JP2002328466A - ポジ型感放射線性組成物 - Google Patents

ポジ型感放射線性組成物

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JP2002328466A
JP2002328466A JP2001134961A JP2001134961A JP2002328466A JP 2002328466 A JP2002328466 A JP 2002328466A JP 2001134961 A JP2001134961 A JP 2001134961A JP 2001134961 A JP2001134961 A JP 2001134961A JP 2002328466 A JP2002328466 A JP 2002328466A
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Mitsuru Ueda
充 上田
Yuji Shibazaki
祐二 芝崎
Takehiko Fujigaya
藤ヶ谷剛彦
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/039Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists
    • G03F7/0392Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists the macromolecular compound being present in a chemically amplified positive photoresist composition

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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 解像度および感度に優れたポジ型感放射線
性組成物に関する。 【解決手段】 (A)t−ブトキシカルボキニル基で保
護されフェノール基を分子中に複数個含み分子量が30
00以下の非晶質化合物および(B)放射線酸発生剤とし
てジフェニルヨードニウム9,10−ジメトキシアント
ラセン−2−スルフォネートを含有することを特徴とす
るポジ型感放射線性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポジ型感放射線性組
成物に関し、詳しくは解像度および感度に優れたポジ型
感放射線性組成物に関する。
【0002】
【従来技術】近来、半導体集積回路の高密度化に伴い、
集積化すべき回路の最小パターン寸法も、ますます微細
になり、これに伴い微細なレジストパタンーンを高精度
で形成する技術が要求される。しかし、フォトレジスト
として使用される従来公知のポジ感放射線成組成物はポ
リマーを感光性材料として使用している限りその分子サ
イズから考えられる解像度には自ずから限界がある(解
像限界)。将来の高解像度の要求には課題を残してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、従
来技術の課題を解決し、解像度に優れ、感度の高いポジ
型感放射線性組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (A)t−ブ
トキシカルボキニル基で保護されフェノール基を分子中
に複数個含み分子量が3000以下の非晶質化合物およ
び(B)放射線酸発生剤を含有することを特徴とするポジ
型感放射線性組成物を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】(A)成分 本発明において、(A)成分はt−ブトキシカルボキシ
ル基で保護されフェノール基を分子中に複数個含み分子
量が3000以下の非晶質化合物である。具体的には、
ビス(t−ブトキシカルボニロキシベンジル)テレフタ
レート、ビス(3,5−ジ−t−ブトキシカルボニロキ
シベンジル)テレフタレート、トリス(t−ブトキシカ
ルボニロキシベンジル)1、3、5−ベンゼントリカル
ボキシレート、トリス(3,5−ジ−t−ブトキシカル
ボニロキシベンジル)1,3,5−ベンゼントリカルボ
キシレート、テトラキス(t−ブトキシカルボニロキシ
ベンジル)1、2、4、5−ベンゼンテトラカルボキシ
レート、テトラキス(3,5−ジ−t−ブトキシカルボ
ニロキシベンジル)1、2、4、5−ベンゼンテトラカ
ルボキシレートが挙げられる。3,5−ジ(t−ブトキ
シカルボニロキシベンジルアルコール)と1,3,5−
ベンゼントリカルボニルクロライドを反応させて得られ
るトリス(3,5−ジ−t−ブトキシカルボニロキシベ
ンジル)1,3,5−ベンゼントリカルボキシレートや
1,2,4,5−ベンゼンテトカルボニルクロライドを
反応させて得られるテトラキス(t−ブトキシカルボニ
ロキシベンジル)1、2、4、5−ベンゼンテトラカル
ボキシレートが、得られる塗膜が非晶性になりやすいの
でレジスト用途に好ましく、特にトリス(3,5−ジ−
t−ブトキシカルボニロキシベンジル)1,3,5−ベ
ンゼントリカルボキシレートが非晶性が製膜条件に依存
しないので特に好ましい。この反応は下記反応式1で表
される。
【0006】
【化1】
【0007】本発明において、3,5−ジ(t−ブトキ
シカルボニロキシ)ベンジルアルコールは、3,5−ジ
ヒドロキシベンジルアルコールとジ−t−ブチルジカー
ボネートとをアセトン中で炭酸カリウムの存在下で反応
させることにより合成することができる。
【0008】(B) 放射線酸発生剤 本発明で用いられる放射線酸発生剤(以下、酸発生剤と
いう)は、放射線、例えば紫外線、電子線などが照射さ
れた時に酸を発生するものである。該酸発生剤として
は、例えばジアリールヨードニウム塩、トリアリールス
ルフォニウム塩、フェニルジアゾニウム塩などのオニウ
ム化合物、イミドスルフォネート誘導体、トシラート化
合物、ベンジル誘導体のカルボナート化合物、ならびに
トリアジン誘導体のハロゲン化物などが挙げられる。
【0009】該ジアリールヨードニウム塩は、一般式
(1) : Ar2I+ Y- (1) 〔式中、Arはアリール基であり、Y はアニオンを表す〕
で示されるものである。一般式(1)で示されるジアリー
ルヨードニウム塩中のカチオン(Ar2I+)としては、例え
ばジフェニルヨードニウム、4−メトキシフェニル−フ
ェニルヨードニウム、ビス(4−メトキシフェニル)ヨ
ードニウムおよびビス(4−t−ブチルフェニル)ヨー
ドニウムなどが挙げられる。
【0010】また、前記アニオン(Y- )としては、例
えばナフタレン−1−スルフォネート、ナフタレン−2
−スルフォネート、2−t−ブチル−ナフタレン−2−
スルフォネートなどのナフタレン誘導体;アントラセン
−1−スルフォネート、アントラセン−2−スルフォネ
ート、9−ニトロアントラセン−1−スルフォネート、
5,6−ジクロロアントラセン−3−スルフォネート、
9,10−ジクロロアントラセン−2−スルフォネー
ト、9,10−ジメトキシアントラセン−2−スルフォ
ネート、9,10−ジエトキシアントラセン−2−スル
フォネート、ベンズ(a)アントラセン−4−スルフォネ
ートなどのアントラセン誘導体;フェナンスレン−2−
スルフォネート、ピレン−スルフォネート、トリフェニ
レン−2−スルフォネート、クリセン−2−スルフォネ
ート、アントラキノン−スルフォネートなどのその他の
多環構造を有するアニオン;トリフルオロメタンスルフ
ォネート、ヘキサフルオロアンチモネート、テトラフル
オロボレート、ヘキサフルオロフォスフェート、ベンゼ
ンスルフォネートなどが挙げられ、これらの中では、ア
ントラセン誘導体およびトリフルオロメタンスルフォネ
ートが好ましい。
【0011】また、前記トリアリールスルフォニウム塩
は、一般式(2): Ar3S+ Y - (2) 〔式中、ArおよびY は前記と同じ意味である〕で示され
るものである。
【0012】一般式(2) で示されるトリアリールスル
フォニウム塩中のカチオン(Ar3S+)としては、例えばト
リフェニルスルフォニウム、メトキシフェニル−ジフェ
ニルスルフォニウム、ビス(メトキシフェニル)−フェ
ニルスルフォニウム、トリス(メトキシフェニル)スル
フォニウム、4−メチルフェニル−ジフェニルスルフォ
ニウム、2,4,6−トリメチルフェニル−ジフェニル
スルフォニウム、4−t−ブチルフェニル−ジフェニル
スルフォニウム、トリス(4−t−ブチルフェニル)−
スルフォニウムなどが挙げられる。また、アニオン
(Y-)の具体例は、前記ジアリールヨードニウム塩で例
示したものと同様である。
【0013】前記イミドスルフォネート誘導体として
は、例えばトリフルオロメチルスルフォニルオキシビシ
クロ[2.2.1]−ヘプト−5−エン−ジカルボキシ
イミド、スクシンイミドトリフルオロメチルスルフォネ
ート、フタルイミドトリフルオロメチルスルフォネート
などが挙げられる。また、前記トシラート化合物として
は、例えばベンジルトシラート、ニトロベンジルトシラ
ート、ジニトロベンジルトシラートなどのベンジルカチ
オン誘導体が挙げられる。
【0014】さらに、前記ベンジル誘導体のカルボナー
ト化合物としては、例えばベンジルカルボナート、ニト
ロベンジルカルボナート、ジニトロベンジルカルボナー
トなどのベンジルカルボナート誘導体が挙げられる。そ
して、前記トリアジン誘導体のハロゲン化物としては、
例えば2,4,6−(トリスクロロメチル)−s−トリ
アジンなどのトリクロロメチルトリアジン誘導体が挙げ
られる。
【0015】該酸発生剤の使用量は、(A)成分100
重量部に対して、通常、0.5〜20重量部でよく、好
ましくは1〜15重量部、特に好ましくは1〜10重量
部である。
【0016】その他の添加剤 本発明の組成物は、上記(A)〜(B)成分のほかに、必要
に応じて界面活性剤、密着助剤などの添加剤を含有して
もよい。界面活性剤を添加することにより、得られる組
成物が塗布しやすくなり、得られる膜の平坦度も向上す
る。該界面活性剤としては、例えばBM−1000(B
M Chemie社製)、メガファックスF142D、
同F172、同F173および同F183〔大日本イン
キ化学工業(株)製〕、フロラードFC−135、同F
C−170C、フロラードFC−430および同FC−
431〔住友スリーエム(株)製〕、サーフロンS−1
12、同S−113、同S−131、同S−141およ
び同S−145〔旭硝子(株)製〕、SH−28PA、
SH−190、SH−193、SZ−6032、SF−
8428、DC−57およびDC−190〔東レシリコ
ーン(株)製〕などのフッ素系界面活性剤が挙げられ
る。
【0017】該界面活性剤の使用割合は、(A) 成分10
0重量部に対して、通常、5重量部以下でよく、好まし
くは0.01〜2重量部である。また、接着助剤を添加
することにより、得られる組成物の接着性が向上する。
該接着助剤としては、好ましくは、カルボキシル基、メ
タクリロイル基、イソシアナート基、エポキシ基などの
反応性置換基を有するシラン化合物(官能性シランカッ
プリング剤)が挙げられる。
【0018】該官能性シランカップリング剤の具体例と
しては、トリメトキシシリル安息香酸、γ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−イソシアネ
ートプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどが挙げら
れる。該接着助剤の使用割合は、(A) 成分100重量部
に対して、通常、20重量部以下でよく、好ましくは
0.05〜10重量部、特に好ましくは1〜10重量部
である。
【0019】感放射線性樹脂組成物の調製 本発明の組成物は、上記の(A)〜(B)成分および必要に
応じてその他の添加剤を均一に混合することにより、通
常有機溶剤に溶解して用いられる。該有機溶剤として
は、(A)〜(B)成分と反応せず、かつ相互に溶解するも
のであれば特に制限はなく、好ましくは前記の重合用溶
媒として例示したものと同様のものである。本発明の組
成物は、通常、使用前にろ過される。ろ過の手段として
は、例えば孔径1.0〜0.2μmのミリポアフィルタ
ーなどが挙げられる。
【0020】本発明の組成物は、例えば以下のようにし
て、ポジ型感放射線性樹脂組成物として用いることがで
きる。 (1) 調製した組成物溶液を、スプレー法、ロールコート
法、回転塗布法などにより基板表面に塗布する。その
後、該塗布された基板をプリベークして有機溶剤を除去
し、組成物の塗膜を基板の上に形成する。プリベークの
温度は、組成物の成分、使用割合、有機溶剤の種類など
により適宜決められばよく、通常、60〜110℃、好
ましくは、70〜100℃である。また、プリベークの
時間は、通常、30秒〜15分程度でよい。
【0021】(2) 所定のパターン形状を有するマスク
を介して放射線を照射する。該放射線の照射された部分
が、アルカリ性水溶液に可溶となる。 放射線のエネル
ギー量、すなわち放射線の種類は、所望の解像度、酸発
生剤の感応波長などに応じて適宜決められばよく、通
常、g線(波長436nm)、h線(405nm)、i
線(波長365nm)などの紫外線、KrFエキシマレ
ーザーなどの遠紫外線、シンクロトロン放射線などのX
線、電子線などの荷電粒子線を用いることができ、好ま
しくはg線またはi線が用いられる。放射線照射後に、
ポストエクスポジュアベーキング処理(以下、「PEB
処理」という)を行う。PEB処理の条件は、通常、5
0〜180℃の温度で、時間は、通常、0.1〜10分
間程度でよい。
【0022】(3) 上記でPEB処理された基板を現像液
を用いて現像処理し、放射線の未照射部分を除去する。
こうして、薄膜のパターニングが行われる。現像方法と
しては、液盛り法、ディッピング法、揺動浸漬法などが
挙げられる。また、現像液としては、アルカリ性水溶
液、アルカリ性水溶液と水溶性有機溶媒および/または
界面活性剤との混合液、および本発明の組成物が溶解す
る有機溶剤が挙げられ、好ましくはアルカリ性水溶液と
界面活性剤との混合液である。
【0023】アルカリ性水溶液の調製に用いられる塩基
としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、
アンモニア、エチルアミン、n−プロピルアミン、ジエ
チルアミン、ジエチルアミノエタノール、ジ−n−プロ
ピルアミン、トリエチルアミン、メチルジエチルアミ
ン、ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエ
チルアンモニウムヒドロキシド、ピロール、ピペリジ
ン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウン
デセン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕−5−
ノナンが挙げられ、好ましくはテトラメチルアンモニウ
ムヒドロキシドである。また、水溶性有機溶媒として
は、メタノール、エタノール、アセトンなどが挙げられ
る。
【0024】(4) 現像処理した基板を、流水でリンス処
理し、圧縮空気、圧縮窒素を用いて風乾する。さらに、
薄膜の透明性を向上するためなどの理由で、必要に応じ
て例えば紫外線などの放射線を該薄膜の表面に照射した
後、ホットプレート、オーブンなどの加熱装置を用いて
ポストベークを行う。ポストベークの条件は、通常、1
50〜250℃の温度で、時間は3分〜1時間でよい。
こうして、硬化膜が基板の上に形成される。
【0025】
【実施例】合成例1 ジ−t−ブチルジカーボネート11.5mL(50mmo
l)を3,5−ジヒドロキシベンジルアルコール3.5
g(25mmol)、炭酸カリウム6.9g(50mmol)お
よびアセトン125mLからなる溶液に添加した。混合
物を室温で30時間攪拌して、得られた白色不透明液を
濾過し、蒸留した。得られた無色の液体をt−ブチルメ
チルエーテルに溶解し、1M水酸化ナトリムで3回抽出
し、水で洗浄し乾燥し、ロータリーエバポレーターで濃
縮し、8.0gの3,5−ジ(t−ブトキシカルボニロ
キシ)ベンジルアルコールを94%の収率で得た。融点
は64−65℃であった。構造は赤外吸収スペクトルと
Hおよび、13C−NMRから帰属した。
【0026】合成例2 合成例1で得られた3,5−ジ(t−ブトキシカルボニ
ロキシ)ベンジルアルコール2.5g(7.2mmo
l)、トリエチルアミン1mL(7.2mmol)およびテト
ラヒドロフラン20mLからなる溶液を氷冷した。その
氷冷した溶液に、1,3,5−ベンゼントリカルボニル
トリクロライド0.5g(2mmol)をテトラヒドロフラ
ン5mLに溶解した溶液をゆっくりと添加た後、室温で
1時間攪拌した。析出した塩を濾別し、溶液を蒸留し
た。得られた化合物をカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:エチルアセトン=3:2)で精製したところ、2
gのトリ(3,5ジ−t−ブトキシカルボニロキシベン
ジル)1,3,5−ベンゼントリカルボキシレートが8
5%の収率で得られた。得られた化合物は熱分解温度ま
で結晶融解挙動を示さない非晶性で50℃のガラス転移
温度を有していた。構造は赤外吸収スペクトル(176
2cm-1(C>=O)、1735cm-1(C>=O)とH(30
0MHz、CDCl):δ 1.55(s、CH
54H)、5.41(s、CH,6H)、7.11
(tr、ArH、3H)、7.18(d、ArH、6
H)、8.90(s,ArH、3H)および、13C−
NMR(300MHz、CDCl):δ 28.3,
66.8,84.5,115.4、119.0、13
1.6、138.2,151.7,152.1、16
5.1、元素分析(C607224:計算値C6
1.22%、H6.16%、実験値C61.07%、H
6.09)%から帰属した。 実施例1 合成例2で得られたトリス(3,5ジ−t−ブトキシカ
ルボニロキシベンジル)1,3,5−ベンゼントリカル
ボキシレートの20重量%ヘキサン溶液に、ジフェニル
ヨードニウム−9,10−ジメトキシアントラセン−2
−スルフォネートを5重量%となるよう添加した。得ら
れた溶液を0.5μmフィルターで濾過し、ポジ型感放
射線性組成物とした。得られた組成物を1,1,1,3,3,3−
ヘキサメチルジシラザンで処理されたシリコンウエーハ
の表面に1500rpmでスピンコートし、ホットプレ
ート上で100℃で3分間プリベークし、レジスト膜を
形成した。該レジスト膜をマスクを介して超高圧水銀ラ
ンプで密着露光した後、2.38重量%のテトラメチル
アンモニウムヒドロキシド水溶液で現像したところ、ポ
ジ型のレジストパターンが得られ、3.5μmのライン
アンドスペースパターンを形成できる解像力であった。
【発明の効果】本発明のポジ型感放射線性組成物は従来
のものに比べて感度および解像度が著しく優れており、
半導体集積回路の一層の高集積化に伴って高まっている
レジストパターンの微細化の要求に応えるものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)t−ブトキシカルボキニル基で保護
    されフェノール基を分子中に複数個含み分子量が300
    0以下の非晶質化合物および(B)放射線酸発生剤を含有
    することを特徴とするポジ型感放射線性組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分がトリス(3,5−ジ−t−ブ
    トキシカルボニロキシベンジル)1,3,5−ベンゼン
    トリカルボキシレートであることを特徴とする請求項1
    記載のポジ型感放射線性組成物。
  3. 【請求項3】(B)成分の放射線酸発生剤がジフェニルヨ
    ードニウム9、10−ジメトキシアントラセン−2−ス
    ルフォネートであることを特徴とする請求項1記載のポ
    ジ型感放射線性組成物。
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