JP2002327908A - 燃焼装置 - Google Patents
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Abstract
焼装置の開発を課題とするものである。 【解決手段】 燃焼装置1では、補助加熱ヒータ109
によって一次空気供給筒88が加熱される。そのため前
記した様に気化室60に供給され、燃料ガスと混合され
る空気が予め加熱され使用初期における燃料の気化が速
やかに行なわれる。また気化室60と炎孔ベース36の
間に断熱パッキン130が介在され、気化室60の熱が
炎孔ベース36に逃げることを防いだので、気化室60
の温度は速やかに上昇し、燃料を早期に気化させること
ができる。
Description
の燃料を使用する燃焼装置に関するものである。本発明
の燃焼装置は、暖房機器や給湯器に採用する燃焼装置と
して特に好適である。
れる給湯器や暖房機等には、灯油等の液体燃料を使用し
た燃焼装置が採用される場合が多い。またこの中でも、
比較的発熱量が小さい用途に使用される場合は、気化部
によって液体燃料を気化し、この気化ガスを燃焼部に送
って燃焼させる形式のものが多用されている(特公平7
−21332号)。
り、凹穴状の気化室202を備えている。また気化室2
02の上部の位置には、電気ヒータ203が内蔵されて
おり、気化室202の内壁は昇温可能である。そして当
該気化室202の中にロータリーカップ205が内蔵さ
れている。ロータリーカップ205は、図示しないモー
タによって高速で回転されるものである。またロータリ
ーカップ205は、底部の中央に開口209を持ち、開
口209の近傍には、一次空気供給筒208が設けられ
ている。さらにカップ205の上部には振り切り板20
6が設けられている。
ーカップ205を回転させ、さらに一次空気供給筒20
8から気化部200のロータリーカップ205内に空気
を吹き込む。そして燃料パイプ207からロータリーカ
ップ205の中に灯油を滴下し、遠心力によって灯油を
気化室202の内壁に向かって飛散させる。その結果、
灯油は、気化室202の内壁から熱を受けて気化し、さ
らに気化した燃料は、一次空気供給筒208から気化室
202内に吹き込まれた空気と混合される。そしてこの
混合ガスは下部の開口210から排出され、燃焼部20
1に送られて燃焼に供される。
焼させる燃焼装置は、騒音が低くまた煤等の発生も少な
く高性能である。しかしながら上記した燃焼装置では、
燃料を気化する為の熱源を電気ヒータ203だけに頼っ
ている。そのため従来技術の燃焼装置は、電気の消費量
が多いという不満があった。そこで本発明者らは、気化
室を燃焼部に露出させ、燃焼時においては燃焼部の火炎
を補助的熱源として燃料を気化させる構成を試作した
(特願2000−92649号,特願2000−259
479号)。本発明者らが試作した燃焼装置では、旧来
のものに比べて燃焼時における消費電力が大幅に節減さ
れる効果があった。しかしながら試作による燃焼装置
は、点火に至るまでに時間がかかるという問題があっ
た。
無いから、試作された燃焼装置も旧来と同様に気化室の
電気ヒータだけにたよって燃料が気化される。従って使
用初期においては、燃焼部のベースは気化室に比べて温
度が低い。また一般的に燃焼部は気化室によりも重量が
大きく熱容量が大きい。そのため立ち上げの際には逆に
気化室が燃焼部側に熱を奪われる。そのため試作品は、
立ち上げに時間を要しているのであった。
に注目し、着火に要する時間が短く、使い勝手の良い燃
焼装置の開発を課題とするものである。
決するための請求項1に記載の発明は、加熱機能を備え
た気化室を有し、当該気化室内で液体燃料を気化して燃
料ガス化する気化部と、炎孔ベースを備え、炎孔ベース
は板状であってその表面側に燃料ガスを噴射する炎孔を
平面的に分布させ、前記気化部で生成した燃料ガスが炎
孔ベースを通って炎孔から噴射される燃焼装置におい
て、前記気化室は断熱材を介して炎孔ベースに取り付け
られていることを特徴とする燃焼装置である。
介して炎孔ベースに取り付けられている。そのため本発
明の燃焼装置では、気化室の熱が炎孔ベース側に逃げに
くく、気化器の昇温が早い。そのため本発明の燃焼装置
は、着火準備に要する時間が短く、早期に使用すること
ができる。
に記載の発明は、気化室を加熱するヒータ部材を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置である。
めの熱源としてヒータ部材を採用している。
は気化室と別体であり、気化室の一部又は気化室と接す
る部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1
又は2に記載の燃焼装置である。
室と別体である。そのためヒータが断線する等の故障が
ある場合、ヒータだけを取り替えれば足り、メンテナン
スが容易である。
え、当該気化室内で液体燃料を気化して燃料ガス化する
気化部と、気化室の近傍にあって気化室に空気を供給す
る空気供給筒と、炎孔ベースを備え、炎孔ベースは板状
であってその表面側に燃料ガスを噴射する炎孔を平面的
に分布させ、前記気化部で生成した燃料ガスが炎孔ベー
スを通って炎孔から噴射される燃焼装置において、空気
供給筒を加熱する補助加熱ヒータ部材を有することを特
徴とする燃焼装置である。
熱する補助加熱ヒータ部材を有する。そのため本発明に
よると、気化部に供給される空気が加熱され、燃料の気
化が促進される。そのため本発明の燃焼装置は、早期に
ガス化した燃料を噴射させることができ、着火準備に要
する時間が短い。
熱ヒータ部材は、円弧状部を有し、空気供給筒の外周部
又は空気供給筒と連通する筒体の外周部と接しているこ
とを特徴とする請求項4に記載の燃焼装置である。
材は、円弧状部を有し、空気供給筒の外周部又は空気供
給筒と連通する筒体の外周部と接している。そのため補
助加熱ヒータと空気供給筒との接触面積が大きく、熱伝
達の効率が高い。
は端面にフランジ部が設けられ、補助加熱ヒータ部材は
空気供給筒のフランジ部に取り付けられていることを特
徴とする請求項4に記載の燃焼装置である。
にフランジ部が設けられている。そして補助加熱ヒータ
は、このフランジ部に取り付けられている。そのため補
助加熱ヒータと空気供給筒との接触面積が大きく、熱伝
達の効率が高い。
ータは熱伝導性が良好なシール部材を介して取り付けら
れていることを特徴とする請求項4,5,6のいずれか
に記載の燃焼装置である。
熱伝導性が良好なシール部材を介して取り付けられてい
る。そのため補助加熱ヒータから空気供給筒への熱伝達
効率が高い。
ースの中央に気化室が設けられ、炎孔ベースには一つの
辺部の一部と気化室取付け部を結ぶ領域に炎孔省略部が
設けられ、ヒータ部材の導線は当該炎孔省略部の内側を
通って外部に導かれていることを特徴とする請求項1乃
至7のいずれかに記載の燃焼装置である。
してヒータ部材の導線を外部に引き出すので、構造が簡
単となる。
面と、天面又は底面を有し、炎孔ベースには気化室に繋
がる開口が設けられ、気化室はその内面が炎孔ベースの
開口面よりも内側に位置する様に取り付けられているこ
とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の燃焼
装置である。
が炎孔ベースの開口面よりも内側に位置する様に取り付
けられている。そのため燃料ガスの流れが円滑である。
即ちこの種の燃焼装置では、前記した様に気化室内で一
次空気供給筒等から吹き込まれた空気と燃料ガスとが混
合される。そしてこの混合ガスが気化室の開口から排出
され、燃焼部に運ばれる。ここでこの種の燃焼装置で
は、空間効率を高めるために気化室の容積をできるだけ
小さくし、この中に比較的大量の空気を導入する様に設
計されている。そのため特に気化室の部位の圧力損失が
大きいという問題があった。そこで請求項9に記載の発
明では、気化室をその内面が炎孔ベースの開口面よりも
内側に位置する様に取り付け、気化室から燃料ガス等が
排出される際の流路抵抗を減少させた。
いて説明する。なお以下の説明において上下の関係は、
燃焼装置を給湯器等に設置した状態を基準とする。図1
は、本発明の燃焼装置を内蔵する給湯器の断面図であ
る。図2は、本発明の実施形態の燃焼装置の正面図であ
る。図3は、本発明の実施形態の燃焼装置の断面図であ
る。図4は、本発明の実施形態の燃焼装置の全体の分解
斜視図である。図5は、図2の燃焼装置の流路形成部材
周辺の分解斜視図である。図6は、流路形成部材に燃料
供給管を取り付ける際の構成を示す斜視図である。図7
は、図2の燃焼装置で採用する空気量調節部の斜視図で
ある。図8は、図2の燃焼装置の燃焼部近傍を上から見
た斜視図である。図9は、図2の燃焼装置で採用する空
気量調節部の固定側板状部材の正面図である。図10
は、図9の固定側板状部材の側面図である。図11は、
図2の燃焼装置で採用する空気量調節部の移動側板状部
材の正面図である。図12は、図2の燃焼装置で採用す
る空気量調節部の正面図であり、開口を開いた状態を示
す。図13は、図2の燃焼装置で採用する空気量調節部
の正面図であり、開口を閉じた状態を示す。図14は、
図2の燃焼装置で採用する第1分流部材の正面図であ
る。図15は、図2の燃焼装置で採用する断熱パッキン
の正面図である。図16は、図2の燃焼装置で採用する
第2分流部材の正面図である。図17は、図2の燃焼装
置で採用する炎孔ベースの上面側(気体流路側)の図面
である。図18は、図17の炎孔ベースの下面側(炎孔
側)の図面である。図19は、本発明の実施形態の燃焼
装置の炎孔ベース周辺であって気化室を取り除いた状態
を下側から見た平面図である。図20は、図19の構成
を第1分流部材側から見た平面図である。図21は、炎
孔部材の正面図である。図22は、網状部材の正面図で
ある。図23は、保炎部材の正面図である。図24は、
図23のA−A断面図である。図25は、図2の燃焼装
置で採用するロータリーカップの正面図及び平面図であ
る。図26は、図18のA−A断面図である。図27
は、図18のB−B断面図である。図28は、図18の
C−C拡大断面図である。図29は、図2の燃焼装置で
採用する炎孔ベースの気体流路側の構成を説明する説明
図である。図30は、図2の燃焼装置の炎孔近傍を下側
から見た斜視図である。図31は、燃料ガスの流れを説
明する説明図である。図32は、二次空気の流れを説明
する説明図である。図33は、炎孔部材と網状部材及び
保炎部材の重ね合わせ構造を天地逆にして作図した斜視
図である。図34は、点火線の位置を示す平面図であ
る。図35は、点火線の位置を示す側面図及びその周辺
の断面斜視図である。図36は、図2の燃焼装置を下側
から見た概略斜視図である。図37は、本発明の他の実
施形態の燃焼装置の炎孔近傍を下側から見た斜視図であ
る。図38は、点火線の形状を説明する正面図である。
図39は、図2の燃焼装置で採用する補助加熱ヒータを
示し、(a)はその正面図、(b)はそのA−A断面図
を示し、(c)は内蔵されるヒータの正面図を示す。図
40は、補助加熱ヒータの変形例を示す正面断面図及び
底面図である。図41は、補助加熱ヒータの他の変形例
を示す正面図である。図42は、図2の燃焼装置で採用
する流路形成部材の正面図及びそのA−A断面図であ
る。図43は、本発明の他の実施形態で使用する炎孔ベ
ースの上面側(気体流路側)及び熱伝達部材の図面であ
る。図44は、本発明の他の実施形態の燃焼装置の炎孔
ベース周辺であって気化室を取り除いた状態を下側から
見た平面図である。図45は、図44に示す炎孔ベース
を採用した燃焼装置の断面図である。図46は、図2の
燃焼装置の空気室と炎孔ベースの開口との関係を示す説
明図及びその変形例を示す説明図である。
態の燃焼装置を示す。本実施形態の燃焼装置1は、図の
様に炎孔を下に向けて給湯器21に内蔵されるものであ
り、上から送風機2、駆動機械部3、空気量調節部5、
混合部6及び燃焼部7が順次積み重ねられて作られたも
のである。また混合部6及び燃焼部7の近傍に気化部8
が設けられている。さらに空気量調節部5と気化部8の
間は、流路形成部材70によって接続されている。
鋼板を曲げ加工して作られた凹状のハウジング10の中
にファン11が回転可能に配されたものである。ハウジ
ング10の中央部には、開口12が設けられている。
板15の中央にモータ16が取り付けられている。モー
タ16は、両端部から回転軸17,18が突出してお
り、回転軸17,18は、燃焼装置1の略全長を貫通し
ている。そして後記する様に、モータ16の上方側の回
転軸17は、ファン11に接続され、下方側の回転軸1
8は、気化部8のロータリーカップ63に接続されてい
る。また駆動機械部3には、温度センサー32が設けら
れている。
部材23と固定側板状部材22によって構成されてい
る。移動側板状部材23は、図4、図11の様に円板状
をしており、中央に軸挿通孔25が設けられている。そ
してその周囲に空気孔となる開口26,27が設けられ
ている。空気孔となる開口26,27は、概ね内外二重
のエリアに分かれて設けられている。中心側のエリアに
設けられた開口26は、略三角形であり、12個、等間
隔に設けられている。
開口27は12個であり、略長方形の溝状である。上記
した様に、移動側板状部材23には、2種類の開口2
6,27が設けられているが、これらの周方向の辺は、
いずれも移動側板状部材23の中心と同一中心の円弧で
ある。
の様な係合部33が設けられている。係合部33は、図
7の様に開口が設けられた部位から垂直方向に折り曲げ
られた垂直仕切り壁34を持ち、当該垂直仕切り壁34
に切り欠き部44が設けられたものである。
2は、長方形の板体であり、周囲が折り返されてフラン
ジ部24が設けられている。固定側板状部材22の面積
は、前記した移動側板状部材23よりも大きく、両者を
重ねたとき、移動側板状部材23は固定側板状部材22
にすっぽりと覆われる。逆にいえば、固定側板状部材2
2の端部は移動側板状部材23からはみ出す。
側板状部材23と略同一形状の開口が設けられている。
即ち空気量調節部5の固定側板状部材22には、中央に
軸挿通孔25’が設けられている。そしてその周囲に空
気孔となる開口が二重のエリアに分かれて設けられてい
る。中心側のエリアに設けられた開口26’は、略三角
形であり、12個、等間隔に設けられている。外側のエ
リアにも12個の開口27’が設けられているが、外側
の開口はいずれも略長方形の溝状のものである。固定側
板状部材22の他の部位には、多数の小孔31が設けら
れている。小孔31が設けられた位置は、固定側板状部
材22の上に移動側板状部材23を重ねた時に、両者が
重複しない部位である。即ち小孔31は、固定側板状部
材22のはみ出し部分に設けられている。
仕切り壁28が設けられている。垂直仕切り壁28は、
前記した外側のエリアの更に外側にあり、互いに平行で
ある。二個の垂直仕切り壁28は、軸受けとして機能す
るものである。
うに、固定側板状部材22の上に移動側板状部材23が
重ねられている。空気量調節部5は、全体として平面的
である。また固定側板状部材22の垂直仕切り壁28に
は、図7の様に軸45が挿通され、駆動部材46が揺動
自在に軸止されている。ここで駆動部材46は、板を6
か所で折り曲げて製作されたものであり、図7の様に4
個の垂直仕切り壁a,b,c,dと、3個の水平壁e,
f,gが交互に繋がったものである。そして中間部の垂
直仕切り壁b,cと、この間の水平壁fによって囲まれ
た「コ」の字状の部分によって固定側板状部材22の垂
直仕切り壁28の外側を跨ぎ、前記した軸45によって
固定されている。一方、一端側の水平壁gは、移動側板
状部材23の係合部33の切り欠き部44と係合してい
る。
aには、係合溝49が設けられている。そして燃焼装置
1のハウジング10に図2,3に示す様にモータ121
が外付けされており、当該モータ121の軸が駆動部材
46の係合溝49と係合している(係合状態は図示せ
ず)。
2の上にあり、中央の軸挿通孔25を中心として相対的
に回転可能である。また図2,3に示す外付けされたモ
ータ121を回転させると、駆動部材46が軸45を中
心として揺動し、駆動部材46の水平壁gが移動して移
動側板状部材23の係合部33を動かす。その結果、移
動側板状部材23が、固定側板状部材22の上で中央に
軸挿通孔25を中心として相対的に回転する。移動側板
状部材23の回転により、移動側板状部材23と固定側
板状部材22を連通する開口の面積が変化する。
たものであり、図3,5,42の様に円盤形をしてお
り、下部は全面が開放されて開口83が設けられてい
る。一方、上部側はその中央部分にだけ開口84が設け
られている。流路形成部材70の内部は空洞であり、上
下に連通している。即ち流路形成部材70は、前記した
様に上部と下部に開口54,83を持ち、両者は連通し
ている。流路形成部材70の上部の開口54は、前記し
た移動側板状部材23の中心側のエリアの直径に等し
い。また下部の開口83は、後記する第1分流部材35
の中央の開口37の直径に等しい。また前記した様に流
路形成部材70は円盤形をしており、上部の開口54
は、下部の開口83に対して相当に大きい。より具体的
には、上部の開口54の直径は、下部のそれの1.5倍
以上の大きさを持つ。またより好ましくは、上部の開口
54の直径は、下部のそれの2倍以上である。
42の様に二箇所に凹部107,116が設けられてい
る。凹部107,116は、気化室60を加熱する電気
ヒータ64や、センサーのリード線を引き出すための空
間を形成するために設けられたものである。またさらに
流路形成部材70の外周側面には、二箇所にリード線係
合部174,175が設けられている。リード線係合部
174,175はいずれもプレス等によって設けられた
「U」状の溝である。なお本実施形態では、リード線係
合部174,175は、円状の全体形状に対して半径方
向及び接線方向に設けられている。
0では凹部107,116は、対称位置に設けられてい
る。即ち凹部107,116の大きさは同一ではない
が、その位置は流路形成部材70の中心に対して対角の
位置に設けられている。この様に凹部107,116の
位置を対角位置に設けた理由は、火炎分布を均一化させ
るためである。即ち試作の過程において、流路形成部材
の一か所だけに凹部を設けたところ、気化室60に供給
する空気や二次空気の分布に変化が生じ、燃焼部7の火
炎分布がばらついてしまった。そこで凹部を二箇所に分
割し、さらにその位置を中心対称としたところ、火炎分
布が均一化した。従ってリード線等を引き出すための凹
部を設ける場合は、なるべく複数設け、且つこの複数の
凹部を略均等に配置することが推奨される。
採用する流路形成部材70の上下の開口には、それぞれ
フランジ55,56が設けられている。流路形成部材7
0の内側には、燃料パイプ(燃料供給管)79が固定さ
れている。即ち燃料パイプ79は、図5の様に上部の開
口54側から流路形成部材70の内部に入る。ここで流
路形成部材70の燃料パイプ79の導入部位において
は、図5の様にフランジ55の一部が燃料パイプ79の
外周に沿って円形に成形されている。また燃料パイプ7
9は、図6に示す取り付け金具62によって流路形成部
材70の内壁に沿って配管されている。即ち燃料パイプ
79は、流路形成部材70の母線に沿うと共に流路形成
部材70の内壁に密着して配管されている。
ベース36を中心として構成され、これに二つの分流部
材35,39、断熱パッキン115、気化室60、炎孔
部材51,網状部材77,保炎部材78及び補助加熱ヒ
ータ109が設けられて作られている。そしてこれらの
構成部品がハウジング122内に収納されたものであ
る。
ールで作られたものであり、図14に示すように、長方
形をした板状の部材であり、中央に大きな開口37が設
けられている。開口37は、後記する補助加熱ヒータ1
09の平面形状と同一の形状をしている。また周部に
は、小さな開口40,89,90が多数設けられてい
る。また多数の長孔110が10列に渡って形成されて
いる。即ち本実施形態では、第1分流部材35の内側の
領域に多数の長孔110が列状に並んで設けられてい
る。一方、第1分流部材35の外側のエリアには、二列
且つ環状に開口89,90が設けられている。第1分流
部材35の面積は、後記する炎孔ベース36や断熱パッ
キン115、第2分流部材39の面積よりも大きい。
等を素材とするセラミックであり、炎孔ベース36より
も熱伝達率が低い部材で作られている。
ミック系の断熱パッキンの場合には2mm〜3mm程度
のものが使用される。但し、機種や構造によって適切な
厚さは相違するのは勿論のことである。
素材を打ち抜いて前記した第1分流部材35の内側のエ
リアと同一の開口を設けたものである。即ち断熱パッキ
ン115は長方形をした板状の部材であり、中央に大き
な開口111が設けられている。開口111は、補助加
熱ヒータ109の平面形状と同一の形状をしている。ま
た開口111の周部には、多数の長孔112が10列に
渡って形成されている。断熱パッキン115の長孔11
2の位置及び形状は、第1分流部材35の長孔110と
同一である。
材35と同様にステンレススチールで作られたものであ
り、図16に示すように、長方形をした板状の部材であ
る。ただし第2分流部材39は第1分流部材35よりも
小さく、両者を重ねた時、図19の様に第1分流部材3
5の外側のエリア(開口89,90が設けられた領域)
は第2分流部材39からはみ出す。第1分流部材35の
他の開口は、第1分流部材35をネジ止めする際の孔等
である。
開口111,112,113,114等が設けられてい
る。これらの開口111,112,113,114の多
くは、前記した第1分流部材35の内側のエリアに設け
られた開口に対応した位置にある。具体的に説明する
と、第2分流部材39には中央に大きな開口111が設
けられている。第2分流部材39の開口111の位置
は、前記した第1分流部材35の中央の開口37と同一
の位置にある。ただし第2分流部材39に設けられた開
口111は丸孔であり形状は第1分流部材35の開口3
7とは形状が異なる。
の脇に二個の長孔状開口112,113が設けられてい
る。この長孔状開口112,113は、電気ヒータ64
やセンサー(図示せず)のリード線を引き出すための開
口である。
14が列となって長手方向に連なって設けられている。
開口114は、図16に示すように、4個又は3個の開
口が一塊となっている。第2分流部材39の開口114
の位置は、第1分流部材35の長孔110に相当する。
第2分流部材39の他の開口は、第2分流部材39をネ
ジ止めする際の孔等である。
ング状の本体部117を有し、その内部に「U」字状の
電気ヒータ137が鋳込まれている。本体部117には
取付け用の延設部119が二箇所設けられ、当該延設部
119にはネジ取付け用の孔125が設けられている。
またさらに本実施形態の特徴的構成として、流路加熱用
延設部120が設けられている。流路加熱用延設部12
0は、本体部117と一体であり、板状である。また流
路加熱用延設部120には、長孔123が2か所に設け
られている。
って作られたものであり、図17,18の様に長方形を
し、内部に一次空気供給筒88や楕円形の開口170,
171及び内壁43,59が一体成形されている。そし
て炎孔ベース36には、複雑な枠組と開口及び溝が設け
られている。炎孔ベース36の上面側は、主として燃料
ガス及び二次空気の流路構成面として機能し、下面側は
炎孔取付け面として機能する。即ち炎孔ベース36は、
外周を囲む外側燃焼壁41を持つ。この外側燃焼壁41
の内部は、実際に火炎が発生する部分であり、燃焼部7
として機能する。外側燃焼壁41は、燃焼部7を区画す
る他、熱を回収して炎孔ベース36を高温に維持する機
能も併せ持つ。外側燃焼壁41には、図8,26,2
7,31,32に示すように孔53が設けられている。
18,26,27の様に、多数の垂直仕切り壁50によ
って仕切られて設けられた溝48が設けられている。そ
して溝48を構成する垂直仕切り壁50は、図8,29
の様に二組づつがループを構成していて、島状の部位7
5を形成している。即ち外側燃焼壁41内には、ループ
状に閉塞された垂直仕切り壁50の組によって構成され
る閉塞された溝48aと、それ以外の開放された溝48
bを持つ。そして島状の部位75は、図8,29の様に
長手方向に部分的に切れており、当該切れ目52の部分
で島状以外の部位の溝48b同士が連通している。
36の上面側(流路構成面側)には、中央部と、島状の
部位75の切れ目部分を除いて天井壁(封鎖壁)57が
設けられている。但し、前記した垂直仕切り壁50で構
成された島状の部位75の溝48aの上部については、
天井壁(封鎖壁)57に開口58が設けられている。垂
直仕切り壁50同士の島を構成しない部位の溝48bの
上部には開口はない。また各溝48は、いずれも炎孔ベ
ース36の下面側(炎孔取付け面側)に連通している。
従って島によって囲まれた溝48aは、図32の様に上
部の天井壁(封鎖壁)57に開口58が設けられている
と共に下面側(炎孔取付け面側)にも開放されているか
ら、炎孔ベース36を上下方向(厚さ方向)に貫通す
る。一方、島を構成しない溝48bは、図31の様に上
部側が天井壁(封鎖壁)57によって閉塞され、下面側
(炎孔取付け面側)にのみ連通する。なお、島状の部位
75の切れ目52部分については、垂直仕切り壁50の
底側(炎孔取付け面側)同士が繋がり、さらに当該部位
に炎孔部材51を取り付けるためのネジ孔38が設けら
れている。
設けられている。そして開口82の内部には、8本のリ
ブ66が設けられ、中央に一次空気供給筒88が支持さ
れている。
8は内径が一定の筒体であり、先端部分の外側に面取り
部108(図28)が形成されている。面取り部108
は、一次空気供給筒88の内側から外側に向かい、他端
側に傾斜するものである。
筒88の上流側の端部に図5,8,18,28に示すよ
うにフランジ118が設けられている。ここでフランジ
118の厚さは一様ではなく、部分的に厚く作られてい
る。具体的には、図18の様にフランジ118を正面か
ら見て、リブ66で区切られる区画(実際にはリブ66
はフランジ118まで至っていないから区画は存在しな
い)をa〜hとしたとき、炎孔ベース36の長辺側に面
するh,aエリア、及びd,eエリアの肉厚が他のエリ
アに比べて厚い。このように炎孔ベース36の長辺側に
面するエリアのフランジ厚さを厚くしたのは、火炎の勢
いを一様にするためである。即ち気化部8から見て、炎
孔ベース36の長辺側に位置する炎孔は、気化部8から
の距離が近いものとなるため燃料ガス流路の流路抵抗が
小さく、燃料ガスが多量に噴射しがちである。そこで本
実施形態では、炎孔ベース36の長辺側に面するh,a
エリア、及びd,eエリアのフランジ厚さを厚くして、
流路を狭め、燃料ガスの供給を制限したものである。
記した島を構成しない溝48bに設けられた天井壁57
の位置にある。言い換えれば一次空気供給筒88の一端
は、炎孔ベース36の全体的な端部と同一の位置にあ
る。一方、一次空気供給筒88の開口端117は、炎孔
ベース36の下面側(炎孔取付け面側)からさらに下に
突出している。
面側)であって、開口82の近傍には、炎孔ベース36
の長手方向にのびる内壁43が設けられている。内壁4
3の高さは、前記した外側燃焼壁41の高さと等しい。
内壁43は、図30,36の様に平板状をしている。
け面側)であって、気化室60の開口47の近傍には、
炎孔ベース36の短手方向に延びる内壁59が設けられ
ている。短手方向に延びる内壁59は、図8,30,3
6の様にブロック状をしていて凹凸がある。即ち内壁5
9は、略四角形の突出部材が一列に並んで壁状を構成し
ている。これらの内壁43,59は、燃焼部7から熱を
受けて炎孔ベース36を保温し、燃料の再液化を防ぐも
のである。
170,171が設けられている。開口170,171
は、長方形の炎孔ベース36の対角線上にある。開口1
70,171の上面側(流路構成面側)には、環状に隔
壁172,173が設けられている。開口170,17
1は、気化室60に設けられた電気ヒータ64や、セン
サーのリード線を空気量調節部5に引き出すために設け
られた孔である。これらのリード線は、空気量調節部5
に引き出され、さらに前記した流路形成部材70のリー
ド線係合部174,175に係合されて炎孔ベース36
の外に引き出される。
部材51は、図21の様に略長方形の板状であり、気化
室用の開口76と、空気孔71と炎孔72及び取付孔が
設けられたものである。即ち炎孔部材51は、中央に略
四角形の気化室用の開口76を持つ。また炎孔部材51
は、板をプレスすることによって多数の長孔(空気孔)
71と小孔(炎孔)72を設け、これらによって炎孔列
aと空気孔列bが形成されている。即ち図21に示され
る多数の長孔71は、空気孔である。長孔(空気孔)7
1は、長手方向に並べられ、さらにそれが10列に渡っ
て設けられている。一方、小孔72は炎孔として機能す
る。小孔(炎孔)72は、図の様に小さな長孔状であ
り、炎孔列aの中心軸に対して千鳥状に設けられてい
る。本実施形態では、炎孔列aは11列設けられてお
り、前記した空気孔列bと互い違いに配されている。
成したもので、前記した炎孔部材51と略同一の面積を
持つものであり、図22に示すように略長方形をしてい
る。網状部材77には、前記した炎孔部材51の気化室
用の開口76に相当する部位に開口69が設けられてい
る。また網状部材77の前記した炎孔部材51の炎孔列
に相当する部分は、浅い溝155が列状に設けられてい
る。さらに網状部材77には、前記した炎孔部材51の
長孔(空気孔)71に相当する部位に長孔73が設けら
れている。また長孔73の周囲には、シール剤が塗布さ
れている。シール剤が塗布されているのは、炎孔ベース
36の垂直仕切り壁50の端面と当接する部位である。
さらに炎孔部材51の取付孔150に相当する部位に取
付孔151が設けられている。
ており、前記した炎孔部材51及び網状部材77と同様
に中央に開口68が設けられている。また保炎部材78
には、長孔65と列状に並んだ丸孔67が設けられてい
る。保炎部材78の長孔65は、前記した炎孔部材51
の炎孔を構成する小孔72が設けられたエリアに相当す
る部位にある。一方、丸孔67は、炎孔部材51の、長
孔(空気孔)71に相当する部位に設けられている。ま
た前記した保炎部材78の長孔65の周囲は、図24の
様に約45°に曲げられている。当該折り曲げ部73
は、火炎の基端部を保持する効果を発揮するものであ
る。ただし当該折り曲げ部73は、図27,33の様に
部分的に欠落部127が設けられている。
33は天地逆に作図)の様に、網状部材77を及び保炎
部材78と共に炎孔ベース36の下面に配され、図示し
ないネジによって炎孔ベース36の下面に取り付けられ
ている。即ち図33に示すように炎孔ベース36に網状
部材77が接し、さらにそれに重ねて炎孔部材51が配
され、最後に保炎部材78が設けられる。なお図33で
は作図上の都合から天地逆に図示しているので、上から
保炎部材78、炎孔部材51、網状部材77、炎孔ベー
ス36の順に重ねられているが、実際上は、図4,8の
様に上から炎孔ベース36、網状部材77、炎孔部材5
1、保炎部材78の順に重ねられている。
ベース36の垂直仕切り壁50によって構成される島状
の部位75によって構成される溝48aの真下に位置す
る。なお空気孔列bと島状の部位75によって構成され
る溝48aの間には網状部材77が介在されるが、当該
部位は図33の様に網状部材77の長孔73に相当す
る。また炎孔部材51の空気孔列bの外側(下部側)に
は保炎部材78が存在するが、当該部位は、保炎部材7
8の丸孔67が位置する。そのため島状の部位75は、
網状部材77の長孔73、炎孔部材51の空気孔列b及
び保炎部材78の丸孔67を経て外部と連通する。
垂直仕切り壁50によって挟まれた溝48bの真下に
は、炎孔部材51の炎孔列aが位置する。炎孔部材51
の炎孔列aと島状を構成していない組み合わせの垂直仕
切り壁50によって挟まれた溝48bの間には網状部材
77が介在される。また炎孔部材51の炎孔列aの外側
(下部側)には保炎部材78が存在するが、当該部位
は、保炎部材78の長孔65が位置する。そのため島状
を構成していない組み合わせの部位は、網状部材77の
網目、炎孔部材51の炎孔列a及び保炎部材78の長孔
65を経て外部と連通する。ここで、網状部材77の炎
孔ベース36の垂直仕切り壁50の端面と当接する部位
にはシール剤が塗布されているので、垂直仕切り壁50
部位におけるガスの横方向の流通は無い。
には、図4の様に第1分流部材35、断熱パッキン11
5及び第2分流部材39が装着されている。即ち炎孔ベ
ース36の上面側(流路構成面側)は、第1分流部材3
5、断熱パッキン115、第2分流部材39、炎孔ベー
ス36の順に積み重ねられ、炎孔ベース36には第2分
流部材39が接し、さらに断熱パッキン115を挟んで
第1分流部材35が装着されている。
た様に炎孔ベース36や断熱パッキン115及び第2分
流部材39よりも大きく、第1分流部材35は、図19
の様に炎孔ベース36からはみ出す。炎孔ベース36の
上面側(流路構成面側)には、天井壁57が設けられて
いるので、第1分流部材35は当該天井壁57と接す
る。また炎孔ベース36に一体成形された一次空気供給
筒88は、その上流側の端部が天井壁57の高さにある
から、第1分流部材35は一次空気供給筒88の端部と
接し、第1分流部材35の中央の大きな開口37が炎孔
ベース36の中央に設けられた一次空気供給筒88と連
通する。本実施形態の燃焼装置1では、この様に一次空
気供給筒88の一端を炎孔ベース36の全体的な端部と
同一の位置に設けたので、第1分流部材35の取付けが
容易である。
ッキン115の開口111によって構成される凹部に図
20に示すように補助加熱ヒータ109が装着されてい
る。従って補助加熱ヒータ109の一面の略全域は、第
2分流部材39と接している。さらに第2分流部材39
の開口111の周辺は、炎孔ベース36側の一次空気供
給筒88のフランジ118と接している。従って補助加
熱ヒータ109の本体部117は、第2分流部材39を
介して一次空気供給筒88の端部に設けられたフランジ
118と接している。そのため補助加熱ヒータ109の
本体部117によって一次空気供給筒88の端部が加熱
される。また補助加熱ヒータ109の流路加熱用延設部
120についても、第2分流部材39と接している。そ
のため補助加熱ヒータ109の流路加熱用延設部120
によって第2分流部材39の一部及びその周辺の空間が
加熱される。
は、前記したように垂直仕切り壁50は、図4、21の
様に二組づつがループを構成していて、島状の部位75
を形成し、さらに垂直仕切り壁50の突端部分に第2分
流部材39が当接しているので、島状の部位75によっ
て形成される溝48aは他の部位から隔離されている。
即ち、島状の部位75の溝48aと他の部位との間に通
気性はない。従って、前記した様に島状の部位75以外
の部位は気化した燃料ガスと空気との混合を促進しつつ
炎孔部材51に燃料ガスを送る燃料ガス流路として機能
する。また当該部位は、混合部6としても機能する。島
状の部位75によって囲まれた溝48aは、二次空気流
路として機能する。
及び第1分流部材39の中央の大きな開口111は、前
記した様に炎孔ベース36の中央に設けられた一次空気
供給筒88と連通する。また第2分流部材39のその他
の開口40,89,90の内、列となって設けられてい
る開口40は、炎孔ベース36の島状を構成する組み合
わせの垂直仕切り壁50同士の間の部位に位置する。即
ち第1分流部材35の小さな開口40は、二次空気流路
たる島状の部位75によって囲まれた溝48aに開口す
る。ここで前記した様に、第1分流部材35の長孔11
0及び断熱パッキン115の長孔112は、いずれも第
2分流部材39の小さな開口114に相当する位置にあ
るから、島状の部位75によって囲まれた溝48aは外
部と連通する。
成していない組み合わせの垂直仕切り壁同士の間には、
第1分流部材35の開口は無い。即ち混合部6には第1
分流部材35の開口は無い。
様に炎孔ベース36よりも大きく、第1分流部材35を
炎孔ベース36に装着した状態の時、図19の様に第1
分流部材35は、炎孔ベース36からはみ出す。そして
この状態では、第1分流部材35の外側のエリアに設け
られた開口89,90は、いずれも炎孔ベース36の外
側に露出する。
記した状態に組み合わされ、ハウジング122内に配置
されている。ハウジング122は、外形が略四角形の箱
であるが、内部が二重構造となっている。即ちハウジン
グ122の内部には、全面に遮熱壁85が設けられてい
る。遮熱壁85は、4面が組合わさっていて四角形の筒
状を呈し、支持部材86によってハウジング122の外
壁部100の内面に取りつけられている。遮熱壁85の
下端にはフランジ部102が設けられている。フランジ
部102は、図31,32等の様に遮熱壁85に対して
「T」状に設けられている。ハウジング122の外壁部
100と、遮熱壁85との間には空気流路101となる
空隙が形成されている。前記した様にフランジ部102
は、図31,32等の様に遮熱壁85に対して「T」状
に設けられているので、フランジの一部は燃焼部側と空
気流路101側の双方に張り出す。
記したハウジング122に配置されるが、炎孔ベース3
6の外周を囲む外側燃焼壁41は、ハウジング122内
部の遮熱壁85よりも更に小さく、炎孔ベース36の外
側燃焼壁41と遮熱壁85の間にも空気流路103とな
る空隙が形成される。また第1分流部材35の、炎孔ベ
ース36からはみ出した部位の孔89,90の内、外側
の孔90は、ハウジング122と遮熱壁85の間に形成
される空気流路101と連通し、内側の孔89は、炎孔
ベース36の外側燃焼壁41と遮熱壁85の間に形成さ
れる空気流路103と連通する。
は、気化室60と、ロータリーカップ63及び前記した
一次空気供給筒88によって構成されている。また気化
室60は、図3,4,8,30の様に底部91と周部9
2を持つ円筒体であり、底部91は閉塞し、上部は開口
している。即ち気化室60は窪んだ形状をしており、底
部91及び周部92は閉塞していて気密・水密性を持
ち、上部は開放されている。気化室60は、前記した様
に底部91及び周部92を持ち、あたかもコップの様な
形状をしていて、図3,4,8,30の様に、炎孔ベー
ス36の中央の開口82部分に取り付けられている。
60は、断熱パッキン130を介して炎孔ベース36に
取り付けられている。断熱パッキン130の材質はアル
ミナやシリカ等を素材とするセラミックであり、炎孔ベ
ース36よりも熱伝達率が低い部材で作られている。
壁43に囲まれた部位であって炎孔ベース36の中央に
あり、炎孔(小孔72)に囲まれていて燃焼部7に近接
して位置する。また気化室60の大部分は、燃焼部7側
に露出する。より具体的には、気化室60の底部91の
全部と、周部92の大部分が燃焼部7側に露出する。従
って後記する様に燃焼時には炎孔(小孔72)から発生
する火炎により、気化室60が外側から加熱される。ま
た気化室60の開口端面125は、断熱パッキン130
を介して図8,29の様に炎孔ベース36の平面部分と
接する。
央の開口82との関係について説明する。本実施形態の
燃焼装置1では、図8,28,46(a)に示すように
気化室60の内面158は、炎孔ベース36の開口面1
53よりも内側に位置する。即ち本実施形態では、気化
室60の開口部の内径dは、炎孔ベース35の開口82
の内径Dよりも小さい。
は、電気ヒータ64が内蔵されている。即ち気化室60
の底部91は加熱機能を持つ。電気ヒータ64に通電す
ることにより、底部91が発熱し、さらにこの熱が気化
室60の壁を伝導し、気化室60の内壁が全体的に加熱
される。また気化室60には、温度センサー61が埋め
込まれている。
92を持つ有底の円筒形をしている。但し、ロータリー
カップ63の底部には、9個の孔が設けられている。こ
の内、中央に設けられた孔95は、半円形状をしてお
り、図30の様に回転軸18が取り付けられるものであ
る。一方、周囲の9個の孔87は、円形であり、灯油等
の液体燃料を落下させるための孔である。またロータリ
ーカップ63の底部と周部との境の角の部分にも、12
個の開口97が設けられている。
12個のスリット98が設けられている。スリット98
は、いずれもロータリーカップ63の上端側に開口して
いる。またスリット98の形状は、略三角形である。ま
たスリットの一辺には、図3,4,25の様に内側に折
り返された羽根部99が設けられている。即ちスリット
98は、ロータリーカップ63の側面に斜め方向にスリ
ットを設け、そのスリットの一方の縁を内側に折り返し
て羽根部99を形成させたものである。
気供給筒88が挿入されている。即ち前記した様に、炎
孔ベース36の中央部には、開口82が設けられ、8本
のリブ66を介して一次空気供給筒88が一体的に設け
られている。そして気化室60は、コップ状であって炎
孔ベース36の中央の開口82部分に取り付けられるの
で、一次空気供給筒88は気化室60の開口部105か
ら気化室60の内部に挿入される。またこのとき一次空
気供給筒88は、気化室60と同心状に位置する。従っ
て一次空気供給筒88と気化室60の内壁との間には、
燃料ガス排出空隙106が形成される。
口部の位置は、気化室60の内部に位置する。より具体
的には、一次空気供給筒88の開口端117は、図28
の様に気化室60内であって炎孔の開口面42よりも燃
焼部7の火炎発生部側(図面下部側)に突出している。
前記した様に一次空気供給筒88の先端部分には、外側
に面取り部108(図28)が形成されているので、一
次空気供給筒88の開口端117は、一次空気供給筒8
8の内側から外側に向かい、気化室60の開口部側に傾
斜する。
形成部材70から垂下された燃料パイプ79が挿入さ
れ、燃料パイプ79は図3,4の様にロータリーカップ
63内に至っている。
み立て構造について説明する。本実施形態の燃焼装置1
は、最初に説明した様に、送風機2、駆動機械部3、空
気量調節部5が中心軸を一致させて順次積み重ねられた
ものであり、駆動機械部3の天板15に送風機2が直接
的にネジ止めされている。即ち本実施形態では、送風機
2の回転中心と空気量調節部5の軸挿通孔25(移動側
板状部材23の回転中心)とロータリーカップ63の回
転中心が同一軸線上に直線的に並べられている。
5がネジ止めされている。また空気量調節部5の下部に
は、混合部6及び燃焼部7が設けられているが、混合部
6と空気量調節部5の境界たる第1分流部材35に、円
錐形の流路形成部材70が設けられている。即ち前記し
た様に空気量調節部5の中心部に、パッキン80を介し
て流路形成部材70の大きいほうの開口54が取り付け
られている。一方、第1分流部材35の中心部の開口3
7にはパッキン81を介して空気量調節部5の小さいほ
うの開口83が接続されている。なおこれらのパッキン
80,81は、断熱性に優れ、且つ灯油等の液体燃料が
しみ込まないものが望ましい。具体的に、パッキンの素
材には、シリコンが採用されている。
部5の移動側板状部材23のそれと一致し、且つ前記し
た様に流路形成部材70の開口54の直径は、移動側板
状部材23の中心側のエリアの直径に略等しいので、流
路形成部材70は移動側板状部材23の中心側のエリア
を覆う様に位置することとなる。従って移動側板状部材
23の中心側のエリアから排出された空気は、流路形成
部材70によって捕捉される。また流路形成部材70の
開口端にはフランジ55が設けられており、さらにフラ
ンジ55と空気量調節部5の間にはパッキン80が介在
されているので、空気の漏れはなく、移動側板状部材2
3の中心側のエリアから排出された空気は、漏れなく流
路形成部材70の中に入る。そして流路形成部材70の
他方の開口83は、パッキン81を介して第1分流部材
35に取り付けられ、前記した一次空気供給筒88に直
接的に連通し、一次空気供給筒88は前述の様に直接的
に気化部8の気化室60内に開口している。従って移動
側板状部材23の中心側のエリアの開口群から排出され
た空気は、前記した様に主として流路形成部材70によ
って捕捉され、一次空気供給筒88を経由して直接的に
気化部8の気化室60内に一次空気として導入される。
8は、空気量調節部5の中央の軸挿通孔25,25’を
連通して流路形成部材70(一次空気供給筒88)を通
過し、気化室60のロータリーカップ63に接続されて
いる。従ってロータリーカップ63は、モータ16の動
力によって回転する。またモータ16の後端側の回転軸
17は、ファン11にも接続されているから、本実施形
態では、単一のモータ16によって気化部8のロータリ
ーカップ63とファン11の双方が駆動される。なお軸
挿通孔25は、移動側板状部材23の回転中心でもある
から、移動側板状部材23が回転する際に移動すること
はない。そのため軸挿通孔25,25’にモータ16の
回転軸18があっても、移動側板状部材23の回転の妨
げとならない。
131が特別の位置に設けられている。本実施形態の燃
焼装置1では、点火線131自体は、公知の圧電効果等
によって導体の先端から電気火花を飛ばす構成である
が、その取付け位置が特異である。即ち点火線131は
外側燃焼壁41に設けられた図示しない孔に挿入されて
燃焼部内に入る。そして点火線131の先端(電極部)
133は、図19、34,35の様に、外側燃焼壁41
から二列目の炎孔列に近接している。またより詳細に
は、点火線131は、図34の様に、特定の二個の炎孔
140,141の最も近接する部位同士を結ぶ直線の中
心の上部に設けられている。また当該部位は、図19の
様に気化室60の近傍の位置であり、且つ補助加熱ヒー
タ109の流路加熱用延設部120の真下の位置に相当
する。
1は導電部132と電極部133を有し、導電部132
が前記した様に外側燃焼壁41から一列目の炎孔列を跨
ぎ、電極部133が二列目の炎孔列に近接している。そ
のため導電部132の直上の位置の炎孔134(図3
5)を封鎖している。このように導電部132の直上の
炎孔134(図35)を封鎖する理由は、火炎によって
導電部132が加熱されることを防止するためである。
1では、保炎部材78に部分的に欠落部127が設けら
れているが、点火線131の電極部133は、欠落部1
27に相当する部位に設けられている。加えて保炎部材
78の欠落部127と同一の列には空気孔71は存在し
ない。要するに本実施形態では、点火線131の導電部
132は、空気孔71と保炎部材78が存在しない部分
を通っている。本実施形態の燃焼装置1は、点火される
部位に保炎部材78の欠落部127があるので、火炎が
隣接する炎孔列に移りやすい。また本実施形態では、当
該部位に空気孔71がないので、隣接する炎孔列に火が
移りやすい。また点火線131は導電部132と電極部
133を有しているが、電極部133の先端135は、
図38(a)の様に平面であり、炎孔部材51に対して
平行である。即ち通常の燃焼装置1では、点火線131
の電極部133は、図38(b)の様に炎孔部材51に
対して傾斜して設けられる場合が一般的であるが、本実
施形態では電極部133の先端135は、炎孔部材51
に対して平行に位置している。本実施形態が、この様に
電極部133の先端135を水平状態とした理由は、点
火火花を散らばらすことによって燃料ガスとの接触機会
を増大させ、速やかに着火させることを意図したもので
ある。
付構造にも特徴がある。即ち本実施形態の燃焼装置1で
は、炎孔ベース36と第1分流部材35がハウジング1
22内に配置されているが、当該ハウジング122の正
面側には二箇所に開口175が設けられている。開口部
の断面形状は、図35(a)の通りであり、その断面斜
視形状は、図35(a)の通りである。
2は外壁部100の内側に遮熱壁(内壁)85が設けら
れた構造をしているが、外壁部100側の開口176が
内側(内壁85側)に凹み、遮熱壁85に設けられた開
口177と接している。また本実施形態では、遮熱壁8
5の開口177についても内側に凹んでおり、遮熱壁8
5の開口177の凹部内面と、外壁部100の開口凹部
外面が嵌合している。そのためハウジング122の開口
175は剛性が高い。また本実施形態では、開口175
は、外壁部100側の開口176と遮熱壁85の開口1
77からなる二重構造であり、且つ両開口176,17
7同士の間には、図35(b)の様に隙間がある。その
ため開口175は、全体として相当の厚さがあり、点火
線131の基部がしっかりと保持される。
して炎検知装置180が設けられているが、炎検知装置
180についても点火線131と同様の取付構造となっ
ている。
けて使用される。本実施形態の燃焼装置1は、図1の様
な給湯器21に使用される。そして燃焼装置1は、熱交
換器19が内蔵された缶体4の上部に設置され、下部の
熱交換器19に向かって火炎を発生させる。
て説明する。本実施形態の燃焼装置1では、モータ16
を起動してファン11とロータリーカップ63を回転さ
せる。また気化室60の周部92に内蔵された電気ヒー
タ64に通電して発熱させ、気化室60の内壁全体を昇
温させる。さらに補助加熱ヒータ109に通電し、一次
空気供給筒88及び第2分流部材39の一部を加熱す
る。ファン11の回転により、図3の矢印の様に送風機
2のハウジング10の中央部に設けられた開口12から
空気が吸い込まれ、空気は駆動機械部3に入る。そして
空気は、駆動機械部3から上部の空気量調節部5を経て
混合部6側に流れるが、本実施形態の燃焼装置1では、
空気量調節部5によって流量調整される。
側板状部材22の上に移動側板状部材23が回転可能に
重ねられており、両者には略同一形状の開口26,2
6’27,27’が設けられている。そして移動側板状
部材23は、外部に取りつけられたモータ121を回転
させることにより、固定側板状部材22に対して相対的
に回転することができる。そのため図13の様に、両者
の開口26,26’27,27’が重なる様な回転位置
にある時は、両者の開口26,26’27,27’が連
通し、空気量調節部5全体として大きな開口面積を持つ
こととなる。従って移動側板状部材23が固定側板状部
材22に対して図12の様な位置関係にある時は、混合
部6及び気化部8に大量の空気が送風される。なお図1
2の様な空気量調節部5が全開状態の時、空気量調節部
5の中心側のエリアの開口面積は、他の部位の開口面積
の約2倍となる。
1を回転して移動側板状部材23を回転させると、一方
の開口と他方の閉塞部が重なり、空気量調節部5全体と
しての開口面積が小さくなる。従って移動側板状部材2
3が固定側板状部材22に対して図13の様な位置関係
にある時は、混合部6及び気化部8に送風される風量は
減少する。但し、固定側板状部材22の両脇側に設けら
れた開口31は、固定的なものであって閉塞されること
はないので、相対的に中心側の開口比率が減少し、気化
部8に送風される空気の比率が減少する。図13の様
に、閉状態におけるエリアの開口面積は、他の部位の開
口面積の約4分の1である。
方向に別れて下流側に流れる。即ち中心部のエリアを通
過した空気は、直接的に円盤状の流路形成部材70に捕
捉され、これと連通する一次空気供給筒88から気化室
60の中に送風される。ここで本実施形態の燃焼装置1
では、流路形成部材70は、空気量調節部5側の開口5
4が気化部8側の開口83に比べて大きいから、大量の
空気が流路形成部材70に取り込まれ、気化部8側に送
られることとなる。また本実施形態では、一次空気供給
筒88の下端部に補助加熱ヒータ109が設けられてい
るので、気化部8に送られる空気が昇温される。
に列状に設けられた多数の小口径の開口40の多くか
ら、炎孔ベース36の島状のループを構成する組み合わ
せの垂直仕切り壁50同士の間の溝48aに流れる。即
ち第1分流部材35に設けられた開口40及び溝48a
を経て、燃焼部7に二次空気が供給される。より具体的
には、第1分流部材35の列状の開口40、網状部材7
7の長孔73、炎孔部材51の空気孔列b及び保炎部材
78の丸孔67を経て燃焼部7に二次空気が供給され
る。
設けられた開口89,90を通過した送風は、炎孔ベー
ス36の外周部を流れる。具体的には、内側の開口89
を通過した送風は、炎孔ベース36の外側燃焼壁41と
遮熱壁85の間に形成される空気流路103を流れ、遮
熱壁85の下端に設けられたフランジ102と衝突して
炎孔ベース36の内側に向きを変え、燃焼部7側に向か
って流れる。また空気流路103を流れる空気の一部
は、外側燃焼壁41に設けられた孔53からも炎孔ベー
ス36の内側に流れ込む。上記した炎孔ベース36の外
側燃焼壁41と遮熱壁85の間に形成される空気流路1
03を流れる空気は、遮熱壁85を冷却する作用を持
つ。またこの空気は、フランジ102と衝突して炎孔ベ
ース36の内側に向きを変え、その多くが二次空気とし
て消費される。外側燃焼壁41に設けられた孔53から
も炎孔ベース36の内側に流れ込む空気も、その多くが
二次空気として燃焼に寄与する。
を通過した送風は、ハウジング122の外壁部100と
遮熱壁85の間に形成される空気流路101を流れる。
当該空気流路101を流れる空気は、主としてハウジン
グ122の外壁部100や下部の熱交換器の外壁を冷や
す機能を果たす。なお本実施形態の燃焼装置1では、遮
熱壁85の下端には「T」状にフランジ部102が設け
られており、遮熱壁85の下端近傍で空気流路101を
流れる空気が、外壁部100側に絞られ、送風が外壁部
100側により流速が増大する。この理由は、遮熱壁8
5の下端近傍は、炎孔ベース36の外側燃焼壁41から
下方に外れた位置であるため、外壁部100が高温にな
りやすいので、送風を外壁部100側に寄せて外壁部1
00の高温部分を効率良く冷却するためである。従って
機能上、遮熱壁85は外壁部100に比べて全高が低
く、遮熱壁85は外壁部100の下流側端部は外壁部1
00に囲まれる位置にある。なお空気流路101を流れ
る空気は、二次空気又は三次空気として機能するが、前
記したフランジ部102の幅を変更することにより、こ
の空気流路101を流れる空気の流量を変更することが
できる。
に気化部8内に大量に一次空気が導入され、気化室60
を通風雰囲気とする。
油をロータリーカップ63内に滴下する。滴下された灯
油は、ロータリーカップ63から遠心力を受け、ロータ
リーカップのスリット98及び角の部分の開口97から
飛散する。そして飛散した灯油は、ロータリーカップ6
3の周囲に配された気化室60の内面に接触し、熱を受
けて気化する。また灯油の一部は、遠心力によってスリ
ット98及び角の部分の開口97に至る前にロータリー
カップの底の孔87から気化室60の底部91に落下
し、気化室60の底部91に接触し、熱を受けて気化す
る。そしてロータリーカップ63の内面に設けられた羽
根部99によって気化室60内の空気が攪拌され、燃料
ガスと空気との混合が促進される。
ス(以下単に燃料ガス)は、図8の矢印の様に、ロータ
リーカップ63の外壁と気化室60の周壁92によって
形成される空隙94を流れて下流に向かう。
壁92に沿って一旦上方に流れ、さらに一次空気供給筒
88に沿って流れる。ここで本実施形態の燃焼装置1で
は、補助加熱ヒータ109が設けられ、一次空気供給筒
88が加熱・保温されている。そのため燃料ガスは、一
次空気供給筒88と接しても熱を奪われることはない。
給筒88を介して気化室60の内部に供給された空気
は、飛散した燃料と混合され、高温状態となって気化室
60の上部の開口部84から排出される。
28,46(a)に示す様に気化室60の内面158
が、炎孔ベース36の開口面153よりも内側に位置す
るから、燃料ガスの流れ方向に対して流路は順次拡径す
る方向となる。即ち燃料ガスは、気化室60と一次空気
供給筒88の間の空間を流れ、続いて炎孔ベース36の
開口面153と一次空気供給筒88の間の空間を流れ、
開口部84から排出される。そのため燃料ガスが流れる
際に気化室60と炎孔ベース36の開口面153との間
の段が気流の障害とならず、流路抵抗が低い。
炎孔ベース36の上部側の通路に流れ込む。
のループを構成していない組み合わせの垂直仕切り壁5
0同士の間の溝48bに流れ込む。ここで本実施形態の
燃焼装置では、垂直仕切り壁50同士の間の溝48b、
即ち炎孔に相当する部位の裏面側に一体的に天井壁(封
鎖壁)57が設けられており、垂直仕切り壁50同士の
間の溝48bは、隣接する溝48aと隔離されている。
そのため燃料ガスが空気流路側に流れ込むことはない。
そして前記した様に燃料ガスは、下部に設けられた炎孔
(小孔72)から放出される。本実施形態では、炎孔部
材55に網状部材77が積層されているので、燃料ガス
は、炎孔部材55から放出される直前に網状部材77に
よって攪拌される。なお、網状部材77の炎孔ベース3
6の垂直仕切り壁50の端面と当接する部位にシール剤
が塗布されているので垂直仕切り壁50部位におけるガ
スの横方向の流通は無く、燃料ガスは横に逃げることな
く全量が炎孔(小孔72)から放出される。
は、燃料と混合されることなく、直接燃焼部7側に流れ
込み、二次空気として燃焼に寄与する。即ち二次空気
は、第1分流部材35に設けられた多数の開口40か
ら、炎孔ベース36のループを構成する組み合わせの垂
直仕切り壁50同士の間の溝48aに流れ、炎孔(小孔
72)の側面部に供給される。
側のエリアに設けられた開口89から炎孔ベース36の
外側燃焼壁41と遮熱壁85の間に形成される空気流路
103を流れる空気や、第1分流部材35の開口90か
らハウジング122の外壁部100と遮熱壁85の間に
形成される空気流路101を流れる空気についても二次
空気として機能する。特に前者の第1分流部材35の開
口89を経て外側燃焼壁41と遮熱壁85の間に形成さ
れる空気流路103を流れる空気は、その一部が外側燃
焼壁41に設けられた孔53からも炎孔ベース36の内
側に流れ込み、また残部は遮熱壁85の下端に設けられ
た折り返し部分(フランジ102)と衝突して燃焼部7
側に流れるので、二次空気として消費される割合が高
い。
スに点火されると、炎孔(小孔72)から下向きの火炎
が発生する。
て、早期点火が可能であり、且つ失火が少ない点が挙げ
られる。以下この作用効果について説明する。即ち本実
施形態の燃焼装置1では、補助加熱ヒータ109によっ
て一次空気供給筒88が加熱される。そのため前記した
様に気化室60に供給され、燃料ガスと混合される空気
が予め加熱される。従って本実施形態では、使用初期に
おける燃料の気化が速やかに行なわれる。
60に電気ヒータ64が内蔵されており、気化室60内
を昇温して燃料を気化させる。そして気化室60は、炎
孔ベース36に取り付けられているが、本実施形態の燃
焼装置1では、気化室60と炎孔ベース36の間が断熱
されている。より具体的に説明すると、本実施形態で
は、気化室60と炎孔ベース36の間に断熱パッキン1
30が介在されている。そのため使用初期において、気
化室60の熱が炎孔ベース36側に逃げることがない。
は、燃料を気化する気化室60だけである。ここで使用
初期においては、燃焼部7に火炎が無いから、一般的に
発熱源は気化室60の電気ヒータ64だけである。その
ため使用初期においては、炎孔ベース36は気化室60
に比べて温度が低い。また一般的に炎孔ベース36は気
化室60よりも重量が大きく熱容量が大きい。そのため
気化室60を炎孔ベースに直接接触させると、気化室6
0の熱が炎孔ベース36側に逃げ、気化室60の昇温が
遅れる。そこで本実施形態では、気化室60と炎孔ベー
ス36の間に断熱パッキン130が介在され、気化室6
0の熱が炎孔ベース36に逃げることを防いだ。そのた
め本実施形態では、気化室60の温度は速やかに上昇
し、燃料を早期に気化させることができる。
は、一次空気供給筒88の外側を通過して流れる。ここ
で本実施形態では、一次空気供給筒88が補助加熱ヒー
タ109によって昇温されているから、燃料ガスが一次
空気供給筒88と触れても一次空気供給筒88側に熱を
奪われることはない。
上部に設けられた送風機2から空気が送られ、当該空気
は炎孔ベース36の背面側に設けられた第1分流部材3
5に当たる。ここで送風機2からの送風の温度は、外気
温度であり、低いが、本実施形態では、第1分流部材3
5と炎孔ベース36の間に断熱パッキン115ガ介在さ
れているので、炎孔ベース36が冷やされることはな
い。また第1分流部材35、第2分流部材39は、いず
れもステンレススチールで作られており、炎孔ベース3
6よりも熱伝導率が低いものが使用されているから、第
1分流部材35及び第2分流部材39によっても炎孔ベ
ース36が保温される。そしてここで本実施形態では、
炎孔ベース36は、燃料ガス供給路の一部を構成するか
ら、炎孔ベース36の冷却が防止されることは、燃料ガ
ス供給路の保温に直結する。従って本実施形態では、燃
料ガスが燃料ガス供給路に熱を奪われることも少ない。
線131に至る流路だけを重点的に保温している。即ち
本実施形態では、一次空気供給筒88の端部に補助加熱
ヒータ109が設けられているが、補助加熱ヒータ10
9は特殊な形をしている。即ち本実施形態で採用する補
助加熱ヒータ109は流路加熱用延設部120が設けら
れている。そして流路加熱用延設部120の位置に点火
線131の電極部133がある。即ち本実施形態では、
補助加熱ヒータ109の流路加熱用延設部120によっ
て気化室60から点火手段近傍の炎孔に至る燃料ガス流
路が重点的に加熱されている。具体的に説明すると、補
助加熱ヒータ109の流路加熱用延設部120によって
第2分流部材39の一部が加熱され、その近傍の燃料ガ
ス流路が加熱される。ここで本実施形態では、補助加熱
ヒータ109は一次空気供給筒88の端部に設けられ、
補助加熱ヒータ109の一部たる流路加熱用延設部12
0が点火線131の近傍まで連続的に延びている。その
ため本実施形態では、気化室60から点火線131に至
る一連の燃料ガス流路が連続的に加熱される。従って点
火線131の近傍の炎孔から噴射される燃料ガスは、特
別に加熱・保温されており、熱エネルギーが高く、点火
線131の火花によって容易に着火する。
早期点火が可能であるが、一旦点火がなされると火炎は
直ちに安定する。即ち本実施形態の燃焼装置1では、気
化部8が、燃焼部7の中央に直接的に露出しているの
で、燃焼が開始されると、気化室60が火炎によって加
熱される。即ち気化室60は、その大部分が炎孔ベース
36の炎孔分布領域内にあり、且つ、炎孔の開口面42
よりも燃焼部7の火炎発生部側(図面下部側)に突出し
ている。そのため気化室60は、火炎によって直接的に
加熱され、気化室60内の温度が上昇し、燃料の気化が
さらに促進される。また炎孔ベース36に内壁43,5
9が設けられており、これらが燃焼部7から熱を受けて
炎孔ベース36を保温し、燃料の再液化を防ぐ。即ち内
壁43,59についても炎孔ベース36の炎孔分布領域
内にあり、且つ、炎孔の開口面42よりも燃焼部7の火
炎発生部側(図面下部側)に突出している。そのため内
壁43,59は、火炎によって直接的に加熱され高温と
なる。特に本実施形態では、内壁43,59は気化室6
0の近傍に設けられており、燃料ガスが気化室60を出
た直後を流れる流路の真下部分に内壁43,59が位置
する。そのため燃料ガスの流路が積極的に加熱され、燃
料の再液化を阻止する。
と第2分流部材39に熱伝導率の低いステンレススチー
ルが採用されており、さらに第1分流部材35と炎孔ベ
ース36の間に断熱パッキン115ガ介在されているの
で、炎孔ベース36の熱が外部に逃げない。また流路形
成部材70は、断熱性に優れたパッキン80を介して混
合部の一部たる第1分流部材35に取り付けられている
ので、混合部や燃料ガス流路の熱が流路形成部材70に
逃げない。そのため燃料の再液化はさらに発生しにく
い。また万一、燃料が再液化しても、パッキン80には
灯油等の液体燃料がしみ込まないものが選定されている
ので、焼損事故の心配は無い。
筒88の端部に設けられた補助加熱ヒータ109に流路
加熱用延設部120を設け、当該延設部によって点火線
131に至る燃料ガス流路を重点的に加熱した。上記し
た実施形態では、燃料ガス流路を加熱する延設部を補助
加熱ヒータ109に設けたが、一次空気供給筒88や気
化室60等の気化部8の一部に延設部を設けてもよい。
また燃料ガス流路を加熱する部材は、必ずしも補助加熱
ヒータ109や一次空気供給筒88、或いは気化室60
と一体である必要はなく、これらと別の部材であっても
よい。例えば図43に示すように、一次空気供給筒88
に熱伝達用のプレート156を取付け、当該プレート1
56によって燃料ガス流路を加熱してもよい。ここで熱
伝達用のプレート156等の熱伝達部材を使用する場合
は、熱伝達率が優れた銅やアルミニウムを素材として選
定することが望ましい。また熱伝達用のプレート156
は、一次空気供給筒88の外周面と密接する様に円弧状
に加工されていることが望ましい。
達部材を設ける場合は、必ずしも補助加熱ヒータ109
に流路加熱用延設部120を設ける必要はない。従っ
て、図40の様に一次空気供給筒の上流側を延長し、当
該延長部の周面に溝を設け、「U」字状の電気ヒータを
取り付けてもよい。「U」字状の電気ヒータを取り付け
る場合は、溝と電気ヒータの間に熱伝導率の高いシー剤
を塗布しておくことが望ましい。シール剤の熱伝導率
は、大きいものを用いることが望まれる。その方が熱効
率を上げることができ、気化室60から点火手段131
までの通路をより加熱することができるため、この間で
点火を容易とすることができる。
円弧を持つものであると言えるが、これに代わって図4
1(b)の様な180°以上の円弧を持つ電気ヒータを
活用することも推奨される。
の位置として外側燃焼壁41から二列目の炎孔列であっ
てその中央を選定した。この選定理由は、気化室60に
最も近い位置を選んだものであって推奨される。しかし
ながら燃焼装置の構造によっては、当該部位に点火線を
設けることができない場合もあるので、他の推奨される
候補を挙げておく。
の様に、一部に炎孔が欠落した炎孔欠落部157がある
場合であれば、炎孔欠落部157の基端部から送風機の
回転方向に向かって45°以内の範囲が推奨される。最
も推奨される位置は、炎孔欠落部157を含む炎孔列1
52であって、送風機の回転方向の開始点に相当する部
位である。炎孔ベースが四角形である場合、炎孔欠落部
157は多くの場合、長辺又は短辺の中央部に設けられ
るから、炎孔ベースをX−Y軸に沿って90°ごとに4
区分したとき、炎孔欠落部157を含む区画であって且
つ送風機の回転方向の開始点に相当する区画内に点火線
131を設けることが望ましい。
燃焼部の面に対して垂直方向に回転軸を有する送風機を
備えた燃焼装置では、送風が送風機の回転方向に旋回す
る。そのため図45に示すように、送風機の回転方向の
開始点に相当する部位に点火すると、火は送風の旋回に
乗って旋回状に移動し、順次隣接する炎孔に火が移り、
火移り性能が良好である。
157を持つ燃焼装置154は、全体形状を長方形に設
計し易く、燃焼装置の奥行きを小さくすることができる
効果がある。また図44に示す様な部分的に炎孔欠落部
157を持つ燃焼装置154では、炎孔が略「コ」の字
状に分布し、炎孔が存在しない部位からヒータの引き出
し線165を外部に引き出すことができる。即ち燃焼装
置154は、図45の様に火炎を上向きに発生させるも
のであり、気化室160を加熱する電気ヒータ161
は、気化室160の根元部分に内蔵されている。そして
電気ヒータ161のリード線162は、炎孔ベース16
3表面上に存在する炎孔欠落部157に配され、図44
の様に外部に引き出される。
ータ161のリード線を引き出す際の工作が容易であ
る。即ち図2に示した構成であれば、電気ヒータのリー
ド線は炎孔ベース36に設けられた開口170,171
から空気量調節部5側に引き出さざるをえない。そのた
め空気量の分布にばらつきが生じるといった懸念がある
が、図44,45に示す構造によると、このような問題
は生じない。そのため一定の品質を確実に保つことがで
きる。
35及び第2分流部材39の双方にステンレススチール
を採用したが、炎孔ベース36と接する側の第2分流部
材39は、アルミニウム等の熱伝導率の良いものを採用
する場合もある。即ち第2分流部材39には補助加熱ヒ
ータ109が接し、第2分流部材39を介して炎孔ベー
ス36側が加熱されるから、補助加熱ヒータ109から
の熱が円滑に伝わるように、第2分流部材39に熱伝導
率の良いものを採用する場合がある。
た燃焼装置1は、火炎を下向きに発生させるものとして
説明し、図44,45に示した燃焼装置154では、火
炎を上向きに発生させるものとして説明した。しかしな
がら例えば図3に示した燃焼装置1を上向きに使用して
もよく、逆に図44,45に示した燃焼装置154を下
向きに使用してもよい。ここで図2に示す燃焼装置1を
火炎が上向きに発生する様に使用した場合の特有の効果
について付言する。図2に示す燃焼装置では、図46
(a)に示すように気化室60の内面158は、炎孔ベ
ースの開口面153よりも内側に位置する。そのため万
一、燃料の気化が十分に行なわれず、液状の燃料が気化
室60の内面を伝い落ちたとき、燃料が気化室60と炎
孔ベース36の開口面153との間の段の部分に溜まる
ことがない。また液体状の燃料が燃焼部7側に滲み出る
こともない。そのため図2に示す燃焼装置は、安全性が
高い。
ス36の中央の開口82の周囲に環状に突起壁165を
設け、当該突起壁165の内周側に気化室60の外周面
を嵌合させる構造とすると、燃料の漏れをより完全に阻
止することができる。
は、着火に要する時間が短く、使い勝手が良いという効
果がある。特に請求項1,2に記載の燃焼装置では、気
化室は断熱材を介して炎孔ベースに取り付けられている
ので気化室の熱が炎孔ベース側に逃げにくく、気化器の
昇温が早い。そのため本発明の燃焼装置は、着火準備に
要する時間が短く、早期に使用することができる効果が
ある。
部材は気化室と別体であるからヒータが断線する等の故
障がある場合、ヒータだけを取り替えれば足り、メンテ
ナンスが容易である。
供給筒を加熱する補助加熱ヒータ部材を有し、気化部に
供給される空気が加熱される。そのため本発明の燃焼装
置は、早期にガス化した燃料を噴射させることができ、
着火準備に要する時間が短い。
ータ部材は、円弧状部を有し、空気供給筒の外周部又は
空気供給筒と連通する筒体の外周部と接している。その
ため補助加熱ヒータと空気供給筒との接触面積が大き
く、熱伝達の効率が高い効果がある。
気供給筒の端面にフランジ部が設けられており、補助加
熱ヒータは、このフランジ部に取り付けられているの
で、補助加熱ヒータと空気供給筒との接触面積が大き
く、熱伝達の効率が高い効果がある。
加熱ヒータは熱伝導性が良好なシール部材を介して取り
付けられている。そのため補助加熱ヒータから空気供給
筒への熱伝達効率が高い。
省略部を利用してヒータ部材の導線を外部に引き出すの
で、構造が簡単となるという効果がある。
ガスの流れが円滑になるという優れた効果がある。
ある。
図である。
図である。
成を示す斜視図である。
図である。
図である。
側板状部材の正面図である。
動側板状部材の正面図である。
面図であり、開口を開いた状態を示す。
面図であり、開口を閉じた状態を示す。
面図である。
面図である。
面図である。
側(気体流路側)の図面である。
面である。
辺であって気化室を取り除いた状態を下側から見た平面
図である。
図である。
の正面図及び平面図である。
流路側の構成を説明する説明図である。
視図である。
せ構造を天地逆にして作図した斜視図である。
面斜視図である。
ある。
を下側から見た斜視図である。
示し、(a)はその正面図、(b)はそのA−A断面図
を示し、(c)は内蔵されるヒータの正面図を示す。
び底面図である。
ある。
面図及びそのA−A断面図である。
の上面側(気体流路側)及び熱伝達部材の図面である。
ス周辺であって気化室を取り除いた状態を下側から見た
平面図である。
の断面図である。
との関係を示す説明図及びその変形例を示す説明図であ
る。
示す断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 加熱機能を備えた気化室を有し、当該気
化室内で液体燃料を気化して燃料ガス化する気化部と、
炎孔ベースを備え、炎孔ベースは板状であってその表面
側に燃料ガスを噴射する炎孔を平面的に分布させ、前記
気化部で生成した燃料ガスが炎孔ベースを通って炎孔か
ら噴射される燃焼装置において、前記気化室は断熱材を
介して炎孔ベースに取り付けられていることを特徴とす
る燃焼装置。 - 【請求項2】 気化室を加熱するヒータ部材を備えるこ
とを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。 - 【請求項3】 ヒータ部材は気化室と別体であり、気化
室の一部又は気化室と接する部材に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃焼装置。 - 【請求項4】 気化室を備え、当該気化室内で液体燃料
を気化して燃料ガス化する気化部と、気化室の近傍にあ
って気化室に空気を供給する空気供給筒と、炎孔ベース
を備え、炎孔ベースは板状であってその表面側に燃料ガ
スを噴射する炎孔を平面的に分布させ、前記気化部で生
成した燃料ガスが炎孔ベースを通って炎孔から噴射され
る燃焼装置において、空気供給筒を加熱する補助加熱ヒ
ータ部材を有することを特徴とする燃焼装置。 - 【請求項5】 補助加熱ヒータ部材は、円弧状部を有
し、空気供給筒の外周部又は空気供給筒と連通する筒体
の外周部と接していることを特徴とする請求項4に記載
の燃焼装置。 - 【請求項6】 空気供給筒は端面にフランジ部が設けら
れ、補助加熱ヒータ部材は空気供給筒のフランジ部に取
り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の燃
焼装置。 - 【請求項7】 補助加熱ヒータは熱伝導性が良好なシー
ル部材を介して取り付けられていることを特徴とする請
求項4,5,6のいずれかに記載の燃焼装置。 - 【請求項8】 炎孔ベースの中央に気化室が設けられ、
炎孔ベースには一つの辺部の一部と気化室取付け部を結
ぶ領域に炎孔省略部が設けられ、ヒータ部材の導線は当
該炎孔省略部の内側を通って外部に導かれていることを
特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の燃焼装
置。 - 【請求項9】 気化室は周面と、天面又は底面を有し、
炎孔ベースには気化室に繋がる開口が設けられ、気化室
はその内面が炎孔ベースの開口面よりも内側に位置する
様に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至
6のいずれかに記載の燃焼装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-04-26 JP JP2001130307A patent/JP4853693B2/ja not_active Expired - Fee Related
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