JP2002327501A - 車庫等の小型木造建築物 - Google Patents

車庫等の小型木造建築物

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JP2002327501A
JP2002327501A JP2001133645A JP2001133645A JP2002327501A JP 2002327501 A JP2002327501 A JP 2002327501A JP 2001133645 A JP2001133645 A JP 2001133645A JP 2001133645 A JP2001133645 A JP 2001133645A JP 2002327501 A JP2002327501 A JP 2002327501A
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Japan
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column
connection
girder
recess
fitting
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JP2001133645A
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Masahiro Sakaguchi
政博 阪口
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KYORITSU EXCEL KK
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KYORITSU EXCEL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】木材の連結強度及び耐震性に優れ、簡単な構造
で組立作業性に優れ、作業安全性が高い小型木造建築物
の軸組立て構造及びその組立て方法の提供を目的とす
る。 【解決手段】上部に梁を側面から嵌着する梁連結凹部
と、その下部に柱の上端を嵌着する柱連結凹部と当該梁
連結凹部と略直角水平方向に桁の一端を嵌着する桁連結
凹部とを一体的に設けた連結金具にて、当該連結金具の
柱連結凹部側面連結孔を介して柱の一端をボルト及びナ
ットで固定し、桁連結凹部側面連結孔を介して桁の一端
をボルト及びナットで固定し、梁連結凹部側面連結孔か
らコーチスクリューにて梁の側部と桁の端部を連結固定
して軸組立し、上部に柱の下端を嵌着するアンカー凹部
を備えた逆略丁字型のアンカープレートを用いて柱の下
端をアンカー凹部側面連結孔を介してボルト及びナット
で固定し、アンカープレートをアンカーボルトにて土間
コンクリートに固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に木材を組立て
て造る車庫、物置又は温室等の小型木造建築物に関し、
特に簡単な構造にて容易に安全性良く組立てられ、木材
の連結部の連結強度が高く、耐震性に優れた軸組立構造
及びその組立て方法に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、この車庫等の木造建築物は土間に
柱を立て、クレーン等の重機を用いたり、多くの人数の
人の力にて梁や桁を持ち上げ、ほぞ構造、かすがいや釘
等の金物でそれぞれ固定し、その上に屋根部分の各種部
材を取り付けて組立てる下から上に向かって組立て上げ
る方法が一般的であった。
【0003】しかし、このように柱、梁及び桁等の木材
の軸連結部分が、ほぞと溝の組立構造や、かすがい又は
釘等の金物を用いた連結方法では、この連結部分に応力
が集中し、木材に震動等により割れが生じやすいという
技術的課題があった。また、土間に柱を立てその上に梁
や桁を組み上げるように、建築物の下から上に向かって
組立てる方法では高所作業が非常に多くなり、しかも軸
組立て途中の段階では木材の連結部の固定が不安定であ
り、屋根部分の組立て等の作業上の危険性が高かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実状に
鑑みて木材の連結強度及び耐震性に優れ、簡単な構造で
組立作業性に優れ、作業安全性が高い小型木造建築物の
軸組立て構造及びその組立て方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車庫、物置、
温室等の小型木造建築物において、平地にて屋根部分の
組立てや、スレート材等の屋根部材及び破風板等の部材
の取り付けを完了させてこの屋根部分を重機等で吊り上
げて柱の上端と連結し、この柱の下端を土間コンクリー
トにアンカープレートに固定するだけで簡単に建築物の
軸組立てが出来ることにより、高所作業を大きく低減す
るとともに、上記の組立ての際に、梁、桁及び柱等の木
材の側部を包み込むようにして相互に連結できるような
連結金具を提供することにより、従来のような、ほぞの
部分や、かすがい又は釘が直接打ち込まれている部分に
応力が集中して、木材に亀裂や割れが生じるのを防止す
るために精意検討されたものである。
【0006】請求項1記載に係る発明は、上部に梁を側
面から嵌着する梁連結凹部と、その下部に柱の上端を嵌
着する柱連結凹部と当該梁連結凹部と略直角水平方向に
桁の一端を嵌着する桁連結凹部とを一体的に設けた連結
金具にて、当該連結金具の柱連結凹部側面連結孔を介し
て柱の一端をボルト及びナットで固定し、桁連結凹部側
面連結孔を介して桁の一端をボルト及びナットで固定
し、梁連結凹部側面連結孔からコーチスクリューにて梁
の側部と桁の端部を連結固定して軸組立した。
【0007】このように、木材を包み込むように連結金
具の凹部にそれぞれ、梁、桁、柱を嵌着させ、連結金具
凹部側面連結孔にボルトを挿入してナットにて木材の側
部を金具の両側から挟み込むように固定したので、木材
のボルト通し孔の部分に応力が集中するのを防止でき、
木材のこの部分から割れが生じるのを抑制するように作
用する。
【0008】請求項2記載に係る発明は、建築物の組立
作業における高所作業を飛躍的に低減するためになされ
たもので、上部に梁を側面から嵌着する梁連結凹部とそ
の下部に柱の上端を嵌着する柱連結凹部と当該梁連結凹
部と略直角水平方向に桁の一端を嵌着する桁連結凹部と
を一体的に設けた連結金具を桁の両端に桁連結凹部側面
連結孔を介してボルト及びナットで固定し、この両端に
当該連結金具を固定した桁を所定本数並べ、これら桁に
取り付けた連結金具の梁連結凹部を介して、両側を2本
の梁を用いてそれぞれコーチスクリューにて連結金具、
桁、及び柱を一体的に連結して組み立てた屋根軸組を用
いて所定の部材を取り付けて屋根部分を組立て、この屋
根部分を吊り上げて当該連結金具の柱連結凹部にそれぞ
れ柱の上端に嵌着し、柱連結凹部側面連結孔を介してボ
ルト及びナットにて固定し、上部に柱の下端を嵌着する
アンカー凹部を備えた逆略丁字型のアンカープレートを
用いて当該柱の下端を土間コンクリートに固定して組立
てた。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施の形態を添
付図面に基づいて以下説明する。図1に本発明を適用し
た車庫の例を示し、(イ)が平面図、(ロ)正面図、
(ハ)側面図を示す。図1(イ)に示すように例えば、
桁22、4本を梁21、2本で連結し、桁の間は、つな
ぎ材41にて補強されていて、梁と桁の連結位置に対応
して、図1(ハ)に示すように、両側それぞれ4本の柱
にて組立てられた軸構造になっている。屋根部分には、
屋根部材40、破風板43が取り付けられ、柱間には、
柱つなぎ材42、及び必要に応じて側面パネル44が取
り付けられている。
【0010】この建築物の軸組立て構造を組立作業手順
に従って説明すると、図5に連結金具10を示し、図3
に桁22と梁21と柱23とを連結金具10にて連結す
る構造を示す。まず、連結金具の桁連結凹部12に、桁
の一端を嵌着し、桁連結凹部側面連結孔12aと桁取り
付け孔22aにボルト112aを通してナット112b
にて固定して、図2に示すように、4本の桁を並べ、両
端を梁21にて連結すべく図3に示すように、連結金具
10の梁連結凹部11に梁を上方向から嵌着し、梁連結
凹部側面連結孔11a外側からコーチスクリュー111
aを螺入し、梁取り付け孔21aを介して桁の端面と一
体的に連結する。このようにして、図2に示すように屋
根部分の軸組立てし、これに屋根部材40や、破風板4
3等を取り付けて屋根部分を完成させる。
【0011】この完成させた屋根部分を吊り上げ、図3
に示すように連結金具の柱連結凹部13に、柱の上端を
嵌着し、柱連結凹部側面連結孔13a、13bと柱取り
付け孔23a、23bに、ボルト113aをそれぞれ通
して、ナット113bにて連結固定する。
【0012】柱の下端は、図6に示すアンカープレート
30を用いて、図4に示すようにアンカープレート30
のアンカー凹部31に嵌着し、アンカー凹部側面連結孔
31aと、柱アンカー取り付け孔23cにボルト131
aを通して、ナット131bにて連結固定し、アンカー
プレートに設けた土間取り付け孔32を介してコンクリ
ート土間にアンカーボルト132にて固定した。
【0013】
【発明の効果】本発明においては桁及び梁を連結金具で
挟み込み、コーチスクリューにて連結金具、梁及び桁を
一体的に連結させた構造を採用したので、屋根部分を強
固な一枚物状に組み立てることが出来、これらの組み立
て作業を平地で行い屋根部分を完成させた後にそのまま
吊り上げることが出来る。これにより、従来、柱、梁、
桁等を組み立てた後に屋根部分を完成させていた高所作
業を廃止することが出来、作業時間も飛躍的に短縮でき
る。また、連結金具に梁、桁、柱等の木材を挟み込む凹
部を設けて一体的に連結したので連結強度が向上すると
ともに木材の連結部からの亀裂や割れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車庫の例を示す。
【図2】屋根部分の軸組み立て状態を示す。
【図3】梁、桁及び柱の連結構造を示す。
【図4】アンカ−プレートの取り付け構造を示す。
【図5】連結金具を示す。
【図6】アンカープレートを示す。
【符号の説明】
10 連結金具 11 梁連結凹部 11a 梁連結凹部側面連結孔 111a コーチスクリュー 12 桁連結凹部 12a 桁連結凹部側面連結孔 112a桁を取り付けるためのボルト 112b桁を取
り付けるためのナット 13 柱連結凹部 13a、13b 柱連結凹部側面連結孔 113a柱を取り付けるためのボルト 113b柱を取
り付けるためのナット 21 梁 21a 梁取り付け孔 22 桁 22a 桁取り付け孔 23 柱 23a、23b 柱取り付け孔 23c 柱アンカー取り付け孔 30 アンカープレート 31 アンカー凹部 31a アンカー凹部側面取り付け孔 32 土間取り付け孔 131a柱のアンカー取り付けボルト 131b柱のア
ンカー取り付けナット 132 アンカーボルト 40 屋根部材 41 つなぎ材 42 柱つなぎ材 43 破風板 44 側面パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04H 6/02 E04H 6/02 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に梁を側面から嵌着する梁連結凹部
    と、その下部に柱の上端を嵌着する柱連結凹部と当該梁
    連結凹部と略直角水平方向に桁の一端を嵌着する桁連結
    凹部とを一体的に設けた連結金具にて、当該連結金具の
    柱連結凹部側面連結孔を介して柱の一端をボルト及びナ
    ットで固定し、桁連結凹部側面連結孔を介して桁の一端
    をボルト及びナットで固定し、梁連結凹部側面連結孔か
    らコーチスクリューにて梁の側部と桁の端部を連結固定
    して軸組立したことを特徴とする小型木造建築物。
  2. 【請求項2】上部に梁を側面から嵌着する梁連結凹部と
    その下部に柱の上端を嵌着する柱連結凹部と当該梁連結
    凹部と略直角水平方向に桁の一端を嵌着する桁連結凹部
    とを一体的に設けた連結金具を桁の両端に桁連結凹部側
    面連結孔を介してボルト及びナットで固定し、この両端
    に当該連結金具を固定した桁を所定本数並べ、これら桁
    に取り付けた連結金具の梁連結凹部を介して、両側を2
    本の梁を用いてそれぞれコーチスクリューにて連結金
    具、桁、及び柱を一体的に連結して組み立てた屋根軸組
    を用いて所定の部材を取り付けて屋根部分を組立て、こ
    の屋根部分を吊り上げて当該連結金具の柱連結凹部にそ
    れぞれ柱の上端に嵌着し、柱連結凹部側面連結孔を介し
    てボルト及びナットにて固定し、上部に柱の下端を嵌着
    するアンカー凹部を備えた逆略丁字型のアンカープレー
    トを用いて当該柱の下端を土間コンクリートに固定して
    組立てることを特徴とする小型木造建築物の組立方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012167462A (ja) * 2011-02-13 2012-09-06 Hirayama Setsubi Kogyo Co Ltd 仕口部材とこれを用いた仕口構造、並びに鉄骨建築物
KR101856544B1 (ko) * 2016-12-01 2018-07-05 (주)디자인고을 선행 제작된 지붕과 기둥이 조립된 건축물

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012167462A (ja) * 2011-02-13 2012-09-06 Hirayama Setsubi Kogyo Co Ltd 仕口部材とこれを用いた仕口構造、並びに鉄骨建築物
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