JP2002330527A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2002330527A
JP2002330527A JP2001132935A JP2001132935A JP2002330527A JP 2002330527 A JP2002330527 A JP 2002330527A JP 2001132935 A JP2001132935 A JP 2001132935A JP 2001132935 A JP2001132935 A JP 2001132935A JP 2002330527 A JP2002330527 A JP 2002330527A
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Hideaki Ito
英昭 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリーがエンジンルームとは別の場所に
配置されていても、バッテリーに対する給電を容易に行
うことができる電気接続箱を提供する。 【解決手段】 バッテリーはエンジンルームとは別の場
所に配置されている。また、リレーボックス1はエンジ
ンルーム内に搭載されている。リレーボックス1を構成
するケース本体2の電気部品装着面2aには、リレー1
3及びヒューズが装着されている。電気部品装着面2a
にはブースターケーブル接続用導体14が突設されてい
る。ブースターケーブル接続用導体14はバッテリーに
対して電源線41を介して電気的に接続されている。ブ
ースターケーブル接続用導体14には、ブースターケー
ブルのクリップ部が挟持されるようになっている。この
とき、ブースターケーブル接続用導体14からバッテリ
ーに対して給電が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
る電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、車両51のエ
ンジンルーム52内には、エンジン53、電気接続箱5
4及びバッテリー55が搭載されている。電気接続箱5
4及びバッテリー55は、電源線56によって電気的に
接続されている。
【0003】ところが、エンジンルーム52内にバッテ
リー55を搭載すると、車両51の衝突時に、バッテリ
ー55が破損して電源を確保することができなくなる可
能性がある。また、近年では、エンジン53にモータを
追加することによって、車両51の動力源をハイブリッ
ド化したものがある。この場合、モータの電源容量に対
応させるためにバッテリー55を大型化する必要がある
ため、バッテリー55をエンジンルーム52内に搭載す
ることが困難になるという問題がある。
【0004】これらの問題を解決するために、図7に示
すように、バッテリー55をエンジンルーム52とは別
の場所(トランクルーム等)に配置した車両51が開発
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バッテリー
55があがってしまった場合には、別の車両に接続した
ブースターケーブルをバッテリー55及びエンジン53
に対して接続した状態でエンジン53を始動する。
【0006】しかし、図5に示す車両51では、バッテ
リー55とエンジン53とが互いに離れた場所に配置さ
れるため、ブースターケーブルをエンジン53に接続す
ることができても、バッテリー55に接続することがで
きない場合があった。その上、近年では、電子キーを操
作することだけでしかトランクルームを開けることがで
きないものが提案されている。この場合、バッテリー5
5がトランクルーム内に配置されていると、バッテリー
あがり時に、トランクルームさえも開けられなくなって
しまう。そのため、ブースターケーブルをバッテリー5
5に接続することがより困難になっていた。
【0007】また、ブースターケーブルをバッテリー5
5に直に接続する代わりに、ブースターケーブルを電気
接続箱54と電源線56との接続部分に接続する方法が
考えられる。しかし、電源線56との接続部分は、電気
接続箱54の電気部品装着面がある上面とは反対側に配
設されるのが一般的である。そのため、電気接続箱54
を車両51から取り外さない限りブースターケーブルを
接続することができなかった。
【0008】ゆえに、バッテリー55に対して給電を行
うことが非常に困難になってしまうという問題があっ
た。本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、
その目的は、バッテリーがエンジンルームとは別の場所
に配置されていても、バッテリーに対する給電を容易に
行うことができる電気接続箱を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、バッテリーがエンジ
ンルームとは別の場所に配置される車両の前記エンジン
ルーム内に搭載され、電気部品が装着されるケース本体
を備えた電気接続箱において、前記ケース本体における
電気部品装着面に、前記バッテリーに対して電源線を介
して電気的に接続されるブースターケーブル接続用導体
を突設したことを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記ブースターケーブル接続用導体
は、前記電気部品装着面に突設されるとともに突設部分
に圧入ナットを有するバスバーと、前記電源線に直接的
に接続された電源接続端子と、前記圧入ナットに前記電
源接続端子を固定するためのボルトとを備えることを要
旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記ブースターケーブル接続用導体
は、前記電気部品装着面に突設されるとともに、前記バ
スバーの突設部分の片側面が前記ボルトにより固定され
るバスバー保持部を備えることを要旨とする。
【0012】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、ブースターケーブ
ル接続用導体は電気部品装着面に突設されている。この
電気部品装着面は、通常ケース本体内の整備し易い場所
に設けられている。そのため、ブースターケーブル接続
用導体にブースターケーブルを接続することができる。
つまり、電気接続箱を車両から取り外さなくてもよい。
ゆえに、バッテリーがエンジンルームとは別の場所に配
置されていても、ブースターケーブル接続用導体に対し
てブースターケーブルを接続して、バッテリーに対する
給電を行うことができる。従って、バッテリーに対する
給電を容易に行うことができる。
【0013】請求項2に記載の発明によると、ブースタ
ーケーブルのクリップ部は、ブースターケーブル接続用
導体を挟持したときにボルトに係止する。そのため、ク
リップ部がブースターケーブル接続用導体から外れてし
まうのを防止することができる。しかも、電源接続端子
は電源線に直接的に接続される。このため、バッテリー
に対する給電をより確実に行うことができる。
【0014】請求項3に記載の発明によると、バスバー
は、ボルトによってバスバー保持部に固定される。その
ため、バスバーがバスバー保持部によって保持される。
よって、クリップ部が挟持されたときにバスバーが保護
され、変形が防止される。また、バスバー保持部の厚さ
分が加わってブースターケーブル接続用導体が厚くなる
ことにより、クリップ部が広げられた状態となり、クリ
ップ部の挟持力が大きくなる。従って、クリップ部をブ
ースターケーブル接続用導体に対して確実に挟持させる
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した自動車
用の電気接続箱の一実施形態を図1〜図5に基づき詳細
に説明する。
【0016】本実施形態の電気接続箱としてのリレーボ
ックス1は、車両のエンジンルーム内に搭載されるもの
である。リレーボックス1は、図2に示すケース本体2
にアッパーカバー8及びロアーカバー9を取り付けるこ
とによって構成されている。ケース本体2は合成樹脂に
よって形成され、略箱状をなしている。
【0017】図1及び図3に示すように、アッパーカバ
ー8によって覆われるケース本体2の電気部品装着面2
aには、リレー装着部11が複数箇所(本実施形態では
4箇所)に形成されている。各リレー装着部11には、
図4に示す電気部品としてのリレー13が装着されるよ
うになっている。また、電気部品装着面2aには、ヒュ
ーズ装着部12が複数箇所(本実施形態では7箇所)に
形成されている。各ヒューズ装着部12には、図示しな
い電気部品としてのヒューズが装着されるようになって
いる。
【0018】図2〜図4に示すように、ケース本体2の
電気部品装着面2aには、略直方体状をなすブースター
ケーブル接続用導体14が突設されている。ブースター
ケーブル接続用導体14は、電気部品装着面2aを貫通
してケース本体2の下面側に延びている。また、ブース
ターケーブル接続用導体14の側面には区画壁15が接
続されている。区画壁15はケース本体2の壁部2bに
接続されている。また、ブースターケーブル接続用導体
14の側面には案内壁16が接続されている。案内壁1
6は、図3に示す方向から見て略L字状に形成されてい
る。案内壁16の一部は、ブースターケーブル接続用導
体14側に向けて傾いた状態で突設されている。
【0019】また、ブースターケーブル接続用導体14
は、電気部品装着面2aにおいてリレー13及びヒュー
ズが装着される場所とは離間して配設されている。つま
り、ブースターケーブル接続用導体14は、リレー装着
部11及びヒューズ装着部12とは離間して配設されて
いる。そして、リレー装着部11及びヒューズ装着部1
2は、ブースターケーブル接続用導体14の厚さ方向に
おけるスペースには配設されないようになっている。つ
まり、ブースターケーブル接続用導体14の厚さ方向に
おける両側には、空間が確保されている。それら空間
は、図5に示すブースターケーブル43に設けられたク
リップ部42がリレー13及びヒューズに干渉してしま
うのを防止するためのものである。ブースターケーブル
接続用導体14の厚さは、クリップ部42が挟持可能な
大きさに設定されている。図2及び図4に示すように、
ブースターケーブル接続用導体14の先端は、ケース本
体2の上端開口縁よりも突出している。電気部品装着面
2aからブースターケーブル接続用導体14の先端まで
の高さは、電気部品装着面2aからリレー装着部11に
装着されたリレー13の先端までの高さよりも大きくな
っている。また、電気部品装着面2aからブースターケ
ーブル接続用導体14の先端までの高さは、電気部品装
着面2aからヒューズ装着部12に装着されたヒューズ
の先端までの高さよりも大きくなっている。
【0020】また、図2〜図4に示すように、ブースタ
ーケーブル接続用導体14を構成するバスバー保持部3
4は、ケース本体2に一体形成されている。バスバー保
持部34は、図5に示すブースターケーブル43に設け
られたクリップ部42によって挟持されたときでも破壊
されない材料によって形成されている。本実施形態にお
いて、バスバー保持部34はナイロン樹脂によって形成
されている。バスバー保持部34の厚さは、バスバー7
の板厚よりも大きくなっている。また、バスバー保持部
34の側面34aには3本のリブ35が設けられてい
る。各リブ35は、バスバー保持部34の側面34aに
おいてブースターケーブル接続用導体14の突出方向に
沿って設けられている。バスバー保持部34の両側部に
は、被係合部12aが設けられている。
【0021】図2及び図4に示すように、バスバー保持
部34には、バスバー7の片方の側面7aの一部が当接
するようになっている。バスバー7は、電気部品装着面
2aからブースターケーブル接続用導体14の突出方向
に沿って突出している。バスバー7は、ブースターケー
ブル接続用導体14によって直立した状態で保持される
ようになっている。また、バスバー7の突設部分にはボ
ルト挿通孔7bが設けられている。バスバー7の側面7
aには、圧入ナット33がボルト挿通孔7bと対応する
ように配設されている。
【0022】また、バスバー7には、電源接続端子とし
てのLA端子32が当接するようになっている。LA端
子32の基端部にはボルト挿通孔32aが設けられてい
る。LA端子32の先端部における両側部には、2つの
圧着部32bが形成されている。各圧着部32bには電
源線41の一端が直接的に接続されている。この電源線
41の他端は、図示しないバッテリーの+側の端子に対
して電気的に接続されるようになっている。なお、バッ
テリーは、車両のエンジンルームとは別の場所(本実施
形態ではトランクルーム内)に搭載されている。
【0023】そして、これらバスバー7及びLA端子3
2は、ボルト31によって固定されるようになってい
る。具体的に言うと、このボルト31は、2枚のワッシ
ャ36が外挿された状態で、ボルト挿通孔7b,32a
に挿通されるようになっている。そして、ボルト31は
圧入ナット33に螺着されるようになっている。そのた
め、LA端子32及びバスバー7の突設部分がバスバー
保持部34に固定される。その結果、ブースターケーブ
ル接続用導体14は、電源線41を介して前記バッテリ
ーに電気的に接続される。
【0024】図1〜図3に示すように、ケース本体2に
は、カバーとしての接続部カバー5が取り付けられてい
る。接続部カバー5はゴムによって形成され、基端部5
b及び本体部5cを備えている。基端部5bの基端は本
体部5cの壁部5aに接続されている。基端部5bは、
前記区画壁15によって設けられたスペースに収容され
るようになっている。基端部5bの先端部には嵌合孔5
dが設けられている。嵌合孔5dには、ケース本体2の
壁部2bの内側面に突設された断面略T字状をなす嵌合
突起3が嵌合されるようになっている。その結果、接続
部カバー5がケース本体2に取り付けられる。また、本
体部5cは、図2に示す方向から見て断面略コ字状をな
している。つまり、本体部5cの一端は開口された状態
になっている。本体部5cの一壁部5aは、前記案内壁
16に案内されるようになっている。本体部5cにおい
て互いに向かい合う各壁部5aの内側面側には、突条2
1が配設されている。各突条21は、接続部カバー5の
着脱方向とは垂直方向に延設されている。各突条21
は、前記各被係合部12aと対応する位置に配設されて
いる。これら各突条21は各被係合部12aに係合され
るようになっている。その結果、接続部カバー5がブー
スターケーブル接続用導体14に係合されるようになっ
ている。
【0025】そして、この接続部カバー5はブースター
ケーブル接続用導体14に取り付けられるようになって
いる。このとき、接続部カバー5は、図5に示す矢印F
1方向に移動してブースターケーブル接続用導体14に
取り付けられるようになっている。図1及び図2に示す
ように、ブースターケーブル接続用導体14は、前記バ
ッテリーへの給電が行われていないときに接続部カバー
5によって覆われるようになっている。図3〜図5に示
すように、ブースターケーブル接続用導体14は、バッ
テリーへの給電を行うときに、接続部カバー5を取り外
すことによって露出するようになっている。
【0026】次に、バッテリーあがり時にバッテリーに
対して給電を行う方法を説明する。まず、リレーボック
ス1のアッパーカバー8を取り外す。その結果、図1に
示すように、ケース本体2のアッパーカバー8側にある
電気部品装着面2aが露出した状態になる。次に、接続
部カバー5を取り外すことにより、図3及び図4に示す
ように、ブースターケーブル接続用導体14が露出した
状態になる。
【0027】この状態において、ブースターケーブル4
3を2本用意し、一方のブースターケーブル43を別の
車両のバッテリーの−側端子に接続する。それととも
に、そのブースターケーブル43のクリップ部42を、
図示しないエンジンまたはボディに接続する。そして、
他方のブースターケーブル43を別の車両のバッテリー
の+側端子に接続する。それとともに、図5に示すよう
に、そのブースターケーブル43のクリップ部42をブ
ースターケーブル接続用導体14に挟持させる。このと
き、クリップ部42が、ブースターケーブル接続用導体
14に取り付けられたボルト31の頭部に係合する。そ
の結果、バッテリーへの給電が行われて、エンジンが始
動可能な状態になる。
【0028】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)ブースターケーブル接続用導体14は電気部品装
着面2aに突設されている。この電気部品装着面2a
は、通常ケース本体2内の整備し易い場所に設けられて
いる。具体的には、リレーボックス1は、通常エンジン
ルーム内においてアッパーカバー8が上側に位置するよ
うに取り付けられている。そのため、アッパーカバー8
を取り外すと、ケース本体2の上面(即ち電気部品装着
面2a)が露出する。よって、ブースターケーブル接続
用導体14にブースターケーブル43を接続することが
できる。つまり、リレーボックス1を車両から取り外さ
なくてもよい。ゆえに、バッテリーがエンジンルームと
は別の場所に配置されていても、ブースターケーブル接
続用導体14に対してブースターケーブル43を接続し
て、バッテリーに対する給電を行うことができる。従っ
て、バッテリーに対する給電を容易に行うことができ
る。
【0029】(2)ブースターケーブル43のクリップ
部42は、ブースターケーブル接続用導体14を挟持し
たときにボルト31に係止する。そのため、クリップ部
42がブースターケーブル接続用導体14から外れてし
まうのを防止することができる。しかも、LA端子32
は電源線41に直接的に接続される。これらLA端子3
2及び電源線41は、大電流に対応させるために一般に
電気抵抗が小さくなるように形成されている。そのた
め、LA端子32及び電源線41に電流を効率よく流す
ことができ、電流のロスが小さくなる。また、バスバー
7と電源線41とを他の部分を介して間接的に接続した
場合とは異なり、大電流が流れることにより他の部分を
破損(ショート等)してしまうこともない。従って、バ
ッテリーに対する給電をより確実に行うことができる。
【0030】(3)バスバー7は、ボルト31によって
バスバー保持部34に固定される。そのため、バスバー
7がバスバー保持部34によって保持される。よって、
クリップ部42が挟持されたときにバスバー7が保護さ
れ、変形が防止される。また、バスバー保持部34の厚
さ分が加わってブースターケーブル接続用導体14が厚
くなることにより、クリップ部42が広げられた状態と
なり、クリップ部42の挟持力が大きくなる。従って、
クリップ部42をブースターケーブル接続用導体14に
対して確実に挟持させることができる。
【0031】(4)接続部カバー5は、バッテリーへの
給電が行われていないときにブースターケーブル接続用
導体14を覆うようになっている。そのため、バッテリ
ーへの給電が行われていないときに、手、リレー13及
びヒューズ等がブースターケーブル接続用導体14に直
接接触してしまうのを防止することができる。また、ブ
ースターケーブル接続用導体14は、アッパーカバー8
と接続部カバー5とによって二重に覆われるため、ブー
スターケーブル接続用導体14の防水性を向上させるこ
とができる。また、接続部カバー5はケース本体2に取
り付けられている。そのため、接続部カバー5がブース
ターケーブル接続用導体14から取り外されたときに、
接続部カバー5を紛失してしまうのを防止することがで
きる。さらに、図3及び図5に示すように、接続部カバ
ー5の本体部5cは、バッテリーへの給電が行われると
きにクリップ部42と干渉しない位置に移動するため、
接続部カバー5が邪魔になってしまうのを防止すること
ができる。
【0032】(5)ブースターケーブル接続用導体14
は、電気部品装着面2aにおいてリレー及びヒューズが
装着される場所とは離間して配設されている。よって、
クリップ部42がリレー及びヒューズに干渉してしまう
のを防止することができる。
【0033】(6)バスバー保持部34の側面34aに
はリブ35が設けられている。そのため、バスバー保持
部34の強度が向上し、ブースターケーブル接続用導体
14の強度が向上する。よって、クリップ部42が挟持
されたときにブースターケーブル接続用導体14が変形
してしまうのを防止することができる。
【0034】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・前記実施形態では、圧入ナット33及びボルト31に
よって、バスバー7とLA端子32とが電気的に接続さ
れていた。しかし、バスバー7とLA端子32とをリベ
ットや溶接等によって電気的に接続するようにしてもよ
い。
【0035】・前記実施形態において、バスバー保持部
34を省略して、ボルト31とナットによってバスバー
7とLA端子32とを固定するようにしてもよい。 ・前記実施形態では、LA端子32は電源線41に直接
的に接続されていた。しかし、LA端子32を、リレー
等の電気部品を介して電源線41に接続するようにして
もよい。
【0036】・前記実施形態において、接続部カバー5
は、ケース本体2から取り外すことができるように構成
されてもよいし、接続部カバー5は設けられなくてもよ
い。 ・前記実施形態では、接続部カバー5はゴムによって形
成されていた。しかし、接続部カバー5を、弾性を有す
る合成樹脂等の他の絶縁材料によって形成してもよい。
【0037】・前記実施形態において、リブ35の数を
変更してもよいし、リブ35を省略してもよい。次に、
上記実施形態及び別例によって把握される技術的思想を
以下に列挙する。
【0038】(1)請求項1〜3のいずれか一項におい
て、前記ケース本体に、前記ブースターケーブル接続用
導体を覆うとともに、前記ブースターケーブル接続用導
体から外れて同ブースターケーブル接続用導体を露出さ
せるカバーを取り付けたことを特徴とする電気接続箱。
よって、技術的思想(1)によれば、手や電気部品等が
直接ブースターケーブル接続用導体に接触してしまうの
を防止することができる。
【0039】(2)請求項1〜3のいずれか一項におい
て、前記ブースターケーブル接続用導体は、前記電気部
品装着面において前記電気部品が装着される場所とは離
間して配設されることを特徴とする電気接続箱。よっ
て、技術的思想(2)によれば、クリップ部が電気部品
に干渉してしまうのを防止することができる。
【0040】(3)車両に搭載され、電気部品が収容さ
れるケース本体を備えた電気接続箱において、前記ケー
ス本体における電気部品装着面に、バッテリーに対して
電源線を介して電気的に接続されるブースターケーブル
接続用導体を突設したことを特徴とする電気接続箱。
【0041】(4)バッテリーがエンジンルームとは別
の場所に配置される車両の前記エンジンルーム内に搭載
され、電気部品が装着されるケース本体を備えた電気接
続箱を利用したバッテリーの給電方法において、前記ケ
ース本体における電気部品装着面に突設され、前記バッ
テリーに対して電源線を介して電気的に接続されたブー
スターケーブル接続用導体に、ブースターケーブルに設
けられたクリップ部を挟持させることによって前記バッ
テリーに対しての給電を行うことを特徴とするバッテリ
ーの給電方法。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、バッテリーがエンジンルームとは別の場
所に配置される車両であっても、バッテリーに対する給
電を容易に行うことができる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、クリップ
部がブースターケーブル接続用導体から外れてしまうの
を防止することができるため、バッテリーに対する給電
をより確実に行うことができる。
【0044】請求項3に記載の発明によれば、クリップ
部をブースターケーブル接続用導体に対して確実に挟持
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるケース本体の上面図。
【図2】 図1のA−A線断面図。
【図3】 カバーを取り外した後の状態におけるケース
本体の上面図。
【図4】 ケース本体の要部斜視図。
【図5】 図3のB−B線断面図。
【図6】 従来技術におけるバッテリーの配置を示す概
略図。
【図7】 従来技術におけるバッテリーの配置を示す概
略図。
【符号の説明】
1…電気接続箱としてのリレーボックス、2…ケース本
体、2a…電気部品装着面、7…バスバー、7a…側
面、13…電気部品としてのリレー、14…ブースター
ケーブル接続用導体、31…ボルト、32…電源接続端
子としてのLA端子、33…圧入ナット、34…バスバ
ー保持部、41…電源線。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月11日(2002.1.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】しかし、図に示す車両51では、バッテ
リー55とエンジン53とが互いに離れた場所に配置さ
れるため、ブースターケーブルをエンジン53に接続す
ることができても、バッテリー55に接続することがで
きない場合があった。その上、近年では、電子キーを操
作することだけでしかトランクルームを開けることがで
きないものが提案されている。この場合、バッテリー5
5がトランクルーム内に配置されていると、バッテリー
あがり時に、トランクルームさえも開けられなくなって
しまう。そのため、ブースターケーブルをバッテリー5
5に接続することがより困難になっていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 英昭 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 伊藤 英昭 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 黒宮 忠和 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 渡邉 清二 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 Fターム(参考) 5G361 BA06 BB01 BC01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリーがエンジンルームとは別の場所
    に配置される車両の前記エンジンルーム内に搭載され、
    電気部品が装着されるケース本体を備えた電気接続箱に
    おいて、 前記ケース本体における電気部品装着面に、前記バッテ
    リーに対して電源線を介して電気的に接続されるブース
    ターケーブル接続用導体を突設したことを特徴とする電
    気接続箱。
  2. 【請求項2】前記ブースターケーブル接続用導体は、前
    記電気部品装着面に突設されるとともに突設部分に圧入
    ナットを有するバスバーと、前記電源線に直接的に接続
    された電源接続端子と、前記圧入ナットに前記電源接続
    端子を固定するためのボルトとを備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】前記ブースターケーブル接続用導体は、前
    記電気部品装着面に突設されるとともに、前記バスバー
    の突設部分の片側面が前記ボルトにより固定されるバス
    バー保持部を備えることを特徴とする請求項2に記載の
    電気接続箱。
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