JP2002327768A - スイングアーム用転がり軸受装置 - Google Patents

スイングアーム用転がり軸受装置

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JP2002327768A
JP2002327768A JP2001135968A JP2001135968A JP2002327768A JP 2002327768 A JP2002327768 A JP 2002327768A JP 2001135968 A JP2001135968 A JP 2001135968A JP 2001135968 A JP2001135968 A JP 2001135968A JP 2002327768 A JP2002327768 A JP 2002327768A
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JP
Japan
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spacer
fixed
swing arm
bearing device
rolling bearing
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Application number
JP2001135968A
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English (en)
Inventor
Norihiro Aoki
則広 青木
Norikazu Kitagawa
乃一 北川
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハウジングを使用しない転がり軸受装置におい
て、軸受に外力が作用しても予圧が変化せず、剛性の変
化が少なく、しかも低コストであることを特徴とするス
イングアーム用転がり軸受装置を提供することである。 【解決手段】軸5に二個の玉軸受1,1がアキシアル方
向に予圧をもって組み立てられた後、該二個の玉軸受
1,1と、該玉軸受1,1の外輪3,3間に介在した間
座4とを接着によって固定する。そして、その外輪3,
3の外径面3b,3bと間座の外径面4bをスイングア
ーム内径面6aに接着固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ディス
ク装置などにおけるスイングアーム用軸受装置のよう
に、高速で微小揺動する部位に使用される転がり軸受装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来のスイングアーム用軸受装
置を図4に基いて説明する。従来のスイングアーム用軸
受装置では、グリースが密封された玉軸受100,10
0の二個に予圧をかけて使用されている。この従来技術
では、内輪内径面101および外輪外径面102の計四
箇所に接着剤が塗布され、軸200およびハウジング3
00に接着固定されているか、あるいは接着剤を用いず
に圧入固定されている。そして、上記のように組立てら
れた軸受装置のハウジング300の外径面301に接着
剤を塗布し、ボイスコイルモータ(VCM:Voice Coi
l Motor)が取り付けられたEブロック(スイングアー
ム)400に接着固定、あるいは接着剤を用いずにボル
ト止めで固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、磁気ディスク装
置はますます高密度化が要求されている。このため、デ
ィスクに信号を記録するトラックの幅はますます狭くな
ってきており、目標トラックへのアクセスの高速化と位
置決め性能の高精度化が要求されている。このため、ス
イングアームを支持する玉軸受には、制御の高速化と高
精度化を満たすために、剛性の変化が少ないことが求め
られている。また、装置の低コスト化にともない、玉軸
受ユニットには低コスト化が求められている。そこで従
来、スイングアーム用の玉軸受装置では、このような低
コスト化のために、ハウジングをなくして二個の外輪間
には間座が挟み込まれ、外輪および間座の外径面に接着
剤を塗布し、ボイスコイルモータ(VCM)が取り付け
られたEブロックに固定している。しかし、このように
外輪と間座をEブロックへ取付け固定する時、接着剤固
化時に生じる接着収縮により、軸受の外輪や間座に大き
な力が作用して軸受および間座が傾き、予圧が変化する
という問題があった。
【0004】そこで本発明は、ハウジングを使用しない
転がり軸受装置において、軸受に外力が作用しても予圧
が変化せず、剛性の変化が少なく、しかも低コストであ
ることを特徴とするスイングアーム用転がり軸受装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、軸に固定された二個の
転がり軸受または二個の転がり軸受と間座がスイングア
ーム内径にハウジングを介さず固定されるスイングアー
ム用転がり軸受装置であって、アキシアル方向に予圧を
もって軸に組み立てられている二個の転がり軸受の外輪
同士が固定され、または二個の転がり軸受の間に介在さ
れた間座と少なくとも一方の転がり軸受の外輪とが固定
されていることである。
【0006】上記外輪同士の固定または間座と外輪との
固定は、接着または機械的接合によってなされている。
上記機械的接合とは、例えば間座の一端を、外輪の内径
面に圧入固定してなること、あるいは間座と外輪とを螺
着固定してなる構成をいう。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明転がり軸受装置の一
実施形態を図に基づいて説明する。なお、本実施形態
は、本発明の一実施形態にすきず何等これらに限定解釈
されるものではない。
【0008】図1に本発明の第一実施形態を示す。本実
施形態では、グリースが密封された玉軸受1,1二個に
アキシアル方向の予圧をかけて軸(固定軸)5に組み込
まれ、内輪2,2の内径面2a,2aの二箇所に接着剤
が塗布されて軸5に接着固定されている。上記二個の玉
軸受1,1の外輪3,3間には間座4が挟み込まれてお
り、間座4の両端面4a,4aには、接着剤が塗布され
て二個の外輪3,3と接着固定されている。なお、転が
り軸受1、間座4、軸5は、適宜使用態様に応じて最適
なものが選択され、特に限定解釈されないため図面では
概略を示すものとした。特に限定されるものではない
が、軸受1の材質は、例えばステンレス鋼または軸受鋼
などが用いられ、間座4の材質は、例えばステンレス鋼
などが用いられる。また、間座4は、その少なくとも一
端面4aに接着剤を塗布して一方の外輪3と接着固定さ
れているものであればよく、これによって間座4と外輪
3の少なくとも一端は固定化される。間座4の径方向の
位置決めは、特に限定されないが、例えば間座4の少な
くとも一方の端面4aに段付き部(図示せず)を突設
し、該段付き部を外輪3のシール溝に挿入することによ
って行ってもよい。該段付き部は周方向に連続して環状
に設けてもよく、断続的に設けてもよい。また、軸5と
内輪2は本実施形態では接着をもって説明するが、圧入
によって組み立てられてもよく本発明の範囲内である。
外輪3と間座4との接着剤による接合は、軸受1が所定
のアキシアル方向の予圧にて、軸5及び間座4と組み込
まれた後、外輪3と間座4を接着してもよい。従って、
本実施形態の転がり軸受装置を、例えば、軸5に対して
回転可能に支持されているHDD(Hard Disk Driv
e)等の磁気ディスク装置用スイングアーム(Eブロッ
ク)6に固定する場合は、外輪外径面3bおよび間座外
径面4bに接着剤を塗布し、ハウジングを介することな
くアーム6の内径面6aに直接接着固定する。また、ス
イングアーム6は特に図示形態に限定解釈されるもので
はなく、本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
【0009】図2は、本発明の第二実施形態を示す。本
実施形態は二個の玉軸受1,1の外輪3,3間に間座を
介在せず、外輪3,3同士を固定する実施の一形態であ
る、本実施形態の場合は外輪3,3の端面3c,3c同
士が接着固定されている。図中7は接着部分を示す。接
着部分7は、特に限定されず本発明の範囲内で設計変更
可能である。その他の構成は第一実施形態と同様である
ため説明は省略する。
【0010】図3は、本発明の第三実施形態を示す。本
実施形態は第一実施形態と同様に二個の玉軸受1,1の
外輪3,3間に間座4を介在する実施の形態であるが、
間座4と外輪3,3との固定に接着剤を用いず機械的接
合によって固定する実施の一形態である。本実施形態で
は、間座4は、外輪内径3bに圧入固定されている。例
えば、両者の機械的接合方法の一実施形態を説明する
と、本実施形態によれば、間座の両端4a,4aに段付
き部4c,4cを突設し、該段付き部4c,4cを外輪
3,3の内径面3a,3aに圧入固定することによって
外輪3,3と間座4を固定するものとした。該段付き部
4cは周方向に連続して環状に設けてもよく、断続的に
設けてもよい。また、機械的接合方法として、その他の
構成が本発明の範囲内で適宜選択適用可能であり、例え
ば外輪内径面3aと間座4の段付き部4cにねじ溝(図
示せず)を付けて両者を螺着接合して固定するものとし
てもよい。その他の構成は第一実施形態と同様であるた
め説明は省略する。
【0011】
【発明の効果】本発明によると、上述の通りの構成とし
たことで、転がり軸受装置部品のハウジングを使用しな
い軸受装置において、軸受に外力が作用しても予圧が変
化せず、剛性の変化低減化することができたため、位置
決め制御の高速化と高精度化を満たすことが出来、しか
も低コストであるスイングアーム用転がり軸受装置が提
供し得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明転がり軸受装置の第一実施形態を示す使
用状態の断面図。
【図2】第二実施形態の一部を断面して示す断面図。
【図3】第三実施形態の一部を断面して示す断面図。
【図4】従来技術の使用状態の断面図。
【符号の説明】
1:玉軸受 2:内輪 3:外輪 4:間座 5:軸 6:スイングアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J017 AA01 AA02 AA05 CA04 CA06 DA01 DB01 DB07 DB09 3J101 AA02 AA42 AA52 AA63 AA81 BA71 BA77 EA03 EA06 EA51 FA15 FA41 FA44 FA55 GA53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸に固定された二個の転がり軸受または二
    個の転がり軸受と該外輪間に介在された間座がスイング
    アーム内径にハウジングを介さず固定されるスイングア
    ーム用転がり軸受装置であって、アキシアル方向に予圧
    をもって軸に組み立てられている二個の転がり軸受の外
    輪同士が固定され、または二個の転がり軸受の間に介在
    された間座と少なくとも一方の転がり軸受の外輪とが固
    定されていることを特徴とするスイングアーム用転がり
    軸受装置。
  2. 【請求項2】外輪同士の固定または間座と外輪との固定
    が、接着または機械的接合によってなされていることを
    特徴とする請求項1に記載のスイングアーム用転がり軸
    受装置。
  3. 【請求項3】間座の一端を、外輪の内径面に圧入固定し
    て機械的接合としたことを特徴とする請求項2に記載の
    スイングアーム用転がり軸受装置。
  4. 【請求項4】間座と外輪とを螺着固定して機械的接合と
    したことを特徴とする請求項2に記載のスイングアーム
    用転がり軸受装置。
JP2001135968A 2001-05-01 2001-05-07 スイングアーム用転がり軸受装置 Pending JP2002327768A (ja)

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US10/134,639 US20020172443A1 (en) 2001-05-01 2002-04-30 Rolling bearing unit

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010272163A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv ディスク・ドライブ
JP6420411B1 (ja) * 2017-05-31 2018-11-07 山洋電気株式会社 ファンモータ装置

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JP2010272163A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv ディスク・ドライブ
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