JP2002322174A - 骨格にフェニルアセチレン構造を有する化合物、それを含む液晶組成物及びそれを用いた液晶素子 - Google Patents

骨格にフェニルアセチレン構造を有する化合物、それを含む液晶組成物及びそれを用いた液晶素子

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JP2002322174A
JP2002322174A JP2002024353A JP2002024353A JP2002322174A JP 2002322174 A JP2002322174 A JP 2002322174A JP 2002024353 A JP2002024353 A JP 2002024353A JP 2002024353 A JP2002024353 A JP 2002024353A JP 2002322174 A JP2002322174 A JP 2002322174A
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carbon atoms
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Chizu Sekine
千津 関根
Koichi Fujisawa
幸一 藤沢
Masamitsu Ishitobi
昌光 石飛
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大きい屈折率異方性を有し、他の液晶と混合し
易く、光安定性が有利で、紫外域の吸収波長が実用上問
題ない程度に短い、新規な化合物、液晶組成物及び、光
シャッターや表示素子等に使用できる液晶素子を提供す
ること。 【解決手段】式(1)の化合物で、分子軌道法計算によ
る、式(1−1)〜(1−3)の式(1)における各部分のH
OMOエネルギー差ΔEが0.3電子ボルト以上であ
り、かつ同様に算出した式(1)の分子の分極率異方性Δ
αが500(原子単位)以上である骨格にフェニルアセチ
レン構造を有する化合物。 【化1】 (A1〜A4:独立にH、F、Fで置換されていてもよい
C1〜10のアルキル基又はアルコキシ基、P1、P2
HOMOエネルギーと分極率の条件を満たす構造。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子の構
成材料あるいは液晶組成物の配合成分等として有用であ
り、骨格にフッ素原子で置換されていてもよいアルキル
基又はアルコキシ基等を有するフェニルアセチレン構造
を有する新規な化合物、それを含む液晶組成物及びそれ
を用いた液晶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示素子の高性能化は、情報
化社会の進展に伴い不可欠となっている。液晶組成物と
しては、より高速化、あるいは高性能化等の物性を達成
するために、屈折率異方性の大きい材料の配合が必要と
されている。屈折率異方性が比較的大きい液晶としてト
ラン化合物が知られている[Mol.Cryst.Liq.
Cryst.,第23巻、第233頁(1973)]が、屈
折率異方性は約0.2と満足できるほどの大きさではな
かった。また、下記式で表される化合物(6)及び(7)が
開発されている(特開平2−83340号公報、特開平
9−216841号公報)。
【0003】
【化7】 (式中、Alkylは、アルキル基を表す。)
【化8】 (式中、Rはアルキル基を示し、YはR、フッ素原子、
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子又はシアノ基を示し、
1〜H12は水素原子、フッ素原子又は塩素原子を示す
(但し、H1〜H12の少なくとも1つはフッ素原子又は塩
素原子である)。)
【0004】これらの化合物は、トラン系化合物よりさ
らに大きい屈折率異方性を示すが、0.4程度であり、
さらに化合物(7)のように相溶性改善のためにフッ素原
子等のハロゲン原子置換を行った場合は0.3程度とさ
らに屈折率異方性が低いものとなっている。そこで、更
に高い屈折率異方性を有する液晶性化合物の開発が求め
られているが、一方で屈折率異方性を大きくするためパ
イ電子共役系を長くすると、化合物の紫外、可視域の吸
収スペクトルが長波長側にシフトし、場合によっては化
合物が着色するという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、大き
い屈折率異方性を有し、他の液晶と混合し易く、かつ光
に対する安定性がより有利で、紫外域の吸収波長が実用
上問題ない程度に短い、骨格にフェニルアセチレン構造
を有する新規な化合物、それを用いた液晶組成物及びこ
れを用いた、光シャッターや表示素子等に使用できる液
晶素子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、ある種のフェニル
アセチレン化合物が十分大きな屈折率異方性を有し、か
つ紫外域の吸収スペクトルの波長が実用上問題ない程度
に短いことを見出し、本発明を完成するに至った。即
ち、本発明によれば、式(1)で示される化合物であり、
分子軌道法計算により得られる、式(1−1)〜(1−3)
で示される式(1)における各部分の最高被占軌道(HO
MO)のエネルギー差ΔEが下記条件を満たし、かつ同
様の方法で算出した式(1)で表される分子の分極率異方
性Δαが500(原子単位)以上であることを特徴とする
骨格にフェニルアセチレン構造を有する化合物が提供さ
れる。 ΔE=E1-1−(E1-2+E1-3)/2≧0.3電子ボルト (ただし、E1-1、E1-2及びE1-3は、各々式(1−1)、
(1−2)及び(1−3)で示される式(1)における各部分
の分子軌道法で計算したHOMOのエネルギー値を示
す。)
【0007】
【化9】 (式中、A1〜A4は、それぞれ独立に水素原子、フッ素
原子、フッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜1
0のアルキル基又はアルコキシ基を表す。P1及びP2
上記HOMOエネルギーと分極率の条件を満たしていれ
ば特に化学構造は限定されない。) また本発明によれば、式(2)で示される、骨格にフェニ
ルアセチレン構造を有する化合物が提供される。
【0008】
【化10】 (式(2)中、A9〜A12は、それぞれ独立に水素原子、フ
ッ素原子、フッ素原子で置換されていてもよい炭素数1
〜10のアルキル基又はアルコキシ基を表す。P 3及び
4は、式(2−1)又は(2−2)を示し、少なくとも一
方は式(2−1)を示す(但し、式(2−1)中のA37〜A
42及び式(2−2)中のA5〜A8は、それぞれ独立に水素
原子、フッ素原子、フッ素原子で置換されていてもよい
炭素数1〜10のアルキル基又はアルコキシ基を表
す。)。R11及びR12は、それぞれ独立に水素原子、フ
ッ素原子、シアノ基、−SF5、−NCS、4−R23
(シクロアルキル)基、4−R23−(シクロアルケニル)基
又はR24−(O)q基を示す(但し、R 23は水素原子、直
鎖もしくは分枝のフッ素原子で置換されていてもよい炭
素数1〜12のアルキル基を示し、R24は直鎖もしくは
分枝のフッ素原子で置換されていてもよい、炭素数1〜
12のアルキル基、炭素数3〜12のアルケニル基又は
アルキニル基を示す。qは0又は1を示す)。)
【化11】
【0009】更に本発明によれば、上記式(1)で示され
る化合物又は式(2)で示される化合物の少なくとも1種
を含むことを特徴とする液晶組成物が提供される。更に
また本発明によれば、上記液晶組成物を一対の電極基板
間に挟持してなることを特徴とする液晶素子が提供され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の骨格にフェニルアセチレン構造を有する化
合物は、上記式(1)又は(2)で示される化合物である。
式(1)におけるA1〜A4又は式(2)におけるA9〜A12
は、それぞれ独立に水素原子、フッ素原子、フッ素原子
で置換されていてもよい、炭素数1〜10のアルキル基
又はアルコキシ基を示す。また、A1〜A4及びA9〜A
12の少なくとも1つはフッ素原子で置換されていてもよ
い、アルキル基又はアルコキシ基であることが望まし
い。上記式(1)中のP1及びP2は上記HOMOエネルギ
ーと分極率の条件を満たしていれば特に化学構造は限定
されず、後述する具体例の化合物におけるP1及びP2
相当する基の組合せが例示できる。上記式(2)中、P3
及びP4は、上記式(2−1)又は(2−2)を示し、少な
くとも一方は式(2−1)を示す。R11及びR12は、それ
ぞれ独立に水素原子、フッ素原子、シアノ基、−S
5、−NCS、4−R23−(シクロアルキル)基、4−
2 3−(シクロアルケニル)基又はR24−(O)q基を示
す。但し、R23は水素原子、直鎖もしくは分枝のフッ素
原子で置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキル
基を示し、R24は直鎖もしくは分枝のフッ素原子で置換
されていてもよい、炭素数1〜12のアルキル基、炭素
数3〜12のアルケニル基又はアルキニル基を示す。q
は0又は1を示す。
【0011】上記式(1)で示される化合物は、分子軌道
法計算により得られる、上記式(1−1)〜(1−3)で示
される式(1)における各部分の最高被占軌道(HOMO)
のエネルギー差ΔEが0.3電子ボルト以上、好ましく
は0.35電子ボルト以上であり、かつ同様の方法で算
出した式(1)で表される分子の分極率異方性Δαが50
0(原子単位)以上、好ましくは600(原子単位)以上で
ある。ここで分子分極率異方性Δαとは、分子長軸に沿
った分極率をαxx、この軸に垂直な軸に沿った分極率
を各々αyy、αzzとしたとき、下記式より計算され
る値を示す。 Δα=αxx−(αyy+αzz)/2 分子長軸は、分子長の最も長い方向付付近にとることが
でき、例えば、式(1)のP1と結合した炭素炭素三重結
合の末端炭素と、P2と結合した炭素炭素三重結合の末
端炭素とを結ぶ軸がこれに相当する。
【0012】式(1)又は式(2)で表される化合物として
は、下記に示す構造で示される化合物等が挙げられる。
【0013】
【化12】
【0014】
【化13】
【0015】
【化14】
【0016】
【化15】
【0017】
【化16】
【0018】上記構造式において、R11及びR12として
は、例えば、水素原子;フッ素原子;メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデ
シル基、ドデシル基等のアルキル基及びこれらがフッ素
原子で置換されたフルオロアルキル基(例えば、トリフ
ルオロメチル基等);エテニル基、プロペニル基、ブテ
ニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、
オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル
基、ドデセニル基等のアルケニル基及びこれらがフッ素
原子で置換されたフルオロアルケニル基;プロピニル
基、ブチニル基、ペンチニル基、ヘキシニル基、ヘプチ
ニル基、オクチニル基、ノニニル基、デシニル基、ドデ
シニル基等のアルキニル基及びこれらがフッ素原子で置
換されたフルオロアルキニル基;メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘ
キシルオキシ基、オクチルオキシ基、ノニルオキシ基、
デシルオキシ基、ウンデシルオキシ基、ドデシルオキシ
基等のアルコキシ基及びこれらがフッ素原子で置換され
たフルオロアルコキシ基(例えば、1〜3個のフッ素原
子で置換されたメトキシ基、1〜5個のフッ素原子で置
換されたエトキシ基等);ビニルオキシ基、プロペニル
オキシ基、ブテニルオキシ基、ペンテニルオキシ基、ヘ
キセニルオキシ基、ヘプテニルオキシ基、オクテニルオ
キシ基、ノネニルオキシ基、デセニルオキシ基等のアル
ケニルオキシ基及びこれらがフッ素原子で置換されたフ
ルオロアルケニルオキシ基;プロピオニルオキシ基、ブ
チニルオキシ基、ペンチニルオキシ基、ヘキシニルオキ
シ基、ヘプチニルオキシ基、オクチニルオキシ基、ノニ
ニルオキシ基、デシニルオキシ基、ウンデシニルオキシ
基、ドデシニルオキシ基等のアルキニルオキシ基及びこ
れらがフッ素原子で置換されたフルオロアルキニルオキ
シ基;メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキ
シメチル基、ブトキシメチル基、ペンチルオキシメチル
基、ヘキシルオキシメチル基、ヘプチルオキシメチル
基、オクチルオキシメチル基、ノニルオキシメチル基、
デシルオキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエ
チル基、プロポキシエチル基、ブトキシエチル基、ペン
チルオキシエチル基、ヘキシルオキシエチル基、ヘプチ
ルオキシエチル基、オクチルオキシエチル基、ノニルオ
キシエチル基、デシルオキシエチル基、メトキシプロピ
ル基、エトキシプロピル基、プロポキシプロピル基、ブ
トキシプロピル基、ペンチルオキシプロピル基、ヘキシ
ルオキシプロピル基、ヘプチルオキシプロピル基、オク
チルオキシプロピル基、ノニルオキシプロピル基、メト
キシブチル基、エトキシブチル基、プロポキシブチル
基、ブトキシブチル基、ペンチルオキシブチル基、ヘキ
シルオキシブチル基、ヘプチルオキシブチル基、オクチ
ルオキシブチル基、メトキシペンチル基、エトキシペン
チル基、プロポキシペンチル基、ブトキシペンチル基、
ペンチルオキシペンチル基、ヘキシルオキシペンチル
基、ヘプチルオキシペンチル基等のアルコキシアルキル
基及びこれらがフッ素原子で置換されたフルオロアルコ
キシアルキル基;2−メチルプロピル基、2−メチルブ
チル基、3−メチルブチル基、3−メチルペンチル基等
の分枝アルキル基及びこれらがフッ素原子で置換された
フルオロ分枝アルキル基;2−メチルプロピルオキシ
基、2−メチルブチルオキシ基、3−メチルブチルオキ
シ基、3−メチルペンチルオキシ基等の分枝アルキルオ
キシ基及びこれらがフッ素原子で置換されたフルオロ分
枝アルキルオキシ基;4−メチルシクロヘキシル基、4
−エチルシクロヘキシル基、4−プロピルシクロヘキシ
ル基、4−ブチルシクロヘキシル基、4−ペンチルシク
ロヘキシル基、4−ヘキシルシクロヘキシル基、4−ヘ
プチルシクロヘキシル基、4−オクチルシクロヘキシル
基、4−ノニルシクロヘキシル基、4−デシルシクロヘ
キシル基等の4−アルキル−シクロアルキル基及びこれ
らがフッ素原子で置換された4−フルオロアルキル−シ
クロアルキル基;4−プロピルシクロヘキセニル基、4
−ペンチルシクロヘキセニル基等の4−アルキル−シク
ロアルケニル基及びこれらがフッ素原子で置換された4
−フルオロアルキル−シクロアルケニル基;シアノ基;
−SF5;−NCS等が挙げられるが、これらに限定さ
れない。
【0019】本発明の式(1)又は(2)で示される化合
物は、通常の有機合成的手段を駆使して合成することが
できる。例えば、3つのアリール基が2つのアセチレン
基でつながったフェニルアセチレン構造を有する化合物
を合成するには、芳香族ハロゲン類あるいは、芳香族ア
ルコールスルホン酸エステル(トリフルオロメタンスル
ホン酸エステル等)と、アセチレン末端メチン部分とを
パラジウム触媒により塩基存在下の条件でカップリング
反応させる、Sonogashira反応(Organocopper Reagents.
A Practical Approach; Taylor,R.J.K.Ed.;Oxford Uni
versity Press:Oxford,1994;Chapter 10,pp217-236. Me
tal-Catalyzed Cross-Coupling Reactions;Diederich,
F.,Stang,P.J.Eds;Wiley:Weinheim,1997;Chapter5,pp20
3-229.)等を適宜組み合わせて合成できる。
【0020】本発明の液晶組成物は、上記式(1)又は
(2)で示される化合物の少なくとも1種を配合成分とし
て含有する。混合する他の成分は特に限定されないが、
液晶相を示す化合物あるいは組成物が好ましい。
【0021】上記他の化合物としては、例えば、式(3)
〜(5)で示される化合物の少なくとも1種等が挙げられ
る。これらの化合物は、通常の有機合成的手段を駆使し
て合成することができる。
【化17】
【0022】式(3)中A13〜A24は、それぞれ独立に水
素原子、フッ素原子、フッ素原子で置換されていてもよ
い炭素数1〜10のアルキル基又はアルコキシ基を示
し、少なくとも1つはフッ素原子で置換されていてもよ
い炭素数1〜10のアルキル基又はアルコキシ基であ
る。R31及びR32は、それぞれ独立に水素原子、フッ素
原子、シアノ基、−SF5、−NCS、4−R33−(シク
ロアルキル)基、4−R33−(シクロアルケニル)基又は
34−(O)q31基を示す。但し、R33は水素原子、直鎖
もしくは分枝のフッ素原子で置換されていてもよい炭素
数1〜12のアルキル基を示し、R34は直鎖もしくは分
枝のフッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜12
のアルキル基を示す。q31は0又は1を示す。上記式
(3)で示される化合物としては、例えば、下記構造式で
示される化合物等が挙げられる。
【0023】
【化18】
【0024】
【化19】
【0025】
【化20】
【0026】
【化21】
【0027】
【化22】
【0028】
【化23】
【0029】
【化24】
【0030】
【化25】
【0031】上記構造式において、R1及びR2は、式
(3)中のR31及びR32に対応する基であって、例えば、
水素原子;フッ素原子;メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、
オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデ
シル基等のアルキル基及びこれらがフッ素原子で置換さ
れたフルオロアルキル基(例えばトリフルオロメチル
基);メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキ
シ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、オクチル
オキシ基、ノニルオキシ基、デシルオキシ基、ウンデシ
ルオキシ基、ドデシルオキシ基等のアルコキシ基及びこ
れらがフッ素原子で置換されたフルオロアルコキシ基
(例えば1〜3個のフッ素原子で置換されたメトキシ
基、1〜5個のフッ素原子で置換されたエトキシ基);
メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチ
ル基、ブトキシメチル基、ペンチルオキシメチル基、ヘ
キシルオキシメチル基、ヘプチルオキシメチル基、オク
チルオキシメチル基、ノニルオキシメチル基、デシルオ
キシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、
プロポキシエチル基、ブトキシエチル基、ペンチルオキ
シエチル基、ヘキシルオキシエチル基、ヘプチルオキシ
エチル基、オクチルオキシエチル基、ノニルオキシエチ
ル基、デシルオキシエチル基、メトキシプロピル基、エ
トキシプロピル基、プロポキシプロピル基、ブトキシプ
ロピル基、ペンチルオキシプロピル基、ヘキシルオキシ
プロピル基、ヘプチルオキシプロピル基、オクチルオキ
シプロピル基、ノニルオキシプロピル基、メトキシブチ
ル基、エトキシブチル基、プロポキシブチル基、ブトキ
シブチル基、ペンチルオキシブチル基、ヘキシルオキシ
ブチル基、ヘプチルオキシブチル基、オクチルオキシブ
チル基、メトキシペンチル基、エトキシペンチル基、プ
ロポキシペンチル基、ブトキシペンチル基、ペンチルオ
キシペンチル基、ヘキシルオキシペンチル基、ヘプチル
オキシペンチル基等のアルコキシアルキル基及びこれら
がフッ素原子で置換されたフルオロアルコキシアルキル
基;2−メチルプロピル基、2−メチルブチル基、3−
メチルブチル基、3−メチルペンチル基等の分枝アルキ
ル基及びこれらがフッ素原子で置換されたフルオロ分枝
アルキル基;2−メチルプロピルオキシ基、2−メチル
ブチルオキシ基、3−メチルブチルオキシ基、3−メチ
ルペンチルオキシ基等の分枝アルキルオキシ基及びこれ
らがフッ素原子で置換されたフルオロ分枝アルキルオキ
シ基;4−メチルシクロヘキシル基、4−エチルシクロ
ヘキシル基、4−プロピルシクロヘキシル基、4−ブチ
ルシクロヘキシル基、4−ペンチルシクロヘキシル基、
4−ヘキシルシクロヘキシル基、4−ヘプチルシクロヘ
キシル基、4−オクチルシクロヘキシル基、4−ノニル
シクロヘキシル基、4−デシルシクロヘキシル基等の4
−アルキル−シクロアルキル基及びこれらがフッ素原子
で置換された4−フルオロアルキル−シクロアルキル
基;4−プロピルシクロヘキセニル基、4−ペンチルシ
クロヘキセニル基等の4−アルキル−シクロアルケニル
基及びこれらがフッ素原子で置換された4−フルオロア
ルキル−シクロアルケニル基;シアノ基;−SF5;−
NCS等が挙げられる。
【0032】式(4)中A25〜A36は、それぞれ独立に水
素原子、フッ素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を
示す。mは0又は1である。R41は水素原子、直鎖もし
くは分枝のフッ素原子で置換されていてもよい炭素数1
〜12のアルキル基を示す。R42は、R41、フッ素原
子、シアノ基、4−R43−(シクロアルキル)基、4−R
43−(シクロアルケニル)基又はR44−(O)q41基を示
す。但し、R43は水素原子、直鎖もしくは分枝のフッ素
原子で置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキル
基を示し、R44は直鎖もしくは分枝のフッ素原子で置換
されていてもよい炭素数1〜12のアルキル基を示す。
41は0又は1を示す。式(4)で示される化合物の具体
例としては、下記構造式で示される化合物等が挙げられ
る。
【0033】
【化26】
【0034】
【化27】
【0035】
【化28】
【0036】
【化29】
【0037】
【化30】
【0038】
【化31】
【0039】
【化32】
【0040】
【化33】
【0041】
【化34】
【0042】
【化35】
【0043】
【化36】
【0044】
【化37】
【0045】
【化38】
【0046】
【化39】
【0047】
【化40】
【0048】
【化41】
【0049】上記構造式において、R1及びR2は、式中
(4)中のR41及びR42に対応する基であって、具体例と
しては、−SF5、−NCSを除く、上記式(3)の化合
物の例示で説明したR31及びR32に対応するR1及びR2
の例示と同様なものが挙げられるが、それらに限定され
ない。
【0050】式(5)中、環A、環B、環C及び環Dは、
それぞれ独立に、1,4−フェニレン、1,4−シクロ
ヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、4,1−シ
クロヘキセニレン、2,5−シクロヘキセニレン、5,
2−シクロヘキセニレン、3,6−シクロヘキセニレ
ン、6,3−シクロヘキセニレン、2,5−ピリミジン
ジイル、5,2−ピリミジンジイル、2,5−ピリジン
ジイル、5,2−ピリジンジイル、2,5−ジオキサン
ジイル、もしくは5,2−ジオキサンジイルを示し、環
A、環B、環C及び環D上の水素原子はフッ素原子で置
換されていてもよい。R51及びR52は、水素原子、フッ
素原子、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリ
フルオロメチル基、フルオロメトキシ基、ジフルオロメ
トキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、炭素数
1〜12のアルキル基、炭素数3〜12のアルケニル
基、炭素数3〜12のアルキニル基、炭素数1〜12の
アルコキシ基、炭素数3〜12のアルケニルオキシ基、
炭素数3〜12のアルキニルオキシ基、炭素数2〜16
のアルコキシアルキル基、もしくは炭素数3〜16のア
ルコキシアルケニル基を示す。これらのアルキル基、ア
ルケニル基又はアルキニル基中の少なくとも1つのメチ
レン基は、酸素原子、イオウ原子、ケイ素原子で置換さ
れてもよく、直鎖又は分岐のどちらでもよい。Z1、Z2
及びZ3は、それぞれ独立に、−COO−、−OCO
−、−OCH2−、−CH2O−、炭素数1〜5のアルキ
レン基、炭素数2〜5のアルケニレン基、炭素数2〜5
のアルキニレン基もしくは単結合を示し、b、c及びd
は、それぞれ独立に0又は1であり、かつb+c+d≧
1を満たす。式(5)で示される化合物としては、例え
ば、下記構造式で示される化合物等が挙げられる。
【0051】
【化42】
【0052】
【化43】
【0053】
【化44】
【0054】
【化45】
【0055】
【化46】
【0056】
【化47】
【0057】
【化48】
【0058】
【化49】
【0059】
【化50】
【0060】
【化51】
【0061】
【化52】
【0062】
【化53】
【0063】
【化54】
【0064】
【化55】
【0065】
【化56】
【0066】
【化57】
【0067】
【化58】
【0068】
【化59】
【0069】
【化60】
【0070】
【化61】
【0071】
【化62】
【0072】
【化63】
【0073】
【化64】
【0074】
【化65】
【0075】
【化66】
【0076】
【化67】
【0077】
【化68】
【0078】
【化69】
【0079】
【化70】
【0080】前記式(5)で示される化合物の例示として
の上記構造式において、R5及びR6は、式(5)中のR51
及びR52に相当する基である。上記R5としては、例え
ば、水素原子、フッ素原子で置換されていてもよい、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシ
ル、ドデシル、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペン
テニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニ
ル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、メトキシ、
エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘ
キシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、ノニ
ルオキシ、デシルオキシ、ウンデシルオキシ、ドデシル
オキシ、ビニルオキシ、プロペニルオキシ、ブテニルオ
キシ、ペンテニルオキシ、ヘキシニルオキシ、ヘプテニ
ルオキシ、オクテニルオキシ、ノネニルオキシ、デセニ
ルオキシ、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、ペンチ
ニルオキシ、ヘキシニルオキシ、ヘプチニルオキシ、オ
クチニルオキシ、ノニニルオキシ、デシニルオキシ、ウ
ンデシニルオキシ、ドデシニルオキシ、メトキシメチ
ル、エトキシメチル、プロポキシメチル、ブトキシメチ
ル、ペンチルオキシメチル、ヘキシルオキシメチル、ヘ
プチルオキシメチル、オクチルオキシメチル、ノニルオ
キシメチル、デシルオキシメチル、メトキシエチル、エ
トキシエチル、プロポキシエチル、ブトキシエチル、ペ
ンチルオキシエチル、ヘキシルオキシエチル、ヘプチル
オキシエチル、オクチルオキシエチル、ノニルオキシエ
チル、デシルオキシエチル、メトキシプロピル、エトキ
シプロピル、プロポキシプロピル、ブトキシプロピル、
ペンチルオキシプロピル、ヘキシルオキシプロピル、ヘ
プチルオキシプロピル、オクチルオキシプロピル、ノニ
ルオキシプロピル、デシルオキシプロピル、メトキシブ
チル、エトキシブチル、プロポキシブチル、ブトキシブ
チル、ペンチルオキシブチル、ヘキシルオキシブチル、
ヘプチルオキシブチル、オクチルオキシブチル、ノニル
オキシブチル、デシルオキシブチル、メトキシペンチ
ル、エトキシペンチル、プロポキシペンチル、ブトキシ
ペンチル、ペンチルオキシペンチル、ヘキシルオキシペ
ンチル、ヘプチルオキシペンチル、オクチルオキシペン
チル、ノニルオキシペンチル、デシルオキシペンチル等
が挙げられるが、これらに限定されない。
【0081】前記R6としては、例えば、水素原子、フ
ッ素原子、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、ト
リフルオロメチル基、フルオロメトキシ基、ジフルオロ
メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、フッ
素原子で置換されていてもよい、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、エテニ
ル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、
ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデ
セニル、ドデセニル、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプ
チルオキシ、オクチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオ
キシ、ウンデシルオキシ、ドデシルオキシ、ビニルオキ
シ、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、ペンテニルオ
キシ、ヘキシニルオキシ、ヘプテニルオキシ、オクテニ
ルオキシ、ノネニルオキシ、デセニルオキシ、プロピニ
ルオキシ、ブチニルオキシ、ペンチニルオキシ、ヘキシ
ニルオキシ、ヘプチニルオキシ、オクチニルオキシ、ノ
ニニルオキシ、デシニルオキシ、ウンデシニルオキシ、
ドデシニルオキシ、メトキシメチル、エトキシメチル、
プロポキシメチル、ブトキシメチル、ペンチルオキシメ
チル、ヘキシルオキシメチル、ヘプチルオキシメチル、
オクチルオキシメチル、ノニルオキシメチル、デシルオ
キシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、プロポ
キシエチル、ブトキシエチル、ペンチルオキシエチル、
ヘキシルオキシエチル、ヘプチルオキシエチル、オクチ
ルオキシエチル、ノニルオキシエチル、デシルオキシエ
チル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、プロポキ
シプロピル、ブトキシプロピル、ペンチルオキシプロピ
ル、ヘキシルオキシプロピル、ヘプチルオキシプロピ
ル、オクチルオキシプロピル、ノニルオキシプロピル、
デシルオキシプロピル、メトキシブチル、エトキシブチ
ル、プロポキシブチル、ブトキシブチル、ペンチルオキ
シブチル、ヘキシルオキシブチル、ヘプチルオキシブチ
ル、オクチルオキシブチル、ノニルオキシブチル、デシ
ルオキシブチル、メトキシペンチル、エトキシペンチ
ル、プロポキシペンチル、ブトキシペンチル、ペンチル
オキシペンチル、ヘキシルオキシペンチル、ヘプチルオ
キシペンチル、オクチルオキシペンチル、ノニルオキシ
ペンチル、デシルオキシペンチル等が挙げられるが、こ
れらに限定されない。
【0082】前記式(5)で示される化合物の例示として
の上記構造式において、Wは水素原子又はフッ素原子を
表し、Xは0〜3の整数を示す。また、環Hは、1,4
−シクロヘキシレンを表し、環Gは、フッ素原子で置換
されていてもよい、1,4−フェニレン、1,4−シク
ロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、4,1−
シクロヘキセニレン、2,5−シクロヘキセニレン、
5,2−シクロヘキセニレン、3,6−シクロヘキセニ
レン、6,3−シクロヘキセニレン、2,5−ピリミジ
ンジイル、5,2−ピリミジンジイル、2,5−ピリジ
ンジイル、5,2−ピリジンジイル、2,5−ジオキサ
ンジイル又は5,2−ジオキサンジイルを表す。好まし
い環Gとしては、1,4−シクロヘキシレン、1,4−
シクロヘキセニレン、4,1−シクロヘキセニレン、
2,5−シクロヘキセニレン、5,2−シクロヘキセニ
レン、3,6−シクロヘキセニレン、6,3−シクロヘ
キセニレンが挙げられる。
【0083】本発明の液晶組成物において、式(1)又は
(2)で表される化合物の配合割合は、液晶組成物中に
0.1〜99.9質量%、好ましくは1〜99質量%の
範囲が好ましい。また、式(3)〜(5)で示される化合物
を組合わせる場合の比率(質量基準)は、目的とする組成
物物性に応じて適宜決定できるが、((1)又は(2)):
(3):(4):(5)=1〜99:0〜99:0〜50:0
〜50(但し合計が100%である)が好ましい。
【0084】本発明の液晶組成物には、捩れ剤として、
カイラル化合物を一種もしくは複数種含有させることが
できる。カイラル化合物は、特に限定されないが、好ま
しくは以下に示す化合物が例示できる。但し、例示中の
*は不斉炭素を表す。
【0085】
【化71】 本発明の液晶組成物において、上記カイラル化合物の配
合割合は、配合組成等において適宜選択することがで
き、特に限定されない。
【0086】本発明の液晶素子は、上記液晶組成物を一
対の電極基板に挟持した素子であれば、特に限定され
ず、公知の液晶表示素子と同様な構成ものが挙げられ
る。電極の種類及び形態も特に限定されず、公知の電極
等が使用できる。また、本発明の液晶表示素子の作製
は、通常の液晶表示素子の作製にしたがって同様に行う
ことができ、他の要素を適宜付加させることも可能であ
る。
【0087】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。製造例1 撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に、窒素雰囲
気下で原料RDBT-1を27.64g、及び四塩化炭素27
6.4gを仕込み2℃に冷却した。次いで、塩素ガスを
攪拌しながら5時間バブリングした。その後反応マスを
氷水400gにあけ50分間攪拌した。得られた反応物
を濾過し水で洗浄した。濾液を濃縮し、トルエン/ヘキ
サン=1/1でリパルプし、IMDBT-1を18.53g得
た。撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に、窒素
雰囲気下で氷酢酸164.5gを仕込み5℃に冷却し
た。ここに硫酸549.3gを滴下して加えたのち23
〜25℃に昇温し、中間体IMDBT-1を65.8g仕込み
溶解させた。次いで、5〜9℃に冷却し、70%硝酸を
236.6g滴下し2時間攪拌した。これを氷水274
5gにあけて反応を停止し、さらに攪拌した。得られた
反応物を濾過し、水で洗浄後乾燥した。得られたドライ
ケーキをエタノールでリパルプしIMDBT-2を69g得
た。撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に、窒素
雰囲気下で上記で調製した中間体IMDBT-2を69.0
g、及び氷酢酸690.0gを仕込んだ。これに濃塩酸
439.5gにSnCl2を320.1g溶解したもの
を24〜33℃で滴下し、室温で終夜攪拌した。得られ
た反応物を濾過し、氷酢酸/濃塩酸=1/1で洗浄し
た。次いで、10%水酸化ナトリウム水溶液600gを
加えて中和し、酢酸エチルで反応物を抽出した。さらに
水で洗浄後濃縮し、クロロホルムを移動相とするシリカ
ゲルクロマトグラフィーによる分離を行い、IMDBT-3を
48.0g得た。
【0088】撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内
に、窒素雰囲気下で98質量%硫酸182.8g、及び
NaNO2を18.28g仕込み2℃に冷却した。次い
で、氷酢酸576gに上記で調製した中間体IMDBT-3を
48.0g溶解したものを滴下し、5〜8℃で1時間4
0分攪拌した。続いて、5〜−5℃に冷却し、エーテル
500mlを仕込んだ。−5℃で25分間攪拌したの
ち、得られた反応物を濾過し、エーテルで洗浄した。得
られたウエットケーキを、48%HBr水溶液1037
gとCuBr51.84gを室温で仕込んだ容器に加
え、25〜64℃で30分間攪拌した。これを64℃で
2時間還流後濾過し、水で洗浄した。得られたウエット
ケーキを乾燥し、ヘキサンを移動相とするシリカゲルク
ロマトグラフィーによる分離を行い、IMDBT-4を41.
8g得た。撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内
に、窒素雰囲気下で上記で調製した中間体IMDBT-4を1
0.53g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム0.21g、トリフェニルホスフィン0.21
g、ヨウ化銅0.11g及びトリエチルアミン40.5
gを仕込み76℃に昇温した。次いで、2-メチル-3-
ブチン-2-オール5.05gを酢酸エチル2.5gに溶
解した溶液を滴下し、2時間攪拌した。得られた反応物
を濾過し、酢酸エチルで洗浄して濾液を濃縮した。得ら
れた濃縮物を、ヘキサン/酢酸エチル=5/1にトリエ
チルアミン0.1質量%加えたものを移動相とするシリ
カゲルクロマトグラフィーによる分離を行い、IMDBT-5
を9.75g得た。
【0089】撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内
に、窒素雰囲気下で上記で調製した中間体IMDBT-5を
9.75g、トルエン48.8g及びKOH0.4gを
仕込み、95℃に昇温して3時間半攪拌した。反応終了
後、得られた反応物を濃縮し、ヘキサンにトリエチルア
ミン0.1質量%加えたものを移動相とするシリカゲル
クロマトグラフィーにより分離を行い、目的とする化合
物IMDBT-6を6.60g得た。得られたIMDBT-6の1H−
NMRスペクトルの測定結果、並びに以上の反応式を以
下に示す。1 H-NMR(CDCl3,δ):3.15(s,1H)、7.
43−7.46(m,2H)、7.53−7.56(m,1
H)、7.81−7.84(m,1H)、7.97−8.1
1(m,3H)
【0090】
【化72】
【0091】製造例2 撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に、窒素雰囲
気下で製造例1で調製したIMDBT-4を18.95g、ジ
クロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.3
87g、トリフェニルホスフィン0.38g、ヨウ化銅
(I)0.19g及びトリエチルアミン72.9gを仕込
み、76℃に昇温した。次いで、酢酸エチル9.1gに
IM-2を17.41g溶解した溶液を滴下し、76〜80
℃で5時間撹拌した。室温に戻し、得られた反応物を濾
過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を濃縮後、得られた
固体にメタノール129.6g、p-トルエンスルホン
酸0.32g及びTHF129.6gを仕込み、23〜
40℃で2.5時間攪拌した。反応終了後、トリエチル
アミン2gを加えて中和し濃縮した。これをヘキサン/
酢酸エチル=10/1にトリエチルアミン0.1質量%
加えたものを移動相とするシリカゲルクロマトグラフィ
ーにて分離を行い、中間体IMDBT‐7を14.1g得た。
得られた14.1gの中間体IMDBT‐7を窒素雰囲気下、
攪拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に仕込み、ト
ルエン70.5g、ピリジン28.1g、及び4−ピロ
リジノピリジン0.28gを加え、−2℃に冷却した。
同温度で攪拌しながら、トリフルオロメタンスルホン酸
無水物18.17gを滴下し、0〜2℃で1.5時間攪
拌した。反応終了後、水を加え酢酸エチルで抽出した。
続いて、有機層を濃縮後、ヘキサン/クロロホルム=2
0/1を移動相とするシリカゲルクロマトグラフィーに
よる分離を行い、中間体IMDBT‐8を18.64g得た。
【0092】得られた中間体IMDBT‐8の1H−NMRス
ペクトルの測定結果、並びに以上の反応式を以下に示
す。1 H-NMR(CDCl3,δ):1.29(t,3H,J=
7.5Hz)、2.75(q,2H,J=7.5Hz)、
7.20−7.26(m,1H)、7.40−7.60
(m,5H)、7.81−7.89(m,1H)、8.01−
8.18(m,3H)
【0093】
【化73】
【0094】実施例1 撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に、窒素雰囲
気下で製造例2で調製したIMDBT-8を5.53g、ジク
ロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.11
g、トリエチルアミン3.64g及びDMF33.2g
を仕込み、65℃に昇温した。次いで、DMF6.8g
に製造例1で調製したIMDBT-6を4.50g溶解した溶
液を滴下し、63〜68℃で7時間撹拌した。室温に戻
し、得られた反応物を濾過し、酢酸エチルで洗浄した。
なお、ここで得られた濾上物ウエットケーキ1を保存し
た。続いて、濾液を水洗し、濃縮後、得られた固体をク
ロロホルムにトリエチルアミン0.1質量%を加えたも
のを移動相とするシリカゲルクロマトグラフィーにて分
離した。さらに酢酸エチルによりリパルプを行い、上記
濾上物に保存しておいたウエットケーキ1を合わせ、ヘ
キサン/クロロホルム=5/1にトリエチルアミン0.
1質量%を加えたものを移動相とするシリカゲルクロマ
トグラフィーによる分離を行った。クロロホルムで再結
晶を行い、目的とする化合物DBT1116を2.86g得
た。
【0095】得られた化合物DBT1116の1H−NMRスペ
クトルの測定結果、並びにこの実施例の反応式を以下に
示す。1 H-NMR(CDCl3,δ):1.38(t,3H,J=
7.5Hz)、2.95(q,2H)、7.37−7.58
(m,7H)、7.58−7.69(m,2H)、7.83−
7.90(m,2H)、8.02−8.08(m,2H)、
8.11−8.20(m,4H)
【0096】
【化74】
【0097】得られたDBT1116について、以下に示すパ
ーツに分離し、分子軌道法によりHOMOのエネルギー
差ΔE及び分極率異方性Δαを計算したところ、下記の
ような値であった。 ΔE=EDBT1116-1−EDBT1116-2=0.77(eV) Δα=753(原子単位)
【化75】
【0098】上記化合物DBT1116の相系列を偏光顕微鏡
観察により評価したところ、227℃未満で結晶相を示
し、227℃からネマティック相を示した。さらに30
0℃まで昇温したところ、ネマティック相であった。従
って、この化合物は、液晶性化合物であることが判っ
た。さらに、この化合物をネマティック相及び液相で目
視観察したところ、無色透明であった。また、化合物DB
T1116をネマティック組成物 MJ931381(メルクジャパン
社製)に5質量%添加して測定した屈折率異方性Δnか
ら濃度比で外挿したΔnを求めたところ、0.63と極
めて大きいものであった。なお、Δnはアッベ屈折計で
測定し、測定温度は20℃、測定波長は589nmで行
った。
【0099】実施例2 撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に、窒素雰囲
気下で製造例2で調製したIMDBT‐8を5.53g、ジク
ロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.17
g、トリエチルアミン3.64g及びDMF33.2g
を仕込み、65℃に昇温した。DMF4.3gにIM-1を
3.84g溶解した溶液を滴下し、64〜68℃で10
時間撹拌した。室温に戻し、得られた反応物を濾過し、
酢酸エチルで洗浄した。濾上物を濃縮後、得られた固体
を、クロロホルムにトリエチルアミン0.1質量%を加
えたものを移動相とするシリカゲルクロマトグラフィー
にて分離した。さらに酢酸エチルによりリパルプを行
い、ヘキサン/クロロホルム=10/1にトリエチルアミ
ン0.1質量%を加えたものを移動相とするシリカゲル
クロマトグラフィーによる分離を行い、目的とする化合
物DBT1115を4.18g得た。
【0100】得られた化合物DBT1115の1H−NMRスペ
クトルの測定結果、並びに以上の反応式を以下に示す。1 H−NMR(CDCl3、δ):0.94(t,3H,J=
7.5Hz)、1.33(t,3H,J=7.5Hz)、
1.38−1.49(m,4H)、1.75−1.85
(m,2H)、2.90(q,2H,J=7.5Hz)、3.
97(t,2H,J=7.5Hz)、6.86−6.90
(m,2H)、7.37−7.63(m,8H)、7.85−
8.37(m,4H)
【化76】
【0101】得られたDBT1115について、以下に示すよ
うなパーツに分離し、分子軌道法によりHOMOのエネ
ルギー差ΔE及び分極率異方性Δαを計算したところ、
下記のような値であった。 ΔE=EDBT1115-1−(EDBT1115-2+EDBT1115-3)/2
=0.39(eV) Δα=652(原子単位)
【化77】
【0102】上記化合物DBT1115の相系列を偏光顕微鏡
観察により評価したところ、134℃未満で結晶相を示
し、134〜253℃の範囲でネマティック相を示し、
253℃を超えると等方相を示した。従って、この化合
物は、液晶性化合物であることがわかる。さらに、この
化合物をネマティック相及び液相で目視観察したとこ
ろ、無色透明であった。また、化合物DBT1115を、ネマ
ティック組成物 MJ931381(メルクジャパン社製)に10
質量%添加して測定した屈折率異方性Δnから濃度比で
外挿したΔnを求めたところ、0.53と極めて大きい
ものであった。なお、Δnはアッベ屈折計で測定し、測
定温度は20℃、測定波長は589nmで行った。
【0103】製造例3 撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に、窒素雰囲
気下で製造例1で調製した原料IMDBT-4を44.1g、
及び四塩化炭素441gを仕込み−5℃に冷却した。次
いで、塩素ガスを攪拌しながら−7℃〜−12℃で5時
間バブリングした。その後反応マスを氷水1000gに
あけ、5℃以下で40分間攪拌した。得られた反応物を
濾過し、四塩化炭素で洗浄して、得られた結晶を乾燥
し、IMDBT-9を27.91g得た。撹拌装置及び温度計
を装着したフラスコ内に、窒素雰囲気下で氷酢酸69.
8g及び上記で調製したIMDBT-9を27.9g仕込み、
10℃に冷却した。続いて、濃硫酸239.8gを滴下
して加えた後、−2℃に冷却し、70%硝酸を−2〜8
℃で72.0g滴下し、5℃以下で2時間攪拌した。こ
れを氷水1200gにあけて反応を停止し、さらに攪拌
した。得られた反応物を濾過し、水で洗浄後乾燥した。
得られたドライケーキをエタノールで洗浄し、IMDBT-10
を31.9g得た。
【0104】撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内
に、窒素雰囲気下で上記で調製した中間体IMDBT-10を2
6.98g、及び氷酢酸269.8gを仕込んだ。次い
で、SnCl2・2H2O 112.7gを濃塩酸158
gに溶解した溶液を14〜18℃で1時間かけて滴下
し、室温で終夜攪拌した。得られた反応物を濾過し、氷
酢酸/濃塩酸=1/1で洗浄した。これに7質量%水酸
化ナトリウム水溶液1100gを加えて中和し、酢酸エ
チルで反応物を抽出した。さらに水で洗浄後濃縮し、ヘ
キサン/クロロホルム=1/1にトリエチルアミン0.
1質量%を加えたものを移動相とするシリカゲルクロマ
トグラフィーにより精製し、IMDBT-11を17.31g得
た。撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に、窒素
雰囲気下で濃硫酸209.3g、及びNaNO2 8.9
3gを仕込み、2℃に冷却した。次いで、上記で調製し
た中間体IMDBT-11を24.0g加え、2〜4℃で3時間
攪拌した。続いて、水99.8gと共に80℃に昇温し
た65質量%硫酸348.7g中に併注し、80〜85
℃で5時間攪拌した。室温まで冷却し、得られた反応物
を濾過後、酢酸エチル300mlで6回抽出し、減圧濃
縮した。得られた残渣を、クロロホルムを移動相とする
シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、IMDBT-12
を7.11g得た。得られたIMDBT-12の1H−NMRス
ペクトルの測定結果を以下に示す。1 H−NMR(CDCl3,δ):4.98(S,1H)、
6.95−7.00(m,1H)、7.25−7.27
(m,1H)、7.50−7.54(m,1H)、7.84−
7.88(m,1H)、7.91−7.93(m,1H)、
7.93−7.97(m,1H)
【0105】撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内
に、窒素雰囲気下で上記で調製した中間体IMDBT-12を
3.16g、炭酸カリウム3.91g、1−ヨードペン
タン5.60g、及びメチルエチルケトン16.8gを
仕込み、80〜85℃に昇温した。同温度で4時間攪拌
した後、室温まで冷却し、濾過により無機塩を濾別し
た。酢酸エチル100mlで洗浄し、濾洗液を減圧下濃
縮した。得られた残渣を、ヘキサンを移動相とするシリ
カゲルクロマトグラフィーにより精製し、IMDBT-13を
3.31g得た。得られたIMDBT-13の1H−NMRスペ
クトルの測定結果を以下に示す。1 H−NMR(CDCl3,δ):0.95(t,3H,J=
6Hz)、1.39−1.51(m,4H)、1.84(t
t,2H,J=6Hz,6Hz)、4.05(t,2H,J=
6Hz)、7.03−7.06(m,1H)、7.26−
7.29(m,2H)、7.50−7.53(m,1H)、
7.85−7.98(m,3H)
【0106】撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内
に、窒素雰囲気下で上記で調製した中間体IMDBT-13を
3.30g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム0.03g、トリフェニルホスフィン0.06
g、ヨウ化銅0.03g、及びトリエチルアミン18.
9mlを仕込み60℃に昇温した。これにIM-2 3.3
0gのトリエチルアミン2g溶液を60〜65℃で1時
間かけて滴下し、70℃で7時間攪拌した。室温まで冷
却し、濾過により無機塩を濾別した。酢酸エチル100
mlで洗浄し、濾線液を減圧した濃縮した。得られた残
渣にメタノール20ml、p−トルエンスルホン酸0.
10gを加え、室温で4時間攪拌した。トリエチルアミ
ン1.3mlを加え、中和・反応停止した後、反応液を
濃縮し、得られた残渣をヘキサン/酢酸エチル=10/
1にトリエチルアミン0.1質量%を加えたものを移動
相とするシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、
IMDBT-14を4.30g得た。撹拌装置及び温度計を装着
したフラスコ内に、窒素雰囲気下で上記で調製した中間
体IMDBT-14を3.92g、4−ピロリジノピリジン0.
4g、ピリジン15.1ml及びジクロロメタン37.
8mlを仕込み氷冷した。次いで、1〜3℃でトリフル
オロメタンスルホン酸無水物3.5gのジクロロメタン
10ml溶液を1時間かけて滴下した後、同温度で4時
間攪拌した。反応終了後、酢酸エチル200ml、水5
0mlを加え、有機層を分液・水洗後、減圧濃縮した。
得られた残渣を、ヘキサン/酢酸エチル=10/1にト
リエチルアミン0.1質量%を加えたものを移動相とす
るシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、目的と
するIMDBT-15を4.10g得た。
【0107】得られたIMDBT-15のの1H−NMRスペク
トルの測定結果、並びに以上の反応式を以下に示す。1 H−NMR(CDCl3,δ):0.95(t,3H,J=
6Hz)、1.30(t,3H,J=6Hz)、1.40−
1.54(m,4H)、1.85(tt,2H,J=6Hz,
6Hz)、2.76(q,2H,J=6Hz)、4.06
(t,2H,J=6Hz)、7.05−7.08(m,1
H)、7.23−7.32(m,2H)、7.43−7.5
8(m,3H)、7.97−8.02(m,3H)
【0108】
【化78】
【0109】製造例4 撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に、窒素雰囲
気下で製造例3で調製した中間体IMDBT-12を5.2g、
p−トルエンスルホン酸0.007g、及びクロロホル
ム150mlを仕込み氷冷した。続いて、ジヒドロピラ
ン4.8gを1℃で滴下し、同温度で6時間攪拌した。
トリエチルアミン3mlを加え、中和・反応停止した
後、反応液を濃縮し、得られた残渣をヘキサン/酢酸エ
チル=13/1にトリエチルアミン0.1質量%を加え
たものを移動相とするシリカゲルクロマトグラフィーに
より精製し、IMDBT-16を6.42g得た。
【0110】撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内
に、窒素雰囲気下で1−へキシン3.5ml、テトラヒ
ドロフラン5mlを仕込み、この中に1Mカテコールボ
ラン/テトラヒドロフラン溶液36mlを加えた。68
℃に昇温し、同温度で8時間攪拌した。反応後、窒素雰
囲気下で濃縮し、IMDBT-17を単離することなく次工程に
使用した。撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内
に、窒素雰囲気下で上記で調製したIMDBT-17を含む濃縮
残渣、上記で調製した中間体IMDBT-16を5.0g、テト
ラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム1.6g、
トルエン26ml及びエタノール40mlを仕込んだ。
この中に室温で2M炭酸ナトリウム水溶液11mlを2
0分間かけて滴下し、73℃に昇温・還流した。同温度
で4時間還流攪拌した後、室温まで冷却し、酢酸エチル
及び水を加えて抽出し、有機層を4回水洗した。有機層
を減圧濃縮し、IMDBT-18を単離することなく次工程に使
用した。撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に、
窒素雰囲気下で上記で調製したIMDBT-18を含む濃縮残
渣、メタノール41ml、及びp−トルエンスルホン酸
0.5gを仕込み、室温で3時間攪拌した。次いで、ト
リエチルアミン2mlを加え、中和・反応停止した後、
反応液を濃縮し、得られた残渣をヘキサン/酢酸エチル
=8/1にトリエチルアミン0.1質量%を加えたもの
を移動相とするシリカゲルクロマトグラフィーにより精
製し、IMDBT-19を3.5g得た。
【0111】撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内
に、窒素雰囲気下で上記で調製した中間体IMDBT-19を
3.8g、4−ピロリジノピリジン0.6g、ピリジン
22ml及びジクロロメタン54mlを仕込み氷冷し
た。次いで、1〜3℃でトリフルオロメタンスルホン酸
無水物2.6mlのジクロロメタン8ml溶液を1時間
かけて滴下した後、同温度で4時間攪拌した。反応終了
後、ジクロロメタン80ml及び水50mlを加え、有
機層を分液・水洗後、減圧濃縮した。得られた残渣を、
ヘキサン/酢酸エチル=5/1にトリエチルアミン0.
1質量%を加えたものを移動相とするシリカゲルクロマ
トグラフィーにより精製し、IMDBT-20を4.4g得た。
得られたIMDBT-20の1H−NMRスペクトルの測定結果
を以下に示す。1 H−NMR(CDCl3,δ):0.95(t,3H,J=
6Hz)、1.36−1.52(m,4H,J=6Hz)、
2.29(dt,2H,Jd=6Hz,Jt=6Hz)、
6.35(dt,1H,Jd=15Hz,Jt=6Hz)、
6.50(d,1H,J=15Hz)、7.31−7.35
(m,1H)、7.47−7.50(m,1H)、7.72−
7.78(m,2H)、8.00−8.11(m,2H)
【0112】撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内
に、窒素雰囲気下で上記で調製した中間体IMDBT-20を
3.0g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム0.2g、トリエチルアミン1.5ml及びジメ
チルホルムアミド29mlを仕込み、45℃に昇温し
た。続いて、トリメチルシリルアセチレン2mlを滴下
し、同温度で4時間攪拌した。室温まで冷却後、ジエチ
ルエーテル50ml、水20mlを加え、有機層を分液
・水洗後、減圧濃縮した。得られた残渣を、ヘキサン/
酢酸エチル=20/1にトリエチルアミン0.1質量%
加えたものを移動相とするシリカゲルクロマトグラフィ
ーによる分離を行い、IMDBT-21を2.60g得た。撹拌
装置及び温度計を装着したフラスコ内に、窒素雰囲気下
で上記で調製した中間体IMDBT-21を2.60g、炭酸カ
リウム0.3g、メタノール70ml及びテトラヒドロ
フラン35mlを仕込み、室温で2時間攪拌した。次い
で、酢酸エチルを加え、濾過により無機物を除去し、更
に酢酸エチルで洗浄した。濾洗液を減圧濃縮後、ヘキサ
ン/酢酸エチル=20/1にトリエチルアミン0.1質
量%を加えたものを移動相とするシリカゲルクロマトグ
ラフィーにより精製し、目的とするIMDBT-22を1.57
g得た。得られたIMDBT-22の1H−NMRスペクトルの
測定結果、並びに以上の反応式を以下に示す。1 H−NMR(CDCl3,δ):0.94(t,3H,J=
6Hz)、1.35−1.53(m,4H)、2.26(d
t,2H、Jd=6Hz,Jt=6Hz)、3.17(S,
1H)、6.34(dt,1H,Jd=15Hz,Jt=6
Hz)、6.49(d,1H,J=15Hz)、7.43−
7.46(m,1H)、7.51−7.55(m,1H)、
7.76−7.77(m,1H)、7.94−8.11
(m,3H)
【0113】
【化79】
【0114】実施例3 撹拌装置及び温度計を装着したフラスコ内に、窒素雰囲
気下で製造例3で調製したIMDBT-15を1.90g、ジク
ロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.07
g、トリエチルアミン0.7ml及びジメチルホルムア
ミド14mlを仕込み、60℃に昇温した。次いで、同
温度で、ジメチルホルムアミド4mlに製造例4で調製
したIMDBT-22を1.60g溶解した溶液を8時間かけて
滴下し、60℃で2時間攪拌した。反応終了後、ジエチ
ルエーテル20ml及び水10mlを加え有機層へ抽出
した。有機層を10mlの水で2回洗浄後、濃縮し、得
られた残渣をヘキサン/クロロホルム=10/1にトリ
エチルアミン0.1質量%を加えたものを移動相とする
シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、目的とす
る化合物DBT1125を120mg得た。得られたDBT1125の
1H−NMRスペクトルの測定結果、並びに以上の反応
式を以下に示す。1 H−NMR(CDCl3,δ):0.95(t,3H,J=
6Hz)、0.96(t,3H,J=6Hz)、1.34−
1.48(m,11H)、1.85(tt,2H、J=6H
z,6Hz)、2.26(dt,2H、Jd=6Hz,Jt
=6Hz)、2.93(q,2H,J=6Hz)、4.06
(t,2H,J=6Hz)、6.34(dt,1H,Jd=1
5Hz,Jt=6Hz)、6.51(d,1H,J=15H
z)、7.05−7.09(m,1H)、7.31−7.6
1(m,7H)、7.79−7.80(m,1H)、7.98
−8.09(m,6H)
【0115】
【化80】
【0116】上記化合物DBT1125の相系列を実施例1と
同様に評価したところ、226℃未満で結晶相を示し、
226℃から液晶相を示した。さらに300℃まで昇温
したところ、相変化は観察されなかった。従って、この
化合物は、液晶性化合物であることがわかる。また、化
合物DBT1125をネマティック組成物MJ931381(メルクジャ
パン社製)に5質量%添加して測定した屈折率異方性Δ
nから濃度比で外挿したΔnを求めたところ、0.63
と極めて大きいものであった。なお、Δnはアッベ屈折
計で測定し、測定温度は20℃、測定波長は589nm
で行った。
【0117】DBT1125について、以下に示すようなパー
ツに分離し、分子軌道法によりHOMOのエネルギー差
ΔE及び分極率異方性Δαを計算したところ、下記のよ
うな値であった。 ΔE=EDBT1125-1−(EDBT1125-2+EDBT1125-3)/2
=0.78(eV) Δα=950(A.U.)
【化81】
【0118】実施例4 実施例1及び2で調製した、式(1)又は(2)で示される
化合物としてのDBT1115及びDBT1116を各々6.9質量%
及び2.6質量%と、式(3)で表される化合物としての
以下に示す式(3−1)、(3−2)及び(3−3)の化合物
を各々30質量%、21.4質量%及び7.1質量%
と、式(4)で表される化合物としての以下に示す式(4
−1)及び(4−2)の化合物を各々8.2質量%及び
5.8質量%と、式(5)で表される化合物としての以下
に示す式(5−1)及び式(5−2)の化合物を各々13.
7質量%及び4.3質量%とを混合し、液晶組成物M−
1を調製した。M−1の相系列を実施例1と同様に測定
したところ、7〜195℃の範囲でネマティック相を示
すことが判った。また、M−1を、頂角が約1.6度
の、平行配向処理を施したガラス製セルに注入し、Hand
book of liquid crystals vol2A129頁(D.Demusら編集、
WILEY−VCH Verlag GmbH)記載のHollow prism法で、ヘ
リウムネオンレーザーを光源として屈折率異方性を測定
したところ、0.43(20℃、632.8nm)と極め
て大きな値を示した。
【0119】
【化82】
【0120】実施例5 実施例1及び2で調製した、式(1)又は(2)で示される
化合物としてのDBT1115及びDBT1116を各々2.2質量%
及び5.9質量%と、式(3)で表される化合物としての
化合物(3−1)、(3−3)、(3−4)及び(3−5)を各
々20.2質量%、6.5質量%、21.9質量%及び
13.5質量%と、式(4)で表される化合物としての化
合物(4−1)及び(4−2)を各々8.3質量%及び6.
0質量%と、式(5)で表される化合物としての化合物
(5−1)及び(5−2)を各々12.0質量%及び3.6
質量%とを混合し、液晶組成物M−2を調製した。M−
2の相系列を測定したところ、室温でネマティック相を
示し、175℃でネマティック相から等方相に転移し
た。また実施例4記載の方法で屈折率異方性を測定した
ところ、0.46(632.8nm)及び0.51(54
3.5nm)と極めて大きい値を示した。
【0121】
【化83】
【0122】
【発明の効果】本発明の骨格にフェニルアセチレン構造
を有する化合物は、分極率異方性が大きく、紫外吸収波
長が短く、この化合物を用いた液晶組成物は、屈折率異
方性が大きく、安定で、他液晶に混合し易く、例えば、
STN(超ねじれネマティック)型液晶素子やPDLC
(ポリマー分散型液晶)型液晶素子に代表される液晶素子
を構成する材料として特に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 (72)発明者 石飛 昌光 茨城県つくば市北原6 住友化学工業株式 会社内 Fターム(参考) 4H027 BB04 BB11 BD01 BD07 BD24 CB04 CE01 CE04 CU01 CU04 DK01 DL01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で示される化合物であり、分子軌
    道法計算により得られる、式(1−1)〜(1−3)で示さ
    れる式(1)における各部分の最高被占軌道(HOMO)の
    エネルギー差ΔEが下記条件を満たし、かつ同様の方法
    で算出した式(1)で表される分子の分極率異方性Δαが
    500(原子単位)以上であることを特徴とする骨格にフ
    ェニルアセチレン構造を有する化合物。 ΔE=E1-1−(E1-2+E1-3)/2≧0.3電子ボルト (ただし、E1-1、E1-2及びE1-3は、各々式(1−1)、
    (1−2)及び(1−3)で示される式(1)における各部分
    の分子軌道法で計算したHOMOのエネルギー値を示
    す。) 【化1】 (式中、A1〜A4は、それぞれ独立に水素原子、フッ素
    原子、フッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜1
    0のアルキル基又はアルコキシ基を表す。P1及びP2
    上記HOMOエネルギーと分極率の条件を満たしていれ
    ば特に化学構造は限定されない。)
  2. 【請求項2】 式(2)で示される、骨格にフェニルアセ
    チレン構造を有する化合物。 【化2】 (式(2)中、A9〜A12は、それぞれ独立に水素原子、フ
    ッ素原子、フッ素原子で置換されていてもよい炭素数1
    〜10のアルキル基又はアルコキシ基を表す。P 3及び
    4は、式(2−1)又は(2−2)を示し、少なくとも一
    方は式(2−1)を示す(但し、式(2−1)中のA37〜A
    42及び式(2−2)中のA5〜A8は、それぞれ独立に水素
    原子、フッ素原子、フッ素原子で置換されていてもよい
    炭素数1〜10のアルキル基又はアルコキシ基を表
    す。)。R11及びR12は、それぞれ独立に水素原子、フ
    ッ素原子、シアノ基、−SF5、−NCS、4−R23
    (シクロアルキル)基、4−R23−(シクロアルケニル)基
    又はR24−(O)q基を示す(但し、R 23は水素原子、直
    鎖もしくは分枝のフッ素原子で置換されていてもよい炭
    素数1〜12のアルキル基を示し、R24は直鎖もしくは
    分枝のフッ素原子で置換されていてもよい、炭素数1〜
    12のアルキル基、炭素数3〜12のアルケニル基又は
    アルキニル基を示す。qは0又は1を示す)。) 【化3】
  3. 【請求項3】 請求項1記載の式(1)で示される化合物
    の少なくとも1種を含むことを特徴とする液晶組成物。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の式(2)で示される化合物
    の少なくとも1種を含むことを特徴とする液晶組成物。
  5. 【請求項5】 式(3)〜(5)で表される化合物の少なく
    とも1種を更に含むことを特徴とする請求項3又は4記
    載の液晶組成物。 【化4】 (式(3)中A13〜A24は、それぞれ独立に水素原子、フ
    ッ素原子、フッ素原子で置換されていてもよい炭素数1
    〜10のアルキル基又はアルコキシ基を示し、少なくと
    も1つはフッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜
    10のアルキル基又はアルコキシ基である。R31及びR
    32は、それぞれ独立に水素原子、フッ素原子、シアノ
    基、−SF5、−NCS、4−R33−(シクロアルキル)
    基、4−R33−(シクロアルケニル)基又はR34−(O)q
    31基を示す(但し、R33は水素原子、直鎖もしくは分枝
    のフッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜12の
    アルキル基を示し、R34は直鎖もしくは分枝のフッ素原
    子で置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキル基
    を示す。q31は0又は1を示す)。) 【化5】 (式(4)中A25〜A36は、それぞれ独立に水素原子、フ
    ッ素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を示す。mは
    0又は1である。R41は水素原子、直鎖もしくは分枝の
    フッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜12のア
    ルキル基を示す。R42は、R41、フッ素原子、シアノ
    基、4−R43−(シクロアルキル)基、4−R 43−(シク
    ロアルケニル)基又はR44−(O)q41基を示す(但し、R
    43は水素原子、直鎖もしくは分枝のフッ素原子で置換さ
    れていてもよい炭素数1〜12のアルキル基を示し、R
    44は直鎖もしくは分枝のフッ素原子で置換されていても
    よい炭素数1〜12のアルキル基を示す。q41は0又は
    1を示す)。) 【化6】 (式(5)中、環A、環B、環C及び環Dは、それぞれ独
    立に、1,4−フェニレン、1,4−シクロヘキシレ
    ン、1,4−シクロヘキセニレン、4,1−シクロヘキ
    セニレン、2,5−シクロヘキセニレン、5,2−シク
    ロヘキセニレン、3,6−シクロヘキセニレン、6,3
    −シクロヘキセニレン、2,5−ピリミジンジイル、
    5,2−ピリミジンジイル、2,5−ピリジンジイル、
    5,2−ピリジンジイル、2,5−ジオキサンジイル、
    もしくは5,2−ジオキサンジイルを示し、環A、環
    B、環C及び環D上の水素原子はフッ素原子で置換され
    ていてもよい。R51及びR52は、水素原子、フッ素原
    子、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフル
    オロメチル基、フルオロメトキシ基、ジフルオロメトキ
    シ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、炭素数1〜
    12のアルキル基、炭素数3〜12のアルケニル基、炭
    素数3〜12のアルキニル基、炭素数1〜12のアルコ
    キシ基、炭素数3〜12のアルケニルオキシ基、炭素数
    3〜12のアルキニルオキシ基、炭素数2〜16のアル
    コキシアルキル基、もしくは炭素数3〜16のアルコキ
    シアルケニル基を示す。これらのアルキル基、アルケニ
    ル基又はアルキニル基中の少なくとも1つのメチレン基
    は、酸素原子、イオウ原子、ケイ素原子で置換されても
    よく、直鎖又は分岐のどちらでもよい。Z1、Z2及びZ
    3は、それぞれ独立に、−COO−、−OCO−、−O
    CH2−、−CH2O−、炭素数1〜5のアルキレン基、
    炭素数2〜5のアルケニレン基、炭素数2〜5のアルキ
    ニレン基もしくは単結合を示し、b、c及びdは、それ
    ぞれ独立に0又は1であり、かつb+c+d≧1を満た
    す。)
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1項記載の液晶
    組成物を一対の電極基板間に挟持してなることを特徴と
    する液晶素子。
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