JP2002323665A - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びそれを用いた画像形成装置

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JP2002323665A
JP2002323665A JP2001125714A JP2001125714A JP2002323665A JP 2002323665 A JP2002323665 A JP 2002323665A JP 2001125714 A JP2001125714 A JP 2001125714A JP 2001125714 A JP2001125714 A JP 2001125714A JP 2002323665 A JP2002323665 A JP 2002323665A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被走査面上でのゴースト光(フレア光)の光
量を低減させると共に像面湾曲、fθ特性、スポット径
の均一性を良好に補正することができる高画質な光走査
装置及びそれを用いた画像形成装置を得ること。 【解決手段】 光源手段から出射した光束を略平行光束
に変換する第1の光学系と、光束を主走査断面内で結像
させる第2の光学系と、光束を反射偏向させる偏向手段
と、光束を被走査面上に形成する第3の光学系とを有
し、第3の光学系の最も偏向手段側のレンズは、少なく
とも1面が主走査断面内で非円弧で、かつ主走査断面内
において偏向手段側へ凹面を向けた正のメニスカスレン
ズであり、第3の光学系の最も偏向手段側のレンズ面は
偏向手段からの光束がレンズ面で反射したとき、副走査
断面内において平行光束もしくは発散光束となる形状を
していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光走査装置及びそれ
を用いた画像形成装置に関し、特にレンズの表面反射
(内部反射)やレンズ面間の反射によって発生する反射
光が被走査面に入射し、ゴースト光(フレア光)となっ
たときのその光量を低減させ、また像面湾曲、fθ特
性、スポット径の均一性等の光学性能を良好に補正する
ことのできる、例えば電子写真プロセスを有するレーザ
ービームプリンタやデジタル複写機等の機器に好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来からレーザービームプリンタ等の光
走査装置においては光源手段から画像信号に応じて光変
調され射出した光束を、例えば回転多面鏡(ポリゴンミ
ラー)より成る光偏向器により周期的に偏向させ、fθ
特性を有するfθレンズ系によって感光性の記録媒体
(感光ドラム)面上にスポット状に収束させ、該記録媒
体面上を光走査して画像記録を行っている。
【0003】図9は従来の光走査装置の光学系の主走査
断面図、図10は図9の副走査断面図である。図9、図
10において光源手段91から射出した発散光束はコリ
メーターレンズ92によって収束光束とされ、開口絞り
93によって該光束を整形して副走査断面内におけるみ
に屈折力を有するシリンドリカルレンズ94に入射して
いる。シリンドリカルレンズ94に入射した光束のうち
主走査断面内においてはそのままの状態で射出し、副走
査断面内においては収束して回転多面鏡から成る光偏向
器95の偏向面95a近傍にほぼ線像として結像してい
る。
【0004】そして光偏向器95の偏向面95aで反射
偏向された光束をfθ特性を有する走査光学手段である
走査レンズ系(fθレンズ系)96を介して被走査面9
7としての感光ドラム面上へ導光し、該光偏向器95を
矢印A方向に回転させることによって該感光ドラム面9
7上を矢印B方向(主走査方向)に光走査して画像情報
の記録を行っている。
【0005】この種の光走査装置において高精細な画像
の記録を行うには、(ア-1)被走査面全域にわたって像面
湾曲が良好に補正されていること、(ア-2)被走査面を等
速で走査するための歪曲収差を有していること、(ア-3)
被走査面でのスポット径及びスポット形状が良好である
こと、(ア-4)光偏向器の偏向面が回転軸に対して倒れた
場合でも走査線の位置ズレが生じないように補正する倒
れ補正機能を有していること、等が挙げられる。
【0006】更にこの種の光走査装置においては製作が
容易と成るために走査レンズ系を反射コートなしの樹脂
レンズで構成しており、そのため該樹脂レンズの表面反
射(内部反射)やレンズ面間の反射によって発生する反
射光が被走査面に入射し、ゴースト光(フレア光)とな
るのを防止またはその光量を低減させることが必要と成
っている。
【0007】これらの光学性能を良好に満たす光走査装
置は従来から種々と提案されている。例えば上記のゴー
スト光(フレア光)を防止またはその光量を低減した光
走査装置が、特開平7-287180号公報や特開平7-230051号
公報等で種々と提案されている。
【0008】上記特開平7-287180号公報や特開平7-2300
51号公報等の光走査装置は上記のゴースト光(フレア
光)を防止またはその光量を低減するための手段とし
て、例えばレンズをシフトまたはチルトさせたり、ある
いは装置内部に遮光部材を設けたりしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】走査レンズ系を反射コ
ートなしの樹脂レンズで構成した場合、該樹脂レンズの
レンズ面で反射した反射光が光偏向器の偏向面に戻り、
再び光偏向器で反射偏向され、被走査面上を走査し、ゴ
ースト光となるという問題点が生じる。特に近年、感光
ドラムの感度が高くなっているため、被走査面上でのこ
のようなゴースト光の存在が無視できなくなっている。
【0010】上記特開平7-287180号公報や特開平7-2300
51号公報等の光走査装置ではゴースト光(フレア光)を
防止またはその光量を低減させるためにレンズをシフト
もしくはチルトさせたり、あるいは装置内に遮光部材を
設けていることから走査線が湾曲し、画質が劣化すると
いう問題点がある。また装置全体が複雑化し、コストア
ップの要因にもなる。
【0011】また上記の特開平7-287180号公報や特開平
7-230051号公報等の光走査装置はレンズの表面反射(内
部反射)やレンズ面間の反射によって発生する反射光が
光偏向器に戻り、再び被走査面へ向かい、ゴースト光
(フレア光)となることについては全く考慮されていな
かった。
【0012】本発明はレンズの表面反射(内部反射)や
レンズ面間の反射によって発生する反射光が被走査面上
に入射し、ゴースト光(フレア光)となったときのその
光量を低減させ、また簡易な構成で高画質な画像を得る
ことができる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光走査
装置は、光源手段と、該光源手段から出射した光束を略
平行光束に変換する第1の光学系と、該第1の光学系を
通過した光束を主走査断面内で長い線像として結像させ
る第2の光学系と、該第2の光学系からの光束を反射偏
向させる偏向手段と、該偏向手段からの光束を被走査面
上にスポットとして形成する第3の光学系と、を有する
光走査装置において、該第3の光学系の最も偏向手段側
のレンズは、少なくとも1面が主走査断面内で非円弧
で、かつ主走査断面内において該偏向手段側へ凹面を向
けた正の屈折力を有するメニスカスレンズであり、該第
3の光学系の最も偏向手段側のレンズ面は、該偏向手段
からの光束が該レンズ面で反射したとき、副走査断面内
において平行光束もしくは発散光束となる形状をしてい
ることを特徴としている。
【0014】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記第3の光学系の最も偏向手段側のレンズの一面
の副走査断面内の近軸曲率半径をRs、主走査断面内の
近軸曲率半径をRmとしたとき、 |Rm|/|Rs|<1 なる条件を満足することを特徴としている。
【0015】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記偏向手段の偏向面の副走査方向の高さをh
p、前記第3の光学系の最も偏向手段側の面の副走査断
面内の曲率半径をRs、該偏向面の中心から該第3の光
学系の最も偏向手段側の面までの距離をL、前記第2の
光学系のFナンバーをF Noとしたとき、
【0016】
【数3】
【0017】なる条件を満足することを特徴としてい
る。
【0018】請求項4の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記偏向手段の偏向面の副走査方向の高さをh
p、前記第3の光学系の最も偏向手段側の面の副走査断
面内の曲率半径をRs、該偏向面の中心から該第3の光
学系の最も偏向手段側の面までの距離をL、前記第2の
光学系のFナンバーをF Noとしたとき、
【0019】
【数4】
【0020】なる条件を満足することを特徴としてい
る。
【0021】請求項5の発明は請求項1の発明におい
て、前記第3の光学系の少なくとも一面の副走査断面内
の形状は光軸に対して非対称に変化していることを特徴
としている。
【0022】請求項6の発明は請求項1の発明におい
て、前記第3の光学系はプラスチックより成る樹脂レン
ズを含み、該樹脂レンズの面には反射防止膜がコートさ
れていないことを特徴としている。
【0023】請求項7の発明の画像形成装置は、請求項
1乃至6の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走
査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査され
た光束によって前記感光体上に形成された静電潜像をト
ナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を
被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被
転写材に定着させる定着器とを有することを特徴として
いる。
【0024】請求項8の発明の画像形成装置は、請求項
1乃至6の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器
から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光
走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有し
ていることを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1は本発明の実
施形態1の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、
図2は本発明の実施形態1の副走査断方向の要部断面図
(副走査断面図)である。
【0026】尚、本明細書においては走査光学手段の光
軸と光偏向器により偏向された光束とが形成する面を主
走査断面、走査光学手段の光軸を含み主走査断面と直交
する面を副走査断面と定義する。
【0027】同図において1は光源手段であり、例えば
半導体レーザーより成っている。2は第1の光学系とし
てのコリメーターレンズであり、光源手段1から出射さ
れた発散光束を略平行光束に変換している。3は開口絞
りであり、通過光束を制限してビーム形状を整形してい
る。4は第2の光学系としてのシリンドリカルレンズで
あり、副走査方向にのみ所定のパワーを有しており、開
口絞り3を通過した光束を副走査断面内で後述する光偏
向器5の偏向面(反射面)5aにほぼ線像として結像さ
せている。尚、コリメーターレンズ2、開口絞り3、そ
してシリンドリカルレンズ4等の各要素は入射光学手段
11の一要素を構成している。
【0028】5は偏向手段としての光偏向器であり、例
えば4面構成のポリゴンミラー(回転多面鏡)より成っ
ており、モーター等の駆動手段(不図示)により図中矢
印A方向に一定速度で回転している。
【0029】6は集光機能とfθ特性とを有する第3の
光学系としてのfθレンズ系(走査レンズ系)であり、
光偏向器5側より順にプラスチック材より成る第1、第
2の2枚のfθレンズ6a,6bを有し、該第1、第2
のfθレンズ6a,6bの全てのレンズ面R1〜R4に
は反射防止膜がコートされていない。第1、第2のfθ
レンズ6a,6bは共に主走査断面内で非球面形状のト
ーリック面で形成され、光偏向器5によって反射偏向さ
れた画像情報に基づく光束を被走査面としての感光ドラ
ム面7上にスポット状に結像させ、かつ副走査断面内に
おいて光偏向器5の偏向面5aと感光ドラム面7との間
を共役関係にすることにより、倒れ補正機能を有してい
る。第1のfθレンズ6aは少なくとも1面が主走査断
面内で非円弧(非球面係数が0でないこと、また平面で
もないこと)で、かつ主走査断面内で光偏向器5側へ凹
面を向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズより成
っている。第1のfθレンズ6aの光偏向器5側のレン
ズ面R1は、該光偏向器5側からの光束が該レンズ面R
1で反射したとき、副走査断面内において平行光束もし
くは発散光束となる形状をしている。本実施形態ではこ
のレンズ面R1の副走査断面内における形状を平面形状
より形成しているが、曲面を有していても良い。
【0030】7は被走査面としての感光ドラム面であ
る。
【0031】本実施形態において半導体レーザー1から
射出した発散光束はコリメーターレンズ2により略平行
光束に変換され、開口絞り3によって該光束(光量)が
制限され、シリンドリカルレンズ4に入射している。シ
リンドリカルレンズ4に入射した略平行光束のうち主走
査断面においてはそのままの状態で射出する。また副走
査断面内においては収束して光偏向器5の偏向面5aに
ほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像してい
る。そして光偏向器5の偏向面5aで反射偏向された光
束は第1、第2のfθレンズ6a,6bを介して感光ド
ラム面7上にスポット状に結像され、該光偏向器5を矢
印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面7
上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査してい
る。これにより記録媒体としての感光ドラム面7上に画
像記録を行なっている。
【0032】本実施形態におけるfθレンズ系6を構成
する第1、第2のfθレンズ6a,6bの形状は次式の
関数で表わされる。
【0033】例えば第1、第2のfθレンズと光軸との
交点を原点とし、図1に示すように光軸に対して走査開
始側7aと走査終了側7bでの主走査断面内の面形状
は、光軸をX軸、主走査断面内において光軸と直交する
方向をY軸、副走査断面内で光軸と直交する方向をZ軸
としたとき、走査開始側7aの面形状は
【0034】
【数5】
【0035】走査終了側7bの面形状は
【0036】
【数6】
【0037】で表される。
【0038】但し,Rは曲率半径、K,B4、B6
8、B10は非球面係数である。係数のサフィックスsは
走査開始側、サフィックスeは走査終了側を表してい
る。
【0039】また副走査方向は図2に示すように光軸に
対して走査開始側と走査終了側で第1、第2のfθレン
ズ6a,6bの各レンズ面のうち、少なくとも一面の副
走査断面内における曲率を、該レンズの有効部内におい
て連続的に変化させており、またfθレンズ系6の主走
査断面内における対称軸を被走査面の垂直二等分線に対
して非対称な構成とし、副走査断面内において走査開始
側7aの面形状は
【0040】
【数7】
【0041】走査終了側7bの面形状は
【0042】
【数8】
【0043】で表される。
【0044】但し、rは曲率半径、D2、D4、D6
8、D10は係数である 本実施形態では副走査断面内におけるピント補正(像面
湾曲補正)とfθレンズ系6の副走査断面内における倍
率の一様性(スポット径の像高による変動)を補正する
ために第1のfθレンズ6aの射出側のレンズ面R2、
第2のfθレンズ6bの両レンズ面R3、R4の副走査
断面内における形状を後述する表−1に示すように光軸
に対し連続的で、かつ非対称に変化させているが、主走
査断面内におけるレンズ形状によっては1面のみの変化
で両収差を補正することが可能であり、これによってレ
ンズ形状が簡略化され、製造上有効であるという特徴を
有する。
【0045】次に本発明の目的を達成するための手段と
効果について説明する。
【0046】第1、第2のfθレンズ6a,6bは上記
の如く共にコーティングのないプラスチックレンズ(樹
脂レンズ)であり、表面反射率はその材質の屈折率が約
1.5であるから、およそ4%である。このプラスチッ
クレンズ(第1、第2のfθレンズ)6a,6bの最も光
偏向器5側のレンズ面R1で反射される反射光が偏向面
5aに戻り、再びfθレンズ系6を通過し、被走査面7
上に入射し、ゴースト光(フレア光)となるとき、該被
走査面7上でのその光量および集光状態によって画像が
劣化する。特にゴースト光の光量が被走査面7上におい
て3%以上の場合は肉眼でも判別できる程度まで画質が
劣化するので、3%以下に抑えることが望ましい。
【0047】図11に示すように第1のfθレンズ96
aのレンズ面R1で反射して再び光偏向器95で偏向さ
れ、被走査面97上に入射するゴースト光の光量を低減
するために、本実施形態では図2に示すようにfθレン
ズ系6の最も光偏向器5側のレンズ面R1の副走査断面
内における曲率半径を無限大、つまり平面で構成し、該
レンズ面R1で反射して偏向面5aに戻った反射光の副
走査方向の広がりを、該偏向面5aの副走査方向の高さ
hpより広がるように各光学要素を設定している。
【0048】即ち、レンズ面R1からの反射光が偏向面
5aに戻ったとき、該偏向面5a上での副走査方向の広
がりは、光偏向器5の偏向点Pから第1のfθレンズ6
aのレンズ面R1までの距離をL、レンズ面R1の副走
査断面内における曲率半径をRs、シリンドリカルレン
ズ4の副走査断面内における有効F値をFNOとしたと
き、
【0049】
【数9】
【0050】で表される。
【0051】シリンドリカルレンズ4の副走査断面内に
おける有効F値は、該シリンドリカルレンズ4の焦点距
離fと副走査断面内におけるビーム幅Dの比で与えられ
る。例えば光偏向器5の偏向面5aの反射率が95%の
とき、該偏向面5aに戻った反射光の副走査方向の広が
りは、該偏向面5aの副走査方向の高さhpより後述す
るように約8%以上広がって入射すれば、被走査面7上
でのゴースト光の光量は3%以下に抑えられる。
【0052】本実施形態における第1,第2のfθレン
ズ6a,6bは前述の如く各々反射コート無しのプラス
チックレンズで構成されており、該第1のfθレンズ6
aの少なくとも一面の副走査断面内における近軸曲率半
径をRs、主走査断面内における近軸曲率半径をRmと
したとき、 |Rm|/|Rs|<1 ‥‥(1) なる条件を満足するように設定している。
【0053】即ち、本実施形態では第1のfθレンズ6
aの光偏向器5側のレンズ面R1の主走査断面内におけ
る近軸曲率半径Rmを副走査断面内における近軸曲率半
径Rsより小さく成るように設定することにより、偏向
面5aにレンズ面R1からの反射光が戻りやすくしてい
る。このような場合は反射光の副走査方向の広がりを偏
向面5aの副走査方向の高さhpより広くすると、さら
に有効となる。
【0054】そこで本実施形態では上記条件式(1)を
満たすと共に、偏向面5aの副走査方向の高さhpを
【0055】
【数10】
【0056】なる条件を満足するように設定している。
これにより本実施形態では被走査面7上でのゴースト光
の光量を低減させている。
【0057】更に本実施形態ではレンズ面R1で反射し
た反射光が光偏向器5の偏向面5aで反射し、fθレン
ズ系6に戻る光束の割合をX(%)としたとき、該割合
X(%)は、上述した値を用いて、 0.04×0.95×X×(0.96)4 =0.03 X=92.95(%) となり、上記の如く反射光が偏向面5aの副走査方向の
高さhpより約8%以上広がって入射すれば、被走査面
7上でのゴースト光の光量は3%以下に抑えられること
から、
【0058】
【数11】
【0059】なる条件を満足するように設定している。
【0060】次に上記の条件式(1),(2),(3)
の技術的意味について説明する。
【0061】条件式(1)は主走査断面内における近軸
曲率半径Rmと副走査断面内における近軸曲率半径Rs
との比に関するものであり、条件式(1)を外れると偏
向面にレンズ面R1からの反射光が戻りにくくなるので
良くない。
【0062】条件式(2)はレンズ面R1からの反射光
の副走査方向の広がりを偏向面の副走査方向の高さhp
より広くするための条件であり、条件式(2)を外れる
と被走査面上でのゴースト光の光量を低減させることが
難しくなってくるので良くない。
【0063】条件式(3)は条件式(2)において、光
偏向器の偏向面で反射し,第3の光学系に戻る光束の割
合Xも含めて考慮したものであり,条件式(3)を外れ
ると条件式(2)と同様に被走査面上でのゴースト光の
光量を低減させることが難しくなってくるので良くな
い。
【0064】表−1に本実施形態の光学パラメータを示
す。
【0065】
【表1】
【0066】本実施形態において第1のfθレンズ6a
は主走査断面内において光偏向器5側へ凹面を向けた正
のメニスカスレンズであり、第1、第2のfθレンズ6
a、6bのうち、少なくとも1面の副走査断面内における
曲率を、該レンズの有効部内において連続的で、かつ光
軸に対して非対称に変化させており、またfθレンズ系
6の主走査断面内における対称軸を被走査面8の垂直二
等分線に対して非対称な構成としている。尚、光軸は主
走査断面内における被走査面の垂直二等分線と一致させ
ている。
【0067】表−1から本実施形態の第1のfθレンズ
6aのレンズ面R1の形状は、Rm=−34.3、Rs
=∞より |Rm|/|Rs|=0 であり、これは条件式(1)を満たしている。また {2L(L+Rs)}/(Rs・FNO)=3.1、 hp=2.0 であり、これは条件式(2)を満たしている。また X×{2L(L+Rs)}/(Rs・FNO)=2.8 hp=2.0 であり、これは条件式(3)を満たしている。
【0068】更に図3に示すように本実施形態では像面
湾曲、fθ特性、スポットの均一性等の光学性能も良好
に補正されている。
【0069】このように本実施形態では上述の如く第1
のfθレンズ6aの光偏向器5側のレンズ面R1を副走
査断面内において平面形状より形成すると共に、上記条
件式(1),(2),(3)のうち1つ以上を満たすこ
とにより、被走査面上でのゴースト光の光量を低減する
ことができ、また第1、第2のfθレンズ6a、6bのレ
ンズ形状を適切に設定することにより,像面湾曲、fθ
特性、スポットの均一性等の光学性能も良好に補正する
ことができる。
【0070】尚、本実施形態ではfθレンズ系6を2枚
のレンズで構成したが、これに限らず、例えば1枚や3
枚以上のレンズであっても、実施形態1と全く同様の効
果を得ることができる。また第1のfθレンズ6aのレ
ンズ面R1以外のレンズ面で反射し、光偏向器へ戻り、
被走査面上に入射するゴースト光も、該第1のfθレン
ズ6aの副走査断面内における形状により光偏向器に戻
る際、発散光束にすることも可能である。
【0071】[実施形態2]図4は本発明の実施形態2
の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。同
図において図2に示した要素と同一要素には同符番を付
している。
【0072】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点はfθレンズ系6を構成する第1、第2のfθレ
ンズ16a,16bの副走査断面内における曲率半径を
異ならせて形成したことである。その他の構成及び光学
的作用は実施形態1と略同様であり,これにより同様な
効果を得ている。
【0073】即ち、同図において16は集光機能とfθ
特性とを有する第3の光学系としてのfθレンズ系(走
査レンズ系)であり、光偏向器5側より順にプラスチッ
ク材より成る第1、第2の2枚のfθレンズ16a,1
6bを有し、該第1、第2のfθレンズ16a,16b
の全てのレンズ面R1〜R4には反射防止膜がコートさ
れていない。第1、第2のfθレンズ16a,16bは
共に主走査断面内で非球面形状のトーリック面で形成さ
れ、光偏向器5によって反射偏向された画像情報に基づ
く光束を被走査面としての感光ドラム面7上にスポット
状に結像させ、かつ副走査断面内において光偏向器5の
偏向面5aと感光ドラム面7との間を共役関係にするこ
とにより、倒れ補正機能を有している。第1のfθレン
ズ16aは少なくとも1面が主走査断面内で非円弧(非
球面係数が0でないこと、また平面でもないこと)であ
り、かつ主走査断面内で光偏向器5側へ凹面を向けた正
の屈折力を有するメニスカスレンズより成っている。第
1のfθレンズ16aの光偏向器5側のレンズ面R1
は、該光偏向器5側からの光束が該レンズ面R1で反射
したとき、副走査断面内において平行光束もしくは発散
光束となる形状をしている。本実施形態ではこのレンズ
面R1の副走査断面内における形状を光偏向器5側に凸
面を向けた形状より形成している。
【0074】表−2に本実施形態の光学パラメータを示
す。
【0075】
【表2】
【0076】本実施形態においては第1のfθレンズ1
6aの光偏向器5側のレンズ面R1の副走査断面内にお
ける形状を、該光偏向器5側に凸面を向けた形状にした
ことにより、該レンズ面R1で反射した反射光が、実施
形態1よりもさらに副走査方向に広がった発散光束とし
て偏向面に戻る。よって被走査面7上でのゴースト光の
光量は実施形態1よりさらに低減させることができる。
【0077】表−2から本実施形態の第1のfθレンズ
16aのレンズ面R1の形状は、Rm=−34.3、R
s=50.0より |Rm|/|Rs|=0.686 であり、これは条件式(1)を満たしている。また {2L(L+Rs)}/(Rs・FNO)=4.6、 hp=2.0 であり、これは条件式(2)を満たしている。また X×{2L(L+Rs)}/(Rs・FNO)=4.2 hp=2.0 であり、これは条件式(3)を満たしている。
【0078】更に図5に示すように本実施形態では像面
湾曲、fθ特性、スポットの均一性等の光学性能も良好
に補正されている。
【0079】このように本実施形態では上述の如く第1
のfθレンズ16aの光偏向器5側のレンズ面R1を副
走査断面内において該光偏向器5側に凸を向けた形状よ
り形成すると共に、上記条件式(1),(2),(3)
のうち1つ以上を満たすことにより、被走査面上でのゴ
ースト光の光量を低減することができ、また第1、第2
のfθレンズ16a、16bのレンズ形状を適切に設定す
ることにより,像面湾曲、fθ特性、スポットの均一性
等の光学性能も良好に補正することができる。
【0080】[実施形態3]図6は本発明の実施形態3
の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。同
図において図2に示した要素と同一要素には同符番を付
している。
【0081】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点はfθレンズ系26を構成する第1、第2のfθ
レンズ26a,26bの副走査断面内における曲率半径
を異ならせて形成したことである。その他の構成及び光
学的作用は実施形態1と略同様であり,これにより同様
な効果を得ている。
【0082】即ち,同図において26は集光機能とfθ
特性とを有する第3の光学系としてのfθレンズ系(走
査レンズ系)であり、光偏向器5側より順にプラスチッ
ク材より成る第1、第2の2枚のfθレンズ26a,2
6bを有し、該第1、第2のfθレンズ26a,26b
の全てのレンズ面R1〜R4には反射防止膜がコートさ
れていない。第1、第2のfθレンズ26a,26bは
共に主走査断面内で非球面形状のトーリック面で形成さ
れ、光偏向器5によって反射偏向された画像情報に基づ
く光束を被走査面としての感光ドラム面7上に結像さ
せ、かつ副走査断面内において光偏向器5の偏向面5a
と感光ドラム面7との間を共役関係にすることにより、
倒れ補正機能を有している。第1のfθレンズ26aは
少なくとも1面が主走査断面内で非円弧(非球面係数が
0でないこと、また平面でもないこと)であり、かつ主
走査断面内で光偏向器5側へ凹面を向けた正の屈折力を
有するメニスカスレンズより成っている。第1のfθレ
ンズ26aの光偏向器5側のレンズ面R1は、該光偏向
器5側からの光束が該レンズ面R1で反射したとき、副
走査断面内において平行光束もしくは発散光束となる形
状をしている。本実施形態ではこのレンズ面R1の副走
査断面内における形状を光偏向器5側に弱い凹を向けた
形状より形成している。
【0083】表−3に本実施形態の光学パラメータを示
す。
【0084】
【表3】
【0085】本実施形態においては第1のfθレンズ2
6aの光偏向器5側のレンズ面R1の副走査断面内にお
ける形状を、該光偏向器5側に弱い凹を向けた形状にし
たことにより、該レンズ面R1で反射した反射光は、実
施形態1よりもさらに副走査方向に広がった弱発散光と
して偏向面に戻る。よって被走査面7上でのゴースト光
の光量は実施形態1よりさらに低減させることができ
る。
【0086】表−3から本実施形態の第1のfθレンズ
26aのレンズ面R1の形状は、Rm=−34.3、R
s=−350より |Rm|/|Rs|=0.098 であり、これは条件式(1)を満たしている。また {2L(L+Rs)}/(Rs・FNO)=2.8、 hp=2.0 であり、これは条件式(2)を満たしている。また X×{2L(L+Rs)}/(Rs・FNO)=2.6 hp=2.0 であり、これは条件式(3)を満たしている。
【0087】更に図7に示すように本実施形態では像面
湾曲、fθ特性、スポットの均一性等の光学性能も良好
に補正されている。
【0088】このように本実施形態では上述の如く第1
のfθレンズ26の光偏向器5側のレンズ面R1を副走
査断面内において光偏向器5側に凹を向けた形状より形
成すると共に、上記条件式(1),(2),(3)のう
ち1つ以上を満たすことにより、被走査面上でのゴース
ト光の光量を低減することができ、また第1、第2のf
θレンズ26a、26bのレンズ形状を適切に設定するこ
とにより、像面湾曲、fθ特性、スポットの均一性等の
光学性能を良好に補正することができ、更に本実施形態
では副走査方向の横倍率を低減させ、ピッチムラによる
画像劣化を低減させている。
【0089】[画像形成装置]図8は、前述した実施形
態1、2又は3の光走査装置を用いた画像形成装置(電
子写真プリンタ)の実施形態を示す副走査断面内におけ
る要部断面図である。図8において、符号104は画像
形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソ
ナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータ
Dcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプ
リンタコントローラ111によって、画像データ(ドッ
トデータ)Diに変換される。この画像データDiは、
各実施形態1、2、3で示した構成を有する光走査ユニ
ット100に入力される。そして、この光走査ユニット
(光走査装置)100からは、画像データDiに応じて
変調された光ビーム(光束)103が射出され、この光
ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走
査方向に走査される。
【0090】静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム
101は、モータ115によって時計廻りに回転させら
れる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の
感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交す
る副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方に
は、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ102が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラ
ム101の−表面に、前記光走査ユニット100によっ
て走査される光ビーム103が照射されるようになって
いる。
【0091】先に説明したように、光ビーム103は、
画像データDiに基づいて変調されており、この光ビー
ム103を照射することによって感光ドラム101の表
面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光
ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101
の回転断面内における下流側で感光ドラム101に当接
するように配設された現像器107によってトナー像と
して現像される。
【0092】現像器107によって現像されたトナー像
は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対
向するように配設された転写ローラ(転写器)108に
よって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙1
12は感光ドラム101の前方(図7において右側)の
用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも
給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙
ローラ110が配設されており、用紙カセット109内
の用紙112を搬送路へ送り込む。
【0093】以上のようにして、未定着トナー像を転写
された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図8
において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部
に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113と
この定着ローラ113に圧接するように配設された加圧
ローラ114とで構成されており、転写部から撒送され
てきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ11
4の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙1
12上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ロー
ラ113の後方には排紙ローラ116が配設されてお
り、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せ
しめる。
【0094】図8においては図示していないが、プリン
トコントローラ111は、先に説明したデータの変換だ
けでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部
や、光走査ユニット100内のポリゴンモータなどの制
御を行う。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く第3の光学系
の最も偏向手段側のレンズの副走査断面内における形状
を平面、もしくは光偏向器側に凸、もしくは光偏向器側
に弱い凹の形状より形成することにより、被走査面上で
のゴースト光(フレア光)の光量を低減させることがで
き、また第3の光学系を構成するレンズの形状を適切に
設定することにより、像面湾曲、fθ特性、スポット径
の均一性も良好に補正することができる高画質な光走査
装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の主走査断面図
【図2】 本発明の実施形態1の副走査断面図
【図3】 本発明の実施形態1の光学性能を示した図
【図4】 本発明の実施形態2の副走査断面図
【図5】 本発明の実施形態2の光学性能を示した図
【図6】 本発明の実施形態3の副走査断面図
【図7】 本発明の実施形態3の光学性能を示した図
【図8】 本発明の光走査装置を用いた画像形成装置
(電子写真プリンタ)の構成例を示す副走査断面図
【図9】 従来の光走査装置の主走査断面図
【図10】 従来の光走査装置の副走査断面図
【図11】 光走査装置において被走査面に向かうゴー
スト光を表す主走査断面図
【符号の説明】
1 光源手段(半導体レーザ) 2 第1の光学系(コリメータ−レンズ) 3 開口絞り 4 第2の光学系(シリンドリカルレンズ) 5 偏向手段(光偏向器) 5a 偏向面 6,16,26 第3の光学系(fθレンズ系) 6a,16a,26a 第1のfθレンズ 6b,16b,26b 第2のfθレンズ 7 被走査面(感光ドラム面) 11 入射光学手段 100 光走査装置 101 感光ドラム 102 帯電ローラ 103 光ビーム 104 画像形成装置 107 現像装置 108 転写ローラ 109 用紙カセット 110 給紙ローラ 111 プリンタコントローラ 112 転写材(用紙) 113 定着ローラ 114 加圧ローラ 115 モータ 116 排紙ローラ 117 外部機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA03 BA04 BA86 BB03 BB14 2H045 BA02 CA68 CB63 2H087 KA19 LA22 PA02 PA17 PB02 QA01 QA02 QA03 QA06 QA07 QA12 QA13 QA17 QA21 QA22 QA32 QA34 QA37 QA41 QA42 RA07 RA08 UA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段と、該光源手段から出射した光
    束を略平行光束に変換する第1の光学系と、該第1の光
    学系を通過した光束を主走査断面内で長い線像として結
    像させる第2の光学系と、該第2の光学系からの光束を
    反射偏向させる偏向手段と、該偏向手段からの光束を被
    走査面上にスポットとして形成する第3の光学系と、を
    有する光走査装置において、 該第3の光学系の最も偏向手段側のレンズは、少なくと
    も1面が主走査断面内で非円弧で、かつ主走査断面内に
    おいて該偏向手段側へ凹面を向けた正の屈折力を有する
    メニスカスレンズであり、該第3の光学系の最も偏向手
    段側のレンズ面は、該偏向手段からの光束が該レンズ面
    で反射したとき、副走査断面内において平行光束もしく
    は発散光束となる形状をしていることを特徴とする光走
    査装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の光学系の最も偏向手段側のレ
    ンズの一面の副走査断面内の近軸曲率半径をRs、主走
    査断面内の近軸曲率半径をRmとしたとき、 |Rm|/|Rs|<1 なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載の光
    走査装置。
  3. 【請求項3】 前記偏向手段の偏向面の副走査方向の高
    さをhp、前記第3の光学系の最も偏向手段側の面の副
    走査断面内の曲率半径をRs、該偏向面の中心から該第
    3の光学系の最も偏向手段側の面までの距離をL、前記
    第2の光学系のFナンバーをFNoとしたとき、 【数1】 なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2記
    載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 前記偏向手段の偏向面の副走査方向の高
    さをhp、前記第3の光学系の最も偏向手段側の面の副
    走査断面内の曲率半径をRs、該偏向面の中心から該第
    3の光学系の最も偏向手段側の面までの距離をL、前記
    第2の光学系のFナンバーをFNoとしたとき、 【数2】 なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2記
    載の光走査装置。
  5. 【請求項5】 前記第3の光学系の少なくとも一面の副
    走査断面内の形状は光軸に対して非対称に変化している
    ことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  6. 【請求項6】 前記第3の光学系はプラスチックより成
    る樹脂レンズを含み、該樹脂レンズの面には反射防止膜
    がコートされていないことを特徴とする請求項1記載の
    光走査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れか1項に記載の光
    走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記
    光走査装置で走査された光束によって前記感光体上に形
    成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、
    現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転
    写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有
    することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6の何れか1項に記載の光
    走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像
    信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタ
    コントローラとを有していることを特徴とする画像形成
    装置。
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