JP2002331661A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP2002331661A
JP2002331661A JP2001140831A JP2001140831A JP2002331661A JP 2002331661 A JP2002331661 A JP 2002331661A JP 2001140831 A JP2001140831 A JP 2001140831A JP 2001140831 A JP2001140831 A JP 2001140831A JP 2002331661 A JP2002331661 A JP 2002331661A
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JP
Japan
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ink
individual electrode
diaphragm
substrate
jet head
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JP2001140831A
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Sukeaki Aoki
右顕 青木
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はインク適の吐出時に発生するクロスト
ークを解消して、インク滴を精度よくかつ安定して吐出
させるインクジェットヘッドを提供する。 【解決手段】インクジェットヘッド1は、インクジェッ
トヘッド1は、個別電極15の形成されている半導体基
板である基板層12に、電気的に外部に接続可能な端子
である個別電極基板コンタクト17を設け、個別電極基
板コンタクト17を接地させている。したがって、個別
電極15と個別電極基板2との容量による非吐出チャン
ネルへのクロストークを抑制することができ、記録画像
の画像品質を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドに関し、詳細には、インク適の吐出時に発生するク
ロストークを解消して、インク滴を精度よくかつ安定し
て吐出させるインクジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドは、記録時の騒音
が極めて小さいこと、高速印字が可能であること、イン
クの自由度が高く安価な普通紙を使用できること等多く
の利点を有していることから、近時普及している。
【0003】インクジェットヘッドとしては、記録の必
要なときにのみノズルからインク滴を吐出させる、いわ
ゆるインク・オン・デマンド型のインクジェットヘッド
が、記録に不要なインク液滴の回収を必要としないこと
から、現在主流となっている。
【0004】このようなインク・オン・デマンド型のイ
ンクジェットヘッドとしては、インクを充填した液室の
壁の一部に振動板を設け、圧電アクチュエータ等により
振動板を変位させて液室内の体積を変化させることで液
室内の圧力を高めてインクをノズルから吐出する圧電素
子を用いた方式や、液室内に通電によって発熱する発熱
体を設けて、発熱体の発熱により生じる気泡によって液
室内の圧力を高めてインクをノズルから吐出する方式及
び振動板を静電気力で変位させて液室内の体積を変化さ
せることで液室内の圧力を高めてインクをノズルから吐
出する静電方式等が広く知られている。
【0005】発熱素子を用いた方式は、素子が抵抗性で
あり、効率が低く、他の方式に比べてエネルギー消費量
が大きい。特に、ヘッドに複数のチャンネルを集積化す
る場合には、ノズルピッチが同程度あると、圧電方式と
静電方式のヘッドのインピーダンスは、いずれも素子が
容量性であり、値が大きく、発熱素子を用いた場合と比
較して、エネルギー消費量も極めて小さく、発熱の影響
も少ないため、性能的に優れているといえる。特に、対
向電極を用いる静電方式は、圧電素子を用いる圧電方式
に比べて、さらに容量が小さくてすみ、高集積化に適し
ているといえる。
【0006】静電方式を用いたインクジェットヘッドと
しては、例えば、特開平9−57965号公報に記載さ
れたインクジェットヘッドがある。
【0007】このインクジェットヘッドは、ノズルと、
該ノズルに連通するインク流路と、該流路の一部に設け
られた振動板と、該振動板に対向して設けられた個別電
極と、前記振動板と前記個別電極間に設けられた気体層
とを有し、前記個別電極と前記振動板の間に駆動電圧を
印加し、前記振動板を静電気力により変形させ、前記ノ
ズルからインク液滴を吐出するインクジェットヘッドに
おいて、前記個別電極及び前記振動板が半導体材料より
なり、前記個別電極と前記振動板とは半導体の型が異な
るインクジェットヘッドである。
【0008】すなわち、このインクジェットヘッドは、
2つの半導体材料からなる基板を積層してアクチュエー
タを構成し、アクチュエータ部はインク液室に圧力を加
えることが可能な振動板と、振動板に対向する個別電極
とからなっている。振動板は、半導体基板をエッチング
することによって所定の形状に加工され基板全体が共通
の電極となっており、個別電極は、SiO2等の絶縁膜
を挟んで半導体基板上に導電率が低い材料によって形成
されている。また、個別電極上部の振動板側にも短絡防
止のため絶縁膜が形成される。インク液室を形成するノ
ズル基板は、個別電極基板の反対側の振動板基板上部に
積層され、これらによってインクジェットヘッドが形成
されている。このインクジェットヘッドのインク吐出
は、個別電極と振動板にパルス状の電圧を印加すること
により行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の静電方式のインクジェットヘッドにあって
は、アクチュエータが容量性であること及び個別電極が
半導体基板上に形成されていること等により、クロスト
ークの発生が問題であった。
【0010】すなわち、従来の静電方式のインクジェッ
トヘッド100は、その等価回路を図7に示すように表
すことができ、各チャンネル毎に、個別電極101が振
動板との間で容量素子Csを形成している。また、個別
電極101は、SiO2等の絶縁膜を挟んで半導体基板
上に形成されているため、振動板と反対側に容量Ceを
形成する。振動板基板は、外部に電気的に接続される
が、振動板が個別電極101と対向し、個別電極101
の反対側にインク液室が存在しているため、振動板基板
の端部等の限られた部位から接続端子が取り出されるこ
ととなり、抵抗成分Rsが存在する。
【0011】このような等価回路で表現される従来のイ
ンクジェットヘッド100は、従来、図8に示すような
ドライバIC110により駆動される。図8において、
ドライバIC110は、nビットシフトレジスタ11
1、nビットラッチ112、レベルシフタ113及びイ
ンクジェットヘッド100のチャネル数に対応した数の
アナログ114等で構成され、図示しないコントローラ
等から送られてくるチャンネル毎の吐出、非吐出を表わ
すシリアルデータ(吐出データ)をnビットシフトレジ
スタ111で受信して、パラレル変換した後、各チャン
ネル毎のデータとしてnビットラッチ112にストアす
る。ドライバIC110は、nビットラッチ112のス
トアしたデータに従ってレベルシフタ113を介してア
ナログスイッチ114をONまたはOFFして、インク
ジェットヘッド100の各チャネルでのインク滴の吐出
または非吐出を可能とする。
【0012】アナログスイッチ114には、共通の駆動
信号源115から駆動電圧が供給され、吐出動作におい
てアナログスイッチ114がONすると、共通の駆動信
号源115によってインクジェットヘッド100の個別
電極101に駆動波形が印加される。
【0013】このインクジェットヘッド100におい
て、nこのチャネルのうち、1チャンネルを除いた全て
のチャンネルが同時吐出動作を行う場合、駆動波形を波
高値Vhのパルス波形とすると、非吐出のチャンネルに
は、次式(1)に示される波高値Voffを有する電圧
が印加されることになる。
【0014】 Voff=[Vh×{(n−1)/n}×Ce]/[{(n−1)/n}×C e+Cs]・・・(1) ここで、例えば、チャネル数nを、n=100、同時吐
出チャンネル数を、99とすると、インクジェットヘッ
ド100の等価回路は、図9のように示すことができ
る。図9において、矢印で示している電圧Von、電圧
Voffは、それぞれ吐出及び非吐出のアクチュエータ
部の電圧を表わしている。そして、インクジェットヘッ
ド100のパラメータとして、振動板及び個別電極10
1の面積を、0.8mm2、振動板と個別電極101間
のギャップを、0.15μm、個別電極101の上下の
絶縁膜をSiO2として、上側酸化膜圧を、0.15μ
m、下側酸化膜圧を、0.5μmとすると、Csは、約
30pF、Ceは、約55pF程度、振動板基板からの
電極取り出しによる抵抗値は、約50Ωとなる。
【0015】このようなインクジェットヘッド100に
対して、図10に示すように駆動波形Vinとして約3
0Vのパルス波形を吐出動作を行うチャンネルの個別電
極に印加すると、振動板と個別電極間には、非吐出のチ
ャンネルの電圧Voffとして図10に示すように、波
高値が約19Vのパルスが印加されることになる。すな
わち、非吐出であるにもかかわらずインク滴の吐出が起
こる可能性があり、画像品質が悪化するおそれがある。
【0016】特に、画像の高密度化の要求からインクジ
ェットヘッドの多チャンネル化の要求されている今日、
クロストークをより一層低減させて、インク吐出性能を
向上させる上で、なお、改良の必要があった。
【0017】そこで、本発明は、クロストークによる非
吐出チャンネルへの電圧印加状態を解消し、画像品質を
向上させることのできるインクジェットヘッドを提供す
ることを目的としている。
【0018】具体的には、請求項1記載の発明は、イン
ク流路を通して共通液室からインクの供給される複数の
液室の各液室の一部に設けられ一定電位を付与可能な半
導体基板で形成され振動板及び各振動板に所定のギャッ
プをおいて対向して配設され絶縁体を挟んで半導体基板
に形成された個別電極に対して、駆動電圧が印加される
ことで生じる静電気力で振動板の変位を利用して液室内
のインクをノズルから吐出させるインクジェットヘッド
の個別電極の形成されている半導体基板に、電気的に外
部に接続可能な端子を設け、当該端子を接地させること
により、個別電極と個別電極基板との容量による非吐出
チャンネルへのクロストークを抑制し、安定したインク
滴吐出性能(インク滴噴出特性)を実現して、記録画像
の画像品質を向上させることのできるインクジェットヘ
ッドを提供することを目的としている。
【0019】請求項2記載の発明は、個別電極の形成さ
れている半導体基板の端子を、所定の抵抗を介して接地
することにより、個別電極と個別電極基板間の容量を駆
動することによる突入電流のピーク値を低くして、駆動
側への負担を抑え、記録画像の画像品質をより一層向上
させることのできるインクジェットヘッドを提供するこ
とを目的としている。
【0020】請求項3記載の発明は、個別電極の形成さ
れている半導体基板の端子に接続されている抵抗の抵抗
値Reを、振動板基板の抵抗値をRs、振動板と個別電
極との間の容量値をCs、個別電極と個別電極基板との
容量値をCeとしたとき、Rs×Cs=Re×Ceの関
係を満たす抵抗値とすることにより、振動板基板が抵抗
成分を持つことによる非吐出チャンネルへのクロストー
クを解消し、記録画像の画像品質をより一層向上させる
ことのできるインクジェットヘッドを提供することを目
的としている。
【0021】請求項4記載の発明は、個別電極の形成さ
れている半導体基板の端子に接続されている抵抗を、可
変抵抗とすることにより、インクジェットヘッドのパラ
メータにばらつきがあっても、容易かつ適切にクロスト
ークを解消し、記録画像の画像品質を向上させることが
できるとともに、生産性が良好で安価なインクジェット
ヘッドを提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のイ
ンクジェットヘッドは、インクの充填されている複数の
液室と、前記各液室に連通して当該液室内の前記インク
を吐出する複数のノズルと、前記各液室にインク流路で
連通され前記液室に前記インクを供給する共通液室と、
前記各液室の一部に設けられた振動板と、前記各振動板
に所定のギャップをおいて対向して配設された個別電極
と、を備え、前記振動板が一定電位を付与可能な半導体
基板で形成され、前記個別電極が絶縁体を挟んで半導体
基板に形成され、前記振動板と前記個別電極間に駆動電
圧が印加されることで生じる静電気力で前記振動板が変
形された後に、前記駆動電圧が解除されて前記振動板の
復帰力で前記液室に生じる圧力で、当該液室内の前記イ
ンクを前記ノズルから吐出させるインクジェットヘッド
であって、前記個別電極の形成されている前記半導体基
板が、電気的に外部に接続可能な端子を有し、当該端子
が接地されていることにより、上記目的を達成してい
る。
【0023】上記構成によれば、インク流路を通して共
通液室からインクの供給される複数の液室の各液室の一
部に設けられ一定電位を付与可能な半導体基板で形成さ
れ振動板及び各振動板に所定のギャップをおいて対向し
て配設され絶縁体を挟んで半導体基板に形成された個別
電極に対して、駆動電圧が印加されることで生じる静電
気力で振動板の変位を利用して液室内のインクをノズル
から吐出させるインクジェットヘッドの個別電極の形成
されている半導体基板に、電気的に外部に接続可能な端
子を設け、当該端子を接地させているので、個別電極と
個別電極基板との容量による非吐出チャンネルへのクロ
ストークを抑制することができ、安定したインク滴吐出
性能(インク滴噴出特性)を実現して、記録画像の画像
品質を向上させることができる。
【0024】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記端子は、所定の抵抗を介して接地されていて
もよい。
【0025】上記構成によれば、個別電極の形成されて
いる半導体基板の端子を、所定の抵抗を介して接地して
いるので、個別電極と個別電極基板間の容量を駆動する
ことによる突入電流のピーク値を低くして、駆動側への
負担を抑えることができ、記録画像の画像品質をより一
層向上させることができる。
【0026】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記抵抗は、前記振動板基板の抵抗値をRs、前記
振動板と前記個別電極との間の容量値をCs、前記個別
電極と前記個別電極基板との容量値をCeとしたとき、
その抵抗値Reが、Rs×Cs=Re×Ceの関係を満
たす抵抗値であってもよい。
【0027】上記構成によれば、個別電極の形成されて
いる半導体基板の端子に接続されている抵抗の抵抗値R
eを、振動板基板の抵抗値をRs、振動板と個別電極と
の間の容量値をCs、個別電極と個別電極基板との容量
値をCeとしたとき、Rs×Cs=Re×Ceの関係を
満たす抵抗値としているので、振動板基板が抵抗成分を
持つことによる非吐出チャンネルへのクロストークを解
消することができ、記録画像の画像品質をより一層向上
させることができる。
【0028】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記抵抗は、可変抵抗であってもよい。
【0029】上記構成によれば、個別電極の形成されて
いる半導体基板の端子に接続されている抵抗を、可変抵
抗としているので、インクジェットヘッドのパラメータ
にばらつきがあっても、容易かつ適切にクロストークを
解消することができ、記録画像の画像品質を向上させる
ことができるとともに、インクジェットヘッドを生産性
が良好で安価なものとすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0031】図1〜図3は、本発明のインクジェットヘ
ッドの第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、請求項1に対応するものである。
【0032】図1は、本発明のインクジェットヘッドの
第1の実施の形態を適用したインクジェットヘッド1の
概略構成図である。
【0033】図1において、インクジェットヘッド1
は、個別電極基板2、振動板基板3及びノズル基板4が
順次重ねて接合された積層構造に形成されており、個別
電極基板2と振動板基板3及び振動板基板3とノズル基
板4は、直接接合あるいは共晶接合等で接合されてい
る。直接接合では、例えば、1000℃程度の高温下で
接合が行われ、純粋な基板が形成される。共晶接合で
は、例えば、金等のバインダーを接合界面に介在させて
接合を行う。なお、図1では、1個のノズル分の構造の
みを示しているが、インクジェットヘッド1には、同様
の構成がn個(n≠1)が集積して形成されている。
【0034】振動板基板(半導体基板)3は、例えば、
ホウ素(ボロン)がドープされたp型の半導体であるシ
リコン(Si)で形成されており、チャネル数に対応す
る複数のノズル5を構成するように、振動板基板3の表
面の一端部から平行に等間隔で複数のノズル溝が形成さ
れている。また、振動板基板3は、各ノズル溝に連通し
て底壁に振動板6が形成される圧力発生部であるインク
液室(液室)7となる複数の凹部と、当該凹部のノズル
5とは反対側に凹部に連通する状態で形成されて図示し
ないインク流路となる細溝と、各インク液室7にインク
流路を介してインクを供給するインク供給部としての共
通液室8となる凹部と、が形成されている。
【0035】具体的には、振動板基板3は、単結晶シリ
コンを異方性エッチングすることで、厚さ、2μm、精
度±0.1μmに形成され、上記ノズル5となるノズル
溝、インク液室7となる凹部、インク流路となる細溝及
び共通液室8となる凹部等が形成されている。特に、振
動板基板3の振動板6となる部分は、例えば、高濃度ボ
ロンをドープすることでエッチングレートを低くして、
振動板6の板厚を高精度に制御して形成されている。
【0036】振動板基板3は、一定電位を付与可能な半
導体基板であり、インク吐出を行う複数のチャネルの共
通電極である。振動板基板3の端部(図1の右側端部)
の上面には、振動板基板コンタクト9によりグランド
(GND)レベルの電位が与えられる。この振動板基板
3からの振動板基板コンタクト9による抵抗は、平均で
50Ωであり、ばらつきが20%程度の抵抗を有してい
る。
【0037】ノズル基板4は、個別電極基板2と同様の
シリコン基板で形成されており、振動板基板3上に接合
されて、振動板基板3との間に、上記ノズル5、インク
液室7、インク流路及び共通液室8を画成している。
【0038】ノズル基板4には、振動板基板3上に接合
された際に共通液室8に対向する位置にインク供給口1
0が形成されており、当該インク供給口10に接続パイ
プ11が挿入されている。この接続パイプ11に図示し
ないインクタンクに接続されているが接続され、チュー
ブ及び接続パイプ11を通してインクタンクからインク
が共通液室8に供給される。
【0039】個別電極基板(半導体基板)2は、振動板
基板3と同様のp型の半導体であるシリコンで形成され
ており、当該シリコンの基板層12の上面に熱酸化によ
り約0.15μm程度のSiO2の絶縁膜(絶縁体)1
3が形成されている。この絶縁膜13の表面が、等方性
エッチングにより掘り込まれて振動板基板3と接合され
た際に気体層(ギャップ)14を形成する。
【0040】上記絶縁膜13の上面には、TiN等の金
属を蒸着して成膜した後、パターニングすることで個別
電極15が形成されており、個別電極15は、上記振動
板6と対向する位置に当該振動板6の形成されている
数、すなわち、チャネル数だけ形成されている。この個
別電極15の材料は、上記TiNに限るものではなく、
接合時の高温に耐えものであれば、適宜の材料を用いる
ことができる。
【0041】個別電極15の上面及び側面には、例え
ば、約0.5μm程度のSiO2を成膜してパターニン
グすることで絶縁性の保護層16が形成されており、保
護層16は、駆動電圧が個別電極15に印加された際に
絶縁破壊が発生しない膜厚に形成されている。
【0042】この保護層16の上部に上記気体層14が
形成されており、気体層14は、上記振動板基板3が接
合された後、端部(図1の右側端部)の開口部がエポキ
シ樹脂等の接着剤である封止剤で閉じられて、気密封止
されている。
【0043】個別電極基板2の裏面、すなわち、振動板
基板3と反対側の面には、個別電極基板コンタクト17
が形成されており、個別電極基板2は、個別電極基板コ
ンタクト17を接地することで、接地電位が与えられて
いる。また、個別電極15は、ドライバIC30(図2
参照)に接続されており、ドライバIC30から駆動電
圧が供給されて電圧駆動される。
【0044】インクジェットヘッド1は、共通液室8に
供給されたインクをインク流路を介して各インク液室7
に供給し、インク液室7のインクを振動板6が変形する
ことで生じる内部圧力によりノズル5からインク滴20
として吐出して、記録紙等の記録媒体に印刷を行う。具
体的には、インク滴20の吐出は、振動板6を個別電極
15側に変形させてインク液室7に負圧を発生させ、ノ
ズル5でのインクメニスカスを後退、振動をさせた後
に、適当なタイミングで振動板6の復帰力でインク液室
7を加圧して、インク滴20を吐出させることで押し打
ちを行う。
【0045】そして、インクジェットヘッド1は、上記
振動板基板コンタクト9と各個別電極15との間、すな
わち、振動板6と各個別電極15との間に、図2に示す
ドライバIC30から所定の駆動波形の駆動電圧が印加
されインク吐出動作を行う。図2において、インクジェ
ットヘッド1は、等価回路で示されており、各チャンネ
ルの個別電極15と振動板6との間は、Csの容量、個
別電極15と個別電極基板2との間は、Ceの容量を有
している。また、振動板6は、基板抵抗と振動板基板コ
ンタクト抵抗を有しており、図2では、抵抗値Rsの抵
抗Rsで表されている。各チャンネル毎の個別電極端子
は、ドライバIC(Integrated Circuit:集積回路)3
0に接続されている。なお、以下の説明において、必要
に応じて、上記Rsは、抵抗を示すとともに、抵抗値を
示し、また、Ce、Csは、容量を示すとともに、容量
値を示すものとする。
【0046】ドライバIC30は、nビットシフトレジ
スタ31、nビットラッチ32、レベルシフタ33及び
インクジェットヘッド1のチャネル分のアナログスイッ
チ34等を備えており、nビットシフトレジスタ31
は、図示しないコントローラから入力される吐出、非吐
出を表わすシリアルデータをパラレルデータに変換して
nビットラッチ32に出力する。nビットラッチ32
は、nビットシフトレジスタ31からのデータをストア
して、レベルシフタ33に出力し、レベルシフタ33
は、nビットラッチ32のラッチしたデータに従ってア
ナログスイッチ34をON(オン)、または、OFF
(オフ)する。各アナログスイッチ34には、駆動信号
源40から共通の駆動電圧信号が入力され、各アナログ
スイッチ34は、レベルシフタ33によってONまたは
OFFされて、所定の駆動波形(パルス波形)の駆動電
圧をインクジェットヘッド1の各チャンネルへと印加す
る。
【0047】なお、図2には図示しないが、コントロー
ラは、nビットシフトレジスタ31とnビットラッチ3
2にシフトクロックとラッチ信号とを制御信号として出
力する。
【0048】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のインクジェットヘッド1は、図1に示した
ように構成されており、図3に示すパルス波形の駆動電
圧が、ドライバIC30から印加されることで、インク
の吐出動作を行う。この場合のインクの吐出動作は、イ
ンク液室7に負圧を発生させてノズル5でのインクメニ
スカスを後退、振動をさせた後に、適当なタイミングで
インク液室7を加圧して、インク滴20を吐出させる押
し打ちを行う。なお、いま、インクジェットヘッド1の
チャネル数nを、n=100とし、同時に吐出するチャ
ンネル数を99とする。
【0049】すなわち、コントローラには、例えば、図
示しないパーソナルコンピュータ等から画像信号が入力
され、コントローラは、この画像信号に基づいて吐出信
号を生成してドライバIC30のnビットシフトレジス
タ31に出力する。
【0050】ドライバIC30は、インクジェットヘッ
ド1の各チャンネル毎の吐出、非吐出を表わすシリアル
信号であるnビットの吐出信号がコントローラから入力
されると、nビットシフトレジスタ31でこの吐出信号
を受け取って、パラレルデータに変換してnビットラッ
チ32に出力する。
【0051】コントローラは、ドライバIC30に吐出
信号(データ)を送信すると、その後、所定のタイミン
グで、nビットシフトレジスタ31に入力されたデータ
をnビットラッチ32に出力するようにドライバIC3
0へ制御信号を送る。
【0052】nビットラッチ32は、コントローラから
この制御信号が送られてくると、nビットシフトレジス
タ31からのデータをラッチし、レベルシフタ33がn
ビットラッチ32のラッチしたデータに従って、インク
ジェットヘッド1の吐出チャンネルに対応するアナログ
スイッチ34をON状態、非吐出チャンネルのアナログ
スイッチ34をOFF状態へと変化させる。
【0053】コントローラは、アナログスイッチ34が
変化した後に、駆動信号源40に図3に示す波高値30
のパルス波形の駆動電圧Vinをアナログスイッチ34
へ出力させる。
【0054】このとき、インクジェットヘッド1の吐出
を行うチャンネルの個別電極15と振動板66との間に
は、オン状態となっているアナログスイッチ34から、
図3に示す電圧Vonが印加され、インク滴20が吐出
される。また、インクジェットヘッド1の非吐出チャン
ネルの個別電極15と振動板6との間には、図3に示す
電圧Voffが印加される。
【0055】この電圧Voffは、吐出チャンネルを駆
動することによる電流が抵抗Rsを流れることによる抵
抗Rsでの電圧降下によるものである。電圧Voff
は、図3に示すように、13V程度であるが、個別電極
基板2が個別電極基板コンタクト17を介して接地され
ているため、パルス幅が短くなり、非吐出チャンネルの
吐出動作は起こらない。また、インク液室7への加圧動
作も無視できるほど小さいものとなる。
【0056】このように、本実施の形態のインクジェッ
トヘッド1は、個別電極15の形成されている半導体基
板である基板層12に、電気的に外部に接続可能な端子
である個別電極基板コンタクト17を設け、個別電極基
板コンタクト17を接地させている。
【0057】したがって、個別電極15と個別電極基板
2との容量による非吐出チャンネルへのクロストークを
抑制することができ、安定したインク滴吐出性能(イン
ク滴噴出特性)を実現して、記録画像の画像品質を向上
させることができる。
【0058】図4〜図6は、本発明のインクジェットヘ
ッドの第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、請求項2〜請求項4に対応するものである。
【0059】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のインクジェットヘッド1及びドライバIC30と
同様のインクジェットヘッド及びドライバICに適用し
たものであり、本実施の形態の説明においては、上記第
1の実施の形態のインクジェットヘッド1及びドライバ
IC30と同様の構成部分には、同一の符号を付してそ
の詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分につ
いても、必要に応じて、第1の実施の形態で用いた符号
をそのまま用いて説明する。
【0060】図4は、本発明の第2の実施の形態のイン
クジェットヘッドを適用したインクジェットヘッド50
の概略構成図であり、図4において、インクジェットヘ
ッド50は、上記第1の実施の形態のインクジェットヘ
ッド1と同様の構成であるが、個別電極基板コンタクト
(端子)17に抵抗素子(抵抗)Reを接続して、抵抗
素子Reを介して接地させている。この抵抗素子Re
は、その抵抗値が次式を満たすようにする。
【0061】Rs・Cs=Re・Ce・・・(2) ここで、インクジェットヘッド50が、第1の実施の形
態のインクジェットヘッド1と同様の条件で製作されて
いると、抵抗素子Reの抵抗値は、27.3Ωであり、
ノズル5の数、すなわち、チャネル数nを、n=10
0、吐出チャンネル数を、99に設定すると、駆動波形
Vin、吐出動作するチャネルの個別電極15と振動板
6との間の電圧Von、非吐出チャンネルの個別電極1
5と振動板6との間の電圧Voffは、図5に示すよう
になる。
【0062】本実施の形態のインクジェットヘッド50
では、図5から分かるように、非吐出チャネルの電圧V
offは、常に接地電位となり、吐出チャンネルのクロ
ストークは全く発生しない。また、抵抗素子Reを挿入
することにより、個別電極15と個別電極基板2との間
の容量Ceを駆動することによる吐出チャンネルへの突
入電流のピーク値は、抵抗素子Reが無い場合と比較し
て、図6に示すように、小さく抑えることができる。
【0063】すなわち、図6は、抵抗素子Reがない場
合のパルス立ち上がり時の駆動信号源40から流れ出す
電流と、抵抗素子Reがある場合のパルス立ち上がり時
の駆動信号源40から流れ出す電流を示しており、図6
から分かるように、抵抗素子Reがない場合の電流ピー
ク値が、約2Aであるのに対して、抵抗素子Reがある
場合の電流ピーク値は、約1.2Aと低減されている。
【0064】なお、抵抗素子Reは、固定抵抗であって
もよいが、可変抵抗を用いてもよい。。抵抗素子Reと
して、可変抵抗を用いると、インクジェットヘッド50
を量産する場合に、振動板抵抗Rsの抵抗値が50Ω±
20%、個別電極15と個別電極基板2との間の容量C
eが、55pF±20%、個別電極15と振動板6との
間の容量Csが、30pF±20%であるとすると、抵
抗素子Reとして、可変抵抗範囲が、13Ω〜50Ωの
可変抵抗Reを挿入することで、抵抗素子Reの抵抗値
が上記の式(2)を満たすように、インクジェットヘッ
ド50の生産時に調整することで、上記効果を有するイ
ンクジェットヘッド50を簡単かつ容易に生産すること
ができる。
【0065】このように、本実施の形態のインクジェッ
トヘッド50は、個別電極基板コンタクト17に抵抗素
子Reを接続して、抵抗素子Reを介して接地させてい
る。
【0066】したがって、個別電極15と個別電極基板
2との間の容量Ceを駆動することによる突入電流のピ
ーク値を低くして、駆動側への負担を抑えることがで
き、記録画像の画像品質をより一層向上させることがで
きる。
【0067】また、本実施の形態のインクジェットヘッ
ド50は、個別電極基板コンタクト17に接続する抵抗
Reの抵抗値を、振動板基板3の抵抗値をRs、振動板
6と個別電極15との間の容量値をCs、個別電極15
と個別電極基板2との容量値をCeとしたとき、Rs×
Cs=Re×Ceの関係を満たす抵抗値としている。
【0068】したがって、振動板基板3が抵抗成分を持
つことによる非吐出チャンネルへのクロストークを解消
することができ、記録画像の画像品質をより一層向上さ
せることができる。
【0069】さらに、本実施の形態のインクジェットヘ
ッド50は、抵抗素子Reを、可変抵抗としている。
【0070】したがって、インクジェットヘッド50の
パラメータにばらつきがあっても、容易かつ適切にクロ
ストークを解消することができ、記録画像の画像品質を
向上させることができるとともに、インクジェットヘッ
ド50を生産性が良好で安価なものとすることができ
る。
【0071】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0072】
【発明の効果】請求項1記載の発明のインクジェットヘ
ッドによれば、インク流路を通して共通液室からインク
の供給される複数の液室の各液室の一部に設けられ一定
電位を付与可能な半導体基板で形成され振動板及び各振
動板に所定のギャップをおいて対向して配設され絶縁体
を挟んで半導体基板に形成された個別電極に対して、駆
動電圧が印加されることで生じる静電気力で振動板の変
位を利用して液室内のインクをノズルから吐出させるイ
ンクジェットヘッドの個別電極の形成されている半導体
基板に、電気的に外部に接続可能な端子を設け、当該端
子を接地させているので、個別電極と個別電極基板との
容量による非吐出チャンネルへのクロストークを抑制す
ることができ、安定したインク滴吐出性能(インク滴噴
出特性)を実現して、記録画像の画像品質を向上させる
ことができる。
【0073】請求項2記載の発明のインクジェットヘッ
ドによれば、個別電極の形成されている半導体基板の端
子を、所定の抵抗を介して接地しているので、個別電極
と個別電極基板間の容量を駆動することによる突入電流
のピーク値を低くして、駆動側への負担を抑えることが
でき、記録画像の画像品質をより一層向上させることが
できる。
【0074】請求項3記載の発明のインクジェットヘッ
ドによれば、個別電極の形成されている半導体基板の端
子に接続されている抵抗の抵抗値Reを、振動板基板の
抵抗値をRs、振動板と個別電極との間の容量値をC
s、個別電極と個別電極基板との容量値をCeとしたと
き、Rs×Cs=Re×Ceの関係を満たす抵抗値とし
ているので、振動板基板が抵抗成分を持つことによる非
吐出チャンネルへのクロストークを解消することがで
き、記録画像の画像品質をより一層向上させることがで
きる。
【0075】請求項4記載の発明のインクジェットヘッ
ドによれば、個別電極の形成されている半導体基板の端
子に接続されている抵抗を、可変抵抗としているので、
インクジェットヘッドのパラメータにばらつきがあって
も、容易かつ適切にクロストークを解消することがで
き、記録画像の画像品質を向上させることができるとと
もに、インクジェットヘッドを生産性が良好で安価なも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットヘッドの第1の実施の
形態を適用したインクジェットヘッドの長辺方向断面
図。
【図2】図1のインクジェットヘッドの等価回路とドラ
イバICの概略構成図。
【図3】図1のインクジェットヘッドの印加パルスと吐
出チャネル及び非吐出チャネルの個別電極と振動板との
間に印加される駆動電圧波形を示す図。
【図4】本発明のインクジェットヘッドの第2の実施の
形態を適用したインクジェットヘッドの長辺方向断面
図。
【図5】図4のインクジェットヘッドの印加パルスと吐
出チャネル及び非吐出チャネルの個別電極と振動板との
間に印加される駆動電圧波形を示す図。
【図6】図4の抵抗素子Reがない場合とある場合のパ
ルス立ち上がり時の駆動信号源から流れ出す電流波形を
示す図。
【図7】従来のインクジェットヘッドの等価回路を示す
図。
【図8】図10の従来のインクジェットヘッドとドライ
バICの概略構成図。
【図9】図7の従来のインクジェットヘッドのチャネル
数nの場合の等価回路を示す図。
【図10】図9のインクジェットヘッドの印加パルスと
吐出チャネル及び非吐出チャネルの個別電極と振動板と
の間に印加される駆動電圧波形を示す図。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド 2 個別電極基板 3 振動板基板 4 ノズル基板 5 ノズル 6 振動板 7 インク液室 8 共通液室 9 コンタクト 10 インク供給口 11 接続パイプ 12 基板層 13 絶縁膜 14 気体層 15 個別電極 16 保護層 20 インク滴 30 ドライバIC 31 nビットシフトレジスタ 32 nビットラッチ 33 レベルシフタ 34 アナログスイッチ 40 駆動信号源 50 インクジェットヘッド Rs 抵抗 Cs 個別電極と振動板との間の容量 Ce 個別電極と個別電極基板との間の容量 Re 抵抗素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクの充填されている複数の液室と、前
    記各液室に連通して当該液室内の前記インクを吐出する
    複数のノズルと、前記各液室にインク流路で連通され前
    記液室に前記インクを供給する共通液室と、前記各液室
    の一部に設けられた振動板と、前記各振動板に所定のギ
    ャップをおいて対向して配設された個別電極と、を備
    え、前記振動板が一定電位を付与可能な半導体基板で形
    成され、前記個別電極が絶縁体を挟んで半導体基板に形
    成され、前記振動板と前記個別電極間に駆動電圧が印加
    されることで生じる静電気力で前記振動板が変形された
    後に、前記駆動電圧が解除されて前記振動板の復帰力で
    前記液室に生じる圧力で、当該液室内の前記インクを前
    記ノズルから吐出させるインクジェットヘッドであっ
    て、前記個別電極の形成されている前記半導体基板が、
    電気的に外部に接続可能な端子を有し、当該端子が接地
    されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】前記端子は、所定の抵抗を介して接地され
    ていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット
    ヘッド。
  3. 【請求項3】前記抵抗は、前記振動板基板の抵抗値をR
    s、前記振動板と前記個別電極との間の容量値をCs、
    前記個別電極と前記個別電極基板との容量値をCeとし
    たとき、その抵抗値Reが、Rs×Cs=Re×Ceの
    関係を満たす抵抗値であることを特徴とする請求項2記
    載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】前記抵抗は、可変抵抗であることを特徴と
    する請求項2または請求項3記載のインクジェットヘッ
    ド。
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