JP2002328344A - コンタクトレンズ用洗浄剤組成物 - Google Patents
コンタクトレンズ用洗浄剤組成物Info
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- JP2002328344A JP2002328344A JP2001135671A JP2001135671A JP2002328344A JP 2002328344 A JP2002328344 A JP 2002328344A JP 2001135671 A JP2001135671 A JP 2001135671A JP 2001135671 A JP2001135671 A JP 2001135671A JP 2002328344 A JP2002328344 A JP 2002328344A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズに付着したタンパク質、脂質などの
汚れに対して優れた洗浄力を有し、かつ安全性に優れ、
さらにはレンズの装用時に違和感を与えないハードコン
タクトレンズ洗浄剤組成物を提供すること。 【解決手段】 油性成分の１種又は２種以上と、非イ
オン性、アニオン性、カチオン性及び両性の界面活性剤
の１種又は２種以上を含み、水を含有しないことを特徴
とするコンタクトレンズ用洗浄剤組成物である。
汚れに対して優れた洗浄力を有し、かつ安全性に優れ、
さらにはレンズの装用時に違和感を与えないハードコン
タクトレンズ洗浄剤組成物を提供すること。 【解決手段】 油性成分の１種又は２種以上と、非イ
オン性、アニオン性、カチオン性及び両性の界面活性剤
の１種又は２種以上を含み、水を含有しないことを特徴
とするコンタクトレンズ用洗浄剤組成物である。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は洗浄性、安全性、使
用性に優れ、レンズ装用時に違和感を与えないハードコ
ンタクトレンズ用洗浄剤組成物に関するものである。
用性に優れ、レンズ装用時に違和感を与えないハードコ
ンタクトレンズ用洗浄剤組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ハードコンタクトレンズ用の洗浄剤に
は、従来、水を基剤とし、非イオン性、アニオン性およ
び両性の界面活性剤の１種または２種以上を溶解したも
のが広く使用されている。また、レンズに強固に付着し
たタンパク質、脂質を除去するために、タンパク分解酵
素、次亜臭素酸塩、研磨剤などを併用配合したものもあ
る。従来の水を基剤とした洗浄剤は、界面活性剤の親油
性を利用して、レンズに付着した脂質やタンパク性の汚
れを遊離させ、水で洗い落とす原理である。従って、洗
浄剤に配合されている界面活性剤が洗浄力を決める大き
なファクターとなる。洗浄剤に配合される界面活性剤と
しては、一般に非イオン性、アニオン性及び両性の界面
活性剤が使われているが、水を基剤とするため、使用で
きる界面活性剤の種類及び配合濃度が限られ、満足でき
る洗浄力を得ることが難しい。そのため、各種ＨＬＢ値
の異なる界面活性剤を組み合わせたり、洗浄力を補うた
めに、タンパク分解酵素、次亜臭素酸塩、研磨剤などを
併用配合した洗浄剤組成物が検討されている。
は、従来、水を基剤とし、非イオン性、アニオン性およ
び両性の界面活性剤の１種または２種以上を溶解したも
のが広く使用されている。また、レンズに強固に付着し
たタンパク質、脂質を除去するために、タンパク分解酵
素、次亜臭素酸塩、研磨剤などを併用配合したものもあ
る。従来の水を基剤とした洗浄剤は、界面活性剤の親油
性を利用して、レンズに付着した脂質やタンパク性の汚
れを遊離させ、水で洗い落とす原理である。従って、洗
浄剤に配合されている界面活性剤が洗浄力を決める大き
なファクターとなる。洗浄剤に配合される界面活性剤と
しては、一般に非イオン性、アニオン性及び両性の界面
活性剤が使われているが、水を基剤とするため、使用で
きる界面活性剤の種類及び配合濃度が限られ、満足でき
る洗浄力を得ることが難しい。そのため、各種ＨＬＢ値
の異なる界面活性剤を組み合わせたり、洗浄力を補うた
めに、タンパク分解酵素、次亜臭素酸塩、研磨剤などを
併用配合した洗浄剤組成物が検討されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗浄力
が弱いため、長時間の漬け置きが必要であったり、指で
もみ洗いをする場合、洗浄剤がレンズに馴染み難く、洗
浄ムラが生じたり、洗浄剤が多量を要するなどの欠点を
有する。また、洗浄剤によっては、眼や皮膚への刺激性
が懸念されたり、指もみ洗いにより手荒れが発生するケ
ースもある。本発明は、このような従来技術の課題に鑑
み、レンズに付着したタンパク質、脂質などの汚れに対
して優れた洗浄力を有し、かつ安全性に優れ、さらには
レンズの装用時に違和感を与えないハードコンタクトレ
ンズ洗浄剤組成物を提供することにある。
が弱いため、長時間の漬け置きが必要であったり、指で
もみ洗いをする場合、洗浄剤がレンズに馴染み難く、洗
浄ムラが生じたり、洗浄剤が多量を要するなどの欠点を
有する。また、洗浄剤によっては、眼や皮膚への刺激性
が懸念されたり、指もみ洗いにより手荒れが発生するケ
ースもある。本発明は、このような従来技術の課題に鑑
み、レンズに付着したタンパク質、脂質などの汚れに対
して優れた洗浄力を有し、かつ安全性に優れ、さらには
レンズの装用時に違和感を与えないハードコンタクトレ
ンズ洗浄剤組成物を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記技術
的課題を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、従来発想の
水と界面活性剤を主成分とする組成とはまったく異な
り、水を含有せず、油性成分を基剤とし、これに非イオ
ン性、アニオン性、カチオン性又は両性の界面活性剤を
配合することで、プラスチックコンタクトレンズに最適
な洗浄組成物を見出した。すなわち、油性成分に非イオ
ン性、アニオン性、カチオン性及び両性の界面活性剤の
１種又は２種以上を溶解した組成物とすることで、プラ
スチックレンズとよく馴染み、汚れを容易に落とし、か
つ皮膚や眼に刺激を与えず、レンズ装用感を向上させる
コンタクトレンズ洗浄剤組成物を見出し、本発明を完成
するに至った。
的課題を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、従来発想の
水と界面活性剤を主成分とする組成とはまったく異な
り、水を含有せず、油性成分を基剤とし、これに非イオ
ン性、アニオン性、カチオン性又は両性の界面活性剤を
配合することで、プラスチックコンタクトレンズに最適
な洗浄組成物を見出した。すなわち、油性成分に非イオ
ン性、アニオン性、カチオン性及び両性の界面活性剤の
１種又は２種以上を溶解した組成物とすることで、プラ
スチックレンズとよく馴染み、汚れを容易に落とし、か
つ皮膚や眼に刺激を与えず、レンズ装用感を向上させる
コンタクトレンズ洗浄剤組成物を見出し、本発明を完成
するに至った。
【０００５】すなわち、本発明は、１．油性成分の１種
又は２種以上と、非イオン性、アニオン性、カチオン性
及び両性の界面活性剤の１種又は２種以上を含み、水を
含有しないことを特徴とするコンタクトレンズ用洗浄剤
組成物、 ２．油性成分が植物油、動物油、ロウ類、炭
化水素、脂肪酸、高級アルコール又は脂肪酸エステルで
あることを特徴とする上記１記載のコンタクトレンズ用
洗浄剤組成物、 ３．油性成分が融点２０℃以下のもの
の中から選ばれることを特徴とする上記１または２記載
のコンタクトレンズ用洗浄剤組成物、および４．油性成
分を２０〜９９．９９％配合することを特徴とする上記
１〜３のいずれかに記載のコンタクトレンズ洗浄剤組成
物に関する。
又は２種以上と、非イオン性、アニオン性、カチオン性
及び両性の界面活性剤の１種又は２種以上を含み、水を
含有しないことを特徴とするコンタクトレンズ用洗浄剤
組成物、 ２．油性成分が植物油、動物油、ロウ類、炭
化水素、脂肪酸、高級アルコール又は脂肪酸エステルで
あることを特徴とする上記１記載のコンタクトレンズ用
洗浄剤組成物、 ３．油性成分が融点２０℃以下のもの
の中から選ばれることを特徴とする上記１または２記載
のコンタクトレンズ用洗浄剤組成物、および４．油性成
分を２０〜９９．９９％配合することを特徴とする上記
１〜３のいずれかに記載のコンタクトレンズ洗浄剤組成
物に関する。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下に本発明の内容を詳細に説明
する。本発明のコンタクトレンズ用洗浄剤は、水を含ま
ず基剤に油性成分を使用する点に特徴がある。コンタク
トレンズに付着する汚れは、主に融点の高い脂質と水に
難溶性のタンパク質から構成されており、室温ではこれ
らが固化しレンズに付着している場合が多い。
する。本発明のコンタクトレンズ用洗浄剤は、水を含ま
ず基剤に油性成分を使用する点に特徴がある。コンタク
トレンズに付着する汚れは、主に融点の高い脂質と水に
難溶性のタンパク質から構成されており、室温ではこれ
らが固化しレンズに付着している場合が多い。
【０００７】我々は、従来の技術思想とはまったく異な
り、洗浄剤基剤として、汚れに対して親和性の高い油性
成分を使用し、レンズに付着した汚れを基剤で遊離さ
せ、界面活性剤の働きで基剤を水で洗い流すという新し
い発想の洗浄剤組成物を完成させた。
り、洗浄剤基剤として、汚れに対して親和性の高い油性
成分を使用し、レンズに付着した汚れを基剤で遊離さ
せ、界面活性剤の働きで基剤を水で洗い流すという新し
い発想の洗浄剤組成物を完成させた。
【０００８】油性成分としては、植物、動物及び鉱物由
来の天然成分のみならず合成された油性成分などから選
択したものを使用することができる。例えば、亜麻仁
油、アルモンド油、アボガド油、アニス油、ウイキョウ
油、エゴマ油、オイチシカ油、オリーブ油、カカオ脂、
カミツレ油、β-カロチン、カロット油、からし油、桐
油、ククイナッツ油、コブラ油、胡麻油、米糠油、米胚
芽油、サフラワー油、在来油、サザンカ油、シア脂、ス
イートアルモンド油、タイム油、大豆油、大豆リン脂
質、チョウジ油、椿油、月見草油、トウモロコシ油、ト
ウヒ油、菜種油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、ヒ
マワリ油、ブドウ種油、ヘーゼルナッツ油、ホホバ油、
マカデミアンナッツ油、メドウホーム油、綿実油、ヤシ
油、ユーグレナ油、ユーカリ油、落花生油、ラベンダー
油、ローズヒップ油、ローマカミツレ油、馬油、羊油、
魚油、サメ油、サメ肝油、スクワラン、ビタミンＡ油、
ミネラルオイル、パラフィン、プリスタン、シリコーン
油、ワセリン、セレシン、流動パラフィン、ミリスチン
酸イソプロピル、リノール酸エチル、パルミチン酸ステ
アリル、イソオクタン酸セチル、２−エチルヘキサン酸
セチル、プロピレングリコール、ジデカン酸プロピレン
グリコール、クエン酸トリイソセチル、パーフルオロポ
リエーテルなどを単独あるいは複数種組み合わせて用い
ることができる。
来の天然成分のみならず合成された油性成分などから選
択したものを使用することができる。例えば、亜麻仁
油、アルモンド油、アボガド油、アニス油、ウイキョウ
油、エゴマ油、オイチシカ油、オリーブ油、カカオ脂、
カミツレ油、β-カロチン、カロット油、からし油、桐
油、ククイナッツ油、コブラ油、胡麻油、米糠油、米胚
芽油、サフラワー油、在来油、サザンカ油、シア脂、ス
イートアルモンド油、タイム油、大豆油、大豆リン脂
質、チョウジ油、椿油、月見草油、トウモロコシ油、ト
ウヒ油、菜種油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、ヒ
マワリ油、ブドウ種油、ヘーゼルナッツ油、ホホバ油、
マカデミアンナッツ油、メドウホーム油、綿実油、ヤシ
油、ユーグレナ油、ユーカリ油、落花生油、ラベンダー
油、ローズヒップ油、ローマカミツレ油、馬油、羊油、
魚油、サメ油、サメ肝油、スクワラン、ビタミンＡ油、
ミネラルオイル、パラフィン、プリスタン、シリコーン
油、ワセリン、セレシン、流動パラフィン、ミリスチン
酸イソプロピル、リノール酸エチル、パルミチン酸ステ
アリル、イソオクタン酸セチル、２−エチルヘキサン酸
セチル、プロピレングリコール、ジデカン酸プロピレン
グリコール、クエン酸トリイソセチル、パーフルオロポ
リエーテルなどを単独あるいは複数種組み合わせて用い
ることができる。
【０００９】一方、本発明に用いられる界面活性剤とし
ては、非イオン性、アニオン性、カチオン性及び両性の
界面活性剤の中から任意に選択することができる。例え
ば、非イオン性界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチ
レンヒマシ油、ポリオキシエチレンステロール、ポリエ
チレグリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
ミンなどが上げられる。アニオン性界面活性剤として
は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、Ｎ
−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、
アルキルリン酸塩、Ｎ−アシルタウリン塩、スルホン酸
塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸塩などが上げられる。カチオン性界面活性剤と
しては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジ
アルキルジメチルアンモニウムなどが上げられる。両性
界面活性剤としては、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルカル
ボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイ
ン、アルキルアミドプロピルベタインなどが上げられ
る。界面活性剤の含有量は特に限定されないが、好まし
くは０．１〜３０重量％、さらに好ましくは０．５〜２
０重量％である。
ては、非イオン性、アニオン性、カチオン性及び両性の
界面活性剤の中から任意に選択することができる。例え
ば、非イオン性界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチ
レンヒマシ油、ポリオキシエチレンステロール、ポリエ
チレグリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
ミンなどが上げられる。アニオン性界面活性剤として
は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、Ｎ
−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、
アルキルリン酸塩、Ｎ−アシルタウリン塩、スルホン酸
塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸塩などが上げられる。カチオン性界面活性剤と
しては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジ
アルキルジメチルアンモニウムなどが上げられる。両性
界面活性剤としては、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルカル
ボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイ
ン、アルキルアミドプロピルベタインなどが上げられ
る。界面活性剤の含有量は特に限定されないが、好まし
くは０．１〜３０重量％、さらに好ましくは０．５〜２
０重量％である。
【００１０】また、洗浄剤のＨＬＢ値は５以上、好まし
くは７以上とすることが望ましい。この他に、増粘剤、
酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、色素、香料及び研磨剤な
どを必要に応じて配合することもできる。
くは７以上とすることが望ましい。この他に、増粘剤、
酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、色素、香料及び研磨剤な
どを必要に応じて配合することもできる。
【００１１】本発明の洗浄剤は、手こすりによる洗浄方
法で使用してもよいが、洗浄力が強力なので、コンタク
トレンズを洗浄剤中に１０分以上、好ましくは１時間程
度、浸漬しておくだけで、十分な洗浄効果が得られる。
法で使用してもよいが、洗浄力が強力なので、コンタク
トレンズを洗浄剤中に１０分以上、好ましくは１時間程
度、浸漬しておくだけで、十分な洗浄効果が得られる。
【００１２】
【実施例】 以下、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。表
１及び表２に示した配合組成の洗浄剤組成物実施例Ｎ
ｏ．１〜７、比較例Ｎｏ．８〜１１を調製し、経時安定
性試験、洗浄力試験、使用感試験、手荒れ試験を行っ
た。各試験方法は次の通りとした。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。表
１及び表２に示した配合組成の洗浄剤組成物実施例Ｎ
ｏ．１〜７、比較例Ｎｏ．８〜１１を調製し、経時安定
性試験、洗浄力試験、使用感試験、手荒れ試験を行っ
た。各試験方法は次の通りとした。
【００１３】（1）経時安定性試験 調製した各洗浄剤試料を50℃に１カ月間放置し、着色、
濁り、沈殿、分離、異臭がないか官能評価した。評価は
以下の基準に従って３段階で行った。 ○ 異常なし △ 僅かに着色、濁り、沈殿、分離あるいは異臭が
認められる × 明らかに着色、濁り、沈殿、分離あるいは異臭
が認められる
濁り、沈殿、分離、異臭がないか官能評価した。評価は
以下の基準に従って３段階で行った。 ○ 異常なし △ 僅かに着色、濁り、沈殿、分離あるいは異臭が
認められる × 明らかに着色、濁り、沈殿、分離あるいは異臭
が認められる
【００１４】（2）洗浄力試験 実装着によって汚れが付着した酸素透過性ハードコンタ
クトレンズの表面に各洗浄剤試料を塗布し、手指で１５
秒間軽く擦った後、水道水ですすぎ、汚れの除去の程度
を実体顕微鏡下で観察し、以下の基準に従って評価し
た。 ○ 汚れが完全に除去されている △ 汚れが僅かに残っている × 汚れがほとんど残っている
クトレンズの表面に各洗浄剤試料を塗布し、手指で１５
秒間軽く擦った後、水道水ですすぎ、汚れの除去の程度
を実体顕微鏡下で観察し、以下の基準に従って評価し
た。 ○ 汚れが完全に除去されている △ 汚れが僅かに残っている × 汚れがほとんど残っている
【００１５】（3）使用感試験 ハードコンタクトレンズを常用しているパネル１０名を
対象に、各洗浄剤試料を使用してもらい、洗浄後のコン
タクトレンズ装着感について４段階評価（非常に良好：
３点、良好：２点、やや不良：１点、不良：０点）でア
ンケートを取り、そのスコアを集計し、評価した。 ○ ２０点以上 △ １０〜１９点 × ９点以下
対象に、各洗浄剤試料を使用してもらい、洗浄後のコン
タクトレンズ装着感について４段階評価（非常に良好：
３点、良好：２点、やや不良：１点、不良：０点）でア
ンケートを取り、そのスコアを集計し、評価した。 ○ ２０点以上 △ １０〜１９点 × ９点以下
【００１６】（4）手荒れ試験 男女パネル各５名、計１０名を対象に、両手の人指し指
を予め、20％エタノールを含む10％ト゛テ゛シル硫酸ナトリウム水溶液に
30分間浸漬後、さらに片方の指を洗浄剤試料に20分間浸
漬し、左右の指の角層表面状態をマイロスコープで観察
した。試料に浸漬した指と他方の指の角層表面の状態を
比較し、以下の基準に従って評価した。 ○ 試料を浸漬した指の方が改善している △ 両者に差がない × 試料を浸漬した指の方が悪化している
を予め、20％エタノールを含む10％ト゛テ゛シル硫酸ナトリウム水溶液に
30分間浸漬後、さらに片方の指を洗浄剤試料に20分間浸
漬し、左右の指の角層表面状態をマイロスコープで観察
した。試料に浸漬した指と他方の指の角層表面の状態を
比較し、以下の基準に従って評価した。 ○ 試料を浸漬した指の方が改善している △ 両者に差がない × 試料を浸漬した指の方が悪化している
【００１７】
【表１】
【００１８】
【表２】
【００１９】表３に結果を示す。
【００２０】
【表３】
【００２１】表３から明らかなように、本発明の実施例
の洗浄剤は、比較例に示す洗浄剤組成物に比べて、洗浄
力、刺激性、使用感及び手荒れ防止に優れた性能を示し
た。
の洗浄剤は、比較例に示す洗浄剤組成物に比べて、洗浄
力、刺激性、使用感及び手荒れ防止に優れた性能を示し
た。
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄性、安全性、使用
性に優れ、レンズ装用時に違和感を与えないハードコン
タクトレンズ用洗浄剤組成物を提供することができる。
性に優れ、レンズ装用時に違和感を与えないハードコン
タクトレンズ用洗浄剤組成物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ１１Ｄ 10/02 Ｃ１１Ｄ 10/02 17/00 17/00 17/08 17/08 Ｆターム(参考） 2H006 DA08 DA09 4H003 AB31 AC03 AC07 AC08 AC10 AC11 AC15 AD04 AD05 BA12 DA16 DC03 EB02 EB04 EB07 EB08 EB09 EB34 EB43 EB46 FA02 FA16 FA21
Claims (4)
- 【請求項１】 油性成分の１種又は２種以上と、非イオ
ン性、アニオン性、カチオン性及び両性の界面活性剤の
１種又は２種以上を含み、水を含有しないことを特徴と
するコンタクトレンズ用洗浄剤組成物。 - 【請求項２】 油性成分が植物油、動物油、ロウ類、炭
化水素、脂肪酸、高級アルコール又は脂肪酸エステルで
あることを特徴とする請求項１記載のコンタクトレンズ
用洗浄剤組成物。 - 【請求項３】 油性成分が融点２０℃以下のものの中か
ら選ばれることを特徴とする請求項１または２記載のコ
ンタクトレンズ用洗浄剤組成物。 - 【請求項４】 油性成分を２０〜９９．９９％重量配合
することを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の
コンタクトレンズ洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001135671A JP2002328344A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | コンタクトレンズ用洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001135671A JP2002328344A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | コンタクトレンズ用洗浄剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002328344A true JP2002328344A (ja) | 2002-11-15 |
Family
ID=18983092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001135671A Pending JP2002328344A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | コンタクトレンズ用洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002328344A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006009101A1 (ja) * | 2004-07-21 | 2006-01-26 | Senju Pharmaceutical Co, .Ltd. | コンタクトレンズ用装着液 |
| EP2604298A1 (en) * | 2011-12-15 | 2013-06-19 | DEMO SA Pharmaceutical Industry | Multipurpose solutions for contact lens care comprising chamomile |
-
2001
- 2001-05-07 JP JP2001135671A patent/JP2002328344A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006009101A1 (ja) * | 2004-07-21 | 2006-01-26 | Senju Pharmaceutical Co, .Ltd. | コンタクトレンズ用装着液 |
| EP2604298A1 (en) * | 2011-12-15 | 2013-06-19 | DEMO SA Pharmaceutical Industry | Multipurpose solutions for contact lens care comprising chamomile |
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