JPH0981166A - 演奏情報提供装置、演奏情報出力装置及び演奏情報提供システム - Google Patents

演奏情報提供装置、演奏情報出力装置及び演奏情報提供システム

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Publication number
JPH0981166A
JPH0981166A JP7234181A JP23418195A JPH0981166A JP H0981166 A JPH0981166 A JP H0981166A JP 7234181 A JP7234181 A JP 7234181A JP 23418195 A JP23418195 A JP 23418195A JP H0981166 A JPH0981166 A JP H0981166A
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JP
Japan
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main
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Application number
JP7234181A
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English (en)
Inventor
Yuji Kiyohara
裕二 清原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
Application filed by EKUSHINGU KK, Brother Industries Ltd, Xing Inc filed Critical EKUSHINGU KK
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Publication of JPH0981166A publication Critical patent/JPH0981166A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログの音声信号またはこれを符号化した
デジタルデータを使用する演奏情報提供システムにおい
て、演奏音の一部に利用者の要望に応じた処理を施すこ
とを可能とする。 【解決手段】 サーバ20は、背景画ストリーム、伴奏
音ストリーム、ガイドメロディ1ストリーム、ガイドメ
ロディ2ストリームを時分割多重化し、トランスポート
ストリームとして送出する。端末装置50では、パケッ
ト分解回路54が、サーバ20から送出されて通信装置
52で受信されたトランスポートストリームを、上記各
ストリームに分解する。セレクタ60は、ガイドメロデ
ィ1用バッファ66またはガイドメロディ2用バッファ
68を択一的にMPEGオーディオデコーダ74に接続
する。ミキサ76は、MPEGオーディオデコーダ7
2、74から入力される信号をミキシング、増幅してス
ピーカ78に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演奏情報提供装
置、演奏情報出力装置及び演奏情報提供システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ホスト装置から送出される演奏情報を受
信して、この演奏情報に基づいて演奏音を再生、出力す
るカラオケ端末装置とを含むカラオケシステムがあり、
一般に通信カラオケシステム等と呼ばれている。
【0003】従来、この通信カラオケシステムでホスト
装置から送信される演奏情報はMIDI形式のデータと
されていることが多く、カラオケ端末装置ではMIDI
形式のデータに基づいて演奏音信号を合成するためのシ
ンセサイザ音源を備えていた。このシンセサイザ音源を
使用すると、演奏音信号すなわち演奏内容をさまざまに
変化させるなどが可能であるが、カラオケ端末装置の構
造が複雑になる等のデメリットもあった。
【0004】一方、演奏情報としてアナログの音声信号
やこの音声信号を符号化したデジタルデータを採用すれ
ば、カラオケ端末装置にはシンセサイザ音源は不要にな
り、カラオケ端末装置の構造が簡単にできるのである
が、演奏内容をさまざまに変化させることは困難であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一例を挙げるとガイド
メロディの音量調節がある。普通カラオケの演奏には伴
奏とガイドメロディとがある。ガイドメロディは、カラ
オケ演奏に合わせて歌おうとする人が主旋律をうろ覚え
の場合などに、その補助となるように演奏されるメロデ
ィパートである。しかし、歌い手によっては、このよう
なガイドメロディは不要な人もあれば、むしろ邪魔に感
じる人もある。このため、従来のカラオケ端末装置で
は、ガイドメロディの音量を利用者の好みによって調節
可能としていた。これは、MIDI方式のデータを使用
する場合には、ガイドメロディのトラックをミュートし
たり、演算処理によりベロシティを加減することによっ
て簡単に実行できた。
【0006】ところが、演奏情報としてアナログの音声
信号やこの音声信号を符号化したデジタルデータを使用
する場合には、演奏音の一部(例えばガイドメロディ)
だけを抽出してこれを強弱操作することはきわめて困難
であった。本発明は、上述した問題点を解決するために
なされたものであり、演奏情報としてアナログの音声信
号またはこれを符号化したデジタルデータを使用する演
奏情報提供システムにおいても、演奏音の一部に利用者
の要望に応じた処理を施すことを可能とすることを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の演奏情報提供装置は、演
奏情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段から前記演奏
情報を読み出す読み出し手段と、該読み出された演奏情
報を送出する送出手段とを備える演奏情報提供装置にお
いて、前記演奏情報は、演奏の一部に相当するパート演
奏情報と残部に相当する主演奏情報とからなり、前記記
憶手段は、前記パート演奏情報と主演奏情報とを分離し
てまたは分離可能な状態で記憶し、前記送出手段は、前
記パート演奏情報と主演奏情報とを分離してまたは分離
可能な状態で送出することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の演奏情報提供装置は、請求
項1記載の演奏情報提供装置において、前記パート演奏
情報および主演奏情報は、アナログの音声信号を符号化
したデジタルデータまたは該デジタルデータを圧縮した
圧縮データであることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の演奏情報提供装置は、請求
項1または2記載の演奏情報提供装置において、前記送
出手段は、前記パート演奏情報と主演奏情報とが多重化
された多重化情報を送出することを特徴とする。請求項
4記載の演奏情報提供装置は、請求項3記載の演奏情報
提供装置において、前記パート演奏情報と主演奏情報と
を多重化して前記多重化情報とする多重化手段を設けた
ことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の演奏情報提供装置は、請求
項4記載の演奏情報提供装置において、前記多重化手段
は前記パート演奏情報と主演奏情報とを時分割多重化し
て前記多重化情報とすることを特徴とする。請求項6記
載の演奏情報提供装置は、請求項1ないし5のいずれか
記載の演奏情報提供装置において、前記パート演奏情報
が複数あることを特徴とする。
【0011】請求項7記載の演奏情報出力装置は、請求
項1ないし6のいずれか記載の演奏情報提供装置から送
出される前記パート演奏情報と主演奏情報とを受信する
受信手段と、前記パート演奏情報および主演奏情報の内
の少なくとも一つを選択する選択手段と、該選択された
パート演奏情報または主演奏情報あるいは選択されなか
ったパート演奏情報または主演奏情報に基づくアナログ
の音声信号を出力する再生手段とを備えることを特徴と
する。
【0012】請求項8記載の演奏情報出力装置は、請求
項1ないし6のいずれか記載の演奏情報提供装置から送
出される前記パート演奏情報と主演奏情報とを受信する
受信手段と、該受信されたパート演奏情報および主演奏
情報に基づくアナログの音声信号を出力する再生手段
と、前記パート演奏情報に基づく前記音声信号または主
演奏情報に基づく前記音声信号の少なくとも一方の音量
を調節する音量調節手段とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項9記載の演奏情報出力手段は、請求
項7または8記載の演奏情報出力装置において、前記再
生手段はデジタルデータのパート演奏情報および主演奏
情報を復調して前記音声信号とすることを特徴とする。
請求項10記載の演奏情報出力装置は、請求項7ないし
9のいずれか記載の演奏情報出力装置において、請求項
3ないし5記載の多重化情報を前記パート演奏情報と主
演奏情報とに分離する分離手段を設けたことを特徴とす
る。
【0014】請求項11記載の演奏情報提供システム
は、請求項1ないし6のいずれか記載の演奏情報提供装
置と、請求項7ないし10のいずれか記載の演奏情報出
力装置とを含んでいる。
【0015】
【発明の実施の形態】上記の構成になる請求項1記載の
演奏情報提供装置においては、演奏情報は演奏の一部に
相当するパート演奏情報と残部に相当する主演奏情報と
からなり、記憶手段は、この演奏情報を構成するパート
演奏情報と主演奏情報とを分離してまたは分離可能な状
態で記憶する。ここでパート演奏情報とは、例えば前述
のガイドメロディがそれであり、1つの楽団が演奏する
場合のピアノのパートやギターのパート等の楽器単位の
演奏音に対応する演奏情報、楽団の演奏に合わせて歌う
歌手の音声に対応する演奏情報等が例示される。また、
請求項6に記載するようにパート演奏情報が複数あって
も構わない。
【0016】読み出し手段は、記憶手段から演奏情報を
読み出し、送出手段は、パート演奏情報と主演奏情報と
を分離してまたは分離可能な状態で送出する。分離して
送信する例としては、複数の通信回線を利用する場合が
挙げられ、分離可能な状態としては、周波数多重化や時
分割多重化が例示されるが、これらに限定されるわけで
はない。
【0017】そして、請求項7記載の演奏情報出力装置
では、受信手段は、演奏情報提供装置から送出されるパ
ート演奏情報と主演奏情報とを受信する。選択手段は、
パート演奏情報および主演奏情報の内の少なくとも一つ
を選択する。再生手段は、選択されたパート演奏情報ま
たは主演奏情報あるいは選択されなかったパート演奏情
報または主演奏情報に基づくアナログの音声信号を出力
する。
【0018】ここで例えば選択された演奏情報が、再生
手段により出力されない構成であるとして、ガイドメロ
ディに対応するパート演奏情報を選択すれば、ガイドメ
ロディなしの演奏音を出力させることができる。また、
主演奏情報を選択して、例えばギターのソロに対応する
パート演奏情報のみを演奏音として出力させることがで
きる等、さまざまな操作が可能となる。
【0019】また請求項8記載の演奏情報出力装置で
は、受信手段は、演奏情報提供装置から送出される前記
パート演奏情報と主演奏情報とを受信する。これは、請
求項7の構成と同様である。再生手段は、受信されたパ
ート演奏情報および主演奏情報に基づくアナログの音声
信号を出力する。音量調節手段は、パート演奏情報に基
づく音声信号または主演奏情報に基づく音声信号の少な
くとも一方の音量を調節する。なお、音量の調節には、
音量を0とすることも含まれる。
【0020】例えば音量調節手段がパート演奏情報に基
づく音声信号の音量を調節する構成とすれば、主演奏情
報に基づく音声信号の音量に対して、パート演奏の音量
を相対的に大小調節することができる。このパート演奏
情報がガイドメロディの情報であるとして、このガイド
メロディの音量を0とすれば、ガイドメロディなしの演
奏音を出力させることができる。あるいは、ガイドメロ
ディの音量を主演奏に対してきわめて小さくすることや
大きくすることなども可能である。
【0021】請求項2記載の演奏情報提供装置において
は、パート演奏情報および主演奏情報は、アナログの音
声信号を符号化したデジタルデータである。したがっ
て、演奏情報出力装置にはシンセサイザ音源等は不要で
あり、その構造を簡単にできる。また、単純にアナログ
信号を送信するよりもデータ量を少なくできるので、通
信時間の削減が可能となる。特に、MPEG等の圧縮方
式に従って演奏情報を圧縮して送信すれば、通信時間と
コストの削減効果は高まる。また、MPEG方式によれ
ば、背景映像情報も合わせて多重化できるので、カラオ
ケに好適である。なお、パート演奏情報および主演奏情
報は、予めMPEG方式などで圧縮した形態として記憶
手段に記憶させておいてもよい。
【0022】この演奏情報提供装置から送出されるデジ
タルデータを受信して利用するための演奏情報出力装置
としては、請求項9記載のように、デジタルデータのパ
ート演奏情報および主演奏情報を復調して前記音声信号
とする再生手段が設けられた演奏情報出力装置が好適で
ある。
【0023】請求項3記載の演奏情報提供装置において
は、送出手段は、パート演奏情報と主演奏情報とが多重
化された多重化情報を送出する。前述のように通信時間
と通信コストの削減ができる。請求項4記載の演奏情報
提供装置においては、多重化手段は、パート演奏情報と
主演奏情報とを多重化して多重化情報とする。多重化の
方式に応じて多重化手段を選定できるので、多重化方式
の選定に当たっての自由度が高くなる。
【0024】請求項5記載の演奏情報提供装置において
は、多重化手段はパート演奏情報と主演奏情報とを時分
割多重化して多重化情報とする。時分割多重化であれ
ば、パート演奏情報と主演奏情報とを同一のチャンネル
で送信できるので、チャンネル数の増加を回避できる。
【0025】これら請求項3ないし5記載の情報提供装
置から送出される多重化情報を受信して利用するための
演奏情報出力装置としては、請求項10記載のように、
請求項3ないし5記載の多重化情報をパート演奏情報と
主演奏情報と分離する分離手段を設けた演奏情報出力装
置が好適である。
【0026】請求項6記載の演奏情報提供装置において
は、パート演奏情報が複数ある。従って、パート演奏情
報を対象にする操作の自由度が高まる。請求項1ないし
6のいずれか記載の演奏情報提供装置と請求項7ないし
10のいずれか記載の演奏情報出力装置とは、請求項1
1記載の演奏情報提供システムに組み込まれることによ
り、その機能を良好に発揮することができる。
【0027】
【具体例】次に、本発明の演奏情報提供システムを具体
化した具体例1、2により発明の実施の形態を詳しく説
明する。 (具体例1)図1に示すように、本具体例の演奏情報提
供システム10は、本発明の演奏情報提供装置としての
サーバ20と本発明の演奏情報出力装置としての複数の
端末装置50とを同軸ケーブルの通信回線100で接続
して構成されている。
【0028】サーバ20は、複数のハードディスク装置
(HDD)22、24、26、28を備えている。HD
D22は背景画用の動画データをMPEGビデオ規格で
圧縮した背景画ストリームが、多数格納されている。
【0029】HDD24にはアナログの伴奏音信号を符
号化してデジタルデータとし、これをMPEGオーディ
オ規格で圧縮した伴奏音ストリームが、多数格納されて
いる。HDD26にはアナログのメロディ信号を符号化
してデジタルデータとし、これをMPEGオーディオ規
格で圧縮したガイドメロディ1ストリームが、多数格納
されている。同様に、HDD28にはアナログのメロデ
ィ信号を符号化してデジタルデータとし、これをMPE
Gオーディオ規格で圧縮したガイドメロディ2ストリー
ムが、多数格納されている。
【0030】伴奏音ストリームとガイドメロディストリ
ームとは、1曲の伴奏音と主旋律との関係にあり、ある
伴奏音ストリームに基づいて再生される伴奏音と、これ
と組み合わせ可能なガイドメロディ1ストリームまたは
ガイドメロディ2ストリームに基づいて再生されるガイ
ドメロディとを重ね合わせれば、ガイドメロディ付きの
演奏音を得られる。
【0031】このような関係にある伴奏音ストリームと
ガイドメロディ1ストリームおよびガイドメロディ2ス
トリームとの対応関係を表すリンクテーブルが、HDD
24に格納されており、このリンクテーブルで一つの伴
奏音ストリームを特定すれば、それと組み合わせできる
ガイドメロディ1ストリームおよびガイドメロディ2ス
トリームを特定可能である。
【0032】ガイドメロディ1ストリームとガイドメロ
ディ2ストリームとは、同じガイドメロディを加工した
ものであるが、ガイドメロディ1ストリームはガイドメ
ロディ2ストリームよりも音量が大きくされており、両
者の違いは音量の大小にある。
【0033】これらのガイドメロディ1ストリームおよ
びガイドメロディ2ストリームが本発明のパート演奏情
報に該当し、伴奏音ストリームが本発明の主演奏情報に
該当している。また、HDD24、26、28により本
発明の記憶手段に相当する機構が構成されている。
【0034】1つの背景画ストリームに基づいて再生さ
れる背景画は、伴奏音ストリームに基づいて再生される
曲の演奏時間にほぼ見合っている。各背景画ストリーム
は、伴奏音ストリームに基づいて再生される曲の曲ジャ
ンルに合わせて複数の組に分類されており、各組毎に多
数の背景画ストリームがある。また、前述のリンクテー
ブルには、伴奏音ストリームの曲ジャンルも記述されて
おり、ある伴奏音ストリームを指定すれば、それに対応
する背景画ストリームの組を特定できる。
【0035】サーバ20には、HDD22〜28から背
景画ストリーム、伴奏音ストリーム、ガイドメロディ1
ストリームおよびガイドメロディ2ストリームを読み出
すための読み出し手段としてのHDDコントローラ(C
ONT)30が設けられている。HDDコントローラ3
0は、制御手段としてのCPU32からの指示に従っ
て、HDD22から背景画ストリームを読み出して背景
画用バッファ34に転送し、HDD24から伴奏音スト
リームを読み出して伴奏音用バッファ36に転送し、H
DD26からガイドメロディ1ストリームを読み出して
ガイドメロディ1用バッファ38に転送し、HDD28
からガイドメロディ2ストリームを読み出してガイドメ
ロディ2用バッファ40に転送することができる。
【0036】また、HDDコントローラ30は、HDD
24からリンクテーブルを読出してCPU32に転送す
ることができ、CPU32は送られてきたリンクテーブ
ルを自身が有するメモリ(図示略)に格納することがで
きる。背景画用バッファ34、伴奏音用バッファ36、
ガイドメロディ1用バッファ38およびガイドメロディ
2用バッファ40は、HDDコントローラ30から転送
されてくる各ストリームを一旦蓄積して、パケット組立
回路42の要求に応じて出力することができる。
【0037】多重化手段としてのパケット組立回路42
は、各バッファ34〜40から背景画ストリーム、伴奏
音ストリーム、ガイドメロディ1ストリームおよびガイ
ドメロディ2ストリームを取得して、これらをMPEG
規格に従って時分割多重化してトランスポートストリー
ムとすることができる。
【0038】送出手段としての通信装置44は、このパ
ケット組立回路42から出力されるトランスポートスト
リームを、送出用のチャンネルで通信回線100に送出
することができる。また、通信装置44は、双方向通信
用のチャンネルで、端末装置50から通信回線100を
介して、送られてくるリクエスト信号をCPU32に転
送することができる。
【0039】ここで図3を参照してトランスポートスト
リームのタイムチャートの概要を説明する。図3に示す
ように、トランスポートストリームでは、1つのタイム
スロットに4つまでのパケットが入れられる。このトラ
ンスポートストリームでは、各タイムスロットの時間幅
をMPEGビデオが要求するパケット当たり時間[秒/
パケット]に等しくしてあるので、背景画のパケット
(V0、V1、・・・Vn)は各スロットに存在する。背
景画のデータ量に次いでデータ量が多い伴奏音のパケッ
ト(M0、M1、・・・Mn )は3スロット毎に存在し、
最もデー多量が少ないガイドメロディ1のパケット(G
0、G1、・・・Gn )およびガイドメロディ2のパケッ
ト(g0、g1、・・・gn )は、5スロット毎に存在す
る。
【0040】また、各パケットは、パケットヘッダとデ
ータ本体とで構成され、パケットヘッダにはパケットの
種別(背景画、伴奏音、ガイドメロディ1、ガイドメロ
ディ2および空の別)とデータ長とが記述されている。
次に端末装置50の構成を説明する。図2に示すよう
に、端末装置50は、受信手段としての通信装置52に
よって通信回線100に接続され、通信回線100を介
してサーバ20に接続されている。通信装置52は、サ
ーバ20から送出用のチャンネルで送られてくるトラン
スポートストリームをパケット分解回路54に転送する
ことができる。また通信装置52は、双方向通信用のチ
ャンネルでサーバ20のCPU32から送られてくる信
号をCPU56に転送し、CPU56から出力される信
号を双方向通信用のチャンネルで通信回線100に送出
することができる。
【0041】制御手段としてのCPU56は、入力手段
としてのリモコン装置57やキーボード(図示略)から
入力インタフェース(入力I/F)58を介して入力さ
れるリクエスト信号を、通信装置52を通してサーバ2
0のCPU32に送出することができる。また、CPU
56は、入力インタフェース58から入力されるセレク
ト信号に従って、セレクタ60の内部経路の切り換えを
指示することができる。
【0042】リモコン装置57は、リクエスト曲の曲番
号を入力するためのテンキー(図示略)とガイドメロデ
ィの音量を選択するためのセレクトキー(図示略)が設
けられている。セレクトキーは、大、小、カットの3種
類あり、それぞれガイドメロディの音量大、音量小およ
びガイドメロディなしに対応している。
【0043】分離手段としてのパケット分解回路54
は、通信装置52から送られてくるトランスポートスト
リームを、背景画ストリーム、伴奏音ストリーム、ガイ
ドメロディ1ストリームおよびガイドメロディ2ストリ
ームに分離して、背景画ストリームを背景画用バッファ
62に、伴奏音ストリームを伴奏音用バッファ64に、
ガイドメロディ1ストリームをガイドメロディ1用バッ
ファ66に、ガイドメロディ2ストリームをガイドメロ
ディ2用バッファ68に出力することができる。
【0044】背景画用バッファ62は、パケット分解回
路54から送られてくる背景画ストリームを一旦蓄積し
て、映像再生手段としてのMPEGビデオデコーダ70
の要求に応じて送出することができる。MPEGビデオ
デコーダ70は、背景画ストリームをデコードしてデジ
タルデータとしてから、内蔵するD/Aコンバータ(図
示略)にてアナログのビデオ信号として出力することが
できる。このビデオ信号は、映像出力手段としてのモニ
タテレビ71に入力される構成である。
【0045】伴奏音用バッファ64は、パケット分解回
路54から送られてくる伴奏音ストリームを一旦蓄積し
て、再生手段としてのMPEGオーディオデコーダ72
の要求に応じて送出することができる。MPEGオーデ
ィオデコーダ72は、伴奏音ストリームをデコードして
デジタルデータとしてから、内蔵するD/Aコンバータ
(図示略)にてアナログの伴奏音信号として出力するこ
とができる。
【0046】ガイドメロディ1用バッファ66は、パケ
ット分解回路54から送られてくるガイドメロディ1ス
トリームを一旦蓄積して出力することが可能であり、ガ
イドメロディ2用バッファ68は、パケット分解回路5
4から送られてくるガイドメロディ2ストリームを一旦
蓄積して出力することが可能であるが、ガイドメロディ
1用バッファ66およびガイドメロディ2用バッファ6
8の出力側はセレクタ60に接続され、セレクタ60は
の出力側はMPEGオーディオデコーダ74に接続され
ている。
【0047】セレクタ60は、CPU56の指示に従っ
て、その内部経路を3経路に切り換え可能である。第1
の経路は、ガイドメロディ1用バッファ66とMPEG
オーディオデコーダ74とを接続して、ガイドメロディ
2用バッファ68とMPEGオーディオデコーダ74と
は断絶させる経路である。第2の経路は、第1の経路と
逆に、ガイドメロディ2用バッファ68とMPEGオー
ディオデコーダ74とを接続して、ガイドメロディ1用
バッファ66とMPEGオーディオデコーダ74とは断
絶させる経路である。そして第3の経路は、ガイドメロ
ディ1用バッファ66およびガイドメロディ2用バッフ
ァ68の両方とも、MPEGオーディオデコーダ74と
断絶させる経路である。
【0048】再生手段としてのMPEGオーディオデコ
ーダ74は、セレクタ60を介して、ガイドメロディ1
用バッファ66またはガイドメロディ2用バッファ68
と接続されているときには、出力を要求してガイドメロ
ディ1ストリームまたはガイドメロディ2ストリームを
取得することができる。そして、取得したガイドメロデ
ィ1ストリームまたはガイドメロディ2ストリームをデ
コードしてデジタルデータにしてから、内蔵するD/A
コンバータ(図示略)にてアナログのガイドメロディ1
信号またはガイドメロディ2信号として出力することが
できる。
【0049】MPEGオーディオデコーダ72、74の
出力信号は、ミキサ76に入力される。ミキサ76は、
MPEGオーディオデコーダ72、74の両方から入力
信号があれば、これらをミキシング、増幅して出力し、
MPEGオーディオデコーダ74からの信号が入力され
なければ、MPEGオーディオデコーダ72からの信号
だけを増幅して出力する構成である。
【0050】このミキサ76から出力されるオーディオ
信号は、音声出力手段としてのスピーカ78に入力され
る構成である。次に、この演奏情報提供システム10動
作について説明する。まず、サーバ20が起動される
と、CPU32は、HDDコントローラ30に指示し
て、HDD24からリンクテーブルを読出してCPU3
2に転送させ、そのリンクテーブルをメモリに格納す
る。
【0051】その後、端末装置50の利用者が、例えば
リモコン装置57によりリクエスト曲の曲番号を入力す
ると、端末装置50のCPU56は、この曲番号に相当
するリクエスト信号を、サーバ20のCPU32に宛て
て送出する。また、CPU56は、リモコン装置57か
ら入力されるセレクト信号に従って、セレクタ60の内
部経路を、例えば第2の経路とするように指示する。
【0052】サーバ20のCPUは、リクエスト信号を
受信すると、そのリクエスト信号に基づいて、該当する
伴奏音ストリームを特定し、リンクテーブルによってガ
イドメロディ1ストリームおよびガイドメロディ2スト
リームを特定する。さらに、CPU32は、リンクテー
ブルに記述されている伴奏音ストリームの曲ジャンルに
対応するる背景画ストリームの組を特定し、その組の中
から1つの背景画ストリームを選択する。
【0053】さらに、サーバ20のCPU32は、前述
のように特定した伴奏音ストリーム、ガイドメロディ1
ストリーム、ガイドメロディ2ストリームおよび選択し
た背景画ストリームの読み出しと転送を、HDDコント
ローラ30に指示する。また、CPU32は、パケット
組立回路42にパケット組立の開始を指示する。
【0054】HDDコントローラ30は、CPU32か
ら指示された伴奏音ストリーム、ガイドメロディ1スト
リーム、ガイドメロディ2ストリームおよび背景画スト
リームをHDD22〜28から読み出して、それぞれを
背景画用バッファ34、伴奏音用バッファ36、ガイド
メロディ1用バッファ38、ガイドメロディ2用バッフ
ァ40に転送する。
【0055】パケット組立回路42は、各バッファ34
〜40から背景画ストリーム、伴奏音ストリーム、ガイ
ドメロディ1ストリームおよびガイドメロディ2ストリ
ームを取得して、これらをMPEG規格に従って時分割
多重化してトランスポートストリームとして、通信装置
44に送出する。
【0056】通信装置44は、このパケット組立回路4
2から出力されるトランスポートストリームを送出用の
チャンネルで通信回線100に送出する。端末装置50
では、通信装置52が、サーバ20から送られてくるト
ランスポートストリームをパケット分解回路54に転送
する。
【0057】パケット分解回路54は、通信装置52か
ら送られてくるトランスポートストリームを、背景画ス
トリーム、伴奏音ストリーム、ガイドメロディ1ストリ
ームおよびガイドメロディ2ストリームに分離して、背
景画ストリームを背景画用バッファ62に、伴奏音スト
リームを伴奏音用バッファ64に、ガイドメロディ1ス
トリームをガイドメロディ1用バッファ66に、ガイド
メロディ2ストリームをガイドメロディ2用バッファ6
8に出力する。
【0058】背景画用バッファ62に送られた背景画ス
トリームは、MPEGビデオデコーダ70に送出され、
MPEGビデオデコーダ70によって、デコードされア
ナログのビデオ信号に変換されて、モニタテレビ71に
出力される。モニタテレビ71には、背景画ストリーム
に基づく映像が表示される。
【0059】伴奏音用バッファ64に送られた伴奏音ス
トリームは、MPEGオーディオデコーダ72に送出さ
れ、MPEGオーディオデコーダ72によって、デコー
ドされアナログの伴奏音信号に変換されて、ミキサ76
に出力される。セレクタ60の内部経路は、CPU56
の指示に従って第2の経路となっているので、ガイドメ
ロディ2用バッファ68とMPEGオーディオデコーダ
74とが接続され、ガイドメロディ1用バッファ66と
MPEGオーディオデコーダ74とは断絶されている。
【0060】このため、MPEGオーディオデコーダ7
4には、ガイドメロディ1用バッファ66に送られたガ
イドメロディ1ストリームは送られず、ガイドメロディ
2用バッファ68に送られたガイドメロディ2ストリー
ムだけが送られる。MPEGオーディオデコーダ74
は、ガイドメロディ2用バッファ68からガイドメロデ
ィ2ストリームを取得し、取得したガイドメロディ2ス
トリームをデコードしてから、アナログのガイドメロデ
ィ2信号に変換して、ミキサ76に出力する。
【0061】ミキサ76は、MPEGオーディオデコー
ダ72、74から入力される信号(伴奏音信号とガイド
メロディ2信号)とをミキシング、増幅してスピーカ7
8に出力する。スピーカ78はオーディオ信号を音声と
して出力する。このように、セレクタ60によりガイド
メロディ2用バッファ68とMPEGオーディオデコー
ダ74とを接続させれば、ガイドメロディ2信号と伴奏
音信号とをミキシングして音声出力できる。また、セレ
クタ60の内部経路の切り換えによって、ガイドメロデ
ィ1用バッファ66とMPEGオーディオデコーダ74
とを接続させれば、ガイドメロディ1信号と伴奏音信号
とをミキシングして音声出力でき、ガイドメロディ1用
バッファ66、ガイドメロディ2用バッファ68ともM
PEGオーディオデコーダ74と接続しなければ、伴奏
音信号のみを音声出力できる。従って、端末装置50の
利用者は、ガイドメロディの音量大、音量小、ガイドメ
ロディなしのいずれかの形態の演奏音を得ることができ
る。 (具体例2)この具体例は、1種類のガイドメロディを
使用して、ガイドメロディの音量を調節する例である。
具体例2の演奏情報提供システムの構成は、具体例1の
演奏情報提供システムとほぼ同じであるので、全体の構
成および演奏情報提供装置としてのサーバ20の構成に
ついては、図1と同じ品番を使用して図示および説明を
省略する。ただし、サーバ20は伴奏音ストリームと1
種類のガイドメロディストリームとを、時分割多重化し
て送出する構成である。
【0062】図4は、本具体例の演奏情報出力装置とし
ての端末装置50aの構成を示すブロック図であるが、
具体例1の端末装置50と共通の構成要素については図
2と同じ品番を付して説明を省略する。この図4に示す
ように、端末装置50aは、図2に示されるガイドメロ
ディ1用バッファ66と同様のガイドメロディ用バッフ
ァ66aを備えている。具体例1とは異なって、ガイド
メロディストリーム用のバッファはこの1台だけであ
る。また、ガイドメロディ用バッファ66aの入力側と
なるパケット分解回路54aは、通信装置52から送ら
れてくるトランスポートストリームを、背景画ストリー
ム、伴奏音ストリームおよびガイドメロディストリーム
に分離して、背景画ストリームを背景画用バッファ62
に、伴奏音ストリームを伴奏音用バッファ64に、ガイ
ドメロディストリームをガイドメロディ用バッファ66
aに出力する構成である。なお、サーバ20からボリュ
ーム制御データが送られてくる場合には、パケット分解
回路54aは、破線で示すように、このボリューム制御
データをCPU56に転送することができる。
【0063】MPEGオーディオデコーダ74aは、ガ
イドメロディ用バッファ66aから取得したガイドメロ
ディストリームをデコードし、アナログのガイドメロデ
ィ信号に変換して、ミキサ76aに出力する。ミキサ7
6aは、MPEGオーディオデコーダ72、74aから
入力される信号(伴奏音信号とガイドメロディ信号)と
をミキシング、増幅してスピーカ78に出力する。ただ
し、ミキサ76aは、音量調節手段としてのボリューム
回路77を内蔵しており、このボリューム回路77によ
ってガイドメロディ信号を強弱調節することができる。
【0064】CPU56は、入力I/F58を介してリ
モコン装置57aから入力されるリクエスト信号を、サ
ーバ20のCPU32に宛てて送出する他、ボリューム
指示信号に応じたボリューム指示をミキサ76aに出力
して、ボリューム回路77によってガイドメロディ信号
の強弱調節を制御することができる。
【0065】この端末装置50aでは、通信装置52
が、サーバ20から送られてくるトランスポートストリ
ームをパケット分解回路54aに転送すると、パケット
分解回路54aは、トランスポートストリームを、背景
画ストリーム、伴奏音ストリームおよびガイドメロディ
ストリームに分離して、背景画ストリームを背景画用バ
ッファ62に、伴奏音ストリームを伴奏音用バッファ6
4に、ガイドメロディストリームをガイドメロディ用バ
ッファ66aに出力する。
【0066】背景画用バッファ62に送られた背景画ス
トリームの処理および伴奏音用バッファ64に送られた
伴奏音ストリームの処理は、具体例1と同様である。M
PEGオーディオデコーダ74aは、ガイドメロディ用
バッファ66aからガイドメロディストリームを取得
し、取得したガイドメロディストリームをデコードして
から、アナログのガイドメロディ信号に変換して、ミキ
サ76aに出力する。
【0067】ミキサ76aは、MPEGオーディオデコ
ーダ72から入力される伴奏音信号とMPEGオーディ
オデコーダ74aから入力されるガイドメロディ信号と
をミキシング、増幅してスピーカ78に出力する。この
際、ミキサ76aは、CPU56からのボリューム指示
に応じて、ボリューム回路77によってガイドメロディ
信号を強弱調節する。
【0068】従って、端末装置50aの利用者は、リモ
コン装置57aを操作することにより、所望の音量のガ
イドメロディの演奏音を得ることができる。なお、この
リモコン装置57aによるボリューム指示は、無段階の
指示、例えば大、中、小の3段階等のステップ的な指示
等がある。
【0069】あるいは、サーバ20側で、ボリューム制
御データを用いて、リクエストされた曲に応じてガイド
メロディの音量を調節することや、曲の途中でガイドメ
ロディの音量を変化させること等もできる。また、前述
のステップ的な指示の場合において、各ステップ毎のボ
リューム値をサーバ20側で指定する構成も可能であ
る。
【0070】以上、具体例1、2に従って、本発明の実
施の形態について説明したが、本発明はこれらの具体例
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。上
記の具体例1は、音量の大小の違いがある2種類のガイ
ドメロディを用意しておいて音量大、音量小、ガイドメ
ロディなしの3形態を選択可能としているが、例えば、
音量大、中、小等3種類以上とすることや、1種類のガ
イドメロディだけを用意しておいてガイドメロディ有
り、無しの2段階に切り換えることも可能である。
【0071】また、ガイドメロディに代えて、例えばギ
ターやピアノのパートを使用すれば、楽団全体による演
奏、ギターやピアノのソロ、ギターやピアノ等を除いた
演奏等を再生、出力できる。さらに、具体例1、2では
アナログ信号を符号化したデジタルデータを圧縮処理し
て、時分割多重化によって送信する例を挙げているが、
圧縮処理をしなくともよい。あるいはアナログ信号をそ
のまま送信してもよい。
【0072】送信経路としては、有線、無線を問わずに
採用でき、電磁的な通信の他に光を媒体とする通信も可
能である。送信形態としては、時分割多重化の他に周波
数多重化も採用できる。あるいはパート演奏情報と主演
奏情報とを別々の回線で送信してもよい。要は、パート
演奏情報と主演奏情報とを、演奏情報出力装置が別々に
処理できればよいのである。
【0073】また、具体例1では選択手段としてセレク
タを採用しているが、プログラムに従って作動してパー
ト演奏情報または主演奏情報を選択してオーディオデコ
ーダ等の再生手段に送出するソフト的な選択手段を採用
することもできる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の演
奏情報提供装置によれば、演奏の一部に相当するパート
演奏情報と残部に相当する主演奏情報とからなる演奏情
報を、パート演奏情報と主演奏情報とを分離してまたは
分離可能な状態で送出できる。
【0075】そして、請求項7記載の演奏情報出力装置
によれば、演奏情報提供装置から送出されるパート演奏
情報と主演奏情報とを受信し、選択されたパート演奏情
報または主演奏情報あるいは選択されなかったパート演
奏情報または主演奏情報に基づくアナログの音声信号を
出力するので、例えばガイドメロディなしの演奏音を出
力させることやギターのソロに対応するパート演奏情報
のみを演奏音として出力させることができる等、さまざ
まな操作が可能となる。
【0076】同様に、請求項8記載の演奏情報出力装置
によれば、例えば主演奏情報に基づく音声信号の音量に
対して、パート演奏の音量を相対的に大小調節すること
ができるので、例えばガイドメロディの音量を0として
ガイドメロディなしの演奏音を出力させたり、ガイドメ
ロディの音量を主演奏に対してきわめて小さくすること
や大きくすることなども可能である。
【0077】請求項2記載の演奏情報提供装置によれ
ば、演奏情報出力装置にはシンセサイザ音源等は不要で
あり、その構造を簡単にできる。また、単純にアナログ
信号を送信するよりもデータ量を少なくできるので、通
信時間の削減が可能となる。特に、演奏情報を圧縮して
送信すれば、通信時間とコストの削減効果は高まる。ま
た、MPEG方式によれば、背景映像情報も合わせて多
重化できるので、カラオケに好適である。請求項9記載
の演奏情報出力装置は、この請求項2記載の演奏情報提
供装置から送出されるデジタルデータを受信して利用す
るための演奏情報出力装置として好適である。
【0078】請求項3記載の演奏情報提供装置において
は、送出手段は、パート演奏情報と主演奏情報とが多重
化された多重化情報を送出するので、通信時間と通信コ
ストの削減ができる。請求項4記載の演奏情報提供装置
においては、多重化の方式に応じて多重化手段を選定で
きるので、多重化方式の選定に当たっての自由度が高く
なる。
【0079】請求項5記載の演奏情報提供装置において
は、パート演奏情報と主演奏情報とを時分割多重化して
一つのチャンネルで送信するので、チャンネル数の増加
を回避できる。請求項10記載の演奏情報出力装置は、
多重化情報をパート演奏情報と主演奏情報と分離する分
離手段を備えているので、これら請求項3ないし5記載
の情報提供装置から送出される多重化情報を受信して利
用するための演奏情報出力装置として好適である。
【0080】請求項6記載の演奏情報提供装置において
は、パート演奏情報が複数ある。従って、パート演奏情
報を対象にする操作の自由度が高まる。請求項1ないし
6のいずれか記載の演奏情報提供装置と請求項7ないし
10のいずれか記載の演奏情報出力装置とは、請求項1
1記載の演奏情報提供システムに組み込まれることによ
り、その機能を良好に発揮ですることがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例1の演奏情報提供システムの概要とサ
ーバの構成を示すブロック図である。
【図2】 具体例1の端末装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】 具体例1のサーバが送出するトランスポート
ストリームのタイムチャートの概要の説明図であり、図
3(a)はタイムスロットとパケットの配置の説明図、
図3(b)はパケットの構造の説明図である。
【図4】 具体例2の端末装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
10・・・演奏情報提供システム、 20・・・サーバ(演奏情報提供装置)、 22・・・ハードディスク装置 24、26、28・・・ハードディスク装置(記憶手
段) 30・・・HDDコントローラ(読み出し手段)、 32・・・CPU、 34・・・背景画用バッファ、 36・・・伴奏音用バッファ、 38・・・ガイドメロディ1用バッファ、 40・・・ガイドメロディ2用バッファ、 42・・・パケット組立回路(多重化手段)、 44・・・通信装置(送出手段)、 50・・・端末装置(演奏情報出力装置)、 52・・・通信装置(受信手段)、 54、54a・・・パケット分解回路(分離手段)、 57、57a・・・リモコン装置、 58・・・入力インタフェース、 60・・・セレクタ(選択手段)、 62・・・背景画用バッファ、 64・・・伴奏音用バッファ、 66・・・ガイドメロディ1用バッファ、 66a・・・ガイドメロディ用バッファ、 68・・・ガイドメロディ2用バッファ、 70・・・MPEGビデオデコーダ、 71・・・モニタテレビ、 72・・・MPEGオーディオデコーダ(再生手段)、 74、74a・・・MPEGオーディオデコーダ(再生
手段)、 76、76a・・・ミキサ、 77・・・ボリューム回路(音量調節手段)、 78・・・スピーカ、 100・・・通信回線。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏情報を記憶する記憶手段と、該記憶
    手段から前記演奏情報を読み出す読み出し手段と、該読
    み出された演奏情報を送出する送出手段とを備える演奏
    情報提供装置において、 前記演奏情報は、演奏の一部に相当するパート演奏情報
    と残部に相当する主演奏情報とからなり、 前記記憶手段は、前記パート演奏情報と主演奏情報とを
    分離してまたは分離可能な状態で記憶し、 前記送出手段は、前記パート演奏情報と主演奏情報とを
    分離してまたは分離可能な状態で送出することを特徴と
    する演奏情報提供装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の演奏情報提供装置におい
    て、 前記パート演奏情報および主演奏情報は、アナログの音
    声信号を符号化したデジタルデータまたは該デジタルデ
    ータを圧縮した圧縮データであることを特徴とする演奏
    情報提供装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の演奏情報提供装
    置において、 前記送出手段は、前記パート演奏情報と主演奏情報とが
    多重化された多重化情報を送出することを特徴とする演
    奏情報提供装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の演奏情報提供装置におい
    て、 前記パート演奏情報と主演奏情報とを多重化して前記多
    重化情報とする多重化手段を設けたことを特徴とする演
    奏情報提供装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の演奏情報提供装置におい
    て、 前記多重化手段は前記パート演奏情報と主演奏情報とを
    時分割多重化して前記多重化情報とすることを特徴とす
    る演奏情報提供装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の演奏
    情報提供装置において、 前記パート演奏情報が複数あることを特徴とする演奏情
    報提供装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか記載の演奏
    情報提供装置から送出される前記パート演奏情報と主演
    奏情報とを受信する受信手段と、 前記パート演奏情報および主演奏情報の内の少なくとも
    一つを選択する選択手段と、 該選択されたパート演奏情報または主演奏情報あるいは
    選択されなかったパート演奏情報または主演奏情報に基
    づくアナログの音声信号を出力する再生手段とを備える
    ことを特徴とする演奏情報出力装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれか記載の演奏
    情報提供装置から送出される前記パート演奏情報と主演
    奏情報とを受信する受信手段と、 該受信されたパート演奏情報および主演奏情報に基づく
    アナログの音声信号を出力する再生手段と、 前記パート演奏情報に基づく前記音声信号または主演奏
    情報に基づく前記音声信号の少なくとも一方の音量を調
    節する音量調節手段とを備えることを特徴とする演奏情
    報出力装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載の演奏情報出力装
    置において、 前記再生手段はデジタルデータのパート演奏情報および
    主演奏情報を復調して前記音声信号とすることを特徴と
    する演奏情報出力装置。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれか記載の演
    奏情報出力装置において、 請求項3ないし5記載の多重化情報を前記パート演奏情
    報と主演奏情報とに分離する分離手段を設けたことを特
    徴とする演奏情報出力装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし6のいずれか記載の演
    奏情報提供装置と、 請求項7ないし10のいずれか記載の演奏情報出力装置
    とを含むことを特徴とする演奏情報提供システム。
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