JP5907827B2 - 積層装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄心片を積層して積層鉄心を製造するための積層装置に関する。
例えば、電動機のロータコアは、リング状に成形された薄板鋼板を積層することによりリング状(円筒状)に構成されており、積層鉄心と呼ばれる。従来、積層鉄心の製造においては、鉄心片の板厚偏差や磁気異方性の問題を回避するために、転積を行っていた。この転積では、前工程で所定のプレス加工がされた鋼板を、ダイの上まで搬送し、次にパンチとダイによって鋼板を打ち抜いて鉄心片を形成し、形成された鉄心片を予め定められた角度だけ回転させる。そしてこれらの各工程を繰り返し、鉄心片が順次転積されることで積層鉄心が形成される。
また、鋼板の利用率を向上させるため、複数の扇状の薄板鋼板からなる分割コアプレートを周方向に並べてコアプレートを形成し、コアプレートをレンガ状に積層することで構成された積層鉄心を製造するための装置及び方法が、本出願人により既に提案されている(下記、特許文献1参照)。この装置及び方法では、打ち抜かれた分割コアプレートは、回転積層受型にて所定角度回転させられ、回転と積層を繰り返すことにより積層鉄心が形成される。この装置及び方法によれば、鋼板の利用率が向上するとともに、分割コアプレートの積層時間を短縮させることが可能となる。
また、特許文献1では、積層装置の回転駆動機構として、サーボモータと回転積層受型とを直結し、ベルトや歯車等を介さずに、サーボモータにより回転積層受型を直接駆動するダイレクト駆動方式の駆動機構が提案されている。このようなダイレクト駆動方式によれば、停止位置精度を損なう誤差が少なく、応答待ち時間が少ない等により、正確且つ高速に受型を位置決めすることができる等の利点が得られる。
国際公開第2008/065830号パンフレット
サーボモータによるダイレクト駆動方式の場合、装置の分解や組立を伴うメンテナンス作業に多くの時間を要してしまう。また、打抜き金型は成形加工に伴って刃先の摩耗が進行すると所要の製品精度が得られなくなるため、一般的には定期的に刃先を再生させるために研削加工を実施する必要があるが、サーボモータ等の電装機器を内蔵している場合、研削液や切り屑が電装機器に入ると故障の原因となってしまう。さらに、異なる種類の打抜き金型毎に、サーボモータが専用の駆動源として搭載されるため、設備コストの増加を招く。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、メンテナンス性と汎用性を高めつつ、製品精度を損なうことなく、高速に積層できる積層装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、板状片を積層して積層鉄心を成形する積層装置であって、パンチに対向して配置されたダイを含む回転積層主型と、前記回転積層主型を回転可能に支持する枠体とを有する金型本体と、前記回転積層主型と同心状に配置されたモータを含み、前記回転積層主型を回転駆動させる駆動ユニットと、を備え、前記駆動ユニットは、前記金型本体に対して着脱可能に構成されており、前記駆動ユニットは、モータロータと、前記モータロータを保持し前記回転積層主型に対して回転力を伝達可能に当接するインナ部材とを有するロータ側ユニットと、前記モータロータの外側に対向配置されたモータステータと、前記モータステータを保持し、前記インナ部材を回転可能に支持し且つ前記枠体に対して着脱可能なアウタ部材とを有するステータ側ユニットと、を備えることを特徴とする。
本発明に係る積層装置によれば、ダイの切れ刃を再生させるための研削加工等のメンテナンス作業を行うに際し、ダイを含む金型本体に対して、主型を回転駆動させる駆動ユニットを容易に取り外すことができる。このため、該メンテナンス作業に要する時間を大幅に短縮することができる。また、メンテナンス作業時には、駆動ユニットが金型本体から分離することから、ダイの研削加工時の研削液や切り屑が、駆動ユニットのモータ等の電装機器に入ることがなく、該電装機器の損傷を防止することができる。さらに、駆動ユニットは、それ単体で取り扱うことが可能であるようにユニット化されたものであるため、製品形状が異なる複数種類の積層装置(打ち抜き金型)へ取り付けることが可能な汎用性を備える。従って、種類が異なる積層装置毎に専用の駆動部を搭載する必要がなく、設備コストを削減できる。
上記の積層装置において、前記駆動ユニットは、前記ロータ側ユニットと前記ステータ側ユニットとの間に配置された軸受を有し、前記積層装置は、さらに、前記軸受に潤滑剤を供給するための潤滑用回路と、前記軸受が配置された箇所と前記モータが配置された箇所との間に設けられ、前記軸受側から前記モータ側への前記潤滑剤の浸入を防止するシール構造とを備えるとよい。
上記の構成によれば、潤滑剤のモータ側(モータロータとモータステータとの間)への浸入が阻止され、潤滑剤によりモータが損傷することを有効に防止することができる。
上記の積層装置において、前記モータロータと前記モータステータとの間に冷却用気体を供給し、排出するための第1冷却用回路をさらに備えるとよい。
上記の構成によれば、モータの発熱によるワークへの熱伝達が抑制されることにより、金型本体の熱膨張に伴う位置変化が起こらないため、所望の製品精度を得ることができる。また、モータへの冷却用気体の供給によって、モータ側の圧力が軸受側の圧力よりも高くなるため、潤滑剤のモータ側への浸入を一層効果的に防止することができる。さらに、モータへの冷却用気体の供給によって、防塵効果も発揮されるため、トラブルを起こさず長時間安定した稼働が可能となる。
上記の積層装置において、前記第1冷却用回路は、前記シール構造に連通するとよい。
上記の構成によれば、冷却用気体の流れの作用により、潤滑剤のモータ側への浸入を一層効果的に防止できる。
上記の積層装置において、前記モータステータの外周部には、冷却用液体を流通させる第2冷却用回路が設けられるとよい。
上記の構成によれば、モータの過熱を一層抑制し、周囲への熱伝達をより効果的に防止することができる。
上記の積層装置において、前記駆動ユニットは、ロータリエンコーダを有するとよい。
上記の構成によれば、ロータリエンコーダは金型本体に直接取り付けられておらず、駆動ユニットを取り外すことにより、ロータリエンコーダも金型本体から取り外されることになる。従って、ダイのメンテナンス作業時に研削液や切り屑がロータリエンコーダに入ることを本質的に回避でき、ロータリエンコーダの損傷を有効に防止できる。
上記の積層装置において、前記駆動ユニットと前記金型本体との相互の位置関係を規定する位置決め手段を備え、前記ロータリエンコーダは、アブソリュート式であるとよい。
上記の構成によれば、メンテナンス作業において駆動ユニットを金型本体に取り付ける際に、位置決め手段により位置精度の再現性が確保される。また、アブソリュート式のロータリエンコーダであるために、駆動ユニットと金型本体の再組立後に原点較正を実施する必要がなく、回転積層主型の原点位置合わせをプログラム制御により迅速に行うことができる。従って、原点較正による時間ロスがなく、その分、メンテナンス作業に要する時間を大幅に削減することができる。
上記の積層装置において、前記枠体は、前記パンチの進出動作時に、前記回転積層主型からの荷重を受ける支持面を有するとよい。
上記の構成によれば、パンチによる打抜き成形時のように荷重がかかった場合でも、枠体において荷重を負担することにより、駆動ユニットにかかる荷重を軽減できる。
上記の積層装置において、前記駆動ユニットが前記金型本体に取り付けられた状態で、前記駆動ユニットの最下端位置は、前記金型本体の下面と同じか上方にあるとよい。
上記の構成によれば、金型本体に駆動ユニットを取り付けた状態で、駆動ユニットが金型本体の下面から下方にはみ出ることがないため、金型本体をボルスタに取り付ける際に、駆動ユニットがボルスタに干渉することがなく、金型本体のボルスタへの取り付けを容易に実施することができる。
本発明の積層装置によれば、メンテナンス性と汎用性を高めつつ、製品精度を損なうことなく、高速に積層できる。
本発明の一実施形態に係る積層装置の断面構成図である。 図1に示した積層装置における金型本体と駆動ユニットを示す一部省略断面図である。 図2に示した積層装置における金型本体を部分的に示した平面図である。 図4Aは、積層装置のメンテナンス作業を説明する第1の図であり、図4Bは、積層装置のメンテナンス作業を説明する第2の図であり、図4Cは、積層装置のメンテナンス作業を説明する第3の図であり、図4Dは、積層装置のメンテナンス作業を説明する第4の図である。
以下、本発明に係る積層装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る積層装置10の断面構成図である。この積層装置10は、鋼板200からなる複数のコアプレート202(板状片、鉄心片)を周方向の位相を互いにずらして積層して積層鉄心204(リングコア)を製造するための装置である。具体的には、前工程で所定のプレス加工がされた鋼板200を、ダイ14を含む回転積層主型26の上まで搬送し、次にパンチ12とダイ14によって鋼板200を打ち抜いてコアプレート202を形成し、形成されたコアプレート202を予め定められた角度だけ回転させる。そしてこれらの各工程を繰り返し、コアプレート202が順次転積されることで、所定枚数(例えば50枚)のコアプレート202からなる積層鉄心204が形成される。
積層鉄心204は、例えば、電動機又は発電機のロータを構成する一部品であるロータコアとして構成され、その中空部に図示しないロータ軸が嵌挿されることでロータが構成される。このロータと、図示しないステータにより電動機又は発電機が構成される。積層鉄心204におけるコアプレート202の積層枚数は、その使用条件等に応じて適宜変更可能である。
図1に示すように、この積層装置10は、上下方向に進退するパンチ12と、パンチ12の下方に対向して設けられパンチ12と協働してコアプレート202を打ち抜くダイ14を含む金型本体16と、金型本体16に着脱可能であり金型本体16の回転積層主型26を回転駆動する駆動ユニット18(図4Aも参照)と、金型本体16が載置及び固定されるボルスタ20と、積層されたコアプレート202が載せられる載置台22と、載置台22を昇降させるシリンダ機構24とを備える。
図2は、図1に示した積層装置10における金型本体16と駆動ユニット18を示す一部省略断面図である。図2に示すように、金型本体16は、回転積層主型26(以下、単に「主型26」という)と、主型26を回転可能に支持する枠体28とを有する。回転積層主型26は、円環状に構成されその上部内周縁に切れ刃が形成されたダイ14と、ダイ14を保持し中空円筒状に構成されたダイホルダ30と、ダイホルダ30の内周部に固定されたスクイズリング32とを有する。
ダイ14は、パンチ12の下方に対向して設けられる。ダイ14の内側にパンチ12が上方から進入すると、ダイ14の上部内周縁に設けられた切れ刃と、パンチ12の下部外周縁とにより鋼板200が剪断されることで、鋼板200からコアプレート202が下方に打ち抜かれる。すなわち、積層装置10では、パンチ12を上型とし、ダイ14を下型として、鋼板200からコアプレート202を打ち抜く金型が構成される。
ダイホルダ30は、軸受34(例えば、ローラベアリング)を介して枠体28に軸線aを中心に回転可能に支持されている。ダイホルダ30の上部内周部には、円環状の段差からなるダイ固定部36が設けられ、このダイ固定部36にダイ14が装着されて固定される。ダイホルダ30の上部には、半径方向外方に膨出し且つ全周に亘って周方向に延在するフランジ部31が設けられる。スクイズリング32は、ダイ14の下側に設けられ、ダイ14及びパンチ12によって打ち抜かれたコアプレート202の外側面を押圧することでコアプレート202を保持する中空円筒状の部材である。コアプレート202は、スクイズリング32に保持されながら順次積層される。
枠体28は、主型26に接触して支持するダイプレート38と、ダイプレート38が固定されたハウジング40とを有する。
ダイプレート38は、主型26が挿通される上下に開口した円形貫通孔38aを有する。ダイプレート38の内周部と、ダイホルダ30のフランジ部31の外周部との間に、軸受34が配置される。主型26は、軸受34により半径方向の荷重が支持される。また、ダイプレート38の内周部には、ダイホルダ30のフランジ部31の水平な下面と当接する水平な支持面38bが設けられる。この支持面38bは、パンチ12の進出動作時に、主型26からの荷重を受ける。
ハウジング40は、ダイプレート38の外端の下方に配置され、ダイプレート38を支持する中空筒状の穴部を備えた部材であり、枠体28の側壁を構成する部分である。ダイプレート38とハウジング40とは、適宜の連結手段によって相互固定されている。
駆動ユニット18は、金型本体16に対して着脱可能に構成され、金型本体16に適正に取り付けられている状態では、金型本体16の主型26を回転駆動することが可能である。駆動ユニット18は、モータロータ42aを含み主型26に対して回転力を伝達可能な状態で当接するロータ側ユニット44と、モータロータ42aの外側に対向配置されたモータステータ42bを含みロータ側ユニット44を回転可能に支持するステータ側ユニット46と、ロータ側ユニット44とステータ側ユニット46との間に配置された軸受48とを有する。
ロータ側ユニット44は、駆動ユニット18が金型本体16に取り付けられた状態で、回転することにより金型本体16の主型26を回転させるものである。ロータ側ユニット44は、中空円筒形状の第1インナリング50と、中空円筒形状の第2インナリング52と、第1インナリング50と第2インナリング52の外周側に配置されたモータロータ42aとを有し、これらが一体となってステータ側ユニット46に対して回転する。
第1インナリング50と第2インナリング52とは、軸線方向に同心上に連結されている。本実施形態において、第1インナリング50の内径は、第2インナリング52の内径よりも大きい。第1インナリング50の高さ方向(軸線方向)の途中位置には、半径方向外方に向かって環状に突出した第1環状突出部51が設けられる。当該第1環状突出部51には、第1環状突出部51の上面と下面を連通する気体用通路95と潤滑用通路96とが設けられている。第2インナリング52には、半径方向外方に向かって環状に突出した第2環状突出部53が設けられる。
モータロータ42aは、円環状(中空円筒状)に構成され、第1環状突出部51と第2環状突出部53の外周部によって保持及び固定される。第1インナリング50、第2インナリング52及びモータロータ42aによって、ロータ側ユニット44の内部に円環状の空間98が構成される。
ステータ側ユニット46は、駆動ユニット18が金型本体16に取り付けられた状態で、ロータ側ユニット44を回転駆動させるものである。本実施形態において、ステータ側ユニット46は、上部壁を構成する第1アウタリング56と、側壁を構成する第2アウタリング58と、上側底部壁を構成する第3アウタリング60と、第3アウタリング60の内周縁に固定された第4アウタリング62と、下側底部壁を構成する第5アウタリング64と、第2アウタリング58の内側に配置及び固定されたモータステータ42bとを有する。
モータステータ42bは、モータロータ42aの外側に当該モータロータ42aに対して同心状に配置される。モータステータ42bから延出した動力線43は、第3アウタリング60に設けられた溝61及びハウジング40に設けられた孔部41を介して、金型本体16の外部まで引き出されている。
モータロータ42aとモータステータ42bとにより、金型本体16の主型26の回転駆動及び位置決めを行うためのモータ42が構成される。本実施形態において、モータ42は、主型26の外周側に同心状に配置され、ベルトや歯車等を介さずに主型26を直接的に回転駆動するダイレクトドライブモータとして構成されている。従って、モータ42の駆動力は、実質的に機械的ガタなしに、主型26に伝達される。
モータ42は、サーボモータとして構成されており、駆動ユニット18に設けられたロータリエンコーダ68により検出されるロータ側ユニット44の回転角度情報及び角度位置(位相)情報がサーボ制御部(図示せず)に入力され、当該サーボ制御部では前記回転角度情報及び角度位置情報に基づき、モータ42をフィードバック制御する。従って、当該サーボ制御部の制御下に、モータ42によって主型26を高精度に所定角度回転させることができる。
ロータリエンコーダ68は、ロータ側ユニット44に設けられた円環状のスケール68aと、ステータ側ユニット46に設けられたセンサ68bとを有する。センサ68bは、図示しない信号線を介して、上述したサーボ制御部に接続されている。本実施形態において、具体的には、スケール68aは、ロータ側ユニット44の第2インナリング52の外周部に取り付けられ、センサ68bは、ステータ側ユニット46の第4アウタリング62の内周部側下端面に、スケール68aに対向するように配置されている。なお、センサ68bは、第3アウタリング60の内周部に設けてもよい。また、本実施形態では、ロータリエンコーダ68は、アブソリュート(絶対位置検出)式のエンコーダである。
本実施形態において、軸受48は、第1インナリング50と第1アウタリング56との間に配置される。軸受48は、アンギュラ玉軸受として構成されており、軸方向荷重と半径方向荷重を支持することができる。また、第4アウタリング62には、ローラベアリングにより構成された軸受75が設けられる。
金型本体16と駆動ユニット18とは、内径側及び外径側の複数のボルト70、72により締結され、互いに固定される。具体的には、金型本体16の主型26と、駆動ユニット18のロータ側ユニット44とが内側の複数のボルト70により締結される。ボルト70は、周方向に間隔を置いて複数設けられる。本実施形態では、主型26と第1インナリング50とにそれぞれ周方向に間隔をおいて複数のボルト孔73、74が設けられ、これのボルト孔73、74にボルト70が螺合することにより締結される。
図3は、主型26の部分平面図である。図3に示すように、ダイ14は、その外周部が周方向に間隔をおいて円弧状に切り欠かれた切欠き部73aを有し、ダイホルダ30の上部は、その内周部が周方向に間隔をおいて円弧状に切り欠かれた切欠き部73bを有する。ダイ14側の複数の切欠き部73aと、ダイホルダ30側の複数の切欠き部73bとは、周方向に互いに対応する位置に設けられており、ボルト孔73の上部を構成する。このように構成されているため、ダイ14をダイホルダ30に載せてボルト70を締結すると、ダイ14がダイホルダ30に対して周方向及び軸方向が位置決めされた状態で固定されるとともに、主型26とロータ側ユニット44とが相互固定される。
図2に示すように、積層装置10は、駆動ユニット18と金型本体16との相互の位置関係を規定する位置決め手段76を備える。具体的には、当該位置決め手段76は、主型26とロータ側ユニット44との周方向の位置決めを行う位置決めピン76Aと位置決め穴76Bとにより構成される。位置決めピン76Aは、周方向に間隔をおいて、ダイホルダ30の下端に複数設けられる。位置決めピン76Aは、ダイホルダ30の下端に代えて、第2インナリング52の上部に設けられてもよい。位置決めピン76A及び位置決め穴76Bによる周方向の位置決めに代えて、キーとキー溝によるもの、あるいはスプライン嵌合を利用したものであってもよい。
金型本体16のダイプレート38と、駆動ユニット18のステータ側ユニット46とが外側の複数のボルト72により締結される。ボルト72は、周方向に間隔を置いて複数設けられる。本実施形態では、ダイプレート38と第1アウタリング56とにそれぞれ周方向に間隔をおいて複数のボルト孔80、81が設けられ、これらのボルト孔80、81にボルト72が螺合することにより締結される。なお、別の実施形態では、金型本体16の上面側でダイプレート38と第1アウタリング56とを締結するボルト72に代えて、駆動ユニット18の下面側で第3アウタリング60とハウジング40とを締結する別のボルトが設けられてもよい。このような別の実施形態の場合、当該別のボルトは、周方向に間隔を置いて複数設けられ、第3アウタリング60とハウジング40とにそれぞれ周方向に間隔を置いて複数のボルト孔が設けられ、これらのボルト孔に前記別のボルトが螺合することにより締結される。この構成の場合、メンテナンス時に、金型本体16及び駆動ユニット18の下面側から前記別のボルトの取外し及び再締結を実施することができる。
駆動ユニット18の全高(軸方向長さ)は、ハウジング40の全高と同じか小さい。このため、駆動ユニット18が金型本体16に取り付けられた状態で、駆動ユニット18の最下端位置は、金型本体16の下面と同じか上方にある。なお、図2では、駆動ユニット18の全高は、ハウジング40の全高と略同じである。
本実施形態に係る積層装置10には、さらに、軸受48に潤滑剤Aを供給するための潤滑用回路84と、モータ42内部に冷却用気体Bを供給してモータ42を冷却する第1冷却用回路86と、モータ42の外周部に冷却用液体Cを供給してモータ42を冷却する第2冷却用回路88とが設けられる。
潤滑用回路84は、ダイプレート38に設けられた供給路90と、ダイプレート38とダイホルダ30との間の摺動面92及び隙間94と、第1インナリング50に設けられた潤滑用通路96と、ロータ側ユニット44内の空間98と、ダイホルダ30及び第1インナリング50と第2インナリング52との間に設けられた通路100とを含む。
供給路90の外端は、ダイプレート38の外側面に開口する。供給路90の内端は、ダイプレート38の、ダイホルダ30のフランジ部31の外側面に対向する箇所に開口する。通路100は、ダイホルダ30及び第1インナリング50の各々の下面に設けられた溝により形成される。
潤滑剤A(例えば、グリス)は、ダイプレート38の外周部から供給路90に供給され、当該供給路90、摺動面92、隙間94、潤滑用通路96、空間98及び通路100を通り、金型本体16の外部に排出される。このような潤滑剤Aの流通の過程で、潤滑剤Aは、ダイプレート38の支持面38bとダイホルダ30のフランジ部31の下面との摺動面92、ダイプレート38とダイホルダ30との間の軸受34、及び第1インナリング50と第1アウタリング56との間の軸受48を潤滑する。
本実施形態では、軸受48が配置された箇所とモータ42が配置された箇所との間に、軸受48側からモータ42側への潤滑剤Aの浸入を防止するシール構造101が設けられる。具体的には、シール構造101は、第1アウタリング56の下面に設けられた複数の環状リブにより構成された第1凹凸形状102と、第1インナリング50の第1環状突出部51の上面に設けられた複数の環状リブにより構成された第2凹凸形状104とを有し、第1凹凸形状102と第2凹凸形状104とが非接触状態で対向したラビリンス構造として構成されている。このようなシール構造101により、軸受48側からモータ42側(モータロータ42aとモータステータ42bとの間)への潤滑剤Aの浸入が防止される。なお、ラビリンス構造の代わりに、接触式のシール構造101が設けられてもよい。
また、ダイプレート38の内端部には、下方に環状に突出し且つ軸受48の外輪48aの上面に全周に亘って当接した環状当接部106が設けられる。この環状当接部106が障壁となって、潤滑剤Aが、ダイプレート38と第1アウタリング56との間の環状空間112に浸入することが有効に防止される。
本実施形態では、第1冷却用回路86は、ダイプレート38に設けられた気体供給路110と、ダイプレート38と第1アウタリング56との間の環状空間112と、第1アウタリング56に上下に貫通して設けられた第1通路114及び第2通路116と、モータロータ42a及びモータステータ42bが設けられた空間118と、ロータ側ユニット44とステータ側ユニット46との間の隙間120と、第5アウタリング64に設けられた溝122と、ハウジング40に設けられた孔部124とを含む。気体供給路110は、ダイプレート38の下面で開口し、環状空間112に連通する。
第1アウタリング56に設けられた第1通路114は、周方向に間隔を置いて設けられ、モータロータ42aとモータステータ42bとが配置された空間118に連通する。第1アウタリング56に設けられた第2通路116は、周方向に間隔を置いて設けられ、シール構造101に連通する。冷却用気体Bは、例えば、エアであり、ダイプレート38の外周部から気体供給路110に供給され、当該気体供給路110を通り、環状空間112で周方向及び半径方向に拡散されて、第1通路114及び第2通路116を介して、それぞれ、空間118と、シール構造101内(第1凹凸形状102と第2凹凸形状104との間)に流入する。
第1通路114を介して空間118に流入した冷却用気体Bは、モータロータ42aとモータステータ42bとの間を通過した後、ロータ側ユニット44とステータ側ユニット46との間の隙間120を通り、さらに、溝122及び孔部124を介して金型本体16の外部へと排出される。また、第1通路114を介して空間118に流入した冷却用気体Bは、モータロータ42aとモータステータ42bとの間を通過した後、溝61を介して外部へと排出される。冷却用気体Bは、モータロータ42aとモータステータ42bとの間を通る過程で、これらを冷却し、これによりモータ42の過熱が防止される。
一方、第2通路116を介してシール構造101へと流入した冷却用気体Bは、モータステータ42b側と軸受48側とに分かれる。すなわち、冷却用気体Bは、シール構造101内を通ってモータステータ42bとモータロータ42aとが設けられた空間118に向かう流れと、シール構造101内を通って気体用通路95へ向かう流れとがある。気体用通路95を通った冷却用気体Bは、空間98及び通路100を介して、金型本体16の外部へと排出される。冷却用気体Bは、空間98を通る過程で、モータロータ42aを冷却する。これにより、モータ42の過熱が一層効果的に防止される。
第2通路116を出て気体用通路95へと流れる冷却用気体Bは、潤滑剤Aが軸受48側からシール構造101内に浸入することを防止する作用を営む。すなわち、気体用通路95は、第2通路116よりも径方向内方(軸線aに近い箇所)に設けられているため、第2通路116を出て気体用通路95へと流れる冷却用気体Bは、モータ42側とは反対方向に流れるため、潤滑剤Aのモータ42側への流れを阻止する。従って、軸受48側からモータ42側への潤滑剤Aの浸入がより一層防止される。
本実施形態では、第2冷却用回路88は、モータステータ42bの外周部に設けられた冷却部126と、冷却部126に冷却用液体C(例えば、水)を供給する液体供給路128と、冷却部126から冷却用液体Cを排出する液体排出路130とを有する。冷却部126は、モータステータ42bの外周部において円環状に形成されたジャケットでもよく、あるいは、モータステータ42bの外周部に巻回され内部に冷却用液体Cを流通可能なチューブであってもよい。液体供給路128と液体排出路130は、ハウジング40と第2アウタリング58を貫通して形成される。液体供給路128に供給された冷却用液体Cは、冷却部126に導入され、モータステータ42bを冷却した後、液体排出路130を介して金型本体16の外部へと排出される。
図1に示すように、上記のように構成された金型本体16及び駆動ユニット18は、ボルスタ20上に載置及び固定される。ボルスタ20は、プレス機のベッドを構成する部分である。ボルスタ20には、上下方向に貫通する挿通孔132が設けられ、当該挿通孔132を介してシリンダ機構24が金型本体16及び駆動ユニット18の内部へと進入可能である。シリンダ機構24の先端(上端)には、コアプレート202を載置する載置台22が設けられる。コアプレート202がパンチ12によって下方に打ち抜かれ、載置台22上に積層されることに伴い、シリンダ機構24により載置台22を下降させる。
上記のように構成された積層装置10では、以下のようにして積層鉄心204が成形される。先ず、前工程で所定のプレス加工がされた鋼板200が、ダイ14を含む主型26の上まで搬送される。次に、パンチ12がダイ14に向かって進出(下降)し、パンチ12とダイ14によって鋼板200を打ち抜くと、円環状のコアプレート202が形成される。形成されたコアプレート202は、スクイズリング32に保持される。次に、モータ42を回転駆動させることにより、主型26を所定角度だけ回転させると、この主型26の回転に伴い、スクイズリング32により保持されたコアプレート202も一体的に回転させられる。そしてこれらの各工程(打ち抜き工程、回転工程)を交互に繰り返し、コアプレート202が順次転積されることで、所定枚数(例えば50枚)のコアプレート202からなる積層鉄心204が形成される。
なお、鋼板200の利用率を向上させるため、複数の扇状の薄板鋼板からなる分割コアプレートを周方向に並べてコアプレートを形成し、複数の当該コアプレートを、上下層間で分割位置が周方向にずれるようにレンガ状に積層することで、積層鉄心204を成形してもよい。
次に、図4A〜図4Dを参照し、上述した積層装置10のメンテナンス作業として、ダイ14に対してリグラインドを施す場合を説明する。積層装置10では、成形加工を継続することに伴ってダイ14の刃先が摩耗し、切れ味が悪くなる。そのため、刃先を再生させるためリグラインドを定期的に実施する必要がある。リグラインドにおいては、研削液を使用し、またダイ14の切り屑が発生する。そのため、金型本体16に駆動ユニット18が取り付けられた状態でリグラインドを実施した場合には、研削液や切り屑が、ロータリエンコーダ68等の電装機器に入り、当該電装機器の故障の原因となる。
そこで、積層装置10に対するリグラインドを実施することに先立ち、図4Aに示すように、金型本体16と駆動ユニット18を分離させる。具体的には、金型本体16とボルスタ20との固定を解除するとともに、金型本体16と駆動ユニット18との固定(本実施形態ではボルト70、72による固定)を解除したうえで、金型本体16を持ち上げると、駆動ユニット18が、ボルスタ20上に載せられた状態で残る。これにより、金型本体16と駆動ユニット18を分離させることができる。あるいは、金型本体16とボルスタ20との固定を解除して、金型本体16を駆動ユニット18ごとボルスタ20から取り外し、その後、金型本体16と駆動ユニット18との固定(本実施形態ではボルト70、72による固定)を解除して、金型本体16と駆動ユニット18とを分離させてもよい。
次に、図4Bに示すように、研削装置140によりダイ14を研削加工し、ダイ14の刃先を再生させる。この研削加工の際、ダイ14には研削液が供給されるとともに、研削による切り屑が発生するが、駆動ユニット18は金型本体16から分離し、研削加工の影響を受けない場所にあるため、モータ42やロータリエンコーダ68等の電装機器に研削液や切り屑が入ることがない。従って、電装機器の故障が有効に防止される。一方、金型本体16から取り外された駆動ユニット18に対しては、軸受48への潤滑剤Aの補給(給油)や、ロータリエンコーダ68の汚れ除去等のメンテナンスを施す。
次に、図4Cに示すように、ラップ研磨により仕上処理を施す。また、主型26を枠体28から取り外し、主型26と枠体28との摺動部分を洗浄し、汚れを除去する。洗浄後、主型26と枠体28との摺動部分に潤滑剤を塗布する。
上記のように金型本体16と駆動ユニット18に対する作業が終了したら、図4Dに示すように、ボルト70、72により、金型本体16に駆動ユニット18を取り付ける。この場合、位置決め手段76(位置決めピン76A及び位置決め穴76B)の作用により、主型26とロータ側ユニット44との周方向の位置が、予め定められた位置に正確に位置決めされるため、位置精度の再現性が確保される。
以上説明したように、本実施形態に係る積層装置10によれば、ダイ14の切れ刃を再生させるための研削加工等のメンテナンス作業を行うに際し、ダイ14を含む金型本体16に対して、主型26を回転駆動させる駆動ユニット18を容易に取り外すことができる。このため、該メンテナンス作業に要する時間を大幅に短縮することができる。また、メンテナンス作業時には、駆動ユニット18が金型本体16から分離することから、ダイ14の研削加工時の研削液や切り屑が、駆動ユニット18のモータ42等の電装機器に入ることがなく、該電装機器の損傷を防止することができる。
さらに、駆動ユニット18は、それ単体で取り扱うことが可能であるようにユニット化されたものであるため、製品形状が互いに異なる複数種類の積層装置10(打抜き金型)に取り付けることが可能な汎用性を備える。従って、種類が異なる積層装置10毎に専用の駆動部を搭載する必要がなく、設備コストを削減できる。
本実施形態の場合、積層装置10は、軸受48に潤滑剤Aを供給するための潤滑用回路84と、軸受48側からモータ42側への潤滑剤Aの浸入を防止するシール構造101とを備える。この構成によれば、軸受48の潤滑剤Aのモータ42側(モータロータ42aとモータステータ42bとの間)への浸入が阻止され、潤滑剤Aによりモータ42が損傷することを有効に防止することができる。
本実施形態の場合、モータロータ42aと前記モータステータ42bとの間に冷却用気体Bを供給し、排出するための第1冷却用回路86を備える。この構成によれば、モータ42の発熱によるワークへの熱伝達が抑制されることにより、金型本体16の熱膨張に伴う位置変化が起こらないため、所望の製品精度を得ることができる。また、モータ42への冷却用気体Bの供給によって、モータ42側の圧力が軸受48側の圧力よりも高くなるため、潤滑剤Aのモータ42側への浸入を一層効果的に防止することができる。さらに、モータ42への冷却用気体Bの供給によって、防塵効果も発揮されるため、トラブルを起こさず長時間安定した稼働が可能となる。
特に、第1冷却用回路86は、シール構造101に連通しているため、冷却用気体Bの流れの作用により、潤滑剤Aのモータ42側への浸入を一層効果的に防止できる。
また、本実施形態の場合、モータステータ42bの外周部には、冷却用液体Cを流通させる第2冷却用回路88が設けられる。この構成によれば、モータ42の過熱を一層抑制し、周囲への熱伝達をより効果的に防止することができる。
本実施形態の場合、駆動ユニット18は、ロータリエンコーダ68を有する。この構成によれば、ロータリエンコーダ68は金型本体16に直接取り付けられておらず、駆動ユニット18を取り外すことにより、ロータリエンコーダ68も金型本体16から取り外されることになる。従って、ダイ14のメンテナンス作業時に研削液や切り屑がロータリエンコーダ68に入ることを本質的に回避でき、ロータリエンコーダ68の損傷を有効に防止できる。
また、本実施形態と異なり、ロータリエンコーダ68のスケール68aが金型本体16に恒久的に設けられる場合、分解を伴うメンテナンスの際に、スケール68aとセンサ68bとが接触し、損傷する可能性がある。これに対し、本実施形態のようにロータリエンコーダ68が駆動ユニット18側に設けられると、駆動ユニット18を金型本体16から取り外しても、ロータリエンコーダ68のスケール68aとセンサ68bはそのままの位置関係を維持するため、上述したような接触による損傷の問題は生じない。
本実施形態の場合、積層装置10は、駆動ユニット18と金型本体16との相互の位置関係を規定する位置決め手段76を備え、ロータリエンコーダ68は、アブソリュート式である。この構成によれば、メンテナンス作業において主型26を枠体28に再び載せる際に、位置決め手段76により位置精度の再現性が確保されるとともに、アブソリュート式のロータリエンコーダ68であるために原点較正を実施する必要がなく、回転積層主型26の原点位置合わせをプログラム制御により迅速に行うことができる。従って、原点較正による時間ロスがなく、その分、メンテナンス作業に要する時間を大幅に削減することができる。
本実施形態の場合、枠体28は、パンチ12の進出(下降)動作時に、主型26からの荷重を受ける支持面38bを有する。この構成によれば、パンチ12による打抜き成形時のように荷重がかかった場合でも、枠体28において荷重を負担することにより、駆動ユニット18にかかる荷重を軽減できる。
本実施形態の場合、駆動ユニット18が金型本体16に取り付けられた状態で、駆動ユニット18の最下端位置は、金型本体16の下面と同じか上方にある。この構成によれば、金型本体16に駆動ユニット18を取り付けた状態で、駆動ユニット18が金型本体16の下面から下方にはみ出ることがないため、金型本体16をボルスタ20に取り付ける際に、駆動ユニット18がボルスタ20に干渉することがなく、金型本体16のボルスタ20への取り付けを容易に実施することができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…積層装置 12…パンチ
14…ダイ 16…金型本体
18…駆動ユニット 26…回転積層主型
28…枠体 38b…支持面
42…モータ 42a…モータロータ
42b…モータステータ 48…軸受
68…ロータリエンコーダ 84…潤滑用回路
86…第1冷却用回路 88…第2冷却用回路
101…シール構造

Claims (9)

  1. 板状片を積層して積層鉄心を成形する積層装置であって、
    パンチに対向して配置されたダイを含む回転積層主型と、前記回転積層主型を回転可能に支持する枠体とを有する金型本体と、
    前記回転積層主型と同心状に配置されたモータを含み、前記回転積層主型を回転駆動させる駆動ユニットと、を備え、
    前記駆動ユニットは、前記金型本体に対して着脱可能に構成されており
    前記駆動ユニットは、
    モータロータと、前記モータロータを保持し前記回転積層主型に対して回転力を伝達可能に当接するインナ部材とを有するロータ側ユニットと、
    前記モータロータの外側に対向配置されたモータステータと、前記モータステータを保持し、前記インナ部材を回転可能に支持し且つ前記枠体に対して着脱可能なアウタ部材とを有するステータ側ユニットと、を備える、
    ことを特徴とする積層装置。
  2. 請求項1記載の積層装置において、
    前記駆動ユニットは、前記ロータ側ユニットと前記ステータ側ユニットとの間に配置された軸受を有し、
    前記積層装置は、さらに、
    前記軸受に潤滑剤を供給するための潤滑用回路と、
    前記軸受が配置された箇所と前記モータが配置された箇所との間に設けられ、前記軸受側から前記モータ側への前記潤滑剤の浸入を防止するシール構造とを備える、
    ことを特徴とする積層装置。
  3. 請求項2記載の積層装置において、
    前記モータロータと前記モータステータとの間に冷却用気体を供給し、排出するための第1冷却用回路をさらに備える、
    ことを特徴とする積層装置。
  4. 請求項3記載の積層装置において、
    前記第1冷却用回路は、前記シール構造に連通する、
    ことを特徴とする積層装置。
  5. 請求項3又は4記載の積層装置において、
    前記モータステータの外周部には、冷却用液体を流通させる第2冷却用回路が設けられる、
    ことを特徴とする積層装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の積層装置において、
    前記駆動ユニットは、ロータリエンコーダを有する、
    ことを特徴とする積層装置。
  7. 請求項6記載の積層装置において、
    前記駆動ユニットと前記金型本体との相互の位置関係を規定する位置決め手段を備え、
    前記ロータリエンコーダは、アブソリュート式である、
    ことを特徴とする積層装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の積層装置において、
    前記枠体は、前記パンチの進出動作時に、前記回転積層主型からの荷重を受ける支持面を有する、
    ことを特徴とする積層装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の積層装置において、
    前記駆動ユニットが前記金型本体に取り付けられた状態で、前記駆動ユニットの最下端位置は、前記金型本体の下面と同じか上方にある、
    ことを特徴とする積層装置。
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