JP2002317628A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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- JP2002317628A JP2002317628A JP2001119847A JP2001119847A JP2002317628A JP 2002317628 A JP2002317628 A JP 2002317628A JP 2001119847 A JP2001119847 A JP 2001119847A JP 2001119847 A JP2001119847 A JP 2001119847A JP 2002317628 A JP2002317628 A JP 2002317628A
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 排気圧を上昇させた場合であっても、コスト
アップなく排気系内に確実に2次エアを供給して排気浄
化効率の向上を実現可能な内燃機関の排気浄化装置を提
供する。 【解決手段】 それぞれの気筒群(#1,#4及び#2,#3)毎
に独立に設けられた2つの排気通路(20a,20b)を連通す
る連通路(15,16)と、2つの排気通路内の排気流動を抑
制する排気流動制御手段(40)と、排気昇温が必要なと
き、2つの気筒群のうちのいずれか一方の気筒群(#1,#
4)から排出される排気中の酸素量を増大させる排出酸素
量増大手段と、連通路(15,16)に介装され、一方の気筒
群(#1,#4)の排気通路から他方の気筒群(#2,#3)の排気通
路へ排気の圧送を行うエアポンプ(18)を備える。
アップなく排気系内に確実に2次エアを供給して排気浄
化効率の向上を実現可能な内燃機関の排気浄化装置を提
供する。 【解決手段】 それぞれの気筒群(#1,#4及び#2,#3)毎
に独立に設けられた2つの排気通路(20a,20b)を連通す
る連通路(15,16)と、2つの排気通路内の排気流動を抑
制する排気流動制御手段(40)と、排気昇温が必要なと
き、2つの気筒群のうちのいずれか一方の気筒群(#1,#
4)から排出される排気中の酸素量を増大させる排出酸素
量増大手段と、連通路(15,16)に介装され、一方の気筒
群(#1,#4)の排気通路から他方の気筒群(#2,#3)の排気通
路へ排気の圧送を行うエアポンプ(18)を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気浄
化装置に係り、詳しくは、2次エアを用いて内燃機関か
らの有害物質の排出量を低減する技術に関する。
化装置に係り、詳しくは、2次エアを用いて内燃機関か
らの有害物質の排出量を低減する技術に関する。
【0002】
【関連する背景技術】排気中の有害物質(HC、CO、
H2等の未燃物の他、スモーク、NOx等を含む)を低減
させることを目的とした技術として、触媒上での反応を
利用した排気浄化技術が知られている。その一つとし
て、排気ポートに排気系外からエア(以下、2次エア)
を供給して触媒の早期昇温を行い、有害物質を低減させ
る技術がある。
H2等の未燃物の他、スモーク、NOx等を含む)を低減
させることを目的とした技術として、触媒上での反応を
利用した排気浄化技術が知られている。その一つとし
て、排気ポートに排気系外からエア(以下、2次エア)
を供給して触媒の早期昇温を行い、有害物質を低減させ
る技術がある。
【0003】そして、2次エアを供給するとともに、排
気圧を上昇させることにより、例えば冷態時における触
媒の早期活性化を図る技術が特開平8−158897号
公報等に開示されている。これにより、2次エアの供給
による触媒上での反応が促進され、排ガスの浄化能力が
増強され、浄化効率の向上及び触媒の早期活性化が図ら
れる。
気圧を上昇させることにより、例えば冷態時における触
媒の早期活性化を図る技術が特開平8−158897号
公報等に開示されている。これにより、2次エアの供給
による触媒上での反応が促進され、排ガスの浄化能力が
増強され、浄化効率の向上及び触媒の早期活性化が図ら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2次エアの
供給による排気系内での反応を十分に促進させるために
は、排気圧を933hPa(700mmHg)程度まで上昇さ
せる必要があり、そのためには、2次エアを供給する2
次エアポンプに当該排気圧よりも大きな吐出圧が要求さ
れる。
供給による排気系内での反応を十分に促進させるために
は、排気圧を933hPa(700mmHg)程度まで上昇さ
せる必要があり、そのためには、2次エアを供給する2
次エアポンプに当該排気圧よりも大きな吐出圧が要求さ
れる。
【0005】しかしながら、2次エアの供給用として一
般に使用されるエアポンプは吐出圧が200hPa(15
0mmHg)程度であることから、上記のような大きな吐出
圧を有したエアポンプを装備するためにはエアポンプの
大幅な性能向上が要求され、コストアップに繋がり好ま
しいことではない。また、エアポンプを駆動する電動モ
ータの駆動消費電力が増大することになり、燃費悪化に
繋がるという問題もある。
般に使用されるエアポンプは吐出圧が200hPa(15
0mmHg)程度であることから、上記のような大きな吐出
圧を有したエアポンプを装備するためにはエアポンプの
大幅な性能向上が要求され、コストアップに繋がり好ま
しいことではない。また、エアポンプを駆動する電動モ
ータの駆動消費電力が増大することになり、燃費悪化に
繋がるという問題もある。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、排気圧を
上昇させた場合であっても、コストアップなく排気系内
に確実に2次エアを供給して排気浄化効率の向上を実現
可能な内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
になされたもので、その目的とするところは、排気圧を
上昇させた場合であっても、コストアップなく排気系内
に確実に2次エアを供給して排気浄化効率の向上を実現
可能な内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明では、多気筒内燃機関の気筒を
2つの気筒群に分け、それぞれの気筒群毎に独立に設け
られた2つの排気通路と、これら2つの排気通路を連通
する連通路と、排気昇温が必要なとき、前記2つの排気
通路内の排気流動を抑制する排気流動制御手段と、前記
2つの気筒群のうちのいずれか一方の気筒群から排出さ
れる排気中の酸素量を増大させる排出酸素量増大手段
と、前記連通路に介装され、前記一方の気筒群の排気通
路から他方の気筒群の排気通路へ排気の圧送を行うエア
ポンプとを備えたことを特徴としている。
ために、請求項1の発明では、多気筒内燃機関の気筒を
2つの気筒群に分け、それぞれの気筒群毎に独立に設け
られた2つの排気通路と、これら2つの排気通路を連通
する連通路と、排気昇温が必要なとき、前記2つの排気
通路内の排気流動を抑制する排気流動制御手段と、前記
2つの気筒群のうちのいずれか一方の気筒群から排出さ
れる排気中の酸素量を増大させる排出酸素量増大手段
と、前記連通路に介装され、前記一方の気筒群の排気通
路から他方の気筒群の排気通路へ排気の圧送を行うエア
ポンプとを備えたことを特徴としている。
【0008】従って、排気昇温が必要なとき、排気流動
制御手段により排気流動を抑制するとともに排出酸素量
増大手段により一方の気筒群から排出される排気中の酸
素量を増大させ、且つ、エアポンプを作動させることに
より、排気流動の抑制による排気圧の上昇に拘わらず、
酸素量の多い排気が一方の気筒群の排気通路から連通路
を介して他方の気筒群の排気通路に2次エアとして容易
に供給される。
制御手段により排気流動を抑制するとともに排出酸素量
増大手段により一方の気筒群から排出される排気中の酸
素量を増大させ、且つ、エアポンプを作動させることに
より、排気流動の抑制による排気圧の上昇に拘わらず、
酸素量の多い排気が一方の気筒群の排気通路から連通路
を介して他方の気筒群の排気通路に2次エアとして容易
に供給される。
【0009】これにより、排気流動を抑制し排気圧を上
昇させた場合において、容量の大きな2次エアポンプを
装備することなく小容量のエアポンプを用いてコストア
ップなく排気系内に確実に2次エアを供給することが可
能とされ、反応が促進されて排気温度が急速に上昇し、
触媒の早期活性化が実現されて排気浄化効率の向上が図
られる。
昇させた場合において、容量の大きな2次エアポンプを
装備することなく小容量のエアポンプを用いてコストア
ップなく排気系内に確実に2次エアを供給することが可
能とされ、反応が促進されて排気温度が急速に上昇し、
触媒の早期活性化が実現されて排気浄化効率の向上が図
られる。
【0010】また、請求項2の発明では、排出酸素量増
大手段は、前記2つの気筒群のうちのいずれか一方の気
筒群の燃料供給を停止することを特徴としている。従っ
て、一方の気筒群について燃料供給をしないことによ
り、容易にして一方の気筒群から排出される酸素量を増
大させることが可能とされ、排気系内に2次エアが十分
且つ確実に供給される。
大手段は、前記2つの気筒群のうちのいずれか一方の気
筒群の燃料供給を停止することを特徴としている。従っ
て、一方の気筒群について燃料供給をしないことによ
り、容易にして一方の気筒群から排出される酸素量を増
大させることが可能とされ、排気系内に2次エアが十分
且つ確実に供給される。
【0011】また、請求項3の発明では、排出酸素量増
大手段は、前記2つの気筒群のうちのいずれか一方の気
筒群においてリーン空燃比運転を行うことを特徴として
いる。従って、一方の気筒群についてリーン空燃比運転
を行うことにより、容易にして一方の気筒群から排出さ
れる酸素量を増大させることが可能とされ、エンジン出
力の低下をも防止しながら、排気系内に2次エアが十分
且つ確実に供給される。
大手段は、前記2つの気筒群のうちのいずれか一方の気
筒群においてリーン空燃比運転を行うことを特徴として
いる。従って、一方の気筒群についてリーン空燃比運転
を行うことにより、容易にして一方の気筒群から排出さ
れる酸素量を増大させることが可能とされ、エンジン出
力の低下をも防止しながら、排気系内に2次エアが十分
且つ確実に供給される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。先ず、実施例1について説明す
る。図1を参照すると、本発明に係る内燃機関の排気浄
化装置の概略構成図が示されており、以下、当該排気浄
化装置の構成を説明する。
面に基づいて説明する。先ず、実施例1について説明す
る。図1を参照すると、本発明に係る内燃機関の排気浄
化装置の概略構成図が示されており、以下、当該排気浄
化装置の構成を説明する。
【0013】同図に示すように、内燃機関であるエンジ
ン1は、多気筒エンジンであり、ここでは、例えば筒内
噴射型4気筒ガソリンエンジンが使用される。なお、エ
ンジン1は、2気筒以上の多気筒エンジンであればいか
なるエンジンであってもよい。同図に示すように、筒内
噴射型のエンジン1のシリンダヘッド2には、各気筒毎
に点火プラグ4とともに電磁式の燃料噴射弁6が取り付
けられており、これにより、燃料を燃焼室内に直接噴射
可能である。
ン1は、多気筒エンジンであり、ここでは、例えば筒内
噴射型4気筒ガソリンエンジンが使用される。なお、エ
ンジン1は、2気筒以上の多気筒エンジンであればいか
なるエンジンであってもよい。同図に示すように、筒内
噴射型のエンジン1のシリンダヘッド2には、各気筒毎
に点火プラグ4とともに電磁式の燃料噴射弁6が取り付
けられており、これにより、燃料を燃焼室内に直接噴射
可能である。
【0014】点火プラグ4には高電圧を出力する点火コ
イル8が接続されている。また、燃料噴射弁6には、燃
料パイプ7を介して燃料タンクを擁した燃料供給装置
(図示せず)が接続されている。より詳しくは、燃料供
給装置には、低圧燃料ポンプと高圧燃料ポンプとが設け
られており、これにより、燃料タンク内の燃料を燃料噴
射弁6に対し低燃圧或いは高燃圧で供給し、該燃料を燃
料噴射弁6から燃焼室内に向けて所望の燃圧で噴射可能
である。
イル8が接続されている。また、燃料噴射弁6には、燃
料パイプ7を介して燃料タンクを擁した燃料供給装置
(図示せず)が接続されている。より詳しくは、燃料供
給装置には、低圧燃料ポンプと高圧燃料ポンプとが設け
られており、これにより、燃料タンク内の燃料を燃料噴
射弁6に対し低燃圧或いは高燃圧で供給し、該燃料を燃
料噴射弁6から燃焼室内に向けて所望の燃圧で噴射可能
である。
【0015】シリンダヘッド2には、各気筒毎に略直立
方向に吸気ポートが形成されており、各吸気ポートと連
通するようにして吸気マニホールド10の一端がそれぞ
れ接続されている。なお、吸気マニホールド10には吸
入空気量を調節する電磁式のスロットル弁14が設けら
れている。また、シリンダヘッド2には、各気筒毎に略
水平方向に排気ポートが形成されており、各排気ポート
と連通するようにして排気マニホールド12の一端がそ
れぞれ接続されている。排気マニホールド12として
は、ここでは、デュアル型エキゾーストマニホールドシ
ステムが採用される。
方向に吸気ポートが形成されており、各吸気ポートと連
通するようにして吸気マニホールド10の一端がそれぞ
れ接続されている。なお、吸気マニホールド10には吸
入空気量を調節する電磁式のスロットル弁14が設けら
れている。また、シリンダヘッド2には、各気筒毎に略
水平方向に排気ポートが形成されており、各排気ポート
と連通するようにして排気マニホールド12の一端がそ
れぞれ接続されている。排気マニホールド12として
は、ここでは、デュアル型エキゾーストマニホールドシ
ステムが採用される。
【0016】そして、排気マニホールド12の他端には
排気管20が接続されている。図2を参照すると、当該
エンジン1の排気系の詳細図が示されており、以下同図
に基づきエンジン1の排気系の構成について説明する。
エンジン1の燃焼順序は#1−#3−#4−#2の順で
ある。従って、デュアル型エキゾーストマニホールドシ
ステムからなる排気マニホールド12は、排気干渉を避
けるため、連続しない気筒同士、即ち#1気筒と#4気
筒の排気通路が合流して1本の排気通路を形成し、#2
気筒と#3気筒の排気通路が合流して別の1本の排気通
路を形成している。つまり、デュアル型エキゾーストマ
ニホールドシステムからなる排気マニホールド12は、
出口において排気通路は2本である。
排気管20が接続されている。図2を参照すると、当該
エンジン1の排気系の詳細図が示されており、以下同図
に基づきエンジン1の排気系の構成について説明する。
エンジン1の燃焼順序は#1−#3−#4−#2の順で
ある。従って、デュアル型エキゾーストマニホールドシ
ステムからなる排気マニホールド12は、排気干渉を避
けるため、連続しない気筒同士、即ち#1気筒と#4気
筒の排気通路が合流して1本の排気通路を形成し、#2
気筒と#3気筒の排気通路が合流して別の1本の排気通
路を形成している。つまり、デュアル型エキゾーストマ
ニホールドシステムからなる排気マニホールド12は、
出口において排気通路は2本である。
【0017】また、#1気筒の排気通路と#3気筒の排
気通路、及び#2気筒の排気通路と#4気筒の排気通路
とはそれぞれ細径の2次エア通路(連通路)15、16
で接続されている。そして、2次エア通路15、16に
は、吐出圧200hPa(150mmHg)程度の通常使用さ
れる2次エアポンプ18が介装されている。2次エアポ
ンプ18は、#1気筒の排気通路から#3気筒の排気通
路へ、及び#4気筒の排気通路から#2気筒の排気通路
へ排気を圧送するように構成され、配設されている。
気通路、及び#2気筒の排気通路と#4気筒の排気通路
とはそれぞれ細径の2次エア通路(連通路)15、16
で接続されている。そして、2次エア通路15、16に
は、吐出圧200hPa(150mmHg)程度の通常使用さ
れる2次エアポンプ18が介装されている。2次エアポ
ンプ18は、#1気筒の排気通路から#3気筒の排気通
路へ、及び#4気筒の排気通路から#2気筒の排気通路
へ排気を圧送するように構成され、配設されている。
【0018】同図に示すように、排気管20は遮蔽板等
により排気管20aと排気管20bの2本に分割されて
おり、排気管20aが#1気筒と#4気筒からの排気通
路に接続され、排気管20bが#2気筒と#3気筒から
の排気通路に接続されている。そして、排気管20に
は、排気浄化触媒装置として三元触媒30が介装されて
いる。この三元触媒30は、担体に活性貴金属として銅
(Cu),コバルト(Co),銀(Ag),白金(P
t),ロジウム(Rh),パラジウム(Pd)のいずれ
かを有している。
により排気管20aと排気管20bの2本に分割されて
おり、排気管20aが#1気筒と#4気筒からの排気通
路に接続され、排気管20bが#2気筒と#3気筒から
の排気通路に接続されている。そして、排気管20に
は、排気浄化触媒装置として三元触媒30が介装されて
いる。この三元触媒30は、担体に活性貴金属として銅
(Cu),コバルト(Co),銀(Ag),白金(P
t),ロジウム(Rh),パラジウム(Pd)のいずれ
かを有している。
【0019】また、同図に示すように、三元触媒30の
下流には、排気管20内の排気圧を検出する排気圧セン
サ22が配設されている。さらに、三元触媒30の下流
には、排気管20aと排気管20bを含め、排気管20
内の排気の流動を制御するようにして排気流動制御装置
(排気流動制御手段)40が介装されている。
下流には、排気管20内の排気圧を検出する排気圧セン
サ22が配設されている。さらに、三元触媒30の下流
には、排気管20aと排気管20bを含め、排気管20
内の排気の流動を制御するようにして排気流動制御装置
(排気流動制御手段)40が介装されている。
【0020】排気流動制御装置40は、排気流動の抑
制、即ち排気圧上昇、排気密度増加及び排気流速低下の
少なくともいずれか一つを実施することが可能に構成さ
れている。具体的には、排気流動制御装置40は排気管
20の流路面積を調節可能な密閉型開閉弁42によって
構成されている。密閉型開閉弁42としては種々の方式
が考えられるが、ここでは、例えばバタフライ弁(図示
せず)が採用される。
制、即ち排気圧上昇、排気密度増加及び排気流速低下の
少なくともいずれか一つを実施することが可能に構成さ
れている。具体的には、排気流動制御装置40は排気管
20の流路面積を調節可能な密閉型開閉弁42によって
構成されている。密閉型開閉弁42としては種々の方式
が考えられるが、ここでは、例えばバタフライ弁(図示
せず)が採用される。
【0021】電子コントロールユニット(ECU)60
は、エンジン1を含めた排気浄化装置の総合的な制御を
行うものである。ECU60の入力側には、上述した排
気圧センサ22等の各種センサ類が接続されており、こ
れらセンサ類からの検出情報が入力される。一方、EC
U60の出力側には、上述の燃料噴射弁6、点火コイル
8、スロットル弁14、密閉型開閉弁42のアクチュエ
ータ等の各種出力デバイスが接続されており、これら各
種出力デバイスには各種センサ類からの検出情報に基づ
き演算された燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期、排
気流動制御量等がそれぞれ出力され、これにより、燃料
噴射弁6から適正量の燃料が適正なタイミングで噴射さ
れ、点火プラグ4により適正なタイミングで火花点火が
実施され、所望の排気流動制御量(例えば、目標排気
圧)となるよう適正なタイミングで密閉型開閉弁42が
開閉操作される。
は、エンジン1を含めた排気浄化装置の総合的な制御を
行うものである。ECU60の入力側には、上述した排
気圧センサ22等の各種センサ類が接続されており、こ
れらセンサ類からの検出情報が入力される。一方、EC
U60の出力側には、上述の燃料噴射弁6、点火コイル
8、スロットル弁14、密閉型開閉弁42のアクチュエ
ータ等の各種出力デバイスが接続されており、これら各
種出力デバイスには各種センサ類からの検出情報に基づ
き演算された燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期、排
気流動制御量等がそれぞれ出力され、これにより、燃料
噴射弁6から適正量の燃料が適正なタイミングで噴射さ
れ、点火プラグ4により適正なタイミングで火花点火が
実施され、所望の排気流動制御量(例えば、目標排気
圧)となるよう適正なタイミングで密閉型開閉弁42が
開閉操作される。
【0022】以下、このように構成された本発明に係る
排気浄化装置の作用、即ち2次エア供給制御について説
明する。図3を参照すると、ECU60が実行する、2
次エア供給制御の制御ルーチンを示すフローチャートが
示されており、以下同フローチャートに沿い説明する。
ステップS10では、排気昇温が必要な状況にあるか否
かを判別する。排気昇温が必要な状況とは、例えばエン
ジン1の始動直後のように、三元触媒30の早期活性化
が必要なときである。判別結果が偽(No)で排気昇温
が必要でないと判定された場合には、当該ルーチンを抜
け、判別結果が真(Yes)で排気昇温が必要な状況に
あると判定された場合には、ステップS12に進む。
排気浄化装置の作用、即ち2次エア供給制御について説
明する。図3を参照すると、ECU60が実行する、2
次エア供給制御の制御ルーチンを示すフローチャートが
示されており、以下同フローチャートに沿い説明する。
ステップS10では、排気昇温が必要な状況にあるか否
かを判別する。排気昇温が必要な状況とは、例えばエン
ジン1の始動直後のように、三元触媒30の早期活性化
が必要なときである。判別結果が偽(No)で排気昇温
が必要でないと判定された場合には、当該ルーチンを抜
け、判別結果が真(Yes)で排気昇温が必要な状況に
あると判定された場合には、ステップS12に進む。
【0023】ステップS12では、#1気筒と#4気筒
について燃料カットを行う。つまり、#2気筒及び#3
気筒についてのみ燃料噴射弁6から燃料供給を行って燃
焼運転を行い、#1気筒と#4気筒については燃料供給
を行わないようにする。このようにすると、#2気筒及
び#3気筒(燃焼グループ、他方の気筒群)からは燃焼
ガスが排気マニホールド12を経て排気管20bに排出
され、一方、#1気筒と#4気筒(酸素富化グループ、
一方の気筒群)からは燃焼室内に吸入された空気がその
まま排気マニホールド12を経て排気管20aに排出さ
れる(排出酸素量増大手段)。
について燃料カットを行う。つまり、#2気筒及び#3
気筒についてのみ燃料噴射弁6から燃料供給を行って燃
焼運転を行い、#1気筒と#4気筒については燃料供給
を行わないようにする。このようにすると、#2気筒及
び#3気筒(燃焼グループ、他方の気筒群)からは燃焼
ガスが排気マニホールド12を経て排気管20bに排出
され、一方、#1気筒と#4気筒(酸素富化グループ、
一方の気筒群)からは燃焼室内に吸入された空気がその
まま排気マニホールド12を経て排気管20aに排出さ
れる(排出酸素量増大手段)。
【0024】ステップS14では、排気流動制御装置4
0のアクチュエータ45を作動させて密閉型開閉弁42
を閉弁状態とする。つまり、バタフライ弁の弁体を閉作
動させて排気管20流路面積を絞るようにする。これに
より、排気管20a内及び排気管20b内の排気流動が
抑制され、排気管20a内及び排気管20b内の排気圧
がともに同圧を維持しながら上昇する。
0のアクチュエータ45を作動させて密閉型開閉弁42
を閉弁状態とする。つまり、バタフライ弁の弁体を閉作
動させて排気管20流路面積を絞るようにする。これに
より、排気管20a内及び排気管20b内の排気流動が
抑制され、排気管20a内及び排気管20b内の排気圧
がともに同圧を維持しながら上昇する。
【0025】そして、ステップS16では、2次エアポ
ンプ18を作動させ、#1気筒と#4気筒から排出され
る排気空気を2次エアとして#2気筒及び#3気筒から
排出される燃焼ガスに混入させる。これにより、排気流
動の抑制により排気圧を高めて2次エアによる反応を促
進させる場合、2次エアポンプの吐出圧が小さいと、大
気圧の空気を供給しようとした場合、排気圧の方が高く
なるために排ガス中に2次エアを十分に混流させること
ができないのであるが、このように酸素富化グループの
排気通路と燃焼グループの排気通路を2次エア通路1
5、16で連結して2次エアポンプ18を介装し、2次
エアポンプ18の吸込側の空気圧を吐出側の排気圧と同
レベルに保持することにより、吐出圧200hPa(15
0mmHg)程度の2次エアポンプ18であっても、排気流
動の抑制による排気圧の上昇に拘わらず常に確実に2次
エアを燃焼ガス中に混流させることができる。これによ
り、容量の大きな2次エアポンプを装備する必要が一切
なくなり、コストアップを防止することができる。
ンプ18を作動させ、#1気筒と#4気筒から排出され
る排気空気を2次エアとして#2気筒及び#3気筒から
排出される燃焼ガスに混入させる。これにより、排気流
動の抑制により排気圧を高めて2次エアによる反応を促
進させる場合、2次エアポンプの吐出圧が小さいと、大
気圧の空気を供給しようとした場合、排気圧の方が高く
なるために排ガス中に2次エアを十分に混流させること
ができないのであるが、このように酸素富化グループの
排気通路と燃焼グループの排気通路を2次エア通路1
5、16で連結して2次エアポンプ18を介装し、2次
エアポンプ18の吸込側の空気圧を吐出側の排気圧と同
レベルに保持することにより、吐出圧200hPa(15
0mmHg)程度の2次エアポンプ18であっても、排気流
動の抑制による排気圧の上昇に拘わらず常に確実に2次
エアを燃焼ガス中に混流させることができる。これによ
り、容量の大きな2次エアポンプを装備する必要が一切
なくなり、コストアップを防止することができる。
【0026】そして、このように2次エアが排気管20
b側に確実に供給されることで、排気流動の抑制により
排気圧が高められた排気管20b内において、2次エア
中の酸素と排ガス中の燃焼成分との反応が促進されるこ
とになり、排気温度が急速に上昇し、三元触媒30の早
期活性化が達成される。ステップS18では、#1気筒
及び#4気筒の燃料カットを開始してから所定時間t1
経過したか否かを判別する。判別結果が偽(No)で未
だ所定時間t1が経過していない場合にはステップS1
2乃至ステップS16の実行を繰り返し、排気昇温が必
要とされている間に亘り2次エア供給制御を継続する。
一方、判別結果が真(Yes)で所定時間t1が経過し
たと判定された場合には、排気昇温の終了に伴い2次エ
ア供給制御を終了し、#1気筒及び#4気筒の燃料カッ
ト運転を解除して全筒運転を行う。
b側に確実に供給されることで、排気流動の抑制により
排気圧が高められた排気管20b内において、2次エア
中の酸素と排ガス中の燃焼成分との反応が促進されるこ
とになり、排気温度が急速に上昇し、三元触媒30の早
期活性化が達成される。ステップS18では、#1気筒
及び#4気筒の燃料カットを開始してから所定時間t1
経過したか否かを判別する。判別結果が偽(No)で未
だ所定時間t1が経過していない場合にはステップS1
2乃至ステップS16の実行を繰り返し、排気昇温が必
要とされている間に亘り2次エア供給制御を継続する。
一方、判別結果が真(Yes)で所定時間t1が経過し
たと判定された場合には、排気昇温の終了に伴い2次エ
ア供給制御を終了し、#1気筒及び#4気筒の燃料カッ
ト運転を解除して全筒運転を行う。
【0027】これにより、三元触媒30の早期活性化が
達成され、以後、排気管20bから排出される排ガスの
みならず燃料カット運転の解除された排気管20aから
排出される排ガスについても三元触媒30によって良好
に浄化される。なお、当該実施例1では、排気流動制御
装置40を三元触媒30の下流に配設しているが、排気
流動制御装置40は三元触媒30の上流に設けるように
してもよい。しかしながら、三元触媒30の上流におい
ては排気昇温により排気温度が高い一方、三元触媒30
の下流においては排気熱が三元触媒30の昇温に使用さ
れるために排気温度は低く、故に排気流動制御装置40
を三元触媒30の下流に配設すれば排気流動制御装置4
0の熱損失を防止することができる。
達成され、以後、排気管20bから排出される排ガスの
みならず燃料カット運転の解除された排気管20aから
排出される排ガスについても三元触媒30によって良好
に浄化される。なお、当該実施例1では、排気流動制御
装置40を三元触媒30の下流に配設しているが、排気
流動制御装置40は三元触媒30の上流に設けるように
してもよい。しかしながら、三元触媒30の上流におい
ては排気昇温により排気温度が高い一方、三元触媒30
の下流においては排気熱が三元触媒30の昇温に使用さ
れるために排気温度は低く、故に排気流動制御装置40
を三元触媒30の下流に配設すれば排気流動制御装置4
0の熱損失を防止することができる。
【0028】ところで、当該実施例1では、排気流動制
御装置40により排気管20a内及び排気管20b内の
排気圧をともに同圧を維持しながら上昇させたが、酸素
富化グループからの排気の排気圧を燃焼グループからの
排気の排気圧よりも高くするようにしてもよい。以下、
酸素富化グループからの排気の排気圧を燃焼グループか
らの排気の排気圧よりも高くする場合の例を、実施例2
乃至実施例4に基づき説明する。なお、ここでは、上記
実施例1と共通の部分については説明を省略し、異なる
部分についてのみ説明する。
御装置40により排気管20a内及び排気管20b内の
排気圧をともに同圧を維持しながら上昇させたが、酸素
富化グループからの排気の排気圧を燃焼グループからの
排気の排気圧よりも高くするようにしてもよい。以下、
酸素富化グループからの排気の排気圧を燃焼グループか
らの排気の排気圧よりも高くする場合の例を、実施例2
乃至実施例4に基づき説明する。なお、ここでは、上記
実施例1と共通の部分については説明を省略し、異なる
部分についてのみ説明する。
【0029】先ず、実施例2について説明する。図4を
参照すると、実施例2に係るエンジン1の排気系の詳細
図が示されており、以下同図に基づき実施例2の構成及
び作用を説明する。当該実施例2では、排気管20aと
排気管20bのそれぞれの管路内の排気の流動を制御す
るようにして排気流動制御装置(排気流動制御手段)1
40が設けられている。具体的には、排気流動制御装置
140は排気管20aと排気管20bのそれぞれの流路
面積を調節可能な密閉型開閉弁142によって構成され
ている。
参照すると、実施例2に係るエンジン1の排気系の詳細
図が示されており、以下同図に基づき実施例2の構成及
び作用を説明する。当該実施例2では、排気管20aと
排気管20bのそれぞれの管路内の排気の流動を制御す
るようにして排気流動制御装置(排気流動制御手段)1
40が設けられている。具体的には、排気流動制御装置
140は排気管20aと排気管20bのそれぞれの流路
面積を調節可能な密閉型開閉弁142によって構成され
ている。
【0030】密閉型開閉弁142としては種々の方式が
考えられるが、ここでは、例えば、図5に概略示すよう
な2連式バタフライ弁が採用される。この2連式バタフ
ライ弁は、排気管20aに対応する弁体144aと排気
管20bに対応する弁体144bとが独立である一方、
双方ともに回転軸143に固定され、当該回転軸143
に同期回転するよう構成されている。つまり、密閉型開
閉弁142は、2連式バタフライ弁として、2つの弁体
144a、144bが1つの回転軸143を共有して一
体に構成されている。
考えられるが、ここでは、例えば、図5に概略示すよう
な2連式バタフライ弁が採用される。この2連式バタフ
ライ弁は、排気管20aに対応する弁体144aと排気
管20bに対応する弁体144bとが独立である一方、
双方ともに回転軸143に固定され、当該回転軸143
に同期回転するよう構成されている。つまり、密閉型開
閉弁142は、2連式バタフライ弁として、2つの弁体
144a、144bが1つの回転軸143を共有して一
体に構成されている。
【0031】そして、回転軸143にはアクチュエータ
145が接続されており、当該バタフライ弁は、当該ア
クチュエータ145で回転軸143を回転させることに
より開閉作動する。詳しくは、回転軸143は弁体14
4aの取り付けられた軸体143aと弁体144bの取
り付けられた軸体143bとからなり、これら軸体14
3aと軸体143bとは、スプリング143cを介し、
弁体144aと弁体144bとが回転軸143回りで所
定角度ずれるように直列に連結されている。つまり、当
該バタフライ弁は、回転軸143を閉弁側に回転させた
ときに、弁体144aによる排気管20aの流路面積の
絞り量の方が大きく、弁体144bによる排気管20b
の流路面積の絞り量の方が小さくなるように構成されて
おり、一方、回転軸143を開弁側に全開位置まで回転
させたときには、スプリング力に抗して弁体144a、
144bがともに全開となるよう構成されている。
145が接続されており、当該バタフライ弁は、当該ア
クチュエータ145で回転軸143を回転させることに
より開閉作動する。詳しくは、回転軸143は弁体14
4aの取り付けられた軸体143aと弁体144bの取
り付けられた軸体143bとからなり、これら軸体14
3aと軸体143bとは、スプリング143cを介し、
弁体144aと弁体144bとが回転軸143回りで所
定角度ずれるように直列に連結されている。つまり、当
該バタフライ弁は、回転軸143を閉弁側に回転させた
ときに、弁体144aによる排気管20aの流路面積の
絞り量の方が大きく、弁体144bによる排気管20b
の流路面積の絞り量の方が小さくなるように構成されて
おり、一方、回転軸143を開弁側に全開位置まで回転
させたときには、スプリング力に抗して弁体144a、
144bがともに全開となるよう構成されている。
【0032】なお、ここでは2連式バタフライ弁、即ち
2つの弁体144a、144bを一体とした密閉型開閉
弁142を用いるようにしているが、排気管20a用の
密閉型開閉弁及びアクチュエータと排気管20b用の密
閉型開閉弁及びアクチュエータとをそれぞれ個別に設け
るようにしてもよい。そして、密閉型開閉弁142の下
流では、排気管20は1本に合流しており、当該合流し
て1本となった排気管20に、排気浄化触媒装置として
三元触媒30が介装されている。
2つの弁体144a、144bを一体とした密閉型開閉
弁142を用いるようにしているが、排気管20a用の
密閉型開閉弁及びアクチュエータと排気管20b用の密
閉型開閉弁及びアクチュエータとをそれぞれ個別に設け
るようにしてもよい。そして、密閉型開閉弁142の下
流では、排気管20は1本に合流しており、当該合流し
て1本となった排気管20に、排気浄化触媒装置として
三元触媒30が介装されている。
【0033】また、同図に示すように、排気管20a、
20bには、それぞれ排気圧を検出する排気圧センサ2
2、23が配設されている。以下、このように構成され
た実施例2における2次エア供給制御について説明す
る。当該実施例2においても、上記図3のフローチャー
トに基づき2次エア供給制御が実施されることになる。
20bには、それぞれ排気圧を検出する排気圧センサ2
2、23が配設されている。以下、このように構成され
た実施例2における2次エア供給制御について説明す
る。当該実施例2においても、上記図3のフローチャー
トに基づき2次エア供給制御が実施されることになる。
【0034】ところが、当該実施例2の場合には、上述
したように、2連式バタフライ弁からなる密閉型開閉弁
142は、弁体144aによる排気管20aの流路面積
の絞り量の方が弁体144bによる排気管20bの流路
面積の絞り量よりも大きくなるように構成されている。
従って、密閉型開閉弁142を閉弁状態とすると、排気
管20a内の排気流動の抑制度合いの方が排気管20b
内の排気流動の抑制度合いよりも大きくなり、排気管2
0a内の排気圧の方が排気管20b内の排気圧よりも高
くなる。つまり、排気管20a内の排気空気圧の方が排
気管20b内の燃焼ガス圧よりも高くなる。
したように、2連式バタフライ弁からなる密閉型開閉弁
142は、弁体144aによる排気管20aの流路面積
の絞り量の方が弁体144bによる排気管20bの流路
面積の絞り量よりも大きくなるように構成されている。
従って、密閉型開閉弁142を閉弁状態とすると、排気
管20a内の排気流動の抑制度合いの方が排気管20b
内の排気流動の抑制度合いよりも大きくなり、排気管2
0a内の排気圧の方が排気管20b内の排気圧よりも高
くなる。つまり、排気管20a内の排気空気圧の方が排
気管20b内の燃焼ガス圧よりも高くなる。
【0035】このように、排気管20a内の排気空気圧
を排気管20b内の燃焼ガス圧よりも高くできると、2
次エアポンプ18を作動させた場合、#1気筒及び#4
気筒から排出された排気空気は、より一層確実に2次エ
アとして#2気筒及び#3気筒の排気通路に供給され
る。また、このようにすれば、2次エアポンプ18を容
量の小さい吐出圧の低いものにすることができ、さらに
コストを削減することができる。
を排気管20b内の燃焼ガス圧よりも高くできると、2
次エアポンプ18を作動させた場合、#1気筒及び#4
気筒から排出された排気空気は、より一層確実に2次エ
アとして#2気筒及び#3気筒の排気通路に供給され
る。また、このようにすれば、2次エアポンプ18を容
量の小さい吐出圧の低いものにすることができ、さらに
コストを削減することができる。
【0036】次に、実施例3について説明する。図6を
参照すると、実施例3に係るエンジン1の排気系の詳細
図が示されており、以下同図に基づき実施例3の構成及
び作用を説明する。図6に示すように、当該実施例3で
は、排気管20aに対応する密閉型開閉弁142a’が
三元触媒30の上流に独立に介装されている一方、排気
管20bに対応する密閉型開閉弁142b’が、排気管
20bではなく排気管20の三元触媒30下流の部分に
独立に介装されている。即ち、ここでは密閉型開閉弁1
42a’と密閉型開閉弁142b’とから排気流動制御
装置140’が構成されている。そして、これら密閉型
開閉弁142a’、密閉型開閉弁142b’について
も、例えばバタフライ弁が採用されている。
参照すると、実施例3に係るエンジン1の排気系の詳細
図が示されており、以下同図に基づき実施例3の構成及
び作用を説明する。図6に示すように、当該実施例3で
は、排気管20aに対応する密閉型開閉弁142a’が
三元触媒30の上流に独立に介装されている一方、排気
管20bに対応する密閉型開閉弁142b’が、排気管
20bではなく排気管20の三元触媒30下流の部分に
独立に介装されている。即ち、ここでは密閉型開閉弁1
42a’と密閉型開閉弁142b’とから排気流動制御
装置140’が構成されている。そして、これら密閉型
開閉弁142a’、密閉型開閉弁142b’について
も、例えばバタフライ弁が採用されている。
【0037】つまり、当該実施例3では、#1気筒及び
#4気筒から排出される排気空気については、上記実施
例1の場合と同様に三元触媒30の上流で流動が抑制さ
れ、一方、#2気筒及び#3気筒から排出される燃焼ガ
スについては、三元触媒30をも含めた範囲で流動が抑
制される。そして、これら密閉型開閉弁142a’、1
42b’は、密閉型開閉弁142a’による排気管20
aの流路面積の絞り量の方が密閉型開閉弁142b’に
よる排気管20の三元触媒30下流部分の流路面積の絞
り量よりも大きくなるように構成されている。
#4気筒から排出される排気空気については、上記実施
例1の場合と同様に三元触媒30の上流で流動が抑制さ
れ、一方、#2気筒及び#3気筒から排出される燃焼ガ
スについては、三元触媒30をも含めた範囲で流動が抑
制される。そして、これら密閉型開閉弁142a’、1
42b’は、密閉型開閉弁142a’による排気管20
aの流路面積の絞り量の方が密閉型開閉弁142b’に
よる排気管20の三元触媒30下流部分の流路面積の絞
り量よりも大きくなるように構成されている。
【0038】従って、当該実施例3においても、密閉型
開閉弁142a’、142b’をともに閉弁状態とする
と、上記実施例2の場合と同様、排気管20a内の排気
流動の抑制度合いの方が排気管20b内の排気流動の抑
制度合いよりも大きくなり、排気管20a内の排気圧の
方が排気管20b内の排気圧よりも高くなる。つまり、
排気管20a内の排気空気圧の方が排気管20b内の燃
焼ガス圧よりも高くなる。
開閉弁142a’、142b’をともに閉弁状態とする
と、上記実施例2の場合と同様、排気管20a内の排気
流動の抑制度合いの方が排気管20b内の排気流動の抑
制度合いよりも大きくなり、排気管20a内の排気圧の
方が排気管20b内の排気圧よりも高くなる。つまり、
排気管20a内の排気空気圧の方が排気管20b内の燃
焼ガス圧よりも高くなる。
【0039】これにより、上記実施例2の場合と同様、
2次エアポンプ18を作動させた場合、#1気筒及び#
4気筒から排出された排気空気は、より一層確実に2次
エアとして#2気筒及び#3気筒の排気通路に供給さ
れ、上記実施例2と同様の効果が得られる。さらに、当
該実施例3では、密閉型開閉弁を独立に設けたことによ
り、上記実施例2の場合には弁体144aと弁体144
bとが回転軸143で連結されているために排気昇温に
より上昇した排気管20b内の排気熱が弁体144bか
ら弁体144aに伝達されて排気管20a内の排気空気
によって冷却されてしまうのであるが、このような熱損
失が防止され、排気管20b内において良好に排気昇温
が実施され、三元触媒30をより早期に活性化すること
ができる。
2次エアポンプ18を作動させた場合、#1気筒及び#
4気筒から排出された排気空気は、より一層確実に2次
エアとして#2気筒及び#3気筒の排気通路に供給さ
れ、上記実施例2と同様の効果が得られる。さらに、当
該実施例3では、密閉型開閉弁を独立に設けたことによ
り、上記実施例2の場合には弁体144aと弁体144
bとが回転軸143で連結されているために排気昇温に
より上昇した排気管20b内の排気熱が弁体144bか
ら弁体144aに伝達されて排気管20a内の排気空気
によって冷却されてしまうのであるが、このような熱損
失が防止され、排気管20b内において良好に排気昇温
が実施され、三元触媒30をより早期に活性化すること
ができる。
【0040】また、このように密閉型開閉弁142b’
を三元触媒30下流の部分に配設すると、排気管20b
内の排気昇温によって三元触媒30の上流では極めて高
温であった排気が、三元触媒30の下流では熱が三元触
媒30の昇温に使用されることにより排気温度は低温と
なっているので、密閉型開閉弁142b’の過熱が防止
され、密閉型開閉弁142b’の耐久性が向上すること
になる。
を三元触媒30下流の部分に配設すると、排気管20b
内の排気昇温によって三元触媒30の上流では極めて高
温であった排気が、三元触媒30の下流では熱が三元触
媒30の昇温に使用されることにより排気温度は低温と
なっているので、密閉型開閉弁142b’の過熱が防止
され、密閉型開閉弁142b’の耐久性が向上すること
になる。
【0041】次に、実施例4について説明する。図7を
参照すると、実施例4に係るエンジン1の排気系の詳細
図が示されており、以下同図に基づき実施例4の構成及
び作用を説明する。図7に示すように、当該実施例4で
は、排気管20の三元触媒30の下流の部分が曲折され
てその一定範囲が排気管20aに沿って延びている。そ
して、かかる一定範囲の部分には、排気管20aと排気
管20の三元触媒30の下流の部分のそれぞれの管路内
の排気の流動を制御するようにして排気流動制御装置1
40”が介装されている。
参照すると、実施例4に係るエンジン1の排気系の詳細
図が示されており、以下同図に基づき実施例4の構成及
び作用を説明する。図7に示すように、当該実施例4で
は、排気管20の三元触媒30の下流の部分が曲折され
てその一定範囲が排気管20aに沿って延びている。そ
して、かかる一定範囲の部分には、排気管20aと排気
管20の三元触媒30の下流の部分のそれぞれの管路内
の排気の流動を制御するようにして排気流動制御装置1
40”が介装されている。
【0042】ここでは、排気流動制御装置140”とし
て上記実施例2の場合と同様に2連式バタフライ弁から
なる密閉型開閉弁142”が採用されている。即ち、密
閉型開閉弁142”は、上記同様、排気管20aに対応
する弁体144aと排気管20の三元触媒30の下流の
部分に対応する弁体144bとが1つの回転軸143を
共有し且つ回転軸143回りで所定角度ずれるようして
一体に構成されている。
て上記実施例2の場合と同様に2連式バタフライ弁から
なる密閉型開閉弁142”が採用されている。即ち、密
閉型開閉弁142”は、上記同様、排気管20aに対応
する弁体144aと排気管20の三元触媒30の下流の
部分に対応する弁体144bとが1つの回転軸143を
共有し且つ回転軸143回りで所定角度ずれるようして
一体に構成されている。
【0043】従って、当該実施例4においても、密閉型
開閉弁142”を閉弁状態とすると、上記実施例2、3
の場合と同様、排気管20a内の排気流動の抑制度合い
の方が排気管20b内の排気流動の抑制度合いよりも大
きくなり、排気管20a内の排気圧の方が排気管20b
内の排気圧よりも高くなる。つまり、排気管20a内の
排気空気圧の方が排気管20b内の燃焼ガス圧よりも高
くなる。
開閉弁142”を閉弁状態とすると、上記実施例2、3
の場合と同様、排気管20a内の排気流動の抑制度合い
の方が排気管20b内の排気流動の抑制度合いよりも大
きくなり、排気管20a内の排気圧の方が排気管20b
内の排気圧よりも高くなる。つまり、排気管20a内の
排気空気圧の方が排気管20b内の燃焼ガス圧よりも高
くなる。
【0044】これにより、上記実施例2、3の場合と同
様、2次エアポンプ18を作動させた場合、#1気筒及
び#4気筒から排出された排気空気は、より一層確実に
2次エアとして#2気筒及び#3気筒の排気通路に供給
され、上記実施例2と同様の効果が得られる。そして、
当該実施例4においても、上記実施例3と同様、排気昇
温により上昇した排気管20b内の排気熱が排気管20
a側に伝達されて冷却されることがないので、熱損失が
防止され、排気管20b内において良好に排気昇温が実
施され、三元触媒30をより早期に活性化することがで
きる。
様、2次エアポンプ18を作動させた場合、#1気筒及
び#4気筒から排出された排気空気は、より一層確実に
2次エアとして#2気筒及び#3気筒の排気通路に供給
され、上記実施例2と同様の効果が得られる。そして、
当該実施例4においても、上記実施例3と同様、排気昇
温により上昇した排気管20b内の排気熱が排気管20
a側に伝達されて冷却されることがないので、熱損失が
防止され、排気管20b内において良好に排気昇温が実
施され、三元触媒30をより早期に活性化することがで
きる。
【0045】また、やはり上記実施例3と同様、三元触
媒30の下流では当該排気昇温の熱が三元触媒30の昇
温に使用されて排気温度は低下しているので、密閉型開
閉弁142”の過熱が防止され、密閉型開閉弁142”
の耐久性が向上する。さらに、当該実施例4では、実施
例3に対して密閉型開閉弁142”を別体とせずに一体
に構成しているので、実施例2と同様にコスト削減を図
ることができることになる。
媒30の下流では当該排気昇温の熱が三元触媒30の昇
温に使用されて排気温度は低下しているので、密閉型開
閉弁142”の過熱が防止され、密閉型開閉弁142”
の耐久性が向上する。さらに、当該実施例4では、実施
例3に対して密閉型開閉弁142”を別体とせずに一体
に構成しているので、実施例2と同様にコスト削減を図
ることができることになる。
【0046】以上で説明を終えるが、本発明は上記実施
形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態で
は、#1気筒と#4気筒について燃料カット運転を行う
ようにし、#2気筒及び#3気筒について燃焼運転を行
うようにしたが、逆に、#2気筒と#3気筒について燃
料カット運転を行い、#1気筒及び#4気筒について燃
焼運転を行うようにしてもよく、また、燃料カット運転
を行う酸素富化グループからの排気管と燃焼運転を行う
燃焼グループからの排気管とを独立に構成するものとす
れば、いずれか1気筒のみを燃料カット運転させてもよ
く、また、いずれか3気筒を酸素富化グループとして燃
料カット運転させることも可能である。また、エンジン
1の要求出力に応じて燃料カットする気筒数を変更する
ようにしてもよい。さらに、所定期間毎に燃料カット運
転を行う気筒と燃焼運転を行う気筒とを交互に切り換え
るようにすると、各気筒の燃焼室状態や三元触媒30の
昇温状態等を均一に保持することができる。
形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態で
は、#1気筒と#4気筒について燃料カット運転を行う
ようにし、#2気筒及び#3気筒について燃焼運転を行
うようにしたが、逆に、#2気筒と#3気筒について燃
料カット運転を行い、#1気筒及び#4気筒について燃
焼運転を行うようにしてもよく、また、燃料カット運転
を行う酸素富化グループからの排気管と燃焼運転を行う
燃焼グループからの排気管とを独立に構成するものとす
れば、いずれか1気筒のみを燃料カット運転させてもよ
く、また、いずれか3気筒を酸素富化グループとして燃
料カット運転させることも可能である。また、エンジン
1の要求出力に応じて燃料カットする気筒数を変更する
ようにしてもよい。さらに、所定期間毎に燃料カット運
転を行う気筒と燃焼運転を行う気筒とを交互に切り換え
るようにすると、各気筒の燃焼室状態や三元触媒30の
昇温状態等を均一に保持することができる。
【0047】また、2次エア通路15、16に通路面積
変更手段、例えば電磁弁を設け、2次エアが必要なとき
には開弁して2次エアを流通させ、2次エアが必要でな
いときには閉弁して2次エアを遮断するようにしてもよ
い。さらに、当該電磁弁をデューティ制御することで2
次エア量を調節するようにしてもよい。この際、燃焼ガ
スの流通する排気管20bにA/Fセンサを設け、当該
A/Fセンサからの情報に基づいて電磁弁を制御するよ
うにすれば、2次エア量を適正なものにできる。
変更手段、例えば電磁弁を設け、2次エアが必要なとき
には開弁して2次エアを流通させ、2次エアが必要でな
いときには閉弁して2次エアを遮断するようにしてもよ
い。さらに、当該電磁弁をデューティ制御することで2
次エア量を調節するようにしてもよい。この際、燃焼ガ
スの流通する排気管20bにA/Fセンサを設け、当該
A/Fセンサからの情報に基づいて電磁弁を制御するよ
うにすれば、2次エア量を適正なものにできる。
【0048】また、2次エア通路15、16はエンジン
1の排気バルブに極力近い位置に設けるのがよく、これ
により2次エアをできるだけ上流に供給し、排気系内で
の反応をより一層促進させることができる。また、2次
エア通路15、16の形状や大きさは、エンジン1の要
求出力が高い全筒運転時において排気干渉によってトル
ク低下が発生しないように最適に設定されるのがよい。
1の排気バルブに極力近い位置に設けるのがよく、これ
により2次エアをできるだけ上流に供給し、排気系内で
の反応をより一層促進させることができる。また、2次
エア通路15、16の形状や大きさは、エンジン1の要
求出力が高い全筒運転時において排気干渉によってトル
ク低下が発生しないように最適に設定されるのがよい。
【0049】また、上記実施例2乃至実施例4では、密
閉型開閉弁としてバタフライ弁を用い、酸素富化グルー
プ側の流路面積の絞り量と燃焼グループ側の流路面積の
絞り量とに差を設けることで排気管20a内の排気空気
圧と排気管20b内の燃焼ガス圧間に圧力差を発生させ
るようにしたが、流路面積の絞り量については同一と
し、リリーフ圧の設定値が異なるリリーフ弁を排気管2
0aと排気管20bとにそれぞれ配設して圧力差を発生
させるようにしてもよい。
閉型開閉弁としてバタフライ弁を用い、酸素富化グルー
プ側の流路面積の絞り量と燃焼グループ側の流路面積の
絞り量とに差を設けることで排気管20a内の排気空気
圧と排気管20b内の燃焼ガス圧間に圧力差を発生させ
るようにしたが、流路面積の絞り量については同一と
し、リリーフ圧の設定値が異なるリリーフ弁を排気管2
0aと排気管20bとにそれぞれ配設して圧力差を発生
させるようにしてもよい。
【0050】また、上記実施形態では、燃料カット運転
を行うことで排気空気のみを2次エアとして供給するよ
うにしたが、燃料カット運転に代えてリーン空燃比運転
を行うようにし、余剰酸素を多く含む排ガスを2次エア
として燃焼グループ側に供給するようにしてもよく(排
出酸素量増大手段)、このようにしても上記同様の効果
が得られる。
を行うことで排気空気のみを2次エアとして供給するよ
うにしたが、燃料カット運転に代えてリーン空燃比運転
を行うようにし、余剰酸素を多く含む排ガスを2次エア
として燃焼グループ側に供給するようにしてもよく(排
出酸素量増大手段)、このようにしても上記同様の効果
が得られる。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1の内燃機関の排気浄化装置によれば、排気昇温が
必要なとき、排気流動制御手段により排気流動を抑制す
るとともに排出酸素量増大手段により一方の気筒群から
排出される排気中の酸素量を増大させ、且つ、エアポン
プを作動させるので、排気流動の抑制による排気圧の上
昇に拘わらず、酸素量の多い排気を一方の気筒群の排気
通路から連通路を介して他方の気筒群の排気通路に2次
エアとして容易に供給することができる。
求項1の内燃機関の排気浄化装置によれば、排気昇温が
必要なとき、排気流動制御手段により排気流動を抑制す
るとともに排出酸素量増大手段により一方の気筒群から
排出される排気中の酸素量を増大させ、且つ、エアポン
プを作動させるので、排気流動の抑制による排気圧の上
昇に拘わらず、酸素量の多い排気を一方の気筒群の排気
通路から連通路を介して他方の気筒群の排気通路に2次
エアとして容易に供給することができる。
【0052】従って、排気流動を抑制し排気圧を上昇さ
せた場合において、容量の大きな2次エアポンプを装備
することなく小容量のエアポンプを用いてコストアップ
なく排気系内に確実に2次エアを供給することができ、
これにより、反応を促進させて排気温度を急速に上昇さ
せ、触媒の早期活性化を実現して排気浄化効率の向上を
図ることができる。
せた場合において、容量の大きな2次エアポンプを装備
することなく小容量のエアポンプを用いてコストアップ
なく排気系内に確実に2次エアを供給することができ、
これにより、反応を促進させて排気温度を急速に上昇さ
せ、触媒の早期活性化を実現して排気浄化効率の向上を
図ることができる。
【0053】また、請求項2の内燃機関の排気浄化装置
によれば、一方の気筒群について燃料供給せず燃料カッ
ト運転することにより、容易にして一方の気筒群から排
出される酸素量を増大させることができ、排気系内に2
次エアを十分且つ確実に供給することができる。また、
請求項3の内燃機関の排気浄化装置によれば、一方の気
筒群についてリーン空燃比運転を行うことにより、容易
にして一方の気筒群から排出される酸素量を増大させる
ことができ、エンジン出力の低下を防止しながらも、排
気系内に2次エアを十分且つ確実に供給することができ
る。
によれば、一方の気筒群について燃料供給せず燃料カッ
ト運転することにより、容易にして一方の気筒群から排
出される酸素量を増大させることができ、排気系内に2
次エアを十分且つ確実に供給することができる。また、
請求項3の内燃機関の排気浄化装置によれば、一方の気
筒群についてリーン空燃比運転を行うことにより、容易
にして一方の気筒群から排出される酸素量を増大させる
ことができ、エンジン出力の低下を防止しながらも、排
気系内に2次エアを十分且つ確実に供給することができ
る。
【図1】本発明に係る内燃機関の排気浄化装置の概略構
成図である。
成図である。
【図2】実施例1に係るエンジンの排気系の詳細図であ
る。
る。
【図3】2次エア供給制御の制御ルーチンを示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】実施例2に係るエンジンの排気系の詳細図であ
る。
る。
【図5】排気流動制御装置としての2連式バタフライ弁
を示す図である。
を示す図である。
【図6】実施例3に係るエンジンの排気系の詳細図であ
る。
る。
【図7】実施例4に係るエンジンの排気系の詳細図であ
る。
る。
1 エンジン 6 燃料噴射弁 12 排気マニホールド 15 2次エア通路(連通路) 16 2次エア通路(連通路) 18 2次エアポンプ 20 排気管 20a 排気管 20b 排気管 30 三元触媒 40 排気流動制御装置(排気流動制御手段) 60 ECU(電子コントロールユニット) 140、140’、140” 排気流動制御装置(排気
流動制御手段)
流動制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G004 BA06 DA02 DA03 DA21 DA24 FA04 3G091 AA12 AA24 AA28 AB03 AB16 BA14 BA15 BA19 CA22 CA23 CA27 CB01 CB02 CB05 CB06 CB07 EA17 EA32 FA04 FA12 FA13 FB02 FC07 GB01W GB05W GB06W GB07W HA36 HB02 HB07 3G092 AA01 AA06 AA09 AA14 AB02 BA06 BA07 BA09 BB01 BB06 BB10 CA05 DC12 DC16 DE03 DF02 EA07 EA17 FA15 GA02 HD08Z 3G301 HA01 HA04 HA07 JA21 KA05 KA26 LB04 MA11 MA18 MA24 NE15 PD14Z
Claims (3)
- 【請求項1】 多気筒内燃機関の気筒を2つの気筒群に
分け、それぞれの気筒群毎に独立に設けられた2つの排
気通路と、 これら2つの排気通路を連通する連通路と、 排気昇温が必要なとき、前記2つの排気通路内の排気流
動を抑制する排気流動制御手段と、 前記2つの気筒群のうちのいずれか一方の気筒群から排
出される排気中の酸素量を増大させる排出酸素量増大手
段と、 前記連通路に介装され、前記一方の気筒群の排気通路か
ら他方の気筒群の排気通路へ排気の圧送を行うエアポン
プと、を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装
置。 - 【請求項2】 排出酸素量増大手段は、前記2つの気筒
群のうちのいずれか一方の気筒群の燃料供給を停止する
ことを特徴とする、請求項1記載の内燃機関の排気浄化
装置。 - 【請求項3】 排出酸素量増大手段は、前記2つの気筒
群のうちのいずれか一方の気筒群においてリーン空燃比
運転を行うことを特徴とする、請求項1記載の内燃機関
の排気浄化装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001119847A JP2002317628A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | 内燃機関の排気浄化装置 |
DE60210054T DE60210054T2 (de) | 2001-01-29 | 2002-01-29 | Abgasemission-steuervorrichtung eines innenverbrennungsmotors |
EP02716452A EP1357268B1 (en) | 2001-01-29 | 2002-01-29 | Exhaust emission control device of internal combustion engine |
KR1020027011849A KR100627594B1 (ko) | 2001-01-29 | 2002-01-29 | 내연기관의 배기 정화 장치 |
US10/240,113 US6751949B2 (en) | 2001-01-29 | 2002-01-29 | Exhaust emission control device of internal-combustion engine |
PCT/JP2002/000669 WO2002061244A1 (fr) | 2001-01-29 | 2002-01-29 | Dispositif de controle d'emission d'echappement de moteur a combustion interne |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001119847A JP2002317628A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002317628A true JP2002317628A (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=18969995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001119847A Withdrawn JP2002317628A (ja) | 2001-01-29 | 2001-04-18 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002317628A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007285168A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のシリンダヘッド構造 |
-
2001
- 2001-04-18 JP JP2001119847A patent/JP2002317628A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007285168A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のシリンダヘッド構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080701 |