JP2002327693A - 密閉型回転圧縮機 - Google Patents

密閉型回転圧縮機

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JP2002327693A JP2001133488A JP2001133488A JP2002327693A JP 2002327693 A JP2002327693 A JP 2002327693A JP 2001133488 A JP2001133488 A JP 2001133488A JP 2001133488 A JP2001133488 A JP 2001133488A JP 2002327693 A JP2002327693 A JP 2002327693A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動要素の上側に油を上げないように、電動
要素の下側で油分離を確実に行うこと。 【解決手段】 電動要素102の回転子8に上下方向に
連通する複数のガス流路8aを形成し、それらのガス流
路8aの流路面積の合計を、圧縮要素101のシリンダ
の押しのけ量の合計および最大回転数に対して、下記の
関係を満たすように設定している。 〔流路面積(mm2)〕/{〔シリンダの押しのけ量合
計(mm3)〕×〔最大回転数(rps)〕}>0.0
0025

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、密閉型回転圧縮
機に関し、主に吐出ガス中の油を分離する技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば特開平9−15188
6号公報に記載のDCブラスレス電動機を搭載した密閉
型回転圧縮機(以下、単に従来例1という)を示してい
る。この密閉型回転圧縮機は、圧縮要素500Aおよび
電動要素500Bを備えている。圧縮要素500Aは、
シリンダ501、上軸受け502、下軸受け503、ク
ランク軸504、ローリングピストン505、およびベ
ーン506等により構成され、また、電動要素500B
は、固定子507および回転子508等により構成され
ている。
【0003】上記圧縮要素500Aおよび電動要素50
0Bは、密閉容器509の中に溶接や焼き嵌め等の手段
で固定されている。なお、密閉容器509内の下部には
油溜まり515が形成されている。
【0004】電動要素500Bは、固定子507の外周
部に切り欠き507aを形成するとともに、回転子50
8にその軸線に沿う方向のガス流路508aを貫通形成
してある。また、この電動要素500Bは、回転子50
8の下方および上方にそれぞれ油収集板508bおよび
油分離板508cを設けてある。
【0005】密閉容器509には、その上部中央付近に
吐出管511を配設してある。この吐出管511は、上
記油分離板508cと共に油分離作用をなす。
【0006】圧縮要素500Aは、吐出ガス噴出し口5
10aを備えた吐出マフラー510をその上部に設けて
ある。なお、吐出マフラー510を設けない場合には、
通常、吐出ガス噴出し口510aは上軸受け502に設
けられる。
【0007】つぎに、動作について説明する。電動要素
500Bが発生する回転力は、クランク軸504を介し
て圧縮要素500Aに伝えられ、これにより、この圧縮
要素500Aが圧縮仕事を行う。この圧縮仕事により得
られる高圧のガスは、吐出ガス噴出し口510aより密
閉容器509内に吐出される。この吐出ガス中には、ミ
スト状の油が大量に含まれている。このガスは、油収集
板508bにより回転子508の内側に集められた後、
回転子508のガス流路508aを通ってこの回転子5
08の上部に達する。ガス流路508aを通過した上記
ガスは、上記油分離板508cに衝突し、その結果、こ
のガスに含まれた油が分離されて遠心方向に飛ばされ
る。
【0008】油が分離されたガスは、油密度の最も低い
回転中心上から上記吐出管511を通って密閉容器50
9外に吐出される。一方、油分離板508cによって遠
心方向に分離された油は、固定子507の外周部に設け
られた切り欠き507aや巻き線部507bを通って電
動要素500Bの下側に戻る。
【0009】図13は、実開昭64−47991号公報
に記載された密閉型回転圧縮機(以下、単に従来例2と
いう)を示す断面図である。この密閉型回転圧縮機は、
電動機としてインダクション電動機が使用されているも
のの、前述した従来例1の密閉型回転圧縮機とほぼ類似
した構成を有する。そこで、図13においては、従来例
1の密閉型回転圧縮機の構成要素に対応する要素に共通
する符号を付してある。
【0010】この密閉型回転圧縮機は、回転子の上側に
設けられる油分離手段の構成において従来例1の密閉型
回転圧縮機と異なる。すなわち、この密閉型回転圧縮機
は、カップ状の油分離板508cを設け、この油分離板
508cの天井部周縁に設けた孔からガスを吐出させる
ようにしている。
【0011】なお、図13中には、固定子507の外周
側に切り欠き等の油戻し流路(従来例1の切り欠き50
7aに相当)が示されていない。しかし、油分離手段が
回転子の上側に位置していることからして、固定子50
7の外周側には分離された油を戻すための流路は必ず必
要である。したがって、図13では、本来描くべき上記
油戻し流路が省略されている。
【0012】実開昭63−119888号および特開平
4−128591号公報には、回転子吐出流路を持った
構成および電動要素の下側での油分離手段が示され、か
つ密閉型回転圧縮機内の油面が上昇した時の吐出流路内
への油の進入を防止する手段が示されている。しかし、
これらの手段は、吐出ガス中の油の大部分を回転子のガ
ス流路内に導くように構成されているので、吐出ガス中
の油を分離するものではない。それ故、後述する本発明
にかかる密閉型回転圧縮機の遮蔽板とはその機能が異な
る。
【0013】ちなみに、本発明にかかる密閉型回転圧縮
機の遮蔽板は、上記先行技術に記載の遮蔽板の機能、つ
まり、油面が上昇した時の吐出流路内への油の進入を防
止する機能を有しておらず、また構成においても、上記
先行技術の遮蔽板が円筒状をなしているのに対して、平
板状をなしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来例1,2の密閉型
回転圧縮は、主に電動要素500Bの上側で油分離を行
うように構成されているので、固定子507の外周部に
切り欠き507a等の油戻りのための流路を確保する必
要がある。
【0015】上記油戻りのための流路を設けると、固定
子507を密閉容器509に焼き嵌めした際に、固定子
507の外径部が密閉容器509から不均一な力を受け
る。このため、固定子507が不均一に変形してその内
径部の真円度が悪化し、その結果、モーター効率の低下
や電磁騒音を引き起こす。
【0016】また、従来例1,2の密閉型回転圧縮機の
構造では、密閉容器509に取り付けられた吐出管51
1が密閉容器509内部において回転中心に開口してい
なければならない。このため、吐出管511に直管を使
用した場合は、この吐出管511の配設位置が密閉容器
509の中心部に制約されて、ユニットでの配管がしに
くくなる。
【0017】なお、吐出管に曲がりパイプを用いて、こ
の吐出管の密閉用機内での開口部を電動要素の回転中心
近傍に位置させている例もある。しかし、このような吐
出管は、密閉容器に取り付ける際に、密閉容器の内側よ
り通さなければならないので、その取付作業に手間を要
し、これはコストアップの原因になる。また、吐出管の
密閉容器外の部分に拡管部を設けることができないの
で、ユニット配管側で配管の挿入長さの位置決めをしな
ければならないという不都合もある。
【0018】一方、上記のように吐出管511の開口部
を回転中心に配置する場合には、該吐出管511と密閉
容器509の上部にある給電用のガラス端子516との
干渉を避ける必要がある。しかし、密閉容器509の外
径が小さく設定されている場合には、上記干渉の回避が
非常に困難になるという問題がある。
【0019】なお、上記ガラス端子516を密閉容器5
09の側面に配置することも考えられる。しかし、その
ようにすると、ガラス端子516の位置の低下分だけ密
閉容器509の高さを大きくしなければならないので、
コストの上昇を招くとともに、コンパクト性が損なわれ
ることになる。
【0020】この発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、固定子外周部の切り欠き部の廃止を実現することが
でき、かつガス吐出管取り付けの自由度を確保するため
に必要な電動要素の下側の空間での油分離を確実に行う
ことができる密閉型回転圧縮機を得ることを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる密閉型回転圧縮機は、上下軸受け
により支持されたクランク軸を回転させることによって
圧縮仕事を行い、この圧縮仕事によって得られる高圧ガ
スをその上側の空間に吐出する圧縮要素と、この圧縮要
素の上側に位置し、固定子および前記クランク軸に連結
された回転子を有する電動要素と、前記圧縮要素と電動
要素を収容し、かつ下側に油溜まりを設けた密閉容器
と、を備えた密閉型回転圧縮機であって、前記電動要素
の回転子に上下方向に連通する複数のガス流路を形成
し、それらのガス流路の流路面積の合計を、前記圧縮要
素部のシリンダの押しのけ量の合計および最大回転数に
対して、下記の関係を満たすように設定したことを特徴
とする。 〔流路面積(mm2)〕/{〔シリンダの押しのけ量合
計(mm3)〕×〔最大回転数(rps)〕}>0.0
0025
【0022】この発明によれば、前記回転子に設けられ
る各ガス流路の流路面積の合計が上記関係を満たすよう
に設定されるので、これらのガス流路内におけるガス流
速が低下して、油溜まりからの油の巻き上げ量が低減さ
れる。
【0023】つぎの発明にかかる密閉型回転圧縮機は、
上記の発明において、前記圧縮要素における前記油溜ま
りの上側となる部分に、この油溜まりの上方を覆いうる
大きさを有する遮蔽板を設け、前記圧縮要素からの吐出
ガスを前記遮蔽板の上側に吐出するように構成したこと
を特徴とする。
【0024】この発明によれば、上記遮蔽板の遮蔽作用
によって油面への吐出ガスの流れの影響が低減される。
【0025】つぎの発明にかかる密閉型回転圧縮機は、
上記の発明において、前記電動要素の回転子の下側端面
から前記クランク軸に対して同心状となるように筒状部
を突出させたフェンス部材を更に備え、この筒状部は、
前記電動要素の回転子に形成された複数のガス流路がそ
の内部空間に開口しないように、かつ、前記上軸受けの
ボス部が前記内部空間に位置されるようにその形状が設
定され、前記クランク軸に設けられたガス抜き穴より噴
出される油を前記筒状部の内周面と前記ボス部の外周面
との間を介して流下させるようにしたことを特徴とす
る。
【0026】この発明によれば、上記クランク軸のガス
抜き穴より噴出された油がフェンス部材の筒状部の内側
に溜って流下し、筒状部最下端より遠心力で外側に飛ば
される。
【0027】つぎの発明にかかる密閉型回転圧縮機は、
上記の発明において、前記電動要素の回転子の下側端面
に対して所定の隙間をおいて取付けられた円板と、前記
クランク軸に対して同心状となるように前記円板の下側
端面から下方に突出させた筒状部とを有するフェンス部
材を更に備え、前記筒状部は、前記上軸受けのボス部が
前記内部空間に位置されるように、かつ下端のみが開口
するようにその形状が設定され、前記クランク軸に設け
られたガス抜き穴より噴出される油を前記筒状部の内周
面と前記ボス部の外周面との間を介して流下させるよう
にしたことを特徴とする。
【0028】この発明によれば、回転子に形成されたガ
ス流路に達する吐出ガスがフェンス部材の円板の上端面
と回転子の下端面の間の隙間を通り、その際、回転子の
下端面とフェンスの円板の上端面の双方と干渉する。
【0029】つぎの発明にかかる密閉型回転圧縮機は、
上記の発明において、前記電動要素の回転子の下側端面
に対して所定の隙間をおいて取付けられた円板と、前記
クランク軸に対して同心状となるように前記円板の下側
端面から下方に突出させた筒状部と、前記円板の上側面
にバランスウエイト部を形成したフェンス部材を更に備
え、前記筒状部は、前記上軸受けのボス部が前記内部空
間に位置されるように、かつ下端のみが開口するように
その形状が設定され、前記クランク軸に設けられたガス
抜き穴より噴出される油を前記筒状部の内周面と前記ボ
ス部の外周面との間を介して流下させるようにしたこと
を特徴とする。
【0030】この発明によれば、フェンス部材にバラン
スウエイトを一体化させ、かつこのバランスウエイトを
フェンス部材の円板よりも上側に設けているので、回転
体の最下端の形状に凹凸を生じることがない。したがっ
て、電動要素の下側におけるガスの回転流の増大が防止
されて、油面の作用する巻き上げ力が減少する。
【0031】つぎの発明にかかる密閉型回転圧縮機は、
上記の発明において、前記圧縮要素における前記油溜ま
りの上側となる部分に、この油溜まりの上方を覆いうる
大きさを有し、かつ上面側に上記フェンス部材の筒状部
の下端部を収容する筒状部を備えた遮蔽板を配設したこ
とを特徴とする。
【0032】この発明によれば、フェンスの筒状部の内
側を通る油が遮蔽板の下側まで確実に導かれるので、分
離された油が吐出ガスの回転流によりフェンス部材の筒
状部側に巻き上げられることがない。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる密閉型回転圧縮機の好適な実施の形態を詳
細に説明する。
【0034】実施の形態1.この発明の実施の形態1で
ある密閉型回転圧縮機は、図1に示すように、圧縮要素
101と電動要素102とを有する。圧縮要素101
は、シリンダ1、上軸受け2、下軸受け3、クランク軸
4、ローリングピストン5およびベーン6により構成さ
れ、また、電動要素102は、固定子7および回転子8
により構成されている。なお、圧縮要素101および電
動要素102は、密閉容器9の中に溶接や焼き嵌め等の
方法で固定されている。また、図1中の矢印は、ガスお
よび冷媒の流れを示す。電動要素102の構成要素であ
る固定子7は、その外周部に切り欠き部や、固定子ガス
流路を備えていない。一方、回転子8は、回転子ガス流
路8aを設けてある。
【0035】図2は、回転子8内のガス流路8aの構成
例を示している。この例では、4つのガス流路8aが設
けられている。これらのガス流路8aの面積の合計は、
圧縮要素101のシリンダ1の合計押しのけ量および最
大回転数に対して以下のように設定されている。 〔流路面積(mm2)〕/{〔シリンダの押しのけ量合計(mm3)〕×〔最大回 転数(rps)〕}>0.00025 …(1)
【0036】なお、この実施の形態1では、回転子8を
固定するためのリベット14を避けるように90度ピッ
チでガス流路8aを設けているが、上式を満たすような
流路面積が確保できれば、ガス流路8aの配設個数は4
より少なくても良い。
【0037】つぎに、この密閉型回転圧縮機の動作につ
いて説明する。電動要素102により発生した回転運動
は、クランク軸4により圧縮要素101に伝えられ、そ
の結果、この圧縮要素101が圧縮仕事を行う。そし
て、この圧縮仕事によって得られた高圧のガスは、圧縮
要素101の吐出ガス吹出口10より密閉容器9内に吐
出される。この高圧ガスは、回転子8内に形成された上
記ガス流路8aおよび固定子7と回転子8との間の隙間
等を通って電動要素102の上側の空間に移動し、密閉
容器9の上部に取り付けられた吐出管11により密閉型
回転圧縮機外部へ送られる。
【0038】電動要素102の下側のガスは、以下の3
つの原因により多量の油を含んでいる。 原因1 圧縮要素101内では、メカ部品の潤滑や隙間のシール
のために油を供給している。この油が吐出ガス吹出口1
0より噴出される際にガスに含まれて密閉容器内に流出
する。 原因2 クランク軸4における上軸受け2と回転子8との間の部
位に設けられたガス抜き穴4aよりガスと共に油が流出
する。 原因3 吐出ガスの流れに伴い、油溜まり15から油が巻き上げ
られる。
【0039】この実施の形態1においては、上記の3つ
の原因によってガス中に混入する油を減少するため、回
転子8のガス流路8a内におけるガス流速を低下させ
て、油溜まり15からの油の巻き上げ量を低減してい
る。
【0040】図3は、上記ガス流路8aを通過するガス
量(∝シリンダ押しのけ量×回転数)とこのガス流路8
aの断面積との比率と、油上がり量との関係を示したも
のである。この図より、この比率が0.00025以下
では急激に油上がり量が増加することが理解される。し
たがって、油の巻上げ量を一定レベル(限界値)以下に
するためには、回転子8内のガス流路8aの面積を上記
式(1)を満足するように設定すればよい。
【0041】そして、上記の比率を0.0003以上に
設定すれば、製品のばらつき等による影響が吸収される
とともに、油上がり量が更に低減するので、信頼性が一
層向上する。
【0042】しかし、上記のような構成を採用しても、
電動要素102の下側における吐出ガス中の油の密度は
高い。この油は、回転子8内に設けられたガス流路8a
を通過する時に分離される。すなわち、ガス流路8aは
回転子8と共に回転するので、吐出ガスがガス流路8a
に入る過程において回転子8の下側端面との干渉が発生
し、この際、吐出ガス中に含まれる油が分離されて回転
子8の下側端面に付着する。
【0043】このようして分離された油は、図1に矢印
で示したように、遠心力によって回転子8の外周側に移
動し、固定子7の巻線部7bおよび密閉容器9の内径部
に飛ばされ、巻線部7bより圧縮要素101側へ滴下、
または密閉容器9の壁面を伝わって圧縮要素101側へ
戻り、更に上軸受け2のシート面に形成された穴部を通
過して油溜まりに戻る。
【0044】従って、回転子8内に形成されたガス流路
8a内には油が分離された後のガスのみが通過すること
になり、電動要素102の上側の空間では油の濃度が低
減される。これにより、吐出管11より密閉容器9外に
吐出されるガスの油含有率も低減されることになる。
【0045】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2である密閉型回転圧縮機の構成を示す。この密閉
型回転圧縮機は、上軸受け2のボス部に遮蔽板12を追
加し、圧縮要素101の吐出ガス吹出口10の上端を上
記遮蔽板12の上側に位置させた点において上記実施の
形態1の密閉型回転圧縮機と構成が異なる。なお、遮蔽
板12の外径は、密閉容器9の内径より若干小さくなる
ように設定されている。
【0046】つぎに、この実施の形態2にかかる密閉型
回転圧縮機の動作について説明する。実施の形態1の密
閉型回転圧縮機では、回転子8のガス流路8a内のガス
流速を低減させることにより油溜まり15からの油の巻
き上げ量を低減しているが、この実施の形態2では、こ
れに加えて上記遮蔽板12を油面上に配置してある。従
って、油面に対する吐出ガスの流れの影響が少なくなっ
て、油の巻上げが抑制される。
【0047】このように、この実施の形態2によれば、
油上がりを更に低減することができるとともに、回転子
8内のガス流路8aの流路面積が実施の形態1に示した
値以下であっても、油上がりの急激な増加を抑えること
ができる。
【0048】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3である密閉型回転圧縮機の構成を示す。この密閉
型回転圧縮機は、回転子8の下側端面にフェンス13を
一体配設し、吐出ガス吹出口10を上記フェンス13の
下端よりも上方に位置させた点において上記実施の形態
1の密閉型回転圧縮機と構成が異なる。
【0049】フェンス13は、図6に示すように、円板
部13cと、この円板部13cの下側に同心状に突出す
る円筒部13bとを備えている。円板部13cは、上側
端面が回転子8の下側端面に当接し、かつ、回転子8を
上下に連通する各ガス流路8aの軸線上に該ガス流路8
aの径と同等、もしくはそれ以上の大きさの径を有する
穴部13aを貫通形成してある。
【0050】一方、円筒部13bは、その外周面が上記
回転子8に形成された複数のガス流路8aの内側に位置
するようにその外径が設定され、かつ、その内径が上軸
受け2のボス部の外径よりも大きくなるように設定され
ている。そして、円筒部13bは、下側端面が上記上軸
受け2のボス部上端よりも下側に位置するように、該ボ
ス部の上端部を覆っている。
【0051】つぎに、この実施の形態3にかかる密閉型
回転圧縮機の動作について説明する。実施の形態1で
は、クランク軸4のガス抜き穴4aより噴出される油に
対しての分離手段を特に設けていないが、この実施の形
態3では、この分離手段として上記フェンス13を設け
ている。
【0052】上記クランク軸4のガス抜き穴4aより噴
出された油は、フェンス13の内側に溜まり、フェンス
13の円筒部13bの最下端より遠心力で外側に飛ばさ
れる。更に、吐出ガス吹出口10がフェンス13の円筒
部13bの下端よりも上側に配置されているため、この
円筒部13bの下端より遠心力で飛ばされた油を吐出ガ
スが再度巻き上げることがない。この結果、回転子8に
達する油が少なくなる。
【0053】この実施の形態3によれば、回転子8内に
形成されたガス流路8a付近に達する吐出ガスの油密度
が一層低くなる。つまり、油上がりが更に低減する。
【0054】実施の形態4.図7は、この発明の実施の
形態4である密閉型回転圧縮機の構成を示す。この密閉
型回転圧縮機は、フェンス13の構成においてのみ実施
の形態3の密閉型回転圧縮機と相違している。この実施
の形態4におけるフェンス13の構成は、図8に拡大し
て示されている。このフェンス13は、図6に示すガス
流通用の穴部13aを円板部13cに設けていない点
と、円筒部13bの内空間と円板部13cの上側とがク
ランク軸4によって隔絶される点と、円板部13c上側
端面と回転子8の下側端面とが一定の隙間を形成するよ
うに回転子8に取り付けてある点とにおいて前記実施の
形態3のフェンスと相違している。
【0055】つぎに、この実施の形態4にかかる密閉型
回転圧縮機の動作について説明する。この密閉型回転圧
縮機では、回転子8に形成されたガス流路8aに達する
吐出ガスがフェンス13の円板部13cの上端面と回転
子8の下端面の間の隙間を通り、その際、回転子8の下
端面とフェンス13の円板部13cの上端面の双方と干
渉して、含有油分が効率的に分離される。また、分離さ
れた油は、回転子8の遠心力により固定子7の巻線部7
bおよび密閉容器9の内周部側に飛ばされて、巻線部7
bより圧縮要素101側へ滴下、または密閉容器9の内
壁面を伝わって圧縮要素101側へ戻り、更に、上軸受
け2のシート面に形成された穴部を通過して油溜まり1
5に戻る。
【0056】従って、この実施の形態4によれば、回転
子8内に形成されたガス流路8a付近での油の分離作用
が実施の形態3におけるそれに比して一層強くなって、
油上がりが更に低減する。
【0057】実施の形態5.図9は、この発明の実施の
形態5である密閉型回転圧縮機の構成を示す。この密閉
型回転圧縮機は、フェンス13の構成においてのみ前記
実施の形態3の密閉型回転圧縮機と相違している。
【0058】図10(a)および(b)は、この実施の
形態5におけるフェンス13の上面側および下面側の形
状をそれぞれ示す斜視図である。このフェンス13は、
円筒部13bの内空間が円板部13cの上側と連通しな
い点と、円板部13cの上側に該円板部の径と同等の外
周径を有する上側円筒部13dを備えている点と、上側
円筒部13dの内側にバランスウエイト17を設けた点
とにおいて実施の形態3のフェンスと構成が異なる。
【0059】つぎに、この実施の形態5にかかる密閉型
回転圧縮機の動作について説明する。図5に示した実施
の形態3の密閉型回転圧縮機における回転子8にバラン
スウエイトを設ける場合には、フェンス13の円筒部1
3bの下側にバランスウエイトを取り付けることにな
る。しかし、その場合、回転子8、フェンス13、バラ
ンスウェイト等により構成される回転体の最下端にバラ
ンスウエイト17による凹凸が回転子8の回転方向に形
成されるので、電動要素102の下側の空間におけるガ
スの回転流を増大する虞がある。回転流が増大すると電
動要素102の下側における吐出ガスの流速が増すの
で、油面に作用する巻き上げ力が強くなって油上がりが
増大することになる。
【0060】これに対して、この実施の形態5では、フ
ェンス13にバランスウエイト17を一体化させ、かつ
バランスウエイト17をフェンス13の円板部13cよ
りも上側に設けているので、回転体の最下端の形状に凹
凸を生じることがない。したがって、電動要素102の
下側におけるガスの回転流の増大を防止して、油面に作
用する巻き上げ力を一層減少することができる。
【0061】従って、この実施の形態5によれば、回転
子8のガス流路8a付近に達する吐出ガス中の油が実施
の形態3のそれよりも少なくなって油上がりが更に低減
する。
【0062】実施の形態6.図11は、この発明の実施
の形態6である密閉型回転圧縮機の構成を示す。この回
転密閉型回転圧縮機は、上軸受け2に遮蔽板12を取り
付けた点において実施の形態5と構成が異なる。この遮
蔽板12は、平板部12aの上側に上記フェンス13の
円筒部13bの径よりも若干大きい内径を有する円筒部
12bを備え、フェンス13の円筒部13bの下端部を
上記円筒部12bの内側に同心上に挿入させてある。な
お、圧縮要素101の吐出ガス吹出口10の上端は、遮
蔽板12の上側に位置されている。
【0063】つぎに、この実施の形態6にかかる密閉型
回転圧縮機の動作について説明する。実施の形態5にお
いては、フェンス13の円筒部13bの下端より遠心方
向に飛ばされた油が密閉容器9の壁面方向に向かうが、
その途中に介在する空間には、吐出ガス吹出口10から
回転子8方向に向かうガスの回転流が発生していること
がある。このため、上記フェンス13の下端より飛ばさ
れた油が吐出ガス流に巻き込まれて、十分な油分離効果
が得られないケースもあった。
【0064】これに対して、この実施の形態6では、フ
ェンス13の内側を通る油が遮蔽板12の下側まで確実
に導かれるので、つまり、分離された油が吐出ガスの回
転流によりフェンス13の円筒部13b側に巻き上げら
れることがないので、より高い油分離効果が得られる。
【0065】なお、図5、図7および図9に示した実施
形態においても図11に示す上記遮蔽板12を併用する
ことができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電動要素の回転子に設けられた各ガス流路の流路面
積の合計が下記の関係を満たすように設定されるので、
これらのガス流路内におけるガス流速が低下して、油溜
まりからの油の巻き上げ量が効果的に低減される。従っ
て、油を下方に戻すための固定子外周部の切り欠き部を
廃止することが可能になる。 〔流路面積(mm2)〕/{〔シリンダの押しのけ量合
計(mm3)〕×〔最大回転数(rps)〕}>0.0
0025
【0067】つぎの発明によれば、圧縮要素における前
記油溜まりの上側となる部分に、この油溜まりの上方を
覆いうる大きさを有する遮蔽板を設けているので、この
遮蔽板の遮蔽作用によって油面への吐出ガスの流れの影
響が低減される。したがって、油上がり量を更に低減す
ることができる。
【0068】つぎの発明によれば、電動要素の回転子の
下側端面からクランク軸に対して同心状となるように筒
状部を突出させたフェンス部材を備えているので、上記
クランク軸のガス抜き穴より噴出された油がフェンス部
材の筒状部の内側に溜って流下し、筒状部最下端より遠
心力で外側に飛ばされる。したがって、回転子に形成さ
れたガス流路付近に達する吐出ガスの油密度が一層低く
なる。
【0069】つぎの発明によれば、前記電動要素の回転
子の下側端面に対して所定の隙間をおいて取付けられた
円板と、前記クランク軸に対して同心状となるように前
記円板の下側端面から下方に突出させた筒状部とを有す
るフェンス部材を更に備えているので、上記回転子に形
成されたガス流路に達する吐出ガスがフェンス部材の円
板の上端面と回転子の下端面の間の隙間を通る際に、回
転子の下端面と上記円板の上端面の双方と干渉する。し
たがって、回転子に形成されたガス流路付近での油の分
離作用が一層強くなって、油上がりが更に低減する。
【0070】つぎの発明によれば、電動要素の回転子の
下側端面に対して所定の隙間をおいて取付けられた円板
と、前記クランク軸に対して同心状となるように前記円
板の下側端面から下方に突出させた筒状部と、前記円板
の上側面にバランスウエイト部を形成したフェンス部材
を更に備えているので、電動要素の下側におけるガスの
回転流の増大を防止して、油面に作用する巻き上げ力を
一層低減することができる。
【0071】つぎの発明によれば、圧縮要素における油
溜まりの上側となる部分に、この油溜まりの上方を覆い
うる大きさを有し、かつ上面側に上記フェンス部材の筒
状部の下端部を収容する筒状部を備えた遮蔽板を配設し
ているので、フェンスの筒状部の内側を通る油が遮蔽板
の下側まで確実に導かれて、より高い油分離効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である密閉型回転圧
縮機を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示す密閉型回転圧縮機の回転子の拡大
斜視図である。
【図3】 実施の形態1における回転子の流路面積と圧
縮要素部のシリンダの押しのけ量合計および最大回転数
との比率に対する油上がり量の相関を示すグラフであ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2である密閉型回転圧
縮機を示す縦断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3である密閉型回転圧
縮機を示す縦断面図である。
【図6】 実施の形態3におけるフェンスの構成を示す
斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態4である密閉型回転圧
縮機を示す縦断面図である。
【図8】 実施の形態4におけるフェンスの構成を示す
斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態5である密閉型回転圧
縮機を示す縦断面図である。
【図10】 実施の形態5におけるフェンスの構成を示
す斜視図である。
【図11】 この発明の実施の形態6である密閉型回転
圧縮機を示す縦断面図である。
【図12】 従来の密閉型回転圧縮機の一例を示す縦断
面図である。
【図13】 従来の密閉型回転圧縮機の他の例を示す縦
断面図である。
【符号の説明】 1 シリンダ、2 上軸受け、3 下軸受け、4 クラ
ンク軸、4a ガス抜き穴、5 ローリングピストン、
6 ベーン、7 固定子、7b 固定子巻線部、8 回
転子、8a ガス流路、9 密閉容器、10 吐出ガス
吹出口、11吐出管、12 遮蔽板、12a 円板部、
12b 遮蔽板の円筒部、13 フェンス、13a ガ
ス流路、13b 下側円筒部、13c 円板部、13d
上側円筒部、14 リベット、15 油溜まり、16
ガラス端子、17 バランスウェイト、101 圧縮
要素、102 電動要素。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04C 29/00 F04C 29/00 T (72)発明者 山本 隆史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA05 AB04 AC03 BD05 BG06 BH02 CA01 3H029 AA04 AA13 AB03 BB04 BB35 CC03 CC07 CC09 CC16 CC23 CC26 CC27 CC30 CC33 CC44

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下軸受けにより支持されたクランク軸
    を回転させることによって圧縮仕事を行い、この圧縮仕
    事によって得られる高圧ガスをその上側の空間に吐出す
    る圧縮要素と、前記圧縮要素の上側に位置し、固定子お
    よび前記クランク軸に連結された回転子を有する電動要
    素と、前記圧縮要素と電動要素を収容し、かつ下側に油
    溜まりを設けた密閉容器と、を備えた密閉型回転圧縮機
    であって、 前記電動要素の回転子に上下方向に連通する複数のガス
    流路を形成し、それらのガス流路の流路面積の合計を、
    前記圧縮要素部のシリンダの押しのけ量の合計および最
    大回転数に対して、下記の関係を満たすように設定した
    ことを特徴とする密閉型回転圧縮機。 〔流路面積(mm2)〕/{〔シリンダの押しのけ量合
    計(mm3)〕×〔最大回転数(rps)〕}>0.0
    0025
  2. 【請求項2】 前記圧縮要素における前記油溜まりの上
    側となる部分に、この油溜まりの上方を覆いうる大きさ
    を有する遮蔽板を設け、前記圧縮要素からの吐出ガスを
    前記遮蔽板の上側に吐出するように構成したことを特徴
    とする請求項1に記載の密閉型回転圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記電動要素の回転子の下側端面から前
    記クランク軸に対して同心状となるように筒状部を突出
    させたフェンス部材を更に備え、 前記筒状部は、前記電動要素の回転子に形成された複数
    のガス流路がその内部空間に開口しないように、かつ、
    前記上軸受けのボス部が前記内部空間に位置されるよう
    にその形状が設定され、 前記クランク軸に設けられたガス抜き穴より噴出される
    油を前記筒状部の内周面と前記ボス部の外周面との間を
    介して流下させるようにしたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の密閉型回転圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記電動要素の回転子の下側端面に対し
    て所定の隙間をおいて取付けられた円板と、前記クラン
    ク軸に対して同心状となるように前記円板の下側端面か
    ら下方に突出させた筒状部とを有するフェンス部材を更
    に備え、 前記筒状部は、前記上軸受けのボス部が前記内部空間に
    位置されるように、かつ下端のみが開口するようにその
    形状が設定され、 前記クランク軸に設けられたガス抜き穴より噴出される
    油を前記筒状部の内周面と前記ボス部の外周面との間を
    介して流下させるようにしたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の密閉型回転圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記電動要素の回転子の下側端面に対し
    て所定の隙間をおいて取り付けられた円板と、前記クラ
    ンク軸に対して同心状となるように前記円板の下側端面
    から下方に突出させた筒状部と、前記円板の上側面にバ
    ランスウエイト部を形成したフェンス部材を更に備え、 前記筒状部は、前記上軸受けのボス部が前記内部空間に
    位置されるように、かつ下端のみが開口するようにその
    形状が設定され、 前記クランク軸に設けられたガス抜き穴より噴出される
    油を前記筒状部の内周面と前記ボス部の外周面との間を
    介して流下させるようにしたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の密閉型回転圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記圧縮要素における前記油溜まりの上
    側となる部分に、この油溜まりの上方を覆いうる大きさ
    を有し、かつ上面側に上記フェンス部材の筒状部の下端
    部を収容する筒状部を備えた遮蔽板を配設したことを特
    徴する請求項3〜5のいずれか一つに記載の密閉型回転
    圧縮機。
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