JP2002328686A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP2002328686A
JP2002328686A JP2001129532A JP2001129532A JP2002328686A JP 2002328686 A JP2002328686 A JP 2002328686A JP 2001129532 A JP2001129532 A JP 2001129532A JP 2001129532 A JP2001129532 A JP 2001129532A JP 2002328686 A JP2002328686 A JP 2002328686A
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karaoke
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mpeg
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Hideo Kijima
日出夫 来島
Masashi Ueno
昌志 上野
Yoshihiko Morita
芳彦 森田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、MPEG音声圧縮データを用い
たカラオケ装置において、採点機能を有する装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 ネットワークと接続されるカラオケ装置
において、カラオケ装置に格納されるカラオケデータは
MPEG圧縮フォーマットに基づいて圧縮され、且つカ
ラオケで使用するデータの種別に応じたストリームID
を付加したストリームデータで構成されるとともに、前
記ストリームIDが付加された演奏時間と同期する音楽
データに対応する採点用データをカラオケデータとして
カラオケ装置に格納し、前記カラオケ装置はストリーム
IDに基づいて、前記採点用データを抽出して、採点機
能処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、曲にあった背景
映像を表示しながらカラオケ演奏を実行するカラオケ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラオケ装置は、カラオケ曲の演奏を行
うのみならず、モニタにその曲にあった背景映像を表示
するとともに、その背景映像にスーパインポーズで歌詞
テロップも表示する。
【0003】従来の通信カラオケ装置は、演奏用の楽曲
データを配信センタからダウンロードする装置であるた
め、データ量の大きい背景映像とは分離され、背景映像
はカラオケ装置側でCD−ROMやDVDなどのメディ
アに記憶されている。
【0004】上記のように映像データのデータ量が大き
いため、従来は、演歌,ポップスなどカラオケ曲の各ジ
ャンルに対応する映像データを1または複数個ずつ記憶
しておき、カラオケ曲がリクエストされたときこのジャ
ンルの映像データを読み出して背景映像として表示する
ようにしており、カラオケ曲と背景映像とが個別に対応
していなかった。
【0005】しかし、ジャンルのみに基づいて数少ない
映像データのなかから選択する方式では、同じ映像デー
タばかり繰り返される場合があり、使用者に飽きが生じ
るなどカラオケ演奏を盛り上げることができないという
問題点があった。
【0006】各カラオケ曲に個別に対応する映像データ
を記憶しておけば、それぞれの曲にあった映像データを
必ず表示することができるが、1台のカラオケ装置が1
万曲以上に及ぶカラオケ曲のそれぞれに対応する個別の
映像データを記憶することは、コストがすごく嵩んだ
り、また、装置が非常に大きくなるなど現実的でない。
【0007】一方、頻繁に、楽曲の追加、変更を行うに
は、通信回線で配信センターのデータサーバと複数のカ
ラオケ装置の端末を接続し、配信センターよりダウンロ
ードするのが好ましい。
【0008】従来、通信回線によりデータをダウンロー
ドして配信する場合、通信速度がISDNでも64kb
psである。このため、配信するデータは、データ量が
少ないMIDIデータが用いられている。又、映像デー
タも上記したように、カラオケ装置側でCD−ROMや
DVDなどのメディアに記憶したものを用いているのが
実情である。
【0009】しかしながら、音声データとしてはMID
IデータよりMPEG音声圧縮データの方が生音のデー
タであり、MPEG音声圧縮データを用いた場合、より
よい音が再生できる。
【0010】最近、ブロードバンドネットワークという
高速通信網も整備されてきている。このブロードバンド
ネットワークとしては、たとえば、FTTH(Fibe
rTo The Home)サービスなどのネットワー
クがある。このネットワークは、通信速度が100Mb
psと極めて高速な通信ネットワークである。そこで、
ブロードバンドネットワークを用いてデータ配信センタ
ーのデータサーバと複数のカラオケ装置の端末を接続し
て、データ配信する場合、映像データ及び音声データと
もMPEGデータを用いて配信することができるように
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のMIDIを用い
た通信カラオケ装置では、ガイドメロディ部のMIDI
データとマイクから入力される肉声とを比較して採点機
能を実現させていた。しかし、MPEG音声圧縮データ
を用いてカラオケ装置を構成すると、このカラオケ装置
は、生音のデータを取り扱うことになり、採点基準のM
IDIデータに基づく採点機能は実現させることはでき
ない。カラオケ装置としては、採点機能は、要望が多い
機能であり、この機能が使えないとカラオケ装置として
の魅力がなくなる。
【0012】この発明は、上述した背景に鑑みなされた
ものにして、MPEG音声圧縮データを用いたカラオケ
装置において、採点機能を有する装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、ネットワー
クと接続されるカラオケ装置において、前記カラオケ装
置に格納されるカラオケデータはMPEG圧縮フォーマ
ットに基づいて圧縮され、且つカラオケで使用するデー
タの種別に応じたストリームIDを付加したストリーム
データで構成されるとともに、前記ストリームIDが付
加された演奏時間と同期する音楽データに対応する採点
用データをカラオケデータとしてカラオケ装置に格納
し、前記カラオケ装置はストリームIDに基づいて、前
記採点用データを抽出して、採点機能処理を行うことを
特徴とする。
【0014】前記ストリームIDは、パケットヘッダの
ストリームIDを拡張し、各データの種別を指定するよ
う付加され、このストリームIDを参照してMIDIフ
ォーマットからなる採点用データを抽出するように演算
処理を行うように構成するとよい。
【0015】上記した構成によれば、MPEG音声圧縮
データを用いたカラオケ装置において、MIDIからな
る採点基準データを用いた採点機能を設けることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。図1はこの発明の実施形態である
カラオケ装置を用いた通信カラオケの構成を示す図、図
2はネットワーク上に接続されているこの発明の実施形
態にかかるカラオケ装置の構成を示す図である。
【0017】図1において、通信ネットワーク1上には
カラオケ端末装置であるカラオケ装置3…が複数台接続
されている。この通信ネットワーク1は、上記したブロ
ードバンドネットワークで構成され、たとえば、FTT
H(Fiber To The Home)サービスな
どのネットワークである。この通信ネットワーク1に
は、データサーバとなるデータ送出装置2が接続され、
要求があったカラオケ装置3に対して、楽曲や背景映像
データが通信ネットワーク1を介してカラオケ装置3に
配信される。楽曲はMPEGフォーマットで音声圧縮さ
れたデータとして送出され、又、背景映像データはMP
EGフォーマットで圧縮されたデータが送出される。
【0018】MPEGフォーマットに基づいて単純に圧
縮するだけではキーやガイドメロディの調整並びにMI
DIデータの採点基準データを用いた採点機能が不可能
になる。そこで、この発明では、MPEGのストリーム
IDを拡張して、カラオケ用の音声データとして使用し
易いようにデータ構造を決めている。
【0019】カラオケに使用するデータの種類とデータ
形式について説明する。
【0020】映像系データとして、背景映像データ(M
PEG)、歌詞と色替えデータ(MPEG若しくはWI
Pフォーマット)の2種類である。
【0021】音楽系データとしては、A)楽曲データと
B)採点データとに二分することができる。A)の楽曲
データは、通常音楽パート(MPEG)、ガイドメロデ
ィ(MPEG)、キーコントロール適応除外パート(M
PEG)である。
【0022】又、B)の採点データは採点基準歌唱デー
タ(MPEG)、採点基準データ(MIDI)、ハーモ
ニー・こぶしデータ(MIDI)である。
【0023】カラオケ装置においては、背景映像選択機
能やスピードコントロール機能や、背景映像と歌詞の同
期機能が求められる。これらの機能を実現させるため
に、データ構成としては、次のような3つの構成を用い
ることが考えられる。
【0024】(第1の構成) 背景映像(MPEG)/色替え(MPEG)+A)楽曲
データ(MPEG)+B)採点データ(MIDI)
【0025】楽曲データと歌詞や色替えは同期する必要
があるため歌詞や色替えをビデオのストリームとし、
A)楽曲データ(MPEG)とB)採点データ(MID
I)を音楽のビットストリームとして構成し1本のMP
EGファイルとする。背景映像は1つのビットストリー
ムとしてMPEGファイルとする。なお、採点データは
別ファイルに構成する可能性もある。
【0026】(第2構成)) 背景映像(MPEG)/色替え(WIP)+A)楽曲デ
ータ(MPEG)+B)採点データ(MIDI)
【0027】楽曲データと歌詞や色替えは同期する必要
があるため歌詞や色替えを1つのビットストリームとし
てMPEGファイルを構成する。又、色替えデータ(W
IP)やB)採点データは、MIDIカラオケデータを
流用するために先のMPEGファイルのフォーマットを
拡張して記述するようにする。なお、B)採点データは
独立したMPEGファイルとして取り扱う可能性もあ
る。背景映像は1つのビットストリームとしてMPEG
ファイルとして構成する。
【0028】(第3構成) 背景映像+色替え+A)楽曲データ+B)採点データ
(MPEG) MPEGファイルフォーマットを拡張して全てのデータ
を1つのビットストリームでMPEGファイルとして構
成する。但し、この場合は、背景映像選択やスピードコ
ントロールはできない。
【0029】データの記録フォーマット、データ構造の
一例につき説明する。MPEGのストリームIDの使用
例を図3に示す。図3に示すものは、MPEGのストリ
ームIDを拡張し、上記の第2の構成の各データ毎にI
Dを割り付けたものである。具体的には、MPEGの規
定では次のIDを使用するように規定されているので、
IDは図3に示すようになる。
【0030】・MPEG Audio 0xC0〜0x
CF ・MPEG Video 0xE0〜0xEF
【0031】図4にデータフォーマットを示す。図4に
示すように、パケットヘッダ部のストリームIDに図3
に示すコード番号が格納されている。歌詞と色替えデー
タが1つのビットストリームのパケットデータ、通常音
楽パートが1つのビットストリームのパケットデータ
と、データ種別を示すストリームIDとともに格納され
た状態でデータ送信され、各カラオケ装置内に格納され
る。
【0032】このように、データ種別を表すストリーム
IDとそのデータのビットストリームを記録すること
で、カラオケ装置では、ストリームIDによりデータの
種別を判別し、そのデータ種別に応じた演算処理を行う
ことができる。例えば、演奏時にガイドメロディ音楽パ
ートやキーパートをユーザが入力した指示に従って、音
量を調節するような演算処理を行い、その演算データを
主音楽パートに重畳させることにより、キーコントロー
ルやガイドメロディ音量の調整が行えることになる。そ
して、図4に示すように、ストリームIDによりMID
Iデータからなる採点基準データと判別することによ
り、採点機能用の採点基準データが得られる。このよう
に、演奏時間と同期する音楽データに対応する採点基準
データを採点機に出力する。採点機でこの採点基準デー
タとマイクからの入力とを比較することで、演奏データ
と同期しながらMIDI採点による採点が行える。
【0033】カラオケ装置3は、通信ネットワーク1に
接続され、カラオケ演奏を行うもので、後述するよう
に、この実施形態における各カラオケ装置3には、演奏
を行うための背景データの一部(数秒〜数十秒)を保持
し格納している。この保持されるデータは、例えば、低
ビットレート(粗い)映像であり、少ない容量で長時間
のデータを格納する。この実施形態におけるデータ送出
装置2から送出される背景データは高ビットレート(き
れい)にしている。
【0034】ところで、図1に示すような通信ネットワ
ーク1に複数のカラオケ装置2が接続されているシステ
ムにおいては、データ送出装置2からのデータの転送を
受ける場合に、サーバの負荷や回線状態により、いくら
高速の通信ネットワーク1といえども実際に配信される
まで一定時間の遅延が発生するのはやむを得ない。ま
た、ネットワークでの障害や通信レートが一時的に落ち
てしまう場合も想定される。
【0035】このため、上記した各カラオケ装置3に
は、予め想定した遅延時間以上の時間である数秒〜数十
秒の背景データを格納している。そして、配信系での遅
延が生じた場合には、まず、カラオケ装置3に格納され
ている背景データで映像の再生を行い、通信ネットワー
ク1からのデータが到着した時点で再生の映像データを
切り替えるようにする。
【0036】このようにシステムを構成することで、通
信ネットワーク1での遅延に関わらず、楽曲に個々に対
応した背景データを再生することができる。また、記憶
する容量も背景データの一部(数秒〜数十秒)で、しか
も低ビットレート(粗い)映像とすることで、少なく済
む。このため、各カラオケ装置3に全て楽曲の個々に対
応する背景データの一部を格納させることができる。
【0037】次に、上記したデータフォーマットに基づ
いて演奏を行うカラオケ装置の構成を図2に示す。
【0038】各カラオケ装置3は、上記ネットワーク1
と接続するためのネットワークインタフェース33を備
えている。このネットワークインタフェース33は、I
/Oコントロール回路34を介してCPU30に接続さ
れている。CPU30には、この他にバッファRAM3
1が接続されている。I/Oコントロール回路34には
ハードディスク32,リモコンパネルインタフェース4
5等が接続されている。
【0039】CPU30には、映像用MPEGデコーダ
35、音楽と歌詞と色替えデータをデコードするMPE
Gデコーダ36が接続されている。これらMPEGデコ
ーダ35,36はDSP(Degital Signa
l Processor)で構成されている。
【0040】また、CPU30は、オーディオDAC4
0、グラフィックコントローラ38、ビデオDAC3
9、MPEG音声採点機42、エフェクタ採点ボードか
らなる採点機43を制御する。
【0041】MPEG音声採点機42、エフェクタ採点
ボードからなる採点機43はI/Oコントロール34を
介してCPU30に接続されている。MPEG音声採点
機42、エフェクタ採点ボードからなる採点機43に
は、マイクインターフェース44を介してマイクが接続
されている。
【0042】ビデオDAC39からの映像信号がディス
プレイ装置に与えられ、ディスプレイ装置に、背景映
像、歌詞などが表示される。又、オーディオDAC40
からの音声信号がスピーカに与えられ、音楽、歌声等が
再生される。
【0043】又、図示はしないがこのカラオケ装置を起
動するためのプログラムなどが記憶されているROMを
備えている。
【0044】前記ネットワークインタフェース33は通
信ネットワーク1を介してデータ送出装置2との通信を
制御するのみならず、通信ネットワークに接続された他
のカラオケ装置との通信をも制御する。データ送出装置
2からは、新曲の楽曲データやインデックステーブルな
どが上記した図4に示すデータフォーマットに従って送
出され、ダウンロードされる。更に、データ送出装置2
からは要求された楽曲の背景データとして高ビットレー
ト(きれい)のMPEGデータが上記した図4に示すデ
ータフォーマットに従ってダウンロードされる。このイ
ンデックステーブルは、カラオケ曲の曲番号と個別背景
映像データ等との対応を指示するテーブルである。
【0045】ハードディスク32には、上記楽曲デー
タ,インデックステーブルなどが記憶されているほか、
システムプログラム,カラオケ演奏プログラム,ローダ
などのプログラムおよび文字パターンデータが記憶され
ている。更に、この実施形態では、楽曲に個々に対応し
た背景データの一部(数秒〜数十秒)が低ビットレート
(粗い)のMPEGデータとして格納されている。
【0046】システムプログラムは、この装置の基本動
作を制御するプログラムであり、カラオケ装置の起動時
にバッファRAM31に読み込まれる。カラオケ演奏プ
ログラムは、楽曲データに基づいてオーディオDAC4
0やMPEGデコーダ35、36などを制御するための
プログラムである。ローダはデータ送出装置2から背景
データ、楽曲データやインデックステーブルをダウンロ
ードするためのプログラムである。文字パターンデータ
はコード情報として与えられる歌詞,曲名などのテキス
ト情報などを文字パターンに展開するためのデータであ
る。バッファRAM31には上記プログラムを読み込む
エリアや現在演奏中の楽曲データおよび次に演奏する楽
曲データを読み出すための楽曲データバッファが設定さ
れる。
【0047】リモコンパネルインタフェース45は、図
示しない赤外線リモコン(コマンダ)から送られてくる
赤外線信号を受信してデータに変換する回路やパネルス
イッチなどを接続している。CPU30は、コマンダか
ら入力された曲番号に基づいてカラオケ曲の予約を実行
し、その他コマンドコードに基づいてキーチェンジなど
種々の処理を実行する。
【0048】MPEGデコーダ35は、通信により送信
されてくる背景データを復調する回路であり、上記した
フォーマットのストリームIDで背景映像と判断したデ
ータを復調する。MPEGデコーダ36は、音楽と歌詞
と色替えデータを復調するもので、上記したフォーマッ
トのストリームIDでどのデータであるかを判別し、各
データに応じた復調を行う。
【0049】グラフィックコントローラ38は、MPE
Gデコーダ35で復調した背景データ、MPEGデコー
ダ36で復調した歌詞データ及び色替えデータを受け取
り、それぞれの画像イメージに歌詞データをスーパイン
ポーズして、ビデオDAC39を介してディスプレイに
表示させる。
【0050】オーディオDAC40は、MPEGデコー
ダ36で復調された信号とマイクインターフェース44
との信号を混合したミキサ46からの信号によりオーデ
ィオDAC40にサウンド信号を出力する。MPEGデ
コーダ36で復調される信号は、複数のチャンネルから
構成されている場合があり、ミキサ46は、例えば、ガ
イドメロディ音量の調整などユーザが設定した指示に基
づきリモコンパネルインタフェース45の設定に従って
キーコントロール41によりコントロールされた信号を
混合する機能を有する。
【0051】MPEGデコーダ36は、上記したフォー
マットのストリームIDにより、通常音楽パート、ガイ
ドメロディをキーコントロール41に与える。これらの
音楽データはキーコントロール41からミキサ46に与
えられる。また、MPEGデコーダ36は、上記したフ
ォーマットのストリームIDにより、ドラムパートなど
キーコントロール適応除外の音楽をそのままミキサ46
に与える。
【0052】更に、MPEGデコーダ36は、上記した
フォーマットのストリームIDに基づき、MPEGの採
点基準データをMPEG音声採点機42に、MIDIか
らなる採点基準データはエフェクタ採点ボードからなる
採点機43に与える。ユーザがどちらの採点機を使用す
るか決定し、その決定したデータに基づき、セレクタ3
7を介してどちらかの採点機に採点用のデータを送るよ
うに構成している。
【0053】そして、採点機42はマイクインターフェ
ース44から与えられた歌唱データとMPEGデータか
らなる採点基準データを比較し採点する。この採点機4
2は、MPEGデータに基づく採点を行うので、音声に
基づいた採点となる。そして、その採点結果をI/Oコ
ントロール34に与え、CPU30がディスプレイにそ
の採点結果を表示させる。
【0054】また、採点機43は、通常のMIDI基準
データに基づく採点機であり、マイクインターフェース
44から与えられた歌唱データをMIDI変換し、採点
基準用MIDIデータと比較し採点するものである。そ
して、その採点結果をI/Oコントロール34に与え、
CPU30がディスプレイにその採点結果を表示させ
る。
【0055】一方、ハーモニー機能やこぶし機能用のM
IDIデータも図4に示すようにストリームIDを付加
してデータ格納されており、上記したフォーマットのス
トリームIDに基づきハーモニー機能やこぶし機能用の
MIDIデータである場合には、採点機43に与える。
この採点機43は採点機能だけでなくMIDIデータに
基づく、ハーモニー機能やこぶし機能用の音楽データに
基づき、マイクインターフェース44からの音声データ
にエフェクタ機能を付加して、ハーモニーを付けたり、
こぶしを付けてミキサ46に出力する。このように、採
点機43は、上記楽曲データのハーモニー機能やこぶし
機能用などの効果制御データに基づいてこれらのカラオ
ケ音信号に対してハーモニーやこぶしなどの効果を付与
する。効果が付与されたカラオケ演奏の音声信号はミキ
サ46からオーディオDAC40にサウンド信号として
与えられ、スピーカから音響として出力される。
【0056】各カラオケ装置のハードディスク記憶装置
32には、インデックステーブルが格納されている。イ
ンデックステーブルには、曲番号に対応してこのカラオ
ケ曲の楽曲データのファイル名、このカラオケ曲に個別
に対応づけられた個別映像データの番号が記憶されてい
る。なお、インデックステーブルは、曲番号と個別映像
データとを対応づけるのみのテーブルでもよい。この場
合、楽曲データは楽曲データ専用のインデックステーブ
ルを設ければよい。
【0057】このように、インデックステーブルでは、
1つのカラオケ曲に対して1つの個別映像データが対応
付けられており、カラオケ曲と個別映像データは1対1
で対応している。即ち、カラオケ装置3内の個々の楽曲
に対応した背景データの一部と1対1に対応するととも
にデータ送出装置2に蓄えられている送出用の個別映像
データと1対1に対応している。
【0058】なお、上記したカラオケ装置3に格納する
背景データの一部としては、約1万曲のカラオケ曲と完
全に1対1で対応しなくても、十分多数のデータ(例え
ば1000個程度)を設定して、1万曲のカラオケ曲に
対応するようにしてもよい。る。
【0059】一方、図1に示すデータ送出装置2には、
背景映像や新たな新曲をリリースする場合にデータを配
信するためのホストコンピュータであり、全ての楽曲や
背景データを保持し、格納している。そして、上記イン
デックステーブルと同様のテーブルが格納されている。
インデックステーブルには、曲番号に対応してこのカラ
オケ曲の楽曲データのファイル名、このカラオケ曲に個
別に対応づけられた個別映像データの番号、このカラオ
ケ曲に対応する汎用映像データの番号が記憶されてい
る。
【0060】そして、データ送出装置2のインデックス
テーブルでは、1つのカラオケ曲に対して1つの個別映
像データが対応付けられており、カラオケ曲と個別映像
データは1対1で対応している。一方、汎用映像データ
も1つのカラオケ曲に対して1つが対応付けられている
が、1つの汎用映像データに対して複数のカラオケ曲が
対応している。この汎用映像データは、従来の汎用デー
タのように数十種類程度のものではなく、数百種類のデ
ータで約1万曲のカラオケ曲に対応するようにしてい
る。この汎用データは、例えば、個別映像データが使用
できない場合などに用いる。
【0061】データ送出装置2は、各カラオケ装置3が
保有している楽曲や背景映像のデータベース管理を行う
機能を備えても良い。
【0062】このカラオケ装置は上記のように構成され
る。次に、図5のフロー図により、このカラオケ装置の
動作につき説明する。
【0063】カラオケの動作が開始すると、読み出した
カラオケデータからストリームIDを判別する。ステッ
プS1では、判別したストリームIDが歌詞と色替えデ
ータか判断し、ステップS2にて歌詞表示や色替え処理
を行い、ステップS18へ進む。
【0064】歌詞と色替えデータでない場合には、ステ
ップS3へ進み、通常音楽パートであるか否か判断す
る。通常音楽パートであると判断されると、MPEGデ
コーダ36で復調し(ステップS4)、キーコントロー
ル41にデータを与え、キーコントロール41の動作を
行い(ステップS8)、ステップS18に進む。
【0065】通常音楽パートでないと判断されると、ス
テップS5へ進み、ガイドメロディであるか否か判断す
る。ガイドメロディであると判断されると、MPEGデ
コーダ36で復調し(ステップS6)、音量調整をした
後(ステップS7)、キーコントロール41にデータを
与え、キーコントロール41の動作を行い(ステップS
8)、ステップS18に進む。
【0066】ガイドメロディでないと判断されると、ス
テップS9へ進み、キーコン適応除外パートであるか否
か判断する。キーコン適応除外パートであると判断され
ると、MPEGデコーダ36で復調し(ステップS1
0)、音声出力ボードに出力をした後(ステップS1
1)、ステップS18に進む。
【0067】キーコン適応除外パートでないと判断され
ると、ステップS12へ進み、採点基準歌唱データであ
るか否か判断する。採点基準歌唱データであると判断さ
れると、MPEGデコーダ36で復調し(ステップS1
0)、音声採点機42に出力をした後(ステップS1
4)、ステップS18に進む。
【0068】採点基準歌唱データでないと判断される
と、ステップS15へ進み、MIDIデータからなる採
点基準データであるか否か判断する。採点基準データで
あると判断されると、エフェクタ採点ボードからなる採
点機43に出力し(ステップS16)、ステップS18
に進む。
【0069】採点基準データでないと判断されると、ス
テップS17へ進み、ハーモニー・こぶしデータである
か否か判断する。ハーモニー・こぶしデータである判断
されると、採点ボードからなる採点機43に出力し(ス
テップS16)、ステップS18に進む。
【0070】ステップS18では、次のブロックへ進
み、ステップS19で最終データか否か判断され、最終
データでない場合にはステップS1に戻り、前述した動
作を繰り返す。そして、最終データまで処理が終わると
動作を終了する。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、MPEG音声圧縮データを用いたカラオケ装置にお
いて、MIDIデータを用いた採点機能を実行すること
ができ、よりよい音でカラオケの演奏が行えるととも
に、採点も行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置を用い
た通信カラオケの構成を示す図である。
【図2】ネットワーク上に接続されているこの発明の実
施形態にかかるカラオケ装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】この発明が用いるストリームIDの種別を示す
図である。
【図4】この発明が用いるデータフォーマットを示す図
である。
【図5】この発明のカラオケ装置の動作を示すフロー図
である。
【符号の説明】
1 通信ネットワーク 2 データ送出装置(データサーバ) 3 カラオケ装置 30 CPU3 31 メモリ 32 ハードディスク 33 ネットワークインタフェース 34 I/Oコントロール回路 35 映像用MPEGデコーダ 36 音楽と歌詞と色替えデータをデコードするMPE
Gデコーダ 38 グラフィックコントローラ 40 オーディオDAC 39 ビデオDAC 42 MPEG音声採点機 43 エフェクタ採点ボードからなる採点機 44 マイクインターフェース 45 リモコンパネルインタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 芳彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D108 BG06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークと接続されるカラオケ装置
    において、前記カラオケ装置に格納されるカラオケデー
    タはMPEG圧縮フォーマットに基づいて圧縮され、且
    つカラオケで使用するデータの種別に応じたストリーム
    IDを付加したストリームデータで構成されるととも
    に、前記ストリームIDが付加された演奏時間と同期す
    る音楽データに対応する採点用データをカラオケデータ
    としてカラオケ装置に格納し、前記カラオケ装置はスト
    リームIDに基づいて、前記採点用データを抽出して、
    採点機能処理を行うことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 前記ストリームIDは、パケットヘッダ
    のストリームIDを拡張し、各データの種別を指定する
    よう付加され、このストリームIDを参照してMIDI
    フォーマットからなる採点用データを抽出するように演
    算処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のカラオ
    ケ装置。
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