JP2002328556A - 画像形成装置の定着装置 - Google Patents

画像形成装置の定着装置

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JP2002328556A
JP2002328556A JP2001129277A JP2001129277A JP2002328556A JP 2002328556 A JP2002328556 A JP 2002328556A JP 2001129277 A JP2001129277 A JP 2001129277A JP 2001129277 A JP2001129277 A JP 2001129277A JP 2002328556 A JP2002328556 A JP 2002328556A
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fixing
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roller
heat
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JP2001129277A
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Masayasu Onodera
正泰 小野寺
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クイックスタート方式の定着装置において、
定着ローラの温度の均一化が図れ、定着ムラの発生が少
ない画像形成装置の定着装置を提供する。 【解決手段】 熱線に対し透光性を有する円筒状の透光
性基体の外側に前記熱線を吸収する熱線吸収層を有した
定着ローラと、前記定着ローラの内部に前記定着ローラ
の軸長手方向に設けた熱線を発生する熱線発生部を有す
る発熱体と、前記定着ローラに圧接する加圧ローラとを
備え、転写材上のトナー像を挟持搬送し前記転写材に加
熱・加圧して定着する定着装置において、前記定着ロー
ラの前記軸長手方向にコイル状に巻かれた有効領域での
前記熱線発生部のピッチが前記定着ローラの軸長手方向
の位置により異なるか又は位置に関係なく同一であるこ
とを特徴とする画像形成装置の定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ及びこれらの機能を有する複合機等の
画像形成装置に用いられる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】(従来の技術1)画像形成装置に用いら
れている定着装置は、所定の温度に維持された定着ロー
ラと、その定着ローラに圧接する加圧ローラとによっ
て、未定着のトナー画像が転写された転写材を挟持搬送
しつつ加熱する熱ローラ定着方式が広く採用されてい
る。しかしながら、従来の熱ローラ定着方式の定着装置
では、転写材やトナーを加熱する際に、熱容量の大きな
定着ローラを加熱する必要があるため、省電力効果が悪
く、省電力面で不利であり、又、画像形成開始時に定着
装置を暖めるのに時間がかかり、画像形成を開始するま
での時間が長くなってしまうという問題があった。
【0003】これを解決するため、円筒状の透光性基体
の外側に透光性弾性層と、その外側に熱線吸収層とを設
けた定着ローラを採用し、透光性基体の内部に設けた発
熱体(ハロゲンヒータ)からの熱線を熱線吸収層に吸収
させた後、転写材上のトナー像を加熱・加圧して定着す
るクイックスタート方式の定着装置が知られている。
【0004】ここで、上述したクイックスタート方式に
おける定着装置の従来例を図面を参照して説明する。図
12は従来例のクイックスタート方式における定着装置
の構成を示す断面図である。
【0005】図12に示すように、薄肉化した定着ロー
ラ71は、円筒状の透光性基体71aの外周面に、透明
シリコンゴムから成る透光性弾性層71bと、熱線吸収
層71cとを順次積層被覆した構成のローラであり、ま
た、定着ローラ71の内部には発熱体(ハロゲンヒータ
ともいう)77が設置され、発熱体77から発生する熱
線が透光性基体71a及び透光性弾性層71bを透過し
て熱線吸収層71cに輻射・吸収され、高温度に上昇し
た熱線吸収層71cを転写材上のトナー像に押し当てて
いる。発熱体77は定着ローラの軸長手方向の位置で所
定の温度になるように、熱線発生部(フィラメント)7
7aはコイル状の発光部で構成されているが、一部に発
熱しないとばし巻き部77cが設けられている。
【0006】一方、加圧ローラ72は、アルミニウム合
金等の金属からなる中空円筒形状の芯金部材72aの外
周面に、シリコンゴム等の弾性部材72bを被覆したも
のである。
【0007】図示しない駆動手段に接続された歯車Gの
回転により加圧ローラ72が回転し、定着ローラ71と
の接触により形成され、未定着のトナー画像が転写され
た転写材を挟持搬送しつつ加熱して定着している。
【0008】(従来の技術2)定着装置として、少なく
とも2種類の幅サイズの異なる転写材の熱定着を行う定
着装置において、小さい幅サイズの転写材が通過しない
定着ローラの非通紙部を冷却する冷却ファンを設け、冷
却ファンによる風を定着ローラの非通紙部に送り定着ロ
ーラの非通紙部を冷却する装置が知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(従来
の技術1)の課題として、定着ローラを薄肉化すると、
定着ローラの軸長手方向の熱の移動量が少なくなること
から、定着ローラの表面温度ムラが出やすく、また、定
着ローラを薄肉化すると、発熱体の熱線発生部(フィラ
メント)77aの一部にとばし巻き部77cがあること
により、熱線発生部の発熱むらが直接、定着ローラの表
面温度に影響して、定着ローラの表面温度ムラが生じや
すいという問題がある。
【0010】第1の発明の目的は、クイックスタート方
式の定着装置において、定着ローラの表面温度ムラを少
なくし転写材を均一に熱定着できる画像形成装置の定着
装置を提供することにある。
【0011】(従来の技術2)の課題として、大きい幅
サイズと小さい幅サイズの2種類の転写材を熱定着する
場合はよいが、3種類以上の幅サイズが異なる場合の熱
定着は、定着ローラの表面温度ムラが生じ、転写材を均
一に熱定着しにくいという問題がある。特に、クイック
スタート方式の定着装置において定着ローラを薄肉化す
ると、定着ローラの軸長手方向の熱の移動量が少なく、
定着ローラの転写材の非通紙部の温度上昇が顕著にな
り、定着ムラの原因になるという問題がある。
【0012】第2の発明の目的は、3種類以上の幅サイ
ズが異なる転写材の熱定着でも、転写材を均一に熱定着
できる画像形成装置の定着装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の第1の発明の目的
は下記のいずれかの手段により達成できる。
【0014】(1)熱線に対し透光性を有する円筒状の
透光性基体の外側に前記熱線を吸収する熱線吸収層を有
した定着ローラと、前記定着ローラの内部に前記定着ロ
ーラの軸長手方向に設けた熱線を発生する熱線発生部を
有する発熱体と、前記定着ローラに圧接する加圧ローラ
とを備え、転写材上のトナー像を挟持搬送し前記転写材
に加熱・加圧して定着する定着装置において、前記定着
ローラの前記軸長手方向にコイル状に巻かれた有効領域
での前記熱線発生部のピッチが前記定着ローラの軸長手
方向の位置により異なるか又は位置に関係なく同一であ
ることを特徴とする画像形成装置の定着装置。
【0015】(2)円筒状の薄肉金属基体または円筒状
の薄肉金属基体の外側に弾性層を有した定着ローラと、
前記定着ローラの内部に前記定着ローラの軸長手方向に
設けた熱線を発生する熱線発生部を有する発熱体と、前
記定着ローラに圧接する加圧ローラとを備え、転写材上
のトナー像を挟持搬送し前記転写材に加熱・加圧して定
着する定着装置において、前記定着ローラの前記軸長手
方向にコイル状に巻かれた有効領域での前記熱線発生部
のピッチが前記定着ローラの軸長手方向の位置により異
なるか又は位置に関係なく同一であることを特徴とする
画像形成装置の定着装置。
【0016】(3)熱線に対し透光性を有する円筒状の
透光性基体の外側に前記熱線を吸収する熱線吸収層を有
した定着ローラと、前記定着ローラの内部に大きい幅サ
イズの転写材の有効領域に設けた熱線を発生する熱線発
生部を有する第1の発熱体と、前記定着ローラの内部に
小さい幅サイズの転写材の有効領域に設けた熱線を発生
する熱線発生部を有する第2の発熱体と、前記定着ロー
ラに圧接する加圧ローラとを備え、転写材上のトナー像
を挟持搬送し前記転写材に加熱・加圧して定着する定着
装置において、前記定着ローラの前記軸長手方向にコイ
ル状に巻かれた前記第1の発熱体と第2の発熱体の有効
領域での熱線発生部のピッチが前記定着ローラの軸長手
方向の位置により異なるか又は同一であることを特徴と
する画像形成装置の定着装置。
【0017】(4)円筒状の薄肉金属基体または円筒状
の薄肉金属基体の外側に弾性層を有した定着ローラと、
前記定着ローラの内部に大きい幅サイズの転写材の有効
領域に設けた熱線を発生する熱線発生部を有する第1の
発熱体と、前記定着ローラの内部に小さい幅サイズの転
写材の有効領域に設けた熱線を発生する熱線発生部を有
する第2の発熱体と、前記定着ローラに圧接する加圧ロ
ーラとを備え、転写材上のトナー像を挟持搬送し前記転
写材に加熱・加圧して定着する定着装置において、前記
定着ローラの前記軸長手方向にコイル状に巻かれた前記
第1の発熱体と第2の発熱体の有効領域での熱線発生部
のピッチが前記定着ローラの軸長手方向の位置により異
なるか又は同一であることを特徴とする画像形成装置の
定着装置。
【0018】上記の第2の発明の目的は下記のいずれか
の手段により達成できる。 (5)所定の温度に維持された定着ローラと、前記定着
ローラに圧接する加圧ローラを設け、定着ローラの軸長
手方向の中央部と幅サイズの異なる転写材の幅方向の中
央部とを一致させて挟持搬送し、転写材上のトナー像を
前記定着ローラにより前記転写材に加熱・加圧して定着
する定着装置において、少なくとも3種類の幅サイズの
異なる転写材が通紙しない前記定着ローラのそれぞれの
非通紙部を冷却ファンにより冷却することを特徴とする
画像形成装置の定着装置。
【0019】(6)所定の温度に維持された定着ローラ
と、前記定着ローラに圧接する加圧ローラを設け、前記
定着ローラの軸長手方向の片側と幅サイズの異なる転写
材の片側とを一致させて挟持搬送し、転写材上のトナー
像を前記定着ローラにより前記転写材に加熱・加圧して
定着する定着装置において、少なくとも3種類の幅サイ
ズの異なる転写材が通紙しない前記定着ローラのそれぞ
れの非通紙部を冷却ファンより冷却することを特徴とす
る画像形成装置の定着装置。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる定着装置を
適用した画像形成装置を図面を参照して説明する。本発
明の定着装置を適用した画像形成装置の構成を図1に示
す。
【0021】この画像形成装置は、像担持体である可撓
性の無端ベルト状の感光体(以下、感光体と称す)1の
周囲に、4組のスコロトロン帯電器(以下、帯電器と称
す)2Y、2M、2C、2K、4組の像露光装置3Y、
3M、3C、3K、4組の現像器4Y、4M、4C、4
Kとから成る画像形成ユニット(図示の4組)を縦列に
配設したものである。なお、図示の像露光装置3Y、3
M、3C、3Kは、レーザビーム走査光学装置を使用し
たものである。
【0022】感光体1は、駆動ローラ11及び下ローラ
12、上ローラ13に張架され、テンションローラ14
の作用により緊張状態にされ、内周面に設けられたバッ
クアップ部材15により局部的に当接しながら、図示の
時計方向に回動する。バックアップ部材15は、感光体
1の背面に当接して、現像器4Y、4M、4C、4Kの
各現像剤担持体41Y、41M、41C、41Kの現像
領域及び像露光装置3Y、3M、3C、3Kの結像位置
に感光体1を規制している。
【0023】画像記録のスタートにより、駆動モータ
(図示せず)が回動して駆動ローラ11を介して感光体
1は図示の時計方向へと回動し、帯電器2Yの帯電作用
により感光体1への電位の付与が開始される。感光体1
は電位を付与されたあと、像露光装置3Yにおいて第1
の色信号すなわちイエロー(Y)の画像信号に対応する
電気信号による露光が開始され、感光体1の回動(副走
査)によってその表面の感光層に現像画像のイエロー
(Y)の画像に対応する静電潜像を形成する。この潜像
は現像器4Yにより現像剤担持体41Y上に付着搬送さ
れた現像剤が、現像領域において非接触の状態で反転現
像され、イエロー(Y)のトナー像となる。
【0024】次いで感光体1はイエロー(Y)のトナー
像の上にさらに帯電器2Mの帯電作用により電位が付与
され、像露光装置3Mの第2の色信号すなわちマゼンタ
(M)の画像信号に対応する電気信号による露光が行わ
れ、現像器4Mによる非接触の反転現像によって前記の
イエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナ
ー像が重ね合わせて形成される。
【0025】同様のプロセスにより帯電器2C、像露光
装置3C及び現像器4Cによってさらに第3の色信号に
対応するシアン(C)のトナー像が形成される。さらに
帯電器2K、像露光装置3K及び現像器4Kによって第
4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね
合わせて形成され、感光体1の一回転以内にその周面上
にカラーのトナー像が形成される。
【0026】感光体1の周面上に形成されたカラーのト
ナー像は、帯電器2Fによって付着トナーの電位が揃え
られたのち転写領域に至る。給紙装置5の給紙カセット
51或いは手差し給紙台53から、それぞれ給紙手段5
2、54により送り出され、レジストローラ対55へと
搬送された転写材Pは、レジストローラ対55の駆動に
よって感光体1上のトナー像領域通過と同期して給紙さ
れ、駆動ローラ11の下部に対向して配置された転写手
段6によりトナー像が転写される。
【0027】トナー像が転写された転写材Pは、感光体
1の周面より分離されたのち、定着装置7へ搬送され
る。定着装置7によりトナー像は熔融され、転写材Pに
定着される。なお、詳しい定着装置7の内容については
後述する。
【0028】定着処理終了後の転写材Pは、排紙ローラ
対81、82、83により搬送されて、上部に設けられ
た排紙トレイ84に排出される。
【0029】一方、転写材Pを分離した感光体1は、ク
リーニング装置65のクリーニングブレード66によっ
て残留トナーを除去し、清掃される。なお、次の原稿画
像のトナー像の形成が続いて行われるときは、帯電前除
電器67による感光体1の感光体面への露光が行われて
前歴の電荷の除去がなされる。
【0030】(第1の実施の形態)本発明の画像形成装
置の定着装置について説明する。図2は、定着装置の内
部構成を示す断面図、図3は図2の定着ローラ等の要部
構成を示す断面図である。
【0031】図2に示すように、定着装置7は、定着ロ
ーラ71、加圧ローラ72、発熱体73、クリーニング
ローラ部74、クリーニングパッド74c、オイル塗布
手段76、排紙ローラ75等で構成されている。
【0032】定着ローラ71は透光性基体71a、透光
性弾性層71b、熱線吸収層71cを有している。透光
性基体71aは発熱体73から照射される赤外線等の熱
線を透過する耐熱ガラス又は耐熱性樹脂から成る中空円
筒体で、外径28mm、肉厚1.5mmのパイレックス
(R)ガラスを材質とする中空円筒体を採用している。
透光性弾性層71bは透光性基体71aの外周面に形成
された透明シリコンゴム層で肉厚1mmを採用してい
る。熱線吸収層71cは透光性弾性層71bの外周面に
カーボン入りのパーフルオロアルコキシを被覆した最外
層である。
【0033】発熱体73は、定着ローラ71の内部に定
着ローラ71の軸長手方向に設けた熱線を発生する熱線
発生部を有し、発熱体73から照射された熱線は、透光
性基体71a、透光性弾性層71bを透過して熱線吸収
層71cに吸収され、急速加熱が可能となっているが詳
しくは後述する。
【0034】加圧ローラ72は、例えばアルミニウム合
金等の金属から成る中空円筒形状の芯金部材72aの外
周面に、シリコンゴム等の弾性部材72bを形成したも
のである。また、クリーニングローラ部74に設けた回
転軸74aの両端部は、左右の定着装置本体側板に保持
された図示しない軸受部材に嵌合し、回転可能となって
いる。
【0035】図3に示すように、定着ローラ71の透光
性基体71aの両端部はベアリング71dを介してベア
リング保持部材71eに嵌合・固定されている。ベアリ
ング保持部材71eは図示しないネジにより定着装置本
体側板70にネジ止めされている。発熱体73のリード
線73bを通す小穴を有する蓋板70bを図示しないネ
ジにより両側の位置規制側板70aにネジ止めすること
により、発熱体73を定着ローラ71内に保持してい
る。発熱体73は熱線を発生する熱線発生部73aとリ
ード線73bを有している。図示しない電源回路からリ
ード線73bを通して熱線発生部73aへ電力が供給さ
れる。
【0036】ここで図3に示す熱線発生部の軸長手方向
の位置に対するコイル状のピッチ分布を図4に示す。図
4(a)は、定着ローラの軸長手方向に連続的にコイル
状に巻かれた熱線発生部73aのピッチWが定着ローラ
の軸長手方向の位置により異なっており、定着ローラの
中央部位置より両端側部の方が小さいピッチになってい
る。また、図4(b)は、定着ローラの軸長手方向に連
続的にコイル状に巻かれた熱線発生部のピッチWが定着
ローラの軸長手方向の位置にかかわらず同一となってい
る。この発熱体を組み込んだ定着ローラは、従来に比
べ、熱線発生部のフィラメントが連続的に巻かれており
温度分布の波形がなだらかとなる。
【0037】次に、定着ローラの相対的な表面温度分布
の例を図5に示す。図5(a)は本発明の定着ローラの
相対的な表面温度分布である。図5(b)は従来例の定
着ローラの相対的な表面温度分布である。使用した定着
ローラは、透光性基体の外径28mm、肉厚1.5m
m、透光性弾性層の肉厚1mm、さらに熱線吸収層の肉
厚50μmである。本発明の熱線発生部は、定着ローラ
の軸長手方向にコイル状に巻かれた有効領域でのピッチ
が定着ローラの軸長手方向の位置に関係なく同一の例で
ある。従来例の熱線発生部は、図12に示すとばし巻き
部のある熱線発生部である。なお、熱線発生部の点灯電
圧は100Vである。図5より本発明の定着ローラの表
面温度の部分的な温度ムラは従来に比べ少ない。
【0038】ここで、定着装置の作用を説明すると、未
定着のトナー画像が転写された転写材は、表面温度分布
が良好に維持された定着ローラ71と加圧ローラ72と
によって、挟持搬送され加熱加圧されて熱定着される。
【0039】以上のように、クイックスタート方式の定
着装置において、定着ローラの温度分布が良好に維持さ
れ転写材を均一に熱定着できる。
【0040】(第2の実施の形態)本発明の画像形成装
置の他の定着装置について図面を参照して説明する。図
6は定着装置の定着ローラ、発熱体、加圧ローラ等の要
部構成を示す断面図である。この実施の形態は前述の第
1の実施の形態において定着ローラ以外は機構的に同じ
であり、異なる部分を中心に説明する。
【0041】定着ローラ86は円筒状の薄肉金属基体8
6aの外側に弾性層86bを設けたものである。円筒状
の薄肉金属基体の肉厚は1mmである。
【0042】発熱体73は、定着ローラ86の内部に定
着ローラ86の軸長手方向に設けた熱線を発生する熱線
発生部73aを有し、発熱体73から照射された熱線
は、薄肉金属基体86aを加熱して、急速加熱が可能と
なっている。熱線発生部の軸長手方向の位置に対するピ
ッチは図4(b)に示すピッチ分布をしているが、ピッ
チは図4(a)に示すピッチ分布でもよい。
【0043】加圧ローラ87は、例えばアルミニウム合
金等の金属から成る中空円筒形状の芯金部材87aの外
周面に、シリコンゴム等の弾性層87bを形成したもの
である。
【0044】ここで、定着装置の作用を説明すると、未
定着のトナー画像が転写された転写材は、表面温度分布
が良好に維持された定着ローラ86と加圧ローラ87と
によって、挟持搬送され加熱加圧されて熱定着される。
【0045】以上のように、クイックスタート方式の定
着装置において、定着ローラの温度分布が良好に維持さ
れ転写材を均一に熱定着できる。
【0046】(第3の実施の形態)本発明の画像形成装
置の他の定着装置について図面を参照して説明する。図
7は定着装置の定着ローラ、発熱体、加圧ローラ等の要
部構成を示す断面図、図8は図7の第1、2の発熱体の
構成を示す平面断面図である。この実施の形態は前述の
図2の定着装置において、発熱体以外は機構的に同じで
あり、機構的に同じ部分は同一符号を付け、異なる部分
を中心に説明する。
【0047】図7、8に示すように、定着ローラ71は
透光性基体71a、透光性弾性層71b、熱線吸収層7
1cを有している。定着ローラ71の内部に第1の発熱
体78と第2の発熱体79が設けられ定着ローラ86を
急速加熱する。第1の発熱体78は熱線発生部78aを
有し、大きい幅サイズの転写材に使用される。第2の発
熱体79は熱線発生部79aを有し、小さい幅サイズの
転写材に使用される。熱線発生部78a、79aのピッ
チWは図4(b)に示すピッチ分布をしているが、ピッ
チは図4(a)に示すピッチ分布でもよい。
【0048】大きい幅サイズの転写材を熱定着する場合
は、第1の発熱体78を使用し、熱線発生部78aの熱
により定着ローラ71を急速に所定温度にして、未定着
のトナー画像が転写された転写材を挟持搬送しつつ加熱
加圧して定着する。また、小さい幅サイズの転写材を熱
定着する場合は、第2の発熱体79を使用し、熱線発生
部79aの熱により定着ローラ71を急速に所定温度に
して、未定着のトナー画像が転写された転写材を挟持搬
送しつつ加熱加圧して定着する。
【0049】以上のように、クイックスタート方式の定
着装置において、定着ローラの温度分布が良好に維持さ
れ転写材を均一に熱定着できる。
【0050】(第4の実施の形態)本発明の画像形成装
置の他の定着装置について図面を参照して説明する。図
9は定着装置の定着ローラ、発熱体、加圧ローラ等の要
部構成を示す断面図である。この実施の形態は前述の第
2の実施の形態の定着装置において、発熱体以外は機構
的に同じである。機構的に同じ部分は同一符号を付け、
異なる部分を中心に説明する。
【0051】図9に示すように、定着ローラ86は薄肉
金属基体86a、弾性層86bを設けたものである。定
着ローラ71の内部に第1の発熱体78と第2の発熱体
79が設けられ定着ローラ86を急速加熱する。第1の
発熱体78は熱線発生部78aを有し、大きい幅サイズ
の転写材に使用される。第2の発熱体79は熱線発生部
79aを有し、小さい幅サイズの転写材に使用される。
熱線発生部78a、79aは図8に示すものと同様であ
る。
【0052】大きい幅サイズの転写材を熱定着する場合
は、第1の発熱体78を使用し、熱線発生部78aの熱
により定着ローラ71を急速に所定温度にして、未定着
のトナー画像が転写された転写材を挟持搬送しつつ加熱
加圧して定着する。また、小さい幅サイズの転写材を熱
定着する場合は、第2の発熱体79を使用し、熱線発生
部79aの熱により定着ローラ71を急速に所定温度に
して、未定着のトナー画像が転写された転写材を挟持搬
送しつつ加熱加圧して定着する。
【0053】以上のように、クイックスタート方式の定
着装置において、定着ローラの温度分布が良好に維持さ
れ転写材を均一に熱定着できる。
【0054】(第5の実施の形態)本発明の画像形成装
置の他の定着装置について図面を参照して説明する。図
10は画像形成装置の定着装置の要部構成を示す断面図
である。
【0055】図10に示すように、定着装置は、定着ロ
ーラ71、加圧ローラ72、発熱体73、冷却ファン9
2、ダクト91、ダクト可動板94、95、モータ93
等で構成されている。
【0056】定着ローラ71は、熱線に対し透光性を有
する円筒状の透光性基体の外側に熱線を吸収する熱線吸
収層を設けたローラである。なお、定着ローラとして円
筒状の薄肉金属基体または円筒状の薄肉金属基体の外側
に弾性層を設けたローラ、上記以外のローラでもよい。
発熱体73は定着ローラ71の内部に設けた発熱体であ
る。加圧ローラ72は定着ローラ71に圧接しながら回
転するローラである。
【0057】冷却ファン92の風は例えば転写材P2が
通過しない定着ローラ71の非通紙部71fを冷却し、
風量が可変となっている。
【0058】ダクト91にはダクト可動板94、95が
あり、ダクト91とダクト可動板曲部94c、またダク
ト91とダクト可動板曲部95cとで2つの開口部91
aを形成し、開口部91aの幅方向寸法は可動となって
いる。また、モータ93はダクト可動板94、95を駆
動させる。
【0059】この実施の形態では3種類の幅サイズが異
なる転写材P1、P2、P3が定着可能となっており、
定着ローラ71の軸長手方向の中央部と転写材の幅方向
の中央部とが一致して挟持搬送される。
【0060】ここで、転写材P2を例に定着装置の作用
を説明する。最初に、モータ93が回転すると雌ネジ9
3aが回転し、雄ネジ93bが直進移動する。雄ネジ9
3bに設けたピン93cがダクト可動板94、95に設
けた長溝94b、95bに入っており、ピン93cの移
動により、ダクト可動板94は軸94aを中心に反時計
方向に回動して図10に示す位置に移動する。同様に、
ピン93cの移動により、ダクト可動板95は軸95a
を中心に時計方向に回動して図10に示す位置に移動す
る。一方、冷却ファン92による冷却風は2つの開口部
91aより転写材P2に対する非通紙部71fに風を送
り非通紙部71fの温度上昇を防止する。
【0061】ここで、トナー像を形成した未定着の転写
材P2は所定温度に維持された定着ローラ71と加圧ロ
ーラ72の間に挟持搬送され、加熱・加圧されて定着さ
れる。
【0062】なお、この実施の形態では開口部91aの
開口幅の変更をダクト可動板94、95により行った
が、これに限定されるものではなく、例えばダクト可動
板を開口幅方向にスライドさせて開口幅の変更を行って
もよい。
【0063】以上のように、定着ローラ71の中央部と
転写材Pの幅方向の中央部とが一致して挟持搬送される
タイプにおいて、3種類以上の幅サイズが異なる転写材
を熱定着する場合でも、定着ローラ71の表面温度を均
一にして、転写材Pを均一に定着できる。特に、定着ロ
ーラ71を薄肉化すると、定着ローラの非通紙部の温度
上昇を防止できる。
【0064】(第6の実施の形態)本発明の画像形成装
置の他の定着装置について図面を参照して説明する。図
11は画像形成装置の定着装置の要部構成を示す断面図
である。
【0065】図11に示すように、定着装置は、定着ロ
ーラ71、加圧ローラ72、発熱体73、冷却ファン9
2、ダクト96、ダクト可動板97、モータ93等で構
成されている。
【0066】定着ローラ71は、円筒状の透光性基体の
外側に熱線を吸収する熱線吸収層を設けたローラであ
る。なお、定着ローラとして円筒状の薄肉金属基体また
は円筒状の薄肉金属基体の外側に弾性層を設けたロー
ラ、上記以外のローラでもよい。発熱体73は定着ロー
ラ71の内部に設けた発熱体である。加圧ローラ72
は、定着ローラ71に圧接しながら回転するローラであ
る。
【0067】冷却ファン92は、例えば、転写材P2が
通過しない定着ローラ71の非通紙部71fを冷却し、
風量が可変となっている。ダクト96にはダクト可動板
97がある。ダクト96とダクト可動板曲部97cとで
開口部96aを形成し、開口部96aは幅方向が可動と
なっている。また、モータ93はダクト可動板97を駆
動させる。
【0068】この実施の形態では3種類の幅サイズが異
なる転写材P1、P2、P3が定着可能となっており、
定着ローラ71の軸長手方向の片側と転写材の幅方向の
方が片側とが一致して挟持搬送される。
【0069】ここで、転写材P2を例にして定着装置の
作用を説明する。最初に、モータ93が回転すると雌ネ
ジ93aが回転し、雄ネジ93bが直進移動する。雄ネ
ジ93bに設けたピン93cがダクト可動板97に設け
た長溝97bに入っており、ピン93cの移動により、
ダクト可動板97は軸97aを中心に反時計方向に回動
して図11に示す位置になる。一方、冷却ファン92に
よる冷却風は開口部96aより転写材P2に対する非通
紙部71fに風を送り非通紙部71fの温度上昇を防止
する。トナー像を形成した未定着の転写材P2が定着ロ
ーラ71と加圧ローラ72の間に挟持搬送され、加熱・
加圧されて定着される。
【0070】なお、この実施の形態では開口部96aの
開口幅の変更をダクト可動板97により行ったが、これ
に限定されるものではなく、例えばダクト可動板を開口
幅方向にスライドさせて開口幅の変更を行ってもよい。
【0071】以上のように、定着ローラの片側と転写材
の幅方向の片側とが一致して挟持搬送されるタイプにお
いて、3種類以上の幅サイズが異なる場合でも定着ロー
ラの表面温度を均一にして、転写材Pを均一に定着でき
る。従来、定着ローラを薄肉化すると、定着ローラの非
通紙部の温度は上昇しやすいが、本発明の構成によると
温度上昇が防止できる。
【0072】なお、上述した実施の形態においては、画
像形成装置としてカラープリンタに本発明に係わる定着
装置を搭載した例を示したが、モノクロ複写機、モノク
ロプリンタ、ファクシミリ、その他トナー像の定着装置
を必要とする全ての画像形成装置に対しても上述した実
施の形態と同様に本発明を適用できることはいうまでも
ない。
【0073】
【発明の効果】以上のように構成したので下記のような
効果を奏する。
【0074】請求項1、2に記載の発明によれば、クイ
ックスタート方式の定着装置において、定着ローラの軸
長手方向にコイル状に巻かれた熱線発生部のピッチが定
着ローラの軸長手方向の位置により異なるか又は位置に
かかわらず同一としたので、クイックスタート方式の定
着装置において、定着ローラの表面温度ムラをなくし転
写材を均一に熱定着できる。
【0075】請求項3に記載の発明によれば、コイル状
に巻かれた熱線発生部のピッチは、定着ローラの軸長手
方向の中央部位置より両端部位置の方が多いことで、定
着ローラの表面温度が均一され、転写材を均一に熱定着
できる。
【0076】請求項4、5に記載の発明によれば、円筒
状の薄肉金属基体または円筒状の薄肉金属基体の外側に
弾性層を設けたクイックスタート方式の定着装置におい
て、定着ローラの軸長手方向にコイル状に巻かれた熱線
発生部のピッチが定着ローラの軸長手方向の位置により
異なるか又は位置に関係なく同一としたので、クイック
スタート方式の定着装置において、定着ローラの表面温
度ムラをなくし転写材を均一に熱定着できる。
【0077】請求項6に記載の発明によれば、円筒状の
薄肉金属基体の肉厚は1mm以下とするので、定着ロー
ラの表面温度の上昇が早くウォームアップ時間短縮がで
きる。
【0078】請求項7に記載の発明によれば、定着ロー
ラの表面温度が均一され、転写材を均一に熱定着でき
る。
【0079】請求項8、9、10に記載の発明によれ
ば、少なくとも3種類の幅サイズの異なる転写材が通紙
しない定着ローラのそれぞれの非通紙部を冷却ファンに
よる風により冷却するので、少なくとも3種類の幅サイ
ズの異なる転写材が均一に熱定着できる。
【0080】請求項11に記載の発明によれば、定着ロ
ーラの非通紙部は温度上昇し易いが、良好に冷却でき
る。
【0081】請求項12に記載の発明によれば、冷却フ
ァンの風量が可変であるので、定着ローラの非通紙部の
冷却制御がし易い。
【0082】請求項13に記載の発明によれば、発熱体
にハロゲンヒータを用いたので、ハロゲンヒータの放射
熱により定着ローラの表面温度が均一になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置を備えた画像形成装置の構成
を示す構成図である。
【図2】本発明の画像形成装置の定着装置の構成を示す
断面図である。
【図3】図2の定着ローラの要部構成を示す断面図であ
る。
【図4】熱線発生部の軸長手方向の位置に対するコイル
状のピッチ分布を示す図である。
【図5】定着ローラの相対的な表面温度分布の例を示す
図である。
【図6】定着装置の定着ローラ、発熱体、加圧ローラ等
の要部構成を示す断面図である。
【図7】定着装置の定着ローラ、発熱体、加圧ローラ等
の要部構成を示す断面図である。
【図8】図7の第1の発熱体、第2の発熱体の構成を示
す平面断面図である。
【図9】定着装置の定着ローラ、発熱体、加圧ローラ等
の要部構成を示す断面図である。
【図10】画像形成装置の定着装置の要部構成を示す断
面図である。
【図11】本発明の画像形成装置の定着装置の要部構成
を示す断面図である。
【図12】従来のクイックスタート方式における定着装
置の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
7 定着装置 71、86 定着ローラ 71f 非通紙部 72、87 加圧ローラ 73 発熱体(ハロゲンヒータ) 78 第1の発熱体 79 第2の発熱体 92 冷却ファン 91a、96a 開口部 P、P2 転写材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱線に対し透光性を有する円筒状の透光
    性基体の外側に前記熱線を吸収する熱線吸収層を有した
    定着ローラと、前記定着ローラの内部に前記定着ローラ
    の軸長手方向に設けた熱線を発生する熱線発生部を有す
    る発熱体と、前記定着ローラに圧接する加圧ローラとを
    備え、転写材上のトナー像を挟持搬送し前記転写材に加
    熱・加圧して定着する定着装置において、前記定着ロー
    ラの前記軸長手方向にコイル状に巻かれた有効領域での
    前記熱線発生部のピッチが前記定着ローラの軸長手方向
    の位置により異なるか又は位置に関係なく同一であるこ
    とを特徴とする画像形成装置の定着装置。
  2. 【請求項2】 円筒状の薄肉金属基体または円筒状の薄
    肉金属基体の外側に弾性層を有した定着ローラと、前記
    定着ローラの内部に前記定着ローラの軸長手方向に設け
    た熱線を発生する熱線発生部を有する発熱体と、前記定
    着ローラに圧接する加圧ローラとを備え、転写材上のト
    ナー像を挟持搬送し前記転写材に加熱・加圧して定着す
    る定着装置において、前記定着ローラの前記軸長手方向
    にコイル状に巻かれた有効領域での前記熱線発生部のピ
    ッチが前記定着ローラの軸長手方向の位置により異なる
    か又は位置に関係なく同一であることを特徴とする画像
    形成装置の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記有効領域での前記熱線発生部のピッ
    チは、前記定着ローラの軸長手方向の中央部より両端部
    側の方が小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の画像形成装置の定着装置。
  4. 【請求項4】 熱線に対し透光性を有する円筒状の透光
    性基体の外側に前記熱線を吸収する熱線吸収層を有した
    定着ローラと、前記定着ローラの内部に大きい幅サイズ
    の転写材の有効領域に設けた熱線を発生する熱線発生部
    を有する第1の発熱体と、前記定着ローラの内部に小さ
    い幅サイズの転写材の有効領域に設けた熱線を発生する
    熱線発生部を有する第2の発熱体と、前記定着ローラに
    圧接する加圧ローラとを備え、転写材上のトナー像を挟
    持搬送し前記転写材に加熱・加圧して定着する定着装置
    において、前記定着ローラの前記軸長手方向にコイル状
    に巻かれた前記第1の発熱体と第2の発熱体の有効領域
    での熱線発生部のピッチが前記定着ローラの軸長手方向
    の位置により異なるか又は同一であることを特徴とする
    画像形成装置の定着装置。
  5. 【請求項5】 円筒状の薄肉金属基体または円筒状の薄
    肉金属基体の外側に弾性層を有した定着ローラと、前記
    定着ローラの内部に大きい幅サイズの転写材の有効領域
    に設けた熱線を発生する熱線発生部を有する第1の発熱
    体と、前記定着ローラの内部に小さい幅サイズの転写材
    の有効領域に設けた熱線を発生する熱線発生部を有する
    第2の発熱体と、前記定着ローラに圧接する加圧ローラ
    とを備え、転写材上のトナー像を挟持搬送し前記転写材
    に加熱・加圧して定着する定着装置において、前記定着
    ローラの前記軸長手方向にコイル状に巻かれた前記第1
    の発熱体と第2の発熱体の有効領域での熱線発生部のピ
    ッチが前記定着ローラの軸長手方向の位置により異なる
    か又は同一であることを特徴とする画像形成装置の定着
    装置。
  6. 【請求項6】 前記薄肉金属基体の肉厚は1mm以下で
    あることを特徴とする請求項2又は5に記載の画像形成
    装置の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記有効領域での熱線発生部のピッチ
    は、前記定着ローラの軸長手方向の中央部より両端部側
    の方が小さいことを特徴とする請求項4又は5に記載の
    画像形成装置の定着装置。
  8. 【請求項8】 所定の温度に維持された定着ローラと、
    前記定着ローラに圧接する加圧ローラを設け、定着ロー
    ラの軸長手方向の中央部と幅サイズの異なる転写材の幅
    方向の中央部とを一致させて挟持搬送し、転写材上のト
    ナー像を前記定着ローラにより前記転写材に加熱・加圧
    して定着する定着装置において、少なくとも3種類の幅
    サイズの異なる転写材が通紙しない前記定着ローラのそ
    れぞれの非通紙部を冷却ファンにより冷却することを特
    徴とする画像形成装置の定着装置。
  9. 【請求項9】 所定の温度に維持された定着ローラと、
    前記定着ローラに圧接する加圧ローラを設け、前記定着
    ローラの軸長手方向の片側と幅サイズの異なる転写材の
    片側とを一致させて挟持搬送し、転写材上のトナー像を
    前記定着ローラにより前記転写材に加熱・加圧して定着
    する定着装置において、少なくとも3種類の幅サイズの
    異なる転写材が通紙しない前記定着ローラのそれぞれの
    非通紙部を冷却ファンより冷却することを特徴とする画
    像形成装置の定着装置。
  10. 【請求項10】 前記冷却ファンによる風の開口部を前
    記非通紙部近傍に設け、前記開口部は前記定着ローラの
    軸長手方向に可変であることを特徴とする請求項8また
    は9に記載の画像形成装置の定着装置。
  11. 【請求項11】 前記定着ローラが、熱線に対し透光性
    を有する円筒状の透光性基体の外側に前記熱線を吸収す
    る熱線吸収層を有するか、又は円筒状の薄肉金属基体ま
    たは円筒状の薄肉金属基体の外側に弾性層を有すること
    を特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置の
    定着装置。
  12. 【請求項12】 前記冷却ファンの風量が可変であるこ
    とを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置の
    定着装置。
  13. 【請求項13】 前記発熱体はハロゲンヒータであるこ
    とを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載
    の画像形成装置の定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004332772A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Ricoh Co Ltd 樹脂被覆ローラ表面の平滑化装置
JP2018092038A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 キヤノン株式会社 像加熱装置および画像形成装置

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