JP2002320675A - 在宅医療支援方法及びそのシステム - Google Patents
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Abstract
訪問し、在宅医療を支援する方法及びシステムに関し、
災害予想又は災害時に、利用者宅に迅速に訪問できるよ
う利用者情報を検索する。 【解決手段】 医療機器利用者の所在地、医療機器の利
用情報を格納する利用者データベース(2−1)と、こ
のデータベース(2−1)を検索する端末装置(3−A
〜3−Z)を設け、端末装置に災害予想又は災害情報を
取り込み、対象地域の医療機器利用者を検索する機能を
設けた。このため、災害予想又は災害時に災害対象区域
の在宅医療機器の利用者を自動検索して、被災予想又は
被災区域の在宅医療機器利用者を迅速に支援することが
できる。特に、災害予想情報を取り込むため、台風等の
刻々と変化する予想地域に自動対応して、その地域の在
宅医療機器利用者の情報を検索することが出来、医療機
器の緊急支援体制を有効に且つ早急に実現できる。
Description
械を使用する利用者の在宅医療を支援する在宅医療支援
方法及びそのシステムに関し、特に、天災等の緊急時
に、在宅利用者の緊急支援を迅速に行うための在宅医療
支援方法及びそのシステムに関する。
の患者は、増加している。在宅医療では、病院等の施設
に頻繁に出向く必要がなく、例えば、月1回施設で診断
してもらえば良い。このため、外出が困難やおっくうな
患者(例えば、老人)にとって、有効な医学的方法であ
る。このような在宅医療では、通常、施設等の提供する
医療機器を自宅に設置し、患者(医療機器利用者)が医
療機器を使用して、治療を行う。
ンベから供給する酸素療法が行われており、最近では空
気中の酸素を分離濃縮して酸素濃縮気体を得るための呼
吸用気体供給装置が開発され、それを用いた酸素療法が
次第に普及するようになって来ている。かかる呼吸用気
体供給装置は、病院において利用されるのみならず、在
宅医療用に家庭においても利用される場合が次第に多く
なってきている。なお、医療機器とは、医学的療法を施
すための機器である。
するため、医療機器の点検、部品の交換、機器異常時の
応対等の支援が必須となる。このため、医療機器の販売
又は製造、サービスを行う企業にとって、医療機器の知
識を持ち、その管理を行う管理者又は支援者が必要であ
る。在宅医療では、この管理者又は支援者は、医療機器
の点検、部品の補充、交換、機器異常時の対応のため、
患者(利用者)宅に出向き、医療機器の点検等を行う必
要がある。
出向くケースとして、機器の定期的な保守、点検の他
に、機器の部品、補充交換、機器の異常時がある。定期
的なものは、機器の設置時からの計画に従い行われる
が、不定期のものは、患者からの異常の通報や、医療機
器の監視システムからの通知に従い行われる。尚、これ
らの呼吸用気体供給装置は、病院や家庭において個々に
配置され、別々に運転状況の把握およびその管理をする
システムは、例えば、特開平10−52495号公報等
で詳細に記述されている。
訪問患者のデータが必要である。このデータとしては、
患者の住所、氏名、性別等の患者属性データ、設置され
た医療機器の種類、設置日等の医療機器データ、医療機
器による処方内容、施設名等の処方データ、患者の所在
地の場所を示す所在地データが挙げられる。
伴い、支援企業では、支援患者(利用者)を常時支援で
きる体制をとる必要がある。このため、支援企業は、全
国に営業支援拠点を設け、各営業支援拠点が近隣の地域
の患者を担当する在宅医療支援体制をとっている。これ
により、患者は、きめの細かい支援を各支援拠点の支援
者により得ることができる。このような支援を行うに
は、各支援拠点に、担当する患者の患者カード(患者情
報)を設置し、患者カードに記載された患者住所、利用
医療機器、契約医療施設、処方内容等を確認して、患者
宅に訪問し、在宅医療支援を行う。従来は、患者からの
緊急通報時にも、前述の支援体制で患者への支援を行っ
ていた。
ステムでは、患者からの通報を前提としており、患者の
通報がない場合には、緊急支援が困難である。例えば、
地震、噴火、台風、停電等の災害が起こった場合に、医
療機関の緊急対応体制は整備されている。しかし、医療
機関の緊急対応体制は、限られており、在宅医療患者へ
の対応が充分とは言えない。しかも、医療機関の緊急対
応体制では、在宅医療機器に対する対応が難しい。在宅
医療の場合には、在宅医療機器が動作しなくなったり、
破損したり、医療機器の消耗部材を使用しきり、医療機
器利用者の病に重大な影響を与えることが予測される。
特に、一人で居住している独居利用者は、殆ど第3者へ
の異常通報が困難である。このため、在宅医療の支援企
業にかかる災害時の緊急対応システムが要求される。
在宅医療機器の利用者を検索して、在宅医療を緊急支援
するための在宅医療支援方法及びそのシステムを提供す
るにある。
象区域の在宅医療機器の利用者を検索して、被災区域の
在宅医療機器利用者を迅速に支援するための在宅医療支
援方法及びそのシステムを提供するにある。
法は、在宅にて医療機器を利用する利用者宅を支援者が
訪問して、支援する在宅医療支援方法において、端末の
操作により、災害予想又は災害地域を示す災害情報を取
り込むステップと、前記災害情報で示す災害予想又は災
害地域を入力し、前記利用者の所在地、医療機器の情報
を格納する利用者データベースファイルを検索するステ
ップと、前記検索された前記利用者の所在地、医療機器
の情報と前記災害地域の地図とを編集して、前記支援者
の訪問のため、出力するステップとを有することを特徴
とする。
宅にて医療機器を利用する利用者宅を支援者が訪問し
て、支援する在宅医療支援のシステムにおいて、前記利
用者の所在地、医療機器の情報を格納する利用者データ
ベースファイルと、災害情報提供源から、災害予想又は
災害地域を示す災害情報を取り込み、前記災害情報で示
す災害予想又は災害地域で、前記利用者データベースフ
ァイルを検索し、前記検索された前記利用者の所在地、
医療機器の情報と前記災害地域の地図とを編集して、前
記支援者の訪問のため、出力する端末装置とを有するこ
とを特徴とする。
機器の利用情報を格納する利用者データベースと、この
データベースを検索する端末装置を設け、端末装置に災
害予想又は災害情報を取り込み、対象地域の医療機器利
用者を検索する機能を設けた。このため、災害予想又は
災害時に災害対象区域の在宅医療機器の利用者を自動検
索して、被災予想又は被災区域の在宅医療機器利用者を
迅速に支援することができる。特に、災害予想情報を取
り込むため、台風等の刻々と変化する予想地域に自動対
応して、その地域の在宅医療機器利用者の情報を検索す
るとが出来、医療機器の緊急支援体制を有効に且つ早急
に実現できる。
発明の実施の形態について説明する。なお、下記は本願
発明の実施の形態の一部を示すためのものであり、本願
発明は、これらの記載によって制限を受けるものでな
く、本願発明の趣旨に合致する限り、その他の形態をも
含むものであることはいうまでもない。
テムのブロック図、図2は、図1のシステムの在宅医療
方法の説明図、図3は、図1の呼吸用気体供給装置の構
成をモデル的に表した図、図4は、図1の患者データベ
ースの患者情報の説明図、図5は、図1のシステムの患
者検索処理フロー図、図6は、図1のシステムで得られ
る被災地域の患者検索結果の説明図、図7は、図1のシ
ステムの患者検索結果の説明図である。
在宅医療機器1−1、1−2が設置されている。在宅医
療の一例として、前述の呼吸器疾患に対する在宅酸素療
法を例に説明すると、在宅医療機器は、酸素濃縮器1−
1と、携帯型酸素供給器1−2である。このシステムを
説明する前に、在宅酸素療法を図2及び図3により、説
明する。
施設(病院等)5の医師により、呼吸器疾患と診断され
た患者Bに、病院等の医師の処方の下に、在宅酸素機器
(酸素濃縮器)1−1,1−2を使用して酸素吸入治療
を行うものである。これら在宅医療機器1−1,1−2
は、医療施設5の医師の診察の基に、医療機器提供企業
3から医療施設5に貸し出され、病院等の医療機器5を
介し、患者Bに貸し出される。医療機器提供企業3は、
患者Bの在宅酸素機器1−1,1−2を管理し、機器1
−1,1−2の設置、点検及び酸素ボンベの交換等の在
宅医療支援を行う。
酸素濃縮器1−1は、呼吸用気体供給装置であり、酸素
を供給して、患者の呼吸を補助する。酸素濃縮器1−1
は、通常、酸素濃縮手段に圧縮空気を送り込むためのコ
ンプレッサー14と、空気の圧縮に伴って発生する熱を
除去するための冷却ファン20と、流路切替弁15と、
吸着型や膜型の酸素濃縮手段12、13、酸素濃縮手段
内の圧力を検出する圧力センサ21と、呼吸用気体供給
装置利用者(患者)に供給する呼吸用気体の流量を測定
する流量センサ22と、サージタンク16と、流量設定
器17と、加湿器18と、供給する呼吸用気体中の酸素
濃度を測定する濃度センサ23、供給気体の温度、湿度
を測定する温度/湿度センサ24とを備える。
コンピュータ(MPU)25と、外部から操作し、外部
に装置状態を表示するためのオペレータパネル26とを
備える。このコンピュータ25は、酸素濃縮手段内の圧
力、呼吸用気体の流量、呼吸用気体中の酸素濃度が所定
範囲を外れた場合に、異常と判断し、当該異常を検出し
た場合の音声、ランプ等による警報手段(オペレータパ
ネル26)、呼吸用気体供給装置の運転条件を制御す
る。酸素濃縮器の酸素濃縮手段は、窒素を選択的に吸着
し得る吸着剤12を充填した1基または2基以上の吸着
筒13で構成され、空気から酸素濃度の高められた酸素
濃縮気体を分離する。
レッサー14から、流路切替弁15を介してこの吸着筒
13に圧縮空気が供給される。吸着筒13で吸着されな
かった酸素を含むガス、すなわち酸素濃縮空気は、サー
ジタンク16に貯留され、流量設定器17により酸素供
給量を一定に調節した後、加湿器18で加湿され、鼻カ
ニューラ19を介して呼吸用気体供給装置利用者に供給
される。
のポンプ手段を冷却するための冷却風を生じさせるため
の冷却ファン20が具備される。呼吸用気体供給装置1
−1では、酸素濃縮手段内の圧力はXの位置で、呼吸用
気体の流量、呼吸用気体中の酸素濃度、呼吸用気体の温
度および湿度はYの位置で,センサ21、22、23、
24で検出することができる。呼吸用気体を呼吸用気体
供給装置利用者の利用に供する供給手段19としては、
導管手段,鼻カニューラ,マスク等を具備したものがあ
げられる。
された流量で、所定の酸素濃度の気体を供給することが
在宅医療で重要である。これらの異常を検出するため、
各種のセンサ、コンピュータが設けられ、異常を自動判
断する。
ケースの内、酸素濃縮手段内の圧力が下限を下回るケー
スには、たとえば、コンプレッサー自体に何かの異常が
発生した場合が該当し、上限を上回るケースには、たと
えば、酸素濃縮手段中の吸着剤に水分が過剰吸着した場
合が該当する。
るケースとしては、医師の指示により設定された流量に
対し、その許容下限流量を下回るケースが考えられる。
具体的には、2L/分の設定値に対し、50%以上を許
容範囲とすれば、50%未満で異常警報を発することに
なる。呼吸用気体中の酸素濃度が所定範囲を外れるケー
スとしては、たとえば90%以上の酸素濃度を設定値と
し、75%を下限とすれば、75%未満で異常警報を発
することになる。
を検出すると、オペレータパネル26を介し、音声及び
表示により呼吸用気体供給装置利用者に警報を発する。
呼吸用気体供給装置利用者は、警報を受けた場合、呼吸
用気体供給装置管理者に電話等の手段で連絡し、呼吸用
気体供給装置技術支援者等の派遣を要請することができ
る。
Bが、外出する際に、携帯して、酸素吸入を行う装置で
あり、酸素ボンベ等で構成される。この酸素ボンベは、
酸素を充填されており、利用者の使用に伴い、内容量が
減少する。従って、酸素ボンベの交換も必要である。こ
の場合も、利用者は、管理者等に電話等でボンベの交換
を依頼する。
宅医療支援企業のセンタ2と、各地域を担当する各営業
所A〜Zの端末3−A〜3−Zが、通信ネットワーク4
により、接続されている。ネットワーク4は、通信回線
網で構成され、公衆回線、専用回線等を利用できる。セ
ンタ2には、サーバーと、患者情報を格納する患者デー
タベース(ファイル装置)2−1とを備える。
情報を、図4で説明する。患者情報は、主に、患者属性
データと、機器データ、その他とからなる。患者属性デ
ータは、患者の氏名、患者コード、性別、住所、住所コ
ード、電話番号等の属性データと、医療機器の契約先
(病院等の施設名、住所、主治医)、処方内容等の処方
データとからなる。機器データは、設置された医療機器
(酸素濃縮器)の種類、設置日、機番、センタによるモ
ニタの区分等の医療機器データと、付随するボンベのタ
イプ及びボンベ供給業者の付随データとから成る。
始時期、過去における部品交換時期、過去における呼吸
用気体流量設定値、過去における点検時期、過去におけ
るフィルター清掃時期の内のすくなくとも一つを患者デ
ータとして、格納することも、本願発明の好ましい態様
の一つである。
からネットワーク4を介しセンタ2に送られ、患者デー
タベース2−1に登録、更新される。
端末3−A〜3−Zは、パーソナルコンピュータで構成
されている。即ち、端末3−A〜3−Zは、デイスプレ
イ(キーボードを含む)30と、データ処理ユニット3
1とで構成される。この端末3−Aには、地図データベ
ース(ファイル)35が接続される。処理ユニット31
は、プロセッサ32とメモリ33とを有する。このメモ
リ33には、図5で説明する災害情報を入手し、地図を
リンクした患者検索を行う患者検索プログラム34がイ
ンストールされている。
電等の災害情報を提供する災害情報提供センター8が接
続されている。災害情報提供センター8は、電力会社等
により停電情報を提供する部分8−1と、気象庁や気象
予報会社等により、台風、豪雨、豪雪等の気象予報情
報、地震情報を提供する部分8−2、8−3とを持つ。
onal Digital Assistant)、モバイルパーソナルコン
ピュータ等の携帯端末6を携帯している。又、支援者C
の移動車(自動車)7には、カーナビゲーション装置7
−1が設けられている。営業所の端末3−Aで検索した
結果(患者情報と地図)を、端末3−Aから携帯端末6
やカーナビゲーション装置7−1へ電子メールの形式で
送信する。図5により、図6及び図7を使用して、患者
検索処理を説明する。
−Aの画面から災害患者検索処理を選択する。これによ
り、災害患者検索処理34が立ち上がる。そして、この
処理の入力画面から、災害情報(例えば、気象情報)を
指示する。端末3−Aは、ネットワーク4を介し、災害
情報センター8に接続し、指定された災害情報(例え
ば、台風の進路予報)を端末3−Aは閲覧する。図6
は、閲覧した台風の進路予報の画面5−1であり、現在
の台風の目56と、予想進路57、例えば、6時間後の
予想位置58を示している。
をクリックする又は予想位置58の地理的位置(例え
ば、宮崎県南部地区)を入力し、患者検索をクリックす
る。これにより、端末3−Aからセンタ2に、入力情報
で指定した検索要求が送信される。この場合、端末から
対象患者を独居者であることも指定できる。センタ2
は、検索要求の患者情報を患者データベース2−1を検
索して、得る。そして、検索要求した端末3−Aに、検
索した患者情報5−4を送信する。端末3−Aは、これ
を受信し、メモリ33に格納する。
した地理的位置と検索した患者情報の住所情報と氏名情
報をキーにして、地図データベース35を検索し、その
患者の地理的位置を示す地図データを得る。
図データをリンクさせ、出力画面5−2、5−3を作成
し、デイスプレイ30に表示する。
り、前述した地理的位置(例えば、宮崎県南部地区)の
地図に、患者データベース2−1で検索された在宅患者
の地理的位置が黒丸でプロットされる。更に、この黒丸
に対応し、その患者の氏名、住所、医療機器使用状況
(医療機器種類)が文字表示される。これにより、災害
予想地域の対象在宅患者の有無及び地理的位置を大まか
に、把握できる。これにより、この地域内での各医療機
器支援者の担当地域を決定できる。
患者の詳細情報が必要である。このため、前述の画面5
−2の患者位置(黒丸)をクリックすると、図7に示す
ような患者データベース2−1から得られた患者情報
が、患者カード5−3のフォーマットで編集された画面
が表示される。この画面では、営業所名、その患者の
係、担当の欄52と、その患者の使用機器種類の欄53
とが、先頭に表示される。次に、患者情報の欄50が設
けられている。この欄50には、患者データベースで検
索された患者情報が表示される。
約先施設(病院)の名前、電話番号が表示され、第2欄
に、患者コード、使用者名(患者名)、担当主治医名が
表示される。第3欄には、使用者(患者)の住所(郵便
番号、都道府県市町村コード、住所名)が表示され、第
4欄に、電話番号(TEL),性別、生年月日が表示さ
れる。第5欄には、疾患内容が表示される。
こでは、酸素療法の患者を対象にしているため、安静
時、就寝時、労作時、ボンベ使用時の1分当りの酸素供
給量(リットル/分)及び供給時間(時間)が表示され
る。
が表示され、第8欄には、機器のモニターシステムTO
MSの区分、機番と、ボンベ業者、契約日等が表示さ
れ、第9欄に、ボンベの種類が表示される。更に、第1
0欄に、最寄り駅、乗り換え駅、住宅種類、設置階、第
2連絡先等が表示される。
タベース35で得た患者宅付近の地図が表示される。地
図データベース35は、パーソナルコンピュータのレベ
ルのものでも、地図と、付近の建物、道路の名称を格納
しており、患者宅付近の地図を建物名、道路名とともに
表示できる。更に、患者情報により、患者宅を強調表示
できる。
方データ、機器データと、呼吸用気体供給装置利用者
(患者)の地理的位置を地図で表示する。この画面5−
2、5−3は、管理者又は担当者の必要に応じて、図示
しないプリンタでプリント出力される。担当者Cは、こ
れを所持し、目的の患者宅に訪問することができる。
び図7の患者情報と地図のいずれか一方又は両方を、端
末3−Aから携帯端末6やカーナビゲーション装置7−
1へ電子メール等の形式で送信する。これにより、携帯
端末6の画面6−1やカーナビゲーション装置7−1の
画面に、前述の図6、図7の患者情報と地図が表示され
る。
も、車中でも、患者情報と地図を見ることができる。こ
のため、災害が予想される時に、医療機器の営業所に利
用者が通報しなくても、近隣もしくはその利用者の担当
者が、利用者の医療機器の状態と、利用者宅の地理的位
置を把握し、即座に利用者宅に訪問できる。特に、在宅
医療で、一刻も争う事態の場合にも、有効な災害支援が
可能となる。
情報とをリンクして、災害予想又は災害地域の利用者
(患者)の属性データ、処方データ、機器データと、利
用者宅の地図とをリンクした画面乃至プリント出力が自
動検索によって得られるため、災害予想又は災害時に、
担当者は、利用者宅への訪問のための作業を短時間で効
率良く実行できる。しかも、医療機器、処方も知ること
ができ、利用者の利用状態に合わせて、地図により短時
間で利用者宅に訪問できる。
何らかの原因で具合が悪くなり、充分な情報を伝達でき
ない場合でも、自動検索により必要な資料が得られるた
め、短時間で訪問することができる。又、かかる緊急時
に、その利用者の直接の担当者が不在の場合でも、他の
担当者が、その利用者の必要な資料が得られるため、短
時間で訪問することができる。
地図の意義は、通常、呼吸用気体供給装置は家庭等に固
定して設置されるが、呼吸用気体供給装置の新規設置、
使用中止、呼吸用気体供給装置利用者の所在地の変更等
の要因により、呼吸用気体供給装置の設置場所や状況が
変更される場合があるため、担当者の訪問に特に有効で
ある。
応、交換備品等を事前に用意して、訪問するのに有効で
ある。例えば、酸素療法の場合、酸素濃縮器でも、数種
類あり、酸素ボンベも種類が異なり、ボンベ業者も複数
ある。
定に、医療機器が設定されているか、動作しているかを
確認するのに有効である。契約先は、訪問時に利用者が
連絡を必要とする際に、担当者が連絡するため、有効で
ある。
療機器をモニターするシステムを導入した利用者に対
し、その医療機器の通信機能を点検、診断するのに有効
である。
図7に示す患者情報と地図を、端末3−Aから携帯端末
6やカーナビゲーション装置7−1へ電子メール等の形
式で送信する。これにより、携帯端末6やカーナビゲー
ション装置7−1の画面に、前述の図6、図7の患者情
報と地図が表示される。
も、車中でも、患者情報と地図を見ることができるた
め、災害予想時や医療機器の営業所に利用者が通報した
際に、近隣もしくはその利用者の担当者が、利用者の医
療機器の状態と、利用者宅の地理的位置を把握し、即座
に利用者宅に訪問できる。特に、在宅医療で、一刻も争
う事態の場合にも、有効な支援が可能となる。
タベース2−1を設けている。このため、各地域の患者
データを一元管理でき、データ保護とコストの点で有効
である。しかし、この患者データベース2−1を、各地
域分に分割し、センタ2のデータベースとは、別に、又
は代わりに、営業所の端末3−A〜3−Bに設けること
ができる。
設けているため、各営業所の担当地域(例えば、何々
県)の詳細な地図データベースを、営業所に設けること
ができる。このため、各営業所で地図と患者の検索機能
を導入しやすい。又、地図の更新も容易であり、地図の
検索も高速化できる。これとは、逆に、例えば、センタ
2に、全国版の地図データベースを設けることができ
る。
で説明したが、他の呼吸用気体供給装置やリハビリ機器
等にも適用できる。災害情報を、気象の台風の進路予報
の例で説明したが、気象の豪雨予想、豪雪予想でも適用
できる。同様に、停電地区予想、火山噴火予想、地震被
害予想等にも適用できる。更に、実際に、台風、豪雨、
停電、噴火、地震、道路決壊が起きた地区への支援時に
も利用できる。
用者宅を支援者が訪問して、支援する在宅医療支援方法
において、端末の操作により、災害予想又は災害地域を
示す災害情報を取り込むステップと、前記災害情報で示
す災害予想又は災害地域を入力し、前記利用者の所在
地、医療機器の情報を格納する利用者データベースファ
イルを検索するステップと、前記検索された前記利用者
の所在地、医療機器の情報と前記災害地域の地図とを編
集して、前記支援者の訪問のため、出力するステップと
を有することを特徴とする在宅医療支援方法。
プは、前記端末にネットワークを介し接続される災害情
報提供センタにアクセスし、前記災害情報を取り込むス
テップからなることを特徴とする付記1の在宅医療支援
方法。
するステップは、前記端末から、前記端末に接続された
センタの利用者データベースファイルを検索するステッ
プからなることを特徴とする付記1の在宅医療支援方
法。
情報に含まれる前記災害予想又は災害地域の地図に、前
記検索された利用者の地理的位置をプロットした画像を
出力するステップからなることを特徴とする付記1の在
宅医療支援方法。
に設けられた地図データベースファイルを検索するステ
ップを含むことを特徴とする付記1の在宅医療支援方
法。
者の携帯する端末に出力するステップを含むことを特徴
とする付記1の在宅医療支援方法。
用者宅を支援者が訪問して、支援する在宅医療支援のシ
ステムにおいて、前記利用者の所在地、医療機器の情報
を格納する利用者データベースファイルと、災害情報提
供源から、災害予想又は災害地域を示す災害情報を取り
込み、前記災害情報で示す災害予想又は災害地域で、前
記利用者データベースファイルを検索し、前記検索され
た前記利用者の所在地、医療機器の情報と前記災害地域
の地図とを編集して、前記支援者の訪問のため、出力す
る端末装置とを有することを特徴とする在宅医療支援シ
ステム。
にネットワークを介し接続される災害情報提供センタに
アクセスし、前記災害情報を取り込むことを特徴とする
付記7の在宅医療支援システム。
記端末に接続されたセンタに設けられたことを特徴とす
る付記7の在宅医療支援システム。
報に含まれる前記災害予想又は災害地域の地図に、前記
検索された利用者の地理的位置をプロットした画像を出
力することを特徴とする付記7の在宅医療支援システ
ム。
置に設けられた地図データベースファイルを検索して、
前記地図を得ることを特徴とする付記7の在宅医療支援
システム。
の携帯する端末に出力することを特徴とする付記7の在
宅医療支援システム。
療機器の利用情報を格納する利用者データベースと、こ
のデータベースを検索する端末装置を設け、端末装置に
災害予想又は災害情報を取り込み、対象地域の医療機器
利用者を検索する機能を設けた。このため、災害予想又
は災害時に災害対象区域の在宅医療機器の利用者を自動
検索して、被災予想又は被災区域の在宅医療機器利用者
を迅速に支援することができる。特に、災害予想情報を
取り込むため、台風等の刻々と変化する予想地域に自動
対応して、その地域の在宅医療機器利用者の情報を検索
することが出来、医療機器の緊急支援体制を有効に且つ
早急に実現できる。
ムのブロック図である。
である。
ある。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】在宅にて医療機器を利用する利用者宅を支
援者が訪問して、支援する在宅医療支援方法において、 端末の操作により、災害予想又は災害地域を示す災害情
報を取り込むステップと、 前記災害情報で示す災害予想又は災害地域を入力し、前
記利用者の所在地、医療機器の情報を格納する利用者デ
ータベースファイルを検索するステップと、 前記検索された前記利用者の所在地、医療機器の情報と
前記災害地域の地図とを編集して、前記支援者の訪問の
ため、出力するステップとを有することを特徴とする在
宅医療支援方法。 - 【請求項2】在宅にて医療機器を利用する利用者宅を支
援者が訪問して、支援する在宅医療支援のシステムにお
いて、 前記利用者の所在地、医療機器の情報を格納する利用者
データベースファイルと、 災害情報提供源から、災害予想又は災害地域を示す災害
情報を取り込み、前記災害情報で示す災害予想又は災害
地域で、前記利用者データベースファイルを検索し、前
記検索された前記利用者の所在地、医療機器の情報と前
記災害地域の地図とを編集して、前記支援者の訪問のた
め、出力する端末装置とを有することを特徴とする在宅
医療支援システム。
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