JP2002331332A - 排気管製造方法 - Google Patents

排気管製造方法

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JP2002331332A
JP2002331332A JP2001134094A JP2001134094A JP2002331332A JP 2002331332 A JP2002331332 A JP 2002331332A JP 2001134094 A JP2001134094 A JP 2001134094A JP 2001134094 A JP2001134094 A JP 2001134094A JP 2002331332 A JP2002331332 A JP 2002331332A
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exhaust pipe
manufacturing
pipe
tube
raw
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JP2001134094A
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English (en)
Inventor
Kazunari Ono
一成 大野
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Futaba Industrial Co Ltd
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Futaba Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より軽量化が可能な排気管製造方法を得る。 【解決手段】内燃機関とマフラとの間を接続して排出さ
れる排気ガスを導く排気管を製造する。少なくとも一方
の端にフランジが溶接される溶接部36を残して、素管
1に外周をスエージ加工により減肉して外径を小さくし
た減肉部1aを形成する。更に、素管1を曲げ加工する
曲げ部42を残して、素管1の外周をスエージ加工によ
り減肉して外径を小さくした減肉部1aを形成する。素
管1の途中に他部品を溶接する溶接部を残して、素管1
の外周をスエージ加工により減肉して外径を小さくした
減肉部1aを形成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、素管の一部を減肉
して排気管を製造する排気管製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関とマフラとの間を接
続して排出される排気ガスを導く排気管は、素管を所定
の形状に曲げ加工すると共に、素管の端に内燃機関に接
続するためのフランジを溶接により取り付けている。ま
た、排気管を車両に支持するための支持金具を溶接によ
り取り付ける場合もある。更に、素管を曲げ加工して排
気管とする場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の方法では、フランジや他部品を溶接可能な肉厚
の素管を用いる必要があり、また、曲げ加工しても割や
しわの発生しない肉厚の素管を用いる必要があった。即
ち、素管の一部に溶接するための溶接強度や、素管の一
部を曲げ加工する曲げ加工強度等の必要性から、素管の
全体の肉厚を決定しており、しかも、素管の肉厚が一定
であったので、排気管の軽量化に限界があるという問題
があった。
【0004】本発明の課題は、より軽量化が可能な排気
管製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、内燃機関とマフラとの間を接続して排出される排気
ガスを導く排気管を製造する排気管製造方法において、
一部に厚肉部を残して、外周をスエージ加工により減肉
して外径を小さくした減肉部を形成した素管から前記排
気管を製造することを特徴とする排気管製造方法がそれ
である。
【0006】内燃機関とマフラとの間を接続して排出さ
れる排気ガスを導く排気管を製造する排気管製造方法に
おいて、少なくとも一方の端に相手部品が溶接される厚
肉部を残して、外周をスエージ加工により減肉して外径
を小さくした減肉部を形成した素管から前記排気管を製
造することを特徴とする排気管製造方法がそれである。
【0007】内燃機関とマフラとの間を接続して排出さ
れる排気ガスを導く排気管を製造する排気管製造方法に
おいて、一部に曲げ加工する厚肉部を残して、外周をス
エージ加工により減肉して外径を小さくした減肉部を形
成した素管から前記排気管を製造することを特徴とする
排気管製造方法がそれである。
【0008】内燃機関とマフラとの間を接続して排出さ
れる排気ガスを導く排気管を製造する排気管製造方法に
おいて、途中に他部品を溶接する厚肉部を残して、外周
をスエージ加工により減肉して外径を小さくした減肉部
を形成した素管から前記排気管を製造することを特徴と
する排気管製造方法がそれである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1は排気
管に用いられる素管で、予め所定の長さに切断される。
素管1には、後述するフランジや他部品を溶接すること
ができる肉厚のものが用いられる。即ち、素管1とフラ
ンジや他部品を溶接する際に、素管1が溶融して穴が形
成されるなどの溶接欠陥が生じないものが用いられ、例
えば、外径が54mm、肉厚が1.5mmのステンレス
製のものが用いられる。
【0010】まず、この素管1をロータリースエージン
グ装置のチャック2に一端を取り付ける。ロータリース
エージング装置は、図2に示すように、素管1の外周を
一対のダイス4,6で叩いて塑性加工する装置である。
一対のダイス4,6には、成形後の形状に応じた円弧状
の加工溝8,10が形成されている。
【0011】一対のダイス4,6は、スピンドル12に
設けられたサイドライナ14,16を介して径方向に摺
動可能に支持されている。一対のダイス4,6の外側に
は、同様に、ハンマ18,20がサイドライナ14,1
6に沿って摺動可能に支持されている。また、素管1は
スピンドル12と同軸上に配置されている。
【0012】スピンドル12の外周に沿って複数のロー
ラ22が等間隔で、本実施形態では8個のローラ22が
等間隔で、かつ、スピンドル12の回転中心を中心とす
る同一円周上に配置されている。また、各ローラ22の
外側に、それぞれのローラ22に接触するインサイドリ
ング24が配置されている。尚、ローラ22の数は8個
に限ったものではない。
【0013】スピンドル12が回転駆動されると、ダイ
ス4,6、ハンマ18,20も共に回転し、図2(イ)
に示すように、スピンドル12の外周から突き出してい
るハンマ18,20の先端が、ローラ22の間にあると
きには、一対のダイス4,6はばね等の付勢力により、
スピンドル12の径方向外側に摺動されて、その間隔が
開かれ、加工溝8,10は素管1の外周から離間する。
【0014】スピンドル12が更に回転して、ハンマ1
8,20の先端がローラ22により押されると、ハンマ
18,20を介して一対のダイス4,6がスピンドル1
2の回転中心に向かって摺動して、加工溝8,10が素
管1の外周に突き当る。よって、素管1の外周がダイス
4,6によって叩かれ、スエージ加工が行われる。
【0015】また、図1(イ)に示すように、素管1内
には、芯金26が挿入されており、芯金26の外径は素
管1の内径とほぼ同じに形成されている。従って、一対
のダイス4,6により素管1の外周が叩かれると、素管
1の肉厚が減肉、例えば、0.8mmに減肉されると共
に、素管1の内径はそのままで、外径が小さくなるよう
に加工される。こうして、素管1を減肉して外径を小さ
くした減肉部1aが、図1(ロ)に示すように形成され
る。尚、芯金26の外径を小さく形成して、素管1の内
径を小さくすると共に、減肉するように加工してもよ
い。
【0016】図3に示すように、例えば、排気管の一端
には、図示しない内燃機関側に取り付けられる相手部品
としてのフランジ30が設けられると共に、他端側は相
手部品としてのマフラ32に取り付けられる。更に、排
気管は車体の形状に応じて屈曲されると共に、図示しな
い車体に排気管を取り付けるための金具34が取り付け
られている。
【0017】フランジ30、マフラ32、金具34は、
溶接により取り付けられるので、素管1は孔が開くこと
なく溶接ができる肉厚が必要である。そこで、少なくと
もフランジ30が溶接される端には、素管1の肉厚のま
まの厚肉部としての溶接部36を残す。また、マフラ3
2が溶接される他端側にも厚肉部としての溶接部38を
残す。そして、素管1の途中で、金具34が溶接される
箇所にも厚肉部としての溶接部40を残す。
【0018】更に、排気管は車体形状に応じて屈曲され
るので、素管1の曲げ部42,44も素管1の肉厚のま
ま厚肉部として残す。肉厚の薄い素管1を曲げ加工する
と、素管1に割やしわが発生し易い。そこで、溶接部3
6,38,40と同様に、素管1の肉厚のままの曲げ部
42,44を残す。
【0019】図1(ハ)に示すように、素管1を軸方向
に送給して、溶接部、曲げ部を残して、減肉部1aをス
エージ加工する。スエージ加工した後、図1(ニ)及び
図3に示すように、曲げ部42,44を曲げ加工する。
更に、図3に示すように、素管1の端の溶接部36にフ
ランジ30を溶接し、他端の溶接部38にマフラ32を
溶接する。また、素管1の途中の溶接部40には他部品
としての金具34を溶接する。
【0020】このように溶接部36,38,40及び曲
げ部42,44を残して、減肉部1aをスエージ加工す
るので、排気管の重量を低減でき、排気管を軽量化する
ことができる。軽量化したにもかかわらず、フランジ3
0、マフラ32、金具34を溶接することができると共
に、曲げ加工することもできる。
【0021】また、溶接部36,38,40及び曲げ部
42,44と減肉部1aとの間にテーパ部を形成する
が、スエージ加工する際に、テーパ部はダイス4,6に
よって形成するので、テーパ部の角度を正確に形成でき
る。以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様で実施し得る。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の排気管製造
方法によると、減肉部を形成するので、排気管を軽量化
できるという効果を奏する。また、溶接部を残すのでフ
ランジ等を溶接することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての排気管製造方法の
工程を順に示す説明図である。
【図2】本実施形態で用いたロータリースエージング装
置の正面図である。
【図3】本実施形態の排気管製造方法により製造された
排気管の正面図である。
【符号の説明】
1…素管 1a…減肉部 2…チャック 4,6…ダイス 8,.10…加工溝 12…スピンドル 18,20…ハンマ 22…ローラ 24…インサイドリング 26…芯金 30…フランジ 32…マフラ 34…金具 36,38,40…溶接部 42,44…曲げ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関とマフラとの間を接続して排出
    される排気ガスを導く排気管を製造する排気管製造方法
    において、 一部に厚肉部を残して、外周をスエージ加工により減肉
    して外径を小さくした減肉部を形成した素管から前記排
    気管を製造することを特徴とする排気管製造方法。
  2. 【請求項2】 内燃機関とマフラとの間を接続して排出
    される排気ガスを導く排気管を製造する排気管製造方法
    において、 少なくとも一方の端に相手部品が溶接される厚肉部を残
    して、外周をスエージ加工により減肉して外径を小さく
    した減肉部を形成した素管から前記排気管を製造するこ
    とを特徴とする排気管製造方法。
  3. 【請求項3】 内燃機関とマフラとの間を接続して排出
    される排気ガスを導く排気管を製造する排気管製造方法
    において、 一部に曲げ加工する厚肉部を残して、外周をスエージ加
    工により減肉して外径を小さくした減肉部を形成した素
    管から前記排気管を製造することを特徴とする排気管製
    造方法。
  4. 【請求項4】 内燃機関とマフラとの間を接続して排出
    される排気ガスを導く排気管を製造する排気管製造方法
    において、 途中に他部品を溶接する厚肉部を残して、外周をスエー
    ジ加工により減肉して外径を小さくした減肉部を形成し
    た素管から前記排気管を製造することを特徴とする排気
    管製造方法。
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JP2008068279A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Kubota Tekkosho:Kk 中空異形段付軸の成形方法及びその成形装置
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