセット回路Sを
駆動してセット信号を出し続ける。
【0061】セット信号は、警報出力手段34に入力さ
れて警報を発生するとともに、電源遮断器21の接点Z
1 、制御棒駆動電源供給装置7の制御棒引抜用接点X1
、および制御棒駆動電源供給装置7の挿入用接点X2
に向かう夫々の駆動信号の経路の途中に設定されたワイ
プアウト回路(WO)に入り、前記した夫々の駆動信号
の進行を阻止し続ける。事故原因が判明した後セット信
号はリセット回路Rによりリセット(解除)される。
【0062】ここで、電源遮断器21の接点Z1 におい
ては、その機能上、駆動信号がONの時、その接点がO
FFになる。すなわち、故障検出信号33が出力される
と、電源遮断器21は遮断され、制御棒駆動用電源供給
装置7への電源供給を遮断する。
【0063】なお、ここでの警報出力手段34により出
力される警報は,サイレンなどの警報音には限定され
ず、音声、文字表示、制御盤でのランプ点灯など、さま
ざまな態様、あるいはこれらの適切な組合わせが考えら
れることはいうまでもない。次に、本実施の形態で、制
御棒駆動電源供給装置7にサイリスタスイッチを用いた
具体例について説明する。
【0064】図6(a)は、この例における制御棒駆動
電源監視装置22のシーケンス図であり、図6(b)
は、制御棒駆動電源供給装置7および電源遮断器21の
接点構成図である。
【0065】図6(b)に示すように、この例では、制
御棒駆動用モータの電源入力部の電圧または電流を計測
する電源検出部35が設けられている。この具体例で
は、電源検出部35で計測された電圧または電流が予め
設定された設定値以上であるか否かを検出することによ
って、制御棒駆動用モータに電源が供給されているかど
うかを確認することができるため、電圧または電流のO
N−OFF状態を制御棒駆動電源供給装置状態信号31
として用いることができる。
【0066】この具体例では、図6(a)に示すよう
に、制御棒駆動電源監視装置22内の故障検出回路32
は、制御棒位置制御装置10からの制御棒駆動信号16
がOFF状態であって、制御棒駆動電源供給装置状態信
号31がON状態のときは、制御棒駆動電源供給装置7
が誤動作しているものとして故障検出信号33が出力さ
れる。
【0067】故障検出信号33はセット回路Sにおいて
駆動信号を発生し続け、これがワイプアウト回路(W
O)に入り、電源遮断器の接点Z1 に向かう挿入または
引出の各駆動信号を阻止する。その結果、制御棒駆動電
源監視装置22は、電源遮断器21に制御棒停止信号
(Z1 遮断信号)を出力して、電源遮断器21を遮断す
ることができる。
【0068】なお、この場合、コンタクタを適用した例
において説明した警報出力手段34を追設して、制御棒
駆動電源供給装置の誤動作を警報により通知するとして
もよい。
【0069】以上説明した各実施の形態の構成はいずれ
も本願発明の1つの好適な態様を示すものであり、各実
施の形態の構成を適宜組合わせる、あるいは、1つまた
は複数の実施の形態をもとに制御棒の誤動作防止のため
の制御系統の多重化した配置を行うことを考慮してもよ
い。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原子力発電所における原子炉制御棒の電動駆動式制御棒
の操作において、例えば万一制御棒駆動装置に電源を供
給する制御棒駆動電源供給装置が故障してON状態を続
けるような誤動作が生じたような場合に、制御棒駆動電
源供給装置に連結する電源遮断器が遮断されるので制御
棒の動作を停止させることができる。したがって、原子
炉に予期せぬ反応度を投入するような事態を防止して原
子炉の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施の形態の構成図。
【図2】本発明に係わる第2の実施の形態の構成図。
【図3】本発明の第2の実施の形態における原子炉制御
棒の誤動作防止装置の構成図。
【図4】本発明に係わる第3の実施の形態の構成図。
【図5】本発明の第3の実施の形態における原子炉制御
棒の誤動作防止装置のシーケンス図。
【図6】本発明の第3の実施の形態における原子炉制御
棒誤動作防止装置の別のシーケンス図。
【図7】従来の原子炉制御棒位置制御装置の構成図。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器、2…制御棒、3…ボールナット、
4…中空ピストン、5…制御棒駆動モータ、6…ボール
ネジ、7…制御棒駆動電源供給装置、8…制御棒位置検
出器、9…制御棒位置信号、10…制御棒位置制御装
置、11…保持用ブレーキ、12…全制御棒統括制御装
置、13…目標位置を含む駆動信号、14…ブレーキ解
除信号、16…制御棒駆動信号、17…スクラム弁、1
8…水圧制御ユニット(HCU)、19…スクラム配
管、20…電源装置、21…電源遮断器、22…制御棒
駆動電源監視装置、26…制御棒停止信号、27…制御
棒駆動距離算出回路、28…制御棒駆動距離信号、29
…制御棒位置異常判定回路、30…制御棒動作状態信
号、31…制御棒駆動電源供給装置状態信号、32…故
障検出回路、33…故障検出信号、34…警報出力手
段、35…電源検出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉内の制御棒を上下に駆動する制御
    棒駆動装置と、 前記制御棒駆動装置に駆動電源を供給する制御棒駆動電
    源供給装置と、 前記制御棒駆動電源供給装置に電源を供給する電源装置
    と、 前記制御棒の位置を検出して制御棒位置信号を出力する
    制御棒位置検出装置と、 前記制御棒位置信号を予め設定された設定位置と比較し
    て、前記設定位置に前記制御棒を位置させるべく制御棒
    駆動信号を前記制御棒駆動電源供給装置に出力する制御
    棒位置制御装置と、 前記制御棒駆動電源供給装置と前記電源装置間に介挿さ
    れ、前記制御棒駆動信号を前記制御棒駆動電源供給装置
    とは独立的に受けて前記制御駆動信号がOFF状態で電
    源を遮断する電源遮断器とを具備することを特徴とする
    原子炉制御棒の誤動作防止装置。
  2. 【請求項2】 原子炉制御棒を上下に駆動する制御棒駆
    動装置と、 前記制御棒駆動装置に駆動電源を供給する制御棒駆動電
    源供給装置と、 前記制御棒駆動電源供給装置に電源を供給する電源装置
    と、 前記制御棒の位置を検出して制御棒位置信号を出力する
    制御棒位置検出装置と、 前記制御棒位置信号を予め設定された設定位置と比較し
    て、前記設定位置に前記制御棒を位置させるべく制御棒
    駆動信号を前記制御棒駆動電源供給装置に出力する制御
    棒位置制御装置と、 前記制御棒駆動信号の出力状態と制御棒の移動・停止状
    態又は位置の整合性を監視し非整合の場合に電源遮断信
    号を出力する制御棒駆動電源監視装置と、 前記制御棒駆動電源供給装置と前記電源装置間に介挿さ
    れ、前記電源遮断信号を受けて電源を遮断する電源遮断
    器とを具備することを特徴とする原子炉制御棒の誤動作
    防止装置。
  3. 【請求項3】 前記制御棒駆動電源監視装置が、前記制
    御棒駆動装置の動作予定時間と前記制御棒駆動装置の駆
    動動作の実時間とを比較して前記実時間が前記予定時間
    を越えたとき電源遮断信号を出力するタイマ電源監視装
    置を具備することを特徴とする請求項2記載の原子炉制
    御棒の誤動作防止装置。
  4. 【請求項4】 前記制御棒駆動電源供給装置はコンタク
    タを具備し、前記制御棒駆動電源監視装置は、前記コン
    タクタの予備接点のON−OFF状態と前記制御棒駆動
    信号の有無とを比較して前記コンタクタの予備接点がO
    N状態で前記制御棒駆動信号が無いとき前記電源遮断器
    に電源遮断信号を出力するコンタクタ電源監視装置を具
    備することを特徴とする請求項2記載の原子炉制御棒の
    誤動作防止装置。
  5. 【請求項5】 前記電源供給装置はサイリスタスイッチ
    を具備し、前記制棒駆動電源監視装置は、前記サイリス
    タスイッチの電源出力部の電圧又は電流による前記電源
    供給装置のON−OFF状態と前記制御棒駆動信号の有
    無とを比較して前記サイリスタスイッチがON状態で前
    記制御棒駆動信号が無いとき前記電源遮断器に電源遮断
    信号を出力するサイリスタスイッチ電源監視装置を具備
    することを特徴とする請求項2記載の原子炉制御棒の誤
    動作防止装置。
  6. 【請求項6】 前記制御棒駆動電源監視装置が、前記制
    御棒駆動電源供給装置のON−OFF状態と前記制御棒
    駆動信号の有無とを比較して前記制御棒駆動電源供給装
    置がON状態で前記制御棒駆動信号が無いとき前記制御
    棒駆動電源供給装置および前記電源遮断器への前記制御
    棒駆動信号の出力を阻止する制御棒駆動信号阻止手段と
    を具備することを特徴とする請求項4又は5記載の原子
    炉制御棒の誤動作防止装置。
  7. 【請求項7】 前記制御棒駆動信号阻止手段による前記
    制御棒駆動信号の出力の阻止がある場合に故障警報を出
    力する警報出力手段を具備することを特徴とする請求項
    6記載の原子炉制御棒の誤動作防止装置。
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