JP2002328267A - フェルールの製造方法とフェルール - Google Patents

フェルールの製造方法とフェルール

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JP2002328267A
JP2002328267A JP2001132147A JP2001132147A JP2002328267A JP 2002328267 A JP2002328267 A JP 2002328267A JP 2001132147 A JP2001132147 A JP 2001132147A JP 2001132147 A JP2001132147 A JP 2001132147A JP 2002328267 A JP2002328267 A JP 2002328267A
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Japan
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ferrule
fiber
holes
manufacturing
pin
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JP2001132147A
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English (en)
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Yasushi Kihara
泰 木原
Katsuteru Suematsu
克輝 末松
Masao Shinoda
正雄 篠田
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形の際にファイバ孔が曲がることのないフ
ェルールの製造方法とフェルールを提供する。 【解決手段】 ガイドピンを挿通する2つのピン孔間に
光ファイバを挿通する複数のファイバ孔が形成されたフ
ェルールの製造方法とフェルール。フェルールの製造方
法は、フェルールを成形する成形型10内に、ファイバ孔
を形成するヤング率が(22〜59)×1010N/m2
の複数のピン5bを、ピンの長手方向に沿って1.5〜4
mmの間隔を置いた2点で保持しながら合成樹脂を注入
して成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェルールの製造
方法とフェルールに関する。
【0002】
【従来の技術】フェルール、例えば、図7に示す多心コ
ネクタ用のフェルール1は、合成樹脂によって本体1a
の後部に鍔部1bが形成されると共に、本体1aの略中
央から後部側が円筒状に成形され、本体1aの中央に開
口1cが形成されている。また、フェルール1は、両側
に、長手方向に沿ってガイドピンを挿通する2つのピン
孔1dが形成され、2つのピン孔1d間に光ファイバを
挿通する複数のファイバ孔1eが形成されている。
【0003】フェルール1は、後方から光ファイバをフ
ァイバ孔1eに挿通し、開口1cから接着剤を注入して
光ファイバをファイバ孔1eに接着すると共に、開口1
cを接着剤で封止して光コネクタとされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記フェル
ールを成形する際は、ファイバ孔を形成するピンの両端
を金型で挟んで金型のキャビティ内へ合成樹脂を注入す
る。このとき、流動する合成樹脂の圧力によってファイ
バ孔を形成するピンが曲がることがあり、このような状
態で成形されるとフェルールのファイバ孔が曲がってし
まう。
【0005】ファイバ孔が曲がったフェルールは、成形
後に前面の接続端面を研磨すると、ガイドピンを挿通す
る2つのピン孔とファイバ孔との間に位置ずれが生ず
る。このような位置ずれが生じたフェルールを用いた光
コネクタは、他の光コネクタと突合せて接続すると、対
応する光ファイバ相互間で僅かな光軸のずれがあるため
接続損失が増加してしまうという問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、成形の際にファイバ孔が曲がることのないフェルー
ルの製造方法とフェルールを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のフェルールの製造方法においては、ガイドピン
を挿通する2つのピン孔間に光ファイバを挿通する複数
のファイバ孔が形成されたフェルールの製造方法であっ
て、前記フェルールを成形する成形型内に、前記ファイ
バ孔を形成するヤング率が(22〜59)×1010N/
2の複数のピンを、当該ピンの長手方向に沿って1.5
〜4mmの間隔を置いた2点で保持しながら合成樹脂を
注入して成形する構成としたのである。
【0008】また、上記目的を達成するため本発明のフ
ェルールにおいては、請求項1の製造方法によって製造
され、ガイドピンが挿通されるピン孔間に光ファイバを
挿通する複数のファイバ孔が形成され、前記複数のファ
イバ孔と連通し、前記ファイバ孔に前記光ファイバを接
着固定する接着剤を注入する開口を有する構成としたの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフェルールの製造
方法に係る一実施形態を図1乃至図6に基づいて詳細に
説明する。ここで、本発明においては、図7に示すフェ
ルール1と構造が同一のフェルールも製造することがで
きる。このため、フェルール1と構造が同一のフェルー
ルについては、以下の説明並びに図面において同一の符
号を用いることにより重複した説明を省略する。
【0010】本発明方法においては、図1及び図2に示
すように、中子5、成形ピン6及び下金型11と上金型
15とを有する金型10を用いてフェルール1を製造す
る。中子5は、図1に示すように、本体5aにファイバ
孔1dを形成する4本の成形ピン5bが設けられてい
る。成形ピン5bは、ヤング率が(22〜59)×10
10N/m2の鋼鉄,超硬合金等の金属からなり、図2に
示すように、一端が後述する第1位置決めブロック1
3,17の間に、他端が本体5aを介して後述する第2
位置決めブロック14,18の間に、それぞれ2点で保
持されている。このとき、中子5は、金型10にセット
したときに、図2に示す前記2点間に相当する成形ピン
5bの長手方向に沿った保持間隔LCLが1.5〜4mmと
なるように本体5a並びに成形ピン5bの長さを設定す
る。
【0011】一方、成形ピン6は、ファイバ孔1dを形
成する成形ピン5bよりも大径で、ピン孔1cを形成す
る。下金型11は、図2に示すように、ベースブロック
12、第1位置決めブロック13及び第2位置決めブロ
ック14を有している。ベースブロック12は、前部に
第1位置決めブロック13が、後部側に第2位置決めブ
ロック14が配置され、フェルール1の開口1eを形成
する部分には、支持ブロック12aが配置されている。
ベースブロック12は、図2に示すように、第2位置決
めブロック14に隣接し、フェルール1の鍔部1bに対
応する部分の側部に樹脂の流路を形成する溝12bが幅
方向に形成されている。また、ベースブロック12は、
後述する第2位置決めブロック14の凹溝14aと対応
する位置に同じ形状の凹溝12cが設けられている。
【0012】第1位置決めブロック13は、図1及び図
3に示すように、上面の左右両側に成形ピン6を配置す
るV溝13aと、これらのV溝13a間に成形ピン5b
を配置するV溝13bとが形成されている。第2位置決
めブロック14は、図1に示すように、幅方向中央に中
子5の本体5aを配置する凹溝14aが、凹溝14aの
両側に成形ピン6を配置するV溝14bが、それぞれ形
成されている。
【0013】ここで、上金型15は、ベースブロック1
6、第1位置決めブロック17及び第2位置決めブロッ
ク18を有し、下金型11と略同様に構成されている。
従って、図面並びに以下の説明においては、対応する構
成部材に対応する符号を用いることで説明を省略する。
但し、第1位置決めブロック17は、成形ピン6を配置
する溝がV溝ではなく、凹溝17aで、成形ピン5bを
配置するV溝は形成されていない。
【0014】金型10を用いてフェルール1を製造する
には、先ず、第1位置決めブロック13と第2位置決め
ブロック14とを利用して中子5及び2本の成形ピン6
を下金型11にセットする。このとき、各成形ピン6
は、V溝13aとV溝14bとの間に掛け渡す。また、
中子5は、凹溝14aと支持ブロック12aを利用して
本体5aを下金型11に配置すると共に、各成形ピン5
bを対応するV溝13bに配置する。
【0015】次に、上方から上金型15を被せ、図2に
示すように金型10を閉じる。これにより、金型10内
には、下金型11と上金型15とによってフェルール1
成形用のキャビティC(図2参照)が形成されると共
に、溝12bとベースブロック16の溝(図示せず)と
によって、フェルール1の鍔部1b側部に対応する位置
に合成樹脂の流路が形成される。また、閉じた金型10
においては、図3に示すように、成形ピン5bの一端側
がV溝13bと第1位置決めブロック17とにより、他
端側が中子5の本体5aを介して第2位置決めブロック
14,18とにより、それぞれ保持される。
【0016】次いで、前記樹脂の流路を通ってキャビテ
ィC内に溶融した合成樹脂、例えば、ポリフェニレンス
ルフィド(PPS)樹脂,エポキシ系樹脂を充填する。
これにより、キャビティCの形状に対応した図7に示す
フェルール1が成形される。そして、所定時間経過後、
金型10を開いて成形品であるフェルール1を取り出
す。
【0017】このとき、キャビティC内には、溶融した
合成樹脂が高圧で充填される。しかし、成形ピン5b
は、ヤング率が(22〜59)×1010N/m2の金属
から成形され、図2に示すように、一端側が第1位置決
めブロック13,17により、他端側が中子5の本体5
aを介して第2位置決めブロック14,18により、そ
れぞれ保持されている。
【0018】このため、本発明方法においては、成形時
における合成樹脂の注入圧力によって成形ピン5bが変
形することがなく、ファイバ孔が高い精度で成形された
フェルール1が製造される。ここで、中子5に代えて、
図4に示すように、本体7aにファイバ孔を形成する4
本の成形ピン7bが上下2段に設けられた中子7を用い
ると、図5に示すように、4つのファイバ孔3cが上下
2段に形成されたフェルール3を製造することができ
る。フェルール3は、図5において、フェルール1と対
応する構成部分に対応する符号を付すことで説明を省略
する。
【0019】このとき、中子5と同様に、成形ピン7b
は、成形ピン5bと同一の素材を用い、図示した保持間
隔LCLが1.5〜4mmとなるように本体7a並びに成形
ピン7bの長さを設定する。但し、中子7を用いる場
合、成形ピン7b及び成形ピン6は、第1位置決めブロ
ック13,17に代えて、図6に示す位置決めブロック
19により先端側を位置決めする。ここで、位置決めブ
ロック19は、左右両側に成形ピン6の先端を挿通して
位置決めする位置決め穴19aが形成されると共に、2
つの位置決め穴19aの間に、成形ピン7bをそれぞれ
位置決めする位置決め穴19bが、各段4本ずつ上下2
段に形成されている。
【0020】尚、上記各実施形態においては、ファイバ
孔が1段当たり4つのフェルールあるいは1段当たり4
つのファイバ孔が2段形成されたフェルールの製造方法
について説明したが、1段当たりのファイバ孔は4本に
限定されるものではなく、段数も3段以上であってよい
ことは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】請求項1,2の発明によれば、成形の際
にファイバ孔が曲がることのないフェルールの製造方法
とフェルールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフェルールの製造方法で使用する下金
型,中子及び成形ピンを示す斜視図である。
【図2】本発明のフェルールの製造方法で使用する金型
を閉じた状態を示す断面図である。
【図3】図2のC1−C1線に沿った断面図である。
【図4】本発明のフェルールの製造方法で使用する中子
の変形例を金型を閉じた状態で示した断面図である。
【図5】図4の中子を用いて製造されるフェルールの斜
視図である。
【図6】図4の中子を用いるときに使用する位置決めブ
ロックの正面図である。
【図7】従来方法によって製造されるフェルールの斜視
図である。
【符号の説明】
1 フェルール 1a 本体 1b 鍔部 1c 開口 1d ピン孔 1e ファイバ孔 3 フェルール 3a 本体 3b 鍔部 3c 開口 3d ピン孔 3e ファイバ孔 10 金型 11 下金型 12 ベースブロック 12a 支持ブロック 12c〜12f 支持ブロック 13 第1位置決めブロック 14 第2位置決めブロック 15 上金型 16 ベースブロック 16e,16f 支持ブロック 17 第1位置決めブロック 18 第2位置決めブロック 19 位置決めブロック
フロントページの続き (72)発明者 篠田 正雄 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H036 JA01 QA12 QA18 QA20 QA23 QA49

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドピンを挿通する2つのピン孔間に
    光ファイバを挿通する複数のファイバ孔が形成されたフ
    ェルールの製造方法であって、前記フェルールを成形す
    る成形型内に、前記ファイバ孔を形成するヤング率が
    (22〜59)×1010N/m2の複数のピンを、当該
    ピンの長手方向に沿って1.5〜4mmの間隔を置いた2
    点で保持しながら合成樹脂を注入して成形することを特
    徴とするフェルールの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の製造方法によって製造され、
    ガイドピンが挿通されるピン孔間に光ファイバを挿通す
    る複数のファイバ孔が形成され、前記複数のファイバ孔
    と連通し、前記ファイバ孔に前記光ファイバを接着固定
    する接着剤を注入する開口を有することを特徴とするフ
    ェルール。
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