JP2002318439A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
レンズ付きフイルムユニットInfo
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- JP2002318439A JP2002318439A JP2001123771A JP2001123771A JP2002318439A JP 2002318439 A JP2002318439 A JP 2002318439A JP 2001123771 A JP2001123771 A JP 2001123771A JP 2001123771 A JP2001123771 A JP 2001123771A JP 2002318439 A JP2002318439 A JP 2002318439A
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- lens
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- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外装体を容易に取り外しできるレンズ付きフ
イルムユニット。 【解決手段】 ユニット本体3に係合しユニット本体3
の表面を部分的に覆う補助カバー5を有し、この補助カ
バー5により外装シート4の端部をユニット本体3との
間に挟持して固定する。外装シート4はユニット本体3
の上面,背面,底面を一連に覆い、両端がユニット本体
3の前面に達する一枚の帯状シートで構成され、補助カ
バー5は帯状シートのそれぞれの端部を覆うようにユニ
ット本体3の前面に取り付けられる。補助カバー5は、
撮影レンズ11及びファインダ対物窓12を露呈させる
撮影開口26及びファインダ開口21,27が形成され
た単一部品である。
イルムユニット。 【解決手段】 ユニット本体3に係合しユニット本体3
の表面を部分的に覆う補助カバー5を有し、この補助カ
バー5により外装シート4の端部をユニット本体3との
間に挟持して固定する。外装シート4はユニット本体3
の上面,背面,底面を一連に覆い、両端がユニット本体
3の前面に達する一枚の帯状シートで構成され、補助カ
バー5は帯状シートのそれぞれの端部を覆うようにユニ
ット本体3の前面に取り付けられる。補助カバー5は、
撮影レンズ11及びファインダ対物窓12を露呈させる
撮影開口26及びファインダ開口21,27が形成され
た単一部品である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットに関し、更に詳しくは外装体の固定方法に改
良を加えたレンズ付きフイルムユニットに関するもので
ある。
ムユニットに関し、更に詳しくは外装体の固定方法に改
良を加えたレンズ付きフイルムユニットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】低価格で手軽に写真撮影を楽しむことが
できるように、本出願人よりレンズ付きフイルムユニッ
ト(以下、フイルムユニットと記す)が市販されてい
る。フイルムユニットは、簡単な撮影機構を組み込んだ
ユニット本体に予め未露光の写真フイルムを内蔵したも
ので、購入したその場ですぐに写真撮影ができ、また撮
影後にもそのまま現像取扱店に出せばよいという簡便性
から一般に広く利用されている。
できるように、本出願人よりレンズ付きフイルムユニッ
ト(以下、フイルムユニットと記す)が市販されてい
る。フイルムユニットは、簡単な撮影機構を組み込んだ
ユニット本体に予め未露光の写真フイルムを内蔵したも
ので、購入したその場ですぐに写真撮影ができ、また撮
影後にもそのまま現像取扱店に出せばよいという簡便性
から一般に広く利用されている。
【0003】また、フイルムユニットについてはリユ−
ス、リサイクルが積極的に進められており、使用済みの
フイルムユニットの本体構成部品が良好な状態で維持さ
れていることが必要である。フイルムユニット本体は、
一般に、プラスチック成形された部品を組み合わせて構
成され、その外カバーには、本体内部に組み込まれた撮
影レンズ,ファインダレンズ,フイルムカウンタ表示等
を本体外部に露呈させるための露呈開口の他、成形上又
は機能上必要であり、本体外部への露呈を要しない各種
の開口が設けられている。このため、フイルムユニット
の表面を保護するために外装ラベルが用いられる。
ス、リサイクルが積極的に進められており、使用済みの
フイルムユニットの本体構成部品が良好な状態で維持さ
れていることが必要である。フイルムユニット本体は、
一般に、プラスチック成形された部品を組み合わせて構
成され、その外カバーには、本体内部に組み込まれた撮
影レンズ,ファインダレンズ,フイルムカウンタ表示等
を本体外部に露呈させるための露呈開口の他、成形上又
は機能上必要であり、本体外部への露呈を要しない各種
の開口が設けられている。このため、フイルムユニット
の表面を保護するために外装ラベルが用いられる。
【0004】外装ラベルは、一般に、表面に化粧用の印
刷を施した紙を、フイルムユニット本体形状に合わせて
裁断し、露呈開口に対応する位置に開口が設けられる。
そして、この外装ラベルの裏面には、本体接着用の粘着
剤が塗布されて、本体外周面に貼り付けられる。
刷を施した紙を、フイルムユニット本体形状に合わせて
裁断し、露呈開口に対応する位置に開口が設けられる。
そして、この外装ラベルの裏面には、本体接着用の粘着
剤が塗布されて、本体外周面に貼り付けられる。
【0005】フイルムユニット本体は、この外装ラベル
が貼り付けられることによって、その外観に化粧が施さ
れ、それと同時に、外部に露呈させる必要のない開口を
覆うことにより、開口から本体内部へ砂、埃等の異物の
侵入を防いでいる。この結果、使用済みのフイルムユニ
ットは、その本体構成部品の損傷が少なくなり、良好な
状態が維持され、リサイクル性が向上することになる。
が貼り付けられることによって、その外観に化粧が施さ
れ、それと同時に、外部に露呈させる必要のない開口を
覆うことにより、開口から本体内部へ砂、埃等の異物の
侵入を防いでいる。この結果、使用済みのフイルムユニ
ットは、その本体構成部品の損傷が少なくなり、良好な
状態が維持され、リサイクル性が向上することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなレンズ付きフイルムユニットには、接着用の粘着
剤が外装ラベルの裏面に塗布されているため、回収品を
リユース・リサイクルする際に、外装ラベルを容易に剥
離することができず、外装ラベル及び粘着剤がフイルム
ユニット本体から剥がれ残り、リユース・リサイクルす
るのに手間が掛かるという欠点があった。
ようなレンズ付きフイルムユニットには、接着用の粘着
剤が外装ラベルの裏面に塗布されているため、回収品を
リユース・リサイクルする際に、外装ラベルを容易に剥
離することができず、外装ラベル及び粘着剤がフイルム
ユニット本体から剥がれ残り、リユース・リサイクルす
るのに手間が掛かるという欠点があった。
【0007】本発明は、外装体を容易に取り外しできる
レンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とす
る。
レンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、ユニット
本体に係合しユニット本体の表面を部分的に覆う補助カ
バーを有し、この補助カバーにより前記外装シートの端
部をユニット本体との間に挟持して固定したことを特徴
とするものである。
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、ユニット
本体に係合しユニット本体の表面を部分的に覆う補助カ
バーを有し、この補助カバーにより前記外装シートの端
部をユニット本体との間に挟持して固定したことを特徴
とするものである。
【0009】また、請求項2記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、外装シートはユニット本体の上面,背面,
底面を一連に覆い、両端がユニット本体の前面に達する
一枚の帯状シートで構成され、補助カバーは帯状シート
のそれぞれの端部を覆うようにユニット本体の前面に取
り付けられることを特徴とするものである。また、補助
カバーは、ファインダ対物窓及び撮影レンズを露呈させ
る開口が形成された単一部品であることを特徴とするも
のである。
ユニットは、外装シートはユニット本体の上面,背面,
底面を一連に覆い、両端がユニット本体の前面に達する
一枚の帯状シートで構成され、補助カバーは帯状シート
のそれぞれの端部を覆うようにユニット本体の前面に取
り付けられることを特徴とするものである。また、補助
カバーは、ファインダ対物窓及び撮影レンズを露呈させ
る開口が形成された単一部品であることを特徴とするも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、フイルムユニットの外観
斜視図であり、図2は、フイルムユニットの分解斜視図
である。フイルムユニット2は、ユニット本体3と、外
装シート4と、補助カバー5で構成される。ユニット本
体3は、主にプラスチック成形された複数の部品からな
り、簡単な撮影機構や未露光の写真フイルムが組み込ま
れた本体基部(図示せず)と、これを前後から覆う前カ
バ−6及び後カバ−7とで構成される。外装シート4
は、ユニット本体3の表面を覆う外装体として用いら
れ、ユニット本体3の中央部を背面及び上下面にかけて
帯状に覆っている。
斜視図であり、図2は、フイルムユニットの分解斜視図
である。フイルムユニット2は、ユニット本体3と、外
装シート4と、補助カバー5で構成される。ユニット本
体3は、主にプラスチック成形された複数の部品からな
り、簡単な撮影機構や未露光の写真フイルムが組み込ま
れた本体基部(図示せず)と、これを前後から覆う前カ
バ−6及び後カバ−7とで構成される。外装シート4
は、ユニット本体3の表面を覆う外装体として用いら
れ、ユニット本体3の中央部を背面及び上下面にかけて
帯状に覆っている。
【0011】図2に示すように、ユニット本体3の各面
に、各部品を外部に露呈させるための露呈開口8が設け
られる。ユニット本体3は、その前面に、撮影レンズ1
1,ファインダ対物窓12,ストロボ発光部13,スト
ロボ充電切替つまみ14が設けられている。フイルムユ
ニット2上面には、レリーズボタン16,フイルムカウ
ンタ窓17,ストロボ充電完了表示ランプ18が、そし
て、背面には、ファインダ接眼窓(図示せず),巻上げ
ノブ19がそれぞれ露呈されている。
に、各部品を外部に露呈させるための露呈開口8が設け
られる。ユニット本体3は、その前面に、撮影レンズ1
1,ファインダ対物窓12,ストロボ発光部13,スト
ロボ充電切替つまみ14が設けられている。フイルムユ
ニット2上面には、レリーズボタン16,フイルムカウ
ンタ窓17,ストロボ充電完了表示ランプ18が、そし
て、背面には、ファインダ接眼窓(図示せず),巻上げ
ノブ19がそれぞれ露呈されている。
【0012】外装シート4は、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)等を含む合成紙で形成した細長い帯状で
あり、ユニット本体3の背面,上面,底面,前面に対応
する背面4a,上面4b,底面4c,前面4d,4eか
ら構成される。前面4d,4eは、ユニット本体3の上
下側端部を覆い隠す。外装シート4は、その上面4b,
底面4cの裏面に弱粘性の粘着剤が塗布されており、ユ
ニット本体3に位置決めされる。なお、本実施形態で
は、図中斜線で示す上面4b,底面4cの前方縁部に粘
着剤が塗布される。外装シート4は、背面4aに、ファ
インダ開口21が、上面4bに、レリーズボタン切欠き
22,カウンタ開口23,ストロボランプ開口24が設
けられ、ファインダ接眼窓,レリーズボタン16,フイ
ルムカウンタ窓17,ストロボ充電完了表示ランプ18
を外部に露呈する。なお、外装シート4の表面には、装
飾用の文字、模様や、使用上の注意を促す説明書きなど
が印刷されている。また、本実施形態の外装シート4
は、PET等を含んだ合成紙で形成したが、ポリスチレ
ン(PS),ポリプロピレン(PP)等の高分子化合物
を含むものでもよく、また、それら高分子化合物を含ま
ない紙シートでもよい。
ート(PET)等を含む合成紙で形成した細長い帯状で
あり、ユニット本体3の背面,上面,底面,前面に対応
する背面4a,上面4b,底面4c,前面4d,4eか
ら構成される。前面4d,4eは、ユニット本体3の上
下側端部を覆い隠す。外装シート4は、その上面4b,
底面4cの裏面に弱粘性の粘着剤が塗布されており、ユ
ニット本体3に位置決めされる。なお、本実施形態で
は、図中斜線で示す上面4b,底面4cの前方縁部に粘
着剤が塗布される。外装シート4は、背面4aに、ファ
インダ開口21が、上面4bに、レリーズボタン切欠き
22,カウンタ開口23,ストロボランプ開口24が設
けられ、ファインダ接眼窓,レリーズボタン16,フイ
ルムカウンタ窓17,ストロボ充電完了表示ランプ18
を外部に露呈する。なお、外装シート4の表面には、装
飾用の文字、模様や、使用上の注意を促す説明書きなど
が印刷されている。また、本実施形態の外装シート4
は、PET等を含んだ合成紙で形成したが、ポリスチレ
ン(PS),ポリプロピレン(PP)等の高分子化合物
を含むものでもよく、また、それら高分子化合物を含ま
ない紙シートでもよい。
【0013】補助カバー5は、プラスチック製の薄板で
あり、その中央には、ユニット本体3に配置された撮影
レンズ3を露呈させる撮影開口26と、ファインダを露
呈するファインダ開口27が設けられている。補助カバ
ー5の背面には、それぞれ係合爪28が突設されてお
り、ユニット本体3の前面中央を覆う。また、補助カバ
ー5の上下側端部5a,5bは、背面側に湾曲してお
り、ユニット本体3とともに外装シート4を挟持する。
あり、その中央には、ユニット本体3に配置された撮影
レンズ3を露呈させる撮影開口26と、ファインダを露
呈するファインダ開口27が設けられている。補助カバ
ー5の背面には、それぞれ係合爪28が突設されてお
り、ユニット本体3の前面中央を覆う。また、補助カバ
ー5の上下側端部5a,5bは、背面側に湾曲してお
り、ユニット本体3とともに外装シート4を挟持する。
【0014】ユニット本体3には成形上又は機能上必要
であり、外部への露呈を要しない各種の開口30が設け
られている。これらの開口30は、例えば、組立・分解
設備等で位置決めのために使用され、あるいはユニット
本体2に内蔵されているストロボユニットを検査する際
に、検査用のプローブを挿入するために用いられる。ユ
ニット本体3前面の開口30は、補助カバー5によっ
て、背面及び上下面の開口30は外装シート4によって
覆われており、ユニット本体3内部へ砂、埃等の異物の
侵入を防いでいる。
であり、外部への露呈を要しない各種の開口30が設け
られている。これらの開口30は、例えば、組立・分解
設備等で位置決めのために使用され、あるいはユニット
本体2に内蔵されているストロボユニットを検査する際
に、検査用のプローブを挿入するために用いられる。ユ
ニット本体3前面の開口30は、補助カバー5によっ
て、背面及び上下面の開口30は外装シート4によって
覆われており、ユニット本体3内部へ砂、埃等の異物の
侵入を防いでいる。
【0015】ユニット本体3前面には、外部への露呈を
要しない開口30の他に、係合溝31が設けられてい
る。図3に示すように、係合溝31側面には、係合爪2
8と係合する係合突起32が設けられている。また、係
合突起32の前方は、テーパー面33となっており、補
助カバー5をユニット本体3から分離する際に、補助カ
バー5とテーパー面33の間に治具等を挿入し、係合爪
28を内側に撓ませる。これによって、補助カバー5は
ユニット本体3から容易に分離できる。また、ユニット
本体3の上下側端部3a,3bは、補助カバー5との境
界が段差にならないように凹形状となっており、補助カ
バー5の上下側端部5a,5bとともに外装シート4の
前面4d,4eを挟持する。
要しない開口30の他に、係合溝31が設けられてい
る。図3に示すように、係合溝31側面には、係合爪2
8と係合する係合突起32が設けられている。また、係
合突起32の前方は、テーパー面33となっており、補
助カバー5をユニット本体3から分離する際に、補助カ
バー5とテーパー面33の間に治具等を挿入し、係合爪
28を内側に撓ませる。これによって、補助カバー5は
ユニット本体3から容易に分離できる。また、ユニット
本体3の上下側端部3a,3bは、補助カバー5との境
界が段差にならないように凹形状となっており、補助カ
バー5の上下側端部5a,5bとともに外装シート4の
前面4d,4eを挟持する。
【0016】本実施形態の作用の説明を行う。図4は、
外装シート4及び補助カバー5の着脱方法を示す説明図
である。簡単な撮影機構や未露光の写真フイルムが組み
込まれた本体基部が、前カバ−6及び後カバ−7で覆わ
れ、ユニット本体3が完成する。完成したユニット本体
3は、背面から外装シート4により覆われる。ユニット
本体3のファインダ接眼窓は外装シート4のファインダ
窓21と対面し、ファインダ光路を開放する。
外装シート4及び補助カバー5の着脱方法を示す説明図
である。簡単な撮影機構や未露光の写真フイルムが組み
込まれた本体基部が、前カバ−6及び後カバ−7で覆わ
れ、ユニット本体3が完成する。完成したユニット本体
3は、背面から外装シート4により覆われる。ユニット
本体3のファインダ接眼窓は外装シート4のファインダ
窓21と対面し、ファインダ光路を開放する。
【0017】外装シート4は、その上面4b,底面4c
の裏面に弱粘性の粘着剤が塗布された状態で、図4
(A)に示すように、ユニット本体3の外形に沿って折
り曲げられる。これによって、ユニット本体3の背面及
び上下面が外装シート4で覆われるとともに、外装シー
ト4の位置決めが行われる。ユニット本体3の上面に設
けられているレリーズボタン16,フイルムカウンタ窓
17,ストロボ充電完了表示ランプ18は、それぞれ、
レリーズボタン切欠き22,カウンタ開口23,ストロ
ボランプ開口24と対面する。さらに、外装シート4
は、図4(B)に示すように、ユニット本体3の外形に
沿って折り曲げられ、ユニット本体3前面の上下側端部
3a,3bを覆う。
の裏面に弱粘性の粘着剤が塗布された状態で、図4
(A)に示すように、ユニット本体3の外形に沿って折
り曲げられる。これによって、ユニット本体3の背面及
び上下面が外装シート4で覆われるとともに、外装シー
ト4の位置決めが行われる。ユニット本体3の上面に設
けられているレリーズボタン16,フイルムカウンタ窓
17,ストロボ充電完了表示ランプ18は、それぞれ、
レリーズボタン切欠き22,カウンタ開口23,ストロ
ボランプ開口24と対面する。さらに、外装シート4
は、図4(B)に示すように、ユニット本体3の外形に
沿って折り曲げられ、ユニット本体3前面の上下側端部
3a,3bを覆う。
【0018】外装シート4の配置が完了すると、図4
(C)に示すように、補助カバー5の係合爪28をユニ
ット本体3の係合溝31に挿入し、係合突起32と係合
させる。その際に、補助カバー5の上下側端部5a,5
bとユニット本体3の上下側端部3a,3bとで外装シ
ート4の前面4d,4eが挟持される。これによって、
外装シート4は、ユニット本体3の背面及び上下面が外
装シート4で覆われる。補助カバー5でユニット本体3
前面が覆われ、外部への露呈を要しない各種開口30を
覆い隠す。また、撮影開口26及びファインダ開口27
が設けられているため、撮影光路及びファインダ光路が
開放されている。このように製造されたフイルムユニッ
ト2は遮光性,防湿性を有するガゼット袋に包装され、
店頭に並べられる。
(C)に示すように、補助カバー5の係合爪28をユニ
ット本体3の係合溝31に挿入し、係合突起32と係合
させる。その際に、補助カバー5の上下側端部5a,5
bとユニット本体3の上下側端部3a,3bとで外装シ
ート4の前面4d,4eが挟持される。これによって、
外装シート4は、ユニット本体3の背面及び上下面が外
装シート4で覆われる。補助カバー5でユニット本体3
前面が覆われ、外部への露呈を要しない各種開口30を
覆い隠す。また、撮影開口26及びファインダ開口27
が設けられているため、撮影光路及びファインダ光路が
開放されている。このように製造されたフイルムユニッ
ト2は遮光性,防湿性を有するガゼット袋に包装され、
店頭に並べられる。
【0019】撮影者は、購入したその場ですぐに写真撮
影ができる。外部への露呈を要しない各種開口30は、
外装シート4及び補助カバー5によって覆われているた
め、ユニット本体3内部へ砂、埃等の異物の侵入を防い
でいる。撮影終了したフイルムユニット2は現像するた
めに現像取扱店に出される。現像取扱店では、写真フイ
ルムがフイルムユニット2底面から取り出され、現像さ
れる。現像終了後、指定したサイズでプリントが行われ
る。また、写真フイルムが取り除かれたフイルムユニッ
ト2は、リユース・リサイクルのため循環工場に送られ
る。
影ができる。外部への露呈を要しない各種開口30は、
外装シート4及び補助カバー5によって覆われているた
め、ユニット本体3内部へ砂、埃等の異物の侵入を防い
でいる。撮影終了したフイルムユニット2は現像するた
めに現像取扱店に出される。現像取扱店では、写真フイ
ルムがフイルムユニット2底面から取り出され、現像さ
れる。現像終了後、指定したサイズでプリントが行われ
る。また、写真フイルムが取り除かれたフイルムユニッ
ト2は、リユース・リサイクルのため循環工場に送られ
る。
【0020】まず、フイルムユニット2は、補助カバー
取り外し工程に運ばれる。この工程では、治具を補助カ
バー5とテーパー面33の間に挿入し、係合爪28を内
側に撓ませ、補助カバー5がユニット本体3から取り外
される。これによって、外装シート4は、弱粘性の粘着
剤で接着されているため、ユニット本体3に剥がれ残る
ことなく取り除かれる。その後、部品毎に分離され、リ
ユース・リサイクル可能かを判定し、合格した部品は、
再度組み立て工程に運ばれる。
取り外し工程に運ばれる。この工程では、治具を補助カ
バー5とテーパー面33の間に挿入し、係合爪28を内
側に撓ませ、補助カバー5がユニット本体3から取り外
される。これによって、外装シート4は、弱粘性の粘着
剤で接着されているため、ユニット本体3に剥がれ残る
ことなく取り除かれる。その後、部品毎に分離され、リ
ユース・リサイクル可能かを判定し、合格した部品は、
再度組み立て工程に運ばれる。
【0021】本実施形態のフイルムユニット2では、補
助カバー5が外装シート4を挟持するとともに、外装シ
ート4が上下面及び背面の中央を、補助カバー5がユニ
ット本体3の前面中央を覆っていたが、それぞれが他の
場所を覆ってもよく、例えば外装シート4が前面、背面
及び上面を、補助カバー5が下面を覆ってもよい。
助カバー5が外装シート4を挟持するとともに、外装シ
ート4が上下面及び背面の中央を、補助カバー5がユニ
ット本体3の前面中央を覆っていたが、それぞれが他の
場所を覆ってもよく、例えば外装シート4が前面、背面
及び上面を、補助カバー5が下面を覆ってもよい。
【0022】また、上記実施形態では、補助カバー5の
上下方端部5a,5bを背面側に湾曲させ、ユニット本
体3の上下側端部3a,3bとともに外装シート4を挟
持していたが、別の形状であってもよい。図5は、フイ
ルムユニットの分解斜視図であり、図6はその説明図で
ある。図5及び図6に示すように、補助カバー45は、
背面に係合爪28が設けられた平板である。ユニット本
体43の上下側端部43a,43bは、前方に突出して
おり、上下側端部43a,43bの間に補助カバー45
がセットされる。補助カバー45の上下側端部45a,
45bは、ユニット本体43とともに外装シート44の
前面44d,44eを挟持し、外装シート44を固定す
る。なお、外装シート44は、ユニット本体43及び補
助カバー45の形状に合わせて形成されており、その前
面44d,44eは、二つ折りされる。補助カバー45
とテーパー面33の間に治具を挿入し、係合爪28を内
側に撓ませ、補助カバー45を取り外すことによって、
容易に外装シート44を取り除くことができる。
上下方端部5a,5bを背面側に湾曲させ、ユニット本
体3の上下側端部3a,3bとともに外装シート4を挟
持していたが、別の形状であってもよい。図5は、フイ
ルムユニットの分解斜視図であり、図6はその説明図で
ある。図5及び図6に示すように、補助カバー45は、
背面に係合爪28が設けられた平板である。ユニット本
体43の上下側端部43a,43bは、前方に突出して
おり、上下側端部43a,43bの間に補助カバー45
がセットされる。補助カバー45の上下側端部45a,
45bは、ユニット本体43とともに外装シート44の
前面44d,44eを挟持し、外装シート44を固定す
る。なお、外装シート44は、ユニット本体43及び補
助カバー45の形状に合わせて形成されており、その前
面44d,44eは、二つ折りされる。補助カバー45
とテーパー面33の間に治具を挿入し、係合爪28を内
側に撓ませ、補助カバー45を取り外すことによって、
容易に外装シート44を取り除くことができる。
【0023】また、上記実施形態のフイルムユニットで
は、位置決めのため、外装シートの裏面に弱粘性の粘着
剤を塗布したが、特に粘着剤を塗布しなくてもよい。図
7に示すように、外装シート54の前面54d,54e
は、上記実施形態より縦方向に長く設けられており、フ
ァインダ対物窓12と対面する位置にファインダ開口5
6が、係合溝31と対面する位置に係合爪貫通開口57
がそれぞれ設けられている。また、外装シート54を位
置決めするために、ユニット本体53の前面にボス58
が、そのボス58に対応する外装シート54に穴59が
それぞれ設けられている。これによって、外装シート5
4は位置決めされ、ユニット本体53及び補助カバー5
に挟持される。また、ボス58の替わりに外装シート5
4の一部を挟み込む爪部を設けてもよい。
は、位置決めのため、外装シートの裏面に弱粘性の粘着
剤を塗布したが、特に粘着剤を塗布しなくてもよい。図
7に示すように、外装シート54の前面54d,54e
は、上記実施形態より縦方向に長く設けられており、フ
ァインダ対物窓12と対面する位置にファインダ開口5
6が、係合溝31と対面する位置に係合爪貫通開口57
がそれぞれ設けられている。また、外装シート54を位
置決めするために、ユニット本体53の前面にボス58
が、そのボス58に対応する外装シート54に穴59が
それぞれ設けられている。これによって、外装シート5
4は位置決めされ、ユニット本体53及び補助カバー5
に挟持される。また、ボス58の替わりに外装シート5
4の一部を挟み込む爪部を設けてもよい。
【0024】また、本実施形態のフイルムユニット2で
は、ユニット本体3と補助カバー5の境界部に凹凸をな
くすために、ユニット本体3前面を凹形状として、そこ
に補助カバー5がセットされたが、特に凹形状としなく
てもよく、例えば、補助カバー5をユニット本体3の前
面から突出するようにセットしても問題ない。
は、ユニット本体3と補助カバー5の境界部に凹凸をな
くすために、ユニット本体3前面を凹形状として、そこ
に補助カバー5がセットされたが、特に凹形状としなく
てもよく、例えば、補助カバー5をユニット本体3の前
面から突出するようにセットしても問題ない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットによれば、ユニット本体に係合しユニット
本体の表面を部分的に覆う補助カバーを有し、この補助
カバーにより外装シートの端部をユニット本体との間に
挟持して固定したので、接着用の粘着剤を用いなくても
よく、挟み込み部材を取り外すことによって外装体を容
易に取り除くことができる。
ルムユニットによれば、ユニット本体に係合しユニット
本体の表面を部分的に覆う補助カバーを有し、この補助
カバーにより外装シートの端部をユニット本体との間に
挟持して固定したので、接着用の粘着剤を用いなくても
よく、挟み込み部材を取り外すことによって外装体を容
易に取り除くことができる。
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の外観斜視図である。
の外観斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。
る。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの断面図である。
【図4】外装シートの着脱方法を示す説明図である。
【図5】レンズ付きフイルムユニットの別の実施形態を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図6】レンズ付きフイルムユニットの説明図である。
【図7】レンズ付きフイルムユニットの別の実施形態を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 4 外装シート 5 補助カバー 21,27 ファインダ開口 26 撮影開口 28 係合爪 30 開口 31 係合溝 32 係合突起 33 テーパー面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/04 G03B 17/04
Claims (3)
- 【請求項1】 製造時に予めフイルムが装填されるとと
もに、撮影機構が組み込まれたユニット本体の表面を外
装シートで覆ったレンズ付きフイルムユニットにおい
て、 ユニット本体に係合しユニット本体の表面を部分的に覆
う補助カバーを有し、この補助カバーにより前記外装シ
ートの端部をユニット本体との間に挟持して固定したこ
とを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項2】 前記外装シートはユニット本体の上面,
背面,底面を一連に覆い、両端がユニット本体の前面に
達する一枚の帯状シートで構成され、前記補助カバーは
前記帯状シートのそれぞれの端部を覆うようにユニット
本体の前面に取り付けられることを特徴とする請求項1
記載のレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項3】 前記補助カバーは、ファインダ対物窓及
び撮影レンズを露呈させる開口が形成された単一部品で
あることを特徴とする請求項2記載のレンズ付きフイル
ムユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001123771A JP2002318439A (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | レンズ付きフイルムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001123771A JP2002318439A (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | レンズ付きフイルムユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002318439A true JP2002318439A (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=18973264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001123771A Pending JP2002318439A (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | レンズ付きフイルムユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002318439A (ja) |
-
2001
- 2001-04-23 JP JP2001123771A patent/JP2002318439A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051226 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090121 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090527 |