JP2002322823A - 多段式駐車設備 - Google Patents
多段式駐車設備Info
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- JP2002322823A JP2002322823A JP2001128294A JP2001128294A JP2002322823A JP 2002322823 A JP2002322823 A JP 2002322823A JP 2001128294 A JP2001128294 A JP 2001128294A JP 2001128294 A JP2001128294 A JP 2001128294A JP 2002322823 A JP2002322823 A JP 2002322823A
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Abstract
口を段差を発生させずに塞ぐことのできる多段式駐車設
備を提供する。 【解決手段】 建築物2の建築柱間に多段の昇降式駐車
装置を配設し、各昇降式駐車装置の入出庫階に横行レー
ル10が敷設され、その横行レール10上で横行パレット11
a〜11cを移動させることにより昇降パレットの着床スペ
ースを確保するように構成された多段式駐車設備におい
て、建築柱2の後方を移動する横行パレット11bのデッキ
部112′から、建築柱2によって隔てて配置される別の横
行パレット11aのデッキ部112に向けて略水平にカバー部
材11dを延設し、このカバー部材11dを横行パレット11b
と共に移動できるように構成したことを特徴とする。
Description
パーマーケット等の建築物屋内に設けられる多段式駐車
設備に関するものである。
列に構成された横行昇降式のものが知られている。例え
ば図12に示す駐車設備Tでは、各建築柱50の間にそ
れぞれ独立して昇降式駐車装置T1,T2を配設してお
り、全体として地上2段、地下1段、幅方向4列に構成
され中段を入出庫階としている。
れ、上段パレット53及び下段パレット54が昇降可能
に支持されている。中段には横行レール55a,55b
が設けられており、上段または下段パレット53,54
を昇降させる場合には、その横行レール55aまたは5
5b上で横行パレット56を左右に移動させて空きスペ
ースS1またはS2を確保するようになっている。
駐車装置T1,T2を独立して配置すると、各駐車装置毎
に空きスペースS1,S2を確保しなければならず、中段
に収納する車両台数が増やせないという問題がある。そ
こで、左側駐車設備T1の横行レール55aと右側駐車
設備T2の横行レール55bとを接続し、複数の駐車装
置に跨がって横行パレット56を移動させるようにした
ものが広く採用されている。この構成によれば中段に一
つの空きスペースのみ確保すればよく、中段の収納台数
を増やすことができる。
けてその両側に配置される横行パレット56間にできる
開口S(図13参照)は、地中梁58を利用しその左右
両側に延設されたカバープレート59によって塞がれて
いる。ところが、横行レール上で横行パレット56を移
動させる構成では、そのカバープレート59が横行パレ
ット56と干渉しないように下方に配置しなければなら
ず、横行パレット56の通行用デッキ部56aとそのカ
バープレート59との間に大きな段差が出来てしまう。
従って、乗降者はその段差部分に注意しながら乗り降り
しなければならないという不都合がある。
ける課題を考慮してなされたものであり、建築柱の両側
に配置される横行パレットの開口を段差を発生させずに
塞ぐことのできる多段式駐車設備を提供するものであ
る。
築物の建築柱間に多段の昇降式駐車装置を配設し、各昇
降式駐車装置の入出庫階に横行レールが敷設され、その
横行レール上で横行パレットを移動させることにより昇
降パレットの着床スペースを確保するように構成された
多段式駐車設備において、上記建築柱の後方を移動する
横行パレットのデッキ部から、建築柱によって隔てて配
置される別の横行パレットのデッキ部に向けて略水平に
カバー部材を延設し、このカバー部材を横行パレットと
共に移動できるように構成した多段式駐車設備である。
行レール上を転動し得る車輪を設けてなる多段式駐車設
備である。
行パレットに対して着脱可能に構成されている多段式駐
車設備である。
によって隔てて配置される横行パレット間にカバー部材
が配置され、デッキ部同士を面一に連絡しているため、
横行パレット間に段差が発生せず、しかもカバー部材は
横行パレットと共に移動するため、横行パレットの移動
に関わらず面一な状態が維持される。
設けられた車輪が横行レール上を転動するため、カバー
部材を円滑に移動させることができる。
横行パレットに対して着脱可能であるため、幅の異なる
複数種類のカバー部材を用意しておけば、建築柱のサイ
ズが異なる任意の建築物に対して本発明を適用すること
ができる。
基づいて本発明を詳細に説明する。
体構成を示したものである。
に所定の間隔を空けて設けられている建築柱1と2の間
に地上2段地下1段2列の昇降式駐車装置4を配置し、
建築柱2と3の間に同じく地上2段地下1段2列の昇降
式駐車装置5を設置し、全体として4列構成となってい
る。
した門形の支柱7aに上段パレット8a,8a及び下段
パレット9a,9bをそれぞれ昇降可能に支持してお
り、昇降式駐車装置5は、ピット6b内に立設した門形
の支柱7bに上段パレット8c,8d及び下段パレット
9c,9dをそれぞれ昇降可能に支持している。また、
入出庫階としての中段には両昇降式駐車装置4及び5に
跨がって横行レール10が敷設されている。
ット11a〜11cが配置されている。各横行パレット
11a〜11cは独立して、または連動して左右方向に
移動することにより、上段パレット8a〜8dまたは下
段パレット9a〜9dを昇降させるための空きスペース
(例えば図中M参照)を確保するようになっている。な
お、図中12はパレット上に格納された車両を示してい
る。
ものである。
同じ構成からなり、横行パレット11aを代表してその
構成を説明する。
を収容するための車室部110と、その車室部110の幅方向
両側に凹成され車輪が通る溝部111と、その各溝部111か
らさらに車幅方向に延設され、運転手が乗降する際に通
行するデッキ部112とを有しており、前面パネル113にお
ける両端部には横行レール10上を転動し得る走行車輪
114,114が備えられている。
1aに対し建築柱2を隔てて隣り合う横行パレット11
bは、カバー部材11dを介して連結されている。
ット11aの右側デッキ部112と横行パレット11bの
左側デッキ部112′とを面一に接続する上板部115を備え
ており、前板部116には横行レール10上を転動し得る
走行車輪117が備えられている。
あり、図4はカバー部材11dと横行パレット11aと
の接続構造の一部を示したものである。
逆さにした形状からなり、縞鋼板を折り曲げ加工するこ
とにより上板部115の周囲に側板部118a,118b、前板部1
16及び後板部119が形成されており、各板部116,118a,
118b及び119は溶接によって接続されている。
り、この側板部118bに対し、横行パレット11bのデッ
キ部112′から垂下された折曲げ部120が当接する。そし
て側板部118bと折曲げ部120に対応して穿設された貫通
孔にボルト121aが通され、そのボルト121aにナット121b
を締め付けることにより、カバー部材11dと横行パレ
ット11bの上部が固定されている。
横行パレット11bの前板部122には接続金具123が渡さ
れ、ボルト124及び図示しないナットを用いて締め付け
ることによりカバー部材11dと横行パレット11bの
下部が固定されている。
内面に長手方向に取り付けられた補強用の角パイプであ
り、126はその角パイプ125に直交して配置された補強リ
ブである。また、B及びCは上記したボルト121aの取り
付け位置を示している。
作を図について説明する。
ト幅W2である場合のカバー部材の配置及びその動作を
模式的に示したものである。なお、以下の説明において
記号Uは上段パレットを、Pは横行パレットを、Sはカ
バー部材を、Lは下段パレットをそれぞれ表している。
段横方向2列の昇降式駐車装置を並べて配置したもので
あり、カバー部材S1は横行パレットP2に固定されて
その横行パレットP2と連動するようになっている。
入出庫階に降ろすとき、すべての横行パレットP1〜P
3を右端に退避させ、上段パレットU1を降下させるた
めの空きスペースを中段に確保する。
ときは、上段パレットU1を上昇させた後、横行パレッ
トP1のみ左端に移動させて空きスペースを確保し、左
から三番目の上段パレットU3を降ろすときは、カバー
部材S1付き横行パレットP2を左側に移動させて空き
スペースを確保し、右端の上段パレットU4を降ろすと
きは、すべての横行パレットP1〜P3を左端に退避さ
せて空きスペースを確保する。
段1列の立体駐車装置を配置し、建築柱2の右側に地上
2段地下1段2列の昇降式駐車装置を配置したものであ
り、この構成では、カバー部材S1を横行パレットP1
に固定してその横行パレットP1と連動させるようにな
っている。
すときは、すべての横行パレットP1及びP2を左端に
退避させ、上段パレットU3を降下させるための空きス
ペースを確保する。また、左端の上段パレットU1を降
ろすときは、すべての横行パレットP1及びP2を右端
に退避させ、空きスペースを確保する。
建築柱2,2′があり、建築柱2の左側に地上2段地下
1段1列、建築柱2と2′の間に地上2段地下1段2
列、建築柱2′の右側に地上2段地下1段1列の昇降式
駐車装置を配置したものである。この構成では、建築柱
の数に応じてカバー部材S1及びS2を2個用意し、カ
バー部材S1は横行パレットP1に、カバー部材S2は
横行パレットP3にそれぞれ接続されている。
すときは、すべての横行パレットP1〜P3を右端に退
避させ、上段パレットU4を降下させるための空きスペ
ースを確保する。また、左端の上段パレットU1を入出
庫階に降ろすときは、すべての横行パレットP1〜P3
を右端に退避させ、空きスペースを確保する。
築柱2,2′があり、建築柱2の左側に地上2段地下1
段2列、建築柱2と2′の間に地上2段地下1段2列、
建築柱2′の右側に地上2段地下1段2列の昇降式駐車
装置を配置したものである。この構成では、カバー部材
S1は横行パレットP2に、カバー部材S2は横行パレ
ットP4にそれぞれ接続されている。
すときは、すべての横行パレットP1〜P5を右端に退
避させ、上段パレットU1を降下させるための空きスペ
ースを確保する。また、右端の上段パレットU6を降ろ
すときは、すべての横行パレットP1〜P5を左端に退
避させ、空きスペースを確保する。
幅W2である場合のカバー部材の配置及びその動作を模
式的に示したものである。
左右両側にそれぞれ地上2段地下1段横方向2列の昇降
式駐車装置を配置したものである。この構成では、建築
柱2の後ろにも横行パレットP2が配置されており、そ
の横行パレットP2と横行パレットP3の間にカバー部
材S1が配置され、このカバー部材S1は横行パレット
P3に接続されている。
すときは、すべての横行パレットP1〜P4を右端に退
避させ、上段パレットU1を降下させるための空きスペ
ースを確保する。また、右端の上段パレットU4を降ろ
すときは、すべての横行パレットP1〜P4を左端に退
避させ、空きスペースを確保する。
2,2″があり、一方の建築柱の横幅W3>パレット幅
W2であり、他方の建築柱2″の横幅W1<パレット幅W
2である場合のカバー部材の配置及びその動作を模式的
に示したものである。
上2段地下1段2列、その建築柱2と建築柱2″との間
に地上2段地下1段1列、建築柱2″の右側に地上2段
地下1段1列の昇降式駐車装置がそれぞれ配置されてい
る。
の間にカバー部材S1が配置され、このカバー部材S1
は横行パレットP2と接続されている。また、横行パレ
ットP4の右側に別のカバー部材S2が配置され、この
カバー部材S2は横行パレットP4に接続されている。
すときは、すべての横行パレットP1〜P4を左端に退
避させ、上段パレットU4を降下させるための空きスペ
ースを確保する。また、左端の上段パレットU1を降ろ
すときは、すべての横行パレットP1〜P4を右端に退
避させ、空きスペースを確保する。
下させる場合について説明したが、下段パレットを上昇
させる場合においても横行パレット及びカバー部材付き
の横行パレットは同様に動作する。
施形態に示した地上2段に限らず、地上1段であっても
よく、また、地下を含まず地上2段であってもよい。
態では車輪を備えたもので構成したが、建築柱の横幅が
小さく、カバー部材の横幅が短いもので足りる場合に
は、必ずしも車輪を設ける必要はない。
請求項1の本発明によれば、建築柱の存在によって隔て
て配置される横行パレット間にカバー部材が配置され、
デッキ部同士を面一に連絡しているため、横行パレット
間に段差が発生せず、しかもカバー部材は横行パレット
と共に移動するため、横行パレットの移動に関わらず面
一な状態が維持される。
設けられた車輪が横行レール上を転動するため、カバー
部材を円滑に移動させることができる。
横行パレットに対して着脱可能であるため、幅の異なる
複数種類のカバー部材を用意しておけば、建築柱のサイ
ズが異なる任意の建築物に対して本発明を適用すること
ができる。
正面図である。
す拡大図である。
面図である。
示す断面図である。
動作説明図である。
動作説明図である。
動作説明図である。
動作説明図である。
の動作説明図である。
の動作説明図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 建築物の建築柱間に多段の昇降式駐車装
置を配設し、各昇降式駐車装置の入出庫階に横行レール
が敷設され、その横行レール上で横行パレットを移動さ
せることにより昇降パレットの着床スペースを確保する
ように構成された多段式駐車設備において、 上記建築柱の後方を移動する横行パレットのデッキ部か
ら、上記建築柱によって隔てて配置される別の横行パレ
ットのデッキ部に向けて略水平にカバー部材を延設し、
このカバー部材を上記横行パレットと共に移動できるよ
うに構成したことを特徴とする多段式駐車設備。 - 【請求項2】 上記カバー部材に上記横行レール上を転
動し得る車輪が設けられている請求項1記載の多段式駐
車設備。 - 【請求項3】 上記カバー部材が上記横行パレットに対
して着脱可能に構成されている請求項1または2に記載
の多段式駐車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001128294A JP2002322823A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 多段式駐車設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001128294A JP2002322823A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 多段式駐車設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002322823A true JP2002322823A (ja) | 2002-11-08 |
JP2002322823A5 JP2002322823A5 (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=18977015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001128294A Pending JP2002322823A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 多段式駐車設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002322823A (ja) |
-
2001
- 2001-04-25 JP JP2001128294A patent/JP2002322823A/ja active Pending
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A621 | Written request for application examination |
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