JP2002329328A - 光ディスク及びその記録再生装置 - Google Patents

光ディスク及びその記録再生装置

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JP2002329328A
JP2002329328A JP2001131804A JP2001131804A JP2002329328A JP 2002329328 A JP2002329328 A JP 2002329328A JP 2001131804 A JP2001131804 A JP 2001131804A JP 2001131804 A JP2001131804 A JP 2001131804A JP 2002329328 A JP2002329328 A JP 2002329328A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカス外れを生じた場合に、フォーカス
をすばやく合わせ直すことができる光ディスク及びその
記録再生装置を提供する。 【解決手段】 最内周から最外周に亘って同心円状又は
螺旋状に形成されているグルーブと、このグルーブ間に
形成されているランド部とを備えた記録層1b、1cを
備え、ランド部には補助情報が予め記録され、記録層1
bと記録層1cでは、ランドプリピットは、ウォブルの
ディスク内周側ピーク位置か、前記ウォブルのディスク
外周側ピーク位置かのいずれかに配置されている。この
光ディスク1を用いて、層判別信号を出力する層判別及
びプリピット信号抽出手段14とフォーカス制御手段1
5とを備えて、予め記録層を指示する層指示信号と層判
別信号とを比較し、この結果が異なっていたらフォーカ
ス外れが生じたと判断し、フォーカス外れ前の記録再生
層にフォーカスを合わせ直すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録再生中におけ
る振動等により、他の記録層にフォーカスが移動してし
まった場合に、元の記録層へフォーカスを戻すことがで
きるように構成された2層の記録層を備えた光ディスク
及びその記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、光ディスクを高容量化す
るために複数の記録層を積層してなる光ディスクが提案
されている。例えば、2層の記録層を有する光ディスク
がある。従来の光ディスクについて図7乃至図9を用い
て説明する。図7は、従来の2層の記録層を有する光デ
ィスクを示し、(A)は断面図であり、(B)は、その
表面を拡大した平面図である。図8は、光ディスクの各
ゾーンを示す平面図である。図9は、ランドプリピット
ブロックの構成を示す図である。図7及び図8に示すよ
うに、従来の光ディスクは、透明基板1a上に第1記録
層1bと第2記録層1cとが順次積層してなり、かつこ
れらの記録層1b、1cの記録領域は、ディスクの同心
円状にNゾーンに分割されている。この第1及び第2記
録層1b、1c上には、同心円状又は螺旋状に形成され
ているグルーブG11、G12、G13、G21、G2
2、G23と、このグルーブG11、G12、G13、
G21、G22、G23間にそれぞれ連続形成されてい
るランドL11、L12、L13、L21、L22、L
23とが形成され、このランドL11、L12、L1
3、L21、L22、L23にはグルーブG11、G1
2、G13、G21、G22、G23に情報信号を記録
又は再生する際に用いられる補助情報がランドプリピッ
トとして予め記録されている情報記録部が形成されてい
る。
【0003】このグルーブG11、G12、G13、G
21、G22、G23は、ディスク円周方向に一定周波
数を持って連続してウォブルされ、複数のゾーンのそれ
ぞれではディスク半径方向に隣接するウォブルの位相が
常に同位相である。また、ランドL11、L12、L1
3、L21、L22、L23には、ウォブル周期毎に配
置された複数のランドプリピットからなるプリピットグ
ループが形成されている。このプリピットグループは、
ディスク半径方向にグルーブを介して隣接するランド部
間ではディスク円周方向の位相が異なる位置に記録され
ている。また、ランドプリピットの有り無しをビットの
1、0に割り当て、3ビットで1つのプリピットグルー
プを形成している。
【0004】例えば、次のように変調がなされ、所定の
ランド位置に記録がなされる。 同期信号 1 0 111 110 101 上段の同期信号、1、0がデータに相当し、下段が変調
信号で、1がランドプリピットあり、0が無しを意味す
る。このようにして、ランドプリピットを利用してアド
レス情報を含む補助情報を記録できる。
【0005】更に、前記したウォブルは、各ゾーン毎に
角速度一定(CAV)で記録されているので、この光デ
ィスクは、ZCLV(Zone Constant L
inear Velocity)方式或いはZCAV
(Zone ConstantAngular Vel
ocity)方式のディスクを構成する。このため、隣
接トラック間でウォブル位相が逆位相になり、トラック
ピッチが小さくなる事により生ずる再生データの劣化は
発生しない。また、ランドプリピット信号についても、
ウォブルが逆位相になることによる問題は生じることは
ない。
【0006】図9に示すように、ランドプリピットブロ
ックの構成は、32セクターで完結され、32セクター
は、シンク、相対アドレス、ブロックアドレス、ゾーン
アドレス、付加情報、誤り訂正符号からなる。この光デ
ィスクの記録再生を行うに際し、ディスクの汚れ、塵、
傷等や記録再生装置に衝撃が加わることにより、フォー
カス外れが生じて、例えばフォーカスが記録再生してい
る第1記録層1bから第2記録層1cに移ってしまうこ
とがあるが、フォーカス外れ前の記録層に戻す光ディス
ク装置が特開平8−185637号公報に開示されてい
る。
【0007】即ち、特開平8−185637号公報に
は、記録或いは再生により外部のフォーカスエラー信号
が供給される入力端子と、このフォーカスエラー信号に
基づいて,フォーカス外れを検出するフォーカス外れ検
出回路と、記録或いは再生を行う記録層を指定するため
の記録層指定部と、この記録層指定部により指定された
記録層を示す記録層指定データを記憶するメモリと、フ
ォーカス外れが生じた場合にフォーカス外れ前の記録層
にフォーカスを合わせ直すための加減速パルスを出力す
る加減速パルス発生回路と、前記したフォーカスエラ−
信号と前記した加減速パルスを切り換えて出力する切り
換えスイッチと、前記したフォーカス外れ検出回路から
の検出出力に基づいて、切り換えスイッチの切り換え制
御等を行うシステムコントローラとを有し、フォーカス
エラー信号と所定レベルの基準信号とをレベル比較し
て、その比較信号をシステムコントローラに供給し、フ
ォーカス外れが検出された場合には、フォーカスが外れ
た記録層からの記録再生データの出力を停止し、システ
ムコントローラがメモリ内の記録層指定データを読み出
すと共に、フォーカスが外れた記録層からの記録再生デ
ータに基づいて、フォーカス外れにより記録再生した記
録層を検出し、この記録層指定データとフォーカス外れ
により記録再生した記録層を示すデータとを比較して、
フォーカス外れ前の記録層にフォーカスを戻すためには
何層飛ばしてフォーカスジャンプすれば良いかを示す復
旧データを作成し、この復旧データに基づいて、加減速
パルス発生回路を用いてフォーカスジャンプを行って、
フォーカス外れ前の記録層にフォーカスを合わせ直す光
ディスク装置が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1記
録層1bから第2記録層1cにフォーカス外れを生じた
場合には、第1記録層1bにフォーカスを合わせ直すた
めに第2記録層1cのランドプリピットブロックの付加
情報を読み出した後、復旧データを作成する必要があ
り、時間がかかるため、第1記録層1bにフォーカスを
すばやく合わせ直すことができなかった。また、図7乃
至図9に示す光ディスク1の場合、少なくとも32セク
ター分のグルーブの情報信号が書き換えられてしまうと
いった問題を生じていた。
【0009】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、2層の記録層を有する光ディスクの記録再生
中にフォーカス外れを生じた場合に、グルーブの情報信
号の書き換えを低減して、フォーカス外れ前の記録層に
フォーカスをすばやく合わせ直すことができる光ディス
ク及びその記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
最内周から最外周に亘って同心円状又は螺旋状に形成さ
れているグルーブと、このグルーブ間にそれぞれ連続形
成されているランド部とを備えた記録層が2層に積層さ
れ、前記ランド部には前記グルーブに情報信号を記録又
は再生する際に用いられる補助情報がランドプリピット
として予め記録されている情報記録部を持ち、前記情報
記録部はディスク半径方向に予め複数のゾーンに分割さ
れ、前記グルーブはディスク円周方向に前記グルーブの
両側が一定周波数を持って連続してウォブルされてお
り、かつ、各2層の各記録層における前記複数のゾーン
のそれぞれではディスク半径方向に隣接する前記グルー
ブのウォブルの位相が常に同位相であり、前記ランド部
に前記ウォブルの周期毎に配置された複数の前記ランド
プリピットからなるプリピットグループがディスク半径
方向に隣接するランド部の間ではディスク円周方向の位
相が異なる位置に記録され、前記ランドプリピットは、
1層目の前記記録層と2層目の前記記録層では、前記ウ
ォブルのディスク内周側ピーク位置か、前記ウォブルの
ディスク外周側ピーク位置かのいずれかに配置されてい
ることを特徴とする光ディスクを提供する。第2の発明
は、最内周から最外周に亘って同心円状又は螺旋状に形
成されているグルーブと、このグルーブ間にそれぞれ連
続形成されているランド部とを備えた記録層が2層に積
層され、前記グルーブには前記ランド部に情報信号を記
録又は再生する際に用いられる補助情報がグルーブプリ
ランドとして予め記録されている情報記録部を持ち、前
記情報記録部はディスク半径方向に予め複数のゾーンに
分割され、前記ランド部はディスク円周方向に前記ラン
ド部の両側が一定周波数を持って連続してウォブルされ
ており、かつ、各2層の各記録層における前記複数のゾ
ーンのそれぞれではディスク半径方向に隣接する前記ラ
ンド部のウォブルの位相が常に同位相であり、前記グル
ーブに前記ウォブルの周期毎に配置された複数の前記グ
ルーブプリランドからなるグルーブプリランドグループ
がディスク半径方向に隣接するランド部の間ではディス
ク円周方向の位相が異なる位置に記録され、前記グルー
ブプリランドは、1層目の前記記録層と2層目の前記記
録層では、前記ウォブルのディスク内周側ピーク位置
か、前記ウォブルのディスク外周側ピーク位置かのいず
れかに配置されていることを特徴とする光ディスクを提
供する。第3の発明は、請求項1又は2記載の光ディス
クの記録再生を行う光ディスク記録再生装置において、
前記ウォブルのディスク内周側又は外周側ピーク位置に
配置されたランドプリピット又は前記グルーブプリラン
ドから検出される内周側プリピット検出信号又は外周側
プリピット検出信号と前記ウォブルの2値化ウォブル信
号とから、層判別信号を出力する層判別及びプリピット
信号抽出手段と、前記層判別信号と予め記録層を指示す
る層指示信号とを比較し、この結果が異なっていた場合
には、フォーカス外れが生じたと判断し、フォーカス外
れ前の記録再生層にフォーカスを合わせ直すようにフォ
ーカスジャンプ制御を行うフォーカス制御手段と、を有
することを特徴とする光ディスク記録再生装置を提供す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の光ディスク及びその記録
再生装置の一実施の形態について、図1乃至図6を参照
して、以下に説明する。図1は、本発明の実施形態にお
ける光ディスクの拡大平面図である。図2は、本発明の
実施形態における光ディスク記録再生装置を示すブロッ
ク図である。図3は、光ディスク記録再生装置に用いら
れる層判別及びプリピット信号抽出手段を示すブロック
図である。図4は、光ディスク記録再生装置に用いられ
るフォーカス制御手段を示すブロック図である。図5
は、本発明の実施形態における光ディスク記録再生装置
の第1記録層の動作を説明するための動作波形を示す図
である。図6は、本発明の実施形態における光ディスク
記録再生装置の第2記録層の動作を説明するための動作
波形を示す図である。従来例と同一構成には、同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0012】本発明の実施形態における光ディスク1
は、図7に示す従来の光ディスクにおいて、第1記録層
1bでは、グルーブにおけるウォブルのディスク内周側
ピーク位置にランドプリピットを配置し、第2記録層1
cでは、グルーブにおけるウォブルのディスク外周側ピ
ーク位置にランドプリピットを配置したことが異なり、
それ以外は同様である。
【0013】また、第1記録層1bのグルーブG12に
記録されている情報記録信号に対応する補助情報は、グ
ルーブのディスク内周側ピーク位置に配置されたランド
プリピットから読み取るようにし、第2記録層1cのグ
ルーブG22に記録されている情報記録信号に対応する
補助情報は、グルーブのディスク外周側ピーク位置に配
置されたランドプリピットから読み取るようにしたもの
である。
【0014】以下、ランドプリピットL11を、情報信
号の記録されているグルーブG12の内側に配置される
ので、内周側ランドプリピットと呼び、ランドプリピッ
トL22を、グルーブG22の外側に配置されているの
で、外周側ランドプリピットと呼ぶ。そして、この内周
側ランドプリピットから検出されたプリピット信号を内
周側プリピット信号、外周側ランドプリピットから検出
されたプリピット信号を外周側プリピット信号という。
このようにすることにより、ウォブル信号の極性とラン
ドプリピットとの記録位置関係を検出することによっ
て、記録再生が第1記録層1bで行われているか第2記
録層1cで行われているかを判別することができる。
【0015】次に、本発明の光ディスク記録再生装置に
ついて図2を用いて説明する。図2に示すように、本発
明の光ディスク記録再生装置は、光ディスク1を回転さ
せるためのスピンドルモータ2と、光ディスク1上に光
ビームスポットSを照射し、反射した情報光を検出する
光検出器5を有する光ピックアップ21と、この情報光
から光ビームスポットSとトラック(ここでは、グルー
ブ)との位置ずれをプッシュプル法により検出してトラ
ッキング信号を出力するトラックずれ検出手段6と、こ
のトラックずれ検出手段6から出力されたトラックずれ
検出信号に応じて光ビームスポットSがトラックに追従
するように制御するトラッキング制御手段7と、光ビー
ムスポットSの位置を光ディスク1のトラック方向と略
直交方向(トラック幅方向)に移動する移動手段8と、
光検出器5の出力から光ビームスポットSとディスクの
位置ずれをいわゆる非点収差法で検出するフォーカスエ
ラーずれ検出手段9と、記録再生中のグルーブに対して
内周側ランドプリピット信号を検出する内周側プリピッ
ト検出手段10と、記録再生中のグルーブに対して外周
側ランドプリピット信号を検出する外周側プリピット検
出手段11と、光検出器5の出力信号からウォブル信号
を検出するウォブル信号検出手段12と、ウォブル信号
を2値化する2値化手段13と、内周側プリピット検出
手段10の出力、外周側プリピット検出手段11の出
力、及び2値化手段13の出力から記録再生中の記録層
を判別し、同時に記録再生中のグルーブに対応するプリ
ピットを抽出して層判別及びプリピット検出信号を出力
する層判別及びプリピット抽出手段14と、フォーカス
エラーずれ信号FE及び層判別信号によりフォーカス外
れを修正するフォーカス制御手段15と、スピンドルモ
ータ2の回転制御のための基準クロック発生手段16
と、ウォブル信号の周波数と基準クロックをもとにスピ
ンドルモータ2を回転制御するモータ制御手段17と、
2値化ウォブル信号とプリピット信号から記録時のビッ
トクロックを生成するクロック生成手段18と、このク
ロック生成手段18から出力されるビットクロックに基
づいて、記録データを所定のフォーマットに変換する記
録処理手段19と、この記録処理手段19から出力され
るフォーマット変換信号に基づいて、所定の記録波形に
変換する記録手段20と、を有している。
【0016】光ピックアップ21は、光ビームスポット
Sを照射するための半導体レーザ等の光源3、光ビーム
スポットSを光ディスク1に集光する対物レンズ4、光
ディスク1のグルーブの接線方向とこれに直交する方向
の分割線によって分割された4分割受光部A、B、C、
Dを有し、光ディスク1に照射された反射光を検出する
光検出器5及びこの光源3から出射された光を光ディス
ク1に集光または光検出器5に導く光学系とを一体化し
たものであり、移動手段8により駆動されて光ディスク
1の半径方向に移動する。光検出器5の4分割受光部
A、B、C、Dのうち、分割受光部Aと分割受光部Cと
は互いに対角位置関係にあり、分割受光部Bと分割受光
部Dとも互いに対角位置関係にある。ここで、A、B、
C、Dは、4分割受光部の受光量も表わすものとする。
【0017】次に、上記した層判別及びプリピット抽出
手段14の具体的な構成について、図3を用いて説明す
る。層判別及びプリピット抽出手段14は、内周側プリ
ピット検出手段10から出力される内周側プリピット検
出信号S2と外周側プリピット検出手段11から出力さ
れる外周側プリピット検出信号S3とを入力し、これら
の論理和をとって、両側プリピット検出信号S4を出力
する第1論理和手段141と、この両側プリピット検出
信号S4とウォブル信号検出手段12から出力される2
値化ウォブル信号S5とを入力し、これらの論理和をと
って、プリピット極性検出信号S6を出力する第2論理
和手段142と、このプリピット極性検出信号S6から
ピークホールドして層判別信号を出力するピークホール
ド回路143と、判別結果が、第1記録層1bであれ
ば、内周側プリピット検出信号S2、第2記録層1cで
あれば、外周側プリピット検出信号S3を選択して、プ
リピット検出信号S8を出力する選択回路144とを有
する。
【0018】次に、上記したフォーカス制御手段15の
具体的な構成について、図4を用いて説明する。図4に
示すように、フォーカス制御手段15は、記録再生中、
光検出器5にて検出されたフォーカスエラー信号(同図
中、FEで示す)が供給される入力端子151と、層判
別及びプリピット信号検出手段14から出力される層判
別信号が供給される入力端子152と、予め第1記録層
1b、第2記録層1cのどちらの記録再生を行うのかを
指定する図示しないコントローラからの層指示信号が供
給される入力端子153と、この層指示信号と層判別信
号とを比較し、この比較結果が異なっていたら、フォー
カス外れが生じたと判断し、フォーカスが外れる前の記
録層にフォーカスをかけ直すようにフォーカスジャンプ
制御信号を生成すると共に、切換え制御信号を出力する
フォーカスジャンプ制御手段154と、フォーカス外れ
が生じた場合には、このフォーカス制御信号に基づい
て、フォーカスジャンプ層間信号を発生するフォーカス
ジャンプ信号発生手段155と、フォーカスジャンプ制
御手段154からの切換え制御信号により、前記したフ
ォーカスエラー信号が供給される端子aと前記したフォ
ーカスジャンプ層間信号が供給される端子bを切り換え
る切換スイッチ156とを備えている。
【0019】次に、この光ディスク記録再生装置の動作
について、図2乃至図4を用いて説明する。まず、フォ
ーカスが第1記録層1bに合っている場合の記録につい
て説明する。図2に示すように、スピンドルモータ2に
より回転する光ディスク1に光ピックアップ21の光源
3から光ビームスポットSを照射し、光ディスク1上に
対物レンズ4により集光した光ビームスポットSからの
反射光を光検出器5で受光する。この後、光検出器5で
光電変換し、受光した反射光の光量に応じたレベルの受
光信号をトラックずれ検出手段6、フォーカスずれ検出
手段9、内周側プリピット検出手段10、外周側プリピ
ット検出手段11及びウォブル信号検出手段12にそれ
ぞれ出力する。
【0020】トラックずれ検出手段6からは、光検出器
5の4分割受光部A、B、C、Dで検出された受光信号
のレベル差に基づいて、公知のプッシュプル法により、
(A+D)−(B+C)よりトラックずれ検出信号TEを
生成して、トラッキング制御手段7へ出力する。フォー
カスずれ検出手段9からは、光検出器5の4分割受光部
A、B、C、Dで検出された受光信号のレベル差に基づ
いて、公知の非点収差法により、(A+C)−(B+D)
よりフォーカスずれ検出信号FEを生成してフォーカス
制御手段15へ出力する。
【0021】内周側プリピット検出手段10及び外周側
プリピット信号検出手段11からは、光検出器5の4分
割受光部A、B、C、Dで検出された受光信号のレベル
差に基づいて、差分信号(A+D)−(B+C)を生成
し、ウォブルの振幅及び極性に応じて設けられたスライ
スレベルでプリピット信号を検出し、層判別及びプリピ
ット信号抽出手段14に出力する。
【0022】ウォブル信号検出手段12からは、光検出
器5の4分割受光部A、B、C、Dで検出された受光信
号のレベル差に基づいて、差分信号(A+D)−(B+
C)を生成し、この差分信号からウォブル周波数成分を
周波数選択してウォブル信号を取り出し、このウォブル
信号を2値化手段13で2値化して、2値化ウォブル信
号を出力する。
【0023】図3に示すように、層判別及びプリピット
信号抽出手段14は、内周側プリピット検出手段10か
ら出力された内周側プリピット信号S2、外周側プリピ
ット検出手段11から出力された外周側プリピット信号
S3、及び2値化手段13から出力された2値化ウォブ
ル信号S5に基づいて、層判別信号S7とプリピット検
出信号S8を生成し、層判別信号S7をフォーカス制御
信号15に、プリピット検出信号S8をクロック生成手
段18にそれぞれ出力する。
【0024】内周側プリピット信号S2及び外周側プリ
ピット検出信号S3を、第1論理和手段141と選択回
路144に入力する。選択回路144では、内周側プリ
ピット信号S2を端子aに、外周側プリピット信号S3
を端子bに入力する。第1論理和手段141では、これ
らの信号の論理和をとり、両側プリピット検出信号S4
を生成して、第2論理和手段142に出力する。第2論
理和手段142では、両側プリピット検出信号S4と2
値化ウォブル信号S5の論理和をとって、プリピット極
性検出信号S6を生成した後、ピークホールド回路14
3でピークホールドして層判別信号S7を選択回路14
4とフォーカス制御手段15に出力する。
【0025】選択回路144では、層判別信号S7が第
1記録層1bであった場合には、内周側プリピット検出
信号S2の入力されている選択回路144の端子aを選
択し、層判別結果が第2記録層1cであった場合には、
外周側プリピット検出信号S3が入力されている選択回
路144の端子bを選択して、内周側プリピット検出信
号S2か外周側プリピット検出信号S3のいずれかをプ
リピット検出信号S8としてクロック生成手段18へ出
力する。
【0026】図4に示すように、フォーカス制御手段1
5ではフォーカスずれ検出信号FEを入力端子151を
介して切換えスイッチ156の端子aに入力する一方、
層判別及びプリピット信号抽出手段14で検出された層
判別信号S7を入力端子152を介し、また、図示しな
いコントローラから出力される層指示信号を入力端子1
53を介して、フォーカスジャンプ制御手段154に入
力する。
【0027】フォーカスジャンプ制御手段154から
は、層判別信号S7と層指示信号とを比較し、比較結果
が異なっていた場合、フォーカス外れが生じたと判断
し、フォーカスが外れる前の記録層にフォーカスを合わ
せ直すフォーカスジャンプ制御信号をフォーカスジャン
プ信号発生手段155に出力する一方、切換え制御信号
を切換えスイッチ156に出力する。フォーカスジャン
プ信号発生手段155は、フォーカスジャンプ制御信号
を受けて、層間フォーカスジャンプ信号を切換えスイッ
チ156の端子bに出力する。そして、切換えスッチ1
56を端子bに切換えて、層間フォーカスジャンプ信号
を光ピックアップ21に入力して、フォーカス外れが生
じる前の記録層にフォーカスを合わせ直すことができ
る。フォーカスが外れる前の記録層にフォーカスが復帰
したらフォーカスジャンプ制御手段154は、切換えス
イッチ156を端子aに戻すように切換え制御信号を出
力し、フォーカスが外れる前の状態に戻す。
【0028】クロック生成手段18は、2値化ウォブル
信号S5を分周してビットクロック周波数を生成すると
同時に、層判別及びプリピット信号抽出手段14で検出
されたプリピット検出信号S8を基にビットクロック周
波数に位相同期をかけ、記録のためのビットクロックを
記録処理手段19に出力する。記録処理手段19では、
ビットクロックに基づいて、記録情報が所定の記録フォ
ーマットに構成され、記録手段20で所定の記録波形に
して、光ピックアップ21により光ディスク1に記録を
行う。
【0029】この際、スピンドルの制御は、基準クロッ
ク発生手段16から出力された基準クロックと、2値化
手段13から出力された2値化ウォブル信号とをモータ
制御手段17に入力して、同じゾーン内ではウォブル周
波数が常に一定の周波数となるようにスピンドルモータ
2を回転制御して、同じゾーン内では等角速度で回転す
るようにして行う。ZCLV制御の場合は、ディスク全
体で常にウォブル周波数を一定に保つことにより、すべ
てのゾーンで線速度が一定となる。ZCAV制御の場合
は、ゾーン毎にウォブル周波数を変化させてディスク全
体で回転数を一定とすることにより、全てのゾーンで角
速度一定となる。
【0030】再生は、以下のように行われる。図2に
は、再生系の図示は省略してある。再生系は、光検出器
5と同じか又は異なる光検出器5で検出した信号に基づ
いて再生信号を得る周知の構成である。図2の構成図で
は、クロック生成手段18、記録処理手段19、記録手
段20を用いないことが記録の場合と異なり、それ以外
は同様である。
【0031】ここで、第1記録層1bと第2記録層1c
とを判別を行うための層判別について図5及び図6を用
いて、更に詳細に説明する。図5は、第1記録層1bを
記録再生している場合を示し、(a)は、光検出器5か
ら出力されるプッシュプル信号S1a、(b)は、内周
側プリピット検出信号S2a、(c)は、外周側プリピ
ット検出信号S3a、(d)は、両側プリピット検出信
号S4a、(e)は、2値化ウォブル信号S5a、
(f)は、プリピット極性検出信号S6a、(g)は、
層判別信号S7a、(h)は、プリピット検出手段S8
aを示す。
【0032】図6は、第2記録層1cを記録再生してい
る場合を示し、(a)は、光検出器5から出力されるプ
ッシュプル信号S1b、(b)は、内周側プリピット検
出信号S2b、(c)は、外周側プリピット検出信号S
3b、(d)は、両側プリピット検出信号S4b、
(e)は、2値化ウォブル信号S5b、(f)は、プリ
ピット極性検出信号S6b、(g)は、層判別信号S7
b、(h)は、プリピット検出手段S8bを示す。
【0033】まずは、第1記録層1bを記録再生する場
合について図1、図2及び図4を併せ用いて説明する。
以下、図1における第1記録層1bのグルーブG12を
記録再生する場合について示す。光検出器5から出力さ
れたプッシュプル信号S1aは、内周側プリピット検出
信号10及び外周側プリピット検出信号11で検出され
る。このプッシュプル信号S1aは、ウォブル信号S1
0aに内周側プリピット信号S12a、外周側プリピッ
ト信号S14aが重畳されたものである。
【0034】図5(a)に示したように、第1記録層1
bでは、ランドプリピットL11は、グルーブG12の
ウォブルのディスク内周側ピーク位置にあるので、この
ウォブルによるウォブル信号S10aを中心として内周
側プリピット信号S12aが検出される。一方、グルー
ブG12のウォブルのディスク外周側ピーク位置にもラ
ンドプリピットL12が配置されているので、ランドプ
リピットL12による外周側プリピット信号S14aが
検出される。同図中、この内周側プリピット信号S12
aを実線で示し、外周側プリピット信号S14aを点線
で示してある。
【0035】このように検出された内周側プリピット信
号S12aを、内周側プリピット検出手段10では、ウ
ォブル信号S10aの内周側の極性に相当する内周側ス
ライスレベルS11aで2値化し、図5(b)に示すよ
うな内周側プリピット検出信号S2aを検出する。一方
外周側プリピット検出手段11では、外周側プリピット
信号S14aをウォブル信号S10aの外周側の極性に
相当する外周側スライスレベルS13aで2値化し、図
5(c)に示すような外周側プリピット検出信号S3a
を検出する。
【0036】図5(e)に示すように、ウォブル信号検
出手段12では、光検出器5の出力から検出されるプッ
シュプル信号S1aから、図示しないバンドパスフィル
タを用いてウォブル信号S10aを取り出し、2値化手
段13で2値化ウォブル信号S5aを生成する。なお、
2値化ウォブル信号S5aの極性は、ウォブル信号S1
0aの振幅中心から見て内周側にあるときは正、外周側
にあるときは負とする。
【0037】上記検出された内周側プリピット検出信号
S2a、外周側プリピット検出信号S3a及び2値化ウ
ォブル信号S5aを層判別及びプリピット信号抽出手段
14に入力する。図5(d)に示すように、層判別及び
プリピット信号抽出手段14では、第1論理和手段14
1で内周側プリピット検出信号S2a、外周側プリピッ
ト検出信号S3aの論理和をとり両側プリピット検出信
号S4aを生成する。
【0038】更に、図5(f)に示すように、第2論理
和手段142で両側プリピット検出信号S4aと2値化
ウォブル信号S5aの論理和をとってプリピット極性検
出信号S6aを得る。ランドプリピットL11がグルー
ブG12のディスク内周側のピーク位置にある場合に
は、正のパルスが出力される。図5(g)に示すよう
に、このランドプリピット極性検出信号S6aをピーク
ホールド回路143でピークホールド処理することによ
り、層判別信号S7aを得る。そして、ランドプリピッ
トL11がグルーブG12のディスク内周側ピーク位置
にある場合には、正の層判別信号が出力され、第1記録
層1bにいると判別される。
【0039】図5(h)に示すように、第1記録層1b
を記録再生していると判別した後は、層判別及びプリピ
ット信号抽出手段14は、選択回路144においてプリ
ピット検出信号S8aとして内周側プリピット検出信号
S2aを選択する。そして、クロック生成手段18に出
力し、上記したと同様な動作により、第1記録層1bを
記録再生する。
【0040】次に、第2記録層1cを記録再生する場合
についても、図1、図2及び図4を併せ用いて説明す
る。以下、図1における第2記録層1cのグルーブG2
2を記録再生する場合について示す。第2記録層1cを
記録再生している場合は、図6(a)に示すように、ラ
ンドプリピットL22は、グルーブG22のディスク外
周側ピークの位置にあるので、ウォブル信号S10bを
中心として、外周側プリピット信号S14bが検出され
る。同図中、この外周側プリピット信号S14bを実線
で示し、内周側プリピット信号S12bを点線で示す。
【0041】図6(a)〜(e)に示す内周側プリピッ
ト検出信号S2b、外周側プリピット検出信号S3b、
両側プリピット検出信号S4b、2値化ウォブル信号S
5bについては、図5(a)〜(e)と同様であるの
で、その説明を省略する。次に、図6(f)に示すよう
に、図5(f)の場合と同様に、第2論理和手段142
で両側プリピット検出信号S4bと2値化ウォブル信号
S5bの論理和をとってプリピット極性検出信号S6b
を得る。ランドプリピットL22がグルーブG22のデ
ィスク外周側ピーク位置にある場合には、このプリピッ
ト極性検出信号S6bは、図6(d)に示す両側プリピ
ット検出信号S4bが図6(e)に示す2値化ウォブル
信号S5bでマスクされるので、負の値のままである。
従って、図6(g)に示すように、層判別信号S7aも
負の値となる。
【0042】そして、ランドプリピットL22がグルー
ブG22のディスク外周側ピークにある場合には負の層
判別信号が出力され、第2記録層1cにいると判別され
る。次に、図6(h)に示すように、第2記録層1cを
記録再生していると判別した後は、層判別及びプリピッ
ト信号抽出手段14は、選択回路144において、プリ
ピット検出信号S8bとして外周側プリピット検出信号
S3bを選択する。そして、クロック生成手段18に出
力し、上記したと同様な動作により、第2記録層1cを
記録再生する。
【0043】また、フォーカスが第1記録層1bから第
2記録層1c又は第2記録層1cから第1記録層1bに
フォーカス外れした場合にも、第1記録層1bのグルー
ブG12のディスク内周側ピーク位置に配置されたラン
ドプリピットL11による内周側プリピット信号S12
a又は第2記録層1cのグルーブG22のディスク外周
側ピーク位置に配置されたランドプリピットL22によ
る外周側ランドプリピット信号S12bを検出して、層
判別及びプリピット信号検出手段14とフォーカス制御
手段15とを用いて、すばやくフォーカス外れ前の記録
層に合わせ直すことができる。
【0044】以上のように、本発明の実施形態の光ディ
スクによれば、2つの記録層を有する光ディスクにおい
て、第1記録層1bには、グルーブG12のディスク内
周側ピ−ク位置にランドプリピットL11を、第2記録
層1cには、グルーブG22のディスク外周側ピーク位
置にランドプリピットL22を配置したので、フォーカ
ス外れが生じた場合でもすばやくフォーカス前の記録層
にフォーカスを合わせ直すことができる。また、本発明
の実施形態の光ディスク記録再生装置によれば、前記し
た光ディスク1を用いた場合に、層判別及びプリピット
信号抽出手段14及びフォーカス制御手段15を有して
いるので、フォーカス外れが生じた場合でもすばやくフ
ォーカス前の記録層にフォーカスを合わせ直すことがで
きる。
【0045】ここでは、両側のプリピット信号を用いて
検出時間の短縮ができるようにしたが、内周側プリピッ
ト信号または外周側プリピット信号のどちらか一方を用
いるだけでも同様の検出が可能である。前記の説明で
は、補助情報はランド、情報記録信号はグルーブに記録
したが、この逆の場合でも同様な効果が得られる。この
場合の補助情報をグルーブプリランドという。即ち、グ
ルーブプリランドとは、予めアドレス等の補助情報が記
録されているグルーブをいう。
【0046】また、層判別信号S7はプリピット極性検
出信号S6をピークホールドして生成するとしたが、ピ
ークホールド回路143の代わりに、ウォブル周期でプ
リピット検出信号S6をラッチするようにしてもよい。
また、任意のウォブル周期だけ同じプリピット極性検出
信号S6が連続したら層判別信号S7を確定するように
すると、検出誤りを防ぐことが出来る。
【0047】
【発明の効果】本発明の光ディスクによれば、1層目の
記録層と2層目の記録層では、前記ランドプリピット
は、前記ウォブルのディスク内周側ピーク位置か、前記
ウォブルのディスク外周側ピーク位置かのいずれかに配
置されているので、フォーカス外れが生じた場合でもす
ばやくフォーカス前の記録層にフォーカスを合わせ直す
ことができる。また、本発明の光ディスク記録再生装置
によれば、ウォブルのディスク内周側又は外周側ピーク
位置に配置されたランドプリピット又は前記グルーブプ
リランドから検出される内周側プリピット検出信号又は
外周側プリピット検出信号と前記ウォブルの2値化ウォ
ブル信号とから、層判別信号を出力する層判別及びプリ
ピット信号抽出手段と、前記層判別信号と予め記録層を
指示する層指示信号とを比較し、この結果が異なってい
た場合には、フォーカス外れが生じたと判断し、フォー
カス外れ前の記録再生層にフォーカスを合わせ直すよう
にフォーカスジャンプ制御を行うフォーカス制御手段
と、を有するので、フォーカス外れが生じた場合でもす
ばやくフォーカス前の記録層にフォーカスを合わせ直す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における光ディスクの拡大平
面図である。
【図2】本発明の実施形態における光ディスク記録再生
装置を示すブロック図である。
【図3】光ディスク記録再生装置に用いられる層判別及
びプリピット信号抽出手段を示すブロック図である。
【図4】光ディスク記録再生装置に用いられるフォーカ
ス制御手段を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態における光ディスク記録再生
装置の第1記録層の動作を説明するための動作波形を示
す図である。
【図6】本発明の実施形態における光ディスク記録再生
装置の第2記録層の動作を説明するための動作波形を示
す図である。
【図7】従来の2層の記録層を有する光ディスクを示
し、(A)は断面図であり、(B)は、その表面を拡大
した平面図である。
【図8】光ディスクの各ゾーンを示す平面図である。
【図9】ランドプリピットブロックの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…光ディスク、1b…第1記録層(1層目の記録
層)、1c…第2記録層(2層目の記録層)、14…層
判別及びプリピット信号抽出手段、15…フォーカス制
御手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/24 561 G11B 7/24 561Q 565 565J Fターム(参考) 5D029 JB13 WA29 WB02 5D090 AA01 BB12 CC14 FF05 FF15 FF16 GG03 GG10 GG27 JJ03 5D117 AA02 DD00 DD04 DD13 FF06 GG02 5D118 AA24 AA27 BA01 BB08 BC08 CA11 CD06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最内周から最外周に亘って同心円状又は螺
    旋状に形成されているグルーブと、このグルーブ間にそ
    れぞれ連続形成されているランド部とを備えた記録層が
    2層に積層され、前記ランド部には前記グルーブに情報
    信号を記録又は再生する際に用いられる補助情報がラン
    ドプリピットとして予め記録されている情報記録部を持
    ち、前記情報記録部はディスク半径方向に予め複数のゾ
    ーンに分割され、前記グルーブはディスク円周方向に前
    記グルーブの両側が一定周波数を持って連続してウォブ
    ルされており、かつ、各2層の各記録層における前記複
    数のゾーンのそれぞれではディスク半径方向に隣接する
    前記グルーブのウォブルの位相が常に同位相であり、前
    記ランド部に前記ウォブルの周期毎に配置された複数の
    前記ランドプリピットからなるプリピットグループがデ
    ィスク半径方向に隣接するランド部の間ではディスク円
    周方向の位相が異なる位置に記録され、前記ランドプリ
    ピットは、1層目の前記記録層と2層目の前記記録層で
    は、前記ウォブルのディスク内周側ピーク位置か、前記
    ウォブルのディスク外周側ピーク位置かのいずれかに配
    置されていることを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】最内周から最外周に亘って同心円状又は螺
    旋状に形成されているグルーブと、このグルーブ間にそ
    れぞれ連続形成されているランド部とを備えた記録層が
    2層に積層され、前記グルーブには前記ランド部に情報
    信号を記録又は再生する際に用いられる補助情報がグル
    ーブプリランドとして予め記録されている情報記録部を
    持ち、前記情報記録部はディスク半径方向に予め複数の
    ゾーンに分割され、前記ランド部はディスク円周方向に
    前記ランド部の両側が一定周波数を持って連続してウォ
    ブルされており、かつ、各2層の各記録層における前記
    複数のゾーンのそれぞれではディスク半径方向に隣接す
    る前記ランド部のウォブルの位相が常に同位相であり、
    前記グルーブに前記ウォブルの周期毎に配置された複数
    の前記グルーブプリランドからなるグルーブプリランド
    グループがディスク半径方向に隣接するランド部の間で
    はディスク円周方向の位相が異なる位置に記録され、前
    記グルーブプリランドは、1層目の前記記録層と2層目
    の前記記録層では、前記ウォブルのディスク内周側ピー
    ク位置か、前記ウォブルのディスク外周側ピーク位置か
    のいずれかに配置されていることを特徴とする光ディス
    ク。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の光ディスクの記録再
    生を行う光ディスク記録再生装置において、 前記ウォブルのディスク内周側又は外周側ピーク位置に
    配置されたランドプリピット又は前記グルーブプリラン
    ドから検出される内周側プリピット検出信号又は外周側
    プリピット検出信号と前記ウォブルの2値化ウォブル信
    号とから、層判別信号を出力する層判別及びプリピット
    信号抽出手段と、 前記層判別信号と予め記録層を指示する層指示信号とを
    比較し、この結果が異なっていた場合には、フォーカス
    外れが生じたと判断し、フォーカス外れ前の記録再生層
    にフォーカスを合わせ直すようにフォーカスジャンプ制
    御を行うフォーカス制御手段と、を有することを特徴と
    する光ディスク記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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