JP2002322186A - 環状シリルウレア及び製造法 - Google Patents

環状シリルウレア及び製造法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環状シリルウレア及びその製造法の提供。 【解決手段】 シクロシラザンとイソシアナート含有部
分を反応させることを含む方法、1種のシクロシラザ
ン、及び減圧下及び100℃より低温の塩基性触媒の存
在下でアミノアルキルアルコキシシランを加熱すること
を含む方法による環状シリルウレアの製造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は環状シリルウレア及
びその製造、そのシクロシラザン出発材料及びその製
造、ならびにシクロシラザンの製造に用いられるアミノ
アルキルアルコキシシラン及びその製造に関する。さら
に特定すると本発明は形成後もシクロシラザン環構造を
保持している環状シリルウレアに関する。本発明の環状
シリルウレアは自然加硫(RTV)塗膜、接着剤及びシ
ーラントのための組成物において、速硬性を与え、メタ
ノールの放出などの揮発性有機化合物(VOC)の放出
を減少させるための添加剤として用いられる。
【0002】
【従来技術】接着剤及びシーラント工業において、自動
車を含む全強度の製品をより迅速に組み立てることを可
能にするより速硬性シリコン系に対して継続した要求が
あった。より最近は、そのような系をより少量の、環境
的に許容される量の揮発性有機化合物を用いて硬化する
ことが要求されてきた。
【0003】速硬性は、硬化剤として多官能基性シラザ
ン(すなわちSi−N結合を有する化合物)に基づく系
を用いて得ることができる。そのような系は典型的に低
分子量の有機アミン又はアンモニアを放出することによ
り硬化し、それらは許容できない臭気及び毒性のために
環境的に望ましくない。シクロシラザン及び誘導体はS
i−N結合を有する化合物であり、揮発性有機化合物を
放出せずにSi−N結合の開裂により高速で硬化する。
【0004】シクロシラザンは容易に、及び大量に製造
できないので工業において商業的に受け入れられてこな
かった。少量の製造における初期の試みさえ、低い効率
及び高い経費の組み合わせが、ある場合には焼却又は埋
め立てによる経費のかかる処理を必要とする多量の危険
な廃棄副生成物の生成と結び付いて悩ました。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かくして高い効率の市
販の装置で実用的な製造及び廃棄物処理の経費で製造す
ることができ、揮発性有機化合物の生成の減少と共に速
い硬化速度を与えるシリコン及び関連接着系のためのシ
クロシラザン−ベース硬化剤が必要である。驚くべきこ
とにその要求は本発明の環状シリルウレア及びシクロシ
ラザンにより満たされる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に従いある種の環
状シリルウレア、及びシクロシラザンをイソシアナート
含有部分と接触させることによるその製造法を提供す
る。本発明の環状シリルウレアの形成の場合、シクロシ
ラザン環構造は保持される。得られる環状シリルウレア
は保存時に安定であり、水分に対して、特に空気中で周
囲の水分に暴露された時に高度に活性である。
【0007】本発明の別の実施態様はある種のシクロシ
ラザン及びその製造法を提供する。本発明のシクロシラ
ザンはSi−N結合、環中の4つの炭素原子、窒素原子
上の環外置換基としての水素、及び環状シリルウレア形
成の間に立体的に妨害とならないシリコン上の環外置換
基を有する。場合により環炭素原子上に環外アルキル基
を有することができる。本発明のシクロシラザンの製造
法は迅速で、容易に行うことができ、穏やかな条件下で
高収率の所望のシクロシラザンを与える。
【0008】本発明に関連する他の実施態様において、
アミノアルキルアルコキシシラン及びその製造を提供す
る。これらのアミノアルキルアルコキシシランはシクロ
シラザンの製造に用いられる。アミノアルキルアルコキ
シシランの製造法は立体障害ニトリル基を有するシリコ
ン化合物を与え、その方法は容易で迅速であり、高収率
の生成物を与える。
【0009】本発明のさらに別の実施態様は環状シリル
ウレアを含み、迅速に硬化又は固化するシーラント組成
物を提供する。
【0010】
【発明の実施の態様】本発明の環状シリルウレアは、シ
クロシラザンをイソシアナート基含有部分に、下記の方
法Aに従って接触させる段階を含む方法により製造され
る:
【0011】
【化5】
【0012】式I(シクロシラザン)及び式III(環
状シリルウレア)において、Rは炭素数が1〜3のアリ
キル基であり、各Rはメチル基又はエチル基が好まし
い。式I及びIIIのR1は(i)水素、(ii)炭素
数が1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル基、及び
(iii)炭素数が6〜8のアリール基から成る群より
選ばれる。式I及びIIIの各R1は水素又はメチル基
が好ましい。式I及びIIIにおいて、は0、1又は
2である。式I及びIIIに示されたR基は互いに同一
又は異なることができ、同様にR1基は互いに同一又は
異なることができると理解するべきである。
【0013】式II及びIIIにおいては1〜5まで
の範囲の数であり、1〜3が好ましく、と等しい
かそれより小さい数である。が2か又はそれより大の
値の場合、イソシアナート基のすべてがシクロシラザン
と反応する必要はない。従って最終的環状シリルウレア
中に未反応のイソシアナートがあり得る。
【0014】シクロシラザンと反応することができるイ
ソシアナート基を少なくとも1つ有するいずれのイソシ
アナート含有部分(R2[N=C=O]c)も本発明の方
法で用いることができる。R2は一価、二価又は多価有
機又は有機シリコンモノマー又はポリマーである。式I
I及びIIIにおいてR2は下記の(i)から(vi)
から成る群より選ばれる。
【0015】(i)炭素数が1〜11、好ましくは1〜
5、最も好ましくは1又は4のアルキル基。適したアル
キル基には例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル及びブチルが含まれる。
【0016】(ii)炭素数が6〜16、好ましくは6
〜10、最も好ましくは6のアリール基。適したアリー
ル基には例えばフェニル及びナフチルを含むことができ
る。
【0017】(iii)炭素数が7〜20、好ましくは
7〜11、最も好ましくは7のアルカリール又はアラル
キル基。適したアルカリール及びアラルキル基には例え
ばベンジル、トリル、キシリルプロピル、フェニルエチ
ル及び3−イソプロペニルジメチルベンジルを含むこと
ができる。
【0018】(iv)炭素数が7〜28、好ましくは7
〜17、最も好ましくは7〜13のアルカリーレン基。
適したアルカリーレン基には例えばトルエンジイソシア
ナート(TDI)中などの2,4−トリレン、キシリレ
ン、メチレンビス−フェニレンジイソシアナート(MD
I)中などのビス(フェニレン)メタン、及び他のその
ような二価アルキル−置換アリーレン基を含むことがで
きる。
【0019】(v)炭素数が2〜18、好ましくは6〜
13、最も好ましくは6、10又は13のアルキレン
基。適したアルキレン基には例えばヘキサメチレンジイ
ソシアナート中のようなヘキサメチレン基、イソホロン
ジイソシアナート中のようなイソホロニレン基、及びビ
ス(シクロヘキシレン)メタン、ならびに他のそのよう
な二価のアルキレン基を含むことができる。
【0020】(vi)ポリマー部分。本明細書で用いら
れる“ポリマー部分”はオリゴマー化合物を含むことが
できる。これらの部分はRTV塗膜、接着剤及びシーラ
ント、電気的用途ならびにウレタンフォームにおいて典
型的に用いられる。このような部分には例えばポリエス
テル、ポリエーテル、ポリジエン、ポリウレタン、ポリ
(メタ)アクリレート及びポリ有機シリコンが含まれる
ことができる。そのような部分はイソシアナート官能基
と結合するとポリマーイソシアナートとして商業的に入
手可能であり、当該技術分野において周知であり、De
smodurTMN、ヘキサメチレンジイソシアナートの
部分的加水分解産物が含まれる。
【0021】上記の(i)〜(v)は炭化水素基である
2基を挙げているが、そのような基はエステル、エー
テル、ハロゲン、ケトン、スルフィド、スルホン、ニト
リル及びシランなどの非炭化水素官能基を含むことがで
きると理解される。例えば2−イソシアナートエチルメ
タクリレート、イソシアナートメタクリレート及びクロ
ロスルホニルイソシアナートはR2N=C=Oの範囲内
に含まれる。
【0022】本発明の方法Aにおいて、シクロシラザン
とイソシアナート含有部分の間の反応は、ウレアの窒素
原子の1つがシリコン原子に結合し、窒素原子とシリコ
ン原子の両方がシクロシラザン環に含まれているシリル
ウレアが生成物となるように起こる。方法Aの場合、反
応が容易なので反応条件は厳密に限定されてはいない。
一般に方法Aは約−10℃〜100℃、好ましくは0℃
〜70℃、最も好ましくは0℃〜50℃の範囲の温度で
行う。方法Aは周囲圧力下の窒素又はアルゴン、好まし
くは窒素などの不活性気体の乾燥雰囲気下で行う。高圧
及び低圧も用いることができるが、そのような圧力は必
要でも望ましくもない。
【0023】場合により不活性溶媒を用い、反応物の1
つ又はそれ以上の粘度を下げる、及び/又は方法Aで発
生する熱を緩和することができる。典型的にそのような
溶媒には脂肪族及び芳香族炭化水素、例えばヘキサン、
ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレンなど、及びこ
れらの混合物を含むことができる。多様な沸点範囲を有
する石油エーテルを用いることができる。極性溶媒、例
えばテトラヒドロフラン、アセトニトリル、ジメチルホ
ルムアミド及びジメチルスルホキシドも必要なら方法A
で用いることができる。
【0024】さらに必要なら方法Aで触媒を用いること
ができる。イソシアナート付加反応の促進に有用な触媒
は容易に入手でき、当該技術分野における熟練者に周知
である。最も普通に用いられる触媒は第3アミン、例え
ばトリエチルアミン及びN−エチルモルホリンなどであ
る。
【0025】方法Aは加熱及び冷却、不活性雰囲気の保
持、撹拌のための装置、ならびに所望なら濾過、溶媒の
ストリッピング及び生成物を移すための補助具を有する
多様な装置を用いて行うことができる。シクロシラザン 上記の式Iを有するいずれのシクロシラザンも本発明の
環状シリルウレアの製造に用いることができる。
【0026】本発明の環状シリルウレアの製造法で用い
ることができる代表的シクロシラザンには:
【0027】
【化6】
【0028】が含まれる。
【0029】環状シリルウレア(式III)の製造のた
めの方法Aで用いることができる式Iのシクロシラザン
は本発明の方法Bに従い、以下の通りに製造することが
できる:
【0030】
【化7】
【0031】式IVにおいてR、R1及びは式I及び
IIIに関して上記で定義した通りである。式I及びI
Vにおいて各R1がメチルであるか、又は1つのR1がメ
チル基であり他のR1が水素であるのが好ましい。少な
くとも1つのR1が炭素数が1〜6の直鎖状もしくは分
枝鎖状アルキル基又は炭素数が6〜8のアリール基であ
るのが最も好ましい。
【0032】本発明の方法Bで用いることができる好ま
しいアミノアルキルアルコキシシランには以下が含まれ
る:
【0033】
【化8】
【0034】*Meはメチルである。
【0035】Etはエチルである。
【0036】Prはプロピルである。
【0037】R1基がメチル基の場合、環化反応は予想
外に容易であることが見いだされた。そのようなアミノ
アルキルアルコキシシランのほとんどは当該技術分野に
おける熟練者に周知の方法により製造することができ
る。そのような方法には例えば米国特許第2,930,8
09号に開示されている対応するニトリル−置換アルキ
ルアルコキシシランの水素還元が含まれる。本発明の方
法Bは非常に容易なのでそのような還元の後にアミノア
ルキルアルコキシシランを単離する必要がない。本発明
の方法Bの新規なシクロシラザンは、単に塩基性触媒を
加えた後に還元反応混合物から直接蒸留される。
【0038】対応するニトリル−置換アルキルアルコキ
シシラン又は前駆体も当該技術分野において周知であ
り、−CH2CH2CMe2CN置換基を含むニトリル−
置換アルキルアルコキシシラン以外は容易に商業的に入
手が可能である。これらの後者のニトリル−置換アルキ
ルアルコキシシランは下記に記載する本発明に関連する
方法Cに従って得られる。−CH2CH2CMe2CN置
換基を含むニトリル−置換アルキルアルコキシシランは
第4炭素原子に結合した立体障害ニトリル基を有する。
それを水素還元すると、方法Cに従いアミノアルキルア
ルコキシ−シランを生ずる。
【0039】方法Bは塩基性触媒の存在下で行われる。
方法Bにおいて用いられる塩基性触媒は反応を触媒する
のに十分な強度であるがアミノアルキルアルコキシシラ
ン(式IV)の他の置換基と反応する程ではない非揮発
性塩基である。塩基性触媒は反応混合物に可溶性であ
り、望ましくない副反応を促進しないのが望ましい。従
って好ましい塩基性触媒はアミノアルキルアルコキシシ
ラン(式IV)上のアルコキシ基に対応するアルコール
のアルカリ金属塩である。例えばアミノアルキルメトキ
シシランの場合はメトキシド塩を用い、アミノアルキル
エトキシシランの場合はエトキシド塩を用いる。いずれ
のアルカリ金属(ナトリウム、カリウム、リチウム及び
セシウム)アルコキシドも本発明の方法Bにおいて塩基
性触媒として用いることができる。しかしナトリウムメ
トキシド及びナトリウムエトキシドなどのナトリウムア
ルコキシドが特に好ましい。方法Bで用いる塩基性触媒
の量は厳密に限定されず、用いられるアミノアルキルア
ルコキシシランの量に基づいて約0.01〜10重量
%、好ましくは約0.05〜2重量%の範囲であること
ができる。
【0040】方法Bは100℃より低温で行う。温度は
約40℃〜90℃の範囲が好ましく、約60℃〜85℃
の範囲が最も好ましい。本発明の方法Bは約0.1〜2
0mmHg、好ましくは0.5〜10mmHg、最も好
ましくは1〜17mmHgの範囲の真空圧下で行う。本
発明の方法Bの場合、水素ではなくメチルであるR1
の数が増加する程、より少量の触媒及びより穏やかな条
件(より低温及びより苛酷でない真空圧)を用いること
ができる。
【0041】本発明の方法Bを行うために用いる装置は
厳密に限定されていない。方法Bは、反応物の装填、加
熱及び冷却、撹拌、適した真空又は不活性雰囲気の保持
及び生成物の取り出しのための装置を濾過、溶媒のスト
リッピング及び蒸留のための補助具と共に有する標準又
は特殊なガラス器具からステンレススチール容器までの
多様な実験室及び商業的装置で行うことができる。一般
に方法Bは窒素又はアルゴンなどの乾燥不活性気体の雰
囲気下で行う。シーラント組成物中へのシリルウレアの挿入 本発明の環状シリルウレアはシラノール官能基への高度
に水分反応性の前駆体として用いられる。すなわち水の
存在下で環状シリルウレアのSi−N結合は容易に開裂
して直鎖状アルキルウレアを形成する。直鎖状アルキル
ウレアのシリコン原子は容易にOH−基を受け入れ、そ
れによりさらに容易に架橋を増し易くなる(−Si−O
−Si−)。従って環状シリルウレアをシーラント又は
コーキング材の成分として用いると、シーラントはより
迅速に乾燥する。例えば環状シリルウレアを自然硬化シ
リコンゴムのための反応性架橋剤として用いることがで
きる。
【0042】湿分硬化性シーラント組成物におけるいず
れの熟練者も、シーラント中に環状シリルウレアを挿入
する方法を知っているであろう。例えばCaulks
and Sealants,Volume I and
II,Short Course Material
s,The Adhesives and Seala
nts Council,Inc.,Washingt
on,D.C.(1992)を参照されたい。一般に乾
燥充填剤を撹拌具を用いてポリマー又はプレポリマー、
触媒及び硬化剤の混合物と合わせるか、又は混合する。
場合により1種か又はそれ以上の溶剤、可塑剤及び伸展
剤も用いることができる。アミノアルキルアルコキシシランの製造法 本発明の方法Bで用いられるシクロシラザンの製造に用
いることができるアミノアルキルアルコキシシランは以
下の方法Cに従って製造することができる:
【0043】
【化9】
【0044】上記の方法Cの場合、式IV〜VIIの
R、R1及びは式I及びIIIに関して上記で定義し
た通りであると理解される。方法Cの式中、各Rはメチ
ル基又はエチル基が好ましく、各R1はメチル基が好ま
しい。
【0045】方法Cではニトリル(式V)を大気圧、又
はその近辺の圧力の塩基の存在下で加熱しながらビニル
シラン(式VI)と反応させてニトリル−置換アルキル
アルコキシシラン(式VII)を製造する。反応温度は
反応を触媒するために用いられる塩基に依存して約50
℃〜150℃の範囲で変えることができる。反応温度は
約110℃〜130℃の範囲が好ましい。反応は大気圧
において撹拌しながら行うのが好ましい。場合により反
応は反応物の合計重量に基づいて10〜200パーセン
トの範囲の量のキシレンなどの不活性溶媒の存在下で行
うことができる。
【0046】ニトリル(式V)及びビニルシラン(式V
I)の反応を触媒するために用いられる塩基は:(a)
アルカリ金属(ナトリウム、カリウム、セシウム及びリ
チウム);(b)ナトリウム又はカリウムメトキシドな
どのアルカリ金属アルコキシド;(c)ナトリウムアミ
ドなどのアルカリ金属アミド;(d)水素化ナトリウム
などのアルカリ金属水素化物;(e)及びこれらの混合
物から成る群より選ばれる。いずれのアルカリ金属、ア
ルカリ金属−アルコキシド、−アミド、又は−水素化物
も用いることができるが、金属はナトリウムであるのが
好ましい。望ましくない副反応を最少にするために金属
ナトリウムを用いるのが最も好ましい。
【0047】ニトリル−置換アルキルアルコキシシラン
(式VII)はアミノアルキルアルコキシシラン(式I
V)の製造のために当該技術分野における熟練者に既知
のいずれの方法によっても水添されるが、ニトリルを有
する炭素原子が第4炭素原子に結合しているニトリル−
置換アルキルアルコキシシランの還元は、ネオペンチル
アミン基(すなわちR1=Me又はメチル基)を有する
アミノアルキルアルコキシシランを与える。そのような
シランは3−アミノプロピルアルコキシシラン及び米国
特許第5,030,746号及び第5,082,962号に
開示されている立体障害3−アミノ−3,3−ジメチル
プロピルアルコキシシランの中間の性質(すなわち反応
性、塩基性、酸化的発色)を与える。そのような水添は
例えば米国特許第2,930,809号に開示されてい
る。一般にアミノアルキルアルコキシシランはニトリル
−置換アルキルシランをラネイニッケル触媒又は類似の
触媒の存在下の高温(120℃〜200℃)及び過圧
(200〜2,000psi)で反応させることにより
製造される。
【0048】本発明の正確な範囲は添付の特許請求の範
囲に示すが、以下の特定の実施例は本発明のある特徴を
例示し、さらに特定すると本発明の評価の方法を指摘す
る。しかし実施例は単に例示のために示すものであり、
添付する特許請求の範囲に示されている以外の本発明に
対する制限と理解してはならない。すべての部及びパー
センテージは他に特定しなければ重量による。
【0049】
【実施例】実施例1 1−メチル−1−メトキシシラ−2−アザ−4−メチル
シクロヘキサンの製造 4−アミノ−3−メチルブチルメチルジメトキシシラン
(162g、0.84モル)を、磁気撹拌棒アセンブ
リ、温度計、電気加熱マントルを備え、真空蒸留用のビ
グルーカラム(1フィートx直径3/4インチ)に取り
付けた500ミリリットルの3つ口フラスコに装填し
た。混合物を撹拌しながらナトリウムメトキシド(0.
8g、0.015モル)を加え、混合物を5.0mmHg
において85℃に25時間加熱し、その間にメタノール
蒸気をDry IceTMトラップにゆっくり除去し、沸
点が5mmHgの圧力で60±2℃の蒸留生成物を受け
器フラスコに取り出した。粗蒸留生成物を、1/8イン
チのらせん形ガラスを充填し、真空分別蒸留のために備
えたカラム(2フィートx直径1インチ)を通して再蒸
留した。収量は、76グラムの沸点が5.0mmHgの
圧力において53℃の1−メチル−1−メトキシシラ−
2−アザ−4−メチルシクロヘキサンであった。
【0050】
【化10】
【0051】ガスクロマトグラフィー分析による純度は
100%であった。窒素分析は6.28ミリ当量/グラ
ムであると算出された[実測6.1ミリ当量/グラ
ム]。1HNMR、13C NMR、29Si NMR及び
電子ビームイオン化モード(EI)で操作する質量分析
器に接したガスクロマトグラフィーは、上記の環状シラ
ザン及び実施例10に記載するn−ブチルイソシアナー
ト付加誘導体の両方の配座異性体の構造及び純度を確証
する。実施例2 1,1−ジメトキシシラ−2−アザ−4−メチルシクロ
ヘキサンの製造 4−アミノ−3−メチルブチルトリメトキシシラン(1
57g、0.757モル)を、実施例1の通りの備えを
したフラスコに装填した。ナトリウムメトキシド(3.
1g、2重量%)を加え、撹拌混合物を2±1mmHg
の圧力において80±5℃に6時間以上加熱し、その間
にメタノール蒸気をDry IceTMトラップにゆっく
り除去し、沸点が57±5℃の蒸留生成物を受け器フラ
スコに取り出した。粗蒸留生成物を、1/8インチのら
せん形ガラスを充填し、真空分別蒸留のために備えたカ
ラム(2フィート×直径1インチ)を通して再蒸留し
た。収量は、102.7グラムの沸点が3.8±0.2m
mHgの圧力において73±1℃の1,1−ジメトキシ
シラ−2−アザ−4−メチルシクロヘキサンであった。
【0052】
【化11】
【0053】ガスクロマトグラフィー分析による純度は
98%であった。窒素分析は5.7ミリ当量/グラムで
あると算出された[実測5.68ミリ当量/グラム]。実施例3 4−アミノ−3,3−ジメチルブチルトリメトキシシラ
ン(208.3g、1.014モル)を、実施例1の通り
の備えをしたフラスコに装填した。ナトリウムメトキシ
ド(2g、1.0重量%)を実施例2に記載の通りに加
えた。ガスクロマドクラフィーを用いた分析によると、
粗蒸留生成物(176.9グラム)は49%の環状シラ
ザンを有した。粗生成物を実施例2の通りに再蒸留し
た。収量は、90グラム(0.47モル)の沸点が0.3
0mmHgの圧力において39±1℃の1,1−ジメト
キシシラ−2−アザ−4,4−ジメチルシクロヘキサン
であった。
【0054】
【化12】
【0055】ガスクロマトグラフィー分析による純度は
100%であった。窒素分析は5.28ミリ当量/グラ
ムであると算出された[実測5.30ミリ当量/グラ
ム]。実施例4 1−メトキシ−1−メチルシラ−2−アザ−4,4−ジ
メチルシクロヘキサンの製造 4−アミノ−3,3−ジメチルブチルメチルジメトキシ
シラン(134.9g、0.65モル)を、実施例1の通
りの備えをしたフラスコに装填した。ナトリウムメトキ
シド(1.3g、1.0重量%)を加え、混合物を1.3
mmHgの圧力において99℃に4時間以上加熱し、そ
の間にメタノール蒸気をDry Ice TMトラップにゆ
っくり除去した。49℃〜67℃の沸点の蒸留物(10
6.3グラム)は31.2%の環状シラザン、及び68.
6%の出発アミノ有機シランを含んだ。数回の実験から
合わせた蒸留物を実施例2に記載の通りに再蒸留し、沸
点が0.30mmHgの圧力において35±1℃の1−
メトキシ−1−メチルシラ−2−アザ−4,4−ジメチ
ルシクロヘキサンを51グラム(0.29モル)得た。
【0056】
【化13】
【0057】ガスクロマトグラフィー分析による純度は
100%であった。窒素分析は5.77ミリ当量/グラ
ムであると算出された[実測5.80ミリ当量/グラ
ム]。実施例5 1−メチル−1−メトキシシラ−2−アザシクロヘキサ
ンの製造 4−アミノブチルメチルジメトキシシラン(100g、
0.56モル)を、実施例1の通りの備えをしたフラス
コに装填した。ナトリウムメトキシド(1g、1.0重
量%)を加え、混合物を41mmHgの圧力において1
20±2℃に加熱し、その間にメタノール蒸気をDry
IceTMトラップにゆっくり除去した。88℃〜10
2℃の沸点の蒸留物(9.3グラム)を受け器フラスコ
に取り出した。ガスクロマトグラフィー分析は13%の
環状シラザン生成物及び87%の出発アミノ有機シラン
を示した。6±1mmHgの圧力における90±2℃で
さらに6時間反応混合物を加熱し、沸点が70℃〜80
℃の蒸留物を28.3グラム得た。蒸留物の分析は60
%のシクロシラザン及び40%の出発アミノ有機シラン
を示した。実施例2に記載の通りに再蒸留し、沸点が
7.0mmHgの圧力において70±1℃の1−メチル
−1−メトキシシリル−2−アザシクロヘキサンを50
グラム(0.34モル)得た。
【0058】
【化14】
【0059】ガスクロマトグラフィー分析による純度は
99%であった。窒素分析は6.88ミリ当量/グラム
であると算出された[実測6.80ミリ当量/グラ
ム]。実施例6 3−シアノ−3−メチルブチルメチルジメトキシシラン
の製造 加熱マントル、機械撹拌機、温度計、滴下ロート及び水
コンデンサーを備えた2リットルの4口ガラスフラスコ
にイソブチロニトリル(345.0グラム、5.0モル)
及び金属ナトリウム球(11.5グラム、0.5モル)を
窒素雰囲気下で加えた。フラスコ内容物の温度は発熱に
より45℃に上昇し、フラスコ内容物を100℃に加熱
した。滴下ロートを用い、メチルビニルジメトキシシラ
ン(661.3グラム、5.0モル)をフラスコ内容物に
加えた。反応の間、加熱マントルを除去し、メチルビニ
ルジメトキシシランの添加速度によりフラスコ内容物の
温度を105〜115℃に保った。メチルビニルジメト
キシシランの添加が完了したら、フラスコ内容物を15
0℃に1時間加熱し、続いて室温に冷却した。氷酢酸
(36グラム、0.6モル)を加えて残留塩基性材料を
中和した。生成物を濾過し、蒸留し(3.0mmHgに
おいて沸点86〜88℃)、1H及び13C NMRスペ
クトル分析により特性化される726グラム(蒸留後の
収率72%)の3−シアノ−3−メチルブチルメチルジ
メトキシシランを得た。実施例7 4−アミノ−3,3−ジメチルブチルメチルジメトキシ
シランの製造 1リットルの高圧撹拌オートクレーブに、12.0グラ
ムの溶解アンモニア及び8.5グラムのキーゼルグール
担持ニッケル(5%)を含む3−シアノ−3−メチルブ
チルメチルジメトキシシラン(631グラム、3.13
モル)の混合物を加えた。オートクレーブを密閉し、水
素で800psiに加圧し、10時間加熱した。内容物
を冷却し、生成物を集め、濾過し、蒸留した。収量は1
H及び13C NMRスペクトル分析により特性化される
615.9グラム(蒸留後の収率95.9%)の4−アミ
ノ−3.3−ジメチルブチルメチルジメトキシシランで
あった。実施例8 3−シアノ−3−メチルブチルメチルトリメトキシシラ
ンの製造 窒素雰囲気下でイソブチロニトリル(297.4グラ
ム、4.3モル)及び金属ナトリウム球(9.9グラム、
0.43モル)を実施例6に記載のフラスコに加えた。
フラスコの内容物を撹拌しながら103℃に加熱し、ビ
ニルトリメトキシシラン(637.8グラム、4.3モ
ル)を加えた。加熱源を除去した後、ビニルトリメトキ
シシランの添加速度によりフラスコ内容物の温度を10
0℃〜107℃に保った。ビニルトリメトキシシランを
すべて添加した後、フラスコ内容物を150℃に1時間
加熱して反応を確実に完結させた。赤外分析のために採
取した試料はシリコン上のビニル基に帰せられる吸収の
形跡を示さなかった。赤外スペクトルは提案された構造
と完全に一致し、純度の高い状態を示した。室温に冷却
後、25.8グラム(0.43モル)の氷酢酸を加えて残
留塩基性材料を中和した。反応生成物を濾過し、真空蒸
留し(沸点、0.3mmHgにおいて76℃〜77
℃)、1H及び13C NMRスペクトル分析により特性
化される681.4グラム(蒸留後の収率73%)の3
−シアノ−3−メチルブチルトリメトキシシラン)を得
た。実施例9 4−アミノ−3,3−ジメチルブチルトリメトキシシラ
ンの製造 実施例7の方法に従い、3−シアノ−3−メチルブチル
トリメトキシシラン(600グラム、2.76モル)を
10.0グラムのアンモニア及び8.0グラムのキーゼル
グール担持ニッケル(5%)の存在下で水添した。蒸留
後(沸点、0.25mmHgにおいて68℃)の収量は
590グラムの4−アミノ−3,3−ジメチルブチルト
リメトキシシラン(96.6%)であった。材料は赤
外、1H及び 13C NMRにより特性化した。比較実施例I 1,1−ジメトキシシラ−2−アザシクロペンタンの製
造の失敗 3−アミノプロピルトリメトキシシラン(113.5グ
ラム;0.63モル)を用いる以外は実施例1の方法を
繰り返した。ナトリウムメトキシド(2.3グラム、2
重量%)を加えた。反応混合物を撹拌し、4〜8mmH
gにおいて6時間90℃〜98℃に加熱し、その間に蒸
留物をゆっくり取り出した。しかしガスクロマトグラフ
ィー分析により1,1−ジメトキシシラ−2−アザシク
ロペンタンが形成されなかったことが示された。蒸留物
は>99%の3−アミノプロピルトリメトキシシランを
含んだ。反応混合物をさらに130℃(>10mmH
g)に加熱したが、蒸留物の分析により再度、5員環シ
クロシラザン生成物が形成されなかったことが示され
た。実施例10 1−メチル−1−メトキシシラ−2−アザ−4−メチル
シクロヘキサンとn−ブチルイソシアナートの反応 1−メチル−1−メトキシシラ−2−アザ−4−メチル
シクロヘキサン(15.9グラム、0.1モル)及びヘキ
サン(25グラム)を磁気撹拌棒アセンブリ、温度計及
び滴下ロートを備えた250ミリリットルの3つ口フラ
スコに装填した。フラスコを氷浴中に沈め、混合物を乾
燥窒素ガスの雰囲気下で約3℃に冷却した。n−ブチル
イソシアナート(10.9グラム、0.11モル)を滴下
ロートから5分間で滴下した。反応混合物を1mmHg
の圧力の真空下で40℃に加熱し、ヘキサン及び過剰の
m−ブチルイソシアナートを除去した。融点が65℃で
構造:
【0060】
【化15】
【0061】を有する白色固体残留生成物(26.5グ
ラム)が製造された。実施例11 1−メチル−1−メトキシシラ−2−アザ−4−メチル
シクロヘキサンとイソシアナート−末端ポリウレタンプ
レポリマーの反応 イソシアナート−末端ポリウレタンプレポリマー テトラエチレングリコール(349.6グラム、1.8モ
ル)及び613.グラムの2−ブタノンを、機械撹拌
機、温度計、水コンデンサー、電気加熱マントル及び滴
下ロートを備えた2リットルの3つ口フラスコに装填し
た。混合物を30℃で真空ストリッピングし、30グラ
ムの2−ブタノン及び微量の水をDry−IceTMトラ
ップに除去した。乾燥窒素雰囲気下でオクタン酸錫
(0.175グラム、0.02重量%)を加えた。混合物
を約80℃で加熱して穏やかに還流し、ビス−(4−イ
ソシアナートシクロヘキシル)メタン(514グラム、
2.0モル)を1時間かけて加えた。80℃で6時間
後、反応混合物を室温に冷却し、イソシアナート−末端
ポリウレタンプレポリマーの60重量%溶液が製造され
た。小試料を取り出し、2−ブタノン中のジブチルアミ
ンの標準溶液を用いて滴定し、イソシアナートの量を決
定した。イソシアナートの濃度は0.23モル/キログ
ラムであった。イソシアナートの正味の濃度は0.38
モル/キログラムであり、これは約5260グラム/モ
ルの分子量に相当した。
【0062】参照標準A.イソシアナート−末端ポリウ
レタンプレポリマー(300グラム、0.069モルN
CO)溶液を機械撹拌機、電気加熱マントル、温度計及
び滴下ロートを備えた500ミリリットルの3つ口フラ
スコに装填した。乾燥窒素雰囲気下で4−アミノ−3−
メチルブチルメチルジメトキシシラン(13.2グラ
ム、0.069モル)を50℃で撹拌しながら5分間で
フラスコに加えた。70℃でさらに30分間撹拌した
後、直鎖状シランエンドキャップを有するポリウレタン
プレポリマーを乾燥2−ブタノンを用いて50重量%固
体に希釈し、密閉びん中に保存した。
【0063】新規シクロシラザン.4−アミノ−3−メ
チルブチルメチルジメトキシシランの代わりに1−メチ
ル−1−メトキシシラ−2−アザ−4−メチルシクロヘ
キサン(10.98グラム、0.069モル)を用いる以
外は参照標準Aの方法を繰り返し、シクロシラザンエン
ドキャップを有するポリウレタンプレポリマーを製造し
た。実施例12 参照標準A及び新規シクロシラザンキャップポリウレタ
ンプレポリマーに関するRTV硬化速度 参照標準Aのビーズを以下のパネルの各々に適用した:
ポリウレタン、MylarTM、TeflonTM、スチー
ル、アルミニウム、ガラス板及び彩色ガラス(pain
ted glass)。シクロシラザンエンドキャップ
ポリウレタンプレポリマーのビーズをもう1組のパネル
に同様に適用した。空気中で“不粘着”ビーズが現れる
のに要する時間を観察した。本発明の新規シクロシラザ
ンエンドキャップポリウレタンプレポリマーで処理した
パネルは、参照標準Aのパネルよりずっと短時間で不粘
着となった。参照標準A及び新規シクロシラザンエンド
キャップポリウレタンプレポリマーのビーズで処理した
さらに2組のパネルを上記の通りに準備し、70℃の炉
中に3時間置いた。シクロシラザンエンドキャップポリ
ウレタンプレポリマーで処理したパネル上のビーズが参
照標準Aのものより硬いことが観察された。プレポリマ
ーを密閉びん中で6カ月間保存した後に実施例11で製
造した同一の材料のいくつかを用いてこれらの試験を繰
り返した。この場合もシクロシラザンエンドキャップポ
リウレタンプレポリマーで処理したパネル上のビーズが
参照標準Aのものより速く硬化したことが観察された。実施例13 直鎖状シラン及びシクロシラザンを含むシーラントの硬
化速度 プレポリマー製造 .機械撹拌機、加熱マントル、温度計
及びコンデンサーを備えた500ミリリットルの乾燥樹
脂製フラスコにMiles,Inc.から購入した4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアナート(23グラ
ム、0.092モル)及びOlin Chemical
s Inc.からPPG−D−4000として商業的に
入手可能なポリプロピレングリコール(245.8グラ
ム、分子量約4000、OH数=28.0)を加えた。
ポリプロピレングリコールに対する4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアナートのモル比は1.5であった。
フラスコの内容物を、反応混合物が液体となるまで50
℃に加熱し、続いて1滴のジブチル錫ジラウレート触媒
を反応物に加えた。イソシアナート基の濃度が約0.8
%に減少するまで混合物を80〜90℃に加熱した。室
温に冷却した後、フラスコの内容物(イソシアナート官
能基ポリエーテルプレポリマー)を下記に記載する通り
に使用した。
【0064】参照標準B.80グラムのプレポリマー
に、実施例11に示した装置で3.46グラム(NCO
含有量に基づいて10モル%過剰)の4−アミノ−3−
メチルブチルトリメトキシシランを室温でゆっくり加え
た。添加の完了後、組成物を撹拌しながらイソシアナー
ト含有率が滴定により0%となるまで90℃に加熱し
た。
【0065】参照標準C.参照標準Bと同様の方法で、
第2の80グラムのプレポリマーを3.00グラム(N
CO含有量に基づいて10モル%過剰)の3−アミノプ
ロピルトリメトキシシランと反応させた。
【0066】新規シクロシラザン(実験番号1).参照
標準B及びCの製造と同様の方法で、第3の80グラム
のプレポリマーを2.93グラム(NCO含有量に基づ
いて10モル%過剰)の1,1−ジメトキシシラ−2−
アザ−4−メチルシクロヘキサンと反応させた。
【0067】シーラント製造.真空ポンプ、加温浴(t
emperature bath)ならびに窒素及び空
気ラインを備えた小さい遊星形ミキサーを用いることに
より、これらの3種類のシリルウレア結合ポリマーのそ
れぞれからシーラントを製造した。系に窒素をパージし
ながらミキサーを80℃に30分間加熱した。各シリル
ウレア結合ポリマー(80グラム)を24グラムの炭酸
カルシウム充填剤(Pfizer Corporati
onからUltra−FlexTMとして入手可能)と共
に加熱ミキサーに入れた。材料を窒素雰囲気下の40r
pmの速度において5分間混合した。シーラント組成物
のそれぞれを真空下で50分間混合した。温度を60℃
に下げ、0.8グラムのジブチル錫ジラウレートを各混
合物に加えた。各組成物を窒素雰囲気下で5分間混合
し、その後さらに50分間真空処理した。各シーラント
をミキサーから取り出し、アルミニウム箔/板紙カート
リッジ中に保存した。
【0068】各シーラントに関する不粘着時間を決定し
た。各シーラントを4″×8″×1/8″のTeflo
nの金型に装填した。各金型を23℃及び50%相対湿
度で加湿室に入れた。各表面が指触不粘着となるのに要
する時間を記録した。結果は以下の通りであった: 参照標準B:4−アミノ−3−メチルブチルトリメトキシシランキャップポリマ ー 0.5時間 参照標準C:3−アミノプロピルトリメトキシシランキャップポリマー 2.0時間 実験番号1:1,1−ジメトキシシラ−2−アザ−4−メチルシクロヘキサンキ ャップポリマー 0.01時間 この実施例は、本発明の新規シクロシラザン−キャップ
ポリウレタンプレポリマーから誘導したシーラントが、
直鎖状アミノアルキルアルコキシシランでキャップした
ポリウレタンプレポリマーから製造したシーラントより
ずっと急速に硬化することを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エベレツト・ウイマン・ベネツト アメリカ合衆国マサチユセツツ州01027イ ーストハンプトン・パークストリート210 Fターム(参考) 4H017 AA04 AA24 AA25 AB17 AD01 AE05 4H049 VN01 VP01 VQ38 VQ44 VQ89 VR22 VR41 VR51 VS39 VU16 VU21 VU36 VW02 4J034 BA02 CA17 CB01 CC61 CC66 CD15 HA02 HA04 HA07 HB07 HB11 HB12 HB16 JA02 RA08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、 Rは炭素数が1〜3のアルキル基であり、 R1は(i)水素、 (ii)炭素数が1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキ
    ル基、及び(iii)炭素数が6〜8のアリール基から成
    る群より選ばれ、 R2は、一価、二価又は多価である、有機又は有機シリ
    コンの、モノマー又はポリマーであり、 は0、1又は2であり、 は1から5までの範囲の数であり、と等しいかそれより小の数である]を有する環状
    シリルウレア。
  2. 【請求項2】 Rがメチル基又はエチル基であり、R1
    が水素又はメチル基であり、R2が(i)炭素数が1〜
    11のアルキル炭化水素基、 (ii)炭素数が6〜16のアリール基、 (iii)炭素数が7〜20のアリーレン基、 (iv)炭素数が7〜28のアルカリーレン基、 (v)炭素数が2〜18のアルキレン基、及び (vi)ポリマー部分から成る群より選ばれることを特
    徴とする請求項1に記載の環状シリルウレア。
  3. 【請求項3】 R2が (i)ポリエステル、 (ii)ポリエーテル、 (iii)ポリジエン、 (iv)ポリウレタン (v)ポリ(メタ)アクリレート、及び (vi)ポリ有機シリコン から成る群より選ばれるポリマー部分であることを特徴
    とする請求項1に記載の環状シリルウレア。
  4. 【請求項4】 各Rがメチル基であり、1つのR1が水
    素であり、他のR1がメチル基であり、及び
    それぞれが1であり、R2がn−ブチル基であることを
    特徴とする請求項1に記載の環状シリルウレア。
  5. 【請求項5】 Rがメチル基であり、1つのR1が水素
    であり、他のR1がメチル基であり、が1であり、
    及びのそれぞれが2であり、R2がテトラエチレング
    リコール及び過剰のビス−(4−イソシアナートシクロ
    ヘキシル)メタンから製造されたポリウレタンであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の環状シリルウレア。
  6. 【請求項6】 式: 【化2】 [式中、 Rは炭素数が1〜3のアルキル基であり、 R1は(i)水素、 (ii)炭素数が1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
    キル基、 (iii)炭素数が6〜8のアリール基から成る群より
    選ばれ、 は0、1又は2である]を有するシクロシラザンを
    式: [O=C=N]c2 [式中、 R2は一価、二価又は多価有機又は有機シリコンモノマ
    ー又はポリマーで あり、 は1から5までの範囲の数である]を有するイソシア
    ナート含有部分と接触させることを含む、請求項1に記
    載の環状シリルウレアの製造法。
  7. 【請求項7】 Rがメチル基及びエチル基から成る群よ
    り選ばれ、R1が水素及びメチル基から成る群より選ば
    れ、R2が (i)炭素数が1〜11のアルキル炭化水素基、 (ii)炭素数が6〜16のアリール基、 (iii)炭素数が7〜20のアリーレン基、 (iv)炭素数が7〜28のアルカリーレン基、 (v)炭素数が2〜18のアルキレン基、及び (vi)ポリマー部分から成る群より選ばれることを特
    徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 Rがメチル基であり、1つのR1が水素
    であり、他のR1がメチル基であり、及びのそ
    れぞれが1であり、R2がn−ブチル基であることを特
    徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 各Rがメチル基であり、1つのR1が水
    素であり、他のR1がメチル基であり、が1であり、
    及びのそれぞれが2であり、R2がテトラエチレン
    グリコール及び過剰のビス−(4−イソシアナートシク
    ロヘキシル)メタンから製造されたポリウレタンである
    ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 式: 【化3】 [式中、 Rは炭素数が1〜3のアルキル基であり、 R1は(i)水素、 (ii)炭素数が1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
    キル基、 (iii)炭素数が6〜8のアリール基 から成る群より選ばれ、 は0、1又は2である]を有するシクロシラザン。
  11. 【請求項11】 Rがメチルであり、少なくとも1つの
    1がメチル基であることを特徴とする請求項10に記
    載のシクロシラザン。
  12. 【請求項12】 式: H2NCH2C(R12CH2CH2SiRa(OR)3-a [式中、 Rは炭素数が1〜3のアルキル基であり、 R1は(i)水素、 (ii)炭素数が1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
    キル基、 (iii)炭素数が6〜8のアリール基から成る群より
    選ばれ、 は0、1又は2である]を有するアミノアルキルアル
    コキシシランを減圧下及び100℃より低温において塩
    基性触媒の存在下で加熱することを含む、式 【化4】 [式中R、R1及びは上記の定義の通りである]を有
    するシクロシラザンの製造法。
  13. 【請求項13】 塩基性触媒がナトリウムアルコキシ
    ド、リチウムアルコキシド、カリウムアルコキシド及び
    セシウムアルコキシドから成る群より選ばれることを特
    徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 Rがメチル基であり、少なくとも1つ
    のR1がメチル基であることを特徴とする請求項12に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の環状シリルウレアを
    含むシーラント組成物。
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