JPH0634782A - 制御棒駆動水圧装置 - Google Patents

制御棒駆動水圧装置

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JPH0634782A
JPH0634782A JP4195182A JP19518292A JPH0634782A JP H0634782 A JPH0634782 A JP H0634782A JP 4195182 A JP4195182 A JP 4195182A JP 19518292 A JP19518292 A JP 19518292A JP H0634782 A JPH0634782 A JP H0634782A
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JP
Japan
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pressure
water pressure
cooling water
control rod
line
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Pending
Application number
JP4195182A
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English (en)
Inventor
Toru Takegawa
徹 武川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0634782A publication Critical patent/JPH0634782A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【目的】制御棒駆動機構の誤引抜を防止して信頼性を高
める。 【構成】水圧供給装置6の下流側に冷却水ライン13を接
続し、この冷却水ライン13を水圧制御ユニット10に接続
する。冷却水ライン13に冷却水圧力検出器11と圧力設定
器24を設ける。圧力設定器24と水圧供給装置6の流量調
整弁4とを結ぶ閉止信号ライン22と復帰信号ライン23と
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰水型原子力発電所の
制御棒駆動水圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型原子炉における制御棒駆動水圧
装置は原子炉の出力制御を行う制御棒の駆動圧力を維持
するためのものである。
【0003】図3により従来の制御棒駆動水圧装置を説
明する。この制御棒駆動水圧装置は高圧水を復水タンク
1から供給する水圧供給装置6と、この水圧供給装置6
を冷却水ライン13を介して高圧水を制御棒駆動機構20に
供給する複数台の水圧制御ユニット(HCU)10とから
構成されている。
【0004】水圧供給装置6は復水タンク1からの復水
を所定圧力に加圧して送水する。制御棒駆動水ポンプ
(以下、CRDポンプという)2、流量検出器3、この
流量検出器3の流量信号19により流量を一定に制御する
流量調整弁4および圧力調整弁5から構成される。
【0005】原子炉の通常運転時には、水圧供給装置6
から送水される復水を挿入ライン17を介し制御棒駆動機
構(以下、CRDという)20の冷却水として供給する。
また、制御棒操作時には駆動水として駆動水圧力調整弁
5の上流から分岐した駆動水ライン(図示せず)から供
給された加圧水をCRD20に選択的に供給し、CRD20
の先端に設けた制御棒(図示せず)の挿入または引抜き
を行う。
【0006】水圧制御ユニット10は方向制御弁7a〜7
d、挿入ライン止弁8、引抜ライン止弁9および冷却水
ライン止弁26からなり、排水ライン14および排水チェッ
ク弁16が接続している。また、冷却水ライン13には水圧
制御ユニット10および定期検査時に原子炉は冷却水を戻
すリターン弁21が接続されている。
【0007】さらに、水圧供給装置6の下流側冷却水ラ
イン13には冷却水圧力検出器11と、この冷却水圧力検出
器11の出力信号で作動し高圧力時に警報を発する圧力検
出スイッチ12が設けられている。
【0008】なお、前記CRD20および水圧制御ユニッ
ト10はそれぞれ一組で設置され、原子炉の出力により異
なるが、 1100MWeクラスの沸騰水型原子炉1基には 185
組が設置されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】原子力発電所の定期点
検時には、CRD20の分解点検や原子炉格納容器の漏洩
率試験のために各水圧制御ユニット10の隔離作業が行わ
れる。
【0010】水圧制御ユニット10の隔離について、通常
はCRDポンプ2を停止するか、またはリターン弁21を
開弁し、リターン運転としてから行うが、他の工程との
兼合いでCRDポンプ2を停止せず、さらにリターン運
転もしないで実施する場合もある。
【0011】この状態で水圧制御ユニット10の隔離台数
が多くなると水圧制御ユニット10に流れる冷却水量が減
少するため、徐々に冷却水圧力が上昇していく。
【0012】このとき、排水ライン14も同じ圧力となる
ため、水圧制御ユニット10内の方向制御弁7aを逆流し
て引抜ライン15に高圧が加わり、CRD20に引抜圧が加
わるため、誤引抜動作する可能性がある。
【0013】冷却水圧力が規定圧力以上になると圧力検
出スイッチ12により中央制御室に警報を発することにな
っているものの、強制的に防止する手段ではないため、
万一運転員の操作遅れがあった場合は上記のような予定
されていない誤引抜が起こり、原子炉燃料の健全性を損
なう課題がある。
【0014】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、例えば定期検査時の隔離作業で冷却水ライン
が高圧となった場合に可能性のある制御棒駆動機構の誤
引抜を確実に防止できるようにした高信頼性の制御棒駆
動水圧装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は制御棒駆動水ポ
ンプ、流量検出器、流量調整弁および圧力調整弁が順次
接続された水圧供給装置と、この水圧供給装置の下流側
に冷却水ラインを介して接続された水圧制御ユニットと
を備えた制御棒駆動水圧装置において、前記冷却水ライ
ンに冷却水圧力検出器および圧力設定器を設け、この圧
力設定器と前記流量調整弁とを結ぶ閉止信号ラインおよ
び復帰信号ラインを設けてなることを特徴とする。
【0016】
【作用】水圧供給装置のCRDポンプを停止しないで、
その負荷である制御棒駆動機構を制御する水圧制御ユニ
ットを多数同時に隔離すると、その供給する冷却水の圧
力が徐々に高くなる。
【0017】この冷却水の圧力は冷却水圧力検出器で検
出され、まず初めに制御棒駆動機構が自然に挿入するこ
とのないよう、設定された圧力になると圧力設定器が動
作し中央制御室へ冷却水圧力高の信号を発する。
【0018】この時、適切な措置がなくさらに冷却水圧
力が上昇し誤引抜の起こる可能性のある圧力以下で設定
された圧力に達すると、一段上に設定された圧力設定器
の信号により流量調整弁を閉止させる。
【0019】この際、流量調整弁上流の流量検出器の信
号から過圧防止スイッチの信号を優先させるシステムと
する。このため、冷却水圧力は設定圧力以上には高くな
らないので制御棒駆動機構の誤引抜は生じない。
【0020】また、冷却水の圧力が正常値に低下する
と、圧力設定器の解除信号により流量調整弁は開となっ
て流量計の信号により所定の流量に調整することにより
通常状態に復帰する。
【0021】さらに上記のバックアップとして流量調整
弁が全閉となっても冷却水圧力が低下しない場合にはC
RDポンプをトリップさせて冷却水圧力の上昇を防止す
る。
【0022】
【実施例】図1を参照しながら本発明に係る制御棒駆動
水圧装置の第1の実施例を説明する。本実施例は図1に
示すように復水タンク1に接続する水圧供給装置6と、
この水圧供給装置6の下流側に接続された冷却水ライン
13と、この冷却水ライン13に接続された水圧制御ユニッ
ト10と、冷却水ライン13に接続された冷却水圧力検出器
11および圧力設定器24と、水圧供給装置6の流量調整弁
4と圧力設定器24とを結ぶ閉止信号ライン22と復帰信号
ライン23とからなっている。
【0023】すなわち、水圧供給装置6は復水タンク1
の復水を所定の圧力に加圧して送付するCRDポンプ
2、ミニマムフローライン18、流量検出器3、この流量
検出器3の流量信号19により流量を一定に制御する流量
調整弁4および圧力調整弁5とから構成されている。
【0024】水圧制御ユニット10は水圧供給装置6から
冷却水ライン13を通って送水される復水を原子炉の通常
時には挿入ライン17を介しCRD20の冷却水として供給
するとともに制御棒操作時には駆動水としてCRD20に
選択的に供給し、CRD20の挿入または引抜きを行うも
ので、4個の方向制御弁7a〜7d、挿入ライン止弁
8、引抜ライン止弁9および冷却水ライン止弁26からな
っている。
【0025】また、水圧供給装置6の下流側冷却水ライ
ン13には冷却水圧力検出器11と、この検出器11の出力信
号で作動し高圧力時に警報を発し、さらに高圧となると
前記流量調整弁4へ閉止信号ライン22を通して閉止信号
を発する圧力設定器24が設けられている。なお、図中符
号14は排水ライン、15は引抜ライン、16は排水チェック
弁、19は流量信号を示している。
【0026】次に上記構成による制御棒駆動水圧装置の
作用について説明する。定期点検等の際に実施する水圧
制御ユニット10の隔離作業は、順次各水圧制御ユニット
10の挿入ライン止弁8と引抜ライン止弁9および冷却水
ライン止弁26を閉弁して行う。
【0027】これにより隔離された水圧制御ユニット10
の数が増加するとCRDポンプ2を運転したままの状態
では、負荷の冷却水量が減少するため冷却水ライン13に
おける冷却水圧力が高くなる。この冷却水圧力は冷却水
圧力検出器11により検出される。
【0028】この検出器11の出力信号を入力した圧力設
定器24は予め設定した圧力に達すると水圧供給装置6の
流量調整弁4に閉止信号ライン22を通して圧力高信号を
出力することにより流量調整弁4が全閉となる。したが
って、CRDポンプ2の吐出圧が遮断され、それ以上の
圧力が加わることはないので、CRD20の誤引抜は生じ
ない。
【0029】また、水圧制御ユニット10の隔離解除等に
より冷却水ライン13の圧力が低下して圧力設定器24の規
定値以下に降下すると圧力設定器24から復帰信号ライン
23を通して流量調整弁4に復帰信号を発して通常の運転
状態に復帰する。
【0030】次に本発明の第2の実施例を図2を参照し
て説明する。なお、図2中図1と同一部分には同一符号
を付して重複する部分の説明は省略する。前記第1の実
施例において圧力設定器24の閉止信号ライン22により流
量調整弁4を全閉とする構成であったが、第2の実施例
では流量調整弁4にシートリークがあった場合、さらに
高圧力となるので、圧力設定器24から圧力高高信号を発
する圧力高高信号ライン25を設けてCRDポンプ2を停
止する構成としたものである。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、水圧制御ユニットの隔
離等により、供給される冷却水の圧力が上昇しても、こ
れを安全に阻止して制御棒駆動機構の誤引抜を防止でき
るので原子炉の定期点検時における信頼性が高められ
る。また、設備はきわめて簡単なものであり、既存設備
への設置が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御棒駆動水圧装置の第1の実施
例を示す系統図。
【図2】本発明の第2の実施例の要部を示す系統図。
【図3】従来の制御棒駆動水圧系を示す系統図。
【符号の説明】
1…復水タンク、2…制御棒駆動水ポンプ、3…流量検
出器、4…流量調整弁、5…圧力調整弁、6…水圧供給
装置、7a〜7d…方向制御弁、8…挿入ライン止弁、
9…引抜ライン止弁、10…水圧制御ユニット、11…冷却
水圧力検出器、12…圧力検出スイッチ、13…冷却水ライ
ン、14…排水ライン、15…引抜ライン、16…排水チェッ
ク弁、17…挿入ライン、18…ミニマムフローライン、19
…流量信号、20…制御棒駆動機構、21…リターン弁、22
…閉止信号ライン、23…復帰信号ライン、24…圧力設定
器、25…圧力高高信号ライン、26…冷却水ライン止弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御棒駆動水ポンプ、流量検出器、流量
    調整弁および圧力調整弁が順次接続された水圧供給装置
    と、この水圧供給装置の下流側に冷却水ラインを介して
    接続された水圧制御ユニットとを備えた制御棒駆動水圧
    装置において、前記冷却水ラインに冷却水圧力検出器お
    よび圧力設定器を設け、この圧力設定器と前記流量調整
    弁とを結ぶ閉止信号ラインおよび復帰信号ラインを設け
    てなることを特徴とする制御棒駆動水圧装置。
JP4195182A 1992-07-22 1992-07-22 制御棒駆動水圧装置 Pending JPH0634782A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4195182A JPH0634782A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 制御棒駆動水圧装置

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JPH0634782A true JPH0634782A (ja) 1994-02-10

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ID=16336818

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JP4195182A Pending JPH0634782A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 制御棒駆動水圧装置

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JP (1) JPH0634782A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504902A (ja) * 2005-08-10 2009-02-05 三菱電機株式会社 機械的エネルギーを発生させる方法及びそのシステム
US9136777B2 (en) 2010-02-18 2015-09-15 Koninklijke Philips N.V. Capacitively coupled power supply system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009504902A (ja) * 2005-08-10 2009-02-05 三菱電機株式会社 機械的エネルギーを発生させる方法及びそのシステム
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