JP2006120099A - 輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置 - Google Patents

輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷機における給紙装置の回転側に設けられた電気機器に信号を送るスリップリングの数を減らし、円周方向の分割を無くすると共に配線数を減少させて設置スペースを小さくし、メンテナンスを容易にした制御信号伝送装置を提供することが課題である。
【解決手段】 回転側電気機器のそれぞれに対して予め定めた固有アドレスに従い、回転側電気機器への制御信号を多重化する固定側に設けられたフィールドネットワークシステムと、該フィールドネットワークシステムからの制御信号を前記スリップリングを介して受け取り、前記回転側電気機器を前記固有アドレスに従って作動制御する回転側制御装置とで制御信号伝送装置を構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置に係り、特に、輪転印刷機における、複数の巻取紙を有してウエブ(紙)をとぎれさせることなく連続して給紙できるようにした、給紙装置における制御信号の伝送装置に関するものである。
輪転印刷機においては、連続的に多量の印刷を行う場合、稼動している印刷機を停止させると再稼働時に多量の損紙が発生したり色調が変化したりするため、複数の巻取紙を取り付け、ウエブ(紙)をとぎれさせることなく連続して給紙できるようにした給紙装置が用いられる。
これを、図7の多ウエブ輪転印刷機の概略構成図、図8の単一ウエブ輪転印刷機の概略構成図を用いて簡単に説明すると、図中1は、被印刷物である紙(ウエブ)7をロール状に捲いた巻取紙8からウエブ(紙)7を連続的に繰り出す給紙装置で、繰り出されウエブ7は、インフィード装置2を経由して印刷装置3に送られて印刷され、ウエブパス装置5、ドラグローラ4などで搬送されて折機6で裁断、折りが行われ、折帳が作成されて排出される。
このうち給紙装置1は、巻取紙8の支持装置が回転できるようになっており、連続的に大量の印刷を行う場合、巻取紙8aを使い切ると次の巻取紙8bに自動的に糊着けし、印刷機を停止させることなく連続運転が可能となっている。
図9はこの給紙装置1の断面を示した図で、両側に設けられた給紙フレーム9a、9bにアーム回転軸12がターニング装置14により回転可能に支持され、さらにアーム回転軸12には、回転中心に対して放射状にアーム10a、10bが設けられている。そしてこのアーム10は、アーム回転軸12の円周方向には回転できないよう固定され、軸方向には、アーム移動装置13によって任意位置に移動可能させて固定できるようになっている。また、巻取紙8の装着・脱荷は、アーム10の一端に設けられているチャック11a、11bの電磁弁の作動によって行う。
チャック11a、11bで支持された巻取紙8は、印刷装置3におけるインフィード装置2によってウエブ7が引き出されるため、図示していないブレーキが装備され、また、巻取紙8の軸方向位置を調節したり、使用済みの巻取紙8のコアをアーム回転軸12の回転方向特定位置で脱荷(チャック11を動作)させたりすることができ、さらに、巻取紙8の先端を検知するセンサなども設置されている。
このように給紙装置1には、アーム移動装置13、図示していないブレーキ、巻取紙8の装着・脱荷用チャック11a、11bなどが用いられ、また、巻取紙8の先端検知用センサなど、各種の電気機器が装備されている。そのためこれら電気機器には、固定側から回転側に通電するため、通常、スリップリング装置15と称される通電装置が用いられている。
図10、図11は、このスリップリング装置の構成概略であり、図12は給紙装置1の通電系統を示したもので、図10は回転軸12の軸方向に多数のスリップリング16を配置したスリップリング装置を、図11は回転軸12の半径方向に多数のスリップリング16を配置したスリップリング装置を示している。
図10に示したスリップリング装置15は、回転軸12に固設されて回転するスリップリング16に対し、フレーム9等に固定された固定側支持装置18に支持されたブラシ17を接触させて通電するようになっており、図11に示したスリップリング装置15は、回転軸12の半径方向に設けられたスリップリング支持板21に固設されて回転するスリップリング16に対し、フレーム9等に固定された固定側支持装置18に支持されたブラシ17を接触させて通電するようになっている。なお、この図10、図11において19は回転軸12の中心に設けられた孔、20はその孔19に通した回転側配線である。
ところが近年自動化が進み、上述した回転軸12に装備される電気機器29(図12参照)の数が増大し、図10における”L”、図11における”R”が大きくなり、大きな設置スペースが必要になってきている。すなわち前記したような電気機器29に加え、例えば、駆動源としてサーボモータを用い、アブソリュート型エンコーダによって回転位置を検出するようにした場合など、多数の信号伝送系が必要となってこの”L”、”R”が大きくなり、大きな設置スペースが必要となる。ところがこの設置スペースは限られており、無理な配置をした場合、組み付け或いはメンテナンス作業が非常に困難な状態となるといったことか生じる。
また、アーム10に装着している電気機器29は、回転軸12の回転方向位相によって、異なった作動が要求される。例えば巻取紙8を装着しているチャック11は、巻取紙8からウエブ7を繰り出している位相では装着していなければならないが、使い終わって次の巻取紙8bが糊着けされると、巻取紙8bがウエブ7を繰り出す位相に回転し、使い終わった巻取紙8a用のチャック11はコアを脱荷する動作を行う。
そのため、従来からスリップリング装置15は、このスリップリング16が図12に16a、16b、16cで示したように回転軸12の円周方向でも分割され、29a、29b、29cで示した電気機器類に信号を供給できるようになっており、分割部がブラシ16の摩耗を早めてゴミ等が溜まり、ブラシ16の移動を不円滑にし、通電が不安定となってトラブルの原因となる、といったことも生じていた。なお、この図12において、22は給紙装置1の制御装置であり、29d〜29kは各種電気機器類である。
このようなことに対処するため例えば特許文献1には、支持アームの機能拡充によって配線が増加して接続手段が大きくなっても、支持フレームにおける回転軸の支点間に影響を与えることがなく、不具合発生時にメンテナンス作業や交換作業を容易に行うことができる巻取紙給紙装置を提供するため、一対の支持フレームに回転可能に支持された回転軸と、回転軸を中心に複数放射状に設けられて各先端に巻取紙を回転可能に支持して回転軸と一体となって回転する支持アームと、回転軸と共に角変位する電気機器に通電するための回転側通電手段とからなり、回転軸は中空部が形成され、回転側通電手段はこの中空部内を通って一対の支持フレームの外側まで延ばされた部分が接続手段に電気的に接続され、スリップリング装置を支持フレームの外側に配置した給紙装置が示されている。
特開2003−95494号公報
しかしながら、この特許文献1に示された給紙装置は、単にメンテナンスを容易にするため、スリップリングを支持フレームの外側に配置しただけであり、多数の信号伝送系が必要な場合にスリップリングが大型化し、大きな設置スペースが必要となったり、円周方向の分割によって分割部のブラシの摩耗を早め、ゴミ等によりブラシの移動を不円滑にして通電が不安定となってトラブルの原因になるようなことを防止するためのものではない。
そのため本発明においては、スリップリングの数を減らし、円周方向の分割を無くすると共に配線数を減少させて設置スペースを小さくし、メンテナンスを容易にした輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置を提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明になる輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置は、
印刷機における給紙フレームに支持されて回転手段によって回転可能に構成された回転軸に放射状に設けられ、前記回転軸と共に回転してそれぞれに印刷装置に供給するウエブからなる巻取紙の装着・脱荷手段を備えた複数のアームと、該アームのうちの一のアームに装着された巻取紙の終了を検出して前記回転手段により前記回転軸を回転させ、他の巻取紙からのウエブを連続して印刷装置に送り出す機構とを備えた給紙装置における回転側に設けられた複数の電気機器へ、固定側から電力を送ると共に制御信号をやりとりするスリップリングからなる伝送手段とを備えた輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置であって、
前記回転側電気機器のそれぞれに対して予め定めた固有アドレスに従い、前記回転側電気機器への制御信号を多重化する固定側に設けられたフィールドネットワークシステムと、該フィールドネットワークシステムからの制御信号を前記スリップリングを介して受け取り、前記回転側電気機器を前記固有アドレスに従って作動制御する回転側制御装置とからなることを特徴とする。
このように輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置を構成すると、スリップリングの数は、電力線の数と、フィールドネットワークシステムからの制御線の数が有ればよく、電気機器の数の増加に無関係となる。しかも、アームに設けられて回転軸の回転位置によって異なった動作をする複数の同類の電気機器があっても、個々の電気機器に固有のアドレスが決められているから、回転側制御装置から個々の機器に対して制御信号を送ることにより、スリップリングを従来のように円周方向に分割する必要もなくなる。従って、自動化による電気機器の増加に対してもスリップリングを増加させる必要がなく、装置の自動化をさらに向上させることが可能となり、また、スリップリングの数が従来に対して大幅に少なくなるので設置スペースが大幅に少なくなって、機械をコンパクトにすることができる。さらに、配線数が大幅に減少するので組み付け作業・保守管理作業の内容が容易になり、作業量も大幅に減少し、ブラシ、スリップリングの数が激減するのでトラブルの発生頻度も減少する。また、スリップリングを円周方向で分割する必要が無くなったことにより、分割部分の不円滑接触によるノイズ等の発生が少なくなり、性能が安定し、分割部分の不円滑接触に起因するゴミ等の付着が無くなり、ブラシの摩耗加速が少なくなって、ブラシ寿命が長く、保守期間を長くすることができる。
そして、前記スリップリングを電力用と制御信号用に分けることにより、制御信号用のスリップリング装置により、微弱電気の伝達性能を向上させることができるので、制御性能を安定化させることができる。
また、上記課題を解決するため本発明になる輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置は、
印刷機における給紙フレームに支持されて回転手段によって回転可能に構成された回転軸と、該回転軸心に対して放射状に設けられて前記回転軸と共に回転し、それぞれに巻取紙の挿脱手段を備えた複数のアームと、前記巻取紙の終了を検出して前記回転手段により前記回転軸を回転させ、前記巻取紙からのウエブを連続して前記印刷装置に送り出す回転側に設けられた電気機器とからなる輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置であって、
前記回転側電気機器へ固定側から電力を送るスリップリングと、前記回転側電気機器のそれぞれに対して予め定めた固有アドレスに従い、前記回転側電気機器への制御信号を多重化する固定側に設けられたフィールドネットワークシステムと、該フィールドネットワークシステムからの制御信号を光伝送装置を介して受け取り、前記回転側電気機器を前記固有アドレスに従って作動制御する回転側制御装置とからなることを特徴とする。
このように光伝送装置を介して信号を送受することにより、前記した効果に加え、制御信号用のスリップリング装置が不用となるから、スリップリングの数はさらに少なくなり、コンパクトになると共に、制御信号系が外乱を受けにくくすることができる。
さらに、上記課題を解決するため本発明になる輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置は、
印刷機における給紙フレームに支持されて回転手段によって回転可能に構成された回転軸と、該回転軸心に対して放射状に設けられて前記回転軸と共に回転し、それぞれに巻取紙の挿脱手段を備えた複数のアームと、前記巻取紙の終了を検出して前記回転手段により前記回転軸を回転させ、前記巻取紙からのウエブを連続して前記印刷装置に送り出す回転側に設けられた電気機器とからなる輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置であって、
前記回転側電気機器へ固定側から電力を送るスリップリングと、前記回転側電気機器のそれぞれに対して予め定めた固有アドレスに従い、前記回転側電気機器への制御信号を多重化して前記電力を送るスリップリングに重畳させる固定側に設けられたフィールドネットワークシステムと、該フィールドネットワークシステムからの制御信号を前記電力送付用スリップリングを介して受け取り、前記回転側電気機器を前記固有アドレスに従って作動制御する回転側制御装置とからなることを特徴とする。
このようにフィールドネットワークシステムの信号を電力用スリップリングを介して送るようにしたことにより、前記した効果に加え、制御信号を送る線路が不用となり、電線本数を大幅に少なくすることができ、スリップリング装置を更に小さくできる。
以上記載のごとく本発明によれば、スリップリングの数を減らし、円周方向の分割を無くすると共に配線数を減少させて設置スペースを小さくし、メンテナンスが容易な輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明になる輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置の実施例1の通電系統図、図2は実施例1に係わるターニング装置の説明図、図3は実施例2に係わるスリップリング装置の構成図、図4は実施例3に係わる給紙装置の通電系統図、図5は実施例3に係わる光伝送装置配置図、図6は実施例4に係わる給紙装置の通電系統図である。図中、前記従来のものと同一の構成要素には同一番号が付してあり、重複する説明は省略する。
図1は、本発明になる輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置の実施例1の通電系統図であり、図中22aは、プログラマブルコートローラ(PLC)23と、前記した電気機器類29の制御信号を多重分割したデータ信号として伝送するため、フィールドネットワークシステム(例えばCC−Linkが普及を推進しているCC−Linkなど)24などを組み込んだ給紙装置1の制御装置、26は各種電気機器29を駆動するための動力電源系線路、27はデータ伝送による制御系線路を示しており、それぞれスリップリング装置15aを経由して固定側17から回転側であるアーム10等に配置された電気機器29に配線20で通電するようになっていて、給紙装置1の回転部分までデータ伝送による制御を行うようにしてある。
スリップリング装置15aは、固定側であるブラシ17から回転側のスリップリング16に通電されて回転側制御装置25(例えばCC−LinkにおけるリモートI/Oユニット、PLC:三菱電機製など)に信号が送られ、各種電気機器29a、b、c、……kは、それぞれ固有のアドレスが決められて、回転側制御装置25にデータ伝送された制御信号により制御されるようになっている。
図2に示したターニング装置14には、アーム回転軸12の回転角度が360度のどの位置にあるかが常時分かるようにアブソリュート型ロータリーエンコーダ28が取り付けられており、その信号は、制御装置22に送られている。そして制御装置22は、前記図9に示した各アーム10a1、10a2、……、10b1、10b2……に配置された電気機器29a1、a2、……(図1参照)等のどの機器を作動させるかPLC23で決め、フィールドネットワークシステム24に伝達できるようになっており、回転軸12の回転角度により、どの電気機器29を作動させるかPLC23にプログラムしてある。
このように輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置を構成すると、スリップリング16の数は、動力電源系線路26の数と、フィールドネットワークシステム(CC−Link)24からの制御線27の数が有ればよく、電気機器29の数の増加に無関係となる。しかも、アーム10に設けられ、アーム回転軸12の回転位置によって異なった動作をする複数の同類の電気機器29も、個々に固有のアドレスが決められているから、ロータリーエンコーダ28の回転位置信号によって演算された結果を用い、PLC23から個々の機器29に対して制御信号を送ることにより、スリップリング16を従来のように円周方向で分割する必要がなくなる。
従って、近年の自動化による電気機器の増加に対してもスリップリングを増加させる必要がなく、動力電源系線路26と制御のためのデータ伝送制御線27の数だけでよいから、装置の自動化をさらに向上させることが可能となり、また、スリップリング16の数が従来に対して大幅に少なくなるので設置スペースが大幅に少なくなって、機械をコンパクトにすることができる。さらに、配線数が大幅に減少するので組み付け作業・保守管理作業の内容が容易になり、作業量も大幅に減少し、ブラシ、スリップリングの数が激減するのでトラブルの発生頻度も減少する。また、スリップリングを円周方向で分割する必要が無くなったことにより、分割部分の不円滑接触によるノイズ等の発生が少なくなり、性能が安定し、分割部分の不円滑接触に起因するゴミ等の付着が無くなり、ブラシの摩耗加速が少なくなって、ブラシ寿命が長く、保守期間を長くすることができる。
図3は実施例2に係わるスリップリング装置の構成図であり、実施例1の構成においてはスリップリング装置15aを一体に収めたものとして説明してきたが、この実施例2では、情報制御用スリップリング装置15xと動力・駆動線用スリップリング装置15yを分離したものである。その他の構成は図1に示した実施例1と同様であり、前記したように9aは操作側フレーム、12はアーム回転軸、18は固定側支持装置、19は回転軸孔である。
このように構成することにより、実施例1と同様な作用・効果が得られるのに加え、情報制御系のスリップリング装置15xにより、微弱電気の伝達性能を向上させることができるので、制御性能を安定化させる効果がある。
図4は実施例3に係わる給紙装置の通電系統図であり、図5はこの実施例3に使用する光伝送装置の配置図である。この実施例3では、実施例1と同様に給紙装置1の回転部分まではデータ伝送による制御を行って制御用機器及び配線数の削減を図り、さらに、実施例1における制御線27に代えて光伝送装置30を用いたもので、制御用信号伝送を赤外線等による空間伝送で行うようにしている。
すなわち図5に示したように、アーム回転軸12の中央に孔32を設け、この孔32の一端側にフレーム9bからブラケット31で支持された固定側光伝送ユニット30Aを覗かせ、孔32の他端のアーム回転軸12に、回転側光伝送ユニット30Bを固設したものである。
そのため、制御装置22bにおけるフィールドネットワークシステム24からの制御信号はスリップリング装置15bを通ることなく回転側制御装置25に送られ、電気機器29を制御する。従って、前記した実施例1の効果に加え、制御信号用のスリップリング装置が必要ないので、スリップリングの数はさらに少なくなり、コンパクトになると共に、制御信号系が外乱を受けにくくなるという効果がある。
図6は実施例4に係わる給紙装置の通電系統図であり、実施例1の構成において、スリップリング装置15aを経由する電気系統をさらに少なくしたものである。すなわち前記した実施例1においては、スリップリング装置15aを経由する電気系統を、動力電源系26とデータ伝送による制御線27としたが、この実施例4では、動力電源系線路26をデータ伝送にも利用するようにしたものである。
これは動力電源系線路26に、制御装置22cからのスタート信号、データ信号、各機器のIDコード、エンド信号などで構成するフレームを、クロックタイミングに合わせてスリップリング装置15cを経由して伝送し、回転側には、分散I/Oターミナル(例えばCC−LinkにおけるリモートI/Oユニット、PLC:三菱電機製など)33を設けてこの信号を電源と分離し、各種電気機器29a乃至29kへ送るようにしたもので、スリップリング装置15cは、必要な動力電源系線路の本数だけとなる。
このようにすることにより、動力電源系線路を利用してデータ伝送するので実施例1に比べて電線本数を大幅に少なくすることができ、スリップリング装置15cを更に小さくできるので実施例1の効果を更に高めることができる。
本発明になる輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置の実施例1の通電系統図である。 実施例1の輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置に係わるターニング装置の説明図である。 実施例2の輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置に係わるスリップリング装置の構成図である。 実施例3の輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置に係わる給紙装置の通電系統図である。 実施例3の輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置に係わる光伝送装置の配置図である。 実施例4の輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置に係わる給紙装置の通電系統図である。 多ウエブ輪転印刷機の概略構成図である。 単一ウエブ輪転印刷機の概略構成図である。 給紙装置の断面を示した図である。 回転軸の軸方向にスリップリングを配置したスリップリング装置を示したものである。 回転軸の半径方向にスリップリングを配置したスリップリング装置を示したものである。 給紙装置におけるスリップリング装置を含んだ通電系統を示したものである。
符号の説明
15 スリップリング装置(通電装置)
16 スリップリング
17 ブラシ
20 回転側配線
22a 制御装置
23 PLC(プログラマブルコントローラ)
24 フィールドネットワークシステム(例えばCC−Link)
25 回転側制御装置(例えばCC−LinkリモートI/Oユニット、PLC)
26 動力電源系線路
27 制御線
29 電気機器類

Claims (4)

  1. 印刷機における給紙フレームに支持されて回転手段によって回転可能に構成された回転軸に放射状に設けられ、前記回転軸と共に回転してそれぞれに印刷装置に供給するウエブからなる巻取紙の装着・脱荷手段を備えた複数のアームと、該アームのうちの一のアームに装着された巻取紙の終了を検出して前記回転手段により前記回転軸を回転させ、他の巻取紙からのウエブを連続して印刷装置に送り出す機構とを備えた給紙装置における回転側に設けられた複数の電気機器へ、固定側から電力を送ると共に制御信号をやりとりするスリップリングからなる伝送手段とを備えた輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置であって、
    前記回転側電気機器のそれぞれに対して予め定めた固有アドレスに従い、前記回転側電気機器への制御信号を多重化する固定側に設けられたフィールドネットワークシステムと、該フィールドネットワークシステムからの制御信号を前記スリップリングを介して受け取り、前記回転側電気機器を前記固有アドレスに従って作動制御する回転側制御装置とからなることを特徴とする輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置。
  2. 前記スリップリングを電力用と制御信号用に分けたことを特徴とする請求項1に記載した輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置。
  3. 印刷機における給紙フレームに支持されて回転手段によって回転可能に構成された回転軸に放射状に設けられ、前記回転軸と共に回転してそれぞれに印刷装置に供給するウエブからなる巻取紙の装着・脱荷手段を備えた複数のアームと、該アームのうちの一のアームに装着された巻取紙の終了を検出して前記回転手段により前記回転軸を回転させ、他の巻取紙からのウエブを連続して印刷装置に送り出す機構と、回転側に設けられた複数の電気機器とからなる輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置であって、
    前記回転側電気機器へ固定側から電力を送るスリップリングと、前記回転側電気機器のそれぞれに対して予め定めた固有アドレスに従い、前記回転側電気機器への制御信号を多重化する固定側に設けられたフィールドネットワークシステムと、該フィールドネットワークシステムからの制御信号を光伝送装置を介して受け取り、前記回転側電気機器を前記固有アドレスに従って作動制御する回転側制御装置とからなることを特徴とする輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置。
  4. 印刷機における給紙フレームに支持されて回転手段によって回転可能に構成された回転軸に放射状に設けられ、前記回転軸と共に回転してそれぞれに印刷装置に供給するウエブからなる巻取紙の装着・脱荷手段を備えた複数のアームと、該アームのうちの一のアームに装着された巻取紙の終了を検出して前記回転手段により前記回転軸を回転させ、他の巻取紙からのウエブを連続して印刷装置に送り出す機構と、回転側に設けられた複数の電気機器とからなる輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置であって、
    前記回転側電気機器へ固定側から電力を送るスリップリングと、前記回転側電気機器のそれぞれに対して予め定めた固有アドレスに従い、前記回転側電気機器への制御信号を多重化して前記電力を送るスリップリングに重畳させる固定側に設けられたフィールドネットワークシステムと、該フィールドネットワークシステムからの制御信号を前記電力送付用スリップリングを介して受け取り、前記回転側電気機器を前記固有アドレスに従って作動制御する回転側制御装置とからなることを特徴とする輪転印刷機における給紙装置の制御信号伝送装置。
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