JP2002329279A - 計測システム、制御システム、及びその配線方法 - Google Patents

計測システム、制御システム、及びその配線方法

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JP2002329279A
JP2002329279A JP2001134715A JP2001134715A JP2002329279A JP 2002329279 A JP2002329279 A JP 2002329279A JP 2001134715 A JP2001134715 A JP 2001134715A JP 2001134715 A JP2001134715 A JP 2001134715A JP 2002329279 A JP2002329279 A JP 2002329279A
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Japan
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measurement
control
data processing
instruction
processing device
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JP2001134715A
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English (en)
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Yasuhiro Wakita
康弘 脇田
Shisei Waratani
至誠 藁谷
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NTT Power and Building Facilities Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増設後または減設後の装置数およびその識別
番号を自動的に把握することが可能な計測システムを提
供することにある。 【解決手段】 計測・制御装置1−1〜6は自己を識別
可能な装置番号を有する。この装置番号を使用して順
次、計測指示を送出し、この計測指示に対する応答の有
無に基づいて計測装置1の増減を把握するデータ処理装
置2を具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定器によって計
測された計測値を収集するシステムまたは被制御装置に
対して制御を行うシステムに用いて好適な計測システ
ム、制御システム、及びその配線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の計測システムの構成例を
示すブロック図である。この図13に示す計測システム
は、各装置の通信部を一対の通信用の電気ケーブル(以
下、通信ケーブルと称する)により直列に接続して装置
間の通信を実現するものである。図13に示すように、
従来の計測システムは、データ処理装置51と複数の計
測部52−1〜3とが通信ケーブルによって直列にバス
接続され、末端の計測部52−3に終端抵抗53が接続
された構成となっている。計測部52は温度や湿度、電
圧などの計測項目に応じた測定器を有する。
【0003】データ処理装置51が計測指示を送出する
と、この計測指示が計測部52−1〜3に伝達され、計
測指示に該当の計測部が計測情報(計測値等)をデータ
処理装置51へ返信する。この従来の計測システムにお
いては、計測部52の増設または減設の際、作業者がデ
ータ処理装置51に増設後または減設後の装置数および
その識別番号を設定しなおす。これにより、データ処理
装置51は、システム内に設置されている計測部52の
数を把握し、またその識別して計測情報の収集を行うこ
とが可能となる。
【0004】次に、図13の計測システムにおいて、新
たな計測部52を増設する場合の従来の配線方法を説明
する。図14は、従来の配線方法により増設した計測シ
ステムの構成を示すブロック図である。この図14のシ
ステムは、図13の計測システムに新たな計測部52−
4〜6を増設したものである。
【0005】図14に示すように、図13の元の末端の
計測部52−3と新規の計測部52−4との間に新たな
配線を引き回して接続し、計測部52−4〜6を直列に
接続する。また、新たな末端の計測部52−6に終端抵
抗53を接続しなおす。このようにして、データ処理装
置51から計測部52−1〜3、さらに計測部52−4
〜6までの直列配線が構成される。また、計測部52を
減設する場合には、減設した計測部52によって分断さ
れた配線を接続しなおして直列配線を構成し、新たな末
端の計測部に終端抵抗53を接続しなおす。
【0006】他の配線方法としては、元のいずれかの装
置間の配線を分断し、この分断箇所から新たに直列に接
続した配線を構成して、この末端の装置から分断箇所ま
で配線を引き回し、直列配線を構成する。この場合に
は、終端抵抗53を接続しなおす必要はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の計測システムでは、計測部の増設または減設の際、作
業者がデータ処理装置に増設後または減設後の装置数お
よびその識別番号を設定しなおす必要があり、この作業
に手間がかかる。また、誤設定が生じる場合もある。こ
の結果、計測システムの運用時における利便性が悪く、
運用コストが増大してしまうという問題が生じている。
【0008】また、被制御装置に対して制御を行う従来
の制御システムにおいても、上記計測システムと同様な
問題が生じている。このため、データ処理装置が増設後
または減設後の装置数およびその識別番号を自動的に把
握することを可能とし、システム運用時における利便性
を向上させることができる計測システムまたは制御シス
テムが要望されている。
【0009】また、従来の配線方法においては、装置の
増設の際、元の末端の装置から新規の装置まで配線を引
き回したり、あるいは新たに直列に接続した配線の末端
の装置から分断箇所まで配線を引き回す必要があるが、
この配線作業にかかる労力が大きく、システムの設置コ
ストが増大するという問題がある。特に、元の末端の装
置と新規の装置との間の距離、あるいは分断箇所と新た
な末端の装置との間の距離が大きい場合には大きな問題
となる。また、その配線経路の選択が困難な場合も有
る。
【0010】このような理由から、複数の装置間を直列
接続により配線するシステムにおいて、増設対象の装置
を元の配線から分岐して接続することが可能であり、且
つ新たに直列に接続した配線の末端の装置から分断箇所
まで配線を引き回すことなく、直列配線の変更を行うこ
とが可能な配線方法が要望されている。
【0011】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、増設後または減設後の装置数
およびその識別番号を自動的に把握することが可能な計
測システム、制御システムを提供することにある。
【0012】また、その計測システム、制御システムを
実現するためのデータ処理装置、及びデータ生成収集方
法を提供することも目的とする。さらに、本発明は、そ
のデータ処理装置をコンピュータを利用して実現するた
めのデータ生成収集処理プログラムを提供することも目
的とする。
【0013】また、本発明は、複数の装置間を直列接続
により配線するシステムにおいて、増設対象の装置を元
の配線から分岐して接続することが可能であり、且つ新
たに直列に接続した配線の末端の装置から分断箇所まで
配線を引き回すことなく、直列配線の変更を行うことが
可能な配線方法を提供することも目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、測定対象の計測を行い
計測情報を出力する計測手段と、この計測手段から前記
計測情報を収集可能な計測装置と、計測指示を送出して
前記計測装置から計測情報を取得するデータ処理装置と
を具備する計測システムであって、前記計測装置は自己
を識別可能な装置番号を有し、また、前記データ処理装
置を少なくとも一つ以上備え、前記データ処理装置は、
前記装置番号を使用して順次、前記計測指示を送出し、
この計測指示に対する応答の有無に基づいて前記計測装
置の増減を把握することを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記データ処理
装置は、前記計測装置の増減に基づいて前記計測指示を
送出する計測装置を決定することを特徴とする請求項1
に記載の計測システムである。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記データ処理
装置は、前記計測装置の増減に基づいて前記計測情報の
表示対象または出力対象の計測装置を決定することを特
徴とする請求項1に記載の計測システムである。
【0017】請求項4に記載の発明は、前記計測手段
は、自己の計測内容を識別可能な種別番号を有し、前記
計測装置は、前記計測手段から種別番号を取得し、この
種別番号を前記計測情報に含めて前記データ処理装置へ
送信し、前記データ処理装置は、該種別番号に基づいて
所定の計測情報変換処理を行うことを特徴とする請求項
1乃至請求項3のいずれかの項に記載の計測システムで
ある。
【0018】請求項5に記載の発明は、入力された制御
信号に従って制御対象を制御する制御手段と、制御指示
を送出するデータ処理装置と、前記制御指示を受け取り
前記制御信号を出力する制御装置とを具備する制御シス
テムであって、前記制御装置は自己を識別可能な装置番
号を有し、また、前記データ処理装置を少なくとも一つ
以上備え、前記データ処理装置は、前記装置番号を使用
して順次、前記制御指示を送出し、この制御指示に対す
る応答の有無に基づいて前記制御装置の増減を把握する
ことを特徴とする。
【0019】請求項6に記載の発明は、前記データ処理
装置は、前記制御装置の増減に基づいて前記制御指示を
送出する制御装置を決定することを特徴とする請求項5
に記載の制御システムである。
【0020】請求項7に記載の発明は、前記データ処理
装置は、前記制御装置の増減に基づいて制御情報の表示
対象または出力対象の制御装置を決定することを特徴と
する請求項1に記載の制御システムである。
【0021】請求項8に記載の発明は、前記制御手段
は、自己の制御内容を識別可能な種別番号を有し、前記
制御装置は、前記制御手段から種別番号を取得し、この
種別番号を前記応答に含めて前記データ処理装置へ送信
し、前記データ処理装置は、該種別番号に基づいて所定
の制御データ生成処理を行い、生成した制御データを前
記制御指示に含めて送出することを特徴とする請求項5
乃至請求項7のいずれかの項に記載の制御システムであ
る。
【0022】請求項9に記載の発明は、指示対象の装置
を識別可能な装置番号を使用して順次、指示を送出する
過程と、この指示に対する応答の有無に基づいて前記装
置の増減を把握する過程とを含むことを特徴とするデー
タ生成収集処理方法である。
【0023】請求項10に記載の発明は、指示対象の装
置を識別可能な装置番号を使用して順次、指示を送出す
る処理と、この指示に対する応答の有無に基づいて前記
装置の増減を把握する処理とをコンピュータに実行させ
ることを特徴とするデータ生成収集処理プログラムであ
る。これにより、前述のデータ処理装置がコンピュータ
を利用して実現できるようになる。
【0024】請求項11に記載の発明は、複数の装置間
を直列接続により配線するシステムにおける配線方法で
あって、前記装置間を二本の電気ケーブルを用いて接続
し、各前記装置間の二本の電気ケーブルをそれぞれ直列
に接続して二つの直列配線を構成する直列配線過程と、
前記直列配線のいずれか末端において前記二つの直列配
線を接続し、折り返し部を構成する過程とからなり、装
置を増設する場合には、前記装置間のいずれかの箇所に
おいて、前記二本の電気ケーブルのいずれかを増設装置
に接続変えし、また、新たな電気ケーブルを用いて増設
装置と該接続変えされた装置とを接続する分岐過程と、
前記直列配線過程または前記折り返し過程により、前記
増設装置から新たな二つの直列配線または折り返し部を
構成する過程とをさらに含むことを特徴とする。
【0025】請求項12に記載の発明は、前記直列配線
過程において、二本の電気ケーブルからなるストレート
ケーブルを使用して前記装置間を接続することを特徴と
する請求項11に記載の配線方法である。
【0026】請求項13に記載の発明は、前記分岐過程
において、少なくとも3本の電気ケーブルにより少なく
とも三つの分岐部を構成し、該分岐部は2本の電気ケー
ブルからなる分岐ケーブルを使用し、少なくとも三つの
装置の間を各々前記分岐部により接続することを特徴と
する請求項11または請求項12に記載の配線方法であ
る。
【0027】請求項14に記載の発明は、請求項11乃
至請求項13のいずれかの項に記載の配線方法によって
前記装置間を接続することを特徴とする請求項1乃至請
求項4のいずれかの項に記載の計測システムである。
【0028】請求項15に記載の発明は、請求項11乃
至請求項13のいずれかの項に記載の配線方法によって
前記装置間を接続することを特徴とする請求項5乃至請
求項8のいずれかの項に記載の制御システム。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態による計測・制御システム3の構成を示すブロック図
である。この図1において計測・制御システム3は、計
測・制御装置1とデータ処理装置2とから構成される。
データ処理装置2には計測・制御装置1−1〜6がバス
接続される。これにより、データ処理装置2から送出さ
れた情報は、計測・制御装置1−1〜6に伝達される。
また、計測・制御装置1−2〜6から送出された情報
は、データ処理装置2に伝達される。
【0030】各計測・制御装置1−1〜6には、温度や
湿度、電圧などの計測項目に応じた測定器を有する計測
部(図示せず)、または、被制御装置に対して温度制御
や接点制御などを行う制御部(図示せず)が接続され
る。これら計測部及び制御部には、それぞれの測定内容
または制御内容に応じた種別番号が予め設定される。こ
の種別番号によって、計測項目あるいは制御項目の種別
や増減、測定データあるいは制御データの処理倍率や補
正値や単位等の識別が可能である。また、各計測・制御
装置1−1〜6には装置番号が設定される。この装置番
号は、初期値から最大値までの番号の中から、各装置固
有の番号で設定される。
【0031】計測・制御装置1はデータ処理装置2より
計測指示を受けると、自己の計測部から計測値と種別番
号を取得してデータ処理装置2へ送信する。また、計測
・制御装置1は制御指示を受けると、自己の制御部に対
して当該指示を伝達し、制御部がこの指示に従って制御
対象を制御する。
【0032】データ処理装置2は、データの生成や収
集、収集したデータの各種処理等を行うデータ生成収集
処理を行う処理部と、計測・制御装置1との間でデータ
の送受を行う通信部を備えている。データ処理装置2は
この通信部を介して、計測・制御装置1に計測指示を送
出して計測情報(計測値と種別番号)を収集する。ま
た、計測・制御装置1に制御指示を送出して制御部に制
御対象の制御を実行させる。また、データ処理装置2
は、電源投入後などの初期化時に計測・制御装置1から
各計測・制御装置1の計測部または制御部の種別番号を
取得する。データ処理装置2は、この種別番号に基づい
て、計測・制御装置1から受け取った計測データの処
理、あるいは計測・制御装置1へ送出する制御データの
生成を行う。
【0033】また、データ処理装置2は、送出した計測
指示に対する計測・制御装置1からの応答の有無に基づ
いて、計測・制御装置1の増減を検出する。また、計測
・制御装置1から収集した計測情報を表示または出力す
る。
【0034】また、このデータ処理装置2と遠隔地のコ
ンピュータ4をインターネット等の通信ネットワーク5
を介して接続することにより、本システム3を遠隔で操
作することができる。これにより、遠隔地からでも、計
測情報の収集あるいは被制御装置の制御を行うことが可
能となる。
【0035】なお、上述したデータ処理装置2は専用の
ハードウェアにより実現されるものであってもよく、ま
た、このデータ処理装置2はメモリおよびCPU(中央
処理装置)により構成され、データ処理装置2の機能を
実現するためのプログラムをメモリにロードして実行す
ることによりその機能を実現させるものであってもよ
い。
【0036】また、データ処理装置2には、周辺機器と
して入力装置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続
可能とする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス
等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT
(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをいう。
また、周辺機器として出力装置を接続してもよい。出力
装置とは、印刷装置や記録媒体(フレキシブルディスク
等)の書き込み装置等のことをいう。
【0037】図2は、図1に示す計測・制御装置1の構
成を示すブロック図である。図2において、計測・制御
装置1は、装置各部を制御する処理装置10と、計測部
または制御部と情報を送受するための計測・制御部間通
信部14と、データ処理装置2から受け取った制御信号
をアナログ信号に変換する制御信号アナログ化処理部1
5と、計測部から取得した計測情報をデジタル信号に変
換する計測情報デジタル化処理部16と、データ処理装
置2と通信を行うデータ処理装置間通信部17と、自己
の装置番号の設定がなされる装置番号設定部18とから
構成される。
【0038】計測・制御装置1の処理装置10は、各通
信部14、17の通信異常を検出する異常検出処理部1
1と、自己の計測部または制御部の種別番号を検出する
計測・制御種別検出処理部12と、計測情報デジタル化
処理部16から受け取った計測情報を記録する計測値記
憶部13とを備える。
【0039】処理装置10は、自己の計測部または制御
部から計測・制御種別識別用信号21を受け取る。この
計測・制御種別識別用信号21によって、計測・制御種
別検出処理部12は自己の計測部または制御部の種別番
号を把握することが可能である。図3は、この計測・制
御種別識別用信号21の伝達手段の一例を示す図であ
る。この図3においては、計測部または制御部と処理装
置10の間に複数の配線が接続される。計測・制御種別
検出処理部12は、各配線の電圧値に基づいて種別番号
を把握する。例えば、二つの電圧値を定めておけば、種
別番号を2進数で表現することが可能となる。計測部ま
たは制御部には、自己の種別番号に応じて配線毎の電圧
値が予め設定される。
【0040】また、処理装置10は、この計測・制御種
別識別用信号21によって計測部または制御部の増減を
把握することができる。例えば、計測部または制御部が
減設去れた場合、計測・制御種別識別用信号21が種別
番号が「0」となるようにしておけば、処理装置10は
種別番号が「0」の場合に計測部または制御部が減設さ
れたと判断することが可能となる。
【0041】図4は、上記種別番号の定義例を示す表で
ある。この図4に示す例は、計測・制御種別識別用信号
21の数が3の場合の一例である。この図4において、
電圧無しとは0ボルトのことを指す。また、電圧有りと
は0ボルト以外の所定電圧値(例えば、5ボルト)のこ
とを指す。この図4に示すように、種別番号「0」が未
接続、すなわち計測部または制御部の減設を示す。ま
た、種別番号「1」〜「7」はそれぞれに計測内容また
は制御内容が定義される。
【0042】なお、この処理装置10は専用のハードウ
ェアにより実現されるものであってもよく、また、この
処理装置10はメモリおよびCPU(中央処理装置)に
より構成され、処理装置10の機能を実現するためのプ
ログラムをメモリにロードして実行することによりその
機能を実現させるものであってもよい。
【0043】次に、上記図1に示すデータ処理装置2が
行う計測データ処理または制御データ生成処理について
説明する。図5は、データ処理装置2に予め記録される
変換テーブル32の構成例を示す図である。データ処理
装置2はこの変換テーブル32の内容に基づいて、計測
データの処理または制御データの生成を行う。図5に示
すように、変換テーブル32は種別番号毎に、その計測
内容または制御内容(計測・制御種別)と、データの単
位、処理倍率、補正値を格納する。
【0044】データ処理装置2は、計測・制御装置1か
ら受け取った計測情報(計測値と種別番号)に対して計
測データ処理を行う。この計測データ処理においてデー
タ処理装置2は、その種別番号に対応した変換テーブル
32の内容に基づいて、計測値の変換を行う。例えば、
受け取った種別番号が2(電流計測)であった場合に
は、受け取った計測値に倍率「0.01」を乗じ、さら
に、補正値「20」を加算してアンペア(A)単位の電
流値に変換する。
【0045】上記変換テーブル32の計測に係る内容
は、計測・制御装置1の計測情報デジタル化処理部16
のデジタル化処理に対応したものとなっている。したが
って、データ処理装置2が変換テーブル32の内容に基
づいて変換した計測値は、計測・制御装置1の計測部に
て計測された値に復元されたものである。これにより、
データ処理装置2は、計測部の計測値を取得することが
可能となる。
【0046】また、制御データを生成する場合には、デ
ータ処理装置2は、入力された制御値に対して、その制
御種別に対応した変換テーブル32の内容に基づいて変
換を行う。例えば、種別番号7(温度設定制御)の制御
値(摂氏温度(℃)単位)が入力された場合には、この
制御値に倍率「0.04」を乗じ、さらに、補正値「−
5」を加算した制御値に変換する。
【0047】上記変換テーブル32の制御に係る内容
は、計測・制御装置1の制御信号アナログ化処理部15
のアナログ化処理に対応したものとなっている。したが
って、データ処理装置2が、変換テーブル32の内容に
基づいて変換した制御値を計測・制御装置1に送信して
制御指示を行うと、その制御値は制御信号アナログ化処
理部15により制御部に適した制御信号に変換されて制
御部に出力される。これにより、データ処理装置2に入
力された制御値に基づいた制御が実行されることにな
る。
【0048】次に、図1に示すデータ処理装置2が計測
・制御装置1の増設または減設を検出する動作を説明す
る。図6は、図1に示すデータ処理装置2が行う装置増
減検出処理の流れを示すフローチャートである。初め
に、データ処理装置2は、電源投入後の初期化時及びそ
の後、所定間隔で計測・制御装置1のポーリングリスト
の作成更新処理を行う。このポーリングリスト作成更新
処理において、データ処理装置2は、計測指示対象の計
測・制御装置1の装置番号(以下、計測番号と称する)
を初期化して初期値にする(図6のステップS1)。
【0049】次いで、データ処理装置2は、この計測番
号を付加して計測指示を送出する。計測・制御装置1は
この計測指示を受け取ると、当該計測番号と自己の装置
番号設定部18に設定された装置番号とが一致した場合
に、自己の計測情報をデータ処理装置2へ送信する(図
6のステップS2)。
【0050】次いで、データ処理装置2は、送出した計
測指示の応答である計測情報が返ってきた場合には、当
該計測・制御装置1の装置番号がポーリングリストに記
載されているか否か検索する。この検索の結果、未記載
であった場合には、計測・制御装置1が増設されたと判
断し、当該装置番号をポーリングリストに追加して記載
する。これにより、当該計測・制御装置1の増設が検出
されたことになる。また、ポーリングリストに追加した
装置番号により、増設された計測・制御装置1を識別す
ることができる(図6のステップS3〜S6)。
【0051】次いで、データ処理装置2は、受け取った
計測情報を記録し、今回送出した計測指示の計測番号が
予め設定されている最大計測番号と不一致の場合には、
今回の計測番号に1を加算して次の計測指示の計測番号
とし、上記ステップS2へその処理を戻す。一方、計測
番号が最大計測番号と一致した場合には、ポーリング完
了と判断してその処理を終了する。
【0052】上記ステップS3において、計測指示を送
出後、所定時間経過しても応答である計測情報が返って
こなかった場合(ステップS3の判断結果が「NO」の
場合)には、データ処理装置2は、当該計測・制御装置
1の装置番号がポーリングリストに記載されているか否
か検索し、この検索の結果、記載有りの場合に計測・制
御装置1が減設されたと判断し、当該装置番号をポーリ
ングリストから削除する。これにより、当該計測・制御
装置1の減設が検出されたことになる。また、ポーリン
グリストから削除した装置番号により、減設された計測
・制御装置1を識別することができる(図6のステップ
S10〜S12)。
【0053】なお、データ処理装置2は、ポーリングリ
ストに記載された装置番号の数により、計測・制御シス
テム3内に設置されている計測・制御装置1の台数を把
握可能である。
【0054】次に、図1に示すデータ処理装置2が計測
・制御装置1から計測情報を収集する動作を説明する。
図7は、図1に示すデータ処理装置2が行う計測情報収
集処理の流れを示すフローチャートである。先ず、デー
タ処理装置2は、計測指示対象の計測・制御装置1の装
置番号(以下、計測番号と称する)を初期化して初期値
にする(図7のステップS21)。次いで、データ処理
装置2は、該計測番号が上記ポーリングリストに記載さ
れているか否か検索する。この検索の結果、未記載であ
った場合には、該計測番号に1を加算して次の計測指示
の計測番号とし、上記ステップS22へその処理を戻す
(図7のステップS22、S23、S28)。
【0055】一方、計測番号がポーリングリストに記載
されていた場合には、データ処理装置2は、その計測番
号を付加して計測指示を送出する。計測・制御装置1は
この計測指示を受け取ると、当該計測番号と自己の装置
番号設定部18に設定された装置番号とが一致した場合
に、自己の計測情報をデータ処理装置2へ送信する(図
7のステップS24)。
【0056】次いで、データ処理装置2は、送出した計
測指示の応答である計測情報が返ってきた場合には、そ
の受け取った計測情報を記録し、今回送出した計測指示
の計測番号が予め設定されている最大計測番号と不一致
の場合には、今回の計測番号に1を加算して次の計測指
示の計測番号とし、上記ステップS22へその処理を戻
す。一方、計測番号が最大計測番号と一致した場合に
は、計測情報の収集完了と判断してその処理を終了する
(図7のステップS25〜27)。
【0057】上記ステップS25において、計測指示を
送出後、所定時間経過しても応答である計測情報が返っ
てこなかった場合(ステップS25の判断結果が「N
O」の場合)には、データ処理装置2は、当該計測・制
御装置1が通信異常であると判断し、該計測・制御装置
1の通信異常をその装置番号に対応付けて記録する。次
いで、データ処理装置2は、上記ステップS28にその
処理を移行する(図7のステップS29)。
【0058】また、データ処理装置2は、計測・制御装
置1に対して制御指示を送出する際にも、上記図7の処
理と同様にして制御指示処理を行う。この制御指示処理
において、データ処理装置2は、制御指示を送出後、同
一装置に対して計測指示を送出する。この計測指示に該
当の計測・制御装置1が計測情報を送出し、この計測情
報受信によってデータ処理装置2は、制御指示が正常に
発信されたと判断する。なお、計測・制御装置1は、制
御指示に基づいて制御を実行した結果を計測情報とす
る。あるいは、計測指示の正常受信を示す情報を計測情
報としてデータ処理装置2に返す。
【0059】次に、図1に示すデータ処理装置2が計測
・制御装置1から収集した計測情報を表示または出力す
る動作を説明する。図8は、図1に示すデータ処理装置
2が表示または出力する計測情報収集結果テーブル33
の構成例を示す図である。図8に示すように、計測情報
収集結果テーブル33には装置番号毎に、その計測項目
または制御項目に対応した番号(計測・制御番号)と、
各計測・制御番号の計測または制御の種別、計測値また
は制御設定値(計測・設定値)、この計測・設定値の単
位、備考内容が記載される。
【0060】データ処理装置2は、上記ポーリングリス
トの内容に基づいて計測情報収集結果テーブル33を作
成する。ポーリングリストに装置番号の追加記載があっ
た場合には、その装置番号の計測・制御装置1から収集
した計測情報を計測情報収集結果テーブル33の内容に
加える。一方、ポーリングリストから装置番号の削除が
あった場合には、その装置番号の計測・制御装置1から
収集した計測情報を計測情報収集結果テーブル33の内
容から削除する。また、データ処理装置2は、通信異常
を記録していた場合には、該当装置番号の計測・設定値
記載欄に通信異常である旨を記載する。
【0061】なお、上述した図1の計測・制御システム
3に複数のデータ処理装置2を備えることも可能であ
る。この場合には、複数のデータ処理装置2を計測・制
御装置1−1〜6とバス接続する。これにより、複数の
データ処理装置2の内、いずれのデータ処理装置2から
でも計測指示または制御指示を送出可能となる。また、
それらデータ処理装置2には、それぞれポーリングリス
トが作成される。
【0062】上述した実施形態によれば、データ処理装
置2が計測・制御装置1の増設または減設を検出するこ
とができる。さらに、増設後または減設後の装置数およ
びその識別番号を自動的に把握可能である。したがっ
て、作業者がデータ処理装置に増設後または減設後の装
置数およびその識別番号を設定しなおす必要はなくな
り、システム運用時における利便性が向上するという効
果が得られる。この結果、システム運用コストも低減さ
れることとなる。
【0063】なお、上述した実施形態においては、図1
の計測・制御システムが計測及び制御の両方を行うよう
にしたが、計測または制御のいずれかを行うシステム
(計測システムまたは制御システム)にも同様に適用可
能である。
【0064】次に、図1に示す計測・制御システム3を
構築する際の配線方法について説明する。この配線方法
は、通信部を一対の電気ケーブルにて直列に接続する必
要があるようなシステムに用いて有用な方法である。そ
のようなシステムとしては、例えば、シリアルデータ伝
送の一規格であるRS−485規格に準拠して通信を行
うシステムが知られている。図1に示す計測・制御シス
テム3は、各装置2、1−1〜6間の通信をRS−48
5規格に準拠して行うものである。
【0065】図9、図10は、この配線方法を説明する
ための図である。図11、図12は、配線に使用する通
信用の電気ケーブル(以下、通信ケーブルと称する)の
構成例を示す図である。図11に示す通信ケーブルは、
2本の電気ケーブルP1、P2からなるストレートケー
ブルAである。また、図12に示す通信ケーブルは、3
本の電気ケーブルQ1〜3からなる分岐ケーブルであ
り、これら電気ケーブルQ1〜3によって、電気ケーブ
ルQ1、Q2による分岐部B1と、電気ケーブルQ1、
Q3による分岐部B2と、電気ケーブルQ2、Q3によ
る分岐部B3とを構成している。上記電気ケーブルP
1、P2、Q1〜3はそれぞれ1対の電線から構成され
る。
【0066】図9は、図1に示すデータ処理装置2と計
測・制御装置1−1〜3により構成された計測・制御シ
ステムの配線方法を示している。通信部17−1〜3
は、それぞれ計測・制御装置1−1〜3のデータ処理装
置間通信部17に対応する。また、データ処理装置2
は、計測・制御装置1との間で通信可能な通信部41
と、自装置と各計測・制御装置1−1〜3との間の配線
接続を終端する二つの終端抵抗42−1,2とを備え
る。また、各通信部17、41はRS−485規格に準
拠した構成を備えている。
【0067】図9に示すように、データ処理装置2の通
信部41及び終端抵抗42−2と通信部17−1とは、
図11に示すストレートケーブルAにより接続される。
また、通信部17−1、2間、及び通信部17−2、3
間もそれぞれストレートケーブルAにより接続される。
末端の通信部17−3においては、ストレートケーブル
Aをさらに接続し、該ストレートケーブルAの未接続端
の電気ケーブルP1、P2を接続して折り返し部を構成
しておく。
【0068】このように配線することにより、データ処
理装置2から通信部17−1、2、3へと直列に電気ケ
ーブルが接続されて往路の配線を構成し、さらに折り返
し部を介して通信部17−3からデータ処理装置2へと
復路の配線を構成する。このようにして接続された配線
は、データ処理装置2から終端抵抗42−2に至る直列
配線となり、二つの終端抵抗42−1,2によって両端
で終端されることになる。
【0069】次に、図9、図10を参照して、上記図9
の計測・制御システムに、計測・制御装置1−4〜6を
増設する場合の配線方法を説明する。ここでは、図10
に示すように、計測・制御装置1−4〜6を計測・制御
装置1−1〜3に対して並列に配置する。通信部17−
4〜6は、それぞれ計測・制御装置1−4〜6のデータ
処理装置間通信部17に対応する。
【0070】このような場合には、図9においてデータ
処理装置2の通信部2及び終端抵抗42−2と通信部1
7−1とを接続していたストレートケーブルAの代わり
に、図10に示すように、図12の分岐ケーブルを使用
してデータ処理装置2の通信部2及び終端抵抗42−2
と通信部17−1と通信部17−4とを接続する。
【0071】また、通信部17−4〜6の各々の間はス
トレートケーブルAによりそれぞれ直列に接続する。末
端の通信部17−6においては、ストレートケーブルA
をさらに接続し、該ストレートケーブルAの未接続端の
電気ケーブルP1、P2を接続して折り返し部を構成す
る。
【0072】このように配線することにより、データ処
理装置2から通信部17−1〜3、さらに通信部17−
4〜6へと直列に配線され、二つの終端抵抗42−1,
2によって両端で終端される直列配線が構成されること
になる。
【0073】上記配線方法によれば、末端の装置におい
て折り返し部を構成し、この折り返し部から始端の装置
へ戻り配線を設けておく。これにより、新たに装置を増
設する場合には、増設装置に最も近い配線箇所から図1
2の分岐ケーブルによって元の配線を分岐し、図11の
ストレートケーブルを使用して新たな直列配線を構成す
ることが可能となる。また、終端抵抗を設置しなおす必
要もない。
【0074】したがって、装置の増設時において、増設
対象の装置を元の配線から分岐して接続することが可能
であり、且つ新たに直列に接続した配線の末端の装置か
ら分断箇所まで配線を引き回すことなく、直列配線の変
更を行うことが可能である。この結果、配線作業にかか
る労力を削減し、システムの設置コストを低減すること
ができるという効果が得られる。
【0075】なお、上述した実施形態においては、図1
2に示すように、三つの分岐部B1〜3を有する分岐ケ
ーブルを使用するようにしたが、四つ以上の分岐部を有
する分岐ケーブルを使用するようにしてもよい。この場
合には、一本の分岐ケーブルによって、複数の新たな直
列配線の敷設に対応することが可能となる。また、複数
のデータ処理装置2を備える場合には、上記分岐ケーブ
ルを使用して分岐箇所の配線を行って設置するようにす
ればよい。
【0076】また、上述した実施形態においては、スト
レートケーブルを用いて二つの直列配線を構成し、ま
た、装置を増設する場合には、分岐ケーブルを使用して
分岐箇所の配線をおこなうようにしたが、それらストレ
ートケーブルあるいは分岐ケーブルを使用せずに配線す
るようにしてもよい。この場合には、装置間を二本の電
気ケーブルを用いて接続し、各装置間の二本の電気ケー
ブルをそれぞれ直列に接続して二つの直列配線を構成す
る。さらに、その直列配線のいずれか末端においてそれ
ら二つの直列配線を接続し、折り返し部を構成する。ま
た、装置を増設する場合には、複数の装置間のいずれか
の箇所において、二本の電気ケーブルのいずれかを増設
装置に接続変えし、また、新たな電気ケーブルを用いて
増設装置と該接続変えされた装置とを接続する。さら
に、該増設装置から新たな二つの直列配線または折り返
し部を構成する。ただし、配線作業にかかる手間を考慮
した場合には、上記ストレートケーブルまたは分岐ケー
ブルを使用することが望ましい。
【0077】また、図1に示すデータ処理装置2が行う
各処理を実現するためのプログラムをコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録さ
れたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、
実行することによりデータ生成収集処理を行ってもよ
い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、
OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。ま
た、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利
用している場合であれば、ホームページ提供環境(ある
いは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュー
タ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディス
ク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒
体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク
等の記憶装置のことをいう。
【0078】さらに「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回
線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合の
サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部
の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラ
ムを保持しているものも含むものとする。また、上記プ
ログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコ
ンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるい
は、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステ
ムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する
「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通
信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報
を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記
プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのも
のであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュー
タシステムにすでに記録されているプログラムとの組み
合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分
プログラム)であっても良い。
【0079】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等も含まれる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
計測システムまたは制御システムにおいて、指示対象の
装置を識別可能な装置番号を使用して順次、指示を送出
し、この指示に対する応答の有無に基づいて前記装置の
増減を把握するようにしたので、増設後または減設後の
装置数およびその識別番号を自動的に把握することが可
能となる。この結果、作業者が増設後または減設後の装
置数およびその識別番号を設定しなおす必要は無くなる
ので、システムの運用時における利便性が向上し、運用
コストを削減することができるという効果が得られる。
【0081】さらに、装置の増減に基づいて指示を送出
する計測装置を決定するようにすれば、装置の増減に応
じて計測や制御を自動的に行うことができるようにな
る。
【0082】また、装置の増減に基づいて情報の表示対
象または出力対象の装置を決定するようにすれば、装置
の増減に応じて計測情報や制御情報の表示または出力を
自動的に行うことができるようになる。
【0083】また、計測内容または制御内容を識別可能
な種別番号を計測手段または制御手段から取得し、この
種別番号に基づいて所定の計測情報変換処理または所定
の制御データ生成処理を行うようにすれば、作業者の設
定によらず、計測内容または制御内容に応じて計測情報
の変換または制御データの生成を自動的に行うことがで
きるようになる。
【0084】このように、本発明によれば、システムの
自動化が可能となるので、システム運用時における利便
性を向上させることが可能となる。この結果として、作
業者の労力を削減し、運用コストを削減することができ
るという効果が得られる。
【0085】また、本発明の配線方法によれば、装置間
を二本の電気ケーブルを用いて接続し、各前記装置間の
二本の電気ケーブルをそれぞれ直列に接続して二つの直
列配線を構成する。さらに、その直列配線のいずれか末
端においてそれら二つの直列配線を接続し、折り返し部
を構成する。また、装置を増設する場合には、複数の装
置間のいずれかの箇所において、二本の電気ケーブルの
いずれかを増設装置に接続変えし、また、新たな電気ケ
ーブルを用いて増設装置と該接続変えされた装置とを接
続する。さらに、該増設装置から新たな二つの直列配線
または折り返し部を構成する。
【0086】これにより、増設対象の装置を元の配線か
ら分岐して接続することが可能であり、且つ新たに直列
に接続した配線の末端の装置から分断箇所まで配線を引
き回すことなく、直列配線の変更を行うことが可能とな
る。この結果として、配線作業にかかる労力を削減し、
システムの設置コストを低減することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による計測・制御システ
ム(計測システム、制御システム)3の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 図1に示す計測・制御装置1の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 図2に示す計測・制御種別識別用信号21の
伝達手段の一例を示す図である。
【図4】 種別番号の定義例を示す表である。
【図5】 図1に示すデータ処理装置2の変換テーブル
32の構成例を示す図である。
【図6】 図1に示すデータ処理装置2が行う装置増減
検出処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 図1に示すデータ処理装置2が行う計測情報
収集処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 図1に示すデータ処理装置2が表示または出
力する計測情報収集結果テーブル33の構成例を示す図
である。
【図9】 本発明による配線方法を説明するための第1
の図である。
【図10】 本発明による配線方法を説明するための第
2の図である。
【図11】 本発明による配線方法において使用する通
信ケーブルの構成例を示す第1の図である。
【図12】 本発明による配線方法において使用する通
信ケーブルの構成例を示す第2の図である。
【図13】 従来の計測システムの構成例を示す第1の
ブロック図である。
【図14】 従来の計測システムの構成例を示す第2の
ブロック図である。
【符号の説明】
1…計測・制御装置、2…データ処理装置、3…計測・
制御システム(計測システム、制御システム)、10…
処理装置、11…異常検出処理部、12…計測・制御種
別検出処理部、13…計測値記憶部、14…計測・制御
部間通信部、15…制御信号アナログ化処理部、16…
計測情報デジタル化処理部、17…データ処理装置間通
信部、18…装置番号設定部、32…変換テーブル、3
3…計測情報収集結果テーブル、A…ストレートケーブ
ル、B1〜B3…分岐部、P1、P2、Q1〜Q3…電
気ケーブル、41…通信部、42−1,2…終端抵抗。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA21 AB01 BB04 BB09 BC01 CC03 CC05 CC12 DD05 DE13 FG01 FG02 GG01 GG08 GG09 5H215 AA15 BB01 BB14 CC05 CX05 GG01 JJ02 JJ04 JJ13 JJ14 JJ16 JJ23 KK04 5K032 AA09 BA08 BA11 DA01 EC02 EC03 5K048 AA01 BA34 CA03 DC04 EA11 EB10 FC01 GC02 HA01 HA02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象の計測を行い計測情報を出力す
    る計測手段と、この計測手段から前記計測情報を収集可
    能な計測装置と、計測指示を送出して前記計測装置から
    計測情報を取得するデータ処理装置とを具備する計測シ
    ステムであって、 前記計測装置は自己を識別可能な装置番号を有し、 また、前記データ処理装置を少なくとも一つ以上備え、 前記データ処理装置は、 前記装置番号を使用して順次、前記計測指示を送出し、
    この計測指示に対する応答の有無に基づいて前記計測装
    置の増減を把握することを特徴とする計測システム。
  2. 【請求項2】 前記データ処理装置は、 前記計測装置の増減に基づいて前記計測指示を送出する
    計測装置を決定することを特徴とする請求項1に記載の
    計測システム。
  3. 【請求項3】 前記データ処理装置は、 前記計測装置の増減に基づいて前記計測情報の表示対象
    または出力対象の計測装置を決定することを特徴とする
    請求項1に記載の計測システム。
  4. 【請求項4】 前記計測手段は、自己の計測内容を識別
    可能な種別番号を有し、 前記計測装置は、前記計測手段から種別番号を取得し、
    この種別番号を前記計測情報に含めて前記データ処理装
    置へ送信し、 前記データ処理装置は、該種別番号に基づいて所定の計
    測情報変換処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかの項に記載の計測システム。
  5. 【請求項5】 入力された制御信号に従って制御対象を
    制御する制御手段と、制御指示を送出するデータ処理装
    置と、前記制御指示を受け取り前記制御信号を出力する
    制御装置とを具備する制御システムであって、 前記制御装置は自己を識別可能な装置番号を有し、 また、前記データ処理装置を少なくとも一つ以上備え、 前記データ処理装置は、 前記装置番号を使用して順次、前記制御指示を送出し、
    この制御指示に対する応答の有無に基づいて前記制御装
    置の増減を把握することを特徴とする制御システム。
  6. 【請求項6】 前記データ処理装置は、 前記制御装置の増減に基づいて前記制御指示を送出する
    制御装置を決定することを特徴とする請求項5に記載の
    制御システム。
  7. 【請求項7】 前記データ処理装置は、 前記制御装置の増減に基づいて制御情報の表示対象また
    は出力対象の制御装置を決定することを特徴とする請求
    項1に記載の制御システム。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、自己の制御内容を識別
    可能な種別番号を有し、 前記制御装置は、前記制御手段から種別番号を取得し、
    この種別番号を前記応答に含めて前記データ処理装置へ
    送信し、 前記データ処理装置は、該種別番号に基づいて所定の制
    御データ生成処理を行い、生成した制御データを前記制
    御指示に含めて送出することを特徴とする請求項5乃至
    請求項7のいずれかの項に記載の制御システム。
  9. 【請求項9】 指示対象の装置を識別可能な装置番号を
    使用して順次、指示を送出する過程と、 この指示に対する応答の有無に基づいて前記装置の増減
    を把握する過程と、を含むことを特徴とするデータ生成
    収集処理方法。
  10. 【請求項10】 指示対象の装置を識別可能な装置番号
    を使用して順次、指示を送出する処理と、 この指示に対する応答の有無に基づいて前記装置の増減
    を把握する処理と、をコンピュータに実行させることを
    特徴とするデータ生成収集処理プログラム。
  11. 【請求項11】 複数の装置間を直列接続により配線す
    るシステムにおける配線方法であって、 前記装置間を二本の電気ケーブルを用いて接続し、各前
    記装置間の二本の電気ケーブルをそれぞれ直列に接続し
    て二つの直列配線を構成する直列配線過程と、 前記直列配線のいずれか末端において前記二つの直列配
    線を接続し、折り返し部を構成する過程とからなり、 装置を増設する場合には、 前記装置間のいずれかの箇所において、前記二本の電気
    ケーブルのいずれかを増設装置に接続変えし、また、新
    たな電気ケーブルを用いて増設装置と該接続変えされた
    装置とを接続する分岐過程と、 前記直列配線過程または前記折り返し過程により、前記
    増設装置から新たな二つの直列配線または折り返し部を
    構成する過程と、をさらに含むことを特徴とする配線方
    法。
  12. 【請求項12】 前記直列配線過程において、 二本の電気ケーブルからなるストレートケーブルを使用
    して前記装置間を接続することを特徴とする請求項11
    に記載の配線方法。
  13. 【請求項13】 前記分岐過程において、 少なくとも3本の電気ケーブルにより少なくとも三つの
    分岐部を構成し、該分岐部は2本の電気ケーブルからな
    る分岐ケーブルを使用し、少なくとも三つの装置の間を
    各々前記分岐部により接続することを特徴とする請求項
    11または請求項12に記載の配線方法。
  14. 【請求項14】 請求項11乃至請求項13のいずれか
    の項に記載の配線方法によって前記装置間を接続するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかの項に
    記載の計測システム。
  15. 【請求項15】 請求項11乃至請求項13のいずれか
    の項に記載の配線方法によって前記装置間を接続するこ
    とを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれかの項に
    記載の制御システム。
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