JP2002317415A - 除雪機 - Google Patents

除雪機

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JP2002317415A
JP2002317415A JP2001120394A JP2001120394A JP2002317415A JP 2002317415 A JP2002317415 A JP 2002317415A JP 2001120394 A JP2001120394 A JP 2001120394A JP 2001120394 A JP2001120394 A JP 2001120394A JP 2002317415 A JP2002317415 A JP 2002317415A
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electromagnetic clutch
crankshaft
drive pulley
engine
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Sanemi Hanabusa
実美 花房
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Honda Motor Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01HSTREET CLEANING; CLEANING OF PERMANENT WAYS; CLEANING BEACHES; DISPERSING OR PREVENTING FOG IN GENERAL CLEANING STREET OR RAILWAY FURNITURE OR TUNNEL WALLS
    • E01H5/00Removing snow or ice from roads or like surfaces; Grading or roughening snow or ice
    • E01H5/04Apparatus propelled by animal or engine power; Apparatus propelled by hand with driven dislodging or conveying levelling elements, conveying pneumatically for the dislodged material

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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Pulleys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスの周期を延ばすことができ、加
えてメンテナンスを簡単に行うことができ、かつ部品点
数を減らすことができる除雪機を提供する。 【解決手段】 除雪機10は、エンジン14のクランク
シャフト35からの動力を、駆動プーリ36及び伝動ベ
ルト37,37を介して除雪作業部13に伝達するもの
で、エンジン14のクランクシャフト35の先端部35
a側に電磁クラッチ40を配置し、クランクシャフト3
5の基部35b側に駆動プーリ36を配置したものであ
る。よって、クランクシャフト35からの動力を電磁ク
ラッチ40を介して駆動プーリ36に伝達し、駆動プー
リ36の回転を伝動ベルト37,37で従動プーリ38
に伝え、従動プーリ38の回転を回転軸39を介してオ
ーガ31及びブロア32を回転することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの回転を
クラッチ機構を介してオーガ及びブロアに伝達するよう
に構成した除雪機に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−223207号公報「小型
除雪機」には、エンジンの駆動力を動力伝達機構を介し
て駆動スプロケットに伝え、駆動スプロケットでクロー
ラを駆動して車体を前進させるとともに、エンジンの駆
動力でオーガ及びブロアを回転させる除雪機が示されて
いる。
【0003】この除雪機によれば、車体を前進させなが
ら路面上の積雪をオーガでブロアに集め、集めた雪をブ
ロアで蹴り上げ、蹴り上げた雪をシュータで遠くへ飛ば
すことができる。この除雪機は、動力伝達機構の途中に
クラッチ機構を備えている。このクラッチ機構を次図に
再掲して説明する。但し、符号は振り直した。
【0004】図6は従来の除雪機のクラッチ機構を説明
する図であり、駆動プーリ100及び従動プーリ101
にVベルト102を巻回し、このVベルト102に臨ま
せて揺動アーム103をピン103aを揺動中心にして
スイング自在に取付け、この揺動アーム103の先端に
ローラ104を回転自在に取付けたベルトテンションク
ラッチ機構を示す。
【0005】ベルトテンションクラッチ機構によれば、
揺動アーム103のストッパピン105を回動レバー1
06の係止片106aに当てることで、揺動アーム10
3を実線で示す位置に保持することができる。この状態
では、ローラ104はVベルト102にテンションを付
与しないので、Vベルト102は駆動プーリ100及び
従動プーリ101に対してフリーの状態になる。このた
め、ベルトテンションクラッチはクラッチ切りの状態に
なり、駆動プーリ100の回転力を従動プーリ101に
伝えないようにできる。
【0006】一方、操作者が操作ワイヤ106を矢印a
の如く引いて回動レバー106を矢印bの如く回動する
ことで、揺動アーム103を想像線の位置にスイングさ
せることができる。よって、実線で示すローラ104を
想像線で示す位置まで矢印cの如く移動して、ローラ1
04をVベルト102に押付けてVベルト102にテン
ションを付与することができる。このため、ベルトテン
ションクラッチはクラッチ入りの状態になり、駆動プー
リ100の回転力を従動プーリ101に伝えることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、Vベルト10
2はゴム製の部材なので長期間使用する間に伸びが発生
したり硬化が発生して、Vベルト102のテンションが
変化することが考えられる。テンションが変化したまま
の状態ではベルトテンションクラッチのクラッチ機能が
損なわれる虞れがある。従って、クラッチ機能を好適に
保つために、メンテナンスを短い周期でおこなう必要が
ある。
【0008】加えて、ベルトテンションクラッチのクラ
ッチ機能を保つためには、メンテナンスの際に、例えば
Vベルト102を新たなVベルトに交換したり、Vベル
ト102のテンションを好適に調整する必要があり、ベ
ルトテンションクラッチのメンテナンスに手間がかか
る。
【0009】さらに、Vベルト102にテンションを付
与するためには、図6に示す揺動アーム103、ローラ
104、回動レバー106及びその他の部材が多数必要
であり、クラッチ機構の構成が煩雑になる。よって、ベ
ルトテンションクラッチは部品点数が多く、そのことが
除雪機の重量増しや大型化を抑える妨げになる。
【0010】そこで本発明の目的は、メンテナンスの周
期を延ばすことができ、加えてメンテナンスを簡単に行
うことができ、かつ部品点数を減らすことができる除雪
機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、原動機の出力軸からの動力を、駆動プー
リ及び伝動ベルトを介して除雪作業部に伝達する形式の
除雪機において、原動機の出力軸の先端部側に電磁クラ
ッチを配置し、出力軸の基部側に駆動プーリを配置し、
出力軸からの動力を電磁クラッチを介して駆動プーリに
伝達するようにしたことを特徴とする。
【0012】出力軸からの動力を電磁クラッチを介して
駆動プーリに伝えるように構成したので、従来のように
ベルトテンションクラッチを採用する必要がない。この
ため、Vベルトの伸びや硬化によるクラッチ機能の低下
を考慮する必要はなくメンテナンスの周期を長く設定す
ることができる。
【0013】加えて、メンテナンスの際にクラッチ機能
を保つために必要な、Vベルトの交換や、Vベルトの張
りの調整を省くことができる。さらに、電磁クラッチは
ユニット化された一体の部品なので、ベルトテンション
クラッチと比較して部品点数を減らすことができる。
【0014】また、電磁クラッチを出力軸の先端部側に
配置することで、電磁クラッチを原動機から離すことが
でき、原動機の熱を電磁クラッチに伝わり難くすること
ができる。加えて、電磁クラッチを原動機から離すこと
で、電磁クラッチをメンテナンスするための空間を十分
に確保することができる。
【0015】ところで、出力軸はベアリングを介して原
動機のシリンダブロックに回動自在に取付けた部材であ
る。このため、出力軸に作用する曲げモーメントが小さ
ければ、ベアリングに作用する荷重負担を減らすことが
できる。そこで、請求項1では、出力軸の基部側に駆動
プーリを配置することで、出力軸にかかる曲げモーメン
トを小さくし、出力軸を支えるベアリングにかかる荷重
を小さくした。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向
に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0017】図1は本発明に係る除雪機の側面図であ
る。除雪機10は、左右のクローラベルト11L,11
R(この図では左のみを示す。以下同じ。)を備えた走
行フレーム12に、除雪作業部13並びにこの除雪作業
部13を駆動するエンジン(原動機)14を備えた車体
フレーム15を上下スイング可能に取付け、この車体フ
レーム15の前部をフレーム昇降機構16によって上下
スイングするようにし、さらに、走行フレーム12の後
部から後方(より具体的には後上方)へ左右2本の操作
ハンドル17L,17Rを延したものである。
【0018】操作ハンドル17L,17Rは、除雪機1
0に連れて歩行する作業者(図示せず)が握って除雪機
10を操作するものである。この図は、左右の操作ハン
ドル17L,17R間に操作盤51、制御部52、バッ
テリ53,53を上からこの順に配列して取付けたもの
である。
【0019】さらに左の操作ハンドル17Lは、グリッ
プ18の近傍にブレーキ操作レバー54を備える。ま
た、操作盤51の右側の操作ハンドル17R近傍にクラ
ッチ操作ボタン50(図2に示す)を備える。加えて、
左右の操作ハンドル17L,17Rは、グリップ18,
18の近傍に除雪機旋回操作レバー55,55を備え
る。ブレーキ操作レバー54は、電動モータ21L,2
1Rを制動するための電磁ブレーキをオン・オフ切換え
する操作レバーである。クラッチ操作ボタン50は、電
磁クラッチ40をオン・オフ切換えする操作ボタンであ
る。
【0020】この除雪機10は、原動機(エンジン)1
4の出力軸(クランクシャフト)35からの動力を、駆
動プーリ36及び伝動ベルト37,37を介して除雪作
業部13に伝達するもので、エンジン14のクランクシ
ャフト35の先端部35a側に電磁クラッチ40を配置
し、クランクシャフト35の基部35b側に駆動プーリ
36を配置したものである。
【0021】除雪作業部13は、車体フレーム15の前
部に取付けたオーガ31、ブロア32並びにシュータ3
3からなり、オーガ31、ブロア32を回転軸39で回
転するように構成したものである。よって、クランクシ
ャフト35からの動力を電磁クラッチ40を介して駆動
プーリ36に伝達し、駆動プーリ36の回転を伝動ベル
ト37,37で従動プーリ38に伝え、従動プーリ38
の回転を回転軸39を介してオーガ31及びブロア32
を回転することにより、オーガ31で掻き集めた雪をブ
ロア32でシュータ33を介して遠くへ飛ばすことがで
きる。
【0022】なお、図中、56aはオーガケース、56
bはブロアケース、56cはスクレーパ、56dは充電
用発電機、56eはランプ、56fはカバー、56gは
ベルト付勢部材である。また、走行フレーム12及び車
体フレーム15で車体19を構成する。
【0023】図2は本発明に係る除雪機の平面図であ
り、左右のクローラベルト11L,11Rの駆動源を左
右の電動モータ21L,21Rとし、左右のクローラベ
ルト11L,11Rの後部に左右の駆動輪23L,23
Rを配置し、左右のクローラベルト11L,11Rの前
部に左右の転動輪24L,24Rを配置した状態を示
す。よって、電動モータ21L,21Rの回転をそれぞ
れ左右の駆動輪23L,23Rに伝え、左右のクローラ
ベルト11L,11Rを駆動して自力走行することがで
きる。
【0024】また、エンジン14から突出したクランク
シャフト35に発電機用プーリ61を取付け、この発電
機用プーリ61と充電用発電機56dのプーリ62にV
ベルト63をかけることで、クランクシャフト35の回
転をVベルト63を介して充電用発電機56dに伝える
ことができる。
【0025】操作盤51には、フレーム昇降機構16
(図1参照)を操作する昇降操作レバー51aと、シュ
ータ33の向きを変えるシュータ操作レバー51bと、
速度操作レバー51cと、エンジン14の回転数を制御
するスロットルレバー51dを備える。速度度操作レバ
ー51cは、電動モータ21L,21Rの走行速度を操
作するとともに、電動モータ21L,21Rを正逆転さ
せることで前後進切換えをするレバーである。
【0026】図3は本発明に係る除雪機の要部拡大図で
あり、エンジン14のクランクシャフト35の先端部3
5a側に電磁クラッチ40を取付け、この電磁クラッチ
40のエンジン14側に駆動プーリ36を配置し、駆動
プーリ36及び従動プーリ38に伝動ベルト37,37
をかけ、さらに駆動プーリ36とエンジン14との間に
発電機用プーリ61を取付けた状態を示す。
【0027】電磁クラッチ40は、クランクシャフト3
5にディスク41を一体に取付け、ディスク41の軸受
41aにベアリング42を介して支持プレート43を回
転自在に取付け、この支持プレート43に電磁石44を
一体に取付け、ディスク41の摩擦面に若干のエアギャ
ップS(図4(a)に示す)を有してクラッチ板45を
配置し、このクラッチ板45を支持ピン46a・・・(1
個のみを図示する)でばね状リング47に取付け、ばね
状リング47を取付ピン46b・・・(1個のみを図示す
る)で駆動プーリ36に取付け、支持プレート43にカ
バー48をボルト49a・・・(1個のみを図示する)で
取付けたもので、車体フレーム15に取付けた回転止め
ボルト49bを支持プレート43の孔43aに差込むこ
とで、電磁石44を静止状態に保つように構成したもの
である。
【0028】この電磁クラッチ40によれば、クラッチ
操作ボタン50(図2に示す)を操作して電磁石44に
通電することでディスク41にクラッチ板45を吸引し
てクラッチオンとする。これにより、駆動プーリ36を
回転し、この回転を伝動ベルト37,37及び回転軸3
9を介してブロア32及びオーガ31(図2に示す)に
伝え、ブロア32及びオーガ31を回転することができ
る。
【0029】クランクシャフト35からの動力を電磁ク
ラッチ40を介して駆動プーリ36に伝えるように構成
したので、従来のようにベルトテンションクラッチを採
用する必要がない。このため、伝動ベルト37,37の
伸びや硬化によるクラッチ機能の低下を考慮してメンテ
ナンスを短い周期でおこなう必要はない。
【0030】加えて、クラッチ機能を保つために必要
な、伝動ベルト37,37の交換や、伝動ベルト37,
37の張りの調整を省くことができるのでメンテナンス
を簡単におこなうことができる。さらに、電磁クラッチ
40はユニット化された一体の部品なので、ベルトテン
ションクラッチと比較して部品点数を減らすことができ
る。このため、クラッチ機構の軽量化を図ることができ
るので、除雪機の重量増しや大型化を抑えることができ
る。
【0031】図4(a),(b)は本発明に係る除雪機
の電磁クラッチの作用説明図である。(a)において、
電磁石44を非通電状態にすることで、ばね状リング4
7のばね力でクラッチ板45をディスク41から離し、
クラッチ板45とディスク41との間にギャップSを形
成する。
【0032】クランククランクシャフト35を矢印の
如く回転すると、発電機用プーリ61及びディスク41
はそれぞれ矢印及び矢印の如く回転する。一方、駆
動プーリ36は回転しないで除雪作業部13(図2に示
す)を静止状態に保つことができる。次に、電磁石44
を通電状態にすれば、ばね状リング47のばね力に抗し
てクラッチ板45は矢印の如くディスク41に密着す
る。
【0033】(b)において、クラッチ板45がディス
ク41に密着しているので、ディスク41の回転がクラ
ッチ板45に伝わり、クラッチ板45の回転がばね状リ
ング47を介して駆動プーリ36に伝わる。これによ
り、駆動プーリ36は矢印の如く回転して、伝動ベル
ト37,37を介して除雪作業部13(図2に示す)に
駆動力を伝える。
【0034】図5は本発明に係る除雪機の作用説明図で
あり、(a)は比較例、(b)は実施例を示す。(a)
において、クランクシャフト110の先端部110aに
駆動プーリ111を取付け、クランクシャフト110の
基部110b側に電磁クラッチ112を取付けた。
【0035】電磁クラッチ112をクランクシャフト1
10の基部110b側に配置することで、電磁クラッチ
112からエンジン113までの距離L1が小さくな
る。このため、エンジン14の熱が電磁クラッチ112
に伝わり易くなり、エンジン113の熱で電磁石の磁力
が低下する虞れがある。
【0036】加えて、電磁クラッチ112からエンジン
113までの距離L1が小さくなるので、電磁クラッチ
112をメンテナンスするための空間を十分に確保する
ことができず、メンテナンス性が悪くなる。
【0037】また、クランクシャフト110の先端部1
10aに駆動プーリ111を配置したので、エンジン1
10から駆動プーリ111までの距離L2が大きくな
る。よって、伝動ベルト37,37による負荷Fが駆動
プーリ111に作用した際に、クランクシャフト110
には大きな曲げモーメントM1(M1=F×L2)が作
用する。このため、クランクシャフト35を支えるベア
リング115に大きな荷重がかかるので、ベアリング1
15を大型にする必要がある。
【0038】(b)において、クランクシャフト35の
先端部35aに電磁クラッチ40を取付け、クランクシ
ャフト35の基部35b側に駆動プーリ36を取付け
た。電磁クラッチ40をクランクシャフト35の先端部
35a側に配置することで、電磁クラッチ40からエン
ジン14までの距離L3を大きくすることができる。こ
のため、エンジン14の熱を電磁クラッチ40に伝わり
難くして、エンジン14の熱で磁力が低下することを防
ぐことができる。
【0039】加えて、電磁クラッチ40からエンジン1
4までの距離L3を大きくすることができるので、電磁
クラッチ40をメンテナンスするための空間を十分に確
保することができ、メンテナンス性を良好にできる。
【0040】また、クランクシャフト35の基部35b
側に駆動プーリ36を配置したので、エンジン14から
駆動プーリ36までの距離L4を小さくすることができ
る。よって、伝動ベルト37,37による負荷Fが駆動
プーリ36に作用した際に、クランクシャフト35に作
用する曲げモーメントM2(M2=F×L4)を小さく
することができる。このため、クランクシャフト35を
支えるベアリング68にかかる荷重を小さくすることが
できるので、ベアリング68の小型・軽量化を図ること
ができる。
【0041】なお、前記実施形態では、除雪機10を作
業者が除雪機と一緒に連れ歩く歩行型の除雪機として説
明したが、これに限らないで、作業者が車体に載った状
態で作業をおこなう乗用タイプの除雪機に適用すること
も可能である。また、前記実施形態では、電磁クラッチ
の一例を電磁クラッチ40として説明したが、電磁クラ
ッチの構成はこれに限らないで、その他の構成の電磁ク
ラッチを採用することも可能である。
【0042】さらに、前記実施形態では、原動機をエン
ジン14とした例について説明したが、これに限らない
で、例えば原動機を電動モータとすることも可能であ
る。また、前記実施形態では、出力軸をクランクシャフ
ト35とした例について説明したが、これに限らない
で、例えば電動モータの出力軸とすることも可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、出力軸からの動力を電磁クラッチを
介して駆動プーリに伝えるように構成したので、従来の
ようにベルトテンションクラッチを採用する必要がな
い。このため、Vベルトの伸びや硬化によるクラッチ機
能の低下を考慮してメンテナンスを短い周期でおこなう
必要はない。
【0044】加えて、メンテナンスの際にクラッチ機能
を保つために必要な、Vベルトの交換や、Vベルトの張
りの調整を省くことができるのでメンテナンスを簡単に
おこなうことができる。さらに、電磁クラッチはユニッ
ト化された一体の部品なので、ベルトテンションクラッ
チと比較して部品点数を減らすことができる。このた
め、クラッチ機構の軽量化を図ることができるので、除
雪機の重量増しや大型化を抑えることができる。
【0045】また、電磁クラッチを出力軸の先端部側に
配置することで、電磁クラッチを原動機から離すことが
できる。このため、原動機の熱が電磁クラッチに伝わり
難くして、原動機の熱で磁力が低下することを防ぐこと
ができる。加えて、電磁クラッチを原動機から離すこと
で、電磁クラッチをメンテナンスするための空間を十分
に確保することができ、メンテナンス性を良好にするこ
とができる。さらに、出力軸の基部側に駆動プーリを配
置することで、出力軸にかかる曲げモーメントを抑える
ようにした。従って、出力軸を支えるベアリングにかか
る荷重を抑えて、ベアリングの小型・軽量化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る除雪機の側面図
【図2】本発明に係る除雪機の平面図
【図3】本発明に係る除雪機の要部拡大図
【図4】本発明に係る除雪機の電磁クラッチの作用説明
【図5】本発明に係る除雪機の作用説明図
【図6】従来の除雪機のクラッチ機構を説明する図
【符号の説明】
10…除雪機、13…除雪作業部、14…原動機(エン
ジン)、35…クランクシャフト(出力軸)、35a…
先端部、35b…基部、36…駆動プーリ、37…伝達
ベルト、40…電磁クラッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機の出力軸からの動力を、駆動プー
    リ及び伝動ベルトを介して除雪作業部に伝達する形式の
    除雪機において、 前記原動機の出力軸の先端部側に電磁クラッチを配置
    し、前記出力軸の基部側に前記駆動プーリを配置し、出
    力軸からの動力を前記電磁クラッチを介して前記駆動プ
    ーリに伝達するようにしたことを特徴とする除雪機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005214333A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Gates Unitta Asia Co 歯付プーリおよび歯付ベルト

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JP2005214333A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Gates Unitta Asia Co 歯付プーリおよび歯付ベルト

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