JP2006072572A - 画像表示方法、画像表示プログラムおよび画像表示装置 - Google Patents

画像表示方法、画像表示プログラムおよび画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】3次元形状に対して複数の注記を付加しても、各注記がどの3次元形状要素に対応するものなのかを容易に確認できるようにすること。
【解決手段】この発明にかかる画像表示装置は、複数のパーツによって構成される物体を示す3次元データに基づいて画像を表示する3次元形状表示部202と、パーツを構成する要素に対応させて、パーツを説明する付加情報を入力する注記入力部203と、付加情報の表示位置を入力する位置入力部204と、付加情報を表示位置に表示する注記表示部205と、付加情報に対応した要素を強調して表示する関連表示部208と、を備える。
【選択図】 図2

Description

この発明は、3次元形状に基づいて画像を表示する、画像表示方法、画像表示プログラムおよび画像表示装置に関する。
近年、安価で高機能および高性能なパーソナル・コンピュータが広く普及したこと、企業においてコスト削減や製品設計サイクル短縮の要求が大きくなっていることなどから、3次元形状処理装置を用いた設計および生産の重要性が増しつつある。
そこで、グラフィックス表示装置とコンピュータとを用いたCAD装置またはCAM装置など3次元形状処理装置を用いて、記憶されている3次元形状データにより3次元形状モデルを表示させたり、3次元形状を生成したり、生成されている3次元形状を変形させたり、3次元形状の体積や重心などを計算したりすることが広く行われている。
このように、3次元CAD/CGシステム等の普及により3次元形状データの利用者層が拡大するとともに、設計生産工程を中心として、上流から下流までのさまざまな工程で実際の製品の3次元形状データが有効活用される機会が増加している。3次元形状モデルについては、企業における製品の設計において、大規模な3次元形状モデルを対話的な環境下で操作するために必要性が高まっており、そのためのさまざまな試みがされている。
上記のようなさまざまな工程間で3次元形状データに関する情報交換を円滑に進めるために、各工程において3次元形状データに注記を付加することが広く行われている。従来技術では、3次元形状を構成する要素に着目して注記を付加する場合、注記を、注記内容と当該要素を結ぶ引き出し線とともに表示するのが一般的である。
たとえば、金型の設計から金型の加工までのすべての工程において実質的に図面レスで作業できるようにし、さらに、金型の加工等に必要な情報をコンピュータ端末上で容易に参照する技術が開示されている(たとえば、特許文献1参照。)。この技術では、CAD上で生成された金型の3次元モデルを型加工支援システムに読み込んで表示させ、このモデルの中でオペレータが指定した点や面や線などに後の工程に伝えたい注記などの情報を付加する機能が用いられている。
また、コメント表示面を一義的に定め、形状の要素とコメントとを対応付ける矢印をコメント表示面に描画することにより、形状の要素毎にコメントを付与できるようにした3次元CADシステムが開示されている(たとえば、特許文献2参照。)。この3次元CADシステムでは、3次元形状と干渉し合うことなくコメントおよび対応付けのための矢印が表示される。
特開2003−44544号公報 特開平8−161388号公報
しかし上述の従来技術では、注記の引き出し先の位置指定、および注記に対応する3次元形状要素の確認表示について言及されていない。また、引き出し線の要素側の端点は、当該要素内の1点を指すに過ぎないので、3次元形状に複数の注記を付加すると、どの注記がどの要素に対応するものなのかが分かりにくくなるという問題点があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、3次元形状に付加された各注記について、対応する3次元形状要素を確認表示することができる画像表示方法、画像表示プログラムおよび画像表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる画像表示方法は、複数のパーツによって構成される物体を示す3次元データに基づいて画像を表示する画像表示工程と、前記パーツを構成する要素に対応させて、前記パーツを説明する付加情報を入力する情報入力工程と、前記付加情報の表示位置を入力する位置入力工程と、前記付加情報に対応した要素を強調して、前記付加情報を前記表示位置に表示する情報表示工程と、を含むことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、3次元の物体の1つのパーツに対して複数の付加情報を入力しても、各付加情報が物体のどの要素に対応するかを容易に確認することができる。
また、請求項2の発明にかかる画像表示方法は、請求項1に記載の画像表示方法において、前記情報入力工程は、前記3次元データ上の要素を指定する指定工程を含み、前記指定工程によって指定された要素に対応させて、前記パーツに対応する付加情報を入力することを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、付加情報に対応させる要素を指定して付加情報を入力することができるので、所望の要素に対して付加情報を入力することができる。
また、請求項3の発明にかかる画像表示方法は、請求項2に記載の画像表示方法において、前記画像表示工程は、前記3次元データを2次元データに変換して、変換された前記2次元データを表示し、前記指定工程は、前記画像表示工程によって表示された前記2次元データ上の要素を指定することにより、前記3次元データ上の要素を指定することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、2次元データに基づいて表示された要素を指定することにより、付加情報に対応する要素を指定することができるので、入力が容易になる。
また、請求項4の発明にかかる画像表示方法は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像表示方法において、前記情報入力工程は、前記パーツを説明する付加情報を、文字列として入力することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、付加情報を文字列で入力することができるので、付加情報の入力が容易になる。
また、請求項5の発明にかかる画像表示プログラムは、前記請求項1〜4のいずれか一つに記載された画像表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項6の発明にかかる画像表示装置は、複数のパーツによって構成される物体を示す3次元データに基づいて画像を表示する画像表示手段と、前記パーツを構成する要素に対応させて、前記パーツを説明する付加情報を入力する情報入力手段と、前記付加情報の表示位置を入力する位置入力手段と、前記付加情報に対応した要素を強調して、前記付加情報を前記表示位置に表示する情報表示手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項6の発明によれば、3次元の物体の1つのパーツに対して複数の付加情報を入力しても、各付加情報が物体のどの要素に対応するかを容易に確認することができる。
また、請求項7の発明にかかる画像表示装置は、請求項6に記載の画像表示装置において、前記情報入力手段は、前記3次元データ上の要素を指定する指定手段を備え、前記指定手段によって指定された要素に対応させて、前記パーツに対応する付加情報を入力することを特徴とする。
この請求項7の発明によれば、付加情報に対応させる要素を指定して付加情報を入力することができるので、所望の要素に対して付加情報を入力することができる。
また、請求項8の発明にかかる画像表示装置は、請求項7に記載の画像表示装置において、前記画像表示手段は、前記3次元データを2次元データに変換して、変換された前記2次元データを表示し、前記指定手段は、前記画像表示手段によって表示された前記2次元データ上の要素を指定することにより、前記3次元データ上の要素を指定することを特徴とする。
この請求項8の発明によれば、2次元データに基づいて表示された要素を指定することにより、付加情報に対応する要素を指定することができるので、入力が容易になる。
また、請求項9の発明にかかる画像表示装置は、請求項6〜8のいずれか一つに記載の画像表示装置において、前記情報入力手段は、前記パーツを説明する付加情報を、文字列として入力することを特徴とする。
この請求項9の発明によれば、付加情報を文字列で入力することができるので、付加情報の入力が容易になる。
本発明にかかる画像表示方法、画像表示プログラムおよび画像表示装置によれば、3次元形状に対して複数の注記を付加しても、各注記がどの3次元形状要素に対応するものなのかを容易に確認することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像表示方法、画像表示プログラムおよび画像表示装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される画像表示装置の構成を説明するブロック図である。画像表示装置100は、CPU101、メモリ102、外部記憶装置103、入力装置104、表示装置105、バス106を備えるコンピュータシステムおよびその上で動作するプログラムによって実現される。
CPU101は、画像表示装置100の全体を制御する中央演算処理装置である。メモリ102は、揮発性のメモリであるRAMと不揮発性のメモリであるROMにより構成される。メモリ102に含まれるRAMは本発明にかかる制御プログラムのワークエリアとして使用され、メモリ102に含まれるROMは本発明にかかる制御プログラムを記憶する領域として使用される。
外部記憶装置103は、ハードディスクなどの磁気記録方式による不揮発性の補助記憶装置である。入力装置104は、キーボード、マウスなどの入力を受け付ける装置である。表示装置105は、CPU101が制御することにより、表示画面に画像を表示する装置である。
図2は、本発明が適用される画像表示装置の機能を説明するブロック図である。図1に示した画像表示装置100は、図2において、入力部201、3次元形状表示部202、注記入力部203、位置入力部204、注記表示部205、関連保存部206、注記指定部207、関連表示部208の各機能から構成される。
入力部201は、3次元形状データを入力する。入力部201は、外部記憶装置103、またはネットワークを介して3次元形状データを読み込んでもよい。また、3次元形状データを作成するモデリングプログラムを、メモリ102または外部記憶装置103で用意し、入力部201が、このモデリングプログラムを用いて3次元形状データを作成してもよい。
3次元形状表示部202は、入力部201で用意された3次元形状データに基づいて、表示装置105で3次元形状を表示する。3次元形状表示部202は、受け取った3次元形状データを2次元データにレンダリングし、画面で表示できる2次元のデータを作成する。そして3次元形状表示部202は、作成された2次元のデータを表示装置105で表示する。
注記入力部203は、入力装置104による入力にしたがって3次元形状に注記を入力する。注記入力部203は、要素を指定する情報を入力する。指定する要素は、注記を表示する要素である。要素の指定にあたっては、まず物体の中からパーツをカーソルで指定し、指定されたパーツの中の位置を指定することにより要素を指定する。カーソルの位置は、入力装置104からの信号に基づいて制御される。
物体およびパーツは3次元のデータで記述されているので、物体およびパーツを画面上で回転して表示することができる。注記入力部203は、注記の入力にあたり、回転後の物体およびパーツの表示に基づいて、要素の指定を受け付けることができる。物体を表示する位置および角度によっては、当初の画面表示のままでは、パーツおよび要素の特定が難しい場合がある。回転してから入力を受け付けることにより、パーツおよび要素の特定が容易になる。
また、注記入力部203は、指定された要素に対応する注記で表示される文章を入力する。注記入力部203は、文字入力により注記を文章として作成することができる。注記入力部203は、文字だけでなく、文字の色、文字の大きさ、文字の間隔、行間隔を入力することもできる。
また、注記入力部203は、1つ1つの文字を入力することにより、注記を入力することができるが、あらかじめ用意された文字の中から選択することにより注記を入力することができる。また、指定したパーツの部品番号や、指定した要素に対応する情報(面、稜線、頂点など)をあらかじめ用意しておき、これを読み込むことにより注記の情報として入力することができる。
位置入力部204は、注記入力部203で入力された注記の表示位置を入力する。表示位置は、入力装置104からの信号に基づいて制御されるカーソルによって指定することができる。また座標を入力することにより注記を表示する位置を入力することができる。
注記表示部205は、注記入力部203によって入力された注記を、位置入力部204によって入力された位置に表示する。この表示位置は、原則として物体およびパーツを回転させても変化しない値であるが、回転後の位置に伴い、この表示位置を修正することができる。回転後の表示位置によっては、特に引き出し線との関係で、注記が読みにくい場合があるので、この修正によって、より読みやすくすることができる。
関連保存部206は、注記入力部203によって入力された注記を、注記入力部203で指定された要素と関連付けて保存する。注記および要素の関連は、図4を用いて後述するように、注記を示すコメントの情報として記憶される。
注記指定部207は、入力装置104による入力にしたがって、注記を指定する。関連表示部208は、表示装置105に、注記指定部207によって指定された注記の3次元形状要素を強調表示し、3次元形状要素を記述する文字列を表示する。
図3は、物体を構成するパーツのデータ構造を説明する説明図である。なお、物体が直方体の場合を例に挙げ、物体をパーツに分解して説明する。このパーツの構成は、要素によって特定される。要素ごとに位置や形状を示すデータを持ち、この要素によってパーツが特定され、このパーツの集合により物体の全体が決まる。このように、コンピュータで物体を表示するには、物体の構成をすべてデータとして持つ必要がある。
なおこのパーツのデータは3次元座標で記述されるが、この3次元座標は便宜上設定された3次元空間内のどこにこのパーツが位置するかを示す情報である。このパーツをどの視点からとらえて表示するかにより、画面に表示される2次元画像は変わる。したがって、3次元形状表示部202は、この3次元データを、視点位置から見た場合の2次元の表現に変換して、変換後のデータを表示装置105に表示する。
パーツは、位相要素によって構成される。パーツは、位相要素を作成したり、移動したりすることにより操作される。位相要素は、頂点、稜線、面を含む。それぞれ、頂点情報301、稜線情報302、面情報303により記述される。
頂点とは、パーツの角である。たとえば直方体は8個の頂点を持つ。頂点は3次元の座標値を持つ。頂点は、頂点情報301により記述される。頂点情報301は、それぞれの頂点を区別する頂点番号と、それぞれの頂点が位置する頂点座標を含む。
稜線とは、面と面の境界線である。稜線は2つの頂点を結んだ線であると考えることができる。たとえば、直方体は12本の稜線を持つ。稜線の両端は頂点である。稜線は直線に限らず、曲線でもよい。稜線は、稜線情報302により記述される。稜線情報302は、それぞれの稜線を区別する稜線番号と、それぞれの稜線の両端である頂点の頂点番号を含む。
面とは、複数の稜線で囲まれた領域である。パーツは、複数の面で覆われている。たとえば立方体は、6枚の面で構成されている。これらの複数の面によって、立体の内側と外側が隔てられている。面は複数の稜線と頂点を持つ。面は平面に限らず曲面でもよい。面は、面情報303により記述される。面情報303は、それぞれの面を区別する面番号と、それぞれの面の角となる頂点の頂点番号を含む。
頂点情報301、稜線情報302、面情報303の各要素は、独立せずにそれぞれ連携している。メモリ102は、各要素の対応表をパーツごとに持ち、パーツを構成する面・稜線・頂点の接続関係を記憶している。図3では直方体を例に挙げて説明したが、パーツが異なれば、そのパーツのかたちに応じて要素の数および頂点座標が異なるデータ内容となる。
直方体を例に挙げて説明する。直方体には、頂点が8つ、稜線が12本、面が6つある。上述したように、これらの各要素はそれぞれ頂点番号、稜線番号、面番号が割り振られ、この番号に対応させて各要素を特定する情報が割り当てられている。
この場合、頂点は、頂点座標により特定されるので、頂点番号に対応させて頂点座標が頂点情報301に含まれる。稜線は、頂点と頂点の間を結ぶ直線なので、稜線番号に対応させて稜線の両端となる頂点の頂点番号が稜線情報302に含まれる。面は、頂点で囲まれた領域として特定できるので、面番号に対応させて面を囲む頂点の頂点番号が面情報303に含まれる。
面情報303に示すように、それぞれの面情報303が持つ頂点番号には順番がある。面情報303が持つ頂点番号は、外から見て右回り、もしくは左回りのどちらか一方の順番に並べるように統一して記述される。これによって、面の法線ベクトルの向きを1つに定めることができるようになり、面の裏表の判定ができるようになる。頂点情報301、稜線情報302および面情報303で記述することにより、ある面が持つ稜線や、頂点を調べることができる。稜線を新しく作るような位相要素の変更があったときには、頂点情報301、稜線情報302および面情報303の記述内容を書き直す。
次に、パーツを構成する形状データについて説明する。コンピュータで扱われるデータとしてパーツを定義するためには、パーツの接続関係を説明する情報だけでなく、形状を説明する形状データも必要になる。ここでは、稜線情報302および面情報303が、どのような形状データを持っているかについて説明する。
稜線の形状データについて説明する。稜線とは、2つの頂点間を結んだものであるが、稜線は必ずしも直線とは限らない。この稜線の形状(直線・曲線)を稜線の形状データと呼ぶ。曲線の種類としては、2次曲線の放物線や円弧、自由曲線のベジェ曲線等がある。この稜線の形状データは、稜線情報302に含まれる。
面の形状データについて説明する。面は、パーツの外形を決めるが、平面とは限らず、曲面もあり得る。この面の形状(平面・曲面)を面の形状データと呼ぶ。曲面の種類として、2次曲面の楕円面や双曲面、自由曲面のベジェ曲面がある。この面の形状データは、面情報303に含まれる。
なお、3次元形状は、稜線や頂点や面というような要素により3次元空間上に閉じた領域を定義して中身の詰まった立体を表現した境界表現形式のソリッドモデルデータとして生成された形状でもよいし、サーフェイスモデル、ワイヤーフレームモデル、メッシュポリゴンモデルによった形状でもよい。
3次元形状データのデータ構造は、3次元形状モデルを構成している各形状要素の包含関係を木構造により表現することができる。この場合、木構造の木の葉(以下、リーフと呼ぶ)の位置には各形状要素の形状データを保持する。また、木の節(以下、ノードと呼ぶ)の位置には、複数のリーフまたはノードを関係付けるデータや、上下のノード間において3次元空間内の位置を決定するための変換行列などを記憶する。
図4は、要素情報に対応したコメント情報のデータ構造を説明する説明図である。データ構造400は複数のコメントについての情報の集合として記憶される。データ構造400に含まれるコメント情報401は、画面に表示するコメントの1つを特定する情報である。コメント情報401は、コメントID402、コメント内容403、パーツID404、要素情報405および表示位置406によって構成される。
コメントID402は、コメントを特定するIDである。コメント内容403は、コメントの内容を示す情報であり、テキスト、色、文字の大きさなどの表示内容を特定する情報を含む。コメント内容403で記述される情報がパーツの要素に対応する形で表示される。コメント内容403は、テキスト文書を示すいかなる言語で記述してもよい。パーツID404は、パーツを特定するIDである。
要素情報405は、図3で説明した頂点情報301、稜線情報302、面情報303の各要素のうち、コメント情報401が対応付けられる要素を示す情報である。図3で説明したように、各要素はそれぞれ、頂点番号、稜線番号、面番号が振られており、要素情報405は、頂点、稜線、面のいずれであるかを示す情報と、この番号のうち1つを示すことにより、どの要素を説明するコメントであるかを特定している。
表示位置406は、コメント内容403を表示する画面上の位置を特定する情報である。物体は3次元の座標で表現される3次元データが、2次元に変換されることにより画面上に表示されるが、表示位置406は、変換を必要としない、実際に表示される画面上の位置を示す座標として記述される。
図5は、3次元形状に注記を入力して要素と対応させて保存する処理を説明するフローチャートである。この処理を、図5のフローチャートを用い、図2を参照して説明する。
まず、入力部201は、3次元形状を入力する(ステップS501)。次に、3次元形状表示部202は、3次元形状を2次元に変換して表示装置105に投影表示する(ステップS502)。次に、注記入力部203は、注記の引き出し元として3次元形状を構成する要素(立体、面、稜線、頂点のいずれか)を指定する(ステップS503)。
次に、位置入力部204は、注記の引き出し先として表示装置105の表示位置を指定する(ステップS504)。次に、注記入力部203は、注記の内容を入力する(ステップS505)。次に、注記表示部205は、注記を表示する(ステップS506)。注記は、位置入力部204で指定された位置に引き出し線とともに表示される。
次に、関連保存部206は、注記入力部203で入力された注記を、注記の引き出し元の要素に関連付けて保存する(ステップS507)。また、位置入力部204で入力された表示位置も保存する。保存される内容は、図4で示した通りである。
図6は、注記と3次元形状要素を対応させて表示する処理を説明するフローチャートである。この処理を、図6のフローチャートを用い、図2を参照して説明する。
まず、注記の指定画面を表示し、注記指定部207からの注記の指定を受け付ける(ステップS601)。注記指定部207で指定された注記が、コメント情報401として保存されているかどうかを判定する(ステップS602)。この判定は、関連保存部206で保存されているコメント情報401と照合することにより行われる。保存されていない場合は(ステップS602:No)、ステップS601に戻る。
保存されている場合は(ステップS602:Yes)、コメント情報401を読み出す(ステップS603)。注記表示部205は、コメント内容403で記述される文字列を、表示位置406に表示する(ステップS604)。
関連表示部208は、注記に対応する要素を強調表示する(ステップS605)。次に、関連表示部208は、引き出し線を表示する(ステップS606)。引き出し線は、強調表示された要素と、表示されたコメント内容403の間を結ぶ。
強調表示の例として、要素が立体の場合には、当該立体を構成するワイヤーフレームを強調表示色にて表示してもよいし、当該立体の境界箱を表現するワイヤーフレームを強調表示色にて表示してもよい。要素が面の場合には、当該面を強調表示色にて色塗り表示してもよいし、当該面の境界を表現する稜線を強調表示色にて表示してもよい。要素が稜線の場合には、当該稜線を強調表示色にて表示してもよい。要素が頂点の場合には、当該頂点を強調表示色にて表示してもよい。
要素を記述する文字列は、たとえば、要素のタイプを表わす「立体」、「面」、「稜線」、「頂点」のいずれかの文字列でもよいし、これにさらに、立体ID、面ID(および/または面が属する立体のID)、稜線ID(および/または稜線が属する立体のID)、頂点ID(および/または頂点が属する立体のID)のいずれかを表わす文字列を組み合わせてもよい。
図7は、注記に対応する3次元形状画面表示例を示す説明図である。画面に表示される対象全体である物体700は、複数のパーツにより構成され、そのうちの1つが、パーツ701である。パーツ701は、図3で説明した頂点情報301、稜線情報302、面情報303により記述される。
面702は、パーツ701の表面であり、パーツ701の要素の1つである。面702は、図3で説明した面情報303により記述される。注記703は、この面702を説明する文章の情報であり、図4に示したコメント内容403により記述される。注記703に対応する面702の境界を表現する稜線が強調表示色(赤)で表示されている。
注記703が指定されたときの図7に示した画面表示を、図4を参照して説明する。注記703は、コメント情報401にしたがって画面表示される。したがって、画面にはコメント内容403が表示される。また、注記703に対応する要素は、パーツID404および要素情報405で特定されるので、この特定された要素が画面に表示される。物体700でこの注記703に対応する要素は面702であるので、面702が強調して表示される。また、この注記703は、表示位置406で特定される位置に表示される。
図8は、注記を指定する指定画面を説明する説明図である。図8の画面を介して入力した結果が図7の画面で表示される。指定画面800は、タイトル801、タイプ802、確認803、コメント804、作成日805、作成者806、編集807、OK808により構成される。
タイトル801は、注記703で示される文字列を入力する項目である。タイトル801で入力した結果が注記703として表示される。図8では、タイトル801の内容は、「注記の例」という文字列である。
タイプ802は、要素を記述する文字列である。図8では、タイプ802は、要素のタイプを表わす「面」と、面が属する立体のIDを表わす「DEF000−2」を組み合わせた「面(DEF000−2)」という文字列を示している。タイプ802は、カーソルを介して選択することにより、注記703に対応する要素を選択することができる。
確認803は、タイプ802を確認するためのボタンである。確認803を指示することにより、タイプ802上で選択した要素を確定することができる。
コメント804は、注記703に関するコメントを入力することができる。コメント804は、タイトル801のように画面に表示することを意図したものではないが、注記を編集するときに表示することにより、追加の情報として参考とすることができる。
作成日805は、注記703を作成した日時を示す項目であり、作成日805は、「04/7/16」に注記703を作成したことを示している。
作成者806は、注記703を作成した作成者を示す項目である。初期状態においては空欄としておくことができ、また物体700の3次元データを作成した人の名前を初期状態の作成者806の情報としておくことができる。
編集807は、作成日805および作成者806を編集することを入力するボタンである。編集807の入力後に、作成日805および作成者806を編集することができる。OK808は、指定画面800の入力を終了したことを入力するボタンである。OK808を入力することにより、コメント情報401が更新される。
図7および図8では要素1つと注記1つが表示された例を示しているが、要素1つに対して複数の注記を同時に画面表示することもできる。また、複数の要素のそれぞれに対して同時に注記703を表示することができる。この場合に、面702で示される要素が強調されるので、注記703に対応する要素が明瞭化される。また、注記703の表示位置を指定することができるので、分かりやすい位置での画面表示を実現することができ、特に複数の注記が画面表示される場合に有用である。
なお、本実施の形態で説明した画像表示方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる画像表示方法、画像表示プログラムおよび画像表示装置は、グラフィックス表示装置とコンピュータとを用いたCAD装置またはCAM装置など3次元形状処理装置において特に有用である。
本発明が適用される画像表示装置の構成を説明するブロック図である。 本発明が適用される画像表示装置の機能を説明するブロック図である。 物体を構成するパーツのデータ構造を説明する説明図である。 要素情報に対応したコメント情報のデータ構造を説明する説明図である。 3次元形状に注記を入力して要素と対応させて保存する処理を説明するフローチャートである。 注記と3次元形状要素を対応させて表示する処理を説明するフローチャートである。 注記に対応する3次元形状画面表示例を説明する説明図である。 注記を指定する指定画面を説明する説明図である。
符号の説明
103 外部記憶装置
104 入力装置
105 表示装置
201 入力部
202 3次元形状表示部
203 注記入力部
204 位置入力部
205 注記表示部
206 関連保存部
207 注記指定部
208 関連表示部

Claims (9)

  1. 複数のパーツによって構成される物体を示す3次元データに基づいて画像を表示する画像表示工程と、
    前記パーツを構成する要素に対応させて、前記パーツを説明する付加情報を入力する情報入力工程と、
    前記付加情報の表示位置を入力する位置入力工程と、
    前記付加情報に対応した要素を強調して、前記付加情報を前記表示位置に表示する情報表示工程と、
    を含むことを特徴とする画像表示方法。
  2. 前記情報入力工程は、前記3次元データ上の要素を指定する指定工程を含み、前記指定工程によって指定された要素に対応させて、前記パーツに対応する付加情報を入力することを特徴とする請求項1に記載の画像表示方法。
  3. 前記画像表示工程は、前記3次元データを2次元データに変換して、変換された前記2次元データを表示し、
    前記指定工程は、前記画像表示工程によって表示された前記2次元データ上の要素を指定することにより、前記3次元データ上の要素を指定することを特徴とする請求項2に記載の画像表示方法。
  4. 前記情報入力工程は、前記パーツを説明する付加情報を、文字列として入力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像表示方法。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
  6. 複数のパーツによって構成される物体を示す3次元データに基づいて画像を表示する画像表示手段と、
    前記パーツを構成する要素に対応させて、前記パーツを説明する付加情報を入力する情報入力手段と、
    前記付加情報の表示位置を入力する位置入力手段と、
    前記付加情報に対応した要素を強調して、前記付加情報を前記表示位置に表示する情報表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  7. 前記情報入力手段は、前記3次元データ上の要素を指定する指定手段を備え、前記指定手段によって指定された要素に対応させて、前記パーツに対応する付加情報を入力することを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記画像表示手段は、前記3次元データを2次元データに変換して、変換された前記2次元データを表示し、
    前記指定手段は、前記画像表示手段によって表示された前記2次元データ上の要素を指定することにより、前記3次元データ上の要素を指定することを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記情報入力手段は、前記パーツを説明する付加情報を、文字列として入力することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の画像表示装置。
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