JP2002323138A - 密封装置ならびに車軸用軸受装置 - Google Patents

密封装置ならびに車軸用軸受装置

Info

Publication number
JP2002323138A
JP2002323138A JP2001126971A JP2001126971A JP2002323138A JP 2002323138 A JP2002323138 A JP 2002323138A JP 2001126971 A JP2001126971 A JP 2001126971A JP 2001126971 A JP2001126971 A JP 2001126971A JP 2002323138 A JP2002323138 A JP 2002323138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
annular groove
peripheral surface
sealing device
seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001126971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4560989B2 (ja
Inventor
Shunichi Matsui
俊一 松井
Kazutoshi Yamamoto
和俊 山本
Tomotaka Nakagawa
智喬 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP2001126971A priority Critical patent/JP4560989B2/ja
Publication of JP2002323138A publication Critical patent/JP2002323138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4560989B2 publication Critical patent/JP4560989B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 密封装置において、簡単な構造で密封性を維
持しながら低トルク化を図ること。 【解決手段】 相対回転する両部材間に配置されて該両
部材間を密封する密封装置において、回転部材1の外周
面に嵌合固定された嵌合部および該嵌合部から固定部材
5側に半径方向に延びる環状フランジが形成された金属
環体11と、該金属環体11の環状フランジの密封側に
装着され、密封外部側に延びて固定部材5の内周面に摺
接する第1リップ12aおよび密封内部側に延びて固定
部材5の内周面に摺接する第2リップ12bよりなるシ
ール体12と、上記第1リップ12aの摺接する固定部
材5の内周面位置に形成された第1環状溝14とを有
し、上記第1リップ12aと上記環状溝14とが、少な
くとも2箇所の摺接部分を形成していることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車に
使用される車軸用軸受の密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等に使用される車軸用軸受
装置は、図6および図7に示されるものが知られてい
る。すなわち、図示しない車体に取り付けられるフラン
ジ41aが形成された固定側外輪部材41と、図示しな
い車輪が取り付けられるフランジ40aが形成されたハ
ブ部材40bと該ハブ部材40bの端部に嵌合された内
輪40cとからなる回転側内輪部材40と、内外輪部材
40,41間に介装され保持器43で保持される転動体
42とを有し、内外輪部材40,41間を密封する密封
装置44,45が外輪部材41の両端部41b,41c
側に装着されている。この車体側の外輪部材端部41b
に装着された密封装置44は、内輪40cの外周面40
dに固定される円筒部46aおよびこの円筒部46aの
軸受外部側の端部から外輪部材41に向かって径方向に
延びるフランジ46bとから形成される断面L形のスリ
ンガー46と、外輪部材41の内周面41dに固定され
る円筒部47aと上記スリンガー46の内面46cに摺
接する内周リップ47bが形成されたシール環体47と
から形成されている。上記内周リップ47bは、スリン
ガー46のフランジ46bに摺接する第1リップ470
bと、スリンガー46の円筒部46aに摺接する第2リ
ップ471bおよび第3リップ472bとより構成され
ている。また、スリンガー46のフランジ46bとシー
ル環体47の円筒部47a間はラビリンス隙間48とさ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に回転部材の密封
装置のリップ摺動トルクの低減が常に要求されている。
特に、車軸用軸受においては、転がり抵抗に占める密封
装置44,45のリップ摺動トルクが大きく、転がり抵
抗の約50%をこのリップ摺動トルクが占める場合があ
る。このため、この密封装置44,45でのトルク低減
の要求が非常に強い。これを解決する一手段として、密
封装置44を構成するスリンガー46の内周面46cに
対するシール環体47の内周リップ47bの接触圧を低
減して摺動トルクを下げることが考えられている。しか
し、スリンガー46のフランジ46bとシール環体47
の円筒部47a間はラビリンス隙間48とされているた
め、自動車等の走行中に軸受にかかる泥水等がスリンガ
ー46のフランジ46bを伝わり、上記ラビリンス隙間
48から密封装置44の内部に侵入することがある。こ
のとき、軸受の高速回転による遠心力の影響で、第1リ
ップ470b,第2リップ471bおよび第3リップ4
72bのスリンガー46に対する追随性が低下する恐れ
があり、このときに、スリンガー46の内周面46cに
対するシール環体47の内周リップ47bを構成する第
1リップ470b,第2リップ471bおよび第3リッ
プ472bの接触圧を低減していると、泥水等がリップ
摺接部から軸受内部に侵入しやすく、軸受寿命の低下に
つながることがある。
【0004】さらに、密封装置44の構成部品が多いた
め、部品点数が増加し、コスト低減につながりにくいと
いう問題がある。
【0005】この発明は、密封装置において、簡単な構
造で密封性を維持しながら低トルク化を図ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、請求項1の発明では、相対回転する両部材間に
配置されて該両部材間を密封する密封装置において、回
転部材の外周面に嵌合固定された嵌合部および該嵌合部
から固定部材側に半径方向に延びる環状フランジが形成
された金属環体と、該金属環体の環状フランジの密封側
に装着され、密封外部側に延びて固定部材の内周面に摺
接する第1リップおよび密封内部側に延びて固定部材の
内周面に摺接する第2リップよりなるシール体と、上記
第1リップの摺接する固定部材の内周面位置に形成され
た第1環状溝とを有し、上記第1リップと上記環状溝と
が、少なくとも2箇所の摺接部分を形成していることを
特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、上記摺接部分が
上記第1環状溝の底部に第1リップの先端部を摺接させ
るとともに、第1環状溝の密封内部側の肩部に第1リッ
プの外面の一部を摺接させたことを特徴とする。
【0008】さらにまた、請求項3の発明は、第1環状
溝に加え、上記第2リップの摺接する固定部材の内周面
位置に第2環状溝を形成し、該第2環状溝の底部に第2
リップの先端部を摺接させるとともに、第2環状溝の密
封外部側の肩部に第2リップの外面の一部を摺接させた
ことを特徴とする。
【0009】さらにまた、請求項4の発明は、上記第1
リップが摺接する第1環状溝の密封内部側の肩部を断面
円弧状に形成したことを特徴とする。
【0010】さらにまた、請求項5の発明は、上記第1
リップが摺接する第1環状溝の密封内部側の肩部及び第
2リップが摺接する第2環状溝の密封外部側の肩部をそ
れぞれ断面円弧状に形成したことを特徴とする。
【0011】さらにまた、請求項6の発明は、固定状態
で設置される外輪部材と、外輪部材の内方同心状に挿通
されて回転される内輪部材と、外輪部材と内輪部材との
間の円周上に介装される複数の転動体と、前記外輪部材
と内輪部材との間に装着される密封装置とを備え、前記
密封装置が、回転部材の外周面に嵌合固定された嵌合部
および該嵌合部から外輪部材側に半径方向に延びる環状
フランジが形成された金属環体と、該金属環体の環状フ
ランジの密封側に装着され、密封外部側に延びて外輪部
材の内周面に摺接する第1リップおよび/密封内部側に
延びて外輪部材の内周面に摺接する第2リップよりなる
シール体と、上記第1リップの摺接する外輪部材の内周
面位置に形成された第1環状溝とを有し、上記第1リッ
プと上記環状溝とが、少なくとも2箇所の摺接部分を形
成していることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的な実施の
形態について説明する。図1および図2はこの発明の車
軸用軸受装置における一実施形態である。図示しない車
体に取り付けられるフランジ6が形成された固定側外輪
部材5と、図示しない車輪が取り付けられるフランジ3
が形成されたハブ部材2と該ハブ部材2の端部に嵌合固
定された内輪4とからなる回転側内輪部材1と、内外輪
部材1,5間に介装され保持器8で保持される転動体7
とを有し、内外輪部材1,2間を密封する密封装置9,
10が外輪部材5の両端部5a,5b側に装着されてい
る。
【0013】この車体側の外輪部材5の端部5aに装着
された密封装置9は、内輪部材1の外周面1aに嵌合固
定された円筒部11aと外輪部材5側に半径方向に延び
る環状フランジ11bが形成された断面L形の金属環体
11と、密封外部側(軸受外部側)に斜めに延びて外輪
部材5の内周面5cに摺接する第1リップ12aおよび
密封内部側(軸受内部側)に斜めに延びて外輪部材5の
内周面5cに摺接する第2リップ12bよりなり上記環
状フランジ11bの密封側である外端部13に装着され
た二股状のシール体12と、上記第1リップ12aの摺
接する外輪部材5の内周面5c摺接位置に形成された第
1環状溝14とを有し、該第1環状溝14の底部14a
に第1リップ12aの先端部15が摺接させられている
とともに、第1環状溝14の密封内部側の肩部14bに
第1リップ12aの外面の一部が摺接させられている。
【0014】上記図2の密封装置10の構成において
は、シール体12の第1リップ12aおよび第2リップ
12bの外輪部材5の内周面5cに対する摺接圧を減少
させても、内輪部材1の回転に伴うシール体12の回転
により、第1リップ12a及び第2リップ12bが遠心
力の影響で外輪部材5の内周面5cに押圧されて適度の
摺接圧となるため、摺接トルクが低減された状態で密封
外部側からの泥水等の侵入が防止される。特に上記第1
リップ12aの先端部15が第1環状溝14の底部14
aに摺接させられると同時に第1環状溝14の密封内部
側の肩部14bに第1リップ12aの外面の一部が摺接
させられた二重密封構造であるため、密封性がさらに向
上させることができる。また、部品点数が従来密封装置
に比較して少ないため、コスト低減となる。さらには、
上記第1リップ12aは第1環状溝14の肩部14bを
支点としているため、第1リップ12aの先端部15の
第1環状溝14の底部14aへの接触圧を低減でき、回
転トルクの増大が防止される。
【0015】また、図3は本発明の別の実施形態であ
り、上記図2の第1リップ12aと第1環状溝14との
摺接構造にさらに追加して、上記第2リップ12bの摺
接する外輪部材5の内周面5cの摺接位置に第2環状溝
16が形成され、該第2環状溝16の底部16aに第2
リップ12bの先端部17が摺接させられているととも
に、第2環状溝16の密封外部側の肩部16bに第2リ
ップ12bの外面の一部が摺接させられている。
【0016】また、上記図3の実施形態においては、第
1リップ12aと第1環状溝14との間の二重密封構造
と第2リップ12bと第2環状溝16との間の二重密封
構造である合計四重密封構造としたため、密封性をより
向上させることができる。
【0017】さらに、図2および3において、第1リッ
プ12aと摺接する第1環状溝14の密封内部側の肩部
14bと、第2リップ12bと摺接する第2環状溝16
の密封外部側の肩部16aはそれぞれ断面円弧状に形成
されている。これにより、第1リップ12aおよび第2
リップ12bの外面が摺接しても肩部14b,16bに
エッジ当たりがなくなり、リップ損傷が防止される。
【0018】さらにまた、図4は本発明の別の実施形態
であり、車軸用軸受装置である複列転がり軸受装置にお
いて、回転側である内輪部材20が2個突き合せた状態
とされ、固定側である外輪部材21は一体形とされ、内
外輪部材20,21間に転動体23が配置されたもので
ある。なお、外輪部材21には半径方向フランジはな
い。そして、外輪部材21の両端部側の少なくとも一方
側に、本発明の図2の密封装置9が配置されたものであ
る。なお、密封装置9の構成は既に詳述したため重複説
明を省略する。また、この密封装置9には図3の構成の
ものを適用してもよいことは勿論である。
【0019】さらにまた、図5は別の車軸用軸受装置で
ある複列転がり軸受装置において、図4の軸受装置にお
ける外輪部材21に車体側への取付用の半径方向フラン
ジ24が形成された点が相違するものである。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1においては、相対回転
する両部材間に配置されて該両部材間を密封する密封装
置において、回転部材の外周面に嵌合固定された嵌合部
および該嵌合部から固定部材側に半径方向に延びる環状
フランジが形成された金属環体と、該金属環体の環状フ
ランジの密封側に装着され、密封外部側に延びて固定部
材の内周面に摺接する第1リップおよび密封内部側に延
びて固定部材の内周面に摺接する第2リップよりなるシ
ール体と、上記第1リップの摺接する固定部材の内周面
位置に形成された第1環状溝とを有し、上記第1リップ
と上記環状溝とが、少なくとも2箇所の摺接部分を形成
させたものである。
【0021】これにより、シール体の回転により、第1
リップおよび第2リップが遠心力の影響で固定部材の内
周面に押圧されて適度の摺接圧となるようにしたため摺
接トルクが低減され、さらに、上記第1リップの先端部
と第1環状溝の底部との摺接、および第1環状溝の密封
内部側の肩部と第1リップの外面の一部の摺接による二
重密封構造であるため、密封性を向上させることができ
る。また、部品点数が少ないため、コスト低減となる。
【0022】また、本発明の請求項2においては、上記
摺接部分が上記第1環状溝の底部に第1リップの先端部
を摺接させるとともに、第1環状溝の密封内部側の肩部
に第1リップの外面の一部を摺接させたものである。
【0023】これにより、上記第1リップ12aは、第
1環状溝14の肩部14bを支点としているため、第1
リップ12aの先端部15の第1環状溝14の底部への
接触圧を低減でき、回転トルクの増大が防止される。
【0024】また、本発明の請求項3においては、上記
第1リップと第1環状溝との二重密封構造に加え、さら
に上記第2リップの摺接する固定部材の内周面位置に第
2環状溝を形成し、該第2環状溝の底部に第2リップの
先端部を摺接させるとともに、第2環状溝の密封外部側
の肩部に第2リップの外面の一部を摺接させたものであ
る。
【0025】これにより、第1リップと第1環状溝の二
重密封構造、および第2リップと第2環状溝の二重構造
という合計四重構造となるため、密封性が向上する。
【0026】さらにまた、本発明の請求項4において
は、上記第1リップが摺接する第1環状溝の密封内部側
の肩部を断面円弧状に形成されており、請求項5におい
ては、上記第1リップが摺接する第1環状溝の密封内部
側の肩部および第2リップが摺接する第2環状溝の密封
外部側の肩部をそれぞれ断面円弧状に形成されている。
【0027】これにより、第1リップおよび第2リップ
の外面が摺接しても肩部エッジ当たりがなくなり、リッ
プ損傷が防止される。
【0028】さらにまた、本発明の請求項6において
は、車軸用軸受装置に本発明における請求項1に記載の
密封装置を適用したものである。
【0029】これにより、汚水対策、回転トルク低減が
要求される車軸用軸受装置での最適の密封装置が得られ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の密封装置を使用した車軸用軸受の断面
図である。
【図2】本発明の密封装置の拡大断面図である。
【図3】本発明の別の密封装置の拡大断面図である。
【図4】本発明の別の実施形態である車軸用軸受装置の
断面図である。
【図5】本発明のさらに別の実施形態である車軸用軸受
装置の断面図である。
【図6】従来の密封装置を使用した車軸用軸受の断面図
である。
【図7】従来の密封装置の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 内輪部材 2 ハブ部材 3 フランジ 4 内輪 5 外輪部材 6 フランジ 7 転動体 8 保持器 9 密封装置 10 密封装置 11 金属環体 12 シール体 12a 第1リップ 12b 第2リップ 14 第1環状溝 16 第2環状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 智喬 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 Fターム(参考) 3J006 AE22 AE30 AE33 3J016 AA01 BB03 CA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対回転する両部材間に配置されて該両
    部材間を密封する密封装置において、回転部材の外周面
    に嵌合固定された嵌合部および該嵌合部から固定部材側
    に半径方向に延びる環状フランジが形成された金属環体
    と、該金属環体の環状フランジの密封側に装着され、密
    封外部側に延びて固定部材の内周面に摺接する第1リッ
    プおよび密封内部側に延びて固定部材の内周面に摺接す
    る第2リップよりなるシール体と、上記第1リップの摺
    接する固定部材の内周面位置に形成された第1環状溝と
    を有し、上記第1リップと上記環状溝とが、少なくとも
    2箇所の摺接部分を形成していることを特徴とする密封
    装置。
  2. 【請求項2】 上記摺接部分が上記第1環状溝の底部に
    第1リップの先端部を摺接させるとともに、第1環状溝
    の密封内部側の肩部に第1リップの外面の一部を摺接さ
    せたことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
  3. 【請求項3】 上記第2リップの摺接する固定部材の内
    周面位置に第2環状溝を形成し、該第2環状溝の底部に
    第2リップの先端部を摺接させるとともに、第2環状溝
    の密封外部側の肩部に第2リップの外面の一部を摺接さ
    せたことを特徴とする請求項1又は2に記載の密封装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第1リップが摺接する第1環状溝の
    密封内部側の肩部を断面円弧状に形成したことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の密封装置。
  5. 【請求項5】 上記第1リップが摺接する第1環状溝の
    密封内部側の肩部及び第2リップが摺接する第2環状溝
    の密封外部側の肩部をそれぞれ断面円弧状に形成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至3に記載の密封装置。
  6. 【請求項6】 固定状態で設置される外輪部材と、外輪
    部材の内方同心状に挿通されて回転される内輪部材と、
    外輪部材と内輪部材との間の円周上に介装される複数の
    転動体と、前記外輪部材と内輪部材との間に装着される
    密封装置とを備え、前記密封装置が、回転部材の外周面
    に嵌合固定された嵌合部および該嵌合部から外輪部材側
    に半径方向に延びる環状フランジが形成された金属環体
    と、該金属環体の環状フランジの密封側に装着され、密
    封外部側に延びて外輪部材の内周面に摺接する第1リッ
    プおよび/密封内部側に延びて外輪部材の内周面に摺接
    する第2リップよりなるシール体と、上記第1リップの
    摺接する外輪部材の内周面位置に形成された第1環状溝
    とを有し、上記第1リップと上記環状溝とが、少なくと
    も2箇所の摺接部分を形成していることを特徴とする車
    軸用軸受装置。
JP2001126971A 2001-04-25 2001-04-25 密封装置ならびに車軸用軸受装置 Expired - Fee Related JP4560989B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001126971A JP4560989B2 (ja) 2001-04-25 2001-04-25 密封装置ならびに車軸用軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001126971A JP4560989B2 (ja) 2001-04-25 2001-04-25 密封装置ならびに車軸用軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002323138A true JP2002323138A (ja) 2002-11-08
JP4560989B2 JP4560989B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=18975925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001126971A Expired - Fee Related JP4560989B2 (ja) 2001-04-25 2001-04-25 密封装置ならびに車軸用軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4560989B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104747727A (zh) * 2014-07-25 2015-07-01 栾乔根 带骨架的密封圈
WO2017051746A1 (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 Ntn株式会社 車両用駆動装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477544Y1 (ja) * 1969-11-28 1972-03-21
JPS6145925U (ja) * 1984-08-27 1986-03-27 株式会社佐藤鉄工所 運動浴プ−ル用リフタ
JPS6345419U (ja) * 1986-09-09 1988-03-26
JPH0244165U (ja) * 1988-09-22 1990-03-27
JPH0293571U (ja) * 1989-01-12 1990-07-25
JP2002543357A (ja) * 1999-04-28 2002-12-17 エスケイエフ フランス ころがり軸受装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477544Y1 (ja) * 1969-11-28 1972-03-21
JPS6145925U (ja) * 1984-08-27 1986-03-27 株式会社佐藤鉄工所 運動浴プ−ル用リフタ
JPS6345419U (ja) * 1986-09-09 1988-03-26
JPH0244165U (ja) * 1988-09-22 1990-03-27
JPH0293571U (ja) * 1989-01-12 1990-07-25
JP2002543357A (ja) * 1999-04-28 2002-12-17 エスケイエフ フランス ころがり軸受装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104747727A (zh) * 2014-07-25 2015-07-01 栾乔根 带骨架的密封圈
WO2017051746A1 (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 Ntn株式会社 車両用駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4560989B2 (ja) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005116471A1 (ja) 車輪用軸受装置
JP4297658B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2015052350A (ja) 軸受密封装置
JP4654779B2 (ja) シール部材及びシール部材付き転がり軸受ユニット
JP2005351392A (ja) 密封装置
JP2013072553A (ja) シール付車輪支持用転がり軸受ユニット
JP2011007272A (ja) 車輪用軸受装置
JP2011116171A (ja) 車輪用軸受装置
JP4691851B2 (ja) 車軸用軸受装置
JP2014052070A (ja) 車輪支持用軸受ユニット
WO2017183566A1 (ja) 密封構造
JP7119992B2 (ja) ハブユニット軸受
JP2002323138A (ja) 密封装置ならびに車軸用軸受装置
JP2005059832A (ja) 車両用軸受装置
JP2012017019A (ja) 車輪用軸受装置
JP4333116B2 (ja) 転がり軸受の密封装置
JP4531541B2 (ja) 密封装置
JP5790109B2 (ja) 転がり軸受装置
JP2008275018A (ja) 転がり軸受のスリンガ構造スリンガ構造を有する密封機構密封機構を備えた転がり軸受
JP2004092739A (ja) 密封形転がり軸受
JP2007320471A (ja) ハブユニット
JP2004116713A (ja) 転がり軸受装置
JP2014109297A (ja) 密封装置及び密封装置を備える転がり軸受ユニット
JP4639548B2 (ja) 車両用軸受装置の支持体
JP2003049853A (ja) 車両用軸受装置のシール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees