JP2002317383A - フィラメントワインディング用炭素繊維束 - Google Patents

フィラメントワインディング用炭素繊維束

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filament winding
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Isao Nishimura
功 西村
Mitsuo Suguro
光男 勝呂
Hajime Sakamoto
肇 坂元
Sadataka Umemoto
禎孝 梅元
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Toho Tenax Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭素繊維性能をFW成型品の特性に反映で
き、作業操作性が良く、高強度且つ安価なのFW成型用
炭素繊維束を提供する。 【解決手段】 サイズ剤を含有するフィラメントワイン
ディング成型用炭素繊維束であって、扁平率が30〜1
00、25℃における樹脂粘度が90〜150ポイズで
あるビスフェノールA系エポキシ樹脂に対する接触角が
55°以下であり、前記炭素繊維束から抽出した抽出物
の50℃における粘度が100〜1000ポイズである
フィラメントワインディング成型用炭素繊維束。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広幅のフィラメン
トワインディング(以下、FWと表現することがある)
成型用炭素繊維束に関し、更に詳述すれば高強度かつ低
製造コストのFW成形体を製造することの出来る、広幅
のFW成型用炭素繊維束に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、炭素繊維は高い強度を有するた
め、各種樹脂と一体化した複合材の形態で航空機等の高
強度が要求される分野の構造材等に利用されている。特
に、近年重要になってきた分野としては、天然ガス自動
車等の燃料用ボンベ等を炭素繊維を用いるFW成型法で
製造する分野で、この成型法によれば軽量且つ高性能な
ボンベ等を製造することができるものと期待されてい
る。
【0003】従来、FW成型法でボンベ等の成型品を製
造する場合、通常炭素繊維を複数本束ねた炭素繊維束が
用いられる。炭素繊維束を用いてFW成型をする場合、
太い炭素繊維束を用いるほど製造コストの低減が図れる
ので、従来よりも太い炭素繊維束を用いて、より低コス
トで低目付のFW成型品を製造することが望まれてい
る。
【0004】太い炭素繊維束を製造する方法としては、
トウ状のプリカーサー繊維束を焼成する方法(特開平4
−300328号公報)等が提案されている。しかし、
この方法による場合、耐炎化時の発熱が大きいため安定
に耐炎化することが困難で、かつ得られる炭素繊維束の
機械強度が十分でないため、成型時に毛羽立ちが起きや
すく、更に炭素繊維束の特性が得られるFW成型品の特
性に反映されにくい問題がある。
【0005】上記問題を解決することを目的として、特
許第3047731号には、炭素繊維束の引張強度が4
00kgf/mm2、糸切れ限界張力が0.2g/D以
上であり、引掛強度が100kgf/mm2であるFW
成型用炭素繊維が記載されている。この炭素繊維はFW
成型に際し、毛羽立ち、糸切れが少なく、炭素繊維の性
能をFW成型品の特性に反映できると記載されている。
【0006】また、特開平8−158163号公報に
は、合糸されてなり、かつ糸割れ率が40%以下である
実質的に無撚の炭素繊維束が開示されている。同公報に
よれば、この炭素繊維束はFW成型において、成型コス
トを低減でき、ハンドリング性、樹脂含浸性等の加工性
に優れたものであると、記載されている。
【0007】しかしながら、上記炭素繊維束にも一長一
短があり、総合的観点からFW成型に適した炭素繊維束
を製造するための検討は十分になされていないのが現状
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、高性能
なFW成型品を製造する目的で、その原料である幅広の
炭素繊維束を種々検討した結果、高性能なFW成型品を
得るためにはその原料である炭素繊維束の扁平率、サイ
ズ剤の粘度及びサイズ剤として用いるエポキシ樹脂に対
する炭素繊維束の濡れ性が重要な要素であることを知得
した。本発明は、上記発見に基づき完成するに至ったも
のである。従って、本発明の目的とするところは、炭素
繊維性能をFW成型品の特性に反映でき、作業操作性が
良く、高強度且つ安価なFW成型用炭素繊維束を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、以下に記載するものである。
【0010】〔1〕 サイズ剤を含有するフィラメント
ワインディング成型用炭素繊維束であって、扁平率が3
0〜100、25℃における樹脂粘度が90〜150ポ
イズであるビスフェノールA系エポキシ樹脂に対する接
触角が55°以下であり、前記炭素繊維束から抽出した
抽出物の50℃における粘度が100〜1000ポイズ
であることを特徴とするフィラメントワインディング成
型用炭素繊維束。
【0011】〔2〕 抽出物が固形エポキシ樹脂を50
〜85質量%含有する〔1〕に記載のフィラメントワイ
ンディング成型用炭素繊維束。
【0012】〔3〕 抽出物が高級脂肪酸エステルを3
〜15質量%含有する〔1〕又は〔2〕に記載のフィラ
メントワインディング成型用炭素繊維束。
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明FW成型用炭素繊維束を構
成する炭素繊維は、特に制限が無く、ピッチ系、液晶
系、レーヨン系、アクリロニトリル系等の何れの炭素繊
維も使用できるが、アクリロニトリル系炭素繊維が操作
性、工程通過性、更にはFW成型法により製造される成
型品の性能の高い点で好ましい。
【0015】炭素繊維の繊度、強度等の特性も特に制限
が無く、従来のものが何れも使用できる。
【0016】本発明FW成型用炭素繊維束は、サイズ剤
を用いて上記炭素繊維を所定の扁平率の形状に束ねたも
のである。この炭素繊維束を構成する炭素繊維の数は1
000(1k)〜50000(50k)本が好ましく、
12000(12k)〜48000(48k)本が更に
好ましい。
【0017】本発明FW成型用炭素繊維束の扁平率は3
0〜100で、40〜70が好ましい。炭素繊維束の扁
平率が30未満の場合は、これを用いて製造したFW成
型品厚さ方向における炭素繊維束間の段差が大きくな
り、FW成型品の引張り強度が低下するので好ましくな
い。また、扁平率が100を超える場合は、炭素繊維束
の厚さが薄いため均一にワインディングすることが困難
になり、得られるFW成型品の物性のばらつきが大きく
なる。
【0018】ここで、扁平率は下記式(1)で定義され
る。
【0019】
【数1】扁平率=L/D (1) (L:繊維束の幅、D:繊維束の厚み) 本発明FW成型用炭素繊維束は、25℃における粘度が
90〜150ポイズのビスフェノールA系エポキシ樹脂
に対する接触角が55°以下、好ましくは30〜50°
である。接触角が55°を超える場合は、炭素繊維束と
ビスフェノールA系エポキシ樹脂間の接着不良により得
られるFW成型品の物性が低下するので好ましくない。
【0020】25℃における粘度が90〜150ポイズ
のビスフェノールA系エポキシ樹脂としては、油化シェ
ルエポキシ社製エピコート827、828、チバ社製ア
ダルライトGY250、GY260、ダウケミカルイン
ターナショナル社製D.E.R.330、D.E.R.
331等が例示される。
【0021】接触角の測定は、水平に敷き並べたサイズ
処理済炭素繊維束の表面に上記エポキシ樹脂を一滴
(0.2〜1.0g)滴下し、30秒間経過後の炭素繊
維束と樹脂との接触角を接触角計で測定することにより
求められる。接触角計としては、協和界面科学(株)社
製 接触角計が例示される。
【0022】本発明FW成型用炭素繊維束に付着してい
るサイズ剤等であって、ソックスレー抽出したサイズ剤
を主成分とする抽出物の粘度は、50℃において100
〜1000ポイズであり、好ましくは400〜800ポ
イズである。ソックスレー抽出した抽出物の粘度が10
00ポイズを超える場合は、FW成型品製造の際にFW
成型工程における毛羽量が増大する。また、ソックスレ
ー抽出した抽出物の粘度が100ポイズ未満の場合は、
繊維束中の繊維の収束性が悪い。このため、この炭素繊
維束を用いてFW成型品を製造する際の作業性が悪くな
る。
【0023】炭素繊維束からサイズ剤等をソックスレー
抽出する方法としては特に制限が無く、通常の操作条件
に従って行えばよい。具体的には、抽出用剤としてアセ
トン等の極性溶媒を用いて60〜240分間抽出する方
法が例示できる。抽出溶媒量等は、使用するソックスレ
ー抽出器の容量により適宜決定される。
【0024】本発明FW成型用炭素繊維束に用いるサイ
ズ剤は、上述のように、ソックスレー抽出した抽出物の
粘度が上記範囲内になるものである。抽出物中エポキシ
樹脂成分としては固形エポキシ樹脂成分が50〜85質
量%含有されたエマルジョンタイプのものが好ましい。
エポキシ樹脂成分としては、液状及び固形状の、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂がある。
【0025】固形エポキシ樹脂成分比が50質量%未満
の場合、炭素繊維束の収束性が悪くなり、FW成形工程
における毛羽量が増大する。また、85質量%を超える
場合は、炭素繊維束の収束性が高くなりすぎるため、マ
トリックス樹脂との濡れが悪くなり、FW成型品のコン
ポジット物性が低下する。
【0026】液状のビスフェノールA型エポキシ樹脂に
は、分子量300〜500のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂が挙げられ、具体的にはエピコート815、エピ
コート828、エピコート834(商品名 油化シェル
エポキシ社製)、アラルダイト250、アラルダイトG
Y260、アラルダイトGY280(商品名 チバガイ
ギー社製)等が例示できる。
【0027】固形状のビスフェノールA型エポキシ樹脂
には、分子量700〜4000以上のビスフェノールA
型エポキシ樹脂が挙げられ、具体的にはエピコート10
01、エピコート1002、エピコート1004、エピ
コート1007(商品名 油化シェルエポキシ社製)、
アラルダイト6071、アラルダイト6084、アラル
ダイト6097(商品名 チバガイギー社製)等が例示
できる。
【0028】固形エポキシ樹脂成分以外の成分として
は、高級脂肪酸エステルを3〜15質量%含有すること
が好ましい。高級脂肪酸エステル含有率が3質量%未満
の場合、十分な摩擦低減効果が得られない。15質量%
を超える場合、集束性が悪くなり、FW成形工程におけ
る毛羽量が増大する。
【0029】高級脂肪酸エステルの具体例としては、メ
チルステアレート、エチルステアレート、プロピルステ
アレート、ブチルステアレート、オクチルステアレー
ト、ステアリルステアレート等のステアリン酸エステ
ル、イソプロピルパルミテート等のオレイン酸エステル
等が挙げられる。
【0030】本発明織物用炭素繊維束に用いるサイズ剤
を炭素繊維束に付与するに際して、前記樹脂組成物の水
エマルジョン、アセトン等の有機溶剤溶液にて付与し、
次いで乾燥することによってサイズ剤を付与することが
できる。安全性を考慮すると水エマルジョンを使用する
ことが好ましい。
【0031】前記樹脂組成物を水エマルジョンにするに
は、界面活性剤を使用することができる。このような界
面活性剤としては、ノニオン系、カチオン系、アニオン
系界面活性剤が挙げられるが、水エマルジョン溶液とし
た際の溶液安定性の面から、ノニオン系界面活性剤を使
用することが好ましい。この界面活性剤の配合比は、質
量比で樹脂組成物/界面活性剤=90/10〜70/3
0が好ましい。
【0032】この界面活性剤の配合比がこの量比未満の
場合は、樹脂組成物の乳化が難しくなる。この界面活性
剤の配合比がこの量比を超える場合は、成型物とした際
のコンポジット物性が低下する。
【0033】以下、実施例により本発明を更に具体的に
説明する。
【0034】
【実施例】実施例1〜5、比較例1〜3 (FW成型用炭素繊維束の製造)未サイジングの炭素繊
維束(東邦レーヨン製ベスファイト(登録商標)、24
000フィラメント、引張強度4800MPa、引張弾
性率245GPa)を連続的に、サイジング浴(4質量
%水エマルジョン)に浸漬した後、ローラーで余分の水
分を除去し、表面温度130℃のヒートローラー(直径
300mm、梨地仕上げ)に20秒間接触乾燥させ、サ
イズ処理したFW成型用炭素繊維束を製造した。
【0035】用いたサイズ剤は油化シェルエポキシ
(株)社製ビスフェノールA系エポキシ樹脂(エピコー
トEP828、EP1001、EP1002)、旭電化
社製ウレタン変性エポキシEPU6、及びDIC社製ウ
レタン変性エポキシN320であった。
【0036】サイズ剤と併用した乳化剤はPOEひまし
油エーテル(松本油脂製薬社製)、PO/PEポリエー
テル(松本油脂製薬社製 数平均分子量Mw=1600
0)、ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル
(商品名 サミット723)であった。更に平滑剤とし
てオクチルステアレート(新日本理化社製 エヌジュル
ブ OS(商品名))、ステアリルステアレート(新日
本理化社製 エヌジュルブ SS(商品名))を用い
た。
【0037】得られたFW成型用炭素繊維束を用いて以
下の各評価試験を行った。その結果を表1にまとめて示
した。
【0038】(1)抽出物の粘度 サイズ処理された炭素繊維束約一回5gを繰返して合計
200gをソックスレー抽出器を用いてアセトン250
mlで抽出した。アセトンを留去して得られた残渣(サ
イズ剤を主成分とする抽出物)の粘度を(株)レオロジ
製、粘度計 MR−500を用いて測定した。
【0039】(2)扁平率 炭素繊維束の幅(L)、厚み(D)を以下の方法で5回
測定し(N=5)、その平均値を求めた。 幅:株式会社キーエンス製イメージセンサー(センサー
ヘッドVG−035、コントローラーVG−300)を
用いて測定した。 厚み:厚みゲージ(株式会社ミツトヨ製厚みゲージ N
o.2050F)を用いて測定した。
【0040】(3)擦過毛羽量 図1に示すように、サイズ処理された炭素繊維束2がス
テンレス棒4表面と120°の接触角で接触しながら通
過するように、5本の直径2mmのクロムメッキしたス
テンレス棒を15mm間隔でジグザグに配置した。この
5本のステンレス棒間にサイズ処理された炭素繊維束を
ジグザグに掛け、ボビンからの炭素繊維束解舒テンショ
ンを200g/繊維束に設定して、炭素繊維束を擦過さ
せた。擦過後の炭素繊維束をウレタンスポンジ(寸法3
2mmx64mmx10mm、質量0.25g)2枚の
間に挟み込み、125gの錘をウレタンスポンジ全面に
均等にかけた。炭素繊維束を15m/分の速度で2分間
通過させてスポンジに付着した毛羽の質量を擦過毛羽量
とした。
【0041】(4)リング引張試験、ボイド観察 油化シェルエポキシ社製ビスフェノールA型エポキシ樹
脂エピコート827(商品名)100質量部、硬化剤と
して日立化成(株)社製カヤハードMCDを90質量
部、硬化剤として四国化成工業(株)製イミダゾールを
1質量部を混合し、FW製造用樹脂組成物を得た。
【0042】FW装置を用いて、サイズ処理された炭素
繊維束にキスタッチ方式で上記樹脂組成物を含浸させ
た。樹脂組成物を含浸させた炭素繊維束を直径350m
mのマンドレルに10回巻取り、幅18.5mm、厚さ
1.2mmのリングを作製した。これを120℃で、2
時間加熱硬化させてリング試験片を得た。その後、AS
TM−D−2290−92に準拠して、作製したリング
試験片の引張試験を室温で行った。
【0043】また、試験片の断面を光学顕微鏡で観察
し、ボイドの状態を調べた。これらの結果を表1に示し
た。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明のFW成型用炭素繊維束は、その
抽出物の50℃における粘度が100〜1000ポイ
ズ、扁平率が30〜100、エポキシ樹脂に対する接触
角が55°以下であるので、これを用いて高性能なFW
成型品を製造できる。このFW成型用炭素繊維束はFW
装置を用いてFW成型品を製造する場合、毛羽量、糸切
れ等が少ないので、取扱いやすく、加工性に富むもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】擦過毛羽量測定用装置の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 炭素繊維束 4 ステンレス棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂元 肇 静岡県駿東郡長泉町上土狩234 東邦レー ヨン株式会社内 (72)発明者 梅元 禎孝 静岡県駿東郡長泉町上土狩234 東邦レー ヨン株式会社内 Fターム(参考) 4F072 AA04 AA07 AB10 AB22 AC05 AD23 AD28 AG02 4L033 AA09 AB01 AC12 AC15 BA14 BA21 CA49

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイズ剤を含有するフィラメントワイン
    ディング成型用炭素繊維束であって、扁平率が30〜1
    00、25℃における樹脂粘度が90〜150ポイズで
    あるビスフェノールA系エポキシ樹脂に対する接触角が
    55°以下であり、前記炭素繊維束から抽出した抽出物
    の50℃における粘度が100〜1000ポイズである
    ことを特徴とするフィラメントワインディング成型用炭
    素繊維束。
  2. 【請求項2】 抽出物が固形エポキシ樹脂を50〜85
    質量%含有する請求項1に記載のフィラメントワインデ
    ィング成型用炭素繊維束。
  3. 【請求項3】 抽出物が高級脂肪酸エステルを3〜15
    質量%含有する請求項1又は2に記載のフィラメントワ
    インディング成型用炭素繊維束。
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