JP2002323584A - アクチュエータ、ステージ、露光装置、デバイスの製造方法、及び免震装置 - Google Patents
アクチュエータ、ステージ、露光装置、デバイスの製造方法、及び免震装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被駆動物の自重をキャンセル可能とすると共
に、支持部の振動が被駆動物に伝達されにくいアクチュ
エータを提供する。 【解決手段】 支持部1に設けられた支柱5には、2つ
の永久磁石6、7が取り付けられ、2つの永久磁石6、
7は同じ極が向き合うようにされている。そして、ステ
ージ3に取り付けられた保持部8には強磁性体9が取り
付けられており、強磁性体9は、2つの永久磁石6、7
の中間に位置するようにされている。さらに、ステージ
3の自重を支えるように、コイルバネ10が設けられて
いる。そして、2つの永久磁石6、7により強磁性体9
が吸引される力とコイルバネ10の弾性力が、ステージ
3の自重と板バネ2の弾性力をキャンセルし、定常状態
ではVCM4がこれらの力を補償しなくてもよいように
なっている。
に、支持部の振動が被駆動物に伝達されにくいアクチュ
エータを提供する。 【解決手段】 支持部1に設けられた支柱5には、2つ
の永久磁石6、7が取り付けられ、2つの永久磁石6、
7は同じ極が向き合うようにされている。そして、ステ
ージ3に取り付けられた保持部8には強磁性体9が取り
付けられており、強磁性体9は、2つの永久磁石6、7
の中間に位置するようにされている。さらに、ステージ
3の自重を支えるように、コイルバネ10が設けられて
いる。そして、2つの永久磁石6、7により強磁性体9
が吸引される力とコイルバネ10の弾性力が、ステージ
3の自重と板バネ2の弾性力をキャンセルし、定常状態
ではVCM4がこれらの力を補償しなくてもよいように
なっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被駆動体を駆動す
るアクチュエータ、このアクチュエータを駆動装置とし
て用いたステージ、このステージを使用した露光装置、
この露光装置を使用したデバイスの製造方法、及び物体
に外部から伝わる振動を低減する免震装置に関するもの
である。
るアクチュエータ、このアクチュエータを駆動装置とし
て用いたステージ、このステージを使用した露光装置、
この露光装置を使用したデバイスの製造方法、及び物体
に外部から伝わる振動を低減する免震装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体露光装置は、レチクルに形成され
たパターンをウェハに露光転写して、ウェハ上に形成さ
れたレジストを感光させる機能を有する。この場合、レ
チクルに形成されたパターンの像を正確にウェハ上に形
成させるために、レチクルを搭載するレチクルステー
ジ、又はウェハを搭載するウェハステージの上下方向の
位置を制御する必要があり、この目的のためにアクチュ
エータが使用されている。
たパターンをウェハに露光転写して、ウェハ上に形成さ
れたレジストを感光させる機能を有する。この場合、レ
チクルに形成されたパターンの像を正確にウェハ上に形
成させるために、レチクルを搭載するレチクルステー
ジ、又はウェハを搭載するウェハステージの上下方向の
位置を制御する必要があり、この目的のためにアクチュ
エータが使用されている。
【0003】このようなアクチュエータは、応答性を高
めるために一般にボイスコイルモータ(VCM)によっ
て駆動されることが多い。そして、被駆動物であるステ
ージを上下方向以外の方向には移動しないようにするた
めの案内部が設けられると共に、ステージの自重と、こ
の案内部によって発生する上下方向の力をキャンセル
し、駆動装置であるVCMにこのような力に起因する負
荷がかかることを避ける工夫がなされている。
めるために一般にボイスコイルモータ(VCM)によっ
て駆動されることが多い。そして、被駆動物であるステ
ージを上下方向以外の方向には移動しないようにするた
めの案内部が設けられると共に、ステージの自重と、こ
の案内部によって発生する上下方向の力をキャンセル
し、駆動装置であるVCMにこのような力に起因する負
荷がかかることを避ける工夫がなされている。
【0004】このようなアクチュエータは、例えば特開
平10−521号公報に記載されている。同公報に記載
されているアクチュエータの概要を図9に示す。支持部
1に設けられた支柱1aには、案内部である板バネ2が
設けられ、ステージ3を支えると共に、ステージ3が上
下方向のみに移動し、水平方向には移動しないようにし
ている。
平10−521号公報に記載されている。同公報に記載
されているアクチュエータの概要を図9に示す。支持部
1に設けられた支柱1aには、案内部である板バネ2が
設けられ、ステージ3を支えると共に、ステージ3が上
下方向のみに移動し、水平方向には移動しないようにし
ている。
【0005】ステージ3は、VCM4によって駆動され
る。すなわち、支持部1にはVCM4の永久磁石4aが
支持され、ステージ3にはVCM4のコイル4bが結合
されている。そして、コイル4bに流す電流を調節する
ことにより、ステージ3の上下方向位置の制御を行う。
ステージ3の自重をVCM4の駆動力で支えようとする
と、VCM4には常に大きな電流を流しておかなければ
ならず、コイル4bが発熱したり、ステージ3にその熱
が伝わって、位置精度に影響を及ぼすという問題が生じ
る。
る。すなわち、支持部1にはVCM4の永久磁石4aが
支持され、ステージ3にはVCM4のコイル4bが結合
されている。そして、コイル4bに流す電流を調節する
ことにより、ステージ3の上下方向位置の制御を行う。
ステージ3の自重をVCM4の駆動力で支えようとする
と、VCM4には常に大きな電流を流しておかなければ
ならず、コイル4bが発熱したり、ステージ3にその熱
が伝わって、位置精度に影響を及ぼすという問題が生じ
る。
【0006】そこで、このアクチュエータにおいては、
ステージ3の自重をキャンセルすると共に、ステージ3
の移動に伴って発生する板バネ2の弾性力をキャンセル
するために、永久磁石を使用した自重補正部が設けられ
ている。すなわち、支持部1に設けられた支柱5には、
永久磁石6が取り付けられ、一方、ステージ3に取り付
けられた保持部8には、永久磁石11が取り付けられて
いる。永久磁石6と永久磁石11とは互いに引き合うよ
うに磁極が配置されており、この吸引力と、ステージ3
の自重及び板バネ2の弾性力がつりあうように永久磁石
6、11の形状を調整することにより、ステージ3の自
重及び板バネ2の弾性力をキャンセルし、定常状態では
VCM4がこれらの力を補償しなくてもよいようになっ
ている。
ステージ3の自重をキャンセルすると共に、ステージ3
の移動に伴って発生する板バネ2の弾性力をキャンセル
するために、永久磁石を使用した自重補正部が設けられ
ている。すなわち、支持部1に設けられた支柱5には、
永久磁石6が取り付けられ、一方、ステージ3に取り付
けられた保持部8には、永久磁石11が取り付けられて
いる。永久磁石6と永久磁石11とは互いに引き合うよ
うに磁極が配置されており、この吸引力と、ステージ3
の自重及び板バネ2の弾性力がつりあうように永久磁石
6、11の形状を調整することにより、ステージ3の自
重及び板バネ2の弾性力をキャンセルし、定常状態では
VCM4がこれらの力を補償しなくてもよいようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
おけるようなアクチュエータにおいて、ステージ3の上
下方向の移動量をxとすると、板バネ2の弾性力はxの
3次関数に近似できる。それに対し、永久磁石6、11
の吸引力はxの2乗に反比例する。よって、たとえ近似
的に上下方向の力、すなわちステージ3の自重、板バネ
2の弾性力、永久磁石6、11の吸引力を、ステージの
定常位置の近傍でバランスさせ、これらの和である上下
方向の力Fを0近くにすることができたとしても、スト
ローク全体にわたり0近くに維持することはできない。
従って、その微分値dF/dxを併せて0近くにするこ
とはできない。
おけるようなアクチュエータにおいて、ステージ3の上
下方向の移動量をxとすると、板バネ2の弾性力はxの
3次関数に近似できる。それに対し、永久磁石6、11
の吸引力はxの2乗に反比例する。よって、たとえ近似
的に上下方向の力、すなわちステージ3の自重、板バネ
2の弾性力、永久磁石6、11の吸引力を、ステージの
定常位置の近傍でバランスさせ、これらの和である上下
方向の力Fを0近くにすることができたとしても、スト
ローク全体にわたり0近くに維持することはできない。
従って、その微分値dF/dxを併せて0近くにするこ
とはできない。
【0008】dF/dxはこの系の弾性係数に相当する
ものであり、これが0に近ければ、支持部1が振動して
もその振動がステージ3に伝わりにくい。しかし、前述
のようにdF/dxを0近くにすることができないの
で、支持部1の振動がステージ3に伝わるのを防ぐこと
ができない。これにより、露光転写精度が悪化するとい
う問題点がある。
ものであり、これが0に近ければ、支持部1が振動して
もその振動がステージ3に伝わりにくい。しかし、前述
のようにdF/dxを0近くにすることができないの
で、支持部1の振動がステージ3に伝わるのを防ぐこと
ができない。これにより、露光転写精度が悪化するとい
う問題点がある。
【0009】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、被駆動物の自重をキャンセル可能と
すると共に、支持部の振動が被駆動物に伝達されにくい
アクチュエータを提供すること、さらには、このアクチ
ュエータを使用したステージ、このステージを使用した
露光装置、この露光装置を使用したデバイスの製造方
法、さらに、前記アクチュエータとその主要部を共通に
する免震装置を提供することを課題とする。
になされたもので、被駆動物の自重をキャンセル可能と
すると共に、支持部の振動が被駆動物に伝達されにくい
アクチュエータを提供すること、さらには、このアクチ
ュエータを使用したステージ、このステージを使用した
露光装置、この露光装置を使用したデバイスの製造方
法、さらに、前記アクチュエータとその主要部を共通に
する免震装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、被駆動体を駆動する駆動体と、前記被
駆動体の動きを規制する案内部と、前記被駆動体の自重
を補償する自重補償機構とを有するアクチュエータであ
って、前記被駆動体の自重と前記案内部と前記自重補償
機構の合成力、及び当該合成力の前記被駆動体の変位に
対する微分値が、前記被駆動体の変位範囲において、ほ
ぼ0となるようにされていることを特徴とするアクチュ
エータ(請求項1)である。
の第1の手段は、被駆動体を駆動する駆動体と、前記被
駆動体の動きを規制する案内部と、前記被駆動体の自重
を補償する自重補償機構とを有するアクチュエータであ
って、前記被駆動体の自重と前記案内部と前記自重補償
機構の合成力、及び当該合成力の前記被駆動体の変位に
対する微分値が、前記被駆動体の変位範囲において、ほ
ぼ0となるようにされていることを特徴とするアクチュ
エータ(請求項1)である。
【0011】本手段においては、被駆動体の自重(被駆
動体にかかる重力)と前記案内部が発生する力と前記自
重補償機構が発生する力の合成力が、被駆動体の変位範
囲において、ほぼ0となるようにされているので、駆動
体が被駆動体の自重や案内部が発生する力を支える必要
がない。よって、駆動体が要する力が少なくて済み、駆
動体としてVCM等の電気品を用いた場合でも、その発
熱を防止することができる。ここで、「ほぼ0となる」
というのは、駆動体が要する力を、その設計上の許容範
囲以内とすることである。
動体にかかる重力)と前記案内部が発生する力と前記自
重補償機構が発生する力の合成力が、被駆動体の変位範
囲において、ほぼ0となるようにされているので、駆動
体が被駆動体の自重や案内部が発生する力を支える必要
がない。よって、駆動体が要する力が少なくて済み、駆
動体としてVCM等の電気品を用いた場合でも、その発
熱を防止することができる。ここで、「ほぼ0となる」
というのは、駆動体が要する力を、その設計上の許容範
囲以内とすることである。
【0012】それと共に、この合成力の、被駆動体の変
位に対する微分値が、被駆動体の変位範囲において、ほ
ぼ0となるようにされているので、支持部の振動が被駆
動部に伝達されるのを低減することができる。ここで、
「ほぼ0となる」というのは、支持部から被駆動部に伝
わる振動を、被駆動部に許容される範囲まで小さくする
ことができるような微分値とすることをいう。
位に対する微分値が、被駆動体の変位範囲において、ほ
ぼ0となるようにされているので、支持部の振動が被駆
動部に伝達されるのを低減することができる。ここで、
「ほぼ0となる」というのは、支持部から被駆動部に伝
わる振動を、被駆動部に許容される範囲まで小さくする
ことができるような微分値とすることをいう。
【0013】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、前記自重補償機構が、磁石と
強磁性体からなる磁気力発生部と、コイルバネからなる
復元力発生機構とを有してなることを特徴とするもの
(請求項2)である。
前記第1の手段であって、前記自重補償機構が、磁石と
強磁性体からなる磁気力発生部と、コイルバネからなる
復元力発生機構とを有してなることを特徴とするもの
(請求項2)である。
【0014】本手段においては、自重補償機構が磁石と
強磁性体からなる磁気力発生部と、コイルバネからなる
復元力発生機構とを有しているので、簡単な機構で、被
駆動体の自重と案内部と自重補償機構の合成力、及び当
該合成力の被駆動体の変位に対する微分値を、被駆動体
の変位範囲において、ほぼ0とすることができる。
強磁性体からなる磁気力発生部と、コイルバネからなる
復元力発生機構とを有しているので、簡単な機構で、被
駆動体の自重と案内部と自重補償機構の合成力、及び当
該合成力の被駆動体の変位に対する微分値を、被駆動体
の変位範囲において、ほぼ0とすることができる。
【0015】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第2の手段であって、前記案内部が板バネであり、
前記磁気力発生部が、同極性又は異極性の磁極が対面す
るように配置された磁石と、その磁石の中間に設けら
れ、前記被駆動体に結合された強磁性体とを有してなる
ことを特徴とするもの(請求項3)である。
前記第2の手段であって、前記案内部が板バネであり、
前記磁気力発生部が、同極性又は異極性の磁極が対面す
るように配置された磁石と、その磁石の中間に設けら
れ、前記被駆動体に結合された強磁性体とを有してなる
ことを特徴とするもの(請求項3)である。
【0016】案内部が板バネであると、図9に示す従来
技術で述べたように、簡単な機構で、被駆動部を上下方
向のみに移動し、水平方向に移動しないようにすること
ができる。この場合、前述のように、板バネの発生する
上下方向の力は、被駆動部の移動量に対して3次関数に
なる。
技術で述べたように、簡単な機構で、被駆動部を上下方
向のみに移動し、水平方向に移動しないようにすること
ができる。この場合、前述のように、板バネの発生する
上下方向の力は、被駆動部の移動量に対して3次関数に
なる。
【0017】自重補償機構の磁気力発生部として、同極
性又は異極性の磁極が対面するように配置された磁石
と、その磁石の中間に設けられ、被駆動体に結合された
磁性体とからなるものを用いると、この磁気力発生部が
発生する上下方向の力も、被駆動部の移動量に対して3
次関数になる。よって、板バネを案内部として使用した
場合であっても、簡単な機構により、被駆動体の自重と
案内部と自重補償機構の合成力、及び当該合成力の被駆
動体の変位に対する微分値が、被駆動体の変位範囲にお
いて、ほぼ0となるようにすることができる。
性又は異極性の磁極が対面するように配置された磁石
と、その磁石の中間に設けられ、被駆動体に結合された
磁性体とからなるものを用いると、この磁気力発生部が
発生する上下方向の力も、被駆動部の移動量に対して3
次関数になる。よって、板バネを案内部として使用した
場合であっても、簡単な機構により、被駆動体の自重と
案内部と自重補償機構の合成力、及び当該合成力の被駆
動体の変位に対する微分値が、被駆動体の変位範囲にお
いて、ほぼ0となるようにすることができる。
【0018】前記課題を解決するための第4の手段は、
前記第2の手段であって、前記案内部が板バネであり、
前記磁気力発生部が、2つの強磁性体と、これらの強磁
性体の間に配置された磁石とを有してなることを特徴と
するもの(請求項4)である。
前記第2の手段であって、前記案内部が板バネであり、
前記磁気力発生部が、2つの強磁性体と、これらの強磁
性体の間に配置された磁石とを有してなることを特徴と
するもの(請求項4)である。
【0019】本手段においては、前記第3の手段の強磁
性体と磁石が入れ替わっているだけであり、その作用効
果は前記第3の手段のものと同じである。
性体と磁石が入れ替わっているだけであり、その作用効
果は前記第3の手段のものと同じである。
【0020】前記課題を解決するための第5の手段は、
前記第1の手段から第4の手段のいずれかにより駆動さ
れることを特徴とするステージ(請求項5)である。
前記第1の手段から第4の手段のいずれかにより駆動さ
れることを特徴とするステージ(請求項5)である。
【0021】本手段においては、ステージを駆動する駆
動部の力が小さくて済むと共に、支持部からの振動がス
テージに伝達されるのを防止することができるので、振
動に強いステージとすることができ、精密な位置決めが
必要とされるステージとして好適である。
動部の力が小さくて済むと共に、支持部からの振動がス
テージに伝達されるのを防止することができるので、振
動に強いステージとすることができ、精密な位置決めが
必要とされるステージとして好適である。
【0022】前記課題を解決するための第6の手段は、
レチクルステージ又はウェハステージとして、前記第5
の手段のステージを有することを特徴とする露光装置
(請求項6)である。
レチクルステージ又はウェハステージとして、前記第5
の手段のステージを有することを特徴とする露光装置
(請求項6)である。
【0023】本発明においては、精密な位置決めが可能
で振動に強いステージをレチクルステージ又はウェハス
テージとしているので、露光転写の精度を上げることが
できる。
で振動に強いステージをレチクルステージ又はウェハス
テージとしているので、露光転写の精度を上げることが
できる。
【0024】前記課題を解決するための第7の手段は、
前記第6の手段である露光装置を使用して、レチクルに
形成されたパターンをウェハに露光転写することを特徴
とするデバイスの製造方法(請求項7)である。
前記第6の手段である露光装置を使用して、レチクルに
形成されたパターンをウェハに露光転写することを特徴
とするデバイスの製造方法(請求項7)である。
【0025】ここで、デバイスとは、ICやLSI等の
半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、
マイクロマシン等、リソグラフィ技術を用いて製造され
る部品をいう。本手段においては、第6の手段である露
光装置を使用して、レチクルに形成されたパターンをウ
ェハに露光転写しているので、高密度のパターンを有す
るデバイスを製造することができる。
半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、
マイクロマシン等、リソグラフィ技術を用いて製造され
る部品をいう。本手段においては、第6の手段である露
光装置を使用して、レチクルに形成されたパターンをウ
ェハに露光転写しているので、高密度のパターンを有す
るデバイスを製造することができる。
【0026】前記課題を解決するための第8の手段は、
物体の動きを規制する案内部と、前記物体の自重を補償
する自重補償機構とを有する免震装置であって、前記物
体の自重と前記案内部と前記自重補償機構の合成力、及
び当該合成力の前記物体の変位に対する微分値が、前記
物体の変位範囲において、ほぼ0となるようにされてい
ることを特徴とする免震装置(請求項8)である。
物体の動きを規制する案内部と、前記物体の自重を補償
する自重補償機構とを有する免震装置であって、前記物
体の自重と前記案内部と前記自重補償機構の合成力、及
び当該合成力の前記物体の変位に対する微分値が、前記
物体の変位範囲において、ほぼ0となるようにされてい
ることを特徴とする免震装置(請求項8)である。
【0027】本手段は、前記第1の手段であるアクチュ
エータから駆動体を取り除いたものに相当する。このよ
うな構造をした系において、支持部の振動が物体に伝わ
りにくくなることは、前記第1の手段の説明において説
明したとおりである。よって、このような構造とするこ
とにより、簡単な構造で、物体に伝わる振動を低減する
ことができる。
エータから駆動体を取り除いたものに相当する。このよ
うな構造をした系において、支持部の振動が物体に伝わ
りにくくなることは、前記第1の手段の説明において説
明したとおりである。よって、このような構造とするこ
とにより、簡単な構造で、物体に伝わる振動を低減する
ことができる。
【0028】前記課題を解決するための第9の手段は、
前記第8の手段であって、前記自重補償機構が、磁石と
強磁性体からなる磁気力発生部と、コイルバネからなる
復元力発生機構とを有してなることを特徴とするもの
(請求項9)である。
前記第8の手段であって、前記自重補償機構が、磁石と
強磁性体からなる磁気力発生部と、コイルバネからなる
復元力発生機構とを有してなることを特徴とするもの
(請求項9)である。
【0029】本手段は、前記第2の手段であるアクチュ
エータから駆動体を取り除いたものに相当する。よっ
て、前記第2の手段と同じような作用で、物体に伝わる
振動を低減することができる。
エータから駆動体を取り除いたものに相当する。よっ
て、前記第2の手段と同じような作用で、物体に伝わる
振動を低減することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例
を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態
であるアクチュエータの第1の例を示す概要図である。
支持部1に設けられた支柱1aには、案内部である板バ
ネ2が設けられ、ステージ3を支えると共に、ステージ
3が上下方向のみに移動し、水平方向には移動しないよ
うにしている。
を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態
であるアクチュエータの第1の例を示す概要図である。
支持部1に設けられた支柱1aには、案内部である板バ
ネ2が設けられ、ステージ3を支えると共に、ステージ
3が上下方向のみに移動し、水平方向には移動しないよ
うにしている。
【0031】ステージ3は、VCM4によって駆動され
る。すなわち、支持部1にはVCM4の永久磁石4aが
支持され、ステージ3にはVCM4のコイル4bが結合
されている。そして、コイル4bに流す電流を調節する
ことにより、ステージ3の上下方向位置の制御を行う。
ステージ3の自重をVCM4の駆動力で支えようとする
と、VCM4には常に大きな電流を流しておかなければ
ならず、コイル4bが発熱したり、ステージ3にその熱
が伝わって、位置精度に影響を及ぼすという問題が生じ
る。
る。すなわち、支持部1にはVCM4の永久磁石4aが
支持され、ステージ3にはVCM4のコイル4bが結合
されている。そして、コイル4bに流す電流を調節する
ことにより、ステージ3の上下方向位置の制御を行う。
ステージ3の自重をVCM4の駆動力で支えようとする
と、VCM4には常に大きな電流を流しておかなければ
ならず、コイル4bが発熱したり、ステージ3にその熱
が伝わって、位置精度に影響を及ぼすという問題が生じ
る。
【0032】そこで、このアクチュエータにおいては、
ステージ3の自重をキャンセルすると共に、ステージ3
の移動に伴って発生する板バネ2の弾性力をキャンセル
するために、永久磁石及びコイルバネ10を使用した自
重補正部が設けられている。
ステージ3の自重をキャンセルすると共に、ステージ3
の移動に伴って発生する板バネ2の弾性力をキャンセル
するために、永久磁石及びコイルバネ10を使用した自
重補正部が設けられている。
【0033】本実施の形態においては、自重補正部の構
成が従来例と異なる。すなわち、支持部1に設けられた
支柱5には、2つの永久磁石6、7が取り付けられ、2
つの永久磁石6、7は同じ極が向き合うようにされてい
る。そして、ステージ3に取り付けられた保持部8には
強磁性体9が取り付けられており、強磁性体9は、2つ
の永久磁石6、7の中間に位置するようにされている。
さらに、ステージ3の自重を支えるように、コイルバネ
10が設けられている。そして、2つの永久磁石6、7
により強磁性体9が吸引される力とコイルバネ10の弾
性力が、ステージ3の自重と板バネ2の弾性力をキャン
セルし、定常状態ではVCM4がこれらの力を補償しな
くてもよいようになっている。
成が従来例と異なる。すなわち、支持部1に設けられた
支柱5には、2つの永久磁石6、7が取り付けられ、2
つの永久磁石6、7は同じ極が向き合うようにされてい
る。そして、ステージ3に取り付けられた保持部8には
強磁性体9が取り付けられており、強磁性体9は、2つ
の永久磁石6、7の中間に位置するようにされている。
さらに、ステージ3の自重を支えるように、コイルバネ
10が設けられている。そして、2つの永久磁石6、7
により強磁性体9が吸引される力とコイルバネ10の弾
性力が、ステージ3の自重と板バネ2の弾性力をキャン
セルし、定常状態ではVCM4がこれらの力を補償しな
くてもよいようになっている。
【0034】いま、垂直方向にx軸を取り、VCM4を
作動させなかったときのステージ3の位置を原点とし
て、上側を正方向とすると、板バネ3の弾性力F1(上
向きを正とする)は、xの小さい範囲ではxに対して3
次の関数に近似できる。すなわち、 F1≒A1x3+B1x2+C1x+D1 …(1)
作動させなかったときのステージ3の位置を原点とし
て、上側を正方向とすると、板バネ3の弾性力F1(上
向きを正とする)は、xの小さい範囲ではxに対して3
次の関数に近似できる。すなわち、 F1≒A1x3+B1x2+C1x+D1 …(1)
【0035】一方、図1に示すような構成をとることに
より、永久磁石6、7と強磁性体9との間に働きステー
ジ3を上に持ち上げる力F2(上向きを正とする)を、
やはりxの小さい範囲で3次の関数に近似することがで
きる。すなわち F2≒A2x3+B2x2+C2x+D2 …(2)
より、永久磁石6、7と強磁性体9との間に働きステー
ジ3を上に持ち上げる力F2(上向きを正とする)を、
やはりxの小さい範囲で3次の関数に近似することがで
きる。すなわち F2≒A2x3+B2x2+C2x+D2 …(2)
【0036】又、前部のコイルバネ10を併せた弾性係
数をkとし、x=0の点でコイルバネ10の伸縮によ
り、ステージ3の自重をキャンセルしているとすると、
xの変動範囲で F=F1+F2−kx=0 …(3) とすることができれば、常にステージ3の自重はキャン
セルされているので、VCM4の発生する力によりステ
ージ4の自重を支える必要がなくなると共に、 dF/dx=0 …(4) となるので、図1に示すステージ3を支持する系の弾性
率が0となり、支持部1が外部から振動を受けても、ス
テージ3にその振動が伝わらなくなる。
数をkとし、x=0の点でコイルバネ10の伸縮によ
り、ステージ3の自重をキャンセルしているとすると、
xの変動範囲で F=F1+F2−kx=0 …(3) とすることができれば、常にステージ3の自重はキャン
セルされているので、VCM4の発生する力によりステ
ージ4の自重を支える必要がなくなると共に、 dF/dx=0 …(4) となるので、図1に示すステージ3を支持する系の弾性
率が0となり、支持部1が外部から振動を受けても、ス
テージ3にその振動が伝わらなくなる。
【0037】(3)式を成り立たせるためには、A1=−
A2、B1=−B2、C1=k−C 2、D1=−D2が
成り立てばよいが、板バネ2の形状と、永久磁石6、7
の形状及び間隔、強磁性体9の形状、コイルバネ10の
弾性係数kを調整することにより、実用されるxの範囲
において、この関係がほぼ成り立つようにすることがで
きる。
A2、B1=−B2、C1=k−C 2、D1=−D2が
成り立てばよいが、板バネ2の形状と、永久磁石6、7
の形状及び間隔、強磁性体9の形状、コイルバネ10の
弾性係数kを調整することにより、実用されるxの範囲
において、この関係がほぼ成り立つようにすることがで
きる。
【0038】ここで、ほぼ成り立つとは、実用されるx
の範囲において、(3)式で決定されるFの大きさが、V
CM4に流す定常電流を許容される電流値以内とできる
ほど小さく、かつdF/dxの大きさが、ステージ3に
伝わる振動を、ステージ3に許容される振幅より小さく
できる程度のことをいう。
の範囲において、(3)式で決定されるFの大きさが、V
CM4に流す定常電流を許容される電流値以内とできる
ほど小さく、かつdF/dxの大きさが、ステージ3に
伝わる振動を、ステージ3に許容される振幅より小さく
できる程度のことをいう。
【0039】図2は、本発明の実施の形態であるアクチ
ュエータの第2の例を示す概要図である。図2に示され
るアクチュエータは、図1に示したものとは、コイルバ
ネ10が無いことのみが異なるので、共通の部分につい
てはその説明を省略する。この場合、2つの永久磁石
6、7により強磁性体9が吸引される力が、板バネ2の
弾性力をキャンセルするので、ステージ3が変動したと
きでも、VCM4は同じ力でステージ3の自重を支える
ことができる。このようなものにおいて、図1に示した
コイルバネ10の弾性力の代わりに、板バネ2の弾性力
でステージ3の自重を受け持つようにしてもよい。
ュエータの第2の例を示す概要図である。図2に示され
るアクチュエータは、図1に示したものとは、コイルバ
ネ10が無いことのみが異なるので、共通の部分につい
てはその説明を省略する。この場合、2つの永久磁石
6、7により強磁性体9が吸引される力が、板バネ2の
弾性力をキャンセルするので、ステージ3が変動したと
きでも、VCM4は同じ力でステージ3の自重を支える
ことができる。このようなものにおいて、図1に示した
コイルバネ10の弾性力の代わりに、板バネ2の弾性力
でステージ3の自重を受け持つようにしてもよい。
【0040】以上説明したように、図1、図2に示すア
クチュエータにおいては、永久磁石6、7と強磁性体9
との間に働きステージ3を上に持ち上げる力F2が、x
に対して3次式に近似できるので、これを利用して同じ
くxに対して3次式に近似できる板バネ2の弾性力を打
ち消すことができる。これに対し、図9に示した従来例
では、前述のように、2つの永久磁石6、11間の吸引
力がxの2乗に反比例するので、板バネ2の弾性力を打
ち消すことができない。よって、たとえ基準点近くで近
似的にF≒0の関係を実現できたとしても、ストローク
全体にわたり0とすることができない。又、微分値dF
/dxも0に維持することが不可能であるため、振動が
ステージ3に伝達されるのを防ぐことができない。
クチュエータにおいては、永久磁石6、7と強磁性体9
との間に働きステージ3を上に持ち上げる力F2が、x
に対して3次式に近似できるので、これを利用して同じ
くxに対して3次式に近似できる板バネ2の弾性力を打
ち消すことができる。これに対し、図9に示した従来例
では、前述のように、2つの永久磁石6、11間の吸引
力がxの2乗に反比例するので、板バネ2の弾性力を打
ち消すことができない。よって、たとえ基準点近くで近
似的にF≒0の関係を実現できたとしても、ストローク
全体にわたり0とすることができない。又、微分値dF
/dxも0に維持することが不可能であるため、振動が
ステージ3に伝達されるのを防ぐことができない。
【0041】図3は、以上説明したような機械系におい
て、振動が被支持体に伝達されにくいことを利用した免
震装置の例を示すものであり、図1に示す装置とは、駆
動体であるVCMが設けられていない点のみが異なる。
図3に示すような装置において、支持部1に外部から伝
わる振動が、被支持物体であるステージ3に伝達される
のを低減することができることは、図1に示したアクチ
ュエータの説明で述べたとおりである。このような免震
装置は、半導体露光装置の他、あらゆる分野に用いるこ
とができる。なお、図1〜図3に示す実施の形態におい
ては、2つの永久磁石6、7は同じ極が向き合うように
されているが、異なる極が向き合うようにされてもよ
い。
て、振動が被支持体に伝達されにくいことを利用した免
震装置の例を示すものであり、図1に示す装置とは、駆
動体であるVCMが設けられていない点のみが異なる。
図3に示すような装置において、支持部1に外部から伝
わる振動が、被支持物体であるステージ3に伝達される
のを低減することができることは、図1に示したアクチ
ュエータの説明で述べたとおりである。このような免震
装置は、半導体露光装置の他、あらゆる分野に用いるこ
とができる。なお、図1〜図3に示す実施の形態におい
ては、2つの永久磁石6、7は同じ極が向き合うように
されているが、異なる極が向き合うようにされてもよ
い。
【0042】また、図1〜図3に示す実施の形態におい
ては、いずれも、磁気力発生部として、2つの磁石6、
7の間に強磁性体9を配置したものを使用しているが、
磁石6、7を強磁性体に代え、強磁性体9を、これらに
向き合う磁極を有する磁石に代えても、同じ作用効果が
得られる。
ては、いずれも、磁気力発生部として、2つの磁石6、
7の間に強磁性体9を配置したものを使用しているが、
磁石6、7を強磁性体に代え、強磁性体9を、これらに
向き合う磁極を有する磁石に代えても、同じ作用効果が
得られる。
【0043】また、図1、図2においては、ステージ3
が上下に駆動される例を示したが、これらの例において
は、板バネ2の力が磁力発生部の力と釣り合うようにさ
れているので、ステージの駆動方向が水平方向である場
合においても、すでに説明したのと同じ作用効果を奏す
る。
が上下に駆動される例を示したが、これらの例において
は、板バネ2の力が磁力発生部の力と釣り合うようにさ
れているので、ステージの駆動方向が水平方向である場
合においても、すでに説明したのと同じ作用効果を奏す
る。
【0044】図4は、本発明に係るアクチュエータによ
り駆動されるステージの例を示した概要図である。支持
台21の上に、3個の本発明にかかるアクチュエータ2
2が、互いに同一直線状に無いような位置に取り付けら
れている。そして、これらの3個のアクチュエータ22
により、ステージ23が支持されて上下方向に駆動され
る。なお、24はウェハであり、図4は、露光装置のウ
ェハステージをイメージ的に示したものである。
り駆動されるステージの例を示した概要図である。支持
台21の上に、3個の本発明にかかるアクチュエータ2
2が、互いに同一直線状に無いような位置に取り付けら
れている。そして、これらの3個のアクチュエータ22
により、ステージ23が支持されて上下方向に駆動され
る。なお、24はウェハであり、図4は、露光装置のウ
ェハステージをイメージ的に示したものである。
【0045】3つのアクチュエータ22を独立に駆動す
ることにより、ステージ23の上下方向位置及び傾きを
制御することができる。その際、アクチュエータ22と
して、本発明に係るものを使用しているので、アクチュ
エータ22を駆動する駆動部がステージ23とウェハ2
4の自重を支えるために必要な力を少なくすることがで
き、駆動部を小型化できると共に、支持台21に外部か
ら伝わる振動が、アクチュエータ22を通してステージ
23に伝達されるのを低減することができる。よって、
精密に位置決めができ、振動に強いステージとすること
ができる。
ることにより、ステージ23の上下方向位置及び傾きを
制御することができる。その際、アクチュエータ22と
して、本発明に係るものを使用しているので、アクチュ
エータ22を駆動する駆動部がステージ23とウェハ2
4の自重を支えるために必要な力を少なくすることがで
き、駆動部を小型化できると共に、支持台21に外部か
ら伝わる振動が、アクチュエータ22を通してステージ
23に伝達されるのを低減することができる。よって、
精密に位置決めができ、振動に強いステージとすること
ができる。
【0046】次に、本発明に係るアクチュエータを用い
た、半導体の製造に用いられるステージ装置の例を説明
する。図5は、本発明の実施の形態の1例である半導体
露光装置において、ウェハを搭載してその位置を移動さ
せるステージを示す概略構成図である。このステージに
おいては、半導体の製造に用いられるステージ装置60
0のYステージ600Yと、ウェハテーブル604との
間に、本発明に係るアクチュエータが配置されている。
た、半導体の製造に用いられるステージ装置の例を説明
する。図5は、本発明の実施の形態の1例である半導体
露光装置において、ウェハを搭載してその位置を移動さ
せるステージを示す概略構成図である。このステージに
おいては、半導体の製造に用いられるステージ装置60
0のYステージ600Yと、ウェハテーブル604との
間に、本発明に係るアクチュエータが配置されている。
【0047】本発明に係るアクチュエータが、Yステー
ジ600Yとウェハテーブル604との位置調整(シフ
ト量の調整)に用いられるステージ装置600は、その
用途は限定されないが、この実施の形態では、ウェハ
(基板)W上にマスク(図示省略)に形成されたパター
ンを転写する露光装置における、ウェハWの移動手段と
して用いられる。
ジ600Yとウェハテーブル604との位置調整(シフ
ト量の調整)に用いられるステージ装置600は、その
用途は限定されないが、この実施の形態では、ウェハ
(基板)W上にマスク(図示省略)に形成されたパター
ンを転写する露光装置における、ウェハWの移動手段と
して用いられる。
【0048】すなわち、ステージ装置600は、X軸及
びY軸の2軸のX−Yステージ装置であり、ベース部6
02上をX方向(図中矢印Xで示す方向)に駆動される
Xステージ600X、Y方向(矢印Yで示す方向)に駆
動されるYステージ600Y、及びウェハテーブル(試
料台)604、Yステージ600Yとウェハテーブル6
04との間でシフト量を調整するための電磁アクチュエ
ータ(図5には表れていない)を主たる構成要素として
いる。
びY軸の2軸のX−Yステージ装置であり、ベース部6
02上をX方向(図中矢印Xで示す方向)に駆動される
Xステージ600X、Y方向(矢印Yで示す方向)に駆
動されるYステージ600Y、及びウェハテーブル(試
料台)604、Yステージ600Yとウェハテーブル6
04との間でシフト量を調整するための電磁アクチュエ
ータ(図5には表れていない)を主たる構成要素として
いる。
【0049】ここでウェハテーブル604は、前記Yス
テージ600Y上に配置され、このウェハテーブル60
4にウェハホルダ(図示省略)を介してウェハ(基板)
Wが搭載される。
テージ600Y上に配置され、このウェハテーブル60
4にウェハホルダ(図示省略)を介してウェハ(基板)
Wが搭載される。
【0050】このウェハWの上方には、図示省略の照射
部が配置されており、照射部からマスク(共に図示省
略)を介して照射された露光光によって、前記ウェハW
上に予め塗布されたレジスト(図示省略)に、マスク上
の回路パターンが転写されるようになっている。
部が配置されており、照射部からマスク(共に図示省
略)を介して照射された露光光によって、前記ウェハW
上に予め塗布されたレジスト(図示省略)に、マスク上
の回路パターンが転写されるようになっている。
【0051】ステージ装置600におけるXステージ6
00X及びYステージ600Yの移動量は、各々、ウェ
ハテーブル604のX方向の端部、Y方向の端部に固定
された移動鏡605X、605Yと、これに対向するよ
うに、ベース部602に各々固定されたレーザ干渉計6
06X、606Yとによって計測される。そして、主制
御装置(図示省略)が、この計測結果を基に、ウェハテ
ーブル604をベース部602上の所望の位置に移動制
御するようになっている。
00X及びYステージ600Yの移動量は、各々、ウェ
ハテーブル604のX方向の端部、Y方向の端部に固定
された移動鏡605X、605Yと、これに対向するよ
うに、ベース部602に各々固定されたレーザ干渉計6
06X、606Yとによって計測される。そして、主制
御装置(図示省略)が、この計測結果を基に、ウェハテ
ーブル604をベース部602上の所望の位置に移動制
御するようになっている。
【0052】このステージ装置600のXステージ60
0X、Yステージ600Yは、固定子611を用いたリ
ニアモータ610、620によって、各々、ベース部6
02上をX方向、Y方向に駆動される。
0X、Yステージ600Yは、固定子611を用いたリ
ニアモータ610、620によって、各々、ベース部6
02上をX方向、Y方向に駆動される。
【0053】ここで、2つのリニアモータ610の固定
子611は、共にベース602上に取付部616にて固
定され、可動子612は、各々、固定板607を介して
Xステージ600Xに固定されている。
子611は、共にベース602上に取付部616にて固
定され、可動子612は、各々、固定板607を介して
Xステージ600Xに固定されている。
【0054】又、リニアモータ620の、各々の固定子
621は共にXステージ600Xに固定され、可動子6
22(一方のみ図示)はYステージ600Yに固定され
ている。
621は共にXステージ600Xに固定され、可動子6
22(一方のみ図示)はYステージ600Yに固定され
ている。
【0055】各固定子611、621は、その内部の流
路に流される温度調整用の冷却媒体によって冷却される
が、この冷却媒体は、温度調節機631にて温度調節さ
れる。なお、固定子611、621と温度調節機631
とは、吐出配管632、配管633等によって接続され
ている。
路に流される温度調整用の冷却媒体によって冷却される
が、この冷却媒体は、温度調節機631にて温度調節さ
れる。なお、固定子611、621と温度調節機631
とは、吐出配管632、配管633等によって接続され
ている。
【0056】又、ステージ装置600には、エアガイド
640と静圧気体軸受(図示省略)とが設けられて、エ
ア吹き出し口641、エア吸引口642によって静圧空
気軸受式のステージが構成されている。
640と静圧気体軸受(図示省略)とが設けられて、エ
ア吹き出し口641、エア吸引口642によって静圧空
気軸受式のステージが構成されている。
【0057】このステージ装置においては、本発明に係
るアクチュエータを用いているので、装置を小型化でき
ると共に、ベース602に外部から伝わる振動が、ウェ
ハテーブル604に伝達されるのを低減することができ
る。また、図4に示すような駆動装置をYステージ60
0Yとウェハテーブル604との間に設けることによ
り、ウェハテーブル604の上下方向位置と傾きを制御
することができる。
るアクチュエータを用いているので、装置を小型化でき
ると共に、ベース602に外部から伝わる振動が、ウェ
ハテーブル604に伝達されるのを低減することができ
る。また、図4に示すような駆動装置をYステージ60
0Yとウェハテーブル604との間に設けることによ
り、ウェハテーブル604の上下方向位置と傾きを制御
することができる。
【0058】このようなステージ装置においても、ウェ
ハテーブル604の駆動に、本発明に係るアクチュエー
タを用いているので、位置決めを高精度で行えると共
に、ウェハテーブルに伝わる振動を低減することができ
る。
ハテーブル604の駆動に、本発明に係るアクチュエー
タを用いているので、位置決めを高精度で行えると共
に、ウェハテーブルに伝わる振動を低減することができ
る。
【0059】次に、本発明の実施の形態の1例である露
光装置について説明する。図6は、本発明の実施の形態
の1例である露光装置を示す概要図である。この実施の
形態においては、図4に示したようなステージを、露光
装置700のテーブル818の駆動手段として用いてい
る。すなわち、この実施の形態においては、本発明に係
るアクチュエータがテーブル818に組み込まれて(図
6にはアクチュエータは表れていない)、例えば、テー
ブル818のチルト方向の駆動等を行うようになってい
る。
光装置について説明する。図6は、本発明の実施の形態
の1例である露光装置を示す概要図である。この実施の
形態においては、図4に示したようなステージを、露光
装置700のテーブル818の駆動手段として用いてい
る。すなわち、この実施の形態においては、本発明に係
るアクチュエータがテーブル818に組み込まれて(図
6にはアクチュエータは表れていない)、例えば、テー
ブル818のチルト方向の駆動等を行うようになってい
る。
【0060】ここで露光装置700は、いわゆるステッ
プ・アンド・スキャン露光方式の走査型露光装置であ
る。この露光装置700は、図6に示すように、照明系
710と、レチクル(フォトマスク)Rを保持するステ
ージ可動部751と、投影光学系PLと、ウェハ(基
板)WをX−Y平面内でX方向−Y方向の2次元方向に
駆動するステージ装置800と、これらを制御する主制
御装置720等を備えている。前記照明系710は、光
源ユニットから照射された露光光を、レチクルR上の矩
形(あるいは円弧状)の照明領域IARに均一な照度で
照射するものである。
プ・アンド・スキャン露光方式の走査型露光装置であ
る。この露光装置700は、図6に示すように、照明系
710と、レチクル(フォトマスク)Rを保持するステ
ージ可動部751と、投影光学系PLと、ウェハ(基
板)WをX−Y平面内でX方向−Y方向の2次元方向に
駆動するステージ装置800と、これらを制御する主制
御装置720等を備えている。前記照明系710は、光
源ユニットから照射された露光光を、レチクルR上の矩
形(あるいは円弧状)の照明領域IARに均一な照度で
照射するものである。
【0061】又、レチクルステージ750では、ステー
ジ可動部751がレチクルベース(図示省略)上を所定
の走査速度でガイドレール(図示省略)に沿って移動さ
れる。又、ステージ可動部751の上面にはレチクルR
が、例えば真空吸着により固定される。又、ステージ可
動部751のレチクルRの下方には、露光光通過穴(図
示省略)が形成されている。
ジ可動部751がレチクルベース(図示省略)上を所定
の走査速度でガイドレール(図示省略)に沿って移動さ
れる。又、ステージ可動部751の上面にはレチクルR
が、例えば真空吸着により固定される。又、ステージ可
動部751のレチクルRの下方には、露光光通過穴(図
示省略)が形成されている。
【0062】このステージ可動部751の移動位置は、
反射鏡715、レチクルレーザ干渉計716によって検
出され、ステージ制御系719は、この検出されたステ
ージ可動部751の移動位置に基づく主制御装置720
からの指示に応じて、ステージ可動部751を駆動す
る。
反射鏡715、レチクルレーザ干渉計716によって検
出され、ステージ制御系719は、この検出されたステ
ージ可動部751の移動位置に基づく主制御装置720
からの指示に応じて、ステージ可動部751を駆動す
る。
【0063】又、投影光学系PLは縮小光学系であり、
レチクルステージ750の下方に配置され、その光軸A
X(照明光学系の光軸IXに一致)の方向がZ軸方向と
される。ここではテレセントリックな光学配置となるよ
うに光軸AX方向に沿って所定間隔で配置された複数枚
のレンズエレメントから成る屈折光学系が使用されてい
る。従って、上記照明系710によりレチクルRの照明
領域IARが照明されると、レチクルRの照明領域IA
R内の回路パターンの縮小像(部分倒立像)が、ウェハ
W上の照明領域IARに共役な露光領域IAに形成され
る。
レチクルステージ750の下方に配置され、その光軸A
X(照明光学系の光軸IXに一致)の方向がZ軸方向と
される。ここではテレセントリックな光学配置となるよ
うに光軸AX方向に沿って所定間隔で配置された複数枚
のレンズエレメントから成る屈折光学系が使用されてい
る。従って、上記照明系710によりレチクルRの照明
領域IARが照明されると、レチクルRの照明領域IA
R内の回路パターンの縮小像(部分倒立像)が、ウェハ
W上の照明領域IARに共役な露光領域IAに形成され
る。
【0064】なお、ステージ装置800は、平面モータ
870を駆動手段として、テーブル818をX−Y面内
で2次元方向に駆動するものである。すなわち、ステー
ジ装置800は、ベース部821と、このベース部82
1の上面の上方に数μm程度のクリアランスを介して浮
上されるテーブル818と、このテーブル818を移動
させる平面モータ870とを具えている。ここでテーブ
ル818には、露光処理時、その上面にウェハ(基板)
Wが、例えば真空吸着によって固定される。
870を駆動手段として、テーブル818をX−Y面内
で2次元方向に駆動するものである。すなわち、ステー
ジ装置800は、ベース部821と、このベース部82
1の上面の上方に数μm程度のクリアランスを介して浮
上されるテーブル818と、このテーブル818を移動
させる平面モータ870とを具えている。ここでテーブ
ル818には、露光処理時、その上面にウェハ(基板)
Wが、例えば真空吸着によって固定される。
【0065】又、テーブル818には移動鏡827が固
定され、ウェハ干渉計831からレーザビームが照射さ
れて、当該テーブル818のX−Y面内での移動位置が
検出されるようになっている。
定され、ウェハ干渉計831からレーザビームが照射さ
れて、当該テーブル818のX−Y面内での移動位置が
検出されるようになっている。
【0066】このとき得られた移動位置の情報は、ステ
ージ制御系719を介して主制御装置720に送られ
る。そして、ステージ制御系719は、この情報に基づ
く主制御装置720からの指示に従って、平面モータ8
70を作動させ、テーブル818をX−Y面内の所望の
位置に移動させる。
ージ制御系719を介して主制御装置720に送られ
る。そして、ステージ制御系719は、この情報に基づ
く主制御装置720からの指示に従って、平面モータ8
70を作動させ、テーブル818をX−Y面内の所望の
位置に移動させる。
【0067】テーブル818は、平面モータ870を構
成する可動子(図示省略)の上面に、本発明にかかるア
クチュエータ(図示省略)によって異なる3点で支持さ
れており、平面モータ870によって、X方向、Y方向
に駆動するのみならずX−Y面に対して傾斜させたり、
Z軸方向(上方)に駆動させることができるようになっ
ている。なお、平面モータ870は、公知の構成であ
り、平面モータ870のその他の説明は省略する。
成する可動子(図示省略)の上面に、本発明にかかるア
クチュエータ(図示省略)によって異なる3点で支持さ
れており、平面モータ870によって、X方向、Y方向
に駆動するのみならずX−Y面に対して傾斜させたり、
Z軸方向(上方)に駆動させることができるようになっ
ている。なお、平面モータ870は、公知の構成であ
り、平面モータ870のその他の説明は省略する。
【0068】なお、図中、符号821はベース部であ
り、その内部から生じる熱による温度上昇を防ぐための
冷却媒体が、供給管792、排出管793、温度調節装
置779の作用によって、循環されるようになってい
る。
り、その内部から生じる熱による温度上昇を防ぐための
冷却媒体が、供給管792、排出管793、温度調節装
置779の作用によって、循環されるようになってい
る。
【0069】かかる構成のテーブル818を含む露光装
置700においては、概ね、以下の手順で露光処理が行
われる。 (1)先ず、レチクルR、ウェハWがロードされ、次い
で、レチクルアラインメント、ベースライン計測、アラ
インメント計測等が実行される。 (2)アライメント計測の終了後には、ステップ・アンド
・スキャン方式の露光動作が行われる。
置700においては、概ね、以下の手順で露光処理が行
われる。 (1)先ず、レチクルR、ウェハWがロードされ、次い
で、レチクルアラインメント、ベースライン計測、アラ
インメント計測等が実行される。 (2)アライメント計測の終了後には、ステップ・アンド
・スキャン方式の露光動作が行われる。
【0070】(3)露光動作にあたっては、レチクル干渉
計716によるレチクルRの位置情報、ウェハ干渉計8
31によるウェハWの位置情報に基づき、主制御装置7
20がステージ制御系719に指令を出し、レチクルス
テージ750の電磁アクチュエータ100、リニアモー
タ(図示省略)及び平面モータ870によって、レチク
ルRとウェハWとが同期して移動し、もって、所望の走
査露光が行われる。 (4)このようにして、1つのショット領域に対するレチ
クルパターンの転写が終了すると、テーブル818が1
ショット領域分だけステッピングされて、次のショット
領域に対する走査露光が行われる。このステッピングと
走査露光とが順次繰り返され、ウェハW上に必要なショ
ット数のパターンが転写される。
計716によるレチクルRの位置情報、ウェハ干渉計8
31によるウェハWの位置情報に基づき、主制御装置7
20がステージ制御系719に指令を出し、レチクルス
テージ750の電磁アクチュエータ100、リニアモー
タ(図示省略)及び平面モータ870によって、レチク
ルRとウェハWとが同期して移動し、もって、所望の走
査露光が行われる。 (4)このようにして、1つのショット領域に対するレチ
クルパターンの転写が終了すると、テーブル818が1
ショット領域分だけステッピングされて、次のショット
領域に対する走査露光が行われる。このステッピングと
走査露光とが順次繰り返され、ウェハW上に必要なショ
ット数のパターンが転写される。
【0071】このような露光装置においては、テーブル
818の駆動に本発明に係るアクチュエータを用いてい
るので、テーブル818の位置決めを高精度で行えると
共に、ウェハテーブルに伝わる振動を低減することがで
きる。よって、高密度のパターンを正確に露光転写する
ことが可能となる。なお、レチクルステージ750の駆
動に、本発明に係るアクチュエータを用いてもよい。
818の駆動に本発明に係るアクチュエータを用いてい
るので、テーブル818の位置決めを高精度で行えると
共に、ウェハテーブルに伝わる振動を低減することがで
きる。よって、高密度のパターンを正確に露光転写する
ことが可能となる。なお、レチクルステージ750の駆
動に、本発明に係るアクチュエータを用いてもよい。
【0072】なお、露光装置700を用いた半導体デバ
イスの製造は、概ね、図7、図8に示す手順で行われ
る。すなわち、半導体デバイスは、デバイスの機能・性
能設計を行うステップ、この設計ステップに基づいたレ
チクルを製作するステップ、シリコン材料からウェハを
製作するステップ、前述した実施の形態の露光装置によ
りレチクルのパターンをウェハに転写するステップ、デ
バイス組立ステップ(ダイシング工程、ボンディング工
程、パッケージ工程を含む)、検査ステップ等を経て製
造される。
イスの製造は、概ね、図7、図8に示す手順で行われ
る。すなわち、半導体デバイスは、デバイスの機能・性
能設計を行うステップ、この設計ステップに基づいたレ
チクルを製作するステップ、シリコン材料からウェハを
製作するステップ、前述した実施の形態の露光装置によ
りレチクルのパターンをウェハに転写するステップ、デ
バイス組立ステップ(ダイシング工程、ボンディング工
程、パッケージ工程を含む)、検査ステップ等を経て製
造される。
【0073】以下、本発明の実施の形態の1例であるデ
バイスの製造方法について、更に詳細に説明する。図7
は、デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パ
ネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の
製造工程の例を示すフローチャートである。この図に示
されるように、まず、ステップ1001(設計ステッ
プ)において、デバイスの機能・性能設計(例えば、半
導体テバイスの回路設計等)を行い、その機能を実現す
るためのパターン設計を行う。引き続き、ステップ10
02(マスク製作ステップ)において、設計した回路パ
ターンを形成したマスク(レチクル)を製作する。一
方、ステップ1003(ウェハ製造ステップ)におい
て、シリコン等の材料を用いてウェハを製造する。
バイスの製造方法について、更に詳細に説明する。図7
は、デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パ
ネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の
製造工程の例を示すフローチャートである。この図に示
されるように、まず、ステップ1001(設計ステッ
プ)において、デバイスの機能・性能設計(例えば、半
導体テバイスの回路設計等)を行い、その機能を実現す
るためのパターン設計を行う。引き続き、ステップ10
02(マスク製作ステップ)において、設計した回路パ
ターンを形成したマスク(レチクル)を製作する。一
方、ステップ1003(ウェハ製造ステップ)におい
て、シリコン等の材料を用いてウェハを製造する。
【0074】次に、ステップ1004(ウェハ処理ステ
ップ)において、ステップ1001〜ステップ1003
で用意したマスク(レチクル)とウェハを使用して、後
述するように、リソグラフィ技術等によってウェハ上に
実際の回路等を形成する。次いで、ステップ1005
(デバイス組立ステップ)において、ステップ1004
で処理されたウェハを用いてデバイス組立を行う。この
ステップ1005には、ダイシング工程、ボンディング
工程、及びパッケージング工程(チップ封入)等の工程
が必要に応じて含まれる。
ップ)において、ステップ1001〜ステップ1003
で用意したマスク(レチクル)とウェハを使用して、後
述するように、リソグラフィ技術等によってウェハ上に
実際の回路等を形成する。次いで、ステップ1005
(デバイス組立ステップ)において、ステップ1004
で処理されたウェハを用いてデバイス組立を行う。この
ステップ1005には、ダイシング工程、ボンディング
工程、及びパッケージング工程(チップ封入)等の工程
が必要に応じて含まれる。
【0075】最後に、ステップ1008(検査ステッ
プ)において、ステップ1005で作製されたデバイス
の動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こう
した工程を経た後にデバイスが完成し、これが出荷され
る。
プ)において、ステップ1005で作製されたデバイス
の動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こう
した工程を経た後にデバイスが完成し、これが出荷され
る。
【0076】図8は、半導体デバイス製造の場合におけ
る、上記ステップ1004の詳細な工程の例を示すフロ
ーチャートである。図8において、ステップ1011
(酸化ステップ)においてはウェハの表面を酸化させ
る。ステップ1012(CVDステップ)においてはウ
ェハ表面に酸化絶縁膜を形成する。ステップ1013
(電極形成ステップ)においてはウェハ上に電極を蒸着
によって形成する。ステップ1014(イオン打込みス
テップ)においてはウェハにイオンを打ち込む。
る、上記ステップ1004の詳細な工程の例を示すフロ
ーチャートである。図8において、ステップ1011
(酸化ステップ)においてはウェハの表面を酸化させ
る。ステップ1012(CVDステップ)においてはウ
ェハ表面に酸化絶縁膜を形成する。ステップ1013
(電極形成ステップ)においてはウェハ上に電極を蒸着
によって形成する。ステップ1014(イオン打込みス
テップ)においてはウェハにイオンを打ち込む。
【0077】以上のステップ1011〜ステップ101
4それぞれは、ウェハ処理の各段階の前処理工程を構成
しており、各段階において必要な処理に応じて選択され
て実行される。
4それぞれは、ウェハ処理の各段階の前処理工程を構成
しており、各段階において必要な処理に応じて選択され
て実行される。
【0078】ウェハプロセスの各段階において、上述の
前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工程
が実行される。この後処理工程では、まず、ステップ1
015(レジスト形成ステップ)において、ウェハに感
光剤を塗布する。引き続き、ステップ1016(露光ス
テップ)において、上で説明した露光装置を用いてマス
クの回路パターンをウェハに転写する。次に、ステップ
1017(現像ステップ)においては露光されたウェハ
を現像し、ステップ1018(エッチングステップ)に
おいて、レジストが残存している部分以外の部分の露出
部材をエッチングにより取り去る。そして、ステップ1
019(レジスト除去ステップ)においてエッチングが
済んで不要となったレジストを取り除く。
前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工程
が実行される。この後処理工程では、まず、ステップ1
015(レジスト形成ステップ)において、ウェハに感
光剤を塗布する。引き続き、ステップ1016(露光ス
テップ)において、上で説明した露光装置を用いてマス
クの回路パターンをウェハに転写する。次に、ステップ
1017(現像ステップ)においては露光されたウェハ
を現像し、ステップ1018(エッチングステップ)に
おいて、レジストが残存している部分以外の部分の露出
部材をエッチングにより取り去る。そして、ステップ1
019(レジスト除去ステップ)においてエッチングが
済んで不要となったレジストを取り除く。
【0079】これらの前処理工程と後処理工程とを繰り
返し行うことによって、ウェハ上に多重に回路パターン
が形成される。本実施の形態においては、本発明に係る
露光装置をステップ1016の露光ステップに用いてい
るので、微細なパターンを有する半導体デバイスを、歩
留良く製造することができる。
返し行うことによって、ウェハ上に多重に回路パターン
が形成される。本実施の形態においては、本発明に係る
露光装置をステップ1016の露光ステップに用いてい
るので、微細なパターンを有する半導体デバイスを、歩
留良く製造することができる。
【0080】又、ステージ装置600は、マスクと基板
とを静止した状態でマスクのパターンを露光し、基板を
順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート型
の露光装置のステージ装置としても適用することができ
る。
とを静止した状態でマスクのパターンを露光し、基板を
順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート型
の露光装置のステージ装置としても適用することができ
る。
【0081】又、本発明は、投影光学系を用いることな
くマスクと基板とを密接させてマスクのパターンを露光
するプロキシミティ露光装置の駆動装置としても適用す
ることができる。さらに電子線を使用した電子線露光装
置の駆動装置としても適用することができる。
くマスクと基板とを密接させてマスクのパターンを露光
するプロキシミティ露光装置の駆動装置としても適用す
ることができる。さらに電子線を使用した電子線露光装
置の駆動装置としても適用することができる。
【0082】又、本発明に係る露光装置700は、半導
体製造用の露光装置に限定されることなく、例えば、角
型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する
液晶用の露光装置や、薄膜磁気ヘッドを製造するための
露光装置にも適用できる。
体製造用の露光装置に限定されることなく、例えば、角
型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する
液晶用の露光装置や、薄膜磁気ヘッドを製造するための
露光装置にも適用できる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る発明においては、駆動体が要する力を小さく
することができると共に、支持部の振動が被駆動部に伝
達されるのを低減することができる。
項1に係る発明においては、駆動体が要する力を小さく
することができると共に、支持部の振動が被駆動部に伝
達されるのを低減することができる。
【0084】請求項2に係る発明においては、自重補償
機構にコイルバネを有しているので、さらに安定して、
被駆動体の自重と案内部が発生する力をキャンセルする
ことができる。
機構にコイルバネを有しているので、さらに安定して、
被駆動体の自重と案内部が発生する力をキャンセルする
ことができる。
【0085】請求項3に係る発明、請求項4に係る発明
においては、簡単な機構により、被駆動体の自重と案内
部と自重補償機構の合成力、及び当該合成力の被駆動体
の変位に対する微分値が、被駆動体の変位範囲におい
て、ほぼ0となるようにすることができる。
においては、簡単な機構により、被駆動体の自重と案内
部と自重補償機構の合成力、及び当該合成力の被駆動体
の変位に対する微分値が、被駆動体の変位範囲におい
て、ほぼ0となるようにすることができる。
【0086】請求項5に係る発明においては、ステージ
を駆動する駆動部の力が小さくて済むと共に、支持部か
らの振動がステージに伝達されるのを防止することがで
きるので、精密な位置決めが必要とされるステージとし
て好適である。
を駆動する駆動部の力が小さくて済むと共に、支持部か
らの振動がステージに伝達されるのを防止することがで
きるので、精密な位置決めが必要とされるステージとし
て好適である。
【0087】請求項6に係る発明においては、精密な位
置決めが可能で振動に強いステージをレチクルステージ
又はウェハステージとしているので、露光転写の精度を
上げることができる。
置決めが可能で振動に強いステージをレチクルステージ
又はウェハステージとしているので、露光転写の精度を
上げることができる。
【0088】請求項7に係る発明においては、高密度の
パターンを有するデバイスを製造することができる。
パターンを有するデバイスを製造することができる。
【0089】請求項8に係る発明、請求項9に係る発明
においては、簡単な構造で、物体に伝わる振動を低減す
ることができる。
においては、簡単な構造で、物体に伝わる振動を低減す
ることができる。
【図1】本発明の実施の形態であるアクチュエータの第
1の例を示す概要図である。
1の例を示す概要図である。
【図2】本発明の実施の形態であるアクチュエータの第
2の例を示す概要図である。
2の例を示す概要図である。
【図3】本発明の実施の形態である免震装置の例を示す
概要図である。
概要図である。
【図4】本発明に係るアクチュエータにより駆動される
ステージの例を示した概要図である。
ステージの例を示した概要図である。
【図5】本発明の実施の形態の1例である半導体露光装
置において、ウェハを搭載してその位置を移動させるス
テージを示す概略構成図である。
置において、ウェハを搭載してその位置を移動させるス
テージを示す概略構成図である。
【図6】本発明の実施の形態の1例である露光装置を示
す概要図である。
す概要図である。
【図7】デバイスの製造工程の例を示すフローチャート
である。
である。
【図8】半導体デバイス製造の場合におけるウェハ処理
ステップの詳細を示す図である。
ステップの詳細を示す図である。
【図9】従来のアクチュエータの構造を示す概要図であ
る。
る。
1…支持部、1a…支柱、2…板バネ、3…ステージ、
4…VCM、4a…永久磁石、4b…コイル、5…支
柱、6、7…永久磁石、8…保持部、9…強磁性体、1
0…コイルバネ、21…支持台、22…アクチュエー
タ、23…ステージ、24…ウェハ
4…VCM、4a…永久磁石、4b…コイル、5…支
柱、6、7…永久磁石、8…保持部、9…強磁性体、1
0…コイルバネ、21…支持台、22…アクチュエー
タ、23…ステージ、24…ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 洋一 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 2F078 CA02 CA08 CA10 CB05 CB10 CB13 CC11 CC14 EB02 EB05 5F031 CA02 HA01 LA04 LA06 MA27 PA30 5F046 CC05 CC18
Claims (9)
- 【請求項1】 被駆動体を駆動する駆動体と、前記被駆
動体の動きを規制する案内部と、前記被駆動体の自重を
補償する自重補償機構とを有するアクチュエータであっ
て、前記被駆動体の自重と前記案内部と前記自重補償機
構の合成力、及び当該合成力の前記被駆動体の変位に対
する微分値が、前記被駆動体の変位範囲において、ほぼ
0となるようにされていることを特徴とするアクチュエ
ータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のアクチュエータであっ
て、前記自重補償機構が、磁石と強磁性体からなる磁気
力発生部と、コイルバネからなる復元力発生機構とを有
してなることを特徴とするアクチュエータ。 - 【請求項3】 請求項2に記載のアクチュエータであっ
て、前記案内部が板バネであり、前記磁気力発生部が、
同極性又は異極性の磁極が対面するように配置された磁
石と、その磁石の中間に設けられ、前記被駆動体に結合
された強磁性体とを有してなることを特徴とするアクチ
ュエータ。 - 【請求項4】 請求項2に記載のアクチュエータであっ
て、前記案内部が板バネであり、前記磁気力発生部が、
2つの強磁性体と、これらの強磁性体の間に配置された
磁石とを有してなることを特徴とするアクチュエータ。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のうちいずれか1
項に記載のアクチュエータによって駆動されることを特
徴とするステージ。 - 【請求項6】 レチクルステージ又はウェハステージと
して、請求項5に記載のステージを有することを特徴と
する露光装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の露光装置を使用して、
レチクルに形成されたパターンをウェハに露光転写する
ことを特徴とするデバイスの製造方法。 - 【請求項8】 物体の動きを規制する案内部と、前記物
体の自重を補償する自重補償機構とを有する免震装置で
あって、前記物体の自重と前記案内部と前記自重補償機
構の合成力、及び当該合成力の前記物体の変位に対する
微分値が、前記物体の変位範囲において、ほぼ0となる
ようにされていることを特徴とする免震装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の免震装置であって、前
記自重補償機構が、磁石と強磁性体からなる磁気力発生
部と、コイルバネからなる復元力発生機構とを有してな
ることを特徴とする免震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001167592A JP2002323584A (ja) | 2001-02-22 | 2001-06-04 | アクチュエータ、ステージ、露光装置、デバイスの製造方法、及び免震装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-46124 | 2001-02-22 | ||
JP2001046124 | 2001-02-22 | ||
JP2001167592A JP2002323584A (ja) | 2001-02-22 | 2001-06-04 | アクチュエータ、ステージ、露光装置、デバイスの製造方法、及び免震装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002323584A true JP2002323584A (ja) | 2002-11-08 |
Family
ID=26609869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001167592A Pending JP2002323584A (ja) | 2001-02-22 | 2001-06-04 | アクチュエータ、ステージ、露光装置、デバイスの製造方法、及び免震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002323584A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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