JP2002324221A - タグ用アンテナコイル - Google Patents

タグ用アンテナコイル

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JP2002324221A JP2001128684A JP2001128684A JP2002324221A JP 2002324221 A JP2002324221 A JP 2002324221A JP 2001128684 A JP2001128684 A JP 2001128684A JP 2001128684 A JP2001128684 A JP 2001128684A JP 2002324221 A JP2002324221 A JP 2002324221A
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    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/07749Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card
    • G06K19/07771Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card the record carrier comprising means for minimising adverse effects on the data communication capability of the record carrier, e.g. minimising Eddy currents induced in a proximate metal or otherwise electromagnetically interfering object

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製の物品に密着させても確実に作動する
とともに、アンテナコイルの厚さを極めて薄く形成す
る。 【解決手段】 アンテナコイル10は、導体11が平面
内で渦巻き状に巻回されて形成されたコイル本体11a
と、コイル本体11aの外縁からコイル本体11aによ
り包囲される中央部11bに達するようにコイル本体1
1aの一方の面に接着されたシート状又は膜状の第1磁
芯部材13と、コイル本体11aの外縁から中央部11
bに達するようにコイル本体11aの他方の面に接着さ
れ中央部11bに位置する部分が第1磁芯部材13と重
なり合うシート状又は膜状の第2磁芯部材14とを備え
る。コイル本体11a及び第1磁芯部材13が電気絶縁
フィルム又はシート12の一方の主面に積層され、第2
磁芯部材14が電気絶縁フィルム又はシート12の他方
の主面に積層される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RFID(無線周
波数識別:Radio Frequency Identification)技術又は
EAS(電子式物品監視:Electronic Article Sureill
annce)技術を用いた識別タグに用いられるアンテナコ
イルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、RFID技術又はEAS技術を用
いたタグとして、アンテナコイルに情報を記憶したIC
チップ又は共振用のコンデンサを電気的に接続した識別
タグが知られている。これらの識別タグは、アンテナコ
イルに質問器の送受信アンテナから所定の周波数の電波
を発信することによりタグを活性化し、電波のデータ通
信による読出しコマンドに応じてICチップに記憶され
た情報を読みとることにより、又は特定周波数の電波に
対して共振するか否かによりその物品を識別又は監視す
るように構成されたものが知られている。これらの識別
タグに用いられる従来のアンテナコイルとして、表面が
絶縁層にて被覆された導線を略正方形の渦巻き状に巻回
してベース板に貼付けることにより形成されたものや、
或いは図6に示すようにベース板1に積層したアルミニ
ウム箔や銅箔等の導電層をエッチング法若しくは打抜き
法等により不要部分を除去して略正方形の渦巻き状のコ
イル本体2を形成したものが知られている。
【0003】しかし、図6に示すアンテナコイルでは磁
束が図の矢印で示すようにベース板1を上下に貫通する
方向に生じ、そのアンテナコイルを金属製の物品に密着
させると、アンテナコイルに向って発信された電波がそ
のベース板1を貫通し更に金属製物品を貫通する。この
ため、その貫通する磁束により金属部分に渦電流が生
じ、その渦電流が影響を与えてアンテナコイルが正常に
作動しなくなる問題点があった。また、仮に作動したと
してもその損失が増してアンテナコイルの作動距離が著
しく短くなる不具合があった。この点を解消するため
に、図5に示すように棒状等に形成された磁芯部材6
と、この磁芯部材6に螺旋状に巻回された導体7とを有
するアンテナコイルが知られている。この図5に示すア
ンテナコイルでは、磁束が図の矢印で示すように磁芯部
材6の軸芯方向に生じるので、このアンテナコイルを金
属製の物品に取付けても、アンテナコイルに向って発信
された電波が金属製物品を貫通することはなく、アンテ
ナコイルが正常に作動することが期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示すア
ンテナコイルは、磁芯部材6の外周面に導体7を巻回す
ることにより製作されるので、その巻線作業が比較的煩
雑で量産性に欠ける不具合があった。また、磁芯部材6
の外周面に導体7を巻回するため、アンテナコイル全体
が比較的厚いものになり、このアンテナコイルを物品の
表面に取付けると、そのアンテナコイルが物品から比較
的大きく突出する問題点があった。本発明の目的は、金
属製の物品に密着させても確実に作動するとともに、厚
さを極めて薄く形成できるタグ用アンテナコイルを提供
することにある。本発明の別の目的は、量産性に適した
タグ用アンテナコイルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、導体11が平面内で渦巻き
状に巻回されて形成されたコイル本体11aと、コイル
本体11aの外縁からコイル本体11aにより包囲され
る中央部11bに達するようにコイル本体11aの一方
の面に接着されたシート状又は膜状の第1磁芯部材13
と、コイル本体11aの外縁から中央部11bに達する
ようにコイル本体11aの他方の面に接着され中央部1
1bに位置する部分が第1磁芯部材13と重なり合うシ
ート状又は膜状の第2磁芯部材14とを備えたことを特
徴とするタグ用アンテナコイルである。
【0006】この請求項1に記載されたタグ用アンテナ
コイルは、磁束が軟磁性材を通るが非磁性材も通ること
が可能であることを利用している。特に非磁性材料の断
面積が大きく磁束の垂直厚さが薄い場合には磁気抵抗が
少ないことを利用している。即ち、請求項1に記載され
たタグ用アンテナコイルでは、第1磁芯部材13がコイ
ル本体11aの外縁からコイル本体11aにより包囲さ
れる中央部11bに達するようにコイル本体11aの一
方の面に接着されるので、外部の電波による磁束は第1
磁芯部材13に入る。また、第2磁芯部材14の中央部
11bに位置する部分が第1磁芯部材13と重なり合
い、かつコイル本体11aの外縁から中央部11bに達
するようにその第2磁芯部材14をコイル本体11aの
他方の面に接着するので、第1磁芯部材13を通過する
磁束は、第1磁芯部材13からそれに重なり合う第2磁
芯部材14に中央部11bで速やかに移行し、その第2
磁芯部材14を通ってコイル本体11aの外縁における
第2磁芯部材14の端から外部に出る。また、コイル本
体11aに流れる電流により生じる磁束も同じ経路を流
れ、図1の実線矢印で示すようなループを描く。このた
め、この磁束方向はアンテナコイルを取付けた物品の表
面と平行になり、その物品表面が金属であってその影響
を受けずに、このアンテナコイルは確実に作動する。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、コイル本体11a及び第1磁芯部材13が
電気絶縁フィルム又はシート12の一方の主面に積層さ
れ、第2磁芯部材14が電気絶縁フィルム又はシート1
2の他方の主面に積層されたタグ用アンテナコイルであ
る。この請求項2に記載されたタグ用アンテナコイルで
は、導体11を電気絶縁フィルム12又はシートに設け
るので、その取り扱いが容易になり、第1及び第2磁芯
部材13,14をフィルム又はシート12の両主面に積
層接着するだけの簡単な作業でアンテナコイルを得るこ
とができ、磁芯部材の外周面に導線を巻回する従来の図
5に示すアンテナコイルに比較して量産性を向上させる
ことができる。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、コイル本体11aが導電性板又は箔
を打ち抜くことにより形成されたタグ用アンテナコイル
である。この請求項3に係る発明では、コイル本体の作
成が比較的容易になり、アンテナコイルの生産性を向上
させることができる。請求項4に係る発明は、請求項2
に係る発明であって、電気絶縁フィルム又はシート12
の一方の主面全体に接着された導電性箔を所定のパター
ンでエッチングすることにより、又は電気絶縁フィルム
又はシート12の一方の主面に導電材料を所定のパター
ンでスクリーン印刷若しくは蒸着することにより、コイ
ル本体11aが電気絶縁フィルム又はシート12の一方
の主面に形成されたタグ用アンテナコイルである。この
請求項4に係るタグ用アンテナコイルでは、コイル本体
11aを電気絶縁フィルム又はシート12に形成するこ
とが比較的容易になり、アンテナコイルの生産性を更に
向上させることができる。
【0009】請求項5に係る発明は、請求項1ないし4
いずれかに係る発明であって、図2に示すように、コイ
ル本体11aの外縁に位置する第1磁芯部材13及び第
2磁芯部材14が中央部11bを中心とした対称位置に
存在するタグ用アンテナコイルである。この請求項5に
係るタグ用アンテナコイルでは、第1磁芯部材13から
中央部11bにおける重なり部分で第2磁芯部材14に
移行した後の磁束の進行方向が移行以前と同じになり、
その磁束の移行に無理が生じることを防止してアンテナ
コイルの性能を更に向上させることができる。
【0010】請求項6に係る発明は、請求項1ないし5
いずれかに係る発明であって、図1に示すように、シー
ト状又は板状の導電部材16がコイル本体11aの他方
の面に第2磁芯部材14を覆うように接着されたタグ用
アンテナコイルである。この請求項6に係るタグ用アン
テナコイルでは、導体11により形成されたコイル本体
11aと物品と間にその導電部材16が介在することに
なるので、その導電部材16が物品への電波の通過を遮
蔽するため、物品の表面が金属により形成されていて
も、その金属面に生じる渦電流等による損失は発生しな
い。この結果、アンテナコイルを確実に動作させること
ができる。
【0011】請求項7に係る発明は、請求項1ないし6
いずれかに係る発明であって、図1に示すように、第1
磁芯部材13及び第2磁芯部材14のいずれか一方また
は双方が、軟磁性金属,アモルファス又はフェライトか
らなる粉末又はフレーク及びプラスチックの複合材、軟
磁性金属の板又は箔、アモルファス箔又はその積層材、
或いはフェライトであるタグ用アンテナコイルである。
この請求項7に係るタグ用アンテナコイルでは、磁芯部
材13,14が比較的薄いものになり、アンテナコイル
の厚さ方向の大部分を占める磁芯部材13,14を薄く
することにより、アンテナコイル全体の厚さを薄くする
ことができる。
【0012】請求項8に係る発明は、請求項1ないし6
いずれかに係る発明であって、図3に示すように、第1
磁芯部材13及び第2磁芯部材14のいずれか一方また
は双方が磁性粉を含むインク又は塗料を塗布乾燥するこ
とにより形成された磁性塗膜から構成されたタグ用アン
テナコイルである。この請求項8に係るタグ用アンテナ
コイルでは、射出成形において成形が困難な0.8mm
以下の厚さの磁芯部材13,14を得ることができ、ア
ンテナコイルの厚さを極めて薄く形成することができ
る。このため、物品に取付けた場合のアンテナコイルの
物品から突出量を著しく抑制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、
本発明のタグ用アンテナコイル10は、一連の導体11
が平面内で渦巻き状に巻回されて形成されたコイル本体
11aを備える。この実施の形態におけるコイル本体1
1aは、電気絶縁フィルム又はシート12の一方の主面
に積層形成される。電気絶縁フィルム又はシート12と
してはポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリ
イミドからなる電気絶縁性のフィルム又はシート12が
用いられる。コイル本体11aは導電性板又は箔を打ち
抜くことにより形成することもできるが、電気絶縁フィ
ルム又はシート12の一方の主面に積層される本実施の
形態におけるコイル本体11aは、電気絶縁フィルム又
はシート12の一方の主面に接着された導電性箔を所定
のパターンでエッチングすることにより、又は電気絶縁
フィルム又はシート12の一方の主面に導電材料を所定
のパターンでスクリーン印刷若しくは蒸着することによ
り形成される。
【0014】エッチングにより導体11をフィルム12
に形成する手順を説明すると、先ず、このフィルム12
の一方の主面の全面に銅箔を貼り合わせたものを用意す
る。この銅箔に耐エッチング塗料をシルクスクリーン法
により印刷する。銅箔における耐エッチング塗料の印刷
は、一連の導体11によるコイル本体11aを形成する
必要があることから、中心から矩形又は円形の渦巻き状
に塗布される。その後この耐エッチング塗料を乾燥させ
て耐エッチング塗料が塗布されていない銅箔をエッチン
グ除去し、耐エッチング塗料が塗布された銅箔部分をフ
ィルムの一方の主面上に残存させる。その後耐エッチン
グ塗料をその銅箔上から除去することによりそのフィル
ム12の一方の主面に残存した銅箔からなる導体11を
形成する。ここで、図1及び図2におけるフィルム12
の一方の主面における耐エッチング塗料は中心から矩形
の渦巻き状に塗布されるので、フィルム12の一方の主
面に形成された導体11は中心から矩形の渦巻き状に形
成されてコイル本体11aを形成する。このエッチング
によると導体11が形成された電気絶縁フィルム12又
は電気絶縁シートを比較的安価に製造することができ
る。
【0015】このフィルム又はシート12の一方の主面
には、シート状又は膜状の第1磁芯部材13がコイル本
体11aの一部を横断して積層され、フィルム又はシー
ト12の他方の主面には、シート状又は膜状の第2磁芯
部材14が積層される。シート状の第1及び第2磁芯部
材13,14としては、それぞれ軟磁性金属により形成
されるか、或いは、軟磁性金属,アモルファス又はフェ
ライトからなる粉末又はフレークとプラスチックとの複
合材により形成することができる。また、シート状の第
1及び第2磁芯部材13,14としては、Fe系アモル
ファス合金(アライドケミカル社製のMETGLAS
2605S−2)やCo系アモルファス合金(アライド
ケミカル社製のMETGLAS 2712A)等のアモ
ルファス箔又はその積層材により形成されたものであっ
てもよく、方形状に形成されたフェライトであっても良
い。
【0016】複合材におけるプラスチックとしては加工
性の良い熱可塑性のプラスチックを用いたり、或いは耐
熱性の良い熱硬化性のプラスチックを用いたりすること
ができる。また上記軟磁性金属の粉末としては、カーボ
ニル鉄粉末,鉄−パーマロイ等のアトマイズ粉末,還元
鉄粉末等が用いられる。一方、軟磁性金属のフレークと
しては、上記粉末をボールミル等で微細化して粉末を成
形した後に、この粉末を機械的に扁平化して得られたフ
レークや、鉄系又はコバルト系アモルファス合金の溶湯
粒を水冷銅に衝突させて得られたフレークが用いられ
る。
【0017】また第1及び第2磁芯部材13,14が複
合材により形成される場合、その複合材を射出成形又は
圧縮成形することにより第1及び第2磁芯部材13,1
4を形成することができる。このように形成された第1
及び第2磁芯部材13,14は脆弱なフェライトにより
形成された磁芯部材と比較して、強靱であるため薄くし
ても割れ難いものになる。また軟磁性金属,アモルファ
ス又はフェライトからなる粉末又はフレークがプラスチ
ックに分散されて、プラスチックにより相互に絶縁され
ているため、全体としては導電性を有せず、高周波の電
波を受けても渦電流は発生しない第1及び第2磁芯部材
13,14が得られる。ここで、本発明のタグ用アンテ
ナコイル10は、第1及び第2磁芯部材13,14と、
導体11を有する電気絶縁フィルム又はシート12とに
よりその厚さが定められる。このため、極力薄いアンテ
ナコイル10を得るために、その厚さ方向の大部分を占
めることになる第1及び第2磁芯部材13,14は極力
薄く形成されることが望ましい。具体的にシート状の第
1及び第2磁芯部材13,14を用いる場合にはその厚
さが0.1〜1mmであることが好ましい。
【0018】図1及び図2における第1及び第2磁芯部
材13,14は複合材を方形状に射出成形したシート状
のものが用いられ、この第1及び第2磁芯部材13,1
4は電気絶縁フィルム12の両主面に接着される。第1
及び第2磁芯部材13,14の電気絶縁フィルム12の
一方及び他方の主面への接着は、第1及び第2磁芯部材
13,14及び電気絶縁フィルム12のいずれか一方又
は双方に接着剤を塗布し、その後電気絶縁フィルム12
を第1及び第2磁芯部材13,14で挟むようにして電
気絶縁フィルム12に接着する。この場合、第1磁芯部
材13は、コイル本体11aの外縁からコイル本体11
aにより包囲される中央部11bに達するようにコイル
本体11aの一方の面に接着される。その一方で、第2
磁芯部材14は、コイル本体11aの外縁からコイル本
体11aの中央部11bに達するように電気絶縁フィル
ム12を介してコイル本体11aの他方の面に接着さ
れ、中央部11bに位置する部分が第1磁芯部材13と
重なり合うように接着される。
【0019】この実施の形態では、図2に示すように、
コイル本体11aの外縁に位置する第1磁芯部材13及
び第2磁芯部材14が中央部11bを中心とした対称位
置に存在するように、第1及び第2磁芯部材13,14
が方形状の電気絶縁フィルム又はシート12の対向する
角部近傍にそれぞれ接着される。そして、図1に示すよ
うに、シート状又は板状の導電部材16が電気絶縁フィ
ルム又はシート12の他方の主面に第2磁芯部材14を
覆うように積層接着される。導電部材16は銅又はアル
ミニウム等の導電性材料から成り、第2磁芯部材14が
導電性を有する場合には、間に絶縁フィルムを介して積
層接着される。導電部材16の厚さは0.01mm〜5
mmであることが好ましい。導電部材16の厚さを0.
01〜5mmにすることにより、導電部材16と導体1
1との間隔が開き、導体11におけるコイル本体11a
のQ値を向上させてアンテナコイル10としての性能を
向上させることができる。また、導電部材16の幅1c
m長さ1cmの電気抵抗は5Ω以下であることが好まし
い。
【0020】このように構成されたアンテナコイル10
は、その厚さが極めて薄く形成できる。またこの薄さの
ため、このアンテナコイル10を物品18に取付けて
も、アンテナコイル10が物品18から殆ど突出するこ
とはない。また、第1磁芯部材13がコイル本体11a
の外縁からコイル本体11aの中央部11bに達するよ
うにフィルム又はシート12の一方の主面に積層され、
第2磁芯部材14の中央部11bに位置する部分が第1
磁芯部材13と重なり合うように第2磁芯部材14がフ
ィルム又はシート12の他方の主面に積層されるので、
導体11により形成されたコイル本体11aに流れる電
流により生じる磁束は第1磁芯部材13を通過し、中央
部11bで第2磁芯部材14に速やかに移行し、図1の
実線矢印で示すようなループを描く。このため、このタ
グ用アンテナコイル10を物品18の表面に取付けて
も、その磁束方向は図1の矢印で示すような物品18の
表面と平行になり、物品18が金属により形成されてい
ても、物品18に生じる渦電流は抑制されてアンテナコ
イル10の共振周波数は上記金属製の物品の影響を受け
ず、このアンテナコイル10は確実に作動する。
【0021】特にこの実施の形態では、導電部材16を
電気絶縁フィルム又はシート12の他方の主面に積層接
着したので、導体11により形成されたコイル本体11
aと物品18と間にその導電部材16が介在することに
なる。この導電部材16は物品18への電波の通過を遮
蔽するため、物品18の表面が金属により形成されてい
ても、その金属面に生じる渦電流等による損失は発生し
ない。この結果、アンテナコイル10は確実に動作す
る。また、このアンテナコイル10では、電気絶縁フィ
ルム又はシート12の一方の主面にコイル本体11aを
一連の導体11により形成するのでその取り扱いが容易
になり、電気絶縁フィルム又はシート12の両主面に第
1及び第2磁芯部材13,14を積層接着するだけの簡
単な作業でアンテナコイル10を得ることができ、磁芯
部材の外周面に導線を巻回して導体を製作する従来のア
ンテナコイルに比較して量産性を向上させることができ
る。
【0022】なお、上述した実施の形態では、軟磁性金
属,複合材、軟磁性金属の板又は箔、アモルファス箔又
はその積層材、或いはフェライトからなる第1及び第2
磁芯部材13,14を説明したが、第1及び第2磁芯部
材13,14は図示しないが絶縁性樹脂フィルム又はシ
ートと、この絶縁性樹脂フィルム又はシートの表面に形
成された磁性塗膜とを備えるものであっても良い。ここ
で磁性塗膜を形成する際の絶縁性樹脂フィルム又はシー
トの厚さは10〜100μmであることが好ましく、更
に好ましくは20〜40μmである。この絶縁性樹脂フ
ィルム又はシートとその表面に形成された磁性塗膜から
なる磁芯部材では、絶縁性樹脂フィルム又はシートの表
面に磁性材料からなる粉末又はフレークを含む塗料を塗
布乾燥することにより作られ、射出成形において成形が
困難な0.8mm以下の厚さの第1及び第2磁芯部材1
3,14を得ることができ、更に薄いアンテナコイル1
0を得ることができる。
【0023】次に、図3及び図4に本発明の第2の実施
の形態を示す。図面中上述した実施の形態と同一符号は
同一部品を示し、繰り返しての説明を省略する。この実
施の形態では、円形渦巻き状に巻回されたコイル本体1
1aが導体11により電気絶縁フィルム12の一方の主
面に形成される。この実施の形態における導体11は、
電気絶縁フィルム12の一方の主面にCu,Al,Zn
等の導電材料を円形の渦巻き状にスクリーン印刷又は蒸
着することにより形成される。印刷又は蒸着して導体1
1を電気絶縁フィルム12の一方の主面に形成すること
により、比較的多くの生産を比較的安価に行うことが可
能になる。
【0024】電気絶縁フィルム12の一方の主面には、
磁性材料からなる粉末又はフレークを含む塗料がコイル
本体11aの一部を横断して塗布される。その塗料の塗
布は、コイル本体11aの外縁からコイル本体11aの
中央部11bに達するように行われ、その後乾燥するこ
とにより第1磁芯部材13を構成する磁性塗膜が形成さ
れる。このようにして形成された磁性塗膜からなる第1
磁芯部材13はフィルム又はシート12の一方の主面に
積層される。一方、電気絶縁フィルム12の他方の主面
には、磁性材料からなる粉末又はフレークを含む塗料が
塗布され、その塗布は、コイル本体11aの外縁からコ
イル本体11aの中央部11bに達するように行われ
る。具体的には、中央部11bに位置する部分が第1磁
芯部材13と重なり合い、かつコイル本体の外縁に位置
する第1磁芯部材13及び第2磁芯部材14が中央部1
1bを中心とした対称位置に存在するように行われる。
このように塗布された塗料は、その後乾燥することによ
り第2磁芯部材14を構成する磁性塗膜が形成される。
このようにして形成された磁性塗膜からなる第2磁芯部
材13はフィルム又はシート12の他方の主面に積層さ
れる。
【0025】ここで塗料に含ませる磁性材料の粉末とし
ては、カーボニル鉄粉末,鉄−パーマロイ等のアトマイ
ズ粉末,還元鉄粉末等が用いられる。一方、磁性材料の
フレークとしては、上記粉末をボールミル等で微細化し
て粉末を成形した後に、この粉末を機械的に扁平化して
得られたフレークや、鉄系又はコバルト系アモルファス
合金の溶湯粒を水冷銅に衝突させて得られたフレークが
用いられる。また形成された磁性塗膜の厚さは10〜8
00μmが好ましく、更に好ましくは30〜300μm
である。なお、塗料を一度塗布しただけでは所定の厚さ
が得られない場合には、繰り返し同一の塗料を塗布乾燥
することにより所望の厚さの塗膜を得ることができる。
この磁性塗膜は第1及び第2磁芯部材13,14として
の役割を果たし、塗料を塗布乾燥させるだけの簡単な作
業で磁性塗膜からなる第1及び第2磁芯部材13,14
を有するタグ用アンテナコイル10が得られる。
【0026】このように構成されたアンテナコイル10
は、磁性塗膜からなる第1及び第2磁芯部材13,14
を有するので、射出成形において成形が困難な0.8m
m以下の厚さの第1及び第2磁芯部材13,14を得る
ことが可能になり、その厚さを更に薄くすることができ
る。このため、磁束方向が物品表面と平行であって、物
品から殆ど突出することのないアンテナコイル10を得
ることができる。また、第1及び第2磁芯部材13,1
4が電気絶縁フィルム12又はシートに塗布形成された
磁性塗膜からなるので、前述した実施の形態における第
1及び第2磁芯部材13,14を接着する工程を省くこ
とができ、更に簡単な作業でアンテナコイル10を得る
ことができ、アンテナコイル10の量産性を更に向上さ
せることができる。更に、塗料を塗布乾燥させることに
より磁性塗膜を形成するので、その塗料に磁性材料から
なるフレークを含ませた場合には、そのフレークを絶縁
性樹脂フィルム12又はシートの表面に平行に配置すれ
ば、第1及び第2磁芯部材13,14の特性を向上させ
ることも可能になる。
【0027】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく
説明する。 <比較例1>図1及び図2に示すように単一の電気絶縁
フィルムに導体11を設けた。電気絶縁フィルムとして
は、厚さ50μmであって縦及び横がそれぞれ50mm
のポリイミドフィルムを用いた。このポリイミドフィル
ムの一方の主面に厚さ35μmの銅箔を積層接着し、こ
の銅箔をエッチングすることによりポリイミドフィルム
の一方の主面に4回渦巻き状に巻回されたコイル本体1
1aを有する一連の導体11を形成した。導体11は
0.8mmの幅に形成され、この導体11により形成さ
れるコイル本体11aの外形は45mm×45mmであ
り、このコイル本体11aにより包囲される中央部11
bが37mm×37mmの方形状になるように形成し
た。この電気絶縁フィルムに設けられた導体11のみか
らなるアンテナコイルを比較例1とした。
【0028】<実施例1>比較例1と同一の電気絶縁フ
ィルムに比較例1と同一の手順により比較例1と同一の
導体11を設けた。導体11が設けられた電気絶縁フィ
ルム12の一方の主面に、磁性材料からなるフレークを
含む塗料をコイル本体11aの外縁からコイル本体11
aの中央部11bに達するように塗布し、電気絶縁フィ
ルム12の他方の主面には、磁性材料からなるフレーク
を含む塗料をコイル本体11aの外縁からコイル本体1
1aの中央部11bに達し、中央部11bに位置する部
分が第1磁芯部材13と重なり合うように塗布した。そ
の後それらの塗料を乾燥させ、厚さ110μmの磁性塗
膜からなる第1及び第2磁芯部材13,14を電気絶縁
フィルム12の両主面に形成した。第1及び第2磁芯部
材13,14はそれぞれ幅が45mmであって長さが4
5mmになるように塗布形成され、コイル本体の外縁に
位置する第1磁芯部材13及び第2磁芯部材14が中央
部11bを中心とした対称位置に存在するように形成し
た。このようにして磁性塗膜からなる第1及び第2磁芯
部材13,14を有するアンテナコイルを実施例1とし
た。なお、厚さ0.1mm、幅10mm、長さ60mm
のアルミニウム板を物品に接する部分に配置した。
【0029】<比較試験>物品として、100mm×1
00mmであって厚さが0.16mmのアクリル板と、
そのアクリル板と同形同大のアルミニウム板及び軟鋼板
をそれぞれ準備した。これらのアクリル板、アルミニウ
ム板及び軟鋼板の表面に上述した比較例1及び実施例1
におけるアンテナコイルをそれぞれ配置した。そして、
それらのアンテナコイルのコイル本体を形成する導体の
両端部(図2のX及びY)に、コイル特性を測定する測
定器(HEWLETT PACKARD社製 4395)の測定用ター
ミナルを接続させ、その測定器により所定の周波数に対
するコイル本体のL値並びにQ値をそれぞれ測定した。
また、比較例1及び実施例1のアンテナコイルにそれぞ
れICチップを接続して13.56MHzで作動するタ
グを得た。このタグを上述したアクリル板、アルミニウ
ム板及び軟鋼板の表面にそれぞれ配置した場合の動作の
有無を確認した。これらの結果を表1にそれぞれ示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1から明らかなように、実施例1ではア
クリル板、アルミニウム板及び軟鋼板上のいずれでもL
値はほとんど変らず、アルミニウム板及び軟鋼板上の場
合もアクリル板の場合に比較してQ値の低下は少ない。
しかし比較例1ではアクリル板上に比較しアルミニウム
板上ではL値が著しく変化する。また軟鋼板上の場合は
Q値が著しく低下する。これは実施例1ではコイルから
発生する磁束の方向が板の面に平行で導電板により遮蔽
されているので、板の表面には達しないものの、比較例
では磁束の方向が板の面に垂直であって、磁束の大部分
は板に到達することによることに起因するものと考えら
れる。また、実施例1のアンテナコイルにICチップを
接続したタグは、アクリル板、アルミニウム板及び軟鋼
板のいずれの表面に配置しても動作するのに対して、比
較例1のアンテナコイルにICチップを接続したタグ
は、アクリル板の表面に配置した場合にのみ動作し、ア
ルミニウム板及び軟鋼板の表面に配置した場合には動作
しなかった。これはアルミニウム板の場合はL値が変化
し、共振周波数が変化したことと、エネルギーが鉄板に
吸収され損失となったためと考えられる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
1磁芯部材をコイル本体の外縁からコイル本体により包
囲される中央部に達するようにコイル本体の一方の面に
接着するので、外部の電波による磁束は第1磁芯部材に
入る。また、第2磁芯部材の中央部に位置する部分が第
1磁芯部材と重なり合い、かつコイル本体の外縁から中
央部に達するようにその第2磁芯部材をコイル本体の他
方の面に接着するので、第1磁芯部材を通過する磁束
は、第1磁芯部材からそれに重なり合う第2磁芯部材に
中央部で速やかに移行し、その第2磁芯部材を通ってコ
イル本体の外縁における第2磁芯部材の端から外部に出
る。この結果、このタグ用アンテナコイルを物品の表面
に取付けると、その磁束方向は物品表面と平行になるた
め、物品が金属により形成されていても、物品に生じる
渦電流は抑制されてアンテナコイルの共振周波数は上記
金属製の物品の影響を受けず、物品からの突出量を抑制
するとともに確実に作動するアンテナコイルを得ること
ができる。
【0033】また、導体をエッチング若しくは打ち抜
き、又はスクリーン印刷若しくは蒸着することにより形
成すれば、電気絶縁フィルム又はシートへの導体の形成
が比較的容易になる。一方、磁芯部材が、軟磁性金属,
アモルファス又はフェライトからなる粉末又はフレーク
及びプラスチックの複合材、軟磁性金属の板又は箔、ア
モルファス箔又はその積層材、或いはフェライトであれ
ば、磁芯部材が比較的薄いものになり、アンテナコイル
全体の厚さを薄くすることができる。特に磁性塗膜を磁
芯部材とすることにより、磁芯部材を更に薄くすること
ができ、射出成形において成形が困難な0.8mm以下
の厚さの磁芯部材により更に薄いアンテナコイルを得る
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のアンテナコイルを示す図
2のA−A線断面図。
【図2】そのアンテナコイルの平面図。
【図3】本発明第2実施形態のアンテナコイルを示す図
1に対応する断面図。
【図4】そのアンテナコイルの平面図。
【図5】磁芯部材に螺旋状に巻回された導体を有する従
来のアンテナコイルを示す斜視図。
【図6】渦巻き状のコイル本体からなる従来のアンテナ
コイルを示す斜視図。
【符号の説明】
10 タグ用アンテナコイル 11 導体 11a コイル本体 11b 中央部 12 電気絶縁フィルム又はシート 13 第1磁芯部材 14 第2磁芯部材 16 導電部材
フロントページの続き (72)発明者 八幡 誠朗 東京都文京区小石川1丁目12番14号 三菱 マテリアル株式会社RF−ID事業センタ ー内 Fターム(参考) 5B035 AA04 BA05 BB09 BC00 CA01 CA23 5J046 AA04 AA07 AB11 PA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体(11)が平面内で渦巻き状に巻回され
    て形成されたコイル本体(11a)と、 前記コイル本体(11a)の外縁から前記コイル本体(11a)に
    より包囲される中央部(11b)に達するように前記コイル
    本体(11a)の一方の面に接着されたシート状又は膜状の
    第1磁芯部材(13)と、 前記コイル本体(11a)の外縁から前記中央部(11b)に達す
    るように前記コイル本体(11a)の他方の面に接着され前
    記中央部(11b)に位置する部分が前記第1磁芯部材(13)
    と重なり合うシート状又は膜状の第2磁芯部材(14)とを
    備えたことを特徴とするタグ用アンテナコイル。
  2. 【請求項2】 コイル本体(11a)及び第1磁芯部材(13)
    が電気絶縁フィルム又はシート(12)の一方の主面に積層
    され、第2磁芯部材(14)が前記電気絶縁フィルム又はシ
    ート(12)の他方の主面に積層された請求項1記載のタグ
    用アンテナコイル。
  3. 【請求項3】 コイル本体(11a)が導電性板又は箔を打
    ち抜くことにより形成された請求項1又は2記載のタグ
    用アンテナコイル。
  4. 【請求項4】 電気絶縁フィルム若しくはシート(12)の
    一方の主面全体に接着された導電性箔を所定のパターン
    でエッチングすることにより、又は電気絶縁フィルム若
    しくはシート(12)の一方の主面に導電材料を所定のパタ
    ーンでスクリーン印刷若しくは蒸着することにより、コ
    イル本体(11a)が前記電気絶縁フィルム又はシート(12)
    の一方の主面に形成された請求項2記載のタグ用アンテ
    ナコイル。
  5. 【請求項5】 コイル本体(11a)の外縁に位置する第1
    磁芯部材(13)及び第2磁芯部材(14)が中央部(11b)を中
    心とした対称位置に存在する請求項1ないし4いずれか
    記載のタグ用アンテナコイル。
  6. 【請求項6】 シート状又は板状の導電部材(16)がコイ
    ル本体(11a)の他方の面に第2磁芯部材(14)を覆うよう
    に接着された請求項1ないし5いずれか記載のタグ用ア
    ンテナコイル。
  7. 【請求項7】 第1磁芯部材(13)及び第2磁芯部材(14)
    のいずれか一方または双方が、軟磁性金属,アモルファ
    ス又はフェライトからなる粉末又はフレーク及びプラス
    チックの複合材、軟磁性金属の板又は箔、アモルファス
    箔又はその積層材、或いはフェライトである請求項1な
    いし6いずれか記載のタグ用アンテナコイル。
  8. 【請求項8】 第1磁芯部材(13)及び第2磁芯部材(14)
    のいずれか一方または双方が磁性粉を含むインク又は塗
    料を塗布乾燥することにより形成された磁性塗膜から構
    成された請求項1ないし6いずれか記載のタグ用アンテ
    ナコイル。
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