JP2014133249A - 打ち抜き装置及び打ち抜き方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】対となるパンチ14とダイ15を用い、ストリッパー部材17によって押圧保持された被加工材18に、真円孔37を形成する打ち抜き装置10において、回転駆動機構39によって、所定のストローク毎にパンチ14を所定角度回転させ、パンチ14の偏磨耗を防止する。
【選択図】図1
Description
図4はプレス加工ラインによる加工工程図であり、70はアンコイラーを、72はレベラーを、73はプレスを、74は金型装置を示す。図5に金型装置74の概略構造を示すが、パンチ75及びダイ76を用いて被加工材77に打ち抜き加工やシェービング加工を行うと、加工数の増加に伴ってパンチ75が磨耗する。
特に、シェービング加工ではパンチ75とダイ76のクリアランスが狭いため、この偏磨耗の進行が速く問題となっていた。
従って、加工数の増加に伴いパンチの偏磨耗の程度が徐々に大きくなると、シェービング加工された孔は、偏磨耗のないパンチで加工された孔と比べて、真円と異なる形状となる。
真円形状のパンチにより加工する孔の状態変化の概略を図8(A)、(B)に示す。図8(B)に示すように、偏磨耗したパンチで加工された孔94は、真円孔95からずれていることが判る。
積層鉄心100の軸孔99の形状、寸法精度は重要であり、形状が真円から外れると軸101と積層鉄心100との嵌合不良や、回転子の揺れ、振動等の品質上の問題を発生させる。
更に、金型のメンテナンスにおいて、パンチが偏磨耗して特定の部位の磨耗が進行することにより、パンチの再研削サイクルが短くなるという問題もある。
前記パンチに、所定のストローク毎に該パンチを所定角度回転させる回転駆動機構を設けた。
また、第6の発明に係る打ち抜き装置は、第1〜第3の発明に係る打ち抜き装置において、前記ダイ及び該ダイと対となる前記パンチは断面円形であって、前記被加工材に前記真円孔を形成するために用いられる。
前記パンチを所定ストローク毎に回転し、被加工材に対して前記パンチの刃部を順次移動させて、前記ダイに対応する前記パンチの刃部を変えて、前記パンチの偏磨耗を防止する。なお、ここで真円孔はパンチとダイの一回の使用によって円孔を形成する場合と、下孔を形成した後、シェービング加工を行う場合とがある。
例えば、製品が電動機の積層鉄心である場合、積層鉄心の軸孔の真円度の劣化を防止できるので、軸と積層鉄心の軸孔の嵌合不良や、回転子の振れ、振動等の発生を抑えることができる。
また、パンチの偏磨耗が極力少なくなることによって、パンチ及びダイの再研削サイクルを延長することができ、結果として安価な製品を提供できる。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る打ち抜き装置10を備えた金型装置11は、図示しない駆動源によって昇降する上型12と、固定配置される下型13を有し、上型12に真円孔を加工するパンチ14が、下型13にパンチ14と対となるダイ15が設けられている。
一方向クラッチ31の方向は、ストリッパー部材17が下降して被加工材18を押圧する場合は回転動力の伝達を行わず、ストリッパー部材17が上型12の上昇に伴って上昇した場合には、ラックギア33によってピニオンギア32に回転動力の伝達を送るようになっている。
また、ウォームホイル23の周囲には、ウォームホイル23の外側及び上側に摺接するガイド部材34が複数設けられ、ウォームホイル23とウォーム25との噛み合いを維持している。
パンチ14の先側に形成される刃部(即ち、パンチ刃部)36は真円孔37と同一の径となって、被加工材18の一回のシェービング加工毎にα度(例えば、360度/n)回転する。従って、円周上の一つの場所の刃部36は被加工材18に対して異なる角度位置を切断することになり、刃部36の負荷が平均化する。
例えば、前記実施の形態においては、回転駆動機構に、ラックとピニオンを用いて、ストリッパー部材の昇降をウォーム軸の回転運動に変えているが、ウォーム軸に第1のアームを、上型又は下型に第2のアームを設け、第1、第2のアームの先部を連結することによって、ストリッパー部材又は上型の上下運動を、ウォーム軸の回転運動に変えることもできる。
更に、回転駆動機構として独立にモータ、減速機を設けてウォーム軸を回転駆動することもできる。
更に、前記実施の形態においては、シェービング加工に本発明を適用して説明したが、通常のシェービング加工を行わない真円孔(単なる円形孔の加工)であっても本発明を適用することは可能であり、これによって、より真円度の高い丸孔を形成できると共に、パンチの寿命を延ばすことができる。
Claims (7)
- 対となるパンチとダイを用い、ストリッパー部材によって押圧保持された被加工材に、真円孔を形成する打ち抜き装置において、
前記パンチに、所定のストローク毎に該パンチを所定角度回転させる回転駆動機構を設けたことを特徴とする打ち抜き装置。 - 請求項1記載の打ち抜き装置において、前記ダイは下型に、前記パンチは昇降する上型に設けられ、前記ストリッパー部材は前記上型に連動し、前記回転駆動機構の主要部は前記ストリッパー部材の上側に設けられ、前記ストリッパー部材の上昇時に前記回転駆動機構の回転力を得ていることを特徴とする打ち抜き装置。
- 請求項2記載の打ち抜き装置において、前記回転駆動機構は、1)前記上型に回転可能に支持される前記パンチに軸心を合わせて固定されたウォームホイルと、前記ウォームホイルに噛合するウォームが設けられて両側が軸受支持されたウォーム軸と、該ウォーム軸に一方向クラッチを介して取り付けられたピニオンギアとを有する前記主要部と、2)前記ダイを固定する前記下型に立設されて前記ピニオンギアに噛合するラックギアとを有し、前記上型の上昇時に前記ウォームホイルが所定角度回転することを特徴とする打ち抜き装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の打ち抜き装置において、前記パンチと前記ダイは下孔の内側周囲をシェービングして前記真円孔とするシェービング加工用のパンチ及びダイであることを特徴とする打ち抜き装置。
- 請求項4記載の打ち抜き装置において、前記パンチの刃部と前記ダイのクリアランスは前記被加工材の板厚の0.5〜5%の範囲にあることを特徴とする打ち抜き装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の打ち抜き装置において、前記ダイ及び該ダイと対となる前記パンチは断面円形であって、前記被加工材に前記真円孔を形成するために用いられることを特徴とする打ち抜き装置。
- 対となるパンチとダイを用い、真円孔を形成する打ち抜き方法において、
前記パンチを所定ストローク毎に回転し、被加工材に対して前記パンチの刃部を順次移動させて、前記ダイに対応する前記パンチの刃部を変えて、前記パンチの偏磨耗を防止することを特徴とする打ち抜き方法。
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