JP2002318414A - カメラのスイッチ入力装置 - Google Patents

カメラのスイッチ入力装置

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JP2002318414A
JP2002318414A JP2001123154A JP2001123154A JP2002318414A JP 2002318414 A JP2002318414 A JP 2002318414A JP 2001123154 A JP2001123154 A JP 2001123154A JP 2001123154 A JP2001123154 A JP 2001123154A JP 2002318414 A JP2002318414 A JP 2002318414A
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JP
Japan
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switch
interrupt
camera
interruption
state
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JP2001123154A
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Takeshi Ishino
武 石野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のカメラのスイッチ入力装置は、ソフトウ
ェアによりスイッチ状態を検出しており、短時間の周期
でスイッチ状態を検出することは、カメラの他の処理に
影響を与え且つチャタリングの除去はできず、周期が長
いと応答に時間が掛かり使い勝手が悪かった。 【解決手段】本発明のカメラのスイッチ入力装置は、カ
メラに備えられた複数のスイッチに対して、割り込みを
発生させる割り込み回路と、時間を計時する計時回路と
を設けて、スイッチが操作されると割り込み回路により
割り込みが発生し、制御部は割り込み発生に応じて、割
り込み回路の接続先を計時回路に所定期間切り替えて、
定期的に出力して、割り込み回路に割り込みの発生を定
期的に発生させる。カメラ全体を制御する制御部は、割
り込み発生に応じてスイッチの状態を検出し、スイッチ
オン状態が所定回数続いたら、スイッチが押されている
ものと判断する装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの搭載され
る機能や駆動部に動作指示を示唆するための入力装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカメラには、レリーズスイッチや
ズームスイッチ、撮影モード変更スイッチ、ストロボモ
ード変更スイッチなど搭載される種々の機能を動作させ
るための多数のスイッチが搭載されている。近年のカメ
ラにおいては、機能の動作を電気的に制御するものが大
部分であり、これらのスイッチは、カメラ操作者による
押下や廻しなどの操作により、接点端子を接触したり開
放したりする構成になっている。ところが接点端子の接
触動作には、一度の操作で数回の接触動作が発生する、
所謂チャタリングが発生する場合があり、これを除去し
ないと誤動作を招くこととなる。その除去方法として、
例えば特開平8−304906号公報には、ソフトウェ
アを用いて、定期的にスイッチのオン・オフ状態を検出
することにより、チャタリングを除去する技術が開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平8−3
04906号公報に示されている技術には、下記のよう
な問題点がある。第1に、カメラが操作されていない時
であっても、スイッチ入力の検出以外に様々なソフトウ
ェアによる処理を行う必要がある。例えば、フィルムの
駒数や撮影モードや日付日時等の表示、電池残量のチェ
ック、ストロボ発光のための充電状態、カメラの動作状
態から休止状態へ遷移する時間の計時などがある。これ
らの処理の中には時間を要するもの(ストロボ発光の充
電状態チェック)や定期的に行う必要のあるもの(表示
や計時)もある。従って、これらの処理に影響を与えな
いようにソフトウェアにより短時間の周期でスイッチ状
態を検出することは非常に難しい。また、スイッチのオ
ン・オフ状態の検出が必要でない場合には、検出を停止
させるための操作をしなければならない。
【0004】第2に、前述したソフトウェアによる定期
的なスイッチ状態を検出する間隔を長い周期とすれば可
能ではあるが、確認のためのスイッチ操作を行ってから
カメラが応答するまでの時間が長くなってしまい使い勝
手が悪くなる、また応答がある前に他の操作を行ってし
まって誤操作の原因になりかねない。
【0005】そこで本発明は、カメラのスイッチ操作に
基づき生成された信号を受けて、所定期間に定期的なス
イッチ状態の検出を行ってチャタリングの発生を除去す
ることを簡単なソフトウェアと制御により実現するカメ
ラのスイッチ入力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、カメラ全体を制御する制御手段と、カメラ
を操作する複数の操作手段と、上記制御手段に対して割
り込みを発生する割り込み手段と、時間を計時する計時
手段と、上記操作手段の出力を上記割り込み手段に接続
するか或いは上記制御手段に接続するかを切り替える第
1の切り替え手段と、上記割り込み手段の入力を上記操
作手段の出力に接続するか或いは上記計時手段の出力に
接続するかを切り替える第2の切り替え手段とを備え、
通常時には、上記第1の切り替え手段は、上記操作手段
の出力を上記割り込み手段の入力に接続し、上記第2の
切り替え手段は、上記割り込み手段の入力を上記操作手
段の出力の接続し、上記操作手段が操作されると、上記
第1の切り替え手段は、上記操作手段の出力を上記制御
手段に接続し、上記第2の切り替え手段は上記割り込み
手段の入力を上記計時手段の出力に接続するカメラのス
イッチ装置。
【0007】また、カメラ全体を制御する制御手段と、
カメラを操作する複数の操作手段と、上記制御手段に対
して割り込みを発生する割り込み手段と、時間を計時す
る計時手段とを備え、通常時には、上記操作手段は上記
割り込み手段に接続され、上記操作手段が操作されると
上記割り込み手段は上記制御手段に対して割り込みを発
生し、上記制御手段は割り込みに応じて、上記操作手段
と上記割り込み手段の接続を解除して、上記計時手段と
上記割り込み手段を接続し、上記操作手段は上記制御手
段に接続し、上記計時手段は、時間を計時するので所定
時間経過する毎に出力を発生して、上記割り込み手段は
これに応じて上記制御手段に対して割り込みを発生し、
上記制御手段は割り込みに応じて上記操作手段の出力を
読み取り、操作が継続しているか或いは終了しているか
を判断するカメラのスイッチ入力装置を提供する。
【0008】以上のような構成のカメラのスイッチ入力
装置は、カメラに備えられた複数の操作手段に対して、
割り込みを発生させる割り込み回路と、時間を計時する
計時回路とを設けて、スイッチが操作されると割り込み
手段から割り込みを発生させて、制御手段は割り込み発
生に応じて、割り込み手段の接続先を通常接続される入
力ポートから計時手段に所定期間切り替えて、計時手段
からの定期的な出力して、割り込み回路に割り込みの発
生を定期的に発生させ、スイッチオン状態が所定回数続
いたら、スイッチが操作されているものと制御部に判断
させる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は、本発明による
第1の実施形態に係るカメラの外観構成を示す。図1
(a)、(b)は、カメラ1の正面側を斜め上から見た
図であり、図1(a)、は、バリア2が閉じて、撮影レ
ンズ3、ファインダ対物窓4及びオートフォーカス(A
F)用の測距窓(AF窓)5を完全に覆った待機状態を
示し、正面右上には、ストロボ部(発光窓)6が設けら
れている。またカメラ1上面にはレリーズボタン7が設
けられている。図1(b)は、バリア2が開いた撮影可
能状態を示しており、バリア2が矢印A側にスライドさ
れ、後述する撮影レンズ3やファインダ対物窓4、AF
窓5が現れた状態を示している。
【0010】また、図1(c)は、カメラ1を背面側か
ら見た構成を示している。この背面側には、写真の構図
などを設定するために撮影者が覗き込むファインダ接眼
窓8と、撮影に関する情報を表示する表示部9と、撮影
レンズ10の焦点距離をテレ側に移動させるズームアッ
プスイッチ11及びワイド側に移動させるズームダウン
スイッチ12と、装填されたフィルムの巻き戻しを行わ
せるための巻き戻しスイッチ13とが設けられている。
【0011】表示部9は、例えば液晶表示素子を用い
た、文字、数値及びマークで構成された表記により、フ
ィルム駒数、撮影モード、日付などを表示する。また、
レリーズスイッチ7は、後述する1stレリーズスイッチ
14と2ndレリーズスイッチ15とで構成される2段ス
イッチであり、撮影者がこのレリーズスイッチ7を押下
することにより、まず1stレリーズスイッチ14がオン
して、測光や測距を行わせる。更にレリーズスイッチ1
4が押下されると、2ndレリーズスイッチ15がオンし
て、カメラは露光動作(ピント合わせ、シャッタ開閉、
フィルム巻き上げ)が実行される。
【0012】次に図2には、このカメラ1の概略的なブ
ロック構成を示し説明する。このカメラ1は、カメラ全
体の制御を行う例えば、マイクロコンピュータ(CP
U)等からなる制御部21と、後述するスイッチ群22
と、オートフォーカスによる測距のために被写体23の
光像の一部を取り込むAFレンズ24と、AFレンズ2
4により結像された被写体光を光電変換して、測距デー
タとして制御部21に出力するAFセンサ25と、被写
体像を結像してフィルム26まで導く撮影光学系27
と、2ndレリーズスイッチ15の入力に応じて露光を行
うためのシャッタ機構28と、フィルム26の給送を行
うフィルム給送機構29と、これらを光学系や機構を制
御部21の指示により駆動する駆動制御系30とで構成
される。
【0013】この撮影光学系27は、オートフォーカス
(焦点調整)を行うための合焦レンズ部31と、焦点距
離を変更するためのズーミングレンズ32とで構成され
る。また、駆動部制御系30は、AFセンサ25の出力
に基づき合焦レンズ部31を駆動するレンズモータ33
と、ズームアップスイッチ11又はズームダウンスイッ
チ12の入力に応じてズーミングレンズ32を駆動する
ズームモータ34と、2ndレリーズスイッチ15の入力
によりシャッタ機構28を駆動するシャッタプランジャ
部35と、露光後にフィルム26の1コマ巻き上げや巻
き戻しを行う給送モータ36とで構成される。
【0014】また、スイッチ群22は、前述したズーム
アップスイッチ11及びズームダウンスイッチ12と、
撮影途中のフィルム26をカートリッジ内に巻き戻すた
めの巻き戻しスイッチ13と、1stレリーズスイッチ1
4と、2ndレリーズスイッチ15と、バリア2が開閉状
態により撮影可能か否かを検出するためのバリア状態ス
イッチ37とで構成され、それぞれのスイッチが制御部
21に設けられたスイッチのオン・オフを検出するため
のスイッチ検出部38に接続されている。
【0015】このバリア状態スイッチ37は、図1で示
したバリア2の開閉を検出するスイッチであり、バリア
2が撮影レンズ10等を履っている状態(待機状態)で
はバリア状態スイッチ37はオフであり、バリア2がカ
メラ右手側にスライドして撮影レンズ10等が露出して
いる状態(撮影可能状態)ではバリア状態スイッチ37
はオンであるものとする。
【0016】図3には、前述したスイッチ検出部38の
一構成例を示し説明する。このスイッチ検出部38は、
制御部21内に設けられ、各ポートを制御するポート制
御部41と、信号入力に応じてポート制御部41へ割り
込み信号を発生する割り込み部42と、所定の時間を計
時を行い、計時完了時にはその旨を出力する計時部43
と、割り込み部42への入力を、計時部43の出力側へ
接続するか、又は後述する接続切り替え部46へ接続す
るかを切り替える接続切り替え部44と、接続するスイ
ッチのオン・オフ状態の一時的な保持や電圧レベルの調
整のためのバッファ45と、接続切り替え部44へ接続
するか又は、バッファ45に接続するかを切り替える接
続切り替え部46と、ポート制御部41内に設けられて
スイッチの状態をチェックした回数を計数するためのカ
ウンタ47とで構成される。
【0017】この構成において、ポート制御部41−割
り込み部42−接続切り替え部44(α2)−接続切り
替え部46(β1)−スイッチの接続状態にある場合に
は、スイッチの入力に応じて割り込み部42がポート制
御部41に対して割り込みを発生する。また、ポート制
御部41−割り込み部42−接続切り替え部44(α
1)−計時部43−ポート制御部41の接続状態にある
場合には、計時部43の出力に応じて、つまり定期的に
割り込み部42がポート制御部41へ割り込みを発生す
る。通常、接続切り替え部44は、割り込み部42の入
力をスイッチへ接続しているため、接点端子α2側に接
続している。また、接続切り替え部46は、スイッチか
ら接続切り替え部44(α1)を介して割り込み部42
へ接続させるために、接点端子β1側へ接続している。
【0018】図4に示すフローチャートを参照して、第
1の実施形態のカメラのメインシーケンスについて説明
する。まず、カメラに電池を装填すると(ステップS
1)、初期化が行われる(ステップS2)。次に、バリ
ア2が開状態か否かを判別する(ステップS3)。この
判別で、バリア2が閉状態(待機状態)であった場合
(NO)、待機状態の設定を行い(ステップS4)、一
方、開状態(撮影可能状態)であれば(YES)、撮影
可能状態の設定を行い(ステップS5)、表示部9に各
種の表示を行う(ステップS6)。
【0019】その後、時計などの計時を行い(ステップ
S7)、ステップS3に戻り、再度、バリア2の状態判
定を行う。この時、スイッチの入力があれば、割り込み
部42がポート制御部41に対して「割り込み」を発生
する。
【0020】次に図5に示すフローチャートを参照し
て、前述した「割り込み」について説明する。まず、割
り込みが発生すると(ステップS11)、どのポートで
発生したのかを判別する(ステップS12)。判別され
たポートにおいて、割り込み要因を判定する、即ち、ス
イッチからの割り込みか否かを判別する(ステップS1
3)。この判別で、スイッチであったならば(YE
S)、接続切り替え部44において、接点端子をα2か
らα1へ切り替えて、割り込み部42の入力側を計時部
43に変更し、且つ、接続切り替え部46において、接
点端子をβ1からβ2へ切り替えて、スイッチの信号が
バッファ45に入力されるように変更する(ステップS
14)。続いて、カウンタ47がクリアされ(ステップ
S15)、割り込み処理が終了する。
【0021】一方、ステップS13の判定において、割
り込み要因がスイッチではなく、計時部43であったな
らば(NO)、バッファ45の出力が前回の出力と同じ
か否かを判別する(ステップS16)。この判別で出力
が前回の出力と異なるならば(NO)、接続切り替え部
44の接点端子α1からα2へ切り替え及び、接続切り
替え部46の接点端子β2からβ1へ切り替えて、スイ
ッチの信号が割り込み部42へ入力するように接続状態
を変更する(ステップS17)。そして割り込み処理を
完了する。
【0022】一方、バッファ45からの出力が前回と同
じならば(YES)、カウンタ47のカウント値をイン
クリメントし(ステップS18)、そのカウント値が所
定値に達したか否かを判別する(ステップS19)。こ
の判別で、所定値に達していなければ(NO)そのまま
割り込み処理を完了する。しかし、所定値に達していれ
ば(YES)、スイッチが操作されたことが確定するた
め、スイッチに応じたカメラ動作を行い(ステップS2
0)、その後、ステップS17へ移行して、切り替え処
理を行った後、割り込み処理を完了する。
【0023】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、スイッチのオンオフ入力状態の検出は、ソフトウェ
アを用いて検出するのではなく、割り込み部によるハー
ドウェアで検出しているため、その他のソフトウェアに
よる処理へ影響を与えることがない。さらに、スイッチ
のチャタリング除去は、計時部と割り込み部によるハー
ドウェアを用いて、所定の期間に定期的にスイッチの状
態を検出することにより、確実に防止することができ
る。
【0024】次に図6には、前述した第1の実施形態の
第1の変形例となる構成を示し、図7のフローチャート
には、その割り込み処理のシーケンスを示して説明す
る。この図6に示す構成及び図7に示すステップにおい
ては、図3に示す構成及び図5に示すステップで同等の
ものには同じ参照符号(ステップ番号)を付して、その
説明を省略する。第1の実施形態の図3に示したスイッ
チ検出部38では、2つの接続切り替え部44と接続切
り替え部46とを備えた構成であったが、この変形例で
は、1つの接続切り替え部44を備えて実施されてい
る。つまり、スイッチからの入力がバッファ45と接続
切り替え部44の両方に常時入力する構成である。
【0025】この構成により割り込み処理シーケンス
は、ステップS11〜S13において、発生した割り込
みがスイッチからの割り込みであると判定された場合に
(YES)、割り込み部44において、接点端子をα2
からα1へ切り替えて、割り込み部42の入力側を計時
部43に変更し(ステップS21)、ステップS15へ
移行して、カウンタ47がクリアされ、割り込み処理が
終了する。
【0026】一方、割り込み要因が計時部43であり
(NO)、ステップS16の判定でバッファ45の出力
が前回の出力と同じであれば(YES)、ステップS1
8〜S20のシーケンス処理により、カウンタ47によ
りカウントされた値が所定値に達したならば、スイッチ
に応じたカメラ動作を行う。しかし、ステップS16の
判定で出力が前回の出力と異なれば(NO)、接続切り
替え部44の接点端子α1からα2へ切り替えて、スイ
ッチの信号が割り込み部42へ入力するように接続状態
を変更する(ステップS22)。そして割り込み処理を
完了する。
【0027】このような第1の変形例によれば、任意の
タイミングでスイッチの状態を検出することができ、接
続切り替え部が1つで実現できるため、構成が簡易にな
る。ハードウェアが簡単になる。
【0028】次に図8には、前述した第1の実施形態の
第2の変形例となる構成を示し、図9のフローチャート
には、その割り込み処理のシーケンスを示して説明す
る。この図8に示す構成及び図9に示すステップにおい
ては、図3に示す構成及び図5に示すステップで同等の
ものには同じ参照符号(ステップ番号)を付して、その
説明を省略する。
【0029】前述した第1の実施形態では、1つの割り
込み部42を備えているが、この第2の変形例は、2つ
の割り込み部42a、42bを備えて、接続切り替え部
44、46を省略した構成である。これらのうち、スイ
ッチの信号が割り込み部42aとバッファ45に常時入
力するように接続され、割り込み部42aには計時部4
3から入力するように接続されている。
【0030】この構成により割り込み処理シーケンス
は、ステップS11〜S13において、発生した割り込
みがスイッチからの割り込みであると判定された場合に
(YES)、割り込み部44において、接点端子をα2
からα1へ切り替えて、割り込み部42の入力側を計時
部43に変更し(ステップS21)、ステップS15へ
移行して、カウンタ47がクリアされ、割り込み処理が
終了する。
【0031】一方、割り込み要因が計時部43であり
(NO)、ステップS16の判定でバッファ45の出力
が前回の出力と同じであれば(YES)、ステップS1
8〜S20のシーケンス処理により、カウンタ47によ
りカウントされた値が所定値に達したならば、スイッチ
に応じたカメラ動作を行う。しかし、ステップS16の
判定で出力が前回の出力と異なれば(NO)、接続切り
替え部44の接点端子α1からα2へ切り替えて、スイ
ッチの信号が割り込み部42へ入力するように接続状態
を変更する(ステップS22)。そして割り込み処理を
完了する。
【0032】このような第2の変形例によれば、任意の
タイミングでスイッチの状態を検出することができ、2
つの割り込み処理を備えて、接続切り替え部が不要とな
るため、ハードウェア構成が簡易になる。
【0033】通常カメラには、様々なスイッチが設けら
れており、これらのスイッチの入力に応じて種々の機能
が動作している。図10には、各種スイッチの入力を従
来の方法で検出した例の問題点を示し説明する。これら
のスイッチの従来の問題点としては、ソフトウェアによ
るもので、1.スイッチの状態を見る周期が常に短い場
合(チャタリングを除去できない)、2.スイッチを見
る周期が常に長い場合(チャタリングは除去できる)を
示している。
【0034】本実施形態の入力装置は、図10に示した
ような問題点は発生しない。これは、本実施形態では、
ソフトウェアでスイッチの状態を検出するのではなく、
スイッチの操作により発生した信号変化に基づいた割り
込みを行う割り込み部というハードウェアによりスイッ
チの状態を検出しているため、他の部位を動作させてい
るソフトウェアに影響を与えない。さらに、スイッチに
よるチャタリングの除去に関しては、計時部と割り込み
部というハードウェアを用いて、スイッチの入力変化が
あった時から所定時間までの間に定期的にスイッチの状
態を検出するため、その他のソフトウェアに影響を与え
ることなく、適切な周期でスイッチの状態を検出するこ
とができる。
【0035】これについて、図10における「LDトリ
ガスイッチ」を一例として詳細に説明する。ここで、L
Dとは撮影レンズ駆動(Lens Drive)の頭文字をとった
語句である。図11(a)は、本実施形態のスイッチ入
力装置を適用する撮影レンズ繰り出し部分の構成を示
す。この構成においては、レンズモータ33の軸にモー
タギア51が取り連れて軸と一体的に回転する。このモ
ータギア51には、Piハネ52とギア53とが噛み合
わされており、モータギア51の回転に応じてそれぞれ
回転する。Piハネ52は、図11(b)に示すよう
に、開口部分52aと遮光部分52bとが形成されてい
る。光センサLDPi54はPiハネ51を挟むように設
置されており、Piハネ51が回転することにより、交
互に繰り返される遮光状態と透過状態に基づく信号を出
力する。また、ギア53は送りネジ55に連結され、一
体的に回転する。この送りネジ55には、送りナット部
56aが噛み合っている。この送りナット部56aは、
撮影レンズ10が取り付けられた移動鏡枠56に形成さ
れており、送りネジ55の回転に応じて、送りナット部
56a即ち、撮影レンズ10が光軸方向に前後駆動さ
れ、被写体23にピントを合わせることが出来る。
【0036】また、移動鏡枠56には、LDトリガ接片
57が固定されていて、移動鏡枠56と一体で光軸方向
に前後駆動し、LDトリガ基板58上を摺動する。LD
トリガ接片57とLDトリガ基板58とによりトリガス
イッチが構成される。固定鏡枠59は図示しないカメラ
本体に固定されており、送りネジ55やLDトリガ基板
58を固定する役目を担っている。
【0037】図12には、前述したLDトリガスイッチ
の詳細な構成を示し説明する。このLDトリガ接片57
は、導電性の部材からなる接片部57aと接片部57b
と、これらの接片の一方をそれぞれ片持ち支持する接片
押さえ部57cとで構成される。接片部57a、57b
は、接片押さえ部57cを介して導通状態となってお
り、接片押さえ部57cにより各先端部分がLDトリガ
基板58に摺動可能に接触するように圧が掛かった状態
となっている。また、LDトリガ基板58は、電源側銅
箔パターン58a、信号側銅箔パターン58b、基板部
58cとで構成され、電源側銅箔パターン58aには電
源側リード線59a、信号側銅箔パターン58bには信
号側リード線59bが各々接続されている。
【0038】このようなLDトリガスイッチにおいて
は、撮影レンズ10が繰り込まれた状態では、図12
(a)に示すように、接片部57aと電源側銅箔パター
ン58aは、非接触した状態となっているため、電源側
銅箔パターン58aと信号側銅箔パターン58bとは非
導通状態となっている。次に、撮影レンズ10が繰り出
されると、移動鏡枠56が移動して、図12(b)に示
すように、接片部57aと電源側銅箔パターン58aと
が接触した状態となり、電源側銅箔パターン58aと信
号側銅箔パターン58bが導通状態となる。
【0039】図13には、撮影レンズ10の繰り出し部
分における電気的な回路構成を示して説明する。メイン
基板61は、図12(b)に示すように、支持部材61
aと銅箔パターン61bとカバー部材61cとが積層し
て構成され、銅箔パターン61bをパターニングして配
線を形成し、その銅箔パターン61b上の一部にはカバ
ー部材61cの無い露出領域を作り、その露出領域に後
述する本システムの制御を司るCPU62、LDモータ
ドライバ63等の接続端子を半田付けして実装する。
【0040】また、メイン基板61には、種々の端子が
設けられている。これらのうち、電源入力端子64a、
64bを通じて、電池や安定化電源からなる電源65か
ら電力が供給される。また、レンズモータ33がモータ
駆動電力供給端子65a、65bを通じてLDモータド
ライバ63の出力端に接続される。また、前述したLD
トリガスイッチは、抵抗67を直列接続して、スイッチ
端子68を介して、CPU62のLDTrgポートに接続
される。また、光センサLDPi54は、プルアップ抵
抗73、受光トランジスタ74及び発光ダイオード75
で構成され、受光トランジスタ74は発光ダイオード7
5が発する光を受光する。
【0041】上記LDモータドライバ63は、制限抵抗
71、トランジスタ72a〜72dにより構成され、ト
ランジスタ72aのベースはCPU62のポートMP1
に、トランジスタ72bのベースはポートMP2に、ト
ランジスタ72cのベースはポートMP3に、トランジ
スタ72dのベースはポートMP4に各々接続され、C
PU62でLDモータドライバ63を制御する。つま
り、CPU62によりレンズモータ33の正転、逆転、
オフが制御される。例えば、各ポートにおいて、MP1
をLo、MP2をHi、MP3をHi、MP4をLoの状態
に設定すると、トランジスタ72aとトランジスタ72
dがオン状態となり、トランジスタ72bとトランジス
タ72cがオフ状態となり、レンズモータ33が正転す
る。
【0042】図11に示したように、受光トランジスタ
74と発光ダイオード75の間にはPiハネ52が入っ
ており、Piハネ52の回転に応じて、開口部分52a
と遮光部分52bにより、受光状態と非受光状態とを交
互に繰り返し、受光時は受光トランジスタ74がオン状
態となり、非受光時はオフ状態となる。この受光トラン
ジスタ74の状態は、CPU62のポートMTPiに送
られ、この信号に応じて制御が行われる。
【0043】次に図14に示すタイミングチャートを参
照して、撮影レンズの駆動(繰り出し)における全体的
な各信号の変化について説明する。
【0044】このタイミングチャートにおいて、「LD
トリガスイッチ」の状態変化は、繰り出し駆動初期は、
オフ状態で、途中でオン状態に変化している。尚、この
図では、スイッチのチャタリングは省略している。「モ
ータPi」は、光センサLDPi54の状態を示してお
り、LDPi54が遮光状態ではHi状態、透過状態では
Lo状態である。CPU62は、LDPiのHi状態から
Lo状態への立ち下がりを検出し、これを1パルスとし
てカウントしている。「モータ」は、それぞれ撮影レン
ズ10を5パルス及び、10パルスを繰り出す場合のレ
ンズモータ33の状態を示している。
【0045】まず、5パルス繰り出す場合、レンズモー
タ33を”オフ”から”正転”へ駆動させて撮影レンズ
10の繰り出しを開始する(P01)。この時、LDトリ
ガスイッチが”オフ”から”オン”に変わると(P0
2)、CPU62は、LDPi54のパルスをカウントし
始める。そして、5パルスを数えた位置(P03)で、レ
ンズモータ33を急速に停止させるために、所定時間逆
転方向に回転する電圧をかけ、その後オフする。次に、
撮影レンズ10を10パルス繰り出す場合、繰り出し始
め(P01)とパルス数え始め(P02)は、同様に10パ
ルス数えた位置(P04)でレンズモータ33を停止させ
る。この停止方法は、5パルス繰り出した場合の停止方
法と同じである。
【0046】ここで、本実施形態と比較のために、図1
5に示すタイミングチャートを参照して、従来の方法
(スイッチを見る周期が短い)について説明する。この
タイミングチャートにおいては、前述したタイミングチ
ャートの項目で「LDトリガスイッチを見るタイミン
グ」が追加されている。この「LDトリガスイッチを見
るタイミング」は、下向き矢印の位置でCPU62はポ
ートLDTrgの状態を検出している。ここで、撮影レン
ズ10を「5パルス駆動する場合」について説明する。
最初にLDトリガスイッチのHi状態を検出した位置
(P20)でパルスのカウントを開始する。その後、LD
トリガスイッチ検出タイミング(P21、P22)では、L
DトリガスイッチのHi状態を検出し続けているため、
パルスのカウントも継続している。そして、5パルス数
えた位置(P23)で、前述したレンズモータ停止制御を
行う。
【0047】次に、撮影レンズ10を「10パルス駆動
する場合」について説明する。最初にLDトリガスイッ
チのHi状態を検出した位置(P20)でパルスをカウン
トし始める。その後、LDトリガスイッチの検出タイミ
ング(P21、P22)でもLDトリガスイッチのHi状態
を検出し続けているため、パルスのカウントも継続して
いる。ここまでは、「5パルス駆動する場合」と同じで
ある。その後、LDトリガスイッチの検出タイミング
(P24)では、LDトリガスイッチのLo状態を検出し
ているため、ここでパルスのカウントを中止する。そし
て、その後のLDトリガスイッチの検出タイミング(P
25)で再びLDトリガスイッチのHi状態を検出し、1
からパルスをカウントする。そして、10パルス数えた
位置(P26)で、前述したと同様なレンズモータ33の
停止制御を行う。
【0048】以上説明したように、本実施形態では、5
パルス駆動(繰り出し)と10パルス駆動(繰り出し)
とで、繰り出すパルス数が異なると、パルスのカウント
を開始する位置(原点)が異なってしまい、所望の繰り
出し量が得られず、被写体3にピントが合わないという
問題が発生する。
【0049】同様に、図16に示すタイミングチャート
を参照して、従来の方法(スイッチを見る周期が長い)
について説明する。LDトリガスイッチ検出タイミング
(P30)では、LDトリガスイッチはLo状態なので、
パルスはまだカウントしない。その後、LDトリガスイ
ッチ検出タイミング(P31)では、LDトリガスイッチ
がHi状態であるため、パルスのカウントを開始する。
そして、「5パルス駆動する場合」は、5パルス数えた
位置(P32)で、「10パルス駆動する場合」は10パ
ルス数えた位置(P33)で前述したと同様に、レンズモ
ータ33の停止制御を行う 。
【0050】以上説明したように、図15に示したよう
なパルスをカウント開始の原点が異なるという現象は発
生して、LDトリガスイッチがHi状態になってからパ
ルスを数え始めるまでの間が広がってしまい、つまりパ
ルスのカウント開始が遅れてしまい、やはり、被写体3
にピントが合わないという問題が発生する。
【0051】これらの従来の方法に対して、図17に示
すタイミングチャートを参照して、本実施形態における
撮影レンズ10の繰り出しについて説明する。このタイ
ミングチャートにおける項目は、前述した従来の項目と
同等である。
【0052】「LDトリガスイッチを見るタイミング」
において、最初に発生する上向き矢印(P40)は、LD
トリガスイッチの立ち上がりによる割り込み発生を示し
ている。つまり、これ以前はLDトリガスイッチの検出
は実施されず、これ以降、定期的に検出することにな
る。割り込み発生以降、初めてのLDトリガスイッチ検
出(P41)では、LDトリガスイッチがLo状態である
ため、パルスはまだカウントしない。その後、LDトリ
ガスイッチ検出(P43)でLDトリガスイッチのHi状
態となったことを検出して、パルスのカウントを開始す
る。そして、「5パルス駆動する場合」は、5パルス数
えた位置(P44)で、「10パルス駆動する場合」は、
10パルス数えた位置(P45)で、前述したと同様なレ
ンズモータ33の停止制御を行う。
【0053】以上述べた通り本発明の場合、図15で説
明したようなパルスのカウントを開始する原点が異なる
という現象は発生せず、又、図16に示したようなLD
トリガスイッチがHi状態になってからパルスのカウン
トを開始するまでの間が広がる、つまりパルスのカウン
ト開始が遅れるという現象も発生せず、もっとも適切な
状態でパルスを数えることができ、被写体3へ的確にピ
ントを合わせることができる。
【0054】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
【0055】(1)カメラ全体を制御する制御手段と、
カメラを操作する複数の操作手段と、上記制御手段に対
して割り込みを発生する割り込み手段と、時間を計時す
る計時手段と、上記操作手段の出力を上記割り込み手段
に接続するか或いは上記制御手段に接続するかを切り替
える第1の切り替え手段と、上記割り込み手段の入力を
上記操作手段の出力に接続するか或いは上記計時手段の
出力に接続するかを切り替える第2の切り替え手段と、
を具備し、通常時は、上記第1の切り替え手段は、上記
操作手段の出力を上記割り込み手段の入力に接続し、上
記第2の切り替え手段は、上記割り込み手段の入力を上
記操作手段の出力の接続し、上記操作手段が操作される
と、上記第1の切り替え手段は、上記操作手段の出力を
上記制御手段に接続し、上記第2の切り替え手段は上記
割り込み手段の入力を上記計時手段の出力に接続するこ
とを特徴とするカメラのスイッチ装置。
【0056】(2)カメラ全体を制御する制御手段と、
カメラを操作する複数の操作手段と、上記制御手段に対
して割り込みを発生する割り込み手段と、時間を計時す
る計時手段と、を具備し、通常時には、上記操作手段は
上記割り込み手段に接続されている。
【0057】ここで、上記操作手段が操作されると、上
記割り込み手段は上記制御手段に対して割り込みを発生
する。上記制御手段は割り込みに応じて、上記操作手段
と上記割り込み手段の接続を解除し、上記計時手段と上
記割り込み手段を接続し、上記操作手段は上記制御手段
に接続する。上記計時手段は時間を計時するので所定時
間経過する毎に出力を発生し、上記割り込み手段はこれ
に応じて上記制御手段に対して割り込みを発生する。上
記制御手段は割り込みに応じて上記操作手段の出力を読
み取り、操作が継続しているか或いは終了しているかを
判断する。
【0058】(3)上記計時手段が計時する時間は、上
記操作手段が発生するチャタリング(chattering)の周
期よりも短くすることを特徴とする上記(1)、(2)
項に記載のカメラのスイッチ入力装置。
【0059】(4)上記制御手段は、上記操作手段が所
定回以上、又は所定時間以上の操作が継続している状態
があった場合に「操作手段が操作されている」と判断す
ることを特徴とする、上記(1)、(2)、(3)項に
記載のカメラのスイッチ入力装置。
【0060】(5)上記計時手段が計時する時間は、上
記操作手段が発生するチャタリングの期間よりも長くす
ることを特徴とする上記(1)乃至(4)項に記載のカ
メラのスイッチ入力装置。
【0061】(6)上記制御手段が「操作手段が操作さ
れている」と判断するまでの時間は、上記操作手段が発
生するチャタリングの期間よりも長くすることを特徴と
する上記(1)乃至(5)項に記載のカメラのスイッチ
入力装置。
【0062】(7)上記割り込み手段が上記操作手段に
接続されている時、上記割り込み手段は上記操作手段の
状態変化に応じて上記制御手段に対して割り込みを発生
することを特徴とする上記(1)乃至(6)項に記載の
カメラのスイッチ入力装置。
【0063】(8)上記割り込み手段が上記操作手段に
接続されている時、上記割り込み手段は、上記操作手段
の状態に応じて上記制御手段に対して割り込みを発生す
ることを特徴とする上記(1)乃至(6)項に記載のカ
メラのスイッチ入力装置。
【0064】(9)上記割り込み手段が上記制御手段に
対して発生する割り込みに応じて、上記計時手段が計所
開始することを特徴とする上記(1)乃至(8)項に記
載のカメラのスイッチ入力装置。
【0065】(10)上記複数の操作手段に対応して、
上記割り込み手段と上記計時手段が複数あることを特徴
とする上記(1)乃至(9)項に記載のカメラのスイッ
チ入力装置。
【0066】(11)上記複数の操作手段に対応する、
上記割り込み手段と上記計時手段は1つであることを特
徴とする上記(1)乃至(9)項に記載のカメラのスイ
ッチ入力装置。
【0067】(12)上記割り込み手段が上記操作手段
の操作による割り込みを発生すると、他の操作手段の操
作による割り込みは保留、又は破棄することを特徴とす
る上記(1)乃至(11)項に記載のカメラのスイッチ
入力装置。
【0068】(13)上記複数の操作手段には予め優先
順位を付与しておき、上記割り込み手段が上記操作手段
の操作による割り込みを発生すると、今回操作された操
作手段の優先順位より低い順位の操作手段、又は今回操
作された操作手段と同じ順位の操作手段及びより低い順
位の操作手段の操作により、割り込みは保留、又は破棄
することを特徴とする上記(1)乃至(11)項に記載
のカメラのスイッチ入力装置。
【0069】(14)上記計時手段が計時する時間は、
上記操作手段に応じて変えることを特徴とする上記
(1)乃至(13)項に記載のカメラのスイッチ入力装
置。
【0070】(15)上記操作手段の状態は「操作状
態」、「非操作状態」のほかにその中間状態も取り得る
ことを特徴とする上記(1)乃至(14)項に記載のカ
メラのスイッチ入力装置。
【0071】(16)上記操作手段は、電気接点を有す
ることを特徴とする上記(1)乃至(15)項に記載の
カメラのスイッチ入力装置。
【0072】(17)上記操作手段は電気接点を持た
ず、光電効果を応用した電気素子を有することを特徴と
する上記(1)乃至(15)項に記載のカメラのスイッ
チ入力装置。
【0073】(18)上記電気素子は、フォトリフレク
タ(Photo Reflector)、又はフォトインタラプタ(Pho
to Interrupter)であることを特徴とする上記17項に
記載のカメラのスイッチ入力装置。
【0074】(19)上記操作手段は、状態スイッチで
あることを特徴とする上記(1)乃至(18)項に記載
のカメラのスイッチ入力装置。
【0075】(20)上記操作手段は、自動復帰スイッ
チであることを特徴とする上記(1)乃至(18)項に
記載のカメラのスイッチ入力装置。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、カ
メラのスイッチ操作に基づき生成された信号により所定
期間に定期的なスイッチ状態の検出を行ってチャタリン
グの発生を除去することを簡単なソフトウェアと制御に
より実現するカメラのスイッチ入力装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態に係るカメラの外
観構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態に係るカメラの概略的なブロッ
ク構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態に係るスイッチ検出部の一構成
例を示し説明する。
【図4】第1の実施形態のカメラのメインシーケンスに
ついて説明するフローチャートである。
【図5】「割り込み」について説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】第1の実施形態の第1の変形例となる構成を示
す図である。
【図7】第1の変形例における割り込み処理のシーケン
スについて説明するためのフローチャートである。
【図8】第1の実施形態の第2の変形例となる構成を示
す図である。
【図9】第2の変形例における割り込み処理のシーケン
スについて説明するためのフローチャートである。
【図10】各種スイッチの入力に対して従来の方法で検
出した例の問題点を示す図である。
【図11】本実施形態のスイッチ入力装置を適用する撮
影レンズ繰り出し部分の構成を示す図である。
【図12】LDトリガスイッチの詳細な構成を示し説明
するための図である。
【図13】撮影レンズの繰り出し部分における電気的な
回路構成を示す図である
【図14】本実施形態における撮影レンズの駆動(繰り
出し)における全体的な各信号の変化について説明する
ためのタイミングチャートである。
【図15】本実施形態と比較のために、従来の方法(ス
イッチを見る周期が短い)について説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図16】本実施形態と比較のために、従来の方法(ス
イッチを見る周期が長い)について説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図17】本実施形態における撮影レンズの駆動(繰り
出しについて説明するためのタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
21…制御部 38…スイッチ検出部 41…ポート制御部 42…割り込み部 43…計時部 44,46…接続切り替え部 45…バッファ 47…カウンタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 AB01 BB05 BB15 FB01 FB21 FB86 HA01 HA07 HA24 ZA01 ZA03 2H020 MA03 MC61 MC79 MC96 MC97 MD01 ME02 ME06 ME07 ME31 ME33 ME37 5B020 BB00 DD02 FF61 5C022 AA00 AB37 AC32 AC52 AC69 CA00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ全体を制御する制御手段と、 カメラを操作する複数の操作手段と、 上記制御手段に対して割り込みを発生する割り込み手段
    と、 時間を計時する計時手段と、 上記操作手段の出力を上記割り込み手段に接続するか或
    いは上記制御手段に接続するかを切り替える第1の切り
    替え手段と、 上記割り込み手段の入力を上記操作手段の出力に接続す
    るか或いは上記計時手段の出力に接続するかを切り替え
    る第2の切り替え手段と、 を具備し、 通常時には、上記第1の切り替え手段は、上記操作手段
    の出力を上記割り込み手段の入力に接続し、上記第2の
    切り替え手段は、上記割り込み手段の入力を上記操作手
    段の出力の接続し、上記操作手段が操作されると、上記
    第1の切り替え手段は、上記操作手段の出力を上記制御
    手段に接続し、上記第2の切り替え手段は上記割り込み
    手段の入力を上記計時手段の出力に接続することを特徴
    とするカメラのスイッチ入力装置。
  2. 【請求項2】 カメラ全体を制御する制御手段と、 カメラを操作する複数の操作手段と、 上記制御手段に対して割り込みを発生する割り込み手段
    と、 時間を計時する計時手段と、 を具備し、 通常時には、上記操作手段は上記割り込み手段に接続さ
    れ、上記操作手段が操作されると上記割り込み手段は上
    記制御手段に対して割り込みを発生し、上記制御手段は
    割り込みに応じて、上記操作手段と上記割り込み手段の
    接続を解除して、上記計時手段と上記割り込み手段を接
    続し、上記操作手段は上記制御手段に接続し、上記計時
    手段は、時間を計時するので所定時間経過する毎に出力
    を発生して、上記割り込み手段はこれに応じて上記制御
    手段に対して割り込みを発生し、上記制御手段は割り込
    みに応じて上記操作手段の出力を読み取り、操作が継続
    しているか或いは終了しているかを判断することを特徴
    とするカメラのスイッチ入力装置。
  3. 【請求項3】 上記計時手段が計時する時間は、上記操
    作手段が発生するチャタリング(chattering)の周期よ
    りも短くすることを特徴とする、請求項1、2に記載の
    カメラのスイッチ入力装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記操作手段が所定回
    以上、又は所定時間以上操作継続状態が続いている場合
    に「操作手段が操作されている」と判断することを特徴
    とする、請求項1乃至3記載のカメラのスイッチ入力装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015005638A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電装ボックス及びそれを備えた被駆動ユニット並びに画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015005638A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電装ボックス及びそれを備えた被駆動ユニット並びに画像形成装置

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