JP2002327455A - 油圧ショベルのマシンフード - Google Patents

油圧ショベルのマシンフード

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JP2002327455A
JP2002327455A JP2001134135A JP2001134135A JP2002327455A JP 2002327455 A JP2002327455 A JP 2002327455A JP 2001134135 A JP2001134135 A JP 2001134135A JP 2001134135 A JP2001134135 A JP 2001134135A JP 2002327455 A JP2002327455 A JP 2002327455A
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JP
Japan
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machine hood
hood
vehicle
machine
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JP2001134135A
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English (en)
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Masaki Tamaru
正毅 田丸
Kenzo Kimoto
健蔵 木元
Masaki Naruse
真己 成瀬
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の後方の視界が優れた油圧ショベルを提
供する。 【解決手段】 上部旋回体3の前部の一側に運転室5を
搭載し、他側に配置する各種機器を前部マシンフード1
2で覆い、上部旋回体3の後部に配置する各種機器を後
部マシンフード11で覆う油圧ショベル1において、後
部マシンフード11は、前端部の稜線E1が中央から両
側下がりの曲線で、この稜線E1に接続する後部マシン
フード11の上面が車両の外側に向って下がる曲面形状
を有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルのマ
シンフードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、市街地での工事や1車線のみでの
道路工事等、様々な制約や障害物により、中型機種の油
圧ショベルにおいても狭所での作業性に優れる後方小旋
回型の需要が高まってきている。図6及び図7に示すよ
うに油圧ショベル30は、走行自在な下部走行体31
と、下部走行体31の上部に旋回自在に装着された上部
旋回体32と、上部旋回体32に俯仰自在に装着された
作業機33とを備えている。また、上部旋回体32の前
部左側には運転室34が搭載されると共に、上部旋回体
32の後端部にはカウンタウエイト35が装着されてい
る。後方小旋回型である油圧ショベル30の上部旋回体
の後部は、最大後端半径内で旋回可能となるように概略
半円の円筒形状となっている。上部旋回体32の上部に
は、上部旋回体32の後部及び右前部に配置する各種機
器(図示せず)を複数の部材で覆うマシンフード(後部
マシンフード36、右前部マシンフード37)が装着さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術の上部旋回体32においては、以下に述べる
ような問題点がある。上部旋回体32の後部には、エン
ジン、ラジエータ、油圧ポンプ等(いずれも図示せず)
の各種機器が配置され、後方及び左右側方をカウンタウ
エイト35により覆われ、上方をマシンフード36によ
り覆われている。そして、カウンタウエイト35とマシ
ンフード36により概略形状が構成される上部旋回体3
2の後部は略半円筒形状となっている。運転席における
後方の視界は上部旋回体32の後端部の稜線32E(略
半円形状)により遮られている。視界を遮る境界線は、
運転室34からより近くより低いほど視界がよくなる
が、前記稜線32Eは運転室34から遠い車両の右端部
に位置してしまい視界がよくない。また、この稜線32
Eは、運転室34の略半分の高さという高い位置となっ
ており、後方の下方視界を悪化させる形状となってい
る。
【0004】本発明は、上記の問題に着目してなされた
ものであり、車両の後方の視界が優れた油圧ショベルを
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、上部旋回体の前部の一側に運転室
を搭載し、他側に配置する各種機器を前部マシンフード
で覆い、上部旋回体の後部に配置する各種機器を後部マ
シンフードで覆う油圧ショベルにおいて、後部マシンフ
ードは、前端部の稜線が中央から両側下がりの曲線で、
この稜線に接続する後部マシンフードの上面が車両の外
側に向って下がる曲面形状を有する構成としている。さ
らに、前部マシンフードは、車両中心側の稜線が前下が
りの曲線で、この稜線に接続する前部マシンフードの上
面が車両の外側に向って下がる曲面形状を有する構成と
している。
【0006】即ち、後部マシンフードの上面を車両の外
側に向って下がる曲面としているので、運転席における
後方の下方視界を遮る輪郭が低い位置となっている。こ
のため、後方の下方視界を向上できる。また、前部マシ
ンフードの上面を車両の外側に向って下がる曲面として
いるので、運転席における前部マシンフード側の下方視
界を遮る輪郭が低い位置となっている。このため、前部
マシンフード側の下方視界を向上できる。また、前部マ
シンフードの上面は前下がりの曲面となるので、前部マ
シンフード側の前方の下方視界が広くなると共に、視界
の境界付近に余分な凹凸がなくこの部分における視界が
連続となり視認性がよくなる。前部マシンフードと後部
マシンフードとを連続する形状とした場合には、後方か
ら前方までの連続した良好な視界を得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1から図5を参照して実
施形態について詳細に説明する。油圧ショベル1は、走
行自在な下部走行体2と、下部走行体2の上部に旋回自
在に装着された上部旋回体3と、上部旋回体3の前部に
俯仰自在に装着された作業機4とを備えている。また、
上部旋回体3の前部左側には運転室5が搭載されると共
に、上部旋回体3の後端部にはカウンタウエイト6が装
着されている。下部走行体2の幅と略同等の幅内で旋回
できるように、上部旋回体3の後部は平面視で最大後端
半径Rを有する略半円形状で、カウンタウエイト6はこ
の形状に沿った形状である。上部旋回体3の上部には、
上部旋回体3の後部及び右前部に配置する各種機器を覆
うマシンフード(後部マシンフード11、前部マシンフ
ード12)が装着されている。
【0008】上部旋回体3の後部には、エンジン、ラジ
エータ、油圧ポンプ等(いずれも図示せず)の各種機器
が配置され、後部マシンフード11により覆われてい
る。後部マシンフード11は、概略伏せた椀を半分にし
た形状で、その高さは運転室5の略3分の1である。す
なわち、後部マシンフード11の前端部の稜線E1は、
前面視で中央から両側下がりの曲線で、この稜線E1に
接続する後部マシンフード11の上面が車両の外側に向
って下がる凸状の曲面形状を有している。また、この曲
面は、カウンタウエイト6の上方までを覆うと共にカウ
ンタウエイト6の側面に連続している。なお、後部マシ
ンフード11の中央部には、その曲面形状に沿いつつ、
前方に向って幅及び高さが大きくなる凸部11aが設け
られ、凸部11aによる段差部にはエンジン冷却風の吸
気口15及び排気口16が設けられている。また、マシ
ンフード11の凸部11aの右側方には、マフラからの
排気ガスを排出する排気口17が設けられ、マシンフー
ド11の凸部11aの左側方にはエンジン吸気用の吸気
口18が設けられている。
【0009】上部旋回体3の右前部には、燃料タンク、
作動油タンク、操作弁等(いずれも図示せず)の各種機
器が配置され、前部マシンフード12により覆われてい
る。前部マシンフード12は、車両中心側の稜線E2が
前下がりの曲線で、この稜線E2に接続する前部マシン
フード12の上面が車両の外側に向って下がる凸状の曲
面形状となっている。また、前部マシンフード12の後
端部の形状は後部マシンフード11の稜線E1に沿う形
状であり、前部マシンフード12の曲面は後部マシンフ
ード11の曲面に連続している。
【0010】視界を遮る境界線は、運転席からより近く
より低い方が視界が良好となる。従来における後方視界
を遮る境界線は上部旋回体の後端部の上端で、運転席か
ら遠く高い位置であるため、視界はよくない。しかしな
がら本実施形態では、後部マシンフード11の上面を車
両の外側に向って下がる曲面としている。このため、運
転席における後方の下方視界を遮る境界線がこの曲面の
中間部上に位置し、車両の後端よりも運転席に近い位置
であり、かつ比較的低い位置となっている。これによ
り、後方の下方視界を向上できる。また同様に、従来に
おける右側方から右前方までの視界を遮る境界線は上部
旋回体の右端部の上端で、運転席から遠く高い位置であ
るため、視界はよくない。しかしながら本実施形態で
は、前部マシンフード12の上面を車両の外側に向って
下がる曲面としている。このため、運転席における右側
方から右前方までの下方視界を遮る境界線がこの曲面の
中間部上に位置し、車両の右端よりも運転席に近い位置
であり、かつ比較的低い位置となっている。これによ
り、右側方から右前方までの下方視界を向上できる。ま
た、前部マシンフード12の上面は前下がりの曲面とな
るので、右前方の下方視界が広くなると共に、視界の境
界付近に余分な凹凸がなくこの部分における視界が連続
となり視認性がよくなる。また、前部マシンフード12
と後部マシンフード11とを連続する曲面形状としてい
るので、後方から右前方までの連続した良好な視界を得
られると共に、両マシンフード11,12に一体感が生
じデザイン的にも優れた外観が得られる。
【0011】なお、本発明は上記実施形態に限定するも
のではなく、本発明の範囲内において変更や修正を加え
ることができるのは言うまでもない。例えば、運転室5
と前部マシンフード12との位置関係は逆であっても構
わないし、吸気口15,18や排気口16,17の配置
は任意であり、エンジンの配置によって吸気口15,1
8、排気口16,17が、吸気口16,17、排気口1
5,18となることもある。また、実施形態において
は、後方の視界を遮る境界が後部マシンフード11の曲
面であったが、カウンタウエイト6が上部旋回体3の上
面側に現れる場合には、このカウンタウエイト6が後方
に向って下がる後部マシンフード11の曲面形状に連続
する形状であれば、このカウンタウエイト6が視界を遮
る境界となっても構わない。
【0012】各マシンフード11,12の高さをより低
くする方法として、「機器配置」、「動力システムの小
型化」、「カウンタウエイトの小型化」等がある。「機
器配置」は、各マシンフード11,12やカウンタウエ
イト6との隙間が大きくならないように機器をコンパク
トに配置すればよい。「動力システムの小型化」は、エ
ンジンと油圧ポンプとの間にフライホイールと一体の電
動機(発電機を兼ねる)を装着し、負荷が軽いときに電
動機を発電作動させてバッテリに蓄電し、負荷が重いと
きにはバッテリから放電して電動機をアシスト作動させ
るハイブリッドシステム等の方法を採用することによ
り、エンジンの小型化を図ることができる。また、この
ようなハイブリッドシステムでは小型化による燃費向上
に加え、エンジンにかかる負荷を平準化してエンジンを
定格回転による一定回転により作業を行えるので、さら
に燃費が向上し、燃料タンクを小型化することも可能と
なる。「カウンタウエイトの小型化」は、作業機を軽量
化することによりカウンタウエイトも軽量化でき、小型
にできる。
【0013】以上説明したように、本発明によれば、上
部旋回体の上部を覆うマシンフードの形状を、車両の外
側に向って下がる曲面形状としているので、視界を遮る
境界の位置が低くなり、車両後方から右前方までの下方
視界を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係わる油圧ショベルの斜視図であ
る。
【図2】実施形態に係わる油圧ショベルの側面図であ
る。
【図3】実施形態に係わる油圧ショベルの正面図であ
る。
【図4】実施形態に係わる油圧ショベルの背面図であ
る。
【図5】実施形態に係わる油圧ショベルの平面図であ
る。
【図6】従来技術の油圧ショベルの斜視図である。
【図7】従来技術の油圧ショベルの側面図である。
【符号の説明】
1…油圧ショベル、2…下部走行体、3…上部旋回体、
4…作業機、5…運転室、6…カウンタウエイト、11
…後部マシンフード、12…前部マシンフード、E1,
E2…稜線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体の前部の一側に運転室を搭載
    し、他側に配置する各種機器を前部マシンフードで覆
    い、上部旋回体の後部に配置する各種機器を後部マシン
    フードで覆う油圧ショベルにおいて、 後部マシンフードは、前端部の稜線が中央から両側下が
    りの曲線で、この稜線に接続する後部マシンフードの上
    面が車両の外側に向って下がる曲面形状を有することを
    特徴とする油圧ショベル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧ショベルのマシンフ
    ードにおいて、 前部マシンフードは、車両中心側の稜線が前下がりの曲
    線で、この稜線に接続する前部マシンフードの上面が車
    両の外側に向って下がる曲面形状を有することを特徴と
    する油圧ショベル。
JP2001134135A 2001-05-01 2001-05-01 油圧ショベルのマシンフード Pending JP2002327455A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013204361A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Kubota Corp 作業機

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