JP2002328952A - 属性情報処理装置、及び方法 - Google Patents

属性情報処理装置、及び方法

Info

Publication number
JP2002328952A
JP2002328952A JP2002037036A JP2002037036A JP2002328952A JP 2002328952 A JP2002328952 A JP 2002328952A JP 2002037036 A JP2002037036 A JP 2002037036A JP 2002037036 A JP2002037036 A JP 2002037036A JP 2002328952 A JP2002328952 A JP 2002328952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attribute information
work
measurement
information
setup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002037036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3796454B2 (ja
Inventor
Kazufumi Koike
和史 小池
Kazuma Shimizu
和磨 清水
Ryozo Yanagisawa
亮三 柳澤
Yoshiyuki Matori
至之 馬鳥
Etsuichi Sasako
悦一 笹子
Masaya Morioka
昌也 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002037036A priority Critical patent/JP3796454B2/ja
Priority to US10/077,352 priority patent/US6917842B2/en
Priority to EP02251118A priority patent/EP1233376A3/en
Priority to CN02121839.0A priority patent/CN1269066C/zh
Priority to CN200610092496.5A priority patent/CN1900976B/zh
Priority to KR10-2002-0008908A priority patent/KR100477917B1/ko
Publication of JP2002328952A publication Critical patent/JP2002328952A/ja
Priority to US11/146,014 priority patent/US7054701B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3796454B2 publication Critical patent/JP3796454B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CAD装置を用いて作成されるCADモデル
に付加された、寸法、寸法公差などの属性情報を利用し
て、手動計測なども含めた計測作業全般を支援する情報
処理装置を実現する。 【解決手段】 CAD装置において、作成した寸法、寸
法公差などの属性情報が付加されたCADモデルに対し
て、作業段取り毎に属性情報をグループ化および測定作
業情報の付加を行い、測定後工程における効率向上が目
的の後工程活用情報入力を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置及び方
法に関し、特に、CAD装置を用いて作成したCADモ
デルと属性情報を利用した情報処理装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、CAD装置(2DCAD装置また
は3DCAD装置)を用いて、商品や製品を構成する部
品等の3次元の形状を有する物品(以下、単に部品とい
う)の設計を製品設計工程で行っている。
【0003】設計者は、CADモデル(3Dモデル、ま
たは2D図面)に、寸法、寸法公差、幾何公差、注記、
記号などの属性情報を入力して、設計・製造情報や設計
意図などを製造工程などの下流工程に伝達している。
【0004】一例として、金型製造などの設計の下流工
程では、3Dモデルや2D図面などを参照して設計情報
を確認し、金型設計、NCプログラミング、金型製作、
成型及び成形品または金型の検査を行っている。
【0005】前記検査工程では、図面やモデルで指示さ
れた寸法公差などの設計情報を基に、自動測定機若しく
は顕微鏡やマイクロメータといったマニュアル測定器な
どを用いて測定を行っている。
【0006】三次元測定機(以下CMM)は、成型品の
表、裏、左右といった幾つかの方向(段取り)毎に測定
する。
【0007】2D図面の場合は、測定済の寸法に色鉛筆
などでマークを付けて、同じ寸法を二重に測ったり、測
定漏れが無いように注意をして測定を行っている。
【0008】さらに、測定した結果を図面上で比較でき
るよう寸法に識別子を付加している。これにより、測定
値を識別子と共に記録し、測定結果と図面上の識別子が
付加された寸法を照合できるようにすることも一般的に
行われている。
【0009】特開平08−082575号公報「評価表
の作成表示方法および装置」にあるように測定結果の集
計を自動化することにより測定作業の効率を向上する例
が示されている。
【0010】さらに、特開平08−190575号公報
「検査教示装置及び方法」若しくは特開2000−23
5594号公報「CADシステムおよび測定寸法値の検
査方法」にあるようにCMMに限定しているもののCM
Mの経路データに寸法の識別子を付加することで、三次
元測定機の出力ファイルに識別子付きで測定値を出力さ
せ、その測定結果をCADに読込み寸法と測定結果を照
合することも行われている。
【0011】また、寸法に識別子を付加してCMMの経
路データを出力し、測定結果を読込んで寸法と照合する
方法は市販のCATシステムなどでも行われている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
ではCMMなどの自動測定機を利用するものに限定され
ており、マイクロメータなど手動の測定器を用いた測定
業務を支援できるものにはなっていない。
【0013】また、CMMなどの自動測定機であって
も、CAD画面上で測定プログラムを作成(オフライン
テーチング)しにくい場合が有り、CMMなどで測定プ
ログラムを作成(オンラインテーチング)する作業を支
援できるものになっていない。
【0014】検査工程において、手動で行うオンライン
テーチング、手動測定に要する工数は大きく、費用面、
納期面の側面からも作業効率を向上し、工数などを削減
することが望まれている。
【0015】本発明は更に以下の課題を解決するもので
ある。
【0016】寸法毎にどの測定器で測定するかその都度
考えながら測定を行い、測定済の寸法かその工程の測定
器測定する寸法かどうか同じ寸法を何度も参照すること
になり、時間がかかっていた。
【0017】測定器毎や測定器の段取り毎に順番に測定
していく。例えばCMMで測定し、CMMで測定しなか
った寸法を顕微鏡で測定し、顕微鏡でも測定しなかった
寸法をマイクロメータで測定し、と各測定工程を順番に
行っていくことになり全体の測定期間が長くかかってい
た。
【0018】また、従来は2D図面を用いて設計製造情
報を伝達していたが、2D図面の作成には大きな工数を
要していた。
【0019】これに対して、3Dモデルに寸法公差など
の設計・製造情報を付加して設計情報を伝達するいわゆ
る「図面レス」を実現することで、前記情報伝達に要す
る工数を大幅に削減することが期待されている。
【0020】一方、検査工程では2D図面に記載されて
いる寸法公差などを参照しながら計測を行う作業方法が
定着しており、3Dモデルに付加された属性情報を参照
して効率的に計測を行える仕組みが「図面レス」及び情
報伝達工数やコストの削減を実現する上で必要とされて
いる。
【0021】また、図面やモデルには数十から数百、あ
るいはそれ以上の寸法などの設計情報が付加されてい
る。測定する際はそのなかから必要な情報を見いだし
て、測定箇所を確認する必要があり、複雑なモデルにな
ると目的とする寸法を探しながら行うため時間がかかっ
ていた。
【0022】更に、測定済みのマークなどを測定しなが
ら図面などに付加しており、記入漏れや誤記、見落とし
などが発生しやすく、測定工程が一旦終了してから測定
漏れ箇所のチェックを行って、再度各測定器で測定漏れ
寸法を測定することがしばしば発生し、後戻りの時間が
かかっていた。
【0023】本発明の目的は、これらの課題を解決し、
検査の測定準備、測定、測定結果評価の各工程を前倒
し、自動化、並列化、効率化する情報処理方法及び情報
処理システムを提供することにある。
【0024】また、本発明の他の目的は、工程検討、コ
スト見積りなどCADモデルに関連付けられた属性情報
を参照して行う作業を支援することにある。
【0025】更に、本発明では、図面レスで検査などの
業務が行える情報処理システムを提供し、設計・製造情
報の作成・伝達工数を削減するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の属性情報処理装置は、CADモデル上の寸
法などの属性情報に識別子を付加する識別子付加手段
と、属性情報に計測などの作業に必要な情報を付加する
作業指示情報付加手段と、属性情報を作業段取り毎にグ
ループ化する作業段取り手段と、計測などの作業に必要
な情報を出力する作業情報出力手段と、計測などの作業
を教示する作業教示手段と、計測などの作業結果を識別
子と属性情報を関連付けて読込む作業結果読込み手段
と、作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業
結果表示手段とを有する。
【0027】また、本発明の属性情報処理方法は、CA
Dモデル上の寸法などの属性情報に識別子を付加する識
別子付加工程と、属性情報に計測などの作業に必要な情
報を付加する作業指示情報付加工程と、属性情報を作業
段取り毎にグループ化する作業段取り工程と、計測など
の作業に必要な情報を出力する作業情報出力工程と、計
測などの作業を教示する作業教示工程と、計測などの作
業結果を識別子と属性情報を関連付けて読込む作業結果
読込み工程と、作業結果をCADモデルと関連付けて表
示する作業結果表示工程とを有する。
【0028】更に、本発明の属性情報処理プログラム
は、CADモデル上の寸法などの属性情報に識別子を付
加する識別子付加手段と、属性情報に計測などの作業に
必要な情報を付加する作業指示情報付加手段と、属性情
報を作業段取り毎にグループ化する作業段取り手段と、
計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力手
段と、計測などの作業を教示する作業教示手段と、計測
などの作業結果を識別子と属性情報を関連付けて読込む
作業結果読込み手段と、作業結果をCADモデルと関連
付けて表示する作業結果表示手段とを有する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を、図面を
用いて詳細に説明する。
【0030】
【実施例】(モールド金型生産の全体の流れ)図1は、
本発明をモールド部品金型生産に適用した場合の全体の
流れを示す図である。
【0031】図において、ステップS101で、製品の
設計を行い、個々の部品の設計図面を作成する。部品の
設計図面には、部品製作に必要な情報、制約情報などが
含まれている。部品の設計図面は2D−CADまたは3
D−CADで作成され、3D−CADで作成された図面
(3D図面)は、形状及び寸法公差などの属性情報から
なる。寸法公差は形状(面、稜線、点)と関連付けるこ
とができ、寸法公差は成形品の検査指示、金型精度指示
などに利用される。
【0032】ステップS102において、製品の組み立
てや成形などの製造性の検討を行い、部品毎の工程図を
作成する。部品の工程図には、部品製作に必要な情報に
加えて、詳細な検査指示が含まれる。部品の工程図は2
D−CADまたは3D−CADで作成される。
【0033】ここで、詳細な検査指示の例として、
(1)測定項目(寸法あるいは寸法公差)の番号付け (2)測定項目に対して測定ポイントや測定方法の指
示、などがある。
【0034】詳細な検査指示情報はCAD上で寸法公差
と関連付けることができる。
【0035】ステップS103において、ステップS1
02で作成した部品の工程図(工程図面、金型仕様書)
を基に金型設計を行い、金型図面を作成する。金型図面
には金型製作に必要な情報、制約条件が含まれる。金型
図面は、2D−CADまたは3D−CADで作成され、
3D−CADで作成された金型図面(3D図面)は、形
状及び寸法公差などの属性情報からなる。
【0036】ステップS104において、ステップS1
03で作成した金型図面を基に金型の製作工程を検討
し、金型工程図を作成する。金型加工工程は、NC加工
及び汎用加工からなる。NC加工(数値制御による自動
加工)を行う工程に対しては、NCプログラムの作成指
示を行う。汎用加工(手動による加工)工程には、汎用
加工を行うための指示を行う。
【0037】ステップS105において、金型図面を基
に、NCプログラムを作成する。
【0038】ステップS106において、工作機械など
で金型部品を製作する。
【0039】ステップS107において、製作された金
型部品を、ステップS103で作成した情報に基づき検
査する。
【0040】ステップS108において、金型部品を組
み立て、成形する。
【0041】ステップS109において、成形されたモ
ールド部品をステップS101、ステップS102で作
成した情報に基づき検査し、OKであれば終了する。
【0042】ステップS110において、ステップS1
09の検査の結果に基づき成形品の精度不足の個所の金
型を修正する。
【0043】(製品の設計)次に、製品の設計を行い、
個々の部品の設計図面の作成について説明する。部品の
設計図面は、2D−CAD装置または3D−CAD装置
により作成される。
【0044】ここで、図2に示す情報処理装置、例えば
CAD装置を用いて、部品の設計について説明する。
【0045】図2は、CAD装置のブロック図である。
図において、201は内部記憶装置、202は外部記憶
装置であり、CADデータやCADプログラムを保管す
るRAM等の半導体記憶装置、磁気記憶装置等からな
る。
【0046】203はCPU装置であり、CADプログ
ラムの命令に沿って処理を実行する。
【0047】204は表示装置であり、CPU装置20
3の命令に沿って形状などを表示する。
【0048】205はCADプログラムに対して指示等
を与えるマウス、キーボードなどの入力装置である。
【0049】206はCPU装置203の命令に沿って
紙図面などを出力するプリンタなどの出力装置である。
【0050】207は外部接続装置であり、本CAD装
置と外部の装置とを接続し、本装置からのデータを外部
装置へ供給したり、外部の装置から本装置を制御したり
する。
【0051】図3は、図2に示したCAD装置の処理動
作を示すフローチャートである。
【0052】まず、オペレータが入力装置205によ
り、CADプログラムの起動を指示すると、外部記憶装
置202に格納されているCADプログラムが内部記憶
装置201に読み込まれ、CADプログラムがCPU装
置203上で実行される(ステップS301)。
【0053】オペレータが入力装置205により対話的
に指示することにより、内部記憶装置201上に形状モ
デルを生成し、表示装置204上に画像として表示する
(ステップS302)。この形状モデルについては、後
述する。なお、オペレータが入力装置205によりファ
イル名などを指定することにより、既に外部記憶装置2
02上に作成されている形状モデルをCADプログラム
上で取り扱えるように、内部記憶装置201に読み込む
こともできる。
【0054】オペレータが入力装置205により形状モ
デルに対して、寸法公差などを属性情報として付加する
(ステップS303)。付加された属性情報は、ラベル
などの画像情報として表示装置に表示することができ
る。付加された属性情報は、形状モデルに関連付けられ
て内部記憶装置201に保管される。
【0055】オペレータが入力装置205により、属性
情報に対する検索条件などを指定して、属性情報に対す
る表示制御などを一括して行えるようにグループ化する
(ステップS304)。属性情報のグループ化の情報
は、内部記憶装置201に保管される。オペレータがあ
らかじめグループを指定して属性付けを行うようにして
も良い。また、オペレータが入力装置205により、属
性情報をグループに登録・削除することができる。
【0056】次に、オペレータは入力装置205によ
り、グループなどの条件を指定して寸法公差などの属性
情報の表示・非表示や色付けなどの表示制御を行う(ス
テップS305)。また、オペレータが入力装置205
により、形状モデルの表示方向、倍率、表示中心などの
表示方法を設定する。後から表示方法を指定すること
で、指定された表示方向、倍率、表示中心で形状モデル
を表示することができる。表示方法をグループ化した属
性情報と関連することができる。表示方法を指定された
場合、関連付けられた属性情報のみを表示することがで
きる。表示方法は内部記憶装置に保管される。
【0057】オペレータの指示により、属性情報を外部
記憶装置202などに保管することができる(ステップ
S305)。外部記憶装置202上の属性情報と形状モ
デルに関連付けられた属性情報を照合する属性IDを付
加することができる。外部記憶装置202上の属性情報
に情報を追加したものを内部記憶装置201に読み込ん
で、属性情報を更新することができる。
【0058】オペレータが入力装置205により、形状
モデルに属性情報を付加したCAD属性モデルを外部記
憶装置202に保管する(ステップS306)。
【0059】ここで、形状モデルとCAD属性モデルに
ついて説明する。
【0060】図4は形状モデルの例を示す図であり、図
5は形状モデルを構成する各部の関連を示す概念図であ
る。
【0061】図3は、形状モデルの代表例として、So
lidModelである。図に示すように、Solid
Modelは部品などの形状をCAD上の3次元空間上
に定義する表現方法で、位相情報(Topology)
と幾何情報(Geometory)からなる。Soli
dModelの位相情報は、図5に示すように、内部記
憶装置201上で階層的に記憶され、1つ以上のShe
llと、1つShellに対して1つ以上のFace
と、1つのFaceに対して1つ以上のLoopと、1
つのLoopに対して1つ以上のEdgeと、1つのE
dgeに対して2個のVertexと、からなる。
【0062】また、Faceに対して平面や円筒面とい
ったFace形状を表現するSurface情報が内部
記憶装置201上で関連付けられて保管される。Edg
eに対して直線や円弧といったEdgeの形状を表現す
るCurve情報が内部記憶装置201上で関連付けら
れて保管される。Vertlexに対して三次元空間上
の座標値を内部記憶装置201上で関連付けられて保管
される。
【0063】Shell、Face、Loop、Ver
texの各位相要素には、夫々属性情報が内部記憶装置
201上で関連付けられて保管されている。
【0064】ここで、Face情報を例に、内部記憶装
置201上での保管方法の一例を説明する。
【0065】図6は、内部記憶装置201上でのFac
e情報の保管方法を示す概念図である。
【0066】図に示すように、Face情報はFace
ID、Faceを構成するLoopListへのポイン
タ、Face形状を表すSurfaceデータへのポイ
ンタ及び属性情報へのポインタからなる。
【0067】LoopListは、Faceを構成する
全てのLoopのIDをリスト形式で保管したものであ
る。Surface情報は、SurfaceタイプとS
urfaceタイプに応じたSurfaceParam
eterから構成される。属性情報は、属性タイプ及び
属性タイプに応じた属性値から構成される。属性値に
は、Faceへのポインタや属性が所属するグループへ
のポインタなども含まれる。
【0068】(3Dモデルへの属性情報の入力と表示)
更に、3Dモデルへの属性情報の入力と属性情報が付加
された3Dモデルの表示について、詳細に説明する。
【0069】図7〜図11は、3Dモデル、及び属性情
報を示す図であり、図12〜図14は3Dモデルに属性
情報を付加するときの処理動作を示すフローチャートで
ある。
【0070】図12のステップS121で、図7に示す
3Dモデル1を作成し、作成した3Dモデル1に属性情
報を付与するために、ステップS122で必要なビュー
を設定する。
【0071】ここで、ビューとは、3Dモデル1を(仮
想的な)三次元空間上で見るための、視線の方向、倍
率、および視線の中心により定まる、3Dモデル1の表
示に関わる要件を規定するものである。例えば、図7に
おいては、図25に示した平面図に直交する視線方向で
ビューAが定められる。倍率および視線の中心は、3D
モデル1の形状と付与した属性情報の概ね全てが表示装
置の表示画面に表示できるように、定められる。例え
ば、本実施の形態では倍率は2倍で、視線中心は平面図
のほぼ中心に定められる。同様に、正面図に直交する視
線方向のビューB、側面図に直交する視線方向のビュー
Cも設定される。
【0072】次に、ステップS123で設定された各ビ
ューに関連付けて、各ビューの視線方向に正対するよう
に、属性情報を入力する。図8、図10の(a)、図1
1の(a)は各々のビューA、B、Cに属性情報を付与
した状態を示す図である。図9、図10の(b)、図1
1の(b)は各々のビューA、B、Cから見た3Dモデ
ル1および属性情報である。
【0073】また、各ビューと属性情報の関連付けは、
属性情報の入力後でもよい。たとえば図13に示すフロ
ーチャートのように、3Dモデルを作成し(ステップS
131)、ステップS132にて属性を入力後、ステッ
プS133にて所望のビューに属性情報が関連付けられ
るものである。また、必要に応じ、ビューに対し関連付
けられる属性情報の追加、削除等の修正がなされるもの
である。
【0074】属性情報の入力は、各々のビューから二次
元的に3Dモデル1を表示させ入力してもよく、また必
要に応じ、三次元的に表示させながら入力してもよい。
該入力はいわゆる2D−CADで二次元図面を作成する
工数と何ら変わることなく実現できるものである。さら
には、必要に応じ三次元的に3Dモデル1を見ながら入
力することができるので、より効率的かつミスなく実現
できるものである。
【0075】次に、3Dモデル1の属性情報を見る場合
には、図14のステップS141において所望のビュー
を選択することで、ステップS142において選択され
たビューの視線方向、倍率、および視線中心に基づき3
Dモデル1の形状と該ビューに関連付けて付与されてい
る属性情報が表示されるものである。ここで、ビューが
容易に選択可能となるように、選択可能な3D−モデル
1のビューが適切に保管およびアイコン等で画面上に表
示されているものである。例えばビューA、あるいはビ
ューB、あるいはビューCが選択されると、それぞれ図
9、あるいは図10の(b)、あるいは図11の(b)
が表示される。このとき、属性情報が各ビューに正対し
て配置されているために、表示画面上では二次元的に極
めて容易に分かりやすく見ることができる。
【0076】3Dモデルの属性情報が少ない場合は、特
にビューに属性情報を関連づけなくと見やすく表示でき
る場合もある。このような場合は、図13に示すフロー
チャートにおいて、3Dモデルを作成し(ステップS1
31)、ステップS132にて属性情報を付加するだけ
でもよい。
【0077】(モールド検査工程の流れ)図15は本発
明をモールド検査工程に適用した場合の流れを示す図で
ある。
【0078】図15のステップS151において、属性
情報を指定することで、個々の属性情報に対してユニー
クな識別子が自動的に付加されるものである。ここで、
指定された属性情報毎に識別子が付加されるだけでな
く、ビューに関連付けられた属性情報のグループ、ある
いは図3のステップS304で定義される任意の属性情
報のグループあるいはパーツを指定することで指定した
番号順にまとめて識別子を付加することもできる。
【0079】また、S132で3Dモデルに属性情報が
入力される際にユニークな識別子を付加することもでき
る。
【0080】付加された識別子は図6に示される属性情
報の属性値として内部記憶装置201あるいは外部記憶
装置202上に保持される。
【0081】図16は付加された識別子を表示装置20
4に表示される属性情報の近傍に表示した例である。1
61は識別子であり、丸や四角で囲んで属性情報の近傍
に表示される。識別子を丸や四角で囲むことで、属性情
報の他の属性値と区別することが容易になる。
【0082】ここで作業段取り工程及び作業指示情報付
加工程について詳細に説明する。
【0083】ステップS152作業段取り工程におい
て、属性情報を測定の段取り毎に分類する。
【0084】測定する部品は3D形状を有しており、測
定する部位により上下、左右、前後の各方向、場合によ
っては任意の方向から測定することになる。CMMなど
の自動測定器では、測定対象部品を測定器のテーブルに
治具などで固定して測定を行っている。
【0085】図17はCMM自動測定機による測定状態
の概略を示した例である。
【0086】171はCMMの測定端子、172は測定
部品、173は部品を固定する固定治具、174は測定
可能範囲の一例をそれぞれ示している。
【0087】CMMによる測定では、測定端子の可動範
囲と部品形状と部品の固定治具形状により測定範囲が決
まる。
【0088】この測定範囲は図17の(b)に示すよう
に方向毎にそれぞれ決まってくる。
【0089】この測定範囲に収まる属性情報がその方向
から測定可能であり、自動測定機の測定方向毎に測定可
能な属性情報を分類することを測定段取りと称する。
【0090】また、自動測定機で測定できない属性情報
に対しては、マイクロメータ・顕微鏡・ゲージ等の方法
を用いて手動計測を行うが、このマイクロメータなど手
動計測する寸法をその測定方法ごとに分類することも測
定段取りと称する。
【0091】このステップについて図18及び図19を
用いて説明する。
【0092】図19のステップS1901において測定
段取り作業の対象となるパーツあるいは属性情報グルー
プを指定する。パーツあるいは属性情報のグループは表
示装置204に表示される図18のメニュー181を用
いて対話的に指定される。
【0093】測定段取りの対象となるパーツあるいは属
性情報グループが指定されると、自動的に属性情報グル
ープに属する属性情報が表示装置204に表示される。
ビューに関連付けられた属性情報グループが指定された
場合は、そのビューに従った表示状態になる。
【0094】指定されたパーツあるいは属性情報グルー
プに段取りするべき属性情報が無かった場合、表示装置
204に「属性情報はありません」と表示して、ステッ
プS1901に戻り再度パーツあるいは属性情報グルー
プを選択できる。
【0095】ステップS1901で測定段取りの対象と
なるパーツあるいは属性情報が指定されると対象Gro
upList上の最前順位の属性情報が対象となり、ス
テップS1902が行われる。
【0096】ステップS1902で現対象属性情報の対
象GroupList上の順位に従い図18に示した操
作メニュー状態の変更が行われる。
【0097】現順列前に属性情報がない場合では、図1
8の183に示すように、「前属性」ボタンが選択でき
ない状態(非アクティブ)にされる。
【0098】現順列後に属性情報がない場合では、図1
8の182に示すように、「次属性」ボタンが非アクテ
ィブにされる。
【0099】現対象属性情報の対象GroupList
上の順位で前後に属性情報がある場合は、「前属性」ボ
タン「次属性」ボタン共に選択できる状態(アクティ
ブ)にされる。
【0100】ステップS1903において処理対象の段
取り処理属性情報が表示装置204上に表示される。
【0101】段取り対象となる属性情報は3Dモデル上
の関連要素と共に強調表示され、他の属性情報と容易に
区別することができる。
【0102】図18の184は測定段取り中の3Dモデ
ルの一例を示したものである。
【0103】また、段取り対象となる属性情報が強調表
示されると同時に、対象属性情報中の設計値・公差・識
別子などの重要情報と現対象属性情報の対象Group
List上の順位とGroupList全属性情報数を
表示装置204上の定位置に表示する属性情報定位置表
示が行われる。
【0104】作業者は強調表示された属性情報および属
性情報定位置表示により属性情報の測定方法を判定す
る。
【0105】測定方法判定後、判定した測定方法に合っ
た段取りグループを図18のメニュー181「作業段取
りグループ」により対話的に指定する。
【0106】また、測定方法判定により段取り対象とな
る属性情報に測定ポイントが必要な場合は図18のメニ
ュー181「測定ポイント入力」によりステップS15
3が呼び出される。
【0107】作業者が「作業段取りグループ」指定後、
マウスなどの入力装置205を用いて「次属性」ボタン
を選択することで次に測定段取り処理対象となる属性情
報を指定することができる。
【0108】作業者により「次属性」ボタンが選択され
た場合、現対象属性情報の対象GroupList上の
前順位属性情報が段取り対象属性情報になる。
【0109】測定段取り作業時には作業者は主に「次属
性」ボタンを操作することとなるが、ステップS190
2により次に段取り処理する属性情報が存在する場合
は、図18の181メニューの「次属性」ボタンが選択
できる状態なっており、作業者が段取りするべき属性情
報の存在を容易に認識でき、測定段取りを忘れてしまう
ミスを防止出来る。
【0110】作業者が「次属性」ボタンを選択し、次に
測定段取り処理対象となる属性情報の指定が行われるの
と同時に、現段取り対象段取り属性情報の段取り処理済
み処理が行われる。
【0111】図6に示される属性情報の属性値の一つで
ある「段取りグループ名」に本ステップで指定された段
取りグループ名が格納され、内部記憶装置201あるい
は外部記憶装置202上に保持される。
【0112】さらに段取りグループ名に対応するGro
upListに属性情報が格納され、内部記憶装置20
1あるいは外部記憶装置202上に保持される。
【0113】さらに、対象属性情報の表示色を処理済み
色への変更が行われる。対象属性情報の表示色を処理済
み色に変更されることにより、段取り済み属性情報が作
業者に容易に判別させることができる。
【0114】また、前記属性情報定位置表示中の、現対
象属性情報の対象GroupList上での順位とGr
oupList全属性情報数の表示により、現段取り作
業の進捗状態を作業者が容易に認識できる。
【0115】前記段取り処理済み処理時に既に属性値
「段取りグループ名」に段取りグループ名が格納されて
いる場合は、対象属性情報が段取り処理済みであること
が示されている。
【0116】この場合は、前処理情報始末処理が行わ
れ、既格納段取りグループ名に対応するGroupLi
stから該当属性情報が削除され、属性値「段取りグル
ープ名」が削除される。
【0117】前処理情報始末処理後に前記段取り処理済
み処理が行われる。
【0118】前処理情報始末処理が行われることで、一
つの属性情報は一つの段取りグループに属させることが
可能となる。
【0119】この事により、属性情報の測定方法が一つ
で確定され、間違えて複数方法での測定を行ってしまう
ことが防止できる。
【0120】作業者により「前属性」ボタンが選択され
た場合、現対象属性情報の対象GroupList上の
前順位属性情報が段取り対象属性情報になる。
【0121】この場合、段取り処理済み処理は行われな
い。
【0122】「誤った段取りグループを指定してしまっ
た」「測定ポイントを指定し忘れた」といった何らかの
人為的ミスが発生することを支援システム側で想定する
ことは実質的に作業効率を向上するために重要である。
前記メニュー182の「前属性」ボタンにより、簡単に
直前の作業状態に復帰させることができる。
【0123】測定者に対しては、属性情報が多い場合で
も人為的なミスに伴う復元作業が簡便になることで、心
理的に楽に測定作業を進めていくことができ、作業効率
を向上させるものである。
【0124】現測定段取り対象の属性情グループで現順
列後に属性情報がない場合、「次属性」ボタンが非アク
ティブとなる。
【0125】この場合、別属性情報グループを指定して
測定段取り作業を継続する場合は、図18の181メニ
ューの「継続」ボタンを指定する。
【0126】また、現測定段取り対象の属性情報グルー
プでの測定段取り作業を終了する場合、もしくは、現属
性情報段取り作業を中断する場合は、図18の181メ
ニューの「継続」ボタンを指定する。
【0127】ステップS1904において、ステップS
1903で「前属性」ボタン及び「次属性」ボタン指定
した場合は、現選択属性グループでの測定段取り処理の
継続と判断され、ステップS1902へ処理を戻す。
【0128】ステップS1903で「継続」ボタンが指
定された場合、現選択属性グループの測定段取り処理は
終了するが、別の属性情報グループの選択から測定段取
り作業を継続すると判断され、ステップS1905に処
理を移行する。
【0129】ステップS1903で「終了」ボタンが指
定された場合、測定段取り処理と判断され、ステップS
1906へ処理を移行する。
【0130】ステップS1905において、現測定段取
り対象属性情報の前記段取り処理済み処理が行われる。
その後、現指定パーツ及び属性情報グループの指定が削
除され、現指定パーツ及び属性情報グループの指定が可
能な状態になり、ステップS1901に処理が移行す
る。
【0131】ステップS1906において、現測定段取
り対象属性情報の前記段取り処理済み処理が行われる。
その後、現指定パーツ及び属性情報グループの指定が削
除され図18の181メニューから抜ける。
【0132】測定段取り処理はその操作に自由度を持た
せるため、属性情報グループ全ての属性情報の段取りを
行わない状態でも作業中断が可能になっている。そのこ
とが属性情報の測定段取り漏れにつながりかねないの
で、測定段取り手段は、作業段取りグループに属さない
属性情報を、作業段取り未処理グループに属させる手段
と、作業段取り未処理グループのみを表示する手段を有
している。
【0133】図20の2001は測定段取り未処理属性
情報表示の一例である。
【0134】前記作業段取り未処理グループのみを表示
する手段により、作業者は測定段取り忘れの属性情報が
容易に認識できる。また、作業段取りグループに属さな
い属性情報を作業段取り未処理グループに属させる手段
により、作業者は簡単に段取り忘れの属性情報のみ再段
取り処理が可能になる。これらの手段により段取り忘れ
ミスを防止できる。
【0135】ステップS153において、測定ポイント
を属性情報に対して指定する。
【0136】測定ポイントは寸法などの属性情報に対し
て、測定者が測定する目安となる点をCADモデル上に
予め指示することができる。この測定ポイントの情報を
参照して、CMMなどの自動測定機の測定経路プログラ
ムを作成することもできる。
【0137】測定ポイントの指示は表示装置204に表
示された3Dモデルに対してマウスなどの入力装置20
5で指示される。
【0138】しかし、マウスなどによる測定ポイント入
力指示では、その入力位置精度において正確性を欠くた
め、指定位置の精度確認が必要な重要部位の測定指示に
は適応できない等の問題がある。
【0139】また、測定後にその測定結果を元に部品形
状を変更しなければならない場合に、変更部位の指示に
正確な座標位置を必要と場合もあり、マウスなどによる
測定ポイント入力指示では、このケースでも問題にな
る。
【0140】そのため、本発明の測定ポイント指示では
座標指示による測定ポイント指示も可能となっている。
【0141】図22の222は座標指示による測定ポイ
ント指示の一例である。
【0142】座標指示による測定ポイント指示は以下の
指定により行われる。
【0143】測定ポイントを付加される属性情報に関連
する3Dモデル上の要素面上に基準点および基準方向
X、Yを指定する。
【0144】基準点からX方向へのオフセット値X1お
よびY方向へのオフセット値Y1を指定する。
【0145】測定ポイントのX方向の間隔値X2および
Y方向の間隔値Y2を指定する。
【0146】測定ポイントのX方向への配置数およびY
方向への配置数を指定する。
【0147】これらの指定は表示装置204に表示され
る図22のメニュー221を用いて対話的に指定され
る。
【0148】この指定により1個以上の測定ポイントを
正確な位置で付加することできる。
【0149】また、測定ポイントに正確な位置を必要と
しない場合でも、多数の測定ポイント(数十〜数百)を
必要津する場合も本手段を使って少ない工数で測定ポイ
ントを指示することができるようになる。
【0150】指示された測定ポイントは属性情報の属性
値として内部記憶装置201あるいは外部記憶装置20
2上に保持される。
【0151】図21は測定ポイントを表示装置204に
表示される3Dモデルと属性情報に関連付けて表示した
例である。
【0152】171は測定ポイントを表示装置に表示し
た一例である。
【0153】172はポイントIDを表示装置に表示し
た一例である。
【0154】測定ポイントにも個々の属性情報毎にユニ
ークとなる識別子がポイントIDとして付加される。ポ
イントIDは図のように表示装置204に表示される測
定ポイントの近傍に表示される。
【0155】図15に戻って、本発明をモールド検査工
程に適用した場合の流れを説明する。
【0156】ステップS154において、パートあるい
は測定段取りのグループを指定することで、測定用デー
タが外部記憶装置202に出力される。
【0157】図23に出力された測定用データの一例を
示す。
【0158】測定用データの項目は識別子、測定ポイン
トID、測定ポイントの座標、設計値、上限公差、下限
公差、測定値、その他の情報などからなる。
【0159】属性情報の属性値として内部記憶装置20
1あるいは外部記憶装置202上に保持されている情報
を参照して、属性情報毎に前述した各データ項目が図に
示すようなテーブル形式で出力される。
【0160】属性情報が複数の測定ポイントを有する場
合、個々の測定ポイント毎に前述した各データ項目が出
力される。
【0161】測定用データをテーブル形式で外部記憶装
置202上に出力することで、他のアプリケーションで
出力された測定用データを参照しデータ集計作業などを
自動化することができる。
【0162】測定用のデータに測定ポイントの座標値を
含めて出力する場合は、出力時に座標系を指定して出力
することが出来る。
【0163】ステップS155において、パーツまたは
段取りグループを指定することで、測定個所を示す3D
モデルの面や稜線や点及び寸法などの属性情報が表示色
などを他の部位と変えて表示装置204に表示される。
【0164】測定者は表示装置204上の3Dモデルを
参照して、CMMの測定プログラムを作成したり、若し
くはノギスやゲージなどの手動測定器で計測を行うこと
ができる。
【0165】ステップS156において、測定結果デー
タを外部記憶装置202から読込む。
【0166】図23は測定結果データの一例でもある。
【0167】ステップS154で出力された測定用デー
タに測定者が計測結果を測定値として入力することがで
きる。
【0168】また、他の測定支援アプリケーションから
の出力ファイルを測定結果データとして読み込むことも
できる。
【0169】測定結果データに測定ポイントなどの座標
値が含まれる場合は、読込時に座標系を指定して読込む
ことが出来る。
【0170】ステップS157において、測定結果を3
Dモデルと関連づけて表示する。
【0171】図24に測定結果を3Dモデルに関連づけ
て表示した一例を示す。測定結果は属性情報毎に測定値
と設計値のズレ量に応じて3Dモデルの面や稜線の色を
変えて表現することができる。
【0172】更に、各属性情報がもつ公差値を参照し
て、ズレ量の公差値に対するの割合に応じて3Dモデル
の面や稜線の色を変えて表現することができる。
【0173】(他の実施例1)以上、本発明を3DCA
D装置を用いてモールド検査工程に適用する実施例を説
明したが、本発明は3DCAD装置に限定されるもので
なく2DCAD装置を用いることもできる。2DCAD
装置を用いた場合でも、検査業務を効率化できるもので
ある。
【0174】(他の実施例2)更に他の実施例として、
本発明はモールド検査工程への適用に限定されるもので
なく、金型や板金など形状を有するものの検査工程に適
用できる。また、寸法や寸法公差に代表されるCADの
属性情報を個別に評価していく作業の支援に適用するこ
とができる。
【0175】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、手
動で行う検査業務を効率化すると共に2D図面が無くて
も検査業務を行えるようになり、設計・製造に関する情
報伝達に要する工数、コストを削減できる。
【0176】また、数百以上の大量の属性情報を容易に
取り扱えるようにすると共に、検査業務を各測定段取り
毎に並行して行うことができ、検査期間を短縮すること
ができる。
【0177】また、検査個所の指示をCADモデルに関
連づけて表現することで測定作業者に正確にまた効率的
に作業指示を行うことが出来る。
【0178】また、前記作業段取り手段は、属性情報だ
けでなく3Dモデルの要素も他と区別して表示する手段
を有しており、測定段取りの判断が容易且つ確実に行う
ことができる。
【0179】また、前記作業段取り手段は、属性情報だ
けでなく3Dモデルの要素も他と区別して表示する手段
を有しており、3Dモデルだけでも測定段取り作業が可
能で、測定対象の部品現物を必要としないことから、部
品の完成を待つ必要が無くなり作業前倒しが可能であ
り、測定作業自体の日程短縮が実現できる。
【0180】また、前記作業指示情報付加手段は、属性
情報に測定ポイントを付加する手段を有しており、測定
段取りに際してイメージした測定方法を的確に実測定作
業に反映することできる。
【0181】また、前記作業段取り手段は、属性情報が
一つの作業段取りグループのみに属する手段と、作業段
取りグループに属さない属性情報を作業段取り未処理グ
ループに属させ表示する手段を有することで段取り作業
時の作業ミス・作業漏れを防止し、後工程での修正を無
くすことができる。
【0182】更に、作業者が段取りを行う属性情報のみ
に集中できるため、測定段取り作業を効率的に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モールド部品金型生産の全体の流れを示す図で
ある。
【図2】CAD装置のブロック図である。
【図3】図2に示したCAD装置の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】形状モデルの例を示す図である。
【図5】形状モデルを構成する各部の関連を示す概念図
である。
【図6】内部記憶装置201上でのFace情報の保管
方法を示す概念図である。
【図7】3Dモデルおよび属性情報を示す図である。
【図8】3Dモデルおよび属性情報を示す図である。
【図9】3Dモデルおよび属性情報を示す図である。
【図10】3Dモデルおよび属性情報を示す図である。
【図11】3Dモデルおよび属性情報を示す図である。
【図12】3Dモデルに属性情報を付加するときの処理
動作を示すフローチャートである。
【図13】3Dモデルに属性情報を付加するときの処理
動作を示すフローチャートである。
【図14】3Dモデルに属性情報を付加するときの処理
動作を示すフローチャートである。
【図15】モールド検査工程の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図16】属性情報に識別子を付加した3Dモデルを示
す図である。
【図17】CMM自動測定機による測定状態の概略を示
す図である。
【図18】作業段取り中の3Dモデルを示す図である。
【図19】作業段取り工程を詳細に説明するフローチャ
ートである。
【図20】作業段取り忘れ属性情報表示を行った3Dモ
デルを示す図である。
【図21】属性情報に測定ポイントを付加した3Dモデ
ルを示す図である。
【図22】座標指示による測定ポイント付加の例を示す
図である。
【図23】測定作業用データの概念図である。
【図24】測定結果を3Dモデルと関連付けて表示した
3Dモデルを示す図である。
【符号の説明】
1 3Dモデル 201 内部記憶装置 202 外部記憶装置 203 CPU装置 204 表示装置 205 入力装置 206 出力装置 207 外部接続装置 161 識別子 171 CMM測定端子 172 測定部品 173 測定部品固定治具 174 CMM測定可能範囲 181 作業段取りメニュー 182 次属性がない場合の作業段取りメニューイメー
ジ 183 前属性がない場合の作業段取りメニューイメー
ジ 184 作業段取り中の3Dモデル 2001 作業段取り忘れ属性情報表示3Dモデル 211 測定ポイント 212 ポイントID 211 座標指示測定ポイント付加メニュー
フロントページの続き (72)発明者 柳澤 亮三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 馬鳥 至之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 笹子 悦一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 森岡 昌也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 4E050 JB10 JD03 5B046 AA05 HA09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADモデル上の寸法などの属性情報に
    識別子を付加する識別子付加手段と、 属性情報に計測などの作業に必要な情報を付加する作業
    指示情報付加手段と、 属性情報を作業段取り毎にグループ化する作業段取り手
    段と、 計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力手
    段と、 計測などの作業を教示する作業教示手段と、 計測などの作業結果を識別子と属性情報を関連付けて読
    込む作業結果読込み手段と、 作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業結果
    表示手段とを有することを特徴とする属性情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記作業段取り手段は、前記属性情報を
    いずれか一つの前記グループに属させることを特徴とす
    る請求項1に記載の属性情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記作業段取り手段において前記グルー
    プに属さない属性情報を作業段取り未処理グループに属
    させる手段と、 前記作業段取り未処理グループに属する属性情報を表示
    する未処理グループ表示手段とを更に有することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の属性情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記グループを指定する処理対象指定手
    段と、 前記処理対象指定手段により指定されたグループに属す
    る属性情報を他の属性情報と異なる表示形式で表示する
    指定グループ表示手段とを更に有することを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の属性情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記作業段取り手段は、作業段取り処理
    時において前記属性情報を属性情報が関連付けられてい
    る3Dモデルの要素と共にハイライト表示することを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の属性情報処
    理装置。
  6. 【請求項6】 作業段取り処理済みの属性情報を他の属
    性情報と異なる表示形式で表示する処理済属性情報表示
    手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の属性情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記計測などの作業に必要な情報は測定
    ポイントであり、 前記作業指示情報付加手段は、前記測定ポイントを3D
    モデル上でマウスで指示することにより付加する手段、
    座標を入力することにより付加する手段、及び自動で付
    加する手段のうち少なくとも1つの手段を有することを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の属性情報
    処理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理対象指定手段において指定した
    グループ内で次に処理する属性情報があるか否かを判定
    する属性情報判定手段と、 前記属性情報判定手段で次に処理する属性情報がある場
    合に、次の属性情報が指示可能である旨を表示する次表
    示アクティブ手段と、前記属性情報判定手段で次に処理
    する属性情報が無い場合に、次の属性情報が指示できな
    い旨を表示する次表示非アクティブ手段とを有すること
    を特徴とする請求項4に記載の属性情報処理装置。
  9. 【請求項9】 CADモデル上の寸法などの属性情報に
    識別子を付加する識別子付加工程と、 属性情報に計測などの作業に必要な情報を付加する作業
    指示情報付加工程と、 属性情報を作業段取り毎にグループ化する作業段取り工
    程と、 計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力工
    程と、 計測などの作業を教示する作業教示工程と、 計測などの作業結果を識別子と属性情報を関連付けて読
    込む作業結果読込み工程と、 作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業結果
    表示工程とを有することを特徴とする属性情報処理方
    法。
  10. 【請求項10】 CADモデル上の寸法などの属性情報
    に識別子を付加する識別子付加手段と、 属性情報に計測などの作業に必要な情報を付加する作業
    指示情報付加手段と、 属性情報を作業段取り毎にグループ化する作業段取り手
    段と、 計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力手
    段と、 計測などの作業を教示する作業教示手段と、 計測などの作業結果を識別子と属性情報を関連付けて読
    込む作業結果読込み手段と、 作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業結果
    表示手段とを有することを特徴とする属性情報処理プロ
    グラム。
JP2002037036A 2001-02-20 2002-02-14 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Expired - Fee Related JP3796454B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002037036A JP3796454B2 (ja) 2001-02-20 2002-02-14 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
US10/077,352 US6917842B2 (en) 2001-02-20 2002-02-15 Information processing apparatus and method
EP02251118A EP1233376A3 (en) 2001-02-20 2002-02-19 Information processing apparatus and method
CN200610092496.5A CN1900976B (zh) 2001-02-20 2002-02-20 信息处理设备和方法
CN02121839.0A CN1269066C (zh) 2001-02-20 2002-02-20 信息处理设备和方法
KR10-2002-0008908A KR100477917B1 (ko) 2001-02-20 2002-02-20 정보처리장치 및 방법
US11/146,014 US7054701B2 (en) 2001-02-20 2005-06-07 Information processing apparatus and method

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001044145 2001-02-20
JP2001-44145 2001-02-20
JP2002037036A JP3796454B2 (ja) 2001-02-20 2002-02-14 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002328952A true JP2002328952A (ja) 2002-11-15
JP3796454B2 JP3796454B2 (ja) 2006-07-12

Family

ID=26609761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002037036A Expired - Fee Related JP3796454B2 (ja) 2001-02-20 2002-02-14 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3796454B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006072572A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Ricoh Co Ltd 画像表示方法、画像表示プログラムおよび画像表示装置
EP1736731A2 (en) 2005-06-22 2006-12-27 Konica Minolta Sensing, Inc. Three- dimensional measuring system
JP2017228009A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 株式会社Kmc 測定支援システム及び測定支援方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006072572A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Ricoh Co Ltd 画像表示方法、画像表示プログラムおよび画像表示装置
EP1736731A2 (en) 2005-06-22 2006-12-27 Konica Minolta Sensing, Inc. Three- dimensional measuring system
US7495776B2 (en) 2005-06-22 2009-02-24 Konica Minolta Sensing, Inc. Three-dimensional measuring system
EP1736731A3 (en) * 2005-06-22 2009-11-25 Konica Minolta Sensing, Inc. Three- dimensional measuring system
JP2017228009A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 株式会社Kmc 測定支援システム及び測定支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3796454B2 (ja) 2006-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108449943B (zh) 包括集成的对准程序计划和编辑特征的检查程序编辑环境
JP5100249B2 (ja) 情報処理方法、情報処理装置およびプログラム
US6917842B2 (en) Information processing apparatus and method
CN107429997A (zh) 用于确定测量对象的尺寸特性的方法和装置
JP2002328952A (ja) 属性情報処理装置、及び方法
JP5143252B2 (ja) 情報処理装置、方法およびプログラム
JP2003330972A (ja) 情報処理装置及び方法
JP3825994B2 (ja) 情報処理装置及び方法
Medland et al. The integration of coordinate measuring machines within a design and manufacturing environment
JP3796452B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2002350122A (ja) 属性情報処理装置、及び方法
JP3796453B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP3937913B2 (ja) 情報処理装置
JP3935361B2 (ja) 情報処理装置、及び方法
JP2002324083A (ja) 情報処理装置、及び方法
JP4881941B2 (ja) 光学素子設計製造支援システム
JP4845289B2 (ja) 情報処理装置及び方法
JPH07104827A (ja) 図面情報に基づいた工程管理システム
JP2002324085A (ja) 情報処理装置及び方法
JP2004192035A (ja) 情報処理装置及び方法
She et al. A study on the computer-aided measuring integration system for the sheet metal stamping die
JP2006113846A (ja) 情報処理装置及び方法
JP4846927B2 (ja) 情報処理装置及び方法
Magdziak et al. Software Dedicated to Determining a Strategy of Coordinate Measurements
JP2002324253A (ja) 情報処理装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140421

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees