JP2002316555A - 車両用故障報知装置 - Google Patents

車両用故障報知装置

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JP2002316555A
JP2002316555A JP2001120236A JP2001120236A JP2002316555A JP 2002316555 A JP2002316555 A JP 2002316555A JP 2001120236 A JP2001120236 A JP 2001120236A JP 2001120236 A JP2001120236 A JP 2001120236A JP 2002316555 A JP2002316555 A JP 2002316555A
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pointer
failure
speedometer
error code
vehicle
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JP2001120236A
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English (en)
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Hayato Kikuchi
隼人 菊池
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指針式のスピードメータおよび指針式のタコ
メータを利用してエラーコードを簡単かつ確実に読み取
れるようにする。 【解決手段】 スピードメータ3およびタコメータ5を
機能させる必要のないエンジンの停止時に、複数の故障
個所を示すフェイルランプ6〜13の何れか(例えば、
エンジンの故障を示すフェイルランプ10)を点滅させ
るとともに、スピードメータ3の指針2が指し示す目盛
「20」およびタコメータ5の指針4が指し示す目盛
「3」を組み合わせることにより、エラーコード「2
3」を報知する。複数の故障個所が存在する場合には、
所定時間(例えば、3sec)毎に複数の故障個所と、
そのエラーコードとを順次報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指針式のスピード
メータおよび/または指針式のタコメータを用いて車両
の故障の内容を報知する車両用故障報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載システムに不具合が生じたときに、
その故障個所や故障内容を自己診断して表示することで
迅速かつ的確な修理を可能にするものが、特開平5−1
72701号公報により公知である。また車載システム
のエラーコードと、そのエラーコードの具体的内容をデ
ィスプレイ上に交互に表示することで、故障個所や故障
内容の確認に要する時間の短縮を図るものが、特開平1
1−180214号公報により公知である。
【0003】図8および図9には、従来のワーニングラ
ンプの点滅を用いたエラーコードの表示手法が示され
る。図8に示すように、メータパネル01には右側の指
針式のスピードメータ02と左側の指針式のタコメータ
03とが並置されており、スピードメータ02の右側に
はクルーズコントロール装置のフェイルランプ04、燃
料の残量警告ランプ05、アンチロックブレーキシステ
ムのフェイルランプ06、サイドエアバッグのフェイル
ランプ07、シートベルトのフェイルランプ08、エア
バッグのフェイルランプ09およびブレーキのフェイル
ランプ010が配置され、タコメータ03の左側にはエ
ンジンのフェイルランプ011、オイルのフェイルラン
プ012、バッテリのフェイルランプ013およびブレ
ーキランプの電球切れ警告ランプ014が配置され、ス
ピードメータ02およびタコメータ03の間にはドアの
フェイルランプ015が配置される。
【0004】図9に示すように、例えばエンジンにエラ
ーコード「23」の故障が発生した場合、エンジンのフ
ェイルランプ011がエラーコード「23」を示すタイ
ミングで点滅する。即ち、4.5secの間に1.0s
ecの点灯→0.25secの消灯→1.0secの点
灯→0.25secの消灯→0.5secの点灯→0.
25secの消灯→0.5secの点灯→0.25se
cの消灯→0.5secの点灯を行うのを1ユニットと
し、このユニットを1.0secの消灯を挟んで繰り返
す。そして各ユニットにおいて、1.0secの点灯が
「10」を表し、0.5secの点灯が「1」を表すこ
とから、エラーコードは「10」+「10」+「1」+
「1」+「1」=「23」となる。これにより、エンジ
ンにエラーコード「23」で示す故障が発生したことが
報知される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ランプの点
滅を用いた上記手法では、作業者がランプの点滅の読み
取りに神経を集中する必要があるためにストレスが加わ
るだけでなく、読み取りミスによる誤判断が発生し易
く、特に複数のエラーコードが連続して表示される場合
には読み取りに要する時間が長くなることから、作業者
の疲労や読み取りミスの発生率が更に高くなる可能性が
ある。
【0006】上述したランプの点滅を用いた手法以外に
も、外部のテスタを接続してそのディスプレイ上にエラ
ーコードを表示する手法や、車載のマルチディスプレイ
上にエラーコードを表示する手法もあるが、前者はテス
タが必要になる問題があり、後者はマルチディスプレイ
を備えていない車両には適用できないという問題があ
る。
【0007】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、指針式のスピードメータおよび指針式のタコメータ
を利用してエラーコードを簡単かつ確実に読み取れるよ
うにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、車速を表示す
るための数値目盛および指針を有するスピードメータ
と、スピードメータに並置されてエンジン回転数を表示
するための数値目盛および指針を有するタコメータと、
車両の故障を検出する故障検出手段と、故障検出手段が
検出した故障の内容をエラーコード化して報知する報知
手段とを備えた車両用故障報知装置において、報知手段
は、スピードメータの指針が表示する数値およびタコメ
ータの指針が表示する数値の少なくとも一方により前記
エラーコードを報知することを特徴とする車両用故障報
知装置が提案される。
【0009】上記構成によれば、故障検出手段が検出し
た車両の故障の内容を報知手段がエラーコード化して報
知する際に、そのエラーコードをスピードメータの指針
が表示する数値およびタコメータの指針が表示する数値
の少なくとも一方により報知するので、テスタやマルチ
ディスプレイのような特別の装置を必要とせずに、かつ
作業者の負担を軽減して疲労や読み取りミスを減らしな
がら、エラーコードを確実に報知することができる。
【0010】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、報知手段は、エンジンの停止
時に報知を行うことを特徴とする車両用故障報知装置が
提案される。
【0011】上記構成によれば、スピードメータおよび
タコメータを機能させる必要のないエンジンの停止時に
報知を行うので、スピードメータおよびタコメータをエ
ラーコードの報知に用いたことが車両の走行に影響を及
ぼす虞がない。
【0012】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項1または請求項2の構成に加えて、報知手段は、
スピードメータの指針が表示する数値およびタコメータ
の指針が表示する数値の組み合わせにより前記エラーコ
ードを報知することを特徴とする車両用故障報知装置が
提案される。
【0013】上記構成によれば、スピードメータの指針
が表示する数値およびタコメータの指針が表示する数値
を組み合わせてエラーコードを報知するので、報知可能
なエラーコードの種類を大幅に増加させることができ
る。
【0014】また請求項4に記載された発明によれば、
請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、点灯
・消灯状態により故障個所を表示可能な複数のフェイル
ランプを備え、報知手段は、指針が表示する数値により
エラーコードを報知するとともに、フェイルランプの点
灯・消灯状態により故障個所を報知することを特徴とす
る車両用故障報知装置が提案される。
【0015】上記構成によれば、スピードメータおよび
/またはタコメータの指針が表示する数値によりエラー
コードを報知し、かつ複数のフェイルランプの点灯・消
灯状態により故障個所を報知するので、故障の内容を更
にきめ細かく報知することが可能となる。
【0016】また請求項5に記載された発明によれば、
請求項1または請求項2の構成に加えて、スピードメー
タおよびタコメータの一方の指針により指示可能な位置
に配置されて故障個所を表示可能な複数のフェイルマー
クを備え、報知手段は、前記一方の指針が指示するフェ
イルマークにより故障個所を報知するとともに、他方の
指針が表示する数値によりエラーコードを報知すること
を特徴とする車両用故障報知装置が提案される。
【0017】上記構成によれば、スピードメータおよび
タコメータの一方の指針が指示するフェイルマークで故
障個所を報知し、他方の指針が表示する数値でエラーコ
ードを報知するので、コストの嵩むフェイルランプが不
要になってコストダウンに寄与することができる。
【0018】また請求項6に記載された発明によれば、
請求項1または請求項2の構成に加えて、点灯および消
灯が可能なチェックランプを備え、報知手段は、チェッ
クランプの点灯・消灯状態および指針が表示する数値の
組み合わせによりエラーコードを報知することを特徴と
する車両用故障報知装置が提案される。
【0019】上記構成によれば、チェックランプの点灯
・消灯状態および指針が表示する数値の組み合わせによ
りエラーコードを報知するので、チェックランプの点灯
時に表示された数値とチェックランプの消灯時に表示さ
れた数値とにより報知可能なエラーコードの数を増加さ
せることができる。
【0020】また請求項7に記載された発明によれば、
請求項1〜請求項6の何れか1項の構成に加えて、数値
目盛の読み取り単位を設定し、指針が前記読み取り単位
以下の数値を指示するとき、読み取り単位以下の数値を
切り捨てて読み取ることを特徴とする車両用故障報知装
置が提案される。
【0021】上記構成によれば、メータの数値目盛の読
み取り単位を予め設定しておき、その読み取り単位以下
の数値を切り捨てて読み取るので、指針の指示に多少の
誤差が存在しても故障内容を正確に報知することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0023】図1〜図4は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1はエンジンのエラーコード「23」の報知を
行っている状態を示す図、図2はアンチロックブレーキ
システムのエラーコード「156」の報知を行っている
状態を示す図、図3はクルーズコントロールシステムの
エラーコード「98」の報知を行っている状態を示す
図、図4は故障報知の作用を説明するフローチャートで
ある。
【0024】図1に示すように、車両のダッシュボード
にはドライバーにより視認可能なメータパネル1が設け
られており、その右側および左側には指針2を有するス
ピードメータ3と指針4を有するタコメータ5とが配置
される。スピードメータ3は周知のように車速を表示す
るもので、0km/hから180km/hまでの目盛
と、10km/h毎の数値とが表示されており、指針2
が指し示す目盛の値で車速を表示する。タコメータ5は
周知のようにエンジン回転数を表示するもので、0rp
mから8000rpmまでの目盛と、1000rpm毎
の数値とが表示されており、指針4が指し示す目盛の値
でエンジン回転数を表示する。尚、タコメータ5の目盛
の数値は1000rpmを1とし、一桁の0〜8の数字
で表示されている。
【0025】スピードメータ3の右側にはクルーズコン
トロールシステムのフェイルランプ6、燃料の残量警告
ランプ14、アンチロックブレーキシステムのフェイル
ランプ7、サイドエアバッグのフェイルランプ8、シー
トベルトのフェイルランプ15、エアバッグのフェイル
ランプ9およびブレーキのフェイルランプ16が配置さ
れ、タコメータ5の左側にはエンジンのフェイルランプ
10、オイルのフェイルランプ11、バッテリのフェイ
ルランプ12およびブレーキランプの電球切れ警告ラン
プ13が配置され、スピードメータ3およびタコメータ
5の間にはドアのフェイルランプ17が配置される。
【0026】車両の各システムの状態を検出するセンサ
群Sからの信号が入力される故障検出手段M1は故障
(あるいは異常)が発生した個所や故障の内容(つまり
エラーコード)を特定し、故障検出手段M1に接続され
た故障報知手段M2は、スピードメータ3の指針2およ
びタコメータ5の指針4を作動させ、かつ前記何れかの
フェイルランプ6〜13を点滅させて故障が発生した個
所およびエラーコードを表示する。尚、故障でなく単な
る異常である残燃料の不足、シートベルトの不装着、パ
ーキングブレーキの戻し忘れおよびドアの開放にはエラ
ーコードが存在しないため、対応するランプ14〜17
を点滅するだけでエラーコードの表示は行わない。
【0027】次に、本発明の第1実施例の作用を、図4
のフローチャートを参照して説明する。
【0028】先ずステップS1でイグニッションスイッ
チがオンすると、ステップS2で全てのフェイルランプ
6〜17を点灯し、ステップS3で車載システムの初期
チェックを開始する。ステップS4で初期チェックが終
了すると、ステップS5で全てのフェイルランプ6〜1
7を消灯する。続くステップS6でエンジンが始動して
おり、かつステップS7でシステムエラーが存在すれ
ば、ステップS8で該当するフェイルランプ6〜17を
点滅して故障の発生個所を報知し、ステップS9でスピ
ードメータ3およびタコメータ5を通常どおり作動させ
る。
【0029】即ち、エンジンが始動している場合には、
スピードメータ3およびタコメータ5に本来の車速表示
機能およびエンジン回転数表示機能を発揮させる必要が
あるため、スピードメータ3およびタコメータ5による
エラーコードの報知は行わず、フェイルランプ6〜17
で故障の発生個所の報知のみを行う。
【0030】一方、前記ステップS6でエンジンが始動
しておらず、かつステップS10でシステムエラーが存
在すれば、ステップS11で該当するフェイルランプ6
〜17を点滅して故障の発生個所を報知し、ステップS
12でスピードメータ3およびタコメータ5によりエラ
ーコードを報知する(但し、残燃料の不足、シートベル
トの不装着、パーキングブレーキの戻し忘れおよびドア
の開放の場合を除く)。そしてステップS13で3se
cが経過すると、ステップS14で全てのエラーコード
を出力するまで、ステップS15で次に該当するフェイ
ルランプ6〜17を点滅して故障の発生個所を報知し、
ステップS16でスピードメータ3およびタコメータ5
によりエラーコードを報知する。
【0031】次に、図4のフローチャートのステップS
11,S12,S15,S16の内容を図1〜図3に基
づいて更に説明する。
【0032】図1は、エンジンにエラーコード「23」
の故障が生じたことを報知する状態を示している。先ず
エンジンのフェイルランプ10が点滅して故障の発生個
所がエンジンであることを報知する。そしてタコメータ
5の指針4が3000rpmを指し、スピードメータ3
の指針2が20km/hを指すことで、「3」+「2
0」=「23」のエラーコードを報知する。
【0033】図1の表示状態が3sec継続すると、ア
ンチロックブレーキシステムにエラーコード「156」
の故障が生じたことを示す図2の表示に切り換わる。即
ち、アンチロックブレーキシステムのフェイルランプ7
が点滅し、タコメータ5の指針4が6000rpmを指
し、スピードメータ3の指針2が150km/hを指す
ことで、「6」+「150」=「156」のエラーコー
ドを報知する。
【0034】図2の表示状態が3sec継続すると、ク
ルーズコントロールシステムにエラーコード「98」の
故障が生じたことを示す図3の表示に切り換わる。即
ち、クルーズコントロールシステムのフェイルランプ6
が点滅し、タコメータ5の指針4が8000rpmを指
し、スピードメータ3の指針2が90km/hを指すこ
とで、「8」+「90」=「98」のエラーコードを報
知する。
【0035】そして図3の表示状態が3sec継続する
と再び図1の表示状態に戻り、エンジンを始動するかイ
グニッションスイッチをオフするまで上記3種類の報知
が繰り返し実行される。
【0036】第1実施例のエラーコードの表示方法によ
れば、タコメータ5で表示できる数値は「1」〜「8」
の8種類である。ここで、「0」は表示を行っていない
場合と区別できないので使用しない。またスピードメー
タ3で表示できる数値は「20」,「30」…「17
0」,「180」の17種類である。ここでも、「0」
は表示を行っていない場合と区別できないので使用せ
ず、「10」は「0」との間の目盛のピッチが小さいの
で読み違いを避けるために使用せず、また数値の読み違
いを避けるために10刻みでの読み取りを行うこととす
る。この表示方法によれば、「21」から「188」ま
での、8×17=136通りのエラーコードを報知でき
るが、タコメータ5で表示できる数値に「0」および
「9」が含まれないため、「29」,「30」,「3
9」,「40」…「179」,「180」のエラーコー
ドは使用不能である。
【0037】以上のように第1実施例によれば、スピー
ドメータ3の指針2が表示する数値とタコメータ5の指
針4が表示する数値とを組み合わせてエラーコードを表
示するので、特別のテスタやマルチディスプレイを必要
とせずに、作業者は容易かつ確実にエラーコードを読み
取ることができる。
【0038】図5に示す第2実施例は第1実施例の変形
であって、4桁のエラーコードを報知できるものであ
る。
【0039】第2実施例は、タコメータ5でエラーコー
ドの1000の位の数値と100の位の数値とを表示
し、スピードメータ3でエラーコードの10の位の数値
と1の位の数値とを表示することで、4桁のエラーコー
ドに対応可能にしている。具体的には、タコメータ5は
エンジン回転数にそのまま対応する500刻みの「10
00」,「1500」,「2000」…「7000」,
「7500」,「8000」の15種類の数値を表示す
る。またスピードメータ3は車速の10分の1に対応す
る数値、即ち「2」,「3」,「4」…「16」,「1
7」,「18」の17種類の数値を表示する。その結
果、第2実施例によれば、「1002」から「801
8」までの15×17=255通りのエラーコードを報
知することができる。
【0040】尚、読み取りの誤りを回避するために、タ
コメータ5では「1000」未満の数値の読み取りは行
わず、スピードメータ3では「2」未満の数値の読み取
りは行わない。更に、タコメータ5の指針4の位置に多
少の誤差が存在しても、例えば指針4が3250rpm
〜3749rpmの間を指していれば「3500」と読
み取ることにする。またスピードメータ3の指針2の位
置に多少の誤差が存在しても、例えば指針4が75km
/h〜84km/hの間を指していれば「8」と読み取
ることにする。これにより、指針2,4の位置に多少の
誤差が存在しても、読み取りミスを防止して故障の内容
を正確に報知することができる。
【0041】以上のことから、図5に示す状態では、エ
ンジンのフェイルランプ10が点滅して故障の発生個所
がエンジンであることを報知しており、かつタコメータ
5およびスピードメータ3がそれぞれ「3500」およ
び「8」の数値を表示していることから、エラーコード
は「3500」+「8」=「3508」となる。
【0042】しかして、この第2実施例によっても、前
記第1実施例と同様の作用効果を達成することができ
る。
【0043】図6および図7は本発明の第3実施例を示
すもので、図6はエアバッグのエラーコード「8」ある
いは「8000」を報知している状態を示す図、図7は
エアバッグのエラーコード「13」を報知している状態
を示す図である。
【0044】図6に示すように、タコメータ5の外周に
はクルーズコントロール装置のフェイルマーク6′、ア
ンチロックブレーキシステムのフェイルマーク7′、サ
イドエアバッグのフェイルマーク8′、エアバッグのフ
ェイルマーク9′、エンジンのフェイルマーク10′、
オイルのフェイルマーク11′、バッテリのフェイルマ
ーク12′およびブレーキランプの電球切れ警告マーク
13′が配置され、スピードメータ3の右側には燃料の
残量警告ランプ14、シートベルトのフェイルランプ1
5、ブレーキのフェイルランプ16が配置され、スピー
ドメータ3およびタコメータ5の間にはドアのフェイル
ランプ17が配置される。そしてタコメータ5の左上に
はチェックランプ18が配置される。
【0045】第3実施例は故障個所の報知にタコメータ
5の指針4を利用するもので、図6に示すように指針4
が8個のフェイルマーク6′〜13′のうち、エアバッ
グのフェイルマーク9′を指している場合には、故障の
発生個所がエアバッグであることを報知している。そし
てエアバッグの故障のエラーコードはスピードメータ3
の指針2により表示される。
【0046】具体的に説明すると、図6において、故障
が発生するとチェックランプ18が点滅し、タコメータ
5の指針が故障個所に対応するフェイルマーク6′〜1
3′、例えばエアバッグのフェイルマーク9′を指し示
す。故障個所が複数存在する場合には、3sec毎に対
応するフェイルマーク6′〜13′を順番に指し示す。
このときエンジンが停止していれば、スピードメータ3
を用いてエラーコードの報知を行う。スピードメータ3
が表示するエラーコードは、車速の10分の1に対応す
る数値、即ち「2」,「3」,「4」…「16」,「1
7」,「18」の17種類である。従って、図6のスピ
ードメータ3はエラーコード「8」を報知していること
になる。
【0047】17種類のエラーコードでは不足する場合
には、次の手法で報知可能なエラーコードの種類を増加
させることができる。即ち、チェックランプ18を2s
ec間隔で点滅させ、チェックランプ18が点灯してい
るとき(図6参照)のスピードメータ3の指針2が指し
示す目盛80の100倍の値「8000」を読み取る。
続いてチェックランプ18が消灯しているとき(図7参
照)のスピードメータ3の指針2が指し示す目盛130
の10分の1の値「13」を読み取る。そして「800
0」+「13」=「8013」がエラーコードとなる。
この手法を採用すれば、17×17=289通りのエラ
ーコードを報知することができる。
【0048】この第3実施例によれば、新たにチェック
ランプ18が必要になることを考慮しても、8個のフェ
イルランプ6〜13を安価なフェイルマーク6′〜1
3′に置き換えることができるので、コストダウンに寄
与することができる。
【0049】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0050】例えば、故障個所およびエラーコードの報
知のためのスピードメータ3およびタコメータ5の機能
を入れ換えることができる。また指針2,4が指し示す
スピードメータ3およびタコメータ5の目盛からの数値
の読み取り方は、実施例で例示された以外に適宜設定す
ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、故障検出手段が検出した車両の故障の内容を
報知手段がエラーコード化して報知する際に、そのエラ
ーコードをスピードメータの指針が表示する数値および
タコメータの指針が表示する数値の少なくとも一方によ
り報知するので、テスタやマルチディスプレイのような
特別の装置を必要とせずに、かつ作業者の負担を軽減し
て疲労や読み取りミスを減らしながら、エラーコードを
確実に報知することができる。
【0052】また請求項2に記載された発明によれば、
スピードメータおよびタコメータを機能させる必要のな
いエンジンの停止時に報知を行うので、スピードメータ
およびタコメータをエラーコードの報知に用いたことが
車両の走行に影響を及ぼす虞がない。
【0053】また請求項3に記載された発明によれば、
スピードメータの指針が表示する数値およびタコメータ
の指針が表示する数値を組み合わせてエラーコードを報
知するので、報知可能なエラーコードの種類を大幅に増
加させることができる。
【0054】また請求項4に記載された発明によれば、
スピードメータおよび/またはタコメータの指針が表示
する数値によりエラーコードを報知し、かつ複数のフェ
イルランプの点灯・消灯状態により故障個所を報知する
ので、故障の内容を更にきめ細かく報知することが可能
となる。
【0055】また請求項5に記載された発明によれば、
スピードメータおよびタコメータの一方の指針が指示す
るフェイルマークで故障個所を報知し、他方の指針が表
示する数値でエラーコードを報知するので、コストの嵩
むフェイルランプが不要になってコストダウンに寄与す
ることができる。
【0056】また請求項6に記載された発明によれば、
チェックランプの点灯・消灯状態および指針が表示する
数値の組み合わせによりエラーコードを報知するので、
チェックランプの点灯時に表示された数値とチェックラ
ンプの消灯時に表示された数値とにより報知可能なエラ
ーコードの数を増加させることができる。
【0057】また請求項7に記載された発明によれば、
メータの数値目盛の読み取り単位を予め設定しておき、
その読み取り単位以下の数値を切り捨てて読み取るの
で、指針の指示に多少の誤差が存在しても故障内容を正
確に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンのエラーコード「23」を報知してい
る状態を示す図
【図2】アンチロックブレーキシステムのエラーコード
「156」を報知している状態を示す図
【図3】クルーズコントロールシステムのエラーコード
「98」を報知している状態を示す図
【図4】故障報知の作用を説明するフローチャート
【図5】エンジンのエラーコード「3508」を報知し
ている状態を示す図
【図6】エアバッグのエラーコード「8」あるいは「8
000」を報知している状態を示す図
【図7】エアバッグのエラーコード「13」を報知して
いる状態を示す図
【図8】従来の車両用故障報知装置の構成を示す図
【図9】従来の車両用故障報知装置の作用を示す図
【符号の説明】
2 指針 3 スピードメータ 4 指針 5 タコメータ 6〜13 フェイルランプ 6′〜13′ フェイルマーク 18 チェックランプ M1 故障検出手段 M2 報知手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速を表示するための数値目盛および指
    針(2)を有するスピードメータ(3)と、 スピードメータ(3)に並置されてエンジン回転数を表
    示するための数値目盛および指針(4)を有するタコメ
    ータ(5)と、 車両の故障を検出する故障検出手段(M1)と、 故障検出手段(M1)が検出した故障の内容をエラーコ
    ード化して報知する報知手段(M2)と、を備えた車両
    用故障報知装置において、 報知手段(M2)は、スピードメータ(3)の指針
    (2)が表示する数値およびタコメータ(5)の指針
    (4)が表示する数値の少なくとも一方により前記エラ
    ーコードを報知することを特徴とする車両用故障報知装
    置。
  2. 【請求項2】 報知手段(M2)は、エンジンの停止時
    に報知を行うことを特徴とする、請求項1に記載の車両
    用故障報知装置。
  3. 【請求項3】 報知手段(M2)は、スピードメータ
    (3)の指針(2)が表示する数値およびタコメータ
    (5)の指針(4)が表示する数値の組み合わせにより
    前記エラーコードを報知することを特徴とする、請求項
    1または請求項2に記載の車両用故障報知装置。
  4. 【請求項4】 点灯・消灯状態により故障個所を表示可
    能な複数のフェイルランプ(6〜13)を備え、 報知手段(M2)は、指針(2,4)が表示する数値に
    よりエラーコードを報知するとともに、フェイルランプ
    (6〜13)の点灯・消灯状態により故障個所を報知す
    ることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項
    に記載の車両用故障報知装置。
  5. 【請求項5】 スピードメータ(3)およびタコメータ
    (5)の一方の指針(4)により指示可能な位置に配置
    されて故障個所を表示可能な複数のフェイルマーク
    (6′〜13′)を備え、 報知手段(M2)は、前記一方の指針(4)が指示する
    フェイルマーク(6′〜13′)により故障個所を報知
    するとともに、他方の指針(2)が表示する数値により
    エラーコードを報知することを特徴とする、請求項1ま
    たは請求項2に記載の車両用故障報知装置。
  6. 【請求項6】 点灯および消灯が可能なチェックランプ
    (18)を備え、 報知手段(M2)は、チェックランプ(18)の点灯・
    消灯状態および指針が表示する数値の組み合わせにより
    エラーコードを報知することを特徴とする、請求項1ま
    たは請求項2に記載の車両用故障報知装置。
  7. 【請求項7】 数値目盛の読み取り単位を設定し、指針
    (2,4)が前記読み取り単位以下の数値を指示すると
    き、読み取り単位以下の数値を切り捨てて読み取ること
    を特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載
    の車両用故障報知装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013203333A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
JP2015099100A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 日本精機株式会社 車両用警告システム、車載装置、及びプログラム

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