JP2002331495A - 開口部形成方法及び開口部形成装置 - Google Patents
開口部形成方法及び開口部形成装置Info
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Abstract
方法において、前記開口部の内壁を平滑にする。 【解決手段】所定位置が開口した第1部材(ダイ)と、
前記第1部材の開口部と対応する位置に柱状のパンチが
設置された第2部材との間に、平板状の基板を配置し、
前記基板を前記第1部材上に固定し、前記第2部材を前
記第1部材の方向へ移動させて前記パンチにより前記基
板を打ち抜き、前記基板の所定位置を開口する開口部形
成方法において、前記パンチの切刃部前面が前記基板に
接触したときに、前記刃先部前面から前記基板の主面の
法線方向及び前記法線方向とは異なる方向に外力を加え
て前記基板を切断し、開口する開口部形成方法である。
Description
び開口部形成装置に関し、特に、金型を用いてガラスエ
ポキシ系材料などからなる絶縁基板を打ち抜いて開口す
る方法に適用して有効な技術に関するものである。
(Chip Size Package)やBGA(BallGrid Array)な
どの半導体装置(半導体パッケージ)を実装する配線基
板は、絶縁基板上に導電性の配線パターン(以下、導体
配線と称する)が形成されている。
進み、前記導体配線の微細化が進んでいるが、その一方
で実装する半導体チップや半導体パッケージの高集積
化、高機能化に伴い、前記絶縁基板上に形成する導体配
線の数が増加しているため、各導体配線の配線長を短く
し、効率よく配線するのが難しくなってきている。その
ために、例えば、前記絶縁基板の両面に導体配線を形成
した両面配線基板や、前記絶縁基板の両面及び前記絶縁
基板の内部にも配線層を形成した多層配線基板が利用さ
れている。
すように、絶縁基板101上に半導体チップ、半導体装
置あるいは抵抗素子やコンデンサなどの各電子部品を実
装する実装領域A1,A2,A3,A4,A5が複数箇
所に設けられており、前記絶縁基板101上には、前記
各実装領域A1,A2,A3,A4,A5に実装される
各電子部品の接続端子間の接続、あるいは前記各電子部
品に直接信号や電源電圧等を入出力するための導体配線
(接続端子)1301が設けられている。このとき、例
えば、図24及び図25に示したように、前記絶縁基板
101の第1主面上に形成された第1導体配線1301
と前記第1主面と対向する第2主面上に形成された第2
導体配線1302をスルーホール14Aにより接続する
ことで、導体配線の数が増えた場合でも、配線長が短く
効率のよい配線パターンにすることができる。前記スル
ーホール14Aは、例えば、図25に示したように、前
記第1導体配線1301及び前記第2導体配線1302
の表面に形成される銅めっき層14とともに前記絶縁基
板1の開口部1Cに形成される。また、前記第1導体配
線1301、前記第2導体配線1302、及び前記スル
ーホールめっき14Aの表面(露出面)には、酸化防止
及びはんだ接続性をよくするためのめっき層15とし
て、例えば、ニッケルめっきを下地とした金めっきが形
成されている。
すると、まず、図26(a)及び図26(b)に示した
ように、例えば、テープ状の絶縁基板101の第1主面
上及び第2主面上に、例えば、銅箔などの薄膜導体10
2が形成された両面銅張積層板を準備する。
(a)及び図26(b)に示したように、ガラス糸10
1Aを織ったガラス布にエポキシ系樹脂102B等の絶
縁樹脂を含浸させた絶縁基板101の第1主面及び第2
主面のそれぞれに銅箔などの薄膜導体102を接着して
積層したガラス布基材銅張積層板1が用いられる。前記
ガラス布基材銅張積層板1の製造方法には、例えば、前
記ガラス布に未硬化のエポキシ系樹脂102を含浸さ
せ、前記エポキシ系樹脂102を加熱して硬化反応を中
間段階まで進めておき、そこに電解銅箔などを重ねて加
熱加圧し、硬化反応が中間段階の前記エポキシ系樹脂
(Bステージ樹脂)を完全硬化させる方法がある。
ドフィルムやポリエステルフィルムなどの絶縁基板に、
エポキシ系やアクリル系の接着剤を用いて前記銅箔を接
着した3層構造のものなどもある。
したような両面銅張積層板の所定位置に、スルーホール
を形成するための開口部(ビア穴)を形成する。前記ビ
ア穴は、例えば、金型を用いた打ち抜き加工により形成
され、まず、図27に示すように、所定位置が開口した
第1部材(ダイ)2と前記ダイ2の開口部2A上に設け
られたパンチの切刃部16の間に前記両面銅張積層板1
を配置し、固定部材(ストリッパ)4で前記両面銅張積
層板1を前記ダイ2上に固定する。
パンチを前記ダイ2の方向へ移動(下降)させて、切刃
部16を前記両面銅張積層板1に接触させると、前記両
面銅張積層板1には、図28に示すように、前記ダイ2
からの外力FDと前記パンチの切刃部16の接触面(切
刃部前面16A)から外力FPが加わり、前記両面銅張
積層板1が変形して、前記ダイ2側及び前記パンチの切
刃部1101側から割れが生じる。前記パンチをさらに
移動(下降)させて打ち抜くと、前記両面銅張積層板1
に生じた割れが会合し、図29に示したように、前記両
面銅張積層板1がせん断され、ビア穴1Cが形成され
る。また、打ち抜かれた部分1’は前記ダイ2の開口部
2Aから排出される。
を形成する方法は、前記金型を用いた打ち抜き加工のほ
かに、例えば、炭酸ガスレーザやエキシマレーザなどを
用いたレーザ加工により形成する方法や、ドリルを用い
て形成する方法がある。
ア穴1Cが形成された両面銅張積層板の前記各薄膜導体
102の表面及び前記ビア穴1Cの内壁に、例えば、銅
めっき層14を形成する。前記銅めっき層14のうち、
前記ビア穴1Cの内壁に形成された部分がスルーホール
14Aとして用いられる。
えば、まず、無電解めっき法を用いて、前記銅箔の表面
及び前記ビア穴の内壁に薄い無電解銅めっき層(図示し
ない)を形成して前記ビア穴の内壁に導電性を付与した
後、前記無電解銅めっき層を電極として電気めっき法を
用いて形成する方法や、無電解めっき法のみで形成する
方法がある。またこのとき、前記銅めっき層14は、例
えば、約7μmから8μm程度の厚さに形成される。
導体102及び前記銅めっき層14をエッチング処理し
て、図30(b)に示すように、第1導体配線1301
及び第2導体配線1302を形成する。このとき、前記
第1導体配線1301と前記第2導体配線1302は、
例えば、図30(b)に示したように、前記スルーホー
ル14Aにより接続される。
記第2導体配線1302の表面(露出面)、ならびに前
記スルーホール14Aの表面に、例えば、ニッケルめっ
きを下地として金めっきを積層させためっき層15を形
成すると、図23、図24、及び図25に示したような
配線基板を得ることができる。このとき、前記めっき層
15は、例えば、無電解めっき法により厚さ約3μmの
ニッケルめっき層及び厚さ約0.1μmの金めっき層を
積層させる。
配線1301及び前記第2導体配線1302の酸化によ
る電気的特性の劣化の防止や、実装する半導体チップあ
るいは半導体装置の接続端子との接続性を向上させるた
めに形成するものであり、前記ニッケルめっき層と金め
っき層を積層させためっき層のほかに、例えば、錫鉛
(Sn−Pb)合金などのめっき層も用いられる。
ば、図31および図32に示すように、各電子部品の実
装領域上に、半導体チップ、半導体装置(パッケージ)
等の電子部品C1,C2,C3,C4,C5が実装され
る。このとき、前記半導体チップC2は、例えば、図3
2に示したように、前記半導体チップの外部電極C2A
と前記第1導体配線1301を向かい合わせて、金バン
プなどの突起導体17で電気的に接続され、前記配線基
板と前記半導体チップC2の間は、エポキシ系樹脂など
の絶縁性の樹脂19でアンダーフィル封止される。ま
た、前記配線基板の、前記各電子部品が実装された領域
A1,A2,A3の外側にある第1導体配線1301及
び第2導体配線1302は、配線保護膜(ソルダーレジ
スト)18により覆われている。
MCM(Multi Chip Module)のように、複数個の電子
部品を実装する配線基板を示しているが、この他にも、
例えば、図33に示したような、絶縁基板101上に導
体配線13を形成したインターポーザ上に半導体チップ
20をフリップチップ実装し、前記絶縁基板101に形
成された開口部にボール端子21を設けた、BGA型の
半導体装置などでも、金型を用いて前記絶縁基板101
を開口する場合がある。
たように、前記ガラスエポキシ系あるいはポリイミドフ
ィルムのような絶縁基板101の一主面上に接着層22
を設け、前記接着層22の表面に保護フィルム23を設
けた3層のテープ材料を準備する。
に、前記テープ材料をダイ2上に配置して固定し、パン
チを下降させて前記テープ材料をせん断し、図34
(b)に示すように開口部1Cを形成する。
30(c)に示すように、前記接着層22により、銅箔
などの薄膜導体102を接着した後、前記導体層102
をエッチング処理して導体配線を形成し、半導体チップ
の外部電極と接続される部分の外側にソルダーレジスト
などを形成するとインターポーザが得られる。
ップ20をフリップチップ実装し、前記インターポーザ
と前記半導体チップ20の間を絶縁体19でアンダーフ
ィル封止し、前記インターポーザのビア穴1Cにボール
端子21を接続すると、BGA型の半導体装置を得るこ
とができる。
来の技術では、例えば、前記両面銅張積層板としてガラ
ス布基材銅張積層板を用いた場合、前記ガラス糸上にビ
ア穴を形成する場合がある。このとき、例えば、前記金
型による打ち抜き加工でビア穴を形成すると、図35
(a)及び図35(b)に示したように、前記ビア穴1
Cの内壁から前記ガラス糸101Aが突出したり、前記
ガラス糸101Aがエポキシ系樹脂101Bの内部で折
れて前記ビア穴1Cの内壁に空孔ができたりする。ま
た、前記エポキシ樹脂101Bがうまくせん断できずに
内壁が粗くなってしまう。
層板の前記銅箔表面及び前記ビア穴の内壁に銅めっき層
を形成するときには前工程として表面処理を行うが、前
記表面処理が十分でないと、図36に示したように、前
記スルーホールめっき14Aからガラス糸101Aが突
出してピンホールができたり、前記空孔内に空気が残っ
たりしてしまう。
Aにピンホールができたりすると、前記絶縁基板の板厚
方向の熱膨張により、前記スルーホールめっき14Aの
ピンホールや部分的に薄い部分に負荷がかかりクラック
が発生しやすくなる。前記スルーホールめっきに発生し
たクラックは導通不良の原因となり、前記スルーホール
の接続信頼性が低下するという問題があった。
ず、例えば、ポリイミドフィルムなどの絶縁基板に銅箔
を積層させた銅張積層板などでも、前記金型による打ち
抜き加工やレーザ加工の場合、前記ビア穴の内壁にスミ
アが発生しやすく、前記スミアが導通不良の原因とな
り、前記スルーホールの接続信頼性が低下するという問
題があった。
銅張積層板や、図34(a)に示したような3層のテー
プ材料にビア穴を形成する場合にも、前記ビア穴の内壁
にスミアが発生すると、前記ビア穴の内壁に導体層(め
っき層)を形成したときに前記スミアが導通不良の原因
になるという問題があった。
低減させる方法として、ドリルを用いて開口する方法が
あるが、ドリルを用いた場合には、開口するのに時間が
かかるため、前記配線基板の製造時間が長くなるととも
に製造コストが上昇するという問題があった。
例えば、前記銅張積層板を所定の大きさに切断して積層
し、一度の開口動作で複数枚の銅張積層板に一括して開
口している。しかしながら、この方法では、従来、CS
PやBGAといった半導体装置(半導体パッケージ)に
用いられるTABテープのように、一方向に長尺なテー
プ状の銅張積層板を用いたリール方式で製造することが
できず、前記配線基板の製造時間が長くなり、製造コス
トが上昇するという問題もあった。
んでいるため、前記絶縁基板も非常に薄くなってきてい
る。そのため、切断してパネル状にしてしまうと、各工
程間の搬送時などの取り扱いが難しくなるといった問題
があった。
を開口する開口部形成方法において、前記開口部の内壁
を平滑にすることが可能な技術を提供することにある。
位置を開口する開口部形成方法において、前記開口部の
内壁を平滑にし、且つ、短時間で開口することが可能な
技術を提供することにある。
の基板に開口したときに、前記開口部の内壁を平滑にす
ることが可能な技術を提供することにある。
体配線が設けられ、前記各導体配線間がスルーホールに
より接続された配線基板において、前記スルーホールの
接続信頼性を向上させるが可能な技術を提供することに
ある。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面によって明ら
かになるであろう。
発明の概要を説明すれば、以下のとおりである。
イ)と、前記第1部材の開口部と対応する位置に柱状の
パンチが設置された第2部材との間に、平板状の基板を
配置し、前記基板を前記第1部材上に固定し、前記第2
部材を前記第1部材の方向へ移動させて前記パンチによ
り前記基板を打ち抜き、前記基板の所定位置を開口する
開口部形成方法において、前記パンチの切刃部前面が前
記基板に接触したときに、前記刃先部前面から前記基板
の主面の法線方向及び前記法線方向とは異なる方向に外
力を加えて前記基板を切断し、開口する開口部形成方法
である。
に設置された前記パンチの切刃部前面、言い換えると前
記パンチの前記基板との接触面から、前記基板の主面の
法線方向に加え、前記基板の主面の法線方向とは異なる
方向にも外力を加えることにより、従来のように前記基
板の主面の法線方向に外力を加えてせん断する場合と異
なり、前記基板の主面内に方向をもつ外力が加わるた
め、前記基板の主面内方向の外力で前記基板を切断しな
がら開口することができる。そのため、従来のせん断す
る場合に比べ、前記開口部の内壁を平滑にすることがで
きる。
なる方向に外力を加える方法としては、例えば、前記パ
ンチの切刃部前面を、前記基板の主面に対して所定の角
度だけ傾斜させる方法がある。前記パンチの切刃部前面
を傾斜させることにより、前記パンチが前記基板に接触
したときに、前記基板には、前記パンチの切刃部前面の
法線方向に外力がかかる。前記切刃部前面の法線方向に
加わる外力は、前記基板の主面の法線方向の外力と前記
基板の主面内に方向をもつ外力に分けられるので、前記
基板を法線方向の外力でせん断するとともに、主面内に
方向をもつ外力で切断しながら開口することができ、前
記開口部の内壁を平滑にすることができる。
法の他に、例えば、前記第2部材を前記第1部材の方向
へ移動させるときに、前記パンチを、前記移動方向を回
転軸として回転させながら移動させる方法がある。この
場合、前記パンチが回転しながら移動することにより、
前記切刃部前面が前記基板に接触したとき、前記基板に
は、前記パンチの切刃部前面の法線方向の外力と、前記
パンチが回転していることによる外力が加わる。そのた
め、前記基板を法線方向の外力でせん断するとともに主
面内に方向をもつ外力で切断しながら開口することがで
き、前記開口部の内壁を平滑にすることができる。
れた第1部材(ダイ)と、前記第1部材の開口部と対応
する位置にパンチが設けられた第2部材とを備え、前記
基板を前記第1部材と前記第2部材の間に配置して固定
し、前記第2部材を前記第1部材の方向へ移動させて前
記基板を打ち抜き、前記基板の所定位置を開口する開口
部形成装置において、前記パンチの切刃部は、前記基板
に接触したときに、前記基板の主面の法線方向及び前記
法線方向とは異なる方向に外力が加わるように加工され
ている開口部形成装置である。
成装置のパンチの切刃部は、前記基板に接触したとき
に、前記パンチの切刃部前面、言い換えると、前記パン
チの前記基板との接触面から前記基板に加えられる外力
は、前記基板の主面内の方向成分をもつ。そのため、前
記パンチにより前記基板を打ち抜く際に、前記基板の主
面の法線方向に働く外力でせん断するとともに、と前記
基板の主面内の方向に働く外力で前記基板を切断しなが
ら開口することができ、前記開口部の内壁を平滑にする
ことができる。
板の主面の法線方向とは異なる方向に外力を加えるため
には、前記パンチの切刃部前面、言い換えると前記パン
チの切刃部と前記基板との接触面が前記基板の主面に対
して所定の角度だけ傾斜するように加工しておく方法が
ある。
に対して傾けておくことにより、前記パンチの切刃部前
面が前記基板に接触したときに、前記パンチの切刃部前
面からは前記接触面の法線方向に外力が加わる。このと
き、前記接触面の法線方向と前記基板の法線方向の成分
が異なり、前記基板の主面内に方向成分を持つ力が加わ
る。
あってもよいし、凹状に加工されていてもよい。
の切刃部前面が前記基板の主面に対して傾くように加工
するほかに、例えば、前記第2部材を移動させたとき
に、前記パンチが前記第2部材の移動方向を回転軸とし
て回転しながら移動するように加工する方法がある。
は、例えば、前記パンチの切刃部ランド面、言い換える
と、前記切刃部の側面にらせん状のガイド溝を設け、前
記パンチの切刃部ランド面の周囲に、前記ガイド溝には
め込まれる突起を有する支持部材を設け、前記支持部材
を固定部材(ストリッパ)に固定する方法がある。この
方法だと、前記パンチのガイド溝に前記支持部材の突起
がはめ込まれているため、前記パンチを移動させたとき
に、前記パンチは前記ガイド溝のらせん周期に合わせて
回転しながら移動する。この方法では、前記パンチの切
刃部前面が前記基板に接触したときに、前記パンチの移
動方向である基板の法線方向に働く外力とは別に、前記
パンチの回転により、前記基板の主面内に方向を持つ外
力が働く、そのため、前記基板を前記法線方向に働く外
力でせん断するとともに、前記基板の主面内の方向に働
く外力で切断しながら開口することができる。
に、前記ガイド溝と異なる溝を設けることにより、前記
パンチの切刃部前面が前記基板に接触したときに、前記
溝が前記基板に引っかかり、前記基板の主面内方向に、
より大きな外力を加えることができる。そのため、前記
基板の切断効果が高くなる。
ば、エンドミルのようにねじれ刃を設けることにより、
前記パンチの切刃部前面が前記基板に接触したときに、
前記ねじれ刃が前記基板に引っかかりやすくなり、前記
基板の主面内方向に、より大きな外力を加えることがで
きる。また、前記パンチの切刃部前面に溝やねじれ刃を
設けることにより、前記パンチを移動させて打ち抜く際
に、前記溝やねじれ刃の角(エッジ)部で、前記基板の
開口部の内壁を切削し、前記基板の開口部内に発生した
スミアなどを除去しながら開口することができるため、
前記基板の開口部の内壁をより平滑にすることができ
る。
施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
て、同一機能を有するものは、同一符号をつけ、その繰
り返しの説明は省略する。
発明による実施形態1の開口部形成装置の概略構成を示
す模式図であり、図1は本実施形態1の開口部形成装置
の模式平面図、図2は図1のA−A’線での模式断面
図、図3(a)は本実施形態1の開口部形成装置に用い
るパンチの正面図、図3(b)は図3(a)の切刃部前
面の投影図、図4は図2のパンチ部分の拡大断面図、図
5は図4の分解断面図である。
位置決め用の穴(スプロケットホール)、2は第1部材
(ダイ)、2Aはダイ2の抜き穴、2Bはダイ2のガイ
ド穴、3はパンチ、4は固定部材(ストリッパ)、4B
はストリッパ4のガイド穴、5は荷重部材、5Aは荷重
部材5のガイド穴、6は支持部材、7はダイホルダ、8
はバネ、9は第1ガイドポスト、10は第2ガイドポス
トである。
て、3はパンチ、301はパンチ3の切刃部、301A
は切刃部301の側面(切刃部ランド面)、301Bは
切刃部301の基板1との接触面(切刃部前面)、30
2はガイド溝、303はねじれ刃、304はパンチ3の
頭部である。
2はダイ、2Aはダイ2の抜き穴、3はパンチ、301
Bは切刃部前面、302はガイド溝、304はパンチ3
の頭部、4はストリッパ、4Aは開口部の内壁、6,6
A,6Bは支持部材、601は突起、8はバネである。
び図2に示すように、平板状の基板1と、所定位置が開
口された第1部材(以下、ダイと称する)2と、前記ダ
イ2の開口部(抜き穴)2Aと対応する位置に柱状のパ
ンチ3が設けられた第2部材とを備え、前記基板1を前
記ダイ2と前記パンチ3の間に配置して固定し、前記パ
ンチ3を前記ダイ2の方向へ移動させて前記基板1を打
ち抜き、前記基板1の所定位置を開口する装置である。
に示したように、位置決め用の穴(スプロケットホー
ル)1Aが設けられており、前記ダイ2に設けられた位
置決め用のピン(図示しない)を前記スプロケットホー
ル1Aに挿入して位置合わせをすることにより、前記基
板1の所定位置に開口部を形成することができる。
に、前記パンチ3と、前記ダイ2上に配置された前記基
板1を固定する固定部材(以下、ストリッパと称する)
4と、前記パンチ3を前記基板1の方向に移動させる荷
重部材5とを備えており、前記パンチ3は前記ストリッ
パ4の開口部4Aに設けられた支持部材(ガイドブッシ
ュ)6により支持されている。また、前記ダイ2は、図
2に示すように、ダイホルダ7に固定されている。
ように、前記パンチ3の切刃部301の側面(切刃部ラ
ンド面)301Aに、らせん状のガイド溝302が設け
られている。また、前記パンチ3の切刃部301の前記
基板1と接触する面(切刃部前面)301Bは、図3
(a)及び図3(b)に示すように、所定の角度に傾斜
しているとともに、ねじれ刃303が設けられている。
示すように、突起601が設けられており、前記パンチ
3は、前記突起601が前記パンチの切刃部ランド面3
01Aに設けられたガイド溝302にはめ込まれた状態
で支持されている。そのため、前記パンチ3を紙面上下
方向に移動させたときに、前記ガイド溝302にはめ込
まれた突起601により回転しながら移動するようにな
っている。また、前記支持部材4と前記パンチ3の頭部
304の間には、例えば、図2及び図4に示すように、
バネ8が設けられており、初期状態では、前記バネ8の
弾性力(復元力)により前記パンチ3の切刃部前面30
1が前記ストリッパ4から突出しないようになってい
る。
持する際には、図5に示すように、例えば、前記パンチ
3の切刃部ランド面301Aに前記バネ8を巻きつけて
おき、二つに分割された支持部材6A,6Bで前記パン
チ3の切刃部301をはさむようにして支持した後、前
記支持部材6A,6Bを前記ストリッパ4に設けられた
開口部4Aに挿入する。
2に示すように、第1ガイドポスト9が取り付けられて
おり、前記第1ガイドポスト9は前記荷重部材5のガイ
ド穴5Aに挿入されている。そのため、前記ストリッパ
4と前記荷重部材5は、前記第1ガイドポスト9によ
り、一軸方向(紙面上下方向)のみに移動できるように
なっている。
に示すように、第2ガイドポスト10が取り付けられて
おり、前記第2ガイドポスト10は、前記ストリッパ4
に設けられたガイド穴4Bを通して前記ダイ2に設けら
れたガイド穴2Bに挿入されている。そのため、前記荷
重部材5は、前記ダイ2に対して、一軸方向(紙面上下
方向)のみに移動できるようになっている。また、前記
荷重部材5の前記パンチ3と接触する部分は、前記パン
チ3が回転したときの摩擦抵抗を低くするために、図2
に示したように、凸状に加工されている。
パ4、前記荷重部材5、前記支持部材6などの前記開口
部形成装置を構成する各部材は、例えば、鋳型を用いて
形成し焼入れを行った金型で、寸法や形状が高精度であ
り、また、磨耗に強い金属材料が用いられている。
形成装置を用いた開口部形成方法を説明するための模式
図であり、図6(a)は開口部を形成する基板の一例を
示す平面図、図6(b)は図6(a)のB−B’線での
断面図、図7はパンチの切刃部前面が基板に接触したと
きの断面図、図8(a)及び図8(b)はパンチの切刃
部前面が接触したときに前記基板にかかる外力を示す模
式図、図9は前記基板を打ち抜いた後の動作を示す断面
図、図10(a)は開口部が形成された基板の平面図、
図10(b)は図10(a)のC−C’線での断面図で
ある。
態1の開口部形成装置を用いた開口部形成方法について
説明する。
を用いて所定位置を開口する前記基板1として、例え
ば、図6(a)及び図6(b)に示すような、繊維状の
ガラス糸101Aを織ったガラス布にエポキシ樹脂10
1Bなどを含浸させた絶縁基板101の両面にそれぞ
れ、銅箔などの薄膜導体102を形成したガラス布基材
銅張積層板を準備する。以下、本実施形態1において、
特別な断りがない場合、前記基板1はガラス布基材銅張
積層板のことを指すものとする。
101Aを平織りにしてガラス布を形成し、前記ガラス
布に未硬化のエポキシ樹脂101B、あるいはイミド樹
脂、BT(Bismaleimide Triazine)樹脂、PPE(Pol
yPhenylene Telephtaleamide)樹脂などを含浸させた
後、前記エポキシ樹脂101Bの硬化反応を中間段階ま
で進めて絶縁基板101を形成した後、前記絶縁基板1
01の両面にそれぞれ、例えば、電解銅箔あるいは圧延
銅箔などの薄膜導体102を配置して加圧加熱し、前記
絶縁基板101のエポキシ樹脂(Bステージ樹脂)10
1Bを完全硬化させることにより得られる。
SPやBGA等の半導体装置、抵抗素子や容量素子等の
電子部品を実装する配線基板や、前記半導体装置におい
て、半導体チップの外部端子と前記配線基板の端子との
整合やグリッド変換のために用いられるインターポーザ
を形成するためのものであり、通常は、一方向に長尺な
テープ状で、搬送の際にはリールに巻き取られている。
また、図6(a)及び図6(b)では示していないが、
前記ガラス布基材銅張積層板1には、例えば、図1に示
したような、搬送時のガイドや各工程での位置決めに用
いられるスプロケットホール101が形成されている。
たように、前記ダイ2と前記ポンチ3が支持されている
ストリッパ4の間に配置して、前記基板1のスプロケッ
トホール101により位置合わせをした後、図4に示し
たように、前記ストリッパ4により前記基板1を前記ダ
イ2上に固定する。
させると、前記パンチ3を前記基板1の方向へ移動し、
図7に示すように、前記パンチの切刃部前面301Bが
前記基板1に接触する。このとき、前記パンチ3の切刃
部ランド面301Aに設けられたガイド溝302に、前
記支持部材6の突起601がはめ込まれているため、前
記パンチ3は、前記パンチの移動方向(紙面上下方向)
を回転軸として回転しながら前記基板1に接触する。
基板1に接触すると、まず、図8(a)に示したよう
に、前記パンチの切刃部前面301Bの法線方向の外力
FPが加わる。前記パンチの切刃部前面301Bは、図
8(a)に示したように、前記基板1の主面に対して所
定の角度だけ傾斜しているため、前記パンチの切刃部前
面301Bから加わる外力FPは、前記パンチ3の移動
方向(z軸方向)、言い換えると前記基板1の主面の法
線方向成分の外力FP1と前記基板1の主面内(xy平
面内)方向成分の外力FP2の合力であるとみなせる。
には、図3(a)及び図3(b)に示したように、ねじ
れ刃303が設けられているため、前記切刃部前面30
1Bが回転しながら前記基板1に接触すると、図8
(b)に示すように、前記ねじれ刃303が前記基板1
に引っかかり(食いつき)、前記ねじれ刃303から前
記基板1の主面内方向の外力FP3を受ける。
る、前記基板1の主面内方向の外力FP2,FP3は、
前記基板1の法線方向に加わる外力FP1と異なり、前
記基板1を引き裂くように働く外力であるため、前記パ
ンチ3の切刃部301で前記基板1を打ち抜く際に、従
来のパンチのように、前記基板1の法線方向成分の外力
FP1で前記基板1をせん断するとともに、前記基板1
の主面内方向の外力FP2で、前記基板1を切断しなが
ら打ち抜くことができる。
量だけ下降させ、前記基板1を打ち抜いた後は、前記荷
重部材5を上昇させる。このとき、前記パンチ3は、図
9に示すように、前記パンチ3の切刃部301に巻きつ
けたバネ8の弾性力(復元力)により回転しながら上昇
し、前記パンチ3の切刃部前面301Bが前記ストリッ
パ4の内部に戻る。
記基板1の開口部1Cは、従来のせん断とは異なり、前
記基板1の主面内(横方向)の力を加えて切断しながら
形成するため、例えば、図10(a)及び図10(b)
に示すように、前記ガラス糸101が前記開口部1C内
に突出することを低減させ、前記開口部1Cの内壁を平
滑にすることができる。
て、前記基板1を前記ダイ2から外し、前記基板1を所
定量だけ移動させ、前記手順による打ち抜き動作を繰り
返していく。
うな、前記基板(ガラス布基材銅張積層板)1は、例え
ば、前記図23に示したような、MCM(Multi Chip M
odule)等に用いる両面配線基板を製造するための基板
材料であり、前記開口部形成装置を用いてテープ状の前
記基板1の所定位置を開口した後は、例えば、前記図3
0(a)に示したように、前記各薄膜導体102及び前
記開口部1C上に銅めっき層を形成する。このとき、本
実施形態1の開口部形成装置を用いて、前記開口部1C
を形成することにより、前記ガラス糸101Aのバリや
エポキシ樹脂101Bのスミアが発生するのを防げるた
め、前記開口部1Cの内壁に形成した銅めっき層(スル
ーホールめっき)にピンホールや割れが生じるのを防げ
る。また、前記開口部1Cの内壁を平滑にすることがで
きるため、前記スルーホールめっきの厚さを均一にする
ことができる。そのため、前記スルーホールの接続信頼
性を向上させることができるまた、前記銅めっき層を形
成した後は、前記図30(b)に示したように、前記各
薄膜導体102及び前記銅めっき層をエッチング処理し
て第1導体配線及び第2導体配線を形成し、前記各導体
配線の表面にニッケル・金めっきなどのめっき層を形成
することにより、図23、図24、及び図25に示した
ような、両面配線基板を得ることができる。
ば、前記パンチ3の切刃部ランド面301A、言い換え
ると、前記パンチ3の切刃部301の側面にらせん状の
ガイド溝302を設け、前記パンチ3を、前記パンチ3
のガイド溝302にはめ込まれる突起601を有する支
持部材6及びストリッパ4で支持することにより、前記
パンチ3を移動(下降)させるときに、前記パンチ3の
移動方向を回転軸として回転させながら移動させること
ができる。前記パンチ3の切刃部前面301Bが回転し
ながら前記基板1に接触すると、前記基板1には、前記
基板1の主面の法線方向の外力FP1の他に、前記パン
チ3が回転していることにより、前記基板1の主面内方
向の外力FP3がかかる。そのため、前記基板1の主面
の法線方向の外力FP1で前記基板1をせん断するとと
もに、前記基板1の主面内方向の外力FP3で切断しな
がら前記基板1を打ち抜き、開口することができ、前記
基板1の開口部1Cの内壁を平滑にすることができる。
を、前記基板1の主面に対して所定の角度だけ傾斜させ
ておくことにより、前記パンチ3の切刃部前面301B
が前記基板1に接触したときに、前記切刃部前面301
から前記基板1にかかる外力FPが、前記基板1の主面
の法線方向成分の外力FP1と前記基板1の主面内方向
成分の外力FP2の合力とみなせるため、前記基板1の
主面内方向に加わる外力が大きくなり、前記基板1を切
断しやすくなる。そのため、前記基板1の開口部1Cの
内壁を平滑にしやすくなる。
ることができるため、前記開口部1Cにスルーホールめ
っきを形成する場合などに、前記めっき層の厚さにばら
つきが生じにくく、熱衝撃によるクラックなどが発生し
にくい。そのため、前記スルーホールの接続信頼性を向
上させることができる。
うに、金型を用いた打ち抜き加工で基板1の所定位置を
開口する方法は、前記両面配線基板の製造の他に、図3
5に示したような、BGAやCSPのような半導体パッ
ケージ(半導体装置)で用いられるインターポーザ等を
製造する際に用いられている。前記両面配線基板やイン
ターポーザは、一方向に長尺なテープ状の基板1(テー
プ材料)をリールに巻き取っておき、前記リールから前
記基板1を引き出して、所定の工程を連続的に行い、再
びリールに巻き取るというリールツーリール法(reel t
o reel process)で製造されている。そのため、本実施
形態1のような開口部形成方法を適用することにより、
従来のドリルで開口する方法に比べて短時間で平滑な開
口部を形成することができ、前記基板1を用いた配線基
板を製造するのに必要な時間を短縮できるとともに歩留
まりを向上させることができるので、配線基板の製造コ
ストを低減させることができる。
る基板1として、図6(a)及び図6(b)に示したよ
うな、ガラス布基材エポキシ樹脂銅張積層板を例にあげ
て説明したが、これに限らず、例えば、ポリイミドフィ
ルムの主面に導体層を形成した基板であってもよいし、
また、図34に示したような、前記ポリイミドフィルム
の主面に接着層及び保護フィルムを形成したような3層
のテープ材料を開口する場合でも、前記基板を切断しな
がら開口するため、前記開口部の内壁を平滑にすること
ができ、前記開口部での接続信頼性の低下を防ぐことが
できる。
口部形成装置の変形例を説明するための模式図であり、
図11はパンチの正面図、図12は図11のパンチを設
置した開口部形成装置のパンチ周辺部の断面図である。
301はパンチ3の切刃部、301Aは切刃部ランド
面、301Bは切刃部前面、302Aは第1ガイド溝、
302Bは第2ガイド溝である。
パンチ3は、図3(a)及び図3(b)に示したよう
に、前記パンチ3の切刃部前面301Bにねじれ刃30
3を設けており、前記パンチ3の切刃部ランド面301
Aには、前記切刃部前面301Bまで到達しない1本の
らせん状のガイド溝302が設けられていたが、これに
限らず、例えば、図11に示したように、前記パンチ3
の切刃部ランド面301に、前記切刃部前面301Bま
で達する第1ガイド溝302A及び第2ガイド溝302
Bを設けてもよい。この場合、前記第1ガイド溝302
A及び第2ガイド溝302Bを前記切刃部前面301B
まで設けることによりできる前記切刃部前面301Bの
角部(エッジ)が前記実施形態1で説明したねじれ刃3
03と同じ役目をし、前記エッジ部分が前記基板1に引
っかかることにより基板1の主面内方向成分に外力を加
えることができる。
に、前記切刃部前面301Bが前記基板1の主面に対し
て所定の角度だけ傾斜するように加工しておくことによ
り、前記切刃部前面301Bが基板に接触したときに、
前記基板1の主面内方向に加わる外力が大きくなるの
で、より切断しやすくなる。
は、前記パンチ3の切刃部ランド面301Aに、前記切
刃部前面301Aまで達していないガイド溝302を設
けているため、図5に示したように、突起601が設け
られた支持部材6で支持されたパンチ3を前記ストリッ
パ4に固定しているが、図11に示したようなパンチ3
を用いることにより、図12に示すように、前記ストリ
ッパ4の開口部4Aに突起401を設けておき、前記パ
ンチ3を前記切刃部前面301Bからねじ込むようにす
ることで前記パンチ3を支持することもできる。そのた
め、前記実施形態1の開口部形成装置に比べ、構成する
部品の数を少なくすることができ、装置の保守、管理も
容易になり、装置のコストを低減することができる。
ランド面301Aに、第1ガイド溝302A及び第2ガ
イド溝302Bの2本のガイド溝を設けているが、これ
に限らず、3本以上の溝を設けてもよいことは言うまで
もない。
口部形成装置の他の変形例を説明するための模式図であ
り、図13(a)はパンチの正面図、図13(b)は図
13(a)に示したパンチの切刃部前面の投影図、図1
4は図13(a)に示したパンチで開口部を形成する際
に基板にかかる外力を示す断面図、図15は図13
(a)に示したパンチで開口部を形成する際に基板にか
かる外力を示す平面図、図16は図13に示したパンチ
の応用例である。
3’はパンチ、301はパンチ3の切刃部、301Aは
パンチ3の切刃部ランド面、301Bはパンチ3の切刃
部前面、302はガイド溝、305は切削溝である。
パンチ3は、図3(a)及び図3(b)に示したよう
に、前記切刃部前面301Bにねじれ刃303が設けら
れ、且つ、前記切刃部前面301Bが前記基板1の主面
に対して所定の角度だけ傾斜していたが、これに限ら
ず、図13(a)に示したように、パンチ3’の切刃部
前面301Bが基板1の主面と平行であってもよいこと
は言うまでもない。また、前記切刃部前面301Bに
は、前記ねじれ刃303の代わりに、図13(a)及び
図13(b)に示したような切削溝305が設けられて
いてもよい。
うなパンチ3’を用いて、前記基板1に開口部を形成す
る際には、図14に示すように、前記パンチ3’の切刃
部前面301Bから前記基板1の主面の法線方向(z軸
方向)の外力FPが加わるとともに、図15に示したよ
うに、前記切刃部前面301Bに設けられた切削溝30
5が前記基板1に引っかかることによる外力FP3’が
かかるため、前記基板1を切断しながら開口することが
できる。そのため、前記実施形態1の場合と同様に、前
記基板1の開口部1Cの内壁を平滑にするとともに、前
記開口部1Cの内壁にめっき層(スルーホールめっき)
を形成したときの接続信頼性を向上させることができ
る。
すように、前記パンチ3の切刃部前面301Bが前記基
板1の主面に対して所定の角度になるように傾斜させる
ことにより、前記基板1の主面内方向に働く外力が大き
くなるため、前記基板1を切断しやすくなる。
明による実施形態2の開口部形成装置の概略構成を示す
模式図であり、図17は開口部形成装置の平面図、図1
8は図17のD−D’線での断面図、図19(a)はパ
ンチの切刃部前面周辺の拡大正面図、図19(b)は図
19(a)のx方向の断面図、図19(c)は図19
(a)のy方向の断面図である。
Aは位置決め用の穴(スプロケットホール)、2は第1
部材(ダイ)、2Aはダイ2の抜き穴、2Bはダイ2の
ガイド穴、4は固定部材(ストリッパ)、4Aはストリ
ッパ4の開口部、4Bはストリッパ4のガイド穴、7は
ダイホルダ、8はバネ、9は第1ガイドポスト、10は
第2ガイドポスト、11はパンチ、1101はパンチ1
1の切刃部、1101Aはパンチ11の切刃部前面であ
る。
及び図18に示すように、平板状の基板1と、所定位置
が開口された第1部材(以下、ダイと称する)2と、前
記ダイ2の開口部(抜き穴)2Aと対応する位置に柱状
のパンチ11が設けられた第2部材とを備え、前記基板
1を前記ダイ2と前記パンチ11の間に配置して固定
し、前記パンチ11を前記ダイ2の方向へ移動させて前
記基板1を打ち抜き、前記基板1の所定位置を開口する
装置である。
7に示したように、位置決め用の穴(スプロケットホー
ル)1Aが設けられており、前記ダイ2に設けられた位
置決め用のピン(図示しない)を前記スプロケットホー
ル1Aに挿入して位置合わせをすることにより、前記基
板1の所定位置に開口部を形成することができる。
に、前記パンチ11と、前記ダイ2上に配置された前記
基板1を固定する固定部材(以下、ストリッパと称す
る)4と、前記パンチ11を支持、固定するパンチプレ
ート12A及びパンチホルダ12Bとを備える。また、
前記ダイ2は、図18に示すように、ダイホルダ7に固
定されている。
は、図19(a)に示すように、切刃部前面1011
A、言い換えると、前記パンチの切刃部1101の前記
基板1との接触面が前記基板の主面1Bに対して所定の
角度だけ傾斜しており、前記基板の主面1Bと平行にな
らないように加工されている。このとき、図19(a)
に示すように、前記基板1の主面内方向にx軸とy軸が
あり、前記基板の主面1Bの法線方向V1をz軸とする
3次元座標をとり、前記パンチ11の切刃部前面110
1Aの長径方向R1とx軸、前記切刃部前面1101A
の短径方向R2とy軸を一致させると、前記パンチ3の
切刃部1101を長径方向R1(x軸方向)で切断した
ときには、図19(b)に示すように、前記基板1の主
面1Bと切刃部前面1101Aとのなす角がθ1とな
る。言い換えると、前記3次元直交座標系において、x
z平面で見たときの前記パンチ11の切刃部前面110
1Aの法線方向V2は、前記パンチ11の移動方向であ
る前記基板の主面1Bの法線方向V1(z軸)に対して
角度θ1だけ傾いている。前記角度θ1は、例えば、1
0度程度になるように加工される。
短径方向R2(y軸方向)で切断したときには、図19
(c)に示すように、前記基板の主面1Bと前記パンチ
の切刃部前面1101Aとのなす角がθ2となる。言い
換えると、前記3次元直交座標系において、yz平面で
見たときの前記パンチの切刃部前面1101Aの法線方
向V2’は、前記パンチの移動方向である前記基板の主
面1Bの法線方向V1(z軸)に対して角度θ2だけ傾
いている。前記角度θ2も、例えば、10度程度になる
ように加工される。
19(c)に示したような、前記切刃部前面1101A
が傾斜したパンチ11は、図18に示すように、パンチ
プレート12A及びパンチホルダ12Bにより支持、固
定されており、前記パンチ11の切刃部1101は、前
記ストリッパ4に設けられた開口部4Aに挿入されてい
る。
18に示すように、第1ガイドポスト9が取り付けられ
ており、前記第1ガイドポスト9は前記パンチプレート
12A及びパンチホルダ12Bのガイド穴に挿入されて
いる。そのため、前記ストリッパ4と前記パンチホルダ
12Bは、前記第1ガイドポスト9により、一軸方向
(紙面上下方向)のみに移動できるようになっている。
ば、図18に示すように、第2ガイドポスト10が取り
付けられており、前記第2ガイドポスト10は、前記ス
トリッパ4に設けられたガイド穴4Bを通して前記ダイ
2に設けられたガイド穴2Bに挿入されている。そのた
め、前記パンチホルダ12は、前記ダイ2に対して、一
軸方向(紙面上下方向)のみに移動できるようになって
いる。
パ4などの前記開口部形成装置を構成する各部材は、例
えば、鋳型を用いて形成し焼入れを行った金型で、寸法
や形状が高精度であり、また、磨耗に強い金属材料が用
いられている。
部形成装置を用いた開口部形成方法を説明するための模
式図であり、図20は基板を固定した状態でのパンチ周
辺の断面図、図21はパンチの切刃部が基板に接触した
ときの外力の加わり方を示した模式図である。
形態2の開口部形成方法について説明する。なお、本実
施形態2においても、開口部を形成する前記基板1に
は、前記実施形態1の説明で用いたガラス布基材エポキ
シ樹脂銅張積層板を用いることとする。
いて開口部を形成する前記基板1は、前記実施例1と同
様で、半導体チップや半導体装置などの電子部品を実装
する配線基板、あるいはBGAやCSPなどの半導体装
置で半導体チップの外部端子をグリッド変換するための
インターポーザの製造に用いられるものであるので、実
施形態1と重複する部分の説明は省略する。
って、図6(a)及び図6(b)に示したような基板1
を準備する。前記基板1は、前記実施形態1で説明した
ように、一方向に長尺なテープ状であり、搬送時にはリ
ールに巻き取られているものとする。
き出し、図17及び図20に示したように、前記ダイ2
と前記パンチ11(ストリッパ4)の間に配置し、前記
基板1に設けられた位置決め用のスプロケットホール1
Aで位置合わせをした後、前記パンチホルダ12Bを下
降させると、前記ストリッパ4も下降して前記基板1が
固定される。
降させると、前記パンチ11の切刃部前面1101Aが
前記基板1に接触する。このとき、前記基板1の主面1
Bには、図21に示したように、前記パンチ11の切刃
部前面1101Aの法線方向の外力FPが加わる。前記
パンチの切刃部1101Aから加わる外力FPの方向
は、前記パンチ11の移動方向、すなわち前記基板の主
面1Bの法線方向(z軸方向)に対して所定の角度だけ
傾いており、図21に示すように、前記基板の主面1B
の法線方向(z軸方向)の外力FP1と、前記基板1の
主面内(xy面内)方向の外力FP2の合力とみなせ
る。そのため、前記パンチの切刃部前面1101Aから
加わった外力FPのうち、前記基板の主面1Bの法線方
向成分の外力FP1でせん断するとともに、前記基板の
主面内方向成分の外力FP2で切断しながら前記基板1
を打ち抜き、開口することができる。
記基板1を開口した場合も、前記実施形態1と同様で、
前記基板をせん断するとともに、切断しながら開口する
ことができるため、図10(a)及び図10(b)に示
したように、前記基板1の開口部1Cの内壁を平滑する
ことができ、前記開口部1Cの内壁にめっき層(スルー
ホールめっき)を形成したときに、前記めっき層の接続
信頼性を向上させることができる。
部形成装置の場合も、前記パンチ11の切刃部前面11
01A、言い換えると、前記パンチ11の切刃部110
1の前記基板1と接触する面を前記基板1の主面に対し
て所定の角度だけ傾斜させておくことにより、前記パン
チ11の切刃部前面1101Aが前記基板1に接触した
ときに、前記基板の主面1Bの法線方向成分の外力FP
1と前記基板の主面内方向の外力FP2が前記基板1に
かかるため、前記実施形態1の場合と同様に、前記基板
の主面1Bの法線方向成分の外力FP1でせん断すると
ともに、前記基板の主面内方向の外力FP2で切断しな
がら前記基板1を打ち抜き、開口することができる。そ
のため、前記基板1の開口部1Cの内壁を平滑にするこ
とができ、前記基板1の開口部1C内に形成したスルー
ホールめっき等の接続信頼性を向上させることができ
る。
置の変形例を説明するための模式図であり、図22
(a)はパンチの切刃部の正面図、図22(b)は図2
2(a)の模式断面図、図22(c)は図22(a)の
E−E’線で切断した断面図である。
記パンチ11の切刃部前面1101Aは、図19
(a)、図19(b)、及び図19(c)に示したよう
に、前記切刃部前面1101Aが前記基板1の主面1B
に対して所定の角度だけ傾斜した平面であったが、これ
に限らず、例えば、図22(a)に示すように、前記切
刃部前面1101A’が凹状の曲面であってもよい。こ
のとき、例えば、図22(b)に示すように、前記切刃
部前面1101Aが凹状になるように加工しておく。ま
たこのとき、前記切刃部前面1101Aは、例えば、図
22(c)に示すように、前記基板1の主面1Bに対し
て所定の角度だけ傾斜させるようにする。
(c)に示したように、前記パンチ11の切刃部前面1
101A’を凹状の曲面に加工した場合にも、前記切刃
部前面1101A’が前記基板1に接触したときに、前
記基板の主面1Bの法線方向(z軸方向)とは異なる方
向の力成分を持つ外力が前記基板1に加わるため、前記
実施形態2で説明したように、前記基板の主面1Bの法
線方向成分の外力FP1でせん断するとともに、前記基
板1の主面内方向成分の外力FP2により切断しながら
前記基板1を打ち抜き、開口することができ、前記基板
1の開口部1Cの内壁を平滑にすることができる。
的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることはもちろんである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
開口部形成方法において、前記開口部の内壁を平滑にす
ることができる。
開口部形成方法において、前記開口部の内壁を平滑に
し、且つ、短時間で開口することができる。
たときに、前記開口部の内壁を平滑にすることができ
る。
れ、前記各導体配線間がスルーホールにより接続された
配線基板において、前記スルーホールの接続信頼性を向
上させるができる。
略構成を示す模式平面図である。
す模式図であり、図1のA−A’線での断面図である。
す模式図であり、図3(a)はパンチの正面図、図3
(b)はパンチの切刃部前面の投影図である。
す模式図であり、パンチ周辺の拡大断面図である。
す模式図であり、パンチ周辺の分解拡大図である。
形成方法を説明するための模式図であり、図6(a)は
開口部を形成する基板の一例を示す平面図、図6(b)
は図6(a)のB−B’線での断面図である。
形成方法を説明するための模式図であり、パンチの切刃
部前面が基板に接触した状態の断面図である。
形成方法を説明するための模式図であり、図8(a)及
び図8(b)はそれぞれ、前記パンチの切刃部前面から
前記基板に加えられる外力を示す模式図である。
形成方法を説明するための模式図であり、前記基板を打
ち抜いて開口した後の動作を説明するための断面図であ
る。
部形成方法を説明するための模式図であり、図10
(a)は開口部を形成した後の基板を示す平面図、図1
0(b)は図10(a)のC−C’線での断面図であ
る。
説明するための模式図であり、パンチの正面図である。
説明するための模式図であり、図11に示したパンチを
用いた開口部形成装置のパンチ周辺の拡大断面図であ
る。
例を説明するための模式図であり、図13(a)はパン
チの正面図、図13(b)は図13(a)のパンチの切
刃部前面の投影図である。
説明するための模式図であり、図11に示したパンチを
用いた開口部形成装置のパンチ周辺の拡大断面図であ
る。
説明するための模式図であり、図11に示したパンチを
用いた開口部形成装置のパンチ周辺の拡大平面図であ
る。
例を説明するための模式図であり、図13に示したパン
チの応用例を示す模式図である。
概略構成を示す模式平面図である。
示す模式図であり、図8のD−D’線での断面図であ
る。
示す模式図であり、図19(a)はパンチの切刃部の正
面図、図19(b)は図19(a)のx軸方向での断面
図、図19(c)は図19(a)のy軸方向での断面図
である。
部形成方法を説明するための模式図であり、パンチ周辺
の部分拡大断面図である。
部形成方法を説明するための模式図であり、パンチの切
刃部前面から基板に加えられる外力を示している。
説明するための模式図であり、図22(a)はパンチの
切刃部の正面図、図22(b)は図22(a)の模式断
面図、図22(c)は図22(a)のE−E’線での断
面図である。
面図である。
面図であり、図23の領域Lの拡大図である。
であり、図24のF−F’線での断面図である。
めの模式図であり、図26(a)は両面銅張積層板の平
面図、図26(b)は図26(a)のG−G’線での断
面図である。
めの模式断面図である。
めの模式断面図である。
めの模式断面図である。
めの模式断面図である。
構成を示す模式平面図である。
構成を示す模式図であり、図31のH−H’線での断面
図である。
図である。
めの模式断面図である。
明するための模式図であり、図35(a)は開口部を形
成した基板の平面図、図35(b)は図35(a)のI
−I’線での断面図である。
明するための模式断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】所定位置が開口した第1部材(ダイ)と、
前記第1部材の開口部と対応する位置に柱状のパンチが
設置された第2部材との間に、平板状の基板を配置し、 前記基板を前記第1部材上に固定し、 前記第2部材を前記第1部材の方向へ移動させて前記パ
ンチにより前記基板を打ち抜き、前記基板の所定位置を
開口する開口部形成方法において、 前記パンチの切刃部前面が前記基板に接触したときに、
前記刃先部前面から前記基板の主面の法線方向及び前記
法線方向とは異なる方向に外力を加えて前記基板を切断
し、開口することを特徴とする開口部形成方法。 - 【請求項2】前記第2部材を前記第1部材の方向へ移動
させるときに、前記パンチが前記移動方向を回転軸とし
て回転しながら移動することを特徴とする請求項1記載
の開口部形成方法。 - 【請求項3】前記パンチの前記切刃部前面の法線方向
を、前記基板の主面の法線方向に対して所定の角度だけ
傾けて接触させることを特徴とする請求項1または請求
項2記載の開口部形成方法。 - 【請求項4】平板状の基板と、所定位置が開口された第
1部材(ダイ)と、前記第1部材の開口部と対応する位
置にパンチが設けられた第2部材とを備え、前記基板を
前記第1部材と前記第2部材の間に配置して固定し、前
記第2部材を前記第1部材の方向へ移動させて前記基板
を打ち抜き、前記基板の所定位置を開口する開口部形成
装置において、 前記パンチの切刃部は、前記基板に接触したときに、前
記基板の主面の法線方向及び前記法線方向とは異なる方
向に外力が加わるように加工されていることを特徴とす
る開口部形成装置。 - 【請求項5】前記第2部材は、 切刃部ランド面にらせん状のガイド溝が設けられた前記
パンチと、 前記パンチの切刃部ランド面の周囲に設けられた、前記
ガイド溝にはめ込まれる突起を有する支持部材と、 前記支持部材を固定する固定部材(ストリッパ)とを備
え、 前記第2部材を移動させたときに、前記刃先部が移動方
向を回転軸として回転しながら移動することを特徴とす
る請求項4記載の開口部形成装置。 - 【請求項6】前記パンチは、切刃部前面に、ねじれ刃が
設けられていることを特徴とする請求項5記載の開口部
形成装置。 - 【請求項7】前記パンチは、切刃部前面に、前記ガイド
溝と異なる溝が設けられていることを特徴とする請求項
5記載の開口部形成装置。 - 【請求項8】前記パンチの切刃部前面は、前記基板との
接触面が前記基板の主面に対して所定の角度だけ傾斜す
るように加工されていることを特徴とする請求項4乃至
請求項7のいずれか1項に記載の開口部形成用装置。 - 【請求項9】前記パンチの切刃部前面は、凹状に加工さ
れていることを特徴とする請求項8記載の開口部形成装
置。
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JP (1) | JP4465917B2 (ja) |
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