JP2002319144A - 光ディスク及びその記録再生装置 - Google Patents

光ディスク及びその記録再生装置

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JP2002319144A
JP2002319144A JP2001122382A JP2001122382A JP2002319144A JP 2002319144 A JP2002319144 A JP 2002319144A JP 2001122382 A JP2001122382 A JP 2001122382A JP 2001122382 A JP2001122382 A JP 2001122382A JP 2002319144 A JP2002319144 A JP 2002319144A
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wobble
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JP2001122382A
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English (en)
Inventor
Eiji Nakano
栄治 中野
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカス外れを生じた場合に、フォーカス
をすばやく合わせ直すことができる光ディスク及びその
記録再生装置を提供する。 【解決手段】 最内周から最外周に亘って同心円状又は
螺旋状に形成されているグルーブ溝と、このグルーブ溝
間にそれぞれ連続形成されているランド部とを備えた記
録層1b乃至1fが積層され、ランド部にはグルーブ溝
に情報信号を記録又は再生する際に用いられる補助情報
が予め記録され、多層の記録層1b乃至1fにおける前
記ランドプリピットは、前記ウォブルの異なる位相に記
録されるようにした光ディスク1である。また、この光
ディスク1を記録再生する際に、記録層検出手段f4を
用いて、プリピット信号とウォブル信号に基づいて、前
記ランドプリピットのウォブルに対する位相を検出して
各記録層1b乃至1fを判別するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録中における振
動等により、フォーカス外れが生じた場合、フォーカス
外れ前の記録層へフォーカスを合わせ直すことができる
ように構成された多層の記録層を備えた光ディスク及び
その記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、光ディスクを高容量化す
るために複数の記録層を積層してなる光ディスクが提案
されている。例えば、2層の記録層を有する光ディスク
がある。従来の光ディスクについて図6乃至図8を用い
て説明する。図6は、従来の2層の記録層を有する光デ
ィスクを示し、(A)は断面図であり、(B)は、その
表面を拡大した平面図である。図7は、光ディスクの各
ゾーンを示す平面図である。図8は、1ECC内のラン
ドプリピットデータの構成を示す図である。
【0003】図6及び図7に示すように、従来の2層の
記録層を有する光ディスクは、透明基板1a上に第1記
録層1b、第2記録層1cが順次積層してなり、かつこ
れらの記録層1b、1cの記録領域は、ディスクの同心
円状にNゾーンに分割されている。この第1、第2記録
層1b、1c上には、同心円状又は螺旋状に形成されて
いるグルーブ溝と、このグルーブ溝間にそれぞれ連続形
成されているランド部とが形成され、このランド部には
グルーブ溝に情報信号を記録又は再生する際に用いられ
る補助情報がランドプリピットとして予め記録されてい
る情報記録部が形成されている。
【0004】このグルーブ溝の両側には、ディスク円周
方向に一定周波数を持って連続してウォブルされ、複数
のゾーンのそれぞれではディスク半径方向に隣接するウ
ォブルの位相が常に同位相であり、ランド部にウォブル
周期毎に配置された複数のランドプリピットからなるプ
リピットグループが形成されている。
【0005】このプリピットグループは、ディスク半径
方向にグルーブ溝を介して隣接するランド部間ではディ
スク円周方向の位相が異なる位置に記録されている。ま
た、プリピットの有り無しをビットの1、0に割り当
て、3ビットで1つのプリピットグループを形成してい
る。更に、前記したウォブルは、各ゾーン毎に角速度一
定(CAV)で記録されているので、この光ディスク
は、ZCLV(ZoneConstant Linea
r Velocity)方式或いはZCAV(Zone
Constant Angular Velocit
y)方式のディスクを構成する。図8に示すように、1
ECCブロックは、32セクターで完結され、シンク、
相対アドレス、ブロックアドレス、ゾーンアドレス、付
加情報、誤り訂正符号からなる。
【0006】このような光ディスクの記録再生を行うに
際し、ディスクの汚れ、塵、傷等や記録再生装置に衝撃
が加わることにより、フォーカス外れが生じて、例えば
フォーカスが記録再生している記録層から他の記録層に
移ってしまうことがあるが、2層以上の記録層を備えた
光ディスクにおいて、フォーカス外れが生じた場合、フ
ォーカス外れ前の記録層に戻す光ディスクの光ディスク
装置が特開平8−185637号公報に開示されてい
る。
【0007】即ち、特開平8−185637号公報に
は、光ディスクは4層の記録層を備え、記録或いは再生
により外部のフォーカスエラー信号が供給される入力端
子と、このフォーカスエラー信号に基づいて,フォーカ
ス外れを検出するフォーカス外れ検出回路と、記録或い
は再生を行う記録層を指定するための記録層指定部と、
この記録層指定部により指定された記録層を示す記録層
指定データを記憶するメモリと、フォーカス外れが生じ
た場合にフォーカス外れ前の記録層にフォーカスを合わ
せ直すための加減速パルスを出力する加減速パルス発生
回路と、前記したフォーカスエラ−信号と前記した加減
速パルスを切り換えて出力する切り換えスイッチと、前
記したフォーカス外れ検出回路からの検出出力に基づい
て、切り換えスイッチの切り換え制御等を行うシステム
コントローラとを有し、フォーカスエラー信号と所定レ
ベルの基準信号とをレベル比較して、その比較信号をシ
ステムコントローラに供給し、フォーカス外れが検出さ
れた場合には、フォーカスが外れた記録層からの記録再
生データの出力を停止し、システムコントローラがメモ
リ内の記録層指定データを読み出すと共に、フォーカス
が外れた記録層からの記録再生データに基づいて、フォ
ーカス外れにより記録再生した記録層を検出し、この記
録層指定データとフォーカス外れにより記録再生した記
録層を示すデータとを比較して、フォーカス外れ前の記
録層にフォーカスを戻すためには何層飛ばしてフォーカ
スジャンプすれば良いかを示す復旧データを作成し、こ
の復旧データに基づいて、加減速パルス発生回路を用い
てフォーカスジャンプを行って、フォーカス外れ前の記
録層にフォーカスを合わせ直す光ディスク装置が開示さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1層目
の記録層から他の記録層にフォーカス外れを生じた場合
には、他の記録層のランドプリピットデータの付加情報
を読み出して行われるので、最低でも32セクターの情
報を読み込んだ後、復旧データを作成して、フォーカス
をフォーカス外れ前の1層目の記録層に戻す時間がかか
るため、このフォーカスを1層目の記録層にすばやく戻
すことができなかった。また、この32セクター分のグ
ルーブ溝にある情報信号が書き換えられてしまうといっ
た問題を生じていた。
【0009】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、多層の記録層を有した光ディスクにおけるフ
ォーカス外れが生じた場合に、情報信号の書き換えを低
減して、フォーカス外れ前の記録層にフォーカスをすば
やく合わせ直すことができる光ディスク及びその記録再
生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
最内周から最外周に亘って同心円状又は螺旋状に形成さ
れているグルーブ溝と、このグルーブ溝間にそれぞれ連
続形成されているランド部とを備えた多層に積層された
記録層からなり、前記ランド部には前記グルーブ溝に情
報信号を記録又は再生する際に用いられる補助情報がラ
ンドプリピットとして予め記録されている情報記録部を
持ち、前記情報記録部はディスク半径方向に予め複数の
ゾーンに分割され、前記グルーブ溝はディスク円周方向
に前記グルーブ溝の両側が一定周波数を持って連続して
ウォブルされており、かつ、前記多層の各記録層におけ
る前記複数のゾーンのそれぞれではディスク半径方向に
隣接する前記グルーブ溝のウォブルの位相が常に同位相
であり、前記ランド部に前記ウォブルの周期毎に配置さ
れた前記多層の記録層における前記ランドプリピット
は、ディスク半径方向に隣接するランド部の間ではディ
スク円周方向のそれぞれの異なる位置関係に記録されて
いることを特徴とする光ディスクを提供する。第2の発
明は、請求項1記載の光ディスクの記録再生を行う光デ
ィスク記録再生装置において、前記ランドプリピットか
ら検出されるプリピット信号と前記ウォブルから検出さ
れるウォブル信号に基づいて、前記ランドプリピットの
ウォブルに対する位相を検出して各記録層を判別する記
録層検出手段と、記録時に指定された指定記録層の情報
を記憶する記録層記憶手段と、前記記録層記憶手段から
出力される前記指定記録層の情報と前記記録層検出手段
から出力される記録層の情報とを比較し、比較結果が異
なっていたらフォーカス外れが生じたと判断し、フォー
カス外れが生じる前の記録層にフォーカスを戻すフォー
カスジャンプ制御信号を出力するフォーカスジャンプ制
御手段と、フォーカス外れが生じた場合には、このフォ
ーカスジャンプ制御信号に基づいて、フォーカスジャン
プ信号を発生するフォーカスジャンプ信号発生手段と、
前記フォーカスジャンプ制御手段からの切換え制御信号
により、前記したフォーカスエラー信号を入力する第1
端子とフォーカスジャンプ信号を入力する第2端子とを
切り換える切換え手段と、を備えたことを特徴とする光
ディスク記録再生装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の光ディスク及びその記録
再生装置の一実施の形態について、図面を参照して、以
下に説明する。図1は、本発明の実施形態における5層
の記録層を有する光ディスクを示し、各記録層表面から
見た平面図である。図2は、本発明の光ディスク記録再
生装置に用いられるフォーカス制御手段を示すブロック
図である。図3は、記録層検出手段によりウォブルクロ
ックから各記録層を検出するゲート信号を生成するタイ
ミングチャート図である。図4は、本発明の実施形態に
おける光ディスク記録再生装置を示すブロック図であ
る。図5は、本発明の実施形態における光ディスク記録
再生装置の動作を説明するためのフローチャートを示す
図である。従来例と同一構成には、同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0012】まず、本発明の実施形態における光ディス
クについて図1を用いて説明する。図1に示すように、
本発明の実施形態における光ディスク1は、第1記録層
1b〜第5記録層1dのウォブルが同位相であり、ウォ
ブルの1周期を2πとして、ランドプリピットがウォブ
ルの位相に対して、第1記録層1bでは、π/2、第2
記録層1cでは、0π、第3記録層1dでは、π、第4
記録層1eでは、π/4、第5記録層1fでは、3π/
4に記録されるようにしたものである。
【0013】まず、本発明の光ディスク記録再生装置に
用いられるフォーカス制御手段について、図2を用いて
説明する。図2に示すように、フォーカス制御手段12
は、記録再生中、光検出器にて検出されたフォーカスエ
ラー信号(同図中、FEで示す)が供給される入力端子
f1と、2値化したプリピット信号が供給される入力端
子f2と、ウォブル信号から2値化したウォブルクロッ
クが供給される入力端子f3と、プリピット信号とウォ
ブル信号に基づいて、ランドプリピットのウォブルに対
する位相を検出して各記録層1b、1c、1d、1e、
1fを判別する記録層検出手段f4と、記録時に指定さ
れた記録層(以下、指定記録層という)情報を記憶する
記録層記憶手段f5と、記録層記憶手段f5から出力さ
れる指定記録層の情報と記録層検出手段f4から出力さ
れる記録層の情報とを比較し、比較結果が異なっていた
らフォーカス外れが生じたと判断し、フォーカス外れが
生じる前の記録層にフォーカスを合わせ直すフォーカス
ジャンプ制御信号と切換え制御信号を出力するフォーカ
スジャンプ制御手段f6と、フォーカス外れが生じた場
合には、このフォーカスジャンプ制御信号に基づいて、
フォーカスジャンプ信号を発生するフォーカスジャンプ
信号発生手段f7と、フォーカスジャンプ制御手段f6
からの切換え制御信号により、前記したフォーカスエラ
ー信号が入力する端子aとフォーカスジャンプ信号が入
力する端子bとを切り換える切換スイッチf8とを備え
ている。なお、入力端子f2には、プリピットがある場
合はハイレベル(H)のプリピット信号が、プリピット
がない場合はローレベル(L)のプリピット信号が入力
されるようになっている。
【0014】次に、このフォーカス制御手段12の動作
について説明する。フォーカスエラー信号を入力端子f
1を介して切換えスイッチf8の端子aに供給する一
方、プリピット信号を入力端子f2を介し、またウォブ
ル信号を入力端子f3を介して記録層検出手段f4に供
給して各記録層1b、1c、1d、1e、1fを判別す
る。
【0015】次に、記録層検出手段f4により判別され
た記録層のデータと、記録層記憶手段f5に記憶されて
いる記録層のデータとをフォーカスジャンプ制御手段f
6に供給して比較し、このデータが異なっていたらフォ
ーカス外れが生じたと判断し、フォーカスが外れる前の
記録層にフォーカスを合わせ直すフォーカスジャンプ制
御信号を出力し、このフォーカスジャンプ制御信号に基
づいて、フォーカスジャンプ信号発生手段f7からフォ
ーカスジャンプ信号を切換えスイッチf8の端子bに出
力する。フォーカスジャンプ制御手段f6から出力され
る切換え制御信号によって、フォーカス外れが生じない
場合には、切換えスッチf8の端子aに接続されたまま
にし、フォーカス外れが生じた場合には、切換えスッチ
f8の端子bに切換えて、フォーカス外れが生じる前の
記録層に戻すことができる。
【0016】次に、各記録層の判別を行うゲート信号の
生成について図3を用いて説明する。このゲート信号の
生成は、記録層検出手段f4によって行われる。図3
中、(a)は、説明の便宜上、1つのウォブルの位相に
対応させて各記録層に形成される5つのランドプリピッ
トを示している。図3中、(b)は、ウォブルクロック
を示し、(c)は、4倍ウォブルクロックCLK4cを
示し、(d)は、8倍ウォブルクロックCLK8dを示
し、(e)は、4倍ウォブルクロックCLK4cからハ
ーフクロック遅らせた遅延4倍ウォブルクロックCLK
4fを示し、(f)は、第4記録層のゲート信号GAT
E4を示し、(g)は、第1記録層のゲート信号GAT
E1を示し、(h)は、第5記録層のゲート信号GAT
E5を示し、(i)は、第3記録層のゲート信号GAT
E3を示し、(j)は、第2記録層のゲート信号GAT
E2を示している。
【0017】(b)に示すウォブルクロックは、入力端
子f3から入力された2値化したウォブル信号を示して
いる。(c)に示す4倍ウォブルクロックCLK4c及
び(d)に示す8倍ウォブルクロックCLK8dは、
(b)のウォブルクロックから生成される。(e)に示
す遅延4倍ウォブルクロックCLK4fは、ウォブルク
ロックを8倍ウォブルクロックCLK8dによりハーフ
クロック遅らせて生成される。(f)に示す4記録層ゲ
ート信号GATE4は、遅延4倍ウォブルクロックCL
K4fと8倍ウォブルクロックCLK8dから生成され
る。
【0018】(g)に示すゲート信号GATE1は、ゲ
ート信号GATE4と8倍ウォブルクロックCLK8d
から生成される。(h)に示すゲート信号GATE5
は、ゲート信号GATE1と8倍ウォブルクロックCL
K8dから生成される。(i)に示すゲート信号GAT
E3は、ゲート信号GATE5とCLK8dから生成さ
れる。(j)に示すゲート信号GATE2は、ゲート信
号GATE3と8倍ウォブルクロックCLK8dから生
成される前記した記録層の判別は、前記したゲート信号
GATE1〜5のどのタイミングでランドプリピットが
検出されるかによって行うことができる。
【0019】次に、本発明の光ディスク記録再生装置に
ついて図2、図4を用いて説明する。図2に示すよう
に、本発明の光ディスク記録再生装置は、光ディスク1
を回転させるためのスピンドルモータ2と、光ディスク
1上に光ビームスポットSを照射し、反射した情報光を
検出する光検出器5を有する光ピックアップ18と、こ
の情報光から光ビームスポットSとトラック(ここで
は、グルーブ溝)との位置ずれをプッシュプル法により
検出してトラッキング信号を出力するトラックずれ検出
手段6と、トラックずれ検出手段6から出力されたトラ
ックずれ検出信号に応じて光ビームスポットSがトラッ
クに追従するように制御するトラッキング制御手段7
と、光ビームスポットSの位置を光ディスク1のトラッ
ク方向と略直交方向(トラック幅方向)に移動する移動
手段8と、光ビームスポットSと光ディスク1の位置ず
れをいわゆる非点収差法で検出するフォーカスずれ検出
手段9と、プリピット情報補助信号を検出してプリピッ
ト信号を出力するプリピット信号検出手段10と、光ピ
ックアップ18の光検出器5の出力信号からウォブル信
号を検出するウォブル信号検出手段11と、フォーカス
ずれ検出手段9から出力されたフォーカスずれ信号F
E、プリピット信号検出手段10から出力されるプリピ
ット信号及びウォブル信号検出手段11から検出された
ウォブル信号によりフォーカス外れを修正するフォーカ
ス制御手段12と、このウォブル信号の基準クロックを
発生する基準クロック発生器13と、ウォブル信号の周
波数が基準クロックに基づいて、ウォブル周波数が常に
一定の周波数となるようにスピンドルモータ2を回転制
御するモータ制御手段14と、ウォブル信号及びプリピ
ット信号に基づいて、記録時のビットクロックを生成す
るクロック生成手段15と、記録データをクロック生成
手段15から出力されるビットクロックに基づいて、所
定のフォーマットに変換する記録処理手段16と、この
記録処理手段16から出力されるフォーマット変換信号
に基づいて、所定の記録波形に変換して、光ディスク1
に記録信号を出力する記録手段17とを有している。
【0020】光ピックアップ18は、光ビームスポット
Sを照射するための半導体レーザ等の光源3、光ビーム
スポットSを光ディスクに集光する対物レンズ4、光デ
ィスク1のグルーブ溝の接線方向とこれに直交する方向
の分割線によって分割された4分割受光部A、B、C、
Dを有し、光ディスク1に照射された反射光を検出する
光検出器5及びこの光源3から出射された光を光ディス
ク1に集光または光検出器5に導く光学系とを一体化し
たものであり、移動手段8により駆動されて光ディスク
1の半径方向に移動する。光検出器5の4分割受光部
A、B、C、Dのうち、分割受光部Aと分割受光部Cと
は互いに対角位置関係にあり、分割受光部Bと分割受光
部Dとも互いに対角位置関係にある。ここで、A、B、
C、Dは、4分割受光部の受光量も表わすものとする。
【0021】次に、この光ディスク記録再生装置の動作
を説明する。スピンドルモータ2により回転する光ディ
スク1に光ピックアップ18の光源3から光ビームスポ
ットSを照射し、光ディスク1上に対物レンズ4により
集光した光ビームスポットSからの反射光を光検出器5
で受光する。この後、光検出器5で光電変換し、受光し
た反射光の光量に応じたレベルの受光信号をトラックず
れ検出手段6、フォーカスずれ検出手段9、プリピット
検出手段10、及びウォブル信号検出手段11にそれぞ
れ出力する。
【0022】トラックずれ検出手段6からは、光検出器
5の4分割受光部A、B、C、Dで検出された受光信号
に基づいて、公知のプッシュプル法により、(A+D)
−(B+C)よりトラックずれ検出信号TEを生成し
て、トラッキング制御手段7へ出力する。フォーカスず
れ検出手段9からは、光検出器5の4分割受光部A、
B、C、Dで検出された受光信号に基づいて、公知の非
点収差法により、(A+C)−(B+D)よりフォーカス
ずれ検出信号FEを生成してフォーカス制御手段12へ
出力する。
【0023】プリピット信号検出手段10からは、光検
出器5の4分割受光部A、B、C、Dで検出された受光
信号に基づいて、差分信号(A+D)−(B+C)を生成
し、この差分信号から記録再生される信号周波数帯域よ
りも低域周波数成分であるプリピット周波数成分を周波
数選択してプリピット信号を取り出し、このプリピット
信号をフォーカス制御手段12、クロック生成手段15
にそれぞれ出力する。
【0024】ウォブル信号検出手段11からも、光検出
器5の4分割受光部A、B、C、Dで検出された受光信
号に基づいて、差分信号(A+D)−(B+C)を生成
し、この差分信号から記録再生される信号周波数帯域よ
りも低域周波数成分であるウォブル周波数成分を周波数
選択してウォブル信号を取り出し、このウォブル信号を
モータ制御手段14、クロック生成手段15にそれぞれ
出力する。
【0025】記録は、以下のように行われる。記録の際
には、記録と同時にウォブル信号検出手段11から出力
されるウォブル信号とプリピット信号検出手段10から
出力されるプリピット信号より、ウォブル信号を基にP
LL(Phase Locked Loop)でビット
クロック周波数を生成し、このビットクロック周波数
は、プリピット位相によって、位相同期が掛けられ、記
録のためのビットクロックがクロック生成手段15から
出力する。このビットクロックに基づいて、記録処理手
段16で記録情報が所定の記録フォーマット変換信号に
構成され、記録手段17で所定の記録信号として光ピッ
クアップ18により光ディスク1に記録される。なお、
ZCAV時には、ゾーンアドレスによって、ウォブル周
波数と基準クロックとがある一定の関係を持つようにス
ピンドルモータ2の回転誤差信号が生成され、スピンド
ルモータ2の回転制御が行われる。
【0026】再生は、以下のように行われる。図4に
は、再生系の図示は省略してある。再生系は、光検出器
5と同じか又は異なる光検出器5で検出した信号に基づ
いて再生信号を得る周知の構成である。図4に示す光デ
ィスク1を基準クロック発生手段13から出力される基
準クロックと、ウォブル信号検出手段11から出力され
るウォブル信号とをモータ制御手段14に入力し、この
基準クロックに基づいて、ウォブル周波数が常に一定の
周波数となるようにスピンドルモータ2を回転制御し
て、同じゾーン内では、等角速度で回転する。
【0027】次に、第3記録層1dにフォーカスが合っ
ている状態から第1記録層1bにフォーカスが外れた場
合の動作について、フォーカスが外れない場合の動作と
併せて、図2、図3及び図5を用いて説明する。今、初
期状態では、フォーカスが第3記録層1dに合っている
とする。ステップS1にて、記録する記録層を記録層記
憶手段f5に第3記録層1dと記憶する。ステップS2
にて、記録層検出手段f4によりゲート信号GATE3
が検出される。
【0028】記録層記憶手段f5に記憶されている第3
記録層1dのデータと、記録層検出手段f4から出力さ
れる第3記録層1dのデータとが一致するので、ステッ
プS2は、YESとなり、ステップS2を繰り返す。そ
して、切換えスイッチ8は、フォーカスエラー信号が得
られる側の端子aに接続され、フォーカスエラー信号を
光ピックアップ18に出力する。
【0029】第1記録層1bへのフォーカス外れがある
場合には、記録層記憶手段f5に記憶されている第3記
録層1dのデータと記録層検出手段f4から出力される
第1記録層1dのデータとをフォーカスジャンプ制御手
段f6に供給して比較した結果は、記録層検出手段f4
によりゲート信号GATE1が検出されてNOとなり、
ステップS2は、NOとなり、ステップS3にて記録を
一時中止する。
【0030】ステップS4にて、フォーカスジャンプ制
御手段f6からフォーカスが外れる前の第3記録層1d
にフォーカスを合わせ直すようにフォーカスジャンプ制
御信号を切換スイッチf8に出力して、フォーカスエラ
ー信号を入力する端子aから端子bに切換える。
【0031】また、このフォーカスジャンプ制御信号を
フォーカスジャンプ信号発生手段f7にも出力して、こ
のフォーカスジャンプ制御信号に基づいてフォーカスジ
ャンプ信号発生手段f7からフォーカスジャンプ信号を
切換えスイッチf8の端子bに入力し、第3記録層1d
にフォーカスジャンプする。そして、ステップS5に
て、トラッキング制御手段7、移動手段8を駆動して、
記録中に途切れたトラックへジャンプする。以上のよう
にして、第3記録層1dから第1記録層1bにフォーカ
ス外ずれした場合に、第3記録層1dにフォーカスを合
わせ直すことができる。
【0032】本発明の実施形態の光ディスクによれば、
ランドプリピットをウォブルの異なる位相に配置するよ
うにしたので、このランドプリピットの位相を検出する
ことにより、第1〜第5記録層1b、1c、1d、1
e、1fのうちのどれにフォーカスが合っているかを判
別することができる。
【0033】また、本発明の実施形態の光ディスク記録
再生装置によれば、上記した光ディスク1を用いて記録
再生を行った場合には、記録中の記録層からフォーカス
外れが生じても、各記録層のウォブルの異なる位相位置
に配置されたランドプリピットを検出するゲート信号に
より、記録中の記録層にフォーカスを合わせ直すことが
できる。
【0034】上記したことは、再生中の場合も同様の効
果を有する。補助情報がランドプリピットとして予め記
録されている情報記録部としたが、逆にグルーブ溝にグ
ルーブプリピットとして予め記録されている情報記録部
とした場合も同様な効果が得られる。記録層記憶手段f
5は、記録する記録層が変更になった時には、この記録
層記憶手段f5の情報も更新される。なお、光ディスク
は、相変化型及び光磁気型どちらの場合においても適用
可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明の光ディスクによれば、多層の記
録層におけるランドプリピットは、ディスク半径方向に
隣接するランド部の間ではディスク円周方向のそれぞれ
の異なる位置関係に記録されるようにしたので、このラ
ンドプリピットの位相を検出することにより、各記録層
のうちのどれにフォーカスが合っているかを判別するこ
とができる。また、本発明の光ディスク記録再生装置に
よれば、多層の記録層を有する光ディスクを用いて記録
再生を行った場合には、記録又は再生中の記録層からフ
ォーカス外れが生じても、各記録層のウォブルの異なる
位相位置に配置されたランドプリピットを検出するゲー
ト信号により、記録又は再生中の記録層にフォーカスを
合わせ直すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における5層の記録層を有す
る光ディスクを示し、各記録層表面から見た図である。
【図2】本発明の実施形態における光ディスク記録再生
装置に用いられるフォーカス制御手段を示すブロック図
である。
【図3】記録層検出手段によりウォブルクロックから各
記録層を検出するゲート信号を生成するタイミングチャ
ート図である。
【図4】本発明の実施形態における光ディスク記録再生
装置を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態における光ディスク記録再生
装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図で
ある。
【図6】従来の2層の記録層を有する光ディスクを示
し、(A)は断面図であり、(B)は、その表面を拡大
した平面図である。
【図7】光ディスクの各ゾーンを示す平面図である。
【図8】ランドプリピットデータの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…光ディスク、1b…第1記録層、1c…第2記録
層、1d…第3記録層、1e…第4記録層、1f…第5
記録層、f4…記録層検出手段、f5…記録層記憶手
段、f6…フォーカスジャンプ制御手段、f7…フォー
カスジャンプ信号発生手段、f8…切換えスイッチ(切
換え手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/24 563 G11B 7/24 563Z 20/12 20/12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最内周から最外周に亘って同心円状又は螺
    旋状に形成されているグルーブ溝と、このグルーブ溝間
    にそれぞれ連続形成されているランド部とを備えた多層
    に積層された記録層からなり、前記ランド部には前記グ
    ルーブ溝に情報信号を記録又は再生する際に用いられる
    補助情報がランドプリピットとして予め記録されている
    情報記録部を持ち、前記情報記録部はディスク半径方向
    に予め複数のゾーンに分割され、前記グルーブ溝はディ
    スク円周方向に前記グルーブ溝の両側が一定周波数を持
    って連続してウォブルされており、かつ、前記多層の各
    記録層における前記複数のゾーンのそれぞれではディス
    ク半径方向に隣接する前記グルーブ溝のウォブルの位相
    が常に同位相であり、前記ランド部に前記ウォブルの周
    期毎に配置された前記多層の記録層における前記ランド
    プリピットは、ディスク半径方向に隣接するランド部の
    間ではディスク円周方向のそれぞれの異なる位置関係に
    記録されていることを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ディスクの記録再生を行
    う光ディスク記録再生装置において、 前記ランドプリピットから検出されるプリピット信号と
    前記ウォブルからの検出されるウォブル信号に基づい
    て、前記ランドプリピットのウォブルに対する位相を検
    出して各記録層を判別する記録層検出手段と、 記録時に指定された指定記録層の情報を記憶する記録層
    記憶手段と、 前記記録層記憶手段から出力される前記指定記録層の情
    報と前記記録層検出手段から出力される記録層の情報と
    を比較し、比較結果が異なっていたらフォーカス外れが
    生じたと判断し、フォーカス外れが生じる前の記録層に
    フォーカスを戻すフォーカスジャンプ制御信号を出力す
    るフォーカスジャンプ制御手段と、 フォーカス外れが生じた場合には、このフォーカスジャ
    ンプ制御信号に基づいて、フォーカスジャンプ信号を発
    生するフォーカスジャンプ信号発生手段と、 前記フォーカスジャンプ制御手段からの切換え制御信号
    により、前記したフォーカスエラー信号を入力する第1
    端子とフォーカスジャンプ信号を入力する第2端子とを
    切り換える切換え手段と、を備えたことを特徴とする光
    ディスク記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8665689B2 (en) 2009-08-18 2014-03-04 Panasonic Corporation Multi-layer optical disc and optical disc apparatus

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