JP2002327468A - 作業機械の保安装置 - Google Patents

作業機械の保安装置

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JP2002327468A
JP2002327468A JP2001134317A JP2001134317A JP2002327468A JP 2002327468 A JP2002327468 A JP 2002327468A JP 2001134317 A JP2001134317 A JP 2001134317A JP 2001134317 A JP2001134317 A JP 2001134317A JP 2002327468 A JP2002327468 A JP 2002327468A
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Japan
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turning direction
boom
turning
work
laser
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Application number
JP2001134317A
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English (en)
Inventor
Masaki Tamaru
正毅 田丸
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配線が複雑化することなく、かつ作業機械の周
囲で起きる事故を防止しつつ、複数の種類の保安機器を
容易に作業機械に設ける。 【解決手段】運転室3に隠れず、かつ作業機2が最低位
置Pまで下げられた場合に視認できる作業機2の所定位
置に、複数の種類の保安機器1a、1b、1c、1d、
1e、1f、1gを、一体に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機械の保安装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械には、周囲の安全を確保しつつ
作業機によって作業を行うために複数の種類の保安機器
が設けられている。
【0003】建設機械の保安機器としては、例えば、作
業機の作業範囲を照明する照明灯、作業対象物を撮影す
るテレビ監視カメラ、作業機が旋回される方向を指示す
る旋回方向指示器、作業機の負荷を表示する負荷インジ
ケータ、作業対象物を走査するスキャン装置の一部とし
てレーザ光を照射するレーザ照射器、上記スキャン装置
の一部として作業対象物によって反射されたレーザ光を
受光するレーザ受光器などがある。
【0004】これらの複数の種類の保安機器は、建設機
械の各部分に分散されて設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように複数の種
類の保安機器を建設機械の各部分に応じて分散させて設
けると、配線が複雑化するという問題が生じる。
【0006】また特に旋回する建設機械においては旋回
時に周囲に対する安全確認の喚起不足による事故が少な
からず発生している。
【0007】加えて吊上機械においては、吊荷の落下事
故を防止するための過荷重か否かの確認をオペレータが
一人で行っているので、オペレータの誤認による吊荷の
落下事故の可能性がないとは云えない。
【0008】すなわち建設機械の周囲に対する安全確認
の喚起不足やオペレータの誤認によって、建設機械の周
囲で事故が起きるという問題もある。
【0009】本発明では、配線が複雑化することなく、
かつ建設機械の周囲で起きる事故を防止しつつ、複数の
種類の保安機器を容易に作業機械に設けることを第1の
解決課題とする。
【0010】また、複数の種類の保安機器を建設機械の
各部分に応じて分散させて設けると、保安機器の各々を
破損防止用のカバー(ガード)に個別に収容する必要が
ある。 このためコストの上昇、および建設機械の外観
がすっきりせず醜悪になるなどの問題が生じる。
【0011】本発明では、コストを抑制し、かつ美観が
備わるように複数の種類の保安機器をカバーに収容する
ことを第2の解決課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用、効果】第1発明
では、上記第1の解決課題を達成するために、保安機器
が装着され、前記保安機器によって周囲の安全を確保し
つつ作業機によって作業を行うようにした作業機械の保
安装置において、運転室に隠れず、かつ前記作業機が最
低位置まで下げられた場合に視認できる作業機の所定位
置に、複数の種類の保安機器を、一体に形成したことを
特徴とする。
【0013】第1発明を図1を参照して説明する。
【0014】第1発明によれば、運転室3に隠れず、か
つ作業機2が最低位置Pまで下げられた場合に視認でき
る作業機2の所定位置に、複数の種類の保安機器1a、
1b、1c、1d、1e、1f、1gが、一体に形成さ
れる。これにより複数の種類の保安機器1a、1b、1
c、1d、1e、1f、1gはコンパクトになり、配線
が簡易になる。さらに作業機2が如何なる姿勢にされた
としても、作業機械4の周囲で複数の種類の保安機器1
a、1b、1c、1d、1e、1f、1gを視認するこ
とができるので、作業機械4の周囲に対して安全確認が
喚起される。したがって第1発明では、配線が複雑化す
ることなく、かつ作業機械の周囲で起きる事故を防止し
つつ、複数の種類の保安機器を作業機械に容易に設ける
ことができる。また第2発明では、上記第1発明におい
て、上記第2の解決課題を達成するために、前記複数の
種類の保安機器は、カバーに一体に収容されていること
を特徴とする。
【0015】第2発明によれば、図2に示すように、複
数の種類の保安機器1a、1b、1c、1d、1e、1
f、1gは、カバー20に一体に収容される。これによ
り複数の種類の保安機器1a、1b、1c、1d、1
e、1f、1gが、障害物と衝突して破損するのを防ぐ
ことができる。また、コストを抑制し、かつ美観が備わ
るように複数の種類の保安機器1a、1b、1c、1
d、1e、1f、1gをカバー20に収容することがで
きる。さらに第2発明によれば上記第1発明と同様の効
果を得ることができる。
【0016】また第3発明では、上記第1発明におい
て、前記作業機の作業範囲を照明する照明灯と、作業対
象物を撮影する監視カメラと、前記作業機が旋回される
方向を指示する旋回方向指示器と、前記作業機の負荷を
表示する負荷インジケータと、前記作業機が旋回される
方向を照明する旋回方向照明灯のうち、2種類以上の保
安機器を、設けるものとしている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明に係る
作業機械の保安装置の実施形態について説明する。な
お、本実施形態では作業機械として油圧ショベルを想定
している。また本実施形態では作業機としてブームを想
定している。また本実施形態では複数の種類の保安機器
として、旋回方向照明灯、作業範囲照明灯、テレビ監視
カメラ、レーザ照射器、旋回方向指示器、負荷インジケ
ータ、レーザ受光器を想定している。
【0018】図1は、本発明に係る油圧ショベルの保安
装置の実施形態を示す左側面図である。なお図1中左側
を油圧ショベル4の前側、図1中右側を油圧ショベル4
の後側とする。また図1中上側を油圧ショベル4の上
側、図1中下側を油圧ショベル4の下側とする。
【0019】図1に示すように油圧ショベル4は、大き
くは、保安装置1と、ブーム2と、運転室3と、ブーム
角度センサ5と、旋回角度センサ6と、アーム7と、レ
バー8と、クレーンモニタ9と、ブームシリンダ10
と、旋回部4aとを備えている。
【0020】油圧ショベル4の運転室3は旋回部4aに
設けられている。
【0021】運転室3内には、レバー8と、クレーンモ
ニタ9とが設けられている。
【0022】レバー8は操作に応じて油圧信号(電気信
号)を出力することにより旋回部4aを旋回させる。
【0023】クレーンモニタ9は、ブーム2の負荷を表
示する。
【0024】油圧ショベル4の旋回部4aには旋回角度
センサ6が設けられている。
【0025】旋回角度センサ6は、旋回部4aの回転角
度を検出する。
【0026】旋回部4aにはブーム2の一端部が取り付
けられている。一方、このブーム2の端部と対向する側
のブーム2の端部にはアーム7が取り付けられている。
【0027】ブーム2はブームシリンダ10、および図
示しないブームシリンダの伸縮動作に応じて上下方向に
姿勢が変化する。
【0028】ブームシリンダ10の一端部はブーム2の
左側面に配設されている。一方、このブームシリンダ1
0の端部と対向する側のブームシリンダ10の端部は旋
回部4aに設けられている。図示しないブームシリンダ
の一端部はブーム2の右側面に配設されている。一方、
このブームシリンダの端部と対向する側の図示しないブ
ームシリンダの端部はブームシリンダ10と同様に旋回
部4aに設けられている。
【0029】ブーム2は最低位置Pまで下げることがで
きるものとする。
【0030】ブーム2の姿勢角度はブーム角度センサ5
によって検出される。
【0031】ブーム角度センサ5は旋回部4aに設けら
れている。
【0032】保安装置1はブーム2の左側面に配設され
ている。一方、図示しない保安装置1′はブーム2の右
側面に配設されている。
【0033】保安装置1にはブームシリンダ10の端部
が設けられている。一方、保安装置1′には図示しない
ブームシリンダの端部が設けられている。
【0034】保安装置1には、旋回方向照明灯1a、作
業範囲照明灯1b、テレビ監視カメラ1c、レーザ照射
器1d、旋回方向指示器1e、負荷インジケータ1f、
レーザ受光器1gの、7種類の保安機器が装着されてい
る。なお、保安装置1と同様に保安装置1′にも、旋回
方向照明灯1a′、作業範囲照明灯1b′、テレビ監視
カメラ1c′、レーザ照射器1d′、旋回方向指示器1
e′、負荷インジケータ1f′、レーザ受光器1g′
の、7種類の保安機器が装着されているものとする。
【0035】これら旋回方向照明灯1a、作業範囲照明
灯1b、テレビ監視カメラ1c、レーザ照射器1d、旋
回方向指示器1e、負荷インジケータ1f、レーザ受光
器1g(旋回方向照明灯1a′、作業範囲照明灯1
b′、テレビ監視カメラ1c′、レーザ照射器1d′、
旋回方向指示器1e′、負荷インジケータ1f′、レー
ザ受光器1g′)は、運転室3に隠れず、かつブーム2
が最低位置Pまで下げられた場合に視認できるブーム2
の所定位置に、一体に形成されている。
【0036】これにより旋回方向照明灯1a、作業範囲
照明灯1b、テレビ監視カメラ1c、レーザ照射器1
d、旋回方向指示器1e、負荷インジケータ1f、レー
ザ受光器1g(旋回方向照明灯1a′、作業範囲照明灯
1b′、テレビ監視カメラ1c′、レーザ照射器1
d′、旋回方向指示器1e′、負荷インジケータ1
f′、レーザ受光器1g′)はコンパクトになり、配線
が簡易になる。
【0037】さらにブーム2が如何なる姿勢にされたと
しても、油圧ショベル4の周囲で旋回方向照明灯1a、
作業範囲照明灯1b、テレビ監視カメラ1c、レーザ照
射器1d、旋回方向指示器1e、負荷インジケータ1
f、レーザ受光器1g(旋回方向照明灯1a′、作業範
囲照明灯1b′、テレビ監視カメラ1c′、レーザ照射
器1d′、旋回方向指示器1e′、負荷インジケータ1
f′、レーザ受光器1g′)を視認することができるの
で、油圧ショベル4の周囲に対して安全確認が喚起され
る。
【0038】図2は、保安装置1の前方の斜め左側から
保安装置1を拡大して見た拡大斜視図である。なお図2
中上側を保安装置1の上側、図2中下側を保安装置1の
下側とする。
【0039】旋回方向照明灯1a、作業範囲照明灯1
b、テレビ監視カメラ1c、レーザ照射器1d、旋回方
向指示器1e、負荷インジケータ1f、レーザ受光器1
gは、カバー20に一体に収容されている。
【0040】同様に図示しない旋回方向照明灯1a′、
作業範囲照明灯1b′、テレビ監視カメラ1c′、レー
ザ照射器1d′、旋回方向指示器1e′、負荷インジケ
ータ1f′、レーザ受光器1g′は、図示しないカバー
に一体に収容されているものとする。
【0041】カバー20内にはブームシリンダ10の端
部が収容されている。一方、図示しないカバー内にはブ
ームシリンダ10′の端部が収容されている。
【0042】旋回方向照明灯1aは保安装置1の左側面
の上側に装着されている。負荷インジケータ1fは保安
装置1の左側面の下側に装着されている。
【0043】旋回方向指示器1eは保安装置1の前面の
左側に装着されている。作業範囲照明灯1b、テレビ監
視カメラ1c、レーザ照射器1d、レーザ受光器1gは
保安装置1の前面の右側に装着されている。
【0044】なお、図示しない旋回方向照明灯1a′は
保安装置1′の右側面の上側に装着されているものとす
る。負荷インジケータ1f′は保安装置1′の右側面の
下側に装着されているものとする。また図示しない旋回
方向指示器1e′は図示しない保安装置1′の前面の右
側に装着されているものとする。また図示しない作業範
囲照明灯1b′、テレビ監視カメラ1c′、レーザ照射
器1d′、レーザ受光器1g′は図示しない保安装置
1′の前面の左側に装着されているものとする。
【0045】ここで負荷インジケータ1f、1f′につ
いて説明する。
【0046】負荷インジケータ1f、1f′は、クレー
ンモニタ9によるブーム2の負荷の表示に連動して、ブ
ーム2の負荷(転倒モーメント)を表示する。
【0047】例えば、負荷インジケータ1f、1f′は
転倒モーメントが90%になると点滅し、転倒モーメン
トが100%になると連続点灯する。
【0048】次に、旋回方向照明灯1a、1a′および
作業範囲照明灯1b、1b′について説明する。
【0049】図3は、旋回方向照明灯1a、1a′およ
び作業範囲照明灯1b、1b′の照明方向を示す図であ
る。なお図3の油圧ショベル4は上面を示している。ま
た図3中上側を油圧ショベル4の前側、図3中下側を油
圧ショベル4の後側とする。また図3中左側を油圧ショ
ベル4の左側、図3中右側を油圧ショベル4の右側とす
る。
【0050】図3に示すように旋回方向照明灯1aは、
油圧ショベル4の左方、すなわちブーム2が左旋回され
る方向X1を照明する。
【0051】また旋回方向照明灯1a′は、油圧ショベ
ル4の右方、すなわちブーム2が右旋回される方向X2
を照明する。
【0052】また作業範囲照明灯1b、1b′は、油圧
ショベル4の前方、すなわち油圧ショベル4から盛土や
路面などの作業対象物に向かう方向Yに沿って光を照射
することにより作業対象物を照明する。
【0053】なお、テレビ監視カメラ1c、1c′、レ
ーザ照射器1d、1d′、旋回方向指示器1e、1
e′、レーザ受光器1g、1g′の説明については、上
述した従来技術と同様なので省略する。
【0054】次に保安装置1の動作について図4〜7面
を参照して説明する。なお保安装置1の作業範囲照明灯
1bおよびテレビ監視カメラ1cの動作の説明について
は省略する。また保安装置1′の動作の説明については
保安装置1の動作と同様なので省略する。
【0055】まず旋回方向照明灯1a、旋回方向指示器
1eの動作について図4を参照して説明する。また、図
4では旋回部4aが左旋回される場合を想定して説明す
る。
【0056】図4は、旋回方向照明灯1aによってブー
ム2の旋回方向が照明される様子を示す図である。な
お、図4の油圧ショベル4は油圧ショベル4の前方の斜
め左上側から見ている。
【0057】図1のレバー8が操作されると油圧信号
(電気信号)が出力される。
【0058】これにより旋回方向指示器1eが点灯され
て、ブーム2が左旋回される方向Aが指示される。
【0059】旋回方向指示器1eの点灯と同時に旋回方
向照明灯1aから光が照射される。
【0060】旋回方向指示器1eの点灯と旋回方向照明
灯1aによる光の照射から僅かに遅れて、旋回部4aが
方向Aに示すように左旋回される。そしてブーム2が左
旋回される。
【0061】こうして旋回方向照明灯1aによりブーム
2が左旋回される方向X1が照明される。
【0062】ここで、例えば、ブーム2が左旋回される
方向Aに電柱や木などの障害物が存在するものとする。
【0063】このとき旋回方向照明灯1aによって障害
物が照明範囲40内で照明されるので、ブーム2と障害
物とが衝突する前にオペレータが障害物を視認すること
ができる。
【0064】このためブーム2の旋回操作中にブーム2
と障害物とが衝突する事態を回避することができる。
【0065】次に負荷インジケータ1fの動作について
図5を参照して説明する。
【0066】図5は、油圧ショベル4が吊り作業を行う
様子を示す図である。なお図5の油圧ショベル4は図1
と同様に左側面を示している。また図5中上側を油圧シ
ョベル4の上側とする。いま、アーム7に建設資材50
を吊り、上方向Uにブーム2を駆動させることによって
建設資材50を吊り上げるものとする。
【0067】このときクレーンモニタ9にブーム2の負
荷が表示される。
【0068】一方、転倒モーメントが90%になると、
負荷インジケータ1fが点滅される。
【0069】そして転倒モーメントが100%になる
と、負荷インジケータ1fが連続点灯される。
【0070】こうして油圧ショベル4の転倒が警報され
る。
【0071】すなわちクレーンモニタ9のみならず負荷
インジケータ1fでもブーム2の負荷(転倒モーメン
ト)を表示することにより、オペレータのみならず油圧
ショベル4の外にいる者に対しても油圧ショベル4の転
倒が警報される。
【0072】これにより油圧ショベル4の外にいる者を
安全な場所に退避させることができ、油圧ショベル4の
転倒による人的被害を最小限にとどめることができる。
【0073】次にレーザ照射器1d、レーザ受光器1g
の動作について図6、図7を参照して説明する。なお図
6中上側を油圧ショベル4の上側とし、図6中下側を油
圧ショベル4の下側とする。また図6中左側を油圧ショ
ベル4の前側とし、図6中右側を油圧ショベル4の後側
とする。
【0074】図6は、レーザ光によって作業路面の形状
や状態を走査している様子を示す図である。なお図6の
油圧ショベル4は図1、図5と同様に左側面を示してい
る。
【0075】まず作業路面60に対してレーザ照射器1
dからレーザ光が照射される。
【0076】作業路面60のうちレーザ光が照射された
レーザ照射領域61は、ブーム2が上方向Uに駆動され
るのに応じて前方向Fに移動され、ブーム2が下方向L
に駆動されるのに応じて後方向Rに移動される。
【0077】ここでブーム2が上方向U、あるいは下方
向Lに駆動されれば、ブーム2の姿勢角度が変化する。
【0078】したがってブーム2の姿勢角度がブーム角
度センサ5によって検出されることにより、ブーム2の
上方向U、あるいは下方向Lへの駆動量がわかるので、
レーザ照射領域61の前方向F、あるいは後方向Rの位
置が判明される。
【0079】これにより、いま前方向F、あるいは後方
向Rに沿って作業路面60の形状、状態を走査している
位置が判明される。
【0080】図7は、ブーム2を旋回させつつ作業路面
にレーザ光を照射して作業路面の形状や状態を走査して
いる様子を示す図である。なお図7の油圧ショベル4は
図3と同様に上面を示している。
【0081】図7に示すように、レーザ照射領域61
は、油圧ショベル4の旋回部4aが旋回方向Cに沿って
旋回されるのに応じて旋回部4aの回転軸を中心とする
同心円の周上を移動する。これによりレーザ照射領域6
1は、ドーナツ状に形成される。
【0082】ここで油圧ショベル4の旋回部4aが旋回
方向Cに沿って旋回されれば、旋回部4aの回転角度が
変化する。
【0083】したがって旋回部4aの回転角度が旋回角
度センサ6によって検出されることにより、旋回部4a
の旋回方向Cへの駆動量がわかるので、レーザ照射領域
61の旋回方向Cの位置が判明される。
【0084】これにより、いま旋回方向Cに沿って作業
路面60の形状、状態を走査している位置が判明され
る。
【0085】そして作業路面60によって反射されたレ
ーザ光がレーザ受光器1gによって受光される。
【0086】こうして作業路面60の形状、状態が走査
され、作業路面60の形状、状態の情報が得られる。
【0087】この作業路面60の形状、状態の情報、お
よびGPS(グローバルポジショニングシステム)によ
って得られた作業路面60の位置情報、および施工計画
情報を組み合わせることで、施工管理を行うことが可能
になる。
【0088】以上のように、本実施形態によれば、運転
室3に隠れず、かつブーム2が最低位置Pまで下げられ
た場合に視認できるブーム2の所定位置に、旋回方向照
明灯1a、作業範囲照明灯1b、テレビ監視カメラ1
c、レーザ照射器1d、旋回方向指示器1e、負荷イン
ジケータ1f、レーザ受光器1g(旋回方向照明灯1
a′、作業範囲照明灯1b′、テレビ監視カメラ1
c′、レーザ照射器1d′、旋回方向指示器1e′、負
荷インジケータ1f′、レーザ受光器1g′)が、一体
に形成される。これにより旋回方向照明灯1a、作業範
囲照明灯1b、テレビ監視カメラ1c、レーザ照射器1
d、旋回方向指示器1e、負荷インジケータ1f、レー
ザ受光器1g(旋回方向照明灯1a′、作業範囲照明灯
1b′、テレビ監視カメラ1c′、レーザ照射器1
d′、旋回方向指示器1e′、負荷インジケータ1
f′、レーザ受光器1g′)はコンパクトになり、配線
が簡易になる。
【0089】さらにブーム2が如何なる姿勢にされたと
しても、油圧ショベル4の周囲で旋回方向照明灯1a、
作業範囲照明灯1b、テレビ監視カメラ1c、レーザ照
射器1d、旋回方向指示器1e、負荷インジケータ1
f、レーザ受光器1g(旋回方向照明灯1a′、作業範
囲照明灯1b′、テレビ監視カメラ1c′、レーザ照射
器1d′、旋回方向指示器1e′、負荷インジケータ1
f′、レーザ受光器1g′)を視認することができるの
で、油圧ショベル4の周囲に対して安全確認が喚起され
る。
【0090】したがって本実施形態では、配線が複雑化
することなく、かつ油圧ショベル4の周囲で起きる事故
を防止しつつ、旋回方向照明灯1a、作業範囲照明灯1
b、テレビ監視カメラ1c、レーザ照射器1d、旋回方
向指示器1e、負荷インジケータ1f、レーザ受光器1
g(旋回方向照明灯1a′、作業範囲照明灯1b′、テ
レビ監視カメラ1c′、レーザ照射器1d′、旋回方向
指示器1e′、負荷インジケータ1f′、レーザ受光器
1g′)を油圧ショベル4に容易に設けることができ
る。
【0091】また本実施形態によれば、旋回方向照明灯
1a、作業範囲照明灯1b、テレビ監視カメラ1c、レ
ーザ照射器1d、旋回方向指示器1e、負荷インジケー
タ1f、レーザ受光器1gは、カバー20に一体に収容
される(旋回方向照明灯1a′、作業範囲照明灯1
b′、テレビ監視カメラ1c′、レーザ照射器1d′、
旋回方向指示器1e′、負荷インジケータ1f′、レー
ザ受光器1g′は、図示しないカバーに一体に収容され
る。)。
【0092】これにより旋回方向照明灯1a、作業範囲
照明灯1b、テレビ監視カメラ1c、レーザ照射器1
d、旋回方向指示器1e、負荷インジケータ1f、レー
ザ受光器1g(旋回方向照明灯1a′、作業範囲照明灯
1b′、テレビ監視カメラ1c′、レーザ照射器1
d′、旋回方向指示器1e′、負荷インジケータ1
f′、レーザ受光器1g′)が、土砂や建設資材などと
衝突して破損するのを防ぐことができる。
【0093】またコストを抑制し、かつ美観が備わるよ
うに旋回方向照明灯1a、作業範囲照明灯1b、テレビ
監視カメラ1c、レーザ照射器1d、旋回方向指示器1
e、負荷インジケータ1f、レーザ受光器1g(旋回方
向照明灯1a′、作業範囲照明灯1b′、テレビ監視カ
メラ1c′、レーザ照射器1d′、旋回方向指示器1
e′、負荷インジケータ1f′、レーザ受光器1g′)
を、カバー20に収容することができる。
【0094】ところで上述した実施形態では、ブーム2
が旋回される方向は旋回方向指示器1e(1e′)が点
灯することによって指示しているが、文字を表示するこ
とによって指示してもよい。
【0095】図8は、ブーム2を旋回させる方向が文字
を表示することによって指示される例を示す図である。
なお図8は、図2と同様に保安装置11の前方の斜め左
側から保安装置11を拡大して見た拡大斜視図である。
また、図8において、前述の図2と同一の構成要素には
同一の符号を付しており、これらの構成要素の説明につ
いては適宜省略する。
【0096】図8に示す旋回方向指示器80は、図2の
旋回方向指示器1eが保安装置1に装着されている位置
と同じ位置になるように保安装置11に装着されてい
る。
【0097】旋回方向指示器80は、ブーム2が左に旋
回された場合に、例えば「左旋回中」という文字を表示
する。これによりブーム2が左旋回される方向を指示す
ることができる。
【0098】なお、図示しない旋回方向指示器1e′が
保安装置1′に装着されている位置と同じ位置になるよ
うに図示しない保安装置11′に、図示しない旋回方向
指示器81を装着してもよい。そして旋回方向指示器8
1によってブーム2が右に旋回された場合に、例えば
「右旋回中」という文字を表示してもよい。これにより
ブーム2が右旋回される方向を指示することができる。
【0099】さて、上述した実施形態では、保安装置1
をブーム2の左側面に配設し、図示しない保安装置1′
をブーム2の右側面に配設しているが、保安装置1、
1′を共にブーム2の下側面に配設してもよい。
【0100】図9は、保安装置1、1′を共にブーム2
の下側面に配設した例を示す油圧ショベル4の左側面図
である。なお、図9において、前述の図1と同一の構成
要素には同一の符号を付している。
【0101】図9では保安装置1がブーム2の下側面に
設けられている。なお、図9において図示しない保安装
置1′は保安装置1の右側面側(反対側)に並設されて
いるものとする。
【0102】すなわち図9において、旋回方向照明灯1
a′、作業範囲照明灯1b′、テレビ監視カメラ1
c′、レーザ照射器1d′、旋回方向指示器1e′、負
荷インジケータ1f′、レーザ受光器1g′は、保安装
置1の右側面側(反対側)にあるものとする。
【0103】またブームシリンダ90はブーム2の長手
方向に沿ってブーム2の下側面に一つ設けられている。
【0104】図9では保安装置1、1′をブーム2の下
側面に左右に並設させているので、保安装置1、1′に
装着されている旋回方向照明灯1a、作業範囲照明灯1
b、テレビ監視カメラ1c、レーザ照射器1d、旋回方
向指示器1e、負荷インジケータ1f、レーザ受光器1
g、旋回方向照明灯1a′、作業範囲照明灯1b′、テ
レビ監視カメラ1c′、レーザ照射器1d′、旋回方向
指示器1e′、負荷インジケータ1f′、レーザ受光器
1g′を、一つのカバー91に一体に収容してカバーを
合理化することができる。
【0105】カバー91内にはブームシリンダ90の端
部が収容されている。
【0106】また、本実施形態では、複数の種類の保安
機器として、旋回方向照明灯、作業範囲照明灯、テレビ
監視カメラ、レーザ照射器、旋回方向指示器、負荷イン
ジケータ、レーザ受光器を想定して説明したが、本発明
は、上記保安機器に限らず、他の保安機器に適用しても
よい。
【0107】また、本実施形態では、油圧ショベル4の
外にいる者に対する油圧ショベル4の転倒の警報を、負
荷インジケータ1f(1f′)を点滅、および連続点灯
させることによって行っているが、ブザーの音によって
行ってもよいし、転倒モーメントの数値を表示してもよ
いし、色を変えて行ってもよい。
【0108】また、本実施形態では、旋回方向指示器1
e(1e′)を点灯させることによってブーム2の旋回
方向を指示しているが、音声によってブーム2の旋回方
向を指示してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る油圧ショベルの保安装置
の実施形態を示す図である。
【図2】図2は、保安装置の拡大斜視図である。
【図3】図3は、作業範囲照明灯および旋回方向照明灯
の照明方向を示す図である。
【図4】図4は、旋回方向照明灯によってブームの旋回
方向が照明される様子を示す図である。
【図5】図5は、油圧ショベルが吊り作業を行う様子を
示す図である。
【図6】図6は、レーザ光によって作業路面の形状や状
態を走査している様子を示す図である。
【図7】図7は、ブーム2を旋回させつつ作業路面にレ
ーザ光を照射して作業路面の形状や状態を走査している
様子を示す図である。
【図8】図8は、旋回方向指示器の変形例を示す図であ
る。
【図9】図9は、保安装置の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1…保安装置 1a…旋回方向照明灯 1b…作業範囲照明灯 1c…テレビ監視カメラ 1d…レーザ照射器 1e…旋回方向指示器 1f…負荷インジケータ 1g…レーザ受光器 2…ブーム 3…運転室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保安機器が装着され、前記保安機器に
    よって周囲の安全を確保しつつ作業機によって作業を行
    うようにした作業機械の保安装置において、 運転室に隠れず、かつ前記作業機が最低位置まで下げら
    れた場合に視認できる作業機の所定位置に、複数の種類
    の保安機器を、一体に形成したことを特徴とする作業機
    械の保安装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の種類の保安機器は、カバー
    に一体に収容されていることを特徴とする請求項1記載
    の作業機械の保安装置。
  3. 【請求項3】 前記作業機の作業範囲を照明する照明
    灯と、作業対象物を撮影する監視カメラと、前記作業機
    が旋回される方向を指示する旋回方向指示器と、前記作
    業機の負荷を表示する負荷インジケータと、前記作業機
    が旋回される方向を照明する旋回方向照明灯のうち、2
    種類以上の保安機器を、設けたことを特徴とする請求項
    1記載の作業機械の保安装置。
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