JP7258613B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機械に関する。
例えば、自機の周囲の物体を検出するセンサが上部旋回体に搭載される作業機械が知られている(特許文献1参照)。
特開2014-181508号公報
しかしながら、上部旋回体にセンサが搭載される場合、自機に相対的に近接する領域の物体を検出する必要があり、センサの検出方向を斜め下方に向けて設定する必要がある。そのため、自機から相対的に離れた領域が検出範囲から外れてしまい、当該領域の物体を適切に検出できない可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、自機の周囲の物体をより適切に検出することが可能な作業機械を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、
下部走行体と、
前記下部走行体に旋回自在に支持される上部旋回体と、
前記下部走行体に取り付けられ、直接的に、又は、所定の部材を介して間接的に、前記下部走行体の周囲の物体を検出するセンサと、を備え、
前記下部走行体は、前記上部旋回体を支持する第1のフレームと、前記第1のフレームの左右のそれぞれに取り付けられ、前記第1のフレームよりも進行方向に延出するクローラとを有し、
前記所定の部材は、前記クローラを構成する第2のフレームの内側面に取り付けられ、
前記センサは、前記第1のフレームに取り付けられ、前記下部走行体の周囲の物体を直接的に検出可能な範囲の外の死角領域の物体を前記所定の部材を介して間接的に検出し、左右何れか一方の前記所定の部材を介して左右何れか他方の前記クローラに進行方向で面している物体を検出する、
作業機械が提供される。

上述の実施形態によれば、自機の周囲の物体をより適切に検出することが可能な作業機械を提供することができる。
クローラクレーンの一例を示す側面図である。 クローラクレーンの一例を示す上面図である。 クローラクレーンの一例を示す正面図である。 周辺監視装置の構成の一例を示す図である。 周辺監視装置による周辺監視処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 一実施形態に係るクローラクレーンの他の例を示す上面図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
[クローラクレーンの概要]
まず、図1(図1A~図1C)を参照して、本実施形態に係るクローラクレーン100(作業機械の一例)の概要について説明をする。
図1A~図1Cは、本実施形態に係るクローラクレーン100の一例を示す側面図、上面図、及び正面図である。以下、本実施形態では、クローラ1Cの走行油圧モータ1M(つまり、駆動輪)が設けられる一端側を下部走行体1の"後"とし、その反対側を下部走行体1の"前"とする。
尚、図1B、図1Cでは、図1Aに示すブーム4、マスト5、バックストップ6等の描画が省略されている。
クローラクレーン100は、下部走行体1と、旋回機構2を介して旋回自在に下部走行体1に搭載される上部旋回体3と、ブーム4と、マスト5と、バックストップ6と、フック8と、カウンタウェイト9と、キャビン10を備える。
下部走行体1は、上部旋回体3を支持するトラックフレーム1TFと、トラックフレーム1TFの左右に取り付けられる、左右一対のクローラ1C(左側のクローラ1CL及び右側のクローラ1CR)を含む。
クローラ1C(クローラ1CL,1CR)は、クローラフレーム1CF(左側のクローラフレーム1CFL及び右側のクローラフレーム1CFR)と、走行油圧モータ1M(左側の走行油圧モータ1ML及び右側の走行油圧モータ1MR)と、クローラシュー1CS(左側のクローラシュー1CSL及び右側のクローラシュー1CSR)を含む。
クローラフレーム1CFL,1CFRは、トラックフレーム1TFの左右にそれぞれ取り付けられる。クローラフレーム1CFL,1CFRは、上下のローラ、前端の遊動輪、及び後端の起動輪を介して、クローラシューを支持する。
走行油圧モータ1ML,1MRは、それぞれ、クローラフレーム1CFL,1CFRの後端部に取り付けられ、起動輪を介して、クローラシュー1CSL,1CSRを駆動する。即ち、下部走行体1は、それぞれのクローラ1CL,1CRが走行油圧モータ1ML及び走行油圧モータ1MR)で油圧駆動されることにより走行する。
上部旋回体3は、旋回油圧モータで旋回機構2が油圧駆動されることにより、下部走行体1に対して旋回する。
ブーム4は、上部旋回体3の前部中央に起伏可能に取り付けられる。ブーム4の先端部から主巻ロープ7が垂下され、主巻ロープ7の先端には、フック8が取り付けられる。
マスト5は、上部旋回体3のブーム4の基端部よりも若干後方において、ブーム4の回動軸と平行な回動軸回りに回動可能に取り付けられる。マスト5の先端部は、ペンダントロープ5aを介してブーム4の先端部と接続され、油圧駆動されるブーム起伏ウインチ5cによるブーム起伏ロープ5bの巻き取り及び巻き出しにより、マスト5を介してブーム4が起伏する。
バックストップ6は、その基端がブーム4の基端よりも後方の上部旋回体3の部分において、ブーム4の回動軸と平行な回動軸回りに回動可能に取り付けられ、その先端がブーム4の基端と先端との間の後面部分において、ブーム4の回動軸と平行な回動軸回りに回動可能に取り付けられる。バックストップ6は、ブーム4の起伏動作に応じて伸縮し、例えば、ブーム4が略直立状態の場合にブーム4を後方から支える機能を有する。
主巻ロープ7は、その基端が、ブーム4の基端と先端との間の後面部分に取り付けられる主巻ウインチ7aに取り付けられ、その先端がフック8に取り付けられる。主巻ロープ7は、油圧駆動される主巻ウインチ7aにより巻き取り及び巻き出しが行われることにより、フック8を上下させることができる。
フック8は、主巻ロープ7の先端に取り付けられ、吊荷を吊り下げるために用いられる。
カウンタウェイト9は、上部旋回体3の後端部に設けられ、ブーム4及び吊荷の重量との重量バランスを取る機能を有する。
キャビン10(運転室の一例)は、オペレータが搭乗する運転室である。キャビン10は、上部旋回体3の右前端部に取り付けられる。キャビン10の内部には、操縦席や油圧アクチュエータ(例えば、走行油圧モータ1ML,1MR、旋回油圧モータ、各種ウインチを駆動する油圧モータ等)を操作する操作装置(例えば、操作レバーや操作ペダル等)が設けられる。
[周辺監視装置の構成]
次に、図1(図1A~図1C)に加えて、図2を参照して、本実施形態に係るクローラクレーン100に搭載される周辺監視装置200の構成について説明をする。
図2は、本実施形態に係る周辺監視装置200の構成の一例を示すブロック図である。
周辺監視装置200は、クローラクレーン100の周囲の所定範囲内への監視対象である所定の物体(以下、単に「監視対象」)の侵入を監視し、監視対象を検出した場合に、キャビン10内のオペレータやクローラクレーン100の周囲の作業者等に報知する。また、周辺監視装置200は、監視対象を検出した場合に、クローラクレーン100の動作を制限し、クローラクレーン100の周囲の安全性を確保するようにしてもよい。監視対象には、クローラクレーン100の周囲で作業する作業者や作業現場の監督者等の"人"が含まれうる。また、監視対象には、作業現場に仮置きされた資材、作業現場の仮設事務所等の定置された(移動しない)障害物やトラックを含む車両等の移動する障害物等、人以外の任意の障害物が含まれうる。以下、本実施形態では、監視対象が人である場合を中心に説明を続ける。
周辺監視装置200は、コントローラ30と、LIDAR(Light Detection and Ranging)40と、カメラ45と、カメラ47と、表示装置50と、操作入力装置52と、音声出力装置54と、油圧制御弁60を含む。
コントローラ30は、周辺監視装置200の機能に関する制御を行う制御装置である。コントローラ30は、例えば、キャビン10内に搭載される。
コントローラ30は、その機能が任意のハードウェア、或いは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにより実現されてよい。コントローラ30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置(主記憶装置)、ROM(Read Only Memory)等の補助記憶装置、及びインターフェース装置等を含むマイクロコンピュータを中心に構成される。コントローラ30は、例えば、補助記憶装置にインストールされる一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、検出部301と、表示処理部302と、調整部303を含む。
尚、コントローラ30の機能の一部又は全部は、他のコントローラにより実現されてもよい。つまり、周辺監視装置200の機能は、複数のコントローラにより分担されることにより実現されてもよい。また、コントローラ30は、周辺監視装置200の機能に関する制御以外のクローラクレーン100に関する制御を行ってもよい。つまり、コントローラ30は、周辺監視装置200の機能に特化した専用の制御装置であってもよいし、周辺監視装置200の機能を含むクローラクレーン100の各種機能に関する制御を行う汎用の制御装置であってもよい。
LIDAR40(センサの一例)は、下部走行体1に取り付けられ、クローラクレーン100の周囲の三次元空間に存在する物体を認識(検出)すると共に、LIDAR40或いはクローラクレーン100から認識された物体までの距離等の位置情報を測定する。例えば、図1B及び図1Cに示すように、LIDAR40は、下部走行体1のトラックフレーム1TFの前端中央部に取り付けられ、下部走行体1の前方の物体を認識し、認識された物体までの距離等を測定する。LIDAR40の出力情報(検出情報)は、コントローラ30に取り込まれる。
図1Bに示すように、LIDAR40は、例えば、走査型である。LIDAR40は、水平方向に照射するレーザを少なくとも下部走行体1の左右方向への走査機構を搭載し、上面視で下部走行体1の前方に向けて画角VAの検出範囲を有する。つまり、LIDAR40は、水平方向に走査可能な二次元走査型のレーザスキャナであってよい。画角VAは、上面視で、LIDAR40を通過する前後軸を含む角度領域VA1と、左端部の角度領域VA2と、右端部の角度領域VA3を含む。また、LIDAR40の設置高さが想定される監視対象よりも高い場合、レーザの上下方向の照射角度が前下がりに傾斜するように、LIDAR40を設置してもよい。これにより、LIDAR40は、適切に監視対象を検出することができる。また、LIDAR40は、レーザを上下方向への走査機構を有してもよい。つまり、LIDAR40は、3次元走査型のレーザスキャナであってよい。また、LIDAR40は、発光モジュールからレーザを三次元の広範囲に照射し、反射光(レーザ)を三次元距離画像素子で撮像する、いわゆるフラッシュ型であってもよい。
角度領域VA1は、画角VAの中で、LIDAR40から見てクローラ1CL,1CRの死角にならずに下部走行体1の周囲(前方)の物体を直接的に検出可能な検出範囲に相当する。
角度領域VA2は、画角VAの中で、LIDAR40から見て左側のクローラ1CLの死角になって、下部走行体1の周囲の物体を直接的に検出できない検出範囲、換言すれば、左側のクローラ1CLを検出してしまう検出範囲に相当する。
角度領域VA3は、画角VAの中で、LIDAR40から見て右側のクローラ1CRの死角になって、下部走行体1の周囲を直接的に検出できない検出範囲、換言すれば、右側のクローラ1CLを検出してしまう検出範囲に相当する。
角度領域VA2及び角度領域VA3のそれぞれの角度範囲には、ミラー部材42(左側のミラー部材42L及び右側のミラー部材42R)が設けられる。
ミラー部材42(所定の部材の一例)は、LIDAR40から照射されるレーザを、下部走行体1の周囲のLIDAR40から見た死角領域を含む所定範囲に向けて反射させると共に、当該所定範囲の物体から反射されるレーザをLIDAR40に向けて反射させる。例えば、ミラー部材42L,42Rは、それぞれ、左側のクローラフレーム1CFL及び右側のクローラフレーム1CFRの内側面に取り付けられる。
具体的には、ミラー部材42Lは、LIDAR40から角度領域VA2に照射されるレーザを、右側のクローラ1CRの前方(前進方向)に面している死角領域BSRを含む所定範囲に反射させる。また、ミラー部材42Lは、死角領域BSRを含む所定範囲から反射されるレーザをLIDAR40に向けて反射させる。これにより、LIDAR40は、直接的にレーザを届けることができない死角領域BSRにミラー部材42Lを介して間接的にレーザを届け、死角領域BSRの物体の反射光(レーザ)を、ミラー部材42Lを介して受光することができる。そのため、LIDAR40は、ミラー部材42Lを介して、間接的に、死角領域BSRの物体を検出することができる。また、LIDAR40は、LIDAR40とミラー部材42Lとの間の相対位置関係に関する情報(以下、「相対位置関係情報」)を不揮発性の内部メモリや外部の不揮発性の記憶装置(例えば、コントローラ30の補助記憶装置等)から参照することができる。そのため、LIDAR40は、角度領域VA2からの反射光に基づき物体を認識(検出)した場合、レーザの照射から受光までの時間に基づく距離情報(例えば、TOF(Time of Flight)方式による距離情報)と、相対位置関係情報とに基づき、認識した物体の実際の位置情報を取得(演算)する。これにより、レーザはミラー部材42Lで反射されるため、距離情報だけでは、認識した物体の実際の位置を特定できないところ、相対位置関係情報に基づき、角度領域VA2に照射されたレーザに基づき検出した物体の実際の位置を特定することができる。
同様に、ミラー部材42Rは、LIDAR40から角度領域VA3に照射されるレーザを、左側のクローラ1CLの前方(前進方向)に面している死角領域BSLを含む所定範囲に反射させる。また、ミラー部材42Rは、死角領域BSLを含む所定範囲から反射されるレーザをLIDAR40に向けて反射させる。これにより、LIDAR40は、直接的にレーザを届けることができない死角領域BSLにミラー部材42Rを介して間接的にレーザを届け、死角領域BSLの物体の反射光(レーザ)を、ミラー部材42Rを介して受光することができる。そのため、LIDAR40は、ミラー部材42Rを介して、間接的に、死角領域BSLの物体を検出することができる。また、LIDAR40は、LIDAR40とミラー部材42Rとの間の相対位置関係情報を不揮発性の内部メモリや外部の不揮発性の記憶装置から参照することができる。そのため、LIDAR40は、角度領域VA3からの反射光に基づき物体を認識(検出)した場合、レーザの照射から受光までの時間に基づく距離情報と、相対位置関係情報とに基づき、認識した物体の実際の位置情報を取得(演算)する。これにより、LIDAR40は、相対位置関係情報に用いることで、角度領域VA3に照射されたレーザに基づき検出した物体の実際の位置を特定することができる。
尚、LIDAR40により認識された物体の実際の位置情報は、LIDAR40から出力される距離情報に基づき、コントローラ30(例えば、検出部301)により演算されてもよい。
カメラ45(撮像装置の一例)は、下部走行体1、具体的には、トラックフレーム1TFの前端部中央のLIDAR40の近傍に取り付けられ、LIDAR40の検出範囲を含む、クローラクレーン100の周囲の様子を撮像する。カメラ45は、例えば、単眼カメラ、ステレオカメラ、距離画像カメラ、デプスカメラ等である。以下、カメラ47についても同様である。カメラ45は、例えば、クローラクレーン100の起動から停止までの間で、所定周期(例えば、1/30秒)ごとに、撮像画像を出力し、出力された撮像画像は、コントローラ30に取り込まれる。
カメラ47(撮像装置の一例)は、上部旋回体3、例えば、キャビン10の上部前端に取り付けられ、その光軸がクローラクレーン100(自機)の地面に向けて斜め下方に向くように設置される。これにより、カメラ47は、自機の周囲の相対的に近接する領域の物体を撮像することができる。カメラ47は、例えば、クローラクレーン100の起動から停止までの間で、所定周期(例えば、1/30秒)ごとに、撮像画像を出力し、出力された撮像画像は、コントローラ30に取り込まれる。
尚、カメラ45,47の少なくとも一方は省略されてもよい。
表示装置50は、キャビン10内の操縦席の周辺、具体的には、操縦席に着座するオペレータから視認し易い位置に設けられ、オペレータに通知する各種画像情報を表示する。表示装置50は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイであり、操作入力装置52を兼ねるタッチパネル式であってもよい。表示装置50は、例えば、コントローラ30の制御下で、カメラ45やカメラ47の撮像画像に基づき、クローラクレーン100(自機)の周囲の様子を表す画像(以下、「監視画像」)を表示する。
操作入力装置52は、オペレータからの周辺監視装置200の各種機能に関する操作入力を受け付け、コントローラ30に出力する。操作入力装置52は、例えば、タッチパネル、タッチパッド、ボタン、トグル、回転ノブ等の任意のハードウェアの操作手段を含む。また、操作入力装置52は、例えば、表示装置50に表示される操作画面上の仮想的なボタンアイコン等、ハードウェアの操作手段を通じて操作可能なソフトウェアの操作手段を含んでもよい。
操作入力装置52は、設定操作部52aを含む。
設定操作部52aは、LIDAR40の検出範囲に関する設定操作を行うために用いられる。ユーザは、設定操作部52aを操作することにより、調整部303を通じて、検出部301による監視対象の検出範囲の調整を行うことができる。
音声出力装置54は、キャビン10内の操縦席の周辺に設けられ、オペレータに通知する音を出力する。音声出力装置54は、例えば、スピーカやブザー等である。例えば、音声出力装置54は、コントローラ30から制御指令に基づき、警報音や警告に関する音声を出力する。
検出部301は、LIDAR40の出力情報に基づき、クローラクレーン100の周囲の所定の監視エリアにおいて、監視対象を検出する。
検出部301は、例えば、クローラクレーン100から見た水平方向(以下、単に「水平方向」)、つまり、クローラクレーン100が作業している(下部走行体1が接地している)平面(以下、便宜的に「作業平面」)に沿う方向に延在する監視エリア内において、監視対象を検出する。具体的には、検出部301は、クローラクレーン100からの水平方向の距離Dが所定距離Dth(例えば、5メートル)以内の監視エリア内で、監視対象を検出する。
例えば、検出部301は、LIDAR40の出力情報に基づき、物体の検出の有無を判断すると共に、検出されている物体が監視対象であるか、当該物体が監視エリア内に位置しているか等を判断することにより、監視エリア内の監視対象を検出してよい。
また、検出部301は、監視エリア内で監視対象を検出した場合、キャビン10の内部或いは外部に向けて、警報を出力してよい。これにより、周辺監視装置200は、オペレータやクローラクレーン100の周辺の作業者、監督者等に対して、クローラクレーン100の周辺の監視エリア内に監視対象(例えば、作業者等の人)が侵入したことを認識させることができる。そのため、周辺監視装置200は、オペレータに対して、クローラクレーン100の周辺の安全状況の確認を促すことができると共に、監視エリア内の作業者等に対して、監視エリアからの退避を促すことができる。
例えば、検出部301は、聴覚的な方法、つまり、音による警報を出力する。具体的には、検出部301は、音声出力装置54に制御指令を出力し、警告音を出力させる。
尚、検出部301は、各種条件に応じて、警告音の音高、音圧、音色等や、警告音(例えば、ブザー音)を周期的に吹鳴させる場合の吹鳴周期等を異ならせてもよい。
また、例えば、検出部301は、視覚的な方法、つまり、表示装置50への表示による警報を出力する。具体的には、検出部301は、表示処理部302に警報要求を出力する。そして、表示処理部302は、警報要求に応じて、表示装置50に表示される監視画像に映っている監視対象や、検出された監視対象のクローラクレーン100から見た位置に対応する監視画像上の位置を強調させてよい。より具体的には、表示処理部302は、監視画像上に映っている監視対象を囲む枠を重畳して表示させたり、検出された監視対象の実在位置に対応する監視画像上の位置にマーカを重畳して表示させたりしてよい。これにより、表示装置50は、オペレータに対する視覚的な警報を出力することができる。また、表示処理部302は、検出部301により認識された物体の実際の位置情報に基づき、クローラクレーン障害物マップ画像を生成し、車体のイラストを重畳して、表示装置50に表示してよい。これにより、より視覚的にクローラクレーン100と認識した物体の相対的な位置を認識しやすい態様で、警報を出力することができる。
尚、検出部301は、上部旋回体3のハウス部に別途設けられうる外部用の表示装置を通じて、クローラクレーン100の周辺の作業者や監督者等に視覚的な方法で警報を出力してもよい。また、検出部301は、触覚的な方法、例えば、オペレータが着座する操縦席を振動させる振動発生装置を通じて、警報を出力してもよい。
また、検出部301は、監視エリア内で検出されている監視対象と、クローラクレーン100との位置関係に応じて、警報の種類(警報レベル)を異ならせてもよい。
例えば、検出部301は、監視エリア内で検出した監視対象が相対的にクローラクレーン100から遠い位置に存在する場合、オペレータ等に監視対象への注意を促す程度の相対的に警報レベルが低い警報(以下、「注意レベルの警報」)を出力してよい。具体的には、検出部301は、検出した監視対象とクローラクレーン100との水平方向の距離Dが所定距離D1を超えている場合(D1<D≦Dthの場合)に、注意レベルの警報を出力してよい。以下、監視エリアのうちのクローラクレーン100からの距離Dが所定距離D1を超えている領域を便宜的に「注意領域」と称する。一方、検出部301は、監視エリア内で検出した監視対象が相対的にクローラクレーン100から近い位置に存在する場合、監視対象がクローラクレーン100に接近し危険度が高まっていることを知らせる相対的に警報レベルが高い警報(以下、「警戒レベルの警報」)を出力してよい。具体的には、検出部301は、検出した監視対象とクローラクレーン100との水平方向の距離Dが所定距離D1以下である場合(D≦D1の場合)、警戒レベルの警報を出力してよい。以下、監視エリアのうちのクローラクレーン100からの距離Dが所定距離D1以下の領域を「警戒領域」と称する。
この場合、検出部301は、注意レベルの警報と警戒レベルの警報との間で、音声出力装置54から出力される音の音高、音圧、音色、吹鳴周期等を異ならせてよい。また、検出部301は、注意レベルの警報と警戒レベルの警報との間で、表示装置50に表示される監視画像に含まれる監視対象や監視対象の位置を強調させるマーカ等の色、形状、大きさ、点滅の有無、点滅周期等を異ならせてよい。これにより、周辺監視装置200は、警報音や表示装置50に表示される監視対象等を強調させるマーカ等の相違によって、オペレータ等に警報レベル、つまり、監視対象のクローラクレーン100に対する接近度を把握させることができる。
また、検出部301は、警報出力開始後、監視対象を検出しなくなった場合、或いは、操作入力装置52を通じて、警報を解除する所定の操作が受け付けられた場合に、警報の出力を解除してよい。
また、検出部301は、監視エリア内で監視対象を検出した場合、クローラクレーン100の動作を制限してもよい。このとき、検出部301は、油圧アクチュエータの全ての動作、つまり、油圧アクチュエータにより駆動される全ての被駆動要素の動作を制限してもよいし、一部の動作を制限してもよい。
例えば、油圧パイロット式の操作装置で油圧アクチュエータが操作される場合、検出部301は、パイロットポンプと操作装置との間のパイロットラインに配置される油圧制御弁(例えば、ゲートロック弁)を制御し、パイロットラインを遮断してよい。これにより、操作装置に作動油が供給されないため、操作装置は操作内容に対応するパイロット圧を出力できず、全ての油圧アクチュエータの動作を制限できる。また、検出部301は、操作装置の二次側のパイロットラインに配置される油圧制御弁(例えば、減圧弁)を制御し、操作装置の操作内容に対応する二次側のパイロット圧を減圧させてもよい。これにより、操作装置の操作内容に対応するパイロット圧が減圧されるため、当該パイロット圧に応じて動作する油圧アクチュエータの動作を制限することができる。また、例えば、電気式の操作装置で油圧アクチュエータが操作される場合、検出部301は、操作装置に対する操作を無効にしたり、操作内容に対応する制御信号を動作が制限されるように調整したりしてもよい。検出部301は、コントローラ30からの制御信号に応じて動作する油圧アクチュエータの動作を制限することができる。
また、検出部301は、動作制限開始後、監視対象を検出しなくなった場合、或いは、操作入力装置52を通じて、動作制限を解除する所定の操作が受け付けられた場合に、動作制限を解除してよい。
また、検出部301は、監視エリア内で監視対象を検出した場合、表示処理部302を介して、カメラ45やカメラ47の撮像画像に基づく監視画像、つまり、監視対象が検出された場所が映っている画像を表示装置50に表示させてもよい。これにより、表示装置50にカメラ45やカメラ47の撮像画像に基づく監視画像が表示されていない場合であっても、検出された監視対象が映っている画像が表示されるため、オペレータは、監視対象が検出された場合、直ぐに検出された監視対象を確認することができる。そのため、オペレータの利便性を向上させることができると共に、クローラクレーン100の安全性を向上させることができる。
尚、検出部301は、LIDAR40に代えて、或いは、加えて、クローラクレーン100に搭載されうる他のセンサの出力情報を用いて、クローラクレーン100の周辺の監視エリア内で、監視対象を検出してもよい。例えば、検出部301は、他のセンサとしてのステレオカメラ、ミリ波レーダ等の出力情報に基づき、クローラクレーン100の周囲の監視エリア内で、監視対象を検出してよい。
表示処理部302は、カメラ45やカメラ47を含むクローラクレーン100に搭載される複数のカメラの撮像画像に基づき、表示装置50にクローラクレーン100の周囲の様子(状況)を表す監視画像を表示させる。
例えば、表示処理部302は、監視画像として、カメラ45やカメラ47を含む複数のカメラのそれぞれの撮像画像の一部の領域或いは全体を表示装置50に表示させる。このとき、表示処理部302は、複数のカメラのうちの二以上のカメラの撮像画像を表示装置50に同時に表示させてもよい。
また、例えば、表示処理部302は、カメラ45やカメラ47を含む複数の撮像装置の撮像画像に基づき、複数のカメラの画像を合成した合成画像を生成し、合成画像を含む監視画像を表示装置50に表示させる。
具体的には、表示処理部302は、合成画像として、カメラ45やカメラ47を含む複数のカメラの撮像画像に基づき、既知の視点変換処理及び合成処理等を行うことにより、仮想視点から見た視点変換画像を生成し、表示装置50に表示させてよい。また、表示処理部302は、合成画像を表示装置50に表示させる際、複数のカメラの撮像範囲とクローラクレーン100との相対位置関係を明示するため、クローラクレーン100を模式的に表す画像(以下、「クレーン画像」)を併せて表示装置50に表示させてもよい。即ち、表示処理部302は、クレーン画像と、クローラクレーン100と複数のカメラの撮像範囲との相対位置関係に合わせてクレーン画像の周囲に配置される視点変換画像とを含む監視画像を生成し、表示装置50に表示させてもよい。
尚、表示処理部302の機能は、表示装置50に内蔵されてもよい。
調整部303は、LIDAR40の物体検出機能に関する調整を行う。
例えば、調整部303は、LIDAR40の検出範囲を調整する。
図1Bに示すように、画角VAのうちの角度領域VA2に照射されたレーザは、左側のミラー部材42Lを介して、反対側(右側)のクローラ1CRに前方(前進方向)で面する死角領域BSRに向けて反射される。そのため、上面視で見たミラー部材42Lの設置角度が上面視で右回りにずれてしまうと、角度領域VA2の外端部に相当する角度で照射されるレーザがミラー部材42Lを介してクローラ1CRの前端部に当たり、結果として、クローラ1CRの前端部が検出される。同様に、角度領域VA3の外端部に相当する角度で照射されるレーザについても、右側のミラー部材42Rの設置角度が上面視で左回りにずれてしまうと、ミラー部材42Rを介してクローラ1CLの前端部に当たり、結果として、クローラ1CLの前端部が検出される。よって、調整部303は、ミラー部材42L,42Rの上面視の設置角度がずれる等により、LIDAR40がクローラ1CL,1CRの前端部を検出するようになった場合、クローラ1CL,1CRが検出されないようにLIDAR40の検出範囲を調整する。また、LIDAR40とミラー部材42L,42Rとの間の相対位置関係もずれているため、調整部303は、上述の相対位置関係情報も更新する。
調整部303は、画角VA(具体的には、角度領域VA2,VA3の角度幅)を調整し、LIDAR40のレーザ照射範囲(つまり、水平方向の走査角度)を変更することにより、LIDARの検出範囲を調整してよい。また、調整部303は、レーザの照射範囲は変更せず、クローラ1CL,1CRが検出される角度領域(具体的には、角度領域VA2,VA3の外端の一部の角度幅)を物体検出の対象から除外するマスク処理を行うようにしてもよい。これにより、ミラー部材42L,42Rの上面視の設置角度のずれてしまった場合であっても、LIDAR40がクローラ1CL,1CRを検出しないようにすることができる。
LIDAR40の検出範囲の調整処理は、自動で実施されてもよいし、オペレータの操作に応じて、手動で実施されてもよい。例えば、調整部303は、LIDAR40の出力情報をモニタリングすることにより、LIDAR40によりクローラ1CL,1CRが検出されているか否かを判断する。調整部303は、LIDAR40によりクローラ1CL,1CRの少なくとも一方が検出されていると判断すると、表示装置50や音声出力装置54等を通じて、オペレータにLIDAR40の検出範囲の自動調整が必要である旨を通知する。このとき、調整部303は、自動的に、或いは、オペレータからの設定操作部52aに対する所定の操作に応じて、クローラクレーン100の周囲から人等を退避させるように通知する。そして、調整部303は、操作入力装置52を通じて、人等の退避が完了し自動調整の準備が整ったことを示す操作が行われると、LIDAR40の検出範囲を自動調整してよい。
尚、LIDAR40の検出範囲の調整及び相対位置関係情報の更新が行われる代わりに、ミラー部材42L,42Rに上面視の設置角度を調整可能な可動機構が設けられ、当該可動機構が制御されることにより、ミラー部材42L,42Rの設置角度が調整されてもよい。後述の相対位置関係情報の更新についても同様である。また、LIDAR40の検出範囲が調整される代わりに、検出部301の検出範囲が調整されてもよい。つまり、検出部301は、LIDAR40の出力情報のうちのクローラ1CL,1CRが検出される角度領域(具体的には、角度領域VA2,VA3の一部)に対応する情報を、監視対象を検出する際の対象から除外するマスク処理を行うようにしてもよい。
また、画角VAのうちの角度領域VA2,VA3の外端部に相当する角度で照射されるレーザがミラー部材42L,42Rを介してクローラ1CR,1CLの前端部に当たるよう、意図的に、ミラー部材42L,42Rの設置角度及び画角VAが初期設定されていてもよい。この場合、調整部303は、角度領域VA2のうち、LIDAR40によりクローラ1CRの前端部が検出される角度領域が増加した場合に、ミラー部材42Lの設置角度が上面視で右回りにずれていると判断することができる。同様に、調整部303は、角度領域VA3のうち、LIDAR40によりクローラ1CLの前端部が検出される角度領域が増加した場合に、ミラー部材42Rの設置角度が上面視で左回りにずれていると判断することができる。一方、調整部303は、角度領域VA2のうち、LIDAR40によりクローラ1CRの前端部が検出される角度領域が減少した場合(典型的には、LIDAR40がクローラ1CRを検出しなくなった場合)に、ミラー部材42Lが上面視で左回りにずれてしまったことを判断できる。同様に、調整部303は、角度領域V3のうち、LIDAR40によりクローラ1CLの前端部が検出される角度領域が減少した場合(典型的には、LIDAR40がクローラ1CLを検出しなくなった場合)に、ミラー部材42Rが上面視で右回りにずれてしまったことを判断できる。よって、調整部303は、ミラー部材42L,42Rの上面視の設置角度がずれる等により、画角VAのうちのLIDAR40がクローラ1CL,1CRの前端部を検出する角度領域が増加したり、減少したりする場合、LIDAR40とミラー部材42L,42Rとの間の相対位置関係のずれに伴う相対位置関係情報の更新を行ってよい。
尚、調整部303の機能は、LIDAR40に内蔵されてもよい。
[周辺監視装置の処理]
次に、図3を参照して、コントローラ30によるクローラクレーン100の周辺監視に関する処理(以下、「周辺監視処理」)について説明する。
例えば、図3は、周辺監視装置200による周辺監視処理の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートは、検出部301により監視対象が検出されていない場合に、クローラクレーン100の起動から停止までの間で、所定の処理周期ごとに繰り返し実行される。
ステップS102にて、検出部301は、監視対象を検出したか否かを判定する。検出部301は、監視対象を検出した場合、ステップS104に進み、監視対象を検出していない場合、今回の処理を終了する。
ステップS104にて、検出部301は、検出した監視対象が幅方向(左右方向)で左右のクローラ1CL,1CRの間の領域(以下、「クローラ間領域」)A1(図1B参照)に位置しているか否かを判定する。検出部301は、検出した監視対象がクローラ間領域A1に位置している場合、ステップS106に進み、それ以外の場合、ステップS108に進む。
ステップS108にて、検出部301(制御部の一例)は、表示装置50(通知手段の一例)や音声出力装置54(通知手段の一例)を通じて、キャビン10の内部及び外部の少なくとも一方に警報を通知する。これにより、オペレータやクローラクレーン100の周囲の作業者等は、クローラ間領域A1に存在する監視対象の存在を把握することができる。併せて、検出部301は、表示装置50にカメラ45やカメラ47の撮像画像に基づく監視画像を表示させる。これにより、オペレータは、クローラ間領域A1に存在する監視対象の位置やその様子を把握することができる。よって、クローラクレーン100の安全性を向上させることができる。
一方、ステップS108にて、検出部301は、検出した監視対象がクローラ1CL,1CRの前方(前進方向)に面している領域(以下、「クローラ前領域」)A2(図1B参照)に位置しているか否かを判定する。検出部301は、検出した監視対象がクローラ前領域A2に位置している場合、ステップS110に進み、それ以外の場合、つまり、検出した監視対象がクローラ1CL,1CRより幅方向(左右方向)で外側の領域(以下、「クローラ外領域」)A3に位置している場合、今回の処理を終了する。
ステップS110にて、検出部301は、クローラクレーン100(下部走行体1)の走行動作を制限する。下部走行体1がクローラ1CL,1CRの前方(前進方向)に面している位置にいる監視対象と接近し衝突してしまう事態を防止するためである。特に、大型のクローラクレーン100では、クローラ1CL,1CRの高さが想定される人の身長と同程度(例えば、1600mm~1700mm程度)或いはそれよりも高い場合(例えば、1700mm以上)もあり、キャビン10のオペレータからクローラ1CL,1CRの目の前にいる監視対象(例えば、図1Aの作業者W)を視認できない場合がありうる。よって、コントローラ30は、クローラ1CL,1CRの前方(前進方向)に面しているクローラ前領域A2に監視対象が存在している状況であっても、クローラクレーン100の安全性の確保を図ることができる。併せて、検出部301は、表示装置50にカメラ45やカメラ47の撮像画像に基づく監視画像を表示させる。これにより、オペレータは、クローラ前領域A2に存在する監視対象の位置やその様子を把握することができる。
尚、ステップS108にて、検出部301は、検出した監視対象がクローラ外領域A3に位置していると判定した場合に、表示装置50にカメラ45やカメラ47の撮像画像に基づく監視画像を表示させてもよい。これにより、オペレータは、クローラ外領域A3に存在する監視対象の位置やその様子を把握することができる。
このように、本例では、コントローラ30は、監視エリアをクローラ間領域A1、クローラ前領域A2、及びクローラ外領域A3を区分し、検出された監視対象が領域A1~A3の何れに位置しているかに応じて、安全性を確保するための制御態様を異ならせる。これにより、例えば、下部走行体1が走行する場合に、クローラ前領域A2に存在する監視対象との衝突可能性が最も高く、その次に、クローラ間領域A1に存在する監視対象との衝突可能性が高いという状況に合わせて、制御態様を変化させることができる。つまり、コントローラ30は、走行時の衝突可能性が非常に高く、緊急性が高い状況では、安全性を最優先に下部走行体1の動作制限を行う一方、走行時の衝突可能性が相対的に高いものの緊急性が下がる状況では、警報に留め、作業性との両立を図ることが可能になる。よって、コントローラ30は、クローラクレーン100の安全性を確保しつつ、作業効率の低下を抑制することができる。
尚、検出部301は、下部走行体1が走行している場合、或いは、下部走行体1が走行する可能性がある場合(例えば、オペレータが下部走行体1のレバー装置に手を掛けていることが室内カメラや接触センサ等により検出されている場合)に限定して、上述したフローチャートによる処理を採用してもよい。また、検出部301は、クレーン作業が行われている場合、上述のフローチャートとは異なる制御処理を採用してもよい。クローラクレーン100では、通常、フック8に吊り荷を吊り下げるクレーン作業と、下部走行体1の走行動作とが同時に行われることはほとんどなく、クレーン作業が行われている場合、吊り荷等と周囲の監視対象との衝突可能性の方を考慮した方がよいからである。例えば、検出部301は、上面視で見たときに、吊り荷の位置(つまり、ブーム先端の位置)と、検出した物体との位置との間の距離が小さくなるほど、吊り荷等と検出した監視対象との衝突可能性が高くなると判断してよい。
[本実施形態の作用]
次に、本実施形態に係るクローラクレーン100(周辺監視装置200)の作用について説明する。
本実施形態では、LIDAR40は、下部走行体1に取り付けられ、下部走行体1の周囲の物体を検出する。
例えば、上部旋回体3に搭載されるカメラ47を用いることで、死角領域BSR,BSLを含め、クローラクレーン100の周囲の近接する領域の物体(例えば、作業者W)を検出することができる。一方、カメラ47は、クローラクレーン100に近接する物体を検出(撮像)するために検出方向を大きく斜め下方に向けて設置せざるを得ず、結果として、クローラクレーン100から相対的に離れた領域の物体を検出できなくなる可能性がある。
これに対して、本実施形態では、下部走行体1にLIDAR40が設けられるため、相対的に低い位置に設置されるLIDAR40は、検出方向を水平方向から大きく変えることなく、クローラクレーン100の周囲の近接する領域の物体を検出することができる。よって、周辺監視装置200は、クローラクレーン100から相対的に離れた領域の物体を検出することができる。
また、カメラ47を利用する場合、上部旋回体3の旋回動作に伴い、検出範囲が変化し、例えば、下部走行体1の前方の物体が検出範囲外になってしまう可能性がある。これに対して、本実施形態では、下部走行体1に設けられるLIDAR40をクローラクレーン100の周囲の物体検出に利用するため、周辺監視装置200は、上部旋回体3の旋回動作に応じてLIDAR40の検出範囲が変化しないようにすることができる。よって、クローラクレーン100(自機)の周囲の物体をより適切に検出することができる。
また、本実施形態では、LIDAR40は、下部走行体1に取り付けられるミラー部材42(42L,42R)を介して下部走行体1の周囲の物体を検出してよい。具体的には、LIDAR40は、ミラー部材42(42L,42R)を介して下部走行体1の周囲の死角領域BSL,BSRの物体を検出してよい。

これにより、周辺監視装置200は、LIDAR40から見て直接視認できない物体、つまり、LIDAR40の検出範囲外の物体を、ミラー部材42を介して検出することができる。
尚、下部走行体1に取り付けられるミラー部材42が適宜配置されることにより、LIDAR40は、死角領域BSL,BSR以外の検出範囲外の死角領域に存在する物体を検出してもよい。例えば、機体(上部旋回体3)等に遮られて検出範囲外になる場所の物体を、ミラー部材42を介して検出可能な構成が採用されてもよい。また、検出範囲内に死角領域BSL,BSRが含まれるようにLIDAR40が設置される場合、つまり、LIDAR40がレーザを死角領域BSL,BSRに直接届けることが可能な構成の場合、ミラー部材42(42L,42R)は省略されてもよい。例えば、トラックフレーム1TFの前端部の左右のクローラ1CL,1CRの間にクローラクレーン100のバランスを維持するウエイトが搭載される場合、当該ウエイトの前端にLIDAR40を設置し、ミラー部材42L,42Rを省略してもよい。当該ウエイトの前端位置とクローラ1Cの前端位置とのオフセットが相対的に小さくなり、LIDAR40から死角領域BSL、BSRに直接レーザを照射できる可能性が高くなるからである。
また、本実施形態では、下部走行体1は、上部旋回体3を支持するトラックフレーム1TFと、トラックフレーム1TFの左右のそれぞれに取り付けられ、トラックフレーム1TFよりも進行方向(走行方向)に延出するクローラ1Cとを有する。また、ミラー部材42は、クローラ1Cを構成するクローラフレーム1CFの内側面に取り付けられる。そして、LIDAR40は、トラックフレーム1TFに取り付けられ、左右何れか一方のミラー部材42を介して左右何れか他方のクローラ1Cの進行方向(換言すれば、クローラ1Cの長手方向)で面している物体を検出してよい。
これにより、トラックフレーム1TFの前端よりもクローラ1CL,1CRの前端の方が前に出ているため、トラックフレーム1TFの前端部のLIDAR40から前方に照射されるレーザがクローラ1CL,1CRに遮られ、LIDAR40自機の周囲の物体を検出できない可能性があるところ、周辺監視装置200は、具体的に、トラックフレーム1TFのLIDAR40から直接視認できないクローラ1Cの進行方向で面している物体を検出することができる。
尚、LIDAR40は、トラックフレーム1TF以外の下部走行体1の部位に取り付けられてもよい。例えば、図4は、本実施形態に係るクローラクレーン100の他の例を示す上面図である。
図4に示すように、本例では、LIDAR40が左側のクローラフレーム1CFLの内側面に取り付けられ、左側のミラー部材42Lは、省略される。
LIDAR40は、水平方向に約180度の画角VA4を有し、右側のクローラ1CRの前方の死角領域BSRを含むクローラ前領域A2及び右側のクローラ外領域A3に直接レーザを照射し、これらの領域の物体を直接検出することができる。
また、画角VA4のうちの角度領域VA5にLIDAR40から照射されるレーザは、ミラー部材42Rで反射され、左側のクローラ1CLの前方の死角領域BSLを含むクローラ前領域A2及び左側のクローラ外領域A3に届く。よって、LIDAR40は、ミラー部材42Rを介して、左側のクローラ1Cの前方の死角領域BSLを含むクローラ前領域A2及び左側のクローラ外領域A3の物体を検出することができる。
このように、本実施形態では、左右のクローラ1CL,1CRの間の空間において、適宜、LIDAR40及びミラー部材42が配置されることにより、下部走行体1の周囲の物体検出における死角領域を極力少なくすることができる。よって、周辺監視装置200は、LIDAR40を利用して、より適切に下部走行体1の周囲の物体を検出することができる。
また、本実施形態では、ミラー部材42L,42Rは、左右のクローラフレーム1CFL,1CFRのそれぞれの内側面に取り付けられる。そして、LIDAR40は、左右方向に走査可能であり、左右のミラー部材42L,42Rを介して左右のクローラ1CL,1CRの進行方向に面している物体を検出してよい。
これにより、周辺監視装置200は、一つのLIDAR40を用いて、トラックフレーム1TFのLIDAR40から直接視認できない、左右のクローラ1CL,1CRのそれぞれの進行方向に面している物体を検出することができる。
また、本実施形態では、クローラクレーン100は、LIDAR40により監視対象が検出された場合に、自機の安全を確保するための制御を行う検出部301を備える。そして、検出部301は、LIDAR40によって、幅方向で左右のクローラ1CL,1CRよりも内側のクローラ間領域A1の監視対象が検出された場合と、左右の何れかのクローラ1C(クローラ1CL,1CR)の進行方向に面しているクローラ前領域A2の監視対象が検出された場合とで、相互に異なる制御を行ってよい。
これにより、周辺監視装置200は、下部走行体1が走行する場合に、クローラ前領域A2に存在する監視対象との衝突可能性が最も高く、その次に、クローラ間領域A1に存在する監視対象との衝突可能性が高いという状況に合わせて、制御態様を変化させることができる。
また、本実施形態では、検出部301は、LIDAR40によって、クローラ間領域A1の監視対象が検出された場合、表示装置50や音声出力装置54等を通じて、キャビン10の内部及び外部の少なくとも一方に警報を通知し、LIDAR40によって、クローラ前領域A2の監視対象が検出された場合、自機の走行動作を制限してよい。
これにより、周辺監視装置200は、衝突可能性が非常に高く、緊急性が高い状況では、安全性を最優先に下部走行体1の動作制限を行う一方、衝突可能性が相対的に高いものの緊急性が下がる状況では、警報に留め、安全性と作業性との両立を図ることができる。
また、本実施形態では、カメラ45は、下部走行体1に取り付けられ、LIDAR40の検出範囲を撮像可能に構成される。そして、表示装置50は、LIDAR40により監視対象が検出された場合に、カメラ45の撮像画像に基づき、監視対象の様子を表す監視画像を表示してよい。
これにより、周辺監視装置200は、LIDAR40により監視対象が検出されている場合に、オペレータに監視対象の位置やその様子を把握させることができる。よって、クローラクレーン100の安全性を更に向上させることができる。
また、本実施形態では、調整部303は、LIDAR40によりミラー部材42L,42Rを介してクローラ1CL,1CRの一部分が検出される場合に、当該一部分が検出範囲外になるようにLIDAR40の検出範囲を調整してよい。
これにより、周辺監視装置200は、例えば、ミラー部材42L,42Rの設置角度がずれてしまい、常時、クローラ1CL,1CRの一部が検出されてしまう状況が発生しても、その状況を解消させることができる。
また、本実施形態では、LIDAR40は、検出方向が前後に傾斜して設置されてよい。
これにより、LIDAR40の設置高さが監視対象の想定される高さ(例えば、人の身長)よりも上にある場合であっても、適切に、監視対象を検出することできる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態において、ミラー部材42L,42Rの何れか一方は省略されてもよい。死角領域BSL,BSRのうちの何れか一方はキャビン10からの直接の視認が容易な場合もあるため、キャビン10からの直接の視認が難しい死角領域に対応するミラー部材42L,42Rの何れか一方だけを取り付ける場合もありうるからである。
また、上述した実施形態及び変形例において、LIDAR40は、トラックフレーム1TFの前端中央部に代えて、或いは、加えて、後端中央部に取り付けられてもよい。また、LIDAR40は、トラックフレーム1TFの下面中央部に設けられ、クローラクレーン100(下部走行体1)の前後の物体を検出可能な構成であってもよい。これら場合、クローラフレーム1CFL,1CFRのトラックフレーム1TFの後端よりも後方の内側面にミラー部材42が取り付けられる。これにより、LIDAR40は、ミラー部材42を介してクローラ1CL,1CRの後方(後進方向)に面している死角領域の物体を検出することができる。また、後者の場合、一つのLIDAR40でクローラクレーン100(下部走行体1)の前後の物体を検出できるため、コスト上昇を抑制しつつ、クローラクレーン100の安全性を更に高めることができる。
また、上述した実施形態及び変形例において、LIDAR40は、ミラー部材42等の所定の部材で検出波を反射させて、間接的に物体を検出可能な他のセンサ(例えば、ミリ波レーダ、超音波センサ、赤外線センサ等)に置換されてもよい。また、LIDAR40は、ミラー部材42に映る鏡像を撮像することにより、間接的に物体を検出可能な撮像装置(例えば、単眼カメラ、ステレオカメラ、デプスカメラ等)に置換されてもよい。この場合、撮像装置で認識可能な程度の鏡像が映る程度に高い可視光の反射率を有するミラー部材42が採用される。
また、上述した実施形態及び変形例において、ミラー部材42(42L,42R)の代わりに、死角領域BSL,BSR等のLIDAR40の検出範囲外の物体を直接的に検出可能な他のセンサが設けられてもよい。
また、上述した実施形態及び変形例において、周辺監視装置200は、クローラクレーン100以外の任意の作業機械に搭載されてよい。例えば、周辺監視装置200は、ショベル(掘削機)、エンドアタッチメントとしてリフティングマグネットが取り付けられたリフマグ機、ブルドーザ、ホイールローダ、アスファルトフィニッシャ、林業機械等に搭載されてもよい。
また、上述した実施形態及び変形例では、作業機械(クローラクレーン100)は、下部走行体1、上部旋回体3、及び各種ウインチ等の各種被駆動要素を全て油圧駆動する構成であったが、その一部又は全部が電気駆動される構成であってもよい。つまり、上述した実施形態で開示される周辺監視装置200等の構成等は、ハイブリッド式の作業機械や全電動の作業機械等に適用されてもよい。
1 下部走行体
1C,1CL,1CR クローラ
1CF,1CFL,1CFR クローラフレーム
1CS,1CSL,1CSR クローラシュー
1M,1ML,1MR 走行油圧モータ
1TF トラックフレーム
3 上部旋回体
30 コントローラ
40 LIDAR(センサ)
45,47 カメラ(撮像装置)
50 表示装置(通知手段)
52 操作入力装置
52a 設定操作部(操作部)
54 音声出力装置(通知手段)
100 クローラクレーン(作業機械)
200 周辺監視装置
301 検出部(制御部)
302 表示処理部
303 調整部

Claims (8)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回自在に支持される上部旋回体と、
    前記下部走行体に取り付けられ、直接的に、又は、所定の部材を介して間接的に、前記下部走行体の周囲の物体を検出するセンサと、を備え、
    前記下部走行体は、前記上部旋回体を支持する第1のフレームと、前記第1のフレームの左右のそれぞれに取り付けられ、前記第1のフレームよりも進行方向に延出するクローラとを有し、
    前記所定の部材は、前記クローラを構成する第2のフレームの内側面に取り付けられ、
    前記センサは、前記第1のフレームに取り付けられ、前記下部走行体の周囲の物体を直接的に検出可能な範囲の外の死角領域の物体を前記所定の部材を介して間接的に検出し、左右何れか一方の前記所定の部材を介して左右何れか他方の前記クローラに進行方向で面している物体を検出する、
    作業機械。
  2. 前記センサは、自身の周囲の物体の距離情報を測定可能なセンサである、
    請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記所定の部材は、左右の前記第2のフレームのそれぞれの内側面に取り付けられ、
    前記センサは、左右方向に走査可能であり、左右の前記所定の部材を介して左右の前記クローラの進行方向に面している物体を検出する、
    請求項1又は2に記載の作業機械。
  4. 前記センサにより所定の物体が検出された場合に、自機の安全を確保するための制御を行う制御部を更に備え、
    前記制御部は、前記センサによって、幅方向で左右の前記クローラよりも内側の第1の領域の前記所定の物体が検出された場合と、左右の何れかの前記クローラに進行方向で面している第2の領域の前記所定の物体が検出された場合とで、相互に異なる前記制御を行う、
    請求項1乃至の何れか一項に記載の作業機械。
  5. 前記制御部は、前記センサによって、前記第1の領域の前記所定の物体が検出された場合、所定の通知手段を通じて、運転室の内部及び外部の少なくとも一方に警報を通知し、前記センサによって、前記第2の領域の前記所定の物体が検出された場合、自機の走行動作を制限する、
    請求項に記載の作業機械。
  6. 前記下部走行体に取り付けられ、前記センサの検出範囲を撮像可能なカメラと、
    前記センサにより前記所定の物体が検出された場合に、前記カメラの撮像画像に基づき、前記所定の物体の様子を表す画像を表示する表示装置と、を更に備える、
    請求項又はに記載の作業機械。
  7. 前記センサにより前記所定の部材を介して前記クローラの一部分が検出される場合に、前記一部分が検出範囲外になるように前記センサの検出範囲を調整する調整部を更に備える、
    請求項乃至の何れか一項に記載の作業機械。
  8. 前記センサは、検出方向が前後に傾斜して設置される、
    請求項1乃至の何れか一項に記載の作業機械。
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