JPH11110365A - ネットワーク計算機システム、該システムで用いる計算機、および該システムに係る方法 - Google Patents
ネットワーク計算機システム、該システムで用いる計算機、および該システムに係る方法Info
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- JPH11110365A JPH11110365A JP9287941A JP28794197A JPH11110365A JP H11110365 A JPH11110365 A JP H11110365A JP 9287941 A JP9287941 A JP 9287941A JP 28794197 A JP28794197 A JP 28794197A JP H11110365 A JPH11110365 A JP H11110365A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】サーバ計算機に障害が発生した場合でも、障害
回復時間が短くて済む要求応答型マルチキャスト通信機
能を持ったネットワーク計算機システムを提供する。 【解決手段】クライアント計算機101(1)は複数の
サーバ計算機101(2〜N)に応答フラグを含む要求
メッセージを送信する。応答フラグは、サーバ計算機か
ら応答を送信するか否かを指定するフラグである。サー
バ計算機では、クライアント計算機から送信された要求
メッセージを受信し、要求に応じた処理を実行し、その
要求メッセージ中の応答フラグが応答を送信することを
指示する値であるときは応答メッセージを生成してクラ
イアントに送信し、一方、応答フラグが応答を送信しな
いことを指示する値であるときは応答メッセージを送信
せずに保存しておく。サーバに障害が発生して応答がな
いときは、処理結果を保存してあるサーバに再度要求を
出して応答を得るようにする。
回復時間が短くて済む要求応答型マルチキャスト通信機
能を持ったネットワーク計算機システムを提供する。 【解決手段】クライアント計算機101(1)は複数の
サーバ計算機101(2〜N)に応答フラグを含む要求
メッセージを送信する。応答フラグは、サーバ計算機か
ら応答を送信するか否かを指定するフラグである。サー
バ計算機では、クライアント計算機から送信された要求
メッセージを受信し、要求に応じた処理を実行し、その
要求メッセージ中の応答フラグが応答を送信することを
指示する値であるときは応答メッセージを生成してクラ
イアントに送信し、一方、応答フラグが応答を送信しな
いことを指示する値であるときは応答メッセージを送信
せずに保存しておく。サーバに障害が発生して応答がな
いときは、処理結果を保存してあるサーバに再度要求を
出して応答を得るようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の計算機をネ
ットワークによって接続したネットワーク計算機システ
ムに於いて、クライアント計算機が複数のサーバ計算機
と通信する際に発生するネットワークトラフィックを抑
えつつ、可用性を保持する技術に関する。
ットワークによって接続したネットワーク計算機システ
ムに於いて、クライアント計算機が複数のサーバ計算機
と通信する際に発生するネットワークトラフィックを抑
えつつ、可用性を保持する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行の預金口座のデータベースにアクセ
スするようなオンライントランザクションシステムや、
在庫や販売に関するデータを格納したデータベースに対
する検索や更新サービス等には、クライアントサーバモ
デルと呼ばれる処理モデルが適用されている。これは、
複数の計算機がネットワークを介して接続されているシ
ステムに於いて、ある計算機が、データベースの検索や
更新等の処理要求メッセージを、データベースを備えて
いる別の計算機に送信し、その処理要求メッセージを受
信した計算機は、要求に応じてデータベースの検索や更
新を実行し、その処理結果を通信メッセージで要求元の
計算機に送信する、という処理モデルである。このと
き、処理を要求する計算機をクライアントと呼び、クラ
イアントからの処理要求を実際に処理してその結果をク
ライアントに返す計算機をサーバと呼ぶ。
スするようなオンライントランザクションシステムや、
在庫や販売に関するデータを格納したデータベースに対
する検索や更新サービス等には、クライアントサーバモ
デルと呼ばれる処理モデルが適用されている。これは、
複数の計算機がネットワークを介して接続されているシ
ステムに於いて、ある計算機が、データベースの検索や
更新等の処理要求メッセージを、データベースを備えて
いる別の計算機に送信し、その処理要求メッセージを受
信した計算機は、要求に応じてデータベースの検索や更
新を実行し、その処理結果を通信メッセージで要求元の
計算機に送信する、という処理モデルである。このと
き、処理を要求する計算機をクライアントと呼び、クラ
イアントからの処理要求を実際に処理してその結果をク
ライアントに返す計算機をサーバと呼ぶ。
【0003】クライアントサーバモデルでは、クライア
ント及びサーバは定型的な通信メッセージの送受信を行
っており、例えば通信メッセージの送受信のために以下
のような操作命令を持つ。また、以下のような操作命令
を使用する通信を、要求応答型通信と呼ぶ。
ント及びサーバは定型的な通信メッセージの送受信を行
っており、例えば通信メッセージの送受信のために以下
のような操作命令を持つ。また、以下のような操作命令
を使用する通信を、要求応答型通信と呼ぶ。
【0004】 Send(server,message) ;クライアント側の操作
命令 サーバ計算機serverに要求メッセージmessageを送信
し、サーバ計算機serverから応答メッセージを受信する
まで待つ。応答メッセージが到着したら応答メッセージ
をmessageに格納する。 ReceiveAny(client,message) ;サーバ側の操作命令1 任意のクライアント計算機から要求メッセージmessage
を受信する。クライアント計算機の識別子がclientに返
される。 Reply(client,message) ;サーバ側の操作命令2 クライアント計算機clientに応答メッセージmessageを
送信する。
命令 サーバ計算機serverに要求メッセージmessageを送信
し、サーバ計算機serverから応答メッセージを受信する
まで待つ。応答メッセージが到着したら応答メッセージ
をmessageに格納する。 ReceiveAny(client,message) ;サーバ側の操作命令1 任意のクライアント計算機から要求メッセージmessage
を受信する。クライアント計算機の識別子がclientに返
される。 Reply(client,message) ;サーバ側の操作命令2 クライアント計算機clientに応答メッセージmessageを
送信する。
【0005】要求応答型通信の詳細については、例え
ば、前川、所、清水編による「分散オペレーティングシ
ステムUNIXの次にくるもの」、共立出版、1991、6
0〜61頁に記載されている。
ば、前川、所、清水編による「分散オペレーティングシ
ステムUNIXの次にくるもの」、共立出版、1991、6
0〜61頁に記載されている。
【0006】一方、サーバ計算機のハードウェア故障や
OSバグ等による障害からサーバ計算機が提供しているサ
ービスが停止することを防ぐために、同一のサービスを
提供している複数のサーバ計算機に要求メッセージを送
信するマルチキャストと呼ばれる技術がある。マルチキ
ャストは、一回の送信操作命令で物理的に複数の計算機
に通信メッセージを送信するため、送信先の計算機を論
理的に一つの計算機とみなすことができる。物理的に複
数のサーバ計算機上で同じサービスを提供し、クライア
ント計算機がマルチキャストを使用すれば、ひとつのサ
ーバ計算機が障害でサービスを停止した場合でも、他の
サーバ計算機がクライアント計算機に応答メッセージを
返すことができる。また、サーバ計算機のサービス停止
を検出してから、再度要求メッセージを別のサーバ計算
機に送信する場合と比較して、マルチキャストによって
同じ要求メッセージをすでに別の計算機に送信済みのた
め、サーバ計算機上での処理時間が長い要求でも、障害
からの回復時間が短くて済む。したがって、ネットワー
ク計算機システムで動作するアプリケーションの可用性
を高めることができる。マルチキャスト機能を備えた要
求応答型通信の操作命令を提供するシステムとしては、
例えば、コーネル大学テクニカルレポートTR87-849 ISI
S DOCUMENTATION: RELEASE 1. Kenneth P. Birman, Tho
mas A.Josephand Frank B. Schmuck.の12〜14頁に
記載されたものがある。
OSバグ等による障害からサーバ計算機が提供しているサ
ービスが停止することを防ぐために、同一のサービスを
提供している複数のサーバ計算機に要求メッセージを送
信するマルチキャストと呼ばれる技術がある。マルチキ
ャストは、一回の送信操作命令で物理的に複数の計算機
に通信メッセージを送信するため、送信先の計算機を論
理的に一つの計算機とみなすことができる。物理的に複
数のサーバ計算機上で同じサービスを提供し、クライア
ント計算機がマルチキャストを使用すれば、ひとつのサ
ーバ計算機が障害でサービスを停止した場合でも、他の
サーバ計算機がクライアント計算機に応答メッセージを
返すことができる。また、サーバ計算機のサービス停止
を検出してから、再度要求メッセージを別のサーバ計算
機に送信する場合と比較して、マルチキャストによって
同じ要求メッセージをすでに別の計算機に送信済みのた
め、サーバ計算機上での処理時間が長い要求でも、障害
からの回復時間が短くて済む。したがって、ネットワー
ク計算機システムで動作するアプリケーションの可用性
を高めることができる。マルチキャスト機能を備えた要
求応答型通信の操作命令を提供するシステムとしては、
例えば、コーネル大学テクニカルレポートTR87-849 ISI
S DOCUMENTATION: RELEASE 1. Kenneth P. Birman, Tho
mas A.Josephand Frank B. Schmuck.の12〜14頁に
記載されたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の要求応答型のマ
ルチキャスト通信を使用してクライアント計算機が複数
のサーバ計算機に要求応答処理を依頼するシステムの場
合、クライアント計算機とサーバ計算機とが1対1の関
係にある場合と比較して、サーバ計算機の障害から回復
する時間が短くて済むため可用性が向上する。
ルチキャスト通信を使用してクライアント計算機が複数
のサーバ計算機に要求応答処理を依頼するシステムの場
合、クライアント計算機とサーバ計算機とが1対1の関
係にある場合と比較して、サーバ計算機の障害から回復
する時間が短くて済むため可用性が向上する。
【0008】しかし、クライアント計算機からサーバ計
算機に送信する要求メッセージ、及びサーバ計算機から
クライアント計算機に送信する応答メッセージの数が増
えるために、ネットワークトラフィックが増大する。そ
のため、ネットワーク計算機システム全体の実行効率が
下がるという問題点がある。
算機に送信する要求メッセージ、及びサーバ計算機から
クライアント計算機に送信する応答メッセージの数が増
えるために、ネットワークトラフィックが増大する。そ
のため、ネットワーク計算機システム全体の実行効率が
下がるという問題点がある。
【0009】本発明の目的は、上記問題点を解決するた
め、サーバ計算機に障害が発生していない通常動作の際
にネットワークトラフィックを抑えつつ、かつ、サーバ
計算機に障害が発生した場合でも、障害回復時間が短く
て済む要求応答型マルチキャスト通信機能を持ったネッ
トワーク計算機システムを提供することにある。また、
そのような計算機システムで用いる計算機、および該シ
ステムに係る方法を提供することを目的とする。
め、サーバ計算機に障害が発生していない通常動作の際
にネットワークトラフィックを抑えつつ、かつ、サーバ
計算機に障害が発生した場合でも、障害回復時間が短く
て済む要求応答型マルチキャスト通信機能を持ったネッ
トワーク計算機システムを提供することにある。また、
そのような計算機システムで用いる計算機、および該シ
ステムに係る方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、少なくとも1台の第1の計
算機と複数台の第2の計算機とをネットワークで接続し
て構成するネットワーク計算機システムに於いて、第1
の計算機は、通信メッセージの送信先である複数の第2
の計算機のそれぞれに対応してその第2の計算機の動作
を制御する動作制御フラグを生成する動作制御フラグ生
成手段と、送信先の複数の第2の計算機に、同じ要求内
容を表すメッセージと各第2の計算機ごとに生成した動
作制御フラグとを含む要求メッセージを生成して、それ
ぞれ送信する送信手段と、第2の計算機から送信された
応答メッセージを受信する受信手段とを備え、第2の計
算機は、上記第1の計算機から送信された要求メッセー
ジを受信する受信手段と、受信した要求メッセージ中の
要求内容に応じた処理を実行する要求処理手段と、受信
した要求メッセージ中の動作制御フラグに基づいて、上
記要求処理手段の処理結果を含む応答メッセージを生成
し上記第1の計算機に送信するか否かを判定する動作制
御フラグ判定手段と、該動作制御フラグ判定手段により
応答メッセージを生成して送信すると判定した場合に、
応答メッセージを生成して上記第1の計算機に送信する
送信手段とを備えたことを特徴とする。
に、請求項1に係る発明は、少なくとも1台の第1の計
算機と複数台の第2の計算機とをネットワークで接続し
て構成するネットワーク計算機システムに於いて、第1
の計算機は、通信メッセージの送信先である複数の第2
の計算機のそれぞれに対応してその第2の計算機の動作
を制御する動作制御フラグを生成する動作制御フラグ生
成手段と、送信先の複数の第2の計算機に、同じ要求内
容を表すメッセージと各第2の計算機ごとに生成した動
作制御フラグとを含む要求メッセージを生成して、それ
ぞれ送信する送信手段と、第2の計算機から送信された
応答メッセージを受信する受信手段とを備え、第2の計
算機は、上記第1の計算機から送信された要求メッセー
ジを受信する受信手段と、受信した要求メッセージ中の
要求内容に応じた処理を実行する要求処理手段と、受信
した要求メッセージ中の動作制御フラグに基づいて、上
記要求処理手段の処理結果を含む応答メッセージを生成
し上記第1の計算機に送信するか否かを判定する動作制
御フラグ判定手段と、該動作制御フラグ判定手段により
応答メッセージを生成して送信すると判定した場合に、
応答メッセージを生成して上記第1の計算機に送信する
送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る発明は、少なくとも1台の
第1の計算機と複数台の第2の計算機とをネットワーク
で接続して構成するネットワーク計算機システムに於い
て、第1の計算機は、他の計算機と通信メッセージを送
受信するための通信メッセージ送受信手段と、送信すべ
き通信メッセージに対して該第1の計算機内で一意であ
る通信メッセージ識別子を生成する通信メッセージ識別
子生成手段と、送信先の計算機の動作を制御する動作制
御フラグを生成する動作制御フラグ生成手段と、上記通
信メッセージ識別子と上記動作制御フラグを含む通信メ
ッセージを作成する通信メッセージ作成手段とを備え、
第2の計算機は、他の計算機と通信メッセージを送受信
するための通信メッセージ送受信手段と、第1の計算機
から受信した通信メッセージ中の動作制御フラグに基づ
いて、該受信した通信メッセージへの応答としての通信
メッセージを、第1の計算機に対して送信するか否かを
判断する動作制御フラグ判定手段と、第1の計算機から
受信した通信メッセージへの応答として、該受信した通
信メッセージ中の通信メッセージ識別子を含む通信メッ
セージを作成する通信メッセージ作成手段とを備え、第
1の計算機では、複数の第2の計算機に対して、同じ要
求内容を表すメッセージと同じ通信メッセージ識別子と
送信先の第2の計算機ごとに生成した動作制御フラグと
を含む通信メッセージである要求メッセージを、それぞ
れ生成して送信し、各第2の計算機では、第1の計算機
から送信された要求メッセージを受信し、受信した要求
メッセージ中の動作制御フラグにより第1の計算機に対
して応答の通信メッセージである応答メッセージを送信
するか否かを判断し、送信すると判断した場合は、受信
した要求メッセージ中のメッセージ識別子を含む応答メ
ッセージを作成して第1の計算機に送信し、第1の計算
機では、第2の計算機から送信された応答メッセージを
受信し、該応答メッセージ中の通信メッセージ識別子と
先に第2の計算機に送信した要求メッセージに含めた通
信メッセージ識別子とが一致することを判断し、一致し
た場合のみ該応答メッセージを適正な応答メッセージと
して認識することを特徴とする。
第1の計算機と複数台の第2の計算機とをネットワーク
で接続して構成するネットワーク計算機システムに於い
て、第1の計算機は、他の計算機と通信メッセージを送
受信するための通信メッセージ送受信手段と、送信すべ
き通信メッセージに対して該第1の計算機内で一意であ
る通信メッセージ識別子を生成する通信メッセージ識別
子生成手段と、送信先の計算機の動作を制御する動作制
御フラグを生成する動作制御フラグ生成手段と、上記通
信メッセージ識別子と上記動作制御フラグを含む通信メ
ッセージを作成する通信メッセージ作成手段とを備え、
第2の計算機は、他の計算機と通信メッセージを送受信
するための通信メッセージ送受信手段と、第1の計算機
から受信した通信メッセージ中の動作制御フラグに基づ
いて、該受信した通信メッセージへの応答としての通信
メッセージを、第1の計算機に対して送信するか否かを
判断する動作制御フラグ判定手段と、第1の計算機から
受信した通信メッセージへの応答として、該受信した通
信メッセージ中の通信メッセージ識別子を含む通信メッ
セージを作成する通信メッセージ作成手段とを備え、第
1の計算機では、複数の第2の計算機に対して、同じ要
求内容を表すメッセージと同じ通信メッセージ識別子と
送信先の第2の計算機ごとに生成した動作制御フラグと
を含む通信メッセージである要求メッセージを、それぞ
れ生成して送信し、各第2の計算機では、第1の計算機
から送信された要求メッセージを受信し、受信した要求
メッセージ中の動作制御フラグにより第1の計算機に対
して応答の通信メッセージである応答メッセージを送信
するか否かを判断し、送信すると判断した場合は、受信
した要求メッセージ中のメッセージ識別子を含む応答メ
ッセージを作成して第1の計算機に送信し、第1の計算
機では、第2の計算機から送信された応答メッセージを
受信し、該応答メッセージ中の通信メッセージ識別子と
先に第2の計算機に送信した要求メッセージに含めた通
信メッセージ識別子とが一致することを判断し、一致し
た場合のみ該応答メッセージを適正な応答メッセージと
して認識することを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1または2
において、さらに前記第1の計算機が、複数の第2の計
算機のそれぞれに対応して、その第2の計算機に障害が
発生しているか否かを示す生存フラグを記憶する生存フ
ラグ記憶手段と、複数の第2の計算機に送信した要求メ
ッセージに対して、第2の計算機から一定時間内に応答
がないことを検出するためのタイムアウト検出手段と、
該タイムアウト検出手段によって一定時間内に応答がな
いことを検出した場合、応答メッセージを送信すること
を指示する動作制御フラグを設定して要求メッセージを
送信した第2の計算機に対応する生存フラグを該計算機
に障害が発生していることを示す値に設定するととも
に、応答メッセージを送信しないことを指示する動作制
御フラグを設定して要求メッセージを送信した第2の計
算機の中から生存フラグが障害を発生していないことを
示す値に設定されている計算機を選択し、選択した第2
の計算機に、応答メッセージを送信することを指示する
動作制御フラグを設定した同じ要求メッセージを再度送
信する手段とを備えたことを特徴とする。
において、さらに前記第1の計算機が、複数の第2の計
算機のそれぞれに対応して、その第2の計算機に障害が
発生しているか否かを示す生存フラグを記憶する生存フ
ラグ記憶手段と、複数の第2の計算機に送信した要求メ
ッセージに対して、第2の計算機から一定時間内に応答
がないことを検出するためのタイムアウト検出手段と、
該タイムアウト検出手段によって一定時間内に応答がな
いことを検出した場合、応答メッセージを送信すること
を指示する動作制御フラグを設定して要求メッセージを
送信した第2の計算機に対応する生存フラグを該計算機
に障害が発生していることを示す値に設定するととも
に、応答メッセージを送信しないことを指示する動作制
御フラグを設定して要求メッセージを送信した第2の計
算機の中から生存フラグが障害を発生していないことを
示す値に設定されている計算機を選択し、選択した第2
の計算機に、応答メッセージを送信することを指示する
動作制御フラグを設定した同じ要求メッセージを再度送
信する手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項2におい
て、さらに前記第2の計算機が、受信した要求メッセー
ジに含まれている要求識別子と該要求メッセージに応じ
て処理した結果とを保存しておく保存手段と、該保存手
段への保存の後に同じ第1の計算機から再び要求メッセ
ージを受信した場合、該受信した要求メッセージに含ま
れている要求識別子と該保存手段に保存されている要求
識別子とを比較し、一致したときは、該受信した要求メ
ッセージ中の動作制御フラグが応答を指示する値である
ことを確認した後に該保存手段に保存してある処理結果
から応答メッセージを生成して第1の計算機に送信する
手段とを備えたことを特徴とする。
て、さらに前記第2の計算機が、受信した要求メッセー
ジに含まれている要求識別子と該要求メッセージに応じ
て処理した結果とを保存しておく保存手段と、該保存手
段への保存の後に同じ第1の計算機から再び要求メッセ
ージを受信した場合、該受信した要求メッセージに含ま
れている要求識別子と該保存手段に保存されている要求
識別子とを比較し、一致したときは、該受信した要求メ
ッセージ中の動作制御フラグが応答を指示する値である
ことを確認した後に該保存手段に保存してある処理結果
から応答メッセージを生成して第1の計算機に送信する
手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項4におい
て、前記保存手段に要求識別子と処理結果とを保存する
際、すでに同じ第1の計算機から受信した要求メッセー
ジの要求識別子と処理結果が登録されていた場合は、そ
の登録済みの要求識別子と通信メッセージの格納領域を
再利用して、新たに受信した要求メッセージの要求識別
子と該要求メッセージに応じた処理結果を保存すること
を特徴とする。
て、前記保存手段に要求識別子と処理結果とを保存する
際、すでに同じ第1の計算機から受信した要求メッセー
ジの要求識別子と処理結果が登録されていた場合は、そ
の登録済みの要求識別子と通信メッセージの格納領域を
再利用して、新たに受信した要求メッセージの要求識別
子と該要求メッセージに応じた処理結果を保存すること
を特徴とする。
【0015】請求項6に係る発明は、請求項1または2
において、さらに前記第1の計算機が、同じサービスを
提供する複数の第2の計算機を1つのグループとし、各
グループにグループ識別子を付して管理するグループ情
報管理手段と、該グループ情報管理手段により管理され
ているグループ識別子を用いて、指定されたグループに
属する複数の第2の計算機に要求メッセージを送信する
手段とを備えたことを特徴とする。
において、さらに前記第1の計算機が、同じサービスを
提供する複数の第2の計算機を1つのグループとし、各
グループにグループ識別子を付して管理するグループ情
報管理手段と、該グループ情報管理手段により管理され
ているグループ識別子を用いて、指定されたグループに
属する複数の第2の計算機に要求メッセージを送信する
手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項7に係る発明は、少なくとも1台の
クライアント計算機と複数台のサーバ計算機とをネット
ワークで接続して構成するネットワーク計算機システム
に於けるクライアント計算機であって、通信メッセージ
の送信先である複数のサーバ計算機のそれぞれに対応し
てそのサーバ計算機の動作を制御する動作制御フラグを
生成する動作制御フラグ生成手段と、送信先の複数のサ
ーバ計算機に、同じ要求内容を表すメッセージと各サー
バ計算機ごとに生成した動作制御フラグとを含む要求メ
ッセージを生成して、それぞれ送信する送信手段と、サ
ーバ計算機から送信された応答メッセージを受信する受
信手段とを備えたことを特徴とする。
クライアント計算機と複数台のサーバ計算機とをネット
ワークで接続して構成するネットワーク計算機システム
に於けるクライアント計算機であって、通信メッセージ
の送信先である複数のサーバ計算機のそれぞれに対応し
てそのサーバ計算機の動作を制御する動作制御フラグを
生成する動作制御フラグ生成手段と、送信先の複数のサ
ーバ計算機に、同じ要求内容を表すメッセージと各サー
バ計算機ごとに生成した動作制御フラグとを含む要求メ
ッセージを生成して、それぞれ送信する送信手段と、サ
ーバ計算機から送信された応答メッセージを受信する受
信手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項8に係る発明は、少なくとも1台の
クライアント計算機と複数台のサーバ計算機とをネット
ワークで接続して構成するネットワーク計算機システム
のクライアント計算機に於けるサーバアクセス方法であ
って、通信メッセージの送信先である複数のサーバ計算
機のそれぞれに対応してそのサーバ計算機の動作を制御
する動作制御フラグを生成する動作制御フラグ生成ステ
ップと、送信先の複数のサーバ計算機に、同じ要求内容
を表すメッセージと各サーバ計算機ごとに生成した動作
制御フラグとを含む要求メッセージを生成して、それぞ
れ送信する送信ステップと、サーバ計算機から送信され
た応答メッセージを受信する受信ステップとを備えたこ
とを特徴とする。
クライアント計算機と複数台のサーバ計算機とをネット
ワークで接続して構成するネットワーク計算機システム
のクライアント計算機に於けるサーバアクセス方法であ
って、通信メッセージの送信先である複数のサーバ計算
機のそれぞれに対応してそのサーバ計算機の動作を制御
する動作制御フラグを生成する動作制御フラグ生成ステ
ップと、送信先の複数のサーバ計算機に、同じ要求内容
を表すメッセージと各サーバ計算機ごとに生成した動作
制御フラグとを含む要求メッセージを生成して、それぞ
れ送信する送信ステップと、サーバ計算機から送信され
た応答メッセージを受信する受信ステップとを備えたこ
とを特徴とする。
【0018】請求項9に係る発明は、少なくとも1台の
クライアント計算機と複数台のサーバ計算機とをネット
ワークで接続して構成するネットワーク計算機システム
に於けるサーバ計算機であって、上記クライアント計算
機から送信された要求メッセージを受信する受信手段
と、受信した要求メッセージ中の要求内容に応じた処理
を実行する要求処理手段と、受信した要求メッセージ中
の動作制御フラグに基づいて、上記要求処理手段の処理
結果を含む応答メッセージを生成し上記クライアント計
算機に送信するか否かを判定する動作制御フラグ判定手
段と、該動作制御フラグ判定手段により応答メッセージ
を生成して送信すると判定した場合に、応答メッセージ
を生成して上記クライアント計算機に送信する送信手段
とを備えたことを特徴とする。
クライアント計算機と複数台のサーバ計算機とをネット
ワークで接続して構成するネットワーク計算機システム
に於けるサーバ計算機であって、上記クライアント計算
機から送信された要求メッセージを受信する受信手段
と、受信した要求メッセージ中の要求内容に応じた処理
を実行する要求処理手段と、受信した要求メッセージ中
の動作制御フラグに基づいて、上記要求処理手段の処理
結果を含む応答メッセージを生成し上記クライアント計
算機に送信するか否かを判定する動作制御フラグ判定手
段と、該動作制御フラグ判定手段により応答メッセージ
を生成して送信すると判定した場合に、応答メッセージ
を生成して上記クライアント計算機に送信する送信手段
とを備えたことを特徴とする。
【0019】請求項10に係る発明は、少なくとも1台
のクライアント計算機と複数台のサーバ計算機とをネッ
トワークで接続して構成するネットワーク計算機システ
ムのサーバ計算機に於けるクライアントからの要求を処
理する方法であって、上記クライアント計算機から送信
された要求メッセージを受信する受信ステップと、受信
した要求メッセージ中の要求内容に応じた処理を実行す
る要求処理ステップと、受信した要求メッセージ中の動
作制御フラグに基づいて、上記要求処理手段の処理結果
を含む応答メッセージを生成し上記クライアント計算機
に送信するか否かを判定する動作制御フラグ判定ステッ
プと、該動作制御フラグ判定手段により応答メッセージ
を生成して送信すると判定した場合に、応答メッセージ
を生成して上記クライアント計算機に送信する送信ステ
ップとを備えたことを特徴とする。
のクライアント計算機と複数台のサーバ計算機とをネッ
トワークで接続して構成するネットワーク計算機システ
ムのサーバ計算機に於けるクライアントからの要求を処
理する方法であって、上記クライアント計算機から送信
された要求メッセージを受信する受信ステップと、受信
した要求メッセージ中の要求内容に応じた処理を実行す
る要求処理ステップと、受信した要求メッセージ中の動
作制御フラグに基づいて、上記要求処理手段の処理結果
を含む応答メッセージを生成し上記クライアント計算機
に送信するか否かを判定する動作制御フラグ判定ステッ
プと、該動作制御フラグ判定手段により応答メッセージ
を生成して送信すると判定した場合に、応答メッセージ
を生成して上記クライアント計算機に送信する送信ステ
ップとを備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0021】図1は、本発明の実施の形態を示すネット
ワーク計算機システムのブロック図である。
ワーク計算機システムのブロック図である。
【0022】本図に於いて、ネットワーク計算機システ
ム100は、ネットワーク116を介して接続された複
数の計算機101(1〜N)から構成される。ネットワ
ーク116は、計算機間でデータを交換するための通信
メッセージ501,601(図5及び図6で後述)の伝
送路である。計算機101は、クライアント計算機とサ
ーバ計算機の2種類に分類される。101(1)にクラ
イアント計算機の構成を示し、101(2)にサーバ計
算機の構成を示す。クライアント計算機101(1)
は、データベースの検索や更新等の処理を他の計算機に
通信メッセージによって要求し、処理結果を通信メッセ
ージで受信する計算機である。サーバ計算機101
(2)は、該クライアント計算機からの要求メッセージ
を受信し、要求された処理、例えばデータベースの検索
や更新等を自計算機で実行し、処理結果をクライアント
計算機に応答メッセージで送信する計算機である。
ム100は、ネットワーク116を介して接続された複
数の計算機101(1〜N)から構成される。ネットワ
ーク116は、計算機間でデータを交換するための通信
メッセージ501,601(図5及び図6で後述)の伝
送路である。計算機101は、クライアント計算機とサ
ーバ計算機の2種類に分類される。101(1)にクラ
イアント計算機の構成を示し、101(2)にサーバ計
算機の構成を示す。クライアント計算機101(1)
は、データベースの検索や更新等の処理を他の計算機に
通信メッセージによって要求し、処理結果を通信メッセ
ージで受信する計算機である。サーバ計算機101
(2)は、該クライアント計算機からの要求メッセージ
を受信し、要求された処理、例えばデータベースの検索
や更新等を自計算機で実行し、処理結果をクライアント
計算機に応答メッセージで送信する計算機である。
【0023】ネットワーク116に接続されるクライア
ント計算機101(1)とサーバ計算機101(2)の
台数は何れも任意であるが、本システムはクライアント
計算機からマルチキャストで複数のサーバ計算機に要求
メッセージを送信するので、サーバ計算機は少なくとも
2台以上用意されている。また、クライアント計算機と
サーバ計算機は同一計算機でも構わない。
ント計算機101(1)とサーバ計算機101(2)の
台数は何れも任意であるが、本システムはクライアント
計算機からマルチキャストで複数のサーバ計算機に要求
メッセージを送信するので、サーバ計算機は少なくとも
2台以上用意されている。また、クライアント計算機と
サーバ計算機は同一計算機でも構わない。
【0024】計算機101(1〜N)は、プログラム命
令列を実行するプロセッサ110(1〜N)、プログラム
命令列やデータを格納するための磁気ディスク等の補助
記憶装置109(1〜N)、メインメモリ102(1〜
N)、ネットワーク116に通信メッセージを送受信す
るためのネットワークインタフェース111(1〜
N)、CD等の記録媒体に格納されたプログラム命令列
やデータを読み出すためのCDドライブ117(1〜
N)、及び計算機の各ブロック間のデータ伝送路である
システム・バス108(1〜N)から構成される。
令列を実行するプロセッサ110(1〜N)、プログラム
命令列やデータを格納するための磁気ディスク等の補助
記憶装置109(1〜N)、メインメモリ102(1〜
N)、ネットワーク116に通信メッセージを送受信す
るためのネットワークインタフェース111(1〜
N)、CD等の記録媒体に格納されたプログラム命令列
やデータを読み出すためのCDドライブ117(1〜
N)、及び計算機の各ブロック間のデータ伝送路である
システム・バス108(1〜N)から構成される。
【0025】クライアント計算機101(1)上のメイ
ンメモリ102(1)には、要求メッセージをサーバ計
算機に送信しサーバ計算機からの応答メッセージを受信
するためのメッセージ送受信手続きを格納した領域10
3、サーバ計算機が応答メッセージを送信するか否かを
示す応答フラグを格納するための応答フラグ情報格納領
域104、要求メッセージに対して一意な識別子である
要求識別子を格納するための領域105(1)、要求メ
ッセージの送信先計算機のネットワークアドレスを管理
するサーバグループ情報を格納するための領域106、
及び自計算機のネットワークアドレスを格納した自計算
機アドレス格納領域107(1)が設けられている。
ンメモリ102(1)には、要求メッセージをサーバ計
算機に送信しサーバ計算機からの応答メッセージを受信
するためのメッセージ送受信手続きを格納した領域10
3、サーバ計算機が応答メッセージを送信するか否かを
示す応答フラグを格納するための応答フラグ情報格納領
域104、要求メッセージに対して一意な識別子である
要求識別子を格納するための領域105(1)、要求メ
ッセージの送信先計算機のネットワークアドレスを管理
するサーバグループ情報を格納するための領域106、
及び自計算機のネットワークアドレスを格納した自計算
機アドレス格納領域107(1)が設けられている。
【0026】サーバ計算機101(2)上のメインメモ
リ102(2)には、要求メッセージをクライアント計
算機から受信するためのメッセージ受信手続きを格納し
た領域113、応答メッセージをクライアント計算機に
送信するためのメッセージ送信手続きを格納した領域1
12、応答メッセージを送信するか否かを示す応答フラ
グを格納するための領域114、要求メッセージに対し
て一意な識別子である要求識別子を格納するための領域
105(2)、応答メッセージをクライアントに送信せ
ずに自計算機に保存するための応答メッセージ管理情報
を格納するための領域115、及び自計算機のネットワ
ークアドレスを格納した自計算機アドレス107(2)
が設けられている。
リ102(2)には、要求メッセージをクライアント計
算機から受信するためのメッセージ受信手続きを格納し
た領域113、応答メッセージをクライアント計算機に
送信するためのメッセージ送信手続きを格納した領域1
12、応答メッセージを送信するか否かを示す応答フラ
グを格納するための領域114、要求メッセージに対し
て一意な識別子である要求識別子を格納するための領域
105(2)、応答メッセージをクライアントに送信せ
ずに自計算機に保存するための応答メッセージ管理情報
を格納するための領域115、及び自計算機のネットワ
ークアドレスを格納した自計算機アドレス107(2)
が設けられている。
【0027】なお、以下では各種の情報を格納する領域
と該領域に格納する情報とを同じ番号で表すものとす
る。例えば、106は、サーバグループ情報を格納する
領域を表すとともに、該領域に格納する情報であるサー
バグループ情報そのものをも表すものとする。
と該領域に格納する情報とを同じ番号で表すものとす
る。例えば、106は、サーバグループ情報を格納する
領域を表すとともに、該領域に格納する情報であるサー
バグループ情報そのものをも表すものとする。
【0028】図2は、図1のシステムに於けるサーバグ
ループ情報106の構成例を示す。サーバグループ情報
106は、サーバ計算機が提供するサービスを管理する
サービス情報206と、同じサービスを提供している複
数の計算機のネットワークアドレスを管理するためのサ
ービス提供計算機情報207とから構成される。
ループ情報106の構成例を示す。サーバグループ情報
106は、サーバ計算機が提供するサービスを管理する
サービス情報206と、同じサービスを提供している複
数の計算機のネットワークアドレスを管理するためのサ
ービス提供計算機情報207とから構成される。
【0029】サービス情報206は、同じサービスを提
供する複数のサーバ計算機をひとつにまとめるためのサ
ーバグループ識別子201と、サービス提供計算機情報
207の表中の一行に対応するリンク202とから構成
される。リンク202には、次に説明するサービス提供
計算機情報207のインデックス203の情報が設定さ
れている。サービス提供計算機情報207は、表中の各
行に一意な識別子であるインデックス203と、サーバ
計算機のネットワークアドレスであるサーバアドレス2
04と、複数のサーバ計算機に対応するためのリスト構
造を作るために使用するリンク205とから構成され
る。リスト構造の末尾に位置するエントリのリンク20
5には、該エントリがリスト構造の末尾であることを示
すために、特別な識別子ENDが格納される。
供する複数のサーバ計算機をひとつにまとめるためのサ
ーバグループ識別子201と、サービス提供計算機情報
207の表中の一行に対応するリンク202とから構成
される。リンク202には、次に説明するサービス提供
計算機情報207のインデックス203の情報が設定さ
れている。サービス提供計算機情報207は、表中の各
行に一意な識別子であるインデックス203と、サーバ
計算機のネットワークアドレスであるサーバアドレス2
04と、複数のサーバ計算機に対応するためのリスト構
造を作るために使用するリンク205とから構成され
る。リスト構造の末尾に位置するエントリのリンク20
5には、該エントリがリスト構造の末尾であることを示
すために、特別な識別子ENDが格納される。
【0030】図2に於いて、例えばサーバグループ識別
子201が「12」のサービスを提供するサーバのアド
レスを取得したいときには、まずサービス情報206の
サーバグループ識別子201の欄から「12」を探し、
対応するリンク206の値「1」を得る。次に、サービ
ス提供計算機情報207を参照して、該リンク206に
対応するインデックス203を持つエントリを探す。図
2では、インデックス203が「1」であるエントリの
サーバアドレス204が「133.144.95.14
5」であるので、これが求めるサーバの1つであること
が判る。さらに、そのエントリのリンク205が「1
2」であるので、インデックス203が「12」である
エントリを探す。インデックス203が「12」である
エントリのサーバアドレス204は「133.144.
95.146」であるので、これも求めるサーバの1つ
であることが判る。さらに、そのエントリのリンク20
5が「END」であるので、このエントリがリスト構造の
末尾であることが判る。
子201が「12」のサービスを提供するサーバのアド
レスを取得したいときには、まずサービス情報206の
サーバグループ識別子201の欄から「12」を探し、
対応するリンク206の値「1」を得る。次に、サービ
ス提供計算機情報207を参照して、該リンク206に
対応するインデックス203を持つエントリを探す。図
2では、インデックス203が「1」であるエントリの
サーバアドレス204が「133.144.95.14
5」であるので、これが求めるサーバの1つであること
が判る。さらに、そのエントリのリンク205が「1
2」であるので、インデックス203が「12」である
エントリを探す。インデックス203が「12」である
エントリのサーバアドレス204は「133.144.
95.146」であるので、これも求めるサーバの1つ
であることが判る。さらに、そのエントリのリンク20
5が「END」であるので、このエントリがリスト構造の
末尾であることが判る。
【0031】図3は、図1のシステムに於ける応答フラ
グ情報104の構成例を示す。応答フラグ情報114
は、サーバ計算機のネットワークアドレスを格納するサ
ーバアドレス301と、該サーバアドレスを持つサーバ
計算機に対する要求メッセージに設定する応答フラグの
値を格納する応答フラグ302と、該サーバアドレスを
持つサーバ計算機に障害が発生しているかどうかを示す
生存フラグ303とから構成される。応答フラグ302
には、初期値として、応答を要求するサーバには「ye
s」が、応答を要求しないサーバには「no」が、それぞ
れ設定されている。生存フラグ303の初期値はすべて
「yes」(何れのサーバでも障害は発生していないこと
を示す)とする。サーバの障害が検出されたとき、その
サーバに対応する生存フラグ303が「no」にされる。
グ情報104の構成例を示す。応答フラグ情報114
は、サーバ計算機のネットワークアドレスを格納するサ
ーバアドレス301と、該サーバアドレスを持つサーバ
計算機に対する要求メッセージに設定する応答フラグの
値を格納する応答フラグ302と、該サーバアドレスを
持つサーバ計算機に障害が発生しているかどうかを示す
生存フラグ303とから構成される。応答フラグ302
には、初期値として、応答を要求するサーバには「ye
s」が、応答を要求しないサーバには「no」が、それぞ
れ設定されている。生存フラグ303の初期値はすべて
「yes」(何れのサーバでも障害は発生していないこと
を示す)とする。サーバの障害が検出されたとき、その
サーバに対応する生存フラグ303が「no」にされる。
【0032】図4は、図1のシステムに於ける応答メッ
セージ管理情報115の構成例を示す。応答メッセージ
管理情報115は、クライアント計算機のネットワーク
アドレスを格納するクライアントアドレス401と、該
クライアントアドレスを持つクライアント計算機からの
要求メッセージに含まれている要求識別子402と、該
クライアントアドレスを持つ計算機からの要求メッセー
ジの処理結果を格納する処理結果メッセージ403とか
ら構成される。応答メッセージ管理情報115の各欄4
01〜403は始めは空白であり、任意のクライアント
から要求メッセージが送られてきたとき、そのクライア
ントアドレスと要求識別子とその要求に対応する処理結
果メッセージをこれらの欄401〜403に格納するも
のである。
セージ管理情報115の構成例を示す。応答メッセージ
管理情報115は、クライアント計算機のネットワーク
アドレスを格納するクライアントアドレス401と、該
クライアントアドレスを持つクライアント計算機からの
要求メッセージに含まれている要求識別子402と、該
クライアントアドレスを持つ計算機からの要求メッセー
ジの処理結果を格納する処理結果メッセージ403とか
ら構成される。応答メッセージ管理情報115の各欄4
01〜403は始めは空白であり、任意のクライアント
から要求メッセージが送られてきたとき、そのクライア
ントアドレスと要求識別子とその要求に対応する処理結
果メッセージをこれらの欄401〜403に格納するも
のである。
【0033】図5は、図1のシステムにおける要求メッ
セージの構成例を示す。クライアント計算機が送信する
要求メッセージ501は、送信先計算機のネットワーク
アドレスである送信先アドレス502、送信元計算機の
ネットワークアドレスである送信元アドレス503、要
求メッセージの内容であるメッセージ504、クライア
ント計算機から送信するこの要求メッセージに対して一
意になるように割り付けた要求識別子505、及びこの
要求メッセージを受信したサーバ計算機がクライアント
計算機に応答メッセージを送信するか否かを示す応答フ
ラグ506から構成される。
セージの構成例を示す。クライアント計算機が送信する
要求メッセージ501は、送信先計算機のネットワーク
アドレスである送信先アドレス502、送信元計算機の
ネットワークアドレスである送信元アドレス503、要
求メッセージの内容であるメッセージ504、クライア
ント計算機から送信するこの要求メッセージに対して一
意になるように割り付けた要求識別子505、及びこの
要求メッセージを受信したサーバ計算機がクライアント
計算機に応答メッセージを送信するか否かを示す応答フ
ラグ506から構成される。
【0034】図6は、図1のシステムにおける応答メッ
セージの構成例を示す。サーバ計算機が送信する応答メ
ッセージ601は、送信先計算機のネットワークアドレ
スである送信先アドレス602、送信元計算機のネット
ワークアドレスである送信元アドレス603、応答メッ
セージの内容であるメッセージ604、及びサーバ計算
機がクライアント計算機から受信した要求メッセージ中
の要求識別子505と同じ識別子を設定する要求識別子
605から構成される。
セージの構成例を示す。サーバ計算機が送信する応答メ
ッセージ601は、送信先計算機のネットワークアドレ
スである送信先アドレス602、送信元計算機のネット
ワークアドレスである送信元アドレス603、応答メッ
セージの内容であるメッセージ604、及びサーバ計算
機がクライアント計算機から受信した要求メッセージ中
の要求識別子505と同じ識別子を設定する要求識別子
605から構成される。
【0035】図7は、本システムの通常動作時に於ける
クライアント計算機及びサーバ計算機のメッセージ送受
信動作の一例を示すタイミングチャートである。
クライアント計算機及びサーバ計算機のメッセージ送受
信動作の一例を示すタイミングチャートである。
【0036】タイミング701では、クライアント計算
機1(図1の101(1)に対応)は、サーバ計算機に送
信する要求メッセージ毎に一意な識別子である要求識別
子105(1)を生成した後(ここでは「123」を生成
したとする)、生成した要求識別子「123」を付加し
た要求メッセージ501を、サーバ計算機2(図1の1
01(2)に対応)及びサーバ計算機3(図1の101
(3)に対応)に対して送信する。その際、要求メッセー
ジに対して応答メッセージを送信するかどうかを示す応
答フラグは、応答フラグ情報114に基づいて、サーバ
計算機2への要求メッセージの応答フラグには「1」
を、サーバ計算機3への要求メッセージの応答フラグに
は「0」を、それぞれ設定する。
機1(図1の101(1)に対応)は、サーバ計算機に送
信する要求メッセージ毎に一意な識別子である要求識別
子105(1)を生成した後(ここでは「123」を生成
したとする)、生成した要求識別子「123」を付加し
た要求メッセージ501を、サーバ計算機2(図1の1
01(2)に対応)及びサーバ計算機3(図1の101
(3)に対応)に対して送信する。その際、要求メッセー
ジに対して応答メッセージを送信するかどうかを示す応
答フラグは、応答フラグ情報114に基づいて、サーバ
計算機2への要求メッセージの応答フラグには「1」
を、サーバ計算機3への要求メッセージの応答フラグに
は「0」を、それぞれ設定する。
【0037】タイミング703では、サーバ計算機2が
クライアント計算機1から送信された要求メッセージを
受信し、要求メッセージ中の応答フラグ506及び要求
識別子505の値を、応答フラグ格納領域114(2)及
び要求識別子格納領域105(2)に格納する。その後、
サーバ計算機2は要求メッセージの要求に応じた処理を
実行する。
クライアント計算機1から送信された要求メッセージを
受信し、要求メッセージ中の応答フラグ506及び要求
識別子505の値を、応答フラグ格納領域114(2)及
び要求識別子格納領域105(2)に格納する。その後、
サーバ計算機2は要求メッセージの要求に応じた処理を
実行する。
【0038】一方、タイミング705では、サーバ計算
機3がクライアント計算機1から送信された要求メッセ
ージを受信し、要求メッセージ中の応答フラグ506及
び要求識別子505の値を、応答フラグ格納領域114
(3)及び要求識別子格納領域105(3)に格納する。そ
の後、サーバ計算機3は要求メッセージの要求に応じた
処理を実行する。
機3がクライアント計算機1から送信された要求メッセ
ージを受信し、要求メッセージ中の応答フラグ506及
び要求識別子505の値を、応答フラグ格納領域114
(3)及び要求識別子格納領域105(3)に格納する。そ
の後、サーバ計算機3は要求メッセージの要求に応じた
処理を実行する。
【0039】タイミング704では、サーバ計算機2が
クライアント計算機からの処理要求を完了し、このとき
応答フラグ格納領域114(2)の値が「1」であるた
め、クライアント計算機1に対して応答メッセージ60
1を送信する。その際、応答メッセージ601の要求識
別子605には、要求識別子格納領域105(2)の値が
使用される。
クライアント計算機からの処理要求を完了し、このとき
応答フラグ格納領域114(2)の値が「1」であるた
め、クライアント計算機1に対して応答メッセージ60
1を送信する。その際、応答メッセージ601の要求識
別子605には、要求識別子格納領域105(2)の値が
使用される。
【0040】タイミング706では、サーバ計算機3が
クライアント計算機1からの処理要求を完了し、このと
き応答フラグ格納領域114(3)の値が「0」であるた
め、クライアント計算機1に対して応答メッセージ60
1を送信せず、応答メッセージ管理情報115に処理結
果を格納する。
クライアント計算機1からの処理要求を完了し、このと
き応答フラグ格納領域114(3)の値が「0」であるた
め、クライアント計算機1に対して応答メッセージ60
1を送信せず、応答メッセージ管理情報115に処理結
果を格納する。
【0041】タイミング702では、クライアント計算
機1は、サーバ計算機2の送信した応答メッセージを受
信する。
機1は、サーバ計算機2の送信した応答メッセージを受
信する。
【0042】図8は、本システムの障害発生時に於ける
クライアント計算機及びサーバ計算機のメッセージ送受
信動作の一例を示すタイミングチャートである。タイミ
ング701、タイミング703、タイミング705、及
びタイミング706の動作は、上述の通常時に於ける動
作と同様であるので説明を省略する。
クライアント計算機及びサーバ計算機のメッセージ送受
信動作の一例を示すタイミングチャートである。タイミ
ング701、タイミング703、タイミング705、及
びタイミング706の動作は、上述の通常時に於ける動
作と同様であるので説明を省略する。
【0043】タイミング803では、サーバ計算機2
が、ハードウェアやOS等の障害発生によって、要求メッ
セージを受信したが、応答メッセージを送信できない状
態にある。そのため、タイミング801で、クライアン
ト計算機1が、一定の時間内にサーバ計算機2から応答
メッセージが到着していないことをタイマーによって検
出する。この場合、クライアント計算機1は、サーバ計
算機3に応答フラグを「1」に設定した要求メッセージ
を再度送信する。
が、ハードウェアやOS等の障害発生によって、要求メッ
セージを受信したが、応答メッセージを送信できない状
態にある。そのため、タイミング801で、クライアン
ト計算機1が、一定の時間内にサーバ計算機2から応答
メッセージが到着していないことをタイマーによって検
出する。この場合、クライアント計算機1は、サーバ計
算機3に応答フラグを「1」に設定した要求メッセージ
を再度送信する。
【0044】タイミング804では、サーバ計算機3
が、受信した要求メッセージ501の要求識別子505
に基づいて、応答メッセージ管理情報115に当該要求
識別子に一致する応答メッセージが存在するかどうかを
調べる。ここでは、一回目の要求メッセージの処理結果
が応答メッセージ管理情報115に保存してあるため、
再度当該要求メッセージに応じた処理を実行することな
く、保存してある情報から応答メッセージ601を作成
しクライアント計算機1に送信する。タイミング802
で、クライアント計算機1は、サーバ計算機3からの応
答メッセージ601を受信する。
が、受信した要求メッセージ501の要求識別子505
に基づいて、応答メッセージ管理情報115に当該要求
識別子に一致する応答メッセージが存在するかどうかを
調べる。ここでは、一回目の要求メッセージの処理結果
が応答メッセージ管理情報115に保存してあるため、
再度当該要求メッセージに応じた処理を実行することな
く、保存してある情報から応答メッセージ601を作成
しクライアント計算機1に送信する。タイミング802
で、クライアント計算機1は、サーバ計算機3からの応
答メッセージ601を受信する。
【0045】図9は、本システムに於けるクライアント
計算機のメッセージ送受信手続き(図1の103)の流
れを示すPAD図である。
計算機のメッセージ送受信手続き(図1の103)の流
れを示すPAD図である。
【0046】メッセージ送受信手続き900では、同一
のサービスを提供する複数のサーバ計算機を一つにまと
めたサーバグループを特定するサーバグループ識別子gi
dと、送信メッセージを格納した送信メッセージバッフ
ァrequestと、受信メッセージを格納するための受信メ
ッセージバッファreplyとを引数とする。ここで、受信
メッセージを格納するためのバッファを、送信メッセー
ジのバッファで代用してもよい。
のサービスを提供する複数のサーバ計算機を一つにまと
めたサーバグループを特定するサーバグループ識別子gi
dと、送信メッセージを格納した送信メッセージバッフ
ァrequestと、受信メッセージを格納するための受信メ
ッセージバッファreplyとを引数とする。ここで、受信
メッセージを格納するためのバッファを、送信メッセー
ジのバッファで代用してもよい。
【0047】まず、ステップ901では、サーバグルー
プ識別子gidを基にして、サーバグループ情報106
(図2)から複数のサーバアドレスを得る。ステップ9
02では、クライアント計算機内で、要求メッセージに
対して一意な識別子である要求識別子を生成する。例え
ば、要求識別子に整数を使用し、要求メッセージを送信
する毎に一ずつ増加させればよい。生成した要求識別子
をreqidとする。
プ識別子gidを基にして、サーバグループ情報106
(図2)から複数のサーバアドレスを得る。ステップ9
02では、クライアント計算機内で、要求メッセージに
対して一意な識別子である要求識別子を生成する。例え
ば、要求識別子に整数を使用し、要求メッセージを送信
する毎に一ずつ増加させればよい。生成した要求識別子
をreqidとする。
【0048】ステップ903では、ステップ901で得
た複数のサーバアドレスの各々に対して、ステップ90
4及びステップ905を実行する。ステップ904で
は、サーバアドレスを基にして、応答フラグ情報114
(図3)から応答フラグ及び生存フラグの値を得る。生
存フラグは、サーバアドレスに対応する計算機で障害が
発生しているかどうかを示す。ステップ905では、ス
テップ904で得た生存フラグがyesかどうかを判断
し、yesの(障害が発生していない)場合には、ステッ
プ906を実行する。ステップ906では、サーバアド
レス、自計算機アドレス107(1)、送信メッセージre
quest、要求識別子reqid、及びステップ904で得た応
答フラグから要求メッセージ501を作成して送信す
る。
た複数のサーバアドレスの各々に対して、ステップ90
4及びステップ905を実行する。ステップ904で
は、サーバアドレスを基にして、応答フラグ情報114
(図3)から応答フラグ及び生存フラグの値を得る。生
存フラグは、サーバアドレスに対応する計算機で障害が
発生しているかどうかを示す。ステップ905では、ス
テップ904で得た生存フラグがyesかどうかを判断
し、yesの(障害が発生していない)場合には、ステッ
プ906を実行する。ステップ906では、サーバアド
レス、自計算機アドレス107(1)、送信メッセージre
quest、要求識別子reqid、及びステップ904で得た応
答フラグから要求メッセージ501を作成して送信す
る。
【0049】ラベル907は、ラベルloopを示す。ステ
ップ908では、一定時間サーバ計算機から応答メッセ
ージが到着しないことを検出するためのタイマーをスタ
ートする。タイマーは、当該一定時間が経過した後にタ
イマー割り込みを発生する。ステップ909では、サー
バから応答メッセージが到着するまで待つ。応答メッセ
ージが到着しない場合には、ステップ908でスタート
したタイマーが一定時間経過した後、タイマー割り込み
を発生するので、タイマ割り込みが発生したことを示す
リターン値で待ち状態からリターンしてくることにな
り、ステップ909から次のステップ910に進むこと
ができる。ステップ909で、サーバから応答メッセー
ジを受信した場合には、当該応答メッセージ中のメッセ
ージ604と要求識別子605を取り出す。ステップ9
10では、ステップ908でスタートしたタイマーを停
止する。
ップ908では、一定時間サーバ計算機から応答メッセ
ージが到着しないことを検出するためのタイマーをスタ
ートする。タイマーは、当該一定時間が経過した後にタ
イマー割り込みを発生する。ステップ909では、サー
バから応答メッセージが到着するまで待つ。応答メッセ
ージが到着しない場合には、ステップ908でスタート
したタイマーが一定時間経過した後、タイマー割り込み
を発生するので、タイマ割り込みが発生したことを示す
リターン値で待ち状態からリターンしてくることにな
り、ステップ909から次のステップ910に進むこと
ができる。ステップ909で、サーバから応答メッセー
ジを受信した場合には、当該応答メッセージ中のメッセ
ージ604と要求識別子605を取り出す。ステップ9
10では、ステップ908でスタートしたタイマーを停
止する。
【0050】ステップ911では、ステップ909で応
答メッセージを受信したのか、あるいはタイマー割り込
みが発生したのかを判断する。タイマー割り込みが発生
した場合には、ステップ912とステップ913を実行
する。応答メッセージを受信した場合には、ステップ9
14を実行する。
答メッセージを受信したのか、あるいはタイマー割り込
みが発生したのかを判断する。タイマー割り込みが発生
した場合には、ステップ912とステップ913を実行
する。応答メッセージを受信した場合には、ステップ9
14を実行する。
【0051】ステップ912では3つの処理(処理1〜
3と呼ぶ)を実行する。まず、処理1では、一定時間経
過してもサーバ計算機からの応答メッセージを受信でき
なかったので、サーバ計算機に何らかの障害が発生して
いると判断し、応答フラグ情報114の当該サーバ計算
機に対応する生存フラグ303の値を障害が発生してい
ることを示すnoに設定する。ステップ912の処理2で
は、ステップ906で要求メッセージを送信した複数の
サーバ計算機のうち、応答フラグをnoに設定して送信し
たサーバ計算機を選択する。選択したサーバ計算機に対
応する応答フラグ情報114の応答フラグ302を応答
メッセージが必要なことを示すyesに設定する。ステッ
プ912の処理3では、処理2で選択したサーバ計算機
に対して、サーバアドレス、自計算機アドレス107
(1)、送信メッセージrequest、要求識別子reqid、及び
応答フラグyesから要求メッセージ501を作成して送
信する。ステップ913では、ラベル907の次の処理
ステップ908に処理の制御を移す。
3と呼ぶ)を実行する。まず、処理1では、一定時間経
過してもサーバ計算機からの応答メッセージを受信でき
なかったので、サーバ計算機に何らかの障害が発生して
いると判断し、応答フラグ情報114の当該サーバ計算
機に対応する生存フラグ303の値を障害が発生してい
ることを示すnoに設定する。ステップ912の処理2で
は、ステップ906で要求メッセージを送信した複数の
サーバ計算機のうち、応答フラグをnoに設定して送信し
たサーバ計算機を選択する。選択したサーバ計算機に対
応する応答フラグ情報114の応答フラグ302を応答
メッセージが必要なことを示すyesに設定する。ステッ
プ912の処理3では、処理2で選択したサーバ計算機
に対して、サーバアドレス、自計算機アドレス107
(1)、送信メッセージrequest、要求識別子reqid、及び
応答フラグyesから要求メッセージ501を作成して送
信する。ステップ913では、ラベル907の次の処理
ステップ908に処理の制御を移す。
【0052】ステップ914では、到着した応答メッセ
ージの要求識別子reqid2と、要求識別子reqidが等しい
かどうかを判断する。等しくない場合には、ステップ9
15とステップ916を実行する。等しい場合には、ス
テップ917を実行する。ステップ915では、当該応
答メッセージを捨てる。ステップ916では、ラベル9
07の次の処理ステップ908に処理の制御を移す。ス
テップ917では、応答メッセージ中のメッセージを受
信メッセージバッファreplyに格納し、ステップ918
で、このメッセージ送受信手続きを呼び出した手続きに
戻る。
ージの要求識別子reqid2と、要求識別子reqidが等しい
かどうかを判断する。等しくない場合には、ステップ9
15とステップ916を実行する。等しい場合には、ス
テップ917を実行する。ステップ915では、当該応
答メッセージを捨てる。ステップ916では、ラベル9
07の次の処理ステップ908に処理の制御を移す。ス
テップ917では、応答メッセージ中のメッセージを受
信メッセージバッファreplyに格納し、ステップ918
で、このメッセージ送受信手続きを呼び出した手続きに
戻る。
【0053】図10は、本システムに於けるサーバ計算
機のメッセージ受信手続き(図1の113)の流れを示
すPAD図である。なお、クライアント計算機では図9に
示したように送信と受信の手続きをまとめて図示した
が、サーバ計算機では送信手続きと受信手続きとを分け
ている。受信を行ないたいときは図9の手続きを実行
し、送信を行ないたいときは次の図10の手続きを実行
する。
機のメッセージ受信手続き(図1の113)の流れを示
すPAD図である。なお、クライアント計算機では図9に
示したように送信と受信の手続きをまとめて図示した
が、サーバ計算機では送信手続きと受信手続きとを分け
ている。受信を行ないたいときは図9の手続きを実行
し、送信を行ないたいときは次の図10の手続きを実行
する。
【0054】メッセージ受信手続き1000は、送信元
のクライアント計算機のアドレスを格納するためのアド
レスバッファclient、及び要求メッセージ501のメッ
セージ504を格納するための受信メッセージバッファ
requestを引数とする。
のクライアント計算機のアドレスを格納するためのアド
レスバッファclient、及び要求メッセージ501のメッ
セージ504を格納するための受信メッセージバッファ
requestを引数とする。
【0055】ラベル1001は、ラベルloopを示す。ま
ず、ステップ1002では、クライアント計算機から要
求メッセージが到着するまで待ち、到着した要求メッセ
ージ501から送信元アドレス503、メッセージ50
4、要求識別子505、及び応答フラグ506を取り出
す。
ず、ステップ1002では、クライアント計算機から要
求メッセージが到着するまで待ち、到着した要求メッセ
ージ501から送信元アドレス503、メッセージ50
4、要求識別子505、及び応答フラグ506を取り出
す。
【0056】次にステップ1003では、ステップ10
02で得た送信元アドレス(クライアントアドレス)及
び要求識別子を基にして、応答メッセージ管理情報11
5中に当該要求に対応する処理結果メッセージ403が
登録されているかどうかを調べる。
02で得た送信元アドレス(クライアントアドレス)及
び要求識別子を基にして、応答メッセージ管理情報11
5中に当該要求に対応する処理結果メッセージ403が
登録されているかどうかを調べる。
【0057】ステップ1004では、ステップ1003
で調べた結果、処理結果メッセージが存在するかどうか
を判断する。存在する場合には、ステップ1005とス
テップ1006を実行する。存在しない場合には、ステ
ップ1007を実行する。ステップ1005では、ステ
ップ1003で得た送信元アドレスと要求識別子、自計
算機アドレス107(2)、及び応答メッセージ管理情報
115中に格納されていた処理結果メッセージから、応
答メッセージを作成して、当該要求発行元のクライアン
ト計算機に送信する。ステップ1006では、ラベル1
001の次の処理ステップ1002に処理の制御を移
す。
で調べた結果、処理結果メッセージが存在するかどうか
を判断する。存在する場合には、ステップ1005とス
テップ1006を実行する。存在しない場合には、ステ
ップ1007を実行する。ステップ1005では、ステ
ップ1003で得た送信元アドレスと要求識別子、自計
算機アドレス107(2)、及び応答メッセージ管理情報
115中に格納されていた処理結果メッセージから、応
答メッセージを作成して、当該要求発行元のクライアン
ト計算機に送信する。ステップ1006では、ラベル1
001の次の処理ステップ1002に処理の制御を移
す。
【0058】ステップ1007では2つの処理(処理
1,2と呼ぶ)を行なう。処理1では、ステップ100
2で得た送信元アドレスをアドレスバッファclientに、
メッセージの内容を受信メッセージバッファrequest
に、それぞれ格納する。処理2では、ステップ1002
で得た要求識別子506及び応答フラグ506の値を、
サーバ計算機の要求識別子105(2)及び応答フラグ1
14に格納する。ステップ1008では、メッセージ受
信手続きを呼び出した手続きに戻る。
1,2と呼ぶ)を行なう。処理1では、ステップ100
2で得た送信元アドレスをアドレスバッファclientに、
メッセージの内容を受信メッセージバッファrequest
に、それぞれ格納する。処理2では、ステップ1002
で得た要求識別子506及び応答フラグ506の値を、
サーバ計算機の要求識別子105(2)及び応答フラグ1
14に格納する。ステップ1008では、メッセージ受
信手続きを呼び出した手続きに戻る。
【0059】この後、当該サーバ計算機では、受信メッ
セージバッファrequestに格納されている要求メッセー
ジの要求に応じた処理を実行し、その結果が得られた
ら、次の図11の処理を行う。
セージバッファrequestに格納されている要求メッセー
ジの要求に応じた処理を実行し、その結果が得られた
ら、次の図11の処理を行う。
【0060】図11は、本システムに於けるサーバ計算
機のメッセージ送信手続き(図1の112)の流れを示
すPAD図である。メッセージ送信手続き1100は、送
信先のクライアント計算機のアドレスを格納したアドレ
スバッファclient、及びメッセージ604を格納した送
信メッセージバッファreplyを引数とする。
機のメッセージ送信手続き(図1の112)の流れを示
すPAD図である。メッセージ送信手続き1100は、送
信先のクライアント計算機のアドレスを格納したアドレ
スバッファclient、及びメッセージ604を格納した送
信メッセージバッファreplyを引数とする。
【0061】ステップ1101では、メッセージ受信手
続き1000のステップ1007で格納した応答フラグ
114の値がyesかどうか(すなわち応答メッセージを
送信するか否か)を判断する。yesの場合には、ステッ
プ1102を実行する。そうでない場合には、ステップ
1103を実行する。
続き1000のステップ1007で格納した応答フラグ
114の値がyesかどうか(すなわち応答メッセージを
送信するか否か)を判断する。yesの場合には、ステッ
プ1102を実行する。そうでない場合には、ステップ
1103を実行する。
【0062】ステップ1102では、送信先アドレスバ
ッファclient、自計算機アドレス107(2)、送信メッ
セージバッファreply(応答すべき処理結果が格納され
ている)、及び要求識別子105(2)から応答メッセー
ジ601を作成して、クライアント計算機に送信する。
ッファclient、自計算機アドレス107(2)、送信メッ
セージバッファreply(応答すべき処理結果が格納され
ている)、及び要求識別子105(2)から応答メッセー
ジ601を作成して、クライアント計算機に送信する。
【0063】ステップ1103では、送信先アドレスバ
ッファclient、要求識別子105(2)、及び送信メッセ
ージバッファreplyに格納されたメッセージを、応答メ
ッセージ管理情報115に登録する。その際、応答メッ
セージ管理情報115中に、送信先アドレスバッファcl
ientに格納されたアドレスと同じクライアントアドレス
401が存在する場合には、対応する要求識別子と処理
結果メッセージを上書きして使用する。これにより応答
メッセージ管理情報115の領域を無駄に使用すること
がない。同じクライアントアドレス401が存在しない
場合には、新たに応答メッセージ管理情報115の一行
を割り当てて登録する。
ッファclient、要求識別子105(2)、及び送信メッセ
ージバッファreplyに格納されたメッセージを、応答メ
ッセージ管理情報115に登録する。その際、応答メッ
セージ管理情報115中に、送信先アドレスバッファcl
ientに格納されたアドレスと同じクライアントアドレス
401が存在する場合には、対応する要求識別子と処理
結果メッセージを上書きして使用する。これにより応答
メッセージ管理情報115の領域を無駄に使用すること
がない。同じクライアントアドレス401が存在しない
場合には、新たに応答メッセージ管理情報115の一行
を割り当てて登録する。
【0064】ステップ1104では、メッセージ送信手
続きを呼び出した手続きに戻る。
続きを呼び出した手続きに戻る。
【0065】なお、上述の実施の形態において、クライ
アント計算機で生成する要求識別子は当該クライアント
計算機内で一意になるように生成している。要求メッセ
ージにはクライアント計算機のクライアントアドレス
(ネットワーク計算機システム内で一意)が含まれてお
り、このクライアントアドレスとクライアント内で一意
な要求識別子とを合わせて、要求メッセージをネットワ
ーク計算機システム内で一意に認識できるからである。
他の方式により、クライアント計算機において、ネット
ワーク計算機システム内で一意な要求識別子を生成する
ようにしてもよい。
アント計算機で生成する要求識別子は当該クライアント
計算機内で一意になるように生成している。要求メッセ
ージにはクライアント計算機のクライアントアドレス
(ネットワーク計算機システム内で一意)が含まれてお
り、このクライアントアドレスとクライアント内で一意
な要求識別子とを合わせて、要求メッセージをネットワ
ーク計算機システム内で一意に認識できるからである。
他の方式により、クライアント計算機において、ネット
ワーク計算機システム内で一意な要求識別子を生成する
ようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の計算機がネットワークを介して接続されているネ
ットワーク計算機システムで、第1の計算機(クライア
ント)が複数の第2の計算機(サーバ)に対して要求メ
ッセージを送信し、サーバからの応答メッセージをクラ
イアントで受信する要求応答型で通信している際に、サ
ーバが要求メッセージ中の動作制御フラグ(応答フラ
グ)の値によって、クライアントに応答メッセージを送
信したり、あるいは送信せずにサーバ内に保存したりす
るので、応答メッセージ数を減らすことができ、その結
果ネットワークトラフィックが減少し、結果としてシス
テム全体の実行効率を向上することができる。
複数の計算機がネットワークを介して接続されているネ
ットワーク計算機システムで、第1の計算機(クライア
ント)が複数の第2の計算機(サーバ)に対して要求メ
ッセージを送信し、サーバからの応答メッセージをクラ
イアントで受信する要求応答型で通信している際に、サ
ーバが要求メッセージ中の動作制御フラグ(応答フラ
グ)の値によって、クライアントに応答メッセージを送
信したり、あるいは送信せずにサーバ内に保存したりす
るので、応答メッセージ数を減らすことができ、その結
果ネットワークトラフィックが減少し、結果としてシス
テム全体の実行効率を向上することができる。
【0067】また、サーバに障害が発生したときも、応
答メッセージを該サーバ内に保存しているサーバに該ク
ライアントが再度要求メッセージを送信することで、要
求メッセージを当該サーバで再処理することなしに、応
答メッセージを送信することができる。そのため、ネッ
トワーク計算機システムの障害回復を迅速に実施するこ
とができる。
答メッセージを該サーバ内に保存しているサーバに該ク
ライアントが再度要求メッセージを送信することで、要
求メッセージを当該サーバで再処理することなしに、応
答メッセージを送信することができる。そのため、ネッ
トワーク計算機システムの障害回復を迅速に実施するこ
とができる。
【図1】本発明に係るネットワーク計算機システムのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】図1のシステムに於けるサーバグループ情報の
構成例を示す図である。
構成例を示す図である。
【図3】図1のシステムに於ける応答フラグ情報の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図4】図1のシステムに於ける応答メッセージ管理情
報の構成例を示す図である。
報の構成例を示す図である。
【図5】図1のシステムに於ける要求メッセージの構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図6】図1のシステムに於ける応答メッセージの構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図7】図1のシステムの通常動作時に於けるクライア
ントとサーバ計算機のメッセージ送受信動作の一例を示
すタイミングチャートである。
ントとサーバ計算機のメッセージ送受信動作の一例を示
すタイミングチャートである。
【図8】図1のシステムの障害発生時に於けるクライア
ントとサーバ計算機のメッセージ送受信動作の一例を示
すタイミングチャートである。
ントとサーバ計算機のメッセージ送受信動作の一例を示
すタイミングチャートである。
【図9】図1のシステムに於けるクライアント計算機の
メッセージ送受信手続きの一例を示すPAD図である。
メッセージ送受信手続きの一例を示すPAD図である。
【図10】図1のシステムに於けるサーバ計算機のメッ
セージ受信手続きの一例を示すPAD図である。
セージ受信手続きの一例を示すPAD図である。
【図11】図1のシステムに於けるサーバ計算機のメッ
セージ送信手続きの一例を示すPAD図である。
セージ送信手続きの一例を示すPAD図である。
100:ネットワーク計算機システム、101:計算機、10
2:メインメモリ、103:メッセージ送受信手続き格納領
域、104:応答フラグ格納領域、105:要求識別子格納領
域、106:サーバグループ情報格納領域、107:計算機ネ
ットワークアドレス格納領域、108:システム・バス、1
09:補助記憶装置、110:プロセッサ、111:ネットワー
クインタフェース、112:メッセージ送信手続き、113:
メッセージ受信手続き、114:応答フラグ格納領域115:
応答メッセージ管理情報格納領域、116:ネットワー
ク、117:CDドライブ、118:CD、501:要求メッセー
ジ、601:応答メッセージ、900:メッセージ送受信手続
き、901-918:メッセージ送受信手続き処理ステップ、1
000:メッセージ受信手続き、1001-1008:メッセージ受
信手続き処理ステップ、1100:メッセージ送信手続き、
1101-1104:メッセージ送信手続き処理ステップ。
2:メインメモリ、103:メッセージ送受信手続き格納領
域、104:応答フラグ格納領域、105:要求識別子格納領
域、106:サーバグループ情報格納領域、107:計算機ネ
ットワークアドレス格納領域、108:システム・バス、1
09:補助記憶装置、110:プロセッサ、111:ネットワー
クインタフェース、112:メッセージ送信手続き、113:
メッセージ受信手続き、114:応答フラグ格納領域115:
応答メッセージ管理情報格納領域、116:ネットワー
ク、117:CDドライブ、118:CD、501:要求メッセー
ジ、601:応答メッセージ、900:メッセージ送受信手続
き、901-918:メッセージ送受信手続き処理ステップ、1
000:メッセージ受信手続き、1001-1008:メッセージ受
信手続き処理ステップ、1100:メッセージ送信手続き、
1101-1104:メッセージ送信手続き処理ステップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀川 和雄 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報・通信開発本部内 (72)発明者 菅波 雄介 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報・通信開発本部内 (72)発明者 大野 正太郎 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内
Claims (10)
- 【請求項1】少なくとも1台の第1の計算機と複数台の
第2の計算機とをネットワークで接続して構成するネッ
トワーク計算機システムに於いて、 第1の計算機は、 通信メッセージの送信先である複数の第2の計算機のそ
れぞれに対応してその第2の計算機の動作を制御する動
作制御フラグを生成する動作制御フラグ生成手段と、 送信先の複数の第2の計算機に、同じ要求内容を表すメ
ッセージと各第2の計算機ごとに生成した動作制御フラ
グとを含む要求メッセージを生成して、それぞれ送信す
る送信手段と、 第2の計算機から送信された応答メッセージを受信する
受信手段とを備え、 第2の計算機は、 上記第1の計算機から送信された要求メッセージを受信
する受信手段と、 受信した要求メッセージ中の要求内容に応じた処理を実
行する要求処理手段と、 受信した要求メッセージ中の動作制御フラグに基づい
て、上記要求処理手段の処理結果を含む応答メッセージ
を生成し上記第1の計算機に送信するか否かを判定する
動作制御フラグ判定手段と、 該動作制御フラグ判定手段により応答メッセージを生成
して送信すると判定した場合に、応答メッセージを生成
して上記第1の計算機に送信する送信手段とを備えたこ
とを特徴とするネットワーク計算機システム。 - 【請求項2】少なくとも1台の第1の計算機と複数台の
第2の計算機とをネットワークで接続して構成するネッ
トワーク計算機システムに於いて、 第1の計算機は、 他の計算機と通信メッセージを送受信するための通信メ
ッセージ送受信手段と、 送信すべき通信メッセージに対して該第1の計算機内で
一意である通信メッセージ識別子を生成する通信メッセ
ージ識別子生成手段と、 送信先の計算機の動作を制御する動作制御フラグを生成
する動作制御フラグ生成手段と、 上記通信メッセージ識別子と上記動作制御フラグを含む
通信メッセージを作成する通信メッセージ作成手段とを
備え、 第2の計算機は、 他の計算機と通信メッセージを送受信するための通信メ
ッセージ送受信手段と、 第1の計算機から受信した通信メッセージ中の動作制御
フラグに基づいて、該受信した通信メッセージへの応答
としての通信メッセージを、第1の計算機に対して送信
するか否かを判断する動作制御フラグ判定手段と、 第1の計算機から受信した通信メッセージへの応答とし
て、該受信した通信メッセージ中の通信メッセージ識別
子を含む通信メッセージを作成する通信メッセージ作成
手段とを備え、 第1の計算機では、複数の第2の計算機に対して、同じ
要求内容を表すメッセージと同じ通信メッセージ識別子
と送信先の第2の計算機ごとに生成した動作制御フラグ
とを含む通信メッセージである要求メッセージを、それ
ぞれ生成して送信し、 各第2の計算機では、第1の計算機から送信された要求
メッセージを受信し、受信した要求メッセージ中の動作
制御フラグにより第1の計算機に対して応答の通信メッ
セージである応答メッセージを送信するか否かを判断
し、送信すると判断した場合は、受信した要求メッセー
ジ中のメッセージ識別子を含む応答メッセージを作成し
て第1の計算機に送信し、 第1の計算機では、第2の計算機から送信された応答メ
ッセージを受信し、該応答メッセージ中の通信メッセー
ジ識別子と先に第2の計算機に送信した要求メッセージ
に含めた通信メッセージ識別子とが一致することを判断
し、一致した場合のみ該応答メッセージを適正な応答メ
ッセージとして認識することを特徴とするネットワーク
計算機システム。 - 【請求項3】さらに前記第1の計算機が、 複数の第2の計算機のそれぞれに対応して、その第2の
計算機に障害が発生しているか否かを示す生存フラグを
記憶する生存フラグ記憶手段と、 複数の第2の計算機に送信した要求メッセージに対し
て、第2の計算機から一定時間内に応答がないことを検
出するためのタイムアウト検出手段と、 該タイムアウト検出手段によって一定時間内に応答がな
いことを検出した場合、応答メッセージを送信すること
を指示する動作制御フラグを設定して要求メッセージを
送信した第2の計算機に対応する生存フラグを該計算機
に障害が発生していることを示す値に設定するととも
に、応答メッセージを送信しないことを指示する動作制
御フラグを設定して要求メッセージを送信した第2の計
算機の中から生存フラグが障害を発生していないことを
示す値に設定されている計算機を選択し、選択した第2
の計算機に、応答メッセージを送信することを指示する
動作制御フラグを設定した同じ要求メッセージを再度送
信する手段とを備えたことを特徴とする請求項1または
2の何れか1つに記載のネットワーク計算機システム。 - 【請求項4】さらに前記第2の計算機が、 受信した要求メッセージに含まれている要求識別子と該
要求メッセージに応じて処理した結果とを保存しておく
保存手段と、 該保存手段への保存の後に同じ第1の計算機から再び要
求メッセージを受信した場合、該受信した要求メッセー
ジに含まれている要求識別子と該保存手段に保存されて
いる要求識別子とを比較し、一致したときは、該受信し
た要求メッセージ中の動作制御フラグが応答を指示する
値であることを確認した後に該保存手段に保存してある
処理結果から応答メッセージを生成して第1の計算機に
送信する手段とを備えたことを特徴とする請求項2に記
載のネットワーク計算機システム。 - 【請求項5】前記保存手段に要求識別子と処理結果とを
保存する際、すでに同じ第1の計算機から受信した要求
メッセージの要求識別子と処理結果が登録されていた場
合は、その登録済みの要求識別子と通信メッセージの格
納領域を再利用して、新たに受信した要求メッセージの
要求識別子と該要求メッセージに応じた処理結果を保存
することを特徴とする請求項4に記載のネットワーク計
算機システム。 - 【請求項6】さらに前記第1の計算機が、 同じサービスを提供する複数の第2の計算機を1つのグ
ループとし、各グループにグループ識別子を付して管理
するグループ情報管理手段と、 該グループ情報管理手段により管理されているグループ
識別子を用いて、指定されたグループに属する複数の第
2の計算機に要求メッセージを送信する手段とを備えた
ことを特徴とする請求項1または2の何れか1つに記載
のネットワーク計算機システム。 - 【請求項7】少なくとも1台のクライアント計算機と複
数台のサーバ計算機とをネットワークで接続して構成す
るネットワーク計算機システムに於けるクライアント計
算機であって、 通信メッセージの送信先である複数のサーバ計算機のそ
れぞれに対応してそのサーバ計算機の動作を制御する動
作制御フラグを生成する動作制御フラグ生成手段と、 送信先の複数のサーバ計算機に、同じ要求内容を表すメ
ッセージと各サーバ計算機ごとに生成した動作制御フラ
グとを含む要求メッセージを生成して、それぞれ送信す
る送信手段と、 サーバ計算機から送信された応答メッセージを受信する
受信手段とを備えたことを特徴とするネットワーク計算
機システムのクライアント計算機。 - 【請求項8】少なくとも1台のクライアント計算機と複
数台のサーバ計算機とをネットワークで接続して構成す
るネットワーク計算機システムのクライアント計算機に
於けるサーバアクセス方法であって、 通信メッセージの送信先である複数のサーバ計算機のそ
れぞれに対応してそのサーバ計算機の動作を制御する動
作制御フラグを生成する動作制御フラグ生成ステップ
と、 送信先の複数のサーバ計算機に、同じ要求内容を表すメ
ッセージと各サーバ計算機ごとに生成した動作制御フラ
グとを含む要求メッセージを生成して、それぞれ送信す
る送信ステップと、 サーバ計算機から送信された応答メッセージを受信する
受信ステップとを備えたことを特徴とするネットワーク
計算機システムのクライアント計算機に於けるサーバア
クセス方法。 - 【請求項9】少なくとも1台のクライアント計算機と複
数台のサーバ計算機とをネットワークで接続して構成す
るネットワーク計算機システムに於けるサーバ計算機で
あって、 上記クライアント計算機から送信された要求メッセージ
を受信する受信手段と、 受信した要求メッセージ中の要求内容に応じた処理を実
行する要求処理手段と、 受信した要求メッセージ中の動作制御フラグに基づい
て、上記要求処理手段の処理結果を含む応答メッセージ
を生成し上記クライアント計算機に送信するか否かを判
定する動作制御フラグ判定手段と、 該動作制御フラグ判定手段により応答メッセージを生成
して送信すると判定した場合に、応答メッセージを生成
して上記クライアント計算機に送信する送信手段とを備
えたことを特徴とするネットワーク計算機システムのサ
ーバ計算機。 - 【請求項10】少なくとも1台のクライアント計算機と
複数台のサーバ計算機とをネットワークで接続して構成
するネットワーク計算機システムのサーバ計算機に於け
るクライアントからの要求を処理する方法であって、 上記クライアント計算機から送信された要求メッセージ
を受信する受信ステップと、 受信した要求メッセージ中の要求内容に応じた処理を実
行する要求処理ステップと、 受信した要求メッセージ中の動作制御フラグに基づい
て、上記要求処理手段の処理結果を含む応答メッセージ
を生成し上記クライアント計算機に送信するか否かを判
定する動作制御フラグ判定ステップと、 該動作制御フラグ判定手段により応答メッセージを生成
して送信すると判定した場合に、応答メッセージを生成
して上記クライアント計算機に送信する送信ステップと
を備えたことを特徴とするネットワーク計算機システム
のサーバ計算機の要求処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9287941A JPH11110365A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | ネットワーク計算機システム、該システムで用いる計算機、および該システムに係る方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9287941A JPH11110365A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | ネットワーク計算機システム、該システムで用いる計算機、および該システムに係る方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11110365A true JPH11110365A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17723728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9287941A Pending JPH11110365A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | ネットワーク計算機システム、該システムで用いる計算機、および該システムに係る方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11110365A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001216282A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-10 | Nec Corp | サーバ、クライアント、クライアントサーバシステム、負荷分散方法、記録媒体 |
WO2010131633A1 (en) * | 2009-05-13 | 2010-11-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Network communication apparatus, method and program |
US7876675B2 (en) | 2006-06-29 | 2011-01-25 | Fujitsu Limited | Multicast network monitoring method and multicast network system to which the method is applied |
JP2015039097A (ja) * | 2012-10-17 | 2015-02-26 | 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 | スイッチ及び通信システム |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP9287941A patent/JPH11110365A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001216282A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-10 | Nec Corp | サーバ、クライアント、クライアントサーバシステム、負荷分散方法、記録媒体 |
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US8165042B2 (en) | 2009-05-13 | 2012-04-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Network communication apparatus, method and program |
US8964602B2 (en) | 2009-05-13 | 2015-02-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Network communication apparatus, method and program |
JP2015039097A (ja) * | 2012-10-17 | 2015-02-26 | 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 | スイッチ及び通信システム |
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