JP2002316731A - シート供給装置 - Google Patents

シート供給装置

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JP2002316731A
JP2002316731A JP2001122720A JP2001122720A JP2002316731A JP 2002316731 A JP2002316731 A JP 2002316731A JP 2001122720 A JP2001122720 A JP 2001122720A JP 2001122720 A JP2001122720 A JP 2001122720A JP 2002316731 A JP2002316731 A JP 2002316731A
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sheet
sheet feeding
bottom plate
feeding device
supply
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Application number
JP2001122720A
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English (en)
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Hiroyoshi Koyama
洋悦 小山
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 用紙等のシートにダメージを与えたり、
画像形成に悪影響を及ぼすことがなく、しかもボトムプ
レートを回動可能に支持した装置にも適用することがで
き、シートの幅方向の一端部の位置決め(サイドレジス
トレーション)が正確にでき、画像ずれやスキュー等が
発生するのを防止することが可能なシート供給装置を提
供することを課題とする。 【解決手段】 シート供給装置本体内に多数枚のシート
を載置するシート載置部材を上下方向に移動可能に設
け、前記シート載置部材を昇降部材によって上昇させ
て、最上位の用紙を供給ロールによって供給するように
構成したシート供給装置において、前記シート載置部材
の上昇動作に伴って、当該シート載置部材を給紙方向と
直交する方向にわずかに移動させる移動手段を設けるよ
うに構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター、あるいはファクシミリ等の画像形成装置に使用さ
れ、用紙等のシートを供給するシート供給装置に関し、
特に、シートの幅方向の一端部の位置決め(サイドレジ
ストレーション)が正確にでき、画像ずれやスキュー等
が発生するのを防止することが可能なシート供給装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複写機やプリンター等の
画像形成装置においては、シート供給装置から供給され
る用紙等のシートを、感光体ドラムの転写位置へと給紙
・搬送し、当該感光体ドラム上に形成されたトナー像
を、用紙等のシート上に転写・定着することにより、画
像を形成するように構成されている。
【0003】ところで、上記シート供給装置において
は、当該シート供給装置本体の内部に、用紙等のシート
を、その幅方向の一端部を基準にして収容するように構
成したものがある。その際、上記用紙等のシートは、そ
の幅方向の一端部を、シート供給装置本体のサイドガイ
ドに沿わせて、当該シート供給装置本体の内部に収容す
るようになっている。また、上記シート供給装置本体の
サイドガイドと用紙等のシートとの間には、シートの伸
びなどを考慮して、適度な隙間を設けている場合があ
る。
【0004】この場合には、上記シート供給装置におい
て、用紙等のシートが載置されたボトムプレートをリフ
トアップする際に、サイドガイドと用紙等のシートとの
間に隙間が設けられているため、用紙等のシートが幅方
向に移動してしまうことがあり、そのままシート供給す
ると、用紙等のシートが幅方向にずれたり、斜めに送ら
れてしまい、画像ずれやスキューが発生するという問題
点を有していた。
【0005】そこで、かかる問題点に対処するために、
サイドガイドと用紙等のシートとの隙間を、弾性部材か
らなるサイドパッドで埋めるように構成することも、一
般的に行われている。
【0006】また、上記の問題点に対処するために、ボ
トムプレートをシート供給方向と直交する方向に揺動自
在に構成することにより、サイドガイド間の中心を狙っ
てシートの幅方向の位置決めをする技術も、既に提案さ
れている。
【0007】さらに、上記の問題点に対処するため、特
許第2906778号公報や特許第3020818号公
報等に開示されているものがある。上記特許第2906
778号公報に係るシート給送装置は、昇降自在な底板
上にシートを堆積収容し、シート位置決め手段によって
堆積シートを基準壁面側に整列させ、堆積シートの上部
から順にシートを供給するシート給送装置において、前
記シート位置決め手段は、前記基準壁面に対向するシー
ト収容壁の上部側に作用部が設けられ、当該作用部にて
堆積シートの上部側を前記基準壁面側に付勢する比較的
付勢力の弱い第一付勢手段と、前記基準壁面に対向する
シート収容壁のうち第一付勢手段の作用部の下方側に作
用部が設けられ、当該作用部にて第一付勢手段の作用部
より下方に位置する堆積シートを前記基準壁面側へ付勢
する比較的付勢力の強い第二付勢手段とを備えるように
構成したものである。
【0008】また、上記特許第3020818号公報に
係るシート供給装置は、シートを積載するシート積載手
段が懸下手段によって吊り下げられ、該懸下手段を巻取
手段により巻き取ることにより前記シート積載手段を昇
降させて最上側よりシートを供給するシート供給装置に
おいて、前記懸下手段とシート積載手段との連結位置の
上方に配置されたプーリーのシート搬送方向に対して直
角方向の位置が、前記懸下手段とシート積載手段との連
結位置の垂線上よりも、シート基準側ではシート中心か
ら離れる方向に配置されており、シート基準側と反対側
ではシート中心に近づく方向に配置されるように構成し
たものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記のごとくサイドガイドと用紙等のシートと
の隙間を、弾性部材からなるサイドパッドで埋めるよう
に構成した場合には、サイドパッドによる用紙等のシー
トへの押し付け力がシート供給の抵抗となって、サイド
パッド側のシートの供給が遅れ、逆にスキューが発生す
る場合があるという問題点を有していた。また、用紙等
のシートの積載量が多い場合は、サイドパッドでシート
を強く押し付けなければ、サイドレジストレーション合
わせが上手くいかないばかりか、この場合には、サイド
パッドの押し付け力によってシートにダメージを与える
虞れがあるという問題点も有していた。
【0010】また、ボトムプレートをシート供給方向と
直交する方向に揺動自在に構成することにより、サイド
ガイド間の中心を狙って用紙の幅方向の位置決めをする
技術の場合には、用紙のサイドレジストレーション合わ
せには適さないばかりか、ボトムプレートが揺動自在で
あるため、シート供給中に振動が発生して、画像形成に
悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0011】さらに、上記特許第2906778号公報
に開示された技術の場合には、第一付勢手段と第二付勢
手段の付勢力の調整が困難であり、上述した弾性部材か
らなるサイドパッドを使用した場合と同様の問題点を有
していた。
【0012】また更に、上記特許第3020818号公
報に開示された技術の場合には、シートを積載するシー
ト積載手段を懸下手段(ワイヤー)で吊り下げるタイプ
のシート供給装置を前提とするため、ボトムプレートが
回動支点を有しているタイプのシート供給装置には適用
することができないという問題点を有していた。
【0013】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、用紙等のシートにダメージを与えたり、画
像形成に悪影響を及ぼすことがなく、しかもボトムプレ
ートを回動可能に支持した装置にも適用することがで
き、シートの幅方向の一端部の位置決め(サイドレジス
トレーション)が正確にでき、画像ずれやスキュー等が
発生するのを防止することが可能なシート供給装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載の発明は、シート供給装置本体内に多数枚のシートを
載置するシート載置部材を上下方向に回動可能に設け、
前記シート載置部材を昇降部材によって上昇させて、最
上位のシートを供給ロールによって供給するように構成
したシート供給装置において、前記シート載置部材の上
昇動作に伴って、当該シート載置部材をシート供給方向
と直交する方向にわずかに移動させる移動手段を設けた
ことを特徴とするシート供給装置である。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、前記シー
ト載置部材が、そのシート供給方向に沿った後端側の幅
方向の両端部を支点として、シート供給装置本体に対し
て回動自在に取り付けられており、前記移動手段は、シ
ート載置部材の回動支点に設けられていることを特徴と
する請求項1記載のシート供給装置である。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明は、前記シ
ート載置部材には、前記供給ロールと対向した位置に摩
擦パッド部材を設け、当該摩擦パッド部材をシート供給
方向と直交する方向に移動自在に構成したことを特徴と
する請求項1又は2に記載のシート供給装置である。
【0017】また更に、請求項4に記載の発明は、前記
摩擦パッド部材が、シート載置部材に対して、シート供
給方向と直交する一方向に付勢されていることを特徴と
する請求項3記載のシート供給装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0019】実施の形態1 図2はこの発明の実施の形態1に係るシート供給装置を
適用した画像形成装置としてのデジタルカラープリンタ
ーを示す構成図である。なお、画像形成装置としては、
カラー複写機やファクシミリ等であっても良いことは勿
論である。
【0020】図2において、1はデジタルカラープリン
ターの本体を示すものであり、このデジタルカラープリ
ンター本体1の内部には、潜像担持体としての感光体ド
ラム2が配設されている。この感光体ドラム2として
は、例えば、OPCからなる感光体を採用したものが用
いられ、当該感光体ドラム2は、図示しない駆動手段に
よって、矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動される
ようになっている。上記感光体ドラム2の表面は、帯電
手段としての帯電器3によって、所定の電位に一様に帯
電された後、潜像形成装置としてのROS(Raste
r OutputScanner)4によって、図示し
ない画像処理装置で所定の画像処理が施された画像信号
に基づき、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)の各色に対応したレーザー光
LBが順次走査露光され、静電潜像が形成される。
【0021】上記感光体ドラム2上に形成された静電潜
像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(Bk)の4色の現像器5Y、5M、
5C、5Bkを備えたロータリー方式の現像装置5によ
って順次現像され、所定の色のトナー像となる。また、
上記ロータリー方式の現像装置5の各現像器5Y、5
M、5C、5Bkには、対応する色のトナーが図示しな
いトナー供給装置によって、所定量だけ適宜補給される
ようになっている。なお、上記感光体ドラム2上に画質
調整用の濃度補正パターンを形成する場合には、当該濃
度補正パターンの濃度が、濃度検知手段としての図示し
ない濃度センサによって検知される。
【0022】上記トナー現像手段である現像器5として
は、二成分磁気ブラシ現像装置、一成分磁気ブラシ現像
装置など公知の手段を使用することが可能だが、万線や
網点を忠実に再現する観点から、二成分磁気ブラシ現像
装置が好ましい。また、同じ観点から現像装置に備える
トナーの体積平均粒径は、3μm以上7μm以下である
ことが好ましい。
【0023】上記感光体ドラム2上に形成されたトナー
像は、当該感光体ドラム2の下方に配置された中間転写
体としての中間転写ベルト6上に、一次転写ロール7に
よって順次多重に重ね合わせた状態で一次転写される。
上記中間転写ベルト6は、駆動ロール8と、アイドラー
ロール9と、バックアップロール10と、テンションロ
ール11とに所定のテンションで張架されており、駆動
ロール8によって感光体ドラム2と同一の速度で回転駆
動されるようになっている。また、上記中間転写ベルト
6上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)からなる所定
の色数のトナー像は、バックアップロール10に中間転
写ベルト6を介して圧接する二次転写ロール12によっ
て、シートとしての記録用紙13上に一括して二次転写
される。
【0024】上記記録用紙13は、図2に示すように、
カラープリンター本体1内の下部に配置されたシート供
給装置14a、14b、14cから給紙ロール15によ
って給紙されるとともに、搬送ロール16を備えたシー
ト搬送路17を介して、レジストロール18によって、
所定のタイミングで中間転写ベルト6上の二次転写位置
へ搬送される。
【0025】また、上記中間転写ベルト6上から所定の
色数のトナー像が一括して二次転写された記録用紙13
は、定着装置20によって熱及び圧力で定着処理を受け
た後、プリンター本体1の上部に設けられた図示しない
排出トレイ上に排出され、画像の形成工程を終了する。
【0026】さらに、図2において、25は感光体ドラ
ム2上に残留するトナー等を除去するクリーニングブレ
ードなどからなるクリーニング装置を、26は中間転写
ベルト6上に残留するトナー等を除去するクリーニング
ブレードなどからなるクリーニング装置を、それぞれ示
すものである。
【0027】図3はこの実施の形態1に係るシート供給
装置を示す平面構成図である。
【0028】このシート供給装置14は、図2に示すよ
うに、プリンター本体1の内部に、図示例では3つ配設
されており、これらのシート供給装置14は、プリンタ
ー本体1の手前側に引き出し可能となっている。
【0029】上記シート供給装置14のハウジング30
は、図3に示すように、上面が開口した比較的高さの低
い平面矩形状の箱体状に形成されており、その手前側
(図中上部)には、当該シート供給装置14をプリンタ
ー本体1から引き出すための把手を兼ねたフロントパネ
ル31が設けられている。このシート供給装置14は、
図3に示すように、プリンター本体1に対して着脱方向
と直交する方向、図示例では、図中右方向にシート13
を供給するように構成されているとともに、当該シート
供給装置14のハウジング30の内部には、手前側の一
端部32を基準、つまりサイドレジストレーション基準
位置として、シート13を収容するように構成されてい
る。このシート供給装置14のサイドレジストレーショ
ン基準位置32は、ハウジング30の側面が一部内側に
突出するように構成されている。
【0030】また、上記シート供給装置14は、収容さ
れるシート13のサイズに応じて、当該シート13の側
方をガイドするサイドガイド33と、後方をガイドする
エンドガイド34の位置を、位置調整手段35、36に
よってそれぞれ調整することにより、最大A3サイズの
シートから、最小5.5インチのシートまで収容して、
供給可能な所謂”ユニバーサルカセット”となってい
る。上記サイドガイド33の内面には、シート13をサ
イドレジストレーション基準位置側に付勢する弾性部材
からなるサイドパッド37が設けられている。
【0031】また、上記シート供給装置14の内部に
は、図1及び図3に示すように、多数枚のシート13を
載置するためのシート載置部材としてのボトムプレート
38が、回動自在に設けられている。このボトムプレー
ト38は、その後端部38aがシート供給装置14のハ
ウジング30に回動自在に取り付けられているととも
に、その先端部38bがハウジング30の底部から高さ
方向の上端部まで昇降自在となっている。また、上記シ
ート供給装置14の内部には、図1に示すように、ボト
ムプレート38の先端側の下方に、当該ボトムプレート
38を押し上げる押し上げレバー39(押し上げ部材)
が配置されており、この押し上げレバー39は、シート
供給装置14の側壁に回動自在に取り付けられている。
なお、上記ボトムプレート38には、サイドガイド33
と、エンドガイド34の移動を妨げないように、適宜図
示しない切り欠き部が必要に応じて設けられている。
【0032】上記押し上げレバー39は、図1に示すよ
うに、図示しない駆動源によって回転駆動されるシャフ
ト部材40を備えており、このシャフト部材40は、そ
の一端部に設けられたカップリング41を介して、図示
しない駆動源と連結されるようになっている。
【0033】ところで、この実施の形態では、シート供
給装置本体内に多数枚のシートを載置するシート載置部
材を上下方向に回動可能に設け、前記シート載置部材を
昇降部材によって上昇させて、最上位のシートを供給ロ
ールによって供給するように構成したシート供給装置に
おいて、前記シート載置部材の上昇動作に伴って、当該
シート載置部材をシート供給方向と直交する方向にわず
かに移動させる移動手段を設けるように構成されてい
る。
【0034】また、この実施の形態では、前記シート載
置部材が、そのシート供給方向に沿った後端側の幅方向
の両端部を支点として、シート供給装置本体に対して回
動自在に取り付けられており、前記移動手段は、シート
載置部材の回動支点に設けられるように構成されてい
る。
【0035】さらに、この実施の形態では、前記シート
載置部材には、前記供給ロールと対向した位置に摩擦パ
ッド部材を設けるように構成されている。
【0036】すなわち、この実施の形態では、図1に示
すように、ボトムプレート38の後端部38aを、シー
ト供給装置14のハウジング30に対して回動自在に取
り付ける支点部分42、43において、当該ボトムプレ
ート38の幅方向の一端部には、外方向へ向けて略半円
筒状に形成された短い移動手段としての筒状部44が設
けられている。この筒状部44は、上半部45が円筒形
状に形成されているとともに、その下半部46は、円筒
形状の上半部から真っ直ぐ下方に伸びた平板状に形成さ
れている。また、上記筒状部44の上半部45の内側面
には、所定ピッチの雌ネジ47が、断面形状の略半分に
わたって形成されている。
【0037】また、上記ボトムプレート38を回動自在
に支持するシート供給装置14のハウジング30には、
ボトムプレート38の筒状部44に対応した位置に、移
動手段としての雄ネジ48が所定の長さにわたってハウ
ジング30の内面に突出するように植設されている。
【0038】そして、上記ボトムプレート38は、シー
ト供給装置14のハウジング30内の所定位置にセット
した状態で、当該ボトムプレート38の筒状部44の雌
ネジ47が、ハウジング30の雄ネジ48に噛み合うよ
うになっており、このボトムプレート38を上昇させる
ことにより、ボトムプレート38の雌ネジ47とハウジ
ング30の雄ネジ48が噛み合って、当該ボトムプレー
ト38がハウジング30の固定されたサイドガイド32
側にわずかに移動するようになっている。
【0039】なお、上記図示例では、雌ネジ47及び雄
ネジ48として左ネジが使用されているが、ボトムプレ
ー38トの上昇動作で当該ボトムプレート38をサイド
レジストレーション基準位置32側に移動可能な構成で
あれば、ネジの巻き方向は限定されるものではない。
【0040】また、上記図示例では、ボトムプレート3
8をハウジング30に取り付けしやすいように、雌ネジ
47側が半ネジになるように構成したが、全ネジとして
も良い。また、ボトムプレート38の他方の支点が、穴
と軸の組み合わせとしたが、どちらもネジで構成し、お
互いに移動方向が同一となるように設定しても良い。
【0041】一方、上記ボトムプレート38の幅方向の
他端部は、図4に示すように、略U字形状に設けられた
穴部49と、ハウジング30の内面に突設された回動軸
50とが、相対的に係合することにより、当該ボトムプ
レート38を回動自在に、しかも、シート供給方向と直
交する方向に沿って移動自在となっている。
【0042】また、上記ボトムプレート38のシート供
給方向の先端部には、図1に示すように、給紙ロール1
5に対応した位置に、摩擦パッド51が設けられてい
る。
【0043】以上の構成において、この実施の形態に係
るシート供給装置では、次のようにして、用紙等のシー
トにダメージを与えたり、画像形成に悪影響を及ぼすこ
とがなく、しかもボトムプレートを回動可能に支持した
装置にも適用することができ、シートの幅方向の一端部
の位置決め(サイドレジストレーション)が正確にで
き、画像ずれやスキュー等が発生するのを防止すること
が可能となっている。
【0044】すなわち、この実施の形態に係るシート供
給装置14では、図2に示すように、ボトムプレート3
8上に多数枚のシート13を載置した状態で、当該シー
ト供給装置14をプリンター本体1の所定位置にセット
すると、ボトムプレート38は、図示しない駆動源によ
って回動される押し上げレバー39によって押し上げら
れ、当該ボトムプレート38上に載置されたシート13
のうち、最上位のシートが供給ローラ15に当接した状
態で停止する。
【0045】その際、上記ボトムプレート38は、押し
上げレバー39によって押し上げられて回動されると、
当該ボトムプレート38の後端部に設けられた筒状部4
4の雌ネジ47と、ハウジング30の雄ネジ48とが噛
み合い、このボトムプレート38は、ハウジング30の
サイドレジストレーション基準位置32側にわずか移動
する。すると、上記ボトムプレート38上に載置された
シート13は、図5に示すように、ボトムプレート38
のサイドレジストレーション基準位置32側への移動に
伴って移動し、当該シート13の端面がサイドレジスト
レーション基準面32に当接した状態で停止する。その
際、上記シート供給装置13のサイドガイド33に弾性
部材からなるサイドパッド37が設けられている場合に
は、当該サイドパッド37の弾性力によって、シート1
3がサイドレジストレーション基準位置32側により一
層スムーズに移動し、用紙端面のサイドレジストレーシ
ョン基準面32への整合がより一層確実に行うことがで
きる。
【0046】このように、上記実施の形態の場合には、
用紙13等のシートにダメージを与えたり、画像形成に
悪影響を及ぼすことがなく、しかもボトムプレート38
を回動可能に支持した装置にも適用することができ、シ
ートの幅方向の一端部の位置決め(サイドレジストレー
ション)が正確にでき、画像ずれやスキュー等が発生す
るのを防止することが可能となっている。
【0047】実施の形態2 図6はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態2では、移動手段の構成が前記
実施の形態1と異なり、カムとカムフォロワーとから構
成したものである。
【0048】すなわち、この実施の形態2では、図6に
示すように、ボトムプレート38の後端側の幅方向一端
部にフェースカム60が取り付けられている。このフェ
ースカム60は、その中央部がハウジング30側の支点
軸61が嵌合する半円筒状の凹溝62となっているとと
もに、当該半円筒状の凹溝62の外周には、ボトムプレ
ート38を移動させるための傾斜面63と、この傾斜面
63の両側に位置する高さの低い面64と高い面65と
からなるカム面66が設けられている。また、上記シー
ト供給装置114のハウジング30側には、ボトムプレ
ート38のフェースカム60に当接する円柱状のカムフ
ォロワー67が突設されている。
【0049】そして、この実施の形態2では、ボトムプ
レート38が上方に回動すると、ハウジング30側の円
柱状のカムフォロワー67が、ボトムプレート38のフ
ェースカム60の傾斜面63に当接し、ボトムプレート
38が上方に回動するにしたがって、カムフォロワー6
7がフェースカム60の傾斜面63を、サイドレジスト
レーション基準位置32側に押動するため、ボトムプレ
ート38がサイドレジストレーション基準位置32側に
移動するようになっている。
【0050】なお、上記ボトムプレート38の移動量
は、フェースカム60の傾斜面63の勾配等を適宜設定
することによって、調整することができる。
【0051】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0052】実施の形態3 図7はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態3では、シート載置部材には、
前記供給ロールと対向した位置に摩擦パッド部材を設
け、当該摩擦パッド部材をシート供給方向と直交する方
向に移動自在に構成されている。
【0053】すなわち、この実施の形態3では、図7に
示すように、ボトムプレート38の先端部に設けられる
摩擦パッド51が、ボトムプレート38に設けられたス
ライド溝70と、当該摩擦パッド51の係合部71とが
相対的に係合することにより、この摩擦パッド51がシ
ート供給方向と直交する方向に移動自在となっている。
【0054】この場合には、ボトムプレート38が移動
した際に、用紙13と圧接している摩擦パッド51が、
給紙方向と直交する方向に移動自在となっており、摩擦
パッド51がボトムプレート38の移動を規制すること
がないので、ボトムプレート38の移動をスムーズに行
うことができる。
【0055】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0056】実施の形態4 図8はこの発明の実施の形態4を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態4では、シート載置部材には、
前記供給ロールと対向した位置に摩擦パッド部材を設
け、当該摩擦パッド部材をシート供給方向と直交する方
向に移動自在に構成されているとともに、この摩擦パッ
ド部材は、シート載置部材に対して、給紙方向と直交す
る一方向に付勢されるように構成されている。
【0057】すなわち、この実施の形態4でも、図8に
示すように、ボトムプレート38の先端部に設けられる
摩擦パッド51が、ボトムプレート38に設けられたス
ライド溝70と、当該摩擦パッド51の係合部71とが
相対的に係合することにより、この摩擦パッド51がシ
ート供給方向と直交する方向に移動自在となっている。
【0058】しかも、この実施の形態4でも、摩擦パッ
ド51が、ボトムプレート38に対して、シート供給方
向と直交する一方向に、スプリング72によって付勢さ
れている。
【0059】この場合には、図9に示すように、ボトム
プレート38がサイドレジストレーション基準位置32
側に移動する際に、下層のシート13は、幅寄せの際
に、一旦ボトムプレート38と逆方向に移動するのが望
ましい。
【0060】そのため、上記ボトムプレート38に設け
られた摩擦パッド51を、シート供給方向と直交する一
方向に、スプリング72によって付勢することにより、
一旦ボトムプレート38と逆方向に移動する下層のシー
トは、スプリング72によって付勢された摩擦パッド5
1とともに、サイドレジストレーション基準位置32側
に確実に移動させることができ、下層のシート13をも
高精度にサイドレジストレーション基準位置32側に整
合させることができる。
【0061】なお、上記摩擦パッド51を付勢する方向
は、ボトムプレート38の移動方向と同じ方向に設定さ
れる。
【0062】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0063】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、用紙等のシートにダメージを与えたり、画像形成
に悪影響を及ぼすことがなく、しかもボトムプレートを
回動可能に支持した装置にも適用することができ、シー
トの幅方向の一端部の位置決め(サイドレジストレーシ
ョン)が正確にでき、画像ずれやスキュー等が発生する
のを防止することが可能なシート供給装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係るシート
供給装置を示す概略構成図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係るシート
供給装置を適用した画像形成装置としてのデジタルカラ
ープリンターを示す概略構成図である。
【図3】 図3はこの発明の実施の形態1に係るシート
供給装置を示す平面構成図である。
【図4】 図4はこの発明の実施の形態1に係るシート
供給装置の要部を示す斜視構成図である。
【図5】 図5はこの発明の実施の形態1に係るシート
供給装置の動作を示す説明図である。
【図6】 図6はこの発明の実施の形態2に係るシート
供給装置の要部を示す斜視構成図である。
【図7】 図7はこの発明の実施の形態3に係るシート
供給装置の要部を示す断面構成図である。
【図8】 図8はこの発明の実施の形態4に係るシート
供給装置の要部を示す断面構成図である。
【図9】 図9はこの発明の実施の形態4に係るシート
供給装置の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
13:シート、14:シート供給装置、30:ハウジン
グ、32:サイドレジストレーション基準位置、33:
サイドガイド、38:ボトムプレート(シート載置部
材)、39:押し上げレバー(昇降部材)、42、4
3:支点、44:筒状部、47:雌ネジ(移動手段)、
48:雄ネジ(移動手段)。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 BA03 BA12 BA17 BA20 BB02 CA01 JA02 3F102 AA02 AA10 AA11 AB01 BA02 BA09 BB04 DA02 EA14 3F343 FA02 FB02 FB03 FC12 GA03 GB01 GC01 GD01 HD09 HD18 JD03 JD08 JD19 JD33 KB03 LA02 LA13 LA15 LC02 LD04 MB02 MC04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート供給装置本体内に多数枚のシート
    を載置するシート載置部材を上下方向に回動可能に設
    け、前記シート載置部材を昇降部材によって上昇させ
    て、最上位のシートを供給ロールによって供給するよう
    に構成したシート供給装置において、 前記シート載置部材の上昇動作に伴って、当該シート載
    置部材をシート供給方向と直交する方向にわずかに移動
    させる移動手段を設けたことを特徴とするシート供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記シート載置部材は、そのシート供給
    方向に沿った後端側の幅方向の両端部を支点として、シ
    ート供給装置本体に対して回動自在に取り付けられてお
    り、前記移動手段は、シート載置部材の回動支点に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載のシート供給
    装置。
  3. 【請求項3】 前記シート載置部材には、前記供給ロー
    ルと対向した位置に摩擦パッド部材を設け、当該摩擦パ
    ッド部材をシート供給方向と直交する方向に移動自在に
    構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のシー
    ト供給装置。
  4. 【請求項4】 前記摩擦パッド部材は、シート載置部材
    に対して、シート供給方向と直交する一方向に付勢され
    ていることを特徴とする請求項3記載のシート供給装
    置。
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JP2007099403A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Kyocera Mita Corp 給紙装置
JP2015178420A (ja) * 2014-02-28 2015-10-08 キヤノン株式会社 画像形成装置

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