JP2003233514A - 分散コンピュータシステム及びタイムアウト値の設定方法 - Google Patents

分散コンピュータシステム及びタイムアウト値の設定方法

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JP2003233514A
JP2003233514A JP2002034289A JP2002034289A JP2003233514A JP 2003233514 A JP2003233514 A JP 2003233514A JP 2002034289 A JP2002034289 A JP 2002034289A JP 2002034289 A JP2002034289 A JP 2002034289A JP 2003233514 A JP2003233514 A JP 2003233514A
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time
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Shinichi Kawada
伸一 川田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散コンピュータシステムを構成する各コン
ピュータに、自動的に、通信のための最適なタイムアウ
ト値を設定し、また、タイムアウトが発生したコンピュ
ータの特定を可能にする。 【解決手段】 階層構造を持つ分散コンピュータシステ
ムの各コンピュータは、データを上位または下位のコン
ピュータに通信する通信部211と、データを送信した
ときに、データを送信した時刻を記憶する手段と、デー
タを受信したときに、データを送信した時に記憶した時
刻とデータを受信した時刻から経過した時間を求める手
段と、タイムアウト値を設定する手段とにより構成され
て、タイムアウト値を自動的に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散コンピュータ
システム、及び、タイムアウト値の設定方法に係り、特
に、各コンピュータ間での通信時のタイムアウト値を自
動的に設定する分散コンピュータシステム、及び、コン
ピュータ相互間の通信時のタイムアウト値の設定方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から分散コンピュータシステムのシ
ステム構成が階層構造を持つ場合、各コンピュータの間
で通信が決められた時間内に終了しない場合に、通信処
理を中断させるためのタイムアウト時間を各コンピュー
タに設定する技術が知られている。この従来技術による
方法は、タイムアウト値をシステムを構成する各コンピ
ュータにそれぞれ人手で入力するか、全てのコンピュー
タに予め適当な値を設定しておくというものである。
【0003】また、分散コンピュータにおいて階層構造
を持つシステムに関する従来技術として、例えば、特開
平6−332779号公報等に記載された技術が知られ
ている。このような階層構造を持つシステム上におい
て、コンピュータ相互間でのデータ転送は、階層構造に
従って、上位のコンピュータから下位のコンピュータに
順々に転送されて行われている。なお、階層構造を持つ
システムは、分散コンピュータに対して、リモートコマ
ンド実行を行ったり、イベントの転送を行ったりする用
途に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、各コンピュータ
の間での通信が決められた時間内に終了しない場合に、
通信処理を中断させるためのタイムアウト時間は、シス
テムを構成する各コンピュータにそれぞれ人手で入力す
るか、あるいは、全てのコンピュータに予め適当な値を
設定しておいて利用されている。分散コンピュータシス
テムを構成する全てのコンピュータに、予め適当な同一
の値を設定した場合、分散コンピュータシステムは、階
層構造上、下位のコンピュータで通信のタイムアウトが
発生すると、上位のコンピュータが先にタイムアウトし
てしまうため、上位のコンピュータから、どのコンピュ
ータで障害が発生したのかが判らないという問題を生じ
る。
【0005】このような問題を避けるためには、上位の
コンピュータ程タイムアウト値を大きく設定する必要が
あるが、これを人手で行うのは負担が大きい。また、シ
ステム全体として最適なタイムアウト値を、各コンピュ
ータに人手で設定することはほぼ不可能である。また、
特開平6−332779公報に記載された従来技術は、
階層情報の管理方法に関するものであるが、通信におけ
るタイムアウト値の設定については配慮されていない。
【0006】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、階層構造を持つ分散コンピュータシステム
におけるコンピュータ相互間の通信において、タイムア
ウト値を自動的に設定し、また、タイムアウトが発生し
た場合に、タイムアウトが発生したコンピュータを特定
することができるようにした分散コンピュータシステ
ム、及びタイムアウト値の設定方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、複数のコンピュータが階層構造を持って接続されて
構成された分散コンピュータシステムにおいて、前記複
数のコンピュータのそれぞれは、上位または下位のコン
ピュータとの間でデータの通信を行う手段と、データを
送信したときに、データを送信した時刻を記憶する手段
と、データを受信したときに、データを送信した時に記
憶した時刻とデータを受信した時刻とから経過時間を求
める手段と、前記求められた経過時間、及び、初期値と
して予め定められたタイムアウト値からタイムアウト値
を設定する手段とを備えたことにより、また、データの
送信後、前記設定されたタイムアウト値の時間内にデー
タを受信できなかった場合に、上位コンピュータに障害
情報を送信する手段をさらに備えることにより達成され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による分散コンピュ
ータシステムの一実施形態を図面により詳細に説明す
る。
【0009】図1は本発明の一実施形態による分散コン
ピュータシステムの構成を示すブロック図である。図1
において、1、11、12、111、112、121、
122、1121、1122はコンピュータである。
【0010】図1に示す分散コンピュータシステムは、
コンピュータ1と、コンピュータ11、12と、コンピ
ュータ111、112、121、122とが階層を持っ
て接続されて構成されており、コンピュータ112に
は、さらに、その下位にコンピュータ1121、112
2が接続されている。このようなコンピュータシステム
において、コンピュータ1は、例えば、本社の管理サー
バ、コンピュータ11、12は支店の管理サーバであ
り、また、コンピュータ111、112、121、12
2は部門の管理サーバである。さらに、コンピュータ1
12の下位に接続されるコンピュータ1121、112
2は、例えば、エージェントである。
【0011】そして、図示システムにおいて、システム
を構成する全てのコンピュータは、リモートコマンドの
実行を行うことができる。但し、コマンドの実行指示を
行うことができるコンピュータは、リモートコマンドを
実行するコンピュータ自身か、そのコンピュータの上位
のコンピュータのみである。例えば、コンピュータ11
2の上位のコンピュータは、コンピュータ1及びコンピ
ュータ11であるので、コンピュータ112にコマンド
の実行を指示することのできるコンピュータは、コンピ
ュータ1、コンピュータ11、及び、コンピュータ11
2自身である。コンピュータ1からコンピュータ112
にリモートコマンドの実行を行わせる場合、コンピュー
タ1は、コマンドの実行の指示を行うコマンド実行指示
コンピュータであり、コンピュータ112は、コマンド
の実行を行うコマンド実行コンピュータである。
【0012】いま、コンピュータ1からコンピュータ1
12のリモートコマンドの実行を行うと、コンピュータ
1からのコマンド実行要求がコンピュータ11に対して
送信される。コンピュータ11は、コマンド実行要求を
コンピュータ1から受信すると、コンピュータ112に
対して受信したコマンド実行要求を転送する。コンピュ
ータ112は、コマンド実行要求をコンピュータ11か
ら受信すると、コマンド実行要求で指示されたコマンド
の実行を行い、コンピュータ11に実行結果を送信す
る。コンピュータ11は、コンピュータ112からコマ
ンド実行結果を受信すると、コンピュータ1に対して受
信したコマンド実行結果を転送する。コンピュータ1
は、コンピュータ11からコマンド実行結果を受信する
と、コマンドの実行結果をコンピュータ1の画面上に表
示する。
【0013】図2は図1に示すシステムにおけるタイム
アウト値の自動設定に関わるコンピュータの内部構成を
示すブロック図である。図2において、200、21
0、220はコンピュータ、201、211、221は
通信部、202、212、222は解析部、203は画
面表示部、213、223は参照部、214、224は
コマンド実行部、215、225は設定部、216、2
26は上位・下位コンピュータ情報、217、227は
タイムアウト値設定情報、218、228はタイムアウ
トテーブル情報である。
【0014】図2に示すコンピュータ210、220
は、図1に示すコンピュータの上位と下位との関係にあ
る任意の2つのコンピュータであってよく、従って、図
1を構成するコンピュータの全ては、コンピュータ21
0、220のように、通信部211、221、解析部2
12、222、参照部213、223、コマンド実行部
214、224、設定部215、225、上位・下位コ
ンピュータ情報216、226、タイムアウト値設定情
報217、227、タイムアウトテーブル情報218、
228を備えて構成される。
【0015】リモートコマンド画面プログラムを持つコ
ンピュータ200は、通信部201、解析部202、画
面表示部203からなり、システムを構成するコンピュ
ータのうちのコマンド実行指示コンピュータとなるコン
ピュータとの間に通信路により接続されて使用されるも
のである。そして、このコンピュータ200のリモート
コマンド画面プログラムからコンピュータ220に対し
てコマンド実行を行う場合、操作者は、画面表示部20
3の図7により後述する入力部に、コマンド実行ホスト
名とコマンドとのデータの入力を行う。
【0016】解析部202は、画面表示部203から入
力されたデータから通信データ(1)を生成し、通信部
201からコンピュータ210へ送信する。コンピュー
タ200が通信部201から通信データ(3)を受信し
た場合、解析部202は、その通信データ(3)を解析
し、画面表示部203のコマンド実行結果出力部に通信
データ(3)のコマンド実行結果を出力する。また、コ
ンピュータ200が通信部201から通信データ(6)
を受信した場合、解析部202で通信データ(6)を解
析し、画面表示部203のエラー情報出力部に通信デー
タ(6)のタイムアウトホスト情報を出力する。
【0017】一方、コンピュータ210は、通信部21
1から通信データ(1)を受信すると、解析部212で
通信データ(1)を解析し、通信データ(1)とタイム
アウト値設定情報から設定部215を経由してタイムア
ウトテーブル情報218を生成する。その後、コンピュ
ータ210は、通信データ(2)を生成し、参照部21
3を経由して上位・下位コンピュータ情報216を参照
し、通信部211からコンピュータ220へ通信データ
(2)を送信する。また、コンピュータ210は、通信
部211から通信データ(4)を受信した場合、タイム
アウトテーブル情報218を参照して、通信データ
(5)を生成し、通信部211からコンピュータ220
に通信データ(5)を送信する。コンピュータ210
は、タイムアウトテーブル情報218の図5により後述
するタイムアウト時間情報で設定されたタイムアウト値
の時間内に、通信データ(3)または通信データ(6)
を受信しなかった場合、通信データ(6)を生成し、リ
モートコマンド画面プログラムのコンピュータ200に
通信データ(6)を送信する。
【0018】コンピュータ220は、通信部221から
通信データ(2)を受信すると、解析部222で通信デ
ータ(2)を解析し、通信データ(4)を生成し、コン
ピュータ210へ通信データ(4)を送信する。また、
コンピュータ220は、通信部221から通信データ
(5)を受信した場合、通信データ(5)から設定部2
25を経由してタイムアウトテーブル情報228を設定
する。その後、コンピュータ220は、コマンド実行部
224で、コマンドを実行した後、解析部222で通信
データ(3)を生成し、参照部226を経由して上位・
下位コンピュータ情報を参照して、通信部221からコ
ンピュータ210へ通信データ(3)を送信する。コン
ピュータ220は、タイムアウトテーブル情報218の
タイムアウト時間情報705で設定されたタイムアウト
値の時間内に、コマンド実行部224のコマンド実行処
理が終了しなかった場合、通信データ(6)を生成し、
上位・下位コンピュータ情報を参照した後、通信部22
1からコンピュータ210へ通信データ(6)を送信す
る。
【0019】なお、前述における通信データ(1)〜
(6)の内容の詳細については、図4を参照して後述す
る。
【0020】前述した上位・下位コンピュータ情報は、
コンピュータの階層情報のデータである。そして、コン
ピュータ11に注目すると、コンピュータ1は、コンピ
ュータ11の上位のコンピュータである。図1における
コンピュータ11の上位コンピュータ情報には、このコ
ンピュータ1の情報(ホスト名、IPアドレス等)が格
納される。コンピュータ11の下位コンピュータ情報
は、階層構造上、そのコンピュータの下位に位置するコ
ンピュータの情報であり、図1に示す例の場合、コンピ
ュータ111、112、1121、1122のコンピュ
ータ情報である。前述したような上位コンピュータ情報
と、下位コンピュータ情報との両方を含む情報が、上位
・下位コンピュータ情報として各コンピュータ内に格納
されている。
【0021】図3は上位・下位コンピュータ情報を表す
テーブルの内容を説明する図であり、次に、これについ
て説明する。
【0022】図3に示すテーブルは、上位コンピュータ
情報401、下位コンピュータ情報1(402)〜n
(404)の各欄により構成されている。そして、上位
コンピュータ情報401の欄には、システムを構成して
いる各コンピュータのコンピュータ情報が記述され、そ
の行には、その行の先頭に記述されるコンピュータの下
位のコンピュータのコンピュータ情報が記述されてい
る。このテーブルは、コンピュータ11が持つテーブル
の例であり、各コンピュータが、自コンピュータの上位
のコンピュータと、自コンピュータの下位にある全ての
コンピュータとの情報が判るような構成とされている。
【0023】このテーブルから判るように、コンピュー
タ1の下位コンピュータがコンピュータ11であるの
で、コンピュータ11は、自コンピュータの上位のコン
ピュータがコンピュータ1であることがわかる。また、
コンピュータ11は、階層構造上、直下に位置するコン
ピュータが、コンピュータ111とコンピュータ112
とであることが判り、さらに、上位コンピュータ情報4
01のコンピュータ112の行から、コンピュータ11
2の直下に位置するコンピュータが、コンピュータ11
21とコンピュータ1122であることが判る。このよ
うに構成される上位・下位コンピュータ情報のテーブル
の情報が、図2に示している上位・下位コンピュータ情
報216及び226に格納される。
【0024】図4は前述した通信データ(1)〜(6)
の内容の詳細を説明する図である。通信データ(1)〜
(6)のそれぞれは、通信データの種別を示す通信デー
タ識別ID部501と通信データ本体を表すデータ部5
02とにより構成される。
【0025】通信データ(1)は、コマンド実行指示の
データであり、通信データ識別ID部501に「コマン
ド実行指示」511が、データ部502に、リモートコ
マンド画面プログラムのコンピュータ200から入力さ
れた「コマンド実行ホスト名」512と、「コマンド
名」513と、「コマンド引数情報」514とが格納さ
れ、コンピュータ210へコマンド実行指示を転送する
際に用いる通信データ形式である。
【0026】通信データ(2)は、コマンド実行要求の
データであり、通信データ識別ID部501に「コマン
ド実行要求」521が、データ部502に、「コマンド
実行指示ホスト名」522と、「コマンド実行ホスト
名」523と、「コマンド名」524と、「コマンド引
数情報」525とが格納され、コマンドを実行するコン
ピュータ220にコマンドの実行要求を転送する際に用
いる通信データ形式である。
【0027】通信データ(3)は、コマンド実行結果の
データであり、通信データ識別ID部501に「コマン
ド実行結果」531が、データ部502に、「コマンド
実行指示ホスト名」532と、「コマンド実行ホスト
名」533と、「コマンド実行結果」534とが格納さ
れ、コマンドを実行したコンピュータ220が、リモー
トコマンド画面プログラムのコンピュータ200に結果
を転送する際に用いる通信データ形式である。
【0028】通信データ(4)は、通信データ(2)を
受信したコンピュータが、通信データ(2)を送信した
ホストに対してタイムアウト情報取得要求を行うデータ
であり、通信データ識別ID部501に「タイムアウト
情報取得要求」541を、データ部502に、「コマン
ド実行指示ホスト名」542を格納して送信する通信デ
ータ形式である。
【0029】通信データ(5)は、通信データ(4)を
受信したコンピュータが、通信データ(4)を送信した
コンピュータに対してタイムアウト情報を送信するデー
タであり、通信データ識別ID部501に「タイムアウ
ト情報」551を、データ部502に、「コマンド実行
指示ホスト名」552と、「タイムアウト時間」553
とを格納して送信する際に用いる通信データ形式であ
る。
【0030】通信データ(6)は、システムを構成する
コンピュータが、タイムアウトテーブル情報218に設
定されたタイムアウト時間内に通信データ(3)または
通信データ(6)を受信できなかった場合、または、コ
マンド実行部214と224とで実行したコマンドがタ
イムアウト時間内に終了しなかった場合に、リモートコ
マンド画面プログラムのコンピュータ200に送信する
タイムアウトエラー情報のデータであり、通信データ識
別ID部501に「タイムアウトエラー情報」561
を、データ部502に、「コマンド実行指示ホスト名」
562と、「コマンド実行ホスト名」563と、「タイ
ムアウトホスト情報」564を格納して転送する際に用
いるデータ通信形式である。タイムアウトホスト情報5
64には、通信データ(6)を生成したホストのホスト
名等の情報が格納される。
【0031】図5は図2におけるタイムアウト値設定情
報217と227とを格納したテーブルを説明する図で
あり、次に、これについて説明する。
【0032】図5に示すテーブルは、コマンド名601
とタイムアウト時間情報602とからなるデータの配列
により構成される。コマンド名601には、実行するコ
マンドのコマンド名が格納されている。タイムアウト時
間情報602には、コマンド名601に示すコマンドの
実行に関するタイムアウト値が格納される。コマンド6
01のコマンドの実行結果が、タイムアウト時間情報6
02に示すタイムアウト値の時間内に得られなかった場
合に、コマンドの実行がタイムアウトしたとみなされ、
コマンド実行は異常終了する。
【0033】図6は図2におけるタイムアウトテーブル
情報218と228とを格納したテーブルを説明する図
であり、次に、これについて説明する。
【0034】図6に示すテーブルは、コマンド実行指示
ホスト名701と、コマンド実行ホスト名702と、コ
マンド名703と、コマンド引数情報704と、タイム
アウト時間情報705と、計測開始時刻706と、一時
時間保存情報707とからなるデータの配列により構成
される。コマンド実行指示ホスト名701には、図2の
リモートコマンド画面表示プログラム200が通信デー
タ(1)を送信するコンピュータ210のホスト名の情
報が格納される。コマンド実行ホスト名702には、画
面表示部203の図7により後述するコマンド実行ホス
ト名入力部に入力されたコマンドを実行するホスト名の
情報が格納される。コマンド名703には、図7により
後述するコマンド名入力部に入力されたコマンド名の情
報が格納される。コマンド引数情報704には、図7に
より後述するコマンド名入力部に入力された実行するコ
マンドの引数の情報が格納される。タイムアウト時間情
報705には、リモートコマンドプログラム210また
は220がコマンドの実行結果を受け取るまでのタイム
アウト値の時間情報が格納される。計測開始時刻706
には、タイムアウト時間情報705に示すタイムアウト
値の時間の計測を開始した時刻の情報が格納される。一
時時間保存情報707は、一時的に時刻の情報を格納す
るために利用される。
【0035】図7は図2におけるリモートコマンド画面
プログラムのコンピュータ200の画面表示部203の
表示例を説明する図であり、次に、これについて説明す
る。
【0036】図7に示す表示の例は、画面インタフェー
ス800内に、ホスト名入力部801、コマンド入力部
802、コマンド実行結果出力部803、エラー情報出
力部804が表示されて構成される。コマンド実行ホス
ト名入力部801は、リモートコマンドを実行するホス
ト名の情報を入力する入力部である。コマンド入力部8
02は、実行するコマンドの情報を入力する入力部であ
る。コマンド入力部802に入力された情報は、通信デ
ータ(1)のコマンド名513とコマンド引数情報51
4とから成る。コマンド実行結果出力部803は、実行
したコマンドの実行結果を出力する出力部である。リモ
ートコマンド画面プログラムのコンピュータ200は、
通信データ(3)を通信部201から受信すると、通信
データ(3)のコマンド実行結果534の情報をコマン
ド実行結果出力部803に出力する。エラー情報出力部
804は、タイムアウトが発生した場合の情報を出力す
る出力部である。リモートコマンド画面プログラムのコ
ンピュータ200は、通信データ(6)を通信部201
から受信すると、通信データ(6)のタイムアウトホス
ト情報564の情報をエラー情報出力部804に出力す
る。
【0037】図8は図2に示すリモートコマンド画面プ
ログラムのコンピュータ200での処理動作を説明する
フローチャートであり、次に、これについて説明する。
【0038】(1)リモートコマンド画面プログラム
は、通信部の初期化処理を行った後、図7に示すリモー
トコマンド画面インターフェース800からのデータの
入力を待つ(ステップ901)。
【0039】(2)データが入力されたら、通信データ
識別ID部511と、コマンド実行ホスト名入力部80
1から入力されたコマンド実行ホスト名と、コマンド入
力部802から入力されたコマンド名及びコマンド引数
情報とから、通信データ(1)を生成する(ステップ9
02)。
【0040】(3)次に、ステップ902で生成した通
信データ(1)を、リモートコマンドプログラムとして
のコンピュータ210へ送信し、コンピュータ210か
らのデータの受信を待つ(ステップ903、904)。
【0041】(4)コンピュータ210からデータを受
信すると、その受信データが、通信データ(3)、すな
わち、コマンド実行結果であるか否かを判定し、コマン
ド実行結果であった場合、通信データ(3)のコマンド
実行結果534を、図7のコマンド実行結果出力部80
3に出力した後、ステップ901からの処理に戻り、再
びリモートコマンド画面インターフェース800からの
データの入力を待つ(ステップ905、906)。
【0042】(5)ステップ905の判定で、受信デー
タが通信データ(3)ではなく、通信データ(6)であ
った場合、すなわち、タイムアウトエラー情報であった
場合、通信データ(6)のタイムアウトホスト情報56
4を、図7のエラー情報出力部804に出力した後、ス
テップ901からの処理に戻り、再びリモートコマンド
画面インターフェース800からのデータの入力を待つ
(ステップ907)。
【0043】図9、図10は図1を構成する各コンピュ
ータのメインルーチンの処理動作を説明するフローチャ
ートであり、次に、これについて説明する。なお、ここ
での説明は、図2に示すコンピュータ210での処理と
して説明する。
【0044】(1)まず、通信部の初期化処理を行った
後、通信部211からデータの受信があったか否かを判
定し、データを受信した場合、図4に示す通信データ種
別毎に、図11〜図16により後述するフローに従って
データの処理を行い、処理終了後、次のデータの受信の
監視を行う(ステップ1001、1002)。
【0045】(2)ステップ1001の判定で、データ
を受信しなかった場合、コマンド実行部214でのコマ
ンドの実行が終了しているか否かを判定し、コマンドの
実行が終了していた場合、図6に示すタイムアウトテー
ブル情報のコマンド実行ホスト名702が自コンピュー
タのホスト名となっているエントリを検索する(ステッ
プ1003、1004)。
【0046】(3)次に、通信データ(3)を作成す
る。すなわち、通信データ(3)の通信データ識別ID
部501にコマンド実行要求531を設定し、データ部
502のコマンド実行指示ホスト名532に、ステップ
1004で検索したタイムアウトテーブル情報のエント
リのコマンド実行指示ホスト名701を、コマンド実行
ホスト名533にコマンド実行ホスト名702を、コマ
ンド実行結果534に、コマンド実行部214で実行し
たコマンドの実行結果を格納する(ステップ100
5)。
【0047】(4)次に、ステップ1004で検索した
タイムアウトテーブル情報のエントリをタイムアウトテ
ーブル情報218から削除し、ステップ1005で作成
した通信データ(3)のコマンド実行指示ホスト名53
2が、自コンピュータのホスト名と一致する場合、通信
データ(3)をリモートコマンド画面プログラムのコン
ピュータ200に送信する。また、自コンピュータのホ
スト名と異なる場合、図2の上位・下位コンピュータ情
報216を参照して、階層構造上、上位のコンピュータ
に対して通信データ(3)を送信する(ステップ100
6、1007)。
【0048】(5)ステップ1007の処理終了後、ま
たは、ステップ1003の判定で、実行したコマンドが
終了していなかった場合、タイムアウトテーブル情報2
18に格納された図6に示すタイムアウトテーブル情報
の1からnのエントリのデータに対して、ステップ11
01からステップ1107までの処理を繰り返し実行す
るように、n回ループを設定する(ステップ1101、
1107)。
【0049】(6)まず、現在時刻から図6に示すタイ
ムアウトテーブル情報のそのエントリの計測開始時刻7
06を引いた時間を経過時間として算出する。そのエン
トリの計測開始時刻706に時刻情報が設定されていな
い場合は、経過時間を0とする(ステップ1102)。
【0050】(7)次に、図6に示すタイムアウトテー
ブル情報のそのエントリのタイムアウト時間情報705
のタイムアウト時間と、ステップ1102で算出した経
過時間とを比較し、経過時間の方が大きかった場合、通
信データ(6)を作成する。すなわち、通信データ
(6)の通信データ識別ID部501にタイムアウトエ
ラー情報561を、コマンド実行指示ホスト名562
に、図6に示すタイムアウトテーブル情報の当該エント
リのコマンド実行指示ホスト名701を、コマンド実行
ホスト名563に当該エントリのコマンド実行ホスト名
702を、タイムアウトホスト情報564に当該コンピ
ュータのホスト名の情報を設定する(ステップ110
3、1104)。
【0051】(8)次に、図6に示すタイムアウトテー
ブル情報のそのエントリを削除する。そして、ステップ
1104で作成した通信データ(6)のコマンド実行指
示ホスト名562が自コンピュータの場合、リモートコ
マンド画面プログラムのコンピュータ200へ通信デー
タ(6)を送信し、自コンピュータでない場合、図2の
上位・下位コンピュータ情報216を参照して、階層構
造上、上位のコンピュータに対して通信データ(6)を
送信する(ステップ1105、1106)。
【0052】(9)ステップ1106の処理終了後、ま
たは、ステップ1103の判定で、タイムアウト時間の
方が大きかった場合、タイムアウトテーブル情報の次の
エントリの処理を繰り返し、全てのエントリ分の繰り返
し実行が終了した後、ステップ1001からの処理に戻
って処理を繰り返す(ステップ1007)。
【0053】図11は図9に示す処理のデータの受信で
通信データ(1)を受信した場合のステップ1002で
の受信データの処理動作を説明するフローチャートであ
り、次に、これについて説明する。
【0054】(1)まず、図4に示すコマンド実行指示
の通信データ(1)のコマンド名513と、図5に示す
タイムアウト値設定情報601のコマンド名とが一致す
るエントリのタイムアウト時間情報602を取得する
(ステップ1201)。
【0055】(2)次に、図6に示すタイムアウトテー
ブル情報に新規エントリを作成する。すなわち、コマン
ド実行指示ホスト名701に、自コンピュータのホスト
名を、コマンド実行ホスト名702に、通信データ
(1)のコマンド実行ホスト名512を、コマンド名7
03に、通信データ(1)のコマンド名513を、コマ
ンド引数情報704に、通信データ(1)のコマンド引
数情報514を、タイムアウト時間情報705に、ステ
ップ1201で取得したタイムアウト時間情報602を
設定する(ステップ1202)。
【0056】(3)次に、図6に示すタイムアウトテー
ブル情報のステップ1202で作成したエントリの計測
開始時刻706に現在の時刻を設定し、通信データ
(1)のコマンド実行ホスト名512が自コンピュータ
のホスト名と一致するか否かを判定する(ステップ12
03、1204)。
【0057】(4)ステップ1204の判定で、通信デ
ータ(1)のコマンド実行ホスト名512が自コンピュ
ータのホスト名と一致する場合、通信データ(1)のコ
マンド名513とコマンド引数情報514との情報か
ら、自コンピュータでそのコマンドを実行して、ここで
の処理を終了する(ステップ1205)。
【0058】(5)ステップ1204の判定で、通信デ
ータ(1)のコマンド実行ホスト名512が自コンピュ
ータのホスト名と一致しなかった場合、図2に示す上位
・下位コンピュータ情報216と、通信データ(1)の
コマンド実行ホスト名512とから、通信データ(2)
の送信先ホスト名を取得する(ステップ1206)。
【0059】(6)次に、図6に示すタイムアウトテー
ブル情報のステップ1202で作成したエントリの一時
時間保存情報707に現在時刻を設定し、通信データ
(2)を作成する。すなわち、通信データ識別ID部5
01に、コマンド実行要求521を設定し、データ部5
02のコマンド実行指示ホスト名522に自コンピュー
タのホスト名を設定し、コマンド実行ホスト名523に
通信データ(1)のコマンド実行ホスト名512を設定
し、コマンド名524に通信データ(1)のコマンド名
513を設定し、コマンド引数情報525に通信データ
(1)のコマンド引数情報514を設定する(ステップ
1207、1208)。
【0060】(7)そして、ステップ1206で取得し
た送信先ホスト名を持つコンピュータに、通信部211
から作成した通信データ(2)を送信して、ここでの処
理を終了する(ステップ1209)。
【0061】図12は図9に示す処理のデータの受信で
通信データ(2)を受信した場合のステップ1002で
の受信データの処理動作を説明するフローチャートであ
り、次に、これについて説明する。
【0062】(1)コマンド実行要求の通信データ
(2)を受信すると、図6に示すタイムアウトテーブル
情報に新規エントリを作成する。すなわち、コマンド実
行指示ホスト名701に、通信データ(2)のデータ部
502のコマンド実行指示ホスト名522を、コマンド
実行ホスト名702に、通信データ(2)のコマンド実
行ホスト名523を、コマンド名703に、通信データ
(2)のコマンド名524を、コマンド引数情報704
に、通信データ(2)のコマンド引数情報525を設定
する(ステップ1301)。
【0063】(2)次に、現在時刻を図6に示すタイム
アウトテーブル情報の、ステップ1301で作成したエ
ントリの一時時間保存情報707に設定する(ステップ
1302)。
【0064】(3)次に、タイムアウト取得要求の通信
データ(4)を作成する。すなわち、通信データ識別I
D部501に、タイムアウト情報取得要求541を、コ
マンド実行指示ホスト名542に、通信データ(2)の
コマンド実行指示ホスト名522を設定して通信データ
(4)を作成する(ステップ1303)。
【0065】(4)ステップ1303で作成したタイム
アウト取得要求の通信データ(4)を、通信データ
(2)を送信してきたコンピュータに対して送信して、
ここでの処理を終了する(ステップ1304)。
【0066】図13は図9に示す処理のデータの受信で
通信データ(3)を受信した場合のステップ1002で
の受信データの処理動作を説明するフローチャートであ
り、次に、これについて説明する。
【0067】(1)コマンド実行結果の通信データ
(3)を受信すると、図6に示すタイムアウトテーブル
情報のコマンド実行指示ホスト名が通信データ(3)の
コマンド実行指示ホスト名532と一致するエントリを
検索する(ステップ1401)。
【0068】(2)次に、ステップ1401で検索した
図6に示すタイムアウトテーブル情報のエントリを削除
し、通信データ(3)のコマンド実行指示ホスト名53
2が自コンピュータのホスト名と一致しているか否かを
判定する(ステップ1402、1403)。
【0069】(3)ステップ1403での判定で、通信
データ(3)のコマンド実行指示ホスト名532が自コ
ンピュータのホスト名と一致していた場合、受信された
通信データ(3)を、リモートコマンド画面プログラム
のコンピュータ200へ送信して、ここでの処理を終了
する(ステップ1404)。
【0070】(4)ステップ1403の判定で、通信デ
ータ(3)のコマンド実行指示ホスト名532が自コン
ピュータのホスト名と一致していなかった場合、上位・
下位コンピュータ情報216を解析し、上位コンピュー
タ情報401を取得し、この取得した上位コンピュータ
に受信した通信データ(3)を送信して、ここでの処理
を終了する(ステップ1405、1406)。
【0071】図14は図9に示す処理のデータの受信で
通信データ(4)を受信した場合のステップ1002で
の受信データの処理動作を説明するフローチャートであ
り、次に、これについて説明する。
【0072】(1)タイムアウト情報取得要求の通信デ
ータ(4)が受信されると、通信データ(4)のコマン
ド実行指示ホスト名542と、図6に示すタイムアウト
テーブル情報のコマンド実行指示ホスト名701とが一
致するエントリを検索する(ステップ1501)。
【0073】(2)次に、現在時刻から、ステップ15
01で検索したエントリのタイムアウトテーブル情報の
一時時間保存情報707を引いた時間を経過時間として
算出する(ステップ1502)。
【0074】(3)次に、タイムアウト情報の通信デー
タ(5)を作成する。すなわち、通信データ識別ID部
501に、タイムアウト情報551を設定し、通信デー
タ部502のタイムアウト時間553に、ステップ15
01で検索したタイムアウトテーブル情報のエントリの
タイムアウト時間情報705からステップ1502で算
出した経過時間を引いた時間を設定して、通信データ
(5)を作成する(ステップ1503)。
【0075】(4)次に、ステップ1503で作成した
通信データ(5)を通信データ(4)を送信してきたホ
スト名を持つコンピュータに対して送信して、ここでの
処理を終了する(ステップ1504)。
【0076】図15は図9に示す処理のデータの受信で
通信データ(5)を受信した場合のステップ1002で
の受信データの処理動作を説明するフローチャートであ
り、次に、これについて説明する。
【0077】(1)タイムアウト情報の通信データ
(5)を受信すると、通信データ(5)のコマンド実行
指示ホスト552と、図6に示すタイムアウトテーブル
情報のコマンド実行指示ホスト名701とが一致するエ
ントリを検索する(ステップ1601)。
【0078】(2)次に、現在時刻から、ステップ16
01で検索したエントリのタイムアウトテーブル情報の
一時時間保存情報707を引いた時間を、経過時間とし
て算出する(ステップ1602)。
【0079】(3)次に、通信データ(5)のタイムア
ウト時間553からステップ1602で算出した経過時
間を引いた時間を、ステップ1601で検索したタイム
アウトテーブル情報のエントリのタイムアウト時間情報
705に設定する(ステップ1603)。
【0080】(4)現在時刻を、ステップ1601で検
索したタイムアウトテーブル情報のエントリの計測開始
時刻706に設定し、ステップ1601で検索したタイ
ムアウトテーブル情報のエントリのコマンド実行指示ホ
スト名552が自コンピュータのホスト名と一致してい
るか否かを判定する(ステップ1604、1605)。 (5)ステップ1605の判定で、タイムアウトテーブ
ル情報のエントリのコマンド実行指示ホスト名552が
自コンピュータのホスト名と一致していた場合、検索し
たタイムアウトテーブル情報のエントリのコマンド名7
03とコマンド引数情報704とに基づいて、そのコマ
ンドを自コンピュータで実行して、ここでの処理を終了
する(ステップ1606)。
【0081】(6)ステップ1605での判定で、タイ
ムアウトテーブル情報のエントリのコマンド実行指示ホ
スト名552が自コンピュータのホスト名と異なった場
合、上位・下位コンピュータ情報216と、ステップ1
601で検索したタイムアウトテーブル情報のエントリ
のコマンド実行ホスト名702から、通信データ(5)
の送信先ホスト名を取得する(ステップ1607)。
【0082】(7)次に、ステップ1601で検索した
タイムアウトテーブル情報のエントリの一時時間保存情
報707に現在時刻を設定し、ステップ1607で取得
した送信先ホスト名を持つコンピュータに、通信部21
1から受信した通信データ(5)を送信して、ここでの
処理を終了する(ステップ1608、1609)。
【0083】図16は図9に示す処理のデータの受信で
通信データ(6)を受信した場合のステップ1002で
の受信データの処理動作を説明するフローチャートであ
り、次に、これについて説明する。
【0084】(1)タイムアウトエラー情報の通信デー
タ(6)を受信すると、図6に示すタイムアウトテーブ
ル情報内のコマンド実行指示ホスト名が通信データ
(6)のコマンド実行指示ホスト名562と一致するエ
ントリを検索する(ステップ1701)。
【0085】(2)次に、ステップ1701で検索した
エントリを削除し、通信データ(6)のコマンド実行指
示ホスト名562が自コンピュータのホスト名と一致し
ているか否かを判定する(ステップ1702、170
3)。
【0086】(3)ステップ1703での判定で、通信
データ(6)のコマンド実行指示ホスト名562が自コ
ンピュータのホスト名と一致していた場合、受信された
通信データ(6)を、リモートコマンド画面プログラム
のコンピュータ200へ送信して、ここでの処理を終了
する(ステップ1704)。
【0087】(4)ステップ1703の判定で、通信デ
ータ(6)のコマンド実行指示ホスト名562が自コン
ピュータのホスト名と異なっていた場合、上位・下位コ
ンピュータ情報216を解析して上位コンピュータ情報
を取得し、取得した上位コンピュータに、受信した通信
データ(6)を送信して、ここでの処理を終了する(ス
テップ1705、1706)。
【0088】図17はタイムアウト値の計算方法を説明
する図である。本発明は、タイムアウト値を動的に変更
することが可能なものであり、図12、図14、図15
により説明した処理の中で計算される。以下では、その
計算方法の全体をまとめて説明する。
【0089】図17において、上位コンピュータ180
1が、下位コンピュータ1802に通信を行う場合、ま
ず、現在時刻を図6に示すタイムアウトテーブル情報内
の一時時間保存情報707に保存する。次に、図4に示
す通信データ(2)を下位コンピュータ1802に送信
する。下位コンピュータ1802は、通信データ(2)
を受信すると、現在時刻を一時時間保存情報707に保
存し、図4に示す通信データ(4)を上位コンピュータ
1801に送信する。上位コンピュータ1801は、通
信データ(4)を受信すると、一時時間保存情報707
と現在時刻とから経過時間1821を算出する。その
後、タイムアウト時間1823から経過時間1821を
引いた時間を図4に示す通信データ(5)のタイムアウ
ト時間553に設定し、通信データ(5)を下位コンピ
ュータ1802に送信する。下位コンピュータ1802
は、通信データ(5)を受信すると、一時時間保存情報
707と現在時刻とから経過時間1822を算出する。
下位コンピュータ1802は、通信データ(5)のタイ
ムアウト時間553から経過時間1822を引いた値
を、タイムアウト時間1824として算出する。
【0090】前述した本発明の実施形態による各処理
は、処理プログラムとして構成することができ、この処
理プログラムは、HD、DAT、FD、MO、DVD−
ROM、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供する
ことができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、階
層構造を持つ分散コンピュータシステムにおける通信に
おいて、分散コンピュータシステムを構成する各コンピ
ュータに、自動的に最適なタイムアウト値を設定するこ
とができ、また、タイムアウトが発生した場合、どのコ
ンピュータでタイムアウトが発生したかを特定すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による分散コンピュータシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すシステムにおけるタイムアウト値の
自動設定に関わるコンピュータの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】上位・下位コンピュータ情報を表すテーブルの
内容を説明する図である。
【図4】通信データ(1)〜(6)の内容の詳細を説明
する図である。
【図5】図2におけるタイムアウト値設定情報を格納し
たテーブルを説明する図である。
【図6】図2におけるタイムアウトテーブル情報を格納
したテーブルを説明する図である。
【図7】図2におけるリモートコマンド画面プログラム
のコンピュータの画面表示部の表示例を説明する図であ
る。
【図8】図2に示すリモートコマンド画面プログラムの
コンピュータでの処理動作を説明するフローチャートで
ある。
【図9】図1を構成する各コンピュータのメインルーチ
ンの処理動作を説明するフローチャート(その1)であ
る。
【図10】図1を構成する各コンピュータのメインルー
チンの処理動作を説明するフローチャート(その2)で
ある。
【図11】図9に示す処理のデータの受信で通信データ
(1)を受信した場合の受信データの処理動作を説明す
るフローチャートである。
【図12】図9に示す処理のデータの受信で通信データ
(2)を受信した場合の受信データの処理動作を説明す
るフローチャートである。
【図13】図9に示す処理のデータの受信で通信データ
(3)を受信した場合の受信データの処理動作を説明す
るフローチャートである。
【図14】図9に示す処理のデータの受信で通信データ
(4)を受信した場合の受信データの処理動作を説明す
るフローチャートである。
【図15】図9に示す処理のデータの受信で通信データ
(5)を受信した場合の受信データの処理動作を説明す
るフローチャートである。
【図16】図9に示す処理のデータの受信で通信データ
(6)を受信した場合の受信データの処理動作を説明す
るフローチャートである。
【図17】タイムアウト値の計算方法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1、11、12、111、112、121、122、1
121、1122、200、210、220 コンピュ
ータ 201、211、221 通信部 202、212、222 解析部 203 画面表示部 213、223 参照部 214、224 コマンド実行部 215、225 設定部 216、226 上位・下位コンピュータ情報 217、227 タイムアウト設定情報 218、228 タイムアウトテーブル情報

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンピュータが階層構造を持って
    接続されて構成された分散コンピュータシステムにおい
    て、前記複数のコンピュータのそれぞれは、上位または
    下位のコンピュータとの間でデータの通信を行う手段
    と、データを送信したときに、データを送信した時刻を
    記憶する手段と、データを受信したときに、データを送
    信した時に記憶した時刻とデータを受信した時刻とから
    経過時間を求める手段と、前記求められた経過時間、及
    び、初期値として予め定められたタイムアウト値からタ
    イムアウト値を設定する手段とを備えたことを特徴とす
    る分散コンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数のコンピュータのそれぞれは、
    データの送信後、前記設定されたタイムアウト値の時間
    内にデータを受信できなかった場合に、上位コンピュー
    タに障害情報を送信する手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項1記載の分散コンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 複数のコンピュータが階層構造を持って
    接続されて構成された分散コンピュータシステムにおけ
    るコンピュータ相互間の通信時のタイムアウト値の設定
    方法において、前記複数のコンピュータのそれぞれは、
    データを送信したときに、データを送信した時刻を記憶
    し、データを受信したときに、データを送信したときに
    記憶した時刻とデータを受信した時刻とから経過時間を
    求め、前記求められた経過時間、及び、初期値として予
    め定められたタイムアウト値からタイムアウト値を設定
    することを特徴とするタイムアウト値の設定方法。
  4. 【請求項4】 前記複数のコンピュータのそれぞれは、
    データの送信後、前記設定されたタイムアウト値の時間
    内にデータを受信できなかった場合に、上位コンピュー
    タに障害情報を送信することを特徴とする請求項3記載
    のタイムアウト値の設定方法。
  5. 【請求項5】 データを送信したときに、データを送信
    した時刻を記憶する処理プログラムと、データを受信し
    たときに、データを送信したときに記憶した時刻とデー
    タを受信した時刻とから経過時間を求める処理プログラ
    ムと、前記求められた経過時間、及び、初期値として予
    め定められたタイムアウト値からタイムアウト値を設定
    する処理プログラムと、データの送信後、前記設定され
    たタイムアウト値の時間内にデータを受信できなかった
    場合に、上位コンピュータに障害情報を送信する処理プ
    ログラムとを備え、分散コンピュータシステムにおける
    コンピュータ相互間の通信時のタイムアウト値の設定を
    行うことを特徴とする処理プログラム。
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