JP2002316642A - 車両の衝突エネルギ吸収構造 - Google Patents

車両の衝突エネルギ吸収構造

Info

Publication number
JP2002316642A
JP2002316642A JP2001122028A JP2001122028A JP2002316642A JP 2002316642 A JP2002316642 A JP 2002316642A JP 2001122028 A JP2001122028 A JP 2001122028A JP 2001122028 A JP2001122028 A JP 2001122028A JP 2002316642 A JP2002316642 A JP 2002316642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
shock absorbing
collision
collision energy
deformation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001122028A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3512753B2 (ja
Inventor
Makoto Taguchi
真 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001122028A priority Critical patent/JP3512753B2/ja
Priority to TW091106577A priority patent/TW537984B/zh
Priority to US10/116,604 priority patent/US6889617B2/en
Priority to SG200202120A priority patent/SG111939A1/en
Priority to DE60221737T priority patent/DE60221737T2/de
Priority to EP02252737A priority patent/EP1251054B1/en
Priority to AT02252737T priority patent/ATE370041T1/de
Publication of JP2002316642A publication Critical patent/JP2002316642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3512753B2 publication Critical patent/JP3512753B2/ja
Priority to US10/871,452 priority patent/US6951176B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F7/00Vibration-dampers; Shock-absorbers
    • F16F7/12Vibration-dampers; Shock-absorbers using plastic deformation of members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/24Arrangements for mounting bumpers on vehicles
    • B60R19/26Arrangements for mounting bumpers on vehicles comprising yieldable mounting means
    • B60R19/34Arrangements for mounting bumpers on vehicles comprising yieldable mounting means destroyed upon impact, e.g. one-shot type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61DBODY DETAILS OR KINDS OF RAILWAY VEHICLES
    • B61D15/00Other railway vehicles, e.g. scaffold cars; Adaptations of vehicles for use on railways
    • B61D15/06Buffer cars; Arrangements or construction of railway vehicles for protecting them in case of collisions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】断面寸法および板厚が一定で、内側にリブのな
い単純な角筒形状のパイプ材を用い、適切なトリガーを
付加させることで衝撃吸収することができ、しかも、製
造が容易で、コストダウンを図ることができる車両の衝
突エネルギ吸収構造を提供する。 【解決手段】衝撃吸収用パイプ部材1の前端部S1の左
側に切り欠き部1aを形成する。切り欠き部1aは、4
つの面板部1A〜1Dのうち1つの面板部1Aを中心と
してその両側の面板部1B,1Cを含む3つの面板部の
一部に形成する。前端部S1に続く一般部S2は、四角
筒状で、閉断面構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道車両などの
車両の衝突時に、その衝突によって生じる衝突エネルギ
を、角筒状の衝撃吸収部材の蛇腹変形(塑性変形)によ
り吸収して衝撃を緩和するのに用いられる車両の衝突エ
ネルギ吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パイプ材は、寸法や板厚を適切
に選択することによって、軸方向に圧縮荷重が作用した
ときに、全体のオイラーの座屈荷重を抑えて、蛇腹状に
塑性変形する性質があることから、その蛇腹変形により
衝突エネルギを吸収する衝撃吸収部材として用いること
ができることは知られている。このような蛇腹変形は安
定して衝突エネルギを吸収することができるため、パイ
プ材を利用した衝突エネルギ構造は、従来より広く採用
されている。
【0003】ところで、このようなパイプ材を利用して
衝突エネルギを吸収する構造を採用する場合には、蛇腹
変形を誘発する際に高い反力が生じるため、衝突初期に
おいて、乗員に作用する衝撃が大きくなってしまう。そ
こで、そのような衝突初期の最大荷重を小さくする構造
として、次のような構造が知られている。 (1)例えば特許第2650527号公報に記載される
ように、閉断面に押し出し成形されて車体前後方向に配
設される本体の内部に、この閉断面を複数に隔成するリ
ブを長手方向に一体成形した構造において、前記リブの
端部に、メンバ本体の周縁部との結合点からメンバ本体
の内部に向かう傾斜部を形成したものが知られている。
この構造は、メンバ本体の端面部分ではリブにメンバ本
体の周縁部との結合点からメンバ本体の内部に向かう傾
斜部を形成してあってリブ断面積が極端に小さくなって
いるため、車両の衝突時にメンバ本体の端部に軸方向に
衝突入力が作用すると、軸方向に座屈変形しやすく、従
って、初期反力荷重を小さくすることができるものであ
る。 (2)例えば特許第2882243号公報に記載される
ように、前後方向に配置された筒状シャシフレームの前
端部に、前端縁から内方に向かって凹みかつ上記前端縁
から連続して軸方向に延びる複数の弧状溝が、周方向に
ほぼ等間隔に形成されたものが知られている。この構造
は、前端部に前方から加えられた衝撃に対して、前端部
における弧状溝の部分と弧状溝のない部分とが前端縁か
ら交互に内外へ変形しながら軸方向に連続的に座屈変形
し、蛇腹が密接した状態に安定的に塑性変形するもので
ある。 (3)例えば特開平11−5564号公報に記載される
ように、アルミニウム押し出し形材の押し出しにより中
空軸状に形成される車両のサイドメンバにおいて、その
長手方向に沿ってリブを少なくとも一以上形成するとと
もに、前記リブおよびサイドメンバの肉厚を車両の前後
方向端部から車室側に向かって順次増大させたものが知
られている。この構造は、リブおよびサイドメンバの肉
厚を車両の前後方向端部から車室側に向かって順次増大
させているので、全体として衝突エネルギ吸収力が大き
いままで、初期の最大荷重を下げることができるもので
ある。 (4)例えば特開平9−277953号公報や特開平9
−277954号公報には、蛇腹状に座屈変形すること
で衝突エネルギを吸収する衝撃吸収部材において、座屈
変形開始端の断面形状が4角形以上の多角形閉断面であ
り、他端の断面形状が座屈変形開始端の断面形状より多
い辺を有する多角形閉断面であり、両端の間は両者の断
面形状がなめらかに結ばれるように連続的に変化する断
面形状を有するものが記載されている。これらの構造
は、多角形断面を利用したり断面積が変化するテーパ形
状を利用することで、初期衝撃荷重を抑制したり第1番
目の座屈変形を安定化させたりして、座屈荷重の増加と
初期衝撃荷重の低減という課題の両立を実現するもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)〜(4)に示す構造では、次のような欠点があ
る。 (A)前記特許第2650527号公報に記載されるも
のでは、メンバ本体の内側のリブに傾斜部を設けている
ため、構造が複雑となる。また、内側のリブがある構造
(すなわちアルミ押し出し形材)でないと適用すること
はできない。 (B)前記特許第2882243号公報に記載されるも
のでは、円筒状のフレームでないと適用することはでき
ないし、また、そのような円筒状のフレームは、角筒状
のフレームに比べて、蛇腹変形が安定して起こりにくい
という性質があり、安定したエネルギ吸収特性を得るこ
とが難しい。 (C)前記特開平11−5564号公報、特開平9−2
77953号公報および特開平9−277954号公報
に記載されるものは、パイプ材(サイドメンバ、衝撃吸
収部材)を、それの軸線方向において断面が変化する構
造としているため、特別な加工が必要であり、加工が困
難である。
【0005】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、断面寸法および板厚が一定で、内側にリブのない単
純な角筒形状のパイプ材を用い、適切なトリガーを付加
させることで衝撃吸収することができ、しかも、製造が
容易で、コストダウンを図ることができる車両の衝突エ
ネルギ吸収構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、4つ
の面板部を有する角筒状の衝撃吸収部材を車体前後方向
に配設し、前記衝撃吸収部材によって車体前後方向の衝
突荷重を受けさせ、蛇腹状に座屈変形させることで衝突
エネルギを吸収する車両の衝突エネルギ吸収構造であっ
て、前記衝撃吸収部材の前端部の左右両側のうちの一方
または上下両側のうち一方に、切り欠き部が形成されて
おり、前記切り欠き部は、4つの面板部のうちいずれか
1つの面板部を中心としてその両側の面板部を含む3つ
の面板部の一部に形成されている構成とする。ここで、
衝撃吸収部材の数を増減させることで、構造全体として
のエネルギ吸収量を調整することができる。また、角筒
状は、4つの面板部を有すればよく、正方形断面の筒状
であっても、長方形断面の筒状であってもよい。また、
前記衝撃吸収部材は、予め角筒状に形成された部材(閉
断面構造)の前端部に切り欠き部を形成することで製造
してもよいし、また、切り欠き部の長さだけ長さが異な
る2本のチャンネル部材を、互いに開いた側を向かい合
わせてそれらのフランジ部同士を接合することで製造す
るようにしてもよい。
【0007】このようにすれば、衝突時に車両前後方向
の荷重が作用すると、前端部は切り欠き部が形成され開
断面となっているので、それに続く角筒状の部分(閉断
面構造)をいきなり蛇腹変形させる場合に比べて蛇腹変
形を生じさせるための初期荷重のピークが小さくてよく
なる。
【0008】また、その前端部が変形をすでに開始して
いるから、それに続く角筒状の部分もスムーズに蛇腹変
形を開始する。すなわち、その前端部に連続する側の部
分は前端部の蛇腹変形に連続する形で変形する一方、切
り欠き部が設けられている側の部分は、前端部の蛇腹変
形が終了した後、その部分だけで新たに蛇腹変形を開始
するようになるので、その部分が蛇腹変形を開始するた
めの荷重のピークも小さくなり、無理なく蛇腹変形が生
ずるようになり、衝突エネルギが効率よく吸収される。
【0009】さらに、角筒状のパイプに切り欠き部を設
ける構造であるため、製造が容易で、低コストである。
特に、前端部に切り欠き部を形成し、前後または左右が
非対称な構造としているので、前端部に切り欠き部を設
けるという簡単な構造で、衝突初期の反力が小さくする
ことが実現される。また、前端部において一部(非対称
部分)には蛇腹変形が開始しているので、残りの部分
(切り欠き部に対応する部分)について変形が開始する
ときの反力も小さくなり、衝突の初期とほぼ同じ程度の
大きさの反力となり(図2参照)、一定の反力が維持で
きる。よって、急激な衝撃荷重の立ち上がりがなく、乗
員に作用する衝撃を緩和することができるものである。
【0010】請求項2に記載のように、前記衝撃吸収部
材は、複数個設けられており、それらが上下対称または
左右対称に配置されているようにすることもできる。
【0011】このようにすれば、複数個の衝撃吸収部材
が上下対称または左右対称に配置されているので、前端
部に車両進行方向の衝撃が作用したとき、各衝撃吸収部
材にバランスよく荷重が作用するので、各衝撃吸収部材
は倒れることなく、蛇腹変形が無理なく引き起こされ
る。
【0012】請求項3に記載のように、車両の連結器に
連結され車両相互間に生じる衝撃を吸収緩和するゴム緩
衝器を備え、前記衝撃吸収部材は、前端部が前記ゴム緩
衝器の後端に連結され、後端部が車体台枠に取り付けら
れる枠フレームに連結されている構成とすることも可能
である。
【0013】このようにすれば、衝突エネルギが小さい
場合には、ゴム緩衝器によって衝突エネルギが吸収さ
れ、衝突エネルギが大きい場合には、衝撃吸収部材の蛇
腹変形によって吸収される。
【0014】請求項4に記載のように、前記衝撃吸収部
材は、走行中にレール上の障害物を排除する排障板の後
側に配設され、その後端部が、車体台枠に取り付けられ
る支持装置に連結されている構成とすることも可能であ
る。
【0015】このようにすれば、走行中にレール上の障
害物を排除する排障板に必要以上に大きな衝突エネルギ
が作用した場合には、衝撃吸収部材の蛇腹変形によって
吸収される。
【0016】請求項5に記載のように、車体台枠に取り
付けられ連結器より後方でかつ排障板より前方まで延び
る支持装置を有し、前記支持装置の前端に後端部が前記
衝撃吸収部材が連結され、前記衝撃吸収部材は、前記連
結器より前方まで延び前端部に衝突部材が設けられてい
る構成とすることも可能である。
【0017】このようにすれば、先頭車両において、連
結器より前方まで延びる衝撃吸収部材は、前端部に衝突
部材が設けられているので、衝突時には、まず衝突部材
が衝突し、衝撃吸収部材の蛇腹変形によって衝突エネル
ギが吸収緩和される。よって、連結器の破損が防止され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に沿って説明する。
【0019】図1は本発明に係る車両の衝突エネルギ吸
収構造に用いられる衝撃吸収部材を示す斜視図ある。
【0020】図1に示すように、四角筒状の衝撃吸収用
パイプ部材1(衝撃吸収部材)は、前端部S1の左側
に、軸線方向の寸法L、幅方向の寸法Bの切り欠き部1
aが形成され、前端部S1がチャネル形状の開断面とし
て、左右非対称な形状となっている。ここで、前記切り
欠き部1aの幅方向の寸法Bは、部材1の幅Wの略1/
2とされている。
【0021】衝撃吸収用パイプ部材1は、4つの面板部
1A,1B,1C,1Dを有する閉断面構造で構成さ
れ、前端部S1において1つの面板部1Aとその両側に
連設される面板部1B,1Cとの一部でもって、前記切
り欠き部1aが形成されている。この切り欠き部1aが
形成された前端部S1が、エネルギ吸収のための蛇腹変
形を引き起こすトリガー部として機能することになり、
その部分がチャンネル形状の開断面となっている。な
お、前記切り欠き部1aのコーナ部は、図1においては
角度(90度)を持つ構成としているが、湾曲形状とし
てもよいのはもちろんである。
【0022】このような四角筒状の衝撃吸収用パイプ部
材1の前端面に対し、その衝撃吸収用パイプ部材1の軸
線方向の荷重が一様に作用する場合には、まず、前端部
S1には切り欠き部1aが形成されていることから、こ
の強度的に劣る前端部S1をトリガー部として、この前
端部S1から左右非対称な変形(蛇腹変形)が開始され
る。すなわち、この前端部S1が、衝突初期に変形し、
それをトリガーとして後述の蛇腹変形が起こることにな
る。
【0023】この衝突初期における前端部の蛇腹変形
(座屈変形)は、前端部の形状が左右において非対称で
あり、また、この前端部S1(トリガー部)は、切り欠
き部1aがあるために開断面であり、衝突による蛇腹変
形を生じさせるのに必要な初期荷重が小さくてよくなる
ようにされているので、衝突時における初期荷重のピー
クは、四角筒状のパイプ部材1に対しいきなり蛇腹変形
を対称に引き起こさせる場合に比べて、かなり小さくな
る。
【0024】それから、前記衝撃吸収用パイプ部材1の
前端部S1(右半分)の蛇腹変形(座屈変形)が徐々に
進展していき、その変形が、閉断面構造である一般部S
2にまで到達する。このとき、非対称の蛇腹変形がすで
に生じているため、それによって一般部S2全体につい
て新たに蛇腹変形が引き起こされるのではなく、左半分
についての蛇腹変形だけが新たに引き起こされることと
なり、それぞれの部分、すなわち前端部S1と一般部S
2との座屈変形の開始の初期荷重(荷重ピーク)が生ず
る時期にずれが生じる。そのため、前記衝撃吸収用パイ
プ部材1について蛇腹変形を引き起こすのに必要とされ
る荷重が、前端部S1で蛇腹変形を開始するときと、一
般部S2で蛇腹変形を開始するときとに2分されること
となり、結果として衝突初期でのピーク荷重が低くな
り、一定の反力が維持される。よって、急激な衝撃荷重
の立ち上がりがなく、乗員に作用する衝撃が緩和され
る。
【0025】このようにして、前端部S1の蛇腹変形
が、一般面S2での蛇腹変形を誘発し、一般部S2で蛇
腹変形が一旦起こると、それ以降は安定した蛇腹変形を
継続していく。この場合、前記衝撃吸収用パイプ部材1
の軸線方向(長手方向)の荷重がそれに直交する方向の
荷重に比べてかなり大きいため、前端部S1から一般部
S2への蛇腹変形の移行は無理なく行われる。
【0026】この変形における荷重と変位との関係を、
コンピュータによるシミレーション解析をした結果を図
2に示し、衝撃吸収用パイプ部材1の前端に設けた当接
板2に衝突荷重が作用した場合の変化の状態を模式的に
示す変形図を図3(a)〜(i)に示す。この場合、図
3(a)は衝突前の状態で荷重は作用しておらず、図3
(b)〜(i)の各状態における荷重は、図2における
荷重ピーク点P1〜P8の荷重に対応している。なお、
これらの場合は、切り欠き部は、前端部の上半分に形成
されたものである(図3(b)〜(i)参照)。
【0027】衝突前においては、図3(a)に示す状態
にあるが、一旦衝突し当接板2を通じて軸線方向の衝突
荷重(動的荷重)が作用すると、まず、図3(b)に示
すように、衝撃吸収用パイプ部材1の下半分のみである
前端部が座屈変形を開始し、それから、図3(c)に示
すように、衝撃吸収用パイプ部材1の閉断面構造の上半
分の上側面板部が座屈変形を開始し、図3(d)に示す
ように、前記閉断面構造の左右の面板部が座屈変形を開
始する。この場合、前端部が蛇腹変形を開始する図3
(b)に対応する荷重ピーク点P1と、一般部が蛇腹変
形を開始する図3(c)に対応する荷重ピーク点P2と
が、荷重ピーク点P2の方が少し大きいが、ほぼ同じ程
度となり、一定の反力が維持される。
【0028】このようにして、一旦蛇腹変形を開始する
と、上下側の面板部の座屈変形(図3(e)、図3
(g)および図3(i)参照)と、左右側の面板部の座
屈変形(図3(f)および図3(h)参照)とが交互に
繰り返される。これらの場合も荷重変動あまりなく、一
定の反力が維持される。
【0029】ここで、初期反力が図2に示すように低下
する理由は、図3(b)(c)に示す状態で、上側の面
板部および下側の面板部の座屈変形が時期をずれて発生
することと、図3(d)に示す状態より以降は、それら
の前段階における変形によって、座屈変形しやすい形状
に変化しているためであると考えられる。
【0030】また、変形の初期(図3(b)〜(d)参
照)は非対称形状の変形であるのに、その後、対称な形
状の変形に変化するのは、図3(e)に示す状態で、左
右側の面板部の座屈変形が、軸線方向に対して斜め方向
の変形から開始して変形が進行するが、その変形が進行
するに従い、その変形が、軸線方向に対して直交する方
向の変形に徐々に変化していくことによると考えられ
る。
【0031】続いて、前記切り欠き部1aの大きさによ
る初期荷重への影響について、シミレーション解析を行
った結果を示す図4(a)〜(c)に基づいて説明す
る。図4(a)〜(c)において、Bは切り欠き部の
幅、Lは切り欠き部の軸線方向の長さ、Ac,Asはそ
れぞれ前端部S1及び一般部S2の断面積を表すものと
する。
【0032】図4(a)から明らかなように、衝突後最
初に生ずる第1のピーク荷重は、切り欠き部の大きさが
大きくなるほど(すなわちAc/Asが大きくなるほ
ど)、小さくなる傾向がある一方、その次に生ずる第2
のピーク荷重は、図4(b)から明らかなように、切り
欠き部の大きさが大きくなるほど、大きくなる傾向があ
る。
【0033】よって、第1および第2のピーク荷重はあ
まり差がなく、一様な荷重変化であることが望ましいこ
とから、図4(c)より判断するに、前端部S1と一般
部S2との断面積の比Ac/Asは0.5程度がよいこ
とがわかる。なお、このような傾向および結果は、断面
正方形の角筒状の場合も断面長方形の角筒状の場合も同
様であることが確認されている。 <実施例1>本例は、鉄道車両の連結装置に適用した場
合の例であり、図5および図6に示す。
【0034】図5および図6に示すように、ゴム緩衝器
11は、前側支持部12aおよび後側支持部12bとを
有する枠フレーム12と、この枠フレーム12の前側支
持部12aおよび後側支持部12b内に設けられる前後
緩衝ゴム13a,13bと、これら緩衝ゴム13a,1
3b(板ゴムを重ねたもの)を前記枠フレーム12の連
結固定する1対の連結ロッド部材14L,14Rと、こ
の連結ロッド部材14L,14Rの前後端部に取り付け
られ枠フレーム12との間に前記緩衝ゴム13a,13
bを挟持するフランジ部材15a,15bとを備える。
連結ロッド部材14の前端部に前側支持フレーム16F
に連結され、前側支持フレーム16Fが中間部材17を
介して連結器18の後端部に連結されている。
【0035】前記後側のフランジ部材15bに1対の衝
撃吸収用パイプ部材19L,19Rの前端部が連結さ
れ、衝撃吸収用パイプ部材19L,19Rの後端部が、
車体台枠20に支持される後側支持フレーム21に連結
されている。前記両衝撃吸収用パイプ部材19L,19
Rは、切り欠き部19aが内側に対向して位置するよう
に左右対称に配設され、バランスよく衝突荷重を受ける
ように構成されている。
【0036】このように構成すれば、ゴム緩衝器11を
衝撃吸収用パイプ部材19L,19R(衝撃吸収部材)
で支持することにより、ゴム緩衝器11が吸収しきれな
かった衝突エネルギを、衝撃吸収用パイプ部材19L,
19Rの蛇腹変形(塑性変形)で吸収される。よって、
複数の車両によって編成される鉄道車両が、他の車両に
衝突した場合において、ゴム緩衝器11の衝撃吸収能力
が足らなくても、衝撃吸収用パイプ部材19L,19R
の衝撃吸収能力がそれを補い、車両に大きなダメージを
与えたり、乗客に過大な衝撃を負荷するというような事
態が回避される。 <実施例2>鉄道車両の先頭車両の排障装置に適用した
場合の例であり、図7および図8に示す。
【0037】図7および図8に示すように、障害物をは
ね飛ばす排障板31は、馬蹄形状に曲げられた形状で、
車体台枠32に直接に取付固定されている。排障板31
の後側には隙間をあけて衝撃吸収用パイプ部材33が配
置され、2本の衝撃吸収用パイプ部材33は互いに結合
部材33bで結合され、かつ支持装置34で支持されれ
ている。この支持装置34は、上端部が車体台枠32に
固定されている。この場合は、各衝撃吸収用パイプ部材
33の切り欠き部33aは、図8に示すように、外側に
向けられた形(あるいは内側に向けられた形)で左右対
称に配置される構成とされている。なお、50はレール
である。
【0038】このように構成すれば、排障板31の変形
で吸収しきれなかったエネルギは、衝撃吸収用パイプ部
材33にて吸収されることとなり、車体台枠32への衝
撃が緩和される。
【0039】また、軽量化が図れる。すなわち、従来
は、排障板の前側部分の後方に板ばねを重ねた緩衝板が
設けられ、排障板の変形で吸収しきれなかったエネルギ
は、緩衝板で吸収する構造とされていたので、重量が重
くなるという傾向があったが、衝撃吸収用パイプ部材3
3を用いることで、大幅な軽量化が実現される。 <実施例3>鉄道車両の先頭車両の前頭部に取り付け、
先頭車両同士の正面衝突時の衝突エネルギを吸収する例
で、図9および図10に示す。
【0040】図9および図10に示すように、上下方向
において、上側に位置する連結器41と下側に位置する
排障板42との間に位置するように衝撃吸収用パイプ部
材43が配設される。支持装置44より、車両前後方向
に延びるように支持パイプ部材45が配設され、その支
持パイプ部材45の先端部に、先端に先端部材46が設
けられた衝撃吸収用パイプ部材43の後端部が連結され
ている。
【0041】支持パイプ部材45は、排障板42より前
方の延びるが、連結器41より後方に位置する長さとさ
れている。よって、先頭車両として使用しない場合に
は、衝撃吸収用パイプ部材43を取り外すことで、車両
相互間の連結器41による連結も可能となるように構成
されている。48は車体台枠である。衝撃吸収用パイプ
部材43の先端部材46との連結部分においては、切り
欠き部43aが下部に配置されており、1本だけである
が、左右対称な構成とされている。なお、前記先端部材
46は先端のカバー47内に位置している。また、前記
実施例1,2と同様に、本例の場合も、対称に配置され
た2つの衝撃吸収用パイプ部材によって、衝突部材を支
持するようにしてもよいのはもちろんである。
【0042】このようにすれば、先頭車両同士の正面衝
突時には、先端部材46が相手車両の先端部材46と衝
突するので、それによって衝撃吸収用パイプ部材43が
蛇腹変形して、衝突エネルギが吸収され、他部の破損が
回避される。なお、相手車両も同様の構成とされ、衝撃
吸収用パイプ部材および先端部材を備えている。
【0043】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように実施
され、以下に述べるような効果を奏する。
【0044】請求項1の発明は、車両前後方向の荷重が
作用する衝突時に、最初に変形する衝撃吸収部材の前端
部に切り欠き部を形成し、開断面としているので、前端
部を変形しやすくして、蛇腹変形が生じるための初期荷
重のピークを小さくし、その前端部の変形をトリガーと
してそれに続く蛇腹変形も起こりやすくして、それに続
く荷重のピークも小さくして、無理なく蛇腹変形が生ず
るようになり、衝突エネルギが効率よく吸収することが
できる。すなわち、衝突初期の荷重のピークとそれに続
く荷重のピークを小さくほぼ同じ程度の大きさにし、一
定の反力が維持できるため、急激な衝撃荷重の立ち上が
りがなく、乗員に作用する衝撃を緩和することができ
る。特に、衝撃吸収部材として、断面寸法および板厚が
一定で、内側にリブのない単純な角筒形状のパイプ材で
ある衝撃吸収部材に切り欠き部を設ける構造であるた
め、製造が容易で、低コストである。
【0045】請求項2に記載のように、複数個の衝撃吸
収部材を、それらが上下および左右対称になるように配
置しているので、衝撃吸収部材の前端部に車両進行方向
の衝撃荷重をバランスよく作用させ、衝撃吸収部材を倒
すことなく、蛇腹変形を引き起こすようにすることがで
きる。
【0046】請求項3に記載のように、車両の連結器
に、車両相互間に生じる衝撃を吸収緩和するゴム緩衝器
を連結し、前記ゴム緩衝器の後端に衝撃吸収部材の前端
部を連結し、それの後端部を車体台枠に取り付けられる
枠フレームに連結しているので、衝突エネルギが小さい
場合には、ゴム緩衝器によって衝突エネルギを吸収し、
衝突エネルギが大きい場合には、衝撃吸収部材の蛇腹変
形によって吸収することができる。
【0047】請求項4に記載のように、前記衝撃吸収部
材は、走行中にレール上の障害物を排除する排障板の後
側に衝撃吸収部材を配置し、その後端部を、車体台枠に
支持装置を介して連結するようにすれば、走行中にレー
ル上の障害物を排除する排障板に必要以上の衝突エネル
ギが作用した場合には、衝撃吸収部材の蛇腹変形によっ
て吸収することができる。
【0048】請求項5に記載のように、車体台枠に取り
付けられ連結器より後方でかつ排障板より前方まで延び
る支持装置の前端に、前記連結器より前方まで延び前端
部に衝突部材が設けられている衝撃吸収部材の後端部を
連結するようにすれば、先頭車両において、衝突時に、
衝撃吸収部材の蛇腹変形によって衝突エネルギを吸収緩
和することができ、連結器の破損を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の衝突エネルギ吸収構造に用
いられる衝撃吸収部材の前端部を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る衝撃吸収部材に作用する変位と荷
重との関係を、コンピュータによるシミレーション解析
を行った結果を示す図である。
【図3】(a)〜(i)はそれぞれ本発明に係る衝撃吸
収部材の前端部の変形モードを模式的に示す説明図であ
る。
【図4】(a)〜(c)はそれぞれ衝撃吸収部材の切り
欠き部の大きさによる初期荷重への影響について、コン
ピュータによるシミレーション解析を行った結果を示す
図である。
【図5】本発明に係る車両の衝突エネルギ吸収構造を、
鉄道車両の連結装置に適用した例の側面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】本発明に係る車両の衝突エネルギ吸収構造を、
鉄道車両の先頭車両の排障装置に適用した例の側面図で
ある。
【図8】同平面図である。
【図9】本発明に係る車両の衝突エネルギ吸収構造を、
鉄道車両の先頭車両の前頭部に取り付けた例の側面図で
ある。
【図10】同平面図である。
【符号の説明】
1 衝撃吸収用パイプ部材(衝撃吸収部材) 1a 切り欠き部 1A〜1D 面板部 1L,1R 衝撃吸収用パイプ部材 11 ゴム緩衝器 18 連結器 19 車体台枠 31 排障板 32 車体台枠 33 衝撃吸収用パイプ部材 33a 切り欠き部 33b 結合部材 34 支持装置 41 連結器 42 排障板 43 衝撃吸収用パイプ部材 43a 切り欠き部 44 支持装置 45 支持パイプ部材 46 先端部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4つの面板部を有する角筒状の衝撃吸収
    部材を車体前後方向に配設し、前記衝撃吸収部材によっ
    て車体前後方向の衝突荷重を受けさせ、蛇腹状に座屈変
    形させることで衝突エネルギを吸収する車両の衝突エネ
    ルギ吸収構造であって、 前記衝撃吸収部材の前端部の左右両側のうちの一方また
    は上下両側のうち一方に、切り欠き部が形成されてお
    り、 前記切り欠き部は、4つの面板部のうちいずれか1つの
    面板部を中心としてその両側の面板部を含む3つの面板
    部の一部に形成されていることを特徴とする車両の衝突
    エネルギ吸収構造。
  2. 【請求項2】 前記衝撃吸収部材は、複数個設けられて
    おり、それらが上下対称または左右対称に配置されてい
    る請求項1記載の車両の衝突エネルギ吸収構造。
  3. 【請求項3】 車両の連結器に連結され車両相互間に生
    じる衝撃を吸収緩和するゴム緩衝器を備え、 前記衝撃吸収部材は、前端部が前記ゴム緩衝器の後端に
    連結され、後端部が車体台枠に取り付けられる枠フレー
    ムに連結されている請求項1または2記載の車両の衝突
    エネルギ吸収構造。
  4. 【請求項4】 前記衝撃吸収部材は、走行中にレール上
    の障害物を排除する排障板の後側に配設され、その後端
    部が、車体台枠に取り付けられる支持装置に連結されて
    いる請求項1または2記載の車両の衝突エネルギ吸収構
    造。
  5. 【請求項5】 車体台枠に取り付けられ連結器より後方
    でかつ排障板より前方まで延びる支持装置を有し、 前記支持装置の前端に後端部が前記衝撃吸収部材が連結
    され、前記衝撃吸収部材は、前記連結器より前方まで延
    び前端部に衝突部材が設けられている請求項1または2
    記載の車両の衝突エネルギ吸収構造。
JP2001122028A 2001-04-20 2001-04-20 鉄道車両の衝突エネルギ吸収構造 Expired - Lifetime JP3512753B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001122028A JP3512753B2 (ja) 2001-04-20 2001-04-20 鉄道車両の衝突エネルギ吸収構造
TW091106577A TW537984B (en) 2001-04-20 2002-04-02 Collision energy absorbing structure of vehicle
US10/116,604 US6889617B2 (en) 2001-04-20 2002-04-04 Collision energy absorbing structure of vehicle
SG200202120A SG111939A1 (en) 2001-04-20 2002-04-09 Collision energy absorbing structure of vehicle
DE60221737T DE60221737T2 (de) 2001-04-20 2002-04-18 Aufprallenergie verzehrende Struktur für ein Fahrzeug
EP02252737A EP1251054B1 (en) 2001-04-20 2002-04-18 Collision energy absorbing structure of vehicle
AT02252737T ATE370041T1 (de) 2001-04-20 2002-04-18 Aufprallenergie verzehrende struktur für ein fahrzeug
US10/871,452 US6951176B2 (en) 2001-04-20 2004-06-18 Collision energy absorbing structure of vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001122028A JP3512753B2 (ja) 2001-04-20 2001-04-20 鉄道車両の衝突エネルギ吸収構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002316642A true JP2002316642A (ja) 2002-10-29
JP3512753B2 JP3512753B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=18971806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001122028A Expired - Lifetime JP3512753B2 (ja) 2001-04-20 2001-04-20 鉄道車両の衝突エネルギ吸収構造

Country Status (7)

Country Link
US (2) US6889617B2 (ja)
EP (1) EP1251054B1 (ja)
JP (1) JP3512753B2 (ja)
AT (1) ATE370041T1 (ja)
DE (1) DE60221737T2 (ja)
SG (1) SG111939A1 (ja)
TW (1) TW537984B (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010397A1 (ja) * 2003-07-28 2005-02-03 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 衝撃吸収部材
JP2005153567A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Toyota Motor Corp 衝撃吸収部材
JP2007320442A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Kawasaki Heavy Ind Ltd 鉄道車両用の排障装置
JP2008001186A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Kawasaki Heavy Ind Ltd 連結緩衝装置の取り付け構造
JP2009096225A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Kobe Steel Ltd エネルギー吸収部材
JP2010083307A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Hitachi Ltd 衝突緩和装置を備えた軌条車両
JP2010235030A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hitachi Ltd 衝突緩和装置を備えた軌条車輌
US8348033B2 (en) 2008-11-25 2013-01-08 Nippon Sharyo, Ltd. Impact-absorbing member

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60327990D1 (de) * 2003-04-14 2009-07-30 Kawasaki Heavy Ind Ltd Kupplung für Schienenfahrzeug, mit Kautschukdämpfer und Energieverzehrelement
EP1468890B1 (en) * 2003-04-19 2009-06-17 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Rail guard support structure of a railway vehicle
FR2855805B1 (fr) * 2003-06-06 2005-08-05 Vallourec Vitry Element de structure pour vehicule, capable d'un meilleur comportement aux chocs
CA2539383A1 (en) * 2003-09-19 2005-03-31 Siemens Transportation Systems, Inc. Integrated impact protecting system
AT501690A1 (de) * 2004-09-03 2006-10-15 Siemens Transportation Systems Aufreitschutz für schienenfahrzeuge
US8109535B2 (en) * 2004-12-13 2012-02-07 Ford Global Technologies Sport utility vehicle (SUV) frame architecture for improved vehicle-to-vehicle compatibility
JP4943905B2 (ja) * 2006-05-10 2012-05-30 株式会社日立製作所 衝突エネルギー吸収装置及びそれを備えた軌条車両
JP4712604B2 (ja) * 2006-05-10 2011-06-29 株式会社日立製作所 輸送機器
JP5092323B2 (ja) * 2006-09-08 2012-12-05 株式会社日立製作所 軌条車両
ITTO20060862A1 (it) * 2006-12-04 2008-06-05 Ansaldobreda Spa Deflettore di ostacoli per una carrozza di testa di un treno
FR2915451B1 (fr) * 2007-04-26 2009-10-09 Vallourec Vitry Prolonge avec appui perfectionne.
JP5089277B2 (ja) * 2007-07-18 2012-12-05 株式会社日立製作所 排障装置を備えた軌条車両
JP4486673B2 (ja) * 2007-12-11 2010-06-23 本田技研工業株式会社 車体構造
US20090174219A1 (en) * 2008-01-04 2009-07-09 Foreman Grant G Vehicle energy absorber structure and method
BRPI0917647A2 (pt) * 2008-09-15 2015-11-17 Voith Patent Gmbh módulo para ser instalado na extremidade dianteira de um veículo de trilhos, em especial um veículo ferroviário.
US8641129B2 (en) * 2008-09-19 2014-02-04 Ford Global Technologies, Llc Twelve-cornered strengthening member
US8539737B2 (en) 2008-09-19 2013-09-24 Ford Global Technologies, Llc Twelve-cornered strengthening member
US9533710B2 (en) * 2008-09-19 2017-01-03 Ford Global Technologies, Llc Twelve-cornered strengthening member
US9187127B2 (en) 2008-09-19 2015-11-17 Ford Global Technologies, Llc Twelve-cornered strengthening member, assemblies including a twelve-cornered strengthening member, and methods of manufacturing and joining the same
EP2619061A1 (en) * 2010-09-20 2013-07-31 Bombardier Transportation GmbH Lightweight compound cab structure for a rail vehicle
JP5584597B2 (ja) * 2010-11-19 2014-09-03 川崎重工業株式会社 鉄道車両の排障装置
JP5677815B2 (ja) * 2010-11-19 2015-02-25 川崎重工業株式会社 鉄道車両の衝突エネルギー吸収体
US8459726B2 (en) 2011-04-15 2013-06-11 Ford Global Technologies, Llc. Multi-cornered strengthening members
DE102011052770A1 (de) * 2011-08-17 2013-02-21 Kirchhoff Automotive Deutschland Gmbh Fahrzeugstoßfängeranordnung sowie Verfahren zum Absorbieren von auf einen Stoßfänger eines Fahrzeuges wirkenden Aufprallenergie
US10315698B2 (en) 2015-06-24 2019-06-11 Ford Global Technologies, Llc Sixteen-cornered strengthening member for vehicles
US9944323B2 (en) 2015-10-27 2018-04-17 Ford Global Technologies, Llc Twenty-four-cornered strengthening member for vehicles
US9889887B2 (en) 2016-01-20 2018-02-13 Ford Global Technologies, Llc Twelve-cornered strengthening member for a vehicle with straight and curved sides and an optimized straight side length to curved side radius ratio
US9789906B1 (en) 2016-03-23 2017-10-17 Ford Global Technologies, Llc Twenty-eight-cornered strengthening member for vehicles
US10704638B2 (en) 2016-04-26 2020-07-07 Ford Global Technologies, Llc Cellular structures with twelve-cornered cells
US10393315B2 (en) 2016-04-26 2019-08-27 Ford Global Technologies, Llc Cellular structures with twelve-cornered cells
US10473177B2 (en) 2016-08-23 2019-11-12 Ford Global Technologies, Llc Cellular structures with sixteen-cornered cells
US10220881B2 (en) 2016-08-26 2019-03-05 Ford Global Technologies, Llc Cellular structures with fourteen-cornered cells
US10279842B2 (en) 2016-08-30 2019-05-07 Ford Global Technologies, Llc Twenty-eight-cornered strengthening member for vehicles
US10300947B2 (en) 2016-08-30 2019-05-28 Ford Global Technologies, Llc Twenty-eight-cornered strengthening member for vehicles
US10429006B2 (en) 2016-10-12 2019-10-01 Ford Global Technologies, Llc Cellular structures with twelve-cornered cells
US11180196B2 (en) 2019-01-14 2021-11-23 Fca Us Llc Structural joining part for sorb impact events
CN114340957B (zh) * 2019-09-06 2023-09-05 奇昊汽车德国有限责任公司 用于机动车的保险杠横梁
US11292522B2 (en) 2019-12-04 2022-04-05 Ford Global Technologies, Llc Splayed front horns for vehicle frames
WO2021140114A1 (en) * 2020-01-10 2021-07-15 Zephyros, Inc. Reinforcement for a side-impact

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3888502A (en) * 1972-05-08 1975-06-10 Gen Motors Corp Energy absorber components for use in vehicles particularly motor vehicles
US3838778A (en) * 1972-10-06 1974-10-01 Unilan Ag Draft gear
US3828778A (en) * 1973-01-22 1974-08-13 Master Molded Prod Corp Disposable ointment applicator
JPS58116467A (ja) 1981-12-28 1983-07-11 Toray Ind Inc アミノシツフ塩基の連続的製造法
US4706826A (en) * 1985-04-22 1987-11-17 Mcconway & Torley Corporation Striker carrier having an adjustable wear plate for a railway coupler
US4715292A (en) * 1985-09-13 1987-12-29 Pavlick Michael J Head end vehicle with crew accommodations with locomotive and other controls
US5080410A (en) * 1991-04-22 1992-01-14 Chrysler Corporation Vehicle bumper beam
JP2650527B2 (ja) 1991-09-10 1997-09-03 日産自動車株式会社 自動車の車体強度メンバ構造
JPH05139242A (ja) * 1991-11-19 1993-06-08 Toyota Motor Corp 車体の前部構造
JPH0663467A (ja) 1992-08-10 1994-03-08 Asahi Sanac Kk 自動塗装ラインに用いる光電式被塗物検出装置
JP2882243B2 (ja) 1993-05-26 1999-04-12 三菱自動車工業株式会社 車両のシャシ部材
FR2712950B1 (fr) 1993-11-25 1995-12-29 Gec Alsthom Transport Sa Dispositifs et procédé d'amortissement de choc, ossature et véhicule comportant de tels dispositifs d'amortissement de choc.
US5431445A (en) 1994-11-28 1995-07-11 Ford Motor Company Asymmetrical beam structure for a vehicle
NL1000942C2 (nl) 1995-08-07 1997-02-11 Reynolds Aluminium Bv Absorptie-element met kreukelzone voor het opnemen van botsenergie, en voertuig voorzien van een dergelijk absorptie-element.
JP3243783B2 (ja) 1995-09-01 2002-01-07 本田技研工業株式会社 車両用サイドフレーム延長部
JP3676491B2 (ja) 1996-04-12 2005-07-27 新日本製鐵株式会社 衝撃吸収部材
JPH09277954A (ja) 1996-04-15 1997-10-28 Nippon Steel Corp テーパー付き衝撃吸収部材
DE19720329C1 (de) 1997-05-15 1998-11-05 Abb Daimler Benz Transp Schienenfahrzeug mit Stoßverzehrelementeinrichtung
JPH115564A (ja) 1997-06-17 1999-01-12 Mitsubishi Motors Corp 車両のサイドメンバ構造
US6062634A (en) * 1997-11-17 2000-05-16 Daimlerchrysler Corporation Automotive energy absorbing structure
US6196135B1 (en) * 1998-04-17 2001-03-06 Kinki Sharyo Co., Ltd. Shock absorbing underframe structure for railroad car

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010397A1 (ja) * 2003-07-28 2005-02-03 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 衝撃吸収部材
US7445097B2 (en) 2003-07-28 2008-11-04 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Crash energy absorption member
JP2005153567A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Toyota Motor Corp 衝撃吸収部材
JP2007320442A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Kawasaki Heavy Ind Ltd 鉄道車両用の排障装置
JP2008001186A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Kawasaki Heavy Ind Ltd 連結緩衝装置の取り付け構造
JP2009096225A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Kobe Steel Ltd エネルギー吸収部材
JP2010083307A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Hitachi Ltd 衝突緩和装置を備えた軌条車両
US8348033B2 (en) 2008-11-25 2013-01-08 Nippon Sharyo, Ltd. Impact-absorbing member
JP2010235030A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hitachi Ltd 衝突緩和装置を備えた軌条車輌

Also Published As

Publication number Publication date
DE60221737D1 (de) 2007-09-27
JP3512753B2 (ja) 2004-03-31
EP1251054A2 (en) 2002-10-23
TW537984B (en) 2003-06-21
US6951176B2 (en) 2005-10-04
US6889617B2 (en) 2005-05-10
US20020153719A1 (en) 2002-10-24
DE60221737T2 (de) 2008-06-05
ATE370041T1 (de) 2007-09-15
SG111939A1 (en) 2005-06-29
EP1251054B1 (en) 2007-08-15
US20040227378A1 (en) 2004-11-18
EP1251054A3 (en) 2003-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002316642A (ja) 車両の衝突エネルギ吸収構造
EP2055983B1 (en) Impact absorbing member for vehicle
US7275764B2 (en) Vehicle occupant knee protection device
JP2002155981A (ja) 衝撃吸収部材及びバンパ
US9834160B2 (en) Structural member
WO2013024883A1 (ja) 衝撃吸収部材
JP5145186B2 (ja) 衝突緩和装置を備えた軌条車両
JP2008018792A (ja) 車両用衝撃吸収部材
JP2010125858A (ja) 衝撃吸収部材
JP2003312399A (ja) バンパ装置
JP4232327B2 (ja) バンパステイ
JP2009154617A (ja) 車両用アンダメンバ構造
JP4395964B2 (ja) 衝突エネルギー吸収構造体
JP2007326551A (ja) 衝突エネルギー吸収装置及びそれを備えた軌条車両
JP2002054672A (ja) 移動体用緩衝装置
JP2013044407A (ja) 衝撃吸収部材
JP4087636B2 (ja) バンパ装置
JPH0565076A (ja) 自動車の車体強度メンバ構造
JP2003291755A (ja) 衝突エネルギー吸収要素
JP4150286B2 (ja) 車体のエネルギー吸収構造
JP2005153567A (ja) 衝撃吸収部材
JP2005162061A (ja) 車両用衝撃吸収部材
JP2002286066A (ja) 衝突エネルギー吸収部材及びこれを用いた衝突エネルギー吸収構造
JP2005170232A (ja) 衝撃吸収部材
JP4706656B2 (ja) バンパステイ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3512753

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term