JP2002316800A - リーチ型フォークリフト - Google Patents

リーチ型フォークリフト

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JP2002316800A
JP2002316800A JP2001125391A JP2001125391A JP2002316800A JP 2002316800 A JP2002316800 A JP 2002316800A JP 2001125391 A JP2001125391 A JP 2001125391A JP 2001125391 A JP2001125391 A JP 2001125391A JP 2002316800 A JP2002316800 A JP 2002316800A
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cab
operator
sensor
vehicle body
alarm
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JP2001125391A
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English (en)
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Atsushi Inoue
敦司 井上
Akira Uro
彰 卯路
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Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リーチ型フォークリフトに係り、オペレータが
乗降口から運転台外に足を出した状態で運転操作ができ
ないようにした安全性の高いリーチ型フォークリフトの
提供を目的とする。 【解決手段】 車体1の前部にマスト2と、フォーク3
とが設けられ、車体の後部に運転操作盤6とオペレータ
が立ち姿勢で該操作盤6を運転操作するための運転台7
と、この運転台7に乗降するために開放された乗降口1
1とが設けられたリーチ型フォークリフトにおいて、オ
ペレータの身体の一部が上記乗降口11に存在すること
を検出するセンサ13と、このセンサ13がオペレータ
の身体の一部を検出するときに車体の運転を禁止する手
段とが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転操作中のオペ
レータにとって安全性の高いリーチ型フォークリフトの
関する。
【0002】
【従来の技術】図7の斜視図に示すように、一般に、リ
ーチ型フォークリフトは、車体101の前部に前後移動
可能なマスト102と、該マスト102に沿って昇降可
能なフォーク103とが設けられ、又、車体101の後
部に運転操作盤104と、オペレータが立ち姿勢で該操
作盤104を運転操作するための運転台105とが設け
られ、更に、オペレータがこの運転台105に乗降する
ために例えば後方に開放された乗降口106が開設され
ている。
【0003】そして、運転台105にはオペレータが運
転台105上の所定の位置に立って運転操作するよう
に、上記運転台105の乗降口106から離れた位置に
足踏み操作式ブレーキスィッチ107を設け、運転台1
05に搭乗したオペレータがこのブレーキスィッチ10
7を例えば左足で踏んでいる時にのみ操作盤104の運
転操作が有効になるように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のリーチ型フ
ォークリフトにおいては、オペレータが運転台105上
のブレーキスィッチ107を踏むことによりオペレータ
が運転台105上の正しい位置に立つことを確保するよ
うにしているのであるが、片方の足で上記ブレーキスィ
ッチ107が踏まれておれば、運転台105上のオペレ
ータは運転操作ができる。
【0005】このため、この従来のリーチ型フォークリ
フトでは、オペレータが運転台105の正しい位置に立
ってブレーキスィッチ107を踏んでいても、オペレー
タが無意識にブレーキスィッチ107を踏んでいない方
の足を乗降口106からはみ出させて、運転台105の
後方に垂れ下げた状態で運転操作ができるので、この状
態で車体101を後退させたり、その場で旋回させた
り、後退しながら旋回させたりすると、運転台105か
らはみ出した足が運転台105と周囲の他物との間に挟
まれるおそれがあることに気付いたのである。
【0006】この問題を解消するためには、上記乗降口
106を運転台105よりも低い位置まで広げるととも
に、この乗降口106に臨む運転台105の部分を車体
1の内側に凹入させ、平面視において車体101の投影
の内側に収まる乗降口106内に運転台105からはみ
出したオペレータの足を位置させる方法があるが、この
方法では、運転台105が狭くなり、窮屈になる上、車
体1の後部の形状が複雑になり、大幅なコストアップを
伴うなどの問題が伴う。
【0007】本発明は、これらの従来技術の課題を解決
し、オペレータが乗降口から運転台の外に足を出してい
る状態で車体の運転をしないようにした安全性の高いリ
ーチ型フォークリフトを提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係るリーチ型フォークリフトは、上記運転
台上のオペレータの身体が上記乗降口から運転台外には
み出していることを検出するセンサと、このセンサが上
記乗降口から運転台外にはみ出しているオペレータの身
体を検出している状態で車体の運転を禁止する手段とが
設けられることを特徴とする、という技術的手段を採用
する。
【0009】これによれば、運転台上のオペレータの身
体が運転台からはみ出していれば、車体の運転ができな
くなり、オペレータの身体が運転台からはみ出していな
いときのみに車体の運転ができるという作用が得られ
る。
【0010】本発明において、上記センサとしてはリミ
ットスィッチなどの接触型センサを用いることも可能で
あるが、機械的故障の生じるおそれがない非接触型セン
サを用いることが好ましい。この非接触型センサとして
は、光電変換素子を用いるインタラプタ型ホトセンサ、
反射型ホトセンサ、スキャナなどの他に、超音波セン
サ、電磁波センサなどが挙げられる。
【0011】上記センサが運転台からはみ出したオペレ
ータの身体を検出する形態としては、運転台からはみ出
して垂れ下がっている足を検出する形態を採用すること
ができ、この形態では上記センサは上記乗降口よりも下
方の車体の部分に外向きに配置される。この形態を採用
すれば上記センサを車体が一定以上周囲の他物に接近し
たことを検出する接近センサに兼用することができる。
【0012】上記センサが運転台からはみ出したオペレ
ータの身体を検出する別の形態としては、上記乗降口が
開かれている面でオペレータの身体を検出する形態があ
り、この形態では上記センサが乗降口の下縁部や一方又
は両方の速縁部に配置される。
【0013】いずれにしても、上記センサはオペレータ
の運転台への乗降の妨げにならない位置に配置すること
が好ましく、又、車体によってオペレータや周囲の他物
との接触が妨げられる位置に配置することが好ましい。
【0014】又、上記センサが運転台からはみ出してい
るオペレータの身体を検出している時に車体の運転を禁
止する手段は、終局的に見て車体を駆動する駆動手段の
動作を禁止できるように構成してあればよく、例えば走
行駆動手段、旋回駆動手段などの車体を駆動する手段の
電源回路や車体を駆動する手段を制御する制御ユニット
の電源回路に上記センサを直列に介在させたり、車体を
駆動する手段の電源回路や車体を駆動する手段を制御す
る制御ユニットの電源回路にリレーコイルが上記センサ
と直列接続されているリレースィッチを直列に介在させ
たりすれば良い。
【0015】他の本発明に係るリーチ型フォークリフト
は、上記目的を達成するため、上記運転台上のオペレー
タの身体が上記乗降口から運転台外にはみ出しているこ
とを検出するセンサと、該センサが上記乗降口から運転
台外にはみ出しているオペレータの身体を検出している
状態でオペレータが上記運転操作盤を操作した時に警報
を発する警報手段とを備えることを特徴とする、という
技術的手段を採用する。
【0016】これによれば、オペレータの身体が運転台
からはみ出している状態でオペレータが運転操作をすれ
ば警報が発せられ、オペレータが運転操作を中断し、或
いは中断することなく、身体を運転台上に引っ込めると
いう安全動作を採ることを促される、という作用が得ら
れる。
【0017】他の本発明に係るセンサの構成、その電気
的ないし電子的接続関係や運転台上での配置については
先に説明した本発明に係るリーチ型フォークリフトのそ
れらと同様に構成すれば良い。
【0018】又、本発明の警報手段は、オペレータに警
報を発するように構成されていればよく、例えばベル
音、ブザー音、チャイム音などの警告音や、音声による
警報などのオペレータの聴覚に訴える警報を発生する聴
覚式警報手段、警報灯の点灯、警報灯の点滅、警報灯の
旋回、警報文や警報図画の表示、警告文や警報図画を表
示した表示面の照明ないし発光などオペレータの視覚に
訴える警報を発する視覚式警報手段、振動、冷感、温感
などオペレータの触覚に訴える触覚式警報手段などを用
いることができる。
【0019】もちろん、本発明においては、これら聴覚
式警報手段、視覚式警報手段、触覚式警報手段など警報
の方式が異なる複数種類の警報手段を併用してもよい。
又、先に説明した本発明に代えて後に説明した他の本発
明を採用したり、先に説明した本発明と後に説明した他
の本発明とを共に採用したりすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係るリーチ型
フォークリフトを図面に基づいて具体的に説明すれば、
以下の通りである。
【0021】図1は左後方から見た本発明の一実施例に
係るリーチ型フォークリフトを概略的に示す斜視図であ
り、この図1に示すように、このフォークリフトは、車
体1上記運転台の床面に平面的に設置された感圧マット
スィッチの前部に前後移動及び伸縮が可能なマスト2
と、このマスト2に沿って昇降可能に、かつ起伏可能に
該マスト2に支持させたフォーク3とを備えている。
【0022】このマスト2はリフトシリンダ4によって
伸縮させ、進退シリンダにより進退させるようにしてあ
り、又、上記フォーク3は上記リフトシリンダ4によっ
てマスト2の伸縮に連動して昇降させ、チルトシリンダ
により起伏させるようにしている。
【0023】上記車体1の後部には、走行装置、制御回
路及び電源としてのバッテリを収容するケーシング5が
設けられ、このケーシング5の上面右側に運転操作盤6
が配置されている。
【0024】この運転操作盤6には、上記リフトシリン
ダ4を制御するリフト制御レバー6a、上記チルトシリ
ンダを制御するチルト制御レバー6b、上記進退シリン
ダを制御する進退制御レバー6c、車体1の停止を含め
た走行速度及び車体1の走行方向(前進、後退)を制御
する走行制御レバー6dなどの他に、アクセルキー、速
度切替えキー、出力切替えキー、充電量表示手段、各種
警報ランプ、速度表示パネルなどを組込んだ制御パネル
6e、前照明灯スィッチ、メインスィッチ、非常停止ス
ィッチなどが配置される。
【0025】更に、上記車体1の後部には、上記運転操
作盤6の後方に位置してオペレータが立ち姿勢で該操作
盤6を運転操作するための運転台7が設けられるととも
に、この運転台7の左側に連出された上記ケーシング5
の部分の上側には操舵ハンドル8が配置され、この操舵
ハンドル8を操作することにより車体1の左後部に設け
た駆動輪を兼ねる操舵輪9を旋回させるようにしてい
る。
【0026】なお、車体1の右前部、左前部及び右後部
には、荷重を分担する支重車輪10が左右軸心周りに回
転自在に支持させてある。
【0027】ところで、上記車体1の後部には、この運
転台5に車体1の後方からオペレータが乗降するために
開放された乗降口11が設けられ、上記運転台7にはこ
の乗降口11より乗車したオペレータが例えば左足で足
踏み操作するブレーキスィッチ12が設けられる。
【0028】又、この乗降口11の下部の左右両側に振
り分けて発光器13aと受光器13bとからなるセンサ
13が設けられ、このセンサ13は、上記発光器13a
より発射される光線を受光器13bが受光すると、この
受光器13bが非検出信号(たとえばH信号)を出力し
てオンとなり、センサ13により上記乗降口11より運
転台7の外にはみ出したオペレータの足により上記光線
が遮られ、受光器13bが上記光線を受光しなくなる
と、該受光器13bが検出信号(例えばL信号)を出力
するオフとなる。
【0029】図2はこのリーチ型フォークリフトの制御
系統図である。
【0030】この図2に示す制御回路本体14は上記ケ
ース5内に配置され、電源回路15を介してバッテリか
らなる直流電源16に接続されている。
【0031】又、この制御回路本体14は、上記リフト
シリンダ4、進退シリンダ及びチルトシリンダへの圧油
の給排を制御するバルブアレイを制御するバルブ制御ユ
ニットと、上記操舵輪9を走行駆動する走行駆動手段2
0を制御する走行制御ユニット142と、上記操舵輪9
を旋回駆動する旋回駆動手段21を制御する操舵制御ユ
ニット143と、前照灯22などの各種アクセサリを制
御する補助制御ユニット144と、分圧器145とを備
えている。
【0032】上記バルブアレイを介してリフトシリンダ
4、進退シリンダ及びチルトシリンダに圧油を供給する
油圧ユニットはその動作を制御する手段を内蔵してお
り、電源回路15に介在させたメインスィッチ24を介
して直接上記直流電源16に直列接続される。
【0033】又、上記バルブアレイ、走行駆動手段2
0、旋回駆動手段21及び前照灯22などのアクセサリ
類もメインスィッチ24を介して直流電源16に接続さ
れ、対応する制御ユニットから与えられる制御信号に基
づいて直流電源16より供給される電力で作動するよう
にしている。
【0034】上記バルブ制御ユニット、走行制御ユニッ
ト142、旋回制御ユニット143及び補助制御ユニッ
ト144は分圧器145とメインスィッチ24とを介し
て上記直流電源16に接続され、この分圧器145から
供給される直流電源16の電圧よりも低圧の直流で能動
化されるようにしている。
【0035】分圧器145に走行制御ユニット142を
接続する制御駆動配線146と、分圧器145に旋回制
御ユニット143を接続する制御駆動配線147にはそ
れぞれリレースィッチry1、ry2が介在させてあ
り、これらのリレースィッチry1、ry2を駆動する
リレーコイルRy1、Ry2は、上記ブレーキスィッチ
12及びセンサ13と直列に分圧器145に接続され
る。
【0036】なお、この制御回路本体14には、上記制
御パネル6eと、制御用のセンサ類、例えば操舵ハンド
ル8の旋回角を検出するハンドル旋回角検出手段、操舵
輪9の旋回角を検出する操舵輪旋回角検出手段、車体1
の走行速度を検出する走行速度センサ、フォーク3の進
退位置及び進退速度を検出する進退センサ、フォーク3
の起伏角及び起伏速度を検出する起伏センサ、フォーク
3の昇降位置及び昇降速度を検出する昇降センサ、非常
停止スィッチなどが接続されるがこれらの接続は本発明
に直接関係ないので、これらの配線の詳細な説明は省略
する。
【0037】さて、上述したように、走行制御ユニット
142に駆動電流を供給する制御駆動配線146に介在
させたリレースィッチry1を駆動するリレーコイルR
y1は、上記ブレーキスィッチ12及びセンサ13と直
列に介在させてあるので、オペレータが乗降口11から
離れた位置にあるブレーキスィッチ12を踏み、かつ、
足を運転台7に収めてセンサ13をオンにしていなけれ
ば走行制御ユニット152が停止して車体1を走行させ
ることができなくなる。同様に、旋回制御ユニット15
3に駆動電流を流す制御駆動配線157に介在させたリ
レースィッチry2を駆動するリレーコイルRy2は、
上記ブレーキスィッチ12、13と直列に介在させてあ
るので、オペレータが乗降口11から離れた位置にある
ブレーキスィッチ12を踏み、かつ、足を運転台7に収
めてセンサ13をオンにしていなければ旋回制御ユニッ
ト152が停止して操舵輪9を旋回させることができな
くなる。
【0038】その結果、オペレータの片足又は両足が乗
降口11から運転台7の外にはみ出した状態で車体1を
後退させたり、その場で旋回させたり、後退しながら旋
回させたりすることが確実に禁止され、オペレータが足
を運転台7に引っ込めているときのみに、正確に言え
ば、オペレータが両足を運転台7からはみ出させず、か
つ、片足でブレーキスィッチ12を踏むという正しい位
置に立っているときにのみ運転操作が可能になり、無意
識に運転台7の外に垂れ下げた足に他物が接触したり、
運転台7と周囲の他物との間に足を挟まれたりするおそ
れのない安全性の高いリーチ型フォークリフトが得られ
ることになる。
【0039】図3は本発明の他の実施例に係るリーチ型
フォークリフトの斜視図であり、この図3に示すリーチ
型フォークリフトは、上記乗降台11の下部の一方の側
縁部内にスキャナからなるセンサ13を配置している。
【0040】このセンサ13は、乗降口11の開口面と
平行な面の上光線を高速度で所定の角度範囲にわたって
繰り返し旋回させ、他物で反射した一定レベル以上の強
い反射光を検出したときにオンとなり、検出しないとき
はオフとなる。
【0041】図4はこのリーチ型フォークリフトの制御
系統図であり、上記センサ13は別のリレーコイルRy
3、分圧器145及びメインスィッチ24と直列に直流
電源16に接続され、このリレーコイルRy3が駆動す
るリレースィッチry3は、上記ブレーキスィッチ1
2、リレーコイルRy1、Ry2、分圧器145及びメ
インスィッチ24と直列に直流電源16に接続される。
【0042】運転台7に搭乗したオペレータが、運転台
7に両足を収めていればセンサ13はオフとなり、リレ
ースィッチry3はオンとなるので、ブレーキスィッチ
12を踏んでいれば車体1の運転操作が有効に行える
が、片足を乗降口11から運転台7の外にはみ出させて
いれば、リレースィッチry3がオフとなるので、もう
一方の足でブレーキスィッチ12を踏んでいてもリレー
スィッチry1、ry2がオフになり、有効に車体1を
運転できなくなる。
【0043】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記1実施例のそれらと同様であるので、これらの
詳細な説明は重複を避けるために省略する。
【0044】図5は本発明に係る又他の実施例にかかる
リーチ型フォークリフトの斜視図であり、この実施例で
は上記乗降口11の下方の車体部分に横長のスリット2
5が形成され、車体1内で運転台7の下側に超音波セン
サからなるセンサ13が配置され、該センサ13から発
射され、上記スリット25を通過して車体1外に放射さ
れた超音波が車体1外の物体で反射され、再度上記スリ
ット25を通過して上記センサ13に受信されるとオン
になる。
【0045】従って、オペレータの足が乗降口11から
運転台7外にはみ出し、下方に垂れ下がっていれば、こ
の足で超音波が反射され、センサ13に受信されてセン
サ13がオンになる。
【0046】なお、このセンサ13は周囲の他物が車体
1の後方に一定以上接近するとオンになるので、車体後
方に接近した他物を検出する接近センサに兼用すること
ができる。
【0047】又、このセンサ13は、制御系内では図4
のスキャナからなるセンサ13と同様に接続すれば良
い。
【0048】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は前例のそれらと同様であるので、これらの詳細な説
明は重複を避けるために省略する。
【0049】図6は、本発明の他の実施例に係るリーチ
型フォークリフトの制御系統図であり、この実施例で
は、最初に説明した実施例と同様にしてセンサ13が設
けられ、又、いずれも上記制御回路本体14に外付けさ
れる警報回路26と、警報制御ユニット26と、上記走
行制御レバー6dの操作を検出する走行操作検出手段2
7と、上記操舵ハンドル8の操作を検出する操舵操作検
出手段28とが設けられる。
【0050】上記走行操作検出手段27は、上記制御回
路本体14の分圧器145から供給される直流で能動化
され、走行制御レバー6dの位置を連続的に検出し、そ
の検出値を微分し、この微分結果の絶対値がゼロでない
時にオン信号(高値信号)からなる検出信号を出力し、
上記微分結果がゼロのときにはオフ信号(低値信号)か
らなる非検出信号を出力する。
【0051】又、上記操舵操作検出手段28は、同じく
上記分圧器145から供給される直流で能動化され、上
記操舵ハンドル8の旋回角を連続的に検出し、その検出
値を微分し、この微分結果の絶対値がゼロでない時にオ
ン信号(高値信号)からなる検出信号を出力し、上記微
分結果がゼロのときにはオフ信号(低値信号)からなる
非検出信号を出力する。
【0052】上記警報制御ユニット26はリレースィッ
チry4を介在させた制御駆動配線30を介して制御回
路本体14の分圧器145に接続され、この分圧器14
5から供給される直流で能動化され、上記走行操作検出
手段27の検出信号と上記操舵操作検出手段28の検出
信号との一方又は両方を入力すると、上記警報手段25
を発動させるようにしてある。
【0053】上記リレースィッチry4を駆動するリレ
ーコイルRy4は、上記ブレーキスィッチ12及びイン
タラプタ型ホトセンサからなるセンサ13と直列に接続
され、ブレーキスィッチ12及びセンサ13がオンとな
る状態、つまり、オペレータが運転台7に収まり、片足
でブレーキスィッチ12を踏んでいる状態では上記リレ
ーコイルRy3が通電状態になり、リレースィッチry
4がオフになって警報制御ユニット26及び警報手段2
5は作動しなくなる。
【0054】運転台7に搭乗したオペレータの足が乗降
口11からはみ出し、センサ13がオフになっている
と、リレーコイルRy4が非通電状態になり、上記リレ
ースィッチry4がオンになり、警報制御ユニット26
が能動状態になる。
【0055】なお、上記警報手段25としては、オペレ
ータが容易に認識できると同時に周囲の他人が簡単に認
識できる警報を発するものが好ましく、例えば赤色回転
灯、黄色回転灯など点灯状態が目立つ灯具、ストロボフ
ラッシュランプなどの点滅灯具を用い、オペレータや周
囲の他人に視覚的刺激を与えるようにしたり、ブザー
音、ベル音、チャイムや音声によりオペレータや周囲の
他人に聴覚的刺激を与えるようにしたり、走行操作レバ
ー6dや操舵ハンドル8を振動させ、オペレータに触覚
的刺激を与えるようにしたりすれば良い。
【0056】さて、メインスィッチ24をオンにした状
態で、オペレータが乗降口11から運転台7外に足をは
み出させていれば、例えば走行制御レバー6dを操作す
ると、能動状態の警報制御ユニット26に走行操作検出
手段27より検出信号が入力され、警報手段25が発動
する。そして、この警報に気付くことによりオペレータ
が両足を運転台7内に収めると、警報制御ユニット26
が非能動状態になり、警報手段25の作動が停止され
る。又、オペレータが走行制御レバー6dの操作を停止
すると、走行操作検出手段27の出力信号が非検出信号
に変わって警報手段25の作動が停止される。
【0057】メインスィッチ24をオンにした状態で、
オペレータが足を運転台7階例えば操舵制御レバー6d
を操作した場合も同様である。
【0058】つまり、この実施例では、オペレータが片
足でブレーキスィッチ12を踏み、もう一方の足を運転
台7外にはみ出させた状態で走行制御レバー6dや操舵
ハンドル8を操作すれば、これら走行制御レバー6dや
操舵ハンドル8の操作が有効であるか無効であるかに関
係無く、警報手段25が発動され、オペレータの足が運
転台7よりはみ出していることが警告される。そして、
オペレータがこの警報に気付いたり、警報に気付いた周
囲の人から与えられた注意に従ったりして足を運転台7
内に収めることにより、オペレータが足を運転台からは
み出させて車体を運転することが防止される。
【0059】又、警報を受けたオペレータは、ほとんど
の場合、その警報に驚いたり、その警報の意味を理解し
たりして、走行制御レバー6dや操舵ハンドル8の操作
をやめたり、足を運転台7内に収めたりするので、運転
台7から足がはみ出したまま車体1が操縦されることは
ほとんどなくなる。
【0060】特にこの実施例では、前例と同様に、オペ
レータがブレーキスィッチ12を踏み、両足を運転台7
に収めていなければ走行駆動手段20や旋回駆動手段2
1が作動しないようになっているので、車体1が動き出
す気遣いがない状態で警報が発せられることになるか
ら、オペレータが乗降口11から運転台7の後方に足を
垂れ下げて運転操作することを一層確実に防止すること
ができる。
【0061】なお、この実施例のその他の構成、作用な
いし作用は最初に説明した実施例のそれらと同様である
ので、重複を避けるためこれらの詳細な説明は省略す
る。
【0062】又、上記各実施例ではオペレータの足がは
み出すことを検出するようにしているが、センサやスィ
ッチで検出する対象はオペレータの身体であれば足以外
でもよく、例えば臀部、尻部などを同様の手法で検出す
るようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリーチ型
フォークリフトは、上記運転台上のオペレータの身体が
上記乗降口から運転台外にはみ出していることを検出す
るセンサと、このセンサが上記乗降口から運転台外には
み出しているオペレータの身体を検出している状態で車
体の運転を禁止する手段とが設けられることを特徴とす
るので、これによれば、オペレータが運転台に身体をは
み出させないようにしていなければ車体の運転が禁止さ
れるという作用を得ることが出きる。
【0064】従って、オペレータの身体が運転台からは
み出したまま車体が運転されるおそれがなく、このよう
な運転によって身体が周囲の他物に接触したり、周囲の
他物と車体の間に挟まれたりするおそれがないという安
全性の高いリーチ型フォークリフトを得ることができる
のである。
【0065】又、本発明に係る他のリーチ型フォークリ
フトは、上記運転台上のオペレータの身体が上記乗降口
から運転台外にはみ出していることを検出するセンサ
と、該センサが上記乗降口から運転台外にはみ出してい
るオペレータの身体を検出している状態でオペレータが
上記運転操作盤を操作した時に警報を発する警報手段と
を備えることを特徴とするので、これによれば、オペレ
ータが身体を運転台からはみ出させたまま運転操作盤を
操作すると警報が発せられるという作用が得られる。
【0066】従って、本発明に係る他のリーチ型フォー
クリフトによれば、オペレータがこの警報を認識して、
車体の運転操作を止めたり、両身体の位置を運転台から
はみ出さない位置に正したりするなどの安全行動を採る
ことを促され、オペレータがこれらの安全行動を採るこ
とにより安全な車体の運転を確保できるようになるとい
う効果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の回路ブロック図である。
【図3】本発明の斜視図である。
【図4】本発明の回路ブロック図である。
【図5】本発明の斜視図である。
【図6】本発明の回路ブロック図である。
【図7】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 車体 2 マスト 3 フォーク 6 運転操作盤 7 運転台 11 乗降口 12 ブレーキスィッチ 13 センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前部に前後移動可能なマストと、
    該マストに沿って昇降可能なフォークとが設けられ、車
    体の後部に運転操作盤とオペレータが立ち姿勢で該操作
    盤を運転操作するための運転台と、この運転台に乗降す
    るために開放された乗降口とが設けられたリーチ型フォ
    ークリフトにおいて、 上記運転台上のオペレータの身体が上記乗降口から運転
    台外にはみ出していることを検出するセンサと、このセ
    ンサが上記乗降口から運転台外にはみ出しているオペレ
    ータの身体を検出している状態で車体の運転を禁止する
    手段とが設けられることを特徴とするリーチ型フォーク
    リフト。
  2. 【請求項2】 前記センサが非接触型センサからなる請
    求項1の記載のリーチ型フォークリフト。
  3. 【請求項3】 車体の前部に前後移動可能なマストと、
    該マストに沿って昇降可能なフォークとが設けられ、車
    体の後部に運転操作盤とオペレータが立ち姿勢で該操作
    盤を運転操作するための運転台と、この運転台に乗降す
    るために開放された乗降口とが設けられたリーチ型フォ
    ークリフトにおいて、 上記運転台上のオペレータの身体が上記乗降口から運転
    台外にはみ出していることを検出するセンサと、該セン
    サが上記乗降口から運転台外にはみ出しているオペレー
    タの身体を検出している状態でオペレータが上記運転操
    作盤を操作した時に警報を発する警報手段とを備えるこ
    とを特徴とするリーチ型フォークリフト。
  4. 【請求項4】 前記センサが非接触型センサからなる請
    求項3に記載のリーチ型フォークリフト。
  5. 【請求項5】 上記警報手段が、オペレータの聴覚に訴
    える聴覚式警報手段と、オペレータの視覚に訴える警報
    を発する視覚式警報手段と、オペレータの触覚に訴える
    触覚式警報手段との中から選択された1種又は複数種類
    の警報手段からなる請求項3又は4に記載のリーチ型フ
    ォークリフト。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008242248A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Honda Motor Co Ltd 二輪車シミュレーション装置
JP5985704B1 (ja) * 2015-06-01 2016-09-06 サンコー・エア・セルテック株式会社 フォークリフト安全装置
CN110217726A (zh) * 2019-07-10 2019-09-10 杭叉集团股份有限公司 一种agv叉车
KR102227115B1 (ko) * 2019-11-05 2021-03-11 김헌성 고소작업대의 운전자와 작업자의 동작감지를 통한 충돌 및 협착 방지 시스템

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