JP2002316561A - インストルメントパネル - Google Patents

インストルメントパネル

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JP2002316561A
JP2002316561A JP2001120764A JP2001120764A JP2002316561A JP 2002316561 A JP2002316561 A JP 2002316561A JP 2001120764 A JP2001120764 A JP 2001120764A JP 2001120764 A JP2001120764 A JP 2001120764A JP 2002316561 A JP2002316561 A JP 2002316561A
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JP
Japan
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instrument panel
air
recess
vehicle
cover
Prior art date
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JP2001120764A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Ikeda
哲也 池田
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Valeo Thermal Systems Japan Corp
Original Assignee
Zexel Valeo Climate Control Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房開始時速やかに車室内の快適性が得られ
る自動車用空調装置を製造できるインストルメントパネ
ルを提供する。 【解決手段】 インストルメントパネル1に車両前後方
向前側へ窪む凹部10を設け、この凹部10の開口11
にカバー12を配置し、カバー12とインストルメント
パネル1との間に凹部10内の温風を乗員Mの足へ吹き
出させる空気吹出口13を形成するとともに、凹部10
のダクト接続口14にフットダクトの空気分配分岐部3
0を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はインストルメント
パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】車室内の暖房は温水配管を介してエンジ
ンのウオータジャケットに接続されるヒータコアを通過
する空気を用いて行われる。温水配管によって形成され
る温水通路を熱媒体としてのエンジン冷却水が循環して
いる。
【0003】エンジンのスタート時やアイドリング時に
はエンジン冷却水の温度は高くなく、温水循環量も多く
ないため、暖房開始時、車室内に吹き出される空気の温
度は高くない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、燃料
直接噴射式エンジン等が実用化される等、エンジンの熱
効率がますます向上している。
【0005】その結果、エンジンのスタート時やアイド
リング時に発生する熱量も減少し、自動車用空調装置の
暖房能力が低下する。したがって、暖房を行うとき、車
室内に吹き出される空気の温度がなかなか上昇せず、速
やかに快適性が得られ難くなった。
【0006】とりわけ、足、特に膝元の暖かさを得られ
ないとき、快適さを感じ難いという傾向がある。
【0007】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は暖房開始時速やかに快適性が得ら
れる自動車用空調装置を製造できるインストルメントパ
ネルを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明は、乗員の足へ温風を吹き出す補
助用フット吹出手段を備えていることを特徴とする。
【0009】エンジンスタート時やアイドリング時に暖
房を開始したとき、補助用フット吹出手段から乗員の足
へ温風が吹き出され、乗員は足の暖かさを得ることがで
きる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
ンストルメントパネルにおいて、前記補助用フット吹出
手段が、車両前後方向前側へ窪む凹部と、この凹部を覆
うカバーと、前記凹部に形成され、車両左右方向中央部
寄りに位置するダクト接続口と、前記凹部内の空気を吹
き出す空気吹出口とを備えていることを特徴とする。
【0011】凹部のダクト接続口が車両左右方向中央部
寄りに位置するため、専用のダクトを追加することなく
補助用フット吹出手段を構成でき、インストルメントパ
ネルに形成される空気分配構造を複雑にすることもな
い。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載のイ
ンストルメントパネルにおいて、前記凹部に電気式ヒー
タが配置されていることを特徴とする。
【0013】凹部に電気式ヒータが配置されているた
め、電気式ヒータによって加熱され、温度を高められた
温風を乗員の足へ吹き出すことができる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2記載のイ
ンストルメントパネルにおいて、前記凹部は飲み物の容
器を収容可能な深さを有することを特徴とする。
【0015】飲み物の容器を凹部に収容して温めたり保
温したりすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0017】図1はこの発明の第1実施形態に係るイン
ストルメントパネルを示す断面図、図2はその部分拡大
断面図である。
【0018】インストルメントパネル1の助手席側の乗
員Mと対向する位置には車両前後方向前側へ窪む凹部1
0が形成されている。凹部10の断面形状はほぼ台形で
ある。
【0019】凹部10の開口11を覆うようにカバー1
2が装着されている。カバー12とインストルメントパ
ネル1との間には助手席側の乗員Mの足、特に膝元へ向
けて温風を吹き出すための空気吹出口13が形成されて
いる。
【0020】空気吹出口13は乗員Mの足と対向するグ
ローブボックス2の上方に位置する。
【0021】凹部10内の温風は空気吹出口13から図
2の矢印aに示す方向へ吹き出される。
【0022】図3はカバーを外した状態を示すインスト
ルメントパネルの斜視図である。
【0023】インストルメントパネル1は、凹部10
と、カバー12と、ダクト接続口14と、空気吹出口1
3(図2参照)とを備える。
【0024】インストルメントパネル1の車両左右方向
中央部寄りにダクト接続口14が形成されている。フッ
トダクト(図示せず)は車両左右方向中央部から乗員M
の足元へ引き回される。ダクト接続口14はフットダク
トの近傍にある。
【0025】車両左右方向へ延びる凹部10の開口11
には所定幅の溝15が形成されている。この溝15によ
ってカバー12とインストルメントパネル1との間の空
気吹出口13が形成される。
【0026】カバー12はほぼ矩形状であり、カバー1
2自体に孔は形成されていない。
【0027】カバー12の長手方向の両端にそれぞれ一
対の爪16が形成されている。爪16はインストルメン
トパネル1に形成された孔3に係合する。
【0028】なお、図3では車両左右方向中央部寄りの
孔3は見えない。
【0029】この実施形態では、上述した凹部10とカ
バー12とダクト接続口14と空気吹出口13とで請求
項1記載の補助用フット吹出手段が構成される。
【0030】図4は空気分配分岐部を組み付けた状態を
示すインストルメントパネルの部分断面図である。
【0031】インストルメントパネル1の裏側には自動
車用空調装置の一部を構成するフットダクト(図示せ
ず)が収容されている。
【0032】温風を導くフットダクトの上流側には凹部
10のダクト接続口14に接続される空気分配分岐部3
0が形成されている。温風は空気分配分岐部30を通じ
て図4の矢印bに示す方向(図3の矢印cに示す方向と
同じ)から凹部10内へ流入する。
【0033】フットダクトにインストルメントパネル1
を組み付けるとき、空気分配分岐部30と凹部10のダ
クト接続口14とを接続する。
【0034】暖房開始時、フットダクト内を進む温風の
一部が空気分配分岐部30を通じて凹部10内に入り、
空気吹出口13から車室内へ吹き出される。
【0035】このとき、フットダクトの上流側の温風が
凹部10内に入るため、フットダクト吹出口から吹き出
される温風より高い温度の温風が乗員Mの膝元へ温風を
吹き出される。
【0036】すなわち、ヒータコアから空気吹出口13
までの温風通路長が短いので、温風通路の周囲との熱交
換による吹き出される温風の温度低下が抑制される。
【0037】この実施形態によれば、空気吹出口13か
ら助手席側の乗員Mの足元に温風が吹き出されるだけで
なく、膝元に温風、しかもフット吹出口から吹き出され
る温風よりも暖かい温風が吹き出されるため、例えば冬
期にエンジン冷却水が温まっていない状態で暖房を開始
したときに速やかに快適性を得ることができる。
【0038】また、インストルメントパネル1を窪ませ
て凹部10を形成し、しかもダクト接続口14をインス
トルメントパネル1の車両左右方向中央部よりに形成し
たため、新たに専用のダクトを追加することもインスト
ルメントパネル1に形成される空気分配構造を複雑にす
ることもなく、自動車用空調装置を安価に製造すること
ができる。
【0039】図5は凹部の変形例を示す斜視図である。
【0040】凹部110は図示はしないジュース等の缶
(飲み物の容器)を収容可能な深さを有する。なお、凹
部110のカバー(図示せず)にはジュース等の缶を出
し入れするための孔が形成されるとともに、孔には蓋が
回転可能に取り付けられる。
【0041】凹部110にはダクト接続口114を開閉
するバタフライドア120が設けられている。
【0042】バタフライドア120はカバーを貫通して
車両前後方向後側へ延びるシャフト121に固定されて
いる。
【0043】シャフト121の一端にはつまみ122が
固定され、他端は凹部110の底面110aに回転可能
に支持されている。
【0044】つまみ122を回転させたとき、バタフラ
イドア120が図5の矢印dで示す方向へ回転し、ダク
ト接続口114が開閉される。
【0045】バタフライドア120の回転は凹部110
の長手方向へ延びる側面110bに形成されたシートリ
ブ123によって規制される。
【0046】この変形例によれば、バタフライドア12
0によって膝元に吹き出す温風の量を調整することがで
きるとともに、凹部110をジュース等の缶を温めたり
保温したりする空間として利用することができる。
【0047】図6はこの発明の第2実施形態に係るイン
ストルメントパネルを説明する斜視図、図7は凹部の部
分拡大断面図であり、第1実施形態と共通する部分には
同一符合を付してその説明を省略する。なお、図6にお
いて、カバーの図示は省略されている。
【0048】凹部10には電気式ヒータ218が配置さ
れている。この電気式ヒータ218はケーブル219を
介してバッテリ(図示せず)に接続され、バッテリから
電力が供給される。
【0049】電気式ヒータ218としては、例えばPT
C(Positive Temperature Co
efficient)ヒータを用いることができる。こ
のPTCヒータは自己電流制御作用によって凹部10内
を一定の温度に保持することができる。
【0050】この凹部10の開口11にカバー12を配
置したとき、カバー12とインストルメントパネル1と
で形成される空気吹出口13から電気式ヒータで加熱さ
れた温風を図7の矢印eに示す方向へ吹き出させること
ができる。
【0051】この実施形態によれば、第1実施形態と同
様の効果を奏するとともに、凹部10に電気式ヒータ2
18が配置されているため、第1実施形態より速やかに
温風を乗員Mの足、特に膝元へ吹き出して快適性を得る
ことができる。しかも、電気式ヒータ218が温風通路
の出口である凹部10に配置されているため、温風通路
の周囲との熱交換による温度低下を最小限に抑えること
ができる。
【0052】なお、上記各実施形態ではインストルメン
トパネル1の助手席側に補助用フット吹出手段を設けた
場合を説明したが、これをドライバ側に設けてもよいこ
とは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明のインストルメントパネルによれば、暖房開始時速や
かに快適性を得ることができる。
【0054】請求項2の発明のインストルメントパネル
によれば、補助用フット吹出手段を構成するために専用
のダクトを追加する必要がなく、インストルメントパネ
ルに形成される空気分配構造を複雑にすることもないた
め、製造コストの低減を図ることができる。
【0055】請求項3の発明のインストルメントパネル
によれば、乗員の足へ吹き出す温風の温度を高めること
ができ、より速やかに車室内の快適性を得ることができ
る。しかも、電気式ヒータが温風通路の出口である凹部
に配置されているため、温風通路の周囲との熱交換によ
る温度低下を最小限に抑えることができる。
【0056】請求項4の発明のインストルメントパネル
によれば、凹部を飲み物を温めたり保温したりする空間
として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係るインスト
ルメントパネルを示す断面図である。
【図2】図2はインストルメントパネルの部分拡大断面
図である。
【図3】図3はカバーを外した状態を示すインストルメ
ントパネルの斜視図である。
【図4】図4は空気分配分岐部を組み付けた状態を示す
インストルメントパネルの部分断面図である。
【図5】図5は凹部の変形例を示す斜視図である。
【図6】図6はこの発明の第2実施形態に係るインスト
ルメントパネルを説明する斜視図である。
【図7】図7は凹部の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10,110 凹部 12 カバー 13 空気吹出口 14,114 ダクト接続口 218 電気式ヒータ M 乗員

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員の足へ温風を吹き出す補助用フット
    吹出手段を備えていることを特徴とするインストルメン
    トパネル。
  2. 【請求項2】 前記補助用フット吹出手段が、車両前後
    方向前側へ窪む凹部と、この凹部を覆うカバーと、前記
    凹部に形成され、車両左右方向中央部寄りに位置するダ
    クト接続口と、前記凹部内の空気を吹き出す空気吹出口
    とを備えていることを特徴とする請求項1記載のインス
    トルメントパネル。
  3. 【請求項3】 前記凹部に電気式ヒータが配置されてい
    ることを特徴とする請求項2記載のインストルメントパ
    ネル。
  4. 【請求項4】 前記凹部は飲み物の容器を収容可能な深
    さを有することを特徴とする請求項2記載のインストル
    メントパネル。
JP2001120764A 2001-04-19 2001-04-19 インストルメントパネル Withdrawn JP2002316561A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008155893A1 (ja) * 2007-06-15 2008-12-24 Panasonic Corporation 車両用暖房装置
WO2015029862A1 (ja) 2013-08-28 2015-03-05 株式会社マーレ フィルターシステムズ 車両用暖房装置

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