JP2002316225A - 缶体の検査装置及び検査方法 - Google Patents

缶体の検査装置及び検査方法

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JP2002316225A JP2001120798A JP2001120798A JP2002316225A JP 2002316225 A JP2002316225 A JP 2002316225A JP 2001120798 A JP2001120798 A JP 2001120798A JP 2001120798 A JP2001120798 A JP 2001120798A JP 2002316225 A JP2002316225 A JP 2002316225A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 模様と凹凸加工とが一致しているかどうかを
確実に検査し、このような検査を、高速で行うことがで
きる缶体の検査装置を提供する。 【解決手段】 缶胴11に付された検査用マーク18及
び型102に付された基準マーク102aと、缶胴11
を撮影する第一のカメラ3a及び凹凸加工中の型102
を撮影する第二のカメラ3bと、凹凸加工中の検査タイ
ミングを検出する検査タイミング検出手段2と、第一の
カメラ3a及び第二のカメラ3bによって撮影された画
像を処理する画像処理手段4と、検査タイミング時に第
一のカメラ3aの撮影画像の中から検査用マーク18を
探索し、第二のカメラ3bの撮影画像の中から基準マー
ク102aを探索し、検査用マーク18及び基準マーク
102aが発見されたときに、検査用マーク18の位置
を演算によって求め、この位置が所定の範囲内にあると
きに正常と判断する判断手段7とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶胴を一方の型に
装着させ、この缶胴の外周面に印刷された模様に他方の
型を位置合わせし、前記一方の型と前記他方の型とで前
記模様の少なくとも一部に凹凸加工を施して缶体を成形
する際に、前記模様と加工された凹凸とが位置合わせさ
れているかどうかを検査する缶体の検査装置及び検査方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デザインの多様性,缶胴肉厚の薄
肉化にともなう缶胴強度向上などの理由から、缶胴に凹
部及び/又は凸部の加工を施した缶体が開発され商品化
されつつある。
【0003】図8に缶体の一例を斜視図で示す。図8に
示す缶体10は、缶胴11と缶蓋12及び缶底13から
なる3ピース缶であり、缶胴11は金属製の薄板からな
り、両端を溶接部14で溶接することによって円筒状と
してある。
【0004】この缶胴11の外周面の上部には、「BE
ER」なる模様(文字)11aが印刷してあるととも
に、中央部には凹凸加工を施す対象となる「CAN」な
る模様(文字)15が大きく印刷してある。これら模様
11a,15は、缶胴11の外周表面に印刷した後、そ
の上をポリエステルフィルム又は有機被膜で覆ってある
が、ポリエステルフィルム又は有機被膜の裏面(缶胴外
周表面と接する側)に印刷しておくこともできる。
【0005】缶胴11には、模様15と位置合せした状
態で、「CAN」なる凹部16が成形加工される。模様
15と凹部16を一致させて成形する態様としては、模
様全体と凹部全体を一致させる態様だけでなく、模様1
5と凹部16の一部を少なくとも一致させる態様、たと
えば、模様「CAN」の「A」のみに凹部の加工を施し
たり、凹部「CAN」の「A」のみに印刷を施したりし
た態様もある。
【0006】このように、缶体に印刷してある模様,文
字等(本明細書では、これらを総称して模様と記す)に
合せて凹部及び/又は凸部の加工を施した缶体は、意匠
性が高く、近年急速に普及しつつある。
【0007】缶胴に凹部及び/又は凸部の加工を施す先
行技術として国際公開公報WO98/03279の「TO
OLING AND METHOD THE EMBOSSING OF A CONTAINER AND
THERESULTING CONTAINER」あるいは、同WO97/21
505の「METHOD OF ORIENTING CANS」が公知になって
いる。
【0008】これらの先行技術では、缶胴の模様部分に
凹部及び/又は凸部の加工を施す成形手段を位置合せす
るため、図8の缶体10に示すように、缶胴11に模様
部分の位置を示す位置決めマーク17を形成し、この位
置決めマーク17をセンサで読み取って、成形手段と対
応した位置に模様15がくるように缶胴11の回転制御
を行っている。また、缶体の製造コストを削減するため
に、高速で凹凸加工を施すロータリー方式の装置及び方
法が、例えば、国際公開公報WO98/03279、W
O98/03280で開示されている。
【0009】図9は、ロータリー方式の装置及び方法で
缶胴11に凹凸加工を施す手順を説明する図である。図
9中で示す位置から缶胴11が導入される。缶体の成
形装置に導入された缶胴11は、各ポケットに配置され
たセンサ151等によって、及びのターレット位置
において缶胴11に形成してある位置決めマーク17の
検出が行なわれる。
【0010】センサ151等が缶胴11の位置決めマー
ク17を検出し、模様15が所定の位置(成形型の凹凸
部と一致する位置)を向くよう缶胴11を回転させる。
この後、その位置を保持したままで、缶胴11は図9中
のターレット位置で示す位置まで送られ、インナロー
ラ101が挿入される。
【0011】また、ターレット位置からの範囲より
やや広い範囲にわたって、カム部材140がインナロー
ラ101の外方に配置してある。このカム部材140
は、図示しないカムローラで缶胴11の外周を押すこと
で、ターレット位置からの範囲でアウタローラ10
2と接する側の缶胴11の内壁をインナローラ101に
押し付ける。
【0012】ターレット位置からの範囲で、インナ
ローラ101及びアウタローラ102を回転させながら
缶胴11に凹凸加工が施される。缶胴11が、ターレッ
ト位置の位置まで送られてくると、カム部材140に
よる図示しないカムローラの押圧が解除され、インナロ
ーラ101が缶胴11から抜け出る。このようにして、
缶胴11の模様15に凹部16の加工が施される。検査
を終了した缶胴11は、排出位置Aで缶体の成形装置の
外に搬出される。
【0013】しかしながら、位置決めマーク17によっ
て成形前に缶体10の方向を調整しても、成形中にアウ
タローラ102と缶胴11との間で滑りを生じると、模
様15と凹部16とがずれて不良品が発生する。一方、
成形後に模様15と凹部16との検査を行うには、各ポ
ットに設けたセンサ151で位置決めマーク17が所定
の方向を向いているか否かを検出すればよいが、アウタ
ローラ102が缶胴11から離れる際に缶胴11とアウ
タローラ102との間で滑りが生じて缶胴11が回転す
ることがあり、このような場合、良品であるにもかかわ
らず不良品であると誤判断されるおそれがあるという問
題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
かんがみてなされたもので、模様に位置合わせして凹凸
加工が施された缶体において、前記模様と凹凸加工とが
一致しているかどうかを確実に検査して品質を常に一定
に維持することができるとともに、このような検査を、
工程数を増すことなく高速で行うことによって、凹凸加
工の高速化にも十分に対応することができる缶体の検査
装置及び検査方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、缶胴を装着する一方の型
と、この缶胴の外周面に印刷された模様に位置合わせさ
れる他方の型とで前記缶胴の前記模様の少なくとも一部
に凹凸加工を施す缶体の成形装置に設けられ、前記模様
と加工された凹凸とが位置合わせされているかどうかを
検査する缶体の検査装置において、缶胴の所定位置に付
された検査用マーク及び前記他方の型の所定位置に付さ
れた基準マークと、所定位置に位置決めされ、凹凸加工
中の缶体を撮影する第一のカメラ及び凹凸加工中の前記
他方の型を撮影する第二のカメラと、前記凹凸加工中
に、検査タイミングを検出する検査タイミング検出手段
と、前記第一のカメラ及び第二のカメラによって撮影さ
れた画像を処理する画像処理手段と、前記検査タイミン
グ検出手段が前記検査タイミングを検出したときに、前
記第一のカメラの撮影画像の中から前記検査用マークを
探索するとともに前記第二のカメラの撮影画像の中から
前記基準マークを探索し、前記検査用マーク及び基準マ
ークが発見されたときに、少なくとも前記検査用マーク
の位置を演算によって求め、この位置が所定の範囲内に
あるときに、前記模様と加工された凹凸とが位置合わせ
されていると判断する判断手段とを有する構成としてあ
る。
【0016】この構成によれば、缶胴が一方の型に適正
に装着されているかどうかを検査することができる。ま
た、検査用マークの位置座標から他方の型に対する缶胴
の位置ずれを判断することができる。このようにして、
凹凸加工中の缶胴のずれを検出することで、凹凸加工と
模様との位置ずれを検出することができる。また、検査
のための専用の工程を設ける必要もない。また、二つの
カメラで缶胴及び他方の型のマークを別々に撮影するよ
うにしているので、マーク情報を各カメラで確実に読み
とることができ、誤動作のない信頼性の高い検査装置を
得ることができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、前記判断手段
は、少なくとも前記検査用マークについて、検査用マー
クを含む部分の画像情報が、予め設定された基準画像情
報と一致するかどうかを判断するように構成してある。
この構成によれば、例えば、検査用マーク近傍の模様や
バーコード等を含む画像情報を、予め設定された基準画
像情報と比較することで、検査用マークと他のマークや
模様等とを確実に識別することが可能になる。
【0018】請求項3に記載の発明は、前記判断手段
は、前記検査用マークの位置と前記基準マークの位置と
から両者の位置関係を求め、この位置関係が予め設定さ
れた範囲内にあるかどうかを判断するように構成してあ
る。このように構成すれば、検査用マークの座標位置か
らだけでなく、他方の型との相対的に位置関係によって
検査をより正確に行うことが可能になる。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記検査用マー
クの位置を求めるための基準位置を前記第一のカメラの
撮影画像の所定位置に予め設定し、前記基準マークの位
置を求めるための基準位置を前記第二のカメラの撮影画
像の所定位置に予め設定した構成としてある。このよう
に、検査用マーク及び基準マークの座標位置は、画面上
に予め設定された基準位置に基づいて求めることができ
る。
【0020】請求項5に記載の発明は、前記第一のカメ
ラの撮影画像内又は第二のカメラの撮影画像内に予め選
択領域を設けておき、前記検査タイミングが検出された
ときに前記選択領域に前記検査用マーク又は基準マーク
が存在するかどうかを判断し、前記検査用マーク又は前
記基準マークが存在するときに、検査を行うように構成
してある。このように構成すれば、選択領域を可能な限
り狭く設定することで、検査用マーク及び基準マークを
探索するための領域を狭めることができ、処理に要する
時間を短縮することができるほか、他のマーク等との誤
認防止にも有効である。
【0021】請求項6に記載の発明は、前記第一のカメ
ラの撮影画像及び第二のカメラの撮影画像を並べて表示
するディスプレイをさらに有し、このディスプレイの表
示画面上で前記選択領域及び前記基準位置の設定を行う
ように構成してある。このように構成することで、各マ
ークごとに選択領域の設定及び基準位置の設定を同一の
画面で同時に行うことが可能になる。
【0022】請求項7に記載の発明は、缶胴を一方の型
に装着し、この缶胴の外周面に印刷された模様に他方の
型を位置合わせし、前記一方の型と前記他方の型とで前
記模様の少なくとも一部に凹凸加工を施したときに、前
記模様と加工された凹凸とが位置合わせされているかど
うかを検査する缶体の検査方法であって、予め、缶胴に
検査用の検査用マークを付しておくとともに前記他方の
型には基準マークを付しておき、所定の検査タイミング
で、第一のカメラで前記缶胴を撮影するとともに第二の
カメラで前記他方の型を撮影し、前記第一のカメラ及び
第二のカメラで撮影された画像の中から、前記検査用マ
ーク及び前記基準マークを探索し、前記基準マークが所
定位置に位置しているかどうかを確認するとともに、前
記撮影画像における前記検査用マークの座標位置を求
め、前記基準マークが所定位置に位置していて、かつ、
前記検査用マークの座標位置が所定の範囲内であるとき
に、前記模様と加工された凹凸とが位置合わせされてい
ると判断する検査方法である。この方法によれば、凹凸
加工中の缶胴のずれを検出することによって、凹凸加工
と模様との位置ずれを検出することができ、検査のため
の専用の工程を設ける必要なく、高速で缶体の検査を行
うことが可能になる。
【0023】請求項8に記載の発明は、前記第一のカメ
ラの撮影画像及び第二のカメラの撮影画像の中に選択領
域を設定し、この選択領域内に前記検査用マーク及び基
準マークが存在するかどうかに基づいて検査を行う検査
方法である。この方法によれば、選択領域を可能な限り
狭く設定することで、検査用マーク及び基準マークを探
索するための領域を狭めることができ、処理に要する時
間を短縮することができるほか、他のマーク等との誤認
防止にも有効である。
【0024】請求項9に記載の発明は、前記検査用マー
クの位置座標及び前記基準マークの位置座標に基づいて
前記検査用マークと前記基準マークの位置関係を求め、
この位置関係が所定の範囲内にあるときに、前記模様と
加工された凹凸とが位置合わせされていると判断する検
査方法である。この方法によれば、検査用マークの座標
位置からだけでなく、他方の型との相対的に位置関係に
よって検査をより正確に行うことが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態
を、図面にしたがって詳細に説明する。まず、本発明の
検査装置及び検査方法が適用される缶体の成形装置の主
要部の構成を、図6にしたがって簡単に説明する。
【0026】左右両端をフレーム111及び112によ
って回転自在に支承された回転軸110の一端側(図6
では左端側)には、回転軸110と同心状に固定歯車1
14がフレーム111に取り付けられている。また、回
転軸110には、回転軸110と一体に回転する回転部
材115が同心状に取り付けられ、その周縁部には、イ
ンナローラ軸101aとアウタローラ軸102aが回転
可能かつ対をなすように複数組(この実施形態では均等
間隔に16組)取り付けられている。凹凸加工を行うイ
ンナローラ101とアウタローラ102は、このインナ
ローラ軸101aとアウタローラ軸102aの一端側に
それぞれ装着される。インナローラ軸101aの他端に
は、固定歯車114と噛合するインナローラ歯車116
が取り付けられている。インナローラ軸101aのイン
ナローラ歯車116とインナローラ101との間には、
中間歯車117が取り付けられ、アウタローラ軸102
aの他端に取り付けられたアウタローラ歯車118と噛
合している。
【0027】これにより、図示しない駆動装置の駆動に
よって、回転軸110の他端(図6の右端)に取り付け
られた歯車113を介して回転軸110が回転すると、
対をなすインナローラ軸101aとアウタローラ軸10
2aは、常に一定の関係の維持したままそれぞれ逆方向
に同期回転する。第一回転部材115には、第一回転部
材115と一体に回転する第二回転部材119が取り付
けられ、この第二回転部材119の周面の、インナロー
ラ101の右側に位置する箇所には、インナーローラ1
01に缶胴を供給するための缶胴保持手段120が設け
られている。
【0028】この缶胴保持手段120は、缶胴11を回
転自在な缶底チャック126で保持した状態でスライド
ガイド121に沿ってスライド体122がスライドし、
ステッピングモータ129の駆動によって缶胴の回転方
向の位置決めを行いながら、缶胴をインナーローラ10
1に受け渡すものである。インナローラ101の外側に
はカム部材140が配置され、このカム部材140によ
って揺動体125が図6の左側に移動し、スライドガイ
ド121に沿ってスライド体122をスライドさせる。
なお、これら構成については本願出願人による特開平9
−192763号と同じであるので、これ以上の詳しい
説明は省略する。
【0029】本発明の検査装置を備えた缶体の成形装置
における凹凸加工の手順を図7に示すが、この実施形態
における凹凸加工の手順において図9に示した従来例と
異なるところは、缶体10に、位置決めマーク17の他
に停止用のマークを設け、各ポットのそれぞれに二つの
センサ151,152,151′,152′(他のポッ
トのものは図示を省略する)を設け、センサ151,1
51′・・・で缶胴11の停止用マークを検出して回転
を停止させ、センサ152,152′・・・で位置決め
マーク17を検出して模様が所定の位置を向いているか
否かを判定するようにしている点と、模様15と凹部1
6の位置が一致しているか否かの検査を、凹凸加工の途
中、すなわち、図7のターレット位置で行うようにし
ている点である。その他については、図9の加工手順と
変わりがないので、従来例で説明した凹凸加工の手順と
同一の部位及び同一の部材には図9と同一の符号を付し
て詳しい説明は省略する。
【0030】本発明の特徴の一つは、このように、凹凸
加工の途中に凹凸加工と模様とが一致しているか否かの
検査を行うようにすることで、検査のための専用の工程
を設ける必要なく、缶体の品質の安定化と凹凸加工の高
速化を図った点にある。
【0031】以下、図1〜図3にしたがって本発明の缶
体の検査装置を説明する。図1は缶体の検査装置の構成
を説明するブロック図、図2は凹凸加工中の缶胴とアウ
タローラの位置関係を示す斜視図、図3はカメラで撮影
された画像を示す図である。図示するように、缶胴11
には、缶底13の近傍に付されたバーコード11bの近
くに、予め検査用の検査用マーク18が付されている。
このように、バーコード11bの近くに付することで、
外観上、検査用マーク18を目立たなくすることができ
る。
【0032】検査装置1は、検査用マーク18が付され
た缶胴11の底部13側の部分を撮影する第一のカメラ
3aと、基準マーク102aが付されたアウタローラ1
02の部分を撮影する第二のカメラ3bと、第一のカメ
ラ3a及び第二のカメラ3bによって撮影された画像を
処理する画像処理部4と、アウタローラ102の回転と
同期して回転するカム等によってスイッチングされる検
査タイミング検出手段としての図示しないスイッチと、
前記スイッチから検出信号が入力されたときに画像処理
部4に対して検査タイミング信号を出力する検査タイミ
ング信号出力部2と、検査タイミング信号が出力された
ときに画像処理部4から得られた結果を演算処理し、こ
の結果に基づいて、加工の結果が良品か不良品かを判断
する判断部7と、予め設定された各種設定内容を記憶す
るメモリ8とを有する。
【0033】図1に示すように、画像処理部4の処理結
果及び判断部7の判断結果を表示するためのディスプレ
イ6を設けるとよい。また、メモリ8への入力等は、キ
ーボードなどの入力部5の操作によって行うことができ
る。前記スイッチは、アウタローラ102の回転と同期
してタイミング信号を検出することができるものであれ
ば、光電スイッチ等の電気的スイッチのほか、マイクロ
スイッチ等の機械的なスイッチであってもよい。
【0034】第一のカメラ3a及び第二のカメラ3b
は、凹凸加工の途中、すなわち、図7のターレット位置
に配置される。なお、凹凸加工の加工位置と缶体10
の模様15(図6参照)の位置ずれを検査することがで
きるのであれば、カメラ3は図7のターレット位置〜
又は,排出位置Aのいずれに配置してもよい。図7
のターレット位置〜は、アウタローラ102とイン
ナーローラ101との間で缶胴11が強固に挟み付けら
れていて、インナーローラ101に対する缶体10の移
動及び回転が拘束されているので、この間に検査用の第
一のカメラ3a及び第二のカメラ3bを配置すること
で、凹凸加工による加工位置と缶体11の模様15の位
置ずれを正確に検査することができるという点で好まし
い。
【0035】また、第一のカメラ3a及び第二のカメラ
3bは、撮影した画像を画像処理部4で処理することに
より、撮影画像の中から特定の領域を抽出したりマーク
18,102aを認識したりすることができるものであ
ればよい。特に、撮影した画像を二値データ(デジタル
データ)で画像処理部4に送信することができるCCD
カメラ等を用いるのがよい。これら第一のカメラ3a及
び第二のカメラ3bは、凹凸加工中の振動などによって
容易に撮影位置が変化しないように、缶体の成形装置等
に位置決めしてしっかりと固定する。また、第一のカメ
ラ3a及び第二のカメラ3bの撮影画像の中から検査用
マーク18及び基準マーク102bを識別しやすくする
ために、第一のカメラ3a及び第二のカメラ3bの撮影
部位を照らすライト等の照明器具を、第一のカメラ3a
及び第二のカメラ3bの近傍に設けるとよい。
【0036】画像処理部4は、第一のカメラ3a及び第
二のカメラ3bから送信された画像データを処理する。
検査タイミング信号出力部2から検査タイミングの入力
があったときは、図3に示すような検査タイミング信号
が入力されたときの画像、すなわち、缶胴11の検査用
マーク18を撮影した第一の画像30及びアウタローラ
102の基準マーク102aを撮影した第二の画像40
をディスプレイ6上に並べて表示するとともに、二値デ
ータで判断部7に送る。
【0037】メモリ8には、ディスプレイ6に表示され
ている第一の画像30及び第二の画像40のどの位置に
選択領域31,41を設定するかが、キーボード5によ
って予め入力されて記憶されている。選択領域31,4
1の位置及び後述する検査用マーク31,基準マーク1
02bの位置は、予めディスプレイ6の画面上に設定さ
れた第一の基準位置32及び第二の基準位置42を原点
とする位置座標や距離で決定することができる。第一の
基準位置32及び第二の基準位置42の設定は、ディス
プレイ6の画面を見ながらキーボード入力によって行う
ことができる。
【0038】第一の基準位置32は、ディスプレイ6に
表示された第一の画像30における検査用マーク18の
位置を決定するための基準となるものである。第一の基
準位置32は、ディスプレイ6の画面上の任意の位置に
設定することができる。この実施形態では、第一の基準
位置32は、図3に示すように、第一の画像30の左隅
に設定されている。また、第二の基準位置42は、ディ
スプレイ6に表示された第二の画像40における基準マ
ーク102aの位置を決定するための基準となるもので
ある。第二の基準位置42も、第一の基準位置32と同
様に、ディスプレイ6の画面上の任意の位置に設定する
ことができる。この実施形態で第二の基準位置42は、
第二の画像40の右隅に設定されている。
【0039】前記した第一の基準位置32及び第二の基
準位置42を原点として、メモリ8に予め記憶された記
憶内容にしたがって、第一の画像30及び第二の画像4
0にそれぞれ選択領域31,41が設定される。画像処
理部4は、選択領域31,41内の画像情報を作成す
る。この画像情報は、選択領域31,41内の画素の白
黒(明暗)の配列に基づいて作成することができる。
【0040】選択領域31,41の大きさは、第一の画
像30及び第二の画像40の全体であってもよいが、第
一の画像30及び第二の画像40の一部を占め、かつ、
マーク18,102aを含むように一定の大きさとして
もよい。マーク18,102aと同じ大きさであっても
よい。この実施形態のように、撮影された画像30,4
0の中から比較的狭い範囲の選択領域31,41を予め
設定しておくことで、所定形状の検査用マーク18及び
基準マーク102aを画像30,40の全体を走査して
探索する必要が無くなる。すなわち、選択領域31内に
検査用マーク18の存在が認められないとき、又は、選
択領域41内に基準マーク102aの存在が認められな
いときは、ただちに不良品であると判断することがで
き、処理時間を大幅に短縮することができる。
【0041】また、図3に示すように、選択領域31内
に、検査用マーク18の他にバーコード11bや缶胴1
1に付された模様等の一部又は全部を含ませ、これらを
画像情報としてメモリ8に予め登録しておくことで、誤
認を生じさせやすい他のマーク(例えば位置決めマーク
17)や模様等が存在していても、判断部7は検査用マ
ーク18と他のマーク等とを確実に識別することができ
る。すなわち、判断部7は、選択領域31から取り出さ
れた検査用マーク18を含む画像情報と、予めメモり8
に記憶された選択領域31内の画像情報とが同一かどう
かを比較することで、誤認等の間違いを生じにくくして
いるわけである。この判断は、選択領域31という第一
の画像30内の限定された領域内で行えばよいので、こ
のような処理を行う場合にも、検査装置のCPUにかけ
る負担を小さくすることができ、短時間で処理を終了す
ることができるという利点がある。
【0042】判断部7は、選択領域41内に基準マーク
102aが存在すると判断したときであって、かつ、選
択領域31内に検査用マーク18が存在すると判断した
とき、又は選択領域31内の画像情報が予め設定された
メモリ8内の画像情報と一致したときに、以後の検査処
理を実行する。判断部7は、画像処理部4から送信され
た画像情報を演算処理し、第一の基準位置32を原点と
する検査用マーク18の位置座標及び第二の基準位置4
2を原点とする基準マーク102aの位置座標を求め
る。そして、予め設定された検査用マーク18の許容範
囲(しきい値)α,βに基づいて、検査用マーク18の
位置が許容範囲α,βの範囲外である場合には、不良品
であるとして図示しない缶体の成形装置の制御部に出力
信号を送信する。前記した許容範囲α,βは、第一の画
像30における検査用マーク18の位置座標に基づいて
設定することができる。
【0043】次に、本発明の検査方法の好適な一実施形
態を、図1〜図7を参照しながら説明する。なお、図4
及び図5は本発明の検査方法の実施形態にかかるフロー
チャートで、図4は凹凸加工開始前の各種基準値の設定
手順を示し、図5は凹凸加工を行う際の検査手順を示
す。最初に、図4にしたがって各種基準値の設定の手順
を説明する。
【0044】まず、第一のカメラ3a及び第二のカメラ
3bを配置している図7のの位置に、検査の基準とな
る缶胴11及びアウターローラ102を正確に位置させ
る。そして、検査タイミング信号出力部2から検査タイ
ミング信号が出力されている状態にする。この状態で設
定を開始する(ステップS10)。ディスプレイ6に
は、図3に示すように、第一のカメラ3aによって撮影
された第一の画像30と、第二のカメラ3bによって撮
影された第二の画像40とが左右に並べて表示される。
この状態で、ディスプレイ6の画面の左上の隅に第一の
基準位置32を設定し、前記画面の右上の隅に第二の基
準位置42を設定する(ステップS11,S14)。こ
の設定結果は、メモリ8に記憶される。
【0045】なお、これら第一の基準位置32及び第二
の基準位置42は、凹凸加工を施す模様な缶胴の大きさ
などの缶体の種類が切り替わっても、設定を変更する必
要は特にない。したがって、一度第一の基準位置32及
び第二の基準位置42を設定してメモリ8に記憶させて
しまえば、次の缶体からはステップS11,S14の工
程は省略することが可能である。
【0046】次いで、第一のカメラ3aが撮影している
第一の画像30の中から、缶胴11の検査用マーク18
を含む領域部分を選択する(ステップS12)。このよ
うにして選択された領域が選択領域31である。なお、
選択領域31は面積が広いほど処理しなければならない
データ量が増え、処理時間も長くなるため、確実に他の
マークや模様等との識別ができる範囲内で、可能な限り
狭く選択するのが好ましい。また、図3に示すように、
検査用マーク18の他にバーコード11bの一部又は全
部が含まれるように選択領域31を設定することで、他
のマークや模様等と検査用マーク18の識別を確実に行
うことができるようになる。
【0047】このようにして選択した選択領域31及び
この選択領域31内の検査用マーク18を含む画像情報
をメモリ8に記憶させる(ステップS13)。この際、
凹凸加工を行う際の各ターレット位置における缶胴11
の保持位置や缶胴11ごとの検査用マーク18の印刷位
置のばらつき等を考慮して、ディスプレイ6の表示画面
のX座標軸上及びY座標軸上に予め許容範囲α,βを設
定しておく。以上の手順で、缶胴11側の設定が完了す
る。同様にして、アウタローラ102側の設定を行う。
【0048】第二の画像40の中から、基準マーク10
2aを含む領域を選択する(ステップS15)。この
際、基準マーク102aが、選択された領域のほぼ中央
に位置するようにするのが好ましい。このようにして選
択された範囲が、選択領域41である。この選択領域4
1も、凹凸加工と缶体10の模様15とが一致している
か否かの判断の基準となるため、16個あるターレット
位置におけるアウタローラ102のばらつきを考慮し
て、可能な限り狭い範囲とするのが好ましい。このよう
にして選択した選択領域41に含まれる基準マーク10
2aに関する情報を、メモリ8に記憶させる(ステップ
S16)。メモリ8に記憶された検査用マーク18を含
む選択領域31の画像情報及び基準マーク102aを含
む選択領域41の画像情報は、判断部7が選択領域3
1,41から検査用マーク18及び基準マーク102a
を探索する際に用いられる。
【0049】さらに、この実施形態のように、検査用マ
ーク18と基準マーク102aとの適切な位置関係の範
囲を設定するようにしてもよい。例えば、検査用マーク
18と基準マーク102aとの距離を求め、この距離
を、検査を行う際の基準となる距離としてメモリ8に記
憶させる(ステップS17)。この距離に対しても、各
ターレット位置ごとのばらつきを考慮して許容範囲を予
め決めておき、この許容範囲とともにメモリ8に記憶さ
せておくとよい。これらの設定は、ディスプレイ6の画
面を見ながら、入力部5の操作によって行うことができ
る。以上の手順によって各種設定値の設定手順を終了す
る(ステップS18)。
【0050】次に、凹凸加工を実際に行う際の検査の手
順を、図5のフローチャートにしたがって、図1〜図3
及び図7を参照しながら説明する。図7のターレット位
置において、第一のカメラ3aによる缶胴11の撮影
と、第二のカメラ3bによるアウタローラ102の撮影
とが行われる(ステップS32)。図示しないスイッチ
が検査のタイミングを検出することで、検査タイミング
信号出力部2から検査タイミング信号が出力されると
(ステップS33)、メモリ8に設定された記憶内容に
したがって、第一のカメラ3aの第一の画像30(図3
参照)の中の所定位置に選択領域31が設定され(ステ
ップ34)、第二のカメラ3bの第二の画像40(図3
参照)の中の所定位置に選択領域41が設定される(ス
テップS35)。
【0051】選択領域31及び選択領域41では、メモ
リ8に記憶された検査用マーク18及び基準マーク10
2aに関する情報に基づいてマーク18,102aの探
索が行われ(ステップS36,S37)。選択領域3
1,41内でマーク18,102aが見つからなければ
(ステップS38,S39)、不良品と判定して(ステ
ップS48,S49)以後の検査は行わない。さらに、
判断部7は、先に説明したように、メモリ8に記憶され
た選択領域31内の画像情報、例えば、検査用マーク1
8及びバーコード11bの一部を含む画像情報とメモリ
8に予め記憶された選択領域31内の画像情報とを比較
する(ステップS40)。そして、両者が一致せず、か
つ、ずれ量が許容範囲(図3のα,βの範囲内)外であ
ると判断した場合には不良品と判定して以後の検査は行
わない(ステップS48)。次いで、判断部7は、第一
の基準位置32を原点とする検査用マーク18の位置を
演算し(ステップS41)、得られた位置がメモリ8に
予め設定された許容範囲内(図3のα,βで囲まれた範
囲内)であるかどうかを判断する(ステップS43)。
許容範囲内でなければ、不良品と判定して以後の検査は
行わない(ステップS48)。
【0052】同様に、判断部7は、選択領域41内に基
準マーク102aが存在すると判断した場合は(ステッ
プS39)、第二の基準位置42を原点とする基準マー
ク102aの位置を演算し(ステップS42)、この位
置がメモリ8に予め設定された許容範囲内であるかどう
かを判断する(ステップS44)。許容範囲内でなけれ
ば、不良品と判定して以後の検査は行わない(ステップ
S49)。また、判断部7は、ステップS44,S45
で得られたマーク18,102aの位置から、検査用マ
ーク18及び基準マーク102aの位置関係、例えば距
離を演算によって求め(ステップS45)、メモリ8に
予め設定された基準となる位置関係(例えば距離)及び
その許容範囲と比較する(ステップS46)。
【0053】その結果、許容範囲内であると判断したき
は、良品であると判定して(ステップS47)して図示
しない缶体の成形装置の制御部に出力信号を送信し、許
容範囲外であると判断したときは、不良品であると判定
して(ステップS49)、図7の排出位置Aから機外に
排出したのち、不良品であるとして加工ラインから排除
する。以下、上記ステップの繰り返しによって検査が繰
り返される。なお、上記のステップS32〜S49に基
づく処理は、図1の検査装置1において数十ms単位の
時間的オーダーで実行されるため、毎分数百缶という高
速加工にも十分に対応することができる。
【0054】本発明の好適な実施形態について説明した
が、本発明は上記の実施形態により何ら限定されるもの
ではない。例えば、マーク18,102aの位置を決定
するための基準となる基準位置32,42は、第一の画
像30及び第二の画像40の隅部に設定するものとして
説明したが、基準位置32,42の設定位置は任意であ
り、例えば、ディスプレイ6の画面の中央に、基準位置
を設定することもできる。このようにすることで、一つ
の基準位置を第一の画像30及び第二の画像40で共有
することができる。また、上記した検査装置及び検査方
法の実施形態では、検査のための検査用マーク18を例
に挙げて説明したが、このようなマークに限らず、文字
の一部や他の模様であってもよい。
【0055】さらに、上記の実施形態では、インナーロ
ーラ101に缶胴11が装着されているか否かを第一の
カメラ3aの第一の画像30によって行うものとした
が、凹凸加工を行う前(例えば図7のターレット位置
)に、インナーローラ101に缶胴11が装着されて
いるか否かを検出する検出手段を設け、インナーローラ
101に缶胴11が装着されていないときには缶胴11
の凹凸加工の検査を行わないようにするようにしてもよ
い。
【0056】また、画像処理部4及び判断部7は第一の
カメラ3a及び第二のカメラ3bに共通のものであるこ
とを前提に説明したが、画像処理部4及び判断部7を各
カメラ3a,3bごとに設け、各カメラ3a,3bで撮
影された画像を並列処理することで、より高速に検査を
行なうことが可能になる。さらに、図5で示したステッ
プS40については、省略が可能である。この場合は、
他のマーク等との誤認を避けるために、検査用マーク1
8の長さ、幅、形状等を予めメモり8に記憶させておく
とともに、選択領域31を検査用マーク18と同一又は
検査用マーク18に合わせて可能な限り小さく設定する
とよい。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、缶胴の模様に位置合わ
せして凹凸加工を施す場合に、前記模様と凹凸加工とが
一致しているかどうかを高速かつ確実に検査することが
できるので、凹凸加工の高速化を図ることができる。ま
た、このような検査を行うための専用の工程が必要ない
ので、缶体の成形装置への缶体の導入から排出までの工
程数を短縮することができるしたがって、毎分数百缶と
いう高速加工においても、缶体を確実に検査して缶体の
品質を安定的にすることができる。
【0058】さらに、二つのカメラで缶胴及び他方の型
のマークを別々に撮影するようにしているので、マーク
情報を各カメラで確実に読みとることができ、誤動作の
ない信頼性の高い検査装置及び検査方法を得ることがで
きる。また、選択領域内の画像情報と予め設定された画
像情報とを比較することで、マーク等の誤認を確実に防
止することができ、信頼性の高い検査装置及び検査方法
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】缶体の検査装置の構成を説明するブロック図で
ある。
【図2】凹凸加工中の缶胴とアウタローラの位置関係を
示す斜視図である。
【図3】缶胴用のカメラの撮影画像を示す図である。
【図4】本発明の検査方法の一実施形態にかかるフロー
チャートで、凹凸加工開始前の各種設定値の設定手順を
示す。
【図5】本発明の検査方法の一実施形態にかかるフロー
チャートで、凹凸加工を行う際の検査手順を示す。
【図6】本発明が適用される缶体の成形装置の主要部の
構成を説明する図である。
【図7】図6の缶体の成形装置による凹凸加工の手順を
説明する図である。
【図8】缶体の斜視図である。
【図9】本発明の従来例にかかり、凹凸加工の手順を説
明する図である。
【符号の説明】
1 検査装置 2 検査タイミング信号出力部 3a 第一のカメラ 3b 第二のカメラ 4 画像処理部 5 入力部 6 ディスプレイ(表示手段) 7 判断部(判断手段) 8 メモリ(記憶手段) 10 缶体 11 缶胴 11a 模様 15 凹凸加工用の模様 17 位置決めマーク 18 検査用マーク 30 第一の画像 31 選択領域 32 第一の基準位置 40 第二の画像 41 選択領域 42 第二の基準位置 101 インナーローラ(一方の型) 102 アウタローラ(他方の型) 102a 基準マーク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶胴を装着する一方の型と、この缶胴の
    外周面に印刷された模様に位置合わせされる他方の型と
    で前記缶胴の前記模様の少なくとも一部に凹凸加工を施
    す缶体の成形装置に設けられ、前記模様と加工された凹
    凸とが位置合わせされているかどうかを検査する缶体の
    検査装置において、 缶胴の所定位置に付された検査用マーク及び前記他方の
    型の所定位置に付された基準マークと、 所定位置に位置決めされ、凹凸加工中の缶体を撮影する
    第一のカメラ及び凹凸加工中の前記他方の型を撮影する
    第二のカメラと、 前記凹凸加工中に、検査タイミングを検出する検査タイ
    ミング検出手段と、 前記第一のカメラ及び第二のカメラによって撮影された
    画像を処理する画像処理手段と、 前記検査タイミング検出手段が前記検査タイミングを検
    出したときに、前記第一のカメラの撮影画像の中から前
    記検査用マークを探索するとともに前記第二のカメラの
    撮影画像の中から前記基準マークを探索し、前記検査用
    マーク及び基準マークが発見されたときに、少なくとも
    前記検査用マークの位置を演算によって求め、この位置
    が所定の範囲内にあるときに、前記模様と加工された凹
    凸とが位置合わせされていると判断する判断手段と、 を有することを特徴とする缶体の検査装置。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、少なくとも前記検査用
    マークについて、検査用マークを含む部分の画像情報
    が、予め設定された基準画像情報と一致するかどうかを
    判断することを特徴とする請求項1に記載の缶体の検査
    装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、前記検査用マークの位
    置と前記基準マークの位置とから両者の位置関係を求
    め、この位置関係が予め設定された範囲内にあるかどう
    かを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    缶体の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記検査用マークの位置を求めるための
    基準位置を前記第一のカメラの撮影画像の所定位置に予
    め設定し、前記基準マークの位置を求めるための基準位
    置を前記第二のカメラの撮影画像の所定位置に予め設定
    したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    缶体の検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第一のカメラの撮影画像内又は第二
    のカメラの撮影画像内に予め選択領域を設けておき、前
    記検査タイミングが検出されたときに、前記判断手段が
    前記選択領域に前記検査用マーク又は基準マークが存在
    するかどうかを判断し、前記検査用マーク又は前記基準
    マークが存在するときに、以後の処理を続行する判断を
    行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    缶体の検査装置。
  6. 【請求項6】 前記第一のカメラの撮影画像及び第二の
    カメラの撮影画像を並べて表示するディスプレイをさら
    に有し、このディスプレイの表示画面上で前記選択領域
    及び前記基準位置の設定を行うことを特徴とする請求項
    4又は5に記載の缶体の検査装置。
  7. 【請求項7】 缶胴を一方の型に装着し、この缶胴の外
    周面に印刷された模様に他方の型を位置合わせし、前記
    一方の型と前記他方の型とで前記模様の少なくとも一部
    に凹凸加工を施したときに、前記模様と加工された凹凸
    とが位置合わせされているかどうかを検査する缶体の検
    査方法であって、 予め、缶胴に検査用の検査用マークを付しておくととも
    に前記他方の型には基準マークを付しておき、 所定の検査タイミングで、第一のカメラで前記缶胴を撮
    影するとともに第二のカメラで前記他方の型を撮影し、 前記第一のカメラ及び第二のカメラで撮影された画像の
    中から、前記検査用マーク及び前記基準マークを探索
    し、 前記基準マークが所定位置に位置しているかどうかを確
    認するとともに、前記撮影画像における前記検査用マー
    クの位置を求め、 前記基準マークが所定位置に位置していて、かつ、前記
    検査用マークの位置が所定の範囲内であるときに、前記
    模様と加工された凹凸とが位置合わせされていると判断
    すること、 を特徴とする缶体の検査方法。
  8. 【請求項8】 表示手段に表示された画面上で前記第一
    のカメラの撮影画像及び第二のカメラの撮影画像の中に
    選択領域を設定するとともに、前記検査用マーク及び基
    準マークの位置を決定するための基準位置を設定し、 前記選択領域内に前記検査用マーク及び基準マークが存
    在するかどうかを判断し、 前記選択領域内に前記検査用マーク及び基準マークが存
    在するときに、前記基準位置を原点とする前記検査用マ
    ーク及び基準マークの位置を求めることを特徴とする請
    求項7に記載の缶体の検査方法。
  9. 【請求項9】 前記検査用マークの位置及び前記基準マ
    ークの位置から前記検査用マークと前記基準マークの位
    置関係を求め、この位置関係が予め設定された所定の範
    囲内にあるときに、前記模様と加工された凹凸とが位置
    合わせされていると判断することを特徴とする請求項7
    又は8に記載の缶体の検査方法。
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CN106442322A (zh) * 2016-08-17 2017-02-22 广州珐玛珈智能设备股份有限公司 一种摄像机摆动检测机构

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